2021年11月7日 10:00
【婚姻届に判を捺しただけですが 3話】極端な「偽装結婚」に走った百瀬の心理とは・ネタバレあり
しかし、プレゼンの担当が体調不良で参加できなくなってしまう。
そんな時に代打として百瀬が現れ、プレゼンは成功する。まともに打ち合わせもできなかったのにどうして上手くいったのか疑問に思う明葉。
百瀬は「企画やデザインに魅力を感じてたから、説得力のあるプレゼンができた」という旨を伝える。2人の距離も深まったところで、百瀬の心のシャッターが開き始める。
「大加戸さんの遠慮ない言葉、好きですよ僕は」「美晴とのことを聞いてもらってもいい」と言う百瀬に「話したいことだけで」と伝える明葉。
そして美晴との思い出を話す百瀬。冒頭の結婚祝いの場で明葉は「百瀬にこんなに仲の良い友達がいたなんて意外」という旨の感想を抱く。
この感想はある意味正しい。百瀬があのような環境を手に入れられたのは美晴のおかげだったのだ。
そんな美晴と自分の兄の結婚について百瀬は「気づいたら2人が結婚してた」と話す。
好きな人と自分の兄の恋愛フラグに全く気づかないなんて、幾ら何でも鈍すぎるのではないだろうか。
思えば百瀬は、人の気持ちを考えていないような言動をすることがあった。
明葉に対する容赦ない言葉選びがその筆頭であるが、もしかしたら人間の感情に気を向けることが極端に苦手なのかもしれない。