【婚姻届に判を捺しただけですが 9話】不毛へ突き進む百瀬と頑張る当て馬たち・ネタバレあり
と返されるなど、百瀬には散々振り回されてきた。
そんな彼女が今回の百瀬の返しを「明葉への想いを恋かと思っていたけど、ハグしてみたらやっぱり違った」という風に解釈するのは自然なことである。
気持ちを伝える前に離婚なんてしたら、こじれて当然なのだ。
「誠実に向き合うために関係をリセットする」「僕たちはこれから始まるんだ」なんてウキウキする百瀬のポンコツ鈍感っぷりに、頭を抱えた視聴者も多かったのではないだろうか。
なお、百瀬の話を聞いた麻宮はこんな金言を残している。
「明葉さんがずっと自分のこと好きでいてくれるなんて思わないほうがいいってことです。人の気持ちが冷めるのなんて一瞬ですから」
恋愛は両想いだから必ず成就するというものではない。
一瞬のズレや何気ない一言で終わってしまうことも珍しくないのだ。
実際、作中では離婚後に明葉と接触しようとして冷たくあしらわれる百瀬の姿が繰り返し描かれている。一方、明葉は唯斗に「もう疲れちゃった。全部終わりにしたい」と本音を漏らす。
それを受けた唯斗は、百瀬に告白しなかった理由を問い詰める。
「遠くから思い続けているだけで良い」という百瀬に痺れを切らした唯斗は、彼らしい言葉ではっぱをかける。