【婚姻届に判を捺しただけですが 9話】不毛へ突き進む百瀬と頑張る当て馬たち・ネタバレあり
「ビビって告白できない言い訳でしょ」
「一生不毛な恋してろ、バーカ」
都市を一瞬で崩壊させるほどの破壊力を持つ高杉真宙の「バーカ」に悶えつつ、すっかり当て馬ムーブが板についてしまった唯斗に一抹の寂しさも感じる。
高杉真宙好きの視聴者としては「もっと好き勝手に振る舞っても良いんだよ…」という気持ちになるが、この台詞は百瀬の本質を理解している唯斗だからこそ言えるものでもある。
唯斗が言うように、百瀬は告白をする勇気が持てず『不毛な恋』に逃げ込んでいるだけなのだろう。
人の気持ちを推し量ることが苦手な百瀬が、告白を恐れる気持ちも理解できる。
でも、その『尊大な恐怖心』こそが明葉の心に深い傷をつけてしまったことに気づかなければならない。
恐怖に打ち勝って一歩を踏み出さなければ、何も伝わらずにすれ違うだけなのだ。
明葉の心を溶かした百瀬の行動
その後、明葉がコンペで煮詰まっていることを知った百瀬は、仕事の資料やお弁当など様々なものを差し入れる。
最初は冷たく接していたものの、徐々にほだされていく明葉。
そしてついに、百瀬は明葉からのメールを受け取ることに成功する。
明葉はLINEではなく仕事用のメールを使って百瀬に連絡しており、2人の間には明確な距離が存在することが分かる。