【婚姻届に判を捺しただけですが 9話】不毛へ突き進む百瀬と頑張る当て馬たち・ネタバレあり
それでも、好きな人からのメッセージは嬉しいもの。
喜びと愛おしさが混ざったような表情を浮かべる百瀬に、テレビ画面を飛び越えて「良かったね」と声をかけたくなってしまった。
そしてコンペの発表日。
明葉は残念な結果に打ちひしがれていた。職場でお疲れさま会をやっていると、そこに明葉の憧れの作家・丸園ふみ(西尾まり)が現れる。
コンペの審査員でもあった彼女は「(明葉の作品を)ちゃんと見て良かったわ」と賛辞を贈る。
実はコンペは出来レースであり、丸園も当初は明葉の作品を見ていなかった。
そのことを知った百瀬が頼み込んだ結果、作品を見るに至ったと言う。
この百瀬の行動が明葉の心を溶かすきっかけになったのだが、2人がよりを戻す上での決定的な一手を指したのは唯斗と麻宮である。
「しんどいって好きだからなんだね」「あっきーが泣きたくなったら俺、いつでも付き合うからさ」と『友達』の立場から背中を押す唯斗。
2人を強引に再会させ、『密室で2人っきり』という状況を作り上げた麻宮。
合コンであおったり弁当をたかったりしていた2人が、作中屈指のアシストキャラになる。
現実ではなかなか起こらないようなことだが、これもドラマの醍醐味である。