【『正直不動産』第9話感想・考察】愛着の湧くキャラクター、永瀬・山下智久にキュンとした瞬間
とても潔く、「よくぞ言ってくれました」とも思った。
まだ古い時代の考え方にとらわれ、窮屈を感じ苦しんでいる人は多いだろう。
大衆の意識を少しずつ変えていかなければならない。『正直不動産』第9話からは、そんな熱い想いと挑戦的なメッセージを感じた。
ついに明らかになった!ミネルヴァ鵤社長と花澤の過去
登坂不動産の人員までも奪い出したミネルヴァ不動産。
鵤(高橋克典)がここまでする理由が気になる永瀬は、偶然出会った桐山(市原隼人)に鵤の過去について聞く。
鵤は幼い頃に両親に捨てられ天涯孤独だった。
不動産屋の里親に引き取られたが、虐待を受けて育つ。
しかし、里親は住元不動産を騙した地面師の主犯格で潜伏先のフィリピンで逮捕され、獄中で死亡。
その逮捕に協力したのが登坂社長だった。
では登坂社長への攻撃は、父親の敵討ちかとも思われたが、そうではなかった。
鵤は父親を憎んでいたのである。自分が殺すはずだったのに、登坂のせいで父親は獄中であっさり死んだ。だから登坂を恨んでいるのである。
実に歪んだ動機だ。地面師の逮捕に協力した登坂社長は何も悪くない。
腑に落ちない気持ちになったのは視聴者も永瀬も同じだろう。