【石子と羽男 第2話 感想】親ガチャというテーマに切り込む第2話・ネタバレあり
だが、ガチャが当たりだ外れだと言い訳をしても何も生まれない。
だったら、その前に自分だけの価値を見出せるよう行動を起こすことの方が、きっと自分の人生のためになる。
たとえそれが誰かを頼る行動でも良いのだ。そのために石子や羽男という、暮らしを守ってくれる存在がいる。
自分や誰かを恨む前に声を上げること。二話でも物語の根幹にあるメッセージを強く感じることができた。
相手に抱く第一印象は、切り取られた1ページにすぎない
そして返金の目処が立ったことを親子に報告しに行った石子達だったが、瑛子から返金は求めないと言われる。
我が家のルールとして、お互いの罰と責任として受け止めることにしたのだ。
母を幸せにするために決めた受験が、かえって負担になっているのではないかと孝多はずっと悩んでいた。
そして、自然に塾をやめるため思いついた最善の方法が『受験ノイローゼ』だったのだ。
取り返しのつかないことをしたのはもう変えられないと、受験を諦めると言う孝多に瑛子は、「孝多がしたいならやっていいんだよ」と笑顔で伝える。
初め瑛子に感じた不穏は、切り取られた1ページにすぎなかった。
仕事の合間を縫って一人でも寂しくないように動画を撮るなど、孝多のためを思い『母親』を頑張っていた。