【『アトムの童(こ)』第4話感想・考察】山﨑賢人&松下洸平が作り出すドラマの魅力
ここまで順調にやってきていた二人なだけに、「ここで喧嘩はやめて…」視聴者も皆、そう思ったことだろう。
空気の悪い社内で気を遣うアトム玩具のメンバーたちも、なんだかいたたまれない様子であった。
結果的に外注していたクリエイターの制作物がどうも気に入らない那由他。
そんな那由他に隼人は「超絶わがままじゃん」と笑い、「お前の超絶わがまま、俺がとことんつきあってやるよ」と答えた。
同じ気持ちだと再認識した那由他は「やっぱお前最高だわ!」と隼人への想いをぶつける。
どうなることかとヒヤヒヤしていた二人の関係は、すぐに元に戻った。
時にぶつかることはあっても、ゲームに対する想いは一緒なんだと確信させられる。
二人の熱い友情に胸が熱くなった瞬間だった。
二人はお互いにないものを持っていて、一人では成立しない。
彼らもそれがわかっているからこその絆の固さ。それが伝わるシーンだった。
この二人が一緒なら最強だ、そう思わせてくれた。彼らの行く末を最後まで見届けたいと心から思わせてくれたワンシーンである。
これまでの日曜劇場とはここが違う!
日曜劇場の鉄板といえば、池井戸作品である『半沢直樹』や『下町ロケット』などが有名である。