【『VIVANT』感想6話】堺雅人、松坂桃李、二宮和也…キャラクターの魅力が次々に咲く展開
だが、「乃木のことをもっと知りたい」と語る言葉に比して、薫自身の出自の話は語られない。
ただ、遠い国からきた身寄りのない少女が生死を賭けて手術に向かうとき、乃木、野崎、薫、ドラム(富栄ドラム)の4人がジャミーンの無事を祈る気持ちは純粋に同じ方向を向いたような熱量のものには違いない。
あくまで法にのっとった存在である公安と、法を逸脱した存在の別班。乃木と野崎が再び協力しあう時がくるのか、それともあくまで追い追われる関係なのか。
何もかもが疑わしく、目まぐるしい物語だが、その緊張感は心地よい。
張りつめた糸のまま、我々視聴者をを引っ張って、ドラマは終盤に向かおうとしている。
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[文・構成/grape編集部]
かな
SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。
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