くらし情報『「つっぱり棒」作る3代目社長 夫婦二人三脚で業界トップを守る』

2021年11月14日 06:00

「つっぱり棒」作る3代目社長 夫婦二人三脚で業界トップを守る

そう思うと、釈然としなくて、差し伸べられた手を、最初は素直に握れませんでしたね」

■「いま振り返ると、ただただ虚勢を張っていた」と竹内さん

「短い記者生活のなか、もしかしたらいちばんの収穫かも」 こう言って竹内さんはガッツポーズでおどけてみせた。

県庁担当の記者だった竹内さんには運命の出会いがあった。記者仲間から誘われて顔を出した県職員との食事会。そこにいたのが、のちの夫・一紘さんだったのだ。

「私も変わり者ですけど、彼もそうとう変わっていて。県の職員なのに、革ジャン姿で県庁に出勤してましたから(笑)」

建築士の資格を有し、建築課に勤務していた一紘さん(41)。彼の先輩が「電話番号、交換せいよ」とお節介を焼いたことから、2人は急接近し、交際するように。

「交際中、彼にも『自分は記者の仕事に向いてない、つらい、メンタルやばい』と伝えてました。
でも、辞めて親の会社に転職するって、なんだか負けな気がして、踏ん切りがつかなかった。そのとき、彼が『そうまでして続ける必要ない』と言ってくれて。『やりたい仕事を探し求める転職もいいけど、請われて入る会社の枠の中で、自分のやりたいこととの重なりを見つけてみたら』ってアドバイスも」

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