付き合う前には「ママ気をつけたほうがいいよ」と忠告してくれた娘が、「彼しかいない」と言ってくれた。新山千春さんインタビュー【3】
もあにも「なんだか優しくなったね」と言われました。
新山特にシングルマザーの方々って、人生のなかで傷ついたり辛い思いをされている方も多いと思います。色々な人生経験していると思うんですよね。私も離婚を経てからは、ちょっとやそっと傷ついたところで、きっと芯までは揺るがないから大丈夫だろう、というところがありました。だからこの恋愛では、そういったことも含めて楽しめるかどうか、余裕を持てるかどうか、ジャッジができました。
ーー大人ですね。
新山いえいえ、それまでの経験が強くさせてくれたのかな。でもやっぱり、好きになっていけばいくほど「うわあ……別れたら傷つくやつだ……」と思うようになって、その気持ちを彼に話したらすごく怒られたことがあります。
ーーなぜでしょう?
新山「なんでいまから別れのことを考えるの?」って。それはそうですよね。そのときは仲良くお付き合いしているのに、なんで?って。たぶん、私は一度離婚を経験しているからか、「最悪別れることになったら、感情が大変だろうな」とか、別れがどんな傷になるのかを想定することで自分を守る、というクセがついてしまったように思います。
アメリカ旅行中に娘の高熱が下がらなくなって
新山彼には「そういうことは言わなくていいと思う。