第67回グラミー賞ノミネート! 宅見将典インタビュー “グラミー賞を目指す”と公言してから実現までのサクセスストーリー
年齢も年齢ですからね。受賞時は45歳だったので。
――仕事の幅も広がってますよね。
はい、ありがたいことに。パラマウント社のライブラリー音楽の制作だったり、後はポリスのドラマーのスチュワート・コープランドに声をかけてもらって、彼のカバーアルバム『Message In A Bottle』に三味線で参加したんですよ。後は映画音楽。去年は映画『告白 コンフェッション』のサウンドトラックを担当させて頂き、ちょうど今、来年(2025年)公開の映画でも制作をさせて頂いています。
――そして、Masa Takumi名義でリリースした楽曲「Kashira」が『第67回グラミー賞』の「グローバル・ミュージック・パフォーマンス」部門にノミネートされました。
「Kashira」は、4月に公開されたVシネマシリーズ「日本統一」の最新映画『氷室蓮司』主題歌。日本の伝統楽器や二胡と欧米的なビートを融合させた楽曲ですね。
主演・プロデューサーの本宮泰風さんから「『Sakura』のような曲をお願いします」というお話をいただいたんです。映画『氷室蓮司』は台湾ロケだったので、メインの楽器を中国の伝統楽器の二胡にして。