第67回グラミー賞ノミネート! 宅見将典インタビュー “グラミー賞を目指す”と公言してから実現までのサクセスストーリー
アメリカでは二胡でメロディを弾いている楽曲はあまり聴かれていないだろうし、三味線との絡みも面白いかなと。グラミーにおいては、「グローバル・ミュージック・パフォーマンス」にエントリーしました。アルバムではなく楽曲を対象にした部門なんですが、ノミネートの数は5作品だったり6作品だったり、年によって違うんですよ。今年は6作品がノミネートされたのですが、私の名前が呼ばれたのは6番目でした。心臓に悪いです(笑)。
――最近は「目標はグラミー賞」とコメントする日本のアーティストも増えていますが、なかなか難しいですよね……。
今年度の『第67回グラミー賞』は日本の名だたるアーティストもエントリーしてるんですよ、実は。僕がパンドラの箱を開けてしまったというか、もしかしたら日本の大手レーベルの人たちも意識し始めたのかもしれないですね。
「グローバル・ミュージック・パフォーマンス」は“ユニークなスタイルであればいい”という規定なので、今年は(エントリーする日本のアーティストが)一気に増えました。ただ、日本のアーティストのみなさんはエントリーしていることを言わないんですよ。ノミネートされなかったら恥ずかしいと思ってるのかもしれないけど……。