賃貸 VS持ち家どちらがお得?メリットとデメリットを徹底検証
持ち家がマンションの場合は、管理費のほかに修繕積立金を支払わなければならず、この相場が20,000円程度ですから、賃貸の方が安く済むのは一目瞭然です。月々の負担が多くなるのは、持ち家の場合は避けられないといえるでしょう。
■持ち家と賃貸、結局お得なのはどっち?
これまで持ち家と賃貸のメリット・デメリットを見てきましたが、こうして比較してみると「どちらが損でどちらが得」と一概に判断できないことがわかります。費用面で考えると、一般的に毎月の家賃にかける費用は月収の25%以内が目安とされています。家賃が25%以内の賃貸物件であれば、多額の住宅ローンを抱える持ち家に比べて一見楽に感じるかもしれません。しかし問題は退職をし、年金収入のみの生活になったときです。家賃が年金収入の25%を超えてしまうと、一気に家計が圧迫され、それまでの生活水準を保つことができなくなります。場合によっては家賃すら払えず、家を失って途方に暮れてしまうケースも考えられるでしょう。
もちろん貯蓄が潤っていればその心配はなく、老後は貯金を崩しながら賃貸に住み続けることも可能です。ただ持ち家なら初期費用はかさむものの、ローン完済後には賃貸のような生活苦に陥る心配がありません。