社会保険と国民健康保険の違いは何?仕組み・加入条件などをFPがわかりやすく解説
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社保と国保、よく比較されるこれらの社会保障の違いは何でしょうか。医療保険の「社保と国保」の違いやそのメリットについて解説します。
社保と国保の違い
”国保”は、国民健康保険の略称です。
これに対して”社保”という言葉は「健康保険」と「厚生年金保険」を指すことが多く、このうち国民健康保険と同じ役割なのは健康保険です。
医療保険における「社保と国保」の違い、つまり健康保険と国民健康保険の違いを確認していきましょう。
保険者
保険者とは、保険事業を行っている者です。
社保と国保それぞれに、大きく分けて2つの保険者がいます。
社保
健康保険は、①主に中小企業を対象とした「全国健康保険協会(以下、協会けんぽ)」と、②加入できる従業員が700人以上の大企業が認可を得て組織する「健康保険組合(以下、健保組合)」があります。
同じ社保でも、②健保組合のほうが保険料が安く給付内容が充実している傾向があります。
国保
国民健康保険では、③都道府県と市町村がともに行う国民健康保険と(以下、市町村国保)、④同種の事業に就いている人を対象にする「国民健康保険組合(以下、国保組合)」