くらし情報『兄弟トラブルになる前に。遺産相続の割合や揉めないための対策をFPが徹底解説!』

2020年2月17日 20:00

兄弟トラブルになる前に。遺産相続の割合や揉めないための対策をFPが徹底解説!

しかし、不動産の分け方が決まらないという理由で共有にするのは、できるだけ避けた方が無難です。共有の不動産にはトラブルも多いので、問題を先送りにしてしまうにすぎません。

共有にした場合のトラブルとは?
土地や建物を共有にすると、簡単に売れなくなってしまいます。不動産を売却等して処分したい場合には、共有者全員の合意が必要です。

一人が土地を売りたいと言っても、他の人が売りたくないと言えば、その土地は売れないことになります。土地の持分を売却することは可能ですが、特別な事情がない限り、土地の持分だけを購入したいという人はいないでしょう。

また、共有者のうちの誰かが亡くなった場合には、亡くなった人の相続人が持分を相続することになり、不動産の共有者が増えてしまうという問題もあります。権利関係が複雑になれば、ますます全員の合意が難しくなってしまうでしょう。


分け方によって税金が変わる
遺産の分け方の違いで、税金にも差が出ることがあります。

土地を誰がもらうかで相続税が変わる
相続税を計算するときには、土地の評価額を出さなければなりません。被相続人の自宅の土地については小規模宅地等の特例が適用になり、評価額を8割減額できる場合があります。

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