地震保険の加入率はどのくらい?都道府県別の推移&必要性をFPが徹底解説!
まずは、このような相場観を知っておきましょう。
元になる火災保険も日本の加入率は85%程度
地震保険を火災保険に付帯させるかどうかは本人の自由です。ただ実のところ、元になる火災保険も日本の加入率は85%程度とされています。火災保険にさえ入っていないということは、一切の自然災害に対して無防備です。
何とも怖いところですが、火災保険も地震保険もけして安くない保険料が必要になりますから、仕方ないところかもしれません。ぜひこの機会に火災保険の加入の検討をしてみましょう。そして可能な限り、地震保険付きで火災保険に加入することをおすすめします。
地震保険の都道府県別の世帯加入率の推移
次は少し別角度で、各都道府県の地震保険の加入率をお伝えします。
先ほどは火災保険への付帯率でしたが、今度は直接的な「世帯加入率」です。損害保険料率算出機構によると、都道府県別の世帯加入率は以下のような推移になっています。なお、数字は割合です。
火災保険の付帯率で見れば3世帯に2世帯が加入していた地震保険ですが、直接的な世帯で見れば、加入は3世帯に1世帯という結果です。また、世帯加入率1位は付帯率と同じく宮城ですが、それでも52.1%と、半分程度の世帯しか地震保険に加入していないのが実情となっています。