くらし情報『フランス事情に学ぶ!日本で深刻な「2人目の壁」を打破する方法』

フランス事情に学ぶ!日本で深刻な「2人目の壁」を打破する方法

ただし、同時に2人目がほしいと思っている人は79.6%。つまり、最初の子どもが生まれた後の多くの日本人が、「産みたいけど産めない」というジレンマを抱えていることになります。

「フランスには2人目の壁はないですね。あったとしても3人目で、産みたい人は産むし、産みたくない人は産まないだけなので、壁というほどのものではありません」とドラさん。

調査によると、フルタイムで働く日本のママが2人目を持つことを躊躇する理由の2大トップは「経済的理由」と「仕事上の理由」。

しかしフランス政府は、子どもが1人しかいない家庭には「家族手当」を支給しません。この時点でフランスでは、2人目を持つハードルが低いですよね。

また、フランスでは産後3年間は職場の地位を保障する制度がありますから、職場復帰を案じる女性も日本とくらべてぐっと少ないであろうことが容易に想像できます。


■大人と子どもの世界を区別するフランス人

さらに、日本で「2人目の壁」を感じる人のなかには、「第一子の子育てで手一杯」という人も少なくありません。

いわゆる産後ノイローゼや、育児ストレスという言葉は、日本の子育て環境ではよく聞かれます。

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