フランス事情に学ぶ!日本で深刻な「2人目の壁」を打破する方法
いろいろな考え方や生き方の選択肢がある社会は、豊かな社会です。たとえばフランスでは子どもができても結婚したくない人も多くいますし、実際に事実婚もかなり多いのです。日本では世間体や親からの圧力で結婚する人もまだ多いのではないでしょうか」
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自分らしく生きるためには、あまり人の意見を聞かないことも大事よ、とドラさんはニッコリしながらいわれました。
自分の人生は自分で切り拓く。そんな女性が輝かないわけがないですよね。ドラさんも本書に書かれているとおり、「女性が働くのは、国の経済力のためではなく、自分の幸せのため、自由のため」なのですから。
(文/石渡紀美)
【取材協力】
※ドラ・トーザン(Dora Tauzin)・・・エッセイスト。国際ジャーナリスト。
フランス・パリ生まれの生粋のパリジェンヌ。ソルボンヌ大学、パリ政治学院卒業。現在、日本とフランスの架け橋として、新聞、雑誌への執筆や講演、テレビ・ラジオのコメンテーターなど多方面で活躍中。『フランス人は年をとるほど美しい』(大和書房)など著書多数。2015年レジオン・ドヌール勲章を受章。
【参考】
※ドラ・トーザン(2015)