くらし情報『複雑な家庭環境で育ち介護職の資格を持つ作家・森美樹さん。「『母親病』では自分の経験が役立ちました」#2』

2021年9月13日 23:05

複雑な家庭環境で育ち介護職の資格を持つ作家・森美樹さん。「『母親病』では自分の経験が役立ちました」#2

私は「花園」が『母親病』のメインだと思っているんです。

――どのような部分をメインとお考えなのでしょうか?

森さん家族というテーマでこの作品を見たときの、“家族”の捉え方です。私自身、家族=血縁関係という考え方にこだわらなくてもいいんじゃないかなと思っているんです。最終的に自分が好きな相手を選んで残りの人生を考えてもいい。今後、そういった関係の“家族”が増えてくるのではないかとも思っています。

次回は更年期に差しかかっているという森さんの現在の想いや体調などについてうかがいます。

●プロフィール
森美樹(50歳)1970年埼玉県生まれ。1995年、少女小説家としてデビュー。
その後、5年間の休筆期間を経て、2013年「朝凪」(「まばたきがスイッチ」と改題)で、女による女のためのR-18文学賞を受賞。主な著書に受賞作を収録した『主婦病』、『私の裸』など、参加アンソロジーに『黒い結婚 白い結婚』がある。

複雑な家庭環境で育ち介護職の資格を持つ作家・森美樹さん。「『母親病』では自分の経験が役立ちました」#2


『母親病』森美樹著新潮社1850円(税別)

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