2022年4月19日 00:10
「さまざまなリスクが増加!」お酒・アルコールが更年期女性に与える驚きの影響【医師監修】
過度な飲酒は心も体も休まりません。眠りが浅くなり、疲れが取れず逆にストレスがたまりやすくなります」。
むくみやすくなる
「お酒は利尿作用が高いので脱水状態になりやすくなります。体が水分不足に陥ると、腎臓は尿の量を減らして水分をため込もうとするため、むくみが起こりやすくなるのです。
二日酔いは、脳がむくんで起きる不調。水分をとって休むと良くなるのはそのためです」
骨粗しょう症を誘発しやすくなる
「骨代謝には女性ホルモンが関係しており、更年期は骨量が減り始めるため、骨粗しょう症の予防を心がけたい時期です。
しかしお酒には利尿作用があり、飲み過ぎると体内に吸収されたカルシウムが必要な分まで排泄されてしまうことがあります。
特に閉経後は骨量が急激に低下するため、注意が必要です」。
更年期のお酒の飲み方で注意することは?
過度な飲酒は更年期女性にとってさまざまなリスクがあることがわかりました。それでは、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。
適量を飲む
「厚生労働省が策定した『健康日本21』による適切なアルコール摂取量(1日あたりの最大値)は約20gです。ビールなら中瓶1本、焼酎なら110ml、ワインなら200mlくらいです。