2018年1月12日 05:30
この先あなたの家が大暴落?経済成長が戻らなければ労働人口減が地価を下げる
お金もたくさん手に入る時代だから、高額なものを購入し、不動産バブルが生まれた。
住宅価格は、住宅が欲しい人が増加したから上がるということ以上に、もっと根っこには、人々が無意識に持っている、いわば「超長期的な期待」が高まったから急激に上昇したとも言えます。
その「超長期的な期待」とは何だったのでしょうか。
それは、人口は減らない、不動産価値は上がり続けるという期待感。
しかも色々な資産の中でも、不動産(土地)は確かに今その場に存在していて、そして将来も無くならないという意味でわかり易い資産であることも影響しています。
もう一つ前のこぶ(山)、1965年~1970年も、労働人口が増えていますが、銀行からの融資は一般の人には広がっておらず、バブルが起こらなかった。ですので、労働人口増加から生じた将来への強い期待と金融の自由化から生じた金融機関の融資競争があってこそバブルが起こった、購買意欲が向上したということがわかります。
ピーク以後は、3つの項目全てが下がり、バブルが崩壊します。
逆依存人口比率(黒線)が1995年くらいから下降し、それに合わさるように実質地価(ピンク線)、実質貸出(グリーン線)