ウーマンエキサイトがお届けする子育ての新着記事一覧 (328/341)
ある中学校で給食費の未納が3ヶ月続いた家庭には、給食の提供を中止を通知するという問題が話題になりました。その後、各家庭に集金へ行くとほとんどの家庭が納める意思を示したそうです。未納による給食停止ってあり? それともなし? あなたはどう考えますか。Q.給食費未納でこどもの給食停止、あなたはどう思う?1.良いと思う 57.9%2.良いと思わない 21.9%3.わからない・どちらとも言えない 20.2%半分以上が良いと思うという結果になりました。給食費を未納している人の中には、支払い能力があるにもかかわらず払っていない親が多いという現実もあります。そのしわ寄せが子どもになってしまうのも考えものですが、実際のパパやママの意見はどうなのでしょうか?■親の罪を子どもがかぶるのはやはり心配給食費を支払わない親が最もいけないことは確かですが、その矛先が子どもに向かってしまうことに疑問を感じる人もいるようです。給食の停止が時としていじめの原因となってしまうこともあるようです。「払わない親が非常識です。子どもがかわいそうです。払わない家庭があっても停止してお弁当なんて意味があるのでしょうか?みじめな思いをするのは子どもです」(北海道 40代女性)「親に対しての罰則はあっても良いが、子どもへの影響がとても心配です」(埼玉県 50代女性)「過去に子どもの友達が給食ストップになりました。払わない親が一番悪いのですが、子どもには罪はないと思います。その子は給食ストップでいじめられて自殺未遂までしました」(宮崎県 40代女性) ■払えるのに払わない非常識な親が急増中給食費の問題でよく言われるのが支払い能力があるのに支払わない親に対しての対処法。実際に親であるパパやママからは厳しい意見も出ました。給食費の集金を親がしたという経験を持つ人も。「給食費を払わずに家族全員がスマホを使っているような家には適応すべきと思います」(岩手県 60代男性)「意外といますよね、お金があるのに給食費を滞納して、集金に行くと支払う親。恥ずかしいと思います」(千葉県 20代女性)「申請すれば免除などのシステムもきちんとあります。ダメなのは払えるのに払わない馬鹿な親です」(山口県 40代女性)「小学校の時、未納が多すぎて親が学校で当番制の集金になりました。すると未納がだいぶ減ったそうです。支払えないより、支払わない人が多いのだと思います」(神奈川県 40代女性)■児童手当からの引き落としをすべき多くの親から出た案として「児童手当からの引き落とし」がありました。これなら、親が未納や滞納をしても、子どもが給食を食べられないという事態は避けられそうです。「虐待されている子どもの唯一の食事が給食しかなかったらと考えるとむやみに停止はできないし、お弁当も期待できない。それなら、強制的に児童手当から引かれる手続きにしてしまえば、不公平感もないでしょ?」(神奈川県 30代女性)「子どもに罪はないと思います。滞納している家庭の児童手当から支払ってはどうなんでしょうか?私は母子家庭ですが、子どもには嫌な思いをさせたくないので、やりくりして頑張っています。両親そろっている家庭で滞納されている親御さんの気持ちがわかりません」(愛知県 40代女性)Q.給食費未納でこどもの給食停止、あなたはどう思う?アンケート回答数:10902件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年11月14日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか 「間違ったらやり直せばいい」と、親が言えるか? 「怒られずに済んだ」という成功体験をつくらない 大人は正解を言ってはいけない 自主的に学ぶ子は、こうやってできる の続きです。「親が自分の子どもを見ようとしていないだけ」と、木村先生。そう言われると、「もやっ」とするのは、なぜだろう? それは心当たりがあるからだ…。■その子が思っていることを、その子がわかるように通訳する―― 親は、ついつい、子どもを自分の思う通りに動かしたくなります。「これは、こういうことでしょ」と整理したくなります。それが「教育」だとすら思っています。木村先生(以下、木村):整理というよりも、その子が思っていることを、その子がわかるように通訳することね。整理っていうのは、大人がやってしまうことが多い。でも、大人がやってしまったら、子どもは大人の整理に乗らないといけなくなります。―― 子どもが一番できていないことは、「自分との会話」ということですか?木村:大人が整理して、そこに子どもをのせようとしてしまう。その子だけを見たらいいんですよ。でも親は、周りを見たり、学校を見たりするじゃないですか。―― あと、親自身の価値観というのもありますよね。「この枠内でないとダメ」という思い込みというか…木村:そんな迷惑なことはありません。親の価値観を押し付けられるほどに、子どもは親を信頼しなくなる。信頼しなくなるだけじゃなくて、親のために仮面をかぶって生きようとする。それは 子どもの権利条約 違反。条約違反ですよ?親は自分の価値観を子どもに当てはめたい。でも、親の価値観は、自分がこれまで生きてきた中で培った価値観でしょ?子どもに必要なのは、この先、10年、20年、30年、40年、50年、60年後を生きるための価値観。親の価値観なんて過去の化石や。そんなもん、どれだけ子どもに与えても、子どもは時代を逆戻りするだけです。■親が子に望むべき価値観とは?―― 親が自分の価値観を子どもに押し付けないようにするには、どうしたらいいんですか?木村:勉強してほしい、いい大学に行ってほしい。安定した職業に就いてほしい。親が子どもにこうしたことを願うこと自体は、何も悪くない。でもこれは、親が子どもに望んでいい価値観の2番目です。そんな価値観を持ってはいけないことはない。なんぼでも持っていたらいいんです。でもそれは、あくまでも2番目。―― では、1番目は?木村:その子が「僕は(私は)、これで幸せだ」と思ってくれることでしょう。いい大学に行って、いい会社に行ったとしてもね、何かにぶつかって閉じこもったとしたら?「そこまでは親の価値観を見事に果たしてくれたけど、この先、どうすんねん!」みたいな子が、山ほどいる。―― もしもそうなってしまったら、どうしたらいいんですかね?木村:何かにぶつかったとしても、その子が自ら、「自分がやっていることは、自分にとってためになることなんだ。幸せなことなんだ」と思えば、なんとかなると思います。どんないい大学に行っても、「自分の意志に反している」「やらされている」と思ったら幸せではないはず。大事なのは、子どもが自ら選択するということです。―― 考えとしてはわかるのですが、「そこまでユルくはなれない」という抵抗感があるのですが…木村:親も、ただ子どもを放っておくだけではだめです。子どもが自分でした選択を後悔しないように、いろんなアドバイスをシャワーのように入れてあげる。「大学卒業するのとしないのとでは、変わってくることもあると思うで」「大学で得た経験が、社会に出て役立つこともあるで」と、親は情報のシャワーを浴びせたらいいんです。そして、最後に一言「ま、大学、行きたくなったら、いつでも行けばいいやん」という可能性を言ってあげれば、子どもは迷わず自分の道を選べるでしょう?周りに動かされたわけではなく、すべては自分が決めたこと。それを自分の力でやる。失敗しても落ち込まなくていい。やり直せばいい。この生き方を身につけさせる。それが、学歴がどうのとか会社がどうのとか言う前に、一番大事な力なんです。今回は、ここまで! この記事は木村先生の取材の、ほんの一部分だ。また機会があれば、ぜひこの続きも書いてみたい。■次の世代に必要な教育ところで、この記事を書いている私は今、3人の男児を育てている母親で、長男は高校1年生、次男と三男は小学校6年生の双子だ。彼らを育てながら漠然と「学歴なんて、もはや、ほとんど意味がないのではないか?」とか「これからは生きる力が必要だ。その力って、どうすればつけてあげられるんだろう」そんなことは考えてはいるが、いかんせん「次の世代に必要な教育」の具体的な姿が見えなかった。見えなかったからこそ、「今の教育」にしがみついてしまっていたのかもしれない。けれども今回、木村先生の話を伺って、その姿がようやく見えてきた気がする。木村先生の実践されてきた教育こそ、これからの日本にとって必要な教育だと感じている。たとえるなら、「あっちに、行けばいいんだ!」という未来の灯のようなものだ。今後、この灯りの姿を私自身がもっともっと知りたいし、ほかの親御さんたちともシェアしていきたいと思っている。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月12日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか 「間違ったらやり直せばいい」と、親が言えるか? 「怒られずに済んだ」という成功体験をつくらない 大人は正解を言ってはいけない の続きです。「相手に謝ることを目的とする生活指導で問題解決をしようとするから、『いじめた子』『いじめられた子』、その両者が安心できる学びの場が奪われていくわけよ」と、木村先生。でも、わが子がお友達をいじめてしまった場合、とても、とても、そんな気持ちにはなれない。それはつまり、親がわが子に向き会えていないということなのだろうか。■スーツケースに入れるのではなく風呂敷に包む―― 親が「わが子に向き会えてないな」と思ったら、どうしたらよいでしょう?木村先生(以下、木村):「どうして正直に言えないの! そんな育て方をしてないよ!」ではなくて、「この子が正直に何かを言うには、自分はどんな親になるべきなんやろう?」と考えるのがいいです。子どもが怯えずに何でも言える、何を聞いても怒らない、子どもをゆったりと包む、風呂敷のような親になるべきです。でもスーツケースやねん。今の親たちは。―― スーツケース?木村:スーツケースっていうのは、スーツケースの中にしか自分の大人としての正解がない状態です。その中に子どもが入られへんかったら、自分が安心できない。でも、風呂敷だったら、端っこに子どもがコロっとくれば包んであげられるでしょ? その子が風呂敷の中に入ろうとするのは可能でしょ?―― 親は風呂敷になれと。木村:スーツケースと風呂敷って理屈じゃなく、イメージで伝わるはず。それだけのことです。「どうする?」と言って、「どうしたらいいかな? わからん」って子どもが言ったときに初めて、「じゃあさ、自分はどうしたい?」と聞く。たとえば、「自分はどうしたい?」と聞いたら、「怒られたくない」という子がいた場合、ベテランの教員でも「怒られたくない」という子に対して「だって、自分で悪いことしてしまったんだから、怒られたって仕方ないやん」と諭すでしょう。■自主的に学ぶ子は、こうやってできる―― たしかに言ってしまいますね。木村:でも、子どもは「怒られたくない」って言うてる訳でしょ? それは怒られることを拒否しているんやわ。そしたら文字どおり、怒られない子になったらいいのよ。―― え? どういう意味ですか?木村:「本当に悪いことしました」って本気で反省している子どもに、怒る大人はアホや。「怒られたくない」って子どもが言うたら、「オッケー、そしたら怒られないようにする作戦、考えようぜ」と。そんなん、簡単なんです。子どもと私が乗った電車が一緒なんだから。「怒られたくない駅」に到着する電車に一緒に乗るだけです。―― えーっと、思考がついていきません…。木村:難しいことじゃない、簡単なことよ?「怒られたくないなら、どうする?」って言うたら、「俺、あの子に謝るわ」って、ほとんどの子が言います。だって謝らなかったら怒られるって、ほとんどの子は知っている。謝ったら怒られない。だから「怒られない作戦」を立てるとなると、子どもは自ら「自分が怒られない」という目的に向かう訳でしょ? 子どもが嘘をついている原因は、怒られたくないから。怒られないように嘘をつく。でも、怒られたくないなら、そのための手段は嘘をつく以外にいっぱいあります。それを考えて、子どもは自分で動きます。これが、自主的に学ぶ子ということです。―― 道筋を説明してもらえれば、わかりますね。…と思いつつ、何かモヤモヤしますが。木村:納得の話でしょ? 親が自分の子どもを見ようとしていないだけだと思いますよ。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月11日ハイセンスなセレクトショップやレストランはもちろん、アートの発信地としての一面もみせる、おしゃれスポット「東京ミッドタウン」。大人が楽しむ施設かと思いきや、エリア内には子どもが遊べる芝生や、ベビー&キッズ向けのショップもあり、じつは親子で楽しめるおでかけスポットでもあります。そんな東京ミッドタウンを、ウーマンエキサイトママリーダーズの原田あゆみさんと、9月に1歳になったばかりの娘さんに散策していただきました。東京ミッドタウンでは、子育てファミリーのためにベビーカーの貸し出しサービスをおこなっています。まずは、インフォメーションでベビーカーをレンタル。娘さんをベビーカーに乗せて、出発です。貸し出されたのは、オランダ生まれのベビーカー「 バガブー 」のコンパクトモデル「バガブー ビー スリー」。曲線状のおしゃれなフォルムが目を引きます。「3歳になる上の子が生まれたときから使っているベビーカーの買い替えを検討しているところです。気になっていたバガブーを、今回実際に試すことができてうれしい! せっかくなので、散策しながらバガブーの使い心地をめいっぱい体感したいです。」(原田さん)国内外のこだわりブランドを厳選したセレクトショップ「StompStamp(ストンプ・スタンプ)」原田さん親子が最初に訪れたのは、東京ミッドタウンのメインショッピングエリア、ガレリア3階にある「StompStamp(ストンプ・スタンプ)」。国内外の200以上ものブランドアイテムがそろう、ベビー・キッズのためのセレクトショップです。ファッションアイテムに加え、バッグやスタイなどの小物や、今回撮影に使用したバガブーなどベビーカーも豊富。ほかでは手に入らない、感度の高いとっておきのアイテムが見つかります。たくさんの商品が陳列されている店内でも、バガブー ビー スリーならスマートにショッピングが楽しめます。「力をいれなくてもすいすい進むし、コンパクトで小回りが利くのがいいですね! お店のなかはとくに、ベビーカーが商品に当たったりしないように気をくばることが多いのですが、車輪の動きがなめらかだから、角を曲がるときもすっと方向転換できてストレスがありません。このサイズなら改札もすんなり通れそう!」(原田さん)原田さんの感想どおり、バガブー・ビー・スリーは日本の駅の改札(幅55~60センチ程度)ならスムーズに通ることができるサイズです。■子どもたちの感性を育てる、美しい木製玩具がそろう「ATELIER NIKI TIKI(アトリエ ニキティキ)」次に向かったのは、同ガレリア3階フロアにある「ATELIER NIKI TIKI(アトリエ ニキティキ)」。こちらは木のつみきやおもちゃなど、ヨーロッパの美しくもぬくもりのある木製玩具がとりそろいます。店内に並ぶアイテムは、子どもが安心して使える素材、優れたデザイン性、子どもの想像力や感性を刺激するものであることを条件にセレクトされたものばかりです。こだわりのおもちゃを吟味しながら、原田さんはショップ内をぐるっとひとまわり。「あれもこれもほしくなっちゃいました(笑)。いっぱい買い物をしても、バスケットにたくさん入るのがいいですね。シートが対面になるのも子どもの顔を見ながらショッピングができるので安心です。」(原田さん)緑にふれてリフレッシュ! 芝生で赤ちゃんと癒しの時間東京ミッドタウンは、都心にありながら豊かな緑に恵まれているのも子育てファミリーにうれしいポイントです。近代的な建物から一歩外に出れば芝生広場や港区立檜町公園があり、子どもをのびのびと遊ばせることができます。「長いことベビーカーに乗っているのに、ごきげんでいてくれて助かります(笑)。シートをみると、外側はしっかりしているけれど、赤ちゃんにふれる部分はやわらかいから、きっと乗り心地がいいんでしょうね。ベルトの部分も立体的になっていて赤ちゃんにやさしくフィットしていますし、ベビーカーに座らせたり、抱き上げたりするときに体にからまないのがいいですね。こういう細かな配慮がうれしいです」(原田さん)原田さんがもうひとつ着目したのが、サンキャノピー(日差し)の部分です。3段階に調節できて、日差しや風から赤ちゃんをカバー。布の紫外線カット指数をあらわすUPFは最高レベルの50+で、紫外線対策もじゅうぶんです。「今までのベビーカーだと、もう少し日よけの部分が長かったらいいのに、と思うことがありましたが、バガブーはサンキャノピーを最大限広げれば、赤ちゃんの顔をしっかりカバーできますね。取り外して洗えるのも便利です!」(原田さん)子連れでも大丈夫! コートヤードで快適ランチお昼の時間はプラザB1のカフェでランチをテイクアウトし、屋外のコートヤードでひと休み。親子でのんびり、ゆったりランチが楽しめます。赤ちゃんは、バガブー ビー スリーの背もたれを起こして椅子替わりに。「ベビーカーの上でいつのまにか眠ってしまっても、シートをフラットにできるから赤ちゃんも快適そう。いつもだと座り姿勢のまま寝てしまうので、首が痛くならないかな、と心配でした。椅子にもなって、フラットに寝ることもできて、赤ちゃんを乗せたまま、リクライニングできるのも高ポイントです!」(原田さん)自由自在なカスタマイズで、自分だけのオリジナルバガブーを!スタイリッシュなルックスと使いやすさ、赤ちゃんへのやさしさに加え、バガブーは自由度の高いカスタマイズ性も大きな魅力です。東京ミッドタウンでも、色とりどりのバガブー ビー スリーがずらり。「サンキャノピーはとくに目立つ部分なので、ここがたくさんのカラーから選べるのはうれしい! どれも素敵で迷いますが、私はビビッドなイエローやレッドが好みかな。シートライナーと同色にしてもいいし、違う色を組み合わせてカラーコーデを考えるのも楽しそう。うちは上の子が男の子なので、お兄ちゃんが使うときはブルー系、娘が使うときはピンク系など、きょうだいごとにカラーを変えてもいいかも!」(原田さん)原田さんの声のように、バガブーをきょうだいで使っているご家庭では、きょうだいごとにサンキャノピーのカラーを変えて違う雰囲気を楽しむママが多いそう。また、シャーシ(本体)のカラーは2種類からチョイス可能。好きなカラーを組み合わせれば、自分だけのオリジナルバガブーができあがりです。サンキャノピーやシートライナー、本体のカラーが選べる以外にも、飲み物がセットできるカップホルダーや寒い日でも暖かさを保てるフットマフ、上の子も一緒にベビーカーに乗せられる便利なコンフォートホイールボードなど、アクセサリー類も充実しています。どんな組み合わせがいいかな? と迷ったら、サイト上で自分好みのカスタマイズをシミュレーションしてはいかがでしょう。 カスタマイズのシミュレーションはこちらから>> 赤ちゃんとママの理想をかなえたベビーカーバガブーを使わないときは、ボタンひとつでコンパクトに折りたためます。 玄関先や車でも置き場所に困りません。また、赤ちゃんがだっこをせがんだら、折りたたんだバガブーのタイヤをロックし、ハンドルバーを長めに引き出せば、キャリーケースのように転がして運ぶこともできます。原田さんのバガブーを実際に試してみた感想「最初はバガブーのおしゃれなルックスに惹かれていましたが、今回試してみて、見た目のよさだけでなく、赤ちゃんの乗り心地のよさ、そしてママにとっての使いやすさが考えられていて、機能性もばつぐんなベビーカーということを体感しました! 路面の衝撃を緩和したり、シート自体がしっかりしていて赤ちゃんをきちんとホールドできる構造になったりしていることも、使ってみたいと思う大きな要素でした。なによりバガブーに乗っていた娘がずっとごきげんだったことが、赤ちゃんにとっての快適性を物語っている気がします。上の子もちょっとだけお試しで乗せたら、座ったまま動かなくなっちゃって(笑)。聞けば、普段使っているベビーカーより乗り心地がよかったんだそう。ママはもちろん、赤ちゃんや子どもにも選ばれる、理想のベビーカーですね!」[PR] バガブージャパン
2016年11月11日2015年のミセス日本グランプリ(30代の部)に選ばれた、バレトン講師で3人の子どものママでもある、城山珂奈見さん(写真右)。近ごろ二子玉川で行われた「VERY Fes.2016」にも出展され、取材でお話をするまでは、その華やかなご経歴からそもそも庶民の私とは違う、優雅な人生をお過ごしなのだろうと思っていました。しかし、実際のkanamiさんはほかのママと同じように悩み、幸せに生きる道を探していたひとりの女性でした。華やかな学生時代から一転、ママ生活で社会から隔離された気分にkanamiさんは、3歳のころからバレエを始め、北京のバレエ専門学校へ留学した経験があります。大学時代はチアリーディングに興味を持ち、有名球団のチアリーディングをしていた時期もあります。その後、25歳で結婚。妊娠がわかったと同時に、いっさいの運動をやめてしまいました。1人目の出産後は、なにもかもがはじめての体験。子育てで頭がいっぱいになり、自分のことを考える余裕はありませんでした。そして2人目の出産を終え、1人目にも前ほど手がかからなくなったある日、ふと自分の姿を見て、こう思ったそうです。「私、このままこんな感じで人生終わるのかな?」「子供が成人するまで20年、このまま生きていくのかな?」「同年代の友達はバリバリ働いて輝いているのに、私はこのまま老いていくのかな?」自分で自分の首を絞めていた日々からの解放自分の心のなかだけでは収まりきれなくなった不安を、思いきってご主人にぶつけてみたところ、「ママがママの時間を作っちゃいけないなんてルールはないよ。時間をやりくりすればいいんじゃない?」と言われ、ハッとしたそうです。それまでkanamiさんは、「ママは子どもために尽くすもので、自分が楽しむための時間を持つなんて、いけないこと」だと信じて疑わず、さらに子どもを外に預けるなど、もってのほかでした。でもそれが、知らず知らずのうちに、自分自身でかけた制限になっていました。時間はあるものじゃなく、つくるもの「時間がないんじゃない、つくればいいんだ」 そう思ったkanamiさん。子どもが1才をむかえるまでの間、ベビーと一緒に参加できるエクササイズのクラスを探し、積極的に参加しました。これなら、子どもや家族への後ろめたい気持ちも不要です。そして子どもが1才を過ぎたころからは、英会話などの習い事に行かせている間を利用して、さまざまな運動に取り組みました。小さいころからバレエやチアリーディングで鍛えていたkanamiさんですが、さすがに数年間も動かしていない筋肉。見る影もなく衰えていました。「でも、だからこそ、運動の大切さが分かったんです。カラダを動かすと、みるみるうちに肩や腰のコリがほぐれ、血のめぐりを感じ、慢性的な疲れが取れはじめる。カラダがラクになると心も元気になって、子育てにも楽しく穏やかに向き合えるようになりました。」と、kanamiさん。そして、だんだんとカラダがバレリーナの頃の状態まで戻ってきたとき、バレトンに出会いました。バレトンは運動がニガテな人ほど楽しく始められるバレトンとは、バレエとヨガ、そしてフィットネスを組み合わせた運動で、「バレ」はバレエを、「トン」=tone (整える) を意味します。ニューヨークのバレエダンサーによって作られたプログラムで、バレリーナのようにしなやかで美しいカラダづくりを、運動初心者やハードな運動がニガテな人でも始めやすい内容になっています。バレエの良さを誰よりもわかっているkanamiさんですが、バレエは敷居が高く、誰もが気軽に始める印象ではないことも知っていました。だからこそ、バレエの良さを生かしつつ、誰でも気軽に始められる「バレトン」は、最高のエクササイズだと思ったのです。そう思ったら、あとは考える間もなくインストラクター資格を取得。苦労をしながらも、気がつけば、インストラクターとしてバレトンスクールをオープンしていました。自分磨きを続け、ミセス日本グランプリを受賞ただ、はじめこそ友達が利用してくれたものの、それもそんなに長くは続かず、しばらくは赤字が続きました。そのとき、kanamiさんは「スクール(=自分)をアピールすること」の必要性を痛感。「私に会いたい、私からバレトンを習いたいって思われる女性にならなければ」そしてトライしたのが、ミセス日本グランプリでした。結果は、2015年ミセス日本30代の部グランプリ受賞!そこから、kanamiさんもサロンも大きく成長を始めました。ママの幸せが家族の幸せミセス日本グランプリの冠を獲得してからは、「バレトンでkanamiさんみたいになりたい」「kanamiさんみたいに自分に自信を持って生きたい」という女性入会者が殺到。今では、後継者を育成しながら、海外でアジアンビューティーをコンセプトにしたスタジオをオープンさせるため、日々目まぐるしく働いているそうです。「名古屋で暮らしながら、東京とアムステルダムに出店する予定です。日本の美しい文化や、健康的な食習慣はヨーロッパで注目されています。日本の素晴らしさを海外の方に感じてもらえるような文化の発信基地としてのスタジオとショップをオープンさせることを目指しています!その準備のために、今は子供を外に預けることが増えました。でも、そのぶん会える時間の嬉しさが今まで以上になりましたし、一瞬の時間を大事にするようにもなりました。スケジュールとしては忙しい日々を送っていますが、今の私たち家族は幸せだと自信を持って言えますね」kanamiさんは、ママが生き生きと過ごすことが家族の幸せにつながる、と確信。今後は、ミセス日本で培った社会貢献活動の精神をいかして、知的障害を持つ子どもとママが安心して通えるバレトンスクール(無料)の運営にも力をいれていくそうです。kanami珂奈見さん結婚後、二人の男児を出産しヨガに目覚める。産後の体調を整え、心身を健康に保つことの大切さを実感。35yogaインストラクター資格を取得。バレエの経験を活かし、バレエ + ヨガ + フィットネス を組み合わせたエクササイズ「バレトン(balletone)」の良さを実感し、講師になる。現在は自身のバレトン教室を展開。 StudioVivant
2016年11月11日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか 「間違ったらやり直せばいい」と、親が言えるか? 「怒られずに済んだ」という成功体験をつくらない の続きです。「どんなに大きな悪さをしようと、いつも一番困っているのは子ども。親でも先生でもない。そこを忘れたら、絶対にあかんと思います」と、木村先生。■子どもに「どうしよう?」と相談を受けたら―― 子どもがトラブルを起こしてしまったとき、困っている子どもの気持ちに寄り添えたとして、次は何をすればいいのでしょう?木村先生(以下、木村):優しい声で、さりげなく「どうしたの?」と、子どもに問いかけたらいい。子どもにしゃべらせたらいいんです。―― 「どうしたの?(怒声)」でなく? そもそも信頼関係がないと子どもは話してくれないと思うのですが…木村:それは当然ですね。信頼関係がなければ、子どもが話してくれるまで時間はかかるでしょう。でも、やり直しはいくらだってできる。信頼関係が繋がっていれば、子どもは「どうしよう?」と言ってきます。校長室に入ってきて、「校長先生、どうしよ。人の物をとっちゃった。言うたら怒られるから、嘘ついちゃった」と言うわけですよ。私が「嘘ついたん? どうしてついたん?」と尋ねると「だってね、『怒らん』て言うけど、先生、絶対怒るから。ママに言うもん。どうしよう?」と話してくれます。―― 「どうしよう?」って言われて、どうするんですか?木村:「どうする?」と、聞き直します。「どうしよう?」って言われても、私が答えを出す話じゃないもの。■大人は「正解」を言いたがる―― ―え! そうなんですか?木村:「どうしよう?」って子どもに聞かれたら、答えないとあかんと思っているでしょ?―― 思います!木村:それは自分が子どもより上の存在と思っているから。大人やから、そう思うんです。対等な関係だと思ってみたら? その子がどう思ってそれをやってしまったか、わかりますか?―― わからないです木村:そしたら、自分がその子に聞かなければならないでしょ。でも、大人は、ついわかったつもりになって、正解を言いたがんねん。―― そう、そう、そうです!木村:すべての根本は、そこです。大人だからって、子どもの何がわかるん? 「自分のことだって、わからんのに」って私は思っているよ。だから、「どうしよう?」って聞かれたら、「どうする?」って問いかけるだけでいいんです。そしたら、子どもはそこで、「う~ん…」って、やっと考え始めます。今は、子どもが自ら考える機会を与えられていない。だって、「言え、言え」って言われてね。「正直に言え」って。言えば反省が待っているのに。相手に謝らないとあかんのに。そんな状況で正直になって言いたくないよね。それに、そもそもトラブルを解決するときの目的は、相手に謝ることではないですし。 ■目的は、「子どもに謝らせること」ではない―― え!? 謝ることが目的ではないんですか?木村:やってしまった子が、「自分がしてしまったことは、やってはいけないことだ」と思うことが、やられた子にとって一番安心することでしょ。やった子が謝ってきたとしても、やられた子が「先生がいてへんところで、『お前、先生にチクったやろう』と言われたら、どうしよう」と思っていたら、それは謝っても何の意味もない。みんなこれが怖くて、トラブルが解決しても、そいつがおったら怖くて学校に行けないわけよ。相手に謝ることを目的とする生活指導で問題解決をしようとするから、「いじめた子」「いじめられた子」、その両者が安心できる学びの場が奪われていくわけよ。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月10日子育て中、頭を悩ませてしまうのが「性」の話題ではないでしょうか。何気なく聞かれた質問にどう答えればうまく伝わるのか、一瞬言葉につまってしまった経験は誰しもあるかもしれません。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもでも分かりやすい性にまつわる絵本を集めてみました。おちんちんのえほん作:やまもとなおひで/絵:佐藤 真紀子/出版社:ポプラ社 「おちんちんのえほん」(絵本ナビ紹介ページ) 性にまつわる単語を、子どもはおふざけに扱ってしまいがち。この絵本は、表紙を見て「おもしろそう!」と手にした子に、男女による性の違いや排泄のこと、性犯罪や成長に伴う体の変化など幅広い知識を授けてくれます。ごまかさず、照れることなく子ども目線で疑問を解決してくれる、幼児向け性教育の良作です。ぼくどこからきたの?作:ピーター・メイル/絵:アーサー・ロビンス/訳:谷川 俊太郎/出版社:河出書房新社 「ぼくどこからきたの?」(絵本ナビ紹介ページ) 「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」1度はこの疑問を投げかけられたことのあるママも多いはず。この問いかけに、楽しいイラストと的確な言葉で応えてくれるのがこちらの絵本。子どもたち自身に「どこからきたと思う?」と先に考えさせることで、その後の説明がすんなりと心に残ります。時にはユーモアを交えながら赤ちゃんの誕生を学べる一冊。あかちゃんはどこから?作:ローズマリー・ストーンズ/絵:ニック・シャラット/訳:やまもとなおひで/出版社:ポプラ社 「あかちゃんはどこから?」(絵本ナビ紹介ページ) あたたかい語り口のこの絵本では、男女の体が違うことに意味があることを教えてくれます。親の持つ「ありのままをありのままに伝えたい」という思いに応え、寄り添ってくれる一冊。赤ちゃんはどうやってできて、どうやって生まれてくるのか。親にごまかされてしまった自身の経験から「自分の子には本当のことを伝えたい!」というママにもおすすめです。 おんなのこってなあに? おとこのこってなあに?作・絵:ステファニー・ワックスマン/訳:山本 直英/出版社:福音館書店 「おんなのこってなあに? おとこのこってなあに?」(絵本ナビ紹介ページ) 男の子、女の子。違うところは何でしょうか。好きな遊び? 好きな色? 好きなこと? 実は、違うのは「体のつくりだけ」。この絵本では性だけじゃなく、個性を認めあう大切さを知ることができます。いろんな国の子どもたちが写真で登場し「この子は男の子? それとも女の子?」と言い合いながら読み進めていくと、最後には大人の男女の姿。「偏見を持たず、お互いを知って大切にしあうことが大事」と、大人にも気付きのある名作です。性の絵本(全5冊)編著:山本 直英 高柳 美知子 安達 倭雅子/絵:木原 千春/出版社:大月書店 「性の絵本(全5冊)」(絵本ナビ紹介ページ) 全5巻がセットになった、小学生中学年~中学生向きの性の絵本。「生きるってどういうこと?」「子どもから大人へ生きる」「女と男、ともに生きる」「なぜ、こんなことして生きているの?」 「生きていくからききたいこと」にテーマが分けられ、性についての科学的な知識をまっすぐに伝え、「生きる」ことを前提に性を学ぶという視点で編集されています。年齢にそって、子どもたちにアプローチしたい絵本です。情報の渦の中で生きる時代だからこそ、正しい知識を教える機会を設けるのは大切なこと。タブーにするのではなく、疑問を口にしやすい雰囲気づくりも性の理解への第一歩となっているのかもしれません。 データ協力: 絵本ナビ
2016年11月10日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか 「間違ったらやり直せばいい」と、親が言えるか? の続きです。子どもがトラブルを起こしたとき、「『うちの子が何をどう思って、その行為をしたのか?』ということを親がきちんと理解していない限り、子どもは『やり直し』ができない」と木村先生は言う。では、そんなとき、親はどうしたら良いのだろうか?■大なり小なり、悪いことをするのが子ども―― 先生は、トラブルを起こした子どもに対処する際、「トラブル行為そのものを叱っても意味がない」とおっしゃっていますが、それはどうしてですか?木村先生(以下、木村):だって「自分が一番悪い」っていうのは、本人が知っているから。三歳児でも「人の物は、とったらあかん」ってわかるよ。とったらあかんってわかっているけれども、とる。「やったら、あかん」とわかっているのに、やってしまう。そうすると、大人は「やったらあかん!」って叱るでしょ。そうなると子どもは「大人の怒りからどうやって逃れるか?」しか考えないじゃないですか。―― たしかにそうですね。木村:そこに強者(親)と弱者(子ども)の関係が生まれる。でも、このときに親と子どもが対等な関係でおれたら、子どもは素直に、「なぜ自分は、それをしてしまったか?」を考えようとする。ここで必要なのは、「悪いことをわからせる」ということを「教える大人 VS 叱られる子ども」という図式にしないこと。これでは対等じゃないでしょ? 親が一方的に教えるだけだから。―― でも、親としては悪いことをした子どもを前に「なぜそれをしたのか考えてごらん」なんて言えるような心持ちには、とてもとても、なれません。木村:子どもは本来、叩いたり、蹴ったり、わめいたり、物を壊したりするものなんですよ。それが、本来の子どもの姿。そういう部分は、どの子にも大なり小なりあるんです。問題になる子とならない子の違いは、それがバレるかバレへんか、ただそれだけのことです。子どもは、いろいろな問題を経験しながら、だんだん大人になる。だから、そういうことを経験しないで大人になった子は、つまづくことが多いと思います。■「悪いこと」を封じ込めても、子どもは育たない―― 「悪いこと」を封じ込めるだけだと、大人になって爆発した時が怖い?木村:もちろん、もちろん。そういうこともあるし、むしろ「悪いことを隠せた」ということが、その子にとっては成功体験となってしまう。―― どういう意味ですか?木村:悪いことを隠すことができれば、「悪いことをしても、うまく隠せれば怒られないで済む」という成功体験になるじゃないですか。子どもは、というか人間は、成功体験を得たら、次に必ずまたそれを使います。そうなったら、「自分がやった悪いことを、いかにバレないで、この場を切り抜けるか?」ということばかりを考えるようになる。そうすると、「本来の自分を高めることができない」というところに、確実につながります。―― それは本当に怖いですね。木村:それを防ぐためには、親自身が「子どもがトラブルを起こすのは、当然あることだ」というスタートラインに立てていないと。今、そのスタートラインに立てている親は少ないですよね。なぜなら、子どもがトラブルを起こすと、親が困るから。 ■親は、「自分が困らないように」を中心に対処をする―― 親(自分)が困る。たしかに、本当にそれしか考えていないかもしれません(汗)。木村:それは親だけでなく、教員も一緒です。子どもにトラブルがあったら、教員が困る。困らないようにするにはどうしたらいいか。そこしか考えていないんです。親も教員も同じ。本当は「いちばん困っているのは子ども」やのに…。教員や親は「自分が困らないように」ということで、トラブルの対処をするでしょう? ―― それだけしか考えていませんね。木村:「とにかく謝りなさい!」と言って、「だって俺な…」なんて子どもが言い出そうものなら、「言い訳しない! まだ反省していないの!」と言う。―― 映画『みんなの学校』の中で、子どもたちがトラブルを起こしたとき、木村先生のところに相談に行く場面が出てきますが…木村:ベテラン教員に、こんなふうに聞かれたことがあります。「(ベテラン教員の)私には子どもは絶対に心を開かないのに、校長には1秒で心を開く。私と校長の違いは何や?」と。―― それ、私も聞きたいです!木村:子どもに対して自分、つまり大人が「対等な人間として存在しているか」ということです。その違いだけ。大人は、どうしても子どもより上の立場から物事を考えて「反省させないとあかん」と思ってしまうでしょ。そうなると、子どもは「悪いことをした。今から大人に怒られる」と心が委縮して、心を開くどころの話ではないんです。■一番困っているのは、その子自身―― 本当にそうですね。木村:でも私も、その考えにたどり着くまで、教員時代、失敗を山ほどしてきています。何度も何度も、何度も失敗して「子どもが困った状況」を、それはもうたくさん作ってきました。そこから私は学んだんです。言うてみれば、「やり直し」の人生ですよ。あのときに困らせてしまった子どもに対して、私は「ごめんね」しか言えない。けれども、少なくとも、その子が困ったことで、私がやり直しをさせてもらった。だから、自分が今、目の前にいる子どもには、そこから学んだことを持って関わろうと思う。ただ、それだけのこと。どんなに大きな悪さをしようと、いつも一番困っているのは、子ども。親でも先生でもない。そこを忘れたら、絶対にあかんと思います。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月09日ブロッコリーにキュウリにネギ、はたまたほうれん草まで、緑の野菜片手に足早に駆けつける女性たち。向かった先は駅前の選挙演説。緑をトレードマークに選挙を戦う女性候補者・小池百合子氏の東京都知事選は、かつてないほどの盛り上がりを見せました。野菜を持った女性たちの声援に囲まれる選挙なんて、私もこれまで見たことがありませんでした。都民だけでなく、日本中の関心を集めたことは、地方政治や行政に関心を持つ扉を開いたという大きな効果がありました。その選挙戦を勝ち抜いた小池氏は、東京都としては初めての女性知事となり、その後も途切れることなく、注目を集めています。小池氏の動くところにはマスコミだけでなく、一般人もゾロゾロ。その見事なまでの発信力に、小池氏と対峙していると思われる旧態依然とした政治のおじさま方も、タジタジといったところではないでしょうか。就任から100日以上が経ち、小池知事自らも、「今度は(問題の)あぶり出しから、答えを出していくという段階」と言うように、小池氏によって分かった数々の都政の問題を、どうまとめていくのか、解決していくのか、そちらに関心が集まっていくことになるでしょう。その「解決」が、都民も納得できるものかどうか、小池氏にとって、これからが政治家としての力量が問われることになります。実際、小池百合子都知事になって良くなったの?私はこの100日の小池氏の都知事ぶりは高く評価しています。その理由は大きく二つが挙げられると思っています。一つは、都政の問題がよく分かるようになったこと。これまで都政だけでなく、地方政治、もっというなら、政治そのものに興味のなかった人にまで、都庁を例とした地方行政や議会のしくみや関係などに興味を持つきっかけができたことは、本当に大きな功績です。都政の問題なので、都民以外の人にはあまり関係ないのではという不安をよそに、自分の住んでいるところはどうなのか、と関心を持つようになったなど、「小池ブーム」は全国に広がっていることを実感します。小池ブームの象徴は、「選挙戦での野菜片手に集まる女性」のように感じますが、私のインタビューに小池氏は「私は国会議員時代から、女性の支持の方が多いのよ」と答えていました。つまり、小池知事の誕生は、必ずしも、今まで政治に関心がなかった人たちの目覚めによるものではなく、男女問わず、「何かを変えたい」「悪しき慣習のようなものを変えてほしい」という強い思いによるものだということも、今も9割近い都民の支持を得ている理由であると言えるでしょう。「都民は気づかない」と思われていた私たちが変わる時豊洲新市場の問題、オリンピックの競技会場建設の問題が象徴的に、優先的に進められてきましたが、その真髄は、「どうせ都民には気づかれない」という傲慢(ごうまん)とも言える都庁の体質の中で物事が決められ、その決定の根拠は何かと聞かれれば答えに窮す、そんな馴れ合い体質でした。都民の税金を財源に事業を行う以上、説明のつかないことは行うべきではありません。そのためには、「徹底した情報公開」しか手段はないでしょう。「都民は気づかない」という風土を、私たち都民も変えていかなえればならないのです。私が小池知事を評価する二点目は、何事も「速い!」ということ。小池知事も、なにかにつけ「スピード感を持って」と発言しているように、さまざまな対応が本当に速いと実感します。豊洲やオリンピック関連の調査結果については、「中途半端」などという批判も出ていますが、両方とも、就任2ヶ月を前に、9月末には中間報告などを公表。「3ヶ月以内に」と言われても速い方だというのがこれまでの感覚ですから、これはものすごく速いスピードです。また、都民の要望の多かった待機児童対策として、都庁内保育園を、これまた9月末に開所しました。都知事選をきっかけに、都政や政治に関心を持った人の受け皿を作りたいと言っていたことも、10月30日の「希望の塾」の開塾で実現。まさに超ハイスピードの有言実行は、政治家としての信用にもつながっていくことでしょう。実は、私は20年近く前から、地方自治の改革に興味を持ち、かつて週刊誌で9ヶ月にわたり、全国の地方自治の改革ばかりを取材し連載していた経験を持ちます。そのころは、東京都は取材の価値なく、先進的な取り組みをしている地を取材し、東京に戻ってくると、改革など無縁の東京の空気が「ピタッと止まっている」と感じたものでした。今は、講演などの機会で週に1度は地方へ行きますが、逆に、地方が「ピタッと止まっている」と感じることが多くなったのは、もちろん、さまざまな要因があるとはいえ、この東京の変化に驚きを隠せません。地方自治の取材をしていた時も、その狙いは、「あの地でできるなら、この地でもできる」「そのために大事なのは、まっとうなリーダーを選ぶこと」「そしてそのリーダーを選ぶ権限は、私たちに有権者にある」ということでした。政治は、そして社会は、私たちの手で変えられる。いえ、私たちの手で変えなくてはならないのです。小池知事が「希望の塾」の塾頭としてのあいさつの中で、「皆さんがプレーヤーに」と言っていたことは、そのような意味があると思います。
2016年11月09日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか の続きです。わが子がトラブルを起こしてしまった!トラブル=間違え。「人が生きていれば、必ず間違いは起こる。その時に素直に謝って、やり直せばいいやん」と、木村先生。けれども、「そんなこと、親として、とても言えない」という人が多いのではないだろうか。■「間違ったらやり直せばいい」と親が言えるか?「子どもには、たくさん失敗をさせてあげてください。今の子たちに欠けているのは、“失敗をする体験”です」。教育ライターとして取材を続ける中で、教育関係者の方からは、この手の話を耳にタコができるくらい聞いてきた。たしかに「失敗する体験」が子どもに必要なのは、よくわかる。何度となく記事にもしてきた。けれども、1人の母親としての自分自身に立ち戻ってみると「間違ったら、やり直せばいい」なんて、わが子に対してちっとも思えなかった。結果、「失敗しないように」と、ついつい子どもを管理してしまう。「頭ではわかっているけれど行動が伴っていない典型」のような子育てを、私はしていた。■常に新しいことが起こり続けている世の中そんな、いち母親としての私の心に、本気で響いた木村先生の言葉がある。今の社会はグローバル化によって急速に変化し続けています。常に新しいことが起こり続けているわけです。そうすれば、間違わないなんてことはありません。その時に間違ってはいけないなどと言うと非常に辛くなります。そうではなく、間違ったら素直にその間違いを認め、やり直す姿勢をつけることこそが大事なのです。そう考えたら、「先生、ここ間違っとったわ。ごめんな」と言って、やり直すことはとても大事なことだと思えませんか? それができれば、必ず教師を手本にして「ごめんなさい」と言い、その間違いから学べる子どもになっていきます。出典:『「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』(木村泰子・著/小学館)■木村先生が、大空小学校の「やり直し」第1号「みんなの学校」の映画の中で、木村先生は開校当時に問題を起こしていたある子どもに対して、「あの子さえいなければ」と感じたという告白をする。そんなこと、教育者たる人だったら普通は言えないだろう(実際、教育者でなくても、おおっぴらには言えない)。けれども、木村先生はこう言う。「あの告白なしにして、今の大空はありえない。やり直しの第1号は私かな」と。木村先生は、教育者である以前に、「本気で生きている人」である。そして、そんな木村先生の「本気」に触れると、「私も、もうちょっと本気を出して生きたいな」と、痛切に思うのだ。次回は、「うちの子が何をどう思って、その行為をしたのか?」ということを親がきちんと理解していない限り、子どもは「やり直し」ができない、というところに話を戻すことにしよう。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月08日突然だが、ドキュメンタリー映画 『みんなの学校』 をご存じだろうか?映画館での上映は1年以上前に終わっているのに、全国のママたちが今でも自主上映会を開催しているという異色の映画だ。それはつまり、ママたちが「私も、この映画のために何かしたい!」という気持ちになる、ママたちを「突き動かしている映画」ともいえる。右:『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』』(小学館)今、映画を中心とした輪は子を持つ親や教育関係者だけでなく、さまざまな分野の人にまで広がっている。たとえば、IT企業の社長。一見、子どもの教育とは何の関係もなさそうだが、経営者という立場からすると「人が育つ、人を育てるとは、どういうことなのか?」という点が気になり、無関心ではいられないそうだ。■広がる「みんなの学校」の輪『みんなの学校』の舞台は、大阪市立大空小学校。そう、公立の小学校だ。その地域に住む子どもなら誰でも通える。一般的な学校と少し違うところがあるとすれば、特別な支援が必要な子が全校児童220人中30人を超える(映画撮影時)こと。それでも、特別支援教室はつくらず、みんなが同じ教室で学んでいる。ただし、それだけなら、ほかにも同様の学校はあるだろう。大空小学校のすごいところ、それはこれだけ「賑やかな学校」なのに「不登校児が0人」なことだ。それぞれの子に、それぞれの居場所があるということに感動する。 そんな「みんなの学校」の劇中で輪の中心にいるのが、大阪市立大空小学校 初代校長の木村泰子さん。大阪市立大空小学校の校長を9年間勤め、「大空小学校の空気」を作り上げた。そして2015年春、45年間の教職歴をもって退職。現在は全国各地で講演活動に多忙な日々を送っている。そんな多忙な木村先生に、今回運良くお話を伺うことができた。■その子がその子らしく育つ以外に学校の目的はない「木村先生の話を、どこから始めよう?」今回、記事を書くにあたり悩んだポイントがそこだった。なぜなら、私自身が受けてきた「教育」(ごく一般的な日本の教育だ)と、木村先生の世界観は、かなりかけ離れているからだ。「今まで、自分が教育だと思っていたこと」を一旦、手放すくらいの気持ちがないと、木村先生の世界観は、すんなり入ってこない。「私が教育だと思っていたこと」と「木村先生の世界観」は、何が違うのか? それは、スタート地点だ。ひと言で言えば、木村先生は「子どもありき」の人。「その子が、その子らしく育つ以外に学校の目的ってないじゃないですか。視点は、そこにしかありません」(木村先生)親に言い換えれば、「我が子が、我が子らしく育つ以外に家庭の目的はない」ということになる。そんなこと、なかなか言えないし、思えない……。 結論として、今回の原稿は「取材テープを文章にし、それを微調整したもの」に留めた。取材前、記事の構成を練って作った企画書も、木村先生の言葉の前には何の意味もなかった。さて、まずは「わが子がトラブルを起こしたとき」のことから、話を始めてみよう。 ■わが子がトラブルを起こしてしまった! そのとき、親は?―― 先生は「人が生きる場所では必ずトラブルが起こる」とおっしゃっていますね。木村先生(以下、木村):あたりまえやん。「トラブルがない学校」なんて聞くと、私はひっくり返ります。トラブルはあって当たり前。トラブルは、すべて生きた学びになります。 ―― わが子がトラブルを起こしてしまったとき、親はまずどのような心持ちでいるのがよいのでしょう。木村:トラブルがあって、「お母さん、ちょっと来てください」という連絡があった場合、ほとんどの親は、学校から「来てください」と言われた時点で「うちの子は何かやってしまった、迷惑をかけた」というフィルターがかかりますね。けれど、そうしてフィルターをかけること自体、間違っているんです。―― どういう意味ですか?木村:「わが子がトラブルを起こした」というとき、親は迷惑をかけた相手や学校、つまりは「周りのこと」がまず気になるでしょ。でも、一番に見つめるべきは、「どうして、うちの子がそれをしたのか?」ということ。「うちの子が何をどう思って、その行為をしたのか?」ということを親がきちんと理解していない限り、子どもは「やり直し」ができません。「やり直し」とは、木村先生の教育観の大きな柱のひとつ。「人が生きていれば、必ず間違いは起こる。その時に素直に謝って、やり直せばいいやん」と、木村先生。次回に、木村先生の「やり直し」について説明しよう。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月07日グローバル化が進む昨今、教育にも「国際化」をのぞむ家庭が増えています。語学はもちろん、相手を尊重し、柔軟な考え方ができるコミュニケーション能力の高い子に育てたい。そんな風に考えるママを中心に注目されているのが3歳から19歳までの生徒を対象にした「国際バカロレア」という教育プログラムです。文部科学省も「国際バカロレア」の普及・拡大を推進しています。2018年までに、国内における国際バカロレア認定校を200校までに増加させる取りくみが進められているのだとか。国際バカロレアって、一体どんな教育なのでしょうか?■「国際バカロレア」が提唱する人物像国際バカロレア(IB : International Baccalaureate)は、本部をジュネーブに置く、国際バカロレア機構が提供する教育プログラムです。国際バカロレア教育のいちばんの目的は「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探求心、知識、思いやりに富んだ若者を育成する」こと。そして、人が持つ違いを「違い」として理解し、自分と異なる考えの人々にも、それぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人を育成することだそうです。具体的には、「IBの学習者像」として、以下の10の人物像が挙げられています。・探求する人・知識のある人・考える人・コミュニケーションができる人・信念をもつ人・心を開く人・思いやりのある人・挑戦する人・バランスのとれた人・振り返りができる人出典:文部科学省/国際バカロレアについて また、年齢に応じたプログラムが組まれています。・プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)3歳~12歳を対象。初等教育。・ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)11歳~16歳を対象。中等教育。・ディプロマ・プログラム(DP)16歳~19歳を対象。大学入試を目的としたもの。・キャリア関連プログラム(CP)16歳~19歳を対象。専門学校への進学や就職を目的としたもの。IB認定校で「ディプロマ・プログラム」を取得すると、世界の大学の受験資格を得られるというメリットもあるのだそうです。日本でも、IBの成績を入試に取り入れる大学が増えているのだとか。■自主的な学習を最重要視する「国際バカロレア」ディプロマ・プログラムには、「コア」といわれる「課題論文(EE)」、「知の理論(TOK)」「創造性・活動・奉仕(CAS)」の3つの必修要件があり、普通の科目と並行して履修します。TOKは批判的思考などを養うための授業のため、毎回ディスカッションが行われるそうです。先生が一方的に知識をたたきこむのではなく、自分たちで考え、取りくみ、自主的に行動することを重要視しているのです。また、それぞれのカリキュラムは、地域のニーズや文化的状況にも合わせて編成するようになっているようです。認定校の初等部のカリキュラムを見てみると、国語、算数、理科、社会…と、一般の小学校とほぼ同じ教科が並んでいます。しかし、授業は外国人教員と日本人教員がどちらもいる状況で行われ、すべての教科において英語習得の機会となるため、初等部6年間のあいだに英語で自分の考えをディベートできるようになります。インターネットの普及やその技術向上により、海外留学する人は年々減っているそうです。その一方で、世界がぐっと近くなり、国際的な視野が求められているのはいうまでもない事実。国際バカロレア認定校は、玉川学園、東京学芸大学付属国際中等教育学校、東京都立国際高等など、全国に39校あります(2016年11月現在)。正直、入学金や授業料が高額の学校もあります。しかし、留学と比べれば…ですし、安全な日本で国際的な教育が受けられることを考えると、検討してみる価値はありそうです。(参考)・ 文部科学省/国際バカロレアについて
2016年11月04日「本当はもっといい子のはず」「やれば必ずデキる子なのに…」などと、なかなか思うようにいかない我が子のふるまいを、歯がゆく思うことはありませんか? そのイライラやあせりから、怒ったり、必要以上に厳しくしてしまったりすることも…。今回は、大人の言葉選びで変わる、子どもの伸ばし方を紹介します。■人は誰しも言葉しだい「まったくだらしないんだから!」「どうせ失敗するんだから、やめておきなさい!」「あなたは本当にビビリね」…などなど、知らず知らず、我が子に浴びせているネガティブな言葉。たとえ真実でも、あえて言葉にするのはやめましょう。ママが発するネガティブな言葉によって、子どもはさらにダメなほうへと進まざるを得なくなってしまうからです。「親子教室に参加したときのこと。その日の課題が絵画だとわかり、『私の子だからうまく描けるはずがないね、きっと』となにげなく言ったら、『僕は絵が下手なんだね…』としょんぼり。完全にやる気を失ってしまった」(30代前半)言葉が与える影響は相当なもの。大人だって、ささいなひとことに落ちこむこともあります。そのことを考えると、ネガティブな言葉で子どもが受けるダメージがどれほどか、想像に難くありません。我が子に声がけするときは、できる限りポジティブな言葉で! 実際に子どもにもいい影響があるようです。「落ちつきのない長男を『好奇心旺盛な冒険家』と言い、やることなすこと何でもトロい次男を『思慮深い慎重派』と言う義母。子どもたちは、そんな義母が大好き。夫の実家から帰ってくると、いつも自信に満ちたいい顔になっているような…」(20代後半)このように、前向きな言葉で励まし、その人のいい面を引きだす行為を「ラベリング」というのだそう。「あなただったら○○できるはず!」「あなたは□□な人!」などと、肯定的な言葉をかけ続けていると、その人に備わるプラス面がどんどん表に出てくるのだとか。■ママの願望は押しつけない!ラベリングは言葉の魔法。これを実践することで、子どもたちがイキイキ変わります!ポジティブな言葉をかけることで、どんどん変わっていく子どもたち。誰だって、ほめられるのは大好き! 幼い子はこころがやわらかく素直なため、ちょっとした励ましもすみずみまでしっかりと染みわたり、どんどんいい方向へと、自分を変化させられるのです。ただし、いくら効果があるといっても、ママの理想や願望を押しつけるのはNGです。「我が子はどちらかというとおとなしいタイプ。でも、私も夫も、先頭に立ってグイグイひっぱっていく感じ。息子にもそうなって欲しくて、『あなたにはリーダーの素質がある』みたいなことを言っていたら、それがプレッシャーになったのか、幼稚園に行きたくないと言いだした…」(30代前半)ラベルは、本人のプラス面を引きだすためのもの。その子にまったくない要素や本人が望んでいない方向のラベルは、負担をかけるだけで、まったく効果はないそうです。また、ラベルの貼りすぎにも要注意! たくさんほめられるのはうれしいけれど、一気に貼られるとそれが重荷になり、結局、何ひとつこころに響かない可能性が…。ママの言葉を信用できなくなるというケースもあるようです。ラベリングをする際、まずやるべきことは、我が子のなかに眠っている“いいところ探し”。日ごろからしっかり観察して、見つけた可能性の芽を大切に育むべく、ひとつひとつていねいに、ラベルを貼ってあげましょう。
2016年10月30日子どもの成長を祝い、幸せを願う七五三。うれしいイベントである反面、着物を着せたり記念写真を撮ったりと、なにかと準備も大変です。とくに子どもが小さいうちは、予期しないハプニングも起こりがち。当日慌てないためにも、見落としがちなポイントをチェックしておきましょう。■当日の持ち物をチェック! あると便利なお役立ちアイテムお参り当日は、着つけの用意や初穂料など、持ち物がたくさん。貸衣装を利用する場合は、当日必要なものをリストで渡されることも多いようです。それ以外にも、子ども用に準備しておくと役立つアイテムがあります。持ち物リストに加えて、いざというときに慌てないようにしておきましょう。・履きなれた靴慣れない草履で歩くのは、子どもにとって大変なこと。足が痛くなってご機嫌ななめに…ということにもなりかねません。履きなれた靴やサンダルを用意して、移動の際には履きかえるようにしましょう。・飲み物はストローで着物を着る前には必ずトイレをすませ、お参り中は水分をとりすぎないようにしましょう。飲み物を衣装にこぼしてしまわないようストローを忘れずに。100円均一ショップでも売っているペットボトル用ストローが便利です。・おやつはひと口で食べられるものを気分転換のためのおやつも、着物にこぼさないようひと口で食べられるものを。おすすめはアメやグミ。チョコやガムは汚れやすいため、避けた方が無難です。・食事会は着替え持参でお参りのあとに親戚そろって食事会、というケースも多いもの。長い時間着物でいると子どもも疲れてしまうため、着替え持参がベストです。着物のまま食事をする場合は、汚れ対策のための大きめのハンカチやタオル、袖をとめるための洗濯バサミやひもを用意しておきましょう。・女の子にはヘアピンやスプレーを用意せっかくかわいくヘアセットしても、当日動いているうちに乱れてしまうことも。ヘアピンやスプレー、ムースなどを用意して、髪が崩れそうなときはサッと直してあげましょう。■両家の親戚への事前確認も忘れずに意外と忘れがちなのが、一緒にお参りする親戚への事前連絡です。当日の朝、忙しいさなかに、急に祖父母から「迎えに来てほしい」と言われるのは避けたいもの。あらかじめ、集合場所や交通手段の確認をしておきましょう。両家の祖父母が参列する場合は、ドレスコードを決めておくと◎。片方は正装で片方はカジュアルだと、記念写真もちぐはぐな印象になってしまいます。服装の希望がある場合は、前もってお願いをしておくとよいでしょう。■ぐずり防止はどうすればいい? 子どもの気分を盛りあげるコツ動きづらい着物や慣れないヘアメイクは、子どもにとっては窮屈なもの。とくに3歳のお参りの場合は、「疲れた」とぐずってしまうことも多くあります。できるだけ子どもが楽しく過ごせるよう、上手に気分を盛りあげたいですね。お参りの前には、「○○ちゃんがお兄さん(お姉さん)になったから、神様に見てもらおうね。これからもいっぱい幸せになれますようにって神様にお願いしようね」と、子どもにもわかるように七五三の意味を教えてあげるといいでしょう。着つけがすんだら、「かっこいい!」「お姫様みたい!」などとその気にさせるのもコツです。お気にいりのぬいぐるみやおもちゃなどがある場合は、一緒にお参りするのもひとつの手です。普段は外に持ちださないぬいぐるみと一緒なら、スペシャル感もよりアップするはず。また、お参り当日は、時間がたつほど、着物が着くずれたり子どもの機嫌が悪くなったりする可能性があります。スナップ写真は、着つけが終わり次第、早めにたくさん撮っておくとよいですよ。
2016年10月29日寒くなる前に子どものトイレトレーニングを完了させたいと思っているママは多いと思います。でもつまづきやすいのが「うんちのトイレトレーニング(トイトレ)」です。我が家もトイトレ真っ最中。おしっこは徐々にトイレでできるようになってきて、調子がよければ一日中オムツを汚さない日もあります。しかし、うんちとなると話は別。じつは、うんちがトイレでうまくできないのには、子どもなりの理由があるのだとか。それを知っているだけで、トイトレの壁が少し低くなりそうです。■「うんちトイトレ」はおしっこのトイトレが終了後うんちトイトレの失敗の原因は、おしっことうんちのトイトレを一緒に行おうとした開始時期に問題があったかもしれません。うんちの回数や時間には個人差があっても、うんちをコントロールする力の成長過程はどの子どももだいたい同じ。その成長段階を理解しておくと、「うんちができない理由」がわかります。<うんちをコントロールする力の成長メカニズム>・新生児期~生後6ヶ月までうんちをためておくことができず、ゆるいうんちをひんぱんにする・生後6ヶ月~1歳すぎうんちがたまる感覚がわかり始める・1歳すぎ~3歳ごろうんちがたまる=「うんちがしたい」という感覚を認識する・3歳~5歳ごろうんちをトイレまで我慢することができるようになる・5歳ごろ~就学前うんちの習慣が身につく成長段階をみていくと、おしっこのトイトレを開始する人が多い1歳すぎ~3歳ごろは、うんちについての感覚はまだまだ発達途中ということがわかります。うんちのトイトレは、我慢ができるようになる3歳から5歳にはじめて、就学前までに習慣化させるとよいようです。 ■うんちをトイレでできない理由うんちをコントロールできるようになり始めてからも、「うんちをトイレでしたくない」と嫌がる子どもは多いみたいです。拒否するのは、こんな理由があるそう。<子どもがトイレでうんちをするのを嫌がる理由>・うんちをする場所が決まっている・便器だと足がつかずにうまくいきめない・うんちをトイレでする認識がない・うんちをするスタイルが決まっているトイトレ中のママには、思いあたる点が多いのでは。私もトイトレを始めてから気がついたのですが、子どもがいきむスタイルはだいたい同じ。カーテンに隠れてする子やテーブルの下など場所にこだわりのある子も多いようです。嫌がる理由がわかったら、さっそく対策を練りましょう。■うんちトイトレの準備うんちトイトレは、おしっこのときよりも、少しだけ準備期間が必要。始めるための準備とトイトレの流れをまとめます。●心の準備:うんちをトイレですることを認識させる絵本でうんちの仕組みや、トイレですることを教えてあげるのがオススメ。ちょっと恥ずかしいですが、ママがトイレに行くときに、一緒に連れて行くのもよいかもしれません。おしっこのトイトレのときにも、「うんちもトイレでするんだよ」と教えてあげてください。●環境の整備:トイレに足場を設置する足が床についていないと、不安定でいきめない子も多いようです。おしっこトイトレで補助便座を使っている家庭は多いと思いますが、さらに足場を設置してあげると両足が置けて、いきみやすくなります。100円ショップで売っている踏み台など活用している家庭も多いそうです。心の準備と環境が整ったら、徐々に声かけから開始。うんちをする合図を見逃さずに、「今だ!」と思ったらトイレに誘ってみましょう。「大丈夫~」「出ない~」と子どもが言っているうちは、そのままオムツにさせてOK。毎日声かけすることで、ある日、突然トイレでできるようになることもあるそうです。■ママはおおらかな気持ちでトレーニングが進まなくても、親が焦ったりイライラしたりするのは禁物。不安やストレスは、排泄におおきく影響します。トイトレのプレッシャーから「トイレ嫌い」になることもあるようなので注意して。先日、トイトレを完了したママ友は、親が真剣に取り組んでいるときは「トイレに行きたくない」と言っていたとか。子どもがおしっこを失敗するたびにイライラして「もう無理! オムツに戻す」とトイトレを中断したとたん、「お兄さんパンツ(布パンツ)にする~」と、子どもが自ら『脱・オムツ宣言』をしたと教えてくれました。その子は、宣言してから一度も失敗していないのだとか。トイトレは、失敗するたびに部屋が汚れ、洗濯物が増えるので、ママにとってもとても大変。余裕があるときは布パンツ、忙しいときはオムツといったようにママが楽になる方法でチャレンジすることも大事です。子どものタイミングに任せると、かえってスムーズに進んでしまうことも。親にできることは、「準備」と「声かけ」。そこをしっかり押さえていれば、失敗しても「まぁ、いっか」とおおらかな気持ちで、子どもを見守れるかもしれませんね。
2016年10月29日一冊の絵本を真ん中に、抱っこしたり寄り添ったり…。互いのぬくもりを感じながら、ママと子がしあわせを分かち合う、読み聞かせの時間。このひとときをもっと幸福に過ごせたら最高ですよね。ほかの家庭ではどのように過ごしているのか、先輩ママたちのひと工夫を聞いてみました!■読んで聞かせて、こころ穏やか!想像力や創造力が育まれる、注意力や集中力が身につく、スキンシップで絆が深まる、ママの優しい声で精神が安定する…などなど、誰にでも気軽にできる絵本の読み聞かせは、究極かつ最高の幼児教育かもしれません。もちろん、ママにだってメリットがいっぱい! 読んであげることで脳が活性化するのはもちろん、感情のコントロールにも役立つのだそうです。先輩ママの声を紹介します。「ひとり遊びができるようになると、毎日一緒にいるのにスキンシップは激減。唯一べったりできるのが読み聞かせで、そのときは子どももうれしそう。ずいぶん大きくなったなとか、まだまだかわいいところがあるなとか…。腕の中の我が子に愛しさがあふれ、『もっと大切にしてあげなくちゃ』という、やさしく穏やかな気持ちになります」(40代前半)絵本の時間を楽しんでいれば、子どもに対するイライラやガミガミも激減!? ストレスフルな暮らしの中でも、やさしく穏やかな、天使のこころを取り戻せるみたいです。■物語をとことん味わって!絵本を読んでもらったときの情景、やさしいママの声、そのとき感じたぬくもりなど、絵本にまつわる記憶は、こころの奥底で永遠に生きるもの。つらいときや悲しいとき、ふいにそれらがよみがえってきて自身を癒し、勇気や活力をくれるのだそう。先輩ママたちは、どのように読み聞かせをしているのでしょうか。「ダンボールで仕切った一角を絵本の小部屋と呼び、読み聞かせはそのスペース内で。狭い空間で身を寄せ合っていると集中できるみたい。何だか秘密のことをしているみたいでワクワクドキドキ。完全に、絵本の世界に入っちゃいます」(30代後半)「自分が読んでいると、字を追うことに集中して子どもの反応に無頓着になってしまうから、読み聞かせ係はパパ。それを子どもとふたり、楽しみます。一緒に笑ったり驚いたり、意見を言い合ったり…。ママと子どもというよりは、共感し合う親友のような感覚に」(30代前半)子どもをひざにのせ、ゆっくりとページをめくるシンプルなスタイルもいいけれど、せっかくのラブラブ母子時間、シチュエーションをいろいろ工夫しても楽しそうですね。■「読み終わった後」の親子時間も楽しもう!また、読み聞かせの記憶をより鮮明にするのが、実体験。読んで終わりではなく、そこからさらなる広がりを工夫することで、ママとの思い出が、より楽しく豊かになるのです。「我が家の読み聞かせは、読み終わったあとが本番。物語の舞台のような森へ探険に出かけたり、主人公が挑戦していたお菓子を作ってみたり…。子どもとふたり、絵本の世界を再現するのにハマり中」(20代後半)「読んだ絵本を脚本にして、ごっこ遊び。うちの子はとても几帳面なので、セリフは一言一句正確に言いたい派。そのため、読み聞かせの最中は超真剣。話の流れや言葉を完璧に覚えるべく、食い入るように集中している」(30代後半)絵本がもたらす効果は計り知れないもの。とことん追究&味わいつくすつもりで本に向き合うと、その一冊から、多くのよろこびを共有できるはずです。
2016年10月28日「ママ」「パパ」と呼ばれている親が半数以上の今、小さいうちはいいけど中学生や高校生になってもその呼び方でいいのかと考える人もいると思います。特に男の子はいつまでもママと呼ばれるのも困りものです。では、呼び方を変えるのはいつごろがいいのでしょうか?Q.あなたはお子さまからなんて呼ばれてる?1.パパ・ママ 60.5%2.お父さん・お母さん 30.2%3.名前 2.8%4.その他 6.5%子どもが未就学児の場合は圧倒的にパパ・ママが多いのに対して、小学校高学年から中学生になるとお父さん・お母さんにシフトしていくようです。■最初からお父さんお母さん派子どもが小さいときからお父さん・お母さんと呼ばせている人は、パパ・ママと呼ばせることなく、最初からあえてお父さん・お母さんと教えたそうです。年齢やキャラを考えて「ママ」ではなく、「お母さん」と呼ばせることを選んだ人が多いみたい。「年齢的にか、自分のことをママと呼ばせるのに抵抗があるので、最初からお父さん、お母さんです」(北海道 40代女性)「小さい時からお母さん、お父さんと呼ばせています。ママやパパが似合わないと思って」(青森県 30代女性)「私自身ママって感じじゃないので、最初からお母さんと呼ばせています」(茨城県 40代女性) ■成長とともに子ども自身が呼び方を変えた小さいときはパパ・ママだったけど、周りの環境に応じて自分で呼び方を変える子どもが多数派。小学1〜2年のときに最初のタイミングがやってくるようです。男の子の場合、ここで変わらなかったら「いつまでママと呼ぶのかしら?」とママ自身が不安になることも。「小学1年生の息子は小学校などでは、お父さん・お母さん。普段はパパ・ママと呼んでいます。お友だちの前でパパ・ママと呼ぶのは恥ずかしくなってきたようです」(神奈川県 40代女性)「小学2年生のころママやパパから、お母さんやお父さんに変わった」(神奈川県 40代女性)「そろそろ小学2年生になるので、ママって呼ぶの恥ずかしいから、お母さんにしようかな〜って言っていました」(茨城県 30代女性)■うちはちょっと変わった呼び方で呼ばれています面白いものから悲しいものまで、ちょっと変わった子どもからの呼ばれ方をご紹介します。反抗期ともなれば、呼ばれるだけマシと考えた方がいいのかもしれません。「おかん」(神奈川県 40代女性)「父ちゃん、母ちゃんです。周りの反応が面白いですよ。最近ではめずらしいんでしょうね」(鹿児島県 40代女性)「高一の息子からは父ちゃんだったのが、いつのまにかおっさんですよ」(神奈川県 50代男性)「チチ・ハハです。昔見たドラマで小さい子がそう呼んでいるのが可愛かったから」(茨城県 40代女性)Q.あなたはお子さまからなんて呼ばれてる?集計期間:2016.09.22〜2016.09.29アンケート回答数:12480件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月28日毎年10月31日に行われるお祭りといえば「ハロウィン」ですよね。もとは秋の収穫をお祝いして悪い霊を追い払うという宗教的な意味が込められたお祭りでしたが、アメリカでは「みんなで楽しもう!」という民間的なイベントになり、そうした意味合いはほとんどなくなったそう。日本でもそんな風習を真似て、魔女やおばけの変装を楽しんだりするようになりましたね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、親子でハロウィン気分が楽しめる絵本を集めてみました。おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく原作:M.レイ H.A.レイ/訳:福本 友美子/出版社:岩波書店 「おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく」(絵本ナビ紹介ページ) 大人気おさるのジョージシリーズ。初めて仮装パーティーにお呼ばれしたジョージはあれこれと考えた末、カウボーイに変身することに。ところが仮装を披露する前におばけ騒ぎが起こってしまって…。愛らしい仕草と、ユーモアあふれる行動で、そこにいるみんなを笑顔にしてくれるジョージ。ちょっとそうぞうしいけれど、参加したらきっと楽しいハロウィンパーティーの様子に、子どもたちの目もキラキラ輝いてしまいそうですね。ハッピー ハロウィン!作:新井 洋行/出版社:講談社 「ハッピー ハロウィン!」(絵本ナビ紹介ページ) ハロウィンの夜、誰かがドアをノックしています。ガラス越しに映るシルエットに「誰だろう?」と親子で顔を見合わせ、ページをめくってみるとそこにはニコニコ笑顔のおばけちゃん。オオカミ男にドラキュラと、次々にやってくる珍しいお客さんにワクワク!「うちの子は、おばけが苦手だからどうかなぁ…」とお悩みのママも、ここに登場するおばけたちはみな愛らしくてかわいいキャラクターばかり! だから安心できます。最後には自分も変身できる「おばけになれるしかけ」がついているサプライズもありますよ。ゆめちゃんのハロウィーン 作・絵:高林 麻里/出版社:講談社 「ゆめちゃんのハロウィーン」(絵本ナビ紹介ページ) ニューヨークで暮らし始めたゆめちゃんは今年、本格的にハロウィンのお祭りに参加することになりました。お母さんがつくってくれた魔女の衣装をきて「トリックオアトリート!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と家々を巡ります。玄関先に顔の形にくりぬいたかぼちゃ「ジャックオーランタン」を置いたり、どんな仮装をするか考えたり、ハロウィンはその準備期間もまた、心躍る時間です。舞台はハロウィンの本場であるアメリカなので、当日の様子、お祝いの仕方などを子どもに教えるときにも役立ちますね。 モリくんのハロウィンカー 作・かんべ あやこ/出版社:くもん出版 「モリくんのハロウィンカー」(絵本ナビ紹介ページ) コウモリのモリくんから、かえる、きつね、ねずみの兄弟たちのもとに届いたのはハロウィンパーティー開催のお知らせ。みんな、どんな格好をしていくかで大盛り上がりです。この日のためにカボチャのランタンの車をつくったモリくん。みんなで乗り込んで森の中のおうちを回り、お菓子をたくさんもらうことができたのもつかの間、ねずみ兄弟がお菓子をつまみ食いしてしまい…。モリくんが夜のお出かけを楽しみにするのは、夜行性のコウモリならでは! そんなことを感じながら、ハロウィンの非日常気分をほっこり楽しめる絵本です。めくってものしり絵本 もっとたのしい ハロウィンがいっぱい!文:リチャード・プラット/絵:リチャード・ワトソン/訳:田中 亜希子/出版社:小学館 「めくってものしり絵本 もっとたのしい ハロウィンがいっぱい!」(絵本ナビ紹介ページ) ハロウィンってなに? 世界には他にどんなお祝いがあるの? など、ハロウィンにちなんだことがたくさん紹介されている絵本。日本に浸透してきたといっても、本当はどんなお祭りなのか、分かりやすく子どもに説明するのが難しいときもありますよね。この絵本ではハロウィン発祥や世界一大きな仮装行列のこと、トリックオアトリートの意味などが、しかけをめくることによって解説されています。ハロウィンをとことん堪能したいなら、この絵本で知識を増やしてみるのもおすすめです。今年のハロウィンはどんな風に過ごしますか? 仮装してパーティーに参加する人も、おうちを飾り付ける予定の人も、いつもと変わらず過ごすという人も、絵本を読んで心躍らせてみてはいかがでしょうか。ハロウィンは1年に1度! そんな非日常気分を味わうのも、たまにはいいかもしれませんね。データ協力: 絵本ナビ
2016年10月27日今やほとんどの人がやっているSNS。何気なく日常の写真を投稿しているだけでも、個人情報の流出や子どもの情報を垂れ流しにしてしまっていることも。そこでママとパパに緊急調査しました。あなたはSNSへ子どもの写真を投稿することについてどう思いますか。Q.SNSにお子さまの写真を載せる?1.載せている(全体に公開) 7.6%2.載せている(友人や一部の方のみに公開) 37.6%3.載せていない 28.3%4.SNSをやっていない 26.5%やはり親は子どもの写真には気をつけているようです。限定公開にしている人が一番多く、写真は載せていないという人も3割近くいました。全体公開にしている人はわずか7.6%。今まで公開していた人は、これを機に子どもの写真投稿について考えてみてください。■何があるかわからないから絶対に載せない!SNSによる個人情報の流出を脅威に思っている人からのコメントが多く寄せられました。特に子どものことに関しては敏感なようです。「子ども関係で事件が発生しているので、怖くて載せていません」(茨城県 40代女性)「SNSは個人情報が満載です。信頼できる仲間以外へ流出した場合を考えると、子どもの顔が知られるのはリスクでしかありません」(神奈川県 40代男性)「絶対載せません。今の世の中怖すぎます」(北海道 30代女性) ■限定公開や顔がわからない写真を投稿遠方にいる親や親戚、友人などへ近況報告として限定公開で投稿をしている人や、顔がわからないような写真のみ投稿している人も。「知り合いのみに公開で載せています。海外とか遠くにいる友人への近況報告代わりになっています。向こうの様子も見れて楽しいです」(神奈川県 40代女性)「LINEやフェイスブックに友達限定で載せています」(三重県 40代女性)「顔が写っていないものなら載せています」(千葉県 30代女性)「友達の友達へと拡散していってしまうので、色々と特定できない形の写真しか載せません」(神奈川県 40代女性)■知らないところで投稿されてる可能性も・・・子どものイベントなどの集合写真が知らない間に投稿されてしまっていることもあるかも。自分が投稿するときには、他のお子さんが写っていないかなどの配慮もしましょう。「何があるかわからないので自分では載せませんが、お友だちと一緒に写っている写真などは、知らないうちに載せられていないか、少し気になることはあります」(神奈川県 40代女性)Q.SNSにお子さまの写真を載せる?集計期間:2016.08.11〜2016.08.18アンケート回答数:7309件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月27日画数や読みなどいろんなことを考えてつける子どもの名前。みなさんはどうやって決めましたか? キラキラネームなんていう言葉も広まり、親が思いを込めてつけるあまり、他人からは読めない名前と思われてしまうこともあるようです。Q.お子さまの名前、誰が付けた?1.自分もしくはパートナー 90.9%2.両親や親戚 3.9%3.名付け本やインターネットサイト 2.4%4.姓名判断などの占い師 1.4%5.その他 1.5%ほとんどの人が自分もしくはパートナーで決めたと答えた子どもの名前。子どもが生まれて最初のプレゼントでもあり、一生付き合っていくものでもありますから、納得がいくものを付けてあげたいというのが親心です。■夫婦で一緒に決めたという人が多数派夫や妻のどちらかがリードして決めたというパターンもありましたが、最も多かったのが二人で決めたというもの。中には、同じ名前を候補にしていた! なんて運命的なことも。「おなかにいるときから、主人と2人でどんな名前にしようか考えて決めました。『どんな子に育ってほしい?』など名前を考える日々は幸せでした」(神奈川県 30代女性)「嫁さんと二人で決めました。大事な我が子、その子に一生ついていくもの。他人には任せられません」(鹿児島県 40代男性)「主人と別々に考えたのに同じ名前を考えてた! これは運命だと思ったので、その名前をつけました」(千葉県 40代女性) ■本やネットで調べてとにかく悩んだ名前は読みと漢字だけでなく、画数や名字との相性なども考えなければいけません。また、性別がギリギリまでわからないときには、男の子のときと女の子のときの、両方のパターンを考えておかないといけないので、さらに悩むことに。「人生において一番悩んだ子どもの名付け。親になって最初の仕事ですね。今となっては素敵な思い出です」(三重県 30代女性)「入院が長かったので、本を読みまくり字数を調べて、良さそうなものを主人に報告して、二人で決めました。双子で生まれるまで性別がわからなかったので、何通りも調べました。懐かしいです」(神奈川県 30代女性)■クラスの子どもたちの名前が読めない保育士さんは仕事で、子どもの名前が読めずに困るという経験をしているので、自分の子どもはシンプルで読みやすい名前をつける傾向があるよう。これって「保育士あるある」みたいですよ。あまりにオリジナルにこだわると、他人からは読みづらい名前になってしまうことも。「保育士をしています。今はクラスの半数以上の子がすぐに読むことができない難しい名前です。なので、我が子にはみんなにすぐに読んでもらえる名前をつけました」(佐賀県 40代女性)Q.SNSにお子さまの名前、誰が付けた?集計期間:2016.09.05〜2016.09.19アンケート回答数:7220件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月24日わが子が年長になると、入学準備のために「あれもやらなきゃ、これも必須」と、いそしむママも多いはず。ただやりすぎてしまうと、あとでかえって大変なめにあうことも…。幼稚園や保育園のうちに本当にやっておくべきことはなんでしょうか。先輩ママや先生たちに聞いてみました!■やりすぎ注意報発令! 入学準備で失敗しちゃったケースとは園児から児童へ…。そのステップを前にママたちは、緊張感でいっぱい。かわいいわが子が周囲からおいていかれないように、毎日楽しく学校生活を送れるように、いまからできる限りのことをやってあげたいと思うのがママ心。ピカピカの一年生となるべく磨き上げる気合いで十分です。いろいろなことを先んじて学んでおけば、余裕ができて気分的にラク。新しい環境でも臆することなく、のびのび楽しく過ごせると思いがちなママたち。ちょっと待ってください! がんばりすぎると空回りしてしまったり、やりすぎてしまったりして、入学後、かえって苦労したケースも少なからずあるようですよ。・「字の読み書きや簡単な計算は完璧! そのため授業が退屈で、周囲にちょっかいを出すように…。『なんでこんな簡単なことを間違うの?』と、できない子を傷つけてしまったことも。先生にも疎まれちゃったみたい」(30代前半)・「入学前にビシビシやらせすぎたせいか、勉強そのものに興味を失っちゃった。授業中はボケーと気が抜けた感じに…」(30代後半)また、先生からはこんな指摘が…。「何事も最初が肝心! たとえば文字。いい加減な書き順で覚えてしまうと、のちのち修正が大変です。不正確な学習をするくらいなら、書けないほうがマシ。とりあえず覚えさせるだけという学習方法はやめたほうがいいでしょう」(40代前半/先生)わが子のことが心配とはいえ、なんでもかんでも詰めこめばいいというわけではなさそうです。 ■できるようになることは5つ。でもそれ以上に大切なこととはそれでは本当に必要なこと、やっておくべきことは何なのか? 入学までにクリアしておくべきことを、一年生の担任経験がある先生たちに聞いてみました。そうすると、「これをできるようになってほしい」とあげた必須事項は全部で5つありました。整理整頓や服の脱ぎ着など、身の回りのことができる字を読むことができる自分の名前を書くことができる数の概念がある親子の時間を楽しんでいる小学生ともなると、「自分のことは自分でする」が基本。これができないと、周囲にからかわれたり遅れをとったりして、自分に自信がなくなってしまうことも。面倒だからと親が全部やってしまうのではなく、基本的なことはたとえ時間がかかっても子ども自身にやらせ、しっかり習慣化しておくとよいそうです。文字は書けなくても大丈夫。ただし名前だけは記入する機会が多いため、しっかり訓練しておくべき。その際、書き順などもしっかり教えてあげましょう。反対に文字が読めないと、教科書や黒板に書かれた内容を理解できない、教室に貼ってある紙が理解できないと、授業だけでなく、生活面でも支障が出てしまいます。そして、数。足し算・引き算ができなくても問題ないけれど、頭の中に、数を思い浮かべられるようにしておくことは大事です。「お皿を5枚用意してね。そのうち2枚にお菓子をのせておいて」「ミカンを6個もらったけど、3個食べたらあと何個、残ってる?」このように、日常的に数を実感させると、算数力が鍛えられるといいます。こうした経験がたくさんあれば、難しい計算でつまずくことが少なくなるそうです。もっとも重要なのが、会話やスキンシップなどのコミュニケーション。たくさん話して、たくさん笑って…。そうやって、子どもに安心感を与えてあげれば、自立もすんなり。環境の変化にも負けない強い心を備えることができるようになります。小学校に入ったら、自分のことで忙しくなる子どもたち。母と子が、濃密に過ごせるのは、もしかしたら今だけかも…。一緒の時間を過ごすことが、何よりの入学準備となりそうです。
2016年10月21日最近、野菜、特にレタスなどの葉物が高いと感じませんか? どうも、9月の台風や長雨の影響か、日照不足でよく育っていないということのようだけど、野菜が高いのは、家計にも大打撃。かといって、家族の健康を管理する者として全く食べないというわけにもいかないし、主婦としては、スーパーに行くたびに頭を悩ませてしまいます。生産者である農家の皆さまも大変でしょう。お天気の影響をもろに受ける農業や漁業は、安定的に作物が収穫できることに、どれだけの努力をされているか、頭が下がります。ここ数年の異常気象や、自然災害の甚大さを考えると、お天気の影響を受けずに、野菜が育ち、私たちの食卓にも安定して届く方法がもっと進んでいくといいのに、と思わずにはいられません。そんなふうに農業を行っていくのが当たり前になるかどうかわかりませんが、私は、今、世の中で話題になっている、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)がその一つの契機になるのではないかと、期待しているのです。今、行われている国会でも、TPPに関する審議が本格的に始まりました。でも、まだまだ「TPPって、一体なに?」と思っている人も多いし、野菜の値段の変動がなくなることになるのかよくわかりませんね。協議のメンバーだったアメリカも、次期大統領候補が共に慎重姿勢を見せていることから、日本もこれを進めることはいいことなのか、悪いことなのか、わからないことだらけです。そもそもTPPって何?TPPは、太平洋を囲む12カ国(日本、米、カナダ、シンガポール、ニュージーランド、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、オーストラリア、メキシコ、ペルー、チリ)が、さまざまな経済活動のために、連携のルールを作りましょうというもの。農産品に関するルールも含まれています。2年以上にわたる協議の末、昨年10月に参加12カ国で大筋合意しました。どんなルールかといえば、輸出入の時にかかる関税の撤廃が象徴的な一例ですが、それ以外にも、知的財産権(例えば著作権の有効期限の延長や短縮)、サービス(携帯電話の国際ローミング料金の引き下げ)、出店の規制緩和(例えば外国でコンビニなどを出店に課せられていた資本規制が緩くなる)など、21分野にわたります。農産品についてのルールは、「関税の撤廃」に含まれます。日本は9018品目の輸入品の95.1%について行うことが決まりました。ただ撤廃のタイミングは、例えば、ブドウやエビは即時だけれど、アジやサバは16年かけて行うなど、品目によって差があります。工業品については、全ての製品の関税が撤廃されますが、農産品については、参加国平均を下回る81%にとどまり、国内農産品への影響へ配慮したことが伺えます。関税を撤廃するということは、日本の製品が海外(提携国内)で安く売れ、売り上げや利益につながる一方、海外からも安い輸入品が入ってくるということ。より国際的な競争力が求められることになります。でもそれは、全ての参加国に当てはまることです。それでもこの協定を結ぶことにしたのは、今やどの国も、自分たちの国だけでは経済発展に限界があり、環太平洋の12カ国で共に手を携えながら発展していくことを目指すという理由があるからです。野菜高騰が再び訪れないためにはどうしたらいい?日本の農産品は関税の撤廃率も低く、他の物に比べ保護されているという印象ですが、保護するだけでは、生き残っていけないのも現実です。そこで、例えば、野菜工場などをもっと進め、気候の影響を受けずに安定的に、しかも安全でおいしい野菜が生産できれば、日本の国内にとっても、海外との競争においても、有利になるはずです。漁業も、養殖技術が進んできていますが、農水業は後継者不足の問題も深刻。国際競争力と高めるために、新しい生産や経営体制を取り入れていくことも必要です。今までとは違った方法を生み出すいいチャンスとなるのが、このTPPとも言えるのです。今年2月にTPPの署名式がニュージランドで行われましたが、署名後2年以内に、全ての国が国内法の手続きを終え、全ての署名国が国内法の手続きを完了してから60日後に発効することが決まっています。最長でもあと1年半。確かに、大変なこともありますが、「ピンチをチャンス」に、「レタスが高すぎて買えない!」ということがないように、農業従事者だけでなく、オールジャパンで知恵を絞っていくことが必要ですね。
2016年10月21日「ひとりっ子はかわいそう」「子どもはふたり以上ほしい」という価値観がいまなお根強く残る中、あえてふたりめをつくらず「ひとりっ子」を選択するママ・パパが近年では増えているようです。ひとりっ子を選んだママの声から、その理由、背景を探ってみました。■もっとも多いのはお金の問題ひとりっ子を選択した理由として、一番多く耳にするのが、経済的な理由です。日本では、子どもを大学まで進学させる場合、進路によっては、ひとりあたり1000万円以上かかるともいわれています。しかし、現代は変化が激しく、先行きが不透明な時代。夫と自営業を営むAさんは、「今は不自由なく生活できているけど、この先はどうなるかわからない」と、将来のリスクを考えて、子どもの数をひとりと決めたのだとか。子どもが多くなると、教育資金が十分に貯められない可能性も考えられるため、そのときになって進学をあきらめさせたり、奨学金の返還で苦労させたりしたくないという思いもあるといいます。いっぽうで、会社員の夫を持つ専業主婦のBさんは、将来に対して大きな不安はないものの、できれば子どもを私立の小学校、中学校に入れたいという気持ちが強いため、受験や進学にかかる費用を考えると、「ふたりは難しいかも」と感じているそうです。ひとくちに経済的な理由といっても、「ひとりで精いっぱい」と考えるママと、「ひとりに集中的にお金をかけたい」というママとにわかれるようです。■ママのキャリアや高齢出産が理由となることも経済的な理由のほかに、ママのキャリア問題も大きな理由のひとつといえそうです。大学卒業後に夢だった仕事についてバリバリ働いてきたCさんは、30代でひとりめを出産したものの、「やりたいことが山積みで、これ以上、産休や育休でキャリアを中断したくない」といいます。「体力的にふたりめはムリ」というのは、30代後半で第一子を授かったDさん。もともと体力に自信がなかったところに加えて、実家が遠く、夫の帰宅時間が遅いため、無理せずひとりっ子のままで、マイペースに子育てしていきたいと思っているそうです。さらには、「第一子がかわいすぎて、これ以上の存在が考えられない!」という理由を挙げたママも。ひとりの子にたっぷり愛情をかけてあげられることも、メリットといえるでしょう。こうしてみると、選択ひとりっ子が増えている背景には、将来への不安や結婚・出産の高齢化、女性の社会進出など、現代の世相が少なからず影響しているようです。また、現代人の価値観が多様化してきている証拠ともいえるかもしれません。ママの中には、前述のひとりっ子ママたちが理由として挙げたお金やキャリア、体力の問題が理由で「ふたりめをどうしようか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ひとりっ子家庭にも、兄弟が何人もいる家庭にも、それぞれにメリットがあり、子供は何人がいいということに答えはありません。子どもを何人にするか、決める理由も人それぞれ。ママの生き方やそれぞれの環境に合った選択ができるといいですね。
2016年10月20日運動会は印象に残っている、という人も多いですよね。がんばった成果が出ずに悔しい思いをしたことのある人もいれば、手に汗握る展開に大盛り上がりだった競技など、忘れられない興奮を覚えている人も。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、運動会にまつわる絵本を集めてみました。ジャッキーのうんどうかい作・あいはら ひろゆき/絵:あだち なみ/出版社:ブロンズ新社 「ジャッキーのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) くまの子がたくさん登場する、くまのがっこうシリーズ。今回は運動会が舞台です。兄弟の末っ子でいちばん小さなジャッキーは、大きなお兄ちゃんたちに勝ちたくて、一等賞をとりたくて…。勝てないとあきらめていたところに「速く走れる方法」を見つけて一念発起! はたして結果はどうだったのでしょう。最後にジャッキーを優しく包んでくれる、お兄ちゃんたちの優しさにもジーンときてしまう一冊。こぶたのブルトン あきは うんどうかい作:中川 ひろたか/絵:市居 みか/出版社:アリス館 「こぶたのブルトン あきは うんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) ぶたのブルトン、イタチのアンドレ、ダルマのタカサキさんなど強烈なキャラクターが登場するこの絵本には、玉入れや綱引きやパン食い競争など「運動会」のお楽しみ要素がこれでもか! というくらいつまっています。綱引きの途中で力がはいりすぎ、ダルマのタカサキさんが思わずおならをしてしまうシーンでは、大爆笑するお子さんも多いよう。運動会の熱気や興奮がダイレクトに伝わってくる絵本です。 にんじゃつばめ丸 作:市川真由美/絵:山本 孝/出版社:ブロンズ新社 「にんじゃつばめ丸」(絵本ナビ紹介ページ) いたって普通の一軒家にすむ、いたって普通の5人家族。でも実は、忍者一家だった…! 奇想天外な設定から始まる物語の中には、廊下を素早くかけぬけたり、手裏剣をなげたり、天井にはりつくなど、子どもたちが大好きな忍者の修行シーンがたくさん! でも、つばめ丸はどうしても高いところから飛び降りる術が苦手。それでも練習を積み、むかえた忍者の運動会。ライバルとの勝負は一体どうなるのでしょうか。テンポのいい、大衆演劇のような文章も魅力のひとつ。さかさことばでうんどうかい作・西村 敏雄/出版社:福音館書店 「さかさことばでうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) さかさことば=回文がこんなにもスムーズに展開する絵本はなかなかありません。ゴリラ、キリン、ウマにブタなど、とぼけた動物たちが運動会を進行していくので、なんともほのぼのとした気分に…。最初は「さかさことば」に気付かない子も「ほら、この字よ~く見てごらん」と注意をうながしてみると「すごい!」と大きなリアクションが期待できるかも。耳で聞くだけでは分かりにくいので、字が読めるようになったタイミングで楽しんでみるといいですね。10ぴきのかえるのうんどうかい作・間所 ひさこ/絵:仲川 道子/出版社:PHP研究所 「10ぴきのかえるのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) ひょうたんぬまの10ぴきのかえる。それがこの絵本の主人公です。綱引きの紅組代表として出場したところで突然の竜巻にみまわれ、運動会はしっちゃかめっちゃか! 沼いちばんの年寄りがえるがトロフィーと一緒に風にとばされてしまい、山の中を探し回っていたら…。登場キャラクターはみんなかえるですが、緑、黄、黄緑、薄いオレンジなど絶妙に色分けされているのが憎い!「1、2、3、4…」と、ページごとにそろっているか数えたくなってしまうのが不思議です。運動会は運動の得意な子だけが楽しめる行事… ではありません。力がはいりすぎて失敗してしまうのは、一生懸命取り組んだ証。結果はさておき「がんばったこと」に注目して、思いきり運動の秋を楽しんでみませんか?絵本ナビ監修のこちらの連載は毎週木曜日にお届けします! データ協力: 絵本ナビ
2016年10月20日日本のような塾文化がないアメリカ。成績をあげることや苦手な分野を克服するため塾に通う日本と異なり、アメリカでは得意分野をとことん伸ばす教育が浸透しています。そのひとつがTutor(チューター)と呼ばれる家庭教師。得意分野の専門家を見つけて学ぶ、個性を大事にする国ならではの教育法を紹介します。■習いごとは子どもの得意分野を見つけるため子どもが小さなうちから、さまざまな分野の習い事をさせる親が多いのは日本もアメリカも同じ。習い事に対してアメリカの親がいちばん大事にしているのは、子どもがレッスンを楽しめているかどうか。子どもの得意分野を見つけて才能を伸ばしてあげたいから、無理強いはしません。というのも、アメリカでは新しい習い事を始めて少しすると、やめてしまう子がわりと多くいます。始めてみたけれど向いていない、嫌いになった、無理だと思ったら、あっさりやめます。子どもが泣いて抵抗してもイヤイヤ言っても、子どものためを思って続けさせるというスパルタ志向は見あたりません。■アメリカの家庭教師事情アメリカでは勉強だけでなく、音楽や語学などもチューターに個別指導してもらいます。最近、人気があるのはMath(算数)やコンピュータ、語学のクラス。チューターの紹介は、タウン誌や口コミが多く、ローカルな情報が役立ちます。アメリカでは塾のような大規模スクールがあまりないため、自宅やチューターの家といった個人的な場所で学ぶことが多くなります。知り合いの30代夫婦は、息子のイーサン君(7歳)がコンピュータにとても興味を示していたので、週1回自宅でコンピュータグラフィックス(CG)をチューターから習っています。サンフランシスコ周辺ではIT企業が多いため、コンピュータのチューターが人気。イーサン君はゲームのようにブロックを組み立ていくような遊び感覚のレッスンですが、キーボード使いがすでに大人なみだとか。ちなみに月謝は240ドル(日本円で約2万5千円)。それでもイーサン君がとても楽しんでいるので、両親は大満足だそうです。■才能だけじゃない! 楽しむことが最優先遠回しな表現を好まないアメリカ。親が意見を求めたときも、チューターから「お子さんは〇〇には向いていません」とはっきり言われることも珍しくありません。チューターにそう言われたとしても子どもが楽しんでいるようであれば、親は「才能を伸ばす」ことにこだわらず、続けさせます。なぜなら楽しめる趣味があるのも、個性には大事なことだから。何よりも子どもの自信につながります。習い事ブームは日本と共通でも、アメリカでは、子どもがやる気が失せてしまったときはスッパリやめて、別の道に進ませます。じつは、これが得意分野を見つける近道となっているかもしれません。アメリカでは子ども自身が将来の目標を意識することが早いように感じます。中学生までに得意なこと、好きなことがはっきりしていると、高校では自分が関心のあるプロジェクトやクラスを選択することができます。習い事を楽しみながら、将来に生かせる能力を身につけることができたらいいですね。
2016年10月19日最近では、教育や発達のために、幼少期から何らかのスクールに通わせるママも多いようです。「ほかの子と違う習い事をさせたい」、「定番の英語やピアノはうちの子にはあわないかも…」という場合には、一風変わった習い事を検討してみてはいかがでしょうか。子どもの個性を伸ばし、将来にも役立つ習い事をピックアップしました。■英語の前に日本語? すべての基礎となる国語力を鍛えるにはグローバル化の動きにあわせて、幼児期から英語教育に力を入れる家庭は増えているようです。でも中には、「日本語で自分の気持ちが話せる力が育ってほしい」と、考えるママも多いのでは。そんな「英語よりまず日本語力を高めたい」という方針の家庭におすすめなのが、国語教室です。英語教室に比べると目立たない存在ではありますが、小学生向けはもちろん、幼児向けの教室もあります。幼児向け教室では、絵本やカルタを利用しながら楽しく教えてくれるところも多いので、小さな子も無理なく学べそう。すべての教科の基礎となる国語力は、習わせておいて損はないはずです。■子どもへの食育には、農業体験を!普段、土にふれる機会の少ない都会っ子には、農業体験スクールはいかがでしょう。田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫などを実際に体験することで、食べものや農業の大切さを自然に学ぶことができます。子ども向け農業体験は、民間の施設や農場のほか、地元のJA(農業協同組合)が開催するイベントも行われています。気軽に参加できる1日体験から、毎週末に農場に通って作業する本格的なコースまで、施設や運営団体によって内容もさまざまです。■個性を発揮! 珍しい楽器を弾けるだけで目立つ!「音楽がある生活」の中で幼少期から過ごし、音楽に親しむことはママにとっても憧れること。音楽系の習い事の定番といえばピアノですが、家に練習用のピアノを置くという問題であきらめていた方や個性を発揮させたいと思っていたママには、こんな楽器の教室はいかがでしょうか。たとえば、ウクレレやギター、三味線、アコーディオン、ドラムなど、これまでの親世代の習い事ではなかったちょっと珍しい楽器の教室。これらの楽器は弾けるだけでも注目されるので、将来、子どもの特技や強みになるかもしれません。■理系脳を育てる! 好奇心旺盛な子には科学教室「ママ、磁石はどうしてくっつくの?」「シャボン玉はなぜ丸くなるの?」などと、毎日質問攻めにされて困っているママ。「なぜなぜ?」で頭の中がいっぱいの子には、科学教室に通わせて、好奇心を思いきり満足させてあげましょう。顕微鏡やビーカーなどの装置・器具を使った本格的な科学実験が体験できるのが、科学教室の大きなメリット。小学生向けが中心ですが、親子で参加できる幼児向けの教室もあるようです。幼いうちから科学に親しんだ生活を送ると、理系脳が養われ、将来には理系に進みたいという子どもに育つかもしれません。子どもの習い事選びには、家庭の方針やママ・パパの希望のほかにも、本人の適性も重要。現代では種類も多岐にわたるので、ぜひ我が子にあった習い事を見つけてあげましょう。
2016年10月18日大切なものを壊されたり、人前で赤っ恥をかかされたり、ケガを負わされたり…。ママたちは、思いがけない被害を我が子から受けてしまうようです。日々、どんなことに注意したらいいのか? 子どもと過ごす際の警戒ポイントを紹介します!■注意すべき部位は…ママたちが意識して守りたいデンジャラスゾーンは、なんといっても「歯」。ふいの頭突きや、睡眠中の蹴りやかかと落としなどで、歯が欠けたりヒビが入ったり、あまりの痛みに神経を抜くハメとなって無残にも変色してしまったり…。歯に何らかのダメージを受けているママは少なくないよう。歯は財産。普段からガードは忘れずにしたいもの。ここでは、実際にあったエピソードをご紹介しましょう。「ソファに座り、子どもをひざに抱っこしてテレビを観ていたときのこと。何かの拍子に、我が子の頭がガツンと私の前歯を直撃。そのときの痛みはすぐに治まったけど、それから計2回、同じことが…。3回目のあと、しばらくすると猛烈な歯痛に襲われ、歯科医院へ。レントゲンを撮ったら、はっきりとヒビが入っていた」(40代前半)「真夏なのにマスクをしていたママ友。理由を聞いてみると、抱っこを嫌がる子どもの腕がぶつかり、差し歯が取れてしまったのだとか」(20代後半)前歯と同じくらい「鼻」をやられる人も多数。起きたら布団が鼻血まみれだった…なんてこともよくあるようです。特に、子どもの寝相には要注意です。「縦になったり横になったり、くるっと回転したり…。子どもの寝相は縦横無尽。顔面をやられないようにするには、頭を高い位置にするのが一番。大きいクッションを重ね、子どもの手足が届かないようにしている」(30代後半)歯と鼻を損傷し、美まで失わないよう、くれぐれも気をつけなければなりません。■大好物は鍵とスマホ!?子どもは、鍵の開け閉めが大好き。ベランダに出たときに、子どもから閉め出されてしまうママは少なくないようです。ただ、子どもは自分が何をやっているのか、理解できていないことがほとんど。閉め出されたときに「開けて~!」と大声を出したり、ドンドン扉をたたいてしまうと、何が起こったのかわからず、怖くなってパニックに。そうなるともう、開錠どころではありません。鍵をかけられたときはつとめて冷静に。びっくりさせない、泣かせないことが解決の近道です。「ベランダで洗濯物を干していたら内側からカギをかけられてしまった。開ける術を知らない我が子はただただ、号泣。夫が帰ってくるまで、ふたりして途方に暮れていた」(40代後半)「ゴミ出しで家を出たとき、内側からカチャリと鍵の音。ラフな部屋着で外に放り出され、子どもの心配よりも、自分の格好が気になってパニックに。結局、リビングの窓を割って中に入ったんだけど…。ガラスで切ったのか、手が血だらけ! 以来、何をするにもどこへ行くにも鍵持参」(30代前半)また、子どもの興味を引くものといえば「スマホ」。これも、うっかり出しっぱなしにしていると、思いもよらない災難が…。「カシャッと音がしたほうを見ると、我が子が、風呂上りで裸同然の私を撮影中。しかもそれが、偶然の操作で友人に送られてしまった…。幸いにも、写真はブレブレ。大事なところも隠れてはいたけれど、『ここまでできるのか!』と、戦慄。暗証番号を知っていたことにも驚き。それからは、子どものいないところでスマホいじり。指紋認証に即、変更!」(20代後半)「知らない間に、大事な写真がたくさん消去されていた。気づくのが遅く、大半が完全削除に…。毎日ちょっとずつ、スマホをいじっては消していたらしい」(30代後半)子どもは常に周囲を観察し、それをマネしながら大きくなっていくもの。ママをはじめとするオトナたちがやっていることはたいてい、学習済み。どんなに幼く小さくても、決してあなどってはいけません。このように日々、家庭内で事件(?)が起きているわけですが、それも子どもが成長している証ともいえます。子どもの行動に注意を払いつつも、あたたかく見守りたいですね。
2016年10月17日高校生が持っているのはあたりまえ。今では中学生でも半数近くの子どもが持っているスマートフォン。地域によっては持っていない子が少数派になってしまうこともあるそうです。そのことが原因でいじめや仲間はずれにされてしまうケースもあり、家庭だけのルールでは決められない事態になっているようです。Q.お子さまにスマートフォン、いつから?1.〜小学生 12.6%2.中学1〜2年 31.2%3.中学3年〜高校1年 43.3%4.高校2〜3年 7.5%5.その他・持たせない 5.4%やはり電車通学などがはじまる高校入学がスマホを持つきっかけになっているようです。とはいえ、小学生から中学2年生まででも約40%の子どもがスマホを所持していることがわかりました。ママやパパもこの問題に頭を悩ませています。■高校生になったらが一般的周りは関係ない!うちの子は高校生になってからと決めているという家庭が多数派。一度持たせて失敗した経験から、高校生からが適切と考える親も。「まだ中学生ですが、高校生になってからの約束です。周りは持っていても関係ない。なくて困る友だち関係ならいりません。」(愛媛県 40代女性)「高校入学が決まるまでは、学業がおろそかになるので、スマホはダメでしょう!仮に持たせても、金額を決めて、足が出た分は子ども自身に払わせます」(茨城県 50代男性)「中1男子。小学校卒業時に買い与えましたが、ルールが全く守れず何度も取り上げました。この子に今渡すとダメになると考え、没収して早3カ月が過ぎました。家族との会話も増え、睡眠時間も取れるようになり、健全になったように感じます。このまま中学卒業まで没収にするつもりです」(神奈川県 40代女性) ■スマホがないといじめられる?一部の中学校では、ほとんどの子どもがスマホを持っていることも。修学旅行の相談や、部活の集合時間などのやりとりもすべてLINEでしているようです。子どもが仲間はずれにされても「高校までは持たせない」を貫くかは、難しい問題。「中学1年生です。40人クラスでスマホを持っていないのは4人。そのうち1人がうちの子でした。スマホを持っていないという理由でいじめにあいました。クラスでやるイベントやらお知らせなど、子どもたちでやることはすべてLINEでの連絡。完全に仲間はずれになり、仕方なくスマホを買いました。スマホを持たせてからは、仲間はずれや物がなくなることなど全くなくなり、今は安心して学校に通っています」(神奈川県 40代女性)「ご近所の高校生の娘さんの話なんですが、中学時代に部活の連絡が LINEで来ていたらしく、スマホを持っていなかった彼女には連絡がなく、集合場所に行けなかったと聞いてびっくりしました。我が家ではスマホは高校生と考えていたので、その話を聞いてから主人と相談中です」(茨城県 40代女性)■小学生にキッズケータイを持たせる親が急増中小学生ママで多かったのはキッズケータイ派。防犯対策にもなり、GPS機能も付いているので、高校生までこのままでいいという人も。「小5と小4の母です。スマホではなくキッズケータイなら持たせています。スマホとなるとLINEやゲームアプリなど、親の目が届かなくなりかねないので。中学に入って、みんな持ってるからと言われたら、持たせちゃいそうです…と悩み中です」(徳島県 30代女性)Q.お子さまにスマートフォン、いつから?集計期間:2016.06.16〜2016.06.23アンケート回答数:11979件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月14日こどもが産まれてからというもの、せわしなく1日が過ぎていくものだから、ついつい後回しにしてしまいがちなのが髪の手入れ。息子が産まれる直前に美容院に行ったきり、わたしはなかなか美容院に出かけることができずにいた。東京には溢れるほど美容院があるというのに、ほとんどの店にキッズルームは完備しておらず赤子を連れて出かけることは難しい。髪の手入れをしていない、ボサボサの髪型のお母さんを見ると、どうしても育児に苦労しているような印象を受ける。まさに、今のわたしがそれだ! トレードマークのおかっぱも形状が変わってきている。このままでは、夫婦揃って伸び放題の髪の毛を振り乱しながら育児に奮闘することになるので、それだけはどうしても避けたい…。せめて髪型だけでもすっきり爽やかにしたいものだ。息子を連れて、初めての美容室。いつもカットしてもらっている美容師さんがちょうど新しい店舗に移動になり、表参道まで出かけた。先にひとりで出かけ、わたしの髪型が仕上るころに、夫には息子を連れて美容室まで来てもらうことになっていた。交代制で息子を見る、という流れだ。わたしは久しぶりにパーマをかけることにしていた。美容院につくなりシャンプーを済ませ、クルクルと巻かれるわたしの髪の毛。育児がスタートし、そろそろ1年。くたびれた髪型に、ようやくおさらばできる。1時間半後、夫が息子と共に美容室にやってきた。受付を済ませ、さっそくわたしの席の隣に座る。わたしは息子に手を振り「かんちゃ~ん、お母さんだよ~」と、声をかける。しかしならが、息子の表情が曇る。突然口元がへの字になり、涙ぐむ息子。「あれぇ、どうしたのさぁ。」抱き上げると、眉間に皺を寄せ目を大きく開き、泣き出してしまった。「ひえーーーーーぴえーーーーーーーぎえーーーーー!」小さな泣き声から、ギャン泣きへ。店内に響き渡る、息子の泣き声。どうして泣いているのか? なぜ抱いても泣き止んでくれないのか?ウロウロしながら答えが分からず、鏡で自分の姿を見ると…。あ!そうか。分かった! 身体を覆う銀色のクロスと、髪をまとめているタオルで、わたしが母なのかよく分からなかったようだ。しかもパーマ液で匂いもかき消されているからなおさらだ。何をしても泣き止まないので、トイレをお借りして強引に授乳、授乳、授乳。よっぽどわたしが恐ろしかったのか、目をつむって乳に吸い付く息子。時間のロスで予定よりもパーマがきつく入ってしまった!わたしのカットが終わり、クロスとタオルを外すと、ようやく息子も落ち着き始めた。やっと夫の番がやってきた。夫のヘアカットが終わるまで、息子と街をぶらぶら。新しい髪型にすると、気持ちまで晴れやかになるから不思議。新鮮な気持ちで街を歩く。しばらくして、「終わったよ~」と、夫から電話がはいる。待ち合わせ場所にいくと、遠くの方からアフロヘアの頭の大きな人が近づいてきた。表参道にはいろんなタイプの人がいるのね…と思ったら「あれ?よく見れば夫じゃないか!!!」夫はわたしが店をでたたった2時間で、ものすごいイメチェンをしていたのだった。脱サラしてからの反動か!? 31歳にしてこの変貌。「ブラックミュージックの影響だよ~」と、夫はチリチリの髪型を気に入っているご様子。夫よ、申し訳ないが…このヘアスタイルは、どうやってもバイオリンの弾けない葉加瀬太郎か売れ残った阿寒湖のマリモにしか見えない。わたしが好きだった爽やかな夫はどこへ…?唖然としているわたしを前に、息子はヘアスタイルの変わった父親を笑顔で迎えた。なぜ父のことはわかるのか!?脱サラした夫の変身ぶりがすごい。ヒゲは生えるわ、髪はチリチリになるわ、体重は増えるわ…。このままどこいにくの!ねえ、お父さん!!つづく次回は「 おめでとう ありがとう。1歳の誕生日」をお送りします。
2016年10月13日きたるハロウィンに向けて仮装の準備をしている人も、毎年気が付いたら終わっていた! なんて人も、今年は絵本でハロウィンに親しんでみてはいかがでしょうか。生まれた起源や、意外な過ごし方など新たな発見が期待できます。今回は 絵本ナビ 協力のもと、ハロウィンをもっと好きになる絵本を集めてみました。■ハロウィーンって なぁに?作・クリステル・デモワノー/訳:中島 さおり/出版社:主婦の友社 「ハロウィーンって なぁに?」(絵本ナビ紹介ページ) 魔女の少女ビビはかぼちゃ集めに夢中になる大人たちが不思議で仕方ありません。おばあちゃんまでも、かぼちゃにつきっきりで「かぼちゃしか、かわいくないんだ!」とすねる様子が子どもらしく、クスッとしてしまいます。「ハロウィンはみんなでワイワイ仮装する日」と、なんとなくのイメージで楽しんでいる人も多いのでは? この絵本では大人ですらあいまいなハロウィンの起源について、ビビと一緒に学ぶことができます。これを読めば今までより、堂々とハロウィンを楽しめるようになるかもしれません。■きょうはハロウィン作:平山暉彦/出版社:福音館書店 「きょうはハロウィン」(絵本ナビ紹介ページ) ケンちゃんは新しい街に引っ越してきたばかり。まだハロウィンの存在を知りません。友だちのピートに誘われておばけに変身したケンちゃんは、初めてのハロウィンでみんなからお菓子をもらいます。でも最後に訪れたのは…。絵本には日本人の男の子が外国に引っ越して、ハロウィンを初めて体験する様子が描かれています。日本では近所の家をまわってお菓子をねだる習慣までマネすることは少ないですが、もしかしたらみんなケンちゃんのようにドキドキ・ワクワクしてしまうのかもしれませんね! ■ハロウィンドキドキおばけの日! 作:ますだ ゆうこ/絵:たちもと みちこ/出版社:文溪堂 「ハロウィンドキドキおばけの日!」(絵本ナビ紹介ページ) 怖がりのレイはハロウィンが苦手。おばけに魔女など怖い存在ばかりだけれど、ある日出会ったのはレイと同じく怖がりの幽霊・シェイク。最初はびっくりしたけれど、一緒にいるうちに、なんだか楽しくなってきます。この絵本にはその他に衣装やハロウィンメニューの作り方など、おまけが盛りだくさん! ママにも役立つ情報となっています。ハロウィンの雰囲気がなんとなく怖いと思っているお子さんにも読み聞かせたい一冊です。■ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」 詩:ウォルター・デ・ラ・メア/絵:カロリーナ・ラベイ/訳:海後 礼子/出版社:岩崎書店 「ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」」(絵本ナビ紹介ページ) 「幼な心の詩人」と評されるイギリスの詩人の歌に、これまたイギリスの新人画家が愛のあふれるイラストをつけて完成した絵本には、本物の魔女が登場! かぼちゃのジャック・オーランタンを飾り、仮装して家々を回っている子どもたちの頭上では、ほうきにのった魔女たちが星座の間を自由にいったりきたり。中にはいたずらをしかける魔女もいて…。カバーの表紙には銀箔が押してあり、月や星のきらめきが表現されていてとてもキレイです。■ハロウィンのかくれんぼ 作:いしかわ こうじ/出版社:ポプラ社 「ハロウィンのかくれんぼ」(絵本ナビ紹介ページ) シンプルな形とはっきりした色合いが赤ちゃんにもぴったりのハロウィン絵本は、シリーズ累計185万部を突破したという人気作。おばけに魔女にかぼちゃにお菓子…。ハロウィンにちなんだものがたくさん登場するので「次は何かな~?」とわくわくしながらページをめくる楽しみがあります。お子さんへの初めての一冊としてプレゼントにしても喜ばれる一冊です。日本にも浸透しているハロウィン。この時期になると街中では仮装行列などお祭りイベントもたくさん開催されますね。絵本をキッカケに、家族みんなでハッピーハロウィーンを楽しんでみてくださいね。絵本ナビ監修のこちらの連載は毎週木曜日にお届けします!データ協力: 絵本ナビ
2016年10月13日モチコの親バカ&ツッコミ育児
距離感ゼロの義母
育児に遅れと混乱が生じてる !!