実力派俳優共演のノワールミステリー『罪と悪』より場面写真が解禁された。高良健吾が主演する本作は、これまで井筒和幸監督作品を中心に、岩井俊二監督・武正晴監督・廣木隆一監督作品等での助監督を経た齊藤勇起が、自身が手掛けた完全オリジナルの脚本で挑む初監督作。この度解禁されたのは、春(高良健吾)・晃(大東駿介)・朔(石田卓也)と、彼らを取り囲む登場人物たちを写した新場面写真。写真には、それぞれが抱える苦悩を滲ませる表情を見せる一方、ともに過ごした中学時代を思い出すかのように穏やかに談笑する晃と朔の姿や、かつての友人だった晃を力強く抱き寄せる春の姿。さらには、圧倒的な威厳を放つ白山會の会長・笠原(佐藤浩市)や、晃の先輩刑事・佐藤(椎名桔平)、春と激しく睨み合う清水組組長・清水(村上淳)も写し出されている。そして、無造作に倒れる自転車の横で、一人は力なく座り込み、もう一人は頭を抱えて絶望する中学時代の少年たちと、激しく燃え上がる炎を見つめる人影も。20年前、友人を亡くした河川敷で、その時と同じように死体を発見した晃と刑事たち。自身の抱える悲しい記憶と重なり動揺を隠せない様子の晃は、20年前の事件の解決へ向けて再び動き出す。それぞれの思いを抱えたまま20年の時を経て繋がっていく3人の運命と、かつて友人の命を奪った事件の真相とは…。実力派俳優陣とスタッフが贈る本作に期待が高まる。『罪と悪』は2024年2月2日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:罪と悪 2024年2月2日より全国にて公開©2023「罪と悪」製作委員会
2023年12月27日温泉旅館ブランド「緑屋」を展開する陣屋グループは、長野県上田市の別所温泉に「別所温泉 緑屋」をオープン。庭園デザイナー石原和幸監修の温泉旅館「別所温泉 緑屋」がオープン「別所温泉 緑屋」がオープンするのは、長野県上田市に位置する信州最古の湯として知られる別所温泉。緑に囲まれた空間にて、極上の“くつろぎ時間”を提案する。注目は、世界的な庭園デザイナー石原和幸プロデュースによるメインガーデン「緑風庭」。石原が、英国チェルシー・フラワーショーで金賞を獲得した庭園を再現している。庭園は、すべての客室や大きな窓を配したダイニングから望めるため、四季折々の表情を楽しめる。3つの源泉かけ流し貸切専用風呂また、露天風呂と内湯がセットになった3つの貸切専用風呂も魅力のひとつ。滞在中は何度でも利用できるため、美人の湯と名高い別所の湯を源泉かけ流しで堪能することができる。「紅葉の湯」「山水の湯」「松の湯」を用意し、いずれも湯船だけでなく、シャワーやカランもすべて源泉となっている。多彩な客室タイプ客室は、「桜」「椿」「紫陽花」など植物の名前が付けられた全11室を用意。洋室が4つのタイプで10室、専用の庭付きのグランピング1室の各部屋からは、部屋名にちなんだ花や木が生い茂る庭園を眺めることができる。家族やグループでの利用から一人旅まで幅広い利用が可能だ。中でも1階プレミアムルームは、「別所温泉 緑屋」の中で一番広く、石原和幸プロデュースの庭園が目の前に広がる部屋となっている。風情ある四季折々の景色を存分に満喫できる。リビングにはソファやダイニングテーブルセットを設置しており、部屋での食事も楽しめるように。ワンランク上のリゾートステイが叶う。旬の食材を使用した会席メニュー夕食は、鶴巻温泉 元湯陣屋の総料理長監修による季節会席を提供。旬の食材を使用した本格会席料理のほか、アラカルトメニューや近隣提携レストランの緑屋限定コースが展開される。【詳細】別所温泉 緑屋オープン日:2023年8月5日(土)住所:長野県上田市別所温泉225室数:11室(洋室10室、グランピング1室)浴場:貸切専用風呂(3か所 内湯と露天風呂)料金:1泊ひとり 12,100円~■貸切専用風呂利用方法利用方法:先着順、予約不要※宿泊者は無料で利用可能。利用時間:30分目安※空きがあれば制限時間なく利用可能。■一棟貸切プラン貸切料金:1泊2日 330,000円~内容:旅館をまるごと貸切※素泊まりの料金。食事はオプションで追加可能。
2023年08月10日早稲田大学ビジネススクール教授の入山 章栄氏がMCを務める『賢者の選択サクセッション』の次回のゲストに井筒まい泉株式会社が登場します。2022年12月31日(土)13:30からBS12にて放送予定です。ゲスト:井筒まい泉株式会社 代表取締役会長 岡本 猛氏番組MC 入山 章栄氏ヒレかつサンド番組 ロゴ■事業承継特化型番組『賢者の選択サクセッション』とは?事業承継に課題を抱える企業の課題解決の一助となればとの想いから、事業を受け継ぐ側に焦点を当てた新しいビジネス情報番組です。真の事業承継とは、今ある事業をそのまま後継者へ継承するだけではなく、先代から連綿と続く経営資源を再評価し、クリエイティブに再構築することであると考え、これを「事業創継」と定義しました。番組では、事業創継を成し遂げた後継者をゲストとしてお招きし、番組MCの入山氏と共に、知られざる苦労や裏話を交えながら、事業創継について真剣に語り合います。■異業種M&Aで事業承継した成功事例に迫る!とんかつでおなじみの井筒まい泉。後継者がいなかったことから、サントリーHDがM&Aという形で事業を承継し、2008年サントリーのグループ会社となった。新社長に就任したサントリー出身の岡本氏は、年間売上高70億円を十数年で120億円超に飛躍させ、事業承継を成功に導いた。岡本氏が買収後に社員の不安を取り除くために行ったこととは?事業承継で大切にしてきたポイントは?会社を継がせる側と継ぐ側の想い、今後事業承継を考えている方々のヒントとなる視点、番組MC 入山氏も注目の事業承継のプロセスに迫ります。■番組詳細番組名:『賢者の選択サクセッション』日時 :2022年12月31日(土)13:30~放送局:BS12番組MC:入山 章栄ゲスト:井筒まい泉株式会社 代表取締役会長 岡本 猛■番組MC 入山 章栄(いりやま あきえ)紹介番組MC 入山 章栄氏早稲田大学大学院経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール教授。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.(博士号)を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。2013年より早稲田大学大学院早稲田大学ビジネススクール准教授。2019年より教授。専門は経営学。「Strategic Management Journal」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。著書は「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)、「世界の経営学者はいま何を考えているのか」(英治出版)「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」(日経BP社)他。メディアでも活発な情報発信を行っている。予告動画を下記URL又は二次元バーコードよりご覧いただけます。 井筒まい泉 予告動画【賢者の選択サクセッション】 【株式会社矢動丸プロジェクト】所在地 : 東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル8F創立 : 1983年10月5日代表者 : 代表取締役 前田 雄大ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日J-CULTURE FEST presents 井筒装束シリーズ詩楽劇『八雲立つ』が、12月30日(金) から2023年1月1日(日) にわたって東京国際フォーラム ホールB7にて開催されることが発表され、ビジュアルと詳細が公開された。本公演は、音楽や狂言、歌舞伎など日本古来の伝統芸能に新たな価値を創造することを目的とした事業「J-CULTURE FEST」の一環で、毎年正月の恒例イベントとして実施されるオリジナル企画。2018年から始まった株式会社井筒による、本物の装束を纏う舞台公演は「伝統と革新」の公演として好評を博している。今年のテーマは、来場者が本公演を通して神々に触れることでこの一年の穢れを祓い、新しい一年を寿ぐこと。構成・演出は尾上流四代家元を継承する尾上菊之丞が手掛ける。物語は荒魂と八岐大蛇。主となる登場人物はスサノオ(尾上右近)とイワナガヒメ(水夏希)。スサノオの成長物語を展開しながらイワナガヒメの闇堕ち、草薙剣の誕生からイワナガヒメの神上がりまで、日本という国の構築に大きな役割を果たしたスサノオとイワナガヒメの魂の交わりを描く。そして、川井郁子のヴァイオリンと吉井盛悟の和楽器の音色、石見神楽(MASUDAカグラボ)の舞が公演を彩る。併せて、尾上右近、水 夏希、尾上菊之丞の3名からコメントが到着した。■尾上右近(スサノオ役)コメントこの度『八雲立つ』に出演させていただきます尾上右近です。幼少の頃よりお世話になっている尾上菊之丞先生からのお声がけでご縁をいただいた今回の舞台。ジャンルの異なるプロフェッショナルが集いどのような作品が生まれるのか、とても楽しみです。私は神話の中でも暴れん坊の呼び声高い「スサノオノミコト」を演じます。お役としても役者としてもいい意味で暴れ、かき混ぜ、皆様に愛されるような舞台をつとめられたらと思っています。■水 夏希(イワナガヒメ役)イワナガヒメという名前は聞いたことがなかったのですが、再びヤマタノオロチ役という事で驚きました。宝塚時代の「スサノオ」という公演の際にオロチの役だったので御縁がありすぎるなと。大蛇に化身してしまう程の熱い熱い想いを今回も存分に役に込めたいと思います。■尾上菊之丞(構成・演出)伝統芸能と関わりの深い神話の世界に、尾上右近さん、水夏希さん、川井郁子さんなどジャンルの異なる表現者が集いどのような舞台が出来上がるのか楽しみでなりません。さらに、生業として演じる俳優と、人々の生活の中に生きる神楽が同じ舞台でそれぞれのスサノオやオロチを魅せるというのも見所になると思います。美しい日本語と音楽、そして魂の舞を通してこの一年を締めくくり、更に新たな一年の幕開けを寿ぐ欲張りな舞台です。年末年始、是非お待ちしております。<公演情報>J-CULTURE FEST presents 井筒装束シリーズ詩楽劇『八雲立つ』会場:東京国際フォーラム ホールB72022年12月30日(金) 16:00 開演2022年12月31日(土) 11:00 開演 / 16:00 開演2023年1月1日(日) 11:00 開演 / 16:00 開演※開場は、開演時間の45分前 /上演時間約100分構成・演出:尾上菊之丞脚本:戸部和久音楽・演奏:川井郁子(ヴァイオリン)/ 吉井盛悟(和楽器)【出演】尾上右近 / 水 夏希 / 川井郁子 / 吉井盛悟 / 花柳喜衛文華 / 藤間京之助 / 石見神楽(MASUDAカグラボ)/ 尾上菊之丞【チケット料金】SS席:12,000円(税込)S席:8,000円(税込)U-25席:4,000円(税込)※U-25チケットは、公演日に満25歳以下を対象に販売するチケットです。来場時に年齢明記の身分証の提示が必要となります。※全席指定 / 5歳未満入場不可■一般発売2022年11月5日(土)チケットはこちら:※セブンイレブンの店舗でも直接購入できます公演情報サイト:
2022年09月12日EXILEのパフォーマーとして知られる松本利夫が12月12日、東京・新宿K’s cinemaで行われた主演映画『無頼』の初日舞台挨拶に、本作が8年ぶりの新作となる井筒和幸監督とともに登壇した。第2次大戦後の昭和の高度成長期を背景に、誰にも頼らず裏社会でのし上がっていった男の孤高の生きざまを描く。松本は主人公・正治を熱演し「もともと井筒監督の大ファンだったので、自分が主演をやらせていただくことになり、うれしく思いましたし、気が引き締まる思いでした」と挨拶し、「現場で一番エネルギッシュだったのは監督。現場も監督に負けないよう、一同気合いが入りまくっていた。1日で3シーン撮れたらいいというくらい、それだけ監督がこだわり抜いていた」と振り返っていた。激動の昭和、平成を生き抜く役どころで、主人公の20代から60代までを演じており「20代、30代、40代まではいけるんですけど……、20代はあぶねえか(笑)。50代、60代は老けメイクしていただき、とても繊細でクオリティが高かったので、鏡を見てショックを受けました」と明かした。また、全身に施された入れ墨メイクは「3人がかりで7時間かかった」そうで、「夜の10時に現場入りして、夜中の12時から朝7時までメイク。そこから撮影を始めて、夜中の12時まで撮ることも。刑務所に入るシーンでは全裸にもなり、“人間崩壊”するんじゃないかと思った(笑)」と撮影の過酷さに苦笑いを浮かべた。井筒監督にとって『黄金を抱いて翔べ』以来となるメガホン作で「映画って難しい。いつも悩んでいる」。当時20歳だった1973年を振り返り「生き方が定まらず、無職でフラフラしていたあの頃、『仁義なき戦い』を道頓堀の東映で見た」といい、「(上映が)終わったら、深作(欣二)さんが(舞台挨拶に)登場したのね。深作さんが『本日はどうもありがとうございました』って挨拶したら、やんやの喝さいだった」と回想。この光景に、若き日の井筒監督は衝撃を受けたそうで「あの日から、いつかヤクザ映画を撮ってやろうと思った」と本作への強い思い入れを語っていた。舞台挨拶には松本、井筒監督に加えて、共演する木下ほうか、中村達也、阿部亮平が出席した。取材・文・写真=内田 涼『無頼』全国公開中
2020年12月12日俳優の高岡蒼佑(38)が3日、インスタグラムを通じ、俳優業を引退すると発表した。高岡は2日から3日にかけて、「6」「5」「4」「3」「2」「1」の画像を順に投稿。「17歳から携わらせてもらって現在38歳。この21年間で、いい景色も、ドロドロとした景色も、恐らく皆さんの想像を遥かに超える景色をこの目で見させて頂き、感じ、日々感性を揺さぶられ、また、感情は破壊され、日常でどれが本当の自分かもわからなくなる感覚も味わいました」の書き出しから、役者人生を振り返った。その中には、深作欣二監督、井筒和幸監督、若松孝二監督、蜷川幸雄さんらに「数々の監督ともご一緒させて頂きました。一生の宝です」と感謝する内容も。「お芝居はとてもやり甲斐のある、他には変えがきかない特別なものだと今でも思っています。本当に演じてこれた事、誇りです。濃密な時間を過ごさせてもらいました」と俳優業の魅力をつづる一方、「徐々に見たくもない色んな景色が見えてきて、ドロドロとしたものに顔だけ出して溺れていく感覚なのかな。自分の心だけが日に日に壊れるのを感じながらも、何度も何度ももがき続けてきました」「世間の声は時に励まされ、時に残酷です。この感覚もこの仕事の良い所でもあり、悪い所でもあり、他では味わう事はなかったでしょう」と苦悩も打ち明けた。また、「ある時、それはだいぶん前ですかね、演じるという事への執着がなくなっている事に気づきました。心の底から物作りは好きです。必要としてもらえていない役者は自分の中ではお終いです。人生一度きりをもがき苦しんでも続けるのも正解です。自分は無理に顔を出してまで何でもかんでもしがみつきたくない」と葛藤があったことにも触れ、「自分は無理に顔を出してまで何でもかんでもしがみつきたくない。これまで代表作に恵まれただけで本望です。思い切り演じ切る役と出会えた事、それだけで大きな財産です。本当にこれまで支え続けてくれた人達には感謝しかありません」。そして、「もう思い残す事もございません。この決断を誰1人にも相談していません。何年も考え続けた気持ちです。一度きりの人生、後悔しない生き方をしたいです。自分で決めた生き方を誇れるように強く生きていきます」に続いて、最後の投稿で「誇らしくもあり、険しくもあった、役者という道から、本日を持って退かせて頂きます。体力はありますが、気力の限界。全て出し尽くし、演りきりました」と引退を発表。「自分をここまで育てて頂き、支えて下さった関係者の皆様、心より御礼申し上げます」と謝意を示し、「本日を境に、俳優業をやる事は永遠に御座いません。応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。皆様のご多幸を心よりお祈りしております。関わっていただいた皆様には、格別の感謝を送ります。21年間、本当にありがとうございました」と結んでいる。1999年、テレビ朝日系ドラマ『天国のKiss』で俳優デビュー。2005年公開の井筒和幸監督作『パッチギ!』で李安成役を好演し、第20回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した。その他、映画『バトル・ロワイアル』『青い春』『クローズZERO』『ROOKIES -卒業-』『さんかく』『座頭市 THE LAST』『僕等がいた』『止められるか、俺たちを』、ドラマ『太陽の季節』『人間の証明』『ROOKIES』『リアル・クローズ』『猿ロック』『テミスの求刑』『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』など数多くの作品に出演した。この投稿をInstagramで見る誇らしくもあり、険しくもあった、 役者という道から、本日を持って退かせて頂きます。 体力はありますが、気力の限界。 全て出し尽くし、演りきりました。 役者だからいいじゃん、俳優だからいいじゃん。 その言葉を真摯に受け取れず、期待の言葉として頂いていたにも関わらず、自分にとってはプレッシャーでしかありませんでした。 自分を立派だと思った事は、今までたった一度もありませんでした。 誇れる才能も御座いません。 期待に応える事が出来ず、本当に申し訳なく思っています。 今後はどうかそっとしておいてください。 自分をここまで育てて頂き、支えて下さった関係者の皆様、心より御礼申し上げます。 本日を境に、俳優業をやる事は永遠に御座いません。 応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。 皆様のご多幸を心よりお祈りしております。 関わっていただいた皆様には、格別の感謝を送ります。 21年間、本当にありがとうございました。 高岡蒼佑 @ sosuketakaokaがシェアした投稿 - 2020年 8月月2日午前9時55分PDT
2020年08月03日“おうち時間”が増えたこの期間、みんなはどんな映画/ドラマ作品を見ているのか?“おうち時間”がもっと楽しくなるように、シネマカフェでは自宅での過ごし方や最近観た作品についてのアンケート取材を実施!今回は吉村界人さんに回答いただきました。――最近観た作品は何ですか?最近は、フィンチャーやリンチ、アメリカの青春映画全般または、ジョーダンやリルウェインのドキュメンタリーです。ですが、今はインプットよりアウトプットに熱中しています。――おすすめポイントを教えてください。暗がりから見上げる光や青春や希望が詰まっています。それは、僕ら島国の生活よりももっと辛い環境でも、わからないけど、「何かを掴んで笑おうぜ。」と、アメリカ青春映画、海外の人間の強さが背中を押してくれる作品だからです。――これから観たいと思っている作品は?国内のドキュメンタリー作品です。例えば、『ゆきゆきて、神軍』などです。――吉村界人さんのおうちの過ごし方を教えてください。今こそ何かを見て、人のモノマネや仮初めのSNSの繋がりで時間を流すことじゃなくて、この余るばっかの時間を自分の中にいる、誰にもわかれない自分を日記でも絵でもポエムでも、なんでもいいから記録することで過ごしています。自分を知りたいだけですが。熱くなりすぎても、疲れますが。笑【吉村界人 出演情報】ドラマ:松本清張ドラマ黒い画集~証言~5月23日(土)よる7時30分~(NHK-BS4K)映画:井筒和幸監督最新作『無頼』 2020年12月公開予定『ジャパニーズスタイル』公開日未定SNS:Instagram(@kaito_.yoshimura)(text:cinemacafe.net)
2020年06月02日1月31日、麻薬取締違法で逮捕・起訴されていた沢尻エリカ被告(33)の初公判が行われた。起訴状によると、沢尻は昨年11月16日に自宅マンションで合成麻薬MDMAとLSDを所持していたとされ、起訴事実を全面的に認めた。冒頭、裁判官から職業を問われ、「無職です」と答えた沢尻。被告人質問では、降板となった大河ドラマ『麒麟がくる』について「関係者の皆さんに多大なご迷惑をおかけしました。撮影中の作品も撮り直しを余儀なくされ、スタッフやキャストにご負担をおかけしました。経済的にも大きな損害になり、申し訳なく思っています」と陳謝していた。そして、沢尻の口から驚きの言葉が飛び出す。役者への復帰について問われた沢尻は、こう答えた。「女優復帰は考えていません。影響力のある立場の人間としてあまりに身勝手な行いで、多くの人を裏切り、傷付ける結果になってしまいました。その代償は計り知れず、復帰する資格はありません」今も所属事務所との契約は続いている沢尻。それだけに、いずれ復帰する人と思っていた人は多く、この“女優引退宣言”には「潔い」と称賛する声もあがっている。《潔いなあ。根は真面目なのかもしれない。周囲の人の影響等で世間一般がイメージする沢尻エリカになったのか》《えっ沢尻エリカ女優復帰しないの………復帰して………》また2005年に公開され、沢尻の出世作にもなった映画『パッチギ!』で監督を務めた井筒和幸監督(67)も、同日生放送された『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ系)で、「潔い子ですからね」と語っていた。一部で復帰待望論も持ち上がっている沢尻。果たして、彼女の決断はーー。
2020年02月02日『パッチギ!』『黄金を抱いて翔べ』など、数々の話題作を世に送り出してきた鬼才・井筒和幸監督の8年ぶりとなる新作『無頼』が公開されることが決定。併せてメインカットと監督コメントが解禁となった。■ストーリー太平洋戦争に敗れ、貧困と無秩序の中に放り出された日本。焼け跡から立ち上がった大衆は、高度経済成長のもとで所得倍増を追い、バブル崩壊まで欲望のままに生きて、昭和が去ると共に勢いを止めた。理想の時代から夢の時代、そして虚構の時代へ――。誰もが豊かさを欲する社会の片隅で、何にも怯むことなく、たった一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた“無頼の徒”がいた。やがて男は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく…。過ぎ去った無頼の日々がいま、蘇える。■井筒和幸監督、8年ぶりの新作で描くもう一つの戦後史本作は1975年のデビュー作以来、社会のあぶれ者、はみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた視線で描き続けてきた、井筒和幸監督の真骨頂にして集大成とも言えるもう一つの戦後史。激しく変転を続けた昭和という時代が、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いたヤクザ者たちの群像劇を通して逆照射される。主人公は、極貧ゆえに社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の内なる掟に従って真っ直ぐ生きた男。背景に様々な事件や社会風俗が盛り込まれた物語のアウトサイダーを、「EXILE」のパフォーマーとして活躍し、現在は俳優としてテレビ・舞台で活躍する松本利夫が演じる。共演には、『恋妻家宮本』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』などに出演し、『純平、考え直せ』ではヒロインに抜擢されるなど女優としての活躍も目覚ましい柳ゆり菜。抜群の気っぷの良さで主人公の人生を支えた妻・佳奈を演じる。このほか、木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、外波山文明、フォークシンガー三上寛、日本屈指のドラマーとして名高い中村達也などの実力派が脇を固める。さらには、オーディションで選ばれた総勢300人もの俳優陣が練達の井筒演出のもと、全身全霊の芝居で見せ場を競っている。観る者の皮膚をヒリつかせる無頼漢たちの群像模様は、さながら井筒和幸版の『ゴッドファーザー』のようにフィクションでありながら社会の本質を抉り、昭和という時代を突き動かしてきた大衆の欲望を可視化させる。偽りのノスタルジーに彩られた昭和回顧ブームを凌駕する、本格ハード・エンターテインメントがここに誕生した。■監督コメント改めて振り返ってみると、社会のあぶれ者、はみ出し者ばかり描いてきました。デビュー作の『ガキ帝国』では1968年、大阪ミナミを闊歩する少年院上がりの不良少年たちを。『犬死にせしもの』では終戦直後、陸軍の復員兵上がりの無法者たちを。『岸和田少年愚連隊』では1976年、大阪の田舎町にくすぶる格差教育の落ちこぼれの不良少年どもを。『パッチギ!』では1968年、京都ゼロ番地に生きる在日朝鮮人の高校生たちを。『ヒーローショー』では2010年、都市部を彷徨うまさに平成の「失われた世代」のはぐれ者たちを。そして『黄金を抱いて翔べ』では金塊強奪の夢に命を賭けた虚無的な流れ者たちを──。時代や設定こそ違えど、登場人物たちは誰もが社会から無用とされ、貧困と差別、汚辱に暴力で抗ってきた「寄る辺なき者たち」だと言えます。今回の『無頼』でもやはりスクリーンを彩るのは、欲望の昭和を徒手空拳で生き抜いた、文字どおり無頼の徒たちです。時代は昭和から平成、令和へと移っても、貧困や差別、孤立は何も変わっていません。本作ではアウトロー社会という、世間の良識から排除されたネガ画像をあえて描くことで、僕なりの昭和史を逆照射してみたいという思いもありました。ことの是非を語るのではなく、ただ、こんなふうに無頼な生き方を通した男たちがいたということを、現代の若者に見せたいと思ったんです。そして、自分を抑えつけるあらゆる抑圧に対して一歩も引かなかった彼らの人生を通じて、“くじけるな、寄る辺なきこの世界を生き抜け”と励ましてあげたい。それがこのシャシンに込めた、映画作家としての僕の願いです。『無頼』は5月16日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日合成麻薬「MDMA」を所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)。18日の各メディアによると10年以上前からLSDや大麻、コカインといった違法薬物を使用しており“常習”を告白したという。沢尻容疑者の逮捕に、著名人たちもそれぞれに反応を示した。ダレノガレ明美(29)は16日、《エリカ様…》《お会いした事ないですが、1リットルの涙から大好き女優さんです!》とその悲しみを明かした。また17日、沢尻容疑者と深く親交していた片瀬那奈(38)は「シューイチ」(日本テレビ系)に出演し、「これだけ近くにいて、何も知らなかったというのは本当に悲しい。裏切られた気持ち」とその苦しい胸中を明かした。さらに沢尻容疑者の名を一躍知らしめることとなった05年の映画「パッチギ!」を手がけた井筒和幸監督(66)は17日、日刊スポーツの取材に対し「留置場に行って、あほんだら!と言いたい」と厳しい言葉を投げかけた。しかし「罪を反省して、また日が昇る時が来る」「卒業生ですから、いの一番に助けてあげたいと思ってる」とも話したという。佐藤二朗(50)は16日、沢尻容疑者の逮捕が報じられた直後にこうツイートした。《君と呑むといつも芝居の話になった。「メンタルは芝居が好きなオッサン」と君に言った。だから君と呑むのが愉しかった。事実なら、君の行為は、君も、君の才に惚れた人たちも、君の大好きな芝居も、全て汚す。事実なら、大馬鹿野郎という言葉しか出てこない》そして17日には《もうちょい上手く世渡りとかできねえのってくらい馬鹿で不器用で正直な奴が、少なくとも芝居の事だけはスゲエ真面目に考えてたよってことを、それを知る一同業者として、それだけはとにかく書き記しておきたかったんだよロッケンロール》と沢尻容疑者の“不器用さ”を明かした。北野武(72)は沢尻容疑者の“弱さ”を指摘している。16日、「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で北野は「女優さんになって普通になることがいかに難しいかってよく分かるね」とコメント。そして「張ってなきゃいけないって女優で、それを外すとごく普通の女優さんになってしまうっていう“怖さ”も感じていたんじゃないかな」と分析していた。18日のFNNニュースによるとサントリーやP&G、マンダムといった企業は沢尻容疑者の出演CMに対し差し替えなどの対策をとった。さらにIndeedは逮捕の前日から沢尻容疑者の出演する新しいCMを放映し始めたが、当分は放送を見送ることに。また20年の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合)について同局は「今後の対応は検討中」としているという。薬物を使用したことにより、社会的に大きな影響を与えてしまった沢尻。立川志らく(56)は18日の「グッとラック!」(TBS系)で「こういうしくじりを起こすと、スタッフや共演者やスポンサーに計り知れない迷惑を掛けるわけですよね」と苦言。続けて「まだ薬をやっている芸能人はもしかしたらいるかもしれない。絶対に仕事を受けるべきじゃないですよ」と警鐘を鳴らした。またJOY(34)は17日、Twitterでこんな提案をしている。《これだけ芸能人の薬物逮捕が多いなら半年なり1年に一度の薬物検査のルールを設けたらいいのに。抜き打ちでもいいですし。CM、ドラマ、バラエティ、使う側もそういったリスクが減る方が絶対いいですよね》07年の「別に」発言で活動休止となったものの、近年は再び軌道に乗り始めていた沢尻容疑者。その“今後”について17日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)で激論が交わされた。テリー伊藤(69)は沢尻容疑者について「彼女はいずれ復帰しますよ。その時に見ている方が、捕まった沢尻ねっていうのが頭に残っちゃうわけ。そうすると演技をやっていても、それを消すというのは難しい」とコメントした。すると杉村太蔵(40)は「この時点で未だに復帰って言いますか」と投げかけた。しかし、爆笑問題・太田光(54)は「どうやって生きていけばいいの」と杉村に質問。「色んな仕事があるでしょ。何も芸能界じゃなくてもいいでしょ」と杉村が返答したところ、太田は「他の仕事の人たちはかまわないの?」「太宰治なんかはアルコールだ、クスリだ、心中未遂だと、散々倫理に反する事をやっているわけだけれど、いま教科書に載ってますよ」と発言。すると武井壮(46)は「選ぶ側が出す側が作る側が選別して、リスクを持ってやっていくべき」と話し、「彼女が復帰するかどうかは彼女の自由だけれども、それを使うかどうかってのは、これからの芸能界の自浄作用だと思う」と自身の考えを述べた。各メディアによると「これまでに有名人が逮捕されるたびに私も危ないんじゃないかと注意していた」「大変な迷惑をかけました。大変申し訳なく思います」と述べたという沢尻容疑者。一部著名人からは擁護されるものの、波乱は収まりそうにない。
2019年11月18日後藤は友だちじゃないけど親友を超えた存在。――お二人は同じ高校のラグビー部員同士だったんですよね?後藤淳平:いつも一緒にしゃべってはゲラゲラ笑ってて、もしかしたら、これがお笑いなんかなと。“これが職業やったら最高や、絶対に売れるやん!”って、根拠も何もない自信が生まれて、NSCに入りました。迷いは一切なかったです。福徳秀介:楽しいし、これで億万長者になれるならラッキーやと思いました。高校生のときは、通学のために満員電車に乗りながら、楽しい仕事ってないかなと思っていたので、芸人になると決めたときは、めちゃめちゃ嬉しかったです。後藤:お笑いをやっていてしんどいなと思うことがあっても、大きな枠で見れば好きなことなので頑張れるんです。自分がやりたいと思って始めたことだし、そもそも、お笑い以外の選択肢がなかったから。やりたいことが2つあって、悩んで決めたとしたら、後悔することもあったかもしれないですね。――同級生から相方になった今、お互いのことはどう思いますか?後藤:関係性は高校生のときと変わってないですね。一緒に遊んだりとかはしないですけど(笑)。福徳:でも、家がめっちゃ近くて、よく見かけます。1週間くらい前にも車ですれ違いました。後藤:僕は気づかないことが多いんですけどね。福徳:以前、レスリー・キーさんに写真集を撮ってもらったときに、裸になって、股間を握り合って、お互いの股間に顔を近づけ合ったことがあったんです。どえらいことをしてしまったと思ったけど、でも、後藤とじゃないとできへんかったなとも思いました。キスやったらかろうじてできる人もいますけど、あそこまでできるのは地球で後藤だけ。親友を超えてるんやろうなという感覚がありました。後藤:長いあいだ一緒にいてるぶん、えらいもんで、似たようなチンチンしているなって。まじまじと見ながら思いました(笑)。ここまでしているコンビってあんまりいませんから、いま一度、あの写真集を見てほしいですね。――今月末、『めちゃ×2イケてるッ!』が最終回を迎えます。後藤:悲しいとか、なんでやねんという気持ちはなく、どんな最終回になるか自分でも楽しみです。福徳:僕らがメンバーになってから7年が経っていてビビりました。感覚的には3年くらいだったので。正直、『めちゃイケ』にいるという実感がなかったので、昨年の『M‐1』で優勝して、“めちゃイケメンバーにM‐1チャンピオンがいますよ”ってしたかったんですけど、それができなかった。後藤:でも、本当にいい経験をさせてもらいましたし、いい経験にしていかなければいけないなと。あんな芸歴のある人たちと毎週のように絡むことなんて、なかなかできないですから。そして、終わってからがほんまに勝負なので、身の引き締まる気持ちです。――テレビ業界ではここ数年、長年にわたって放送されていた番組が次々に終わっています。福徳:『(笑って)いいとも!』を考えると、終わる前はみんな寂しいと言っていたけど、1か月くらいで『いいとも!』のない生活に慣れていった気がします。だから、『めちゃイケ』もそうなるのかなと。そのくらい、時代は早いんやなって思いました。頑張らなあかんなと、気合が入りますよ。後藤:僕らは新しいことを仕掛けていかなければいけない側なので。寂しいと思うのではなく、創っていかないといけない。僕らの番組ができればいいなとも思います。福徳:そういう意味で、『めちゃイケ』が終わると知ったときは、いい意味で、ワクワクしました。いつか、メンバー大集合みたいな機会ができるかもしれんし、そのときにナイナイさんがおじいちゃんになってたら…と。そういうことを考えるのは楽しいです。後藤:将来が読めない、安泰がないということがベースの仕事なので。そういうものだと思ってます。2003年4月に結成。後藤淳平は大阪府、福徳秀介は兵庫県出身。第44回「上方漫才大賞」優秀新人賞、第34回「ABCお笑いグランプリ」優勝などの受賞歴を持つ。井筒和幸監督の映画『ヒーローショー』(2010)ではW主演を務めた。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)、『ジャルッと!爆ハリ!』(千葉テレビ)にレギュラー出演中。レギュラー出演している『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)の最終回が、3月31日(土)に5 時間の拡大スペシャル版として放送される。今年2 月からスタートした「JARU JARU TOWER」は、「変なキャラ練習させられる奴」など、“○○な奴”をテーマにしたショートコントが、1日1ネタずつアップされていく。※『anan』2018年4月4日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月31日あのネタができたときはガッツポーズしました。――『M‐1グランプリ』から、はや数か月が経ちました。後藤淳平:優勝する気満々だっただけに、終わったときは悔しかったですけど、少し時間が経った今は、“あれはあれでよかったかな”と思うようになってきました。誰ともかぶらないネタができたし、こうして取材をしていただく機会も増えました。――直後の生放送番組での、福徳さんの号泣も話題になりました。福徳秀介:自分でもびっくりしました。『M‐1』の途中から、喋ったら泣きそうになるからヤバいヤバいと思っていたんですけど…。後で映像を見たら思いっきり感情が顔に出ていて、これは芸人としてあかんやろと思いました(笑)。自信満々のネタやったから、3位には入れると思っていたので。子供じみてるけど、絶対に褒められると思って先生に縄跳びを見せたら、「ぜんぜんやん!」と言われた感じ。そういう悲しさでした。――それほど、あのネタには手応えを感じていたのですね。福徳:できたときにガッツポーズしました。そういうネタは、2年に一回できるかできないかです。初めて二人でやっている最中から、“きてる…きてる…!”という感覚があったし、最終的には“ヤバいヤバいヤバい、できた!”って。後藤:できたばかりなんで完成度としては3割くらいですけど、種があまりにも強かったから、これさえあれば大丈夫やろうと。福徳:だからこそ、数か月経って思ったのは、人間として、芸人としての面白みが自分に足らないんだなということです。いくら面白いネタを作っても、やり手が面白くなかったらダメなんです。だから、今年は人としての面白みを出すことが目標のひとつです。後藤:漫才をする方は、芸歴を重ねれば重ねるほど面白くなっていくと思うんです。人間味や、芸人としての成熟具合が面白さに比例する。出ただけで空気が変わる漫才師って、そういうことだと思う。福徳:“おもろいこと言いそうやな”っていう空気があるんです。そういう点では、おっさんがおもろいんですよ。年下に笑かされるのが嫌やと思う人は多いと思いますしね。高校生が中学生に笑かされるのが嫌なのと一緒で、特に男にはそういう気持ちがあると思う。だから、こいつになら笑かされてもいいと思われるような、人としての深みが欲しいですね。今着てるスーツは作って4~5年経つけど、人間としての臭みが出るかなと思って、一度も洗ってません。後藤:僕はクリーニングに出してますけどね(笑)。――最近は漫才が話題ですが、ジャルジャルさんといえばコントというイメージがあります。後藤:基本的にはコント人間だと思っているので、漫才のネタは『M‐1』のためにだけ作っています。でも、やる前には“みんなびっくりするんちゃうかな?”という、ワクワクするような気持ちがあって、それはNSCに入ってお笑いを始めたときに感じたものと似てる。芸歴が長くなると、そういう気持ちがだんだん薄くなるので、漫才を通して、その楽しさを感じられたのは嬉しかったです。福徳:僕は、自分が芸人に向いてないと思っているし、いつまでも拭えない教育実習生感があると思ってて…。僕の中で教育実習に来る先生は“普通の人”ってイメージがあるんですけど、自分はそういうタイプ。でも、コントはキャラクターを演じるから、たとえば山田太郎というキャラだとしたら、山田太郎で勝負できるし、嘘をつけるし、自分じゃないからすべっても平気。帽子をかぶれるし、グラサンかけられるし、おもろい見た目のときは無敵な気がする。舞台に上がるのも怖くないんです。――では、漫才は?福徳:福徳秀介と後藤淳平でお客さんと戦わなければいけないので、怖い。鎧をつけずに、裸で戦場に行ってる気がします。ほんまのことを言うと、早く『M‐1』で優勝し終わってコントに戻りたいです。漫才用に作ったこのスーツも捨てたい。ルミネの舞台で漫才をやるのも、どこか『M‐1』用なところがありますから。コントばかりしてると漫才をしたときに緊張するし、どこを見て話していいのかわからなくなるんです。2003年4月に結成。後藤淳平は大阪府、福徳秀介は兵庫県出身。第44回「上方漫才大賞」優秀新人賞、第34回「ABCお笑いグランプリ」優勝などの受賞歴を持つ。井筒和幸監督の映画『ヒーローショー』(2010)ではW主演を務めた。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)、『ジャルッと!爆ハリ!』(千葉テレビ)にレギュラー出演中。レギュラー出演している『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)の最終回が、3月31日(土)に5 時間の拡大スペシャル版として放送される。今年2 月からスタートした「JARU JARU TOWER」は、「変なキャラ練習させられる奴」など、“○○な奴”をテーマにしたショートコントが、1日1ネタずつアップされていく。※『anan』2018年4月4日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月31日『音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~』の公開ゲネプロが29日に東京・東京国際フォーラム ホールCで行われ、森昌子、河合郁人(A.B.C-Z)、監修・演出の井筒和幸が取材に応じた。同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子(森)とそのマネージャー・須谷保(河合)が人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する。32年ぶりの舞台に、「緊張が拭えない」という森が「みなさんが親切に介護してくださるから……」と恐縮すると、河合は「エスコートです、エスコート!」と慌てて訂正した。森の役名の”レイコ”が「母親と同じ名前」だという河合は、「『麗子さん』っていうたびに母親の顔が出てきたんですけど、だんだんうちのレイコ(母)を超えましたね」と頷く。さらに河合が「(森が)甘えてくるシーン、本当に申し訳ないんですけど、ものすごくかわいいんですよ」と心境を吐露すると、森は驚いた様子で「ちょっと待ってください! ドキドキしちゃった!」と少女のように恥じらい、井筒も「かわいいんだよなあ」と納得。河合は「あの瞬間すっごいかわいくて、キュンキュンしてて。キュンポイントです」と明かした。一方森も、河合について「頼りになるマネージャーなんですよ」と絶賛。「暗転して真っ暗になると、さっと肩を抱いてすっと連れて行ってくれて、どきっとしちゃいますね」と照れたように語ると、河合はすかさず「ここ、使ってください!」と訴える。森と相思相愛の様子に、河合も「こっちの麗子さんとうちのレイコさん(母)が同時に頼ってきたら、こっちの麗子さんをとります」と宣言した。また、舞台で「越冬つばめ」を披露する森に、河合は「歌ってすごいなと思いました」としみじみ。河合が「稽古場でも毎回本気で歌っていただくんですけど、歌を聞いただけで涙が出る、体にしみる。自分たちの曲で一切ないんですよ」と自虐すると、周囲から一斉につっこまれていた。東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月29日~7月4日、神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて7月22日~24日、名古屋公演は中日劇場にて8月12日~18日。
2017年06月29日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」。5月28日(日)放送回に俳優の大杉漣が出演。“強面俳優”として知られる大杉さんの素顔に番組MCの上田晋也、藤木直人、森泉が迫る。大杉さんといえば『ソナチネ』の暴力団幹部・片桐役をはじめとした“強面”のイメージが強いが、一方でそれとは正反対の刑事役から真面目なサラリーマン、狂気に満ちたサイコなキャラクターまであらゆる役柄をこなす日本が誇る演技派俳優の1人でもあり、その役柄のバリエーションからあらゆるジャンルの作品に出演してきた。元々は舞台からそのキャリアをスタートさせた大杉さんは、その後Vシネマなどへの出演を続け、1993年北野武監督作品『ソナチネ』への出演を契機に『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『監督・ばんざい!』など北野監督作品の常連となったほか、『ゼブラーマン』『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』などの三池崇史監督作にも多数出演。黒沢清、井筒和幸、SABU、崔洋一、園子温、堤幸彦、本広克行ら日本映画界を代表する名監督の手がける作品で活躍。またテレビの世界では「土曜ワイド劇場」などのサスペンスものにも多数出演。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、そして大河ドラマ「義経」など国民的ドラマなどでその実力を遺憾なく発揮してきた。昨年は二階堂ふみとの共演が話題となった『蜜のあわれ』や昨年公開され大ヒットした『シン・ゴジラ』での内閣総理大臣役、「レンタル救世主」の社長などより一層幅広い役柄に挑みつつ、今年も遠藤憲一、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研らと共演した「バイプレイヤーズ」や実話を基にした異色のゲームドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」、そして主演最新作となる『グッバイエレジー』が3月に公開されるなど、65歳を迎え今なお精力的に俳優という職業に挑み続けている。番組ではそんな大杉さんの愛猫トラちゃん、愛犬風ちゃんを大公開。また奥様との壮絶夫婦ゲンカなど家族にまつわるエピソードや、サッカーに対する深い造詣で知られる大杉さんのサッカー三昧な休日の様子。さらに俳優仲間たちの暴露など、そのお茶目すぎる素顔に迫る。「おしゃれイズム」は5月28日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月28日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が19日、都内で行われた『音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~』の制作発表に、森昌子、湖月わたる、上原多香子、寺西拓人(ジャニーズJr.)、小川菜摘、前田吟、監修・演出の井筒和幸、司会の生島ヒロシとともに登場した。同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子とそのマネージャー・須谷保(河合)が人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する。単独での外部舞台出演は初めてという河合は「もともとすごい人見知りなんですけど、最近それがなくなってきたので、今そこまで人に見知ってはいないです。楽しみですね」と絶好調の様子。「後輩の寺西も今回出るので、ちゃんとしないといけないなという気持ちもある。今はそこまで不安はないです」と言い切った。ふだんはA.B.C-Zの5人で活動しているが「グループでいるとツッコミを僕がやっていて、ツッコミどころ満載の方たちが多いので。そういう方たちがいない分、この期間は楽だなと思います」とニヤリ。しかし「ライブで5人そろった時に、帰る場所があると、安心して外部の舞台に出られる」と、グループへの愛を語った。また、ジャニー喜多川社長には舞台出演を報告できていないという河合。「2日前くらいに会ったんですけど、話そうと思ったら帰りました」とエピソードを披露した。「Jr.を連れてきてて、『ああ、ジャニーさん』と話そうと思ったら帰りました。『じゃあね、おじさん』と言われました」と明かし、周囲を笑わせていた。後輩の寺西は初の会見出演となったが、河合は「『何かあったらフォローしてください』と言われたけど、そのつもりはないです」と愛の鞭。しかし「本当に緊張して、今も緊張してます」という寺西に対し「けっこう、声のトーンも一定じゃないですか。でも実はテンション上がってるんです」と解説するなど気にかけていた。さらにマネージャー役への挑戦に「ジャニーズ事務所のマネージャーさんは素晴らしい方ですから。個性的な方が多いので、面白い人もいれば、よく喋る人、パキパキ動く人もいる。そういうのを見ると勉強になりますね」と語った。東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月29日~7月4日、神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて7月22日~24日、名古屋公演は中日劇場にて8月12日~18日。
2017年05月19日『音楽喜劇「のど自慢」~上を向いて歩こう~』の制作発表が19日に都内で行われ、森昌子、河合郁人(A.B.C-Z)、湖月わたる、上原多香子、寺西拓人(ジャニーズJr.)、小川菜摘、前田吟、監修・演出の井筒和幸、司会の生島ヒロシが登場した。同作は1999年に公開された映画『のど自慢』をベースに音楽喜劇として舞台化。売れない演歌歌手・赤城麗子とそのマネージャー・須谷保(河合)が人気歌番組「のど自慢」に出るために奮闘する。32年ぶりの舞台という森は「平静を装ってるけど、緊張している」と明かし、「皆さんに助けていただきながら、楽しい舞台にしていただけたらなと思っています」と語った。グループを離れ単独での舞台出演は初という河合は「歌も、もしかしたら歌うのかなという感じなんですけど、うまいんだけど歌手としてはそこまでうまくないみたいな役だったので」と説明し、「僕もグループの中で、歌はうまいんだけど、そこまでインパクトがあるわけではない」と笑わせた。また初の会見となった寺西について、生島は「記者会見前にストレッチをしていた」と明かす。寺西は「森昌子さんの舞台に出るんだよと言ったら、おばあちゃんがとても喜んでくれて。一生懸命頑張らなければ」「僕も大学を卒業したばかりで歳も近いので、自分に近いものを演じられたらいいなと思います」と意気込んだ。寺西の母親役の小川は「いや、こんな綺麗な顔の息子がいたらね。うちは夫(浜田雅功)のDNAが強いから」と嘆いていた。出演者陣がのど自慢に出るなら? という質問には、河合が「僕ジャニーズが大好きなので。あ、僕ジャニーズなんですよ」と、SMAPの「夜空ノムコウ」を選曲。マイクのハウリングに邪魔され「キーンってなっちゃった!」と恥ずかしがりながらも「Bメロをアレンジしすぎた木村拓哉さんの歌い方」を披露した。また、寺西は「小学校の時にバンドを組んでいて、その時はスピッツさんをやっていた」と、「チェリー」をピックアップ。河合から「歌ってごらん、すっげー恥ずかしいから」と促され、「愛してるのひ……」まで歌ったところで耐えきれずに「すいません」と謝っていた。さらに湖月が振り付きで松田聖子「夏の扉」を歌うなど、カラオケのようにヒートアップ。最後には森昌子が「デビュー当時のひばりさんの『悲しき口笛』」とモノマネを披露し、盛り上がりを見せた。会見終了後の囲み取材では、森がポスター撮影時のエピソードを披露。「(河合と)ツーショットの時『僕がお守りします』って。もうなんて素敵な言葉を言ってくれたんだろうと思って。息子と同じような年頃なのにドキドキしちゃって、すごい頼らせてもらおうと」と河合を見つめた。河合が「マネージャー役なので、タレントを守る」と言うと、森は「それだけ!?」と驚いたが、河合は改めて「ちゃんと森さんを守ろうと思って言いました」ときっぱり。森は「久々の男性からの告白だった」と喜んでいた。東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて6月29日~7月4日、神戸公演は新神戸オリエンタル劇場にて7月22日~24日、名古屋公演は中日劇場にて8月12日~18日。
2017年05月19日ジョニー・デップが麻薬取引から恐喝、マネーロンダリング、そして殺人まで、ありとあらゆる凶悪犯罪を実行しながら、法の裁きを逃れ、ボストン裏社会に君臨した伝説のギャングに扮する『ブラック・スキャンダル』。このほど、その激コワぶりがよく分かる本編映像とともに、Vシネのコワモテ俳優で知られる小沢仁志や漫画家の倉田真由美ら著名人たちから絶賛のコメントが到着した。実際の出来事を基にした本作で、まるで悪魔のように情け容赦を知らないギャング、ジェームズ・バルジャーを狂気と凄みをたたえて熱演してみせたジョニー。薄毛のカツラとブルーのカラーコンタクトを使い、メイクアップに数時間かけた容姿で“本人そのもの”の役作りに成功した。ジョニーは、バルジャーのかつての仲間たちと面会するなど徹底したリサーチのほか、「前から興味を持っていたんだ。生い立ちや生き方だけでなく、(FBI最重要指名手配から)16年もの間、国の追跡を逃れ続けることができたという点に。そんなことができる人はめったにいない」と語り、この役を熱望していたことを明かす。だからこそ、渾身の役作りで、FBIや地元政治家を巻き込んだアメリカが抱える“黒い闇”=ブラック・スキャンダルの全貌に迫ることができたのだ。今回解禁された本編映像は、FBIとの“秘密の協定”により栄華を極めたバルジャーと彼が率いるギャング仲間、そしてFBIにいる“幼なじみ”コノリーとその同僚モリスらとの会食シーン。自慢の料理のレシピを教えるよう、モリスに迫るバルジャー。だが、モリスが家族秘伝のそのレシピを披露すると…。その背筋が凍るほどの狂気に満ちた熱演は、まるで粛清の序曲。“悪魔”の暴走により、幼なじみだった男たちの運命が狂い、想像を絶するラストへのカウントダウンを警鐘するようなシーンとなっている。この前代未聞の実話の一部始終を、豪華キャストでセンセーショナルに暴きだした問題作には、著名人たちからも絶賛の声を寄せている。<著名人コメント>■羽田圭介(芥川賞作家)ギャング映画の名作によくあった、単なるシマ意識がメインではない。登場人物各人の偏愛や憧れ等が個別に入り交じる、人間ドラマだ。感情移入させるための無理矢理な共感演出はなく、映画という表現に適した“画面に映える格好良さ”だけで極悪非道なギャングを魅せている。ジョニー・デップの作品史上、最も素晴らしい。■小沢仁志(俳優)久々の骨太ギャング映画!暴力とセックスが刃の上で均衡し、ヒリヒリする緊張感がたまらない。オレに匹敵するほどの“顔面凶器”と化したジョニー・デップ渾身の演技。さらなる高みまで上り詰めた彼を見た。■見城徹(幻冬舎 代表取締役社長)冒頭のバイオレンスに胸を鷲掴みされ、最後まで鳥肌が立っていた。圧倒的な臨場感。自分の掟に忠実に生きる男の残酷な美学。ジョニー・デップの怖るべき最高傑作。■井筒和幸(映画監督)息を吹き返したJ・デップが怖い。おぞましいくらい名演だ。裏切る奴は必ず殺す。口の軽い女も絞め殺す。真っ昼間からショットガンで殺す、殺す、殺す。縮み上がるばかりだ。だから、我々はギャング映画が大好き。■倉田真由美(漫画家)どいつもこいつもダメ男だけど、ほんの少し愛せる部分がある。さすが実話! 見たことないジョニデの顔が、じわじわきた。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月26日タレントのマツコ・デラックスが公開中の映画『黄金を抱いて翔べ』にワンシーンのみの特別出演を果たしていることが明かされ、11月7日(水)の夜、新宿ピカデリーにて行われた上映後のトークイベントに井筒和幸監督と共に出席した。高村薫のデビュー小説を映画化した本作。大阪のメガバンク本店の地下に眠る金塊の強奪を目論む男たちのドラマを描く。マツコさんは劇中、電源がつけられたテレビの画面に映るタレントとして出演。ごく一瞬のみの登場ということで、客席に向かって「見つかった?」と何度も確認し、「こんなに胸張って出れない現場もないわ」と居心地が悪そうに語った。自身は完成した作品を自宅で見たが、パソコンの小さな画面では自らの姿をほとんど確認できなかったとキレ気味。「(主要キャストの)チャンミンちゃんがキレイになって出てきたとき、それかと思った」と語ると、客席のチャンミンのファンが「違う!」と抗議。マツコさんは怒りを込めて「『違う』って言うときは挙手して言いなさいよ!」と脅迫するかのように語り、劇場は笑いに包まれた。マツコさんの“恋人”を自認する井筒監督は、その起用について「あの緊張のシーンが続く中でテレビをつけたときに映るのがこんなに似合う奴がほかに誰がおるんや?」と自信満々。だが、出演シーンの長さについて「5秒でいいんや。失礼やろ…世の中に」と本人を前に暴言を吐き、マツコさんの怒りに油を注いでいた。妻夫木聡、浅野忠信、チャンミン、桐谷健太、溝端淳平、西田敏行と錚々たるメンツが主要キャストとしてポスターに映っているが、この男性陣の中では誰が…?と司会者がおそるおそる質問を振ると、マツコさんは「用途によって違うわね」と意味深な(?)答え。「結局、西田さん以外なら誰でもいい」と問題発言で会場を沸かせた。ちなみに、金塊強奪のメンバーではないためポスターには写っていないが、本作のキャストの中でマツコさんの本当のお気に入りは青木崇高だそうで「ものおじしないで乱暴なことを言ってくれそう」と語り、「監督、どうにかならないの?」とおねだり。監督が「電話すりゃすぐ来るから今度、紹介してやる。いま、NHK(の大河ドラマ)で弁慶やってるから」と軽く請け合うとマツコさんは「弁慶vs弁慶よ!」と興奮していた。なぜか終始、興奮と怒りをにじませながらのトークイベント。仕舞には2人は司会者の映画パーソナリティに対してまで「何が映画パーソナリティだ?」(井筒監督)、「何だよ、映画パーソナリティって?お前のパーソナリティこそ…」(マツコさん)などと激しく攻撃を開始。マスコミ向けの写真撮影でもあれこれとポーズを要求するカメラマンに「お前、どこの媒体だ?」などと牙をむいて客席は爆笑に包まれた。『黄金を抱いて翔べ』は公開中。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月08日妻夫木聡主演の映画『黄金を抱いて翔べ』が3日に公開初日を迎え、東京・有楽町にある丸の内ピカデリーに主演の妻夫木と、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行、井筒和幸監督が登壇し、舞台あいさつが行なわれた。その他の画像本作は、高村薫の同名小説を原作に、銀行から240億円の金塊を強奪しようとする6人の男たちの姿を描いたクライム・ミステリー。舞台あいさつでは「最後のドキドキ感は、僕も(映画を)観ていてたまらないものがあったので、それを味わってくれてたらいいなって思う」(妻夫木)、「こんな骨太な映画は、最近めずらしいんじゃないのかなと思う。今日帰ったら『良かったよ』とまわりの人に言ってください」(溝端)とコメント。桐谷は「みんな全力で邁進して全部のシーンをやったけど、僕のシーンで言うと、証明写真のシーンで着替えているときのパンツの柄。あれ、実際にもらってたまに履いています」と語り、会場の笑いを誘った。最後に妻夫木は「ひとりひとりが手ごたえを感じながら作っていった映画だし、みんな命かけて作った映画。日本映画の底力をまじまじと感じ、魅せられた作品なので、その想いをぜひみなさんにも、いろんな人に届けてほしいと思う」と改めて作品をPRした。『黄金を抱いて翔べ』公開中
2012年11月05日映画『黄金を抱いて翔べ』が11月3日(土)に待望の初日を迎え、妻武木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行のキャスト陣に加え、井筒和幸監督が丸の内ピカデリーにて行われた舞台挨拶に登壇した。上映後の舞台挨拶となり、観客の笑顔を見たキャスト陣から「楽しんでいただけたみたいで良かった!」と安堵の笑顔がこぼれた。この日は映画にちなんで本物の金塊が用意されており、豪華舞台挨拶となった。「マークスの山」などで知られる日本推理サスペンス大賞に輝く小説家・高村薫のデビュー作を、『パッチギ!』シリーズなどの井筒和幸監督が映画化。大阪の街を舞台に、メガバンクの地下に眠る240億の金塊を6人の男たちが、死力を尽くして一世一代の強奪作戦に挑む姿を描く。同作における黄金は、ただの金銭的な意味ではなく、“男たちが命を賭して勝ち取りたい何か”の例えである。会場から大声援で迎えられたキャスト陣の顔は、初日を無事に迎えられた喜びにあふれていた。主演の強盗犯・幸田を演じた妻夫木さんは、観客に「どうでしたか?」と呼びかけ、大きな拍手を浴び、手ごたえを感じた様子で「最後のドキドキ感は観ていてたまらないものがある。その部分を味わってもらえたら…」と自信のコメント。また、井筒作品出演を切望していたという妻夫木さんは「最後のシーンが印象に残っている。船上でのイメージカットを見たとき、あまりのカッコよさにシビレて、泣いてしまった」と感動しきり。さらに「手ごたえを感じながら命を懸けて作った映画です。こんな日本映画の底力があるんだと感じた」と語り、感無量の様子だった。劇中、無精ひげを生やした妻夫木さんの姿が鮮烈な印象を残す。日本映画初出演となったチャンミンさんは、劇中、“自称”工学部留学生で国家スパイの裏の顔をもつモモを演じている。「スピードの速い展開から目が離せない」と観客に向けて熱烈アピール。ほかの共演者たちも「出来上がりを楽しんで観ることができた」(浅野さん)、「どっしりとしたいい映画ができました」(桐谷さん)、「個人的にも好きな骨太の映画です」(溝端さん)、そして西田さんは「観客のみんなが満足してくれた顔をしているのが嬉しい。みんな楽しかったかぁ?」と会場に呼びかけ、笑いを誘っていた。この日、「黄金を盛り立ててくれた」ということで、井筒監督が佐渡の黄金大使に任命されたということが発表された。監督は、照れ隠しに「バラすな」と言いつつも、まんざらでもない様子。作品については「スター映画は久しぶり。全部手を抜かないで、一生懸命やりましたよ」と自信たっぷりにアピールした。主題歌は、安室奈美恵の新曲「Damage」でミュージックビデオを井筒監督が演出している。裏切りや疑心が交錯する物語に加え、計画の推移を綿密に追ったディテールにこだわった描写は必見。映画『黄金を抱いて翔べ』は全国にて公開中。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月03日桐谷健太が映画俳優になることを決意したのは、保育園の頃だったという。夢が叶ったのは20代前半。井筒和幸監督がメガホンを握った『ゲロッパ!』で銀幕デビューを飾る。井筒監督について尋ねたとき、真っ先に出てきた言葉は「確実に自分の人生を変えてくれた人」。それは決して大げさではない。続いて出演した井筒作品『パッチギ!』ではエキセントリックな不良学生役で存在感を発揮。この作品での爆発に誘発されるかのようにその後、『ROOKIES』や『BECK ベック』などハマり役とも言えるハジけた役柄を次々と好演し、着実に若手人気俳優としての道を歩み始めた。そして2012年、井筒監督が三度、桐谷さんを変える!まもなく公開となる『黄金を抱いて翔べ』で桐谷さんはメガバンクの地下に眠る黄金強奪を目論む一味に加わっている。本作で桐谷さんが自らに感じた変化、成長とは――?公開を前に熱く語ってくれた。「井筒さんが『映画を撮る』、『健太をメインどころで使いたい』と言っていると聞いて、内容も何も全然聞かずに『はい、やります!』と言ってました(笑)」と明かす桐谷さん。原作は人気サスペンス作家・高村薫のデビュー小説で、井筒監督が長年、映画化を切望してきた作品でもある。大阪のメガバンク本店から240億円相当の黄金を盗もうとする6人の男たちの姿を描く。『ゲロッパ!』に始まり、『パッチギ』シリーズ2本を経て、井筒作品への参加は本作が4作目。「抽象的な言い方しかできないけど…」と前置きしつつ、井筒組に漂う独特なムードをこう表現する。「空気の粒子が細かいというか、クッキリしている気がします。あの空気に触れると『うわぁ、始まるんだ』って感じがして、撮影中も『オレはいま、映画を撮っているんだ』というのを強く感じます。緊張感とみんなが一つの方向を向いている一体感がある。それができるのは監督の中で自分がやりたいこと、撮りたいものがはっきりとあるからだと思います」。ちなみに過去3作品で桐谷さんは、監督からの罵倒あり、ムチャぶりありという厳しさの中で鍛えられたという。「メチャクチャに怒鳴られてましたよ。『このシロウトがっ!』とか平気で言ってきますし、『健太、なんか面白いことやれ。はい、本番!』みたいな指示も出るし(笑)。こっちは考える間もなく直感でやってました。やってみたら『面白いやんけ。それでええんや』って。そのおかげでテストからどんどん自分のやりたいことをアピールするようになりました。直接、そういう言葉を掛けられたわけじゃないけど『やりたいことを全力でやってみたらええんや』ってことを教わったと思います。そこからブッ飛んだ役やテンションの高いキャラクターのオファーがどんどん来るようになりましたね」。黄金強奪を企てるチームのメンバーを演じる共演陣には妻夫木聡に浅野忠信、溝端淳平、チャンミン(東方神起)に西田敏行と錚々たる顔ぶれが並ぶ。井筒監督が、この俳優たちとならできると確信を持って撮影に臨んだということもあってか「監督が現場で大声を出すことはほとんどなかった」と桐谷さんはこれまでの現場との違いを証言する。そしてもう一つ、これまでと何より大きく違うのが桐谷さんに与えられたキャラクター。井筒作品で、しかもこの面々の中に桐谷さんの名が並んでいると、どうしても桐谷さんが演じた野田という男に対し、ハジケっぷりのよいイケイケのムードメーカーの男を想像してしまうが、意外にも野田はクールなシステムエンジニア(!)。黄金強奪に向けてブレーキをかけることを知らない“肉食系”、“野獣系”の男たちの中にあって、逃げ腰でビビリ気味の一面を覗かせる。「こういう役を井筒監督からいただけたというのが何より嬉しかったです。最初に話を聞いたときは『またブッ飛んだ役かな?』と思ったので、システムエンジニアと聞いて一瞬『マジで!?』って(笑)。このメンバーの中で野田がどういう存在かと考えたら、映画を観ている人の感覚に一番近い男だと思うんですよね。逆にほかの連中は『なんで?』って言いたくなるくらい飛んでるから(笑)。その意味で、観る人にこの物語をありそうな話だと感じてもらう上でキーになる男。一方で、すごく奇妙さを感じさせる男でもあるんです。しかも第一印象で『こいつおかしいよね』と思わせるのではなく、じわじわと胡散臭さがにじみ出てくる。そこは意識しましたし、演じていて楽しかったです」。また新たな一面を井筒監督に引き出してもらった形だが、桐谷さん自身、20代から30代と年齢を重ねていく中での自身の変化に“必然”を感じていたとも明かす。「なかなか言葉にはできないけど、日常を含めてあらゆる面で自分が変わっていっていることを感じてます。そういう内面的なところでの変化がない限り、入ってくる役柄も変わらないんじゃないか?という思いもありました。芝居って結局、自分以上のものはできない、全ては自分の中から出てくるものだと思ってます」。冒頭でも述べたように映画俳優になることは保育園のときからの夢であり、20代前半でその夢を叶えたが、桐谷さんはそこから一度として立ち止まったことはない。常に演じることへの飢餓感をもって10年もの年月を疾走してきた。「もうガムシャラですよね。思い返せばいろいろな作品をやってきたけど、その一つ一つで瞬間を生きてきたというか、あまり意識的じゃなかった。ようやく30歳を超えたあたりで、俯瞰で物語を見られるようになってきたかなと思います。でも、変わらないのは喜びも幸福も一瞬だということ。夢が叶ったときであれ、芝居がうまくいった瞬間であれ、幸福感はあるけどほんの一瞬で、すぐにフラットに戻るんです。だからこそ常に何かに挑戦したいし、変化し続けたいです」。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月01日涙を流す役がこんなに多く、そして似合う俳優はそう多くはない。「昔からなぜか多いんですよ」と照れくさそうに語る妻夫木聡。この男には「泣かせてみたい」と監督を刺激する何かがあるのだろうか? もうひとつ、あの『悪人』以降増えたというのが、鬱屈した思いや心の中に陰を抱えた男の役。そんな彼の“ノワール”作品リストに新たに名を連ねるのが最新主演作『黄金を抱いて翔べ』である。メガバンク本店の地下深くに眠る黄金の強奪に命を懸ける男たちを描いた高村薫のデビュー小説を実写化。メガホンを執ったのは妻夫木と初タッグとなる井筒和幸監督。映画の公開を前に妻夫木と井筒監督に話を聞いた。その他の画像井筒監督が目指したのは「女子がグッと来るような」男の世界。「女の子のために“男の優しさ”なんて描いても『そんなの嘘だ』ってツッコミが入る(笑)。逆に感情が簡単に出てこない、泣いている女の子を抱きしめたりもしないハードボイルドな世界をやりたかった」と明かす。完成した映画は、余計な説明が省かれた疾走感あふれるシーンの連続。妻夫木は「いまの時代、感じることが少なくなっていて、『当然、提供してくれるんでしょ?』という姿勢になってる。僕はこの映画を『切ない』とか『泣ける』なんて軽い言葉で売る気はないので、自分で見て体感的に受け止めてほしい」と訴える。自身が演じた幸田を含め登場する男たちを「みんな何かが欠けている。心のポロっと欠けた部分をいろいろなもので補おうと試してみるけど、全然はまらないやつら」と分析。演じる上で「後ろ姿を見るだけでそいつの背景が見えてくるような役者でなきゃいけなかった」と自らに高いハードルを課した。先述の『悪人』では主人公と同じように実際に工事現場で汗を流したという妻夫木だが、本作でも役になりきるべく出来うる限りのことを試みた。「(撮影2か月前の)11月には幸田が幼少期を過ごした吹田市(大阪府)で過ごしたり、(劇中の)教会に居座ってみたり。地味だけどそういうことを積み重ねた。哀しい男だけどそれだけではない“何か”を抱えているので、それが植えつけられるまでそこにいようと思った」とふり返る。そのかいあって、俳優たちの間でも演出の厳しさで知られる井筒組において、監督から「何も問題ない。好きなようにやって」という全権委任の手形をもらったという。「役に入り込んで人とずっと会ってなくて、おかげで友達が減りましたよ。こんなに盛り上がらなかった年越しもなかった(苦笑)」。そうこぼす妻夫木とそれを見守る井筒監督の顔は何ともうれしそうで充実感にあふれていた。『黄金を抱いて翔べ』11月3日(土)全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年11月01日ベストセラー作家・高村薫のデビュー作であり、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー小説を、鬼才・井筒和幸監督指揮の下、妻夫木聡を始め浅野忠信ら豪華キャストを迎えて実写映画化した『黄金を抱いて翔べ』。このたび、本作の主題歌に決定した安室奈美恵の楽曲「Damage(ダメージ)」の井筒監督自らが手がけた映画バージョンのミュージックビデオが公開となった。過激派や犯罪者相手の調達屋として生計を立てる幸田はある日、大学時代の友人・北川から240億円の“金塊”強奪計画を持ちかけられる。最初は渋る幸田だったが、北川の計画に渋々乗ることに。さらに、銀行システムエンジニアの野田や自称“工学部留学生で国家スパイ”という裏の顔をもつモモら4人の男が仲間に加わり、大阪の街を舞台に大胆不敵な奪取作戦が始める――。今回、公開となった井筒監督演出による「Damage」の映画版ミュージックビデオは、映画本編映像で綴るスペシャル・バージョン。曲のタイトルや歌詞に連動させた映像が盛り込まれているなど井筒監督の遊び心満載の仕上がりになっている。これまでの安室さんの楽曲イメージとはまた違うハードなロックナンバーに合わせて展開する、疾走感あふれる映像が何とも言えずカッコいい。今回、使用された安室さんの楽曲は配信限定リリースとなり、着うたは10月24日(水)より、着うたフル・PCでの配信は10月31日(水)よりスタートする。まずはこちら動画から、安室さんの最新楽曲と本作のスペシャルコラボレーション映像をご堪能あれ。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年10月22日妻夫木聡主演の映画『黄金を抱いて翔べ』が11月3(土)から公開されるのを前に、15日に東京・有楽町にある丸の内ピカデリーで完成披露試写会が行われ、主演の妻夫木と、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行、井筒和幸監督が登壇した。その他の画像本作は、高村薫の同名小説を原作に、銀行から240億円の金塊を強奪しようとする6人の男たちの姿を描いたクライム・ミステリー。当日は、舞台あいさつ前に映画館の入っている有楽町マリオンの1Fエントランスでレッドカーペットセレモニーを実施。世界最大を誇る金塊(底面225×455mm、上面160×380mm、高さ170mm、重さ12.7kg:レプリカ)が飾られたセットに妻夫木、浅野、桐谷、溝端、チャンミン、西田敏行が登場すると、集まった約1000人のファンから歓声が沸き起こった。また、本編上映前の舞台あいさつでは、井筒監督が「最初に(本を)読んだときに、これは映画になると思ったんだけどね、そのときは力量が足りないから出来ないと思った。今も足りないんだけどね(笑)。他の人が撮りに来るのをなんとか阻止しようと思って、今に至ってしまったわけ。今回すばらしいプロデューサーに恵まれて、こんな大きな劇場で自分の映画がかかるなんて…。腰が揺れてしまうわ!」と井筒節で映画化の経緯をコメント。妻夫木も「毎日が刺激的だった。細かく演技指導をしてくださって、映画って簡単に作れるものではないと改めて実感しました。期待した以上に新しいものが生まれたと思います」と自信を持って本作をPR。本作の撮影のときに東方神起のライブもあったというチャンミンは「ライブは明るくて輝いている自分を見てもらえるから自信になるけど、演技のほうはモモという陰のあるしずかなキャラクターなので内面をどう演じればよいか心配でした。でも日本語で話すのも頑張りましたし、後悔はない」と力強く語り、多くのファンから熱い歓声を集めていた。『黄金を抱いて翔べ』11月3日(土)全国ロードショー
2012年10月16日数々のベストセラーを世に送り出す高村薫のデビュー作にして、日本推理サスペンス大賞を受賞した同名犯罪小説を映画化した『黄金を抱いて翔べ』の完成披露試写会が10月15日(月)に都内で行われ、主演の妻夫木聡を始め、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行、井筒和幸監督が登壇した。大阪を舞台に、裏社会と繋がる調達屋の主人公・幸田(妻夫木さん)を始めワケアリな男6人が、それぞれの過去や思惑を抱えながら、鉄壁のハイテク防御システムを破り時価15億円の金塊を奪おうとする姿を圧倒的な迫力と緻密な描写で追っていく。妻夫木さんにとって、今回が初の井筒組で「毎日が刺激的でしたね。現場は厳しいと聞いていたが、細かい芝居にも指示をいただき、監督の妥協しない姿が印象に残った。『映画ってそんな簡単には作れないよな』って改めて感じました」とふり返る。ついに完成した作品には「いままでにない日本映画ができた」と自信満々。「6人の男たちの生き様をまじまじと感じてもらえれば」とアピールしていた。強奪作戦を持ちかける大学時代の友人・北川を演じる浅野さんが「僕自身、とても気に入っている作品」と胸を張れば、システムエンジニア役の桐谷さんも「どっしりとした、めっちゃカッコいい、それでいて色気のある映画」と負けじと熱弁。北川の弟を演じる溝端さんは、以前から井筒監督の作品に出演するのが夢だったと言い「いまこの場に立てることが、とても幸せ」と感無量の面持ちだった。そして客席から黄色い歓声を浴びるチャンミンは「素晴らしい監督とキャストのみなさんと一緒に映画を撮影できて楽しかったし、勉強になりました」。映画初出演で自称・工学部留学生で国家スパイの顔をもつモモを演じ、「あまりしゃべらない、静かなキャラクターなので、内面を演じられるか不安だった。でも一生懸命やりました。後悔はないです」とファンを前に誇らしげだった。そんなチャンミンの横に立つのは、元エレベーター技師の“ジイちゃん”を演じた西田さん。「みなさんの歓声を聞けるだけで、僕も嬉しい。さっきから横で見ているけど、完璧な顔だね」とチャンミンに惚れ惚れした様子だ。一方、大勢の女性ファンが駆けつけた客席を見て「今日は女の人ばっかりやなあ。本当は男のために作ったのに」と“井筒節”全開の監督は、「原作を読んだ当時からずっと映画化したかった。こんな大きなスクリーンで、僕の写真(映画)が上映されるとは思ってもみなかった」と映画の完成を誰よりも喜んでいた。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年10月15日妻夫木聡が主演し、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)らが出演する映画『黄金を抱いて翔べ』より、本日が10月2日“豆腐の日”(日本豆腐協会が1993年に制定)であることにちなんで、チャンミン扮するチョウ・リョファンが豆腐屋でアルバイトをするシーンが公開された。その他の写真『黄金を抱いて翔べ』は、高村薫の同名小説を原作に、銀行から240億円の金塊を強奪しようとする6人の男たちの姿を描いたクライム・ミステリー。主演に妻夫木を迎え、井筒和幸監督がメガホンを執る。チャンミンが本作で演じるのは、豆腐屋でアルバイトをする自称・大学院留学生のチョウ・リョファン。幸田(妻夫木)からは“モモ”と呼ばれ、爆弾工作のエキスパートとして、仲間に加わる謎めいた人物だ。物語は、登場人物それぞれの背負う過去が、強奪計画にさまざまな影響を及ぼしながら二転三転していく。チャンミンの演じる“モモ”も、国家スパイとしての裏の顔を持ち、仲間に明かしたがらない過去の出来事によって、何者かに命を狙われていくことになる。井筒監督の「フレッシュでリアルなキャスティングをしたい」という理由から、モモ役に決まったチャンミン。日本映画への出演は初となる彼が、井筒監督とともにどのような役作りをし、新たな一面を見せるのか注目したい。『黄金を抱いて翔べ』11月3日(土)全国ロードショー
2012年10月02日地方を舞台にした映画が増えてきているなか、この秋『ペンギン夫婦の作りかた』『黄金を抱いて翔べ』『北のカナリアたち』『綱引いちゃった!』などの、その土地をロケ地にした作品の公開が相次ぐ。その他の写真ここ数年、地方で撮影する映画が増えてきたのは、各地方のロケーションシステムが積極的に受け入れ体制をとりはじめたことで、撮影がしやすくなったことが要因のようだが、ワンシーズンに地方を舞台にした作品が相次ぐのはまれな現象。特に、この秋公開されるご当地映画は、その土地の人たちだけでなく全国の人にも注目される内容の作品ばかりがそろう。大阪の街を舞台に、金塊強奪計画を企てる男たちの姿を描いた『黄金を抱いて翔べ』は、大阪出身の高村薫氏の原作をもとに井筒和幸監督が映画化した作品。本作は、撮影の際、原作をもとに“物語地図”を作製してシナリオハンティングを行い、歩きながら風景を見て新たなシーンやセリフを書き加えたという。劇中では、主人公・幸田のアパートや、強奪犯のリーダー・北川のマンション、爆弾工作員のモモが働いていた豆腐屋、吹田カトリック教会など、井筒監督や高村氏にとってなじみ深い吹田市の土地を使用している。そのほかにも、大阪・キタ地区にある東通商店街や中之島公園も登場。多くの大阪の風景を観ることができる。食べるラー油の火付け役である“石垣島ラー油”を作る辺銀夫婦をモデルにした映画『ペンギン夫婦の作りかた』は、ほぼ全編を石垣島で撮影。夫婦がはじめて石垣島を訪れ、あまりの美しさに言葉を失うほど感動してしまうというシーンに使われた、石垣島の人気スポット・川平湾や、石垣島に移住するきっかけとなった食事処・舟蔵の里も登場する。また、日本最北の地の稚内、サロベツ、利尻島、礼文島を舞台に、20年前に起こった“ある事故”の謎に翻弄される女性の姿を描いた『北のカナリアたち』は、前売券を購入するとキャストのコメントや、原作の湊かなえ氏のロケ地レポート、北海道のロケ地紹介などが掲載された特製ブックレットがもらえるという工夫もされている。ほか、市のPRのために“女子綱引きチーム”を結成した大分市役所に勤める主人公たちの奮闘を描いた『綱引いちゃった!』は、実際に大分市役所をロケ地に使用している。『ペンギン夫婦の作りかた』10月20日(土)ユナイテッド・シネマほか全国公開『黄金を抱いて翔べ』11月3日(土)全国ロードショー『北のカナリアたち』11月3日(土)全国東映系ロードショー『綱引いちゃった!』11月23日(金)全国ロードショー
2012年09月28日ベストセラー作家・高村薫のデビュー作にして、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー小説を、鬼才・井筒和幸監督の指揮の下、妻夫木聡、浅野忠信ら豪華キャストを迎えて実写映画化した『黄金を抱いて翔べ』。このたび、本作とカルチャー誌「BARFOUT!」がコラボレーションし、俳優の傍らカメラマンとしても活躍する永瀬正敏が主演の妻夫木さんを激写したスペシャル企画が実現!その貴重なメイキング写真がシネマカフェに到着した。過激派や犯罪者相手の調達屋として生計を立ててきた幸田はある日、大学時代の友人・北川から240億円の“金塊”強奪計画を持ちかけられる。最初は渋る幸田だったが、悩んだ挙句北川の計画に乗ることに。さらに、銀行システムエンジニアの野田や自称・工学部留学生で国家スパイという裏の顔を持つモモら4人の男が仲間に加わり、大阪の街を舞台に大胆不敵な奪取作戦が始まる――。本企画の実現に際し、自らビジュアルストーリーを作成するほどの熱の入れようだった永瀬さん。演技派俳優としての凛々しく、爽やかなイメージを持つ妻夫木さんを、絵画的な美しさを持った男性へとみるみるうちに変身させていくさまは、「さすが」のひと言に尽きる。編集部との打ち合わせを何度も重ねて撮影イメージやコンセプトを固めていき、セットや小物、照明の角度など細部にわたる微調整を自身で行うという徹底ぶりを見せた永瀬さん。撮影にあたり、イメージしたのは「失われた言葉」なのだそう。劇中で描かれる主人公・幸田(妻夫木さん)からインスピレーションを得て、「自分の前から姿を消した愛しい女と妄想の中で生きていた男の狂気を表現した」という。襟元が引き裂かれたように伸びた服から胸をはだけた妻夫木さんが、うつろな目で立ち尽くすポーズをとったメイキング写真からも、永瀬さんのその狙いは十二分にうかがえるはず。映画とはまたひと味違った世界感が漂う今回の特集では、妻夫木さんのロングインタビューも掲載。本作への意気込みや俳優という仕事への情熱などをたっぷりと語っている。俳優・妻夫木聡の素顔だけでなく、フォトグラファーとしての永瀬さんの姿も垣間見える本特集を見逃すのはもったいない!売り切れになる前に、ぜひ書店へ足を運んでみて。「BARFOUT!」10月号は全国書店にて発売中。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開
2012年09月19日妻夫木聡が主演し、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)らが出演する映画『黄金を抱いて翔べ』のポスター画像と予告編が公開された。『黄金を抱いて翔べ』予告編本作は、日本推理サスペンス大賞を受賞した高村薫のデビュー作を原作に、240億円の金塊強奪を企てる6人の男たちの姿を描くクライム・ミステリー。主演の妻夫木は、実行犯の幸田を、浅野はチームのリーダー北川を演じ、井筒和幸監督がメガホンをとる。このほど公開された動画では、妻夫木、浅野のほか銀行の地下に眠る金塊を狙う男たちが次々と登場。桐谷はシステムエンジニアの野田、溝端は北川の弟で調達屋の春樹、チャンミンは爆破工作員のエキスパートで国家スパイの顔を持つモモ、西田敏行は、元エレベーター技師でチームの相談役でもあるジイちゃんを演じる。終盤では、本作の主題歌に決定した安室奈美恵の新曲『Damage』の一部を聴くことができる。またポスター画像には、“計画は完璧なはずだった”とあり、彼らの命がけの強奪計画が思いもよらぬ方向へと進んでいくことがわかる。大阪の街を舞台に、井筒監督が“犯罪小説の最高峰”と言われる高村薫のベストセラー小説をどのように映画化するのか気になるところだ。『黄金を抱いて翔べ』11月3日(土)全国ロードショー
2012年07月27日ベストセラー作家・髙村薫のデビュー作であり、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー小説を、鬼才・井筒和幸監督の指揮の下、妻夫木聡、浅野忠信ら豪華キャストを迎えて実写映画化した『黄金を抱いて翔べ』。このたび、本作の主題歌に今年で活動20周年を迎えた安室奈美恵の新曲が抜擢された。過激派や犯罪者相手の調達屋として生計を立ててきた幸田はある日、大学時代の友人・北川から240億円の“金塊”強奪計画を持ちかけられる。最初は渋る幸田だったが、北川の計画に乗ることに。さらに、銀行システムエンジニアの野田や自称・工学部留学生で国家スパイという裏の顔を持つモモら4人の男が仲間に加わり、大阪の街を舞台に大胆不敵な奪取作戦が始まる――。安室さんにとって映画主題歌を担当するのは、仲間由紀恵の主演作『劇場版テンペスト3D』以来、約10か月ぶり。本作のために書き下ろした新曲「Damage(ダメージ)」は、安室さんの楽曲の中でも珍しくハードなロックナンバーに。「“人生を賭ける男ども”の話なので、そこに負けまいと挑みかかるような、エモーショナルな女性の歌声が一番望ましいと思った」という井筒監督たってのラブコールがあり、今回のコラボレーションが実現した。「出演者がほぼ男性で女性的なイメージとは違うハードボイルドなこの映画の主題歌を正直受けてもらえるか不安だった」というプロデューサーの言葉とは裏腹に、台本を渡され、井筒監督の主題歌に対するイメージを聞いた安室さんはこのオファーを快諾したという。一足先に主題歌を聴いた井筒監督は「予想外の安室ボイス、いつになくハードボイルドでパンチの効いたこの曲は、腹に響く感じで、ヘビーでしかもクールだ」と大絶賛!プロデューサーの「ロックテイストもあり、何よりもカッコいい楽曲」という太鼓判からも、その仕上がりに期待せずにはいられない。20周年という記念すべき年に安室さんが開く新境地とは?同曲の発売日は未定。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開
2012年07月26日