おやつを我慢したり、糖質を制限したり、ダイエットは何かと我慢することが多くて誘惑に負けちゃいますよね。食事制限がうまくいかず、ダイエットに失敗したことがあるのなら、食事に足す“足し算ダイエット”を試してみてはいかがでしょう。食べる前に食べる!“食前”に足してダイエット食べ過ぎを防ぐ“バナナ”優秀なダイエット食材のバナナは、“朝バナナダイエット”や“ホットバナナダイエット”など、さまざまなダイエット法がありますが、おススメしたい足し算ダイエットは“夜バナナダイエット”。1日2本のバナナを夕食の30分前に食べ、そのあとお湯か温かいお茶を200ml飲むという方法です。夜バナナダイエットのメリットは、腹持ちがよく、食べ過ぎる前に満腹感を感じることでストレスなく行えること、また、バナナには代謝UP、脂肪燃焼を促進、腸の活性化などの効果があります。便秘がちで食べ過ぎが気になる人は、低カロリーなバナナを活用してみてはいかがでしょう。温めると効果UP!“トマトジュース”「痩せた!」と口コミも多い“トマトジュース”も女性におススメの食前足し算ダイエットのひとつ。ダイエットの常識になった“ベジタブルファースト”は、食後の急激な血糖値の上昇を抑え、体に脂肪がつきにくくするといわれていますが、トマトジュースにも血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。また、赤い色素のリコピンには、体脂肪燃焼効果があることも京都大学の実験で明らかになっており、そのほか抗酸化作用や美肌効果など、トマトの美容&ダイエット効果はぜひとも活用したいところ!食前に200mlのトマトジュースを飲むのが基本ですが、温めてオリーブオイルをスプーン1杯入れることで、リコピンの吸収率が良くなるといわれ、口コミでも実践して痩せた人が多いようです。疲労回復効果も!“もずく酢”ベジタブルファーストと同じ理論で、水溶性食物繊維を食前に摂ることで血糖値の上昇を防ぐのが“もずく酢”です。また、もずくには腸で糖や脂質が吸収されるのを穏やかにする働きが、お酢にも糖の吸収を緩やかにする働きがあります。疲れると酸味が欲しくなるもの。疲労回復効果もあるもずく酢で、元気に美しく痩せる足し算ダイエットをするのもいいですね。食べながら痩せる!“食事中”に足してダイエット主食は抜かずにむしろ食べる“もち麦”昨年大ブームを起こした“もち麦ダイエット”も、成功した人が多いダイエットのひとつ。主食をもち麦に置き換えるだけの簡単な方法ですが、食べ過ぎの抑制、脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。また、ぷちぷちとした食感で食べごたえがあり、美味しくダイエットできるのもオススメの点。水溶性食物繊維を多く含んだもち麦には“セカンドミール効果”があり、次に食べる食事の糖の吸収を穏やかにする働きがあります。もちろん、お腹の調子もよくなり、便秘改善にも◎炭水化物を抜き過ぎるダイエットは、肌がガサガサになったり、生理が止まったり、体にダメージがあることもあります。無理な食事制限で体調を崩したことがある人は、もち麦を試して綺麗に体重を落としてみてはいかがでしょう。3日に1回でOK!“ブロッコリースプラウト”こちらも大ブームになり、スーパーでも種類が数多く見るようになりましたが、非常に栄養価が高く、優れた食材のひとつです。スーパーフードの中でも最も手に入りやすく、お手頃価格で試せるものではないでしょうか。ブロッコリースプラウトはブロッコリーの新芽。ブロッコリー自体も栄養価が高い美容に嬉しい食材ですが、新芽にはその成分がぎゅっと凝縮されています。中でも注目は“スルフォラファン”というファイトケミカルの一種。さまざまな効果がありますが、デトックス作用が強いことで知られていて、その効果が3日続くことから一躍脚光を浴びた食材です。3日に1回、ブロッコリースプラウトを食べれば、体の余分なものを排出してくれますよ。ココナッツオイルよりすごい!?MCTオイルダイエット番組で一躍脚光を浴びたMCTオイルですが、身体に良いオイルとしても今注目を集めているオイルです。ちょっと前に流行ったココナッツオイルは、中鎖脂肪酸が約60%含まれ、吸収・分解が早いため、体に脂肪がつきにくく、脂肪燃焼効果があることで痩せ体質になれるというものでしたが、MCTオイルは100%がその中鎖脂肪酸です。MCTはMedium Chain Triglycerideの略で、そもそも中鎖脂肪酸という意味。日本にもたくさんのメーカーから販売されていて、100%ココナッツオイル由来のものなどがあります。サラサラしたオイルで、煙が出やすく加熱料理には使えませんが、完全無欠コーヒーや、サラダにかけたり、ちょい足しして、ダイエットのサポートに役立ててみてはいかがでしょう。いかがでしたか?抜くダイエットよりも、足すダイエットのほうが続けやすく、綺麗に痩せられそうです。食事制限が失敗したことがある人は、参考にしてくださいね。
2017年07月29日「おいしいものはカロリーが高い」、必ずしもそんなことはありません。今回ご紹介するのは、見た目も味もバツグンな低カロリーのおかずです。低カロリーだからといって食べすぎないようには気を付けてくださいね!低カロリー定番『おから』を使ったふわふわケークサレLIMIAグルメ部は、フランスで誕生した甘くないケーキ「ケークサレ」をおからで作りました。LIMIA グルメ部のアイデアをもっと見るこちらが完成品です!目玉焼きやサラダを合わせれば、彩りにもこだわった一皿になりますよ。【材料】・おから・豆乳・卵・ベーキングパウダー・塩・ブロッコリー・ベーコン・プロセスチーズ作り方はとても簡単です。ベーコンを小さくカットし、表面に焦げ色がつく程度に炒めます。ブロッコリーは小さく切り、沸騰したお湯で1分半ほどゆでます。ボウルに卵と豆乳を入れてかき混ぜたら、おからとベーコン、ブロッコリー、プロセスチーズ、塩、コショウを入れさらにかき混ぜます。一通りかき混ぜたらベーキングパウダーを加え、再度サッとかき混ぜます。シリコンカップに生地を入れ、180度に余熱したオーブンで25~30分程度焼いたら完成です!オーブンの温度を200度にすると、表面をよりカリッと仕上げることができます。お好みで温度調整を行ってくださいね。サクフワな食感を楽しめる他、おからのやさしい味わいが口いっぱいに広がります。ベーコンやブロッコリー以外にも、ほうれん草やミニトマト、にんじんなどを入れてもおいしく仕上がります。お好みの具材で作ってみてくださいね!▼LIMIAグルメ部のアイデアはこちら▼低炭水化物で低カロリー!おからを使ったふわふわヘルシーなケークサレのレシピ。『こんにゃくステーキ』なら低カロリーでお腹もいっぱい!わんたるさんは、こんにゃくをステーキ風にアレンジされています。わんたるさんのアイデアをもっと見る【材料】・こんにゃく・ガーリックチップこんにゃくをステーキ風に焼き、おかずにもお酒のおつまみにもぴったりな一品に仕上げています。低カロリーながら食べごたえはバツグンなので、物足りなさを感じる心配はありません。「がっつりステーキを食べたいけど、カロリーが気になる……」という方に、ぜひ試してほしいレシピです!▼わんたるさんのアイデアはこちら▼簡単ヘルシー★こんにゃくステーキ簡単『しいたけの唐揚げ』も低カロリーに作れますわんたるさんは、しいたけをカラッと揚げておいしい料理に仕上げられています。わんたるさんのアイデアをもっと見る【材料】・しいたけしいたけには、動脈硬化の予防が期待できるエリタデニンや、腸の働きを活発にする食物繊維など、たくさんの栄養素が含まれています。そんなしいたけをカラッと揚げて、外はサクサク、中はふわふわの唐揚げにアレンジしています。ご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみにもなる万能レシピです♪▼わんたるさんのアイデアはこちら▼簡単★シイタケの唐揚げ野菜たっぷり!低カロリー『マグロごま漬け』レシピダーリンのつまさんは、マグロを使ったオリジナリティあふれる低カロリーレシピを考案されています。ダーリンのつまさんのアイデアをもっと見る色鮮やかな見た目が食欲をそそる「マグロごま漬け」は、栄養バランスの整った料理です。【材料】・ヨコワ(マグロの幼魚)・水・塩・赤ピーマン・青ピーマン・しょうが・昆布八方・白炒りゴマ・竹炭塩ヨコワを解凍し、薄切りにしていきます。赤ピーマンと青ピーマンは千切り、しょうがは皮ごと千切りにし、切ったヨコワと一緒にボウルに入れます。そこに昆布八方と白炒りゴマを加え混ぜたら、竹炭塩を加えます。具材と調味料をしっかりと絡めたら、タッパーに入れて冷蔵庫で30分程度休ませます。最後に冷蔵庫から取り出し、お皿に盛り付けて完成です!野菜のシャキッ、ヨコワのもちもち、ゴマのプチプチと、さまざまな食感を楽しめる一品に仕上がりました。▼ダーリンのつまさんのアイデアはこちら▼マグロ、なめこ、おなじみの材料をヘルシーに美味しく、一人前241キロcalの献立おいしいのに低カロリー!『きのこの煮やっこ』のレシピダーリンのつまさんは、続けて「きのこの煮やっこ」も調理されています。ダーリンのつまさんのアイデアをもっと見る【材料】・なめこ・えのき・昆布八方・水・薄口醤油・豆腐・刻みネギなめことえのき、共に石づきを取り、水・昆布八方と一緒に鍋に入れます。弱火で10分程度煮たら一度かき混ぜ、昆布八方と薄口醤油を入れ、再度蓋をして弱火で10分程度煮て完成です。ヘルシーでおいしい料理が2品も出来上がりました!夕飯のメニューにお困りの方は、ぜひご参考ください。▼ダーリンのつまさんのアイデアはこちら▼マグロ、なめこ、おなじみの材料をヘルシーに美味しく、一人前241キロcalの献立まとめ今回ご紹介した5つのレシピは、どれも手軽にゲットできる食材がメインのメニューとなっています。自宅で調理して、その味を自身の舌で味わってみてくださいね♪グルメのアイデアをもっと見る
2017年07月19日サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「糖質制限ダイエットが体臭の原因に? 」を公開した。ここ最近、糖質制限ダイエット(=炭水化物抜きダイエット)が人気となっている。糖質制限ダイエットとは、難しいカロリー計算は不要で、米、パン、うどん、パスタなどの糖質の高い主食を断ったり、減らすというもの。「糖質」「タンパク質」「脂質」の3大栄養素は、体内に入ると分解され体のエネルギー源となるが、それぞれ体内での用途・役割が異なるという。糖質制限ダイエットは、3大栄養素のうち糖質だけを減らし、血糖値をコントロールすることを目的としているとのこと。糖質を摂取すると、体の中でブドウ糖に分解され、血液中に入り血糖となる。これが「血糖値が上がる」という状態で、健康な場合は血糖値を下げる「インスリン」と、上げる働きをする「グルカゴン」の作用によって、血糖値は調節されているという。血糖値が上がるとすい臓からインスリンが分泌され、糖をエネルギーとして筋肉や臓器などに送る一方、使われなかった糖は中性脂肪となり体に蓄えられる。血糖値が急に上がるとインスリンが多量に分泌されるため、「糖が余っている=脂肪に変換して溜め込まなければ」と体が判断してしまうとのこと。蓄えられた脂肪を運動などで消費しようとしても、インスリンがたくさん分泌された状態にあると、運動すると脂肪の分解を助けるホルモンの働きが阻害されるという。この状態を防ぐために、糖質制限ダイエットにおいては、糖質の摂取量を極端に減らし、とにかく血糖値を上げないようにするということが重要とされているとのこと。糖質制限ダイエットでは、1日の糖質量を20~50gにすることを目標にしている。白米1膳(150g)に含まれる糖質量は約55gであるため、1日に1膳弱しか食べられないという計算になる。炭水化物以外にも糖質は含まれるため、その量を考えるとさらに主食の量を減らす必要があるという。糖質制限ダイエットで体内のブドウ糖が不足すると、体はその代わりのエネルギー源として、脂肪が分解された「ケトン体」を使い始める。食べ物から摂取した糖の代わりに、脂肪が分解されてできたケトン体がエネルギーとして使われるため、効率よく体脂肪が減少するという。このように、早い段階で減量の効果が得られる人が多いため、糖質制限は人気のダイエット法だが、気を付けなくてはならないこともあるとのこと。主食以外なら何をどれだけ食べてもよいと言われているが、タンパク質、脂肪も摂取過多になれば体脂肪になるだけでなく、長期に渡れば病気のリスクを高める可能性があるという。また、ケトン体がエネルギーとして使われている状態を「ケトーシス」と言うが、その際に現れるデメリットとしては、体がだるくなる、頭がボーッとする、ケトン体特有のダイエット臭(甘酸っぱいツーンとしたにおい)などが挙げられる。このにおいは自覚できるほどなので、そばにいる人にも気付かれることもあるという。塩分の摂取量にも注意が必要とのこと。胃を満たすために汁物の量を増やしたり、おやつ代わりにチーズや魚肉ソーセージを食べることが重なると塩分過多になる場合があるとのこと。むくみや腎臓への負担など肥満以外の問題も発生することも考えられる。糖質制限しながら満腹感を得るには、根菜以外の低糖質の野菜やきのこをたっぷり食べるのがよいとのこと。さらに血中のケトン体濃度が上がると、体外へ排出しようとして脱水症状を起こすことがあるため、水分を積極的に摂ることも大切だという。なお糖質制限ダイエットは、10~20年単位での長期的かつ正しく検証された報告はまだなく、安全性については現在のところよく分かっていないという。実践するのであれば、数週間程度の短期間に留めておいたほうがよいとまとめている。詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「糖質制限ダイエットが体臭の原因に? 」で解説している。
2017年06月13日「ご飯の量は少なめに」“ゆる糖質制限”はしてる?ここ数年、ブームとなっている「糖質制限ダイエット」。「糖質ゼロ」は無理でも、ご飯の量は少なくしている「ゆるーい糖質制限」をしているという人も多いのではないだろうか。「糖質制限はしたい」「でも食べるのは好き」という人にはピッタリのコンビニ弁当が登場した。少なめご飯の代わりに5種類の肉系おかずがドーン!ミニストップ株式会社は、2017年4月11日(火)より「お肉ドーン!っと弁当」を発売した。同製品は、ご飯の量を従来の製品よりも約60%カット。その代わりにトマトソースのチキンカツ、デミハンバーグ、メンチカツ、豚肉の生姜焼き、ウインナーと、5種類のおかずを詰め合わせたボリュームたっぷりな弁当だ。<商品情報>商品名:お肉ドーン!っと弁当価格:598円(税込)発売地区:南東北・関東・東海・近畿・四国エネルギー:850Kcal糖質量:58.7g(引用:プレスリリースより)揚げ物もしっかり入っていてカロリーも低くないため、あくまでも「ゆるーい糖質制限」をしている人向けだが、「揚げ物もご飯もたっぷり!」になりがちな人にはオススメな商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ミニストップ株式会社 プレスリリース
2017年04月18日カロリーが低くて美味しいスイーツが食べたい!スイーツを選ぶ時に気になるのがカロリー。なるべくカロリーは少ない方がいい、でも美味しいものが食べたいという悩める女性にピッタリの商品がミニストップから登場した。カロリーが控えめな秘密はいたってシンプルミニストップ株式会社は、春夏の限定商品「マンゴーパフェ」を2017年4月7日(金)より順次提供する。同社は、2014年から「フルーツパフェシリーズ」を展開。暖かい季節にピッタリの、今回の「マンゴーパフェ」は、2017年の第三弾のフルーツパフェとなる。今や、人気の果物のひとつとなっているマンゴー。濃厚な甘さが特長のマンゴーパフェのカロリーはなんと、167kcalと控えめ。その秘密はシンプル。果肉をふんだんに使っているため、カロリーが低く抑えられているのだ。アイス・マンゴー・ソースが三位一体の美味しさバニラアイスと濃厚で香り高いマンゴー、オレンジの爽やかさが加わったマンゴーソースが相性抜群のミニストップのマンゴーパフェ。期間中に一度試してみては。<商品情報>商品名:マンゴーパフェ価格:350円(税込)発売地区:全国(引用:プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】※ミニストップ株式会社 プレスリリース
2017年04月11日小食さんにも食いしん坊にも株式会社小樽ダイニングは3月28日、Webサイト「糖質制限おたるダイニング」にて、糖質を約70%カットした新メニュー「糖質制限のお弁当」を発売した。ひとくちに「糖質制限」といっても、「それでもお腹いっぱいになりたい!」「オフィスでも見栄えのいいお弁当がいい!」などニーズは様々。そこで小樽ダイニングが発売したのが、糖質をオフしながらボリュームたっぷりの「満足弁当」と、持ち運びにも便利な「お手軽弁当」の2種類だ。種類豊富なおかずで大満足「お手軽弁当」は主食とメインのおかず、さらに2種類以上のおかずが入っており、栄養バランスも彩りも豊か。糖質制限中でも、ランチタイムが楽しみになるお弁当だ。和・洋・中とメニューのバリエーションも豊かな「満足弁当」は、たくさん食べたい人でも満足できるボリューム。もちろん糖質は15g以下に抑えてあるので、制限中でも安心して食べられる。糖質オフの秘密は「大豆」糖質を大幅に抑えられる秘密は、お米に近い形、食感、味を追求して開発した低糖質の食材「大豆米」。通常の白米のご飯と比較すると、糖質を約90%オフできる。スイーツやスープ、大豆米をメインにしたメニューなど、新メニューは全部でなんと52種類!これだけ充実したメニューがあれば、ロカボ生活がもっと楽しくなりそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社小樽ダイニングプレスリリース※糖質制限おたるダイニング
2017年03月31日新商品『ウイダーinゼリー カロリーゼロ ピーチ味』森永製菓株式会社は、“10秒チャージ”でお馴染みのゼリー飲料トップブランド「inゼリー」から、カロリーゼロなのに美味しいピーチ味の『ウイダーinゼリー カロリーゼロ ピーチ味』を、2017年3月21日(火)より新発売した。美容や健康のためにカロリーコントロールを強く意識する女性や中高年のユーザー層から“「inゼリー」ブランドでカロリーオフが欲しい”という要望が多く寄せられたため、カロリーを摂らずにダイエットに不足がちな栄養成分を補うことができるゼリーとして開発された商品だ。カロリーを摂らずに美味しく健康的に小腹を満たす『ウイダーinゼリー カロリーゼロ ピーチ味』は、カロリーオフだけでなく、ダイエットやカロリーコントロールで不足しがちな「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」を配合することで、健やかな肌をサポートする。さらに、骨の形成やストレス緩和に役立つ「カルシウム」、「ビタミンD」も配合しており、飲みやすいピーチ味で美味しく健康的に小腹を満たすことができる。内容量は180g入りで、販売価格は200円(税別)。全国で発売中だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※森永製菓株式会社ニュースリリース
2017年03月26日爽やかなおいしさそのままにカロリーオフ2月21日にアサヒ飲料株式会社から、すっきりとしたおいしさとカロリーゼロが特徴の【ゼロカロリーの『カルピス』すっきり】が、リニューアルして発売される。【ゼロカロリーの『カルピス』すっきり】は、子どもから大人まで幅広く支持されているロングセラードリンク「カルピス」を、すっきりとした後味に仕上げたゼロカロリーの乳性飲料。昨年4月に発売されて以降、「カロリーを気にせずカルピス独自の爽やかな味わいが楽しめる」と評判だ。カロリーを気にせず水分補給すっきりとした味わいの秘密は、沖縄海塩。風味全体を引き締めながら、甘味を残さないおいしさを実現している。カロリーゼロなので、エクササイズ後の水分補給や食事のお供としてもゴクゴク飲める。商品100mlあたり44mgのナトリウムも配合されており、乾燥しがちな体が喜びそうだ。さらにペットボトルごと凍らせられる仕様なので、春夏の行楽シーズンや夏場にも重宝するだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】※アサヒ飲料株式会社プレスリリース
2017年02月15日ダイエット中でも、お腹いっぱい食べたい方におすすめの”ベジラザニア”のレシピをご紹介。パスタを使わず、野菜と豆腐を重ねているから、本家のラザニアよりもカロリー低め!見た目も可愛いから、女子会やホームパーティーにもおすすめですよ。Point1女子に嬉しい栄養たっぷりの食材をチョイスラザニア風に見せるため、パスタの代わりに”豆腐”を重ねます。カロリーオフになるだけでなく、良質なたんぱく質と女性に嬉しいイソフラボンもとれるため、きれいな肌を目指すことができますよ。豆腐の次に重ねる”野菜”は、冬野菜をチョイスしているのがポイント。特に今の時期の冬野菜はβ-カロテンやビタミンCが多く美容効果が期待できるんです!ちなみに、材料の白菜は寒い中で育つことで甘みが増すと言われています。 Point2豆腐は冷凍してから使う豆腐は、そのまま使ってしまうと、水分でベチャベチャな仕上がりになってしまいます。そこで、冷凍して水分を抜き、少しかたさのある食感にしましょう。木綿豆腐なら高野豆腐、絹豆腐なら湯葉のような食感になりますよ。お好みの種類で大丈夫ですが、今回は木綿豆腐を使いました。豆腐は水気を切り、カットしてから保存容器・袋に入れて冷凍すると使うときの手間が省けます。1ヶ月程度保存できます。【冬野菜のベジラザニア】レシピPhoto by Kohata通常のラザニアはこってりしていますが、野菜と豆腐を使っているのでさっぱりした味に仕上がります。ミートソースは市販のものを使うため、手軽に作れますよ!洗い物も少なく済むから、忙しい女子にもおすすめ。【材料】(2人分)白菜・・・4〜5枚ほうれん草・・・1/2袋木綿豆腐・・・1丁ミートソース・・・1缶(290g)玉ねぎ・・・1/2個にんにく・・・1片ローリエ・・・1枚スライスチーズ・・・3枚シュレットチーズ・・・お好みの量オリーブオイル・・・大さじ1塩・・・少々胡椒・・・少々パセリ・・・適宜【作り方】下準備:前日に、木綿豆腐を幅2cmにカットし、保存袋か容器に入れて冷凍。調理する直前に電子レンジ(解凍モード)にかけます。その後、水分をしっかり切りましょう。1.白菜は5cm幅に切り、ラップに包み電子レンジ(500w)で5分加熱。粗熱を取って水分を軽く絞ってくださいね。2.ほうれん草も水で洗い、保存袋に入れ、電子レンジ(500w)で1分半加熱します。その後、保存袋の中で水洗いし、キッチンペーパーで水分をふきとり、3cm幅に切っておきます。3.オーブンは200度に余熱をしておき、耐熱皿(直径約15cmのものを使用)にオリーブオイル(分量外)を塗っておきます。4.にんにくはみじん切りにし、玉ねぎは粗みじん切りにしましょう。5.小鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、中火で熱します。にんにくの香りがでたら玉ねぎを加えて。6.玉ねぎが透明になったらローリエとミートソースを入れ5分ほど弱火で煮詰めます。塩・胡椒で味を整え、混ぜたら火を消してください。7.耐熱皿に白菜→ほうれん草→6→木綿豆腐→スライスチーズの順で重ねます。その後、一番上にシュレットチーズをのせてオーブンで10〜15分焼きます。8.焦げ目が付いたらオーブンから取り出し、仕上げに刻んだパセリをのせて完成。いかがでしたか?冬太りを気にしている方は、ぜひ作ってみてくださいね。参考:無印良品 くらしの良品研究所(レシピ制作・トップ画像/Kohata)
2016年12月14日見やすく持ち運びやすい!株式会社新星出版社が2016年12月5日(月)に、「改訂版カロリー事典」を刊行した。持ち運びに便利なハンディサイズの食材カタログで、気軽にランチタイムや電車内でも広げることができる。健康的にダイエットするなかで気になるカロリーをすぐに調べられる優れものだ。カロリー制限のダイエットは基本的で誰もが知るものだ。そこでこの事典では、今年改訂された7訂食品成分表の最新版に完全対応しており、食材や食品ごとに見やすく掲載されている。写真つきで肉・魚・野菜などの基本食材や定番料理、お菓子や飲み物などの様々な食べ物のデータが紹介されている。見ているだけで楽しい7訂食品成分表とともに、カロリー数・塩分などデータが充実。1300点以上の情報が掲載されている。見やすく1冊持っていると活用の幅がどんどん増えていく事典となっている。『一番かんたんキレイにやせる!改訂版カロリー事典』はB6変形判、オールカラー148ページで税抜800円となっている。書店に行った際は1度手にとって見てみてほしい。仕事に行くときや出かけるときなどかばんに忍ばせて、体に優しくキレイにダイエットを楽しんでほしい。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社新星出版社プレスリリース(ValuePress)
2016年12月10日寒い季節は食欲が旺盛になるもの。美味しいものは食べたいけどカロリーが気になる……という方も多いと思います。そんな方にオススメしたい食材が、ズッキーニ!今アメリカではズッキーニを主食にした食事が流行中。パスタの代わりにしてトマトソースと絡めたり、ヌードルの代わりとしてラーメンのスープに入れたり。最近ではズッキーニで作ったパンやピザなども人気です。満腹感を得られて低カロリー、しかも美味しくておしゃれと良いことづくしのズッキーニを使ったレシピをご紹介します。ズッキーニは低カロリーで美容に嬉しい成分も豊富!キュウリのような見た目や味ですが、実はカボチャの仲間であるズッキーニ。100グラムあたり約14キロカロリーと低カロリーで低糖質、しかもむくみやデトックスに効果的なカリウムがたっぷり含まれています。また強力な抗酸化作用を持つβカロチンや美白に効果的なビタミンCも含まれているので、美肌効果も期待できます。パンもズッキーニで作れば低カロリー!ズッキーニ人気の高まりで、注目度が上がっているのがズッキーニパン。パンですがズッキーニがメインなので普段よりも低カロリー!ズッキーニヌードルでは、ちょっと物足りないという方にもオススメです。Megan R. Andersenさん(@heartysmartynutrition)が投稿した写真 – 2016 10月 22 10:09午後 PDT【材料】ズッキーニ・・・すりおろし2カップ砂糖・・・1カップ卵・・・1個バター・・・1/4カップフラックスシードを入れたお水・・・(フラックスシード大さじ2、お水大さじ6)アップルソース(無糖)・・・1/4カップバニラエッセンス・・・小さじ1全粒小麦粉・・・1と1/2カップ中力粉・・・3カップ塩・・・小さじ1ベーキングパウダー・・・大さじ1/2重曹・・・小さじ1シナモン・・・小さじ4【作り方】1.ズッキーニをおろし金などですりおろしたら、ペーパータオルの上に置き、水分を抜きます。2.オーブンは165度に予熱し、9×5×3インチ(23×13×8cm)のローフ型を2つ用意し、型に油を塗ります。3.ミキサーに砂糖、卵、フレックスシードのお水、バター、バニラエッセンス、ズッキーニを入れて混ぜたらボウルに入れます。そこに他の食材を全て入れ、混ぜます。4.2つのローフ型に入れ、1時間15分ほどオーブンに入れます。爪楊枝か竹串をさしてみて、つかない程度に焼ければ、完成です。砂糖を極力抑え、 無糖のアップルソースを使うのでヘルシー。主食としてだけでなく、間食としてお菓子の代わりに食べても満足感が得られますよ!ラザニアだって簡単に作れちゃう!ラザニアの代わりとしても使えるズッキーニ。低糖質なので、体重が気になる彼に作ってあげても喜ばれますよ。【材料】ズッキーニ・・・4本塩・・・小さじ1オリーブオイル・・・大さじ1鶏挽き肉・・・225gトマトソース・・・1と1/2カップリコッタチーズ・・・1カップ卵・・・1個バジル・・・大さじ1(刻む)パルメザンチーズ・・・1/2カップクッキングスプレー【作り方】1.オーブンを200度にしておきます。縦にスライスしたズッキーニをキッチンタオルの上に置き、塩をふりかけ十分に水分を抜いておきます。2.大きめのフライパンにオリーブオイルを入れ、中火で鶏挽き肉を炒めます。色が変わったらトマトソースを入れ弱火にし、グツグツとするまで火にかけます。3.ボウルにリコッタチーズ、卵、バジルを入れ混ぜ合わせます。4.ズッキーニをさらにキッチンタオルで拭き、できるだけ水分を取り除きます。5.耐熱容器にクッキングスプレーをかけます。ズッキーニを5〜6枚のせたら、上に手順2のソースを1/3ほど重ね、リコッタチーズ(手順3で混ぜたもの)も1/3ほど重ねます。これを3回行い、最後にズッキーニを置き、パルメザンチーズをふりかけます。6.アルミホイルでカバーし、50〜60分ほどオーブンに入れて焼きます。食べるときは、刻んだバジルをふりかけるなど、ちょっと飾りを加えるとおしゃれに見えますよ!パスタ、パン、ラザニアと様々な炭水化物の代わりになるズッキーニ。大幅カロリーカットを目指すなら、いますぐズッキーニを代わりに取り入れてみては?参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
2016年11月17日ダイエット中に気になることと言えば「カロリー」。外食の際、メニューの下に書かれたカロリーを必死にチェックしては、少しでも低カロリーのものをチョイスしようと躍起になってはいませんか?だけど、「カロリーが低いほうが太らない」という認識は間違っている場合もあるのです。カロリー以外で、気にすべきこととは?カロリー<栄養素「うどん」と「そば」問題例えば、「うどん」と「蕎麦」を比較してみましょう。カロリーが低いのは意外にも「うどん」です。しかし、この2つでは「そば」を選んだほうが太りにくいといわれています。その理由は、含まれている栄養素にありました。蕎麦にはルチンや必須アミノ酸のリジンのほかに、ビタミンB1やB2が含まれているため健康に良く、また、食物繊維が多く含まれているため便秘解消にもつながるほか、胃の中にいる時間が長いため空腹感を感じにくいという特徴があるのです。フルーツ=太りにくいは勘違い「フルーツは健康に良い」「太りにくい」と思われていますよね?しかし!個体差はあるものの、糖質や水分で形成されている場合が多く、太りやすい上に腹持ちが悪いという懸念点があります。0kcal=カロリーが全くないわけではない「okcal」「ノンカロリー」「カロリーフリー」などと書かれたゼリーや炭酸飲料は、ダイエット中の強い味方と思われがちですが、実は、「100ml(g)あたり5kcal未満」のことを「ゼロキロカロリー」と呼ぶのです。従って、500mlのゼロキロカロリー飲料は、最大で24.9kcalのカロリーある可能性が・・・。カロリー表示を鵜呑みにし、より低カロリーのものをチョイスすれば良いわけではないダイエット。栄養バランスや腹持ちの良さなども考慮するなど、メニュー選びの基本を変えてみては?
2016年10月17日ダイエット中、気になるのが食べ物のカロリー。でも、カロリーを気にするダイエットはもう古いって知っていましたか?ミランダ・カーを始め、世界のトップモデルも食べて綺麗に痩せるダイエットにシフト中なんです。そこで今回は、カロリーを気にしないダイエット方法を3つご紹介します。1.ミランダ・カーも実践!FNSダイエットFNSとは、“Full Not Satisfied”の略で、「満足するのではなく満腹にする」という意味。食欲を満たすのではなく、空腹を満たす食事をすることで、食に対する意識を変えるダイエット法です。そのポイントはたったの3つ。(1) カロリーではなく、糖質と脂質に注目する(2) 食物繊維をたくさん摂る(3) 毎食タンパク質をしっかり摂るミランダ・カー曰く「栄養があるものでお腹がいっぱいになるなら、カロリーは気にしない」んだそう。カロリーを気にするのではなく栄養に着目することで、食べて綺麗に痩せられる習慣が身に付きそうですね。2.痩せ体質に!ヤセ菌を増やすダイエットここ数年、腸内環境が注目されていますが、中でも痩せやすい体質に影響を与える“デブ菌”と“ヤセ菌”がダイエットには重要です。デブ菌は必要ないものを体に溜め込もうとする働きを持っていて、ヤセ菌は脂肪細胞への脂肪の蓄積を防ぐ働きを持っているため、食べても太らない痩せ体質になるとされています。理想的なバランスは「デブ菌4:ヤセ菌6」。太りやすい人はデブ菌の比率が高まってしまっているそうなので、ヤセ菌を増やすことが痩せ体質への近道です。ヤセ菌の好物は、生の酵素、水溶性食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖など。毎日取り入れてヤセ菌を増やしてみてはいかがでしょう。3.タイミングが大事!食べる時間でダイエットいつどれだけ食べるのか、「タイミング」に注目するのが時間栄養学を使ったダイエット。割合や時間を守って、乱れがちな体内時計をリセットすることで、ダイエットにも有効だといわれています。(1)朝食3、昼食3、夕食4の比率にすること(2)朝日を浴びてから2時間以内に朝食をとる(3)1日の食事を14時間以内に終え、夜22時以降は食べない今年ダイエットに成功したペコさんも、夜7時以降は食べなかったんだとか。夕食が遅くなってしまう場合はなるべく軽く、朝・昼をしっかり食べると良さそうですね。いかがでしたか?どれも健康にも良さそうですよね。それぞれの考え方を上手に取り入れて、次のダイエットは食べて綺麗に痩せるダイエットを試してみてくださいね。
2016年09月07日よく耳にする糖質制限ダイエット。なんとなく知っていても、ちゃんとしたやり方は知らない・・・という人も多いのでは?体に無理なくやせられるという糖質制限ダイエットの基本をマスターして、健康でスリムな体を手に入れましょう。■■「糖質制限ダイエット」とは?糖質というのは炭水化物のこと。「糖質制限ダイエット」とは、米や麺類、パンなど、炭水化物の多い食べ物を制限するダイエット法です。糖質をおさえる代わりに肉や野菜などはしっかり食べることができ、食事制限の必要はありません。糖質は他にも、じゃがいもなどのイモ類やケーキなど小麦粉を使ったお菓子、砂糖、和菓子などにも多く含まれています。糖質が体内に入ると、血糖値が上昇してインスリンというホルモンが多く分泌されます。インスリンは糖質と結びつくと脂肪になるため、糖質の量を制限すれば、血糖値の上昇をおさえることができて、脂肪がつきにくくなるというわけです。■■基本のやり方糖質制限ダイエットの基本は簡単です。3食きちんと食べることと、糖質の量を減らすこと、糖質を減らしてもそのほかのおかずはしっかりと食べること。この3つをしっかり守りましょう!1回に食べる糖質の量は50g以下におさえ、炭水化物以外の栄養はしっかりとるのがポイントです。理想は20g以下とも言われていますが、始めは無理のない範囲で始めるのが長続きする秘訣。もっと早くやせようと思っておかずを減らしたり食事を抜いたり、糖質をまったくとらないというのはNGです。糖質は、ケーキやパンなどにも含まれています。つい甘いものを食べたくなってしまう・・・という人は、ちょっとがんばってがまんしましょう。■■メリット糖質制限ダイエットのメリットは、苦しい食事制限をする必要がないこと。肉や野菜など食事の量は減らさないので栄養をしっかり取れて、健康を維持しながらダイエットできます。カロリー計算などをする必要もないので、面倒なことが苦手な人にもぴったり。空腹も感じにくく、比較的楽にダイエットできます。無理しないのでリバウンドする恐れも少ないという、優れたダイエット法なのです。■■注意点糖質制限ダイエットは、糖質をまったくとらないダイエットではありません。糖質は脳に必要な栄養素。また、筋肉や内臓など体のすべてを動かすために欠かせないエネルギー源です。そのため、糖質を必要以上に制限したり完全にOFFにしてしまうと、体がエネルギーが不足してしまいます。脳の働きが落ちて、集中力が低下したり、うつ状態になってしまうことも・・・。筋肉量も減少し、内臓の働きも悪くなります。■糖質制限ダイエットを成功させるには?ダイエットではどれもそうですが、糖質制限ダイエットでも無理は禁物。ごはん好きや甘いもの好きには少し辛いかもしれません。基本をきちんとおさえてダイエットしてみてください。(K.S/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月29日ダイエットに革新が起こりそうな予感!使うだけでカロリーを吸い取ってくれるお皿がヨーロッパを中心に話題になっています。販売はこれからですが、開発・商品化され、多くの人が発売を待っています!一体どのような商品なのか…早速みてみましょう!開発したのは?出典:ADWEEKよりBangkok BBDO社とタイ政府が、脂肪分の多い料理による健康被害をなくすために共同制作しました。どんな効果があるの?「Absorb Plate」と呼ばれるこのお皿は、500もの小さな穴があり、料理の7mLの余分な油を吸い取り、また、毎食30カロリーカットすることが可能です。この小さな穴はフォークなどでは触れることができず、料理の余分な油のみをスポンジのように吸い取ります。サラダなどでついついかけ過ぎてしまった油もこのお皿が取り除いてくれます。たった30カロリーかもしれませんが、その積み重ねがダイエットに変化を与えます。ダイエットの結果が上がる!ダイエットする時などに油を控えめに調理し、さらにこのAbsorb Plateを使うと30カロリーカット出来ます。これを毎食続けると、長い期間では大きなカロリーカットが出来、ダイエットにつながります。フライ料理やポテトフライを食べる時も使えますね!日本では、まだ発表はされていませんが、ヨーロッパ、アメリカでは発売前から待っている人がたくさんいる「Absorb Plate」。日本での発売情報、今から注目したいですね!
2016年08月10日『緩やかな糖質制限 ロカボで食べるとやせていく』(山田悟著、幻冬舎)は、無理なく自然にやせられるダイエットとして話題を呼んでいるロカボの実践書。著者は、北里研究所病院の糖尿病センター長。『ロカボバイブル』『糖質制限の真実』などのヒット作も持つ、ロカボの第一人者です。ロカボが普通の糖質制限と異なるのは、“穏やかな”糖質制限であること。「一食あたりの糖質量を20~40グラムに抑え、それとは別に間食として1日10グラムまでのスイーツも食べ、1日の糖質摂取量をトータルで70~130グラムにしましょう」というような考え方なのだそうです。■糖質の数字をある程度は意識すべきまず、現在の日本人が平均的に摂っている糖質は、一食あたり平均90~100グラム、1日では270~300グラム程度。しかしロカボ食だと、普通の食事の半分弱になるまで、糖質を抑えるという感覚になるといいます。そこでロカボを行うときは、この数字をある程度は意識すべき。とはいえ毎食、厳密に数値を守らなければいけないというわけではないとも著者は説明します。多少オーバーしたとしても、それでダイエットが台なしになるということではないのです。■糖質の摂取量に下限を決めるべし!ちなみにロカボが普通の糖質制限と違うのは、糖質の摂取量に下限を決めていること。糖質を完全に抜いてしまうのではなく、毎食、ある程度は食べてほしいというのです。ここが、“穏やかな”という表現の裏づけかもしれません。逆によくないのが、下限を決めない極端な糖質制限を行ってしまうこと。そうした場合、血糖値こそ低くなるものの、飢餓状態に入ったと認識した体が安全弁的な機能を働かせ、ケトン体という物質をつくり出すようになるというのです。ケトン体は脳のエネルギー源になるものですが、つくられることによって、血管に障害が起きる可能性もあるといいますから注意が必要。極端な糖質制限推奨派のなかには、「胎児はケトン体を主たるエネルギー源にしているのだから、問題ない」と主張する人もいるのだとか。しかし発育の悪い胎児と普通の胎児とを比較した先行研究によると、発育の悪い子は血糖値が低く、ケトン体が高いということがわかるのだそうです。そもそも、ケトン体を産生する食事の際、どんなことに注意すべきかは、「国際ケトン食研究グループ」から医療従事者に勧告されているもの。にもかかわらず、一般の人が医療従事者のモニタリングを受けることなくそうした治療を受けるのは、控えるべきだと著者は主張します。■おいしく楽しく食べて健康になれる極端な糖質制限を行うことには、他にもデメリットが。食べられるものの幅が狭くなってしまい、食事の楽しみが減ってしまうというのです。単純なことではありますが、これはたしかに大きな問題であると考えるべきでしょう。しかしロカボの定義に従えば、食べられるものの幅はぐんと広くなるといいます。なにしろ、ロカボの定義をわかりやすい表現に置き換えたとしたら、「おいしく楽しく食べて健康になれる食事法」ということになるというのですから。いくら健康になるといっても、食べるものを我慢してばかりでは人生がつまらないものになってしまいます。しかもそれ以前に、続けること自体が困難になってしまうはず。■ごはんやパンは半分~3分の1だけ先ほどロカボの定義について、「一食あたりの糖質量を20~40グラムに抑えて食べる」とご説明しました。ざっくりいうと、ごはんを通常の盛りの半分、あるいは3分の1程度にしたうえで、おかずをおなかいっぱい食べれば、それだけでロカボの基準値内の食事になるというわけです。パンにしても同じで、食パンであろうとロールパンであろうと、全部食べるのではなく、半分~3分の1だけ食べるようにするということ。お米やパンを半分しか食べられないと、すぐにおなかが空いてしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、その心配もないと著者。ロカボの食事では、お米やパンを半分~3分の1に減らしたら、それで終わりにするのではなく、他のものでおなかをいっぱいにすべきだから。サラダでも肉でも魚でも、なんでもしっかり食べて大丈夫で、たんぱく質や油の量を気にする必要もないそうです。パンにはバターをたっぷり塗っても問題なし。それどころか、塊のまま、パンの上に乗せるような意識で食べてもかまわないというのですから驚きです。■ロカボなら健康的にやせていける!いわばロカボの食事法は、これまでの食事からなにかを完全に抜いたり、食事全体の量を減らしたりするものではないということ。食事とおかずのバランスを変え、お米やパンの量を減らしたぶん、おかずの量を増やして食べましょうという考え方であるわけです。しかもロカボでは、基本的に食べられないものはなし。だから食事の楽しみが削られることもなく、健康的にやせていくことができるというのです。*無駄なものを減らし、食べたいもので補うというロカボの考え方は、非常に現実的。本書に目を通してみれば、その有効性を実感できるかもしれません。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※山田悟(2016)『緩やかな糖質制限 ロカボで食べるとやせていく』幻冬舎
2016年08月06日食事制限をすればほとんどの場合、体重が減ってやせることができます。しかし、間違ったやり方ではやせられないばかりか、体に悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。そこで、初めて食事制限をする人におすすめのやり方をご紹介します。■■「食べない」のではなく「減らす」食事制限をして摂取カロリーを減らせば、今までと同じ運動量でも、体に蓄えられるカロリーが減るためやせやすくなります。極端に言うと「食べない=やせる」のは当たり前のことです。しかし、食べなかったり食事を大幅に減らしたりすると、エネルギー不足で体がふらついたり頭がぼーっとしたりすることがあります。ひどくなると生理が止まることもあるので、食べないダイエットはやめましょう。炭水化物、タンパク質、ミネラルなどの体に必要なものは食べ、甘いお菓子やジュースなどの不必要なものは食べないのが、正しい食事制限ダイエットです。■■食べるときは50回以上噛んで食事を食べ過ぎてしまう人の中には、噛む回数の少ない人がたくさんいます。噛む回数が少ないから、脳に満腹感をなかなか感じさせられず、たくさん食べてしまうのです。ですから食べ過ぎを防ぐためにはよく噛むことが大切です。口に食べ物を入れたら、頑張って50回以上噛んでから飲み込むようにしてください。たくさん噛むことで、食事量を減らしても満腹感が得られ、自然と食事制限ができます。また、最初は少なく見える食事量でも、よく噛んで食べているうちに満足な食事量へと変化してくるでしょう。■■間食はしないor選んで食べる間食はダイエットの大敵です。だけど毎日の間食が習慣になっていた人が急に間食をやめると、おなかが空いてイライラしたり、口さみしくて気分が下がってしまうことがよくあります。そんなときは、食べるものを選んで少しだけ食べるようにしましょう。おすすめは、低カロリーの「ところてん」や少量で満足感が得られる野菜たっぷりのスープなど。もし、甘いものが欲しくなったら、コンビニで売られている低カロリースイーツを利用するのもよいでしょう。ただし、砂糖がたくさん入ったジュースや、甘いお菓子を食事制限中に食べるのは禁物。おなかが空いたときのために、噛むことで空腹をまぎらわせてくれるガムを常備しておくのもおすすめです。■■栄養をバランスよく摂る食事制限ダイエットと聞いて、かつて流行った「1品ダイエット」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?しかし同じものを食べるダイエットは、そのときはやせることができても、リバウンドすることが多いのでおすすめできません。食事制限の正しいやり方は、肉や魚、卵、豆類、乳製品などのタンパク質、野菜や果物のミネラルや食物繊維をバランスよく摂ることです。その他、炭水化物も食べ過ぎないように気をつけながら、毎日食べるようにしましょう。バランスよく栄養を摂りながら、量を減らすことが、初めての食事制限にはとても大切です。■■きれいにやせなきゃ意味がない!ダイエットをしてやせても、肌の調子が悪かったり元気が出なかったりしては成功したとは言えません。キレイにやせてこそ正しいダイエットなのです。無理のない食事制限で体の中と外、両方のキレイを目指しましょう。(ふみ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月02日美味しさ、健康機能はそのままでカロリー50%オフ!株式会社シーボンは、人気商品「シーボン酵素美人-赤」のカロリーオフタイプの「シーボン酵素美人-赤カロリーオフ」を、全国のシーボンフェイシャリストサロンとオンラインショップ等にて、2016年7月1日(金)より発売する。製品名:シーボン酵素美人-赤カロリーオフ(ピンクグレープフルーツ味)容量:720ml(5倍濃縮)価格:3,024円(税込み)※人工甘味料不使用(プレスリリースより引用)うれしいカロリー50%オフ20mlあたりのカロリーは、従来品の「シーボン酵素美人-赤」52kcal、今回新発売の「シーボン酵素美人-赤カロリーオフ」は23.2kcalと約半分に抑えられている。ほのかな酸味と爽やかな甘味のピンクグレープフルーツ味は女性に人気で、ダイエット中でカロリーが気になる方も安心して、そして満足できるドリンクになった。健康、美容成分がたくさんキャベツや胡瓜、ゴボウなどの野菜をはじめ、ドクダミやヨモギなどの野草、パイナップルやリンゴなどの果物、クコの実などの木の実、シイタケやマイタケなどのキノコ、昆布エキスなどの海藻など、全61種類もの原料を発酵、熟成して作られている。そしてその酵素の働きを助けるアミノ酸などの栄養素も含まれている。さらに、コエンザイムQ10や乳酸菌発酵液、ビタミンC、ビタミンB6など、普段の食事で補えないまたは足りないような栄養素を厳選して配合されている。このたくさんの健康・美容成分を含んだシーボン酵素美人-赤カロリーオフを飲んで、健康で美しい体で楽しい夏を迎えたい。アレンジもいろいろ基本の飲み方は、冷水や炭酸水で割って飲む(5倍)というのが基本の飲み方だが、ミルクで割ったりヨーグルトに入れたり、アルコールで割ってカクテル風にしたり、デザート作りに使ったり、アイデア次第でいろいろなアレンジが楽しむことができる。【参考】※株式会社シーボン※株式会社シーボンのニュースリリース’BON20160614_kousobijin_aka50off_release.pdf
2016年07月04日●食事代わりにお菓子を食べてはいけない理由近年、食事から糖質量を減らすことでやせる「糖質制限ダイエット」が話題だ。同ダイエットは、大幅減量を達成した成功者がいる一方で、体への悪影響を危惧する声もしばしば聞かれる。そういった背景も踏まえ、スローカロリー研究会はこのほど、マスコミセミナー「糖質とダイエット ~糖質を正しく摂取するには~」を開催した。○糖質を上手に摂取するという選択スローカロリー研究会は、糖質をオフするのではなく、小腸での消化吸収がゆっくりと行われるように摂取する「スローカロリー」の考え方を提唱する。同研究会は2015年2月に発足して以降、このスローカロリーの有用性について調査・研究を進めるとともに、情報の蓄積・発信を行ってきた。そして、健康づくりのための食生活を指導する医療・保健指導従事者をはじめ、一般生活者に向けての知識の普及に寄与することを活動目的として掲げている。同研究会理事長を務める、結核予防会理事・総合健診推進センター長の宮崎滋氏は「糖質は、私たちが生きていくための大切なエネルギー源。思考力や活動量を落とさないためにも摂取は重要です」と語る。また、日本文化を象徴する和食には米・砂糖が欠かせないこと、加工特性や保存性といった便利さは現代人にマッチしていることにも触れながら、「エネルギー量や栄養バランスを意識しながら糖質を上手に摂取していく方法が重要になります」と述べた。○「お菓子が食事代わり」は危険続いて、武庫川女子大学 国際健康開発研究所講師の森真理氏が「スローカロリーの考え方と若者の食生活の実態について」と題して講演を行った。森氏は、日本の女子中高生の血糖値が高めであることに言及。その原因が「若年層の食習慣」にあるとし、問題点として、食事代わりに菓子を食べたり、菓子パンやジュース、菓子などを間食で頻繁に摂(と)ったりする習慣を指摘した。これでは1日の中で血糖値が何度も急上昇・急降下を繰り返し、血糖値が高めに推移してしまうという。○血糖値はなぜ高くなる?ここで、食後に血糖値が上がる仕組みを整理しておこう。食事をすると胃で消化され、腸でブドウ糖に分解されて腸から吸収される。吸収されたブドウ糖は肝臓へ送られ、血液中に流れ込み全身へ。そうして上がった血糖値を調整するために、すい臓からインスリンが分泌。その働きによって血液中のブドウ糖は筋肉細胞や脳細胞などに取り込まれ、エネルギーとして使えるようになるとともに、血糖値も正常値まで下がることになる。「規則正しい食習慣をしている人は、血糖値も安定しています」と森氏。一方で、血糖値が高い人もいる。その原因は、長期にわたる糖質の摂りすぎによって、糖質を上手く細胞に取り込めなくなることだという。炭水化物や甘い物を食べ過ぎると、急激に上がった血糖値を調整しようとして大量のインスリンが分泌される。それを繰り返すうちにブドウ糖を細胞に取り込みづらくなり、血糖値が高いままになってしまうというのだ。このようなインスリンの過剰分泌は、内臓肥満や高血圧、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを上げることがわかっている。では具体的には、どのような食生活を送ればいいのだろうか。●糖質の正しい「選び方」と「食べ順」を知ろう○糖質の「種類」と「量」に注意そのポイントは、糖質の「種類(質)」や「量」にある。というのも、糖質の種類や量によって血糖値の上がり方が異なるため、インスリンの分泌量も変わるからだ。森氏はその一例として「白米」を挙げる。白米のご飯を2膳に増やした場合、1膳よりも食後血糖値は高くなり、インスリンの分泌量も増える。一方で白米と同じ糖質量の玄米を白米と比較すると、白米に比べて玄米は食物繊維を多く含むため、食後血糖値の急上昇を抑えることができる。血糖値の変動は、固体か液体かによっても変わる。白米と同じ糖質量のジュースを白米と比較すると、液体であるジュースの方が糖の吸収が早く、食後血糖値の上昇も激しい。さらにインスリンが急激に出ることで低血糖になるため、すぐに空腹感が生じるという。なお糖尿病の栄養指導では、「食べる順番」も重要視されている。例えば、最初に白米を食べるよりも、食物繊維を多く含む汁物から食べる方が食後血糖値の上昇はゆるやかに。つまり、同じカロリーでも食べる順番を変えることで糖の吸収に差が出るということだ。○糖質を「スロー」に「オン」同研究会では、スローカロリーの考えを取り入れた実践方法のことを「糖質スローオン」と表現する。そのポイントは次のとおり。■単純炭水化物より複合炭水化物を選ぶジュースなどの液体(単純炭水化物)よりも、米などの固体(複合炭水化物)を選び、しっかり噛(か)んで食べる。■糖質単体ではなく、脂質やたんぱく質と組み合わせる白米や麺のみの単品ではなく、主食・副菜・主菜をバランスよくそろえ、糖質を脂質やたんぱく質と一緒に摂る。■食事では、まず食物繊維から食べる食物繊維から先に摂ることが血糖値の急上昇を防ぐため、野菜を先に食べる(「ベジタブルファースト」という考え方)。■糖質の吸収をゆるやかにする食品と一緒に摂るヨーグルトや乳製品、酢などの糖質の吸収をゆるやかにする食品と糖質を一緒に摂ることで、血糖値の急上昇・急降下を抑えられる。■空腹時の糖質摂取は、スローカロリーの食品を選ぶ空腹時に糖質を摂る場合は、カスピ海ヨーグルトやパラチノース(砂糖から酵素転換をして作られる糖)といった糖質の吸収をゆるやかにする食品を選んで食べる。■食後に運動をする食後にウォーキングなどの有酸素運動を行うと、血糖値が下がるといわれている。森氏は、「糖尿病リスクの高い日本やアジアの人にとって、『糖質スローオン』を実践することは、糖尿病や生活習慣病の予防として有効です。あらゆる食事の場面で実践できるような食環境を実現することが理想的でしょう」とまとめた。世間では「糖質制限ダイエット」とひとくくりにされがちだが、実践する前に、提唱する人によって方法が異なる点や、自分の体質や生活に合っているかという点も十分考慮しなければならない。その中で「スローカロリー」「糖質スローオン」という考え方は、糖尿病や生活習慣病を防ぐために有効な食事法と言えるだろう。またダイエットの観点から見ても、上手に糖質と付き合っていくことは、思わぬ健康リスクやストレスを引き起こすことなく、理想の体形をキープできる方法なのではないだろうか。
2016年06月07日肌の露出が増える夏に向けて、現在ダイエット中の女性も多いはず。でも、極端なカロリー制限によるダイエットをしていませんか?体重を減すために、食べる量を控える人は少なくありません。ところが海外メディア『Self』では、女性は一日1,200カロリー以下にしないようにと専門家がアドバイスしています。また十分にカロリーを摂れていないと、体がサインを出すこともあるようです。そこで「十分に食事からカロリーを摂れていない7つのサイン」をご紹介します。■1:一日中なんだか体の動きが鈍いカロリーはエネルギーと同じです。カロリー摂取が少なすぎる場合には、自分のエネルギーも低すぎることになります。そしてカロリー摂取が十分でないと、筋肉を動かすための十分なエネルギーが足りず、動いたあとの筋肉を再生させることができません。身体は最も重要なタスクに摂取したカロリーを割り当てるのです。■2:ずっと体重が変わっていないもし長続きする減量法を目標とするならば、大幅にカロリーをカットすることは最善の方法ではありません。体がサバイバル状態になり、なるべくカロリーを保持し続けようとするため、普段と同じ割合でカロリーを消費せず体重が横ばい状態になるからです。ただしこの過程は、即座に起きるものではありません。最近あまり食べていなかったという程度であれば、心配することはないようです。■3:ずっと便秘が続いている不十分な食事が便秘を引き起こすのには、大きく2つの理由があります。1つ目は、食べる量が少な過ぎること。消化器官の運動を活発にするために重要な食物繊維を十分に摂れていないことになり、それが便秘にもつながるのです。また、空腹痛を無視していると、喉が渇く合図も無視してしまうことになるそうです。食物繊維は水分も十分補給されたときに、はじめて便通をよくするのです。■4:常に空腹を感じている食べていなければ、もちろん空腹を感じます。しかしお腹がすくということは、体が信号を送っているということになり、なにも感じないよりはまだマシです。レプチンやグレリン、コレシストキニンは、空腹の発生と満腹感に重要となるホルモンです。これらは、どのくらいの量を食べているかによって変化します。そして食事摂取量のトータルが減ったときにも影響を与えるのです。またこれらのホルモンは満腹になったとき、それを脳に知らせます。さらに十分に食べていない場合には、アクティブな状態であれば、もっと食料がほしいことを脳に伝えるのです。■5:話していると相手にイライラする人々はさまざまな理由で食べ物に対する心理的な愛着を持っており、それが大きな喜びをもたらすこともあります。そのため、食べることをやめるとネガティブな感情が生まれるのです。また、ホルモンが怒りっぽさを引き起こすこともあります。一般的にこの過程は、血糖が低くなるときにはじまるそうです。摂取するカロリーが少なすぎれば、失望したり、イライラしたりしやすくなるのです。■6:低カロリー食が続くとたまに自制心を失う自分自身を甘やかすことも、ときには大切なことです。しかしダイエットに集中しすぎ、食事を摂らないようにし続けていると、好きな食べ物を目にしたときなどに食べたい衝動を抑えることが難しくなります。自分自身を拒絶していると、ドカ食いするような行動をしてしまうのです。■7:頻繁にのどが渇く感じがする満足な食事をしていない場合、電解質が不足するかもしれません。電解質は、カルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルのこと。もしすべての胃痛が空腹によるものだと思っているならば、水分が足りないという警告を見逃し、水分不足の状態になっているかもしれないのです。*早く痩せたいからと、極端なカロリー制限をすることは、心と身体の健康によくありません。たとえ一時的に体重が落ちたとしても、リバウンドの可能性も高くなりそうです。食べないダイエットではなく、健康的な食事と運動を組み合わせて、無理のないペースでダイエットを続けるようにしたいですね。(文/椎名恵麻) 【参考】※7 Signs You’re Not Eating Enough Calories-Self
2016年05月17日みなさんが好きなチーズ料理は何ですか?熱々でとろ~り伸びるチーズは、食欲をそそられますよね。美味しいチーズ料理ですが、気になるのはそのカロリー。ワインなどお酒と一緒に食べることも多いため、結構なカロリーを摂取しているかもしれません。そこで今回は、管理栄養士の望月理恵子さんに「カロリーが高いチーズ料理トップ10」を伺ってみました。それぞれのカロリーは、すべて200gで算出していただいています。■10位:チーズリゾット(214kcal)まずは、朝食や夜食に人気のチーズリゾット。残りご飯で簡単リゾットを作ったり、味付けや具材をアレンジしたりするのも楽しいですよね。リゾットはお米を柔らかく煮たものなので、少量のご飯でもお腹が満足できる量となり、意外にもカロリー低め。200gでは214kcalですが、1人前にしても400kcalほどです。自作するときには、チーズを少量にして、トマトベースにするとよりヘルシーに。またアスパラやキノコなどの具材を多くして、だしの風味を活かすとさらに満腹感を得やすくなります。■9位:ラザニア(300kcal)イタリアンレストランで食べたり、大きめの耐熱皿に作ってホームパーティで食べたりすることが多いラザニア。ミートソースやベシャメルソースなどを使い、油分が多いことがカロリーに反映しています。ただ、主食となるラザニア部分の分量はそれほど多くないため、通常のミートソースパスタを食べるよりもカロリーは低めです。また野菜やシーフードのラザニアにすればカロリーを抑えられます。自分でつくる際は、ミートソースの中にひき肉ではなく、野菜をたくさん使うとカロリーカットに。またラザニアシートの代わりにお麩や豆腐を使用したり、ベシャメルソースをヨーグルトソースにしたりするとヘルシーになります。仕上げのチーズの量にも気をつけましょう。■8位:チーズディップ(320kcal)チーズに野菜や香辛料を加えて混ぜたものに、具材をつけて食べる料理。ワインのお供にぴったりですが、クリームチーズがメインになることが多くハイカロリーに。パセリやローズマリーなどハーブを練り込んだディップにし、つける具材もヘルシーにするとカロリーを抑えられます。例えば、パンやじゃがいも、クラッカーなどの炭水化物が多いものは高カロリー。ブロッコリーやパプリカ、トマト、セロリなどの野菜は低カロリーです。■7位:ドリア(335kcal)自宅で作れて、ボリュームもあるドリアは7位にランクイン。ホワイトソースとチーズが、カロリーアップの要因に。ひき肉を使っているミートソースドリアやハンバーグドリア、ミラノ風ドリアなどはさらに高カロリーになるので要注意!チキンドリアやシーフードドリアは、脂質も少なく比較的ヘルシーです。自作する際はソースの量を調整したり、ソースに低脂肪牛乳を使ったりすることでカロリー減になります。■6位:ラクレット(336kcal)スイスの伝統料理であり、日本でも提供するレストランが増えているラクレット。チーズの断面を直火で温め、溶けたところをナイフで削りとり、具材にのせて食べます。定番の具材であるジャガイモやパンは糖質や脂質が多く、カロリーもアップします。具材をブロッコリーやトマト、パプリカなどの野菜にすれば、カロリーダウンに。■5位:グラタン(350kcal)大人も子どもも大好きなグラタンは、自宅で作って夕食に食べることが多いですよね。バターと牛乳で作るホワイトソース、仕上がりのチーズでカロリーが増します。またマカロニグラタンの場合は炭水化物が多くなるので、50~100kcalほどカロリーアップ。野菜でも、かぼちゃやじゃがいもは炭水化物が多く、カロリーもマカロニと同様になるので注意しましょう。エビグラタンやシーフードグラタン、ほうれん草やブロッコリーを具材にするとヘルシーになります。■4位:カルボナーラ(422kcal)チーズや卵、生クリームなどで作ったソースにパスタを絡めたカルボナーラ。市販のパスタソースを利用して、おうちで作る人も多いのでは?しかしパスタの麺だけでも、1人前300kcal強。そこに生クリームやベーコンなどが入り、高脂質の料理となるため、カロリーも高くなります。■3位:ピザ(484kcal)誕生日やクリスマスなどのイベントや、テレビでスポーツ観戦をする時に食べることが多いピザ。小麦粉で作られている生地には炭水化物が含まれ、その生地に合うソースは濃い味のものが多いもの。脂質と炭水化物が多く、その上に具材やチーズをのせるので、結果カロリーアップに。1切れが約150kcal前後なので、3切れくらいを目安に食べればカロリーオーバーを防げます。ただし、マヨじゃがや明太マヨなどマヨネーズを使っているピザはカロリー高めです。■2位:クロックマダム(496kcal)チーズとハムのホットサンドの上に目玉焼きを盛り付けたもの。パン屋やカフェ、最近ではコンビニでも販売されていて、朝食やブランチに人気のメニューです。パンやハム、チーズ、バター、ベシャメルソース、卵と高糖質に高脂質がカロリーアップの要因に。ハムをベーコンにすると、さらにカロリーが増します。卵をのせない「クロックムッシュ」にすれば、400kcalほどになります。■1位:チーズフォンデュ(532kcal)堂々の1位は、ホームパーティに最適なチーズフォンデュ。好きな具材を熱々のソースに絡めて食べる絶品チーズ料理です。しかし脂質の多いチーズがソースとなるため、ハイカロリーに。チーズの中でも、エメンタール、ゴーダ、チェダーは比較的カロリー高めです。ベースをチーズだけでなく、チーズとトマトジュースを混ぜるとヘルシーフォンデュになります。またラクレット同様に、具材でカロリーを調整できます。サーロイン牛や糖質の多い野菜、パンはカロリー高め。ブロッコリーやトマト、パプリカなどはチーズだけのカロリーで具材のカロリーはほとんどありません。*そのまま食べても、温かい料理に使っても美味しいチーズは、日々の食卓に欠かせない食品のひとつ。自宅でも手軽に楽しめるチーズ料理だからこそ、食べ過ぎてカロリーオーバーにならないよう気をつけたいところ。自分でつくる場合は、具材をヘルシーなものにしたり、チーズの量を調整したりと、カロリーを減らす工夫をしてみましょう。(文/椎名恵麻) 【取材協力】※健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。
2016年04月26日カロリー消費が高いのはドラマ主題歌のあの曲2016年3月24日、通信カラオケDAMを展開する株式会社第一興商は「消費カロリー標準値が高いトップ30」を公開した。今回のランキングは、2015年3月1日~2016年2月29日の1年間に配信した曲を対象に、消費カロリーが高い30曲を抽出したもの。今回、最もカロリー消費が高かったのは、2015年10月の秋ドラマ「結婚式の前日に」の主題歌、安田レイの「あしたいろ」。消費カロリーの18.2kcalは、体重50kgの人が約5分間早歩きをした時と同じくらいのカロリーだそう。カロリー消費が高くなる歌い方とは?では、カラオケでなるべくカロリーが消費できる歌い方とは、どのような歌い方なのだろうか。同社によると、ポイントは3つ。1.消費カロリー値が高い傾向にある、感情を込めて力強く歌うバラード曲や、アップテンポで激しい曲を選びます。2.歌唱時間(発声時間)が長い曲を選びます。3.大きい声で歌うと消費カロリーは高くなります。歌唱中は、お腹に力を入れた腹式発声を意識します。(引用:プレスリリースより)歓送迎会が重なるこの季節、カラオケに行く機会も多くなる。ダイエットやリフレッシュも兼ねて、今回のランキングからの選曲を思い切り歌ってみるのもいいかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社第一興商 プレスリリース/PR TIMES
2016年03月31日こんにちは。セルフトレーニングコーチのNaoです。今回も魅力溢れる潤い美人になる“自分自身のための”セルフトレーニング、一緒にしましょ!「ダイエットを始める」となると、すぐに気にしてしまうのが「摂取カロリー」の数値。■■カロリーってナニモノ?「カロリー」とは、水1gぶんの温度を1℃上昇させるのに必要な“熱量”のこと。カロリーの数値は、食品がもつ“体内で活用できるエネルギー量”を知るのにとても便利な手がかりです。ただし、同じカロリーの食品でも含まれている栄養素によって性質や体内での役割が違うことや、同じ食材でも生産環境や密度、大きさなどによって含まれるカロリーは同じでないこと、食べる時間や食べ方、ライフスタイルによって吸収量や消費量が異なることも知っておかなければなりません。カロリーは、「◯◯kcalの食事をすれば、必ずこういう体型になる」というはっきりとした基準ではありません。カロリーの数値ばかりにとらわれず、あくまでカロリーオーバーを防ぐための参考程度に活用するのがおすすめです。■■摂取すべきカロリーは人によって、日によって、食事内容によって違う一般的に、成人女性の1日の摂取カロリーは2000kcal前後と言われています(成人男性の場合、2500kcal前後)。ただし、これはあくまでも“目安”。人によって体質やライフスタイルは異なるため、栄養素の吸収率や、エネルギーの消費率(代謝のよしあし)が違います。一日中寝ている日と、バリバリ運動をする日とでは、消費できるエネルギー量に違いがあるのは当然ですよね。また、総カロリー数が同じでも、食事内容によって摂取できる栄養素は異なります。多少高カロリーでも、体内のはたらきを活性化させるのに必要な栄養素ならば、優先的に消費されるでしょう。逆に、たとえ低カロリーであっても、体内で活用されないエネルギーならば、体脂肪として溜め込まれてしまいます。効率よくダイエットを成功させるためには、自身の体質やライフスタイル、食事の内容と向き合い、自分に合った内容や量を見つけていくことが大切です。■■美しく痩せるための食事のコツ「カロリーだけで判断できないなら、どうすればキレイに痩せられるの?」何を、どのくらい食べて良いのかが分からなければ、「食べたら太ってしまうのでは?」と怖くなってしまいますよね。太りにくく、シェイプアップさせやすい食事とは、“栄養バランスが整った”食事です。ビタミン・ミネラル類をたっぷりとって消化・吸収をスムーズにし、エネルギー源である炭水化物・脂質で体内のはたらきを円滑に。そしてエネルギーを消費してくれる筋肉をつくる、たんぱく質もしっかり摂取することが重要。代謝のよい、“痩せやすい体質”に整えることができますよ。栄養バランスが偏ると、体内のはたらきがスムーズにおこなわれなくなってしまいます。すると、「摂取カロリーは低いのに(あんまり食べていないのに!)、全然痩せない」なんてことも。キレイなスリム体型の実現には、体内のはたらきを高める栄養素を十分に摂取することが欠かせません。■■何を、どのくらい食べたらいいの?カロリーの数値ではなく、摂取する栄養素のバランスで“痩せやすい食事”かどうかを判断する手がかりとしておすすめなのが、自身の「手」。カロリーオーバーを防ぎ、かつ代謝をアップさせるのに必要な栄養素をバランス良く摂取することができる食事量の目安(1食分)は、「ごはん(炭水化物)は“握りこぶし一つ分”、肉や魚は“手のひら一つ分”、そして野菜や海藻類(副菜)は“手のひらいっぱい”」。このバランスと量を意識すると、細胞の材料とエネルギー源、代謝を高める栄養素を不足させず、食べ過ぎを防ぐことができます。■■今日から数字よりも、食材のバランスと量を意識しよう数値上の摂取エネルギーを基準に考えるよりも、“体内を活性化させるのに必要な栄養素をチャージできているか”を基準に食事メニューを組み立てていくことが大切。手のひらならいつもでどこでも、簡単に大まかな量を把握することができますから、ぜひ活用してくださいね!(NaoKiyota/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月22日「糖質制限」がここ数年注目を集め続けています。ダイエット目的だけでなく、糖質を減らして健康になったという人も多い反面、異議を唱える専門家もいて、最近ちょっと心配になった人もいるのでは?果たして、あなたがやっている糖質制限は本当に安全なのでしょうか?糖質制限メソッドのひとつ『ケトジェニックダイエット』(講談社)の著者、医師の斎藤糧三先生を直撃しました!「単刀直入に言いますよ。糖質制限“だけ”というのがキケンなのです!間違っているんです。やみくもに糖質をカットしただけの食事では、いずれ体を壊してしまいます」いきなり不安になってしまいますが、何が間違っているのでしょう?「糖質の摂りすぎは確かにメタボリックシンドロームの元凶です。低糖質な食事は生活習慣病の予防にもなり、アンチエイジング的にも有効であることが徐々にわかってきました。ただ、糖質を減らした分、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどをきちんと摂ることが重要。特にタンパク質は、糖質制限をしている間は、それまで以上にしっかり摂らなければダメ。これ、厳守です。タンパク質が足りないと、筋肉が減って痩せにくい体になるのはもちろん、体調不良を引き起こしかねません。糖質制限が悪いわけではなく、糖質制限“だけ”がダメなのです。これを肝に銘じましょう」(斎藤先生)糖質制限をするとタンパク質が足りなくなる!糖質を摂らないでいると「脳のエネルギーがなくなる」「低血糖状態になる」などと言われますが、実はそうではありません。ヒトのカラダには、食べ物から糖が全く入ってこないときでも、体内で自力で最低限必要な糖を合成する機能が備わっているからです。そのしくみは、糖を新たに生み出すという意味で「糖新生」と呼ばれています。糖をつくる材料は、主に筋肉中のタンパク質を構成しているアミノ酸。つまり糖新生とは「食べ物の糖が入ってこないから、筋肉を壊して糖をつくり出しちゃいましょ」というシステムなのです。「糖新生は何も珍しいことではなく、夜眠っている間など長時間に渡って糖質が入ってこないとき、普通に働いているシステム。でも、糖質を制限すると糖新生がよけいに働きます。つまり、筋肉のタンパク質がいつもよりたくさん使われてしまうわけです。しかも、タンパク質は糖質や脂質と違って体内に貯蔵しておくことができないので、毎日こまめに摂り続けなければなりません。日本人はもともと、タンパク質の摂取量が少なめで、女性は特に足りていない。そこで糖質を制限すると、輪をかけてタンパク質不足になってしまいます。だから、糖質制限中はタンパク質をより積極的に摂る必要があるんです」(斎藤先生) 女性の大敵、「むくみ」や「冷え」も「タンパク質不足」が原因かも!ご存じのように、タンパク質は肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などに多く含まれる栄養素。「カラダをつくる材料なのでとても大切」と、家庭科で習った記憶があると思います。でも、大人になるにつれて、その重要性を忘れてしまっている人も少なくありません。では、もう一度、考えてみましょう。人のカラダを構成している筋肉、骨、皮膚、髪の毛、歯や爪、臓器、血管、血液、ホルモン、酵素…など、ほとんどがタンパク質からできています。カラダの大部分がタンパク質でできていると言ってもいいほどです。カラダをつくる材料が不足したら、どうなると思いますか? 単純に考えても土台が満足に作れないので、いろいろな支障が出ることは想像がつきます。「たとえば、日本人女性に多い『むくみ』。これがタンパク質不足が原因で起こることはあまり知られていません。 むくみは細胞と細胞の間にある水分(細胞間質液)が異常に多くなるために起こる現象ですが、細胞間脂質が増えてしまうのは「アルブミン」というタンパク質が不足するからなんです。肉や魚をあまり食べず、野菜中心の食生活をしていて水太り気味の人の中には、日常的にむくみがある人が多い傾向にあります。それはタンパク質が不足している可能性が高いのです」(斎藤先生) 女性に多いと言えば「冷え」。これに関してもタンパク質が意外にも大きく影響しているのです。なぜなら体温を生むのは主に筋肉で、カラダを動かさなくとも熱を発生させています。筋肉が少なければ熱は生まれない。筋肉を効果的に増やすためには充分なタンパク質が必要。さらにタンパク質は、消化するときの熱(食事誘発性体熱産生)が糖質や脂質も多いので、タンパク質をしっかり摂ると体温が下がりにくくなります。 タンパク質が足りないと不眠やイライラ、精神面へも影響が!タンパク質は神経伝達物質の材料でもあるため、タンパク質不足は精神面にも影響を及ぼします。神経伝達物質の中でも特に顕著なのは「セロトニン」不足。気分を安定させて睡眠や体温のリズムを保働きのあるセロトニンは安眠を誘うホルモンをつくる材料でもあるため、タンパク質不足は不眠にもつながるのです。「そして、落ち込む、イライラする、うつっぽいなどの精神症状。これは女性ホルモンの低下でも起こるものですが、実は単純にタンパク質不足であることも少なくありません。びっくりでしょう? そういう患者さんにタンパク質をしっかり摂ってもらうと、急によく眠れるようになったり、うつっぽい症状も軽くなることがあるほど。タンパク質から神経伝達物質がつくられるときには、ビタミンB群が必要なので、これも欠乏しないように気をつけます。また、タンパク質を多く摂ると、アミノ酸が増えて血液が酸性に傾きやすくなりますが、それを中和するのにアルカリ金属が消費されます。アルカリ金属のひとつ、マグネシウムはセロトニンの合成にも欠かせないもの。妙にイライラしていたらマグネシウム不足も疑ってみましょう」(斎藤先生)『糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる! ケトジェニックダイエット』(斎藤糧三/講談社)より 間違った糖質制限では、足がつったり肌がカサカサ、痩せにくい体に!「タンパク質と話がそれますが、糖質制限“だけ”をすると、寝ている間にふくらはぎがつるなどの症状も出ます。これは、マグネシウム不足の代表的な症状なんですよ。マグネシウムは穀物に多く含まれています。糖質が高いからといって根菜類もカットするとマグネシウムが足りず、足がつることに…。自己流で糖質制限を始めた人はこんな症状が表れると『糖質制限はやはりよくない』などと早合点することになります。 糖質を控えてタンパク質を多めに摂るときは、マグネシウムが不足しないようにアルカリ金属を含む野菜や大豆製品を一緒に摂ることが大切です」(斎藤先生)タンパク質は女性が気になる「肌」とも関係があります。皮膚はご存じ「コラーゲン」というタンパク質でできているので、肌の潤いが足りない女性はコラーゲン不足、つまりタンパク質不足。また肌に関して言えば、タンパク質不足は大人のニキビや肝斑の原因にもなるのです。タンパク質が不足すると肝機能が低下して解毒がうまく行かなくなるため、毒素や老廃物が体内を巡り、皮脂腺に貯まったり炎症を促してしまうから!他にもコラーゲンが必要不可欠な組織は、粘膜や血管、歯茎などがあります。ダイエットを繰り返した女性の中には、喉の違和感を感じる人も多いのだそう。これはコラーゲン不足で喉の粘膜が癒着してしまうためです。斎藤先生から糖質制限ダイエッターのみなさんへ「ずばり! タンパク質不足は太りやすさにつながります。それは基礎代謝量が低くなるから。基礎代謝量のうち、脳や内臓の代謝量はみなさんほぼ同じ程度なんですが、差が付くのは筋肉の代謝量です。筋肉量が多い人は必然的に基礎代謝量が高くなり、太りにくい体質に。無論、筋肉不足の人は太りやすいということです。よく、筋肉量を増やして代謝量をアップするには運動が大切と言われます。でも、運動と同じくらい大切なのが材料=タンパク質の確保です。糖質制限ではただでさえもタンパク質が不足するので、肉や魚、大豆製品を積極的に摂ってくださいね」(斎藤先生)厚生労働省の「食事摂取基準」では、タンパク質の推奨量として、18歳以上の女性は1日50gとなっています。でも、糖質制限をしている場合は60gは摂りたいもの。肉や魚は正味量の約20%がタンパク質。100g中20gです。60gを肉や魚だけで摂る場合は、1日で約300g必要と覚えておきましょう。覚えておきたいタンパク質量の目安・肉類(100g)… 約20g・魚類(100g)… 約20g・卵(1個)… 約6g・豆腐(1丁300g)… 約20g・大豆(100g) … 約10g・豆乳(100ml)… 約7g・納豆(1パック40g)… 約6.6g斎藤糧三先生 プロフィール1973年東京都生まれ。医師。1998年に日本医科大学を卒業後、産婦人科医に。現在、日本機能性医学研究所所長、一般財団法人日本ファンクショナルダイエット協会副理事長、サーモセルクリニック院長、ナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長。機能性医学をいち早く日本に紹介し、日本人として初めての機能性医学認定医に。栄養療法、アレルギーの根本治療、ケトジェニックダイエットの啓蒙・指導、更年期症候群の治療、アスリートの栄養管理など、得意分野は多岐に渡る。著書に『慢性病を根本から治す「機能性医学」の考え方』(光文社新書)。『スーパーフード事典 BEST50―栄養素、効能、おいしい食べ方がわかる』(監修/主婦の友社)。そして話題の新刊『糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる!ケトジェニックダイエット』(講談社)が2月24日発売に。
2016年03月18日良質のバターとMCTオイルを入れたコーヒーを朝に飲むことで、体重を減らすだけでなく、筋肉をつけ、集中力とパフォーマンスを高めてくれる……。にわかには信じがたいダイエット法が米シリコンバレーのIT起業家・投資家のデイヴ・アスプリーによって考案され、世界中で話題になっています。日本でも彼の著書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)が、2015年9月に刊行。現在まで7刷を数えるベストセラーとなっています。eコマースを史上はじめて行うなど、若くしてITの世界で成功を収めた著者ですが、一時は体重140キロに達しそうになり、30歳の頃に血小板凝集を発症、副鼻腔炎や咽頭炎が治らずにずっと集中していられなかったといいます。太っていては仕事ができないと悟った著者は、あらゆるダイエット法に挑戦。さらに最新の医療知識を求め、それらに30万ドル以上を費やした結果、行き着いたのが「自分の身体をハックすること」。このあたり、シリコンバレーのIT長者らしい発想といえるのではないでしょうか。しかし、なぜ著者自ら考案した「完全無欠(ブレットプルーフ)ダイエット」が、ここまで大きな反響を得たのか?それは、徹底的に従来の常識を「逆張り」していったことが挙げられます。たとえば、「朝にヨーグルトを食べると太る」「脂肪を食べると痩せる」などの考えは、従来のダイエットでは考えられないことです。そこで今回は、この「完全無欠ダイエット」の反響の秘密について紐解いていきたいと思います。読者に驚きを与えたのは、主に下記4つの逆張り部分ではないでしょうか。■1:「オーガニックな食材が良くない」と逆張り著者の言葉では「バイオハック」、つまり「痩せたい」「集中力を上げたい」と望む者に対して、すべて食べ物の「質」によると断じた単純明快さ。身体の炎症がパフォーマンスを下げること、それには加工食品や野菜が持っている反栄養素の存在を詳らかにしていることは特筆に値します。ナス科や豆類、ナッツなどに含まれているレクチンが偏頭痛や肌荒れの原因になるといった指摘は、オーガニックな食事がよいとされてきたこれまでの健康食とは明らかに相反する内容。特に著者は「ピーナッツはレクチンを含む。ほぼ誰にでも炎症反応を生じさせ、アナフィラキシーを起こし死に至らしめる重篤なアレルギー症状をもたらす物質だ」と記し、腸粘液の生成が40%増大し、ヒスタミン濃度も高くなるといった弊害もあるとしています。このように、食物に含まれる成分の悪影響を列挙することで、自説の説得力を与えています。■2:「コーヒーは悪くない」と逆張り著者はコーヒーを飲んで不調に陥る原因を、豆が侵されているカビに求めます。粉末のコーヒーよりも挽きたてのコーヒーを使うことを推奨しているのは、前者が低品質の豆を使い加工技術によってカビ毒の含有量を増やしているからとしています。また、コーヒー自体はポリフェノールを大量に供給するため、そのままでもパフォーマンスを高めてくれるとも。このほか、野菜にもカビ毒は含まれているため、アボガドなどの例外を除いて生ではなく加熱して調理をすることを奨めています。■3:「フルーツを食べるとなぜお腹が空く」と逆張り一般的に朝食べるとよいとされるフルーツ。しかし、含まれている果糖は空腹感を刺激するホルモン・グレリンをオフにするのが苦手だと著者は指摘します。つまり、食欲を抑えられなくなるのです。その上、著者はフルーツの果糖が「ふつうの砂糖より中性脂肪値を上げ、結果として砂糖より代謝障害を引き起こす」としています。そればかりか、「シュガークラッシュ」(糖の摂取による低血糖症)により集中力とエネルギー、血糖値が奪われるといい、「糖を食べると体が疲れ、脳とホルモンの機能が乱され、肥満が助長される」と断言しています。一方で、「正しい食品を摂っているかぎりは、食べたいだけ食べればいい」と述べ、脂肪は「人体の重要成分」「いかなる健康的なリスクを受けることがない」と強調。カロリーを減らすことがダイエットの「決定的な要素でない」とも述べています。これまでのカロリー制限とは真逆の発想で、最適な時間に最適な食材を摂ることの重要性を説いているあたりが読者に驚きを与えてくれます。■4:「運動をすれば痩せるわけでない」と逆張りそしてなにより、目的は「他人によく見られるために痩せる」といったものではなく、「高パフォーマンスを維持する」ためだという点が、多くのビジネスパーソンの琴線に触れたのだと考えられます。「運動は腹が空っぽのときにして、20分以上はがんばる必要はなく、走るのは毎日でなく週一の方が効果的」という考え方は、生産性を求める人には福音のように聞こえたのではないでしょうか。また、朝にタンパク質を摂り、夜には炭水化物を食べるといった、時間によって効果が違うことを明らかにしているところも、データによる管理が簡単になった現代向きといえそうです。*とはいえ、著者は「映画を観るときは、ポップコーンを食べればいい」と述べ、人によって合う食べ物とそうでないものがあると指摘しています。本書のキモは、自分が口にしている食べ物の正体と身体への影響を知ること、そして自分の変化を観察して、その人なりの「最強の食事」を見つけることだと、訳者の栗原百代さんも記しています。いまある常識から脱するのはなかなか難しいかもしれませんが、ダイエットがうまくいかない人や、身体の不調の原因がわからないという人にとっては、ヒントに満ちた説といえるのではないでしょうか。(文/ふじいりょう) 【参考】※デイヴ・アスプリー(2015)『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』ダイヤモンド社
2016年03月17日●ダイエットを成功に導く4つのルール講談社はこのほど、『ケトジェニックダイエット 糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる! 』(斎藤糧三著 / 1,404円・税込)を発売した。前編では、同書をもとに、糖質制限に肉をプラスして痩(や)せる「ケトジェニックダイエット」の理論について紹介。今回の後編では、同ダイエットのやり方を解説するとともに、著者であるナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長の斎藤糧三医師のインタビューをお届けする。○ダイエットを始める前に同書では、始める前の注意点として、まず「筋肉量を減らさないこと」をあげ、体組成計を用いて、毎日決まった時間に同じ条件で記録することを勧めている。また、ケトジェニックダイエットは、健康な人向けのものであるため、糖尿病の人や腎臓・肝臓に問題がある人は、主治医と相談するようにとのこと。やってもよい期間は、2週間を目安に最長でも1カ月以内。気になる症状があるときは、自己判断せずに医師や専門家の意見を仰ぐこと、1カ月以上継続したい場合は、血液検査を受けるなどして体調や健康状態をチェックしてから行うことを示している。○これだけは押さえたい4つのルールここからは、ケトジェニックダイエットのやり方をまとめていこう。■ルール1. 糖質を制限する摂(と)ってもよい糖質の量は、1食20g以下(1日あたり60g以下)。同ダイエットが他の糖質制限と大きく違う点として、糖質量が100gあたり10g未満の食品・食材は「低糖質食品」とみなし、1食分の糖質量にカウントしなくてもよいとしている。■ルール2. タンパク質をしっかりとる1日に摂るべきタンパク質の量は、体重1kgあたり1.2~1.6g(多くても2.0gは超えないように)。体重55kgの人なら、1日55kg×1.2~1.6g=66~88gが必要量。この体重の人が、肉だけでタンパク質を摂るとすれば、肉は正味量の約20%がタンパク質量のため、1日330~440g必要となる。各食材のタンパク質量の目安は以下を参考にしてみよう。肉類(100g) 約20g魚類(100g) 約20g卵(1個) 約6g豆腐(1丁=300g) 約20g大豆(100g) 約10gなお、タンパク質を摂取できる食材は、牛・豚・鶏・羊などの肉類全般、魚介類全般、卵、大豆製品。中でも牧草を食べて育った「牧草牛(牧草飼育牛)」は、オメガ3脂肪酸などの栄養素を豊富に含んでいるため、おすすめとのこと。■ルール3. 食物繊維・ミネラルをしっかりとる1日に摂るべき食物繊維の総量(水溶性と不溶性の合計)は20g以上。葉野菜は重量の3~5%が食物繊維のため、食物繊維の1日の摂取量を生の葉野菜に換算すると400~670g。両手山盛り以上の野菜をサラダにして食物繊維が約20g摂れるとしている。同書では、「肉・魚」と「野菜・きのこ」を同量ずつ食べることを推奨。野菜の中でもいも類・根菜類には糖質が高いものが多いので、注意が必要とのこと。1日に摂るべきミネラルの量は、カリウム3.5g以上、カルシウム650mg以上、マグネシウム350mg以上。ミネラルは、大豆、生わかめ、ほうれんそう、納豆、アボカド、アーモンドなどの食材から摂れる。■ルール4. オメガ3脂肪酸を小さじ1杯以上/1日1日のオメガ3脂肪酸の必要量は2g以上(1日小さじ1杯以上)。体内で合成できない「必須脂肪酸」は、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の2つ。普段の食事でオメガ3脂肪酸は摂りにくいため、同ダイエットではあえて1日の量を定めている。オメガ3脂肪酸は、以下のオイルから摂取できる。サチャインチオイルあまに油えごま油ヘンプシードオイル青魚の油これらのオイルは加熱調理には向かないので、サラダなどのドレッシングにするか、冷たいスープに混ぜるとよいとのこと。なお同書には、OK食材・NG食材や、自炊派・外食派・コンビニ派にあわせた食材の選び方も書いてあるので参考にしてみよう。続いて、働く男女が同ダイエットを行う際の注意点をお聞きするべく、斎藤医師にインタビューを試みた。●ドクターに聞いた! 働く男女が実践するときの注意点○著者・斎藤糧三医師にインタビュー――「ケトジェニックダイエット」は運動しなくても痩せますか?もちろん、運動しないよりはした方がいいのですが、ケトジェニックダイエットでは、運動をしたときと同等の体重の変化が見込めます。糖質を制限してたんぱく質の量を増やせば、筋肉がついて脂肪の蓄積をブロックできますので。ご高齢の方にもおすすめです。――働いていると、急な飲み会などでダイエットができない日もあります。ゆるくやってもいいのでしょうか?翌日から頑張ったほうがいいですね。もしケトジェニックダイエット中におむすびを1つ食べたら、そこで痩せる回路が止まりますから。それが1食でもあれば、その日は痩せる可能性が低くなってしまいます。それ以上ならもっと。"今日はしょうがない、次の日から頑張る"と思って切り替えましょう。――残業で帰りが遅いこともあって……。食べる時間が遅くなっても、お肉を食べないとダメですか?食べられるなら食べてください。でも寝る前の3時間以内に食べると、交感神経が高まって睡眠の質が落ちるといわれているので注意しましょう。ちなみに、睡眠時間は7時間より多くても少なくてもよくありません。――より効果を得るためには、牛なら牛と同じ種類の肉を食べ続けたほうがいいですか? それとも変えたほうが?牛肉は亜鉛などの栄養素が多く含まれるのでおすすめですが、好きな肉を食べて大丈夫。同じ種類を食べ続けても効果は出ますよ。肉が食べられない人や苦手な人は、大豆製品や魚でも問題ありません。――糖質制限ダイエットの中には、肉・卵・チーズを中心に食べる「MEC(メック)食」もあります。先生は卵のアレルギーだとお聞きしました。特に卵や乳製品のアレルギーがなければ、MEC食でもいいのでしょうか?いやいや、アレルギーに気づいていない人がかなり多いんですよ。遅延型アレルギーというIgE抗体が関わっているタイプは、アレルギー症状に気づきづらいですし、なかなか検査もしないでしょう。その点、肉は人間が長い間食べてきた食材ですので、アレルギーが起こりにくく、よりリスクが少ないと思います。あなただって卵や乳製品のアレルギーかもしれないよ? 顔色悪いし(笑)。――部屋が暗くても顔色悪いの、わかりますか!?(笑)。女性の場合は生理があるから貧血の可能性もありますが、アレルギーの人はヒスタミンが出て血行が悪くなるんです。ケトジェニックダイエットは血行がよくなるので、試してみたら顔色も改善すると思いますよ。――他に女性にとっておすすめな点はありますか?一番は「たるまないよ」ってこと。筋肉をつけないと体はたるんじゃいますが、タンパク質を摂取して筋肉をちゃんとつけておくと、太りにくくなるし、たるみません。――男性に向けてのメリットは?例えば健康診断の前にケトジェニックダイエットをやれば、脂肪肝の値は正常になると思いますよ。――ありがとうございました。糖質を制限しながらタンパク質などの栄養素を補うケトジェニックダイエット。同書では、糖質の体への影響、肉やタンパク質の健康効果、ケトン体回路を回して痩せる理論などがわかりやすく解説されている。痩せる以外に、さまざまな健康・美容効果が期待できることも興味深い。挑戦する際は、同ダイエットのルールを守って、正しい方法で行うようにしよう。
2016年03月10日●体がボロボロになる人とならない人の違い講談社はこのほど、『ケトジェニックダイエット 糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる! 』(斎藤糧三著 / 1,404円・税込)を発売した。○糖質制限ダイエットへの賛否両論糖質制限は、近年ブームを巻き起こしたダイエット法の1つ。文字通り、食事から糖質をカットして痩(や)せる方法だ。実際に痩せた人がいる一方で、そのリスクもしばしば議論の的になる。「こんなに体重が落ちて体に害はないのか? 」「完全に糖質を抜いても本当に大丈夫なのか? 」といった声である。著者のナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長の斎藤糧三医師は、同書で、糖質制限ダイエットに否定的な意見があることを認めながら、間違った糖質制限のリスクを解説。そして、正しい糖質制限として「ケトジェニックダイエット」を提唱している。○やめられない人は「糖質中毒」かも?まず、斎藤医師は「糖質制限が悪いのではない」という見解を述べている。糖質(炭水化物から食物繊維を除いたもの)を摂取すると血糖値が急激に上がり、それを下げるために「インスリン」というホルモンが分泌。このインスリンは"肥満ホルモン"ともいわれ、過剰に分泌されると血中の糖質と結びついて脂肪になる。これが糖質によって「太る」メカニズムだ。なお、食後血糖値の急上昇・急降下は、太るだけでなく、冷えや老化なども引き起こすという。とはいえ、糖質は大切なエネルギー源。「糖質を抜いたら頭が働かない」「フラフラしてしまう」と心配する人もいるだろう。しかし、それは「糖質中毒」のサインかもしれない。糖質は脳に影響を与えるため、強烈な中毒性と依存性を招くのだという。同書では、「パン屋さんの脇を通るとき、匂いに誘われて素通りできない人、それはかなりの中毒症状だと自覚しましょう」と警告している。○糖質「だけ」制限するから危険では、糖質制限はなぜ危険視されることがあるのか。斎藤医師は、その理由を「糖質だけを制限するから」と指摘。それまで糖質を摂(と)っていた人が糖質を制限すると体重は減る。しかし糖質を摂取しなくなると、「糖新生」といって、体内で筋肉などをもとに糖質をつくるしくみが働くため、筋肉をつくるタンパク質を補わないまま糖質制限を続けると、体がボロボロになってしまう可能性があるというのだ。そこで斎藤医師は、糖質制限に「肉食」をプラスする「ケトジェニックダイエット」を提案。同ダイエットは、糖質制限をしつつ、タンパク質などの栄養素をしっかり摂る"正しい糖質制限"と明言している。●糖質を枯渇させることで脂肪が燃える!○ケトジェニックって?続いて、「ケトジェニック」という聞き慣れない言葉について説明しよう。「ケトジェニック(ketogenic)」は、日本語訳で「ケトン体生成の」という意味。同書のタイトルにも「ケトン体回路を回し健康的に痩せる! 」とあるが、同ダイエットでは、ケトン体回路を活発に回してケトジェニック状態にすることがダイエットのポイントとなっている。糖質は、タンパク質・脂質と並ぶエネルギー源の1つ。食事で糖質を摂らなくなると、前述した「糖新生」というシステムにおいて、脂肪から分解されるグリセロール、筋肉を構成しているアミノ酸などを材料に、体内で糖をつくり出すようになる。ただし、糖新生でつくれる糖質量にも限りがあるため、エネルギーのメインは「糖エネルギー」から「脂肪酸エネルギー」へとシフトし、体内の中性脂肪を分解してエネルギーをつくり出すことになるという。○減らしたいのは「体脂肪」だけ!このとき、脂肪酸の一部はケトン体という物質に変わる。これが「ケトン体回路」。つまり、体脂肪からケトン体が発生するまでのシステムのことで、体脂肪を燃やして痩せるという仕組みだ。このケトン体回路が動くと、あらゆる細胞でエネルギーとして使われる。あえて糖質を摂らないでずっと枯渇した状態にしておくと、ケトン体を供給しなければならず、脂肪細胞中の中性脂肪がどんどん分解・放出されていく。同書では、このケトン体回路が活発に回り続けた状態を「ケトジェニック状態」と表現している。ケトジェニックダイエットでは、「減らしたいのは体脂肪だけ」がキーワード。糖新生によって筋肉を構成するアミノ酸が消費されるため、タンパク質を多めに摂取して体内のタンパク質を維持することが重要なのだ。そして、このダイエットの効果は痩せることだけではない。実践した人が感じた効果として、「髪の毛の量が増える」などのルックスの変化、「疲れにくくなる」「集中力が増す」といった健康の実感、「貧血」「冷え性」「むくみ」などという不調や病気の改善についての報告があるという。「ごぼう茶」による若返り術や1日1食の健康法などを提唱する、ナグモクリニックの南雲吉則総院長も同書を推薦する一人。感想をお聞きすると、「私は1日1食にしてから痩せて体調もよくなりました。そのときはまだ概念がなかったのですが、今思えば空腹状態のときは『ケトジェニック状態』だったんですよね。日本にケトジェニックという理論を持ち込んだ斎藤先生は、すばらしいと思います」とコメントをくれた。○ココナッツオイルでケトン体が約3倍に?糖質が枯渇したとき、脂肪酸の一部からつくられるケトン体。しかし糖質を枯渇させなくても、「ココナッツオイル」などに含まれる中鎖脂肪酸を摂ると、直ちに肝臓に運ばれ、ケトン体をつくることができるという。驚くのはその量。斎藤医師が副理事長を務める日本ファンクショナルダイエット協会が行った研究では、10名の被験者にココナッツオイル33gを摂取させた。その3時間後、血中ケトン体濃度は平均して摂取前の約3倍になった。同協会の理事長を務める白澤卓二医師は、ココナッツを取り入れた健康法などを提唱している。今回、ケトン体を増やすココナッツオイルの効果についてうかがったところ、「斎藤先生には『ずるをしてる! 』って言われちゃうんだけどね(笑)。ココナッツを入れると本当にケトン体が増えるんです。糖質制限をしている人は痩せるし、していなくても脳の老化予防にいいですよ」と語ってくれた。後編では、ケトジェニックダイエットの具体的なやり方と、斎藤医師のインタビューをお届けする。
2016年03月09日日本人の食生活には欠かせないご飯。おかずと一緒に食べるだけでなく、具材が入ったご飯料理にすることもありますね。でも、ご飯にはカロリーが高いイメージがありませんか?事実、ダイエット中は炭水化物を控えるという人も少なくありません。そこで今回、管理栄養士の望月理恵子さんに「高カロリーなごはんトップ10」を教えていただきました。ちなみにご飯1杯分(140g)は約235kcal。そのご飯を調理すれば、カロリーはアップします。人気のご飯料理には、どのくらいカロリーがあるのかを見ていきましょう。■10位:蛸めし(308kcal)10位は蛸とお米、調味料を一緒に炊き込んだメニュー。みりんや日本酒などの調味料でカロリーが増します。蛸の分量を多くし、ご飯の量を減らすことでカロリーダウンにつながります。自作するときは試してみてください。■9位:栗おこわ(327kcal)おこわは日本酒やもち米を使っているため、通常のご飯よりカロリーが高くなります。具材を栗ではなく、わらびやぜんまいなどの山菜にすればカロリーを抑えられます。■8位:ジャンバラヤ(412kcal)鶏肉やベーコン、エビ、トマト、ピーマンなどが入ったジャンバラヤ。1つ1つの具材はハイカロリーではありませんが、豊富な具材がトータルカロリーをアップさせます。肉ではなく、イカやあさりなどの魚介をメインにするとヘルシーに!■7位:えびピラフ(520kcal)ピラフは、お米をバターで炒るためカロリーが高くなります。さらにベーコンやエビなどの具材を油で炒めるので、脂質も多くなってしまいます。先に茹でたり、レンジで火を通したりしておくと、炒め油が少量で済むのでカロリーをカットできます。■6位:釜めし(525kcal)釜にお米と肉、野菜などを入れ、味つけして炊き込んだ釜めし。砂糖や日本酒などの調味料に、卵や鶏肉、しいたけなどの具材が豊富なため、カロリーも高くなりがちに。またご飯の量も、通常お茶碗で食べるより多めに釜飯に入っています。自作する場合は、ご飯の分量を通常の1膳量にすることでカロリーを抑えられます。■5位:チキンライス(563kcal)ご飯と鶏肉を油で炒め、トマトケチャップなどで味をつけたチキンライス。子どもから大人まで大好きなメニューですよね。バターとケチャップ、そして炒め油でカロリーは高くなります。バターを使わず、コンソメやだしの風味で食べるとカロリーカットに。■4位:ドライカレー(587kcal)ひき肉と野菜、ご飯を炒めてカレー粉を加えたもの。最近では、市販でドライカレーの素も売られているため、家でつくる人も多いはず。ドライカレーは、具材を油で炒めるためカロリーはアップします。野菜を多めにし、あらかじめレンジや茹でて火を通しておくことで炒め油の量が少なく、カロリーダウンになります。■3位:ビビンバ(593kcal)焼肉屋さんで注文することが多いビビンバが、3位にランクイン。具材は野菜が多いですが、サラダ油やごま油、砂糖などの調味料によってハイカロリーに。薄味にしたり、ぜんまいやもやしなどを多くしたりして、ご飯の量を減らすとカロリーは低くなります。■2位:チャーハン(673kcal)簡単につくれるチャーハンですが、炒めるときに油を使うためカロリーは高くなります。さらに焼き豚やベーコンなどの肉類でもカロリーが増しますが、魚介類やピーマン、グリンピース、玉ねぎやレタスなど野菜メインの具材にすればカロリー減になります。■1位:ちらし寿司(718kcal)お祝いごとには欠かせないちらし寿司が、なんと1位に。油を使うチャーハンよりもカロリーが高いとは意外ですよね。ちらし寿司には、いくらやたまご、エビなど具材が豊富で、酢飯にはみりんや砂糖など調味料が使用されているのでハイカロリーになるのです。酢レンコンやきゅうり、紫蘇などを多くし、ご飯の量を減らすとカロリーを減らすことができるそうです。*腹持ちがよく、おいしいご飯料理。ですが春に向けてダイエットを意識するならば、高カロリーなものはなるべく食べる頻度を減らしたいところ。自宅でつくるときには、具材や調味料、ご飯の量に気をつけることで、カロリーを抑えることができるでしょう。(文/椎名恵麻) 【取材協力】※健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。
2016年03月06日温かくなって薄着になる、春の季節がやってきます。そこで気になるのがやっぱり体形。カロリー制限や、最近流行の糖質制限をしてもなぜか痩せない。頑張っているのに効果が出ない…。その原因、塩分の過剰摂取にあるかもしれません。■ダイエット中はどうして塩分が多くなりがちになるの?ダイエットというと、まずはカロリーや糖質を制限しがち。ノンオイルドレッシングのサラダ、具沢山のスープ、鍋料理などを食べることも多いのではないでしょうか。確かにどれも野菜がたくさん取れて、ビタミンやミネラルもバッチリ。栄養不足にもならなそう。確かにそうかもしれませんが、実はそこに含まれる塩分が問題なのです。ノンオイルドレッシングにはうまみを補うために、通常より塩分が多めに含まれています。スープや鍋もしかり。しかも温かいものは塩分を感じにくいので、その分、味が濃くなっています。鍋一人前にどのくらいの塩分が含まれているか、ご存じですか? 少なくても4g~5g。多ければ10g以上になります。2015年に厚生労働省が設定した女性の塩分摂取推奨量は7g以下。これでは1食でオーバーしてしまいます。■塩分はどうして問題なの?塩分を過剰摂取してしまうと、ダイエットに何が悪いのでしょうか? それは、なによりむくむこと。塩分を摂取すると血中のナトリウム濃度があがるので、それを回避するために体内に水分をため込むのです。代謝が正常であれば、その水分は尿や汗として排出されます。しかし、塩分摂取量が多い状態があまりに長いと、むくみが慢性的になって定着し、代謝を下げてしまいます。その結果、血液やリンパの流れが滞り、体が脂肪をためこみやすくなってしまうのです。これでは、どんなに低カロリーの食事をしても、糖質制限しても、ぷよぷよの体のままです。せっかくダイエットをしたつもりだったのに、本末転倒になってしまいます。■じゃあ何をしたらいいの?まずは塩分を控えるようにしましょう。そのために取り入れたいのは、薬味やスパイス、ショウガやニンニク、ネギ、コショウといった食材。これらは料理に風味を加えるだけでなく、体を温める作用もあるので代謝アップにも効果的です。また、お酢やレモンなどで酸っぱさを追加するのもおすすめ。酸味は塩味を引き立たせてくれるので、少ない塩分量でも満足できます。ナトリウム排泄(はいせつ)に必要なカリウムが豊富な食材をたくさん摂取しましょう。アーモンドやレーズン、バナナ、リンゴ、海草類、さつまいもなどがおすすめの食材。ダイエット中のおやつにナッツやレーズンを常備しておくのもいいですね。ダイエットは少なからず努力のいるもの。その努力をムダにしないためにも、塩分と上手に付き合い、春に向けて体形を整えていきましょう!(ふじなみまき)
2016年02月29日「糖質制限ダイエット」をご存じですか? 近年のブームで何となく方法を知っている人も多いかもしれませんが、自己流や極端な糖質制限は危険です。今回は医師の視点から、糖質制限ダイエットの注意点と正しい方法について解説します。○極端な糖質制限が危険な理由糖質制限は、エネルギー源となる3大栄養素のたんぱく質、脂質、糖質のうち、糖質を制限する、あるいはコントロールするダイエット法です。糖質を制限することで血糖値の急上昇を防ぎ、太るホルモンである「インスリン」の過剰な分泌を抑えることで痩せやすい身体を作ることができます。冒頭で述べたとおり、ただ単に糖質だけを極端に制限するというダイエット法は非常に危険なため、おすすめはできません。ここでは危険な理由を3つに分けて説明します。理由1. 糖質分のエネルギーが不足する糖質は身体にとって必要な栄養源であり、減らした糖質分のカロリーを他のたんぱく質、脂質でおきかえなければエネルギー不足となってしまいます。逆に糖質のみを制限し、たんぱく質、脂質を際限なく摂取したとしても、今度はエネルギー過多となってしまいます。理由2.消化不良から腸内細菌が乱れる糖質を制限することで影響のあるホルモンはインスリンだけではありません。血糖値はある一定以下に下がらないように調整されています。血糖値が下がると「グルカゴン」という血糖値を上げるホルモンが分泌されます。グルカゴンが分泌されると胃酸の分泌が抑制されるため、消化不良を起こす可能性があります。消化不良を起こすと腸内細菌が乱れ、便秘や腹部膨満感、さらには身体にとって必要なミネラルやビタミンといった栄養素を吸収できないなど、さまざまな問題を引き起こします。理由3. 副腎の疲れが招く不眠や無気力感ほかにも、血糖値を保つために副腎(腎臓の近くにあり、多くのホルモンを分泌する内分泌臓器)から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールの分泌が絶えず繰り返されると副腎が疲れ、ほかの副腎皮質ホルモン「アルドステロン」の分泌にも不調和をきたします。その状態を副腎疲労症候群といい、不眠や無気力感など、うつ病と同じような症状が特徴です。コルチゾールはストレスホルモンともいわれ、ストレス過多の現代人は副腎が疲弊しているケースが多いため、極端な糖質制限は危険が伴います。○まずは「食べ順ダイエット」がおすすめそこで私がおすすめしているのは、まずは食べる順番を変えるダイエット法です。両手のひら1杯分の野菜を先に食べ、次に手のひら1枚分のタンパク質、最後にグーのサイズの糖質を多く含む食材を食べることで、食後の血糖値を緩やかに上げて緩やかに下げることが可能となります。実は順番を変えるだけで、健康な人でも血糖値のピークが20以上も下がります。それだけでも十分ダイエット効果が得られます。どんなダイエット法も、まずは自分に合っているか、本当に必要なのかを見極めて、楽しく続けられるものを選択しましょう。※画像は本文と関係ありません○著者プロフィール: 関由佳(せき・ゆか)内科医、味噌ソムリエ、メディカルフード研究家カラダクリニック銀座国際栄養顧問医師専門は予防医学、栄養療法。学生時代から予防医学に興味があり、野菜を多く使った料理を得意とし研修医の頃野菜ソムリエの資格を所得。同時期にアメリカのZONEダイエットに出会い、食事で血糖値をコントロールする方法を学び、ZONEダイエットをもとに日本人に合わせた食事バランスガイドを作成。ダイエット外来や糖尿病治療にそのメソッドを応用しオーダーメイドの栄養指導やレシピ本も出版。2013年9月からNYの料理専門学校に留学しChef’s Trainingディプロマ取得、その後約半年間ミシュラン星つきレストランや精進料理店などでインターン後帰国。現在はカラダクリニック銀座にて予防医学に力を入れた診療行う。2015年味噌ソムリエを取得し、ひよこ豆を使った味噌作りなど発酵食やNYスタイルのスーパーフードを活用したレシピでの料理教室を開催している。ブログDr.Yukaのゆるゆるバランスダイエットでも情報を発信する。
2016年02月17日