■前回のあらすじ母親だったら恋愛しちゃいけないの?そんな疑問を抱える冬子に、思いがけない再会が訪れる。相手は幼なじみの浩之だった。再会を喜び合い、お互いの近況を話すふたりだったが、そこを見られてはいけない相手に見られてしまっていて…。 >>1話目を見る 久しぶりの友だちとの会話はそれはもう楽しくて…! 小学校に入るとママ友付き合いもめっきり減って、いつもヒカルか職場の人と話すのみだったため、プライベートで大人と話せるのが嬉しくてたまりませんでした。ヒカルも大きくなってきたし、こうやって自分の時間も取れるといいな…と思っていたのですが…まさかあの人に見られていたなんて…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月13日■前回のあらすじ職場の上司たちはシングルマザーの冬子には恋人を作るべきでないと言っておいて、シングルファザーの社員には相手を探そうとしている。納得のいかない冬子が思わずつっこむと、男と女は違うという答えが返ってくるのだった。 >>1話目を見る 浩くんは小学校から地元が一緒の幼なじみ。高校が別になっても、大学に行ってからもみんなでよく遊んでいましたが、結婚してからは疎遠になっていました。浩くんも結婚してからは奥さんの実家の近くに引っ越しており、なかなか会える機会もなかったため、今回の再会は思いがけないものでした。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月12日■前回のあらすじ離婚した元夫の母親からは、たびたび「男好き」など脅迫めいたメッセージが送りつけられていた。義母は離婚原因が冬子にあると思い込んでおり、冬子に親権を手放すようしつこく言ってくる。そこで冬子は同僚の野上さんに相談するのだが、野上さんまで義母の肩を持つようで…。 >>1話目を見る 「ちゃんとした母親」は独り身であっても彼氏なんて作らないという野上さんたち。しかしその理屈でいえば、「ちゃんとした父親」も相手は作らないのでは?子どものためには母親が必要と言うけれど、そこには男と女の役割への古い価値観があるようにしか思えませんでした。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月11日■前回のあらすじ冬子はひとり息子を育てるシングルマザー。息子とふたりの暮らしを支えるため必死に働く日々の中、違和感を覚えることがあった。それは周囲から向けられる悪意のない偏見。「母親だから恋人を作ってはいけない」そんなふうに言われると息苦しく感じてしまって…。 >>1話目を見る 同僚の野上さんはよく私たち親子の心配をしてくれており、よく話をしていました。時折出てくる「母親だから」という価値観は相容れないなと思いながらも、さすがに盗撮されている私よりもお義母さんの肩をもつとは思っていなくて…。何より見た目でそう判断されるというのは、納得がいきませんでした。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月10日職場は皆さん良い人なのですが、「男は外で稼ぐべき」「女は家と子どもの面倒を見るべき」という価値観の方が多く、働いている女性たちもほとんどがパートさんでした。そんな会社も時代に合わせて変わっていくべき、という方針で私は離婚後に正社員で雇用されていたのですが、やはり社風はなかなか変わらず、シングルマザーだからという偏見もあるようで…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月09日私は息子が生後8カ月のとき、シングルマザーになりました。息子に父親がいなくなることがつらくて申し訳なくて、たくさん泣きました。どうやって生きていけばわからなくなりました。でも……!! 息子の生後まもなくシングルマザーに息子が生後8カ月のときに私はシングルマザーになりました。できる限りのことはしましたが、離婚は避けられませんでした。今となっては離婚を選んだことは、私にとっても息子にとっても良いことだったと胸を張って言えます。 しかし、シングルマザーになった当時は「息子に父親がいなくなる」という申し訳なさで、どうやって生きていけばいいのかわからなくなり、私は毎日泣いてばかりでした。 私が笑顔でいなくちゃ!!毎日泣いていましたが、離婚した事実はもう変えようのないことで、ひとり親として息子を幸せにするために、たくさんの育児書を読みました。また、先輩シングルマザーに子育てについてたくさん相談しました。そこで得た結論が、「私がいつも笑顔でいることが何よりも一番息子のためになる」でした。 私が離婚したことを悔やんで悲しんで暗く生きることよりも、いつもニコニコ笑って明るく胸を張って生きることが、息子のためになることに気づいたのです。実際に今のところ、私がいつも笑顔でいることで息子も楽しそうに元気にすくすく育ってくれています。 息子と生きていく決意息子は今2歳です。自分に父親がいないことにまだ気づいていません。離婚後一度も面会交流はしていませんし、これからもしないことになりそうです。ただ、遅かれ早かれ息子が自分に父親がいないことに気づくときがくると思います。 そのときがくるのが怖いという気持ちも私にはあります。息子も自分に父親がいないということが原因で悩むこともあると思います。息子が悩んだら、息子の気持ちを受け止めて、誠心誠意向き合いたいと思います。けれども普段は明るく、元気よく、幸せそうに生きている母親の姿を息子に見せたいと思っています。 離婚というのは本当につらいことで、子どもへの影響があると思うとなおさら責任は重く、私はどうしても暗い気持ちになってしまいました。けれども子どものためにもきちんと前を向いて明るく日々を過ごすことが大事だと気づき、今は幸せに過ごしています。シングルマザーということでつらいことや嫌なこともありますが、胸を張って元気に生きていきたいと思います。 作画/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:岩谷ともこ2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。
2022年11月27日妊娠中からシングルマザーになり、4年後に交際していたパートナーと結婚して、ステップファミリーになりました。交際から結婚まではトントン拍子にいったものの、子どもと夫との関係が順調だったわけではありません。今回は実体験をもとに、ステップファミリーとして本当の家族になるまでの心配ごとや家族の変化をお伝えします。 ステップファミリーになるまでの心配ごとステップファミリーになることは、決して平凡な道ではありませんでした。「子どもとの相性が悪かったらどうしよう」「パートナーの両親は子どものことを受け入れてくれるかな?」「時々ニュースになるような虐待などのトラブルがあったらどうしよう」……ステップファミリーになるまでも、なってからも心配ごとは尽きません。 そのため私は、早く家族になろうと急ぐのではなく、ゆっくりと子どもとパートナーの接し方や気持ちを見ながら関係を築いていくことにしました。 パートナーができてからの子どもの変化子どもは最初のころ、交際していたパートナーに対して「ただ遊びに連れて行ってくれる人」という印象で、特別に懐いていたわけではありません。それでもパートナーは父親になる覚悟で真剣に接してくれて、子どもは少しずつ心を開いていきました。 時には子どもを叱り、「俺がこんなに叱ってよかったのかな? まだ父親ではないし、どの程度向き合えばいいのだろう?」と壁にぶつかることもありました。ところが、パートナーが真剣に接するほど、子どもと良い関係を築けるようになっていったのです。 血の繋がりはなくても家族になれるパートナーは何度か「本当に父親になれるだろうか」と心が折れかけたことがありました。そのときは私が2人の間に入り、関係を築いていきました。今では本当の親子のようにパートナーと子どもは仲良しです。 「子どもはシングルマザーだった期間を忘れているのでは?」と思うほど、本当の家族として仲良く3人で生活しています。また、第2子を妊娠したことで夫は以前にもまして父親の意識が芽生え、子どものことをかわいがってくれるようになりました。 私は好きな気持ちがあってパートナーと交際していましたが、子どもも合わせて家族になるのは決して簡単なことではありませんでした。子どもは突然パパという存在の人が現れ、最初は戸惑っていたように思います。しかし、血の繋がりは関係なく真剣に向き合っていけば、本当の親子のようになれることを身をもって実感しました。 著者:花野あやせ4歳男の子のワーキングマザーで第2子妊娠中。シングルマザーとしての働き方に悩み、会社員からフリーランスに転向して3年。現在はステップファミリーに。企業のブログや育児、恋愛コラムを執筆中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年11月22日子どもたちが高校生や大学生になると、教育費の負担が増えてきました。その分、仕事を増やして教育費をねん出することに。しかし、仕事量をこなせず家族とクライアントに迷惑をかけることになってしまったアラフォーでシングルマザーの私の体験談を紹介します。★関連記事:猛烈な睡魔との闘い!家事と仕事の両立のため無理なく続けられた体づくり1日分の家事と仕事の両立ができない大学生の娘たちの教育費や生活費などが必要となり、副業を増やしました。会社員の収入だけでは、生活できないのでWebライターの副業を増やせばいいと簡単に思っていたのです。しかし、実際は思った以上にスムーズに副業の仕事をこなせず、家事がおろそかになりました。副業を増やして娯楽の時間を削っていたのですが、それでも間に合わず。体力が思った以上になく集中力がなかなか保てませんでした。仕事をしていても気付けば寝ていて、慌てて起きて仕事をするのですが完成度がいまいちとなったこともあります。私の家事がおろそかになり、少しイライラしているのが子どもたちにも伝わり、これではいけないと生活を見直すことにしたのです。教育費とデート費用が負担となる少し仕事をセーブして家事もできるようになったのですが、新型コロナの影響で会社も休業となり収入が減り、また副業を増やそうかと迷いました。しかし、子どもたちにまた負担をかけてはと思い、しばらくはそのままの生活を送りました。数カ月してから新型コロナの感染拡大が本格的となり、いよいよ生活も厳しくなってきたので副業を増やしました。起きている時間は仕事している時間といった生活となり、家事も最低限のみとなってしまいました。子どもたちとの会話も減り、すっかり私は家庭でひとりぼっちに。とても寂しかったですが、子どもの教育費のためと割り切って仕事を続けていたのです。また当時交際していた人とのやり取りのために、私自身のおこづかいが欲しく仕事を増やしたことも理由の1つです。子どもたちも私が交際していることを知っていました。だから、彼に私を取られたと思い、寂しい思いをさせてしまったことをとても後悔しています。そんな生活を送ること数カ月、子どもたちは私と話をしなくなりました。話しかけても冷たく、反抗期だから仕方ないと諦めて、仕事に没頭する日々に。ごはん中も無言で、食べ終わったら逃げるように自分の部屋へ戻りました。そして、とうとう私の体も限界が来て、夕食後にパソコンに向かうものの、しばらくすると寝てしまうといった状態に。副業の仕事も後回しになり、すべてがうまく回らなくなったのです。体はつらいけれど最低限の家事と副業をこなし、さらには教育費を何とかしないといけないと必死でした。副業を増やしたものの迷惑をかけてしまう子どもたちは私が忙しくて、なかなか構ってあげられないことのほかに、家事をおろそかにして今までの私とは違う母親になってしまったことに、少し戸惑っていました。私自身は家事がおろそかになった程度に思っていたのですが、子どもたちからしてみると人が変わってしまったように映ったのでしょう。「ママはどうせ私たちよりも、他のことが優先でしょ」と子どもたちが言うようになり、寂しい思いをさせていると思いました。私が彼との交際のためにお金を稼いでいると思われ、子どもたちはお金のない生活に不安を抱えていました。それに加えて、いつ給与が入るのか、いつ私の仕事が安定するのかと気にしていました。そんな状況を抜け出したく、まずは経済的に落ち着かせようとあれこれと仕事を抱えたのです。しかし、私が忙しくするばかりに子どもたちとの時間を削りコミュニケーションが減りました。そして、子どもたちとの関係にヒビが入ってしまいました。とても不安なときこそ、話してあげられる環境を作れず後悔しています。これからは、少しずつ改善して子どもたちの信用を取り戻せるように努めたいと思っています。また、仕事面でもクライアントさんに迷惑をかけないように、仕事に真摯(しんし)に取り組みたいです。まとめコロナ禍で会社が休業となり生活に不安がある中、子どもたちとクライアントさんに迷惑をかけました。仕事量と教育費のバランス、家事とのバランスに苦労したことを思い出し執筆いたしました。まだこれらのバランスは修復途中ですが、家族との時間をしっかりと作り、副業は余った残りの時間をあて、無理のない範囲でしたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/サトウユカ著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2022年11月19日ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマに様々な方の家族のカタチをご紹介しています。今回は、シングルマザーとユーチューバーママ、2児ママの赤ちゃんとの1日に密着したワンオペルーティン総集編をご覧ください! ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 生後4カ月の赤ちゃんとシングルマザーのルーティン1人目は、生後4カ月の赤ちゃんを育てるRenaさん。会社の同僚だったパパは、Renaさんが妊娠中に突然帰ってこなくなってしまいました。ひとりきりの出産から、愛息子のKaiくんを育てるシングルマザーです。 家事をする間もKaiくんをあやしながら。Renaさんの歌に合わせてKaiくんも「あーあー」とご機嫌です。 Kaiくんとのスキンシップタイムは、大好きな絵本を読んであげたり、ぬいぐるみで一緒に遊んだりしています。 妊娠中、パパが突然いなくなってしまったことでパニックになり適応障害になってしまったRenaさん。「この子を生んでよかったのか、幸せにしてあげられるのだろうか」と悩むこともあったそうですが、今ではKaiくんがかけがえのない存在に。 「この子を生んで本当によかった。Kaiの存在が自分を奮い立たせてくれます」 生後9カ月の赤ちゃんとYouTuberママのルーティン2人目は、YouTuberママのAimiさんと生後9カ月のRyuくん。パパから勧められて妊娠判明からYouTubeを始め、妊娠・出産・育児のことを中心にポコチャでも1日2回ライブ動画配信をしています。 抱っこひもでRyuちゃんを抱っこしながら家事をこなしていきます。Ryuくんは特にバナナと納豆が大好き! 19時過ぎにRyuちゃんの夕飯タイム。つぶした野菜に製氷機で凍らせておいたかつおだしを混ぜると、風味が加わってRyuくんもおいしく食べてくれるそう。 ライブ配信スタート! ポコチャの配信は、朝と夜の2回、毎日2時間ずつくらい。視聴者さんと育児の悩みを話し合ったり、子どもの成長を見せ合ったりしているそう。 「両親も義理の両親の実家も地方なので、初めての育児にパパと協力しながら日々奮闘しています。コロナ禍で友だちともなかなか会えず孤立してしまいがちですが、配信を通じて先輩ママに相談したり共感しあったりする時間が憩いに。明日からまた頑張ろうと思えるんです」 生後2カ月の赤ちゃんと2歳児ママのルーティン3人目は、ワンオペ育児に奮闘するNaokoさんと生後2カ月のRinちゃん、2歳のTsuくん。パパは単身赴任中で帰京するのは年数回。手のかかる2人の子どものお世話が続くなか、自身の高血圧の持病とも向き合う日々です。 パパも同居している両親も仕事のため気軽に頼ることはできない中のワンオペ。持病のこともあり、無理をしないよう心がけていても、どうしても無理しなくてはならないときも。 妹のRinちゃんはほとんど寝ない子で、産後はひたすら寝かしつけの日々。生後1カ月を過ぎたころからようやく2時間ほどまとまって寝てくれるように。この日はお兄ちゃんのTsuくんが絶好調です……! Rinちゃんは今でも抱っこしながら寝ています。寝かしつけしながら、ついママも寝落ちすることもしばしば。目まぐるしい生活の中でも、ママは職場復帰に向けて大学院でリモート勉強もしているそう。 「Rinを妊娠中、産休3日目から入院になってしまい、上の子に一切会えないまま出産を迎えました。上の子が夜中にお母さんと言いながら泣いていたという話を聞いて心が痛くなって……。赤ちゃんが返りもありますが、無事に上の子が2歳を迎えられてホッとしています。もうすぐ仕事復帰しますが、うまくバランスを取りながら育児も仕事も学業も楽しんでいきたいなと思います」 3人のママそれぞれの大変さを抱えているものの、楽しく育児に向き合っている姿が印象的です。コロナ禍で孤独な子育てになりがちですが、ママも笑顔でいられるよう、たまには肩の力を抜いてみてくださいね。 詳しくは動画で紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね! ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他にもママの出産動画なども公開中。感動する出産動画をぜひご覧ください。
2022年11月18日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。息子である太郎くんの授業参観へと行ったまゆんさん。うまく発表ができず、固まってしまった太郎くんの元にクラスメイトが近寄ってきて……。★関連記事:「見るのきついな」授業参観で息子が黙ってしまって… #看護師でシングルマザーな私の話 42こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。普段、太郎は特別支援クラスと交流クラスを行き来しています。この日は交流クラスで「20歳の自分」というテーマの作文を発表することになっていました。しかし、場面かん黙と緊張症を持つ太郎にとって発表はとても大変なことでした。固まってしまうだろうなあと思いながら授業参観に参加しましたが、やはり固まっている太郎を見るのはつらいものがありました。頑張らなくていい。太郎に対してそう思っていると、数名のクラスメイトが太郎の元へと駆け寄りました。その子たちは太郎の作文を一緒に読もうと声をかけてくれたのでした。太郎が少し口を開いたのを見た私は、思わず「頑張れ!」と心の中で叫んでしまいました。結局太郎は作文を発表できませんでした。その後、合唱の時間になっても席から動くことができず……。すると、太郎が発表する前に「話す内容を忘れた」と発表でつまづいてしまった男の子が先生に何かを言っていました。その男の子が太郎に声をかけると、太郎は席から立ったのです!そのまま太郎は合唱に参加して、その日の授業参観は終わりました。その男の子は自分が発表でつまづいたから太郎の気持ちがわかると言ったそう。そのことを聞いたとき、なんてやさしくて温かい世界なんだと思いました。太郎がこんなにもすてきなクラスメイトに出会えてよかったと思いました。ー--------------まゆんさんは太郎くんのクラスメイトの温かさに感涙してしまったそう。これからもまゆんさんと太郎くんの周りにやさしい人が集まりますように。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年10月20日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。まゆんさんの息子である太郎くんは、特別支援クラスと交流クラスを行き来しています。4年生のとき、交流クラスで授業参観がおこなわれて……。★関連記事:「あああ!♡」かわいすぎる年下の先輩に思わず胸キュン! #看護師でシングルマザーな私の話 41こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。息子の太郎は学校など人前でうまく話せなくなってしまう場面かん黙と緊張症がありました。授業参観など人前で発表をすることになると目元が鋭くなって、口元にぎゅっと力が入ってしまいます。私は太郎のその表情を見ることがつらくて……無理に人前で話さなくていいと思っていました。4年生のとき、授業参観で「20歳の自分」という作文を披露することになりました。先生から太郎も発表させていいかと聞かれ、私は太郎が固まることを覚悟しながらOKを出しました。案の定太郎は固まってしまいました……。なのでもう発表をすることは難しいと思いました。しかしそのとき、数名のクラスメイトが太郎の元へと駆け寄ってくれたのです。ー--------------人前で固まってしまうという太郎くん。大勢の前で何かを話すことは勇気が必要になりますよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年10月13日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。長年勤めた病院を退職し、別の病院へと再就職したまゆんさん。新しい病院で教育係としてまゆんさんのサポートをしてくれている年下の先輩が話しかけてきて……。★関連記事:「新しい職場が決まったよ」内定が出て涙する私に息子が… #看護師でシングルマザーな私の話 40こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は人間関係や自分の立場に悩み、長く働いていた病院を退職しました。別の職種に就くことも考えましたが、やはり看護師という仕事が好きでまた別の病院で働き始めました。以前の病院では私が教育係でしたが、今は新人なので年下の先輩が教育係として私についてくれていました。私みたいに年上で経験ある頭の固い看護師の教育係に任命されるなんて……少し申し訳ない気持ちがありました。ある日、彼女が私に難しい顔をしながらイレギュラー対応をしていた話をしてくれました。大変だなあと思いながらその話を聞いていると「まゆんさんが居たので癒やされました」とかわいい笑顔でひと言!な、なんていい子なんだ! と胸キュンしてしまいました(笑)。私の存在が癒やしだと言ってくれたのですが、むしろ私のほうが癒やされてしまいました……。彼女は今では仲良しで良き相談相手になっています。ー--------------年下の先輩と良好な関係を築いているまゆんさん。年齢に関係なく仲良くなれる人がいるのはすてきなことですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年10月06日日々、何かと戦いながら生きているなか、誰もが思い通りにいかない世の中に対して怒りを感じてしまうこともあるのでは?そこで、そんなときにオススメしたい話題の1本をご紹介します。『ドライビング・バニー』【映画、ときどき私】 vol. 522妹夫婦の家に居候しているバニー、40歳。ある事情から、娘とは監視付きの面会交流しかできずにいた。それでも、明るい笑顔と気の利いたトークで、車の窓拭きをしながら必死に働いている。そんなバニーの夢は、娘の誕生日までに新居へ引っ越し、家族水入らずの生活を再開させることだった。ところがある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘であるバニーの姪トーニャに言い寄る光景を目撃。カッとなってビーバンに立ち向かうも、それが原因でバニーは家を追い出されてしまう。すべてを失ったバニーは救い出したトーニャと一緒に、ルールもモラルも完全無視して、家庭支援局に立てこもることに……。第20回トライベッカ映画祭で審査員特別賞に輝いたのをはじめ、各国の映画祭や米批評サイトのロッテントマトで絶賛の声が相次いでいる本作。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。ゲイソン・サヴィット監督ニュージーランド在住の中国人であるサヴィット監督。カメラマンとしてキャリアをスタートさせたのち、テレビCMディレクターを経て、本作で長編映画デビューを果たしています。今回は、自身の経験やニュージーランドが抱える深刻な問題、そして日本の女性たちに伝えたいメッセージについて語っていただきました。―本作には原案としても携わっているそうですが、物語が生まれたきっかけから教えてください。監督もともとは脚本家から全然違うストーリーを提案されたのですが、そのときにはすでにバニーというキャラクターは存在していました。彼女は社会的にはみ出しそうなところに立っていて、逆境に置かれてはいますが、そういうところに私が惚れ込んだのが始まりです。特に、このストーリーを考えていた10年ほど前はニュースとかでもこういったシングルマザーの話は取り上げられていましたし、私自身もシングルマザー。さらに、親が1人しかいない友達も周りに多かったので、リアルな形でこの物語を描けるのではないかという思いもありました。あとは、ほかの国を舞台にしたものはあっても、ニュージーランドでこのテーマを描いたものはまだなかったから作りたかったというのも大きかったです。“社会の底辺”にいる人々が、大きな影響を受けている―おそらく多くの人がニュージーランドには自然豊かで大らかな国民のイメージを持っていると思うので、本作で描かれているリアルなニュージーランドの姿には驚かされるのではないかなと。さまざまな問題があるなか、早急に対処すべきことは何だとお考えですか?監督不平等やインフレなど、私たちはたくさんの問題を抱えていますが、国としてはみなさんが思い描くようなイメージを押し出しているので、そう感じられるのだと思います。そのなかでも深刻なのは、劇中でも取り上げている住宅問題。一時よりは少し落ちついてきたものの、住宅購入価格の平均は100万ニュージーランドドル(日本円で約8230万円)と言われているほどです。そのせいで住宅不足が蔓延し、バニーのような人たちが巻き込まれて、住居をまったく見つけられないという状況に陥ってしまいました。しかも、物価も高くなっているので、“社会の底辺”にいる人々は大きな影響を受けています。―また、ニュージーランドがここまで格差社会であることも想定外でした。監督格差に関しては、ニュージーランドでも非常に根深い問題です。システムの問題でもあるため、個人で何かするというのはなかなか難しいですが、私としては、国でも企業でも団体レベルでも、誰がそのトップにいるのか、というのが大きく影響するのではないかと考えています。つまり性別にしても人種にしても、ひとつのタイプに偏るのはよくないことなのではないかなと。まずは、それぞれの共同体をリードする人たちのバランスをよくしていくことから始めるべきだと思います。日本が大好きで嫌いになる理由がない―そしてもうひとつ、本作に関連する情報で衝撃を受けたのは、2020年発表の「子どもの幸福度」ランキングでニュージーランドが先進国38か国中ワースト1位、日本が2位という結果。こういった現状を生み出したのは、何が要因だと思われますか?監督ニュージーランドのような美しい国で何を落ち込むことがあるのか、と思われるかもしれませんが、実はニュージーランドでは若者の自殺率が非常に高いことが問題となっています。周りで起きていることと自分が切り離されているように感じてしまっているところがあるようにも見えますが、自分の感情とうまくコミュニケーションを取れない国民性も関係しているのではないかなと。さらに、家父長制がとても強い社会で、ラグビー選手のようなタフさを求められるので、自分のもろさを出してはいけないと感じている男性も多い気がしています。そんなふうに、精神的な葛藤を周りに伝えることができないので、健康的な人間関係を育むことができないのではないでしょうか。もちろんこれだけが原因ではありませんが、自分が成功する姿が見えない社会のなかで生きていることに難しさがあるのだと思います。―そこは日本の若者にも通じるところがあるかもしれません。ちなみに、監督は日本に対してはどのような印象をお持ちでしょうか。監督2018年頃に初めて日本を訪れ、滞在期間の関係で東京にしかいられなかったのですが、日本は大好きで嫌いになる理由がありません。ファッションやアート、食、伝統といったことはもちろん好きですが、なかでも金継ぎという概念が面白いと思いました。傷ついてもそれを治してまた歩いていく本作のバニーをはじめ、私が描く人物には金継ぎみたいなところがあるキャラクターが多いように感じています。ただ、私はこれまであまり日本の映画には触れてこなかったので、それはぜひこれからのミッションにしたいですね。特に、最近は女性監督が活躍していると聞いているので、そういった作品から観てみたいと考えています。自分を自分にしてくれるものを大切にする―劇中のバニーやトーニャのように、生きづらさを感じて悩んでいる女性は日本にもいますが、そういうなかで監督自身が心がけていることがあれば、お聞かせください。監督私が個人的にしているのは、できる限り女性を応援すること。それは映画業界だけでなく、自分がいるコミュニティのなかでも女性がリードしているいろんな団体があるので、さまざまな活動に参加するようにしています。とはいえ、あまり意見を前に押し出すことをしないアジア系の女性たちにとっては、そのなかで自分の声を見つけて、表現していくのは簡単なことではないですよね?特に、アジアの文化では一歩引くことが自然と身についているので、真逆のことをするのに居心地の悪さを感じることもあるかもしれません。でも、自分の場所を自分で作ること、そして自分で自分を応援することは大切だと思っています。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。監督映画やアート作りをしている人にたとえてお話をしますが、まずは自分のビジョンを手放さないことがすごく重要だと思います。おそらく制作過程では、妥協しなければいけないことや削られてしまうこともあるでしょう。ただし、伝えようとしている真実が他人の意見によって薄まってしまうことなく、自分が言いたいことを世の中に出すことが大事です。そして、自分をユニークにしてくれるものを決して失ってはいけません。たとえそれが自分の“醜い部分”だと感じても、そういう側面も自分自身の一部なのです。そもそも私たちはみな不完全な存在なので、その不完全さもしっかりと受け止めつつ、自分を自分にしてくれるものを大切にしてください。後ろは振り返らずに、走り続ける!家なし、金なし、仕事なしのどん底に突き落とされても、そこにわずかでも可能性がある限り諦めることなく果敢に立ち向かう主人公バニー。その生き方から、もっと大胆に人生を突っ走ってもいいんだと勇気をもらえるはずです。取材、文・志村昌美感情を揺さぶる予告編はこちら!作品情報『ドライビング・バニー』9月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開配給:アルバトロス・フィルム️©2020 Bunny Productions Ltd
2022年09月28日35歳で出産してからの子育て期間中、私は自分のためにはお金や時間を一切使わず、子どものためだけに費やしてきました。そして私が50歳のときに子どもの義務教育が終わり、今までの押し殺していた欲求を取り戻すかのように、自分のために少しずつお金と時間を使い始めました。★関連記事:「夫が急死…」一夜にして大黒柱を失い生活が一変!節約と収入源、今後の人生を考えた【体験談】38歳で夫が病死。必死で子育てをして…生活費を稼ぐために奮闘する日々子どもが産まれて間もなく夫が病死をしました。そのとき、私は38歳。予想外にも、私は自分ひとりで子どもを育てなければならなくなったのです。夫が亡くなった場合、残された妻や子どもには遺族年金が支払われるのが一般的だと思いますが、わが家の場合、亡くなるまでのしばらくの期間、闘病していた夫を妻である自分の社会保険の被扶養者としていました。 そのため、夫の扶養を受けていたわけではないということで、夫が亡くなっても遺族年金が支給されないという事態となりました。それからというもの、私は生活費を稼ぐために必死で働き、乳飲み子を抱えながら夜中まで残業もこなし、時間的にも体力的にも非常にきつい思いをしながら、必死で子どもを育ててきました。どんなにきつくても、私が倒れてしまったら他に子どもの親はいない。絶対に自分が倒れるわけにはいかないので、体調を崩しても早めに薬を飲んだり病気休暇を取ったりしながら、なんとかやり過ごしてきたのです。そんなわけで、この15年間、自分自身に対してはまったくといっていいほどお金も時間もかける余裕がなく、貴重な時間とお金はすべて子どものために費やしてきました。子どもを立派に育てることに専念した15年私は、夫が亡くなる時点で決心をしました。「父親がいないからあんなふうになったと子どもが後ろ指をさされることのないように育てよう、むしろ、父親がいなくてもあんなに立派に育っていると言われるように、責任を持って育てよう」と。子どもが少なくともひとりで安心して行動できるようになるまでは、せめて義務教育が終わるまでの15年間は……と思って、自分が費やせるだけの時間とお金をすべて子どものために使いました。自分のことは一切後回し。自分の物は必要最低限だけあれば良い。それでも金銭的に厳しいときには、夫から買ってもらったブランド物のバッグや貴金属を泣く泣く売って、子どもの習い事や塾代に充てました。金銭的余裕もなければ時間的な余裕もありませんでした。平日はフルタイム勤務にワンオペでの育児と家事に追われ、休日は平日にやり切れなかった家事をこなしつつ、子どもの習い事の付き添いや大会の準備など、どこの家庭でもおこなっていることかもしれませんが、シングルマザーの私の場合、すべてひとりでおこなうので自分の時間なんてまったくありませんでした。子どもが手を離れて自分の時間を取り戻す子どもの義務教育も終わり高校生になると、子どもの交友関係も行動範囲も広がって、親との関わりよりも友人との関わりを重視するようになってきました。そこで、それなら私も自分のために時間を使おうという気持ちが芽生えてきました。しかし、あまりにも自分で自分のために時間を使うということを長い期間おこなってこなかったので、何をして良いかすぐには思い浮かびませんでした。試行錯誤した挙句、昔していたことを1つずつ思い浮かべて、できそうなものから試してみることにしました。そして、健康作りとして体を動かせるようなものということでランニングを、芸術系のものを1つということでピアノを、海外旅行で楽しめるようにということで英会話を始めました。昔少しかじっていたものばかりですので取っ掛かりやすく、なんでもハマリやすい私は一気にそれらにかける時間が増え、もはや家事や子ども関係のことにかける時間が足りなくなってしまいました。これまでとは一変して、自分の趣味の合間、もしくは睡眠時間を減らして家事や子ども関係の用事をするようになってしまったのです。でも、もう手を広げてしまった以上、止められない状態になっています。まとめ子どもが生まれてから義務教育が終わるまで、子どものためにお金も時間も費やしてきたおかげで、子どもはひとり親でもしっかりと育てくれました。あとは子どもの自主性を育てるためにも、今までとは違って少し遠くから見守ろうと思っています。一方、あまりにも長い間、自分を後回しにして生きてきたので、自分自身の人生としては空白の15年間になっていました。今、スポンジが水を吸収するかのように、自分の時間を取り戻そうとしています。子どもが成人するまでは引き続き子どもにも時間とお金をかけつつも、これからは、自分のためにも時間とお金をうまく使っていけるよう、試行錯誤をしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年09月25日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師としての再就職先を探して、2社の面接を受けたまゆんさん。就職サイトの担当者から内定のメールが届き、思わず涙するまゆんさんに息子の太郎くんは……。★関連記事:「大切にしているものは」今までになかった質問に私は… #看護師でシングルマザーな私の話 39こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。面接をした会社から内定が出たというメールが、就職サイトの担当者さんから届きました。その会社からは「印象がとてもよかった」とうれしい言葉をもらいました。その言葉に何だか涙がこみ上げてきて、少し泣いていると太郎が側へ寄ってきました。「お母さん、泣いてるの!?」と少し驚いていたので、新しい職場が決まってうれし泣きしていると説明しました。太郎は「また看護師ができるんやね!」「よかったね! お母さん!」と私の周りをくるくる回ってお祝いしてくれました。私は以前の職場で「自分は必要ない」と感じることが増え、それが苦になって退職を決意しました。看護師から離れて別の仕事をすることも考えていたので、看護師として内定をもらえたことや太郎がよかったねと言ってくれたことはとてもうれしいことでした。これからまた、看護師として働けることがとても楽しみです!ー--------------無事に再就職先が決まったまゆんさん。就活のゴールを迎えたときのうれしさはひとしおですよね。★関連記事:「母よ、なぜですか…?」実家の台所は調理器具にあふれていて… #くそ地味系40代独身女子 67★関連記事:「俺、今の仕事辞めようかな」お盆休みの最終日に突然旦那が… #旦那がブラック企業から転職 3★関連記事:「失礼しま~す」冷たくあしらわれないか不安に思いながら病院へ… #アラフィフ主婦ちゃんねる 16著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月19日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。再就職を目指しているまゆんさんは、2社の面接を受けることになりました。2社目の面接で面接官からの質問に対してまゆんさんの答えは……。★関連記事:「疲れた…」リモートでの面接中にまさかのハプニング発生! #看護師でシングルマザーな私の話 38こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。再就職にあたり、私は2社の面接を受けました。1社はリモートでの面接で、手応えよりも疲労を感じていました。もう1社の面接は対面でおこなわれ、3人の面接官の方が面接してくれました。以前の職場を辞めた理由や志望動機など、面接の内容はリモートでの面接とあまり変わりませんでした。休日について説明があったので、そのとき太郎のことを話しました。太郎は自閉症スペクトラムで病院へ通っていたので、月に1〜2回はその受診のために平日に休みが欲しかったのです。すると、面接官の1人が「生活で1番大切にしているものは何ですか?」と私に質問してきました。それは今まで受けたことがなかった質問でした。就活をしている中で私が大切にしていたのは家族でした。ただそれは就活だけではなく、普段の生活からも大切なものでした。面接官の方は何も言わず、微笑みながらうなずきました。違う方が「平日に休んでも大丈夫ですよ」と答え、そのまま面接は進みました。たったそれだけなのですが、この職場のやさしさに触れられた気がしました。ー--------------面接官の質問で職場の良さを感じたまゆんさん。面接時のふとした質問で職場の印象が良くなったり悪くなったるすることってありますよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月15日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。就職活動中、コロナ禍の影響でリモートでの面接を受けることになったまゆんさん。緊張しながらも面接をしていると、とあるハプニングが発生して……!?★関連記事:「ぽ」就職サイトの担当者の言葉に心のランプが点灯! #看護師でシングルマザーな私の話 37こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師として復職するために就活をしていた私。最終的に2社の面接を受けることになりました。その内の1社は履歴書や職務経歴書はデータで提出し、面接もリモートでおこなうという会社でした。履歴書は絶対手書き! という時代にしか就活をしたことがなかった私には驚きの進化。コロナ禍ということもあるし、今はこのやり方が主流なのかな?リモートでの面接中、飼い猫が乱入してくるハプニングがあり……いつもは鳴かない子なのですが、この日は画面の向こうにいる面接官の方に向かって鳴いていました(笑)。そんなハプニングもあったからなのか、リモートでの面接が終わるとドッと疲れが出てきました。コロナ禍でも患者さんと対面しながら働いていた私にリモートは向いていないのかもしれません。ー--------------リモートでの面接に苦戦したまゆんさん。コロナ禍でリモートが増えましたが、皆さんはどんなことに苦労しましたか?著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月12日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師として働ける再就職先を探しているまゆんさん。なかなか条件に合う職場がなく前途多難の中、就職サイトの担当者がまゆんさんにかけたひと言が……。★関連記事:「私は稼ぎ頭」意気込んでみるも条件の合う職場は…!? #看護師でシングルマザーな私の話 36こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。再就職へ向けて、私は就職サイトを利用していました。そこで私の就活をサポートしてくれている担当者の方がいました。その方は私の話を親身に聞いてくれたりして、以前から良くしてくれていました。今回も、条件に合う職場が数えるくらいしか見つからず弱気になってしまった私を励ましてくれて……。「今までの経験があれば大丈夫」「息子さんとの関わりも自己アピールにしていきましょう」と言ってくれ、弱気な私は勇気を持つことができました。この担当者の方を見ていて、信頼はこうやって獲得していくんだろうな〜と思いました。私も信頼を得られる人になりたいな。ー--------------就活サイトの担当者といい関係を築けているまゆんさん。不安なとき、親身になってサポートしてくれる人がいると心強いですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月08日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。まゆんさんは看護師として復職するために就活を始めました。理想の職場を探して希望を出してみるも、なかなか思い通りの職場には出会えず……。★関連記事:「みんなに無理のないように」独身時代の就活と違うことは… #看護師でシングルマザーな私の話 35こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。家族へ負担がかからないように働くと言っても、わが家の稼ぎ頭は私でした。むしろ私しか働ける人間がいない状態。太郎の今後などを考えると収入は多いほうがいいのですが、私はそれ以外にも希望することがありました。特に太郎が体調不良になったりしたときのことを考えると、休みが取りやすい職場のほうがよかったのです。あとは残業や通勤時間など、さまざまな希望を出してみると……私に合う職場は数えられるくらいしか見つかりませんでした。やる気に満ちあふれたモリモリマッチョな気持ちが急にガリガリの子鹿になってしまうほど、大きな不安を感じてしまいました……。ー--------------自分自身に合う職場を探すことは難しいと思ったまゆんさん。何にこだわって、何を妥協するのか、後悔のない選択ができるといいですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月05日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。再び看護師として働こうと思ったまゆんさん。そこで独身時代と今の就活でまゆんさんが違うと感じたことは……。★関連記事:「必殺技・傾聴!」自分が使っていた技にまさかの効果が!? #看護師でシングルマザーな私の話 34こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師から離れたいと思い病院を退職したものの、太郎の言葉に後押しされて私はもう一度看護師として働きたいと思いました。そこで就職サイトを利用して就活を始めました。履歴書なんてもう何年も書いていないので戸惑いましたし、証明写真を撮ったら老けた自分にショック……。独身時代であれば自分の好き勝手に働く、ということができたのですが、今はそうではありません。私が無理をしていたことを母は知っていましたし、太郎のことを考える必要もありました。何を大切にして働くかということを考えたとき、私の中には「みんなに無理のないように」という考えがありました。以前の職場で働いていたときは母にも太郎にも我慢をさせてしまっていたので、次はそういうことのないように働きたかったのです。やはり家族の存在は私の中で大きく、譲れないものでした。ー--------------これまでの経験から家族とのバランスを考えながら就活を始めたまゆんさん。家族の誰かに大きく負担がかかるような働き方は避けたいですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月01日2児のシングルマザー・りりこさんは、Instagramで3.5万人のフォロワーを抱え、自身の離婚体験談やフォロワーさんたちの離婚・シングルマザー情報をシェアしています。今回は、りりこさんが離婚する前の働き方と子どもの向き合い方で、とても後悔しているというエピソードを教えていただきました。お金がない……とにかく必死に働いた離婚する前の私は、「働くならボーナスがある正社員一択!」という考えでした。低収入で将来に不安しかなかった当時、子どもへの負担なんて考える余裕がありませんでした。 仕事は朝7時すぎに子どもを自転車にのせて45分走り、仕事場近くの保育園へ預けて19時ごろまで働いていました。お迎えへ行くと、最後の一人で待っていることも多かったです。子どもが病気のときは病児保育に預けたり、ファミリーサポートを頼ったりもしました。 頼れる身内や頼れる夫、頼れる友人は……いません。孤独な戦いでした。でもそれが当たり前だと思っていました。お金がないんだから、稼ぐためには仕方がない。そう思っていました。 仕事中、保育園からの連絡に気づかず、発熱した息子を20時ごろ迎えに行った日もあります。満員バスに子どもを抱っこして乗って行った日もありました。 「私がもっと融通のきく仕事や働き方を選択していれば、幼い息子はこんな苦労をしなくてもよかったのでは?」 そう考えて、あとからすごく後悔しました。私も頑張っていたけれど、子どもにも頑張らせてしまっていました。将来のためのお金も必要だけど、いま生きていけるだけのなんとかなるお金があれば、それだけの仕事量だけで良いのではないかと考え、今はパートで働くという選択をしています。 「小さいときはもっと一緒にいればよかった」保育士の言葉に……「私は子どもが幼いときに働きに出たのだけれど、小さいときはもっと一緒にいればよかったと後悔してるのよ」 保育園の見学先のおばあちゃん保育士さんが、そうお話ししてくださったことがありましたが、当時の私は聞く耳を持ちませんでした。でも今の私には、とても有難い話をしてくれたのだな、と思えます。 どんなことを言われても、自分が経験しなければわからないことって、あると思います。私も当時の仕事をやめる経験がなかったら、振り返ることも後悔もなく、今に至っているかもしれません。 あの時、言葉の想いや意味をもっと深く聞いていたら……子どもたちが幼いころ、苦しい思いをさせてしまったことをとても後悔しているから、今私は子どもと過ごす時間と、子どもの負担にならない仕事時間を重要視しています。それでも、生きていけるから。 シングルマザーはお金の悩みが尽きないから、当時の私のように毎日必死に働いている方が少なくないのでは無いかと思っています。もちろん、それを否定するつもりはありませんし、「当時の貧困状態では、仕方なかった」と、自分でも少しは思っています。 でも、当時話をしてくれた保育士さんの言葉の想いや意味をもっと深く聞いていたら、何か変わっていたかもしれない。後悔のない選択ができていたかもしれない。 離婚するまではあんなに大変な思いをして働いてもお金がなくて、将来が不安で、とにかく必死だった。周りが見えていなかった。大事な子どものことさえ、気遣う余裕がなかった。 離婚した今の生活は、心穏やかで、お金がないという心配もなく、子どもたちと幸せに過ごせています。私は不器用で、後悔ばかりしています。だから皆さんには、将来の不安ばかり見て、今を大切にすることを忘れないでほしいと願いします。著者:シングルマザーりりこ2児のシングルマザー。フォロワー3万人を超えるInstagram(@sinmama_life)では、自身の離婚体験談や離婚に悩むママのための情報を発信している。
2022年08月31日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師という職業から離れたいと思っていたまゆんさん。しかし、息子の太郎くんの言葉に後押しされてまた看護師として働きたいと思ったそう。そこで、再就職に向けて本格的に動き出したところ……!?★関連記事:「続けたい」看護師から離れたかったのに…私の心には #看護師でシングルマザーな私の話 33こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師を辞めたものの、「人に必要とされる仕事がしたい」と思った私は、また看護師として働くことを決めました。気持ちの方向性が決まった私は、お世話になっていた転職サイトの担当さんへ連絡をしました。私と同世代の女性の方で、親身になって私の話を聞いたり相談に乗ってくれたりしました。看護師は患者さんの話を丁寧に聞いて、看護のやり方を考えたりします。「傾聴」というのは、私が仕事をする上での1つの技でよく使っていました。担当さんもその技を使うのがうまく、私の心には傾聴がすごく効果的に働いていました! 聞くことばかりしていた私にとって、聞かれるという経験はあまりなく……聞いてもらうことも大切なのだと気付かされました。ー--------------まゆんさんはこのことで口に出すことは、自分の気持ちの整理にもつながると知ったそう。考えがまとまらないときはアウトプットして整理してみることが効果的ですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月29日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。心が折れてしまったことで退職したまゆんさんは、看護師という仕事から距離を置きたいと考えていました。しかし、そんなまゆんさんは息子の太郎くんの言葉をきっかけに考え方が変わって……。★関連記事:「必要ない人間なんだ」息子のひと言で嫌な記憶が蘇って… #看護師でシングルマザーな私の話 32こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。「(職場で)必要ないって言われたの?」という太郎の言葉をきっかけに、私は働くなら自分を必要としてくれる場所で働きたいと思うようになりました。でも、その気付きと看護師として再就職するかは別の話でした。というのも、このころの私は働くどころか家族以外の人に会うことが嫌になっていて……外に出ることすらしんどく感じていました。太郎は家の中が1番安心だと言うのですが、その気持ちがよく理解できました。そんなふうに閉じこもっていた私にとって、太郎の言葉は心に刺さりつつも背中を後押ししてくれるエールにもなりました。人に必要とされる仕事ってなんだろう。そう考えたとき、私は思いました。看護師としてまた働きたい、と。ー--------------つらいことがあってもまた看護師として働きたいと思ったまゆんさん。一度離れたいと思った仕事に戻るのは勇気が必要なことですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月25日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師を辞め、家で過ごしていたまゆんさん。そんなまゆんさんを見た息子の太郎くんは「お母さん、何で仕事に行かないの? 必要ないって言われたの?」と言いました。必要ないという言葉にまゆんさんは看護師時代のことを思い出して……。★関連記事:「必要ないって言われたの?」息子の純粋な言葉がグサリ! #看護師でシングルマザーな私の話 31こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師という仕事柄、私は今まで太郎と一緒に家にいる時間があまりありませんでした。仕事を辞めて、毎日学校へ行く太郎の見送りや出迎えができるのをいいなと思っていました。太郎からすれば、私が仕事に行かず家にいる=職場で必要ないと言われた、という認識だったようで退職したとは思っていないようでした。太郎に「必要ないって言われたの?」と真っすぐ言われてしまい、看護師として心が折れてしまった日のことを思い出しました。看護師をしていたころ、主任という立場も相まっていろいろな所からの圧力を感じていました。そういったつらいことがフラッシュバックしてしまい……。でも、太郎のその言葉のおかげで「私は必要とされたい」と思っていたことに気付けました。太郎の言葉は胸にグサリと刺さる言葉でしたが、最高のエールにもなりました。ー--------------働くなら自分を必要としてくれるところで働きたいと思ったまゆんさん。たしかに、自分を必要としてくれる人の元で働くほうがモチベーションも上がりますよね!著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月22日2児のシングルマザー・りりこさんは、Instagramで3万人のフォロワーを抱え、自身の離婚体験談やフォロワーさんたちの離婚・シングルマザーとしてのあれこれについてシェアしています。離婚の原因の一つとなっている「経済的DV」をご存知でしょうか。夫が妻にお金を渡さず経済面で追い詰め、支配しようとするケースもあるようです。 今回は、りりこさんの投稿のなかでも数多くのコメントが寄せられていた「経済的DV」についてご紹介したいと思います。 「経済的DV」を知っていますか? ほかにも、妻が働くことを嫌がったり、専業主婦を強要される、お金を何に使ったか追及されるといったことも多いようです。私が専業主婦だったころ、専業主婦仲間だったママ友から、こんな話を聞きました。 「うちの旦那、すごいケチなんだよね。毎回レシートチェックされるし、貰ってる生活費だけじゃ足りなくて、自分の貯金おろして子供のもの買ったりしてるんだ」 当時は、「旦那さんそんなにケチなんだなー。」くらいの感想しか持たなかった私。ですが今、「それはもしかして経済的DVだったのでは?」と、思うに至りました。 私は幸いなことに、結婚生活中、経済面で悩まされることはありませんでした。(低収入で貧乏生活をしていたことはありますが、夫はお給料をきちんと渡してくれていたという意味です。) 「夫の給料額を知らない」「夫の貯金額を知らない」そう、友達から聞いた時は驚きました。 そもそも働けるのに働かないのは論外だけど、お金があるのに渡さないって、何なんだろう?妻が働きたいって言ってるのに、許さないのは何なんだろう? それぞれの家庭で家計の考え方はあるだろうけど、家族として協力することの中に「お金」も入ってる事を分かってるのかな? 渡してるだけのお金じゃ足りないってこと、分かってるのかな? 金銭的に苦しめて自由を奪い、がんじがらめにする事を悪いことだと思ってないのかな? それで妻が苦労してること、精神的にも辛くなってること分かってない旦那さんも多いみたい。 「俺が稼いだ金は、俺のもの。」「経済的DVだなんて認めない。僕は妻にしっかり家計管理をして無駄遣いして欲しくなかっただけだ。」 など、様々な男性側の意見があるようです。 経済的DVにあったみなさんの声実際に経済的DVを経験したみなさんのコメントを集めました。 このほかにも「自分名義で家を買わされ、夫親子のスマホ代も払わされている」、「私も子どもが6人いて、生活費3〜4万円程しかくれないので、このままだとこの子たちを育てていけないと思い、離婚した」、「月10万円もらっているけど保険や税金で手元にほとんど残りません」などたくさんのコメントが寄せられていました。 これってDV? 悩んだら、まずは相談を!身体的DVに限らず、精神的、経済的、性的DVなど家庭内トラブルを相談できる窓口があります。 ▼DV相談ナビ#8008(はれれば) 「これって経済的DVかも?」と思ったら、まずは話し合いが必要です。話し合いをしても協力する姿勢が見られなかったらそれは、経済的DVと言っても良いかもしれません。まずは外との関係を持ってください。著者:シングルマザーりりこ2児のシングルマザー。フォロワー3万人を超えるInstagram(@sinmama_life)では、自身の離婚体験談や離婚に悩むママのための情報を発信している。
2022年08月20日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。職場でさまざまなことが重なり、心が折れてしまったまゆんさん。看護師という職業から離れ、家でゆっくり過ごしていたある日、息子が……。★関連記事:「辞めてくれてよかった」退職してから知った母の我慢と本音 #看護師でシングルマザーな私の話 30こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は長年看護師として病院で働いていました。私には息子である太郎もいるので、太郎のことを考えると安易に仕事を辞めるわけにもいかなかったのですが……あるときぽっきりと心が折れてしまい、看護師を辞めることにしました。母にも「仕事を辞めてくれてよかった」と言われるほど、私の心には負担がかかっていました。その折れた心を修復するため、すぐ就職先を探すことはせず、家でゆっくりと過ごしていました。看護師は夜勤もあり、どうしても生活が不規則になりがちです。なので、今までは毎日太郎に「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と見送りや出迎えをしてあげられませんでした。ですが、仕事を辞めると毎日太郎の様子が見れるようになり、うれしく思っていました。ただ、太郎は私がずっと家にいるのが不思議なようで、「何で仕事に行かないの? 必要ないって言われたの?」とひと言。図星のような、そうでもないような……でもそういうことだよなあ、と太郎の真っすぐな言葉が胸にグサッと刺さりました。ー--------------仕事を辞めたまゆんさんに「必要ないって言われたの?」と手厳しい言葉をかけた太郎くん。子どもの純粋な言葉って胸に刺さりやすいですよね……。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月18日『ボルベール〈帰郷〉』『ペイン・アンド・グローリー』以来、7度目のタッグとなるペドロ・アルモドバル監督と主演ペネロペ・クルスの黄金コンビが贈る『パラレル・マザーズ』。この度、予告編と場面写真が解禁となった。待望のアルモドバル監督最新作では、ライフワークでもある母の物語に戻り、同じ日に母となった2人の女性の数奇な運命と不思議な絆、そしてこの困難な時代における生き方を描き、新たなアプローチで深く広く多様な世界観を作り上げた渾身の1作。解禁となった予告編は、ジャニス(ペネロペ・クルス)の出産シーンから始まる。娘と対面した父親に、「DNA検査をしたほうがいい」と言われたことで状況が一転。「心配事をなくすため」と、自分に言い聞かせながら娘の検体を採取する様子や、「最愛の娘は、他人の子でした」という衝撃のナレーションにのせて激しく動揺するジャニスの表情が映し出される。同じ日に母となった17歳のアナ(ミレナ・スミット)に「娘さんの父親はどんな人?」と聞くと、アナは「誰かわからない」と返す。そして突如、「娘が亡くなった」と打ち明けるアナの姿や、「かわいい子」「あなたを愛している」と涙ぐむジャニス。またその中で、年老いたジャニスのおばが「私の夢は家族がいつかひとつになること」と願うシーンも見受けられる。併せて解禁となった場面写真では、切なく悲しげな表情で赤ちゃんを見つめるジャニスとアナのショットや、妊婦姿のペネロペなどが切り取られている。そのほか、料理をしながら楽しそうに話すジャニスとアナのカットも。2人のシングルマザーがどのような運命を辿っていくことになるのか、注目だ。『パラレル・マザーズ』は11月3日(木・祝)よりヒューマントラスト有楽町、Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラレル・マザーズ 2022年11月3日よりヒューマントラスト有楽町、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国にて公開© Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU
2022年08月18日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。長年勤めた病院を辞め、看護師ではなくなったまゆんさん。ある日、まゆんさんの母が「辞めてくれてよかった」とひと言。その理由とは……。★関連記事:「ポキッ」のし掛かる圧力に心が折れてしまって… #看護師でシングルマザーな私の話 29こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。病院を辞めたものの、次のことは何も決めていませんでした。私は心が折れて退職したので、まずはその傷から治す必要がありました。それには時間が必要で、今までにないくらいゆっくりと過ごしていました。ある日、母がみかんを持って私の元へやってきました。母は、私が仕事を辞めてくれてよかったと言いました。私は何で? と思いながら、母の話を聞きました。すると、「この半年のまゆんのため息の多さに、こっちまでまいりそうになっていた」と。私は母に我慢をさせてしまっていたのです。普通なら「ため息つかないで、こっちまでおかしくなりそう」と言いそうなものなのに……母は私のため息の理由をわかっていたからこそ、何も言わないでいてくれたのです。母に申し訳なく思う半面、ありがたくも思いました。我慢していたのは自分だけじゃなかったんだ。そう思わされました。ー--------------何も言わずに娘を見守っていたまゆんさんの母。ふとしたときに気付く親の愛情ってありますよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月15日1人娘を持つシングルマザー・田島さん(34歳)。毎日仕事と育児で大忙しの日々ですが、娘の担任のイケメン保育士にひそかに片思い中♡自身の魅力を武器に先生にアタックを仕掛けるも、ことごとく効かずモヤモヤ。と思いきや、いきなり先生に呼び止められた⁉もしかして求婚されちゃう…!?...意中の先生が結婚することになり大ショック…と落ち込んでいたら、新たな出会いが!早速巨乳をアピールする田島さん、立ち直るスピードは超特急です。シングル同士、大人の恋愛が始まるかもしれませんね。巨乳ママ・田島さんの恋愛奮闘記は続く…!?原作:mamagirlWEB編集部作画:タバタユミあわせて読みたい🌈【実話】美人ママの秘密を大暴露!実は〇〇してるんです
2022年08月13日2児のシングルマザー・りりこさんは、Instagramで3万人のフォロワーを抱え、自身の離婚体験談やフォロワーさんたちの離婚・シングルマザーとしてのあれこれについてシェアしています。今回は、りりこさんが離婚を決意したあと、夫に離婚をしたいと伝えた時の体験談を紹介します。 すぐに逃げられる準備をして、子どもを預けました結婚1年目からうまくいかず、10年間我慢しつづけついに心身ともに不調をきたしてしまいました。引越しや子どもの心の準備期間などを考えて、離婚したい日の1カ月くらい前に、夫へ離婚を告げることにしました。 まずは下準備。子どもたちをお友達のママにお願いして、預かってもらいました。離婚を告げることで激高し、暴力を受けるおそれもあったので、自宅ではなく人が多い外で伝えようと決めていました。夫の様子によってはすぐに逃げられるように、アパートを契約しておきました。 「お別れしたい」カフェで離婚の意思を伝えました「子どもたちが今度お友達の家に遊びに行くの。久しぶりに二人でごはんでも行かない?」と夫を誘い出しました。 レストランでランチをしながら伝えようと思っていたのですが、静かなレストランで周りに丸聞こえになってしまいそうでなかなかか言い出せず、食後賑やかなカフェに入りました。どきどきしながら、いざ夫へ伝えます。 「実は……お別れしたいなって思って」 今までずっと寂しかったこと、離婚を決意したけっかけなどを伝えていると、感情が出てきてしまい、泣きながら一生懸命言葉にしました。 動揺する夫、もう限界の私「このタイミングで? 子どもたちが成人してからじゃダメなの?」と、夫は動揺した様子でいろんなことを聞いてきました。でも、私はずっとずっと、もう10年以上我慢してきて限界だということ、もう耐えられないと答えました。 カフェを出たあと、夫はなぜか「海に行こう」と言い出し、ドライブして帰りました。恐れていた「キレられる」「暴力を振るわれる」ということもありませんでした。そして翌日、夫は豹変しました。 まるで別人のように豹変した夫夫は人が変わったようにやさしく、家族思いの夫・父親に変わりました。夫は控えめに「離婚したくない」という思いを伝えてきましたが、私の心はもう変わりません。今さら急にやさしくなっても、もう遅いんです。 今までどれだけ私が努力しても何も変わろうとしなかったのに、離婚を切り出された瞬間に豹変するなんて……。もしこれで「やっぱり離婚はやめておこう」なんて言ったら、数カ月後にはきっと元通りになるのが目に見えています。騙されちゃいけない。離婚を告げてやっと、普通の人間として接してもらえるようになりました。 「どうして家族を大切にしなかったの?」衝撃の答え夫が急にやさしくなったことで「どうして家族でいるとき、大切にしようと思わなかったの?」と疑問に思い、聞いてみました。すると、驚きの答えが返ってきました。 「結婚したから、いなくならないと思ってた」 結婚したから、いなくならない。だから、大切にしなくていいし、ひどいことを言ったり、したりしても許される……そんな思いもよらない考えを本人の口から聞いて、改めて「離婚して本当良かったー!」と思いました。 今では子どもたちと平穏で幸せな日々を送っています。夫との生活を無理して続けて泣きながら暮らすより、離婚して子どもたちと笑顔で暮らす選択は間違っていなかったと思っています。 著者:シングルマザーりりこ2児のシングルマザー。フォロワー3万人を超えるInstagram(@sinmama_life)では、自身の離婚体験談やフォロワーさんたちの離婚・シングルマザーとしてのあれこれについてシェアしている。
2022年08月12日