石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館では、ジャネット・カーディフ(Janet Cardiff)とジョージ・ビュレス・ミラー(George Bures Miller)のアジア初となる大規模個展「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」が2018年3月10日まで開催中。Portrait Cardiff & Miller | 2012 Photographed in Grindrod, BC, Canada Photo: Zev Tiefenbach本展では、近作の大型作品を始めとする新作を含む、いずれも日本初公開作品となる8点のインスタレーションで構成。金沢21世紀美術館の一つひとつが独立した展示空間に合わせて、いくつもの物語が共鳴するように展開する。高度な音響・映像技術と独創的な造形が駆使された彼らの作品は、「聞く」「見る」といった複合的な知覚経験を伴い、鑑賞者はまるで魔法にかけられるかのように、彼らが創りあげた独特の作品世界へと引き込まれえる。これまで日本国内では、メゾンエルメスで展示された「40声のモテット」の他、ヨコハマトリエンナーレや越後妻有アートトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭といった芸術祭にも参加し、いくつかの作品を発表してきた。現代美術シーンで高い評価を受け続けている彼らの作品世界を余すこと無く体験する絶好の機会。《The Marionette Maker》2014「The Marionette Maker」(2014年)は、トレーラー内で眠っている女性の夢の世界をその夢の住民が書き記し、さらにその夢を再現しているという入れ子の作品。1台の古いキャンピングトレーラーの中に広がるマリオネットたちの小さな世界、音楽を奏でそれに合わせて踊りだすマリオネットや動物たち。見る人がまた彼女の夢の中で世界をふかんしているかのような不思議な雰囲気に包まれる。《The Carnie》2010 Photo: Larry Lamay 「The Carnie」(2010年)は、悪夢や狂気の世界に引きずり込まれるような不気味なカーニバルの光景が広がる作品。1940年代に製造され、各地のカーニバルに巡業したであろうアンティークのメリーゴーランドの馬やキリン、鹿といったさまざまな木製の動物たちがまぶしい光を浴びながら回転する。動物の口に取り付けられたスピーカーからは奇妙な音が流れ、天蓋につるされている古いマネキンは、天使のように宙を舞う。《Conversation with Antonello》2015 Collection of the Vancouver Art Gallery, Gift of the Artists 「Conversation with Antonello」(2015年)は、ロンドンのナショナルギャラリーで2015年に開催された展覧会「サウンドスケープ」において、同館所蔵のヴェネチア・ルネッサンスの画家、アントネロ・ダ・メッシーナによる絵画「書斎の聖ヒエロニムス」(1475年)をもとに制作発表された。フランドル派から影響を受けた細密描写が用いられた精緻な二次元の空間表現を三次元の建築模型にして、のぞき込むとさまざまな角度から立体的に体感できる。All works: Courtesy of the artists, Gallery Koyanagi, Tokyo and Luhring Augustine, New York 【展覧会情報】ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー会期:11月25日~2018年3月11日会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金、土曜日は20:00まで、1月2日と3日は17:00まで)料金:一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上800円休館日:毎週月曜日(1月8日と2月12日は開場、12月29日~1月1日、1月9日、2月13日)
2017年12月10日高橋ジョージ(59)が220万枚を売り上げ、発売25周年を迎えた大ヒット曲「ロード」。その新作「ロード~第十四章」を制作したことが、一部スポーツ紙で報じられた。 同曲は「高橋ジョージ&THE虎舞竜」名義の新アルバム「原宿★ロックンロール★ヒーローズ」(13日発売)に収録。昨年3月に離婚した元妻・三船美佳(35)が親権を持つため会えない長女・蓮音(れんおん)さん(13)への思いを、そのまま歌詞にしたという。 「高橋と三船は1年2カ月にわたる離婚係争の末、三船が訴えを取り下げ、協議離婚が成立しました。渦中のときは2人とも話題性があるだけにたびたび表舞台に登場していましたが、離婚成立後は明らかに2人とも仕事が減ってしまいました」(芸能デスク) 三船は慰謝料・養育費なしでの離婚に合意。昨年9月に三船が財産分与を求めて裁判所へ申し立てをしたが、記事によると高橋は年内にも解決の方向性が見えそうなことを明かしている。そんな状況で浮上しているのが、元夫婦共演だというのだ。 「なんとか高橋さんと三船さん、その娘を共演させられないかと探っているそうです。まずは高橋さんと三船さんにトークをさせて、そこで娘さんが登場。高橋さんが『ロード』の新作を歌い上げれば、3人とも感動で涙することは必至です。曲は話題になるでしょうし、高橋さんと三船さんに対する仕事のオファーも増えるはず。デメリットはないので、実現の可能性はあるのではないでしょうか」(民放キー局のバラエティー班スタッフ) オファーを受けるかどうかは裁判でモラハラを主張していた三船の気持ち次第だと思われるが、果たして……。
2017年12月01日イギリス王室のジョージ王子が、サンタクロースに可愛らしいお願いを自筆でしたためていた。ジョージ王子の父であるウィリアム王子はフィンランドを訪問中の30日(現地時間)、ヘルシンキの公園で開かれていたクリスマス・マーケットに足を運び、そこでサンタクロースに4歳になる息子からの便りを手渡した。「サンタクロースさんへ(Dear Father Christmas,)」と書かれた用紙には希望のプレゼントを書く欄が5つあるが、ジョージ王子が望むものは1つだけ。3番目の欄に大きく「パトロールカー(POLICE CAR)」と書いた。下部にはしっかり、「ジョージ」と署名入り。すくすくと成長しているのがうかがえる、4歳児らしいキュートなリクエストはしっかりサンタに届いたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年12月01日エズラ・ミラーとレイ・フィッシャー。DCコミックスのヒーローたちがチームを組み、巨悪に立ち向かう『ジャスティス・リーグ』の中で、2人の演じるフラッシュとサイボーグはいわば新人ヒーローだ。先輩ヒーローのバットマンやワンダーウーマンらと共に戦う彼らは、フレッシュでパワフル。そのエネルギーは、エズラとレイ自身からも感じられる。「だって、この仕事を始めた頃はスーパーヒーローになる自分なんて想像もしていなかったから」と、まずはレイ。舞台俳優として活躍してきた彼にとって、『ジャスティス・リーグ』は本格的デビュー映画となる。「もちろん夢ではあったけど、リアルに想像すると、実現しなかったときに失望するから(笑)。その点、夢は手の届かない所にあるものだから、抱く分には問題ないよね。でも、オーディションに参加し、スクリーンテストをし…、夢が近づいてきたのを感じた。その後、監督のザック(・スナイダー)から『君がサイボークだ!』と連絡をもらったときは信じられなかったよ。いまだに信じられないけどね」。一方のエズラは『少年は残酷な弓を射る』『ウォールフラワー』から『ファンタスティック・ビースト』シリーズまで、様々な映画に出演。それでも、フラッシュ役は彼にとって特別な意味を持つようだ。「レイと僕は2人ともオタクで、スーパーヒーローのいる世界に大人になってからも浸るタイプ(笑)。演じられて本当に嬉しいんだ。この記事を読む人に伝わればいいなと思うのは、いろいろな可能性や自分の心の中にある世界は強いエネルギーになるということ。だからこそ、それを決して失わないでほしい。人からどう言われようとね。情熱は持ち続けるべきだし、心の声には耳を傾けて従うべきだ」。夢を現実に引き寄せた2人が演じているからか、超高速で動くフラッシュも、肉体の半分が機械のサイボーグも、現実世界に根づいたヒーローになっている。未知の危機に立ち向かうだけでなく、日常でも戦っているのが彼らの魅力だ。「ビクター(サイボーグ)の葛藤は大勢が抱えているものでもある」とレイが言う。「彼の父親は優秀な科学者で、IQ170の息子にも自分と同じ道を歩ませたがったけど、ビクターはスポーツの道を選んだ。親が望むものと、子ども自身が望むものがずれているんだ。そのせいで、2人の気持ちには距離ができた。そんなビクターを演じる上で大事だったのは、僕自身の葛藤とも向き合うこと。役者は役と自分の共通点を探し、演じるものだから。今回に関して言えば、僕自身の父の不在がビクターを演じる手がかりになった。自分の人生の瞬間を使って役に入ったんだ」。「ちょっと奇妙なことに…」とエズラが続く。「バリー(フラッシュ)はライトなキャラクターだと思われがち。でも、光輝く存在には大きな闇がつきまとうもので、僕にとってバリーは孤独で悲しい人なんだ。幼い頃に母親を失い、父親を無実の罪で刑務所に送られた彼は、ずっと1人で過ごしてきた。そんな彼が他者とつながりたい気持ちに僕は共感させられたし、ピエロの涙みたいなものを感じた。人生で何かを失った人、誰かを亡くした人、葛藤している人ほど、明るく振る舞おうとするからね。僕の役目は、孤独を抱えてきたバリーが仲間に受け入れられた喜びを表現することだった。僕の人生にもある喜びをね。僕自身、家族や仲間に救われてきたから。この人生に残れるよう、人生がより美しくなるよう、彼らが僕を助けてくれたんだ」。「素敵なコメント!」と隣で感激するレイに対し、照れ隠しもあってか(?)「味が濃くなっちゃうから…」と、入れっぱなしになっていた緑茶のティーバッグをレイのカップから出してあげるエズラ。何てキュートな2人。「これぞ、友情の証だよね」と微笑むレイとエズラが意気投合したのは、エズラの友人がブルックリンで開いたパーティーでのことだそうだ。「クールなアーティストたちのパーティーがあって、誘ってみたらレイが顔を出してくれたんだ」とエズラが明かす。「役に決まってから顔を合わせてはいたけど、お互いをよく知ったのはそのとき。彼の知性にすっかり魅了されちゃったよ。役者としての真摯な姿勢にもね。すごく心を打たれた」。共に撮影を駆け抜けたいまも、一緒に過ごす時間を心から楽しんでいる様子。ちなみに、俳優エズラ・ミラーにとってのヒーローは「どんな役でも演じられるし、深い思いやりを内面に注ぎ込むことで役に共感力をもたらす。自らの血肉を、芸を通して観客と分かち合うんだ。それが本当に大変なことだと僕も役者として自覚しているから、尊敬の念しかない」という理由でフィリップ・シーモア・ホフマン。そして、この後にレイの口から出た名前は何と、「エズラ・ミラーかな」。回答を聞いたエズラが「何だよ!だったら僕も答えを変えるよ!故人ではフィリップ・シーモア・ホフマン、存命の俳優ではレイってことで(笑)」と慌てて訂正したのは言うまでもない。お世辞ではなく、俳優レイ・フィッシャーにとってのヒーローはエズラなのだそうだ。レイが説明する。「真面目な話、自分の技を大切にしながら、コラボレーションも大事にするエズラを尊敬しているんだ。そもそも、共演者ほど敬意を抱かずにはいられない俳優はいないと思う。共同作業をし、彼らに学ばされる。哲学とアプローチを目の当たりにできるからね」。「プロモーションが終わって会えなくなるのが寂しい。離れ離れでいる期間が長くならなければいいけど」と、最後に頭と頭をコツンとするエズラ&レイ。大丈夫。DCエクステンデッド・ユニバースはまだまだ続くのだから。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月23日DCヒーローが集結するアクション超大作『ジャスティス・リーグ』のジャパンプレミアが11月20(月)、都内で行われ、フラッシュ役のエズラ・ミラー、サイボーグ役のレイ・フィッシャーが登壇。ファン1,200人の熱烈歓迎に「アリガトウ!」と感謝を示した。昨年、世界中で大ヒットした『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でのクリーデンス役で注目を浴び、本作では“超速”のパワーをもつフラッシュを演じるエズラは、ここ日本でも大人気!レッドカーペットに登場した瞬間から、若い女性を中心に黄色い歓声を集めていた。「みんな、本当に輝いているのね。君たちこそがスーパーヒーローさ!」とファンの声援に応え、共演したベン・アフレック、ガル・ガドットらについて「彼らも日本に来たがっていた。でも、スーパーヒーローだから、世界中をパトロールしないとね(笑)。きっと“精神”はここにいるよ」と“仲間”たちの気持ちを代弁していた。一方、全身デジタルデバイスのサイボーグを演じたレイも、サインや写真撮影に気さくに応じ、日本のファンとの交流をエンジョイ。「この日を待っていたよ!やっと、この作品を分かち合えるのがうれしい」と喜びを爆発させ、「撮影が始まって、すぐにメンバーの間で絆が生まれたよ。映画を通して、僕らの愛を感じてほしい」とアピールした。11月17日に全米公開され、19日までの3日間で96,000,000ドル(約107億円)を上げ、全米初登場1位を飾ったばかり。日本での成功を願い、エズラが「千客万来」、レイが「大ヒット祈願」と日本語で書いたお札を、新宿花園神社酉の市の縁起熊手に託した。ジャパンプレミアにはエズラ&レイ、プロデューサーのチャールズ・ローブンに加えて、ワンダーウーマン、バットマン、アクアマンに扮したお笑いトリオ「パンサー」の向井慧、尾形貴弘、菅良太郎が駆けつけた。『ジャスティス・リーグ』は、11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月20日映画『ジャスティス・リーグ』(11月23日公開)で"世界最速の男"フラッシュを演じた俳優のエズラ・ミラーが20日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた同作のジャパンプレミアに出席。日本の漫画・アニメ好きな一面を見せた。今年のコミコンでは、人気コミック『鋼の錬金術師』のコスプレを披露して注目を集めたエズラ。「『鋼の錬金術師』の映画が近々公開される聞きました。ものすごい興奮しています!」と実写映画公開が待ちきれない様子で、「みなさんも興奮していますか!?」と問いかけると会場は大盛り上がり。そのほかに好きな作品を聞かれると、スタジオジブリの名作『もののけ姫』を挙げた。また、日本で行きたいところを聞かれると、「あとでゲームセンター行きます」と宣言。隣にいたサイボーグ役のレイ・フィッシャーに近寄り、「レイと2人で『ストリートファイター』の対決をする予定です」と笑顔で話した。ジャパンプレミアには、エズラ、レイのほか、プロデューサーのチャールズ・ローブン、また、日本人ゲストとしてお笑いトリオのパンサー、米大リーグのドジャースに所属する前田健太投手も登壇。さらに、レッドカーペットには、バットマンの吹き替え声優を務める小原雅人をはじめ、叶姉妹、ぺえ、JOY、菅谷哲也ら多くのゲストが駆けつけた。同作は、スーパーヒーローたちで結成された最強の超人チーム"ジャスティス・リーグ"の物語。スーパーマンの亡き後、バットマンのスカウト作戦により集まった超人たちが、地球崩壊の危機に立ち向かう。
2017年11月20日『ジャスティス・リーグ』の日本でのプロモーションに合わせ、新人ヒーロー“フラッシュ”を演じたエズラ・ミラーが来日!待ちわびた約300人のファンに、長旅の疲れも見せず約20分間もファンサービスを行う親日家ぶりに成田空港が沸いた。完全無欠のヒーロー“スーパーマン”亡き後の世界。バットマンは世界滅亡の危機をいち早く察知、1人じゃ世界は救えないと、超人スカウト作戦を開始。ワンダーウーマン、フラッシュなど、オンリーワンな能力を持った超人たちが集結する。日本に先駆けて世界各国で公開され、すでに46の国と地域で初登場No.1となるヒットスタートを切っている本作。名だたるアメリカのメディアも「DC映画の新たな幕開け!」「とにかく明るい!」「とにかく楽しい!」と絶賛の声を上げているが、この熱を受けるかように本日11月18日(土)、20日(月)夜に行われるジャパンプレミアを前に、“ジャスティス・リーグ”の中で戦闘経験のない新人ヒーローで、超速の“フラッシュ”/バリー・アレンを演じたエズラが成田空港へ降り立った。襟の赤がワンポイントの黒いロングコートに、黒いズボンとブーツといういで立ちで現れたエズラ。なんとコートの中からチラリと見えるTシャツには、ジャスティス・リーグのリーダー、バットマンが!そんなエズラがロビーに姿をみせると、総勢約300人の熱烈なファンから一斉に歓声が上がり、エズラはファンに向けて手を振り、満面の笑みを見せた。色紙を手に歓声を上げるファン1人1人に丁寧にサインを書き、スマホの自撮り棒に一緒に写るエズラの姿に、ロビーは一時騒然。限られた時間の中にも関わらず、ファンのカメラの手振れを気にして自ら再撮影に応じたり、向けられたカメラに向かって笑顔でメッセージを吹き込んだりするところも見られた。その間約20分、到着直後にも関わらず疲れた様子も見せずにファンサービスするエズラの姿に、改めて港内からは感嘆の声が漏れていた。そして来日の感想を問われたエズラ。「とにかく日本に来られてうれしい。ここは僕が好きな街の1つだからね。少しだけ眠いけど、グリーンティーをのんで目を覚ますようにするよ!」と笑顔で答え、「日本ではラーメンとか、しゃぶしゃぶを食べたいし、特に僕はお寺や神社が好きで、参拝することがすごい好きなんだ!街をぶらぶらしてファンに会ったりするのも楽しみだね!特に日本にはマンガの文化があって親しみを感じるから、僕にとってはとても共感できるんだよ!」と心からの日本愛を語った。最後には「アリガトウゴザイマス!東京に呼んでくれてありがとう!いま、スーパーハッピーだよ!ファンの皆に会えることを楽しみにしてるよ!」とファンへの熱い思いを告げ、笑顔で空港を後にしたエズラ。20日に行われるジャパンプレミアには、“ジャスティス・リーグ”のメンバーで、全身デジタルデバイスのサイボーグを演じたレイ・フィッシャーも登壇。オンリーワンの能力を持った2人のヒーロー共演、そして日本へのメッセージに注目していて。『ジャスティス・リーグ』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月18日『少年は残酷な弓を射る』、『ウォールフラワー』などで存在感を発揮し、じわじわと人気が出始めた2012年、エズラ・ミラーは自身のセクシャリティが「クィア」であるとカミングアウトした。エズラが自分をゲイではなくクィアと定義している理由は、「たくさんの女性とも付き合ったことがあるし、男性にもキスする」とのことで、恋する相手を性別によって分ける必要性を感じていないからのようだ。カミングアウトから5年が経ち、先日エズラは「Shortlist」誌との対談で当時をふり返った。「(カミングアウトは)『間違いだ』と言われたよ。特定の名前は言わないけど、業界の内外の話したこともないような人たちからね。ハリウッドで多くのゲイやセクシャルマイノリティの人たちが自分のセクシャリティを隠しておくのは、イメージを大切にしているからなんだって」。さらには、「なんてバカなんだ。将来、主演俳優になる道を自分で閉ざしたな」とも言われ、ショックを受けたことを明かした。自分をオープンに語ることは「悪いことだとは少しも思わなかった」が、ここまでひどいことを言われてしまうとさすがに将来が不安になったという。ところがそれは杞憂に過ぎなかった。エズラはいまや『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ジャスティス・リーグ』などの大作に出演する売れっ子俳優として活躍している。(Hiromi Kaku)
2017年11月09日金沢21世紀美術館にて、2017年11月25日(土)から2018年3月11日(日)まで「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」を開催する。ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーは、1995年から共同制作を始め、現在カナダとベルリンを拠点に活動するアーティストユニット。高度な音響・映像技術と独創的な造形を駆使し、作り出される独特な世界観が特徴だ。本展は、2人のアジア初となる大規模個展となっている。彼らの作品は「聞く」「見る」といった知覚を刺激し、見る者はまるで魔法にかけられたかのように、一気に作品の世界へと引き込まれる。本展では、メリーゴーランドと奇妙な音が狂気の世界へと誘う《The Carnie》(2010)、寝ている女性の上でマリオネットたちが踊り出す不思議な夢の世界《The Marionette Maker》(2014)などの近作の大型作品をはじめ、新作を含む日本初公開作品となる8点のインスタレーションで構成。美術館のひとつひとつが独立した展示空間となり、いくつもの物語が共鳴するように展開される。一瞬で現実を飛び越え、彼らの物語に没入してしまう展示方法となっている。【詳細】金沢21世紀美術館「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」会期:2017年11月25日(土)~2018年3月11日(日)開場時間:10:00~18:00(金・土曜は20:00まで、但し2018年1月2日、3日は17:00まで)※チケット販売は閉場の30分前まで休場日:毎週月曜日(但し2018年1月8日、2月12日は閉場)、2017年12月29日~2018年1月1日、9日、2月13日会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1丁目2-1料金()内は20名以上の団体料金及び前売:一般=1,000円(800円)大学生=800円(600円)小中高生=400円(300円)65歳以上=800円※チケットぴあ(Pコード:768-702)、ローチケHMV(Lコード:53934)でも取り扱い有り。販売期間は2017年10月10日(火)から2018年3月11日(日)まで。【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2017年10月13日本日9月30日は、映画『ジャスティス・リーグ』で新人ヒーロー・フラッシュ役を務めるエズラ・ミラーの25回目の誕生日!これを記念して、キャスティングの秘話をサンディエゴ・コミコンにて語る特別映像が到着した。本作で、超人最強チーム“ジャスティス・リーグ”の最年少にして、新人ヒーローのフラッシュ役に抜擢されたエズラ。本日の誕生日を記念して、この役のオファーを受けたときの様子を、“ハガレン”のコスプレのままハイテンションで明かす動画がシネマカフェにて公開となった。フラッシュ役のオファーを受けたとき、南米コスタリカの小さな町にいたというエズラ。「美味しいシーフードを食べていたんだ」と語る。そこに1本の電話がかかってきたようで、「超興奮したエージェントから電話がかかってきて、『(ザック・スナイダー)監督が君と話したいって言っている!!』と言ってきたんだよ」と激白。「僕は監督に、『君の大ファンだ。凄くクレイジーなアイディアを思いついたんだけど…君にフラッシュを演じて欲しいんだ!』と言われたんだ!僕はそれを聞いたときに体中に衝撃が走ったんだ!!」と嬉々とした表情で語り、オファー時の歓喜の瞬間を明かしてくれた。エズラが本作で演じるフラッシュは、ジャスティス・リーグの最年少。目にもとまらぬスピードを持つが、ヒーローとしての経験は浅く、敵と戦ったことがない。初々しさとちょっと頼りない新人らしい雰囲気が、マーベルでいうならスパイダーマンを彷彿とさせる、DCの中でも特に人気の高いヒーローだ。そんなフラッシュの魅力は何といっても、その無邪気さ。伝説のヒーロー・バットマンに対しても、「いったい、あなたの能力は何?」と恐れ多くも尋ねてみたり、敵との戦いの最中に「僕は皆と違って戦ったことがない!逃げ足が速いだけなんだ!」と超弱気な発言をしてみたりと、ヒーローらしからぬ姿が話題を呼んでいる。果たして、フラッシュはその世界最速の能力を使って、どのように地球の平和を守るのか?いずれはバットマンからも一目おかれるヒーローに成長できるのか?ジャスティス・リーグの“マスコット的キャラクター”フラッシュに、大きな注目が集まっている。『ジャスティス・リーグ』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年09月30日ジョージ・クルーニーが監督した『Suburbicon』(原題)を引っ提げ、トロント国際映画祭入りした。そこでジョージは「Variety」誌に妻アマルののろけ話を披露。アマルはいまだにジョージが大ブレイクするきっかけとなった「ER緊急救命室」を見ていることを明かした。90年代に同作でダグラス・ロス医師を演じていたジョージ。「アマルは当時テレビを見ていなかったもんだから、主にヨーロッパに滞在しているときに時々見ているんだ。『ER』を見ていると彼女も僕も大笑いさ。だって、ぼくがあまりにも年を取っちゃったからね。彼女が(ダグ役から)10年後の僕を見初めてくれてよかったよ。神様、ありがとう!」。現在56歳のジョージは、6月に双子のアレクサンダーくんとエラちゃんが生まれてから、白髪がとても増えたという。「まだまだ髪の毛はいっぱいあるけど、ずいぶん白くなってきちゃった。まゆ毛の形も変わってきたな~」と自身の外見の変化に言及。「もともとぼくには長い睡眠時間は必要ないんだけど、いまはアマルとシフト制で睡眠をとるようにしているよ。アマルは文字通り“2時間ごとに起きる”から罪悪感を感じちゃう」と子育ての大変さについても語った。「でもこういうものだとはわかっていた。(子どもを持つということには)責任感が伴うから。子育てはすごく楽しいよ」。(Hiromi Kaku)
2017年09月12日英ジョージ王子(4)の初登校日は順調だったようだ。7日、セント・トーマス・バタシー校に初登校したジョージ王子について、父親であるウィリアム王子は初日からうまくなじめていたと明かした。ウィリアム王子は子供に苦戦している親もいたとし、当日に行われたU-20サッカーイングランド代表のイベントに集まった報道陣に対し、「順調に行きましたよ。自分のお子さんに苦戦している親御さんがいらっしゃったので、自分じゃなくて良かったと思いました」と語った。そして、祖父であるチャールズ皇太子も孫の心配をしながらも、ウィリアム王子がいなくなった後、ジョージ王子はすぐになじんでいたと明かした。「かわいそうにね。なんとかやるように親に置いて行かれるんですから」「でも結果的には本人にとって良いことなんでしょうね。性格の形成とでも言うんでしょうか」ジョージ王子へ何かアドバイスをしたかという質問に対して、皇太子は「もちろんしませんよ。あの歳で私からのアドバイスなんて聞かないでしょう」「でもどう過ごしたかには興味があります。あの年齢では、もう少し大きくなってから抱える学校に行くことへの不安というのはそんなにないでしょうから」「新しい人達との出会いや散策が全てですよね」と答えた。ウィリアム王子との間にシャーロット王妃も持つキャサリン妃は、第3子妊娠によるつわりのため、初登校には同伴しなかった。(C)BANG Media International
2017年09月09日木曜日、ウィリアム王子に手を引かれてジョージ王子が「トーマス・バタシー校」に初登校した。第3子を妊娠中のキャサリン妃は姿を現さず、広報担当者は「People」誌に「残念ながら、キャサリン妃は体調がすぐれず、ジョージ王子の初登校に付き添うことができません。ウィリアム王子は予定通りにジョージ王子を見送ります」と伝えた。ウィリアム王子によれば、ジョージ王子の初日は「うまくいった」とのことだ。これから長期間に渡って共に過ごすクラスメートとの初対面を果たしたジョージ王子。「トーマス・バタシー校」の校長はジョージ王子を「特別扱いはしないし、ほかの児童と同じ」と言っていることから、ジョージ王子は学校内で「殿下」、「王子」ではなく、シンプルに「ジョージ」と呼ばれることになるようだ。名字は、父がケンブリッジ公ウィリアム王子であることから、「ケンブリッジ」と名乗ることに。ジョージ王子の通学カバンにも「ジョージ・ケンブリッジ」のネームタグが付いているのが確認されている。ウィリアム王子とヘンリー王子は、父のチャールズ皇太子がウェールズ公であることから、学生時代は「ウィリアム・ウェールズ」、「ヘンリー・ウェールズ」と名乗っていたそうだ。厳密にはエリザベス女王とフィリップ王配の子孫の名字は「マウントバッテン=ウィンザー」だが、日常生活で使用することはまれだという。(Hiromi Kaku)
2017年09月08日父ウィリアム王子に付き添われて登校したジョージ王子。右は学校長。写真:代表撮影/ロイター/アフロ 英王室のジョージ王子(4)が現地時間7日、ロンドン市内の私立小学校トーマス・バタシー校に初登校した。英国における義務教育の開始年齢は5歳だが、ジョージ王子は4歳から始まる「レセプション」クラスに在籍する。 父ウィリアム王子、叔父のハリー王子が通った男子校の名門ウェザビー校ではなく、王室の慣例から鑑みると異例とも言える共学を選んだことになる。学校長も登校初日こそ外で出迎えたが、「特別扱いはしない」と明言しているという。これから王子と机を並べる子どもたちは、王位継承順位3位のクラスメイトをどう呼ぶのだろうか。 同校の元校長がPEOPLE誌の取材に応えた内容によると「王子は単なる“一生徒”として扱われ、尊称で呼ばれることはない」という。一般的なプリスクールと同じように、子どもたちは王子を「殿下」ではなく「ジョージ」と呼ぶことになる。 そこで気になるのは苗字だ。現在の英国王室は1917年に始まったウィンザー朝であり、王族の苗字は「マウントバッテン=ウィンザー」である。しかし、王族の人々がこの正式なラストネームを名乗ることは稀だ。実際、ウィリアム王子とハリー王子は、父であるチャールズ皇太子が「プリンス・オブ・ウェールズ(英国皇太子)」であるため、学生時代の姓は「ウェールズ」だった。 ウィリアム王子は結婚時に「ケンブリッジ公爵」を叙爵されている。父親の爵位を苗字とするという前例に倣うならば、ジョージ王子は学校では「ジョージ・ケンブリッジ」と名乗ることになるようだ。
2017年09月08日9月7日(現地時間)、4歳から13歳までの男女560人が学ぶスクール「トーマス・バタシー」に入学するジョージ王子。入学より一足早く、「People」誌がジョージ王子の制服に関する情報を伝えている。「トーマス・バタシー」に在学している間、ジョージ王子は2種類の制服を着用することになるという。まずは入学初日から着ると予想される「夏の制服」。ブルーのボタンダウンシャツに半ズボン、学校のロゴが入った紺色のセーターが用意されている。涼しさを保つため、靴下はくるぶし丈のもの。「冬の制服」は「夏の制服」と大差はないが、ブルーのシャツが赤いタートルネックに替わり、靴下がくるぶし丈から膝丈になる。ニーソックスといえばジョージ王子のトレードマーク! 寒い時期のジョージ王子の制服姿に注目が集まることは間違いない。「トーマス・バタシー」の学費は1年で250万円ほどで、日本の私立小学校と比較すると少し高めであるが、シャツは約3,000円、ニーソックスは約2,000円と、意外にも制服はお手頃価格。「親切にすること」を一番大切な教えとしている「トーマス・バタシー」で、まもなくジョージ王子は新しい生活をスタートさせる。学校のHPによれば、入学1日目からアート、バレエ、フランス語、音楽、演劇などに触れ、習うことができるとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年08月31日イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の第1子、ジョージ王子が22日(現地時間)に4歳の誕生日を迎えた。ジョージ王子は2013年7月22日16時24分(現地時間)、ロンドンのパディントンにあるセント・メアリー病院で誕生。体重は8ポンド6オンス(約3,800グラム)だった。母子ともに健康で、誕生翌日の23日(現地時間)には退院するキャサリン妃に抱かれて、病院前に集まった市民や報道陣に初お目見え。白いおくるみから覗く小さな両手の動きがお手ふりのようにも見えて、早くもイギリス王室の一員としての役割を果たしていた?!同年10月23日(現地時間)にロンドンのセントジェームズ宮殿にある礼拝堂で洗礼式が行われた。これまでのイギリス王室の通例にとらわれず、ウィリアム王子の母・ダイアナ元皇太子妃がパリでの交通事故で亡くなった後、葬儀まで遺体が安置されていた礼拝堂で敢行。出席者はわずか22人。従来、王室関係者のみが務めてきた洗礼の証人である立会人としてウィリアム王子夫妻は学生時代の親友や幼なじみを招き、伝統にとらわれすぎないスタイルも話題になった。2014年4月に、生後8か月で両親とニュージーランドに。初の公式外遊に赴いたジョージ王子は好奇心旺盛で、同じ年頃の乳児と一緒に遊ぶ時も活発な表情を見せていた。続いて訪問したオーストラリア・シドニーのタロンガ動物園では、珍獣ビルビーとの対面に大興奮。ガラス越しに食い入るように見つめた。その後、キャサリン妃からビルビーのぬいぐるみを手渡されると、一瞬興味を示すも、すぐ放り投げてしまったのはご愛嬌。ロンドンでは自然史博物館で開催のチョウの展覧会にも連れて行ったり、ウィリアム王子夫妻はジョージを積極的に自然に触れさせる方針の様子。ウィリアム王子が毎年参加するポロのチャリティ試合観戦では芝生をハイハイしたり、ボールを遊ぼうと動き回り、デニム姿のキャサリン妃が元気すぎる王子の後を笑顔で追いかけていた。クリスマスにはケンジントン宮殿の中庭で撮影した公式ポートレイトが公開された。白いシャツに衛兵の模様が編みこまれた紺のニットのベストに白いシャツ。半ズボンにソックス、革靴という王室の男の子定番のコーディネート。王子の着る服は常に注目の的で、このとき着用のキャス・キッドソンのベストはすぐに完売になったそう。■2015年5月2日(現地時間)に妹シャーロット王女誕生。ウィリアム王子に抱っこされてキャサリン妃と妹の待つ病院を訪問した。パパは白いシャツにブルーのセーター、ジョージ王子は白いシャツにブルーのカーディガンで軽くペアルック風な装いで、パパが集まった報道陣や市民に手を振るのを見ると、自らも手を振ってみせた。お兄ちゃんになり、王室の一員としての自覚もいよいよ本格的になった様子。数週間後には妹を抱っこする2ショット公表されたが、撮影はアンとキャサリン妃! 生まれて間もない妹をそっと抱える右手を、そのシャーロット王女が軽くつかんでいて、王子はちょっとはにかみながら、とっても嬉しそう。この表情やアングルが、かつてウィリアム王子が弟ヘンリー王子の誕生後まもなく撮った2ショットによく似ていたことも話題になった。Kensington Palaceさん(@kensingtonroyal)がシェアした投稿 - 2015 6月 6 2:05午後 PDT6月13日(現地時間)に曽祖母であるエリザベス女王が89歳を迎えた誕生日式典「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」に初めて出席。軍服姿の父に抱かれた王子は水色のロンパース姿だったが、実はこの装いはかつてウィリアム王子がトゥルーピング・ザ・カラーに初出席したときに着ていたもの。大切に保管してあったようで、伝統が父から息子へ受け継がれたことが反響を呼んだ。■2016年1月(現地時間)からはノーフォーク州のウェストエーカー・モンテッソーリー幼稚園に通い始める。青のコートに水色のリュックを背負って、子どもたちが遊ぶ様子を描いた園の壁画を背にしたキャサリン妃撮影の登園ショットも公開された。3月には初めての家族旅行で、フレンチ・アルプスへ。それまでの旅行は両親の公務への同行だったので、完全なるホリデーはこれが初めて。アルプスの自然に囲まれて、楽しい時間を過ごされたに違いない。4月にはケンジントン宮殿を訪問したオバマ大統領をパジャマにガウン姿でお迎え。しゃがんで王子と視線の高さを同じにした大統領の顔を見つめ、少々緊張の面持ちで握手。もちろんこのガウンも即完売になった。同じ頃、曽祖母・エリザベス女王と祖父のチャールズ皇太子、ウィリアム王子と4世代の君主が勢ぞろいしたポートレイトが公開に。女王の90歳のお誕生日を祝う記念切手のために撮影されたが、椅子に座った大人3人と並んでも立ってもまだ小さなジョージ王子は、積み重ねたブロックの上に立って撮影。ちょっとした冒険が楽しかったらしく、いつもに増して満面の笑みだった。The Royal Mail celebrates #Queenat90 with a specially commissioned Stamp Sheet, featuring four generations of the Royal Family. #Repost @the_british_monarchyKensington Palaceさん(@kensingtonroyal)がシェアした投稿 - 2016 4月 19 11:26午後 PDT3歳の誕生日には、ケンジントン宮殿が王子のプライベート・ショットを公開。ロンドン郊外にあるノーフォーク州の自宅で撮影したもので、「ウィリアム&キャサリン」と彫られたブランコに立ち乗りする姿や愛犬にアイスクリームを食べさせようとする写真も。のびのびと育っている様子が伝わり、微笑ましい。The Duke and Duchess of Cambridge are delighted to share four new photographs of Prince George to mark his third birthday. Photographer Matt Porteous said: "I really enjoyed the opportunity to take these photographs of Prince George. It was a very relaxed and enjoyable atmosphere. I'm honoured that they have decided to share these images with the public to mark his third birthday."Kensington Palaceさん(@kensingtonroyal)がシェアした投稿 - 2016 7月 22 1:31午前 PDT9月には家族でカナダを公式外遊。背も伸びて、少年らしさも出てきた王子だが、時差のせいもあってか、到着時は少し眠たそう。手を振って歓迎に応えたものの、カナダのジャスティン・トルドー首相がハイファイブの仕草をしても、きょとんとしたまま、という瞬間もあった。■2017年5月20日(現地時間)にはキャサリン妃の妹、ピッパ・ミドルトンの結婚式に出席。ページボーイのお役目を仰せつかり、他の子どもたちと一緒にお揃いの衣装で白い花びらを撒いていたが、ママに叱られて泣き顔になっていた瞬間が。Daily Mailなどイギリスの大衆紙によると、ちょっといたずら心を起こして、花嫁のドレスのトレーンを踏んでいたのが原因だったとか。そして7月17日、4歳の誕生日を目前に家族でポーランドとドイツを公式訪問。ワルシャワの空港に降り立った飛行機の窓から、シャーロット王女と歓迎の様子をチェックしていた。タラップを降りるときは、なぜかちょっと浮かない表情。機内にとどまりたい様子を見せたが、ウィリアム王子がしっかりと手をつないで何か言い聞かせると、しっかりとした足取りでレッド・カーペットを歩いた。次の訪問地、ベルリンに到着時はさらに眠たそうで目をこすりながらの登場。ロイヤル・ファミリーの一員と言っても、まだまだ幼い男の子。自然な振る舞いに「愛らしい」「癒される」という声が上がっている。9月からはロンドン南部のバタシー地区にあるプリスクール「トーマス・ロンドン・デイスクール」に通う予定。すくすく健やかな成長をお祈りしたい。(text:Yuki Tominaga)
2017年07月22日ポーランドとドイツを訪れる5日間のツアーに出かけたウィリアム王子一家。最初の訪問地のワルシャワで、ジョージ王子が早速かわいらしい話題を提供した。ワルシャワに着陸後、ウィリアム王子に手を引かれて航空機の出口に現れたジョージ王子。快適な機内とは打って変わり、少し肌寒く曇り空だったこの日のワルシャワの気候にご機嫌斜め!?階段を降りることを拒んで機内に戻ろうと踵を返し、その姿がかわいいと話題に。ウィリアム王子に促されて再び姿を現し、無事、ワルシャワの地を踏むことができた。後ろにはシャーロット王女を腕に抱えたキャサリン妃が続いた。このときのジョージ王子の装いはスペインブランド「Tizza」の赤×青のチェックのシャツと、ジョージ王子のトレードマークともいえる紺の半ズボン。「Mail Online」によると、ジョージ王子がワルシャワに上陸して24時間以内にチェックのシャツが完売になったという。約4,600円のお手頃価格で販売していたようだ。キャサリン妃は「アレクサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のホワイトスーツでクラッシーに、シャーロット王女は赤いリボンのヘアアクセサリーと花柄の赤いワンピースのキュートなファッションに身を包んでいた。(Hiromi Kaku)
2017年07月19日15日から公開の『パワーレンジャー』はご存知の通り、日本の特撮シリーズ“スーパー戦隊”をアメリカで映画化したもの。こうした日米ハイブリッドの作品、日本の漫画・アニメの実写映画化は4月に公開された『ゴースト・イン・ザ・シェル』を始め、現在ハリウッドで次々に企画されている。■原作・大場つぐみ&作画・小畑健による日本の少年漫画「DEATH NOTE」まずは8月25日(金)からNetflixで配信予定の『デスノート』。アメリカを舞台にした本作では、『マイ・インターン』や『きっと、星のせいじゃない』に出演していた23歳のナット・ウルフが夜神月にあたる主人公、ライト・ターナーを演じ、リュークの声をウィレム・デフォーが担当。マシ・オカがプロデューサーに名を連ね、出演もしている。アダム・ウィンガード監督は1982年生まれ。日本のアニメを見て育った彼は、レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザースが展開する“モンスターバース”の集大成『Godzilla vs. Kong』(原題)の監督にも抜擢された。■日本を代表する特撮怪獣「ゴジラ」VS アメリカが生んだ特撮怪獣「キングコング」『Godzilla vs. Kong』(原題)は、3月から脚本準備が始まり、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのテリー・ロッシオ、『スター・トレック BEYOND』のパトリック・マッケイとJ・D・ペイン、『メイズ・ランナー』シリーズのT・S・ノーリンなどが参加、共同で執筆にあたる。3月に日本公開された『キングコング:髑髏島の巨神』、2019年予定のハリウッド版ゴジラ『GODZILLA: King of the Monsters』(原題)を踏まえた内容になるという。映画の公開は2020年5月22日(現地時間)を予定している。■木城ゆきと原作のSF格闘漫画「銃夢」ジェームズ・キャメロンは木城ゆきと原作の漫画「銃夢」の映画化をプロデュース。ロバート・ロドリゲス監督がメガホンを取る本作の撮影は今年2月にクランクアップし、現在ポストプロダクション中。26世紀のディストピアと化したアメリカを舞台に、記憶喪失のサイボーグ少女が戦闘能力を武器に賞金稼ぎとして活動するストーリー。ヒロインの名前は原作の“ガリィ”から“アリタ”に変わったが、演じるのは『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のローサ・サラザール。同シリーズ第3作にも出演し、アクションも得意な彼女の活躍に期待が高まる。ロドリゲス監督の『ベイビー・ドライバー』(8月19日(日)公開)で注目を集めるエイザ・ゴンザレス、ミシェル・ロドリゲス、『デッドプール』でエイジャックスを演じたエド・スクラインも出演し、クリストフ・ヴァルツがイド博士、ジェニファー・コネリーが悪役を演じるなど、豪華なキャストが揃うが、なんといっても注目は今年『ムーンライト』でアカデミー助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリの出演。悪役のヴェクターのほか、2役を演じるという。全米公開は2018年7月20日予定。■劇場アニメもヒット!大友克洋による大人気漫画「AKIRA」長年うわさになりながら、なかなか進展がなかった「AKIRA」はレオナルド・ディカプリオがプロデューサーに名を連ね、現在脚本執筆が進められている。2002年からワーナーで企画がスタート、2011年に一度は脚本が完成し、プリプロダクションに入ったが2012年に中断。現在新たに脚本執筆が進められている。一時はクリストファー・ノーランやジョージ・ミラー、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンなど様々な監督の名前が候補に挙げられたが、現在交渉中なのが低予算ホラー『Get Out』(原題)でスマッシュヒットを放ったジョーダン・ピール監督。コメディアンでもある監督は相棒のキーガン・マイケル・キーと『キアヌ』に主演している。■“漫画の神”と称される巨匠・手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」そして、日本人にとって国民的キャラクターである「鉄腕アトム」も『Astro Boy』の英名で映画化の企画が昨年から始動。日本の手塚プロダクションも製作に参加するという。『カリフォルニア・ダウン』の脚本家コンビ、アンドレ・ファブリツィオとジェレミー・パスモアが執筆中だ。撮影がまだ始まっていない企画については、実現したら、どのように実写化されるのか、日系あるいは日本人の俳優起用はあるのか。いずれの作品にも期待が高まる。(text:Yuki Tominaga)
2017年07月15日世界中で親しまれているおさるのジョージ。幼いころ、「ひとまねこざる」の絵本を読んでもらったという人も多いのではないでしょうか。そんな絵本の原画やスケッチなど約200点を集めた「おさるのジョージ展」が、8月9日(水)より松屋銀座で開催されます。絵本「ひとまねこざる」シリーズとは絵本「ひとまねこざる」シリーズは、アメリカの絵本作家マーガレット・レイとハンス・レイの夫妻によって生みだされました。本国アメリカでは1941年に「CuriousGeorge」というタイトルで発刊。日本では1954年の発刊以来、およそ550万部を売り上げました。身の周りのあらゆることに対し好奇心をもち、愛らしい騒動や冒険を巻き起こすおさるのジョージは、多くの人々に愛されてきました。2008年には、NHK EテレでTVアニメーションシリーズがスタート。アニメ版のジョージは、さらに多くの子どもたちから支持を得るようになります。●日本初公開の絵本原画も『ひとまねこざるときいろいぼうし』のカラー原画©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ひとまねこざるときいろいぼうし』のカラー原画©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ひとまねこざる』の表紙4色版©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ひとまねこざる』の2色原画©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ひとまねこざる』の見返しカラー原画(絵本は逆版)©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ろけっとこざる』の表紙ラフ・スケッチ©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『たこをあげるひとまねこざる』の表紙ラフ・スケッチ©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『たこをあげるひとまねこざる』のラフ・スケッチ©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ひとまねこざるびょういんへいく』のラフ・スケッチ©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>『ひとまねこざるのABC』の表紙ラフ・スケッチ©&®Universal Studios and/or HMH <南ミシシッピ大学所蔵>今回の展覧会では、日本初公開を含む約200点の絵本原画や制作のためのスケッチを中心に、おさるのジョージの作家であるレイ夫妻の、制作にまつわる様々な資料が公開されます。原画ならではの美しい色彩や、色鉛筆や水彩の筆致を間近で見ることができる、またとない機会ですね。《展覧会詳細》名称:おさるのジョージ展「ひとまねこざる」からアニメーションまで会場:松屋銀座8階イベントスクエア会期:2017年8月9日(水)~8月21日(月) 会期中無休時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで。最終日は17時閉場)入場料金:一般1,000円(700円)、高校生700円(500円)、中学生500円(400円)、小学生300円( )内は前売り料金問合せ:松屋銀座03-3567-1211(大代表)
2017年07月03日【おさるのジョージ展「ひとまねこざる」からアニメーションまで】が松屋銀座にて2017年8月9日(水)から21日(月)まで開催される。おさるのジョージとは身の周りのあらゆることに対し好奇心をもち、愛らしい騒動や冒険を巻き起こすおさるのジョージ。絵本「ひとまねこざる」シリーズは、アメリカの絵本作家マーガレット・レイとハンス・レイの夫妻によって生みだされ、1941年に「CuriousGeorge」というタイトルで発刊された。日本では1954年に出版されて以来約550万部が販売されている。またNHKEテレではアニメ版のジョージが放映され、多くの子供たちから支持を得ている。絵本原画やスケッチが集結、未発表作品も本展では日本初公開を含む約200点の絵本原画や制作のためのスケッチを中心に、「ひとまねこざる」の作家であるレイ夫妻の制作にまつわる様々な資料などが展示される。会場は4部構成となっており、第1章では「おさるのジョージ」が誕生するまでのエピソードを紹介。続く第2章では、「ひとまねこざる」シリーズの絵本原画や制作のためのスケッチが登場し、原画ならではの美しい色彩や、色鉛筆や水彩の筆致を間近で見られる貴重な機会となっている。また、今まで出版されていなかった未発表作品も特別に出展。さらに、作家「マーガレット・レイとハンス・レイの夫妻」の波乱に満ちた半生をドキュメンタリー映像として見ることができる他、アニメ版「おさるのジョージ」の絵コンテや設定画などを紹介するコーナーも。国内最大規模のグッズ販売グッズコーナーでは、「絵本版クラッシックジョージ」と「アニメーション版ジョージ」の可愛いグッズを国内最大規模で取り揃える。ここでしか買えない限定グッズや先行販売グッズをはじめ、雑貨や文具からファッションまで幅広くラインナップする。【詳細】おさるのジョージ展 「ひとまねこざる」からアニメーションまで会期:2017年8月9日(水)〜21日(月) ※会期中無休時間:10:00〜20:00(入場は閉場の30分前まで。最終日は17:00閉場)会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1アクセス:東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口直結東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分都営地下鉄浅草線「東銀座駅」A8番出口より徒歩3分<チケット>料金:一般1,000円(700円)、高校生700円(500円)、中学生500円(400円)、小学生300円※()内は前売り料金、小学生に割引設定はない。※前売りはヤフーパスマーケット、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンイレブンにて8月8日(火)まで販売。【問い合わせ先】松屋銀座TEL:03-3567-1211(大代表)Curious George and related characters, created by Margret and H. A. Rey, are copyrighted and registered by Houghton Mifflin Harcourt Publishing Company and used under license. Licensed by Universal Studios. All rights reserved.Curious George television series merchandise © Universal Studios. Curious George and related characters, created by Margret and H. A. Rey, are copyrighted and registered by Houghton Mifflin Harcourt Publishing Company and used under license. Licensed by Universal Studios. All rights reserved.南ミシシッピ大学所蔵
2017年06月29日ジョージ・クルーニーが、友人と共同経営するテキーラのブランドを約10億ドルで売却するに合意した。ジョージは親友でシンディ・クロフォードの夫でもあるランディ・ガーバー、もう1人の友人と3人で2013年、テキーラのブランド「カーサミーゴス」を創業したが、今回イギリスの大手酒造メーカーの「ディアジオ」が同ブランドを買収すると発表した。ディアジオはまず7億ドルを支払い、今後10年間の業績次第で最大3億ドルを支払う形で買収は行われるという。ランディによると、もともとは「一番美味しく飲めるテキーラを自分たちのブランドとして作ろう」という仲間内のアイディアからスタートしたビジネスは、ジョージのネームバリューも手伝って現在20か国で販売されている。ジョージは「もし4年前に、私たちが10億ドルの会社を持っているかと聞かれたら、私たちは『はい』とは言わなかったでしょう。これは当社に対するディアジオ社の信頼、私たちのディアジオ社への信頼を反映しています。でも私たちはどこへも行きません。今後もカーサミーゴスに深く関わっていきます」と声明を発表した。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月23日若きハン・ソロを主役とした『スター・ウォーズ』の新作スピンオフ映画から、監督のフィル・ロードとクリス・ミラーが降板した。撮影は今年2月から始まっており、監督たちとキャストの仲睦まじい集合写真がSNSに掲載されていただけに、驚きの展開だ。「The Hollywood Reporter」によると、撮影期間はまだ数週間残っており、夏の終わりには再撮影も予定されているというが、公開予定日の2018年5月25日(現地時間)に変更はないという。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリス・ミラーは才能豊かなフィルムメーカーで、素晴らしいキャストとスタッフを集めてくれました。しかし、この映画におけるクリエイティブ面での見解が私たちとは異なることが明らかになり、別々の道へと進むことになりました。新しい監督はまもなく発表します」と声明を出した。フィル&クリスも、降板を「残念だ」とし、「僕らは通常、『クリエイティブ面での相違』というフレーズは好きではないんだけど、今回に限っては的を射た表現だね。キャストやスタッフの世界レベルの最高な仕事ぶりにはとても誇りに思っている」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日アンドリュー・ガーフィールドが主演を務め、本年度アカデミー賞作品賞、監督賞を含む6部門にノミネート、見事2部門を受賞した『ハクソー・リッジ』。このほど、主人公の実在の人物デズモンド・ドスを演じたアンドリュー、彼の上官を演じたサム・ワーシントン、恋人のドロシーを演じたテリーサ・パーマーの3人が、メル・ギブソン監督について語った動画インタビューが解禁された。ヴァージニア州の田舎町で育ったデズモンド・ドスは、第2次世界大戦が激化する中、陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からは反対され、恋人のドロシーは別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。だが、訓練初日から彼のある“主張”が部隊を揺るがす。衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」と固く心に誓っていたのだ。上官と仲間の兵士たちから責められても、その意志は変わらない。軍法会議にもかけられるが、思いがけない助けを得て主張を認められたデズモンドは、ついに激戦地の“ハクソー・リッジ”へと赴く――。本作のメガホンをとり、自身も10年ぶりにアカデミー賞監督賞にノミネートされたメル・ギブソン。12歳で家族と共にオーストラリアへ移住。1979年、ジョージ・ミラー監督に見出され『マッドマックス』に出演し、世界中から一躍注目を浴びた。その後、『リーサル・ウェポン』など数々の大ヒット作に出演、監督第2作目『ブレイブハート』でアカデミー賞作品賞、監督賞をはじめとする5部門に輝いた。2004年には製作、監督、脚本を手掛けた『パッション』がR指定映画としては最高の興行収入を記録、アカデミー賞で3部門にノミネートされる。06年、同・音響録音賞ほか3部門ノミネートの『アポカリプト』で全米初登場第1位を記録した。それから10年あまり、幾多もの苦難を乗り越えて完成した本作で、世界各国の映画賞に輝き、鮮やかな復活を遂げた。ギブソン監督は、武器を持たずに戦場へと向かい、75人もの負傷兵を救ったドスの人生に魅了されたが、ドス本人は映画化を断り続けていたという。「映画化の許可を求めても、ドスは何年もの間繰り返し断ってきた。彼は、真の英雄は大地に眠る人たちだと主張していた。しかし、映画の世界は架空の英雄であふれている。そろそろ真の英雄を称賛してもいいのではないだろうかと僕は考え、作りあげた」とギブソン監督は語る。映像では、そのギブソン監督が「ドスを演じられる唯一の俳優」と太鼓判を押すアンドリューが、「(ギブソン監督は)“映画作りは楽しくない”と言いつつ、絶対に楽しんでいると思う」と話し始める。「彼自身がすばらしい俳優でもあるから、彼に見守られていると強い安心感がある」と、俳優出身の監督だからこその信頼感を強調、「監督に全てを委ねられる感覚がとても重要だ。でも俳優が全身全霊をかけて演技するには、監督に愛情と配慮が必要なんだ。そうでないと自分をさらけ出せない。それができる監督は物語も大切にする。メルのすばらしさは言葉では語り尽くせない」と、本作の撮影において全幅の信頼をギブソン監督においていたことを明かす。また、ギブソン監督が「キャリア史上最高の演技」と絶賛するオーストラリア出身のサムは、ドスと対峙するグローヴァー大尉を演じている。「メルの出演作や監督作を観て育った。だから最初は尻込みしたよ」とサム。「彼は映画製作において驚くべき感性を持っていて、映画監督としてとても柔軟な人だと分かった。気軽に演じさせてくれるのに どの監督よりも指示が的確だ」と鮮やかな演出手腕に言及。そして「20年前に聞きたかったよ」と微笑んでみせた。「何をどうしたいのか、弱さや繊細さも理解している。そして適確な導き方を心得ているの」と語るのは、ヒロインを演じたテリーサ。彼女もまたオーストラリア出身で、テレンス・マリックの『聖杯たちの騎士』やルーク・ブレイシー主演の『X-ミッション』など、幅広いジャンルの作品でキャリアを伸ばしてきた注目の女優だ。3人のキャストが語る通り、俳優として圧倒的な存在感を放ってきたメルは、監督として演技者の心をつかむ鮮やかな演出手腕を見せている。10年振りの最新作は、戦争の常識を塗り変えた男デズモンド・ドスの真実に臨場感たっぷりに迫っており、観る者を圧倒させるはずだ。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハクソー・リッジ 2017年6月24日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
2017年06月14日先日誕生したジョージ&アマル・クルーニー夫妻の双子について、ジョージの父親ニックさんが語った。「Us Weekly」によると、元ニュースキャスターのニックさんは6日(現地時間)、双子のエラとアレクサンダー誕生2時間後にスカイプ越しの面会を果たしたという。「赤ちゃんたちは美しかったですよ。もちろん彼女(アマル)も美しかった」と話し、息子については「ジョージは…目がどんよりしていたな。素面だったかどうか、ちょっとわからない」とジョークを飛ばした。夫妻は子どもたちの写真を公開していないが、ニックさんによると、エラとアレクサンダーは母親譲りのダークヘアだそう。ジョージの母親・ニナさんは「鼻がジョージに似ている」と話しているそうだ。ニックさんは「2人ともではなくて、男の子の方の鼻が似ているようです。横顔もね」と話している。孫の誕生に大喜びのニックさんは息子の家族について「みんな元気にやっています。ジョージとアマルは素晴らしく元気そうだし、アマルはものすごくいい調子のようです」と語った。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月09日ジェフ・ゴールドブラムと妻子(写真:AKM Images/アフロ) ジョージ・クルーニー(56)の妻アマル(39)が6日、男女の双子を出産した。「今朝、アマルとジョージはエラ&アレクサンダー・クルーニーを家族に迎えました。母子ともに健康で、幸せです。ジョージは現在鎮静剤を打たれていますが、数日中に快復する見込みです」と、ジョークを交えた喜びの声明を発表。海外メディアもお祝いムード一色だ。 クルーニーは56歳で初めて父親になったが、ショウビズ界ではさほど珍しいことではない。50歳を過ぎて初の子どもを迎えた有名人を紹介しよう。 ■ヒュー・グラント 2011年に51歳で女児タビサを授かる。母親は中国人女優のティンラン・ホン。その後、テレビプロデューサーのアンナ・エバスタインとの間にジョンが、そのわずか数カ月後に、ホンがフェリックスを出産。2015年にはエバスタインとの間に、グラントにとって第4子となる女児が誕生している。2人の母親とグラントの間には、いずれも婚姻関係はない。 ■サイモン・コーウェル ワンダイレクションの生みの親であるプロデューサーのサイモン・コーウェルは54歳で息子エリックを授かった。子どもの母親は、友人の妻だったローレン・シルヴァーマン。当初は不倫関係にあり、非難が噴出した。シルヴァーマンは元夫と離婚するも、コーウェルとは再婚していない。 ■ジェフ・ゴールドブラム 『ジュラシック・パーク』のマルコム博士役で知られるジェフ・ゴールドブラム。2014年に結婚した元オリンピック新体操選手で3人目の妻のエミリー・リヴィングストンとの間に、翌年第一子のチャーリーが誕生。このときゴールドブラムは62歳だった。今年の4月には第二子リヴァー・ジョーが生まれ、64歳で乳幼児2人を持つ父親となった。2016年のインタビューで、ゴールドブラムは「エミリーと出会う前は、子どもを持つことについて真剣に考えたことなんてなかった。今は違う。僕は彼女と結婚して子どもを持ちたい、と熱望したんだ」と語っている。
2017年06月07日ジョージ・クルーニーとアマル夫妻に6日(現地時間)、双子の男児と女児が誕生した。ジョージの代理人は「今朝、アマルとジョージはエラとアレクサンダー・クルーニーを彼らの人生に迎えました。エラ、アレクサンダー、そしてアマルは皆健康で幸せで、元気です」と声明を発表。さらに「ジョージですが、鎮静剤を与えられ、数日後に回復するはずです」とジョークも付け加えられ、いかにもジョージらしいわが子たちの誕生発表になった。56歳のジョージと39歳のアマルは2014年に結婚、夫妻にとって双子は初めての子どもになる。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月07日ジョージ・クルーニーが、アルメニアで出席するはずだったオーロラ賞授賞式を欠席、ビデオ・メッセージを送った。ジョージは28日(現地時間)にアルメニアの首都エレバンで開かれた、人命や人権の保護に貢献した人に贈るオーロラ賞授賞式への出席を予定していたが、妻のアマルさんの出産予定日が近いことを理由に出席を取りやめた。会場で流れたビデオメッセージで、ジョージは「そこにいるはずだったけれど、滞在中にもし妻が双子を出産してしまったら、僕は2度と家に帰れなくなってしまうよ」とジョークを飛ばし、会場は笑いに包まれた。アマルさんは6月に出産の予定だ。オーロラ賞は、1915年にオスマン帝国で起きたアルメニア人虐殺を生き延びたオーロラ・マルディガニアンという女性の名にちなんだ賞で、ジョージは受賞者の選定委員の1人。昨年の授賞式では司会も務めた。人権派の弁護士として国際的に活躍してきたアマルさんは、トルコ人政治家によるアルメニア人虐殺否定発言をめぐる裁判でアルメニア側の弁護を務めたこともあり、アルメニアは夫妻にとって縁深い国でもある。今年の受賞者はアメリカ人医師のトム・カテナ氏。2008年から、紛争の続くスーダンのヌバ山地を拠点に医療活動を行っている。ジョージはビデオメッセージで「暴力と戦争が人々の精神と忍耐力を脅かし続ける限り、カテナ医師のように無私無欲で他者を助ける人々、ただ生き延びるだけではなく生き続けられるように彼らを助ける人々を表彰し、力を与えて祝福することが大切です」と語り、「カテナ医師は私たち全員のお手本であり、真の変化をもたらす人物の1人です」と称えた。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月31日現在開催中の「第70回カンヌ国際映画祭」アウト・オブ・コンペティション部門に選出された映画『無限の住人』の公式上映が5月18日(現地時間)に行われ、木村拓哉、杉咲花、三池崇史監督が出席。超満員の中、上映後は鳴りやまない拍手に包まれスタンディングオベーションが起こった。現在公開中の『無限の住人』は、木村さんをはじめ福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵ら豪華実力派キャストが集結し、実写化不可能と言われた沙村広明の伝説的人気コミックを完全映画化。木村さんの新境地とも言える主人公・万次のキャラクター像、全てのキャストが全編ノースタントで挑んだ圧巻のノンストップアクション、そして命を懸けて凜を守り抜く万次の姿が観る者の胸を打つドラマが口コミで多くの評価を得ている。さらに日本だけでなく、アメリカ、オーストラリア、ドイツの3か国での海外配給も決定している。今回本作が選出された「アウト・オブ・コンペティション部門」は、本作を含め世界中の作品から選ばれた4本が上映されるもの。過去には、スティーブン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などが選出されており、日本映画がこの部門に選出されること自体が珍しい。現地カンヌでは、18日朝から実施されたプレススクリーニングで450人の座席が満席となり、現時点で米批評家サイト「Rotten Tomatoes」での批評家の評価は80%を獲得するなど、多くの海外メディアで高い評価を得ている。そしてついに行われた公式上映では、本映画祭で一番大きな劇場「グラン テアトル リュミエール」の2,300席は超満員。そんな中で、主人公・万次を演じた木村さん、万次に用心棒を依頼する少女・凜役の杉咲さん、三池監督が観客と共に本作を鑑賞した。本作の最大の見どころでもある、万次が挑む300人斬りのクライマックスシーンでは、客席から歓声が沸き起こり大いに盛り上がり、さらに上映終了後は拍手が起こり、鳴りやまない拍手とともにスタンディングオベーションが起こっていた。公式上映を終えた木村さんは、「2,000人以上の方々が、男性はタキシードで女性はイブニングドレスというフォーマルな恰好で観ていただきましたが、会場の皆さん作品の観方や楽しみ方がとてもカジュアルでストレートでした。素敵だと感じましたし、とても嬉しかったです」と興奮気味に語り、また「日本での公開を迎えた際に、市原隼人が『映画はお客さんが一番の花形です』と言っていたんです。今日のカンヌ公式上映でお客さんと一緒に映画を観ている最中に、上映中に拍手や笑いが起きました。スクリーンと客席が一体になっていると感じました。今日の上映は一方通行ではなく、本当にコミュニケーションをとることが出来たと思います」と感想を述べた。また、杉咲さんの赤い着物姿に海外メディアから大きな注目を集めた今回。木村さんは、「杉咲さんは着物で大正解でしたね。この場所にくると、“日本らしさ“を再発見できます」と語り、杉咲さん本人は「光景に圧倒されました。まだ成人もしていないのに(笑)こんなことが起こるのか想像もつかなかったのですが、色々なことを体験することが出来てとても幸せです」とコメント。三池監督も「改めて良い映画だなと思いました(笑)」と自画自賛し、「お客さんや劇場そのものが映画を後押ししてくれ、心地よい時間を過ごすことが出来ました。監督としてこれ以上の幸せはないと思いました」と感無量の様子。さらに、クライマックスシーンでの客席からの歓声に木村さんは、「照れくさいというか、嬉しいんですが、監督が『そうなるでしょ』とボソッと呟いていて。監督はさすがに違うなと思いました」と明かす。そんな三池監督は本作について、「編集で何百回も音をつけて、何十回と映像を見るんですが、何度見ても新しい驚きや発見が絶えずあります。作った人間に対して何か語り掛けてくる映画ですし、違うメッセージを持つ映画だと感じています」と言い、「今日は万次が現れたときに、ホッとしましたし、『やっぱり木村拓哉きたな!よし、来た!!』って。自分で監督をしていますが、ほかのお客さんよりも『よし来た!!』って喜んだかもしれません(笑)」とユーモアたっぷりにコメントしていた。『無限の住人』は全国にて公開中。「第70回カンヌ国際映画祭」は5月28日(現地時間)まで開催中。(cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年05月20日俳優・木村拓哉(44)、女優・杉咲花(19)、三池崇史監督が、現地時間18日22時30分からフランス・カンヌで開催された第70回カンヌ国際映画祭の公式上映に出席。映画『無限の住人』のクライマックスとなる300人斬りのシーンでは歓声が上がり、上映後はスタンディングオベーションの拍手喝采に包まれた。同作が選出されたのは、アウト・オブ・コンペティション部門。世界中の作品から4作が厳選されるというもので、過去には、スティーブン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などが選出されたことでも知られる。カンヌ映画祭で最も大きな劇場「グラン テアトル リュミエール」の2,300席は超満員。公式上映を終え、木村は「2,000人以上の方々が、男性はタキシードで女性はイブニングドレスというフォーマルな恰好で観ていただきましたが、会場の皆さん作品の観方や楽しみ方がとてもカジュアルでストレートでした。素敵だと感じましたし、とても嬉しかったです」と興奮の一時を伝える。また、「日本での公開を迎えた際に、市原隼人が『映画はお客さんが一番の花形です』と言っていたんです」と市原の言葉を思い返し、「今日のカンヌ公式上映でお客さんと一緒に映画を観ている最中に、上映中に拍手や笑いが起きました。スクリーンと客席が一体になっていると感じました。今日の上映は一方通行ではなく、本当にコミュニケーションをとることが出来たと思います」と貴重な体験になった様子。レッドカーペット上のフォトセッションでは、杉咲の赤い着物姿に海外カメラマンの注目が集まった。この光景に木村は、「今回、杉咲さんは着物で大正解でしたね。この場所にくると、"日本らしさ"を再発見できます。海外では評価をされる。まさに灯台下暗し。自分たちの良さに、もっともっと光を当てても良いのでは」と実感。杉咲も、「光景に圧倒されました。まだ成人もしていないのに(笑)。こんなことが起こるのか想像もつかなかったのですが、色々なことを体験することが出来てとても幸せです」と感動を伝えた。クライマックスシーンで客席から歓声が上がったことについて聞かれた木村は、「照れくさいというか、嬉しいんですが、監督が『そうなるでしょ』とボソッと呟いていて。監督はさすがに違うなと思いました」と照れながらの感想。翌日には海外メディア向けの取材も控えており、「今日時点でも海外メディアの方からインタビューがあり、それぞれの視点での質問がありました。人が10人いたら10人それぞれの感想があるのでそれを聞くのが楽しみです」と期待を寄せていた。なお、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」での批評家の評価は80%、オンラインデータベース「IMDb」での評価ポイントは「☆8.2」を獲得。『ガーディアン誌』のレビューでは星4つを獲得し、「三池ワールドが全開。そのアクションは、『LOGAN/ローガン』や他のハリウッド作品とも違う。アクションで衣装がなびくたびに興奮が止まらない」と評価されている。
2017年05月20日映画『無限の住人』の木村拓哉、杉咲花、三池崇史監督が、5月18日(現地時間)、第70回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門での上映に合わせ、公式記者会見に登壇。三池監督は『極道大戦争』(’15)以来、2年ぶり6作品目となるカンヌ。木村さんにとっては『2046』(’04/ウォン・カーウァイ監督)以来13年ぶりの参加、杉咲さんは本作で初の世界三大映画祭への参加となり、特別招待作品に選ばれた喜びなどを記者陣に語った。木村さん、杉咲さんをはじめ、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、市川海老蔵ら豪華実力派キャストが集結し、実写化不可能といわれた伝説的人気コミックを映画化した本作。木村さんをはじめ、すべてのキャストが全編ノースタントで挑んだ圧巻のノンストップアクション、さらに命を懸けて凜を守り抜く主人公・万次の姿が観る者の胸を打つドラマが評価を得ており、アメリカ、オーストラリア、ドイツ3か国での海外配給も決定している。今回のカンヌで、アウト・オブ・コンペティション部門の選出作品は、世界中の作品から選ばれた4本のみ。過去には、スティーブン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ミラー監督作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などが選出されており、日本映画がこの部門に選出されること自体が名誉なこと。現地では、さらなる上映国の拡大に向け、世界40か国以上の国と地域での本格的なセールスも開始する。18日にカンヌ入りした3人は、早速、揃ってフォトコール、記者会見と公式行事に参加。カンヌ入りした木村さんのファンがサインボードを持ち、声をかける様子も見られた。会見に先立って行われたフォトコールには、世界中から150人以上のスチールカメラマンが集まり、「Takuya!」「Hana!」「Miike!」とそれぞれに大きな呼び声が上がる中、3人は終始リラックスした様子でカメラマンからのリクエストに答えていた。朝から実施されたプレススクリーニング(報道関係者向けの上映)は、450人の座席が満席となり、現地での注目度の高さがうかがえた。続いて、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(Palais des Festivals et des Congres)にて行われた会見では各国の記者から質問が相次いだ。映画『2046』以来2回目となるカンヌに、木村さんは「またこの地に戻ってこられて嬉しい」とコメント、今回の感触は「大きく違います」と語った。ハードなアクションが連続する本作をなぜ受けたのか、との問いには、「三池監督に一緒に仕事が出来るのは、とても名誉なこと」と応じ、「一緒にやろうということ自体が、三池組のチームの一員ということが光栄でした」と、三池組に参加した喜びを語った。また、「この映画を撮ることの1番の挑戦は何だったか」を問われると、三池監督は「1番の挑戦はやっぱり木村拓哉と対決すること。主人公は不死身の男。いま日本で演じられる人間は木村拓哉しかいない。彼に万次を演じてもらはなければ始まらなかった」と語り、主演・木村拓哉でなければ本作は実現しなかったことを激白。木村さんは「挑戦という形では、原作者の沙村広明先生がつくりだした作り出した世界観をリスペクトを込めて表現すること。スタートラインに立つことがもう挑戦でした」と吐露、杉咲さんは「(凜は)ショックな出来事があって、両親のかたき討ちをする。凜ってすごい精神の持ち主だと思っているので、最初不安だったんですけど、凜の気持ちを自分で理解することが挑戦でした」と明かした。さらに、万次を演じるにあたってのトレーニングと万次の武器で最も気に入っているものを問われた木村さんは、「トレーニングは、いま思い返すと一度もしてないです。1番好きな武器は、いろんな造形物があったんですけど、凜を守り抜くメンタルです」と、万次の“精神”のごとくコメント。撮影中「ケガをしてもやろうと思った推進力は何か?」との問いには、「三池監督が現場で常に前に進む推進力を失わなかったことです」と語った。三池監督といえば、時代劇の『十三人の刺客』のベネチア国際映画祭コンペ出品に続き、『一命』がカンヌのコンペ部門に出品されたことが海外でも知られている。「サムライ映画といえば黒澤監督を思い出します。(プロデューサーの)ジェレミー・トーマスともっと映画を作って欲しいと思います」と言われた三池監督は、「黒澤監督は、黒澤明という人間を作れた。いまの自分たちの表現したいことを、我々も1つ1つ積み上げていかないといけない。今後も時代劇を世に送りだしたいです」と力強くコメント。最後に、今後の展望について聞かれた木村さん。「三池監督は映画監督なのはもちろん、三池組の家族が目の前でこれくらいのテンションで、ご自身でやってくれるのが楽しくて。アクション部のスタッフよりアクションがうまいんじゃないかと。出演者にしても、いろいろ各セクションのスタッフにしても気持ちを理解してくれる」と現場をふり返りながら、「映画を作るということは、こんなにも楽しいと感じさせてくれました。これから出会う役は1つ1つ運命だと思って演じていきたい」と、真摯に応じた。一方、杉咲さんは「今後どうなっていきたいかというのは、正直、明確に自分の中では浮かんでこないんですけど、もともとドラマや映画をみることが好きで、いま自分が経験したことや知らなかったことを演じて学んでいけるのは楽しみです」と前向きにその思いを語り、三池監督も「子どもたちに夢を与えること」と断言していた。『無限の住人』は全国にて公開中。第70回カンヌ国際映画祭は5月28日まで開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年05月19日