結婚生活は山あり谷ありとも言われるように、楽しいことだけではなく、つらいこともともに乗り越えていかなければならないときがありますよね。パートナーに対して「もう少しこうだったら…」と思ったり、「もっとあんな人と結婚したかったな」と思ってしまうこともあるかもしれません。結婚経験がある人たちは、もし生まれ変わったら結婚相手に何を求めるのでしょうか。今回はアンケートから、子をもつパパやママたちの本音をひもといていきたいと思います。■生まれ変わって結婚するなら、何が重要?アンケートでは、生まれ変わって結婚するなら、何を一番重視するか聞きました。その結果、「経済力」と答えた人がもっとも多い43.7%となりました。続いて「考え方や価値観が合うか」という回答が2番目に多く、3割を超えました。Q.生まれ変わって結婚するなら何を重要視する?経済力 43.7%考え方や価値観が合うか 32.9%家事・育児能力 8.9%その他 5.5%もう結婚はしたくない 5.4%趣味、食事などの相性 3.6%■パートナーの条件1位、「経済力」もっともパパやママたちが重視したのが「経済力」。アンケートに添えられたコメントから、その裏に潜んだ思いを読み解いていきたいと思います。「絶対に経済力です。旦那はもちろん、自分も資格を身に付けて子育てしながらでも正社員で働けたら、今よりも子どもたちにやりたい事をやらせられると思うので」(岩手県 40代女性)「現在は夫婦が共働きで、私は毎日夕方6時に帰ってきてから、家事や育児に明け暮れる毎日です。家のローンや養育費、習い事など、出費が多く心に余裕もなくなってしまいます。経済力があれば、旦那にももっと優しくなれるんだけどなぁ」(福島県 30代女性)「経済的に余裕がある方がいい。お金がないから家事や育児を全部自分でする、そうなると旦那が手伝ってくれないと愚痴が出る、気晴らしに買い物したくてもお金がないから買えない。結婚相手によって、豊かになるかキツキツで暮らすか差が出る。愛は全てを変える、けど愛じゃ飯は食えない(笑)」(神奈川県 40代女性)そのほか、「ある程度の経済力があり、普通の生活ができれば充分」とか、「お金があればケンカも減るし、人間穏やかになれる」などという、パートナーの経済力を重視する意見が寄せられていました。集まっていたのは、ただ単に「お金持ちと結婚したい」「楽な人生を送りたい」という夢見心地な声ではありませんでした。その裏に込められていたのは、「パートナーと仲良く暮らせるのに」「子どもに笑顔が向けられるのに」といった、「お金があれば心に余裕が持てる」という現実的な実感に基づいた意見のようです。■パートナーの条件2位、「考え方や価値観」次に、考え方や価値観が合うことを最も重視するという人たちの意見を聞いてみたいと思います。「考え方や価値観が合っていると一緒にいて居心地がいいし、楽ちんです」(岩手県 40代女性)「経済力で結婚したけど、考え方や価値観が違いすぎてつらい。ありがたく生活させてもらってるけど、生まれ変われるなら、考え方や価値観があっている人、もしくは違う意見も聞ける耳を持っている穏やかな人と出会いたい」(三重県 50代女性)「『どうしても許せない事』。これが一緒じゃないと、本当にキツイ。人生では先の読めないイベントがたくさん起こります。家族ならチームとして助け合いたいけれど、価値観が違ったらその度に衝突しなきゃいけない。身内との戦いは本当に疲れる。家は元気を蓄える場所にしないと、長い人生やってけませんよね」(神奈川県 30代女性)アンケートに寄せられた声からは、価値観や考え方が合わないパートナーとのつらい生活も垣間見えました「もちろん経済力も大切だけど…」という前置きをする人も多く、悩みつつも価値観や考え方が近いことを最重視しているということがわかります。筆者自身、夫とは性格は正反対なのですが、子育てに関する考え方や、人生における価値観の軸はとても似ています。そのおかげなのか、小さなもめごとがあっても、大きなケンカには発展しにくいと感じています。毎日の生活において、大きなケンカがたくさんあるとお互いに疲れ果ててしまいますよね。価値観や考え方が合うことを重視する人たちは、そうしたいさかいを避けられることにも、メリットを見いだしているのかもしれません。■パートナーの条件3位以下、「家事や育児力」などそのほかにも、結婚で重視することについては、さまざまな意見が寄せられていました。「家庭的で家事や育児に協力してくれる人だと、相手の気持ちもわかると思う。誰に対しても平等で思いやりのある人と結婚したかった」(神奈川県 40代女性)「お金は普通でいい。それより、共通の趣味がある事はとても大事。うちは夫婦でゲームが大好きなので、子どもができた今もみんなで楽しんでやっています!」(東京都 30代女性)「旦那と親との関係性が私は1番大事だと思います。何でも義親の言いなりで自分の考えはなし。何か言われた時に親に対して自分の考えを言えるか、嫁を守る事ができるのか、唯一の味方になれるかどうかは育ってきた環境によると思う。結婚は当人同士が好きでもお互いの親も必然的についてきますから」(鹿児島県 30代女性)家事や育児への協力姿勢や共通の趣味、親との関係など、それぞれの背景に基づき、重視するものは違っていて、人によって、結婚生活に求めるものは異なるのだと、あらためて実感します。さらに少数派ではあるものの、「結婚しない」という意見も寄せられていました。「生まれ変われるなら結婚をしない人生も歩んでみたい。バリバリ働いて趣味も充実させつつ人生を謳歌してみたい」というコメントもあり、自分が歩まなかった人生への憧れに似た思いもあるようですね。■「来世も一緒に爆笑したい!」いまの相手が一番という人も…生まれ変わって結婚相手に求めることをいろいろと見てきましたが、「やっぱり今のパートナーと結婚したい」というほっこりするコメントも寄せられていました。「ケンカもするし、『大っ嫌い!』と思うこともたびたびありますが、どんな私でもまるごと受け入れ、許して、気味が悪いくらい愛し続けてくれる夫は多分ほかにいないので、生まれ変わっても夫と結婚したいです。だから重視するのは『相手が夫であること』ですかね」(神奈川県 40代女性)「じつはいま、結婚して本当に良かったと思うのは旦那のおかげなので、このラッキーな相手をもう一度見つけたい、誰かに取られないようにしたい」(東京都 40代女性)「いまのダンナと結婚したい。 価値観も趣味も経済観念も似ているし 子どもや人間以外の生物にもやさしい。笑いのツボも近いから来世も一緒に爆笑したい」(神奈川県 50代女性)そのほかにも、「大病をして死にかけて主人にすごく助けられた。来世も主人のような思いやりのある人とのご縁を切に願いたい」という胸を打つコメントも寄せられていました。これまで歩んできた生活や、してきた経験にもよりますが、今のパートナーに満足しているという人も一定数いるようで、ほほえましい関係性には心が温まります。■結婚生活において相手に何を求める?結婚生活において求めるものは人それぞれで、「もし生まれ変わったら…」と、いろいろと思い描いてしまう気持ちはよく理解できます。ただ、やはり目の前あるのは現在の結婚生活、どうすればより快適に過ごしていくことができるのでしょうか。「結局はすべてが必要なんじゃないかな。お金がなくても愛があればなんて最初だけだし、お金があっても精神的に安定していなければいけないし。考え方や価値観も全く一緒って訳にはいかないけど、許容範囲で譲り合えるなら問題はないし。どれが欠けても強すぎてもいけない、ほどほどがよろしいのではないでしょうか?」(愛媛県 40代女性)「経済力、価値観など、すべて必要だけど、自分の理想ばかりを相手に求め過ぎてもうまくいかないと思います。理想と現実は違うだろうし、お互いに譲りあいながら、相手に対して『いつもありがとう』と感謝する気持ちも必要だと思います」(山梨県 50代女性)「どんな人と結婚しようと苦しみや不幸はあるかもしれません。何もなかった人生がよい人生なのではなく、苦しみや不幸にも意味を見つけ出せた人生こそがよい人生なのではないかと思います。来世のことを期待するのではなく、いままでよりももう少し優しく相手を思いやりながら、この旅を続けていこうと思います」(東京都 40代女性)「いま幸せです。でも、いろいろと頑張って今の幸せがあると思っています。生まれ変わりたいとは思わない。別の人生を生きたいと思わない。ただただ今を一生懸命に生きてます」(東京都 40代女性)結婚生活においてがすべてがバランスよく大切、そして相手への感謝の気持ちも忘れてはいけないというコメントを読むと、気がひきしまる思いがします。育児に家事に仕事に毎日忙しい日々が続くと、パートナーに対していろいろと求めすぎてしまうこともあるかもしれません。「お互いに思いやりを持つ」というのは、あたり前のことのようでつい忘れがちなことですよね。長い時間いっしょにいるパートナーだからこそ、あらためてその大切さを見直してみてもいいかもしれません。そしてパートナーに望むことは、現実の世界で自分たちが不安に感じているものの正体なのかも。その不安をパートナーに打ち明けたり、話したりできれば、もしかしたらいま感じていることを変化させられるかもしれません。「もし生まれ変わって結婚するなら…」というあくまで空想上の話ではありましたが、そう考えることで、現実の生活で少し思いやりを持てたり、視野が広がったりする手助けとなるかもしれません。あなたはもし生まれ変わって結婚するなら、何を重視しますか?Q.生まれ変わって結婚するなら何を重要視する?アンケート回答数:5720件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年07月14日結婚して子どもができると、毎日慌ただしい日々が訪れます。結婚前はときめいていたパートナーへの想いは、どのように変化していくものでしょうか? 今回は、パートナーに対するときめきについて、アンケートからひもときたいと思います。■「パートナーにドキドキする」3割は意外に多い!?アンケートでは、パートナーにドキドキすることがあるか聞きました。その結果、「全くない」、「ほとんどない」、「以前はあった」という回答をあわせると7割にものぼることがわかりました。もっとも多かったのが、「全くない」で3割近く。しかし一方で、「たまにある」、「よくある」という回答は約26%と、「ない」との間に大きく差が開く結果になりました。しかし見方を変えると、結婚して子どもがいる家庭の3割は、パートナーにドキドキしていることになります。これは意外に多いという気もしますが、実態はどうなのでしょうか?Q.パートナーにドキドキすることある?全くない 29.2%以前はあった 21.4%ほとんどない 19.8%たまにある 19.2%よくある 7.2%その他 3.2%"■ラブラブな夫婦の意見「毎日大好きが止まらない!」まずは「ドキドキする」と答えた人が、どんなタイミングでときめきを感じているのか、アンケート結果から読みとりたいと思います。読むだけで、「ごちそうさまです!」と言いたくなるほどのラブラブっぷりが伝わってくるコメントからご紹介します。「主人が単身赴任なので、会うたびに毎回毎回ドキドキします。会える日程が決まっただけで、ドキドキワクワクがとまりません。日に日に愛情が増しています」(宮崎県 30代女性)「普段は穏やかで優しくて、友だち感覚の人だけど、私が困ったときやつらいとき、主人の男気を感じた時は、すごくドキドキして、さらに好きになります。25年間、私の大好き指数は更新し続けています」(大阪府 40代女性)「付き合って10年、結婚して9年。毎日大好きが止まらないです。毎日ハグもキスも必ずしますし、基本的には家の中ではずっと一緒。家事も一緒だし、一緒にテレビやゲーム、休みは一緒に出かけます。子ども2人いても、いつまでも恋人気分です」(東京都 30代女性)ほかにも、「買い物中、遠目にカッコイイ人いたなぁと思ってよくよく見たら旦那だったことが何回かある」といううらやましくなってしまうような声も寄せられていました。「25年間ずっと大好き」というコメントもあるように、どうやらドキドキを感じ続けるかどうかは、いっしょにいる「時間の長さ」が必ずしも影響を与えるわけでもなさそうです。■ギャップ萌え夫婦の意見「たまに見せるしぐさにドキッ!」さらに、パートナーのどんなところにときめくのか、意見をみていきましょう。「ふいに優しくされたり、予想外のタイミングで家事をさっと先にやってくれたとき、ときめきます」(千葉県 30代女性)「旦那の忘れ物を届けに会社へ行ったとき、旦那が仕事モードでキリッとしていてちょっとドキっとした」(宮城県 30代女性)「たまにドキッとするしぐさや行動をされると、新鮮さを感じて、気持ちも若返ります」(神奈川県 40代女性)「常に頑張ってる妻には感謝。子どもが生まれてパンツスタイルが多くなったけど、たまのスカートにはぐっときます」(神奈川県 30代男性)家での姿と仕事中の姿とのギャップや、そのしぐさや行動にドキドキを感じている人が多いようですね。さらに、「子育て真っ最中は旦那のことはスルーしていたが、子どもたちが成長して私の心の負担が減り、ドキドキの瞬間を最近たびたび感じている」というコメントも。ドキドキする要素の一つには、「心の余裕」度合いもあるのだと、納得です。■幻滅サイン発信する夫婦の意見「ドキドキよりイライラ」一方、「ドキドキしない」と答えた人からは、元はドキドキしていたものの、結婚生活を送るうちにパートナーに幻滅したという声が多く寄せられました。「付き合い初めの頃は大好きすぎて夫に引かれるくらいでしたが、いまではドキドキ感はまったくなく、亭主関白な夫にイラっときています」(神奈川県 50代女性)「まったくない。モラハラな旦那なんで。いつリビングに来るか、いつ帰ってくるかという嫌なドキドキは常にある」(東京都 30代女性)「瞬間湯沸かし器のようにいきなり怒るから、会話もできない。結婚10年目だけど、なんで一緒になったんだろうって思うこともある。人に厳しく自分に甘いからムカつく。ドキドキより、イライラ」(神奈川県 30代女性)そのほかにも、「何を話しても上の空で、聞いてくれない」というコメントもありました。結婚して、長い時間いっしょにいるうちに、お互いの生活態度や性格などに相いれない部分を感じてしまう人は少なくないようです。■夫婦は運命共同体の意見「ドキドキはしないけど家族」さらに、ドキドキしなくなった理由として、“空気のような家族”という存在に変わったという声も多く寄せられました。「空気みたいな感じでドキドキはなくなった」(徳島県 40代男性)「付き合っているときはドキドキすることはありましたが、いまはまったくなし。父親としては文句はなく感謝の気持ちはありますが、ドキドキする男としては見られないなぁ」(千葉県 40代女性)「ずっと『凪(なぎ)』でいられるからこそ結婚生活が続けられるのかな、と。 つまりドキドキはしない」(千葉県 30代女性)「ないない! 子どもを育てあげる運命協同体です」(神奈川県 40代女性)また、「20年一緒にいて、他人ではなくなり家族になったので、ドキドキは一切ない」とか、「育児が忙しすぎて、旦那をそんな目で見る余裕がない」といった、家族であるこそのドキドキが感じられない理由をあげる人も。たしかに、子どもが増えると育児に家事に、または仕事と、忙しい日々が訪れて、以前よりもゆとりのある時間は格段に減る傾向にあります。そうした際に、「ドキドキなんか感じている余裕もない!」と思うのは無理もなさそうです。■ドキドキって必要? みんなが出した答えやいかに?ここまで夫婦間でのドキドキについて考えてきましたが、なかには、そもそも「ドキドキは必要はないのでは?」という意見も寄せられていました。一方で、「ドキドキはやっぱり大切」だと感じている人もいて、ドキドキにまつわる考えは大きく二分されているとも言えそうです。▼あなたはどっち? 「ドキドキは大切派」まずは、ドキドキすることが夫婦にとっては大切だと考えている人たちの声を紹介します。「付き合って9年、結婚して8年。子どもにも恵まれましたが、いまだに恋人のように仲良しで、ドキドキもあります。コツは、お互い感謝の気持ちを忘れず、言葉にも態度にも出すのと、家族のときでも、二人のときでも楽しむことでしょうか」(埼玉県 30代女性)「最近では夫の帰りが遅く私が寝てから布団に入ることがほとんど。たまに夫が早くベッドに入ったときはドキドキしています。夫の声を聞くと落ち着きます。なんだかんだありましたが、夫が私の一番の理解者だと思っています」(鳥取県 30代女性)「相手への思いやりとコミュニケーション努力」、これがドキドキする理由のひとつなのかもしれません。ドキドキする気持ちは相手の性格や考え方、ひいては生き方にも共感し、尊敬できるなどの土台の上に立っているとも考えられそうですね。▼あなたはどっち? 「ドキドキ不必要派」では、ドキドキはしなくても円満な家庭を作っているという人たちは、どういった思いからそのように考えているのでしょうか。「ドキドキはないです。でも家族みんなが笑っている楽しい家庭です。それだけで十分!」(北海道 30代女性)「たまに手を握ってみたり、そばでゴロゴロしてみたりします。ドキドキはしませんが、落ち着きます。好きで一緒になって家族になったのだから死ぬまでそばで落ち着ける存在であってほしいです」(大阪府 30代女性)「20年たち、正真正銘の家族であり、同志になっている感じ。ドキドキなんかまったくしないけど、絶対に必要な存在となっている」(東京都 40代女性)「ドキドキする時期は終わりました。結婚して16年、付き合ってから30年近くたつので、もうお互いに知り尽くした感があります。何年たっても相手を大切に思う心は変わりませんが、相手に対する気持ちって付き合いを重ねるごとに変わっていくものなんですね」(北海道 40代女性)ほかにも、「結婚して子どもが生まれるまではあったドキドキ感、いまは家族として何があっても味方してくれるという安心感に変わった」という声も寄せられていました。ここまで、パートナーへのドキドキする気持ちについて見てきました。ドキドキしているという人たちの声には、「すてきな関係だな」と感じさせられるものも多くあり、一方でドキドキ不必要派の方の意見を読んでいると、「ドキドキしていない夫婦で大丈夫?」といった心配が薄れていくように思えます。夫婦になっても恋人同士のようにドキドキするカップルや一緒に子育てをする戦友のようなカップル、または師弟みたいな関係ながらも釣り合っているカップルなど、多様な夫婦のカタチがあります。長くいっしょにいるうちにその関係性がどんどん変わっていく場合や、出会ったころから関係性が変わらない夫婦もいるでしょう。そのどんなカタチだとしても、夫婦がお互いに認め合っていれば、それがその家庭でもっとも落ち着く理想的なカップルなんだろうと思います。自身やパートナーの変化や子どもの成長などの日々を積み重ねながらお互い年を重ねていけたらステキですね。Q.パートナーにドキドキすることある?アンケート回答数:4976件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年07月07日里帰り出産でママがしばらく実家に帰って離れていたり、パパが単身赴任などで毎日家に帰ってこられなかったり、子どもと離れて暮らすパパは少なくないと思います。ママの実家が近い場合、パパは安心かもしれませんが、実の両親ではフォローしきれない“ママの不安”というものもあるのです。 里帰り出産のありがたさわたしは長子の出産時、出産予定日1カ月前~出産後1カ月まで実家で暮らしました。いわゆる“里帰り出産”です。実家は自宅から自動車で2時間程度の場所だったので、さほど遠くはないのですが、パパの職場とは逆方向だったのでその2カ月間は離れて暮らしていました。実母が元気でいてくれることは本当にありがたく、料理や洗濯など家事は頼りきりの2カ月でした。 ママはもう大人家事は実母に任せきりでしたが、出産後、夜間に赤ちゃんが原因不明で泣きやまなくてこっちが泣きたくなってしまうときなどは、実母であっても頼ることはできませんでした。 夜中に人を起こすのはためらわれましたし、何より自分はもう大人。実の両親といえども自分の問題で甘えて、休息を邪魔してはいけないと思いました。性格にもよるのかもしれませんが、実の両親に手助けはしてもらっても、赤ちゃんに対してママである自分の代わりのようなことはさせてはいけないと考えていました。 ママが甘えられるのはパパだけ生後3週間くらいのときだったと思いますが、赤ちゃんがずっと機嫌が悪い日がありました。なぜかはわかりませんが昼間からぐずぐずで、夜になっても度々泣いてなかなかぐっすり寝てくれません。自分も疲れていてこれ以上どうしたらいいかわからず、たまりかねて夜中にパパに電話して「来てほしい」と訴えました。 パパはすぐに車で2時間かけて駆けつけてくれ、翌早朝に帰っていきました。あのときは側にいてくれただけで心の底から安心しましたし、自分の家族はパパと赤ちゃんの2人なんだと強く感じました。 実家の両親は娘の私を気にかけ、助けてくれますが、本心から頼って甘えられるのはパパだけです。実の両親でも決してパパの代わりにはならないということは、パパたちに知っておいてほしいなと思います。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年07月05日元号が平成から令和に変わりましたが、生活や気持ちに変化はありましたか? 昭和や平成の時代を生きてきたパパママにとって、令和は子どもたちが生きていく新たな時代だという印象もあるかもしれません。そんな令和時代を生きる子どもたちに対して、親たちはどのようなことを望むのか、今回は少し未来に目を向けてみたいと思います。■令和時代に親が子どもに望むこととは?アンケートでは、令和時代を生きる子どもに親が望むことについて聞きました。その結果、1番多かったのは「失敗しても立ち直れて成長できること」、2位は「自分の力で道を切り開けること」でした。パパやママたちの8割以上が、子どもたちに「失敗しても立ち直る力」と「切り開く力」をつけてほしいと期待しているようです。Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは? ・失敗しても立ち直れて成長できること 46.0%・自分の力で道を切り開けること 38.9%・世界の人とつながり協同できること 5.6%・AIに負けない考える力を持つこと 3.3%・その他 3.0%・特にない 3.1%■令和キッズに望むこと1、「失敗しても立ち直る力」4割を超える親たちは、「失敗しても立ち直れて成長できること」と答えました。パパやママたちがもっとも重視している「失敗しても立ち直る力」とは、一体どのようなものなのでしょうか。「新しい時代こそ、失敗してもいいのでいろいろなことに挑戦してほしい。そして、失敗してもリカバリーしやすい時代になってほしい」(三重県 40代男性)「今後、失敗だけでなく壁にぶち当たったり、試練もあると思います。それを乗り越える力をつけてもらいたいです」(神奈川県 40代女性)「自分で道を切り開いていってほしいけど、その途中で失敗もあるでしょう。そのまま沈むのではなくて、立ち直る過程で成長してくれたらきっと宝物になるはず」(和歌山県 40代女性)「失敗や挫折をしても、それを糧にできるような大人になってくれたらいいなと思います。『人生楽なことばかりじゃない』って自分なりに学んでほしい」(岩手県 40代女性)小学生ぐらいになると、失敗を恐れる子どもが多くなるように感じます。さらに、親たちもできるだけ子どもが傷つかないようにと行動しがち。どんなに親が先々の不安を取りのぞいたとしても、子どもが成長していけば、そうもいかなくなるでしょう。筆者自身も、小学校に入学した長男が徐々に親と離れて過ごす時間が増え、それと同時に失敗して落ち込み乗り越える様子を、できる限り見守らなければと考えているところです。「『レジリエンス』という困ったことが起こっても負けない折れない心を持つことが大事」と最近よく耳にします。同じように、子どもが失敗して、そこからどう乗り越えて自分の学びとしていくかを重視している親は多いようです。「自分で考える。失敗をこわがらずにチャレンジをする。そうして、自分でやったことに責任を持ってほしい」という声も寄せられました。子どもがいつか自立するときのために、「失敗することの大事さ」そして「失敗から立ち直る力」を願う親たちの思いが伝わってきます。■令和キッズに望むこと2、「自分で道を切り開く力」2番目に多かったのは、「自分の力で道を切り開けること」でした。「子どもたちには、何でもいいので『これ!』と見つけたら、遠回りでもいいから貫いてほしい」(愛媛県 30代女性)「なんでもチャレンジしてほしい。親としては、心配になるところをぐっと我慢し、子どもを信じて見守っていきたい。でも、困ったことがあったら相談してほしい」(富山県 40代女性)「考えて実行して、評価してまた実行してと、自分の力で前に進む勇気と決断力を持ってほしい」(神奈川県 40代女性)そのほか、「周りに流されることなく、自分の思いを貫けるような強い人になってほしい」という意見もありました。親からみて「こんな人になって欲しい」という願いはもちろんあるでしょう。でもその願いと同じ、もしくはそれ以上に、「自分はどうしたいのか」をしっかり考え、そして行動する人になってほしいという思いがあるようです。また、「勉強ができる頭がいい子ではなく、生き抜いていける頭のいい子になってほしい」という声も。自分の進むべき道を見つけ、その道を切り開いていく、そうした強さを子どもたちに身に付けてほしいと思っているパパやママが多いようですね。■令和キッズに望むこと3、「他人と協調して生きる力」「人は1人では生きていけないから、必ず人との関わりは出てきます『見極める目』を持ってほしい。いい仲間を作ってほしいですね」(神奈川県 50代男性)「仲間と協力すること、人を思いやる心を持てる優しい人間であってほしい。自分だけでじゃなく、誰かが失敗したら助けてあげれる人になってほしいです」(北海道 30代女性)これまで見てきた回答とは異なり、自分だけでなく、周りの人とのかかわりを重視している親からのコメントが多くありました。■令和キッズに望むこと4、「多様性のある社会で活躍できる力」「これからの子どもは世界と対等に戦っていく必要があるので、いい意味でズルく立ち回れるスキルを身に付けてほしいと思います」(神奈川県 50代男性)「日本国内に留まらず、いろいろな世界を見てほしい。価値観や文化の違いなどがあるなかでも自分を見失わず信じる未来に向かってくれたらと思っています」(神奈川県 40代女性)またほかには、「これから進むAI化をうまく使い、日本だけでなく世界の一員として大きく羽ばたいてほしい」という声もありました。「グローバル社会」という言葉を聞くようになり、もう何年もたちます。これからの子どもたちは、さらに海外でも活躍できる力を身に付けてもらいたいという思いを抱く親もいるようです。■令和キッズに望むこと5、「あたり前の幸せな社会」寄せられたコメントには、「平成が終わったから」、「令和になったから」ではなく、子どもたちにはいつの時代でも元気いっぱいでいてほしいという内容も多く見られました。「幸せになってほしい、幸せでいてほしい。時代は変わっても親が子どもの幸せを願う思いだけはずっと変わらない」(神奈川県 40代女性)「健康で平和に暮らしていってくれれば、それでいいです。これだけで充分です」(福島県 40代女性)「いまを精一杯生きてもらいたいです。今ある平和を大事にしてもらいたい。当たり前に感じていることがあたり前ではなくなることもあるのだから」(奈良県 40代女性)「子どもたちが健康であること。世の中が平和であること」、いまさらながらあたり前で、そしてとても大切な願いに気付かされるとともに、あまりに多くを子どもに求めすぎてないかという戒めにもなりそうな声です。あらためて身が引き締まる思いになります。■令和ママ、パパはどう子どもと向き合うべきかそれでは、親自身はどのようにあるべきなのでしょうか?「子どもにどうのこうのではなく、まずは親、大人が変わらない限り子どもも変わらない。親の背を見て子どもは育つと言うように、自分も含めて大人がもっとちゃんと生きたい」(三重県 40代女性)親が生きてきたなかで大切に培ってきた価値観、そして変わりゆく時代に対応するために親自身も変化していく必要があると感じる価値観。AIの登場によって、今後はますます時代の変革が激しくなり、親が子ども時代に常識だったことも、変わっていく可能性があります。そんなときにはガチガチの頭で子どもを押さえつけるのではなく、多様性を受け入れながら、従来の考え方にしばられずに、柔らかい頭で対応していきたいとも思います。ワンオペ育児だったり、三歳児神話といった昔ながらの価値観がまだ残っている育児、そして男性の育児休暇取得が進まない会社といった価値観については、いまの親世代が子どもに残さないようにしたいことのひとつではないでしょうか。最後に、こちらのコメントも紹介したいと思います。「健やかに、豊かに、人生を生きてほしい。そのために、自分を磨く努力をし、結果を残し、人生の終わりに『良かった』と言える人生であれば、それでいいと思う」(愛媛県 40代女性)はたして、自分は子どもにどんな人生を送っていってほしいのか…。時代が変わっても変化しない思い、そして新しい時代だからこそ親も見つめ直したいこれからの子どものこと。「令和キッズが大人になったとき、どんな社会になって欲しいのか」未来に思いを馳せてみること。それは、もしかしたら親も今一度、自分の生き方も考えてみるチャンスになるのかもしれませんね。Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは?アンケート回答数:4908件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月30日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!最近少しずつ話す言葉が増えてきた息子くんしかし言ってほしいあの言葉! そう「パパ」「ママ」がなかなか出てきません…今日はそんなお話です。■少しずつ言葉を覚えてきた!喃語(「あう」「あむ」や「ばぶ」など、2つ以上の音のある赤ちゃんの声遊び)をよく話していたうちの息子ですが、1歳を過ぎたあたりから単語らしき言葉が出てくるように!簡単な言葉であれば真似してどんどん言うようになり、コミュニケーションをとるのが楽しくなってきました。■言って欲しいあの言葉…根気よく教えてるのですがなかなか「パパ」「ママ」はなかなか言ってくれません…ママはごくまれに(だいたいグズった時)に言ってくれる事はあるのですがパパという意味と思われる「パパ」はいまだに聞いたことがありません(笑)。■え…その言葉は言えるんだ…最近は私達じゃなくてもテレビだったり、甥姪などの他の子を見て真似してみたりと、教えていなくてもいつの間にか言うようになった単語もあったりと、日々成長を感じる毎日です。いつかきっと「パパ」「ママ」とたくさん呼んでくれる日が来ると思うので、その日を楽しみにしたいと思います!(笑)。
2019年06月30日意中の男性の本音が知りたい、恋する女性なら誰でも一度はそう思ったことがあるでしょう。この記事では男性の本音がわかる恋愛心理を5つ紹介します。やっぱりかわいい子が好き!女性は見た目じゃない、中身が大事なんだよ、なんて言っておきながらも実は自分の彼女にはかわいくしていて欲しいというのが男性の本音です。素朴なありのままの君でいいよ、と言われていても、常にかわいくなるための努力は怠らないようにしましょう。男性は常に女性のかわいさに惹かれてしまうものです。自分の方を向いていてもらえるように努力することが大事です。下ネタが出たら恋愛対象ではないかも?もしも、意中の男性が自分に下ネタをふってきたら、恋愛対象外とみなされているかもしれません。私に心を開いているのでは?と勘違いしてしまう人もいますが、男性は気になる女性には下ネタをふったりはしません。異性というよりは、仲の良い友達と見られている可能性があります。少しは異性として意識して欲しいなら、下ネタをふられたら話に乗るのではなく、ちょっと恥ずかしがるような態度をとってみましょう。仕事が忙しい、は避けているサイン勇気を出して自分から意中の男性を食事に誘ったけれど、仕事が忙しいから行けないとの返事が返ってくる、このようなことが続く場合は、あなたには興味がないという可能性が高いです。もしも気になる女性から食事に誘われたら、どんなに忙しくたって時間を作ってくれるはずです。今週忙しいならまた来週誘ってみよう、などというのは間違いです。脈がない相手のことはさっさと諦めて、次の相手を探しましょう。メールやLINEのやりとりが長引くと面倒意中の男性とは、メールもLINEもたくさんやり取りしたいものですが、あまりにも長引くと、こいつ面倒だなと思われてしまうかもしれません。特に仕事中であったり、友達と出かけている時などにしつこくメールを送ってくると一気に冷めてしまう男性が多いです。相手からの返信が遅れがちになってきたら、少しやり取りを控え目にした方がよいでしょう。褒めてもらうと嬉しい男性の気持ちを理解するのは難しいと思いがちですが、実はいたって単純な面もあります。男性はとにかく褒められたい生き物です。服装や髪型を褒められるだけでも嬉しくなります。些細なことでもいいので、さりげなく褒めてみて下さい。特に2人きりの時や、メールなどで褒めるのが効果的です。
2019年06月27日可愛いという表現は、女性にとって非常に嬉しいもの。それをきっかけに男性を意識してしまう場合も……。彼が「可愛い」と言ってくるのはなぜ?本当に可愛いと思っている本当に心の底から可愛いと思っていて、その気持ちを正直に伝えています。この場合は全くネガティブな要素がありませんし、女性にとっても非常に喜ばしいことです。男性にはそれぞれ女性の好みがあるので、当然ストライクゾーンの顔であれば可愛いなどポジティブな表現が生まれます。男性は意中の女性に対して自分の気持ちを伝えたいと思うので、一回だけでなく何回も可愛いと言われるのであれば、正式な告白も近いかもしれません。とりあえず可愛いと言ういかなる場合でも女性を褒めるのは、男性にとって大切な心構えです。好みではない女性に対して、いきなり侮辱するような発言があれば人間性が疑われます。ただ、どのように褒めるべきか悩むケースもあります。そんな時は、とりあえず可愛いという表現を使うと女性を傷付けません。あえて個性的な部分を褒めようとすると、嫌な気持ちにさせてしまうこともあります。例えば高身長を褒めた時に、実はコンプレックスだった場合は変な空気が流れてしまいます。しかし可愛いという表現は相手を傷付ける要素がないので、便利なのです。この場合、彼はただの社交辞令として言っている場合が多いので注意が必要です。本当は特に何も思っていない何も思っていなくても、平気で可愛いと言える男性もいます。男性の性格が冷酷とも言えますが、女性が喜ぶツボを知っているとも言えます。この場合は真剣に恋愛をしたいというよりも、ワンナイトラブなど下心が秘められている可能性が高いです。適当に外見を褒めて、手の上で転がそうという悪い考えの男性も存在します。表面上の言葉に踊らされず、男性が何を考えているか見透かさなければいけません。反応を見ている可愛いという言葉をかけられると、女性としては良いリアクションになります。男性は、そんなリアクションを確認する為に言っている可能性もあります。可愛いという発言に喜んでくれたら恋人関係に発展しやすいですが、距離を置きたがっているようなリアクションだと交際は難しいです。女性の反応を見て、自分の立ち振る舞いを決めるのです。
2019年06月26日彼の本音が知りたいと思っても、付き合い始めは相手の考えていることがわからないもの。相手の本音はそう簡単にはわからないので、ストレスがたまったり、しんどいと思ったりすることもあるかもしれません。しかし、彼の本音は案外「しぐさ」に表れることがあるんです。■ 腕組みをするのは緊張しているサイン腕組みするのは、無意識に自分を守ろうとするしぐさと言われています。もし、彼が腕組みをしていたら、不安がある、緊張があるというサイン。彼はリラックスしていないのかも。あなたとの距離の取り方を考えあぐねているのかもしれませんし、デートのお店や場所など、知らない場所や行き方などに不安を感じているのかもしれません。■ ズボンをこすっているしぐさは自分の気持ちを話したい座っているときに彼がズボンをこすっていたら、彼の中に話したい気持ちがあるとき。自分の中に話したいものがあるけれど、ためらってなかなか話せないというときに、そのもどかしさからズボンをこするということがあります。なかなか話せない理由として、うまく言葉にできないこともありますが、これを言ってもいいのかな……と不安に思っていることも。彼がズボンをこすっていたら、あなたの方から話を引きだしてあげるといいでしょう。彼の話はたどたどしくても、適当に切り上げたり、勝手に決めつけて結論付けたりせず、じっくり聞いてあげると彼も話しやすいでしょう。■ 髪の毛を触ったりあごをなでたりするのは退屈のサインあなたが話をしているのに、彼が髪の毛を触ったりあごをなでたりするときは、退屈しているサイン。一応、聞いているふりをしていても、早く切りあげないかなと思っているかも。そんなしぐさが見えたら、早々に話をまとめて、別の話をしたほうがよさそうです。彼の方からお話をするよう促してみるのもいいでしょうね。■ まとめ付き合って間もないカップルはお互いのことが分からないので、気をつかうことが多くあります。ちょっとしたストレスやしんどい思いから、次のデートは気が重いと思うようになったり、距離を置きたいと思ったりするきっかけになるかもしれません。そんな状況を避けるためにも、彼のしぐさから彼の気持ちをいち早く察せられるといいですね。(如月柊/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年06月23日子どもが親の意見に対して口答えしたり、反抗的な態度を取ったりするようになると、「もしかしたらうちの子、反抗期?」と思うパパママは多いことでしょう。今回、「子どもの反抗期」についてアンケートを取ったところ、「反抗期の時期」や「反抗期がある、ない」については、必ずしも一律ではなく、子どもによって異なってくることがわかりました。まだ子ども自身が小さくて反抗期はまだ先と思うパパママも、なんとなく気になるこの話題。すでに突入している人たちからお子さんの反抗期の態度、親が取った対応などを聞きながら、乗り越えるコツについて考えてみたいと思います。■「子どもの反抗期」7割以上があると回答アンケートでは、子どもに反抗期があったかどうか聞きました。その結果、「小学校低学年から高校生までの間に反抗期があった」と答えた人はあわせて74.4%となり、7割以上の親が子どもの反抗期を経験していることがわかりました。また、「まだ反抗期になっていない」と答えた人は23.3%で、その回答の裏には「これから反抗期を迎えるだろう」という予測も含まれていると考えられそうです。一方、「反抗期はなかった」と答えたのはわずか6.2%で、多くのパパやママたちが子どもの反抗期を経験しているか、もしくはこれから迎えるだろうと考えているといえそうです。Q.子どもに反抗期あった?小学校低学年であった 15.1%小学校高学年であった 18.4%中学生であった 20.5%高校生であった 20.4%まだ反抗期になっていない 23.3%反抗期はなかった 6.2%わからない 8.2%その他 5.1%■反抗期の特徴1、暴言、暴力「反抗期」と一口に言っても、実際に子どもとの具体的なやり取りは、家庭によって異なります。今回いただいたエピソードから多かった反抗期で起こる子どもの態度を3つにまとめました。まずは、親にとってもっとも過酷と思える暴言、暴力に関するエピソードです。「中学のとき喜怒哀楽が激しくなって、私に対していつも怒っていましたね。『お母さんにしかあたれないんやな』と理解していました」(三重県 50代女性)「高校受験前は反抗期が一番ひどかった。朝、『おはよう、今日はゆっくりだね』と言っただけで『死ね』と言われていました。最高に険悪でしたが、高校になったら落ち着きました」(東京都 40代女性)「高校生の息子とバトル。ああ言えばこう言う、みたいな言葉戦がエンドレス。口だけは達者!」(神奈川県 40代女性)「小学校5年生くらいから中学3年生までありました。一番ひどかったのは中学生のときで、『食器棚のガラスは割る』、『ドアに穴を開ける』、『壁に足跡のへこみをつける』など大変でした」(千葉県 40代女性)理由もないのに「死ね」と言われたり、家の中を壊されたりという、驚きの体験談が寄せられていました。ほかにも、「高校生になった娘とは毎日口ゲンカが絶えなかった」というコメントもあり、反抗期の子どもたちはなかなか手ごわそうです。■反抗期の特徴2、会話が成立しない暴言、暴力はなくても、話してくれない、会話にならないといった、「子どもとのコミュニケーション」がスムーズにできなくなったという声も多く寄せられました。「次男が中学3年のときに突然反抗期が始まり、いつもニコニコして明るかったのに一切しゃべらなくなり、その変貌ぶりにとても悲しい思いをしました」(大阪府 50代女性)「娘が小5から中2までひどかった。何もかもにつっかかり、文句をつけて人のせいにする、そして無視される日々。『人が真面目に話してるんだから聞けー』って叫びながら戦ったこともあります」(青森県 30代女性)「中3の反抗期は最悪。受験の大事な時期なのに、志望校を決める話し合いすらできませんでした」(千葉県 50代女性)こうした子どもの変化は、親としてもなかなか認めたくないと感じてしまうもの。また受験、進路を決める時期といった子ども自身の将来を考える上で大切なときに、話さえできなくなると、親も焦ったり、追い詰められたりと言った気持ちになるのかもしれません。■反抗期の特徴3、親の言うことを聞かない「こうしなさい、ああしなさい」など、親が子どもに対して指示したことは、かえってやりたくないというのは、子どもの反抗期の特徴的な態度と言えるかもしれません。「男の子ですが小5で反抗期に。怒られるとわかっていることをして、怒られるとふてくされる」(千葉県 30代女性)「上の子は小2ですが小1から反抗期。毎日の宿題や家庭学習、日々の最低限の片付けや生活習慣などについてケンカばかりで、情けないですが母親をやめたいと思ってしまうほどです」(北海道 40代女性)「うちの子は『うん、わかった』と返事はいいのですが、言ったことはやらず、行動は反抗的です。いろんな反抗期があるんだな~と勉強になりました」(茨城県 40代女性)自分が子どもだった頃を思い返してみれば、その気持ちも理解はできそうですが、親となってみると自分の話をまったく聞いてもらえないと、悲しく感じたり、イライラしてしまったりするものですよね。■反抗期はいつから? いつまで?また、「反抗期の時期」については、「小学生」と答えた人があわせて3割余り、「中高生」と答えた人が約4割という結果になりました。アンケートの選択肢にはありませんでしたが、期間をまたいで反抗期が長期に渡って続いたという声も多くありました。「長女は、年長で2人目ができてからずっと反抗期だった気がします。高校生になって少し落ち着いたかな」(広島県 50代女性)「小学校高学年から高校3年のいまに至るまで、ずっと反抗期が続いています。家庭に平和はいつ訪れるのでしょう…」(静岡県 50代男性)「14歳の息子、もともとあまのじゃくで言うことを聞かないし、ああ言えばこう言うので、いつが反抗期なのかわかりません」(千葉県 40代女性)そもそも、反抗期とそうではない時期というのは、子どもの性格の違いや親自身の感じ方の違いなどもあるため、明確に線引きできるものではありません。ただ、そのなかでも長期間にわたって反抗期が続いていると感じている親たちは多かれ少なかれ、「いつ終わるかわからない」というストレスを抱えていることは想像がつきます。さらに、「兄弟間でも反抗期の有無や反抗期の時期が異なっているため、回答はしぼれない」というコメントも複数ありました。子どもの反抗期を一括りにして説明することの難しさをあらためて感じるとともに、兄弟間でもまったく異なる成長をしていくのだと気づかされます。■反抗期は必要!? 「反抗期はない」も不安一方で、反抗期がないがゆえの悩みを持つ親もいるようです。「長男が高校生、次男が中学生、長女が小学生のとき、私にガンが見つかった。みんなで落ち込み、見つかった当初は私は泣いてばかり。主人は自分の仕事が一番で、手術日以外は病院に来てくれませんでした。それを見ていた子どもたちだから、もしかしたら反抗する機会がなかったんじゃないかとも思います」(神奈川県 40代女性)「4年生、2年生、年長の三兄弟がいますが、まだ反抗はなく、それどころか言い返すことさえしないので心配。私は愛情を注いでいるつもりですが、『怖いのかな』とか、仕事で帰りが遅かったりするので『甘えたいのかな』とか。逆に悩みどころです」(島根県 40代女性)「反抗期は子どもが親にきちんと気持ちをさらけ出せているということ」、「愛されていることがわかっている証拠」などと言われることもあります。こうした考えを聞いてしまうと、「反抗期がないことが心配」と、悩みを抱えてしまう場合もあるのかもしれませんね。あればあるで大変な反抗期、されどなければないで心配な反抗期、つくづく子どもの反抗期とは、親の悩みのタネだと言えそうです。■反抗期を経験した親たちから学ぶことそれでは、子どもの反抗期をどのように乗り越えればいいのか、コメントをもとに考えてみましょう。▼子どもとあえて距離をとる「何を話しても無視でしたが、中学に入ったらピタッと反抗期が終わった。反抗期の子どもにはかまわないのが1番だと思います。その方が早くその時期を抜け出せる気がしています」(新潟県 40代女性)子どもたちがコミュニケーションを拒否する場合、親は干渉せずに、あえて距離をとる。子どもが中学、高校生といった場合には、この対処を選択する人は多いかもしれませんね。子どもが自立を考えるような気もちでの反抗期の態度であれば、この対処もある一定の効果が期待できそうな気はします。ただもし、子どもが学校などで悩んでいる場合に起こっている感情の不安定さだったことを考えてしまうと、親としても決断するのは難しそう。また「子どもには子どもの人生がある」と十分わかっていても、親がはたして距離を取ってしまうことが本当にいま現在良いことなのか、悩む親が多い気がします。▼根気強く子どもと向き合う「息子がちょっとづつ反抗し始め、いつか笑って話せるようにと思いつつ、子どもの間違ったところには命懸けでぶつかり合う覚悟で向かっています」(千葉県 50代女性)「長女とは中学生のときに取っ組み合いのケンカをしました。社会人のいまはお互い1番信頼できる関係です。ストレス解消として、『家に帰ってあたれるところがある』というのはいいのではと思います。取っ組み合いでも大ゲンカしてでも子どもがそれで発散できたらいいと思います」(埼玉県 50代女性)「根気強く子どもと向き合って話し、体ごと真剣に受け止めてあげることが大切。親になるための試練でもあるので、親子としての絆を深めるためには必要な過程だと思う」(北海道 50代男性)子どもがいくら反抗的な態度だったとしても、「間違っていることは間違っている」とはっきり言葉で伝える。ときには体でぶつかって、子どもと向き合うと心がけている。という真正面から子どもと向き合う親からのコメントもありました。子どもとぶつかり合うのは、親の時間、体力、精神力が必要となってきます。場合によっては、真正面からぶつかり合うことで、お互い消耗してしまうこともあるかもしれません。それでも、「子どもとは向き合う」を重視している声が聞かれました。▼「命令」ではなく「提案」をする「『~しなさい』という指示ではなく、『~しよう』と提案するよう意識しました。提案だと、受け入れるかどうかを子どもに委ねることになり、子どもは『やるかやらないかを自分で選んだ』という気持ちを持てるし、結果の責任も自分になります。そして、うまくいかなかったときに、『だから言ったじゃない』と言わないようにしています。そうすると、子どもなりに次から気を付けるようになります」(埼玉県 30代女性)子どものためだからと、ついつい「あれしなさい、これしなさい」と、命令口調になってしまう。これは日々自覚しながらも、あらためようと思っている親も多いのではないでしょうか?自分が子どもの立場になってみると、命令ばかりされては、なかなか行動に移せないとわかります。さらに「子どものため」と言いつつ、それは「親の都合」「親の責任転嫁」だったりすることも…。コメントのように、「提案」とすることで、「決めるのは子ども」と実感させることは、とても大切なことだと思えます。ただ、どこまで任せられるのか、結局何もしなかった場合にどこまでなら「子どもの決めたこと」を通せるのか。親としての度量の深さも問われていると言えそうです。▼子どもに寄り添う「自己主張できるのはすばらしいこと。本人の言い分をまずは聞いてあげたいです」(東京都 40代女性)「まずは言い分を聞いてあげたい」、「子どもにとっていい距離を模索している」など、子どもに寄り添いたいと考えているパパやママからの声が集まりました。反抗期とは言っても、これまで親子で築いてきた時間がなくなってしまうわけではありません。たしかにその関係性が変わることもあるかもしれませんが、それも子どもの成長の証と認められると、あらたな親子関係を模索していくことができるのかもしれません。ここまで、子どもの反抗期について考えてきました。子どもによって反抗期の有無、その大小や種類は異なっていて、大変な思いを抱えているパパママがたくさんいることがわかりました。そして同じだけ、いえもっと多くの子どもが自分の感情のゆれや大人になっていく体と精神のギャップに悩んでいるのかもしれません。記事中では反抗期について種類を分類して、対処法についても考察しましたが、目の前にいる子どもにはここで挙げたような方法がうまくいかない場合も多いことでしょう。そして日々の摩擦で、悩んでいるパパやママもいるかもしれません。最後に、こちらのコメントもご紹介します。「反抗期の娘、なかなか毎日がハードです。お母さんだって人間だもの、参考書どおりの対応がいつもできるわけじゃない。その代わり自分に余裕があるときは思いきり甘やかすし全力で一緒に遊ぶ! 子どもの心の成長に寄り添えていたらいいな」(岩手県 20代女性)日々、トゲトゲした感情に触れていて、疲弊してしまっているパパママもいるでしょう。「反抗期の親のNG行動」「反抗期のやってはいけない接し方」といった情報をみながら、日々格闘している人も。そんなときには、一度パパママも子どもと真正面から向き合うことを横に置いてしまってもいいかもしれません。家のなか全体がギスギスして、金切り声だけが響いている環境というのは、やっぱり親も子も苦痛でしょう。それならまずは自分の元気を取り戻すことに注力して、日々をリセットしてみるのも悪くはないのではと思います。反抗期は、親子関係をあらためて考えなおす「試練の時」という気もします。寄せられたエピソードのなかには、「子どもが巣立つときが必ず来るから、いま一緒にいる時間を大切にしたい」といったコメントもありました。もう一度、親子関係を構築することで、子どもはより自立した大人へ、親も手を繋いで守ってきた子どもとの子離れへと進んでいかれるのかもしれませんね。Q.子どもに反抗期あった?アンケート回答数: 5324件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月23日わが家のパパは音楽が大好き。私が妊娠中に好んで聞いていた音楽やパパの好きな音楽のMIX CDを、長女と長男それぞれのときに「誕生記念MIX」として作ってくれました。そのときのエピソードをお伝えします。 音楽は子どもに一番最初に教えたいことわが家のパパは、コアなレコードコレクターで音楽マニア。そして「わが子が最初に耳にする音楽は、パパが選ぶ! 世界にはこんなすてきな音楽があると教えたい」というポリシーがあります。 長女、長男の誕生時には2人に「誕生記念MIX」CDを作り、退院して帰宅するときに車中で流してくれました。CDはわが子への贈り物でしたが、産後に情緒不安定だった私の心にも音楽がすみずみまで染み渡り、涙があふれました。そして、前向きなパワーをもらいました。 MIX CDは子育て中にもパワーを発揮パパが作ったMIX CDは、私が妊娠中に好んで聴いていた音楽と、パパが大好きで子どもに聴かせたい音楽が合わさっています。 もしかするとわが子に胎内記憶があるのか、私の好きな音楽が流れるとピタリと泣き止むことが多く、とても助けられました。また、パパの好きな音楽は、口下手で言葉の少ないパパから子どもへのメッセージに思えて、聴くだけでとてもやさしい気持ちになります。この2枚のMIX CDを聴くと音楽の力って偉大だなと感じます。 子どもが思春期を迎えたら贈りたいパパが作ったMIXは、子どもたちが大人への階段をのぼり始める思春期に渡すつもりです。今はママに抱きついて泣いている子どもたちも、いつか流れる涙を自分で拭わなければならない日が来ます。そんなときに「あなたはひとりじゃないよ。愛しているよ」というメッセージになればいいなと思っています。 子育てでは、パパにいろいろと不満もありますが、このMIX CDに関しては「パパ、いい仕事したね!」と思っています。 子育てをするうえで、何か「形」として残せるものがあると素敵ですよね。音楽や写真、絵、一緒にスポーツに取り組むなど、時間を超えて親子を結びつけてくれるものを大切にしていきたいなと思います。著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2019年06月23日あなたのご家庭でのパパの存在ってどういうものですか? わが家の子どもたちは典型的なパパ大好きっ子です。私はそんなふうに育ってくれてよかったと思っています。今回はそんなわが家でのパパと子どもたちの様子をお伝えします。 「パパおかえりー!」の癒し効果がすごい3人の子どもたちがいるわが家は、日中によくママ争奪戦が勃発します。ママにとってこれほどうれしいことはありませんが、そこにパパが帰ってくるとパパ大好きっ子たちは「おかえりー!」と言って一斉にパパのほうに走っていってしまいます。 「あれ? ママは~?」と少しさみしい気持ちにもなりますが、パパの顔を見るとうれしそうにニコニコしています。そんな姿を見て、私も癒されています。パパにとっても、仕事で疲れたときの子どもたちの熱烈なお迎えは癒し効果バツグンのようです。 意外な効果!? トイレトレーニングが進んだ!「パパ大好きっ子でよかった!」と私が強く思ったのは、息子のトイレトレーニングでした。失敗続きでトイレに行くのも億劫になっていたころ、「じょうずにできるようになったら、パパと○○くんでお出かけするってパパが言ってたよ」と息子に言うと、進んでトイレに行くようになったのです。 パパからの特別扱いは、子どもにとって本当に特別なことのようです。パパの存在の大きさを実感しました。 パパ大好きっ子の秘訣「パパを悪者にしないこと」子どもたちがパパのことをもっと好きになるには、子どもたちの前でママがパパの悪口を言わないことが大切だと思います。 ママ友との会話などでついついパパのグチを言ってしまいがちですよね。しかし、ちょっとしたグチでも子どもにとったら悪口に聞こえてしまい、ママがパパのことをあまり好きではないと捉えてしまうかもしれません。私は、パパへの感謝を子どもたちにも言葉で伝えるようにしています。 子どもたちがパパのことも大好きだと、パパもうれしいうえに、ママも楽しくなると思います。パパ大好きっ子になってもらうために、まずは子どもたちの前でママからパパへ感謝を伝えることから始めてみるのもいいかもしれませんね。 イラスト:sawawa著者:山野美由紀二男一女の母。出産を機に、プログラマーを退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年06月22日夫婦2人3脚で日々奮闘する育児。頼りになるパパの存在は非常にありがたいですよね。ただ、やはりママだって人間。イライラすることもあります。今回は、わが家のパパに日々感じているけれど言えない、ママの内に秘めた思いをつづります。 1. 帰宅後も協力してほしい本来なら、仕事から帰宅したパパには家では「ゆっくり休んでね」と言いたいところですが、ママにとっては子どもが寝るまでが仕事のようなもの。子どもを寝かせるまでのお風呂や歯磨きなど、特に2歳くらいまでは自分でできないことも多いわりに自己主張も始まるのでバタバタ……。 そんなとき、ビール片手にテレビを見ているパパの姿が……。ママは子どもを寝かせるために時間を逆算して動いているのに! 声に出さないにしろ、任務遂行するまでは協力してほしいのが本音です。ただ、仕事で疲れたパパにはなかなか言いにくいこともあります。 2. おむつ替えをしてほしいわが家のパパはかなりおむつ替えが苦手です。特にうんちだとわかるや否や拒絶反応を見せることも。ママの視点から言えば、自分の子どものうんちくらい……と思ってしまいます。 以前テレビで、「大は無理」と話すパパもいたので、男性は苦手なのかもしれませんが、忙しいときは「そんなこと言ってないでおむつくらい替えてよ!」と思ってしまうことがわが家ではよくあります。 3. 視野を広く持ってほしい何か頼みごとをしたときでも、子どもの様子は常に変化しますよね。途中で子どもが泣き出すなどのイレギュラーが発生した場合は優先順位が変わってくるので、今さっきお願いしたことよりも先に手伝ってほしいことが登場します。 わが家のパパは、どうもそのことを察知するのは難しいらしく、イライラしてしまうと、「コレをやれって言ったじゃないか」と反感を買ってしまう……。そんなときは、「状況によって何が重要かわかるでしょ!」と言いたくなってしまいます。 「ママの心の声」、わが家のパターンをご紹介しました。もちろん、すべて完璧にできるというパパもたくさんいると思います。お互いさまなのも承知のうえ。しかし、時には言いたいときもありますよね! 「わが家もそう!」と共感できる部分、ありますか? イラスト:imasaku著者:小林夏希4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。
2019年06月18日手のつなぎ方にはいろいろな方法がありますが、それぞれの手のつなぎ方で男性側の心理を探ることができます。手を繋ぎたがるのは脈があるか確かめようとしている男性側も誰彼構わず女性に対して手を繋ごうと思っているわけではありません。手を繋ぎたいと考えている女性に対しては何らかの魅力を感じており、更に自分に脈があるのかの確認のために手を繋ごうとしています。もしも相手の男性に対して特に感情がないのであれば手を繋ごうとしたときに、きっぱりと断れば相手の男性は今以上の関係を望むようなことはなくなるでしょう。指先同士で手を繋ぐ場合おそらく付き合っていない男女が初めて手を繋ぐ場合はこの「指先繋ぎ」になることが多いのではないでしょうか。指先つなぎの場合の男性心理は正にさきほど書いたものと同じで、相手の女性に対して自分が好意を持っていることをアピールし、なおかつ脈ありかどうか確認したいという心理になっています。本当はもっと強く手を握りたいのですが、いきなり手を握ると相手の女性にびっくりされるかもしれないという不安から指先だけで繋ごうという気持ちになっているのです。シェイクハンド繋ぎ指先つなぎで相手の女性が拒絶しなければほどなくこの「シェイクハンド繋ぎ」へと移行するでしょう。シェイクハンド繋ぎは手のひらをピッタリ合わせて繋ぐごく一般的な手のつなぎ方ではありますが、ピッタリと手のひらを合わせるようなつなぎ方は特に女性の場合、相手の男性に対して相当心を許していないと受け入れません。ですから男性側からすればこの繋ぎ方を意中の女性と出来たのであればとても嬉しいという気持ちになっていることは間違いありません。恋人繋ぎ手のひらだけではなく指と指を絡めて繋ぐ「恋人繋ぎ」は2人の手の接触面積が最大になる手の繋ぎ方です。愛情が強ければ強いほどお互いの距離をゼロにした意図いう心理が働くので、恋人繋ぎをしている女性に対してははっきりと恋愛感情があるということを男性側はアピールしていると言って良いでしょう。もし付き合う前で恋人繋ぎを意中の男性がしてくれたら、あなたの恋愛は成就したと言っても過言ではありません。
2019年06月16日子どもができると、それまでの暮らしから一変したという人も多いのではないでしょうか。家族への思いや、生活態度、金銭感覚など、さまざまな面で変化が訪れる人生の転換期と言えるかもしれません。パパやママたちに具体的にどのような変化が訪れたのか、見てみたいと思います。■9割以上の親は変化を感じているアンケートでは、「自分が親になって一番変わったと思うこと」について聞きました。その結果、「家族への思い」と答えた人が4割を超えてもっとも多く、「生活態度」や「金銭感覚」、「働き方」という回答をすべてあわせると、じつに回答した親のうち、9割以上が「変化があった」と考えているようです。Q.自分が親になって一番変わったと思うことは?家族への思い 44.9%生活態度(食事、掃除、片付け) 24.2%金銭感覚 12.6%働き方(仕事への考え方) 8.3%特に変化はない 6.4%その他 3.7%■親になった変化1、「子ども第一」タイプもっとも多い「家族への思い」という回答。ただ、その思いの先にあるのは、自分自身の感情や健康だったり、自身の親だったりがあるようです。まずは、「この世に自分よりこんなに大切なものが存在するとは知らなかった」といったコメントにあるように、子どもが存在することへの感情の変化をご紹介します。「自分はそんなに子煩悩にはならないと思っていましたが、産んでからものすごい子煩悩ということに気づきました。何事も子どもが優先で自分は二の次」(茨城県 40代女性)「子どもが1人で遠くに遊びに行くと心配だし、帰りが夜遅くなると心配だし、こんなに誰かの心配をすることは、親になるまではなかった」(三重県 40代女性)「疲れていても、やる事があっても、子どもの笑顔を見られるならがんばれる」(三重県 40代男性)「買い物していても、仕事の休憩中も、気づけば子どものことを考えている。ご飯のメニューも子どもの好きなもの、ものを買うときも子どものばかりで自分のことは一番最後。でも、幸せ」(徳島県 30代女性)そのほか、「子どもの存在は言葉にできないくらい大きい」などと、しみじみ考えるようなコメントもありました。■親になった変化2、「自分の親は偉大だった」発見タイプ子どもができて親になると、「自分自身の親がどうだったか」を参考にすることが増えます。そうして同じ立場になってみて、初めて親の気持ちを理解するという境地に至る人が非常に多いようです。「親になって初めて、自分の親に相当心配かけていたんだなと思い知りました。自分の子育てを通じて親への感謝があふれてきて、当時の自分を殴ってやりたい気分です」(神奈川県 50代男性)「自分が学生だった頃は、親に甘えておねだりしたり、学費や部活費などあたり前のことだと思っていましたが、親になったいま、お金を工面する大変さがわかりました」(鳥取県 40代女性)「親がフルタイムで働いていたため、寂しい時期もあり、『自分の子どもにはそんな思いはさせない』と思っていましたが、教育や将来のためを思うと働かざるをえない。親も同じ複雑な気持ちだったんだなと今になって気がつきました」(神奈川県 40代女性)ただなかには、「お弁当すら作ってくれなかった親。わが子には絶対同じことはしない」といった、親を反面教師にするといったエピソードも寄せられました。子どもを持つことで、もう一度自分自身と親との関係を見つめなおすことになるのかもしれません。■親になった変化3、「健康第一へのシフトチェンジ」タイプ子どもという守るべきものができたことによって、『大きくなるまでは健康でいなければ』という気持ちが沸きあがる人も多いようです。「一人の時は『いつ死んでも別にいいや』って思ってましたが、子どもができたら、『私がいま死んだら困るだろうなぁ』と思うようになりました。健康でありたいと」(鳥取県 50代女性)「家族はもちろん、自分も健康に気をつけるようになった。いつまでも元気で、子どもたちのそばで成長を感じたい」(宮崎県 20代女性)「自分の体調管理に気をつけるようになりました。育児に休みはないし、体調不良でもご飯を食べさせなくてはならないので」(千葉県 30代女性)「年をとってからの子どもなので、健康に注意するようになった」と、最近の出産年齢が上がっていることも、健康への気遣いを言及する人が多くなる要因のひとつかもしれません。■親になった変化4、「だらしない自分からの脱却」タイプ食事や掃除、片付けなどの家事全般を含む「生活態度の変化」を実感しているという人も、2割を超えていました。「昔は好きなときに食べて、夜は眠くなったら寝る感じでしたが、朝起きてご飯を食べる時間から寝る時間まで、すべて子ども中心にまわっています」(鳥取県 30代女性)「朝起きられるようになりました。若い頃は遅刻ばかりでしたが、子どもができてから5分前行動はあたり前」(岩手県 30代女性)「子どものことを叱る場面でしっかり叱れるように、まずは自分の行動、生活を律するようになったこと」(埼玉県 40代男性)ほかにも、「アイロンがけや裁縫、お菓子作りなど、子どもがいなかったらできないままだった」というコメントも寄せられていて、家族のために家事の必要性や大切さに気づくようです。「子どもがうまれてからすてが規則正しくなり、そんな自分に私が一番驚いている」という声も。筆者も独身や夫婦だけのころは、夕食をかなり遅い時間にとったり、休みの日は昼前まで寝て朝ご飯をとらなかったりと、生活リズムはかなり乱れていました。しかし、子どもが生まれてからは、どんなに前の日の夜が遅くなっても朝は必ず7時までには起きるようにしています。そうした変化に自分自身が一番驚いているというコメントには共感できます。■親になった変化5、「投資先の配分変更」タイプ買い物に出かけても、自分の洋服よりついつい子ども服ばかり見てしまう…そんな方も多いのでは? アンケート結果でも、約2割の方は、金銭感覚や働き方、仕事への考え方が変わったという人がいました。「結婚して、子どもを授かった時点で、お金に対する意識が変わり、使い道をシビアに考えるようになった」(千葉県 40代女性)「以前は旅行に行ったり、高価な物を買いあさったり、自分にかけるお金が多かった。子どもが生まれてからは、自分より子どもにかける出費が多く、『この子たちのためならば』と思える自分が一番変わったところだと思う。そんな母親の自分も好きです」(東京都 40代女性)無理に節約しているばかりではなく、「必要でないものは買わなくなった」と、自然に金銭感覚が変わっていったという人が多いようですね。■親になった変化5、「仕事人間から家族優先チェンジ」タイプ働き方についても、「仕事優先」から「家族優先」へと大きく考え方が変わっているようです。「仕事は定時で上がるようにし、残りは持ち帰ってやったり休みにまとめてやったりするようになりました。子どもと一緒にご飯を食べたり、話したり、お風呂に入ったりと、家族が最優先になりました」(埼玉県 30代女性)「子どもがいることで手を抜いていると思われたくない。時間も限られていますが、以前より責任とかクオリティとかの意識は高くなった」(神奈川県 40代女性)「独身の頃は好きなことを仕事に。今は家族で生きるための仕事」(東京都 30代女性)子育てと両立できるように、「転職した」、「福利厚生を重視するようになった」という声もありました。さらに、子育てとキャリアを両立できるように、短い時間でも効率アップして仕事量を減らさないように努力しているという声もあり、それぞれ子育てと仕事との兼ね合いに工夫しているようです。■親になった変化6、「新世界発見」タイプ回答の選択肢にはなかったものの、自分自身の性格や考え方、価値観などの変化を実感しているというコメントが多く寄せられました。「涙もろくなった。子どもにまつわる番組を見れば涙がポロポロ出るし、動物が子どもを愛おしむ姿を見ても涙がポロポロ」(神奈川県 50代女性)「諦めることを覚えました。部屋が汚いこと、子どものテストの点数が悪いこと、一生懸命作ったご飯を『食べない』と言われること。旦那がなんにもしないこと。その都度気にしていたら子育てはやっていけません」(佐賀県 40代女性)「過保護にならない程度に子どもをサポートするために、周りの人たちと積極的に会話して、コミュニケーション力は上がりました」(徳島県 30代女性)「子どもたちの趣味のおかげで、今まで見ることもなかった世界をともに体感できることはとても有意義で、未来への活力になる。何にでも感動できるアンテナさえ持っていれば新しい世界が開けると思いました!」(千葉県 40代女性)どれも、子どもができたことによる変化で、新たな自分を発見したり、新しい世界に足を踏み入れたりと、前向きな思いを感じることができますよね。ほかにも、「今までは嫌な事から逃げてたけど正面から受け止められるようになった」、「自分がやった方が早いことも子どもにやらせて、じっくりと待つ忍耐力が養われた」など、その人の考え方や生き方という、根幹にかかわるような部分にも変化をもたらしていることがわかります。子どもの力は偉大ですね。しかし一方で、マイナス面での変化についてのコメントも寄せられていました。●子どもを叱るために言葉遣いが悪くなった●4人子どもがいて余裕がなく、短気になってしまった●温厚な性格、のはずでしたが、親になったらしょっちゅう怒ってる●体重が、一人産むたび増えていくまた「我慢」「忍耐」「自制」といったキーワードをあげる方も多くいました。たしかに、子育ては楽しいことばかりではなく、思いどおりにいかなかったり、自分の時間がなかなかとれなかったりと、パパやママたちは大なり小なり我慢をしながら行うこともあるでしょう。■親になって変化したことの意味するところは?さらに、すべてにおいて変わったというコメントを寄せた人もいました。「すべてにおいて変わりました! 親のありがたみがわかり、お金の使い方が変わり、子ども中心の生活に。大変なことも多いけど、それ以上に楽しいこと、うれしいことをたくさん経験できますよね! 子どものおかげで成長させてもらっています!」(山形県 40代女性)「すべてが変わった」としながらも、その変化を前向きなっものとして捉えている人が多いように思います。本当は意図していない変化だったとしても、その変化含めて、子どもが生まれてきたことによるもので、「子どもがいない生活は想像ができない」という思いを抱く人がほとんどなのではないでしょうか。ここまで、親になって一番変わったことについて、見てきました。子どもがいる生活は、多くの人が何かしらの変化を実感することになるようです。変わりたいことと変わりたくないこと。それぞれどんなことがあるのか、自分自身で認識してみると、この先の人生での大事にすることの取捨選択ができるようになるかもしれませんね。「親になって起こった変化」は、おそらくプラス面ばかりではなく、大なり小なりのマイナス面もあるかもしれません。でもプラスもマイナスも見つめつつ、家族と過ごしていくなかで、家族の形も、そして自分の中にある「親としての想い」もどんどん変化していき、家族の歴史の1ページとなっていくのかもしれません。そして今回のアンケートにもあるように「親から子へ、そしてまたその子へ」と想いはつながっていくことがわかります。「親の子どもへの想い」は、この先子どもが大きくなったとき、彼ら自身を支える自分の軸の要素の1つとなるのではないかなと思います。だからこそ、何を伝えていけばいいのか、子どもと接するときに考えてみてはいかがでしょうか。Q.自分が親になって一番変わったと思うことは?アンケート回答数: 4400件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月16日突然ですが、わが息子は「片付け下手」です。ランドセル、ゲーム機、くしゃくしゃのプリント、脱ぎ捨てた靴下がいつまでもリビングに散らかっているので「こら!」と一喝したくなりますが、自分も片付けるのが苦手なだけに強くいえず…。反対に夫は片付けが苦にならないタイプなので「似てほしくないところが似てしまったなぁ…」と思うことがあります。さて、周囲を見渡してみると、私のように男の子はママ似、女の子はパパ似といわれるケースが多いように思います。はたして、これは偶然なのでしょうか…?小児科医であり、お茶の水女子大学名誉教授の榊原先生に、今回は子どもの「男女の性差」にまつわる不思議について教えてもらいました。お話をうかがったのは…医師・お茶の水女子大学名誉教授榊原洋一先生お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授。東京大学医学部卒業。専門は小児科学、小児神経学、発達神経学など。小児科医として発達障害児の治療にかかわる。著書は『大人が知らない子どもの体の不思議』(講談社)など多数。■「男の子は母親似、女の子は父親似が多い」生物学的に見たら?――まわりのママたちの話を聞くと「男の子はママ似」「女の子はパパ似」というケースが多い気がします。まわりからいわれるだけではなく、ママ自身もそう思っていることが多いようです。どちらかに似るという傾向は、生物学的にあるものなのでしょうか?榊原洋一先生(以下、榊原先生):生物学的な面からいうと「可能性がある」といえるでしょうね。 ――可能性がある…?榊原先生:まずは、遺伝子のお話から、なるべく簡単に説明していきますね(笑)。子どもはママとパパから半分ずつ遺伝子をもらうイメージがありますよね。実際そうなのですが、正確にはきっちり半分ずつではないんですね。――半分ではない…?榊原先生:遺伝子情報は「染色体」というものにのっています。染色体は基本的に同じ形のものが2本ずつ、計23組あるんですね。そのうち、22組目までの遺伝子情報は男の子であった場合も、女の子であった場合もまったく同じ。男女に分かれるのは、最後の23組目の染色体によって変わるんです。23組目の染色体は「性染色体」とも呼ばれていて、生殖器をつくるのに必要な遺伝子情報がのっています。だからこの部分の染色体の組み合わせによって、子どもが女の子になるのか、男の子になるのかが決まるんです。――どんな組み合わせになると男の子、女の子にそれぞれなるのですか?榊原先生:23組目の染色体は、ママとパパから1本ずつ染色体を受け継ぎます。ママの染色体は「XX」、つまりX染色体を2本を持っています。だから子どもにあげられる1本は、いずれにせよXになりますよね。一方、パパは「XY」、XとYを1本ずつ持っているんですね。だから、あげる染色体がXになる場合もあるし、Yになる場合もあります。23組目の染色体の組み合わせが、ママからX、パパからもXをもらって「XX」になったときは女の子として生まれてきます。一方、ママからX、パパからYをもらって「XY」になった場合は男の子として生まれてくるんです。――なるほど…! 女の子は「XX」、男の子は「XY」の組み合わせで生まれてくるんですね…!榊原先生:そうですね。パパ似、ママ似の話でいうと、ここからが本題になります。では、XとY、それぞれの染色体にどんな違いがあるか説明していきましょう。Xという染色体はYに比べて大きく、体の機能や構造、顔つきや性格の一部など生きていくために重要な遺伝子情報がたくさんのっています。一方、Y染色体には生殖器をつくる遺伝子情報しかありません。――Xと比べると、Y染色体は情報に偏りがあるんですね。榊原先生:男の子の場合、Xはママから、パパからはYをもらっていますよね。でもY染色体には生殖器をつくる遺伝子情報しかないので、体の機能や構造、顔つき、性格などの情報はX染色体の情報、つまり母親からの遺伝子だけになります。だから、見た目や雰囲気などが母親に似る可能性があるんです。――そういうことなんですね。榊原先生:またX染色体の中には重要な遺伝子情報だけでなく、ある性格を規定する遺伝子もあるといわれています。そのため、男の子の場合は性格がより母親に似る可能性もあります。――なるほど…! 性格が似る、というのは私としても実感するところです(苦笑)。生き物として「男の子はママ似」「女の子はパパ似」になる可能性がちゃんとあるということなんですね。榊原先生:女の子は両親からそれぞれX染色体をもらっていますよね。だから母親の情報しかもらっていない男の子と比べると、性格については父親に近いように見えるのかもしれませんね。――理解できたように思います! おもしろいですね…!榊原先生:母親似、父親似というのは、ほかにも多数の遺伝子が関係していたり、遺伝子以外の環境が要因になったりすることもあります。まだはっきり解明されていないことなので「男の子はママ似、女の子はパパ似になる可能性があるよ」程度に思ってもらえるといいかもしれません。■「男らしさ、女らしさ」成長過程で? 生まれつき?――先生。次は男らしさ、女らしさということについて教えてください。男女を「らしさ」でくくるのは時代錯誤な気もしますが、成長過程や大人たちからの期待で身に付けていく「後天的なもの」というイメージがあります。榊原先生:性というものを考えたとき「生物学的な性差」と「社会的な性差」というものがあると思うんですね。一般社会でいわれる「男・女らしさ」というものは文化的な意味合いが強いのでおっしゃるとおり、大人からの期待や育てられた方などによって認識していくものだと思います。ただ、最近の研究では行動や性格に生物学的な性差があることが分かってきたんです。――生まれたときから、すでに男女差があると…?榊原先生:そうです。子どもに自由に絵を描かせる検査で、男の子は乗り物などを寒色系で、女の子は人や花、おうちを暖色系で描くことが分かりました。これは周囲からの影響でそうなった可能性もありますが、さまざまな研究によって性ホルモンの作用が影響しているのではないか、と考えられるようになったんです。――性ホルモンの影響…? 研究の内容について、もっとくわしく教えてください。榊原先生:生まれつき、男性ホルモンが大量につくられてしまう病気があります。女の子の場合、この病気になると性器が男性化します。この女の子は女の子として育てられても、自由に絵を描かせると男の子のような絵を描く傾向があるんです。 ――ホルモンが行動に影響している…?榊原先生:まだ不確かですが「性ホルモンが直接、脳の神経細胞に結びついて作用する」という説があります。このとき、結びつくのが男性ホルモンなのか、女性ホルモンなのかで神経の機能が違ってくるようです。――男の子は乗り物などを青や緑、黒い色で描く。女の子は人間やお花、蝶々を赤や黄、ピンクで描く。こうした行動には性ホルモンがかかわっているかもしれないんですね。榊原先生:はい。それから乳児期にも男女の行動に違いがあります。1年を通した実験で明らかになっているんですが、男の子の赤ちゃんは平均してよく泣く。反対に女の子の赤ちゃんはよく笑うんです。――「男の子のほうがよく泣く」というのは、男女それぞれを育てたことのあるママからもよく聞く話です…!榊原先生:これは男の子の場合、お母さんのおなかの中にいるときと出生直後に血液中の男性ホルモンの値が一時的に高くなることに関係しているといわれています。この男性ホルモンの高値が脳に働いて、よく泣き、活発に動くといった行動の特徴をつくりだしているんですね。――「男性ホルモンが多いとムダ毛が濃くなる」とか「女性ホルモンが多いと肌がきれいに」というような曖昧なイメージがありますが、赤ちゃんの場合は行動に影響することがあるんですね…。榊原先生:そうです。生まれたときから男の子と女の子の行動に差があるのは、生物学的な性差が関係している、といえるでしょうね。男の子で生まれるか、女の子で生まれるか…。性差が生まれる命の仕組みを知ったことで、改めて「人は生き物なのだ」と実感しました。できれば良いところが似てほしい… というのが本音ですが(笑)、これからは興味を持って男の子、女の子の「違い」を楽しんでいこうと思いました。参考図書: 『大人が知らない子どもの体の不思議』 (講談社)榊原洋一著子どもと大人はどう違うのか。それは単に大きさだけの違いではありません。どうして夜泣きをするの? どうして寝相が悪いの? どうして落ち着きがないの? 子育て中に親が抱く「答えが見つかりにくい質問」にエビデンスの精神で解答することを試みました。子どもの心と体の不思議を理解する、手助けとなる一冊。
2019年06月09日こんにちは、なきりエーコです。今回はパパの失敗話。宿題は出かける前にしないと大変な目にあうということをパパが身をもって知ったエピソードです。■ママの助言に、言い放ったパパの言葉とは息子は「今」を生きているタイプなので「あとでやる!」と言ってもやりとげた試しがありません。それは旦那より長時間、息子と過ごしてきた私が言うんだから間違いない!(悲しい)なので、宿題は絶対、遊ぶ前にやったほうがいい! それを伝えたのですがそういう話ではない(怒)。でも言ってもわかりそうになかったので実際に体験してもらうことにしました。■子どもが先のことを見通して動くわけがない!そうして自信満々に息子とでかけていった旦那。やっぱりね! 「帰ったら宿題をやる体力を残しておかなきゃ!」なんて子どもが考えられるわけもなく…。全力で遊ぶんだから、帰ってきて夕飯食べたら眠くなっちゃうに決まってる。だから遊ぶ前に宿題やったほうがいいって言ったのに!こうして大変な体験をした旦那は考えをあらためたのでした。
2019年06月07日おなかの中に赤ちゃんがいるママと違って、男性はなかなかパパという自覚を持つことが難しいといわれています。でも、赤ちゃんが生まれてからパパになるのと、妊娠中からパパになるのでは、私自身、ママになる女性の負担が全然違うのではないかと感じました。今回は私が実践した、パパとしての自覚を促す方法をお伝えします。 一緒に健診に行こう!パパとしての自覚を促す、一番よかったと感じた方法は、夫と一緒に「妊婦健診」に行くこと! 男性がパパとしての自覚を持ちにくい一番の原因は、当たり前ですがおなかの中に赤ちゃんがいないということだと思います。 妊娠中に24時間、赤ちゃんのことを意識するママと違って、赤ちゃんを認識する機会が少ないんです。だからこそ、妊婦健診に一緒に行くのは大切なこと。周りにもたくさん妊婦さんや赤ちゃんがいる環境は、パパとしての意識を高めると感じました。 おなかが大きくなる前に出産準備をしよう!出産準備というと、おなかが大きくなったころから始めるご家庭も多いかもしれませんが、「もっとパパとしての自覚を持ってほしい!」という場合は、もっと早くから出産準備をしてみることも1つの方法です。 赤ちゃん用品が置いてあるお店には子ども連れも多く、刺激を受けます。まだ赤ちゃんの性別がわかっていなくても、おむつやベット、哺乳瓶などは買うことが可能です。家の中に赤ちゃん用品があれば、夫も赤ちゃんを意識するきっかけになり、パパとしての自覚を促すことができたと感じました。 パパと一緒におなかの中の赤ちゃんに話しかけよう!みなさんは毎日、おなかの中の赤ちゃんに話しかけていますか? 赤ちゃんがよく動くようになると話しかける回数も増えてきますが、その前から意識的におなかに話しかける回数を増やすのもおすすめです。 私は寝る前や外出先でも、「赤ちゃんが動いたよ」と夫に声をかけて、おなかの中の赤ちゃんを意識するきっかけづくりをしていました。 今回は、妊娠中に私が実践したパパとしての自覚を促す方法をお伝えしました。男性は、ママの力なくして1人でパパになることは難しいのではないかと私自身感じていました。出産までの妊娠中に、ご主人が素敵なパパになれるよう、コミュニケーションを大切にしたいですね。著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月03日小学生の子を持つ親にとっては、子どもたちが放課後をどう過ごすか、気がかりな人も多いことでしょう。また、これから小学生になる未就学の子を持つ親にとっても気になるところかもしれません。今回は、放課後にどんなトラブルが起こるのか、またパパママがしている対策について考えてみたいと思います。■放課後トラブル経験ありは5割アンケートでは、放課後トラブルを経験したことがあるか聞くと、「よくある」、「たまにある」、そして「以前はあった」と答えた人があわせて49.5%。約半数の親たちが放課後トラブルを経験したことがあることがわかりました。一方、「ほとんどない」、「全くない」と答えた人も46.9%と、同じく約半数程度という結果でした。Q.放課後トラブル経験ある?よくある 5.1%たまにある 18.5%以前はあった 25.9%ほとんどない 29.1%全くない 17.8%その他 3.6%"■親がみていないところで起きる子ども同士トラブル放課後トラブルとは、具体的にどのような内容なのか、いくつかのテーマに分けて見ていきたいと思います。まずは親が関与していないところで起こる、子ども同士の間でのささいなやり取りからトラブルにつながってしまったケースを紹介します。「『放課後に遊ぼう!』と約束してきても、(その子は)他の子と遊んでいたり、『誕生日会をやろう!』って約束した日にプレゼントを持って行けば、もう他の日にやってしまっていたり。その度に母は心が折れそうになります」(神奈川県 50代女性)「息子がブランコの柱に登る友だちを注意したけど、無視されたことに頭に来てブランコをその友達にぶつけてしまったらしい。ケガもなかったので何事もなく済みましたが、『禁止されていることをした友だちが悪いのに、なんで僕が怒られなきゃいけないんだ?』と息子はまったく納得しなかった」(徳島県 40代女性)「息子が友だちにいきなり雪の塊を頭にガンガンとたたきつけられ、やり返さず我慢したと涙。次の日『謝ってきた』と報告がありました」(北海道 40代女性)「目の上を傘でたたかれば、あと1センチずれていたら失明していたかもしれない」という親としても気が気ではないトラブルの体験談も寄せられていました。ほかにも「クラスの男の子二人につけ回されて、『学校に行きたくない』と娘が言い出した」といったトラブルは、学校生活自体に黄信号がともりかねない深刻なトラブルといえそうです。また低学年であるほど、きちんとした“待ち合わせ”ができないことから起こるトラブルは多いようです。時間、場所をお互いにきちんと把握しているか、親が許可しているかなど、意外に待ち合わせは高度なテクニックが必要といえそうです。■「勝手に食べる」遊びに来た子が引き起こすトラブルまた、家に招待したり、招待されたりといった自宅への「お呼ばれ」にまつわるトラブルも多いようです。「家に居座って帰らない子、勝手に入ってくる子、勝手にものを食べる子、いろいろいた。私から『ダメだよ』と注意したら家に来なくなった。わが子にはよその家に行ったときのお行儀のしつけだけはかなりしつこく言い続けてる」(神奈川県 40代女性)「よく遊ぶお友だちが昼食どきに遊びに来る。おなかが空いていたのか、出したドーナツ8個入りを2個食べ、残りを全部ポッケに入れて、『他の子と遊ぶ約束があるから』と、遊ばず帰って行ったそうです。何しに来たのか、どうしたものか、考えさせられる出来事でした」(千葉県 30代女性)「わが家が長男の友だち達のたまり場に。あるとき部屋で柔道して壁に大穴があいた。その子たちを呼んで叱ったけど、その親に伝えるかどうか迷ったなぁ。全額わが家が修理して、8万円かかった。自分の子や他人の子、ともにいい経験になったと思う」(東京都 40代女性)ほかにも「毎回夕飯を食べていく子」「毎週土日に遊びに来る」「『家に帰っても1人だから帰りたくない』と泣かれる」などの声が。パパママにとっても子どもの友だちにどこまで厳しいことを言っていいものか、また大人として放り出せないジレンマもあります。さらにこれからますます両親ともに働く家庭が増え、大人の目が届きづらくなっていく世の中で、子どもが放課後をどう過ごしているのかが把握しきれないという悩みが増えていくのが現状かもしれません。■「帰ってこない」放課後の子どもの行方さらに、放課後に子どもが家になかなか帰ってこないという不安の気持ちを抱える親も多いようです。「低学年のころ、暗くなっても帰らず探し回ることがあった。一緒にいたお友だちがお家に入れなくて一緒に待っていたようです」(神奈川県 30代女性)「自宅に着く予定時刻から1時間過ぎても帰らず、心配したことがあります。学校の帰りにお友だちと一緒に寄り道をして迷ったり、公園で遊んでしまったり。 携帯を持たせていないのですが、こういう時はやはり持たせる方がいいのか悩みます」(千葉県 40代女性)「公園で遊んでいたら同じクラスメイトの子が通って『遊びにおいで』とのこと。行ったはいいが帰り道がわからなかったそう」(神奈川県 30代女性)「小1のころ、学童から来ていないという連絡。友だちと外を歩いているところを、探しに出た学童のスタッフさんによって確保された」(神奈川県 40代女性)帰宅時間に子どもが帰ってこないと、親としては本当に心配してしまいますよね。もしかしたら事故にあったか事件に巻き込まれたか、迷子かもしれないと、さまざまな可能性を思い浮かべてしまうこともあるでしょう。筆者もこの春小学校に入学した長男が、「友だちと子どもだけで公園に行きたい」と言ってきました。ただ、その公園までの経路は車が多く、子どもの足で10分程度かかるため、「まだもうちょっとしてからね」と我慢させてしまったのですが…。いつから許そうか、もし許可したらきちんと時間どおりに帰ってこれるのか、心配は尽きません。■「ゲームソフトがない!?」物やお金を巡るトラブル「ゲーム本体とソフトを持って遊びに行ったら、ソフトを一つなくして帰ってきました。あとで一緒に遊んだ子が返してくれましたが、その子の家に行ってないし、ソフトのネームシールも剥がされていました。お友だちを疑いたくないけど…」(宮城県 30代女性)「カードゲームのカード、わが家は『あげるのはダメ』と決めているんですが、しょっちゅうもらってきて不安になり、相手の親に把握してるのか確認しました。一応ダブってるやつみたいだったけど、もらいすぎだったのでストップさせました」(神奈川県 30代女性)「低学年の頃、6年生に『現金を持って来い』と脅されて帰ってきた。すぐ学校に連絡して6年生たちは親子で謝罪に来ましたが、言い訳ばかりでした」(神奈川県 40代女性)物やお金を巡っては、子どもだけでなく親も巻き込んだトラブルに発展します。子どもたちにとって、もっとも大事なことは「持っているか」「持っていないか」になりがち。だからこそ「持っている」差がトラブルを生んでしまうのかもしれません。■放課後トラブルは、子どもにとって自立の1歩それでは、こうした放課後のトラブルを回避するためにはどうすればいいのでしょうか。いくつか、参考になるコメントがありました。▼親の責任とは「元気に育っていく上で、何かしらトラブルが起きてしまうのは仕方のないこと。親としてできることは、責任を取ることも含めて、子どもと一緒に最後まで解決に向けて行動することだと思います。誰かを傷つけたり、何かを壊したり迷惑をかけるようなことがあれば、一緒に頭を下げにいく。逆にわが子が困っているなら本人がどうしたいのか、そのためには何が必要か一緒に考えてやってみる」(北海道 40代女性)「子ども同士のけんかはあってもいいと思います。けんかした後に逆に仲良くなれること事もあるのは事実。小さいときにいろいろと経験するのがあたり前。大人になるためのプロセスだと思って、子どもと真正面で受け止めてあげるようにすることが、親としての役目だと思いますね」(北海道 50代男性)▼子どもは信じる。でも本質を見極めるには?「子どもは自分の都合が悪いことは言わないことがあるので、わが子の言うことだけ信じるのも危険かなと思います。子どもの言うことを信じるのは基本。だけど、うちでは『あなたの話だけでは決められないから相手の話も聞かないと。もし自分がなにもしていないのに、相手があなたを悪く言っていて、その親がそれを信じて、あなたが悪者にされたらイヤでしょう?』と言っていました」(神奈川県 40代女性)「自分の子の話だけが正しいと考え、よその子の意見や気持ちをないがしろにする親子には悩まされました。そこで学んだことは、他人を変えることは難しいので、自分の意識を変えるよう努力すること。いまでも子どもに友だちとのいざこざがあったらそのように話してます」(神奈川県 50代女性)もちろん、仕事で放課後の子どもの様子がわからないという親も多いと思います。でも、帰宅後に話を聞いたり、ちょっとした変化に気づけるようによく子どもを見たりなど、子どものSOSに気づけるような体制づくりは、日ごろから親としては意識したいところですね。▼家庭で約束事を話し合う今回寄せていただいたアンケートから、家庭で話しあって決められそうな約束事もありそうです。●外に遊びにいくときの約束事(一例)・遊ぶ場所、相手、帰る時間の確認・移動するときの対応・約束した時間を守る対策●家に遊びにくる(遊びに行く)ときの約束事(一例)・家で遊べる日、時間・ゲームなどの貸し借り・おやつなどをどうするか現代は、学校の連絡網がないこともあって、同じクラスでも親の連絡先がわからないことが多々あります。そうした状況で起こる「すれ違い」も、家庭での話し合うことで少しは防げる部分もあるように思います。また話し合うことで、子どもの意見の食い違いなども見つけることができるのではないでしょうか?最後にこんな意見をご紹介します。「小学生の時はいろいろありましたが、それも子どもが成長する過程で仕方ないと思います。親が子どもをほったらかしにしないで見守っていれば、その都度対処できます。今では懐かしい思い出です」(茨城県 40代女性)ここまで、子どもの放課後トラブルへの対処の仕方について考えてきました。さまざまな体験談と、対処法を紹介してきましたが、最後にご紹介した「親が子どもをほったらかしにしない」というのはとても大切なことに感じます。子どもが成長する過程において、トラブルがまったくないということはないでしょう。「トラブルをどう解決するか?」は子どもたちが自立していくために大切な力となっていくはず。もちろん、その内容や程度によっては、親が介入した方がいい可能性もあるでしょう。そして、いつでも相談できるように受け止める体制を親自身が作っておくと、子どもの安心にもつながるかもかもしれません。放課後は、子どもたちにとっては、初めてひとりで判断して動く時間。そこで起こったトラブルをどう乗り越えるかは、子ども自身の学びにつながるといいですね。Q.放課後トラブル経験ある?アンケート回答数:5154件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月02日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんをパパやばあばに預けてママが外出すると赤ちゃんが泣くから大変!「早く帰ってきて!」とパパから電話があって、ゆっくり外出もできない! なんて経験したことがあるママは多いのではないでしょうか? 不思議なもので、赤ちゃんはママと離れたことが分かるとすぐに泣きます。抱っこしてもあやしても、ミルクをあげても泣き続けるので、預けられたパパもばあばもへとへとになってしまいます。でも、たまにはママにもリフレッシュが必要。 今回は、パパやおばあちゃんに安心して赤ちゃんを預けるためにできる準備のお話しです。 赤ちゃんが泣かないようにするためにできる準備では、ママがお出かけするときに、赤ちゃんが少しでも泣かないように大人ができる準備を見ていきましょう。 ママが外出するときは玄関のお見送りはしないママがお出かけするときは、赤ちゃんがパパやばあばとの遊びに集中しているときに、コッソリ、そーっと出ていきましょう。ママとしては「じゃあね、行ってきます」とあいさつしてから出発したいと思いますが、ママとバイバイすることが分かるとその時点で泣き出してしまう可能性もあります。 パパやばあばのことを考えて、ここはグッと我慢です。玄関にお見送りをするのは、赤ちゃんとパパやばあばがお留守番に慣れてからにしましょうね。 お気に入りのおもちゃや絵本、DVDを準備これはもう定番ですが、赤ちゃんが気に入っているおもちゃ、絵本、DVDを準備しておきます。おもちゃの場合、パパが普段そのおもちゃで遊んでいなければ「いつもこんな感じで一緒に遊んでいるよ」とあらかじめ教えてあげましょう。 ミルクや大好きな食べ物を用意こちらも定番です。赤ちゃんのミルクをすぐに作れるように準備しておきます。また1歳くらいの子ならば、お気に入りのおやつを準備するのもいいですね。 普段から赤ちゃんとのスキンシップを普段パパやばあばとあまりスキンシップをしていないのに、急にママがいなくなれば不安になるのは当然の話。遠方に住んでいるなどでばあばは難しくても、パパは日々の少しの時間でいいので、赤ちゃんとスキンシップをしましょう。 赤ちゃんとを預かるときの注意点家の中で一番信頼しているママがいなくて、ただでさえ不安に思っている赤ちゃん。ギャン泣きされないために、関わるときは以下を意識しましょう。 むやみに抱き上げず、少しずつ距離を縮めるパパやばあばと2人きりになった経験が初めてだとすると、赤ちゃんはドキドキしています。良かれと思って積極的にスキンシップをし、抱き上げると、赤ちゃんが驚いて、それが引き金で泣いてしまうことがあります。赤ちゃんの様子をそばで見守りながら少しずつ距離を縮めていきましょう。 パパとばあばがパニックにならない泣いている赤ちゃんに恐る恐る触れ合うと、その気持ちが赤ちゃんにも伝わります。まずはパパやばあばが泣いている赤ちゃんに対してパニックにならないことです。「ママがいないんだから泣くのは当たり前」と思いましょう。 パパやばあばとの留守番を何度も経験していくうちに、赤ちゃんもパパもおばあちゃんも慣れてきます。せっかくなので、2人で過ごす時間を楽しめるようになるといいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年05月30日2019年1月に政府が、育児と仕事の両立を支援するため、子どもを連れて職場で働く『子連れ出勤』を後押しするとの考えを表明し話題に。ベビーカレンダーでは、これから子育てをしていくプレママ・プレパパと、現在子育てをしているママ・パパ2,172名を対象に『子連れ出勤』に関する意識調査を行いました(調査期間:2019年5月18日〜5月20日)。調査・分析の主なポイントは以下の通りです。 過半数が『子連れ出勤』に賛成!「育児と仕事を両立しやすくなる」「子どもと過ごす時間が増える」 政府が育児と仕事の両立を支援するために表明した『子連れ出勤』推奨の考えについて、賛成か反対かを質問したところ、20.2%が「とても賛成」、36.6%が「まあ賛成」と回答。過半数のママ・パパが『子連れ出勤』賛成派であることがわかりました。 一方で「やや反対」22.8%、「とても反対」7.7%と、全体の約3割のママ・パパは『子連れ出勤』反対派でした。 賛成派のママ・パパ1,232名に、特に当てはまる賛成の理由をたずねたところ、TOP3は、1位「子育てと仕事を両立しやすくなる」69.4%、2位「子どもと過ごす時間が増える」61.8%、3位「働き方の選択肢が増える」60.5%でした。政府が支援したいと考えている「育児と仕事の両立」について、特に賛成意見が多いことがわかります。 また、子連れ出勤をすることで単純に「子どもと過ごす時間が増える」という点も、働くママ・パパにとって大きなメリットのようです。 続いて、反対派のママ・パパ661名に、特に当てはまる反対の理由をたずねたところ、1位は「業務に集中できず、仕事が滞る」64.5%でした。実際に子連れで勤務先へ行くことを想像すると、子どもの様子が気になってしまったり、子どもの機嫌次第で業務を中断することになったりと、仕事が滞ってしまうと考える人が多いようです。 2位は「保育環境の整備や保育園の拡充など、ほかに優先すべきことがある」49.5%。「企業側に任せるのではなく、まずは子どもの預け先を増やしてほしい」「子連れ出勤をするにしても、企業内の保育環境を整えてほしい」という意見が多く挙がりました。 3位は「子どもの遊びや行動が制限され、子どもにとってもストレスになる」48.3%。保育環境が整っていない勤務先では子どもを自由に遊ばせることもできず、危険も多いので、長時間過ごすことに不安を感じるという人が多数でした。 「勤務先の保育環境が整っている場合は、子連れ出勤をしたい」と思うママ・パパ多数!もし、勤務先で『子連れ出勤』が認められた場合、子連れ出勤をしたいと思うかどうか、2通りの状況を想定して質問しました。 まずは、“勤務先に企業内保育所・託児所はなく、簡易的なキッズスペース等がある程度”と想定した場合、30.1%が「あまり思わない」、23.7%が「まったく思わない」と回答。過半数のママ・パパが「子連れ出勤をしたいと思わない」という結果に。その理由として、下記のような意見がありました。 <理由>子どもは慣れない環境で一人遊びをすることができず、常にママにベッタリのため仕事が捗らない。 勤務先には子どもにとって危険なものが多いので、簡易キッズスペースでは安全を確保できない。 おんぶや抱っこしたままできるような仕事内容、職場環境ではない。 業務に支障をきたす可能性があり、周囲に迷惑がかかる。子どもにも職場の人にも気を使うのは大変。 子どもにはきちんとした保育環境でのびのびと過ごしてほしい。 勤務先の保育環境が整っていないなら、在宅ワークをしたほうが効率的。 育児と仕事の切り替えができなくなる。メリハリをつけたい。 次に、“企業内保育所・託児所などの保育環境が整っている”と想定した場合は、50.0%が「とても思う」、30.2%が「まあ思う」と回答。前掲の結果とは形勢逆転し、「子連れ出勤をしたいと思う」と回答した人が約8割にのぼりました。その理由として、下記のような意見がありました。 <理由>きちんとした環境で保育士さんが見ていてくれるなら、安心して子どもを預けられるし、仕事にも集中できる。 設備が整っていて、お友達と遊べる環境であれば、子どもも安心して過ごせると思う。 保育園への送迎の手間が省け、子どもの急な体調不良などにも柔軟に対応できる。病児保育もあるとうれしい。 授乳中の場合には、休憩時間に母乳を与えることができる。 社内の人に迷惑をかけずに済むし、子どもも我慢せずに遊ぶことができる。 ママと同じ時間に同じ場所へ一緒に行くことで、子どもにとって「仕事」へのイメージがポジティブなものになりそう。 この結果から、『子連れ出勤』の推奨に賛成・反対関係なく、「勤務先の保育環境が整っているなら、実際に子連れ出勤をしたい」と考えるママ・パパが多いことが判明しました。 しかし、どちらの状況においても、“子連れでの通勤”に懸念を抱く意見が多数。たとえ勤務先の保育環境が整っていたとしても、「車通勤なら良いが、電車通勤の場合、ラッシュ時の満員電車に子どもと一緒に乗ることは難しい」といった理由から、子連れ出勤を諦めることになるケースも考えられます。 ママ・パパいずれかの勤務先で『子連れ出勤』が認められている家庭はわずか7.7% 自分の勤務先、または配偶者の勤務先で『子連れ出勤』が認められているかを質問したところ、「認められている」と回答した人は、わずか7.7%。「認められていない」と回答した人は78.1%でした。 また、「子連れ出勤が認められている」と回答した165名のママ・パパの勤務先のうち、56.4%に企業内保育所・託児所があり、15.2%にキッズスペースなど子どもが過ごす場所があることがわかりました。現状では、“社内に子どもが過ごす環境が整っている=子連れ出勤を認めている企業”となる場合が多いようです。 実際に『子連れ出勤』をしたことがあるママ・パパが感じたメリット・デメリットは? 実際に、自分または配偶者が『子連れ出勤』をしたことはあるかをたずねたところ、約9割のママ・パパが「子連れ出勤をしたことはない」と回答。子連れ出勤を経験したことがある人は、「複数回ある」4.8%、「毎回子連れ出勤をしている(していた)」2.8%、「1回だけある」1.2%と、全体の8.8%にとどまりました。 次に、子連れ出勤を経験したことがある191名のママ・パパに、子連れ出勤をして良かった点(メリット)、大変だった点(デメリット)を聞きました。 <メリット>保育園が休みの日でも出勤できた。仕事に穴をあけずに済んだ。 子どもと過ごす時間が増えた。目の届くところに子どもがいるので安心できた。 職場の人に子どもをかわいがってもらえた。子どもにとっても良い刺激となった。 (保育料など)出費が減った。 保育園に入れなくても仕事を続けることができた。 職場の人の子育てに対する理解が深まった。子どもの体調不良によるお休みや早退時の気まずさが軽減された。 <デメリット>周囲の人にも子どもにも気を使い、疲れてしまった。 子どもが泣き出すことも多く、仕事に集中できなかった。 子どもの食事も準備しなくてはならず大変だった。荷物が増えるので移動も苦労した。 企業内保育所ですぐに迎えにいける分、退勤時間を過ぎたあとの急な仕事を断りづらかった。 子連れでラッシュ時の満員電車に乗るのがつらかった。 自分の子どもだけでなく、職場の人の子どもの世話もすることになり大変だった。 良かった点としては、何よりも「働くことができたこと」、そして「子どもと過ごす時間が増えたこと」という回答が多く見られました。一方で大変だった点は「仕事に集中できない」「電車通勤が大変」という回答のほか、「周囲に迷惑をかけないか気を使うことが多かった」といった回答が多数でした。 今後、日本で『子連れ出勤』は「あまり浸透しないと思う」。一方で「選択肢が増えるのはありがたい」 最後に、日本で『子連れ出勤』は浸透していくと思うか質問したところ、52.8%が「あまり浸透しないと思う」、9.4%が「まったく浸透しないと思う」と回答しました。子連れ出勤ができない職種も多く、必ずしもすべてのママ・パパにとって育児と仕事の両立に繋がるわけではないことも、理由の一つと考えられます。 その一方で、『子連れ出勤』が働き方の新しい選択肢となることにポジティブな意見も多数。「子連れ出勤を推奨するだけでなく、まずは安心して子連れ出勤ができる環境づくりを推進してほしい」という期待の声が多く寄せられました。 『子連れ出勤』は、あくまでも働き方の選択肢の一つ。政府や企業が強制するものではない、とされています。今回の意識調査により、勤務先の保育環境が整っていなかったり、子連れでの電車通勤が難しいと感じたりと、「現実的な問題を考えると、子連れ出勤をしたくてもできない」といった実情が明らかになりました。待機児童問題が深刻な現状において、育児と仕事を両立させるための新しい働き方として期待できる一方で、より多くのママ・パパが『子連れ出勤』を実行するためには、保育環境の整備や通勤手段の問題解決など、多くの課題を抱えているのも事実です。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2019年5月18日(土)~2019年5月20日(月)調査件数:2,172件
2019年05月30日私は第2子が誕生してから、会社で初めて男性の育児休暇を取得しました。私や妻の周囲ではそれまで育児休暇を取得したパパは1人もおらず、どのような日々だったのか聞くことができませんでした。 そこで今回は、実際に育児休暇を取得して感じた3つの良いことについて紹介したいと思います。 子どもとの時間がたくさん持てた 1つ目は、「子どもとの時間がたくさん持てた」ということです。育児休暇取得前、休日は子どもと長い時間過ごすことができても、平日はせいぜい子どもが寝るまでの2時間くらいしか一緒に過ごすことができませんでした。その状態では子どもの成長を日々感じることは難しかったです。 でも、育児休暇を取ると毎日一緒に過ごすことができるので、日々の成長を身近に感じることができました。 ママの負担を減らすことができた 2つ目は、「ママの負担を減らすことができた」ということです。それまでママは平日いつもの育児に加え、家事のほとんどをひとりでしてくれていました。 そこで私が育児休暇を取得して家事や育児を分担したことで、ママの負担が減り、気持ちとしても余裕が出てきたようです。それにママが明るくなると、家庭全体が明るくなりました。一緒に過ごす時間が増え、会話が増えると夫婦の仲も深まりました。 ママがひとりの時間を持つことができた 3つ目は、「パパとママがお互いにひとりの時間を持つことができた」ということです。育児は365日24時間休むことができませんが、特に子どもが小さければ小さいほど、授乳などでママの負担が大きくなっていました。泣いたときに私が抱っこしても泣き止まず、なかなか助けることができなかったのです。 しかし、育児休暇を取ることで私と子どもの関係も深まり、泣いてどうしようもないときにあやすことができるようになりました。そうなると私と子どもの2人で過ごせるので、ママが子どもから離れてひとりでゆっくり過ごす時間を持つことができるようになりました。 育児休暇を取ってからは、それまでよりずっと身近に子どもの成長を感じることができました。私の周りには、育児休暇を取ったパパはいません。でも、わが家ではパパが育児休暇を取ることでママにも良いことがたくさんありました。今後もし子どもが増えることがあったら、また育児休暇を取りたいと思います。著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年05月27日子育てをするなかで、子どもにとって祖父母にあたる親の手を借りる人もいるでしょう。家事に仕事に忙しいパパやママたちにとって、祖父母が助けてくれることは、ありがたい援助の力となります。ただ、祖父母と子育てにおいて意見の食い違いが発生してしまうことも。今回は、子育てにおける祖父母との関わりについて考えてみたいと思います。■6割のパパママが祖父母と子育ての意見の食い違いを感じているアンケートでは、親や義理の親と子育ての意見の食い違いがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が31.2%、「少しある」と答えた人が30.9%となり、6割以上の親が子育ての意見に食い違いを感じていることがわかりました。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?ある 31.2%少しある 30.9%ほとんどない 21.2%ない 11.0%その他 5.8%■将来大成するかで習い事決める? 祖父母のトンデモ発言まず、祖父母と親との間で子育てについて意見の食い違いがあると答えたパパとママたちの声をご紹介します。「習い事をさせようとしたら、すぐに将来大成するかどうかを基準に出したのにはびっくりした」、「生後1週間のときに『インターナショナルスクールに通わせる』と義父母に言われて驚いた」などと、教育方針を巡るトラブルについて多くの意見が集まりました。「習い事や幼稚園選びなど、チクチク言われました。その後も高校選びについて、『近くないとダメ、近所の私学でいいんだ』など、その都度意見を言われてウンザリします」(神奈川県 40代女性)「息子がミニバスケットボールでけがしたら、『辞めさせたほうがいい』と言うし、娘がピアノを習いはじめたら、『将来音大に進んでも何にもならない』といちいちうるさい!」(千葉県 40代女性)子どもをどう育てていきたいか、子ども自身がどうなりたいかというのは、親としての最大の課題であり、もっとも悩むところですよね。そもそも親と子どもの間でも考えが一致しないことが多いのが現実。そういったもっともデリケートで芯の部分に祖父母が入ってきて、意見を押しつけられた場合はたしかに困ってしまうでしょう。■子どもの体調は親がみているのに…子どもの健康管理については、病院の受診、薬、保育園や学校を休ませるかなど、その都度、親も判断を迫られる難しい問題です。「子どもが少しでもせきをしたり微熱があったりすると、『病院に行かせた方がいい』と言う。私は子どもを3人を育ててきて、いますぐ病院に行ったとして医者になんて言われるかなんてわかるのに」(神奈川県 30代女性)「熱が出たら、『なんで調子が悪いのに気がつかないの。すぐお薬で熱を下げさせないとかわいそうだ』など。“高熱が出ても、菌と戦ってる証拠だから大丈夫”と育児書などではよく見ますが…」(茨城県 30代女性)医療は日々発達しているため、祖父母世代が子育てしたときとは対処法の常識が変わっている場合もあります。それがゆえに、さらに反発心を持ってしまう人も少なくないのかもしれません。また、一人目育児中のパパやママにとっては、その判断がはたして正しいのかどうか、不安でいることも。そんな親としても悩んでいるときに、異なる意見を祖父母から言われてしまうと、より戸惑ってしまうという気持ちはとても理解できます。■子ども自身の価値観に影響する発言はやめて!生活のなかでの祖父母のささいな発言が気になるというパパやママは多数。「実母は『女の子なんだから』とか、『お姉ちゃんなんだから』という言い方を娘にします。私はそういう言い方を子どもにはしたくない」(北海道 30代女性)「妹や弟が兄を名前で呼んでいて、義母に注意された。『弟妹は長男を敬いなさい! 呼び捨てなんて言語道断!』と。義母の言っていることも理解はできるけど、私の子育て。今さら変えようとは思いません」(神奈川県 40代女性)子ども自身の価値観を作っていくことにも影響しそうな内容なだけに気になるという人は多いようです。現代は、昔に比べて性別や立場などで格差をつけることの影響が問題となり、またそうした比較を良しとしない傾向にあります。大きく社会環境も変わっている背景も、祖父母の発言に納得できないと感じる人が生まれやすいのかもしれません。また親が子どもを自立させたいという気持ちと裏腹に、祖父母が孫を甘やかして困るという声は多数聞かれました。■「働くママは愛情が足りない」説をいまだに言われるママたち祖父母世代が子育てしていたときに比べて働くママが増えたというのも、大きな社会の変化のひとつです。「親に仕事するのを我慢させられた。1人目が3才になるまでは親の言うことを聞いて我慢したけど、2人目のときは1才から働いた。それに対して『愛情が足りないんじゃない』と何かにつけて言ってきた」(愛知県 30代女性)祖父母世代の時代では専業主婦が多く、働くママに対して「愛情が足りていない」といったつらい言葉はいま以上にかけられたのだろうと思います。昔も今も自分の常識が正しいとして発せられた言葉は、心にモヤモヤしたものを感じてしまいそうです。ほかには、「義父母とは文化や習慣の違いが多々あって、自分たちの尺度でしか物事を判断しなくて困る」という、そもそもの価値観の違いに苦しんでいるという声も。■義理の親との関係に悩むパパやママが多数また寄せられた意見の多くは、実親よりも「義理の親との意見の食い違い」でした。「喜んで子どもを見てくれるのはありがたいけど、テレビをずっとつけっぱなしにするのはやめてほしい! 義理の親だから言えないけど、毎回イライラしてしまう」(静岡県 30代女性)「2歳、3歳のときはなるべくチョコや炭酸を与えたくなかったけど、 デビューは義母。はっきり『やめてください』と言えなかった」(神奈川県 30代女性)「うちは義理の両親と同居なのですが、意見が合いません。子どもは自由に育てたい私と、厳しくしつけたい義理の両親。無視もできないし、主人は『我、関せず』で本当に困り果てています」(東京都 50代女性)「義両親には『母親失格』とまで言われた。ダメな母親だと洗脳されているみたいなので、相談できません」(神奈川県 40代女性)義理の親の場合には、遠慮して本音がいいにくいというところが多分にあります。また、そもそも別の家庭で、育った場所も環境も異なるという場合も多いため、その価値観もまったく違うということも多くありますよね。■「意見の食い違いはない関係」は距離感が影響?ただなかには、親とは意見の食い違いはないと答えた人もいました。「義理親は勝手には進めず、『どうしたらいい?』と聞いてくれました。また実親は感覚が同じなのか、とくに言われることもないです」(千葉県 40代女性)「義理の両親は子育てについて、私自身についても文句はもちろん否定的なことも押し付けがましいことも何も言わずすべて受け入れてくれます。相談すればアドバイスをくれ、とても良くしてもらっています」(東京都 30代女性)祖父母と円満な関係を築けているという人たちは、意見の食い違いはないと感じているようですね。ただなかには、円満というより「離れて暮らしていること」が結果的には意見の対立をうまないといった声もありました。筆者も実の親とも義理の親とも離れて暮らしているため、年に会える機会は数回。せっかく会えたときには、お互いに意見をぶつけ合おうとも思わないので、食い違いを感じる間もないというのが実情です。また「口を出さない、金も出さない」といった淡白なタイプ、孫に関心がない義両親などもいて、「それはそれで『孫がかわいくないのか?』と寂しい」という意見も。言われても困る、けれど言われなさ過ぎても心配になる、子育てに関して祖父母の関わり方がいかに難しいか、伝わってきます。しかしそれはもしかしたら同じように、祖父母側にとっても頭を悩ませている問題なのかもしれません。■みんながやってる「祖父母とうまくうまくやっていく秘訣」それでは、どうすれば義両親、実親とうまくやっていけるのでしょうか。▼衝突を恐れずにきちんと話し合う「意見の食い違いは多いし、子育ての基本方針が真逆。お互いにぶつかり合いをしたら、『私が言い過ぎた。ごめんね』と義母が謝ってきました。義母はしゅうとめに子どもの世話を手伝ってもらっていたので、すべての子育てをほぼ1人でやっている私とは意見が合わないのは当然。いまでは無駄なもめ事はなくなりました」(北海道 30代女性)「ためになるアドバイスは盛大に感謝して、違うと思ったら我慢せずけんかになってでも『違う』と反論する。口を出していいラインをわかってもらうためには多少のけんかも必要」(北海道 30代女性)祖父母に対してはっきりと意見を言うのは気まずいと思っているパパやママは多いでしょう。ただ、集まった意見のなかには、そうした話し合いを通じて、解決に導いたという体験談もありました。お互いの性格や普段からの関係性がおおいに関係すると思いますが、一度「私たちはこう思っている」と意見をぶつけあうのも解決策のひとつとしてありそうです。▼祖父母の意見も認める「数十年生きた人間ですから、考え方が違ってあたり前だ と、ようやく心から理解して、親のやり方を受け入れられるようになりました。いまは『それはないでしょ(怒)』から『それもありか!(感心)』の間を行き来している感じですね」(宮崎県 30代女性)「子どもが小さい頃は義母との考え方の違いでイライラもしましたが、いまは子育てはいろんな答えがあるものなのだと理解し、こういう考えもあるんだと認められるようになりました」(兵庫県 50代女性)昔の常識といまの常識が異なっていることについては祖父母側に責任があるわけではありません。またパパママ世代が祖父母になるときには、また常識が異なっている可能性もあります。「意見が違う時は『病院で言われた』とか『保健師さんや保育園、学校などで言われた』と、他の人のアドバイスだと言うようにしてました」(茨城県 40代女性)祖父母の育児知識アップデートには、「私はこう思う」というよりも、病院の先生の話、育児書など「だれかに言われた」と言ったほうが、もめごとになりにくいですよね。その場に第三者を存在させることにより、祖父母と1対1の闘いに持ち込ませないという効果も期待できそうです。▼聞き流す、我慢する「義理の父は、『抱き癖がつく』とか『ハイハイは長くさせろ』とか言ってきて、正直イラッとしますが、年に数回しか会わないし、子育てをねぎらってくれるので我慢できる。逆にこれだけ口出せるってことは、ちゃんと子育てに参加してたんだなあと感心もしました」(神奈川県 40代女性)「私は親の言うことを気にしない性格。私の母は何かにつけて最低一言は言ってきますが、ともかくスルーです」(神奈川県 40代女性)「聞き流して戦いません」というコメントもありましたが、いちいち親に言われたことを気にするよりも、スルーしてその場を乗り切るというのもひとつの手ですよね。▼まずは自分の意見をしっかり持つ「考え方が違うのは当たり前だし、アドバイスと思って話は聞きます。でも育てるのは私なので、実行するかは内容次第。パパ、ママの意見がしっかりしていれば、何を言われても大丈夫だと思います」(神奈川県 50代女性)「それを受け止めて、自分たちで考えて子育てしていくものだと思います。 親だけだけでなく、友人でも、子どもたちが入園入学すれば、そこで関わる人たち、いろいろな人のいろいろな考えを聞きながら、自分たちなりに子どもたちを見守りながら、子育てしていくことが大事だと思います」(静岡県 60代女性)祖父母と親の間だけでなく、そもそも夫婦間、そして関わる友人同士でも、子育てに関しての考え方は違うでしょう。「自分の意見をしっかり持ちつつ、柔軟に回りの意見を取り入れていくことが理想」と考える人の意見には納得させられます。最後にこんな意見も紹介したいと思います。「以前、義母とさせたい習い事の種類が正反対。でも結局、『お互いに子どもの意思を尊重したほうがいい』と気づいてからは、いい関係です」(神奈川県 40代女性)一番大切なのは、主役である子どもたちの意思ですよね。まだ小さいうちは、なかなか子ども自身がどうしたいか、どうなりたいかというのははっきりしないため、大人がサポートしてあげる必要があります。ただ、子どもたちはきっと何かしらの「やりたい」、「やりたくない」というサインを日々発していると思います。だからこそもし意見が異なってしまったときは、目の前で子どもをいつも見ている親自身が「子どものために何が一番いいのか」を考えて決めていくことが大切だろうと思います。子どもの送迎や預かりなど恩恵を受けながら、口は出されたくないとしてしまうと、祖父母の貴重なアドバイスも受けられなくなってしまうかもしれません。ただ時代の変化によって、育児の考え方にはギャップが出ていることもたしか。そんな祖父母の育児知識アップデートにはコメントにあった方法も参考にできそうです。子どもを思う気持ちは、きっと親も祖父母も同じはずと信じたいところ。スルーしてみる、話し合ってもみる、ぶつかってみるなど、夫婦でも祖父母との関わり合いについて話し合いながら、お互いに気持ちよく子どもたちの成長を見守れる距離感が見つけられるといいですね。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?アンケート回答数: 5107件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月26日子どもが成長してきて親と離れて行動することが増えると、事件や事故に巻き込まれないか、心配になります。ニュースなどで子どもが巻き込まれてしまったり、被害に遭った事件には心痛める人も多いことでしょう。今回は、不審者への対策についてのアンケート調査から、子どもたちの身の安全を守るために、親である私たちには何ができるのか、考えてみたいと思います。■不審者対策を子どもに伝えている親は7割アンケートでは、子どもに不審者の見分け方を教えているかどうか聞きました。その結果、「とにかく逃げる・ついて行かないように教えている」、「教えている」と答えた人があわせて69.8%となり、約7割が不審者への対処を子どもに伝えていることがわかりました。一方で、「不審者の見分け方がわからない」と答えた人も13.8%いて、その対策に難しさを感じている親も一定数いるようです。Q.お子さまに不審者の見分け方を教えていますか?とにかく逃げる・ついていかないように教えている 40.3%教えている 29.5%不審者の見分け方がわからない 13.8%教えていない 11.3%子どもに任せている 3.9%その他 1.3%■「逃げる、ついていかない!」これに尽きるのか?子ども自身が身の危険を感じた場合に、「とにかく逃げる、ついていかない!」と伝えているという4割の人たちの思いを聞いてみましょう。「『知らない人にはついて行かない』と教えてます。変だなって思ったら、防犯ブザーを鳴らして逃げるように伝えてます」(東京都 30代女性)「『お菓子をあげるからおいで』などと言われても近づかないのはあたり前で、それでもしつこく、手などを捕まれたりした場合などのとっさの対処の仕方、逃げ方を小学校に入学する前から教えています」(北海道 40代女性)「いきなり名前を聞かれる、道を聞かれて案内させるなど、自分の体験をもとに子どもに危険性を伝え、『全速力で人がいっぱいいる所や交番に逃げろ!』と教えています。相手はこちらの善意を逆手に取ってくるので、『知らない人には善意は持たないでいい』と、悲しいですが教えました」(神奈川県 30代女性)「『こういう人が不審者だよ』と、固定観念を植えつけるのも逆に心配です。知らない人にはついていかない、人通りが少ない所には行かない、何か起こりそうになったら大きな声を出して逃げる。これに尽きるかと思います」(神奈川県 40代女性)不審者への対策として、「ついていかないこと」「危ないと思ったらとにかく逃げること」、この2つは小学校でもよく言われていることですね。ただどんな人が不審者なのか。どんな行動が危険なのか。これを子どもが理解することはとても難しいだろうと思います。■「親以外は信用するな!?」不審者の見分け方に戸惑う親たちそこで「どんな人が不審者なのか伝えている」という意見を見ていきましょう。「最近は不審者だけに気をつければいい訳じゃないので、『不審な感じじゃなくてもついていかない』ように言ってあります!」(徳島県 30代女性)「子どもが遊びに夢中になっているときは、周りのことを気にもしていないので、一緒に公園にいるときに、親なりに注意してほしい人を、理由を伝えて教えます。怪しい人は、目の動きなど、人と違う行動をとるので、自然とわかるようになります」(茨城県 40代女性)「『基本的に親以外は信用するな』。親以外の大人と二人きりになるな。自分が少しでもモヤッと感じたら、その人からすぐに離れろ。知っている人でも、ご近所さんでも、仲良しの近所のおじさんでも一緒など、細かに教えています」(東京都 40代女性)「かわいいおもちゃや犬を見せてくれる人、ゲームの話やプレイをしてくれる人、あいさつしてくれる近所の顔見知りの人など、優しそうな人のなかにも悪い人はいるんだよということ。車に乗せようとする、一緒についてくる、どこかへ連れていこうとする 、すぐそばに近づいてくるという場合は逃げるようにということ」(東京都 40代女性)どの意見も、不審者がどんな人か断定するということではなくて、親の経験にもとづく情報や肌で感じる危機感によって、慎重に判断するよう促していることがわかります。このほかにも、「知っている人でも親の許可なくついていかない」という声もあり、面識のあるなしに関わらず、できるだけ広範囲の人に警戒するように伝えている親は多いようです。たしかに、これまで子どもが犠牲になった悲しい事件の中には、もともと面識のあった人や近所の人による犯罪もあるため、用心を重ねる親たちの気持ちにも、納得できます。また「顔だけで不審者だとは判断はしないように伝えている」という声も見られました。「夫が作業着で公園にいたら、不審者と間違えられた」など警戒しすぎたことによる誤解が招いたエピソードも複数あり、なかなか簡単に不審者を見分けることが難しい現状が伝わってきます。■「不審者の見分け方を子どもに教えない」その背景とは?「教えていない」、「子どもに任せている」と回答したのは、約15%の親たち。そして、「不審者の見分け方がわからない」と答えた人も、約14%という結果でした。あわせて約3割の人たちが、積極的に不審者の見分け方を教えていないという現状ですが、危機感を抱いていないというわけではないようです。「知っている人でも犯罪を犯す嫌な世の中ですので不審者の見分け方などどうやって教えて良いのかわかりません」(千葉県 40代女性)「娘は小学生の頃、知らない人に声を掛けられて逃げてきたことがありますが、パッと見ただけで怪しい人だって判断できた訳ではなかった」(神奈川県 30代女性)「『人を見かけで判断する』っていうことではなく、“不審な行動での見分け方”があるのなら学びたい」(鳥取県 40代女性)「娘が不審者に会いました。それまで、『知らない人に声をかけられたら逃げなさい』としか教えていなかったが、最近の不審者は不審者には見えない。また、『人には親切にしなさい』と教えているのに、『これからは疑って生きなさい』とも言えず、どうやって教えたらいいのか悩みます」(千葉県 40代女性)どうやら、多くの親は不審者への対策を教えたいが、どう教えていいかわからないという悩みを抱えていることがわかりました。たしかに、黒づくめの服にサングラス、怪しい行動といった“いかにも”の人だけが危ないわけではありません。どちらかというと、多く寄せられた「大人の自分でも不審者の見分け方なんてわからない」というのが本音だろうと思います。子どもにとって警戒心を抱かせない人、よく見かける人がじつは…といった場合には、親としてどう子どもにどう教えればいいのか本当に悩みます。じつは筆者も小学1年生になったばかりの子どもに、不審者に関する話をまだしていません。それでなくても、親と初めて離れて一人で行き帰りする登下校を、不安にさせたくないという気持ちもあります。そして、素直な気持ちで道行く人たちにあいさつをしている今の様子を見ると、はたしてその子どもの良さを奪ってもいいのかと、悩む気持ちもあります。人を信じ、親切にすることの大切さも教えたい、一方で、そうした子どもたちの善意を悪用した事件が起きているのも事実なので、悩みは深まるばかりです。■子どもの防犯対策、親子でできることは?それでは、子どもの安全を確保するために、親にできることとはどのようなことなのでしょうか。いくつか、コメントから得られたヒントをご紹介します。▼不審者に出会ったら店や家に逃げこむ「知らない人に話しかけられても、むやみに話をしない。ついてきたら近くのお店や家に入る」(福島県 40代女性)「子どもでは悪い人の見分け方はわからないので、とりあえずついていかない、追いかけられたら逃げる、それは教えています。もし追いかけられたら、どこでもいいから近くの家に逃げ込んで助けてもらうように言ってあります」(徳島県 40代女性)逃げると言っても、自宅や学校まで離れた場所で不審者に遭遇してしまう場合もあります。店や民家に逃げこむことができるという選択肢も教えてあげると、子どもも安心できそうですよね。全国的には「こども110番の家事業」という、子どもたちが事件や事故に巻き込まれないように、学校やPTA、町内会など地域の人たちが行っている活動もあります。事件に巻き込まれそうになったり、危険を感じた子どもが逃げ込んできたときに、安全に保護し、警察などの関係部署に連絡してくれます。<こども110番の家事業とは>「こども110番の家事業」に参加している家、参画しているお店(コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、郵便局など)にはステッカーが店先や玄関に貼られています。子どもには、「子ども110番の家」という役割、どんなことをしてくれるのかを伝え、通学路、散歩しているときなど、普段から子どもたちにステッカーが貼られているところを教えておくことも1つの子どもを守る策だと思います。万が一というときに子どもが行動できるかもしれません。ちなみに「子ども110番の家」ではこんなことを聞かれるそうです。もちろん焦っていたり、緊張していたりですべて話せる子は少ないでしょう。でも日常生活のなかで伝えておけば、心に少しだけでも留めておけるのではと思います。こども110番ってなぁに?「なにをはなしたらいいの?」●どんなことがあったのか●時間 場所●犯人(不審者)の年齢 身長 体格 髪型 服装●車 バイク 自転車等の乗り物 ナンバー 色●どちらの方向に逃げて行ったのか●自分の住所 名前 学校 学年 連絡先の電話番号警察官が来るまで「子供110番の家」の人が守ってくれますのでゆっくり落ち着いて話しましょう。出典: 静岡警察署 ▼不審者に出会ったときの対処法を細かく伝えておく「知らない人が道を訪ねたら『知りません』と答えてその場を去るよう言っています。あと、『お母さんがけがをしたから病院まで連れていってあげる』などと言われてもついていかないように言っています」(愛媛県 20代女性)「犬がケガをしているから一緒に助けて」といった子どもの純粋で優しい心を利用することも考えられます。具体的にどのように話しかけられるか想定して、対処法を細かく伝えるというのも、親にできることかもしれません。不審者がどのように近づいてくるかはわからないものの、よくあるケースを想定して子どもとやり取りしておくと、子どもにも伝わりそうですね。▼停まっている車の側は通らない「『停まっている車のすぐそばは通るな』と言ってあります。連れ込まれたりするかもしれないので」(神奈川県 40代女性)駐車している車に近づかないということは、簡単に伝えることができます。交通安全の面からも、停まっている車は突然動いて危険なので、普段から近寄らないことを徹底して教えたいところ。▼できるだけ一人で歩かない「とにかく知らない人は、見ない、近付かない、怪しいと思ったら、逃げる。できるだけ1人で歩かない」(千葉県 40代女性)筆者の子どもも小学校に入学してから、同じマンションの同学年の子たちと一緒に登下校しています。ただ、場合によっては、無理にだれかと一緒に行動するのは難しいこともあるでしょう。そうしたときも、子どもに普段から声掛けをして、できるだけ1人にならないように意識させておくことが大切かもしれませんね。▼子どもの行動をできるだけ把握する「子どもには『どこに出かけるか』は必ず言ってもらい、何時に帰るかも聞いておく。心配だと思ったら、親バカだと思われるかもしれないけど迎えにいく」(大阪府 40代女性)「1ヶ月くらい前に近所で不審者が出たので、ほぼ毎日迎えに出ています。何かあってから、私自身が後悔したくないし、子どもに嫌な思いをさせたくないので、できる限り迎えにいこうと思っています」(兵庫県 40代女性)子どもが大きくなってくると自立心も芽生え、親も安心感が根付いてくるため、どこまで子どもの行動を管理するかどうかというのは難しいところです。親自身の気持ちと、子どもの気持ちにもよるため、親子で話しながら、どのように見守るかそれぞれの家庭で個性が出るポイントかもしれません。▼対処法を一緒に考えて話し合う「子どもには『こういう人には気を付けなさい』とは教えていません。とにかく知っている人も含め、だれにもついていってはいけないと教えています。あとはいざ怖い目に遭いそうになったとき、遭ってしまった時の対処法を教えたり一緒に考えたりしています」(千葉県 30代女性)不審者への対策は、親自身も手探りで行っている現状がありそうです。子どもに降りかかる危険をすべて、親が取りのぞいてあげることは難しいかもしれません。ただ、パパやママにもできることはありそうです。おそらく、その対策法は子どもの性格や生活環境、親の仕事や祖父母の存在の有無など、各家庭によって大きく異なると思います。自分たちは子どもの防犯についてどのように対策をするのか、一度家族で話し合ってみるのもいいかもしれません。いつかは子どもも大人になり、自分でじぶんの身を守るすべを考える日が訪れますが、その日まで、しっかりと子どもたちを守ってあげたいですね。Q.お子さまに不審者の見分け方を教えていますか?アンケート回答数: 6453件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月19日私は第一子長女を出産したあと、産後ブルーで苦しみましたが、思い返してみると、長女誕生当時の夫も「産後ブルーだったのでは……?」と思い当たるフシがあります。夫のおかしいと感じた行動や様子についてお伝えします。 パパの産後ブルーその1「家に帰ってこない」夫は、私が長女を保育園に送り届けたあとに出勤し、家族が寝静まってから帰宅。金曜と土曜の夜は毎週クラブで朝まで騒ぐようになりました。 周囲から「よく我慢してるね」と心配され、私自身も「離婚する!」と本気で考えていました。あとで当時の気持ちをパパに聞いたら「ママと長女が親密すぎて、家に居場所がなかった」と教えてくれました。 パパの産後ブルーその2「金使いが荒い」長女が生まれてから、夫は金使いがかなり荒くなりました。以前にも増して趣味に使うお金が増え、カードの請求額は毎月10万円以上。お金の使い道のことで夫婦ゲンカばかりしていました。 赤ちゃんが生まれたことで生じた責任や、漠然とした不安を買い物することで紛らわせていたようで、「買っちゃいけない」と思うと、それもストレスになって余計買い物をしてしまう……という悪循環に陥っていたようでした。 パパの産後ブルーその3「食事をしない」夫は、朝はギリギリまで寝ていて朝食抜き、夜は残業や夜遊びで食べるタイミングがなく、1日の食事は昼食のみという状態が長く続きました。夕食を準備しても食べないことが多く、徐々に「おなかが空いたら自分で作る」という習慣に変わっていきました。 当時、私は初めての赤ちゃんのお世話で手一杯。夫の変化に無頓着でしたが、子どもが生まれて急激な環境の変化に戸惑いの多かった夫に対して、思いやりが足りなかったと思っています。 振り返ると、産後は私だけでなく、パパも産後ブルーだったのではないかと思います。こんなわが家の状況が一変したきっかけは、東日本大震災でした。震災を機に、パパは産後ブルーから立ち直っていき、今ではそのころの行動はほとんど見られなくなりました。みなさんのご家庭でも、「あのころパパは産後ブルーだったのでは?」と思うできごとはありましたか?著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月18日わが家では、平日にパパと子どもの時間がほとんどありません。パパと子どもの時間といえば、休日のお風呂だけ。ところが、お風呂の時間を喜んでいた子どもが、ある日突然「パパは嫌! ママがいい!」と言うように。そのときのパパ見知り体験談を紹介したいと思います。 パパとのお風呂を泣いて嫌がる息子1歳を過ぎ、お話がじょうずになった息子との会話がとっても楽しかったころ、突然「パパは嫌」が始まりました。たまにしかパパと入れないお風呂も「ママがいい」と言い始めたのです。 「そんなこともあるんだ」と最初は思っていたのですが、ママだってたまにはひとりでお風呂に入ってゆっくりする時間が欲しい。それに、泣いてまでお風呂を断られるパパはショックが大きかったようです。 普段から男同士仲良く!そこで、普段から「パパってお仕事しててすごいよね」と息子に話したり、パパが手伝ってくれたことなどを息子の前で大げさにほめたりしてみました。 パパもお風呂での遊びを考え、泡風呂の素を用意するなど、パパと一緒のお風呂が楽しくなるように工夫しました。休日はパパと息子だけの時間を増やして公園で遊び、買い物をしてきてもらうことも。男同士、2人だけの経験が増えることで、どんどん仲良くなってくれて期待通りでした。 それでもたまには「やっぱりママ」それでもたまに「お風呂はママがいいな」という日もあります。息子にお風呂を断わられる瞬間がパパにはかわいそうなので、前もって聞いておいて「今日はダメだって」とママからパパへ伝えるようにしました。 「どうして嫌なの?」と聞いたり、説得しようとしたりするのは意味がないと気付いてやめました。特に男の子は、“何が何でもママが一番”ということも多いのかもしれません。逆にあっさり認めてあげることで安心するのか、次の日はパパとお風呂に入ってくれていました。 4歳になった息子は、今では「どっちでもいいよ」と言ってくれるようになりました。一時期の成長過程であるパパ見知りでしたが、さみしそうにしていたパパのためにも、早めに終わってよかったと思っています。著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2019年05月16日毎日食べる食事について、「パートナーとその好みが合うかどうか」を重要だと考える人は多いのではないでしょうか。好き嫌いや味付けの種類など、食の好みには、その人が育ってきた環境や地域性など、さまざまなものが反映されると言っても過言ではありません。今回は、食の好みについて、アンケート結果をもとに考えてみたいと思います。■パートナーとの食の好み、半数以上は「合っている」と回答アンケートでは、パートナーと食の好みが合っているかどうか聞きました。その結果「どちらかというと合っていると思う」と答えた人が39.2%で、もっとも多いことがわかりました。また「合っている」と答えた人とあわせると約55%となり、半数以上の人たちは、多かれ少なかれ、「パートナーとの食の好みは合っている」と考えているようです。Q.パートナーと食の好みは合っている?どちらかというと合っていると思う 39.2%どちらともいえない 18.7%合っている 16.6%あまり合っていないと思う 7.6%合わないと思う 7.6%その他 3.0%■結婚において食の好みは大切なキーとなる?「どちらかというと合っていると思う」、「合っている」と答えた半数以上の人たち。どのような点で、食の好みが合うと感じているのでしょうか。「結婚して16年、付き合っているときから味の好みは同じ。だから、いまも奥さんの料理は好き。最近自分が料理することが増えたが、『おいしい』と言ってくれてとても作りがいがある」(神奈川県 40代男性)「作った夕飯を見ていつも、『これ! 今日食べたかったやつ!』と言われたりする。結婚の決め手が食の好みというのもありましたが、正解でした」(岩手県 30代女性)「食へのこだわりはもとより、食の相性は大切な要素だと考えています。私は食事を残すことがタブーと考えていますが、妻も同じ考えです」(埼玉県 40代男性)「これほど好みが同じな男性と出会ったことがないというほど合っています。好きな物から嫌いなものまで同じです」(千葉県 30代女性)そのほか、「趣味や嗜好(しこう)は違うが、食の好みだけは合うから結婚生活を続けてこられた」としみじみ振り返るような声も寄せられました。たしかに、食事は生活と切っても切り離せないもの。好みが合えば、毎回お互いに合わせる、合わせないといったストレスがない食生活を送ることができるでしょう。半数以上のパパやママたちが、パートナーとの食の好みが合っていると答えたということは、それだけ結婚において「食事」がキーとなっていくることがわかります。■「食の好みが違いすぎて疲れた…」つらい声もそれでは、「合わない」と答えた約15%の人たちの声を見ていきたいと思います。「旦那は食わず嫌いなので、作るメニューや外食はほぼ決まっています。せめて子どもには好き嫌いなく何でも食べてもらいたいと思っていますが、旦那が食べないので微妙。やっぱり食の好みが合わないと大変ですね」(茨城県 40代女性)「旦那は味が濃いもの、私は薄味が好きなので、夜ご飯は毎度子どもたちの分、旦那の分、私の分とみんながバラバラでおかずも違います」(茨城県 40代女性)「旦那は料理人です。小さい頃からおいしいものをぜいたくに食べていたせいか、農家出身の私とは違い、舌がこえていて、私がおいしいと思う田舎料理など食べません。結婚前になんとなく好みが違うのはわかってたけど、こんなに苦労するとは思わなかった」(神奈川県 40代女性)「私は薄味、旦那は濃い味。私は甘い方が好き、旦那はしょっぱいのが好き。すべてが違い過ぎて私は疲れています」(栃木県 40代女性)多かったのは、ご飯を作る側から寄せられた、食の好みが合わないつらさを訴える声でした。「からい物好きな夫が味見をせずに何にでも一味をかけるのでイライラする」という意見もあり、作った料理を前にモヤモヤとした気持ちを抱く妻とそれに気がつかない夫の様子が目に浮かびます。食の好みが合わないと、たしかに食事のたびに同じようなことが起こりかねないため、それをストレスだと感じる人もいるでしょう。■夫婦で食生活を楽しむためのヒントは夫婦でうまく食生活を楽しむためのヒントを「好みが合わない」という人から寄せられたコメントから探してみたいと思います。▼パートナーがいないときに好きなものを食べる「旦那は好き嫌いが多いので、普段はそれに合わせて料理を作っています。子どもたちは私の好みと合っているので、旦那がいないときに好きなものを作って食べています」(福島県 40代女性)夫婦といっても、四六時中いっしょにいるわけではないため、お互いが別々に過ごす時間に、自分が好きな食べ物を楽しむという声は多く寄せられました。「好きなものを食べずに我慢する」ということより、自分の好きなものを食べる機会を設けることでお互いにストレスが減るかもしれません。パートナーの作る料理の薄味に物足りないと思っているときは、ランチをガッツリ、こってり系にするなども食の楽しみのひとつです。ただ健康的問題で食生活を見直している場合には、どのくらいまでなら許容なのか確認しないと、せっかくの家での努力が無駄になるかもしれないので注意したいところですね。▼健康のために食生活を見直した「結婚当初は、私は濃い味付けが好みで、妻が作ってくれる食事は私からすると薄味でした。しかし、妻から『濃い味付けの食事を食べ続けると体に良くない』と言われ、少しずつ薄味にしてもらい薄味に慣れていきました」(千葉県 50代男性)年齢とともに食生活の見直しが必要と考える人は多いでしょう。もしパートナーの濃い味付けやこってりした料理が好きなことが気になる場合には、健康診断の数値も夫婦で相談する1つの材料として役立つこともありそうです。▼最初は夫婦の好みが合わなくても…「合ってきた!!って感じです。 濃い味付けだった私が、主人の好みのダシしっかりの薄味になり、甘いものを食べなかった主人が、私が甘味を大好きなせいか、甘味が好きになりました」(神奈川県 30代女性)夫婦は、最初は別々の家庭で育ってきた二人が、一つの家庭を作っていきます。長年一緒にいることで、合わなかった食の好みも次第に合ってきたと考える人は多いようです。筆者も、結婚当初は甘い物が大好きな夫に合わせて、自分が好きな味付けに少し砂糖を加えて調整していました。しかし、結婚して7年目となった近頃では、自分の好みの味が「わが家の味」になってきたと感じています。自分が変わったのか、相手が変わったのか、それともお互いが歩み寄ったのかはわかりませんが、毎日同じ食卓を囲むことで、積み重ねていけるものがありそうです。また「合う合わないより、お互いに合わせようとする気持ちが大事」という方、なかには「食の好みが違うから食べ物の取り合いにならなくて快適」と考える方も。お互いに食事の時間が窮屈ではなく楽しめていれば、食事の好みが合わなくても問題ないように思えます。また、最後にこんなコメントも紹介したいと思います。「主人が母子家庭だったので、母の帰りが遅いため夕食は一人で市販のお弁当を食べてたみたいです。家に帰ると妻と子どもがいて手料理がある幸せが、当たり前ではないと知っている主人は、私が作る料理は好き嫌いなく食べてくれます」(沖縄県 30代女性)「お互いに好き嫌いはあまりないですが、ごはんを残す人はお互いに嫌いなので食の好みというより、価値観は近いかと思います。子どもたちにもごはんは残さないということを徹底して伝えています」(東京都 30代女性)これらのコメントからは、食生活や食に対する考え方には、その人が人生で大切にしていることが影響しているとも考えられそうです。たしかに、毎日食事を用意するかげには、食材の準備から調理、配膳まで、たくさんの工程があり、手間がかかっています。まずは、そのことに感謝することの大切さをあらためて感じさせられます。食事にとてもこだわる人、作ってくれるだけでありがたいと思う人、おいしければ何でもいいという人、そしてこだわりがないという人。さまざまでしょう。もしパートナーと食事の好みが合わないという場合には、お互いに相手の価値観を認めて、自分なりのおりあいをつけることも必要となってくるかもしれません。食生活を豊かにするという方法は各家庭ごとに違っていると思いますが、楽しい食事時間が過ごせるといいですね。Q.パートナーと食の好みは合っている?アンケート回答数: 4602件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月12日イマドキのパパは、以前よりも育児への参加意欲が高いと聞きます。今回は、パパがアレコレ手伝ってくれるなかで、個人的に「ママが本当にやってほしいことはコレなの!」という、ママとしての本音をお伝えします。 【その1】子どもをお風呂に入れる休日や平日の帰宅が早い日には「子どもをお風呂に入れてほしい」と思っているママは本当に多いです。できれば「パパの仕事」としてデフォルト設定したいくらいです。 子どもとお風呂に入るのは楽しいですが、慌ただしく、ママもたまにはお風呂でゆっくり疲れを取ってリフレッシュしたり、丁寧にお肌のお手入れをしたいというのが本音です。夜、パパから子どもに「お風呂行くよー!」と声をかけるくらいになれば、きっとママに喜ばれますよ! 【その2】休日は子どもと外で遊ぶ多くのママは「ひとり時間」を切実に望んでいます。「ひとり時間」があれば、溜まった家事を一気に短時間で片付けられ、美容室にだって行くこともできます。そして、たまにはママひとりでホッとお茶を飲みたいんです! 子育て中はお茶一杯ゆっくり飲めない日もたくさんあります。休日、子どもを短時間でも外で遊ばせるだけで夫婦関係は良好になりますよ! また、子どもとパパが過ごす時間は限られているので休日にはたくさん触れ合って遊んでくださいね。 【その3】ママの愚痴や相談は真剣に聞くコレ、実はパパがやってくれる、どの育児よりも重要なことかも……と思います。働くママでも専業ママでも、育児の大半はママがやるというのが多くの家庭の実情ではないでしょうか。 パパだって頑張っているよ! と言うなら、おそらくママはその3倍頑張っているのではないかと感じてしまいます。そんなママの心のフォローをできるのはパパだけ! 夫婦関係が良好な家庭では、ママの育児ストレスは低いという統計結果も出ていると聞きます。ぜひママの話を真剣に聞いてあげてくださいね! 周囲のママの声と自分の意見を合わせ、独断で「ママが希望する育児3つ」を挙げてみました。ほかにもママが協力してほしいと思っていることはたくさんあります。夫婦でよく話し合って、楽しく仲良く子育てをできるといいですね。著者:伊川遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2019年05月11日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 イクメンが話題の昨今。 わが家の夫もありがたいことに、家事分担の話し合いに応じてくれているし、しかも実行もしてくれる! が……、やってくれるのはいいけれど、どうもやり方に納得がいかない。 洗い物をしてくれるけれど洗い残しがある、洗濯してくれるといっていたのに洗濯機のボタンを押しただけ、洗濯物のたたみ方が荒い、赤ちゃんの面倒は気の向いたときだけなど、イライラを抱えるママは多いのではないでしょうか。 そこで、パパの家事や育児のやり方にイライラしない方法をお伝えします。 「人は変えられない」が前提心理学では、「自分で変わろう!」とその人自身が思わないかぎり、他人がどんなにがんばってその人を変えようとしても、人は変えられないということを前提にします。つまり心理学的には、ママがどんなにパパに変わってほしくても、パパ自身が変わろうと思わないかぎり、パパが変わることはないのです。 そもそも、パパにとっては「家事分担をする」という約束ははたしているわけですから、文句を言われる筋合いはない、というのが考え方の基本でしょう。 では、どうしたらスムーズに、ママが思うような家事や育児をやってくれるようになるのでしょうか。 感謝の気持ちを忘れずにちゃんとやっていると自分では思っているのに、イライラされたり、文句を言われたりしたら、やる気がなくなるのはママでも同じですよね。まずは、やってくれること、やってくれたことに感謝しましょう。「なんで分担なのに、わたしが感謝しなきゃいけないの!」とは思わず、ここは大きな心をもって「ありがとう」の一言を伝えてみましょう。 直してほしいことや、やり方を変えてほしいことがある場合は、「こうしてくれたらもっとうれしい」というように伝えましょう。 焦らず、徐々に! が大切当然のことながら、パパはママではありません。ママと全く同じには、そもそもできないのです。その上で、ママとは違うやり方をやっていたとしても、それでよしと思うようにしましょう。 視点を変えてみたら、パパのやり方のほうが実は効率がよかった、なんてこともあるかもしれません。すぐにパパがママの思うようにしてくれなくても、イライラせず、気長にやってくれるように待つことも大切です。 自分でやったほうが早くかつ思い通りにできるため、自分でやってしまい、結局ママの分担のほうが多いというのはありがちなこと。ママの思い通りの状態の完成度で、分担を均等にするためには、それなりの時間が必要です。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年05月08日妊娠37週に入ると、ママはいつ陣痛が来るのかドキドキしますよね。わが家の場合は、私の緊張とは裏腹にパパはのんきに構えていて、その温度差に腹が立ってしまうことがありました。今回は、私が妊娠37週に入ってからパパにしてほしかったことを紹介します。 お酒を控えてほしかった!私はもともと切迫早産気味で、張り止めの薬を臨月まで服用していました。そのため、出産が予定日よりも早くなるかもしれないと、日々ドキドキしていました。パパは「37週に入ったら、生まれるまでお酒は飲まない」なんて張り切ってくれていたのに、「今日は大丈夫やろ?」と根拠のない自信からビールをあける姿に悲しくなりました。 仕事で疲れている気持ちもわかりますが、もし陣痛が起きたら運転もできないし、もう少し考えてほしいところでした。 2人の時間を大切にしてほしかった!赤ちゃんが生まれると、生活の中心は赤ちゃんになってしまいがち。夫婦2人の時間はなかなかとることができません。赤ちゃんが生まれるまでの最後の2人の時間は、子ども連れでは行けない食事に行ったり、近場に出かけたりすればよかったと思いました。 パパが飲み会でいないときに陣痛が来たらどうしようと不安になることもあるので、パパが一緒にいてくれるだけで安心できます。もっと2人の時間を大切にできたらよかったと感じています。 車の運転をしてほしかった!妊娠37週のママは、大きくなったおなかの影響で座ることも苦しい状態です。まして車の運転となると、おなかがつかえて運転しにくい! あまりシートを倒して運転することもできないので、大きいおなかの妊婦は運転するのもひと苦労です。 パパは、運転するのがあまり好きではなくて、出かけるときの運転は私。妊娠37週に入ってからも相変わらずで、私が頼まないと運転してくれませんでした。ぜひ、妊娠中の奥さんを持つパパには、率先して運転してほしいと思います。 妊娠37週に入ると、ママは楽しみと不安が入り混じって、情緒が不安定になりがちです。夫婦2人で話し合って約束ごとを決めたり、パパにしてほしいことは言葉で伝えるようにして出産に挑めるといいですね。著者:田中麻奈元保育士で一児の母。現在は育児に専念するため専業主婦。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。趣味は手芸。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年05月08日子どもが大きくなってくると、少しずつ社会性を身に付けていって子ども同士の関わりが増えていきます。その関わり合いのなかで、ときには子ども同士が喧嘩することもあるでしょう。そんなとき、親としては関与すべきかどうか、するとしてもどこまで関与すればいいのか、悩ましいところです。今回は、子ども同士の喧嘩について考えてみたいと思います。■子どもの同士の喧嘩。「親子で話し合う」が6割アンケートでは、子ども同士の喧嘩にどこまで関与するか聞きました。その結果、「子どもと話し合う」と答えた人が6割となり、子どもと話し合って解決を促している親が多いとがわかりました。また、「学校・園の先生などに話を聞く」、「相手のお子さまや相手の親と話し合う」と答えた人も2割を超えていて、親以外が介入する場合もあるようです。Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する?お子さまと話し合う 60.0%学校・園の先生などに話を聞く 22.4%関与しない 8.0%相手のお子さまや相手の親と話し合う 5.4%その他・わからない 4.2%一方、「関与しない」や「その他・わからない」と答えた人はあわせて約12%にとどまり、9割近くの親が何らかの形で子ども同士の喧嘩に関わっているようです。■「まずはわが子の話を聞く」その裏にある親の思いは?6割の親は、まずは子どもと話し合うと回答しました。その思いはどんなところにあるのでしょうか。「口を挟まず、まずはわが子の話をじっくりと聞きます。そして信じてあげること。親子の信頼関係がちゃんと築けていると、子どもは悪い事も含め正直に話してくれます」(千葉県 40代女性)「話を聞くことは大切。ただ、言い分を100%信じたり偏った見方をしたりはしないように心がけています」(千葉県 40代男性)「普段からの子どもの様子を見て少しおかしかったら話しかける。または向こうから話しかけてきたらじっくり聞いてあげる」(茨城県 40代女性)親がまずしていることは、「子どもから事情を聞く」ということ。とくに小さいうちは、「親に自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちも強いように感じます。だから気持ちに共感したり、ただ話を聞いてほしいだけということも多いかもしれません。このほか、「“おはよう、ごめんねをセットにすると素直に謝れるよ”などとアドバイスする」、「子ども同士で解決できそうなら首を突っ込まない」という意見もありました。もちろんそれでは解決しないこともあるでしょう。親としては、その話の内容を踏まえて、その次にとる対処の仕方を決めているようです。子どもの話だけを聞くと、「うちの大切な子が…」と、つい守りたくなってしまう気持ちが沸きあがるのはどの親も同じ。ただ、そうなると喧嘩の本質や解決は難しくなってしまうときもありそうです。子どもの話だけを無条件に信じるのではなく、客観的な視点をもつことも親には求められているように思います。ただ、子どもの年齢や性格によっては、子どもから喧嘩の内容を話してくれないことも。普段と様子が違っていたら声をかけるなど、子どもだからと言って無遠慮に聞くのではなく配慮も必要となってくるようです。■「学校に中に入って欲しい」親が期待していること喧嘩になったら、子ども以外に話を聞ける相手として、子どもの通う保育園や幼稚園、そして学校の先生たちがまず頭に浮かびますよね。さらには、当事者である相手の子どもや親と話し合いをするという人もいるようです。まずは喧嘩について園や学校に話を聞くという親たちの声を聞いてみましょう。「子どもの喧嘩に親が入ると、親同士でこじれる。子どもの受け止め方や相手の意見も聞くため先生に中に入ってもらいました。子どもの言い分と相手の言い分は違うことが多いので」(宮崎県 50代女性)「わが子はやられる方で、帰り道にカバンを引っ張られることが続いたので、学校の担任へ連絡をしました。次の日、担任からその子へ注意してくれておさまりました。まだ1年生なので、小さい事でも耳を傾け対処できることはしています」(北海道 40代女性)「息子が幼稚園のとき、3~4人のグループからいじめられていました。ある日顔に大きな傷をして帰ってきました。そこで幼稚園の先生に、『息子も含めて園児たちの行動を良く見てほしい』とお願いに行きました」(千葉県 50代男性)「子どもの話を聞いて、場合によっては先生に報告します。嫌なことを言われてからかわれたのが、本人にとってはとてもつらかったようです。先生方も、すぐに対処してくれて本当に感謝の気持ちで一杯でした」(福島県 40代女性)どの親も、いきなり園や学校へというよりも、事実を把握したあとで学校に事情を聞き、関与の必要があればお願いするという対応をとっているようです。「親が介入することで問題を大きくしてしまうのではないか」、「でも子どもだけでは解決は難しい」といった揺れる思いを抱えた親たちが、園や学校に対応を希望しているという状況がわかります。そのほか、「子どもの話は聞くが、自分に都合の悪いことは言わないし、話も曖昧(あいまい)なので、学校や園に状況を聞く」という声もありました。子どもがまだ幼い場合や、本当のことを言っているかわからない場合に、先生たちの助けを得たいと考える親は多いようです。実際に筆者の小学1年生の長男が、弟と兄弟喧嘩をしたときに自分に都合のいいように嘘をつくことが最近あります。それも成長の証、そうした知恵がついてきたのだなと思います。しかし反面、友だちと喧嘩になったときには注意して様子を見なければと思いました。自分の子どもの言葉を信じたい気持ちはもちろんありますが、「一度先生の意見を聞いてみる」もモヤモヤを抱えたままよりは、ひとつの策として有効かもしれません。■喧嘩した相手の子や親との話し合いで解決するためにはまた、なかには喧嘩相手の子どもやその親と直接話をしたという方もいました。「喧嘩した子同士に話を聞いてから、親としてアドバイスを出してあげる。解決しないときは、お互いに謝らせる」(北海道 40代女性)「子どもは嘘をつくものです、そして素直です。基本的に“喧嘩は両成敗”と思っているので、相手と相手の親も交えてみんなで話をするべきだと思います。 親なら『自分の子どもがされたこと』だけでなく、『してしまったこと』も知っておくべきだと思います」(徳島県 30代女性)「親がすぐに出て行ってもわからないことばかりなので、両方の話を聞いてから考えます! 子ども同士の話し合いも大切だと思うし、仲直りがしたければ話し合いのなかで、素直に“ごめんなさい”と言う言葉が出ると思います。だから見守る気持ちも大事だと思います」(神奈川県 30代女性)多かったのは、「自分の子どもと相手の子どもの両方の意見を聞いて、解決に導く」という声でした。相手の親子との関係によってはそれができない場合もありますが、普段から交流があれば、そうした機会を持つのもひとつの選択肢ですよね。お互いに言い分は違っていても、意見をすりあわせることができていけば、仲直りに向かう道しるべとなるかもしれません。■「子どもの喧嘩は子ども同士で解決」関与しない親たちの思いとは一方、子ども同士の喧嘩には関与しないという親の声も寄せらました。「木の上から立って見ると書いて“親”です。のこのこ木の上から降りて手をかけるような真似はしません。話くらいは聞いてあげます」(埼玉県 40代男性)「子ども同士の喧嘩は、子ども同士で解決させる。それも勉強です。何でもかんでも親がしゃしゃり出て解決しないと困るようじゃ、情けない」(北海道 40代女性)「基本子どもの揉め事には関与しません。『手を出されても、自分から出すことは絶対しない』ということだけ徹底しています」(鹿児島県 30代女性)「子ども同士の喧嘩は、自分たちで解決するようにさせています。大人が関わると話が大きくなったり揉めたりするし、大人にばかり頼ってしまうと困るので。自分で考え解決できる力を身につけてほしいです。その後のフォローはきちんとします」(石川県 40代女性)関与しないという親も、その多くが子どもたちのために、「あえて喧嘩に介入しない」と決めていることがわかります。また、基本的には関与しないが、「内容や年齢、怪我の度合いや相手の親による」という声もありました。けがをしたり、させてしまった場合、相手の親が介入してきた場合などは、対処法を考えるという親もいるようです。また、「子どもの社会が構築されているところに親が出ていくと、子どもが迷惑する」という声も寄せられていて、子ども自身の生きていく道をあえて邪魔しないという考えをもとに、喧嘩の行く末を見守る親の愛情が感じられます。■「いじめ」と「喧嘩」の違いは? 親はどう関わればいいのかさまざまな意見が寄せられた、子どもの喧嘩にどこまで親が介入するかという今回のテーマ、正解はあるのでしょうか。「いじめと喧嘩は別物です。喧嘩や子ども同士のトラブルだったら、まずはわが子の話を聞いて、その上で学校担任へその日のうちに電話して、相手の子にも事情を聞いてくれるようお願いします。いじめだったら逆に最初から親が入らないと解決しません。ただ、いずれにせよ冷静に対応しないと。わが子を信じることも大事ですが、相手の子の話も聞かないで自分の言い分ばかり押し付けてはいけないと思います」(山形県 40代女性)「基本は子どもの話を聞きながら、そっと怒りを鎮めたりアドバイスをしたりして、極力本人が解決できるように後押しですね。話を聞くだけだと、“自分が100%正しくて間違っていなかった”と、思い込んでしまうからです。また、親同士は、普段から話しやすいように顔を合わせたら挨拶をして、雑談できるくらいに心掛けています。これも何かあったときに相談や話し合いをしやすくするためです」(神奈川県 40代女性)「子ども同士の問題は、子ども同士で解決できるようになるのが一番いいと思います。ただ、トラブルがあったときには、わが子以外からも情報を集められるように注意しています。普段から、子どもの友だちや、お母さんたちとも気軽に話せる関係をつくっておくこと、わが子がほかの子に何かしてしまったときには、些細なことでも早めに相手に連絡を取っておくように心がけています。『こんな事があったみたいなんだけど、聞いてる~?』などの事実確認をすることで、双方の情報を共有できたり親同士で子ども同士のやりとりを見守ることができると思います」(北海道 40代女性)ここまで、子どもの喧嘩への親の関わり方について考えてきました。さまざまな声が寄せられていて、同じ親とはいえ、いろいろな価値観が存在しているのだと実感させられます。まずはそうした価値観の多様性を認めたうえで、子ども同士の喧嘩をどう受け止めてあげればいいのか考える必要性がありそうです。また、喧嘩に関与する場合には、「喧嘩の当事者はあくまでも子どもたち」というスタンスを持つことが必要ということがアンケートのコメントから伺えます。子どもがどう解決してほしいと願っているのか、また親が出る場面なのかなどは、慎重に見定めることも大切な要素なのかもしれません。ただし、喧嘩といじめはあくまで別物。いじめだったときは、さらに慎重に、でもできるだけ早く、子どもが親の助けを必要としているかどうか、学校に相談に行くかなど見極めないといけないでしょう。子どもたちが今後社会に出ていくとき、意見が異なる人、嫌なことをする人にはきっと出会うでしょう。そんなときにどう解決すればいいのかを子ども時代で学べていることも、大人になって対処するときに役立つと思います。スルーしてやりすごす力、自分の気持ちを言う力など、対応は子どもの個性によっても異なるでしょう。社会に子どもを送り出すために何ができるかは、親としても大事な課題となりそうですね。どのレベルであれば親は関与した方がいい、もしくはそもそも介入するべきなのかは、はっきりとした答えは導き出せないのだろうと思います。でも喧嘩になる、ならないといった状態の前から、子どもに寄り添うこと、何かあったときは相談体制が取れるということを感じていてもらうことが、普段から親にできることなのかもしれませんね。Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する?アンケート回答数: 10932件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月28日