じつは中高年の多くがトラブルを抱えていながらも、その自覚を比較的持ちづらいといわれているのが「耳」。人生100年時代を健やかに生きるためには「健康耳」が欠かせません!「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)難聴の種類は大きく2つに分かれるという。「耳は、音(空気の振動)を集めて鼓膜に伝える『外耳』、音を増幅する『中耳』、そして振動を電気信号に変換して脳に伝える『内耳』の3つの部位から成り立ちます。そのなかで、外耳から中耳までに問題があるものを『伝音性難聴』といい、内耳から聴神経に機能障害が起きて発症するものを『感音性難聴』といいます。この両方にトラブルを抱えている場合は『混合性難聴』と呼ばれます」「伝音性難聴」は、耳垢がたまりすぎて外耳を防ぐ「耳垢栓塞」や、反対に耳掃除のしすぎによる「外耳炎」、子どもに多い「中耳炎」などが原因であることも多く、比較的、治療の効果も表れやすいという。問題はもう1つの「感音性難聴」だ。「こちらはレントゲンやMRIを撮っても原因が特定できないことがほとんどです。そして、よく『耳が遠くなったのは年のせい』といいますが、一般に『老人性難聴』と呼ばれるこの難聴も、感音性難聴の一種なのです」そのため、ある程度の年齢になれば、耳が聞こえづらくなっても「老化現象」のひと言で片付けられてしまうことが多いのが現状だ。一般的に、その多くは原因不明だといわれている「感音性難聴」。しかし今野院長は、「体に何らかの症状が出るときは、必ず原因があるというのが中医学の考えです」と語る。そして、数多くの患者を診てきた経験から、「血流の悪化」「内臓疾患」「自律神経の乱れ」という3つの不調が共通していることに気づいた。「まず最大の原因は『血流の悪化』。私たちの体は約37兆個の細胞からなっていますが、この細胞に栄養と酸素を届けるのが血液です。ですから、血流が悪化すると細胞が栄養不足に陥ります。なかでもダメージを受けやすいのが、細かな働きをするためにたくさん栄養を必要とする器官。その1つが耳なのです」2つめは「内臓疾患」。中医学で生命エネルギーを指す「気・血・水」の概念と深く関わるという。「これらの通り道である『経絡』は、代表的なものだけでも全身に12本あるとされ、内臓や表皮などを結んでいます。そして、互いに影響しあって総合的に体の機能を動かしているのです。耳は腎臓につながる『腎経』という経絡にあるほか、ほかの内臓の影響も受けると考えられています。西洋医学でも、糖尿病患者は難聴のリスクが3.7倍上がることが報告されるなど、内臓疾患と耳との関係が注目されているのです」3つめは「自律神経の乱れ」。無意識下で呼吸や消化、体温調節をつかさどる自律神経は、全身の健康維持に不可欠な存在で、当然、耳の働きにも影響してくる。「現代人の多くは緊張やストレスで自律神経が乱れがちですが、その乱れは『血流の悪化』や『内臓疾患』とも密接に結びついています。これら3つの要素はそれぞれが深く関わり合いながら耳の健康を左右しているのです」難聴の3大原因は「血流の悪化」「内臓疾患」「自律神経の乱れ」。つまり、これらを改善すれば、耳もよくなるというわけだ。そこで、今野院長が提唱するエクササイズのなかから、今回は特におすすめのものを教えてもらった。【エア縄跳び】(1)軽くひざを曲げて立ち、両手で縄を持っているかのように、両ひじも曲げる。(2)床からあまりつま先が離れない程度で、かつ、かかとはしっかりと床から離れるように軽く上下にジャンプする。(3)その際、手はジャンプに合わせて、前や後にくるくる回す。「ジャンプは有酸素運動のため、心肺機能を鍛えます。心臓のポンプの動きが活性化されれば血流はよくなりますし、肺機能が高まれば呼吸が深くなり、自律神経のバランスも整うのです。さらに、ジャンプすることで物理的に胃腸を刺激するところもポイントです。消化の最終行程をになう腸の働きが鈍ると、代謝を含むすべての機能が低下し、血流も悪くなってしまうからです。経絡でも、『大腸経』はほかの内臓に大きく作用しています。はじめは1分間続けることを目標にし、達成したら2分以上おこないましょう。ゆっくりジャンプしても1分間で40〜50回跳ぶことができますので、まずは200回を目指してください」ひざが悪い人は無理をせず、もも上げ運動などで代用を。【スプーン熱針療法】温めたスプーンの柄を使うことで皮膚から血管でつながる腸を刺激し、その働きを活性化する。(1)スプーンの柄を70度のお湯に3秒ほどつけて温める。(2)水分をふき取った柄の先で3秒間、おへその真上を押す。(3)おへそを中心に、時計回りに2〜3センチ間隔で順番に押していく。(4)2〜3カ所押してスプーンが冷めたら、お湯につけて温め直す。※イタ気持ちいい程度の強さで押すこと。「おなかまわりにはたくさんのツボがありますので、自律神経の働きも高まりますよ」【チョッピング呼吸法】「チョッピング=細かく刻む」呼吸によって呼吸筋を鍛えつつ、腹筋群も鍛える。(1)鼻から息をできるだけたくさん吸い込む。(2)息を止めたまま、「フッ、フッ」と少しずつ口から吐き出す。(3)3回をワンセットとして、できるだけ多く繰り返す。※1日に何回やってもOK。まずは50セットを目標に。「胃腸を正しい位置に保ち働きを健全にするほか、息を吐き出す動きは耳下腺も刺激するため、唾液の分泌が盛んに。消化を助け、胃腸の働きを整えることに」いずれも簡単にできるものばかり。「難聴」は誰もがなりうるものだからこそ、早めの対策で「聞き分けのよい」人生を送ろう!
2019年11月20日じつは中高年の多くがトラブルを抱えていながらも、その自覚を比較的持ちづらいといわれているのが「耳」。人生100年時代を健やかに生きるためには「健康耳」が欠かせません!「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)難聴の種類は大きく2つに分かれるという。「耳は、音(空気の振動)を集めて鼓膜に伝える『外耳』、音を増幅する『中耳』、そして振動を電気信号に変換して脳に伝える『内耳』の3つの部位から成り立ちます。そのなかで、外耳から中耳までに問題があるものを『伝音性難聴』といい、内耳から聴神経に機能障害が起きて発症するものを『感音性難聴』といいます。この両方にトラブルを抱えている場合は『混合性難聴』と呼ばれます」「伝音性難聴」は、耳垢がたまりすぎて外耳を防ぐ「耳垢栓塞」や、反対に耳掃除のしすぎによる「外耳炎」、子どもに多い「中耳炎」などが原因であることも多く、比較的、治療の効果も表れやすいという。問題はもう1つの「感音性難聴」だ。「こちらはレントゲンやMRIを撮っても原因が特定できないことがほとんどです。そして、よく『耳が遠くなったのは年のせい』といいますが、一般に『老人性難聴』と呼ばれるこの難聴も、感音性難聴の一種なのです」そのため、ある程度の年齢になれば、耳が聞こえづらくなっても「老化現象」のひと言で片付けられてしまうことが多いのが現状だ。一般的に、その多くは原因不明だといわれている「感音性難聴」。しかし今野院長は、「体に何らかの症状が出るときは、必ず原因があるというのが中医学の考えです」と語る。そして、数多くの患者を診てきた経験から、「血流の悪化」「内臓疾患」「自律神経の乱れ」という3つの不調が共通していることに気づいた。「まず最大の原因は『血流の悪化』。私たちの体は約37兆個の細胞からなっていますが、この細胞に栄養と酸素を届けるのが血液です。ですから、血流が悪化すると細胞が栄養不足に陥ります。なかでもダメージを受けやすいのが、細かな働きをするためにたくさん栄養を必要とする器官。その1つが耳なのです」2つめは「内臓疾患」。中医学で生命エネルギーを指す「気・血・水」の概念と深く関わるという。「これらの通り道である『経絡』は、代表的なものだけでも全身に12本あるとされ、内臓や表皮などを結んでいます。そして、互いに影響しあって総合的に体の機能を動かしているのです。耳は腎臓につながる『腎経』という経絡にあるほか、ほかの内臓の影響も受けると考えられています。西洋医学でも、糖尿病患者は難聴のリスクが3.7倍上がることが報告されるなど、内臓疾患と耳との関係が注目されているのです」3つめは「自律神経の乱れ」。無意識下で呼吸や消化、体温調節をつかさどる自律神経は、全身の健康維持に不可欠な存在で、当然、耳の働きにも影響してくる。「現代人の多くは緊張やストレスで自律神経が乱れがちですが、その乱れは『血流の悪化』や『内臓疾患』とも密接に結びついています。これら3つの要素はそれぞれが深く関わり合いながら耳の健康を左右しているのです」また、加齢による聴力の衰えには「酸素不足」も深く関わっているという。「呼吸によって取り入れられる酸素量は加齢によって減少し、50代では30代のときに比べて35%、60代になると40%減少します。当然、耳の細胞に行き渡る酸素の量が減少するので、耳の機能を衰えさせてしまうのです」最近ではスマホにかじりつき、うつむきがちで呼吸が浅くなっているために酸素不足の人が増えているというから、これまで以上に難聴が早まる可能性も!さらに携帯音楽プレーヤーやスマホを使い、外出先でも大音量で音楽を聞く人が増えたことによる「イヤホン難聴」にも、今野院長は警鐘を鳴らす。「内耳にある有毛細胞は、ふだんでも1秒間に最大2万回ものスピードで激しく振動する器官です。あまり大きな音を聞き続けていると、やがて損傷してしまいます」実際に、今野院長のもとには30代にして難聴という人も訪れるとか。つまり、聴力の衰えに加齢は無関係ではないが、「年をとれば、誰もが同じように聞こえなくなるものでもない」ということだ。「それこそ高脂血症や糖尿病と同じように、生活習慣によって早く症状が出てしまう人もいれば、高齢でも問題がない人もいます。それもこれも感音性難聴の多くが、先ほど挙げた3つの要因によるものだからです。これらはいずれも生活習慣病のリスク要因。ですから、老人性難聴と呼ばれるものは『生活習慣病の一種』だと、私は考えているのです。暴飲暴食、運動不足でストレスフル、たばこをスパスパ吸うような生活では、50歳を過ぎるころには確実に聴力は衰えるでしょう。反対に、自分の体をきちんといたわれば、聴力の衰えを予防できることはもちろん、すでに衰え始めた耳の機能を改善することも期待できるのです」
2019年11月20日じつは中高年の多くがトラブルを抱えていながらも、その自覚を比較的持ちづらいといわれているのが「耳」。人生100年時代を健やかに生きるためには「健康耳」が欠かせません!「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)次のチェックリストは、まさに、そうした“無自覚な兆し”を挙げたものだ。2つ以上、当てはまる人は「難聴」かもしれない。□お笑いタレントが、なんと言っているかわからない。□よく知らない人の話題になると聞き取りにくい。□友達との「ひそひそ話」がじつは聞き取れていなし。□家族から「テレビの音が大きい」と指摘される。□会話している相手に「もっと大きな声で話してほしい」と感じる。□自分の名前を呼ばれているのに気づかないことがある。□早口な人の話は、声が大きくても聞き取りづらい。□周囲が騒がしいと、話の内容が理解しづらい。「たとえばバラエティ番組でタレントや芸人が何を言ったかわからないと感じることがあっても、『アナウンサーと違い、発声の滑舌の練習を積んでいない人の話が聞き取れないのは仕方ない』『最近のはやり言葉は、わからなくても当然』と思うかもしれません。しかし、口の動きや話の流れから推測しても聞き取れない、というのは、やはり聴力が衰えている兆候でしょう」とはいえ「耳が遠い」というと一気に老け込んだようで、あまり認めたくないというのが人情というものだ。厚生労働省の調査によれば、平成23年時点で聴覚障害者の数は65歳未満で6万6,800人、65歳以上で17万5,400人だという。65歳以上の高齢者に絞っても、人口自体が3,558万人(平成30年)であるのに対し、確かに「少ない」という印象だ。しかし、この数字は現実の「難聴患者数」とは異なっているというのだ!「これは日本特有の、かなり厳しい基準に照らし合わせた結果です。日本で聴覚障害として認定されるのは、『両耳が70dB以上の音でないと聞き取れない』『片耳が50dB以上、もう片方の耳が90dB以上でないと聞こえない』などの基準があります。しかし、欧米などでは40dBを基準にしているところが多く、WHO(世界保健機関)でも、41dBを超えたら補聴器の装用を推奨しているのです。この基準に照らせば日本の難聴の人の数は2,000万人以上ともいわれており、その数は高脂血症や糖尿病(予備群含む)の患者数とほぼ同等。それほど『身近な症状』にもかかわらず、日本人の難聴は放置されているのが現状なのです」
2019年11月20日コンバース(CONVERSE)のスニーカー「オールスター 100 カラーズ HI/OX(ALL STAR 100 COLORS HI/OX)」から、春の新色が登場。2019年12月より発売される。「オールスター 100 カラーズ HI/OX」は、コンバースのアイコンスニーカー「オールスター 100(ALL STAR 100)」のカラーアレンジモデル。従来よりも高い機能性を備えているのも特徴で、強度を向上させたオリジナルキャンバス生地、軽量性やクッション性をUPさせたインソール、防滑性に優れたアウトソールなど、より快適にシューズを楽しめる工夫が随所に施されている19年12月に展開されるのは、80年代に登場したカラーパレットの中からチョイスした、春らしい3色。淡いミントグリーン、ピーチ、イエローのアッパーには、メタリックブルーに輝くオールスターロゴをアクセントに添えた。ハイカットとローカットの2種類のバリエーションと、22.0~30.0cmまでの豊富なサイズ展開を揃えているので、男女ともに楽しむことができる。【詳細】「オールスター 100 カラーズ HI/OX」新色発売時期:2019年12月価格:各7,000円+税カラー:ミントグリーン、ピーチ、イエローサイズ:22.0~28.0cm、29.0cm、30.0cm【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217
2019年11月18日見た目も性格も抜群なのに、ある行動一つで恋が冷めてしまったという男性は少なくありません。ここでは、男性からみた女性のドン引き行動を紹介します。だらしなく食べる初めてのデートで、彼が高級レストランを予約してくれたにもかかわらず食事のマナーがなっていないからとドン引きされてしまう女性は多くいます。日本では、ご飯を食べる時は茶碗を持つことや肘を付かずに食べるというのがマナーです。しかし、素の自分が出てしまい肘を付いてしまったり、茶碗を持たず自分の顔を料理に近づけて食べるという行動をしてしまうと男性はドン引きしてしまうと言われています。また、口を開けたまま咀嚼をしたりくちゃくちゃと音を立てるいわゆるクチャラーも男性だけでなく周囲の人が不快感を覚えます。そのため、普段の生活の中でも常に食事のマナーを意識することが大切です。自分のことばかり話す女性は誰かに自分の悩みや相談を聞いてほしい生き物であると言われています。実際、自分の話を聞いてくれないとストレスが溜まるという人も多くいます。しかし、男性からしてみると延々と自分のことを話す女性といると息が詰まったり、ドン引きすることも多いのです。中には、とにかく聞き上手な男性もいるかもしれません。しかし、一方的に話をするのではなく会話のキャッチボールを心掛けるようにすれば相手との距離を上手く保てるのではないでしょうか。メイクを張り切りすぎる女性は合コンやデートなど、男性と出会うという時には気合を入れてメイクをしてしまいがちです。確かに、自分を綺麗に見せようという努力は決して悪いことではありませんが気合を入れ過ぎてまるで別人のようなメイクをすると、男性はドン引きしてしまいます。徹底的にではなく自然にメイクをすれば、男性に素の自分をアピールできるかもしれませんよ。毎日連絡をする気になる男性の気を引きたいからと、毎日メールやLINE、さらには電話をすると男性は、彼女でも妻でもないのに、と不気味に思ってしまうかもしれません。そのため、連絡をしたいと思ってもその気持ちを抑え、我慢することも必要なのです。
2019年10月22日男性の部屋にデートで行ったら、イメージと違いすぎてドン引きした。そんな経験がある女性もいるのではないでしょうか。でもこれ、同じようなことが男性にも言えます。「彼女の部屋に遊びに行ったら汚部屋でほんとにひいた…」など、それが原因で別れてしまうことも・・・。そこで今回は、男性が彼女の部屋でひいたポイントを7つご紹介します。1. 部屋が散らかっている男性が彼女の部屋でドン引きした理由は「部屋が汚い」という意見が多いです。「とにかく部屋に物が溢れていて、片付けができない彼女に幻滅した」「髪の毛が床にいっぱい落ちていて嫌だった」という声も。仕事で忙しくて、掃除まで家事が行き届かないこともあるかもしれません。しかし、彼氏が来る前には最低限の掃除はしておきたいですね。掃除の習慣をつけるコツは、・21時から床を掃除する・7時にトイレを掃除するというふうに、掃除を予定として手帳に書き込むことです。時間とすることが明確になっていれば、実践しやすくなります。2. ぬいぐるみが多い「このぬいぐるみがないと寝られない!」という女性もいるかもしれません。しかし、男性からすると、ぬいぐるみが多いと、・重そう・何かに依存してそうと感じてしまうこともあるそうです。そうならないためにも、ぬいぐるみは1~2個くらいにしましょう。「ぬいぐるみを捨てるのは気がひける」という方は、顔の部分を覆うと捨てやすくなります。また、写真に撮ってから処分すれば、寂しさを紛らわせられるはずです。「今までありがとう」と感謝してから処分すると、心の区切りもつきやすくなります。3. 水周りが汚い部屋全体はスッキリしたイメージでも、水周りだけ汚いという方もいるのではないでしょうか。特に気をつけたいのが、トイレの便座裏。女性だと汚れに気づきにくい部分かもしれませんが、男性の場合、目にすることが多い箇所なので、忘れずに掃除しておきましょう。また、排水溝も掃除を忘れがち。髪が長い女性だと数日で髪の毛が排水溝に絡まっていることもあるでしょう。そのため、できれば毎日シャワー後に掃除しておきたいところです。4. 本棚にスピリチュアルな本が多い占いやスピリチュアルなどに興味がある女性も多いでしょう。スピリチュアルな本は1,2冊くらいであれば良いのですが、中にはひいてしまう男性もいます。「占いに依存していて、自分の考えが無さそう」「前世や宇宙の話をされて、よくわからなかった」という男性の意見もあります。そうならないためにも、本をクローゼットに閉まってみたり、電子化したりするのも手段の一つです。また、考え方の違いなので隠す必要はないかもしれません。しかし、そうしたスピリチュアルな考えを相手に押し付けていないか見直すことも大切です。5. 節約を徹底しすぎ冷蔵庫を開けたら、「すぐ閉めて!」と言ったり、コンセントを常々抜いたりと、そうした節約の徹底ぶりにひいてしまう男性もいます。経済的には良くても、彼との仲が冷めてしまったら元も子もないですよね。そのため、節約もほどほどに留めておく方が良いでしょう。相手に理解して欲しい場合は、「○○のためにお金を貯めているから、節約に協力して欲しい」など、具体的に理由を伝えましょう。頭ごなしに、「無駄遣いしないでよ!」と怒るのはNG。彼もどうして良いかわからなくなってしまうでしょう。6. 生活感が感じられない部屋生活感がまったく感じられない部屋だと、逆に男性がひいてしまうことも。近年は、断捨離やミニマリスト、こんまりさんの片付けメソッドの影響で、物を大量に処分した方も多いのではないでしょうか。しかし、彼が遊びに行っても食器が1人分しかなかったり、テーブルが無かったりすると、男性も居心地悪く感じてしまいます。考え方の相違ではあるものの、おもてなしの気持ちは持っておきたいですね。7. 潔癖すぎる彼女が潔癖症で、「玄関先で服を着替えさせられた」「部屋に入る前に除菌シートで持ち物を拭かされた」といった経験をしてひいてしまった男性もいるそうです。部屋が綺麗なのは良いことですが、いきすぎた潔癖は相手に不快感を与えてしまうことも。また、極度の潔癖性は強迫性障害と言う病気の一種なので、彼氏との付き合いや人付き合い等に支障があるのであれば、専門的な機関を訪れてみるのもいいかもしれません。部屋はその人の思考が反映されやすい場所です。あなたにとってはリラックスできる空間でも、彼にとってはそうではないことも。もちろん、考え方に違いがあるのは当たり前ですが、彼が部屋に来るときには、押し付けないように注意する必要があります。
2019年10月21日鎌倉時代の名品である《佐竹本三十六歌仙絵》。離ればなれとなった断簡を100年ぶりに集めた特別展『流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美』が、11月24日(日)まで京都国立博物館で開かれている。「歌仙絵」とは、歌人・藤原公任(966~1041)に選ばれた三十六人の優れた歌詠み人たち「歌仙」の肖像画のこと。鎌倉時代以降、数多く描かれた歌仙絵の中でも、旧秋田藩主・佐竹侯爵家に伝わった歌仙絵は、《佐竹本三十六歌仙絵》と呼ばれる。かつて2 巻の絵巻物として伝わった《佐竹本三十六歌仙絵》は、その後売りに出され、大正8 年(1919)に当時の財界人たちが絵巻を一歌仙ずつ分割して共同購入。以降それぞれの歌仙絵は流転の道を歩むこととなった。今年2019年は、この《佐竹本三十六歌仙絵》が分割されて、ちょうど100年を迎える。担当研究員の井並林太郎(京都国立博物館研究員)は「これまでも《佐竹本三十六歌仙絵》の展覧会は開かれているが、本展では過去最大となる31 件を公開しており、今後開かれないかもしれない」と語る。さらに、分割する際に使った籤(くじ)やくじ引きの舞台となった建物である応挙館の襖(ふすま)といった当時を知るための資料、また、他の歌仙絵や異なる時代に描かれた三十六歌仙絵によって、幅広く作品について知ることができる。第1章は、《佐竹本三十六歌仙絵》が生まれる以前である、平安時代の名筆と国宝《三十六人家集》を紹介する。名筆、古筆を展示し、ひらがなの美しさを伝えた国風文化を感じることができる。特別展『流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美』公式サイト()
2019年10月18日男性が冷めてしまう言動とは一体どんなものなのでしょう。一瞬で嫌われかねないNGポイントをチェックしていきます。品のない言葉遣い言葉遣いを気にする男性は多く、汚い発言が目立つ女性は敬遠されがちです。付き合いが長くなるにつれてどんどん悪化するようでは彼氏としても先が思いやられるものですし、育ちが分かる部分でもあるため、家庭環境までも不安視されかねません。話し方は矯正の余地もあるはずですので、意識して直していきたいところですね。プライドが高く謝らない「絶対に自分からは謝らない」、こんな姿勢は男性を冷めさせがちです。高いプライドなのか、それとも男性を見下しているのか、付き合いたての頃なら許してくれても、ずっとそのままでは彼氏からの嫌われポイントにもなり得るでしょう。自分なりの美学や貫きたいものがあったとしても、謝るべき時には素直になることも必要ですよ。口を開けば他人の悪口女性同士ですと悪口大会で盛り上がることってありますよね。楽しくワイワイと話せてストレスも発散できます。ただ、そのノリを彼氏の前でも見せてしまうのは厳禁です。ぺちゃくちゃと人の悪口を平気で話す女性を嫌悪する男性もいますし、聞かされている彼氏は苦痛を強いられていることもあります。性悪女のようにも感じさせますので、自分は楽しく話しているつもりでも、彼氏からすれば「こいつ性格悪すぎ」と、内心ではドン引きされているかもしれませんよ。無意識に行うクセ彼氏の前では気が緩んでクセが出てしまうこともあるものですが、自然と出るクセによって男性が引いてしまうことがあります。爪を噛む、舌打ちをする、鼻をほじるなど、ついつい無意識にやっている時に見られたら最悪ですよね。とはいえ、意識をしていないだけにうっかり出てしまうわけですので、彼氏がいる時には気を抜かないことが大切と言えます。女じゃなくなった「とうとう女を捨てた」、そう感じて彼氏が冷めるのもありがちです。すっぴんで平気で出掛ける、ムダ毛の手入れをしない、太っても気にしないなど、恋する乙女なら確実に気にするであろう問題を、受け入れてしまったら男性は引きます。女性からすれば面倒なことばかりではあるものの、一線を超えるかどうかで評価は大きく変わってきますよ。
2019年09月19日約100年にわたるチェコのデザインを総合的に紹介する『チェコ・デザイン100年の旅』が、世田谷美術館で9月14日(土)から11月10日(日)まで開催される。ヨーロッパのほぼ中心に位置し、古くからさまざまな文化が交錯する舞台となってきたチェコ。同展は、チェコ国立プラハ工芸美術館の収蔵品を中心に、家具や食器、装丁本、ポスターなど、チェコにおける主要なデザイナーの作品を核として、およそ100年におよぶデザイン約250点を紹介する展覧会だ。展示は、時代順にデザインを紹介する8章と、おもちゃやアニメーションを紹介する2章で構成。100年間のデザインを全8章でたどる展示では、アール・ヌーヴォーから始まり、キュビズム、アール・デコ、機能主義、ポストモダンなど、各時代を席巻した流行がチェコで独自に展開していった様子を伺い知ることができる。また、第9章「チェコのおもちゃと子どものためのアート」では、伝統工芸としての玩具から現代の愛らしいおもちゃまで、チェコ・デザインを代表する作品を紹介。第10章「チェコ・アニメーション」では、絵本とともにチェコ文化を代表するアニメーションのセル画が登場する。さらに、会期中には関連企画として、講演会や人形劇、チェコ・アニメーションの上映会、おはなし会、人形劇など、多彩なイベントが開催。ミュシャから絵本やアニメーションまで、人々の生活を豊かにしてきたチェコ・デザインの魅力を堪能したい。【開催情報】『チェコ・デザイン100年の旅』9月14日(土)〜11月10日(日)まで世田谷美術館にて開催【関連リンク】 世田谷美術館( )アルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》1894年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueパヴェル・ヤナーククリスタル(結晶)型小物入れ1911年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueヨゼフ・アイゼルト蓋付ガラス容器1923年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueラジスラフ・バルトニーチェクスツール1946年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueヴァーツラフ・シュパーラ小箱《悪魔》1921年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Prague
2019年09月17日50代は“人生100年時代”の折り返し点。「これまでの人生にご褒美をあげたいけれど、老後資金が心配」という人も多いだろう。そこで50代から使える「シニア割引」を、経済ジャーナリストの荻原博子さんが紹介。「もうシニア〜!」という気持ちは脇に置き、お得は何でも利用しよう!■シニア割引で新幹線は6割、フェリーは3割オフご褒美といえば、やっぱり旅行。交通機関の割引に注目です。「JR西日本」の「おとなび」は50歳から入会できます。スマホなどから7日前までに予約する「おとなびWEB早特」は、山陽新幹線「のぞみ」などが3割引き、「こだま」は6割引になります。「JR東海」にも50歳以上向けの「50+(フィフティプラス)」があり、割安な旅プランが豊富です。たとえば、東京−京都間の往復新幹線(のぞみ)と宿泊がセットで2万2,800円。指定席券の往復料金、2万7,820円より安いのに宿泊付きとは、お得ですね。さらに「JR九州」にも「ハロー!自由時間クラブ」があり、女性は50歳から入会できます(男性は60歳から)。九州新幹線と特急が3日間乗り放題の「ハロー!自由時間パス」は、たとえば博多・湯布院・門司港を周遊して8,200円。これらは入会費や年会費が無料。ときどきもっと激安なツアー募集もありますから、チェックして。最近、人気のある船旅では、「新日本海フェリー」が55歳以上の方向けに割引を実施。割引率は季節によりますが、今年9〜10月の「秋旅GOGO割」では、個室・乗用車の料金が最大3割引きです。残暑が厳しいときは、50代だってプールで涼みたいですよね。「スパリゾートハワイアンズ」では、平日50歳以上の入場料金が1,750円と通常の半額です。夏休みや冬休みは除外日なのでご注意を。自分へのご褒美プレゼントが欲しい方には、イオンの電子マネー「G.G WAON」がお得です。55歳以上が対象の電子マネーで、毎月15日の「G.G感謝デー」は5%引きで買い物ができます。また、「東京靴流通センター」では「ハッピー55デー」を実施。55歳以上の方は、毎月14〜17日に、1足1,000以上の定価商品が1割引きになります。多くの映画館で、夫婦どちらかが50歳以上なら、2人で同じ映画を見ると2,200円になる「夫婦50割引」を行っています。でも、「1人で見たい」方には、イオンシネマの「ハッピー55」がおススメです。55歳以上の方なら1,100円。おひとりさまも楽しめますね。最後に、人生の後半に向けて学び直したい方に、「八洲学園大学」が、インターネットで学べる大学として注目されています。特に半年間で資格取得できるコースが人気ですが、50歳以上は「シニアコース」の割引があります。たとえば、図書館司書資格を目指す場合、通常半年で25万8,000円かかりますが、50歳以上だと14万1,000円と45%引き。転職のサポートも手厚いようです。人生の後半戦は格安で楽しんで、「現金増やせ」に励みましょう。
2019年08月30日人生100年時代、折り返し地点を過ぎた50代は今も恋愛適齢期!?そこで50代婚姻中女性100人に恋愛事情をアンケート調査!この世代ならではの恋愛観&恋愛事情を探ります。【Q】現在、夫以外の人と恋愛をしていますか?はい:9人いいえ:91人【Q】「いいえ」の人に質問です。夫以外の人と恋愛をしたいと思いますか?はい:8人いいえ:83人およそ10人に1人が不倫中という驚きの(?)結果に。不倫経験者および肯定派は「ときめいたりすることはとても大切だと思う」(57歳)、「人生が限られてきたから、一度くらい冒険をしてみたいと思う」(57歳)と、さほど罪悪感は抱いていない様子。否定派の大半は「その必要がない」「夫を裏切りたくない」だったが、なかには「若くない私の体は、人に見せられる代物ではないので」(58歳)という自虐コメントも。【Q】「はい」の人に質問です。出会いの場所はどこでしたか?同窓会:5人フェイスブック:1人PTA:1人仕事:1人合コン:1人【Q】「はい」の人に質問です。どこでどんなデートをしますか?居酒屋:3人映画:2人カフェ:1人公園や街歩き:1人自宅:1人デートはできない:1人【Q】「はい」の人に質問です。その相手との結婚は考えていますか?はい:1人いいえ:8人【Q】不倫はアリだと思いますか?はい:21人いいえ:79人2割以上が「不倫予備軍」に!自分はしないが、「自分たちで納得いくならばご勝手に」(57歳)、「いつまでも同じ人を好きでいることは難しい。魔が差すこともあると思う」(53歳)という擁護派も少数だが存在した。なお、不倫相手は同窓会やフェイスブックなど、知り合いから見つけるケースも多いよう。経験者のなかには「相手とは恋愛感情はもたず、一定の距離感を保つ」(52歳)という独自ルールを決めている人も。
2019年08月09日人生100年時代、折り返し地点を過ぎた50代は今も恋愛適齢期!?この世代ならではの出会いや進め方、そして知っておきたい恋愛のオキテを現役・経験者の赤裸々な告白から探ります。■50代の恋愛実例「結婚も考えていたのに……娘には引かれ、彼も去っていきました。やはり50代には足かせが多すぎます」(E・Sさん/53歳/男女とも死別バツイチ/交際約1年で破局)39歳のとき、夫をがんで亡くしました。幸い、経済的には不自由しませんでしたが、病弱な娘を育てるのに精いっぱいで、わき目もふらず過ごしてきました。ですが、娘が大学に入学したら、ふいに「このままひとりは寂しい、パートナーが欲しい」と思い立ち、“中高年の出会い”的なサイトに登録してみたのです。そこで知り合った彼は、ともに配偶者を亡くし、シングルを貫いてきたという共通点があり、親密になるのに時間はかかりませんでした。お見合い結婚し、さらに結婚生活をほぼ夫の看病に費やしてきた私は、恋愛経験の乏しい自分にずっとコンプレックスを抱いていました。だから、ちょっぴりはしゃぎすぎてしまったのかもしれません。SNSを始め、彼とのデート風景を発信したり、人気のカフェやタピオカショップの行列に並んだり……ようやく求めていた時間が訪れ、とにかく毎日が刺激的でした。穏やかで優しい彼とも、このまま結婚するものだと思っていたんです。それなのにある日、彼から「今後の付き合いを考えたい」と言われてしまいました。彼の長男が、結婚を考えている相手を紹介したいという話になったとき、当然私も同席するつもりで勝手にお店選びを始めたあたりから、“なんとなく違う”と感じていたそう。また、若い子と同じような内容のデートもきつかったし、連絡や会う頻度もちょっとせわしすぎる、もう少しのんびり進めていきたかったとも。取り乱した私は、彼の家に押しかけたり、職場に電話をかけてしまったりと、自分でもあきれるくらい愚かな行動に出てしまい、情緒不安定に。娘からも「お母さん、いい年して男に入れあげて気持ち悪い。別れないのなら、この家を出ていく!」と完全に引かれてしまって……。ようやく、友人からの忠告で目が覚めました。彼と結婚して万が一、私が先に死んだら、家や娘のための蓄えの半分は彼、のちにめぐって彼の息子たちにいく場合もあるのだとか。また、彼には今後介護が現実的になる80代後半の両親もいます。彼を愛していると思っていたけれど、よくよく考えたらそこまでの覚悟はないと気づき、私も別れを承諾したのです。この年代の恋愛ってやはり難しいですね。勢いだけではもちません。でも私、あきらめたわけではないんですよ。やっぱり恋愛って楽しいから。結婚はしなくても、恋愛はし続けて行きたい。今回の失敗を生かし、いい関係を築ける相手をこれからも探すつもりです。
2019年08月08日人生100年時代、折り返し地点を過ぎた50代は今も恋愛適齢期!?そこで50代独身女性100人に恋愛事情をアンケート調査!この世代ならではの恋愛観&恋愛事情を探ります。【Q】現在、恋愛をしていますか?はい:17人いいえ:83人【Q】「いいえ」の人に質問です。恋愛をしたいと思いますか?はい:35人いいえ:48人したい派は、「恋していると気分も上がって楽しく過ごせる気がする」(55歳)や「なんだか若返ったような気持ちになってワクワクするから」(54歳)など、残りの人生も恋愛とともに楽しみ、幸福度を上げたいという意見が多数。したくない派は、「面倒くさい」が圧倒的に多かった。ほかに「仕事や介護で手いっぱいでそんな気になれない」(54歳)、「恋愛はもうこりごり。ひとりのほうが気楽で幸せ」(59歳)という声も。【Q】「はい」の人に質問です。出会いの場所はどこでしたか?同窓会:4人出会い系サイト:3人飲み会・パーティ:3人友人の紹介:1人フェイスブック:1人会社:1人PTA:1人サークル:1人飛行機内:1人幼なじみ:1人【Q】その相手との結婚は考えていますか?はい:5人いいえ:12人「いいえ」と答えた人の結婚の障害となる点については、「お互い子どもがいるし、親戚が増えることなどが面倒」(52歳)、「遠距離なのと、お互いの両親の介護問題」(59歳)など、若いころとは異なるハードルを感じる人が多いよう。加えて、「そもそも50歳を過ぎて籍を入れる意味があるのかどうかわからない」(57歳)、「今さら結婚しなくても。今のままでいい」(58歳)と、結婚そのものに疑問をもつ意見もあった。さらには、「理想の伴侶と今の恋愛相手は違うので」(52歳)というシビアなコメントも。
2019年08月07日人生100年時代、折り返し地点を過ぎた50代は今も恋愛適齢期!?この世代ならではの出会いや進め方、そして知っておきたい恋愛のオキテを現役・経験者の赤裸々な告白から探ります。■50代の恋愛実例「高齢の親と同居、介護をしているのでこの先も一緒に暮らすことは考えていません。今のゆる〜い付き合いがちょうどいい」(R・Hさん/57歳/男女とも婚姻歴なし/今後も結婚の予定なし)彼と再会したのは、なんと30年ぶり。といっても、お互い地元で就職した私たちは、系列会社の親睦会で数回顔を合わせた程度の間柄でした。その後、私は転職して上京し、38歳で自分の会社を立ち上げました。仕事がとにかく楽しくて忙しくて、恋愛や結婚は二の次という感じでしたね。ところが2年前、両親が同時に体を壊し、父は施設へ、母は車いす生活となりました。悩んだ揚げ句、実家に戻ることに。会社も地元に移して心機一転、同業者が集う会に顔を出してみました。そこにいたのが彼。彼も同じく介護のための“戻り組”で、会社を辞めフリーで働いていたのです。思い出話から仕事、介護のことなど、不思議と話は尽きず、場を変えてふたりで会うようになりました。ただし、彼はものすごーくシャイで受け身な性格。最初こそ「食事でも」と誘ってきたのは彼でしたが、その先はなんのアクションもなし。奥手だけれど、うそのない人柄に私はだんだんと好意を抱きつつあったので、思いきって自分から「私たち、このまま付き合ってみない?」と言ってしまいました。彼も「あ、うん」と。こうして、私に押し切られた形で(笑)お付き合いが始まったのです。進展があったのは数カ月後、彼の京都出張に私もお供したとき。彼ったらホテルを2部屋予約したというんですよ。「同じ部屋でいいじゃん」と、ひと部屋キャンセルしてもらいました。以来、本当にゆる〜い感じで、現状維持を続けています。地元が近くといっても電車で1時間半の距離なので、デートは2週間に1度のペースで、たまに旅行に出かけたりするくらい。この年だから親にとがめられることもなく、自分たちのペースで付き合える今のこの関係が気に入っています。若いころはグイグイ押してくるタイプが好きでしたが、今になって、当時は物足りなかった“草食系”の魅力に開眼しました(笑)。私自身も「男はこうあるべき」とか、「彼氏ならこうしてほしい」といった思い込みや要求もなくなり、相手に多くを求めなくなりました。お互い価値観ができあがっている年齢なので、相手を変えようとも思いません。アドバイスはしても、基本的には相手の生き方を尊重しています。今は状況的に結婚は考えていません。ただ、私が飛び込んでいけば彼は受け止めてくれるだろう、という漠然とした信頼感はあります。だからこそ、恋人と友人の中間のようなこの心地よい関係を大切にしていきたいですね。
2019年08月07日コレクション展「100年前のファッション」が、2019年7月24日(水)から9月2日(月)まで島根県立石見美術館にて開催される。ヨーロッパでの女性ファッションは、今から100年前の第1次世界大戦によって女性の社会進出が進み、大きな変化が訪れる。女性服は、戦争を経て、機能的かつ活動的なものへと変化していった。コレクション展「100年前のファッション」は、100年前の女性のファッションを紹介する展覧会。1920年代前半のヨーロッパのファッションの動向を、日常着やスポーツウエア、リゾートウエアなどの服に加え、版画を通して紹介していく。“機能的であることがエレガンスの重要な要素となる”という美意識の変化を、是非会場で体感してみては。【詳細】コレクション展「100年前のファッション」会期:2019年7月24日(水)~9月2日(月)休館日:毎週火曜日 ※ただし8月13日(火)は開館。開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)会場:島根県立石見美術館 展示室 B(グラントワ内)住所:島根県益田市有明町5番15号
2019年08月01日何かを感じ取れる大会鶴ヶ島100Kmウオーク(第1回)は、2019年10月26日(土)、27日(日)に開催されます。便利な日常から離れ、自らの足で非日常的な距離100 Kmを歩きます。自分自身への挑戦、新しい友人など新たな出会いにつながる大会です。感謝、感激、感動を忘れない100Kmウオークは、マラソンや競歩のような「競技」ではありません。ゴールタイムを競わず決められた規則とマナーを守り、時間内にチェックポイントを通過しゴールを目指します。スタートは10時、制限時間は26時間となります。すべて自分の責任で歩くコースは、集合場所の鶴ヶ島富士見中央近隣公園をスタートし、鶴ヶ島市、日高市、越生町、毛呂山町、坂戸市、川島町、川越市の4市3町を歩き集合場所の公園でフィニッシュします。100Kmウオークは、決められたコースをひたすら歩く、歩く、歩く大会です。歩くための心と体力の準備をして辛く厳しい道のりをチャレンジしてみかせんか。(画像は公式ページより)【参考】※鶴ヶ島100Kmウオーク 公式ページ
2019年07月29日おなじみ鎌田先生、スリムになってます。実は自身で考案したエクササイズが功を奏したそう。若返り効果もあるとかで、人生100年時代を最後まで元気に生きるために、さあ、試してみよう――!「3年前に不整脈が出たときがきっかけで、『これはまずい、しっかり体を鍛えなくては』と危機感を覚えたんです」こう話すのは、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さん(71)だ。当時から地元での医療活動のほか、1年のうち100日間は全国のあちこちを飛び回って、精力的に講演活動をする日々を送っていたという。「15年くらい前から、行く先々で僕のオリジナルの『スクワット』と『かかと落とし』をすすめていたのですが、実のところ、僕自身は思いついたときにする程度でした。もちろん、健康に気を使った食事もしていたのですが、どこか“医者の不養生”なところがあり、おなかはポッコリで、少し階段を上がると息切れがしていたんです」(鎌田さん・以下同)運動不足が招いた不整脈だと反省し、仕事が忙しくても、毎日運動をしようと決意した鎌田さん。自身で開発したスクワットとかかと落としは、最短時間で効率よく体を鍛えられる、格好のエクササイズになったのだ。「高齢になると大切なのは、『筋活』『骨活』です。『筋活』はしっかり動けてけがをしない筋肉を作る活動、『骨活』は骨密度を上げて骨を丈夫にする活動です」高齢者が要介護になるきっかけの約13%は、骨折をまねく転倒だ。太ももが上がらなくなったり、つま先が上がらなくなって、じゅうたんや畳の縁につまづいたり、階段を下りるときに足をとられて転ぶなど、転倒のほとんどは室内で起こる。特に骨折は女性に多く、70歳以上の女性の7割以上が骨粗しょう症だ。だからといって転倒防止のために一日中座ってばかりの生活を送っていると、末端の毛細血管に血液が循環しなくなり、エコノミークラス症候群や肺塞栓症といった病気の原因となる。「筋肉は何歳になってからでも鍛えることができますが、じゃあ体が衰えてからやればよいというわけではなく、女性の場合は特に、女性ホルモンが激減する40~50代から始めてほしいです」「鎌田式スクワット」は筋活に、「鎌田式かかと落とし」は骨活にそれぞれ有効だ。「筋活」となる「鎌田式スクワット」は4段階のレベルがある。ここでは、レベル4の「鎌田式スーパースクワット」を紹介。■鎌田式スーパースクワット(1日5~10回×1日3セット)(1)両足を肩幅の広さで立ち、手を胸の前で組む。(2)手を胸の前で組んだまま、膝がつま先より前に出ないように気をつけながら、太ももと床が平行になるまで下げる。つま先を少し外に開くと楽になる。同時に骨盤底筋を5秒締める(肛門をおなかのほうに引き込む感じ)。お尻を後ろに突き出すようにして曲げる。(3)お尻を5cm上げて5秒数える。これをさらに3回繰り返し、その都度5cmずつ上げる。5cm上げるたびに骨盤底筋を緩める・締めるを交互にする。このスクワットでは息をゆっくり吸ったり吐いたりする。(4)ゆっくりと1の状態に戻る。「10年ほど前、黒柳徹子さんとお会いしたときに、『ジャイアント馬場さんに教えてもらったスクワットを日課にしている』と聞き、スクワットの効果を確信しました。『鎌田式スーパースクワット』は、僕が考案した最も効率のよいエクササイズです。太ももとお尻の筋肉だけでなく、骨盤底筋を鍛える動作も盛り込んであり、尿モレなど泌尿器科系の悩みも改善できます」テレビを見ながらとか、家事など、何かをしながらできるので、気軽に行いやすい。「スクワットは負荷がかかって少しきつい運動なので、好きな音楽をかけてそれに合わせて行ったり、自分でリズムをとってリズム運動のように楽しく行うのもよいでしょう。リズム運動をすると、幸せを感じるセロトニンが脳内から分泌されますので、気持ちも明るくなり、効果倍増です」女性がこのエクササイズを続けると、ウエストが引き締まり、小尻効果が期待できるという。さらに、筋肉運動をすると、マイオカインという筋肉作動性物質(ホルモン)が体内で分泌される。「マイオカインは、血糖値や血圧を下げる働きをするだけでなく、がんやうつのリスクも下げ、記憶力をよくするという研究結果が出ている、まさに夢の若返りホルモンです」体の中で最も筋肉量の多い太もも部分を動かすスクワットで、効率よくマイオカインを分泌させて、若返りも狙えるというわけだ。
2019年07月18日人生100年時代を迎えるいっぽうで、今さら「2,000万円ないと老後を安心して暮らせない」なんて言われてしまうこのご時世。お金をめぐる“ざんねん”な習慣・考え方は今すぐ改善していきましょう!「家計のやりくりに困って相談にくる方には、共通の行動パターンがあります。ついやりすぎてしまう、周りの情報に振り回されやすい、結果を急ぎがち、この3つに心当たりのある人は要注意です」そう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万5,000人以上の家計を見てきた中で、お金が貯まる人、貯まらない人の習慣に一定の傾向があることに気づいたという。「お金が貯まらない人は、やる、やらないの差が極端でバランス感覚がない場合が多いんです。不要な保険を見直すとなったら全部解約してしまったり、知識のないままいきなり新しいものに飛びついたり。仮想通貨はそのいい例で、すぐに儲かりそうだからと、よくわからないままリスクの高い投資に手を出し、結果、損をしてしまいがち」(横山さん・以下同)いっぽう、お金が貯まる人は長期的な目で自分に合う節約、貯蓄法を見極め、臨機応変にお金の使い方を決める。自分の中にブレない軸があるので、周りの情報に惑わされることもない。「自分は違うと思っている人ほど、意外とNGな行動パターンを繰り返しているものです」急な手術や入院費といった大きな出費をカバーしてくれる保険。いざというときの心強い味方であることは間違いないが、横山さんによれば、じつはここにも思わぬ“ざんねん”のもとが……。「不測の事態を心配するあまり保険にお金をかけすぎている人や、契約内容に神経質になりすぎているような人は“ざんねん”な保険貧乏に陥りがちですね。たとえば、無料相談をうたう街中の保険ショップに何度も足を運ぶ人がいます。本人はそのつど、ぴったりの商品を紹介してもらったと思い、満足かもしれませんが、ある女性は、結果的に毎月6万円もの保険料を支払うことになってしまい、家計を大きく圧迫する事態に陥っていました」保険ショップも、儲からなければ商売にならない。無料相談と称して、その会社が売りたい商品を勧めてくるという側面もあるので、安易な乗り換えは注意が必要だ。「途中解約で損失が大きいのは、貯蓄型の保険です。万が一の備えと貯蓄が兼ねられると聞くといいことずくめのように聞こえますが、急に大きな出費が必要になったときが落とし穴。途中解約してしまうと、時期によっては解約返戻金の額が支払った保険料より少なくなってしまうことも」保険と貯蓄は別々にお金を配分したほうが、いざというときの出費にも対応でき安心だ。「毎月1万円を貯蓄型保険の支払いに充てているなら、たとえば4,000円を掛け捨ての保険に見直して、残り6,000円を投資信託などに分けてもいいと思います」また、生命保険は一家の大黒柱の万が一に備えて加入しておきたいが、保険額が大きすぎると、逆に不幸を招くこともある。「これまで3,000万円以上の保険金を受け取った方の家計を30件ほど見ましたが、3分の2の方が保険金を使いすぎていました」突然、大金を手にしたことで、金銭感覚が狂ってしまうのだという。一度膨らんだ家計を元の生活レベルに戻せる人はほんのわずか。保険金の底が見え始めたころに焦っても、「時すでに遅し」である。「生命保険の保障は、必要最低限の金額で問題ありません。配偶者を失ったとき、多額の保険金が入れば安心でしょうが、負の要因にもなりかねないことを覚えておきましょう」そんな保険の“ざんねん”を回避する次の3つの格言を忘れるべからず。【格言1】保険の「無料相談」に踊らされるな【格言2】保険は保険、貯蓄は貯蓄と割り切るべし【格言3】生命保険の保障額は最低限にあなたも“ざんねん”な保険にハマっていないかチェックしてみよう!
2019年07月15日第14回大阪アジアン映画祭で上映され、話題となった『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の製作チームが贈る、タイ発の青春ファンタジー『ホームステイボクと僕の100日間』から、予告編が解禁となった。この度解禁された予告編では、死んだミンの体に“ホームステイ”することになったティーラドン・スパパンピンヨー演じる“ボク”が目を覚まし、100日以内にミンが死んだ原因を突き止められないと魂が永遠に消えると知らされる場面から始まる。新しい生活に戸惑いつつもチャープラン・アーリークン演じる憧れの先輩・パイとも仲良くなり充実した日々を過ごしていた。しかし、壊れたパソコンを見つけミンが自殺した原因を探るうちに、ミンを苦しめた過酷な現実に向き合っていく。100日のタイムリミットが近づくなか、生きる喜びを感じ始めたボクは「この人生を生きたい」と願うようになる。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で注目されたティーラドン・スパパンピンヨーと、タイの国民的アイドルBNK48のキャプテン・チャープランが初共演し、甘酸っぱくもミステリアスな雰囲気の漂う感動の予告編となっている。直木賞受賞作家・森絵都の大ヒット小説「カラフル」をタイに舞台を移して映画化した本作。果たして“ボク”は、100日以内にミンが死んだ原因を突き止めることができるのか?『ホームステイボクと僕の100日間』は10月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月04日「人生100年時代といわれる昨今ですが、米国とドイツの人口学者の共同研究では『’07年生まれの日本人の半数は107歳まで生きるだろう』と推定されました。じつは人間の寿命のポテンシャルは思っているよりずっと長い。健康管理ができれば、125歳まで生きるのも理論上は可能です」こう話すのは、寄生虫学の第一人者で新著『人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。病気にならない100の方法』(光文社新書)を5月に出版した、医学博士の藤田紘一郎先生(79)だ。この年になっても、まだまだ元気で健康。講演活動や研究と、現役で仕事に励む藤田先生。長寿のカギは「寿命の回数券の仕組みを知ることにあります」と続ける。「人の寿命は『テロメア』という『寿命の回数券』の使い方で決まります。人の染色体を守っている構造体・テロメアは、生まれたときには約1万塩基対あるんですが、1年で50塩基対ほど減っていってしまうのです。これが約5,000塩基対まで減ると人は死ぬ。これが寿命の正体なのです」遺伝情報を記録している染色体の端にあるのがテロメアだ。細胞分裂すると短くなり、ある程度、短くなると、以後分裂が不可能に。計算してみると5,000に減るには100年かかることがわかるが……。「病気などになると、テロメアが余計に減少してしまい、100年あるはずの寿命はどんどん短くなる。『寿命の回数券を減らさない』方法は、まずは病気を遠ざけること、そして抗酸化作用のあるものなど、テロメアを守る栄養素を取ること。いずれも、生活習慣、特に食生活の見直しが必要なんです」仕事を通して、聖路加国際病院名誉院長だった故・日野原重明さん(享年105)と交流があった藤田先生。「日野原先生は、若いとき結核で何度も入院していました。日野原先生のテロメアは病気で相当に失われたはずです。でも、健康に常に気を配っていた日野原先生は、残りのテロメアを上手に使うことで105歳まで元気で生きられた。みなさん方もテロメアを減らさない生活をしてほしいと思います」
2019年06月26日「これまでに100冊くらい本を書いてきた私は、80代に入ってようやく、『本当に書きたいこと』を書くためのスタートラインに立つことができたと思っています。『女性の人生100年』といわれる時代ですが、『前半50年』は、その意味でいうと、本番に向けての『準備期間』でいいんです」こう話すのは、ベストセラー作家の下重暁子さん(83)。最新刊『天邪鬼のすすめ』(文春新書)でその半生をつづっている下重さんだが、著書のタイトルに込めた意味を、こう明かす。「天邪鬼とは民話に出てくる妖怪で、寺の入口などで仁王様に踏まれている小鬼。私は大好きなんです。反骨精神を忘れず、あえて人と逆のことをしてみる。その前提条件は、『自分で考え、自分で決める』。つまり、精神的に自立していることです。それができれば、50代以降の『後半50年』を人に頼らず自分の本当にやりたいことができる。それまで家族のために尽くしてきた人も、自分が主役で生きていくことができると思うんです」若々しく目を輝かせて語る下重さんに、“天邪鬼で生きる”ための知恵を教えてもらった。■家族に縛られない「夫や子どもに期待されすぎるのが苦しいように、逆に相手に期待しすぎてもいけません。私の母は、私が社会人になってからもずっと『暁子命』のように振る舞っていましたから、それはとても苦しく感じられたものでした」下重さんは、家族といえども、「個々がすきなことを好きなように生きたほうが、お互い健全でいられる」のだと続ける。「結婚しても子どもが生まれても『個』というものがあります。妻として母としての役割で生きてきて、必要以上に家族というものに縛られるのは、誰のためにもならないんです」■夫をうまく使うテレビ局の報道マンと結婚した下重さんは、夫のことを「つれあい」と呼ぶ。一人暮らしのころから、彼は買い物にも行き、料理をつくって酒を楽しむマイペースな生き方をしていた。その後に就いた大学教授を辞めた後は、時間のある限り毎食、料理を作るという。「つれあいは、地に足のつかない私に生活の大切さを感じさせてくれました。好きなこと、向いていることを、それぞれがしているというのが、私たち。使えるところを使いあって、暮らせばいいんです。今日も、帰れば晩ご飯ができているはずですよ(笑)」■夫に趣味を極めてもらう下重さんの夫は、10年ほど前から鎌倉でお茶を習っている。家で花も生けはじめた。「花は誰かに習うのではなく、創作で。器はあらゆるものを活用し、つれあいにこんなに美的センスがあると、最近になって気付きました。特に男性は、凝り始めると極めようとするので勉強熱心ですし、夢中になる姿は、なかなかいい。お茶もおいしく飲めるし、花があれば家中が華やぎます。つれあいが語るうんちくは、私も勉強になりますから、もっといろいろと楽しんでほしいですね」
2019年06月20日50歳までは準備期間。まだ自分のために生き直すことはできる。人生100年時代の折り返し点からどう生きればいいかを、ベストセラー作家が指南。「これまでに100冊くらい本を書いてきた私は、80代に入ってようやく、『本当に書きたいこと』を書くためのスタートラインに立つことができたと思っています。『女性の人生100年』といわれる時代ですが、『前半50年』は、その意味でいうと、本番に向けての『準備期間』でいいんです」こう話すのは、ベストセラー作家の下重暁子さん(83)。最新刊『天邪鬼のすすめ』(文春新書)でその半生をつづっている下重さんだが、著書のタイトルに込めた意味を、こう明かす。「天邪鬼とは民話に出てくる妖怪で、寺の入口などで仁王様に踏まれている小鬼。私は大好きなんです。反骨精神を忘れず、あえて人と逆のことをしてみる。その前提条件は、『自分で考え、自分で決める』。つまり、精神的に自立していることです。それができれば、50代以降の『後半50年』を人に頼らず自分の本当にやりたいことができる。それまで家族のために尽くしてきた人も、自分が主役で生きていくことができると思うんです」若々しく目を輝かせて語る下重さんに、“天邪鬼で生きる”ための知恵を教えてもらった。■一人遊びを楽しむ「小学2~3年生の2年間を結核で療養していた私は、一人の時間の過ごし方に苦労しません。家では読書や音楽を楽しみ、外出すればオペラや歌舞伎の鑑賞などもします。一人遊びが上手であれば、誰に気兼ねする面倒もなく、日々のストレスも軽減できるんです」■主婦業を生かす「主婦というのは、立派な職業だと私は思っています。だって、衣・食・住に教育や経済と、あらゆる方面にオールマイティでなければ務まらないからです」こう力説する下重さんは、主婦をしているあいだに「主婦業を極めてほしい」と話す。「どの方向に自分が長けているのか、やりたいことは何なのか、わかってくるはずなので、それを伸ばしてほしいんです。料理研究家の栗原はるみさんのように経験とアイデアを生かして、専門知識を増やしていくことはできます。私なら、好きなインテリアデザインを極めます」■まわり道をする31歳でNHKを退職し、民放のキャスターとなった下重さんは、各社の仕事を中心に、オファーが絶えない人気アナウンサーだったが「本当にやりたい仕事」はほかにあったのだと振り返る。「そのつどしゃべる仕事はあり、アナウンサーとしては、チヤホヤされてきたと思います。しかし、自己表現にいちばん向いていると思える『ものを書く仕事』は地味でした。でも、チャンスがあればなんでも、エッチな新聞や雑誌でも勉強のために書いた。その経験があったからこそいまがあるし、これから本当に書きたいことを書けると思うんです」50代から新しいチャレンジをする女性には、こんなメッセージを送る。「いますぐやりたいことの結果がでなくてもいいんです。待つことを学び、10年後を見据えてチャンスをうかがいながら、いろんなことを吸収しましょう」■かなわない友人を持つ下重さんがいま、80代で好きなことができるのは、大学時代からの友人の存在なくしては語れないという。「最高齢で芥川賞作家となった黒田夏子さんは4歳で小説家になろうと決めて、ずっと書いてきた。最低限の生活費を稼ぐために仕事は抑えて、残りの時間を執筆に割いてきたんです。私はというと変に器用で、さまざまな回り道をしてやっと目的地にたどりついたところ。黒田さんのひた向きさにはとてもかないませんが、彼女の存在が刺激になっています」■よく寝る50代から新しいチャレンジをするといっても、何より大事なのは、心身の健康だろう。「私が心掛けているのは、8時間以上の睡眠です。『寝ないのが美徳』だなんて迷信です。やっぱり寝なきゃ、長持ちしませんよ」下重さんが説く知恵は、人生後半の50年を自由に生きるヒントになるだろう。
2019年06月20日個人の本質を見極め、時代の変化の波や人生の浮き沈みに柔軟に対応する術を教えてくれる“輝翔運命暦(きしょううんめいごよみ)”。ここでは、心の状態に大きく作用する金運をベースに、自分に合った“心豊かな生き方”を読み解いていきます。お話を聞いたのは、開運占術家・岩波れいみんさんです。自分と時代の運勢リズムを把握して、人生の浮き沈みの波を乗りこなす。人生には、自然界と同様に四季のリズムが刻まれているものと捉え、運命上の四季のバイオリズムに応じて、それぞれの行動の指針を指し示してくれる“輝翔運命暦(きしょううんめいごよみ)”。個人の本質に合った生き方ができれば、運の波にも乗りやすくなるはず、と開運占術家の岩波れいみんさんが確立させた占術だ。「生年月日によって明らかになるのが12の守護宮。それぞれにバイオリズムがありますが、それはまるで私たちに馴染みがある暦のよう。12年を1サイクルにして、春の3年、夏の3年というように四季の運勢が巡っていきます」新しい物事が生まれるエネルギーに満ちた春、活動的な夏、実りを迎える秋、そして次の春に備え、気力や体力を整えておく冬…。こうした運勢のリズムに合わせた行動を取ることで、持って生まれた本質は輝きを増し、攻め時と守り時のタイミングも見極められる。例えば、冬はネガティブな一面としっかり向き合うことで、次なる春をバージョンアップした自分で迎えられる。季節に合った行動を取っていくと、四季を巡る螺旋はさらにスピードを上げ、上昇気流に乗ることができるというわけ。「トラブルを怖がるのではなく、起こしやすい傾向を知り、対策を練られるのもこの暦の強みです」さらに、自分が生まれ落ちた時代や社会全体に関わる、大運の影響も忘れてはいけない。「今、世の中は“大変革”の運気に包まれています。“変容”のスピードは一気に加速して、この流れは2021年まで続きます。古い価値観にしがみつく人と、新しい世界を求める人の二極化も顕著です。過去のやり方にこだわらず、自分らしく柔軟に対応していけば、時代運、そして自分の人生の運気にも味方され、その時その時の最善の恵みが受け取れます」不安を煽る情報が氾濫する中、妄想が肥大化してネガティブな思考に陥ってしまう人も多い。「本質を見極める目と、自分らしい生き方をしっかり持っていないと、世間の負のスパイラルに巻き込まれやすくなるのです」特に今、金運はシビアにならざるをえない時期。先行投資に喜びを感じたり、どんぶり勘定で過ごしている人は、時代にそっぽを向かれてしまうかも。「自分が本当に心地よいと思えることが最優先。その上で、情報の真偽を見極めるクールな目を持ち続けることが重要です」たとえトラブルが起きても、不幸や不運と捉えず、そこから何を学び、どう人生に活かせるかを考えられれば、必ず心の余裕が生まれ、正しい選択ができるように。【金運の活かし方】時代の運気によって、お金との付き合い方にも違いが出る。「10年ほど前はどんぶり勘定でも何とかなる金運でした。でも今はだいぶシビア。費用対効果を求められる時代なので、漠然と考えている人は金運に見放されます。厳しい話をすると、今持っている財が増えることは難しいでしょう。だからこそ、今以上に減らさないようにしないといけません。そのためには発想の転換が必要。使い方を変えれば、持っているお金の量が変わらなくても、豊かな気持ちになれるのです」お金は自ら動けず、人が運んでくれるもの、と岩波さん。「だから人間関係が良好であれば、金運も上がります。金運は私たちの暮らしを支える根底。消費すること、物欲を満たすことだけに注目せず、お金がもたらしてくれる幸せとは何かを考えましょう」岩波れいみんさん開運占術家。長年の鑑定と研究を経て、運命学とスピリチュアルを融合した新占術を確立。個人鑑定だけでなく、開運教室も開催。※『anan』2019年6月19日号より。監修・岩波れいみんイラスト・ZUCK取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2019年06月18日人生100年時代、少しでも長く動ける体でいる“コツ”は、“骨を意識すること”にアリ!日常生活の身のこなしを軽くしてくれる、簡単エクササイズをご紹介!「最近は老化の防止に筋力を鍛える人も多いですが、体を効率よく働かせるにはまず“骨の動きを柔らかくする”ことが大切です」そう話すのは、スポーツケア整体研究所代表の松村卓さんだ。松村さんは、骨を柔らかく動かすための「骨ストレッチ」を考案。これは体を動かす基本となるため、サッカー日本代表の中島翔哉選手をはじめ、トップアスリートも導入しているメソッドだ。松村さん自身、かつては陸上短距離で五輪出場を目指したアスリートだった。その経験から、骨の動きの重要性に行きついたという。「現役時代は筋トレに励みましたが、故障に悩まされ続けました。引退後も体の研究を続けるなか、硬化した筋肉を緩めて骨格を滑らかに動かすことで、体の可動域を広げられることに気づきました。これを維持できれば、高齢になっても自由に体を動かすことができるのです」(松村さん・以下同)私たちの体は、鎖骨や肩甲骨、背骨、骨盤など、骨の連動によって動いている。この連動を滑らかにし、同時に体を動かすために必要な深層筋肉(インナーマッスル)をつけてくれるのが「骨ストレッチ」だ。今回、松村さんに骨ストレッチの基本とあわせて、肩コリ・腰痛の改善に効果が望めるストレッチを教わった。寝起きの3分程度でできる簡単なものだが、骨ストレッチをしてから起き上がると、体の可動域が広がるため、ケガの予防にもなる。【骨ストレッチの基本ポーズ】1)片手の親指と小指をつないで輪を作る。小指と連動して薬指が曲がる人は無理に伸ばそうとせずそのままでOK。2)もう片方の手の親指と小指で手首を押さえる。手首の両側にある、骨の出っ張りの部分を押さえる。この基本ポーズがすべての骨ストレッチのベースとなる。【手首ブラブラ】体のこわばりをほぐす1)片方の手の親指と小指で輪を作り、もう片方の手で輪を作った手首にある骨の親指側を親指で、小指側を小指で押さえる。2)その手を胸の上におき、押さえられている手を左右に7回程度ブラブラ振る。反対の手も同様に行う。最初は手首が硬く揺れにくいかもしれないが、慣れてくると柔らかくなってくる。この動作で鎖骨が緩み、肩、胸の骨も緩めることができる。また、基本ポーズをとった状態で首を左右にねじると、首の可動域を広げることができるそう。【肘伸ばし】首・肩のコリをほぐす1)右の手のひらを内側にして基本のポーズをとり、左手の親指と小指で、肘の関節の出っ張りをグリグリ押さえる。右肩は布団についたまま。2)左手で右腕を押し上げるようにしながら、右腕を真上に伸ばす(右肩が布団から離れる)。この動作を7回繰り返す。反対の腕も同様に行う。肩回りの可動域が広がり、肩コリの予防・改善にもなる。【うつぶせ片脚パタパタ】股関節まわりを緩める1)うつぶせになり右手を顔の下に置き、左手の親指と小指で左腰の横の股関節の出っ張り部分、大転子を押さえ、左の足裏が天井を向くように膝を曲げる。2)膝を支点にして、左脚を外側にパタンと倒し、戻す。無理に力を入れず、脚の重みに任せる。7回繰り返す。右脚も同様に行う。膝をパタパタさせることで、脊椎の根元部分にあたる仙腸関節が緩む。これによって腰痛の予防になるという。“100歳まで自力で動ける体力作り”のため、目覚めの習慣に骨ストレッチを取り入れてみよう!
2019年06月05日サントリーの「オランジーナ」ブランドから、果汁100%の新作「オランジーナ100」が登場。2019年6月11日(火)より全国で発売される。1936年にフランスの地中海沿岸で誕生して以来、長年に渡って愛され続けているフランスの国民的炭酸飲料「オランジーナ」。日本では2012年に初めて発売され、その爽やかな味わいで好評を得ているが、今回はそのラインナップに果汁100%の「オランジーナ100」が新たに加わる。「オランジーナ」ブランドとしては初めての果汁100%飲料となる「オランジーナ100」は、オレンジを丸ごと絞ったような濃厚な味わいが楽しめるドリンク。オレンジの皮から抽出したオランジーナ社独自のオレンジピールエキス、オレンジ以外の4種の果汁もブレンドすることで、果実本来の魅力をより深く味わえるように仕上がっている。また、通常の「オランジーナ」も同日よりリニューアル。従来の味わいをベースにしながらも、より果実感が楽しめる味わいを実現したという。パッケージもよりクラシックな雰囲気に一新、それぞれ異なる全5種類のデザインパターンが用意されている。【商品情報】「オランジーナ100」発売日:2019年6月11日(火)メーカー希望小売価格:160円+税容量:300mlペットボトル販売地域:全国【問い合わせ先】サントリーお客様センター フリーダイヤルTEL:0120-139-320
2019年06月01日こんにちは!アートディレクターの諸戸佑美です。気持ちのいい、新緑の季節ですね。上野の東京都美術館では、4月より『クリムト展 ウィーンと日本1900』が絶賛開催中ですが、もう観に行かれましたか。19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴンシーレの芸術作品は、100年の時を経てもなお、日本でも圧倒的な人気を誇ります。【シネマの時間】第67回は、クリムト、シーレ没後100年記念して特別タイアップ企画、映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』をお送りします!金箔を多用した華やかな装飾性と官能性をあわせ持った作品を多く手がけたクリムトは、1897年保守的な画壇を離れ「時代には芸術を、芸術には自由を」をモットーに仲間と共にウィーン分離派を結成。絵画や彫刻に加え、デザインや工芸、建築といった芸術の諸分野を一体化する総合芸術の構築を目指しました。また、クリムトの弟子で荒々しくも繊細に人間の感情を官能的に描いたエゴン・シーレ。エゴンシーレについては、【シネマの時間】第2回映画『エゴン・シーレ 死と乙女』でもご紹介しています。よろしければご覧ください。本作では、豊富な映像資料のもとクリムトとエゴン・シーレが生きた 19世紀末ウィーンに花開いたサロン文化と、 彼らの傑作を所蔵するウィーンを代表するアルベルティーナ美術館、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館などを巡り、クリムトの代表作「接吻」「ユディトI」「ベートーヴェン・フリーズ」やシーレの「死と乙女」などの傑作をふんだんに紹介。各界で活躍する一流の芸術家や歴史家たちのコメントにより、ふたりの作品の魅力をひも解いています。また、同時に時代を牽引した音楽家マーラーやシュトラウスたちの軌跡とともに、ウィーンの黄金時代を体感できるのもうれしい。Netflixドラマ『マルコ・ポーロ』シリーズ(14~16)の主演で知られるイタリアの新進気鋭の俳優ロレンツォ・リケルミーがナビゲイターを務め、19世紀末ウィーンへかろやかに誘ってくれます。日本語ナレーションは『きみの鳥はうたえる』(18)などでキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、毎日映画コンクール男優主演賞に輝いた若手実力派俳優の柄本佑さん。ぜひ、展覧会と共にお楽しみくださいませ。■映画『クリムトエゴンシーレとウィーン黄金時代』あらすじー19世紀末ウィーン、クリムトとシーレが与えた影響とは?「接吻」の絵© Belvedere, Wien19世紀末のウィーン。そこには、芸術の歴史を変えた天才画家たちがいました。彼らは野心と努力によって当代一の芸術家にまで登りつめます。クリムトは、ウィーンの美術工芸学校に学び、初期にはアカデミックな作風で才能を認められ、劇場の壁画装飾などで名を馳せました。またあるサロンに出入りしてウィーンのさまざまな知識人と出会います。どこか素朴ともいわれる雰囲気が、社交界の中でもかえって魅力が際立ったのです。1897年に保守的なウィーンの画壇から離脱し、仲間と共に「ウィーン分離派」を結成しました。「ヴェートーヴェン・フリーズ」展示風景© Belvedere, Wienエゴン・シーレは、クリムトと同じ美術工芸学校を卒業後に、16歳でウィーン美術アカデミーに進学しますが、クリムトに弟子入りを志願し退学します。その後、身体の歪みや人間の感情、欲望と悲劇の表情に魅せられ、エロスに満ちた多くの自画像や肖像画を制作するようになります。保守的な時代に生まれたクリムトとシーレの革新的な芸術。19世紀末のウィーンでグスタフ・クリムトを中心に結成された芸術家グループ「分離派」は、1898年に自ら立てた展示施設の分離派会館に「時代には芸術を、芸術には自由を」と金文字で掲げました。クリムトとエゴン・シーレは、人間の不安や恐れ、生と死を愛と官能性を持って新しい絵画の手法により描き、それまでの絵画とは異なる革新的な芸術作品を次々と生み出していきました。異端なテーマは精神医学者ジークムント・フロイトが辿り着いた精神分析の誕生と時を同じくして起こりました。それと同時に、音楽、建築、文学にも新しい概念が見出され、女性たちは自立を主張し始めます。封建的なウィーンで抑えられていた人々の衝動は、一気に爆発したかのように社会秩序を揺り動かし、自我の深い本質への対峙の始まりとなったのです。100年の時を経てもなお、世界中の人々の心を魅了する19世紀末ウイーンで華麗に花開いた黄金時代、クリムトとエゴン・シーレの魅力とは?グスタフ・クリムト©Archiv des Belvedere, Wien, Nachlass Ankwicz-Kleehoven本作ではクリムトやシーレの傑作を所蔵するウィーンを代表するアルベルティーナ美術館、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館、美術史美術館、分離派会館、レオポルド美術館、ウィーン博物館、ジークムント・フロイト博物館を巡りながら、ウィーンの黄金時代の始まりと終わりを解説しています。コメンテーターは、ノーベル生理学・医学賞受賞者のエリック・カンデルやケンブリッジ大学で美術史を修めた女優兼モデルのリリー・コール、世界的ピアニストのルドルフ・ブッフビンダー 、美術史家のジェーン・カリアなど各界で活躍する一流の芸術家や歴史家たちが出演。いろいろな視点から、19世紀末ウィーンの黄金時代をエレガントに描き出しています。■東京都美術館『クリムト展』開催中です!上野の東京都美術館にて4月23日(火)〜7月10日(水)特別タイアップ企画『クリムト展 ウィーンと日本 1900』も開催中です!19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862ー1918)。華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつその作品は、いまなお圧倒的な人気を誇ります。没後100年を記念する本展覧会では、初期の自然主義的な作品から、分離派結成後の黄金様式の時代の代表作、甘美な女性像や数多く手がけた風景画まで、日本では過去最多となる油彩画25点以上を紹介します。クリムト展スペシャルサポーターに俳優や映画批評など多方面で活躍される稲垣吾朗さんを迎え、作品の見どころや描かれた時代背景、作家の生涯などをわかりやすく解説。ウィーンの分離派会館を飾る壁画の精巧な複製による再現展示のほか、同時代のウィーンで活動した画家たちの作品や、クリムトが影響を受けた日本の美術品などもあわせ、ウィーン世紀末美術の精華をご覧ください!出典:■映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』作品紹介映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』2019年6月8日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!公式サイト:特別タイアップ企画 4月23日(火)〜7月10日(水)東京都美術館にて『クリムト展 ウィーンと日本 1900』開催中!公式サイト:東京都美術館サイト:原題:Klimt & Schiele - Eros and Psyche監督:ミシェル・マリー製作総指揮:ベロニカ・ボッタネッリ 脚本:アリアンナ・マレリ撮影:マテウス・シュトレツキ日本語ナレーション:柄本佑製作年:2018年製作国:イタリア上映時間:90分映倫区分:G配給:彩プロ■映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』キャストグスタフ・クリムトエゴン・シーレロレンツォ・リケルミーリリー・コールコメンテーター:エリック・カンデル、ルドルフ・ブッフビンダー、ジェーン・カリア、アルフレート・ヴァイディンガー、エリザベート・レオポルト、ブライアン・ギリアム、モニカ・ファーバー、フランツ・スモーラー、クラウス・アルブレヒト・シュレーダー【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年05月31日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「平成という時代が素晴らしかったのは、戦争がなかった、ということです」瀬戸内寂聴さんは書斎にこもって小説を書いているだけではない。安全保障関連法案に反対を表明するために車いすに乗ったまま反対集会や街頭デモにも参加した「行動する作家」である。「安倍政権とそれに続く政権が、平和を守るかどうか、みんなでしっかり監視して、戦争をしたがる政党や政治家には、選挙のときに1票も入れない。そうやって私たちは、戦争のない時代を令和へと継承していきましょう」ここ数年、九州から北海道まで、日本全国で集中豪雨による災害が続き、多くの人が亡くなった。「『天災だから予知することも防ぐこともできない』『想定外だからどうしようもなかった』、というのは、言い訳だと思います。地震や台風そのものをなくすことはできないけれども、山肌や住宅地の土砂崩れ、堤防の決壊、河川の氾濫などの被害は『天災』ではなく『人災』だと思います」住宅街に近い山や丘の斜面の滑り止めをすること、土手や排水路の整備……、科学技術が進歩した日本で、それができないのは国の責任、と寂聴さんは続ける。「予算がないと言いながら、海外侵略に使える空母を建造するなど、軍事費は毎年うなぎ上り。将来性がまったくない原子力発電とその関連企業へも、湯水のように税金をつぎ込んでいます。その一部を回せば、災害対策はできないはずがありません。いまの政権はろくでもない政治家の集まりです。私たちが『政治のことは政治家に任せておけばいい』と思っていては、何も変わりません」若い人たちを「青春は恋と革命だ」と励まし続けてきた寂聴さん。そんな寂聴さんがいま私たちに提言するのは「家庭内革命」だ。「才能・能力がある女性に掃除・洗濯だけをやらせて、台所に閉じ込めておくなんて、もうそんな時代ではないのです。昔と違って70歳や80歳になっても、舅や姑は元気です。姑には掃除と洗濯。定年退職した舅には家事の中でもいちばん面倒くさい三度の食事の支度を任せなさい。もちろんご主人にも、家事と育児を分担してもらいましょう。家庭環境を変えていくためには家族みんながコミュニケーションを図って、風通しをよくしなければいけません。そのための秘訣は朝起きて、最初に顔を合わせた家族、つまり舅姑、ご主人、子どもたち、お孫さんに、あなたから元気よく、笑顔で、『おはよう!』『おはようございます』と言うことです。簡単でしょう。才能ある女は社会に出て働き、政治に目を配り、政府に反対ならば声を上げ、デモにも参加してください。家事から解放された女たちの力で、平和な日本を守りましょう」そして寂聴さんは最後に、あの朗らかな笑顔で付け加えた。「いまの政府は国民がいくら反対しても知らん顔です。しかし女性が動けば変わります。まだ、希望はあるのです」
2019年05月11日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「“4時代を生きる”といっても、私は大正15年生まれなので、幼いころの記憶は昭和から始まります。その昭和の体験が基になり、平成の私があり、令和にも続くのだと思っています」TBSのプロデューサー・石井ふく子さん(92)はそう語る。石井さんといえば『渡る世間は鬼ばかり』『ありがとう』(ともにTBS系)など、代表作が多数ある。それらのテーマとなっているのは“家族”。時代をまたいで家庭の持つあたたかさを丁寧に描き続けるのは、いつ家族がバラバラになっても不思議ではない、戦争の体験があったからだという。「いまでも思い出すのは、女学生時代、精密機械の工場に勤労動員されていたときのことです」突然、空襲警報が鳴り響き、非難することになった。本来、石井さんは隊列を先導する役目だったが、工場の作業で遅れてしまい、隊列の最後尾につくことに。「そのとき機銃掃射があって、本来、私がいるべき最前列の学生が撃たれて、亡くなったんです。遺族になんと言って頭を下げていいものか、すごく苦しみました」悲惨な戦時下だったからこそ、それぞれの家族の結びつきは強かったという。「父や母との一緒の時間は、すごく愛おしく、大切なもの。たとえぶつかり合って、怒ったり泣いたりしても、最終的にはみんなで笑い合える。何があっても味方となって愛してくれる存在でした」しかし戦後、生活が豊かになるにつれて、関係が希薄になっていった家族は多い、と指摘する。「平成の世になると、家に帰ってもおのおのが個室で、パソコンやスマホ画面を相手に話しているので、家族間の争い、けんかすら起きなくなりました。せっかく最大の味方でいてくれるにもかかわらず、家でのつながりをないがしろにしていては、人はダメになってしまいます」近年放送されているドラマについては、“個性がない”とバッサリ。新たな時代のドラマ界に託したい思いもあるようだ。「わざわざ派手な殺しのシーンを入れたサスペンスドラマを作る必要はない。家を舞台にすれば、さまざまな“事件”が起きますからね。ドラマを作るときのロケハン(ロケの下見)も、いまの若い人たちはパソコンの画面上で検索できてしまう。でも、みんなが同じ方法で同じ情報を得ているから、同じものができあがる。しっかり現場に足を運んで、自分の目で見て、ドラマを作ってほしいと思います」ますます便利さが追求される時代に突入したからこそ、石井さんは、失われつつある人と人とのつながりの大切さを、ドラマを通して描いていきたいと言う。「私は“人間”と書いて、ヒトと読みます。“人”という文字だけではなく“間”という文字が後に続く。“間”は、人と人をつなげる愛を意味するんですね」人は一人では生きていけない。今こそ、積極的に愛のあるつながりを築くべき時代なのだ。
2019年05月10日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「人間関係やお仕事など、ストレス社会が続くかもしれませんね。心が疲れているからと、SNSで愚痴を言ったり、お金をかけて癒しを求めたりする人がいるようですが、そんなときこそ、ぜひ台所に立ってほしいの。それだけで気持ちがスーッと楽になることがあるのですよ」穏やかにそう語るのは「ばあば」の愛称で親しまれている料理研究家の鈴木登紀子さん(94)。大正13年に生まれた鈴木さんが料理研究家として活動しはじめたのは46歳のとき。ずっと信条にしてきたのは「料理は人の心を豊かにさせる」ということ。「外食産業が成長し、いつでもどこでも調理されたものを買うことができる時代になりました。忙しい方も多いでしょうから、それらを上手に使って、手間を省くことも大事。毎日がんばらなくてもいいのです。でも、手を抜かないでほしいのは、おだし。削り節でだしをとるだけなら、10分もかからないですが、おいしいおだしは心を静めて、五感を研ぎ澄ませないと作れません。香りがフワッと立って、黄金に輝くようなおだしが仕上がるだけで心が満たされるものよ」『きょうの料理』(NHK Eテレ)の講師を41年にわたって出演するほか、卒寿を過ぎたいまでも「鈴木登紀子料理教室」を主宰している。「料理教室に集まってくれる生徒さんは、私がお鍋を持つと、メモをとる人が多いの。なかにはスマホで撮影しようとする人も。記録を残さないと不安なのかもしれませんね。でも、料理で大事なことは分量や手順ではありませんよ。食べる人が元気なら濃い味つけにする、疲れていたら優しい味つけにする……料理をすることは、相手をおもんぱかる想像力を働かせることでもあるのです」『やさしい心で、やさしいお味に』彼女が料理教室でつねに生徒たちに教えていることは、あらゆることに通じる。「私は母親から『思えば、思ってくれる』と教えられて育ちました。これは、仕事にも言えることなのではないかしら。心をこめて成し遂げれば、必ず見返りがあるはず。料理だって、いやいや作っていたら、とんがった味になってしまいます。大切な人が喜ぶ顔を思い浮かべて作れば、“おいしい”と言ってもらえるのです」87歳のときに大腸がん、89歳で肝臓がんが見つかり、90歳を過ぎてから心筋梗塞も経験した鈴木さん。健康との問題に何度も直面したからこそ、「生きることは食べること」をモットーに、食と向き合い続けている。「電車の中でおにぎりやパンを食べている若い人を見ると、残念だなと思います。せわしない車内ではなく、公園や景色のいいところで食べたらもっとおいしくなるのにね。ぜいたくをするのではなくて、心に余裕がないときこそ、食事を楽しんでほしいですね」SNSの「いいね!」より、日ごろの食事が、私たちの心を豊かにしてくれるはずだ。
2019年05月09日「結婚したとき私は39歳でした。それから4年たちますが、女の子にも恵まれ、3人家族の団らんの時間を持つことができました。独身時代から比べると“最高の人生”を歩んでいると思います」妻への感謝を電話で語ってくれたのは、サッカーJリーグ「ベガルタ仙台」の広報部長を務める辻上裕章さん(42)。澤穂希(40)が辻上さんと結婚したのは’15年8月、12月に引退してからは仙台での同居生活を開始した。いまはボールにふれることもなく、“ふつうの主婦ライフ”を堪能しているという。澤はインタビューでは次のように語っている。《朝7時半くらいに起きて、夫を送り出したあとは家事ですね。掃除して洗濯して、犬が2匹いるのでその世話をしたり。娘と一緒に公園に行って、夕飯の買い出しに行って……、そうしていると、あっという間に夕方になっちゃう(笑)》(『LEE』’18年4月号)’17年に誕生した長女(2)はかわいい盛り。くっきりした二重はお父さんとソックリなのだという。辻上さんも元サッカー選手であり、両親2人の才能を引き継いだのか、長女は1歳でドリブルができるようになった。やはり将来はサッカー選手?だが澤は前出のインタビューでこう語っていた。《みんなに聞かれますけど、強制的にはやらせたくなくて、自然に出会ったもの、自然に好きになったものをやらせてあげたいです》実はこれは夫婦で話し合った結果のようだ。「私も将来の進路は本人次第と考えています。スポーツだけでなく勉強も、本人が興味を持ったことをどんどんやらせてあげたいですね。私も妻もサッカー選手として活動しましたが、娘も何か専門的な技術を身に着けることによって、周囲から認めてもらえればいいと思います」(辻上さん)澤と辻上さんは教育論についても息はピッタリ!だった。
2019年05月09日