映画『地獄の花園』に出演する永野芽郁、広瀬アリス、遠藤憲一、そして脚本を担当したバカリズムが、現在放送中の月9ドラマ「イチケイのカラス」に出演していることが分かった。「イチケイのカラス」は、竹野内豊、黒木華、山崎育三郎、小日向文世らが出演する、刑事裁判官を主人公にした爽快リーガルエンターテインメント。一方、『地獄の花園』は、永野さん、広瀬さん、菜々緒、川栄李奈らが扮する強烈キャラが登場する、ヤンキーOLの派閥争いを描くノンストップコメディー映画。今回、かつて竹野内さん主演の「素敵な選TAXI」で脚本を務めたバカリズムさんが、自身も喫茶店のマスター役で出演したことをきっかけに竹野内さんと親交を深め、その関係性からコラボが実現。コラボ第1弾として、4月26日放送の第4話に永野さん、広瀬さん、遠藤さんが被告人役で登場。永野さんは美人局の罪で起訴された女を、広瀬さんは銃刀法違反を犯した極道妻、そして遠藤さんはさい銭泥棒の常習犯という、アクの強い被告人を演じ、坂間(黒木さん)を前にひたすら挑発的な態度を繰り返す。また第2弾は、5月10日放送の第6話で、バカリズムさんが被告人役で登場。窃盗だけで前科6犯、絶対に人を傷つけず、お金が余っていると踏んだ家しか狙わない美学を持つ、泥棒という仕事に魅せられた岸田茂を演じる。「竹野内さんとは『素敵な選TAXI』以来の共演だったので、参加させていただけてうれしかったです。しかも監督が星野(和成)さんで、さらには升(毅)さんもいたので、個人的には2割くらい『素敵な選TAXI』感覚で安心感がありました」と言いつつも、「とてつもない長台詞(ぜりふ)があったので本番は吐きそうでした」と撮影をふり返っている。「イチケイのカラス」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。『地獄の花園』は5月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:地獄の花園 2021年5月21日より全国にて公開©2021『地獄の花園』製作委員会
2021年04月24日映画『地獄の花園』(5月21日公開)の完成報告謝罪イベントが21日に都内で行われ、永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、遠藤憲一、小池栄子が登場した。同作はバカリズムの脚本×多くのアーティストのMVを手掛ける関和亮監督によるオリジナル作。普通のOL生活を送る直子(永野芽郁)の職場では、裏で社内の派閥争いをかけOL達は日々喧嘩に明け暮れている。ある日、1人のカリスマヤンキーOLが中途採用されたことをきっかけに、全国のOL達から直子の会社は狙われることに。テッペンをかけた争いから直子は平穏無事なOLライフを全うすることができるのか。今回は全国のOLに対して「イメージを大きく変えてしまったことをお詫びします」という、永野の謝罪からスタート。一部上場企業(株)トムスンの総務部のOL“魔王 赤城”こと赤城涼子を演じ、女性役となった遠藤は「とにかくこの姿をお詫びします、すいません!」と頭を下げる。「著しくOLのイメージを損ねたのは誰か」という質問については、「戦う時に薔薇を持って振りまくところに、あんまりいいイメージを持たなかった」という永野を筆頭に、川栄、菜々緒、大島が「遠藤さん」と書かれたパネルを掲げた。川栄は「この撮影の数日後に遠藤さんと親子役で、葬式のシーンだったんですけど、普通の遠藤さんが普通じゃないのかなって錯覚が起こりだして……」と苦笑。大島は「初めて見たときから本当に心臓を射貫かれた。ずっと2日目3日目でもずっとおいしい、ずっと味があするガム、インパクトはんぱない」と絶賛したが、「おみ足もきれいで、ガーターベルトして、高いヒールを履いてるけど、膝が痛いんですって。そういうのも踏まえて、すごく私的には愛おしいとも思うんですけど、OLということでもないのかなというので……」と遠藤を選んだ理由を説明する。遠藤は膝の痛みについて「ちょっと加齢で。久々にハイヒール履いたので、歩き方を忘れちゃって……」と弁解していた。改めて遠藤は、「俺、今年還暦なんですね。60歳のイメージがこういう感じじゃなかったので、想像通りいかないもんだなというのを感じましたけど、嬉しかったです。いくつになってもこういう突飛な役がいただけるというのは」としみじみ。「これからも年関係なく、嘘だろという役がいっぱい欲しいなと思います」と意気込んだ。
2021年04月21日映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(4月9日公開)の初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、松居大悟監督が登場した。同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』の映画化作。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。待望の初日に、田口は「おっさん4人のリーダーは大杉漣さんでして、きっとこの日を大杉漣さんも喜んでいると思います」としみじみし、光石も「数年前にテレビ東京の深夜から始まりまして、その時から大杉さんが『映画になったらいいね』とずっとおっしゃってました」と振り返る。さらに遠藤は「ここに来る前に、支度部屋から車で行くと言うので、どこなのかなと思ったら目の前の建物でした。俺達はパート2の時、現場でお弁当を渡されて5分ぐらい道をぞろぞろ歩いてた。『これ、同じバイプレーヤーズなの』という感じになっちゃって」と、待遇の進化に驚いていた。このイベントには、本作のキーキャラクターである犬の風(ふう)も登場。松居監督は「大杉さんに風とトラという愛犬と愛猫がいまして、そこからふうという名前を取りました。なので、風と撮影所を愛している風が、漣さんの存在として見せたいなと思ってました」と明かす。作中では実際の大杉さんと風の写真も登場するが、「実際の風はチワワなんですよね。ちょっとよく見ると、チワワから段々と今の風に変わっていくっていうスタイル」と、まさかの犬種を超えた成長を遂げたことに。さらに、田口は風について「そんなに絡みがなかったんですけれども、僕の印象ではその、下半身がお元気。現場では何も指摘できなくて、もう見て見ぬ振り作戦を取ってた」と暴露し、キャスト陣も苦笑していた。最後に松重は「テレビシリーズの最中に、大杉漣さんという人が僕らの前から突然いなくなって信じられなかったし、もう3年経つんですけどまだちょっと信じられない。お葬式の時ですら祭壇の裏から出てくるんじゃないかとずっと思ってて、実は今日もなんかスクリーンの裏で待機しててみんなを驚かせてやろうと思ってる、お茶目な大杉さんがいる感覚が抜けない」と心境を吐露。「日本中、204館の映画館で公開されるということで、そこに204の大杉さんがスクリーンの裏で待機してる。204の風に乗って大杉さんが皆さんが喜ぶ姿を見ているんじゃないか」と想像し、「その魂が届けばいいなと思います」と語った。しかしその後、松重はカンペを見て「206館でした! 206の大杉さんが風に乗って現れるということで、2つ増えました。よろしく願いします」と訂正し、館内にも笑顔が。また、遠藤は「30歳の時に、光石さんも一緒に出ましたけれど、低予算の単館系映画で公開初日、お客さんがたったの4人。バイプレイヤーと言われている人間たちは、過去に何かしら傷を持ちながら育ってきているので、それを考えるとこんな綺麗な劇場でこれだけの皆様が来てくださって本当に幸せを感じます」と喜びを表す。「漣さんも傷つきながら頑張って生きてきた人なんで、今これを見ると『バイプレイヤーズ』がこうなったというのは本当にびっくりしていると思って、ありがたいことです」と感謝していた。
2021年04月09日顔を合わせるやいなや、ワチャワチャと賑やかに話しだす田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さん、遠藤憲一さんの4人。‘17年にドラマ『バイプレイヤーズ』がスタートし、3作を経てついに映画化が実現。いまや“元祖バイプレイヤーズ”と呼ばれる4人が語る、これまでとこれからに向けた思いとは。“元祖”が語る『バイプレイヤーズ』。――3作のドラマを経て、ついに映画になりました。映画化に対する思いを伺えますか?田口:僕らとしては瓢箪から駒ですよ。僕ら…いまこの4人は“元祖バイプレイヤーズ”っていわれているんですけれど、元祖としてはやはり、(大杉)漣さん抜きで新しい『バイプレイヤーズ』というのは作り難い気持ちがあったんです。でも、立ち上げから関わってくださっているプロデューサーさんが挫けることなく、粘り強く「やりましょう」と言い続けてくれたんですよね。そのおかげでいまこうして辿り着けたわけで、本当に感無量ですね。松重:本当にそうですよね。下北沢のイベントをきっかけに立ち上がった企画が、まさかこんなところにまで連れてきてくれるなんて、です。仕事を続けてきたら、こんなご褒美みたいな作品に関わる機会をいただけて。テレビ東京の深夜帯で、変なプレッシャーを感じることもなく、ただただ自由に楽しくやらせてもらってきて、「本当にこれでいいんですか?」って思っていたら映画化ですからねぇ。光石:映画化かぁ…。遠藤:えっ、映画館?光石:映画館なんて言ってないよ。映画化って言ったんだって。遠藤:そっかそっか(笑)。光石:映画の前に、まずドラマの第3弾をやりたいっていう話をいただいたんですよね。でも、本当にやっていいのか、やるべきなのかっていうのはそれぞれ心の中にはあったと思うんですよね。松重:僕らの中で、大杉さんっていうリーダーを亡くした瞬間っていうのはどうしたってすごく大きなことで。…あれから丸3年が経つんですよね。あっという間なんだけれど、どこか現実とは違う時間軸で、『バイプレイヤーズ』の中の俺らが動いているような感覚もあるんです。それが今回、100人のキャストが参加してくれてこんなエンターテインメント作品に成長して、一体この先、どんなところに進んでいくんだろうと思ってます。光石:まさかのプロデューサーの粘りで、100人の俳優さんを口説いただけじゃなく映画化ですからね。まさかとは思いましたけど、嬉しかったですよ。最初は本当にいいのかなってウダウダ考えたりしていたけれど、こうやって集まった途端、あの時に戻って、みんなではしゃいだりして、僕はそれが楽しくてね。なかには一番難色を示していたのに、めちゃくちゃはしゃぐ人がいたりねぇ。田口・松重・遠藤:ハハハ(一斉に遠藤さんを見て爆笑)。光石:あんなに嫌がってたのに…。田口:それ、エンケン(遠藤)さんのことだよね。自分から出番を減らしてくれって言ってたのにね。遠藤:やるのを嫌がってたわけじゃないんだよ。光石:嫌がってたわけじゃないけど、一番熟考なさってはいましたよね。でもそれで現場に来たら一番はしゃいでるっていう様子を見て、僕は十分楽しかったです。なにより、みんなと集えたことが嬉しかったし。遠藤:漣さん発信で始まった企画だったから、漣さんがいないのに無理だよって気持ちだったんだよね。でも、実際に現場が始まったら、懐かしくなるし楽しくなるし。光石:楽しかったですよね。遠藤:だいたい普段、癖のある俳優さんって一作品に出てて2人程度でしょ。それがこの作品ではごっそり出てるんだもん。あんまり現場が楽しくて楽しくてびっくりしたよ。もちろん、漣さんのいない寂しさはあったけど、また違う形の楽しさが生まれた気がする。――でも今回、ドラマから引き続き、遠藤さんはフィリピンに俳優修行に行かれてますよね。遠藤:今回はさ、スケジュールのこともあったし、俺、1日だけ撮影に参加しますって言ったんですよ。以前にトモロヲさんも1日でまとめ撮りするっていう形で出演されてたから(※シーズン2)。田口:そうそう。あの時は演劇の公演と撮影がぶつかってしまって。遠藤:だから俺も1日でってお願いしたら、フィリピンに俳優修行に行っているっていう設定になったんだけど。結果的に撮影が1日だけってわけにはいかなくて。この日もこの日もって、何度もスタジオに行くことになったし。これなら普通に4人でやらせてもらえばよかったなって。田口・松重・光石:(大爆笑)遠藤:だって出来上がりの映像を観たらやっぱり面白いんだもん。4人が集まってると楽しいよ。田口:ワガママにもほどがある(笑)。今日スタジオに遠藤さんが来てるんなら、みんなで一緒に撮ろうよっていう日もあったもんね。光石:でも台本ではフィリピンにいることになっちゃってるから、一緒に撮るわけにいかなくて…。田口:「もういいじゃん、その設定」って言ってたんだけどね(笑)。松重:俺らは、「遠藤さんはスケジュールの都合で何日か来られない日があるから」って聞いてたんですよね。光石:しかも、来られる日が限られてるから、その日はかなり撮影が詰まっててキツいらしいよって聞いていて…。松重:それなのに、スタジオに現れたら、入り時間から帰るまでずーっと喋り倒してたからね(笑)。ちょうどコロナのこともあって、入っていた別の撮影がなくなったりもしたから、たぶん遠藤さん、しばらく人と喋ってない期間が続いてたんでしょうね。この『バイプレイヤーズ』の撮影が、タイミング的に自粛期間明けすぐだったっていうのもあって、人と会えたってこと自体が嬉しかったんだろうと思うんだ。結局、バイバイって言うまで喋ってたから(笑)。光石:あの日は面白かった。全員でやる芝居の呼吸が我々の体に染み付いているから。――遠藤さんに限らず、みなさんもこのメンバーで集まって一緒にお芝居するのが楽しいし、お好きなんですね。田口:そうだね。結局楽しいんだよね。僕にとってはそれが一番最初に漣さんも含めて“元祖”のみんなで作り上げてきた…大袈裟にいえばシステムなんです。何気ない雑談から始まって台本の話になって、ここはこういうふうにしてみようかと話し合って作っていく。そういう経過が、俳優としても人としてもすごく楽しかったんです。前作の時は、毎回、夜7時半には撮影を終えて飲みに行く流れが自然とできてたんですよね。たまにその時間に終わらなかったりすると、みんなで機嫌を損ねるっていう(笑)。松重:リハーサルとかセリフ合わせとかをやってると、大抵、途中で誰かが、「もういいから(カメラを)回せよ」って言いだすんですよね。スタッフも慣れたもので、そういう僕らのことをちゃんとわかってて、場があったまってきたなっていうのを感じ取ると、いつしか唐突にカメラを回し始めるようになって。それが臨場感だったり、予定調和じゃない面白さを生んでくれることも多かったし。そういう呼吸を合わせて進めていくっていうやり方が、漣さんを含めたこの面々の密接な関係性の上で、ちゃんとできていたんですよね。全員の呼吸が我々の体に染み付いているから、4人で何かやれって言われたら打ち合わせなしでもできちゃうし、それをちゃんと狙って撮ってくれるスタッフもいるし。おかげで僕らもみんなも楽しくて、しかも早く終われるっていう。田口:面倒なオジさんたちってイメージが制作陣にも伝わって(笑)、早く撮影を終わらせようとしてくれたのもありがたいことで。光石:今はこういうご時世だし、飲みには行けないけれど…。遠藤:そうだね今回は。松重:でも、遠藤さんに関しては、お酒を飲んでなくても、お腹の中に麹菌を溜めてて自家醸造できるから…。田口:体の中での密造(笑)。松重:水を飲むと、それが体内でアルコールに変わるでしょ(笑)。田口:今日ももうすでに酔ってるんじゃない?光石:すでにかなり飲んでる状態でいらしてますよね。松重:遠藤さんは少し前にお酒をやめたけど、もともと酒なしでも酔える、アルコールいらずの人ですよね。遠藤:たしかに今回はそうだったかもしれないね(笑)。――ご自身を演じるのはどういう感覚なんでしょうか。本人ではあるけれど“役”でもあって、発するセリフは台本上に書かれたものなわけです。普段との違いというのはあるものですか?光石:それは違いま…田口:(間髪入れず)光石さんは全部“地”でしょ。「女優さんに手を出す」とか紹介されてるけど。光石:違いますよ。そんなことしてないですって!田口:そこが一番ドキュメンタリーですよね。光石:やめてくださいって!僕は完全に役を演じてます。はい。名前は僕本人だし、僕自身を元に書かれたキャラクターではありますけど、普段とは違いますし…。遠藤:何言ってるかわかんない。松重:でも、5人なら5人それぞれの役割というのが台本にも徐々に反映されるようになってるし、アドリブにもそれが出てるから、普段の僕らの延長線上にあるキャラクターではあるんじゃないかな。まあ、光石さんに関してはちょっとご本人の生々しい部分が出ちゃってますけど…。光石:(焦って)だから、そんなことないですって!田口:(笑)。最初の頃は、台本をもらってから、「俺はこういうことは言わないよ」とか、「みんなで集まるとこうなるよ」とか結構話したりしてたよね。そこで会話のボルテージが上がってくると、プロデューサーを飲みの席に呼び出すっていうのがいつもの流れで。彼も「ええ~っ」って感じで迷惑そうな顔はするけど、じつは真正のMだから喜んで来るっていう。光石:そんな喜んでたんだ(笑)。松重:1作目、2作目の頃は、撮影後にみんなで飲み始めて、プロデューサーに電話するまでがルーティンになってましたよね(笑)。田口:みんな自分の名前で出てるわけだから、やっぱりそこはどうしてもこだわっちゃうし、制作側も当の本人に「僕はこんなふうじゃないです」って言われたら、聞き入れるしかない(笑)。でも、あの時にかなり内容に対してみんなで戦ったこともあって、いまやもう、普通に自然な僕らとしてやれるようになってると思う。遠藤:…俺さ今回の映画で、フィリピンの女優さんにすごいダメ出しされたのよ。田口・松重・光石:(大爆笑)松重:何にダメ出しされたの?遠藤:僕が抱きしめるシーンがあったんだけど、バッて行ったら「エンドウ、チョット早イネ」って怒られたんだよ。彼女、自分なりに考えてきた役作りがあったみたいで、「コウ来テクレタラ、チャント私ナミダ出ルカラ、ユックリ来テ」ってダメ出し喰らって。あれ、今回の撮影中で一番厳しいダメ出しだったんじゃないかな。光石:ハハ(笑)。おっかしい。遠藤:でもやっぱり“元祖”のメンバーで芝居してると、積み重ねてきたものがあるから、変な段取りとか打ち合わせとかしなくても、覚えたセリフを流れにのりながら自然に言えてたりするんだよね。肩の力の抜け加減がすごくよくて、今回のドラマも放送を見たら面白いものに仕上がってて。『バイプレイヤーズ』の中の俺は、まったくの素ではなくてプラスアルファされている部分はあるけれど、肩の力の抜けた正直な自分でいられてるとは思うんだよね。100人出すという無謀な試みを実現させただけですごい。――あらためて今回の映画の見どころやオススメポイントを読者に向けて教えてください。光石:これだけのメンバーが集まっている映画って、この先もなかなかないと思うんですよ。遠藤:すごく贅沢な顔ぶれだよね。だからこそ、この賑やかなお祭りを楽しんでいただきたいと思うし、やっぱり元祖の4人のシーンもぜひ楽しみにしていてほしいです。光石:じつはね、昨日ある現場で俳優さん3人と一緒だったんだけど、今回の『バイプレイヤーズ』に出てないってことをすごく悔しがっていて、彼らに「どうしたら出られるんですか?」って聞かれたのよ。それくらいみんなが出たい作品になっているのかなって嬉しかったし、映画も実際にそう思ってもらえる作品に仕上がっているとも思うんですよね。松重:今回参加してくれた濱田岳くんをはじめとする若い俳優さんたちって、僕らが20代の頃よりも確実に技術も魅力も持っていて、間違いなくこの先の映画を支えていく存在だと思うんですよ。僕はこの映画が、若い俳優たちに焦点が当たってる部分が大きいのがいいなと思ってるんですよね。単なるオジさんたちの慰安場所になっても仕方ない。この先、彼らに続いていく下の世代が、「自分もバイプレイヤーズの一員になりたい」って言ってくれるような契機になる作品になってくれていたらいいなと思って見守ってるんです。田口:そもそも、バイプレイヤーを100人出すっていう無謀な試みを実現させただけでもすごいことだと思うんです。なにせ撮影がすでに始まってるのに、現場でまだスタッフが出演者の数を数えてましたから。全員:ワハハ(大爆笑)。田口:もうね、見切り発車でしょ。まあそれでも、ドラマもある中であれだけの人のスケジュールを調整しながらなんとか100人揃えたわけだからすごいことだよ。遠藤:本当に100人ちゃんと出てるのかねぇ?光石:観た方は確認してほしいね。田口:ある出演者の方に、かなり頓智のきいた役で出られていたから「よく引き受けましたね」って聞いたんです。そしたら、コロナでスケジュールが空いたからっておっしゃっていて、こういう恩恵もあるんだって思ったよね。遠藤:なるほど。そういう理由もあって、今回のような奇跡的なキャスティングが実現したんだね。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』富士山麓に建てられた撮影所・バイプレウッド。ここで濱田岳を中心とした若手俳優たちが、自らの手でとある映画を撮ろうと奮闘し…。監督/松居大悟出演/田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、有村架純、天海祐希、役所広司ほか4月9日全国ロードショー。たぐち・ともろを1957年生まれ、東京都出身。映画『色即ぜねれいしょん』などの監督や『プロジェクトX』ナレーターでも知られる。公開待機作に映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』。ネイビーウィンドウ・ペーンチェックスーツ¥143,000ネイビーウィンドウ・ペーンベスト¥39,600フラワーグラデーションネクタイ¥15,400*すべて税込み(以上Paul Smith/Paul Smith Limited)リング¥25,300*税込み(M・A・R・S TEL:03・3462・8187)ハットは本人私物、その他はスタイリスト私物まつしげ・ゆたか1963年生まれ、福岡県出身。4月開始のドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)に出演。今春、久米繊維とのコラボTシャツ〈mattige〉も発表。ジャケット¥44,000パンツ¥33,000(共にENGINEERD GARMENTS TEL:03・6419・1798)シャツ¥33,000(suzuki takayuki TEL:03・5846・9114)メガネ 参考商品(武田メガネ/武田メガネ 天神中央店 TEL:092・715・1188)サンダルはスタイリスト私物みついし・けん1961年生まれ、福岡県出身。4月スタートのドラマ『桜の塔』(テレビ朝日系)に出演。Huluオリジナルドラマ『息をひそめて』4話に出演。配信は4月23日より開始。ジャケット¥28,000パンツ¥21,000(共にRANDT/NEPENTHES TEL:03・3400・7227)その他はスタイリスト私物えんどう・けんいち1961年生まれ、東京都出身。最近のおもな出演作にドラマ『星影のワルツ』『竜の道』『私刑人』などがある。出演映画『地獄の花園』は5月21日公開予定。ジャケット¥47,000(CONFECT表参道店 TEL:03・6438・0717 )ベスト¥39,000(suzuki takayuki)パンツ¥46,000(デンハム/デンハム・ジャパン TEL:03・3496・1086)シューズ¥62,000(GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS/CONFECTION CO.,LTD TEL:03・6336・4771)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年3月31日号より。写真・笠井爾示(KATT)スタイリスト・DAISY石橋瑞枝(DAISY M’S OFFICE/田口さん)増井芳江(松重さん)九(Yolken/光石さん)中本コーソー(Leinwand/遠藤さん)ヘア&メイク・大八木智之(田口さん)林 裕子(松重さん)山田久美子(光石さん)村上まどか(遠藤さん)取材、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2021年03月30日永野芽郁主演映画『地獄の花園』に川栄李奈、大島美幸、松尾諭、丸山智己、勝村政信、遠藤憲一、小池栄子が出演していることが分かった。真面目に働き、日本の経済を支える日本のOLたちの職場では、実は裏で地獄のような派閥争いが行われている――そんな地獄のような花園の世界を、バカリズムオリジナル脚本で描く本作。川栄さんが演じるのは、営業部を牛耳る佐竹一派を束ねる佐竹紫織。キレると手が付けられないため、通称“狂犬 紫織”の異名で呼ばれ、会社の完全制覇に向け勢力を伸ばしている。また、「森三中」大島さんが演じるのは、安藤一派(菜々緒)、佐竹一派(川栄さん)を含む会社の三大勢力のうちのひとつ、製造部を束ねる神田一派の長、神田悦子。タイマンは300戦無敗を誇る喧嘩の申し子で、通称“大怪獣 悦子”と恐れられている。そんな2人が登場する特別映像も到着。紫織が拳を握り「二度とピラティス行かせねぇぞ!」とガンを飛ばす姿からスタートし、刑期を終え、部下(舎弟)たちに出迎えられる悦子や、社内の三大派閥が力を合わせ敵に立ち向かうインパクト抜群なこの映像。最後には、ゴミの分別に厳しいOLらしいシュールなシーンも。そして、遠藤さんが演じるのは、一部上場企業(株)トムスンの総務部のOL“魔王 赤城”こと赤城涼子。その赤城率いる精鋭部隊トムスン三銃士として、“青い稲妻 妙子”を勝村さん、“下関の虎河豚麻里”を松尾さん、“七色の拳を持つ女早苗”を丸山さんが。さらに、ヤンキーOLたちの中では都市伝説と崇め恐れられてきた“地上最強のOL鬼丸麗奈”を小池さんが演じる。トムスン編の特別映像も到着しており、赤城のワンショットからスタートし、赤城の呼び込みで登場するトムスン三銃士、白い衣装に身を包んだ鬼丸の姿が映し出され、こちらもOLらしいシーンで映像が終了している。キャストコメント川栄李奈佐竹紫織を演じさせていただきました。撮影が終わり数ヶ月経ちますが、思い出すだけで笑ってしまうくらい楽しい撮影現場でした。それぞれの個性が強く、ヘアメイクや衣装もたくさんこだわりが詰まっているので、細かいところにも注目して観てもらいたいです。見た目はヤンキーですが会話は普通のOLだったりと、バカリズムさんの脚本ならではの女子あるあるが入り混じり本当に面白い作品になっていると思います。大島美幸最初にこのお話をいただいた時は、OLヤンキー?はて?と思っておりました。いざ撮影が始まると、バカリズムさんの頭の中に入り込んだような感覚になり、毎回皆さんと爆笑しながら撮影させていただきました。ヤンキーということで、公共の場で大声を出すのが久々だったので、日頃の鬱憤を発散させながら演じさせていただきました。戦うOL、めちゃくちゃカッコイイです。皆さんビジュアル強めなので、お楽しみに!松尾諭俳優人生において初めての女性役という事で、徹底した役作りをしたようなしないようなで、とりあえずすね毛は全部剃って現場に臨みました。可愛いのにド迫力な永野芽郁さんや、エンケンさんの吸い込まれるような色気など、とにかく色々度肝を抜かされました。個人的には、かつて夫婦役をした広瀬アリスさんに、バックからすんごい事されたのは一生の思い出となりました。丸山智己ヤンキーOLたちの派閥争いの映画、しかもOL役ということで、マネージャーが間違えて受けてしまったのかと思いましたがそうではありませんでした。ちゃんとOL役でした。工藤早苗。女性としてのオファーに、妙な昂りを覚えたのは否定できません。マニキュアを塗り、ストッキングを履いてスカートの裾を気にしながら全力でアクションをする日々が、次第に私の新たな扉を開いてしまったようです。どうにかしてください。勝村政信勝村さん、次はOLさんです。マネージャーが言った。わかった。普通に答えたが、違和感が身体を走った。気がついたら、衣装合わせをしていた。髪も整え、バッチリ化粧もした。スタッフは、かわいいですよ。と言ってくれた。同じことを遠藤憲一先輩にも言っていたと聞いて、誰も信じられなくなった。撮影が始まった。スカートをはいたおっさんたちが、素敵なOLさんに見えている。信じるか信じないかは、あなた次第です。遠藤憲一『バカリズムさん脚本の映画の話がきたよ。女性の役だって』とマネージャーから言われ、女装だろ?と思ったら本当に女性の役だった。台本を読んだら、自分の役の性別がどうあれ関係なくのけぞって笑った。いやー笑った笑った。そして俺の役はとても魅力的な女性の役でした。というか、撮って感じたけど、全員どうにもたまらなく魅力的です。」小池栄子地上最強のOL「鬼丸麗奈」を演じさせて頂きます。女の園でバッチバチ・ボッコボコにやりあえるなんて最高にファンキーじゃないか!しかも脚本がバカリズムさんなんて面白いに決まってる!鬼丸の手下達の濃すぎるキャラも最高です。見終わったらストレス発散間違いなし!お楽しみに!『地獄の花園』は5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:地獄の花園 2021年5月公開予定©2021『地獄の花園』製作委員会
2021年02月28日俳優の遠藤憲一が、JUJUのカバーアルバム“Requestシリーズ”4作品から「泣きたい夜に聴きたい10曲」をセレクトしたプレイリスト「遠藤憲一のRequest ~泣きたい夜に聴きたい10曲~」が、1日よりサブスクリプション音楽サービスにて公開された。先日『第71回NHK紅白歌合戦』への初出場が発表されたJUJU。カバーアルバム“Requestシリーズ”はこれまでに、My Little Loverの「Hello, Again~昔からある場所~」で話題を呼んだ第1弾、中島みゆきの「糸」が収録された第2弾、『スナックJUJU ~夜のRequest~』とコンセプトを定めた第3弾、そして、最新アルバム『俺のRequest』の4作がリリースされている。10月に発売した『俺のRequest』はJUJU初の男性カバーアルバムで、山崎まさよしの「One more time,One more chance」、久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」をはじめとし、Mr.Children、平井堅、ウルフルズ、サザンオールスターズなどの名曲を収録。オリコンウィークリーチャート3週連続TOP10入り、オリコン、Billboard JAPANダウンロードランキングでも初週1位を獲得と、CD・ダウンロードともにヒットを記録している。リリースを記念して公開されたのは、日本を代表する“俺”遠藤が選んだ『遠藤憲一のRequest ~泣きたい夜に聴きたい10曲~』。スキマスイッチ「奏」から始まり、宇多田ヒカル「First Love」で終わるプレイリストは、どのような思いでセレクトされたのだろうか。遠藤は、「JUJUさんの切なく優しい歌声で聴く名曲はどれも心に沁みる曲ばかりです。胸がギュッとなる夜に聴きたい10曲を選びました」と選んだ理由を語り、「泣きたい夜は今まで何度もあったしこれからも続くと思いますが、嬉しい涙、悲しい涙、すべての泣きたい夜に寄り添ってくれる曲だと思います」と、自身の“泣きたい夜”についても明かした。■『遠藤憲一のRequest ~泣きたい夜に聴きたい10曲~』01 奏(かなで)02 One more time, One more chance03 BELOVED04 Ya Ya(あの時代を忘れない)05 言葉にできない-『俺のRequest』より06 あなたのキスを数えましょう ~You were mine~07 糸-『Request II』より08 Time goes by09 WILL10 First Love-『Request』より
2020年12月01日2020年の後半、芸能界では訃報が相次ぎ悲しみが広がっています。人によっては他人事と思えず、暗いニュースに感情が引きずられているかもしれません。人々の気持ちが落ち込んでいる中、歌手の美川憲一さんがブログにつづった言葉が注目を集めています。美川憲一「自分の心の声を聞いてあげて」美川さんは、同年9月28日にブログを更新。イチゴパフェの写真とともに、お気に入りのパフェ専門店を紹介しました。そして、「こんなにきれいにイチゴがいっぱい突き刺さったパフェを食べれて幸せよね〜」というコメントと一緒に、読者に向けて次のようなメッセージを発信しています。生きるってシンプルなのよ。自分を大事にすることが生きることよ。人生は思ったより早く通り過ぎるんだから食べたいって思ったらすぐ行動よ〜1日1日自分の心の声を聞いてあげて食べたいものがあるならみなさんもすぐ食べた方がいいわよ〜それだけで満たされるときもあるんだから。もちろん。辛い時もあるわよ。私でも。そんな時はしぶとく。この言葉を思い出してほしいわね〜美川憲一オフィシャルブログーより引用やりたいことをやって、自分を大切にするよう説いた美川さん。メッセージはSNS上で話題となり、さまざまな感想が投稿されています。・今の私にしみた。・みんな複雑に考えすぎているのかも。もっとシンプルに生きたい。・脳内で、美川さんのフルボイスで再生しながら読んだ。なんて素敵な文章なんだろう!ちょっとしたことが、明日を生きる活力になることも。落ち込んだ時こそ自分を大切にし、心を満たしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月02日俳優の遠藤憲一(えんどう・けんいち)さんが、2020年6月6日にツイッターを更新。手作りラーメンの写真を公開し、多くの人の食欲をそそっています。遠藤憲一の手作りラーメンに「お店、開いてほしい」遠藤憲一さんが紹介したラーメンには、本人いわく「炒めまくりました」というコーンやモヤシ、肉がどっさり。遠藤です。ラーメンの具を炒めまくりました。 pic.twitter.com/sL80INyGti — 遠藤憲一公式 (@enken_enstower) June 6, 2020 スープは味噌ベースなのか濃厚な色合いをしており、ファンの食欲を刺激しています。・ものすごくおいしそうですね!ラーメンが食べたくなりました。・あー、食べたい!ラーメン店を営業してほしい…。・具がたくさんでいいですね。大好きなラーメンの典型です。遠藤憲一さんは過去にも料理に関するツイートをしており、同年5月31日にはアスパラガスを使ったひと品を紹介。遠藤です。旬のアスパラを切りまくりました。簡単。楽勝。 pic.twitter.com/2GyfnFNUEu — 遠藤憲一公式 (@enken_enstower) May 31, 2020 さらに、同月22日には「包みまくりました」と、これまたおいしそうな手作り餃子の写真をアップしています。遠藤です。包みまくりました。 pic.twitter.com/pCkaHsFTzN — 遠藤憲一公式 (@enken_enstower) May 22, 2020 遠藤憲一さんの料理好きな一面を好意的に見る人は多いようで、毎回、コメント欄には「すごい」「素敵!」といった称賛の声が寄せられています。次はどんな手料理を披露してくれるのでしょうか。遠藤憲一さんの投稿に引き続き注目ですね!遠藤憲一はかわいい!?女性ファンが急増中の理由[文・構成/grape編集部]
2020年06月09日玉木宏が主演し、初共演の高橋一生と双子の兄弟を演じるサスペンスドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」。この度、本作に遠藤憲一、西郷輝彦、斉藤由貴、細田善彦の出演が決定した。本作は、両親を自殺に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描く物語。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え裏社会に身を投じる主人公・竜一を玉さん、竜一の双子の弟・竜二を高橋さん、双子にとって血のつながりのない妹・吉江美佐を松本穂香が演じる。そんな竜一と竜二の復讐相手となる、広島の小さな運送会社を全国規模の大企業へと育て上げたワンマン社長・霧島源平を演じるのが、「ドクターX~外科医・大門未知子~」「民王」などに出演する遠藤さん。竜一と竜二の育ての両親が営む運送会社に悪質な乗っ取りを行い、両親を自殺に追い込むが、本人は覚えてさえいない。やがて、2人の復讐の標的となるが、政財界や裏社会とのつながりを狡猾に利用しながら対抗していく。「悪役を本格的にやることがしばらくなかったので、頭の中の隅では『もう一回やりたいなあ』と常に思っていました」と久しぶりの悪役に喜ぶ遠藤さんだが、「コメディーで滑稽な役もいっぱいやってきたので、逆におかしさが怖さになることもあるだろうし、今まで培ったものを出したいですね。でも、初回が終わった時に嫌われまくって、もう悪役しか来なくなっちゃったりして…(苦笑)。最近は自分でも『ウソだろ!?』って思うくらい小学生が慕ってくれるようになりましたが、まず子供たちがドン引きするだろうなあ(笑)」と少し心配する様子も。さらに、復讐劇のキーパーソンとなる個性豊かな登場人物たちも決定。政財界とつながり、裏社会で圧倒的な力を持つ巨大ヤクザ組織の会長・曽根村始役には、歌手で俳優の西郷さん。政略結婚で夫婦となった源平の妻・霧島芙有子役を「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の斉藤さん。源平と芙有子の長男で、キリシマ急便の社員・霧島晃役を「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」の出演が記憶に新しい細田さんが演じる。西郷さんは「私にとって現代劇のヤクザは初めての出来事です。政界、財界にも顔が利くフィクサーでもありますが、隠せない裏社会の顔も楽しみたいところです」と意気込み、「現場では私が最長老であることは間違いなく、若い監督や俳優さん方の中で沢山のことを学びたいと思います」とコメント。源平と芙有子の関係性も物語が進むにつれ、竜一と竜二の復讐計画の鍵となっていくという本作。斉藤さんは「幼い兄弟に起きた悲劇の復讐もの、と定義つけてしまうのは早計かとは思いますが、憎しみという感情の持つ強い力が、物語の起爆剤となり、引っ張ってゆく、そんな強いドラマになるのではと思っています」と期待し、「遠藤憲一さんの妻の役ですが、遠藤さんは、顔は怖いですが心の優しいユーモアに溢れた人だと感じますので、夫婦間もそんな、隠れた感情が行間に表れてきたらいいな、と考えています」と話している。そして源平を反面教師にし、社員や家族思いの性格の晃は、その正義感を利用しようと竜一と竜二が近づいてきて、復讐劇に巻き込まれることに。「脚本にとても魅了されています」と語る細田さんは、「連続ドラマの醍醐味である、次回が気になるという気持ちに毎話させてくれる作品だと思います。『復讐劇』というと、日常とかけ離れた世界の様に感じる方もいらっしゃると思いますが、登場人物それぞれが持つ信念が、この物語を躍動させていくので、復讐劇から始まるストーリーが身近な人間ドラマに変化していく様がこの作品の持つ魅力なのかもしれません」と見どころを説明。「撮影の楽しみとして、玉木さん、高橋さん、そして、遠藤さんと対峙するシーンがいくつも登場します。先輩方からいただけるエネルギーを存分に味わえたらと思います」と楽しみな点を明かしている。なお、今夜21時放送の「10の秘密」内でドラマのスペシャル予告映像が初放送される。「竜の道 二つの顔の復讐者」は4月14日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回20分拡大(cinemacafe.net)
2020年03月10日甘じょっぱい『やみつき甘酒』/白雪ブルワリーレストラン長寿蔵甘酒×シャンパン『あまシャン』/西洋懐石アンシャンテアイスクリームの『スパイシージンジャーシロップ』/古書みつづみ書房甘酒なのに甘くない『SHIRAYUKI』/cafe Mon二層仕立ての『アーモンドITAMILK』/MEN-YA KOTOHOGI1.甘じょっぱい風味がクセになる!『やみつき甘酒』【白雪ブルワリーレストラン長寿蔵】築240年以上の酒蔵をリノベーションしたレストランまずご紹介するのは、【小西酒造】が展開するレストラン【白雪ブルワリーレストラン長寿蔵】。店内のブルワリーで生まれる搾りたてのクラフトビール『KONISHIビール』や日本酒『白雪』と共に、ベルギー料理や酒スイーツを楽しむことができます。カクテルグラスで登場する美しいルックスの、『やみつき甘酒』400円(税込)こちらで楽しめるのは『やみつき甘酒』。サラサラッとしたなめらかな舌触りがとても飲みやすく、続いて甘酒ならではの濃厚な甘さが広がります。そして、ちょこんと上にふりかけられたミックスペッパーが甘さをひきたてる名脇役に!甘じょっぱさが後を引いて、「もう一杯!」とやみつきになってしまうことうけあいです。白雪ブルワリーレストラン長寿蔵【エリア】伊丹【ジャンル】ビアホール【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】4500円【アクセス】伊丹駅 徒歩5分2.料理のスタートはシャンパン甘酒『あまシャン』で乾杯【西洋懐石アンシャンテ】ゆったりとくつろげる落ち着いた店内お次は、地元産の野菜や旬の食材を多彩に盛り込んだフレンチをおしゃれな和食器で提供する【西洋懐石アンシャンテ】。こちらの甘酒ドリンクは、『あまシャン(アルコール)』と『あましゃんロゼ(ノンアルコール)』の2種です。(右)『あまシャン』700円(税別)と(左)『あましゃんロゼ』600円(税別)『あまシャン』にはフランス産シャンパン(発泡酒)を使用。グラスに鼻を近づけると、シャンパン独特の華やかな香りが鼻腔をくすぐります。味わいはとろりとした食感の濃厚な甘酒、その後にきめ細かい炭酸がシュワシュワと弾ける感覚が爽快。最初の一杯やアペリティフとして飲むのにぴったりですね。一方ノンアルコールシャンパンを使用した『あましゃんロゼ』は、お酒が苦手な方や甘めのドリンクが好きな方におすすめ。甘酒とフランボワーズによる、こっくりとした蜂蜜のような甘さが魅力です。氷を入れたロックスタイルなので、時間の経過とともに氷が溶け、変化する味わいが楽しめます。アンシャンテ【エリア】伊丹【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】伊丹駅3.スパイシーな大人のアイスクリーム『スパイシージンジャーシロップ』【古書みつづみ書房】大人の知的好奇心がくすぐられる一軒無垢の木のフローリングの上に靴を脱いでくつろぎながら本を選べる【古書みつづみ書房】。「自宅にうなっていた」という店主の三皷さん夫婦の蔵書をベースに2016年に開業。現在は美術・アート、暮らし、お茶の本、絵本など、さまざまなジャンルの本が所狭しと並んでいます。『スパイシージンジャーシロップ』380円(税込)。フレークのサクサク感と、糀の粒の食感で、満足感もひとしお今回のプロジェクトに合わせて、店内でふるまうコーヒーやお茶と一緒に味わえるように考案されたのが『スパイシージンジャーシロップ』。口に入れると、まずは甘酒の優しい甘さに魅了され、後からオリエンタルな香りとスパイスのピリッとした味わいが続きます。ジンジャー・クローブ・カルダモン・トウガラシを使ったジンジャーシロップを混ぜているそうで、冷たいアイスを食べているのに、食べた後は体がポカポカ温かくなるような不思議な感覚になります。店内には発酵に関する見分を広げられる本も多数。ゆっくり読みながらアイスを味わう時間が過ごせます。古書みつづみ書房【エリア】伊丹【ジャンル】喫茶【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】伊丹駅4.甘酒なのに甘くない! 新感覚ドリンク『SHIRAYUKI』【cafe Mon】赤、黒、白を基調としたスタイリッシュな店内甘酒と言えば甘い飲み口は当たり前ですが、【cafe Mon】が創作した『SHIRAYUKI』は、その既成概念を覆す一品です。まずテーブルに供された瞬間、「わぁ!」と感嘆の声があがるのはそのルックス。大きなセロリがグラスに突き刺さっています。グラスにセロリが盛り盛り!『SHIRAYUKI』580円(税込)「セロリの茎をひとかじりしてからどうぞ」と店長の築山さんおすすめ通りにすると、まず口の中がさっぱり! トニックで割ったというドリンクを一口すると、なんと甘酒を使っているのにも関わらずまったく甘くありません。すっきり爽快な飲み口がなんとも新鮮。中には皮をむいて凍らせたプチトマトやレモンスライス、キュウリスライスが入っているので、シャーベット感覚でシャクシャクと食べることができます。飲んでいるうちに、体が健康になっていくような気になってきます。cafe Mon【エリア】伊丹【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】伊丹駅5.食べる?飲む?二層仕立ての華やかな逸品『アーモンドITAMILK』【MEN-YA KOTOHOGI】2018年に伊丹空港線沿いにオープン最後はなんと、ラーメン店の【MEN-YA KOTOHOGI】。白と茶色を基調とした店内はまるでカフェのようですが、2018年に誕生したラーメン店です。長年ホテルで腕を磨いたオーナー蔵野さんが、中華のテクニックを生かした味を提供。名物の『コトホギラーメン』790円(税別)は、干し貝柱など乾物のうまみがとけ込んだ滋味深い味わいが好評です。おしゃれなカフェ風空間にぴったりのルックス『アーモンドITAMILK』400円(税別)同店が考案したのは『アーモンドITAMILK』。甘酒とホイップに牛乳を加えたクリームと、アーモンドミルクの二層仕立てです。上部をスプーンですくうと、甘酒の香りがふわりと口いっぱいに広がり、その後でホイップのコクのある味わいが訪れます。下部のサラッとした飲み口のアーモンドミルクは優しい味わいで、心安らぐ余韻を残してくれます。二層をそれぞれ別々に食べても、混ぜて味わいの変化を楽しんでもOK。ラーメンを味わった後に、ドリンクとしてもデザートとしても楽しめる一品です。MEN-YA KOTOHOGI【エリア】伊丹【ジャンル】ラーメン全般【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】伊丹駅趣向を凝らした名物揃いなので、みなさんも足を運んでみてくださいね。
2019年11月03日俳優の遠藤憲一と、アイドルグループ・A.B.C-Zの塚田僚一が、森永製菓「ザ・クレープ」「板チョコア イス」の WEB動画CMに起用されたことが19日、明らかになった。新WEB動画CM「アイスアクターズ」編、「食感発声練習」編、「ボディ ランゲージ」編、#4「演技の向こう側」編、おまけ「まさかの結末」編の全5話を、19日から12月18日まで期間限定で配信。キャンペーンポスターを東急東横線渋谷駅、JR大阪駅にて23日〜29日まで期間限定で掲出するという。さらに、毎年話題のイベント「地味ハロウィン」(主催:Daily Portal Z)とのコラボキャンペーン「アイス地味ハロウィン」を実施し、「ザ・クレープ」「板チョコアイス」を使った仮装の写真投稿を24日からTwitterで募集する。入賞作品は、10月27日に渋谷カルチャ ーカルチャーで行われる「地味ハロウィン」の会場モニターで発表する。WEB動画は、グラフィック撮影のためアイスを演じることになった遠藤と塚田……という設定。撮影はスムーズに進むはずだったが、究極の演技を追求する遠藤が「小道具などは使わずに、演技でアイスを表現したい!」 と言い出し、塚田とスタッフは振り回される事態となる。同じ映画に出ていた経験はあるものの実質初共演の2人だが、スタートから息の合った様子で、2人のアドリブを活かしながらの撮影となった。撮影後、遠藤は塚田を「絡みやすい、すごい」と絶賛。 塚田は「やっぱり遠憲さんが引っ張ってってくれて、随所にアドリブとかもあって、そういう面白さもあるんで、すごく楽しみながら撮影ができたと思います」と感謝し、あうんの呼吸で撮影に臨めたという。アイスになりきるという難役だったが、遠藤は「脳、脳の中だけ、一応脳と気持ちだけ、そっちになるべく思い浮かんでやるように。だけど、実際撮られるものは全然違う方向に持ってかれるっていう。そこのキョトンっていう感じとなりきり感と両方出てると面白い作品になるんじゃないかなと思って、そこを注意しました」と深い回答。一方塚田は「僕はやっぱ板チョコアイスは、もうこうパキパキ感なんで、体で表現するためにトレーニングをして」と腹筋を見せた。互いの印象を聞かれると、遠藤は塚田について「思ってたイメージと同じかな。なんか爽やかだし謙虚だし。素もそういう感じなんでしょ?」と尋ね、塚田も自ら「ずっとこんな感じです」と肯定する。また遠藤は「今日びっくりしたのが、アドリブで俺『何年やってんの?』って言ったら、『20年』と言われたのが、『そんなにやってんのかよ』って。小学生の頃からやってたって聞いてびっくりした」と、塚田の芸歴に驚いた様子。塚田は「まさか、20年前の自分に言い聞かせたいです、遠憲さんの耳たぶプルンプルンするよって」と、「食感発声練習」編の1シーンにしみじみとしていた。
2019年09月19日国民的ドラマ「相棒」が誕生20年目を迎える今年、「相棒season18」が10月からスタートすることが分かった。シリーズ史上最大規模といっても過言ではない、圧倒的スケールで新シーズンが幕を開ける!「season18」スタートで右京が行方不明!?2000年に土曜ワイド劇場の作品として放送して以来、果敢な挑戦を続け、数々の伝説を打ち立ててきた「相棒」シリーズ。異例の特命係3人体制でスタートした前作も大きな話題を呼んだ。最新作では、「season14」より衝突と摩擦を繰り返しながらも、信頼という絆を築いてきた名コンビの杉下右京(水谷豊)×冠城亘(反町隆史)がついに5シーズン目に突入。初回スペシャルは、日本最北端に位置する架空の島“天礼島”が舞台。ロンドン旅行からとっくに帰国したはずの右京が消息不明となり、亘は右京を探すため、その最果ての島へ。しかし、その天礼島では不気味な連続殺人が発生。さらに、島では密かに国家を揺るがす陰謀が…!?というあらすじ。右京が行方不明という前代未聞の幕開けを迎える!そんな初回スペシャルには、木村佳乃演じる比丘尼“妙春”こと、元代議士・片山雛子が、300回記念スペシャル以来の登場を果たす。水谷豊、反町隆史と仲良しエピソード明かす「裸のつきあい」水谷さんは今作について「まさか『season18』が右京の行方不明からはじまるとは…!初回スペシャルはとにかくとんでもないストーリーで、みなさんをものすごい世界に連れて行ってくれることと思います」と自身も驚きの内容だったそう。行われた北海道ロケについては「海辺の急な崖を降りて行って撮影したりと、訪れる場所のすべてが『今、「相棒」を撮影しているんだな』と実感するような、挑戦的なところばかりでした。海辺の崖の帰りはまた急な斜面を登って帰ったのですが、途中で1回休憩したほうがいいんじゃないかなと思ったのに、ソリ(=反町)が休まないので…結局、あきらめて一気に登りました(笑)」とエピソードも明かす。さらに「ロケは12泊もの長期撮影でしたが、物知りなソリがいろいろアドバイスをくれるので生活に関してはまったく困りませんでした。そのアドバイスとは、主に撮影が終わったあとの過ごし方!温泉地ですから大浴場があって、僕はなかなか普段そういうところには行かないのですが、ソリから『一緒に行きましょう』と誘われて今回、はじめて“裸のつきあい”をしました(笑)。実は、誘われてから3日連続、2人で一緒に入ったんですよ(笑)」と仲良しエピソードも。反町隆史「いいものができている」初回スペシャルについて反町さんは「共演者の方々と旅をしながら作品を作っているという実感があって、いいものができているなと感じています。初回スペシャルは大スケールで描かれていますし、素晴らしいゲストの方々との“セッション”が実現し、またこれまでにない形の作品ができたような印象がありますね」とその手応えを語る。また、反町さんからも水谷さんと行ったという大浴場のエピソードが。「僕が無理やり水谷さんを誘って、一緒に大浴場に行きました。プロデューサーも共演者もスタッフも、みんなで入りました。あまりそういう機会はないので、お風呂につかりながらのんびり話すのはやっぱりいいなと感じました。そんな“裸のつきあい”を交わした、という距離感が画面からも伝わればいいですね(笑)」と言い、さらに「あと、水谷さんは『それだけで来たんですか?』と驚くぐらい、荷物が少ないんです。ホテルの部屋にお邪魔しても、何もないのでビックリしました。僕は水谷さんのバッグの3倍ぐらいの量の荷物を用意してきたんです。朝食を大事にしているので、炊飯ジャーやミキサーなど、とにかくぜんぶ持ってきました。コメまで持ってきたんですよ。でも宿泊させていただいた宿の朝食が素晴らしくて、ぜんぜん持ってくる必要がなかったです(笑)」と明かしている。名キャラクターたちも集結これまでシリーズを彩ってきた名キャラクターたちももちろん登場。権力復活のチャンスを虎視眈々とうかがう警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、右京の頭脳を認めながらも2人を疎む警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太)、亘の元上司で“鉄の女”の異名を持つ警視庁広報課長・社美彌子(仲間由紀恵)。前シーズンからの大物政治家・鑓鞍兵衛(柄本明)や、サイバーセキュリティ対策本部に出戻った青木年男(浅利陽介)。そして、伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、角田六郎課長(山西惇)らレギュラーメンバーも健在だ。初回スペシャルあらすじ恒例のロンドン旅行を終えたはずの杉下右京が、1週間も無断欠勤。冠城亘はもちろん、右京を取り巻く面々はそれぞれの立場から安否を気にしていた。サイバーセキュリティ対策本部捜査官・青木年男(浅利陽介)が調べたところ、右京は1週間前に間違いなく帰国したが、その後の足取りがまったくつかめなかった。そんな中、亘は秋田県警に呼び出される。なんと右京のスマートフォンが発泡スチロール容器に封入され、秋田の海岸に流れ着いたというのだ。潮流を計算したところ、この荷物の出発点は北海道の北に位置する日本最果ての離島、“天礼島”ではないか…。単身、島に乗り込んだ亘は、手がかりを求めて、島の中心部にある“信頼と友好の館”を訪ねる。ここは日本とロシアの交流を目的とした施設だったが、館長をはじめ、住み込みの若者たちは誰ひとり、右京を見かけていないという。その後、信頼と友好の館で、亘は“ある人物”に出会う。その男との出会いが、戦慄の連続殺人へとつながっていくが…!?さらに、特命係は島内で密かに進められていた、“巨大な陰謀”を察知することに――!?「相棒season18」は10月より毎週水曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。※2クール(cinemacafe.net)
2019年09月03日ここ最近、佳作が多いと話題の深夜ドラマ枠ですが、今季も注目の作品が目白押し。遠藤憲一さんが主演の『それぞれの断崖』。少年犯罪を描いた社会派ミステリードラマで、息子を殺された被害者の父が、なんと加害者の母と惹かれ合うという物語。その父親・志方恭一郎が、遠藤さんの役どころ。「お話をいただいて本を読みましたが、正直、おいそれと“やります”とは言えない内容でした。僕の役は、共感されるどころか、反発しか予想されない男。こんな男を演じて大丈夫なのかって、心底悩みました。でも考えてみると、これまでにとんでもない役はたくさんやってきているし、役者・遠藤憲一のイメージをここでぶっ壊してもいいかなって。守りに入ってる自分に気がついて、やろう、踏み出そうと決めました」遠藤さんが演じる恭一郎は、コンピューター会社の企画開発部長。仕事で窮地に陥った日、深酒をし、深夜帰宅すると、14歳の息子が殺されたという連絡が入り…。「恭一郎は息子を失いパニクっている状態で、いろいろととんでもないことをやらかしていくんです。たとえば、週刊誌に手記を書くんだけど内面を吐露しすぎて世論に叩かれたり、死に際の息子の状況が知りたくて面会謝絶の被害者の病室に忍び込んだり…。“え、なんでそうなっちゃうの!?”ってことばっかりやるんですよ。一生懸命やればやるほど、ヘンなことになっていく様が、ちょいちょい描かれていて。確かにシリアスなドラマではありますが、演じているこっちも、正直“おい、おまえ大丈夫か!”って思いながら、演じている部分もあるので、そこはぜひ、突っ込みながら見ていただきたいです」息子を殺めた少年の母親と、恋に落ちる主人公。一般的にはなかなか共感されにくいキャラクターですが、だからこそ、遠藤さんはやりがいがあると語ります。「今回は、主人公に共感してもらえなくてもいいから、ドラマとして“続きが見たい”と思わせる作品にするのが目標。なので、思いつく限り、演出家はもちろん、スタッフにいろんなアイデアを提案させてもらっています。でもその物づくりがすごく楽しい。前のドラマから休みなく現場に入っていることもあり、体力的に結構大変なんですが、かつてないくらい充実していますね」「オトナの土ドラ」と名付けた枠でのドラマ。そんなドキドキも、期待できるのでしょうか…?「僕が思う大人のドラマは、繊細な心模様を描きながらエッジがあって、映像が美しく、そして色っぽさがあること。今回もそういう場面はもちろんあります。とはいえ僕も、58歳でまさかキスシーンを演じるとは思っていなかったし、しかも結構ラブラブなんですよ(笑)。でも大人のドラマゆえ、軽い感じでは許されないと思っているので、モットーは、激しく美しく。20~30代のみなさんをドキドキさせられるよう、頑張ります(笑)」『それぞれの断崖』小杉健治の同名小説を原作としたドラマ。恭一郎の妻を田中美佐子さん、恭一郎と恋に落ちる加害者の母親を田中美里さんが演じる。毎週土曜23:40~、フジテレビ系「オトナの土ドラ」の枠で放送中。えんどう・けんいち俳優。1961年生まれ、東京都出身。初期はVシネマを中心に活躍した後、’09年ドラマ『湯けむりスナイパー』でブレイク。12月に出演映画『午前0時、キスしに来てよ』が公開予定。※『anan』2019年8月14日‐21日合併号より。写真・中島慶子スタイリスト・中本コーソーヘア&メイク・村上まどか(by anan編集部)
2019年08月10日7月9日、俳優の遠藤憲一(58)がインスタグラムを更新。映画『午前0時、キスしに来てよ』の撮影風景を投稿し、話題を呼んでいる。投稿された写真は、イケメン俳優・綾瀬楓役を演じる片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE・24)に、マネージャー・高橋茂雄役の遠藤が日傘をさす一場面。その献身的なマネージャーぶりには、多くのファンから「ピッタリな役!」「エンケンさん、イメージにピッタリ!」「エンケンさんに支えられたい」と好感の声が寄せられた。一方で、写真の遠藤は冷静で険しい顔をしており、片寄の一歩後ろで前方を気にしている様子。これに一部のファンは「マネージャーよりSP見たい(笑)」「ボディーガードかと思いました」と命も守ってくれそうな気迫を感じているようだった。また、映画の公式SNSではクマの着ぐるみを着て、疲労困憊の様子でベンチに座る遠藤の写真も公開。ギャップのある2枚の写真は遠藤の幅の広さを感じさせた。映画『午前0時、キスしに来てよ』は12月公開。
2019年07月10日黒柳徹子(85)が6月1日にインスタグラムを更新。バンコク旅行中の写真を投稿したが、そこで着ていた服が美川憲一(73)から贈られたものだと注目されている。それは5月29日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)で黒柳が衣装として着ていた洋服。美川からロス土産で贈られた洋服だった。ファンからは《美川憲一さんからのプレゼントのお洋服ですね》《お似合い》《美川さんのお言葉どおり新鮮》など絶賛するコメントが続々と寄せられた。黒柳は過去にも美川から様々なプレゼントを贈られていた。たとえばパンダが大好きな黒柳は2010年の糸井重里(70)との対談で、美川からプラダ製のパンダのストラップをもらったことを明かしている。さらに美川が昨年「徹子の部屋」に出演した際にも、黒柳は美川からサテンとシフォンを重ねた生地を贈られたと明かした。黒柳はその生地でドレスを作り、コンサートで着たという。さらにそのドレスはビーズ刺繍デザイナー・田川啓二氏とのコラボ企画である「SU・TE・KI!展」で展示された。同番組内で美川は「ビーズなどこまごまとしたものを集めるのが好き」と黒柳との共通点を告白。黒柳は美川からの贈り物に喜びつつも、美川の人柄を「本当に優しい」と絶賛していた。公私ともに交流のある美川からの贈り物は、黒柳にとって琴線に触れるデザイン以上に愛着を感じるのだろう。
2019年06月03日窪田正孝主演の4月スタートの“月9”ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」。この度、新たに遠藤憲一、山口紗弥加、浅野和之、そして和久井映見といった豪華キャストが決定。さらに浜野謙太、丸山智己、矢野聖人と、バラエティーに富んだ実力派の7人の出演が決定した。病気を見つけるのは、目の前にいる主治医だけではない。病の原因を探り、レントゲンやCTで病変を写し出す放射線技師、画像を読影し、病気を診断する放射線科医という者たち。本作では彼らが身を置く放射線科を舞台に、患者の病、ケガの根源を見つけ出す“縁の下のヒーロー”たちにスポットを当てていく。■エンケン、20年ぶりの月9レギュラーに「もう出演する機会がないのかなと」窪田さん演じる放射線技師・五十嵐唯織、ヒロインの本田翼演じる甘春杏、広瀬アリス演じる新人技師・広瀬裕乃が勤務する甘春総合病院で、唯織の先輩放射線技師として働く小野寺俊夫を演じるのは、エンケンでお馴染みの遠藤憲一。月9ドラマにレギュラーとして出演するのは「氷の世界」(1999年10月期)以来、実に20年ぶり。「月9は恋愛ものが多いし華やかなので、もう出演する機会がないのかなと思っていたのですが、今回お声がけいただき、うれしく思います」と遠藤さん。小野寺は、普段はだらしなくギャンブル好き。しかし、本当は技師としての腕はピカイチで、早くから唯織の天才的な才能に気づいているという役どころだが、「心の奥底は芯のある愛情豊かな男として演じたい」と意気込みを語る。■「絶対正義」で話題!山口紗弥加はドS女子に唯織と同じく放射線技師として勤務する黒羽たまきを演じるのは、現在放送中の「絶対正義」でフジテレビ系ドラマ初主演を務め、話題を呼んでいる山口紗弥加。山口さん演じるたまきは、男勝りな独身女性。性格はドSで毒舌。だらしない小野寺(遠藤さん)に代わり、実質、放射線技師のメンバーを裏で牛耳っている存在。本作で描かれる診療放射線科について「想像もつきませんでした」と語っていた山口さんだが、「原作を読み、思ったことは、“一刻も早くドラマにして皆さんにお届けしたい!”です。今までにない医療ドラマになる、そんな予感にわくわくしています」とコメント。「チームとしての群像劇にとどまらず、人体と医療の現場に潜む“謎”に迫るミステリーであり、1枚の(レントゲン)写真から生まれるドラマを、シャーロックホームズばりの探偵気分で楽しんでいただけたら」と見どころに期待を込めている。■名バイプレイヤー・浅野和之「徹底的に“嫌われ者”を演じたい」そんな彼らが籍を置く放射線科の科長兼診療部長を務める鏑木安富には、浅野和之。鏑木は、地位や名声をほしがり、院長の座を狙っている。厄介ごとを起こす唯織を病院から早く追い出したいと思っている、という役どころ。「徹底的に“嫌われ者”を演じたいと思います!」と浅野さん。「確かな演技力を持つ窪田君を始め、個性豊かな出演者、スタッフ」に「絶対面白いドラマになります!」と自信たっぷり。■和久井映見、大河で“親子役”の窪田正孝と息ぴったりそして、彼らを束ねる甘春総合病院の院長・大森渚を演じるのは、和久井映見。和久井さんが月9ドラマに出演するのは、「デート~恋とはどんなものかしら~」(2015年1月期)以来、4年ぶり。和久井さん演じる渚は、甘春総合病院の“良心”であり、周りのみんなを優しく見守る母のような存在。大河ドラマ「平清盛」(2012年)では窪田さんの母親役を演じており、2人の息のあった芝居も見どころの1つだが、「原作の中の大森渚さんの持つ空気を画面の中に私も持って存在することができますように…と思いながら前に進みたいです」とコメント。「(窪田さん演じる)唯織さんとそこに関わる人々、関わってくる人々のたくさんの物語をぜひ見届けてください」と視聴者に向け語っている。さらに、唯織らと共に放射線技師として働く軒下吾郎を名バイプレーヤーの浜野謙太、威能圭を丸山智己、そして悠木倫を月9初出演の矢野聖人がそれぞれ演じる。「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」は4月8日より毎週(月)21時~フジテレビ系にて放送(※初回30分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2019年03月06日来年1月期の金曜ナイトドラマ枠では、岡田結実主演の一風変わったお仕事ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」を放送することが決定。遠藤憲一と城田優を共演に迎え、疲れた人々に贈るスッキリ爽快、社会派コメディとなるようだ。■おっさんブームに便乗!? “働く女子×おっさん”のお仕事ドラマ恋に破れ、働き口も無くし、なかばヤケクソになった一ノ瀬ひかりがようやく就職した先は、超過酷なロケで有名なバラエティ番組。ゴミ屋敷のようなデスクで仕事をし、「唐辛子1000個探してこい」といきなり言われて途方に暮れるようなAD生活を送る中で、突然目の前に現れたのは「妖精」を名乗るおじさん(等身大)…。ひかりにしか見えていないという陽気で、毒舌で、性格サイアクなおじさんは、その日から四六時中ひかりに付きまとい、励ましの言葉をかけるどころか、もうディスりまくり。最初はウザかったけど、自分が口に出せない心の声や本音などを垂れ流してくれるおじさんの存在に、徐々に一抹の爽快感を感じるように。こうして始まったひかりとおじさんの珍妙なお仕事ライフ。言いたいことも言えないそんな世の中で、我慢もしない、忖度もしない妖精のおじさんが、毎週“ポイズン(毒)”たっぷりの本音を、これでもかとぶちかましていく!■可能性未知数…!? 新人AD・岡田結実×妖精のおじさん・遠藤憲一がタッグ主人公のひかりを演じるのは、2016年~2017年の年末年始に出演した番組本数が女性タレントでNo.1という岡田結実。ポンコツ新人ADのひかりは、結婚を約束していた彼にサクッとフラれ、さらに働き口もなく失業状態に。また女子力はほぼ0、地方出身で一人暮らしを始めた家はごみ屋敷で自炊もできないという残念女子。そしてひかりの前に現れる自称“妖精”のおじさんを、これまで悪役から刑事役医師役まで幅広い役柄を熱演してきた遠藤憲一が演じることに。正体は謎にみちており、上質なスリーピースに身を包んでいて神出鬼没なのだそうだ。■遠藤憲一、妖精役は「嬉しい」遠藤さんのまさかの妖精役にワクワクしたと話す岡田さんは、「私だけでなく、きっと皆さんも心の中に抱えているかもしれない“不満”や“思い”を代弁してくれるという、心に寄り添ってくれるような作品になるのではないかと思います」とドラマについて話し、「まだまだ未熟者で、突っ走っていくことしかできないのですが、仕事で疲れた金曜日に息抜きをできるような、そして『よし、また月曜日からも頑張ろう!』と思えるような、そんな前向きな気持ちになれるドラマになるといいなと思っています。頑張りますので、よろしくお願いします!」と意気込み。一方、初の妖精役に「『おおっ?』と思い、だけどおじさんの役だと聞いて『よっしゃ!』と思いました(笑)」と率直な感想を述べた遠藤さんは、「“ただの妖精”は難しそうだけど“おじさんの妖精”っていうのは面白そうだな、と、嬉しい気持ちでお受けしたんです」と出演決定理由を明かし、「結実ちゃんの第2段階、“女優としての岡田結実ちゃん”がどんな姿を見せてくれるのか、楽しみにしていてください。僕たちも精一杯、頑張ります!」とメッセージを寄せている。■城田優、誰とでもキスする“クソ男”に?さらに、ようやく拾ってもらった制作会社で、体当たりロケでおなじみのガチンコバラエティ番組に配属されたひかり。そこには個性という言葉では片付けられないほどの“超個性”を持ち合わせた魑魅魍魎たちが在籍しており、中でも“Top Of魑魅魍魎”の座に君臨するのが、城田優演じる担当ディレクター・千葉迅。風貌は不審者風、頑固で口が悪く、台本で人の頭をはたきがち。しかし、面白い番組を作るために妥協を許さないちょっとめんどくさい“熱血漢”な千葉。さらには、女関係に関して超絶だらしなく、控えめにいっても超クソ男。キスくらい誰とでもする(?)らしい。■「とても楽しいものになる予感」と早くもワクワクまず「遠藤憲一さんが妖精役だと聞き、それだけで面白そうだなって思ったんです!」とやはり城田さんもその意外性に興味を示したようで、「さっそく3人でちょこっと撮影をしましたが、『これは撮影の時、笑いをこらえるのが大変だな』という予感がしました。しかも“ひかり以外の人間には妖精のおじさんは見えていない”という設定なので、見えていない側の僕らのお芝居は、より難しいぞ…と思いつつ、お芝居の掛け合いはとても楽しいものになる予感がしています」とコメント。また演じる役については、「プロデューサーの言葉を借りると“クソヤロウ”らしいです(笑)。僕も割と立場関係なく、自分の言いたいことは言ってしまうタイプなので心にため込むということはないのですが…、生放送のときなどに『今、僕がこの人の頭をひっぱたいたりしたらどうなるんだろう』とか『いきなり暴言吐いたらどうなるんだろう』なんて考えたりもするんです(笑)」と自身の意外な面を明かし、「そういうのを代弁してくれるような人がいたら、面白いですよね。この作品が週の終わりの金曜日の疲れた心を癒やし、皆さんの週末をさらに楽しいものにできたらいいなと思います」と期待を寄せた。金曜ナイトドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」は2019年1月、毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(一部地域で放送時間が異なる)。(cinemacafe.net)
2018年11月23日目線ひとつで相手を震え上がらせる、そんな迫力を持つ俳優、遠藤憲一さん。犯人役を筆頭に、これまでさまざまな悪人を演じてこられました。11月16日公開の主演映画『アウト&アウト』でも、元ヤクザの探偵を熱演。ソファに座っているだけで、圧倒的な存在感があり、“黒い魅力”がダダ漏れです。――’09年の『湯けむりスナイパー』以降、“強面だけど内面はコミカル”という役が増えている印象がある中で、久しぶりに“悪い魅力”がたっぷりの遠藤さんを拝見できて、眼福でした。遠藤:ありがとうございます(笑)。たしかにおっしゃるとおり、10年くらい前から、“柔らかい方向”で使っていただけることが増えましたね。特にCMはね、変わった役柄が多くて(苦笑)。ゲームのCMでは妖精になりましたし、お菓子のCMでは鳥の体に僕の顔がくっついてたり…。ちょっと笑かす系が多いですね。そのおかげか、昔なら絶対声をかけられることがなかった学生さんたちなんかからも、反応があるので、嬉しいです。――声をかけられたりされます?遠藤:されますね。でも10代の子って面白くて、1人だとちら見する程度なんだけど、3人くらい集まると「あぁぁぁ!!」みたいに反応がすごく大きいの。若い人たちのエネルギーを感じます(笑)。――お若い頃は、それこそ“悪い役”が多かったと思うのですが、当時はそのことに関して、どう思われていましたか?遠藤:20代のときは、本当に犯人役ばっかりだったんです。寡黙で不器用、みたいなキャラクターで。時代劇に呼ばれても、同じような感じ。でも自分自身は全然そういうタイプじゃないから、一生懸命“悪っぽいキャラ”を作り上げて演じてたんですよね。――素の遠藤憲一さんは、どんな方なんですか?遠藤:幼稚な男です。――幼稚?!遠藤:そう。知り合いから、「小学校4年生くらいの感じだね」って言われるんで、そうなんでしょう(笑)。でも、トランプだとババ抜きが一番好きなので、たしかに小学校4年生っぽいですね。単純なのかな。あとね、落ち着きがない(笑)。ほっとくと体が動いちゃうし、あっちこっちすぐ行きたくなっちゃう。自由な態勢でいられないのが嫌いなんですよ。――ドシーンと構えた演技が得意そうに見えるのに、意外です。そんな遠藤さんが、影のあるダークな男を演じているって…。遠藤:(即答で)もうね、大変ですよ!立つ、座る、そこから大変(笑)。今回の役を演じるにあたっても、最初に「あまり動き回らず、ドシンと座ったり、立ったりしてほしい」と言われたもんで、苦労しました。しゃべってるとき、つい頭をかいたり、歩き回ったりしたくなっちゃうんだけど、とにかく我慢。ひたすら我慢(笑)。アウトローをやるなら、チンピラのほうがいいんですよね、俺。まあ、もう57歳なんですけど…。――57歳の遠藤さんがチンピラだったら、若頭役を演る人がいなくなっちゃうじゃないですか。遠藤:えー、でも57歳でチンピラも斬新で面白くない?ドンは落ち着きのない男より、知恵者がやったほうがいいですよ。年下のドンとかよくないですか?美しくて落ち着いた雰囲気がある人…。窪田正孝くんとか、いいんじゃない?(突然立ち上がり)窪田くんが「今日どこ行ってきた?」って重い感じで俺に聞いて、俺は「今日は、えっとですね、3軒目のシノギがあんま良くなくてですね」(と、歩き回って芝居を始める)って、落ち着きない感じで(笑)。こういうほうが素に近い。――全然ドシッとしてない!!遠藤:でしょ?(笑)でも、とはいえ今回みたいな重い役も、20代で演じていたときとはアプローチを変えなきゃいけないわけで、そういうところは面白いし、やりがいがありますよ。えんどう・けんいち1961年生まれ、東京都出身。養成所や劇団を経て、22歳でドラマデビュー。その後ビデオシネマを中心に活動し、’09年、大根仁監督のドラマ『湯けむりスナイパー』に主演し、人気が上昇。現在、大河ドラマ『西郷どん』(NHK)、『ドロ刑‐警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)に出演中。またCMで見せるコミカルな顔も好評。ジャケット(nude:masahiko maruyama/NUDE TEL:03・5728・3880)その他はスタイリスト私物『アウト&アウト』ワケありで預かることになった小学2年生の少女・栞(白鳥玉季)とともに暮らす元ヤクザの探偵・矢能(遠藤)。裏社会と政治家が絡む案件に足を踏み入れてしまった矢能だったが、そのせいで栞に危機が…。主演映画『アウト&アウト』は、久々に“黒い遠藤憲一”を味わえる作品。TOHOシネマズ 新宿ほかで11月16日公開。※『anan』2018年11月14日号より。写真・馬場わかなスタイリスト・中本コーソー(Leinwand)ヘア&メイク・村上まどかインタビュー、文・河野友紀(by anan編集部)
2018年11月11日俳優・遠藤憲一と脚本家・宮藤官九郎が日本を代表する“名俳優たちの役作り”を勉強する前代未聞の企画「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」。来週の放送を前に、遠藤さんと宮藤さんの2ショットインタビューが到着した。■「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」とは?本作は、遠藤さん扮する刑事・諸井情が連続殺人犯を追うサスペンスドラマの撮影現場が舞台。ドラマの撮影は滞りなく終わったと思いきや、トラブル発生で撮り直しに!?だが、共演者はすでに現場にいない…。そんな中、急場でオファーするのはたまたま現場の近くにいた名俳優たち。同じ物語の同じ役を、違う役者が演じたらどう変わるのか。サスペンスドラマとして撮影されたテイク1と、名俳優たちが暴走しまくり、コメディドラマへと様変わりしてしまうテイク2が展開される。■遠藤憲一×宮藤官九郎のタッグについて――今回WOWOWオリジナルドラマ初脚本となる宮藤さんは、この2テイク展開について「テイク1は壮大な前振りのつもりだったんですけど、遠藤さんはテイク1も本気で芝居をされていて。こっちもちゃんとやるんだ、と思ってビックリしました」と明かし、「遠藤さんもゲストの方々も、普段はテイク1の方を真面目にやられている方たちなんですけど、テイク2では、本気でふざけたことをやっているからすごいなと思いますよね」とふり返る。また今回なぜ主演を遠藤さんにしたのかを聞いてみると、「やはり“勉強させていただきます”という姿勢は大切だなと思うんです。遠藤さんなら僕と一緒に“勉強になりました”と言ってくれそうだなと思ったんです。遠藤さんはどんなバカなことを書いても全力でやってくれる」とその人柄にあったようで、「最初に打ち合わせをした時に、刑事もので情にもろい、という設定でいこう、となったんですが、わりとその段階で完成形が見えていたのかもしれません。そういう設定さえあれば、ゲストに誰が出ても遠藤さんは受けとめてくれるんだろうなと思いました」とコメントした。そんな宮藤さんの脚本を面白いと絶賛する遠藤さんは、「俺はまず台本の段階でゲラゲラ笑っていたから。そういうことってあまりないんです。ただ台本がこれだけ面白いと、このクオリティーは落としちゃいけないと思う。これは本当にプレッシャーでしたね」と面白すぎるが故、不安もあったのだとか。■「一緒にやったことがない人がいい」――豪華ゲストのキャスティング理由本作には、小栗旬、仲里依紗、加藤諒、高畑淳子、野村周平、水野美紀、高嶋政伸、桃井かおりと豪華ゲストたちが登場するのも大きな見どころの一つ。そんなゲスト陣に関して宮藤さんは、「できればこれまであまり一緒にやったことがない人がいいですと。これも勉強だと思って、だからいろいろな人の名前をあげてオファーをしました」とその経緯を語る。また、出演ゲストが決まってから台本を書き始めたと言い、「その人のイメージに合わせて書いたんですが、あまり知らない方だからこそ自由に書くことができたというのがありますね」とも。■とにかく面白い! 実際の撮影の様子は…基本的に受け芝居だと語る遠藤さんは、「ゲストの方々がものすごいところから台本にプラスアルファしたエネルギーをブッこんでくる。ただでさえ台本の段階でゲラゲラ笑っているのに、それが実際に音になると本当に面白くて。笑いを耐え抜いたところもあれば、もうどうしようもなくてノックアウトされて吹き出してしまったところもありますね。これはもう泣いたり、笑い転げたりとか、俺がゲストに振り回されるような作品でもいいのかなと思いました」とゲストのまさかの演技がさらに笑いを増長させたようだ。また、「今までは、ワーッと来たものに(同じように)ワーッと返していたんですけど、今回は相手から来たままの状態で、ということをテーマにやった。そういう台本にもなっていましたからね。それは難しかったですけど、すごく勉強になりました。この年になってそういうことを学ぶとは思わなかった。俺にもまだ伸びしろがあったんだなと思い、新しいチャレンジをさせてもらいました」と新鮮な体験だった様子。一方で、「普通のドラマと違った緊張感がありました」と現場の様子を語る宮藤さんは、「何かがあった時の遠藤さんのリアクションが、他では見たことがない感じだったんですよ。台本に『……』と書いてある時は、本当に『……』という芝居になっているなと。今は本当に言い返せなくて、言葉が出ない『……』なんだろうなと」と明かし、「遠藤さんもいい人なら、諸井もいい人だから。その場では言えないんだろうけど、たぶん家に帰ってから荒れるんだろうなというようなことが想像できる。そういう遠藤さんは新鮮でした」と話しており、今作ではまた新たな遠藤さんが見られるようだ。「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」は11月12日より毎週月曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(全7話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2018年11月11日脚本・宮藤官九郎×主演・遠藤憲一で贈るWOWOWドラマ「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」に出演する豪華キャストがこのほど決定。宮藤脚本作品に初参加となる小栗旬、高畑淳子、野村周平、水野美紀、高嶋政伸、桃井かおり、さらに仲里依紗と加藤諒の参加も明らかになった。本作は、名バイプレイヤーの遠藤さんと人気脚本家・宮藤さんが、日本を代表する“名俳優たちの役作り”を勉強する前代未聞の企画。同じ物語の同じ役を、違う役者が演じたらどう変わるのか…?画期的ワンシチュエーションコメディドラマが誕生する。物語の舞台は、刑事・諸井情(遠藤さん)が連続殺人犯を追うサスペンスドラマの撮影現場。ドラマの撮影は滞りなく終わったと思いきや、トラブル発生で撮り直しに!?だが、共演者はすでに現場にいない――。急場でオファーするのは、たまたま現場の近くにいた名俳優たちで…。今回発表されたのは、遠藤さんと宮藤さんが“役作りを勉強させていただいた”8名の豪華ゲストたち。■第1話:小栗旬諸井の後輩かつ相棒の刑事役を演じる小栗さんは、「とにかく何があっても宮藤官九郎さんの脚本に参加してみたいと思っていて以前から『チャンスがあればお願いします』と言っていました。今回このような形で参加でき、しかもあてがきでキャラクターを作ってくれるということで興奮しました」と今回のオファーを喜び、「テイク1とテイク2のあまりの違いを楽しんでいただけたら」と本作の楽しみ方を説明。■第2話:仲里依紗&加藤諒殺人事件の目撃者となるのが、仲さんと加藤さん。仲さんは「加藤諒さんが面白すぎて、遠藤さんが笑いをこらえていて…私はそんなおふたりを前にして、更に笑いをこらえるのが大変でした」と撮影時のエピソードを明かし、加藤さんも「遠藤憲一さんは、僕の睨む顔が笑いのツボに入ってしまい、ずっと『ちょっと睨んでみて』と言っては笑っていらっしゃいました。もちろん、本番は笑わずにお芝居されていました(笑)。勉強になりました」とコメント。第2話の注目ポイントには、「それはもう加藤諒さんの『顔』です!!(笑)」(仲さん)、「仲里依紗さんのブッ飛びママと僕の顔芸、そして全てを受け止めてくださる遠藤憲一さんに注目してください」(加藤さん)と、2人とも加藤さんの“顔”と挙げている。■第3話:高畑淳子数々の難事件を解決したFBI捜査官役を演じる高畑さんは、「宮藤官九郎さん!遠藤憲一さん!やらない訳ないでしょー!!って。でも出来るかなーとは思いました」とオファー時はいろいろな思いがあったそう。しかし、「こんな捨て身の芝居ないでしょ~!生で、あやふやで、こんなライブ芝居、他では見られませんよ!」とココでしか見られないものがあるとアピールしている。■第4話:野村周平諸井の元相棒で殉職した刑事の息子役を演じるのは、今作が自身初のコメディー作品となる野村さん。以前から宮藤さんと仕事がしたかったと話す野村さんは、今回の出演を即決したそう。またアクションシーンも登場するそうで、「遠藤さんにチョークスリーパーもかけさせていただきました(笑)。本気でふざけてあの脚本のお芝居を演じるのは結構大変で、遠藤さんも僕も最初の本読みからお互い笑いをこらえるのが必死でした」と撮影の感想を語る。■第5話:水野美紀捜査に協力する諸井の元妻役を演じる水野さんは、「諸井に対してかなりひどいワードをぶつけるのですが、その時になんとも言えない表情でリアクションする遠藤さんの芝居が本当におもしろかったです」とふり返り、「一つの役を二人の役者が演じる。そこに宮藤さんならではの仕掛けがたくさん。見れば見るほどハマります」とコメントしている。■第6話:高嶋政伸FBIコンサルタントのサイキック捜査官役を演じる高嶋さんは、「最初頂いた時は『どっきり』かと思う程、摩訶不思議な台本」と脚本を読んだ感想を語り、役どころについては「イタコのようなサイキック捜査官」と説明し、「怪異現象が起こります。ぜひ、ご家族揃ってご覧ください」と呼びかけた。■第7話:桃井かおり被害者が運び込まれた病院の教授(女医)役を演じる桃井さんは、今回オファーを受けた理由について「遠藤さんには以前、何度もドラマで助けていただいておりますので、遠藤さんのお名前のあるドラマは断れません」と述べ、「以前にも増して、力が抜けて自由になられている様で頼もしい限り。本気でセリフ入れてこない勇気に驚き、入れる早さにも驚きました」と遠藤さんとの撮影の様子をふり返っている。なお、TAKE1を撮り直すことが発覚し、遠藤(本人役)が出演をオファーするシーンは毎回ゲスト俳優たちが“本人役”で登場。さらに、各話の最後には“勉強させていただいた”遠藤さんと宮藤さんがゲストを交え、撮影をふり返るアフタートークも収録される。ゲスト発表に加え、90秒の映像も到着。ゲストたちの熱演も少し覗ける映像を、ぜひこちらから確認してみて。「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」は11月12日より毎週月曜24時~WOWOWプライムにて放送(全7話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2018年09月26日2000年のシリーズ誕生以来、数々の“伝説”を更新してきた人気ドラマ「相棒」。 この度、最新シリーズである「season17」が前シーズンから続く水谷豊×反町隆史のコンビで10月より放送されることが明らかとなった。■異例の4シーズン目を迎える、水谷豊×反町隆史コンビ杉下右京(水谷さん)の相棒として、「season14」から登場した冠城亘(反町さん)とのコンビは、本作で4シーズン目に突入。初代・亀山薫を除く歴代の相棒は3シーズンで卒業を迎えることが多く、冠城亘は前例を打ち破り、新たな境地に足を踏み入れることとなる。常に緊張感が漂う右京と亘の関係は、“異例の4年目”を迎えて、どう変化していくのかに注目が集まる。「いまや僕の本名を“杉下右京”だと思っている人の方が多いんじゃないでしょうか(笑)」と冗談交じりに語る水谷さんは、「僕は、共演者と自然に作品の世界に入っていくお芝居が理想的だと思っているのですが、ソリとは4年目にしてだんだんそうなってきたなと実感しています」としみじみ。「互いに相手の出方を想像するのが、無性に面白くなってきたところ。でも、右京は最近の亘について、『ずいぶんズケズケとものを言うようになったな』と思っているのではないでしょうか(笑)」と、右京の心境を代弁(?)してくれた。そんな水谷さんに対し、反町さんは「水谷さんは『亘はずいぶんズケズケとものを言うようになった』とおっしゃっていますが、それは台本にそう描かれているからです(笑)」と反論。「右京と亘――2人の関係がミステリアスに描かれいるところも『相棒』の大きな魅力ですが、亘は右京さんのことを大先輩として尊敬し、圧倒的に信頼していると感じています」と、4年目に到達したからこその信頼感が生まれたようだ。■新シーズンは、かつてない特命係3人体勢に…!前シーズンの最終回2時間スペシャルでは、「週刊フォトス」記者・風間楓子(芦名星)をエスカレーターから突き落とす事件を起こしたサイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官・青木年男(浅利陽介)が、“制裁”として特命係に左遷されるという驚愕のラストが描かれた。「右京と亘を恨む青木が、まさかの特命係に!?」という予想外の展開に、SNS上は騒然。いまだかつてない波乱の状況から、「season17」は幕を開ける。3人体制の特命係に関して、水谷さんは「右京は基本的に事件を解決することを第一に考えていますから、特命係に入ってきた青木くんについても、役に立つなら特命係にいてくれて結構、と思っているのではないでしょうか。青木くんが裏でどんなことを企んでいるかわかりませんが、特命係にいるからにはやってもらわなければならないこともありますので、そこは僕も注目しています」とコメント。反町さんは「特命係にやって来た青木についても、亘は仲良くしつつ彼の優秀さを利用しようとも思っていて、どんな特命係になっていくのか、まったくわかりません。この『season17』でも、視聴者の皆さんに毎回、驚かれるような『相棒』を作っていきたいですね」と意気込みを見せた。■もちろん、おなじみのキャストも総動員!もちろん、最新シーズンでも一癖二癖ある多彩な登場人物たちが織りなす、濃密な人間ドラマは健在。もはや「相棒」ワールドになくてはならない存在である捜査一課の“両エース”こと伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)、「暇か?」でお馴染みの組織犯罪対策5課の角田六郎課長(山西惇)、小料理屋「花の里」女将・月本幸子(鈴木杏樹)といったレギュラーメンバーは、今シーズンでも登場する。一方、権力復活を虎視眈々と狙う警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、それを阻止すべく牽制してきた警視庁副総監の衣笠藤治(杉本哲太)ら、特命係の存続に大きな影響力を持つ上層部の面々も、水面下で駆け引きを繰り広げる。今シーズンでは、長らく敵対してきたこの2人に、新たな関係性がもたらされる予感や、特命係に興味を抱く新キャラも登場。こちらも併せてチェックしたい。「相棒 season17」は10月より毎週水曜21時~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年08月22日「藁の楯」原作者・木内一裕の、クール&スマートな犯罪エンターテインメント小説「アウト&アウト」が、映画化決定。主演に遠藤憲一を迎え、2018年秋より全国公開することが決定している。■ストーリー小学二年生の少女、栞と二人で探偵事務所を営んでいる元ヤクザの矢能の元に、一本の依頼の電話が入る。指定された場所に向かうと依頼人はすでに拳銃で撃たれた死体となっていた。事件の容疑者にされかねない矢能は迅速に対応を始めるが、事態は思いもよらぬ方向へと転がっていく。映画化もされ話題となった「藁の楯」の小説家として知られる木内一裕。「ビー・バップ・ハイスクール」で一世を風靡した漫画家であり、数々の傑作犯罪映画の監督でもある“きうちかずひろ”。一癖も二癖もある魅力的なアウトローたちが織りなす犯罪エンターテイメント小説 「アウト&アウト」(講談社文庫刊)を、原作者自らが監督を務めて完全実写映画化が決定した。主演の矢能を演じるのは、映画、ドラマ、CMに引っ張りだこの 遠藤憲一。元ヤクザの探偵と小学生の女の子、というあり得ない名コンビに思わずクスリとしてしまう微笑ましい掛け合いシーンも。異色のバディムービー感に加え、無愛想だが優しい元ヤクザの探偵を遠藤が男の色気たっぷりに熱演した。 血のつながらない少女との絆と愛情が丁寧に描かれつつ、大どんでん返しが待ち受けるラストまでの痛快な疾走感がたまらない、至極の犯罪エンターテインメントムービーとなっている。■遠藤憲一からのコメントも到着「撮影が始まるといろいろアイディアが浮かんできます。自分の癖で「監督、ここはこうやってみてもいいですか?」とアイディアを形にして見せることも多いのですが、今回は監督の中でイメージが明確にあったようで、途中からはすべて監督の言うとおりに演じました。語尾の変更も許されません。ちゃんと演じきれているのかだんだん不安になったこともあります」と監督が映画に込めた熱量の深さを振り返った。「何といっても登場人物全員が魅力的。監督の言う通りに演じて良かった!皆さんも是非、きうち監督の美学を楽しんで下さい!」と語る。■きうち監督からのコメント「映画『アウト&アウト』は私の7本目の監督作品であり、長編映画としては実に 18年ぶりの監督作品です。ちなみに原作者(きうちかずひろ&木内一裕)としての34本目の映像化作品でもあります。『原作者が自らメガホンを取った』などと言うと、小説家が映画監督に手を出したかのように思われがちですが私の場合は違います。映画監督が小説を書き、その小説が映画化されるに当たってベストの監督を選んだ、ということなのです」。「私は原作者として、脚本家として、監督として、そして製作者の一人として、この映画を作る過程でずっと戦い続けました。プロデューサーとも、俳優とも、予算とも、過酷なスケジュールとも、日本の映画製作の現状とも。幸い優秀なスタッフが結集してくれたお蔭で、その全ての戦いに勝利し、絶対的な自信を持ってお届けできる映画が完成しました」と、本作において原作者である自らがメガホンを取り、この映画を生み出したことへの想いを語った。『アウト&アウト』は2018 年秋より、全国にて公開(text:cinemacafe.net)
2018年04月20日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで吹き替えを担当した山寺宏一、加藤浩次、遠藤憲一、秋元才加が、この度、同じくマーベル・スタジオが贈る最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも吹き替えで参加することが分かった。最強ヒーローによる究極のチーム・アベンジャーズの前に今回立ちはだかるのは、最凶最悪の“ラスボス”サノス。これまでのMCU史上最も壮絶なバトルとなるであろう敵が登場するということで、「遂にアベンジャーズ全滅か!?」と早くも超話題となっている。そんな“アベンジャーズ”最大のピンチに、強力な助っ人として『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』吹き替えメンバー、「ノリノリ賞金稼ぎ/スター・ロード」山寺宏一、「毒舌凶暴アライグマ/ロケット」加藤浩次、「喋るキュートな“木”/グルート」遠藤憲一、そして「心が読める不思議ちゃん/マンティス」秋元才加が参戦する。そして、3月下旬に都内スタジオで行われたアフレコ収録。実は、4人揃ってのアフレコは今回が初。加藤さんは「楽しかったですね~!」とアフレコをふり返り、「アイアンマンは一人でもメチャクチャ強いですが、ガーディアンズは『みんなで!』みたいなところがありますよね。だから一人じゃない」とコメント。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では“大人”、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』では“子ども”のグルートを演じ、全編を通して「私は(僕は)グルート」というセリフのみで会話をする役どころの遠藤さんは、「ちょっと反抗期になっています」と明かし、「監督と『僕は』か、『俺は』にするかでけっこう時間がかかっちゃいました。英語では『I’m Groot』ですが、日本語は『俺』とか『私』なので、これは結構大きなテーマですよ」と裏話も披露。また山寺さんは、「この『アベンジャーズ』シリーズにガーディアンズチームが参戦し、さらに深く広く面白い作品になっております。今回、本当に最凶の敵です。みんなで一致団結してどう立ち向かっていくのか!?ぜひ、楽しみにして頂きたいです」とアピールし、「マーベル10周年ということで、本当にたくさんのキャラクターが出てくるのですごく豪華です。ぜひ楽しみにしていてください!」(秋元さん)、「正直に言うと、マーベルの情報量はあまり無いんです。そんな人間が見ても楽しめる作品です」(遠藤さん)、「“アベンジャーズ全滅!?”ということになってますが、そこがどうなるのかが見どころだと思うので、楽しんで頂きたいです!」(加藤さん)とそれぞれメッセージを寄せた。さらに、すでに吹き替えキャストとして発表されている米倉涼子、溝端淳平、「ももいろクローバーZ」百田夏菜子は、『アベンジャーズ』シリーズ初参戦となる4人へ、「ガーディアンズメンバーの皆さん、アベンジャーズへようこそ!最凶の敵サノスを倒すために一緒に頑張りましょう!」とメッセージを送っている。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年04月03日3月26日、歌手の美川憲一(73)が年齢を詐称していたことが発覚した。これまで美川のプロフィール上の年齢は71歳となっていたが、実年齢は73歳だったという。ネットでは「気にしない」「どうでもいい」などの声とともにニュースが拡散され、話題になっている。 デイリー新潮の報道により発覚した、美川の年齢詐称。きっかけは美川が3月5日に開催した新曲発表会見だったという。 美川は2月に左足関節外果を骨折し手術が行われた。会見では、術後のレントゲン写真が配布され、そこに記載されていた生年月日によって73歳であることが発覚。さらに、かつて美川が所属していた事務所の代表が年齢詐称を認め、自身の指示によるものだと告白したのだ。 年齢詐称発覚にネット上では「何歳若くいってても気にしないしむしろ気にする人いるのかw」「美川憲一の年齢サバ読みどうでもよすぎて笑えるニュースだな」「今年一番のどうでもいいニュース確定!」などの声が。 また「美川憲一の2歳サバ読み。思い出してニヤニヤできる良いニュースだな」と、むしろ和むという声も。芸能人の詐称問題に何かと厳しい反応を見せるネット上でのコメントだが、70歳を超えている美川には影響が少なかったようだ。
2018年03月26日美川憲一(71)が3月19日放送の「ビビット」(TBS系)にVTR出演。自身の“キャラクター”誕生秘話について明かした。 「演じてるのかしらね。芯はやっぱりね、男だからね」 美川は自身の中性的なキャラクターに対し、演じている部分もあると発言。過去には母親から勧められた縁談もあり、結婚をして子どもを作ることを考えたこともあったそうだ。しかし――。 「結婚して不幸にさせたら、“美川憲一”がなくなるなと思った。私も嫌いではなかったんだけど、束縛されるのもイヤだったし。どちらかと言えば自由人だから」 美川は子供のころから「男と女の境目って、自分の中でぐちゃぐちゃ」と語った。13年11月、美川は同様の発言をしている。その「ぐちゃぐちゃ」のキッカケは、“産みの母”と“育ての母”である2人の母だと明かしている。2人は実の姉妹だそうだ。 産みの母が美川を女手一つで育てていたところ、肺結核にかかってしまい“姉”に預けたという。産みの母はそれでも家を「しょっちゅう出入りしていた」そうで、違和感はなかったそうだ。 産みの母には映画や舞台を、育ての母には歌舞伎や宝塚歌劇を交互に連れて行ってもらった美川。「宝塚は女性が男装し、歌舞伎は男性が女装するでしょう?男と女がゴチャゴチャになるわけよ」と明かしている。 さらに母2人と“銀ブラ”をすると、すれ違うひとが「振り返った」と美川は回想。その度に2人の母は、こう言ったそうだ。 「あんたが綺麗だから見られるの。いつも綺麗に着飾っていないとダメよ」 そういった2人の母からの影響が、美川の“中性的なキャラクター”の原点だという。デビュー当時、スーツを着て直立不動で歌うことが苦痛だったという美川。徐々に“女っぽさ”を出していき、「さそり座の女」でついに開花する。当時2人の母も「憲ちゃんに男らしさは似合わない」と絶賛し、励ましてくれたそうだ。そのお陰もあって、美川は“自由人”なのかもしれない。
2018年03月19日ひとりでそばをすすり、その背中から哀愁を漂わせている中年男性……。昨年12月の昼下がり。人気俳優の遠藤憲一(56)が、都心の繁華街にある立ち食いそばのチェーン店で食事をしていた。 店を出ると、近くの書店へ。そのまま街を徘徊すること1時間。最後にコンビニに寄ってビールや弁当を購入し、高級タワーマンションに帰って行った。しかし、彼の自宅は都内にある一軒家。90年に結婚した、所属事務所社長兼マネージャーの昌子夫人と暮らしているはずなのだが――。 「“恐妻家”として知られる遠藤さん。奥さんはマネージャーなので、仕事でもプライベートでも、つねに行動を共にしています。仲の良い2人でしたが、息が詰まってきたのかも……」(夫妻の知人) 遠藤といえば、昨年12社のCMに出演し、“CMキング”に輝いた。話題のドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』(テレビ東京系)でも主演を務めるなど、超多忙な活躍ぶりだ。 そんな売れっ子俳優が昼日中、立ち食いそばにコンビニ弁当。しかも、自宅ではないマンションへ帰宅って、いったいどういうこと!?2月上旬の午後8時半、仕事帰りにコンビニで買い物をしていた遠藤を直撃した。 ――自宅とは別のマンションで何度かお見かけしましたが、奥さんと別居ですか? 「いやあ、まいったなあ……。実は、あそこは仮住まいのマンションなんですよ。いま、自宅をリフォーム中で」 戸惑いつつも、こう“弁明”。 ――でも、コンビニ弁当を買ったり、ひとり暮らしされているみたいでしたが……。 「違います、違います。女房も一緒ですよ(笑)」 後日、昌子夫人に電話取材を試みると“夫婦の事情”を赤裸々に語ってくれた。 「夫婦仲は良くないんですが(笑)、残念ながら別居はしてません」 ――遠藤さんはよく、コンビニや立ち食いそばに行ったりしていますが? 「あはは、それは私が全然料理しないから!(笑)」 ――リフォーム終了後は、2人で自宅に戻るんですか? 「はい。それで仮住まいの部屋は解約するつもりなんですが、眺望の良いタワーマンションを気に入った彼が『仕事部屋として残したい』と言うので、別にワンルームの部屋を借りたんです」 別宅マンションを借りているのは事実だったようだ。 ――では、夫婦円満? 「いえ、円満とは程遠い(笑)。よくケンカもしますしね。でも今回、“遠藤憲一別居”って記事が出るなら『それはそれで面白いね』って、2人で笑ってたんです(笑)」 名脇役は“夫婦の形”も異彩を放っていた。
2018年02月13日1月11日放送のスペシャルドラマ「白日の鴉」(テレビ朝日系)に出演する遠藤憲一(56)。本作で遠藤は、冤罪にかけられたサラリーマンを熱演。その冤罪をめぐって物語は二転三転し、予想外の結末へと突き進む。 遠藤といえばそのコワモテを活かし、シリアスな作品を中心に活躍。“名脇役”として高い評価を得てきた。しかし近年は、幅広いファンを獲得。昨年「2017年テレビCMタレントランキング」の「会社数ランキング」男性部門では単独1位に輝いている。 さらに彼のTwitterでの言動が、人気の広がりに拍車をかけているという。1月3日のツイートにはカニを手にした自身の写真が。満面の笑みだが「体日はカニ(原文ママ)」と書き込んでおり、その誤字にファンから「かわいい」との声が上がっていた。 昨年12月24日にも、クリスマスイブのディナー写真が話題に。デザートを写真に収めようと、皿を斜めに傾けた遠藤。だがソースがまるで血のように垂れるアクシデントが。《垂れまくってました》とコワモテ顔で報告したところ、40万件もの「イイネ!」が寄せられていたのだ。 「実は今、遠藤さんの女性ファンが急増しています。ポイントは『コワモテだけどかわいい』という“ギャップ萌え”。『怖そうに見えるのに、バラエティに出たときのハニカミ顔がたまらない』というものです。さらに彼は、恐妻家としても知られています。奥さんはマネージャーでもあるので、頭が上がらないそうで……。そんなところにもファンは『コワモテなのに奥さんが怖いなんて!』と可愛さを感じているそうです」(芸能関係者) インタビュー取材などでは「演じることばかり考えていて、毎日悩んでいる」と語っている遠藤。役者一筋だけど、ふとした瞬間に見える可愛さ――。女子人気の高まりを受け、そんな彼の“隠れた魅力”を打ち出した作品が見られるかも!?
2018年01月12日NHK連続テレビ小説「わろてんか」、映画『ミックス。』など、名脇役として数々のドラマや映画に出演している遠藤憲一が、BARのママとなって人生相談を聞くWEB限定動画「エンケンの人生相談BAR」が、本日11月20日(月)より公開された。「ハンコヤドットコム」による本動画は、遠藤さん(通称:エンケンさん)がド派手な衣装を身にまとったBARのママに扮し、カウンターに立ちながら人生に悩む男女の悩みを聞くという内容。名脇役として数々の作品で活躍するエンケンさんが、普段の役どころとは180度違うママ姿にチャレンジする内容は必見だ。今回公開された動画は「法人印篇」「印鑑篇」「スマホ篇」「チタン篇」の全4篇。例えば、「スマホ篇」では、ある女性客に「いらっしゃい。いいから、いらっしゃい」とBARのドアから手招き。「あなた長い付き合いだとホントめんどくさい女ね。何度も通わなきゃできないなんて、相手のペースに乗せられっぱなしじゃないの。ねぇ、お店だと、注文すんのに1回、受け取るのにもう1回。二度手間でしょ。欲しくなったらスマホ。ね、ハンコはスマホよ」と、ハンコの話!?やおらスマホを手にハンコヤドットコムの魅力を語り出すが、その指先はしっかりとネイルアートまで施されていることに注目。また、「チタン篇」では、「いらっしゃい」とお客を招き入れ、「そんな見てくれして、あっちの方だめだったのね。肝心なときに役に立たないんだからホントに」と、なんの話をしているのかと思いきや「欠けちゃって、実印」とエンケンさんのひと言。「で、登録し直しでしょ。ちっ、めんどくさい。ホントにめんどくさい。そういう話し聞くとね、もう飲まなきゃやってられない」と、客のお酒をグイッと飲むも「まずい!」。「酒もまずいわ、あたし、今日。だからあたしは、チタンハンコ」と胸元からハンコを取り出し、「あんたのと違って、カチカチでピッカピカ」とハンコ自慢。その後、「しかもね、印影がね、美し~」と素敵な笑顔でハンコを押して紹介、今度はキスマークもしっかりつけて、「こっちも、美し~」と笑顔を見せるのだった――。人生相談を受けるBARのママを、ド派手な女装で演じたエンケンさん。「たまにやるぶんには楽しい役でした」とコメント。「真逆な役をやるのが好きなので、まじめな役が続いたら急にハメを外した役もやりたくなります。そういうスタンスなのでギャップが大きいと思われるんでしょうね」と真摯に語る。実際の遠藤さんはどんな人?と聞かれると「全く普通です(笑)」。ということは、怖い人…?「止めてください(笑)逆です!怖くないですよ。悪役のイメージを持たれているかもしれませんが、最近は小心者の役も多くなってきて、普段の自分はそんな感じです」と弁明。実際は人に相談するよりも「相談されることばかりです」と、劇中さながら(?)の人柄を垣間見せていた。「エンケンの人生相談BAR」はハンコヤドットコム公式サイト、YouTubeにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年11月20日俳優の遠藤憲一が、20日より公開となったハンコヤドットコムのWEB限定動画「エンケンの人生相談BAR」で "Barのママ"役を演じ、衝撃の女装姿を披露している。動画は、遠藤が奇抜な衣装を身にまとったBARのママに扮し、BARで悩みを聞くという内容。「法人印編」「印鑑編」「スマホ編」「チタン編」の全4編で、「あら、やだ、いらっしゃい」「だめ、だめね、あんたね、ホントに」「やすい男よ、あんたは」などとオネエ口調で強烈なキャラクターを演じている。遠藤は「たまにやるぶんには楽しい役でした」とコメント。自身とギャップのある演技を求められることが多いのではと聞かれると、「真逆な役をやるのが好きなので、まじめな役が続いたら急にハメを外した役もやりたくなります。そういうスタンスなのでギャップが大きいと思われるんでしょうね」と答え、今後挑戦したい役について「内容が深くて、それでいて楽しめるような作品にチャレンジしたいです」と話した。また、動画の制作担当者は「現場の雰囲気は終始和やかでした」と言い、「今回の衣装やウィッグなどを付けた状態だと遠藤さんの身長が2メートル近くにもなるのですが、その姿で和やかにスタッフと談笑している光景が非日常の光景にも関わらず、不思議と違和感がなかったです(笑)。役に溶け込む、なりきる遠藤さんの俳優としての実力の成せる技なのでしょうか」と現場での遠藤の様子を明かしている。
2017年11月20日東京・六本木にあるアクシスギャラリーでは写真家の伊丹豪による新作写真集『Photocopy』の発売を記念し、9月17日に佐久間磨とのトークセッション「Photocopy/Session 5」が開催される。平面性を強調し、ビジュアル自体が持つ力を訴求する作品が国内外で高い評価を得ている伊丹。編集者で出版元の佐久間磨とは3冊目、デザイナーの秋山伸を加えた三者では2冊目の書籍となる同書は、打ち合わせをトークセッションの形で公開し、制作を進めていた。刊行を記念した同イベントは、大阪、名古屋、台湾、東京を巡回して出版を進めたプロジェクトの最終回となり、全体を統括したものとなっている。また、トークショー終了後は、同書の販売及び、サイン会が引き続き行われる。なお、同イベントで着席希望の場合はメール(shelf@shelf.ne.jp)にて。【イベント情報】「伊丹豪×佐久間磨トークセッション『Photocopy/Session 5』」開催日:9月17日会場:アクシスギャラリー「AXIS フォトマルシェ4」会場内住所:東京都港区六本木5-17-1 アクシスビル4階時間:14:00~15:00入場無料(コーヒー付)
2017年09月17日