アイドルグループ・キプリスモルホォの高坂琴水(こうさか ことみ)が15日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『青春の輝き』(ともに発売中 DVD:4,104円税込 ブルーレイ:5,184円税込 発売元:竹書房)の発売記念イベントを行った。アイドルグループ・キプリスモルホォのキャプテンで、同グループの活動と並行しながらグラビア活動も積極的な高坂琴水。上からB83・W56・H83というスレンダーボディーが魅力だ。通算3枚目となる同DVDは、今年4月にバリ島で撮影。女子高生に扮した高坂がメイドになるというシチュエーションもので、弾ける笑顔はもちろん、ちょっと背伸びをした大人っぽい仕草も披露するなど、高坂の魅力が詰まった作品となっている。この日のイベントのために新調したというチェリー柄の赤い水着姿で報道陣の取材に応じた高坂は「今回は見てくださる方のメイドさんという設定です。同級生には内緒で2人だけの秘密という感じなので、私が『ご主人様!』と言っちゃうと『内緒だから言わないで!』と怒られるような感じになっています」と最新作を紹介。印象に残ったシーンについて「普段は髪の毛を上げないんですが、黒い下着っぽい水着とストッキングを着たシーンでは前髪をあげました。自分の中では新鮮だったので結構気に入っています」と笑顔を見せた。セクシーなシーンについては「女王様みたいに黒いセクシーな衣装を着たシーンでは、すごいSっ気があります。特に何かをしたという訳ではないんですが、上からご主人様を見る感じで、ヒールで踏むシーンがあったりなかったり(笑)」と女王様的な高坂が見られるとか。報道陣から「ハマった?」と問いかけられると「カメラを踏んだんですが、ちょっと楽しかったです」と開眼した様子だった。高坂は、新たな美脚女王として注目を集めている。「ピンクのレオタードを着たシーンではストレッチや体操をしているんですが、美脚を楽しんでもらえるシーンだと思います。それと制服を脱いだシーンでは、腰の反りを是非見て欲しいですね」と自慢の美脚とくびれをアピール。また、自身の美脚についても言及し、「小さい頃にお母さんが綺麗な脚になりますようにと脚を伸ばしたりマッサージしてくれたので、お母さんのお陰ですね」と感謝していた。
2019年07月18日古川雄輝主演のWOWOWオリジナルドラマ「悪の波動殺人分析班スピンオフ」に、俳優・浅野忠信の娘で女性ファッション誌「装苑」専属モデルであり、女優としても活躍の場を広げるSUMIREの出演が決定、連続ドラマ初出演を果たす。本作は、大ヒットシリーズ「殺人分析班」のアイコン的キャラクター・八木沼雅人が殺人鬼トレミーになるまでを描いたスピンオフドラマ。「殺人分析班」は麻見和史著の原作を基に、2015年「石の繭」、2016年「水晶の鼓動」と過去に2回、WOWOWオリジナルドラマとして映像化した本格クライムサスペンス。警視庁捜査一課の刑事となった如月塔子(木村文乃)が、相棒であり上司の鷹野秀昭(青木崇高)をはじめとする捜査一課のメンバーと様々な猟奇殺人事件に立ち向かう。モルタルで体を固めて殺す、という手口が衝撃的だった殺人鬼“トレミー”こと八木沼雅人(古川雄輝)。6歳の時に母親とともに誘拐され、拭い去ることのできない暗い過去を背負った八木沼が、シリーズ1作目「石の繭」では塔子らを脅かし、2作目「水晶の鼓動」では塔子ら警察のピンチを救い、“トレミー”はシリーズで圧倒的人気を誇るアイコン的キャラクターとなった。スピンオフの本作では、「石の繭」事件の直前にスポットを当て、ある殺人事件をきっかけに野木直哉と名前を変えた八木沼がトレミーへと変貌を遂げるまでを描く、ドラマオリジナルのストーリーとなっている。そんな本作で、SUMIREさんが演じるのは、野木直哉が住む部屋の隣人・浅田吉佳。彼女は野木と名前を改める前の八木沼が、静岡で中学時代を送っていた時の同級生で、成年となった2人が偶然にも川崎の同じアパートに住んでいることが分かり、物語が展開していく。吉佳は、野木へ密かに想いを寄せており、人と付き合うのが苦手だった2人だからこそ通じ合う何かが生まれる。野木が、どこか心の底で如月塔子に救いを求めていたように、本作では吉佳が、野木のいる暗い闇に差す一縷の光となる。危ういバランスで2人の気持ちが揺れ動く様も見どころとなる。初めての連続ドラマ出演にSUMIREさんは「まさか自分が出演できるとは思っていなくて、初めは驚きもありつつ嬉しかったです」と語り、「新しいSUMIREを見せられると思いとても意気込みを感じました」と心境を明かす。さらに、「今までの役とはまた違った印象を与えられれば嬉しいと思います。また、新たにちょっとしたアクションにも挑戦していますので皆様に楽しんでいただければと思います!」とアピールした。本作プロデューサー・植田春菜氏は、SUMIREさんの起用について「お芝居の経験値を凌駕するような画力(えぢから)のある、独自の空気感をまとっている」と絶賛、「不器用で、どこか世間から置いてきぼりにされたような吉佳というキャラクターをSUMIREさんが持ち合わせている独特の空気感で、切なく魅せてくれるのではないかと期待してオファーしたところ、現場のモニターを見ていてハッとさせられる表情がいくつもあり、期待以上の力を発揮して作品を彩ってくださいました」と語っている。「悪の波動殺人分析班スピンオフ」は10月6日(日)より毎週日曜22時30分~WOWOWプライムにて放送(全5話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2019年07月17日これから来そうなネクストブレイク女子を紹介するアンアンの定例企画「It GIRL」。その担当編集たちが今注目している女子とは?普段、どんな方法でチェックしているのか…。企業秘密(?)を交えてとことん語ります!座談会のメンバーは、 It GIRLページの統括キャップ・編集S、ビューティ担当・編集Mとファッション担当・編集A。その極意とは?***S:普段、どうやってチェックしてる?私はテレビが一番の情報源かな。たとえば、学園系の連続ドラマは旬の若手キャストが勢ぞろいしているから、要注目。最近だと『俺スカ』の高橋ひかるちゃんとか。M:確かに!『中学聖日記』で恋敵を演じてた小野莉奈ちゃん、気になったな~。おの・りな2000年5月8日生まれ。今年2月に放送されたドラマ『絶対正義』、6月に上演された舞台『アルプススタンドのはしの方』に出演。S:うんうん。『3年A組』の森七菜ちゃんの演技も印象的だったし。もり・なな2001年8月31日生まれ。ヒロイン・天野陽菜の声を務めたアニメーション映画『天気の子』と、『東京喰種 トーキョーグール【S】』が7月公開。A:学園モノだと、放送回ごとにキーパーソンになる子がいたりするから、そこに注目するのもいいよね。もちろん、国民的ヒロインが生まれる朝ドラも見逃せない!M:朝ドラの主役を演じる女優さんはもちろんだけど、主人公の家族や友人を演じるキャストにも注目するようにしてる。S:なるほど、『ごちそうさん』で杏ちゃん演じる主人公の義理の妹役だった高畑充希ちゃんとか、いま放送してる『なつぞら』の福地桃子ちゃんとか、確かに豪華かも。A:朝ドラはまさに大女優への登竜門だよね。そういう意味だと、It GIRLに出てもらった吉田美月喜ちゃんには、ヒロイン性を感じた。朝ドラにぴったり!って。よしだ・みづき2003年3月10日生まれ。TVCM「かんぽ生命」企業広告、「アキュビュー(R)」が放映中。ドラマ『僕たちは泳がない』では主演を務めた。S:いつか主役をする日がくるかもね。録画してるドラマ、もっとチェックしなきゃ。そうだ、CMは飛ばさないように気をつけてるな。M:なるほど…。確かにCMにも登竜門的なシリーズがたくさんあるよね。最近だと、ゼクシィのCMに出てる白石聖ちゃん!透明感が素敵。A:携帯ゲームアプリのCMで歌っていた山田杏奈ちゃんも印象的だったな~。CMで歌ったり、叫んだり、踊ったりする女の子を見るとすごく気になっちゃう。S:職業病(笑)。あと外せないのはポカリスエットやカルピス、シーブリーズとか青春胸キュン系のCMだよね。主役としての出演はもちろん、今をときめくイケメン俳優の相手役とかもチェックするようにしてる!A:ポカリのCMはいつも気になってチェックしちゃうな。M:ドラマにしろ、CMにしろ、やっぱりテレビは大事な情報源だよね。他にはどんなところでチェックしてる?S:一緒にお仕事してるカメラマンさんとか、ヘアメイクさんの口コミは大きいよね!A:そうそう、クリエイターの人たちはやっぱり注目するのが早い!カメラマンさんのインスタとかを見てると、「この子、誰だろう!?」って気になることが多いな。M:唐田えりかちゃんに最初に注目したのもインスタだったかも。今や日本だけじゃなくて韓国でも大活躍だもんなあ。SNSだとどんなファッションが好みなのかとか、どんな作品を好きなのかとかがわかるのもいいところだね。注目してる吉川愛ちゃんも、インスタがスタイリッシュでお洒落。よしかわ・あい1999年10月28日生まれ。ドラマ『初めて恋をした日に読む話』などに出演。今年公開予定の映画『転がるビー玉』では主演を務める。S:以前までは、ある程度有名になって雑誌やテレビや映画に出てからでないと、注目することができなかったけど、今はSNSでもっと早くチェックできるからね。もちろん、女優さんを探すなら、映画もものすごく大事。『脳内ポイズンベリー』の時から、桜田ひよりちゃんは印象に残ってたな~。最近気になった人はいる?A:『十二人の死にたい子どもたち』に出演してた古川琴音ちゃん!ふるかわ・ことね1996年10月25日生まれ。今年、映画『十二人の死にたい子どもたち』に出演。7月創刊のフォトブック『pegasus』に登場予定。M:『そうして私たちはプールに金魚を、』の湯川ひなちゃん、サブカルチャーにも詳しくて、魅力的な子だった!ゆかわ・ひな2001年2月26日生まれ。TVCM「ミサワホーム」でデビュー。’16年の映画『そうして私たちはプールに金魚を、』では主演を務めた。S:『そうして~』の監督の最新作に出演してる中島セナちゃんも、雰囲気が抜群。これから女優として、もっと活躍するんじゃないかな。まだまだ原石がいるので…It GIRLを読んでください!なかじま・せな2006年2月17日生まれ。’17年、モデルとしてデビュー。公開中の映画『WE ARE LITTLEZOMBIES』、中外製薬の企業CMなどに出演。編集S/It GIRLページの統括キャップ。録りためたドラマを見る日々。忙しくてもCMはスキップしません!編集M/ビューティ担当。朝ドラのオーディションエピソードが好き。福地さん、3回目で受かってよかった!編集A/ファッション担当。最近の可愛い子探しはインスタで。特にハッシュタグを使わない系女子をチェック。※『anan』2019年7月3日号より。(by anan編集部)
2019年06月29日村上春樹の小説を原作にした舞台『神の子どもたちはみな踊る after the quake』が7月から8月にかけて上演される。主人公で作家の淳平を演じる古川雄輝に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、阪神・淡路大震災(1995年)後、「地震のニュースを見た人たちの心の中で何が起こったのか」をテーマに書かれた短編小説集『神の子どもたちはみな踊る』(英語タイトル「after the quake」)から『かえるくん、東京を救う』『蜂蜜パイ』を取り上げた舞台作品。蜷川幸雄演出×村上春樹原作の舞台『海辺のカフカ』と同じフランク・ギャラティによる脚本で、2005年にアメリカで初演され、日本では初めての上演となる。演出を手掛けるのは倉持裕。「舞台をやるときはいつも覚悟が必要」と語る古川。「舞台は苦しく感じることも多いです。稽古では“どこまでいけるか”に挑戦していくし、本番では頭からつま先まで観られているのでごまかしがきかない。それはやはり大変なことですから。でも今回は“楽しくやる”をテーマにしたいと思っているんです。ただ、楽しくやるためには成功しなきゃいけないし、成功するためには稽古をしっかりやらなきゃいけないので、結局大変になりそうなんですけど(笑)」と笑いつつも、それだけの覚悟は持っている。自身が演じる淳平の役柄について問うと「それを答えるのが1番難しい」と明かす。「まだ稽古前ということもありますし、村上春樹さんの小説は捉え方が人それぞれですから。今の時点で“こういう人”とは言いにくい。現時点で、シンプルに言うならば、自分の想いを伝えられないちょっと不器用で内気な人かな…。もちろんそれだけでは終わらないので、答えは稽古で見つけることになりそうです」。では作品そのものの感想は?と聞いてみると「もやもやしました。本当はどういう意味を持っているんだろうと(村上によって)思わされる感じ」とコメント。ちなみにヒロインの松井玲奈は「“めでたし、めでたし”だと思った」と語っており(別記事で紹介)、まさに捉え方の「人それぞれ」が表れていた。脚本については「ふたつの物語がミックスしていますし、小説とはまた違うものになっていると思います。読んだだけではイメージできないシーンもけっこうあるので、倉持さんとどうつくっていけるのかが楽しみです」と話した。「村上春樹さんの作品を“読む”のではなく“観る”という感覚が味わえると思います」(古川)という本作は7月31日(水)から8月16日(金)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演。スタイリスト/五十嵐堂寿ヘアメイク/藤井康弘
2019年06月25日俳優の古川雄輝(31)が6月23日、一般女性との結婚を発表した。各メディアによるとお相手の女性は4歳年上で、現在第1子を妊娠中。秋頃に出産を予定しているという。ネットでは祝福の声が上がっている。古川は同日、自身のTwitterを更新し「この度、かねてよりお付き合いしておりました女性と入籍致しました事をご報告させて頂きます」とつづった。さらに「新たな命を授かり、より一層俳優として精進し真摯に向き合って参りたいと思っております」と意気込んだ。13年のドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(BSフジ)や15年10月期のドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)に出演し、着実に人気を獲得している古川。結婚報告ツイートは10時間ほどで4万回のリツイートと16.5万回の“いいね”を記録している。Twitterでは俳優仲間である山田裕貴(28)が《古川くん とてつもなく おめでとうございます》と投稿し、小関裕太(24)も《きゃーーー!!!!!ついに!!お子さんとウノしましょう!(笑)おめでとうございます!》と祝福。またファンからのこんなエールが上がっている。《雄輝君、ご結婚おめでとうございます 秋にはパパになるんだね Wでお祝いだね守る人が出来るって凄いパワーになると思います!》《守るべき大切な家族 幸せになってより一層素敵な 俳優さんになってね》《雄輝くんの幸せが、私の幸せです。きっとこれから、俳優としても新しいステージに踏み出されるのではないでしょうか。いちファンとして、ますます応援して行きます》昨年11月本誌の取材に応じた古川。7歳でカナダに移り、中学卒業を機にニューヨークへと渡ったため「英語が話せるということは僕の武器だと思うので、やはり海外作品に挑戦したいです」と俳優としての“野望”を明かしていた。唐沢寿明(56)からは「日本でもっと努力して、集客力のある俳優にならないとダメだ」とアドバイスされたといい、「諦めずに目指していきたいです」と結んでいた。これからは家族三人四脚で、野望への道を邁進することになりそうだ。
2019年06月24日俳優の古川雄輝が23日、自身のツイッターを更新し、一般女性との結婚を報告。お相手の女性が妊娠していることも発表した。古川は「いつも応援してくださるファンの皆様へ」と書き出し、「この度、かねてよりお付き合いしておりました女性と入籍致しました事をご報告させて頂きます。そして実は新たな命を授かり、より一層俳優として精進し真摯に向き合って参りたいと思っております」と報告。続けて、「これまで温かく支えてくださった皆様には突然のご報告となり申し訳ございません。今後とも変わらぬご声援を頂ければ幸いに思います」と呼びかけた。
2019年06月23日『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019』が7日に北海道・夕張市で行われ、古川雄輝、松本まりか、板尾創路らゲスト陣が夕張駅前の「メロンカーペット」を歩いた。同映画祭は北海道・夕張市にて行われるリゾート型映画祭で、今年で29回目を迎え、3月7日~10日に開催される。3月末で廃線になる夕張支線で7年振りに復活したJR臨時列車に、審査員やゲスト俳優陣が乗り込み、新夕張〜夕張間を列車が走った。駅では市民たちが「おかえりなさい」と声をかけ、黄色いハンカチを振りながら故郷のように迎えた。電車が夕張駅に到着し、ニューウェーブ賞に輝いた松本・古川、映画『エンボク』で招待された板尾らがメロンカーペットを歩くと、市民は「顔が小さい!」「かっこいい」と興奮した様子。ゲスト陣は自身の作品のフライヤーなどをアピールしながら市民と交流し、俳優の黒田勇樹も「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門」にノミネートされた『いつくしみふかき』のフライヤーを配っていた。
2019年03月07日出演者がチームでクイズやゲームに挑戦するバラエティ「ネプリーグ」。その2月4日(月)今夜放送回に杉咲花、橋本環奈、北村匠海、高杉真宙ら映画『十二人の死にたい子どもたち』のキャストが参戦。長嶋一茂らベテラン俳優チームと対決する。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞を受賞、昨年放送の「花のち晴れ~花男 Next Season~」も大人気だった演技派女優の杉咲さん。『ハルチカ』のひたむきな女子高生役から「今日から俺は!!」のスケバンキャラまで幅広い演技でファンを魅了、先日20歳の誕生日を迎えたばかりの橋本さん。映画『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、俳優として活動しながらダンスロックバンド「DISH//」のボーカルも担当する北村さん。昨年は『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』『虹色デイズ』など話題作が立て続けに公開、「スカッとジャパン」で演じたイケメンキャラで一躍ブレイクした高杉さん。彼ら豪華若手俳優4人に名倉潤を加えた『十二人の死にたい子どもたち』チームが、元プロ野球選手にして2本の主演作を持つ俳優でタレントの長嶋さんと2時間ドラマの新女王として知られる中山忍に原田泰造、林修、堀内健を加えたベテラン俳優チームと対決する。本番組を「小さい頃から見てました」という杉咲さんをはじめ、いまをときめく豪華若手俳優たちの常識力が試される!今回のゲスト、杉咲さん、橋本さん、北村さん、高杉さんが出演している『十二人の死にたい子どもたち』は集団安楽死をするために廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、13人目の生温かい死体が…そこから12人の死にたい理由が明かされていき、さらに死体の“犯人捜し”が追及されていく…というもの。新田真剣佑、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、とまんらも共演する。『十二人の死にたい子どもたち』は全国公開中。「ネプリーグ」は2月4日(月)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年02月04日新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛(50 音順)が演じる12人の未成年たちが、廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦 以下『シニコド』)が公開中。去年、『シニコド』の情報が発表になったとき、十二人の俳優の顔がわからないようになっていて、少しだけのぞく顔のパーツや、短い映像の「死にたい」という声などから誰が誰だか推理する楽しみがあった。その後、11人の俳優が明かされたが、ただひとりだけ秘密のままの女性がいた。12月下旬まで、役名“秋川莉胡”で紹介されていたその人物は、橋本環奈だった。すばり当てていた人もいっぱいいたようだ。秋川莉胡は芸名で、自殺の集いにはリョウコとして参加しているという設定。誰もが知る人気女優の秋川莉胡がなぜ「死にたい」のか……とても気になるではありませんか。リョウコは宣伝のみならず、映画の中でも長らく帽子とマスクで顔を隠している。演じる橋本環奈は、福岡で活動していたときの「奇跡の1枚」の写真が話題になって、この美少女は何者? と一躍注目され、全国区の人気に。だからこそ、彼女の魅力の筆頭にどうしたって“美少女”が挙げられる。だが、アイドルを卒業し、俳優になってからの橋本は、俳優への矜持からか、主に、福田雄一監督作『銀魂』シリーズ、『斉木楠雄のΨ難』『今日から俺は‼』などで、美少女なのに激しい変顔も厭わず、見る者を驚かせてきた。そのきっぷの良さ、豊かな表現力とそれによるみごとなギャップが彼女を“美少女”ではない(美少女だけど)“俳優”なのだと周知させた。それだけではまだまだ……ということなのか、橋本環奈は『シニコド』で、その顔自体を封印してしまった。なんて俳優だ。よく考えてみたら、『シニコド』は、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙のイケメンを全員眼鏡にし、橋本環奈の顔を隠し、黒島結菜を化粧っ気なく髪の毛ひっつめにして、杉咲花は黒ずくめ。いまどきのイケメン、美少女のオーラを完全封印している。みんなそろって“死にたい子どもたち”役だから、控えめというのは筋が通っているともいえるけれど。○美少女とは精神の表れ話を戻して。若干、リョウコに関するネタバレを。決定的なことは書かないが、まっさらな気持ちで見たい方は、お気をつけください。橋本環奈が『シニコド』で最後まで顔を見せなかったら、さすがに、ファンならずとも拍子抜けするだろうし、ある瞬間、ようやくその顔を見せることになる。そこは安心してほしい。その場面は映画の見どころのひとつでもある。そして、それこそ、橋本環奈が圧倒的な美少女であることが効を奏する。堤監督はプレスシートで「国宝級美少女」と讃えていて、まさにそういうありがたい感じがして必見だ。眼鏡をかけて地味にしていた子が、あるとき、眼鏡を外して大変身という少女漫画などによくみられる伝統芸のアップデート版といえるような場面。姿勢がよく、すっと長くのびた首にそっと乗った小さな顔。宝石自体も素晴らしいが、それを乗せた台座もすばらしく値打ちがありひれ伏すみたいな感じなのである。このときの、現世に絶望し、死にたいと思いつめている少年たちの反応が受ける。でも、実のところ、橋本環奈、おそるべしと思うのは、御尊顔を表す前から、力が発揮されていることなのだ。顔を隠してもなお圧倒的な自信が漂っていて、只者じゃない感じがするのだ。リョウコ役を橋本環奈にキャスティングした人はすばらしい。あることをしている様子をある人物にくもりガラス越しに目撃される場面でも、ぼんやりしか映っていないにもかかわらず、いわゆるオーラがあった。着ているワンピースが素材も高級のちょっといいものということも助けになっているのかもしれないが、美少女とは見た目だけでなく、精神のあらわれなのだと橋本環奈には思わされる。インタビューしていても、立て板に水という話し方で、頭の回転がよいなあと目を見張るばかり。○任せなさい感を出していた橋本自信が人を美しくさせるのか、美しいから凛となるのか、コロンブスの卵のようではあるが、何にも動じない強さを感じさせる俳優だ。主演映画『セーラー服と機関銃 —卒業—』(16)では、突然、女子高生ながら暴力団の親分として組を率いるヒロインを演じ、それもよく似合っていただけあって、ものすごく小柄にもかかわらず、強烈な、任せなさい感がある。『シニコド』でも、古川琴音演じるミツエ(ゴスロリ少女)がリョウコに感情をぶつけるシーンで監督が何テイクも重ねたとき、芝居を受ける橋本が「何度芝居を繰り返しても大丈夫ですよ」と任せなさい感を出していた。そういうふうにしてもらえると相手役は安心するだろう。そうかと思うと、杉咲花演じるアンリ(理屈ぽくキツイ物言いをする少女)と対峙する場面では、互いが一歩も引かない、タイマン! という迫力を見せる。とにかく、なんだかすごいとしか言えないのだが、橋本環奈は、つまるところ、美少女であることを、何倍にも効果的に使っているのである。美少女を元手に、ギャップで驚かせたり、外観だけでない精神性の強さに思いを馳せさせたり、顔を見せないけど先入観を生かしてなんかすごそうと思わせたり、何通りものイメージを付加していく。まるで、元手を何億にも増やす、やり手のトレーダーみたいな俳優だ。橋本環奈を「美のトレーダー」と私は呼びたい。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年02月04日12人の未成年たちが廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦以下『シニコド』)が公開中。12人の気鋭の俳優たちの中から注目の俳優たちについてレビューする短期企画。第1回のノブオ役・北村匠海については“ネタバレしない俳優”というテーマで書いた。彼と、サトシ役の高杉真宙と3人で、眼鏡対決する(注意:お話の中で対決するわけではありません。小道具使いの上での話です)シンジロウ役の新田真剣佑のことは、“瞳がキラキラしすぎる俳優”として書いてみたい。○すべてを受け止めた男の芝居各々悩みを抱えた十二人(新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛 以上50 音順)で集団自殺をしようと思ったら、なぜか死に場所にすでに死体があり、その謎を解くにあたって、シンジロウは探偵役を担い、その才能を存分に発揮する。病気で身体の自由がきき辛いため、思考することを唯一の楽しみにしている設定だから。あと、ほかにも理由があるが、それはぜひ映画を見ていただきたい。ともあれ、思考することが唯一の楽しみと聞くと、なんだか気の毒に思えてしまうが、いいえ、そうではない、シンジロウは絶望に負けず、生きる強さをもっている、少なくとも、新田真剣佑はそう感じさせてくれる。新田真剣佑は、名アクション俳優・千葉真一の息子としてアメリカで生まれ育った。俳優としてアメリカでも活動したのち、2014年に日本でデビュー。真剣佑という個性的な名前は、まつるぎ・ゆうなのか? まつ・けんゆうなのか? いや、まっけんゆうであるというような話題にもなりつつ、16年、映画『ちはやふる - 上の句 - / -下の句 -』(16)で注目され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。現在の芸名・新田真剣佑の由来にもなった『ちはやふる』シリーズ(『上の句』『下の句』のときは"真剣佑"だった)で演じた役は、広瀬すず演じる主人公ちはやのカルタ仲間・新(あらた)。ちはやに影響を与えるカルタの才能を持ちながらも、名人である祖父の介護や死によってカルタから遠ざかり、それが物語を劇的にする。視力が悪くこどものときから眼鏡をかけていて、性格もわりとおとなしげでなにかと受け入れてしまう新は、こどものとき、眼鏡を幼馴染の太一(野村周平)に隠されて試合に負けたことを成長してから聞かされても、怒ることがないし、祖父に自分の青春をささげてしまっている節もある。いつも受け身。よく言えば、どんな運命も受け入れる懐の広さをもっている。これが、『シニコド』のシンジロウにも共通しているように感じた。『シニコド』の劇場用パンフレットで「すべてを1回受け止めた男の〜〜(後略)」という新田真剣佑の回答がいい。シビれる。ぜひ、インタビューページを手にとってしっかり読んでいただきたい。ちなみに、インタビューで回答する新田真剣佑は、とても仕事に対して真面目に取り組んでいる印象だ。役の扮装をしたままのコメント録りだと、役のように話すし、本人として話すときは、役についていろいろ考えていることがわかる。「すべてを1回受け止めた男」がどうするか、『シニコド』で印象的な部分は、完全にネタバレなので書けないが、12人の死にたい理由が千差万別のなかで、シンジロウがある人物の死にたい理由と自分の死にたい理由を比べて、ある判断を下す場面の表情だ。なんともいえない。見た人によって様々な解釈ができるだろう。おそらく、それは、見た人の気持ちを映し出している。もうひとつ、すべてを受け止めた男の芝居といえば、13人めの死体の謎を検証する場面で、珍しく体を使った方法をとって不思議な声を出してしまうところ。これは、堤監督が現場で急にやってとリクエストしたものだという。まさに、堤監督の要求を受け止めた男。シンジロウのイメージと違うようだが、抑制している強い生命力の現れにも思える名場面になった。○目ヂカラを眼鏡で抑制ところで、シンジロウと『ちはやふる』の新が共通しているのは、運命を受け止める役柄だけではない。もうひとつある。眼鏡で目ヂカラを抑制しているところだ。シンジロウは、主張の強い八角形の眼鏡をかけ、しかも伏目がちにして、いつも何かを考えているような雰囲気を出している。唇に指で手をやる仕草はアップが多いのでアクセントとして考えたものだそうだ。溌剌としたキラキラ感を抑えてもなお、生命力がにじみ出てしまうのだから、やばい。もともと、新田真剣佑の大きな瞳はどれだけ光を集めることができるのか、と驚くほど、キラキラしていて、生きる希望に満ち満ちている。いま、放送中のドコモのCMの彼の瞳は好奇心でいっぱいである。瞳の印象が強すぎて、顔全体がわからないというか、全身瞳のような、例えば、鬼太郎のお父さん目玉の親父をやっても、新田真剣佑だとわかってしまうに違いないというような魅惑の瞳をもっている。太陽の光を集めるインテリア・サンキャッチャーというものがあるが、新田真剣佑の瞳は、生きたサンキャッチャーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年02月03日●「役に関する何かを逃す」危機感冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、現在ヒット中の映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」で集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。1番のサトシは、12人を廃病院に集めた企画者だが、演じた高杉は、今回の撮影に「緊張した」「全然周囲の人と話せていない」と語る。○「集中しないと」という現場――今回は、取材した方に他の方の印象を聞いておりまして、新田さんから見た高杉さんは「不敵な笑みを浮かべる人」。役柄のイメージが強かったそうです。今回僕が、不敵に見えてたら嬉しいです。ありがたいです(笑)。――皆さんの輪の外にいるような役でもあったと思いますが、不敵さは意識していたんですか?もちろん役としては意識していましたが、単純に、緊張して余裕がなかったところもありました。今回、別のことを考えると何かを失うんじゃないかという恐れがあったので、できるだけ、役のことと現場のことを考えて生きていたいなと思って。本当はもっとみんなとお話したかったし、ゲームの話もしたかったんですけど……。ゲームの話をしてる人が多くて「そのゲーム、やってるやってる!」と思いながらも、聞いてるだけの時もあったので、ある意味で不敵さに見えてたなら、嬉しいです。――そんなに緊張されてたんですね。堤監督や、このメンバーで仕事できるというような、諸々のことで緊張しちゃって、「集中しないとダメだな、どこかで何かを逃すんじゃないか」と、思っちゃってました。掴めそうなもの、というと難しいですけど……役に関する何かを。●黒島結菜は…「また出会いたい人」――最初にこの作品について、話を聞いた時はどのような印象だったんですか?原作の冲方丁先生はアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』で知っていたので、嬉しかったです。12人が密室の中、会話で物語を成立させるのはすごい熱量だと思いますし、それだけで見せていくのは大変だとも思いました。でも完成した作品を見ると、圧倒される場面も多くて、会話の中のテンポ感も良くて、謎が紐解かれるすっきり感もあります。題名で「怖そう」と受け取られるかもしれないけど、エンターテインメントとしてすごい作品だと思います。受け取る人によっては違うものが生まれてくると思うので、まずは観に行ってほしいなと思います。――撮影方法も独特で、5台カメラがあったと伺っております。カメラがマルチなので、どうしても……緊張しました。こっち向いてもあっち向いてもカメラがあるって、緊張するんですよ!(笑) 自分の長台詞より、他の方の長台詞の方が緊張します。もちろん、映っていなくても演技はするんですけど、他の方がこれだけしゃべった後に、俺が変なことして、やり直しになってしまったら……と思ってしまって。――男子チームは、裏でよく話し合ってたという話もありましたが。今回は本当に、マジで誰とも喋れてないです! ご飯に誘ってもらったりもしたんですけど、余裕がなさすぎて……。そこに行ったら、持っているものを落とすんじゃないかなとずっと思っていました。――そこまで緊張する現場って、なかなか珍しいでしょうか?この緊張感は、ちょっと舞台に近いかもしれないですね。何か間違うと、1本の線が切れちゃうかもしれない……という感覚。ふっと素になって、糸が切れてしまうのが嫌で、その瞬間を産まないための行動、だったのかもしれないです。○試したくなる表情ばかり――すごい作品だったんですね。これまで皆さんにはくじで引いた方の印象をお話いただいていたのですが、高杉さんが最後なので、ぜひ黒島さんの印象を教えてください。1回『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』でご一緒してるのですが、良い意味ですごく印象が変わりました。黒島さん本人の印象は変わらないけど、役としてのイメージが全然違ったので、素敵だなと思いました。「こういう表情をしたら、こういう風に見えるんだ」という、自分も試したくなる表情ばかりで、見ていてすごく楽しかったです。僕はみなさんを観察できる立場の役なので、一人一人の表情がよく見えるんですよ。だから「メイコさんがこんな表情を」というのが面白くて、印象が本当に変わりました。――これを「〇〇な人」でまとめるとしたらいかがですか?うーん……「また出会いたい人」。――締めに、すごく素敵な表現をありがとうございます!やった!(ガッツポーズ)■高杉真宙1996年7月4日生まれ、福岡県出身。09年、舞台『エブリ リトル シング’09』で役者デビュー。10年には『カルテット!』で映画初主演。TV特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』で二面性のある役どころを演じ、演技力の高さで注目を集める。主演映画『ぼんとリンちゃん』(14)で、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。2017年は映画『PとJK』『散歩する侵略者』などに出演し、第9回TAMA映画賞最優秀新人俳優賞、第72回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞などを受賞。2018年は『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』『世界でいちばん長い写真』『虹色デイズ』『ギャングース』が公開、現在『笑顔の向こうに』(2019年2月)、『賭ケグルイ』(2019年春)が公開待機中となっている。
2019年02月01日12人の未成年たちが廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦 以下『シニコド』)が公開中。集団自殺を誰かが阻止しようとする物語はよくあるが、この話には、死にたい人しかいない。放っておけば、すぐにそろってジ・エンドのところ、なぜかメンバーがひとり多く、13人いたうえに、その13人めはすでに死んでいた。ルールに沿ってないことに不安や不信を抱いた12人が13人めの死の謎を探っていくと、思いがけないことが待ち受けている……。いわゆる予想の斜め上をいく展開の映画で、その魅力のひとつに、十二人が新鋭ぞろいということがある。新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛(50 音順)U25俳優の選りすぐりで構成された座組による瑞々しい芝居が心を震わせる。生と死に引き裂かれる若者の叫びに満ちた2時間強。そのなかのひとり、北村匠海はノブオ役。12人は皆、死にたいと思いつめているだけあって、見た目や言動にちょっとワケあり感が漂うが、そのなかで最もそつなく見える人物だ。だからこそあやしいともいえるのがこの手の物語のお約束だが、はたしてノブオは?○イケメン3人のメガネの奥にはノブオは逼迫した状況でも余裕の笑みをいつも浮かべているが、この映画には、微笑み男子がふたりいるところがポイント。高杉真宙演じるサトシと、ノブオである。若き俳優の演技バトルを見どころのひとつにしている『シニコド』において、このサトシとノブオの笑顔対決も見逃せない。ちなみに、シンジロウ役の新田真剣佑も入れて三つ巴の眼鏡対決もある。なぜかイケメンと言われる3人が全員、眼鏡。3人の個性が出た眼鏡を見比べつつ、その奥の瞳の繊細な感情もしっかり見たい。眼鏡もいろいろ、笑顔もいろいろ。ノブオとサトシの笑顔はまるで違う。高杉は最初、サトシを笑わない人物かと思っていたら、堤監督に笑うように指示されて、集いのリーダーとしてミステリアスな微笑みを終始浮かべている。対してノブオは安心感をもたらす微笑み担当。基本、12人が集まって喧々諤々話し合ったり、廃病院をうろついたりする場面が多いのだが、初めて顔を合わせた者同士、本心を隠し、相手のことを探りあう。そんな中で、ノブオはつねに穏やかな微笑みを浮かべている。とりわけ、ある人物のその笑顔に対するリアクションに注目。現場で堤監督がこのリアクションを足していた。なにもかもうまくできそうに見えるのに、この人はなぜ死にたいのだろうかと気になる。丸メガネに、麻のジャケット、身につけているものはいまふうのもので、おしゃれに気を使っている設定のノブオを、北村匠海はじつにさらりとやっているように見える。私は映画のオフィシャルライターで現場に入って、コメントももらったのだが、質問に対する回答がすらすらとよどみない。パンフレットでは、堤監督と誕生日が同じで共感するところがある(大意)と言っていた。ものの見方のことを言っていたようだが、インタビューで、どんな質問にも間を空けず、すらすらと答える反応の良さが、堤監督に少し似ている気がした。○ネタバレのない演技北村匠海は主に、青春ものの映画やドラマで活躍している。ブレイクのきっかけは、初主演作『君の膵臓をたべたい』(17)。病気の少女を想う少年の揺れる心を描く作品をみごとに演じることは、若手演技派の登竜門となる。さらにこの映画には、大きなドンデン返しがあるので、そのときの演技もすごく大事。そのへんもうまいこと演じていたと思う。とかく脚本を最後まで読んで展開がわかっているうえでの演技だから、図らずとも先を計算して演じてしまう、要するに、自らネタバレしている感じ(私は振られます。私が犯人です。私が最後に死にます、など)が大なり小なりありがちだ。でも、北村匠海にはそれがないように見える。つねに、いま、ここ、のような、いい意味のラフさがある。テレビドラマ『隣の家族は青く見える』(18)では、ゲイの役を演じた。昨今、LGBTの役を社会的背景なども学んだうえでしっかり演じると、演技派として認められるという傾向がある。北村が演じた役は、パートナーは性的指向を隠したいが、当人はオープン。その違いでふたりが悩み苦しむ。基本、あっけらかんとして、欲望に正直な人物を、北村は魅力的に演じて、人気を博した。このときも、ゲイだからといってなにかを変えて演じるのではなく、あくまで自然体なところが良かった。プレスシートによると堤幸彦監督は北村匠海のことを、「イケメンの顔の内側に硬い信念や、独特のリズムがあっておもしろい」と評価しているから、きっと俳優として人として、ちゃんと考えているのだろうけれど、それを、他者に押し付けない柔らかさがある。自意識で自分と他人の境界線という輪郭を描かないような俳優。『シニコド』でも、監督のある意味無茶振りにも、淡々と応えていた。リアルな人生、先が見えないもの。いつなんどき何が起こるかわからない。北村匠海の演じる役は、先の見えない道に立っている感じが見る者をひきつけて止まない。役の先は見えないが、当人の未来は大物になる予感が……。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年01月31日●監督は、イケメンに変な声を出させる冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、現在ヒット中の映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」で集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。北村が演じた9番のノブオは爽やかな好青年だが、そんな彼がなぜ自殺したいと決意したのか……北村はノブオについて、「普通の少年」と語る。○■役を暗く作りがちになってしまっていた――かなり特殊な設定の物語で、しかも同世代が集まって……という作品ですが、最初に内容を聞いたときはどういう印象でしたか?『十二人の死にたい子どもたち』というタイトルですが、それぞれの生き方や人生という話にもなってくるし、エンタメとして面白いものができそうだなと思いました。これだけ役者がそろって、堤監督のもとで、みんなが真摯に映画と向き合えば、面白いものできそうだなというのが、率直な感想でした。――これまでの取材でも、現場が特殊で大変だった……というお話を聞いております。いやあ、過酷でした。会話劇なので、座って話しながらの40分長回しもあったり、各々きついところがありました。まっけんは長ゼリフが大変だし、それを見守ってる方も撮られているから大変だし、同じく寝てるとまんくんも……。それぞれが自分自身と戦いながら撮影してたんじゃないかな。物語としても、一人一人にスポットを当てられる瞬間がちゃんとありますから、各々課題があったと思います。この男子3人(新田、北村、高杉)なんて、みんなメガネかけてますからね。――そこはちょっと気になっていました。たまたまなんですが(笑)。自殺願望があって集まっているという役だから、どうしても最初はみんなが暗く作りがちで、トーンが被ってしまう、という問題もありました。各々がクリアにして行って、みんなでこの映画が出来上がった気がします。――堤監督については、どういう印象を抱いていたんですか?誕生日が一緒なので、「11月3日生まれのすごい人」としてよく名前を拝見していました。映像業界に革新的な撮影技法を取り入れた方ですし、作品も見ていたので、撮影も楽しみだったんです。だからこんな豪華なキャストのみんなと堤監督で映画を作れる、ということだけで、撮影前からワクワクしていました。――よく意識していた方と、今回ついに一緒だったんですね。堤監督か、手塚治虫か、みたいなところで(笑)。憲法が公布された日でもあるし、11月3日生まれって芸術肌の人が多いらしくて、シンパシーを感じます。監督と会った時も、資料で見ていただいてたのか、真っ先に「誕生日が一緒だね」と言っていただきました。本当にユーモアのある方だったし、ブラックジョークも面白くて。イケメンに変な声出させがちだと思うんですが、今回、まっけんが矛先を向けられてました。間近で見ていて「あ、堤さんのフェチが出てる」と思いました(笑)。●橋本環奈は…「華がある人」――若手実力派の皆さんで演技合戦、という面もあったと思いますが、いかがでしたか?みんながみんな個性的で、お芝居も色があって、意外と僕の役は普通の少年だったので、「普通に見える少年も、自殺の決意に至るんだ」というところを体現したいと、演じていました。それが、誰かの刺激になればいいなと思いつつ。元から知っている人たちのすごさも肌で感じたんですが、僕は萩原利久くんがすごかったな、と思いました。飄々として明るくて能天気でふんわりした空気の利久が、タカヒロを違和感なく演じていましたし、台本読みの段階で完成していたんです。「すごい子だな」と思い、感動しました。――全員にスポットが当たっていますし、本当にそれぞれ刺激を受けそうな現場ですよね。結局お芝居も、誰か一人が突き進んでいくのでは面白くならないと思うんです。ちっちゃくて些細なお芝居の積み重ねで良い作品ができるのかな、とも思います。今回の『十二人の死にたい子どもたち』は本当に13人、さらに堤監督を入れた14人が同じ歩幅で進んでいった感覚があって、すごく心地良い時間だったし、完成した作品を観たときに純粋に面白くて、関われて良かったな、と思いました。○■あんなにフラットな女性はいない――今回は、取材した方に他の方の印象を聞いておりまして、黒島さんから見た北村さんは「大人子どもな人」だそうです。黒島さんとは、現場ですごく話したわけではないんですけど、同じ空気感があったように思いました。僕は環奈ちゃんやまっけんと共演経験があり、花ちゃんとは久しぶりに会ったので、結構喋っていました。そこに、物静かに輪の中にいる黒島さんがいて、人を観察しているんだろうな、と思います。――北村さんの写真が好きだともおっしゃってました。本当ですか! 黒島さんも写真を勉強されているんですよね。率直に嬉しいです。――くじで引いた方へのメッセージをお願いしているので、あと2枚なんですが、北村さんもぜひ1枚引いていただければ。お、4番の環奈ちゃん。「華がある人」って、こういう人なんだろうなと思います。自然と人が集まってくるし、どこかで「もっと見たい」と思わせる。だからこの映画における4番という立ち位置に、絶大な効果があると思いました。――セリフでも、ノブオが「本当にかわいいね」と言ってましたよね。ありましたね(笑)。僕は、映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で共演したんですが、環奈ちゃんは人と接するときに「そんなフラットに来る!?」くらいの絶妙な距離感で、すごくサバサバとしたところがある。僕は、よく中身がおじいちゃんと言われるくらいなので、気が合いました。昔同じイベントに出ていたこともありましたし、もちろん、僕には想像できない時間もあるかもしれないですけど、あんなにフラットな女性はなかなかいないと思います。■北村匠海1997年生まれ、東京都出身。2008年、『DIVE!!』で映画初出演。2013年にはダンスロックバンド・DISH//のメンバー(Vo.&G)としてメジャーデビュー。音楽・映像それぞれのフィールドで活躍する。初主演作『君の膵臓をたべたい』(17)では、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な作品に『セーラー服と機関銃 –卒業–』(16)、『あやしい彼女』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『恋と嘘』(17)、『勝手にふるえてろ』(17)など。
2019年01月30日●『十二人の死にたい子どもたち』で女優役に冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。発表時には存在が隠され、誰が演じるのか注目の的となっていた4番・秋川莉胡(リョウコ)。橋本だと明かされると大きな話題となった。自らを"大人たちに作られた虚像"であると信じ、葛藤を抱える女優……という、本人の職業とも重なる役となっている。○■もともと原作を社長にも勧めていた――今回の企画内容を聞いた時は、どのような印象を受けられましたか?小説が好きで、もともと原作を読んでマネージャーや社長にも「面白いよ」と渡していたので、映画化するのかと、楽しみになりました。まず「何番?」と聞いて、「4番!」と思いましたし、「他のキャストは誰なんだろう?」と気になりました。同世代が中心で、これだけ密室空間で話が展開するので、どういう撮り方でどういう監督で、どういうキャストの皆さんでやれるのかな、という点も楽しみでした。――12人だけで、ワンシチュエーションで、演技合戦という面もあったのでしょうか。これだけ同世代のみんなが、密室で、すごい熱量で演じている。何かしらの化学反応が起きないわけない現場でした。若い世代ならではのパワーもありますし、露骨ではないけど、空間の中での緊張感もありました。誰かがそれまでと違うアクションをすれば、みんなが乗っかって、新たなものが生まれていくという、相乗効果のある空間でした。――相手のお芝居に「こう来たか!」みたいなこともあったんですか?たくさんありました! 段取りと本番で監督に言われて直すこともありますし、理論的に考えるよりも、肌で感じることの方が大きかったと思います。――今回演じた秋川莉胡(リョウコ)は、女優という点で、橋本さんと重なる部分もあったかと思いますが、どう思いながら演じていたんですか?リョウコは周りの大人たちの思惑に従わされて、どうしても自分の思うようにいかなくて……という感覚だったと思うんですけど、私は自分のやりたいようにやらせていただいているので、リョウコみたいにはならないかな(笑)。それでも、リョウコの気持ちをわかってあげたい、と思いました。●新田真剣佑は…「オリジナルの世界観を持ってる人」――大作でベテラン勢に囲まれて……ということも多かったと思いますが、今回同世代のみなさんが集まったのはいかがでしたか?同世代が集まることで、絶対に意識も変わってくると思うんです。それぞれ、ベテランの方の多い現場で揉まれている人たちが集まった時、良い意味で個々が尖っていました。誰も立ち止まることがなく演技を追求して、全速力で突っ走っていました。あの時にしか撮れない瞬間を切り取っていただいているな、と思います。だからこそ、今、このメンバーが集まって全く同じものを撮ろうといっても、絶対に無理だと思うんです。会議室のシーンなんてずっと長回しで、しかも順撮りだったので、一人一人の心情の変化が露骨に出ていました。さらに堤監督はが本当にすごいなあと……。これだけ役者が尖ってるのに、絶対にまとめてくださる。だからのびのびとやれてて、新しさも出せるんだと思いました。――お話を聞いていると、橋本さんがご自身でそういうところを把握しているところもすごいなと思いまして、ふだんから俯瞰して見ているようなところはあるんですか?"秋川莉胡"として、というのはあると思います。でも私自身も、いつも客観的に見ることを意識しています。自分に依存しないように、というのは心がけています。――先ほども話に出てきた、堤監督についてはどのような印象でしたか?ずっとご一緒したいと思っていた監督だったので、すごく嬉しかったです。しかも撮り方が独特で。1度みんなの芝居を作ったら、あとはモニターからマイク越しで指示されますし、編集の人がずっといて、撮った映像を次の日に見せてくださるんです。だから、撮ったものを見た中で「次はこうしよう」と進んでいけて、一人一人の意識も高かったと思います。「一緒に作っていこう」という感覚が強かったです。○■新田真剣佑に感じた"天才"性――最後に、今回みなさんに番号を引いていただいて、出てきた方について「〇〇な人」という言葉で語ってもらっているんです。こちらを引いていただければ……。5番、まっけん(新田真剣佑)だ! まっけんは誰だったんですか?――新田さんは高杉さん、黒島さんは北村さんについて語っていただきまして、橋本さんはまだ出てきていないです。出てないんですか! 気になります(笑)。新田さんは……天才肌で、「オリジナルの世界観を持ってる人」かな。何が、と具体的にはわからないんですが、ずば抜けていました。すごく変わってるし、"新田さん流"が強くて、天才。あれができる人って、絶対いないと思います! 多分、自分のことを全て理解しているんじゃないかな?今回演じたシンジロウを見て、最初は「全然イメージと違う」と感じました。だけど、それがまっけん自身の中にもある部分なんだろうな、と思うと、さらに深みが増して見えました。――お芝居の面で世界観を感じたんですか? それとも性格の面で思われたんですか?お芝居の面でも独特だし、性格的にも「変わった人だなあ」と思います(笑)。普通じゃないところが、本当にすごい。でも、すごく悩む人なんだろうな、とも思いました。悩みながら自分流の生き方を貫いて、それでも空回りしていない。すごく頭がいいけど、ファンの方が愛くるしく思うような抜け感があったり、時々計算があったり(笑)。世間がハマっちゃうようなところがあるんじゃないかな。本当に唯一無二の人だと思います。■橋本環奈1999年2月3日生まれ、福岡県出身。2011年、『奇跡』で映画初出演。その後映画、TVドラマで活躍し、2017年には第40回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。主な出演作に『暗殺教室』(15)、『暗殺教室~卒業編~』(16)、『セーラー服と機関銃 -卒業-』(16)、『ハルチカ』(17)、『銀魂』シリーズ(17~18)、『斉木楠雄のΨ難』(17)など。公開待機作に『キングダム』(19)がある。
2019年01月28日映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が26日に都内で行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。登壇者は皆ブラックの衣装で登場した同イベント。4番・リョウコ役の橋本は、肩を露出し胸元なシースルーになっている大人シックなドレスで登場し、同作を通じて成長した点について聞かれると「切り替えや集中力」と語る。「現場がセットで40分長回し。セットに入るだけで気持ちも変わるし、緊迫感もひしひしと感じていて」と振り返り、「(作中の)1日をこんなに濃く撮るというのは珍しいと思うので、集中力を欠かさないようにやってたんじゃないかな」と分析した。また、「ハワイで打ち上げしたい」と希望した橋本。堤監督から「最近ないですよ。新宿の大きいカラオケボックスとかで」とつっこまれると、「ないからこそなんですよ! 昔はあったとかって聞くじゃないですか」と主張。しかし、堤監督から「自分で計画して友達と行ってきたら?」と言われ、「じゃあ、行きます!」と宣言していた。
2019年01月26日人気作家・冲方丁の密室サスペンスを映画化した『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が1月26日(土)、都内で行われた。当初、登壇予定だった出演者の新田真剣佑は、インフルエンザと診断され欠席した。新田真剣佑さんからメッセージが到着舞台挨拶では、新田さんからのメッセージが到着し、司会者が代読した。以下、全コメント。「本日は寒いなか、劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。インフルエンザのため、欠席となってしまい、大変申し訳ありません。今日という日をとても楽しみにしていたので、皆さまとお会いすることがかなわず、本当に残念に思っています。皆さまにこの映画を楽しんでいただければ、とてもうれしく思います」舞台挨拶には”11人の子どもたち”が勢ぞろいこの日の舞台挨拶には新田さんをのぞく、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という“11人の子どもたち”に加えて、メガホンをとった堤幸彦監督が登壇した。安楽死を望む12人の未成年たちが集まった廃病院で、いるはずのない13人目の少年の死体が発見されたことで、真犯人捜しが始まる。疑心暗鬼に陥る彼らのウソが交錯するなか、それぞれの“死にたい”理由が明らかになり…。「死にたいから、殺されたくない」子どもたちがたどり着く結末は?北村匠海さん、「自分も歳とったな…」としみじみ?北村さんは「どの現場でも、僕がいちばん年下のことが多いんですが、今回は自分より年下の方もいらっしゃって」と現場を振り返り、「竹内さんは、現場で宿題していましたよね?数学でしたっけ。自分も歳とったな…って(笑)」としみじみ。高杉さんも「こんなに同世代が集まる現場は初めて」だと言い、「普段は人見知りなんですが、(同世代が多かったので)コミュニケーション力が少し成長しました」と話していた。『十二人の死にたい子どもたち』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月26日映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が26日に都内で行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。前日の25日に、インフルエンザによる舞台挨拶欠席を発表していた新田真剣佑は「皆様にお会いすることが叶わず、とても残念に思っています」とコメントを寄せる。坂東は「昨日まっけんから電話があって。『板ちゃん、俺の分も楽しんで、頑張って』」と明かした。タイトルにちなみ「十二人の〇〇〇〇子どもたち」という言葉を考えてくるコーナーでは、物語の設定を考えてきた渕野(「脱獄したい」)、古川(「補欠を決められない」)、竹内(「サバイバルな」)、丸かぶりだった高杉&北村(「ゲームがしたい」)、吉川(「ゲーマーな」)、願望をのぞかせた橋本(「ハワイで打ち上げしたい」)、坂東(「うれたい」=熟れたい)、さらに萩原(「入れ替わった」)、黒島(「大人な」)と個性豊かな結果に。また欠席している新田の「個性の違う」という回答が映し出されると、プライベートでも親交の深い北村は「真面目だな〜」としみじみ。「真剣佑らしい。人への愛情がすごいので、この映画に出てるみんなのことが大好きだったんですよ。フォローしておきます」と、この場にいない新田の回答を補足していた。「もぐもぐしたい」と回答した杉咲は、「現場で、新田真剣佑さんが、大量のピザを差し入れてくださったんですよ。でも重いシーンも撮っていたので、和気藹々と食べるよりは、それぞれが食べる感じだったから、今度はみんなで楽しく食べたいな」と希望する。杉咲は、新田へも「真剣佑君がここに立てなくて残念だったんですが、ご本人が一番悔しいと思うので、早く、みんなでピザを食べられるくらい元気になってほしいなと思います」とメッセージを送った。
2019年01月26日●ひねくれてるし、共感もできない!?冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。今回話を聞く黒島が演じたのは、インパクトの強い6番のメイコ。自ら「嫌われ役」と言うメイコについて、黒島はどう捉えていたのか。○■撮影は「しびれる感じ」――かなり特殊な設定の物語で、しかも同世代が集まって……という作品ですが、最初に内容を聞いたときはどういう印象でしたか?これだけの同世代が集まって、それぞれの見せ場もあって……最初、プロデューサーさんに「演技対決になるよ」と言われ、「どうしよう」と思いました(笑)。ピリピリした感じになるのかなと思ってドキドキしてたんですけど、私が演じるのは嫌われ役のようなキャラクターだったので、自由にやれば面白くなるのかな、と思って、楽しみでもありました。――メイコは表情も鬼気迫るようで、少し狂気を感じるような部分が印象的でした。「本当にひねくれてるな」と思いましたし、あまり共感できるところもなくて……でもみんなとの会話で成り立つものだと思ったので、現場で相手のセリフをちゃんと聞いて、その時の気持ちを演じればいいかな、と。考えすぎずに臨みました。――自分が未成年の頃と比べて、気持ちがわかる、というようなところはあったんですか?本心じゃないことを思わず言ってしまうようなところは、「もっと言い方を考えればいいのに」と思いました。もっと違う言い方をすれば相手に伝わるし、ギクシャクしないですむのにな、と。自分もそうなんですけど、思ったままを言ってしまったりすると、良くない方向に行ってしまうこともあるから。――12人しか出てこなくて、一室で、相手と対峙する場面がすごく多かったように思いますが、それは楽しかったですか? それとも、難しかったですか?お芝居はすごく楽しかったんですけど、ワンシーンワンシーンがとても長くて、集中力を保つのが大変でした。途中で何度も「やばい、これは大変だぞ」と思いましたし。でも、みんな同じ環境で演じているし、弱音もなく一生懸命だったので、「私も頑張らなきゃな」という気持ちでした。カメラも5台あって、何十分も長回しでなかなかカットがかからないし、終わった時はみんな「は~っ」となってましたね。誰かと目が合ったら、「これやばいね、頑張ろう」とアイコンタクトをする感じ。「こんなになると思ってなかったあ」って、結構しびれてました(笑)。だから、逆に、楽しんでできました。――共演者の皆さんとは、濃密な時間を過ごした、戦友みたいな感覚だったんでしょうか。最初は、もう少しライバル意識が出てきたりするのかな? と思ったけど、全然そんなことなくて、「頑張ったよね!」という雰囲気でした。みんなで一生懸命頑張った作品だと思います。●北村匠海の印象は…「大人子どもな人」――新田さんは、男子チームでごはんに、という話もされてました。男子メンバーはみんな仲が良くて、ゲームしたりお弁当を食べたりしていました。新田さんのおうちに何人か泊りに行って、台詞を練習してるという話も聞きましたし、結構、新田さんがお兄さん的な感じだったのかな。――ここが難しかった、印象的だったというシーンを教えてください。セイゴ(坂東龍汰)に向かって、自殺しに来た理由を早口で言うシーンは、自分でも「よく噛まなかったな」と思いました。噛んだりつっかえたりしたら面白くないですし、瞬きもしないで、口だけペラペラ動かせるようにしたかったんです。犬の散歩をしながら、ブツブツセリフを覚えました(笑)。――あの過激なセリフを、犬の散歩しながら!以前は目の前にセリフを貼って、家でごはんを作りながら覚えていたりもしたんですけど、実際はカメラの前で動きながらセリフを言っているので、意外と動いていないとダメなんですよね。私には、歩きながらセリフを覚えるのが合っていて、散歩の甲斐もあって、長台詞を頑張れたと思いました。あと、作品を見て、「私、こんなに眉毛が動くんだ!」と驚きました(笑)。おでこを出していて、顔が全部出ているから、自分でも発見ができて面白かったです。○■北村匠海への印象は?――それは新発見ですね。今回インタビュー連載として、くじで引いた方へのメッセージをお願いしているので、ぜひ1枚引いていただければ。ええ~! ……これ! 9番、ノブオ君(北村匠海)ですね。――北村さんを「〇〇な人」と表すと、どんな方ですか?……大人子ども、な人!(笑) 演じていたノブオとリンクする感じもして、年の割には大人だと感じる部分もあるんですが、時々見せる子どもらしさみたいなところが印象的でした。――黒島さんは大学で写真を学ばれてますが、北村さんもカメラが趣味ですよね。そうなんです。前から「素敵な写真を撮る方だな」と思っていました。でも、そう言うのも、恥ずかしいじゃないですか(笑)。カメラの話、一切しませんでした。向こうもきっと私が写真をやっているのは知ってるだろうし、もう少し話してみたかったという、微妙な距離感でした。2回目、3回目の共演があったら、話せるようになるかもしれないですね(笑)。■黒島結菜1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2012年から芸能活動を開始した。2013年、『ひまわり~沖縄は忘れない、あの日の空を~』で映画デビュー。『あしたになれば。』(15)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』(18年)で主演、『サクラダリセット』(17)でヒロイン役。堤幸彦監督作品ではSPECサーガ完結篇『SICK’S 恕乃抄 ~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』(18)、『SPECサーガ黎明篇 サトリの恋』(18)に出演している。公開待機作に『カツベン!』(2019年12月公開)がある。
2019年01月26日平成最後に絶対見るべき映画!言いたいけど言えない、衝撃のラストとは!? ショッキングなタイトルに思わず心を奪われる、映画「十二人の死にたい子どもたち」。ベストセラー作家の冲方丁(うぶかたとう)原作で、直木賞の候補作となり話題となった現代サスペンスの傑作が実写化されました。2019年1月25日(金)全国公開を前に、ネットにてアップされた予告動画の再生回数がとんでもないことに!公式Twitterでは瞬く間に600万回(24時間)、公式Youtubeは100万再生(24時間)を超え、凄まじい反響を呼んでいます。もはや社会現象!これは絶対観たい!ということで、PeLuLu編集部はひと足先に鑑賞してまいりました。 それぞれの“死にたい”理由を抱えた子どもたちが、安楽死を求めて廃病院に集うことから物語の幕が上がる。 自殺サイト管理人のサトシの厳正なる審査のもと12人の未成年たちが、廃病院の密室に集まった。 ▼目的12人同時の安楽死。▼ルール・12人の意見が合わないと実行できない。・全員一致するまで議論すること。・途中で退出することも可能。退出した場合は、秘密厳守。 「みんなで死ねば怖くない」気持ちは全員一致のはずでした。ところが、そこにまだ生温かい13人目の死体が現れることで、事態は思わぬ展開へと変化していきます。 「13人目の正体とは?」「自殺か他殺か?」「殺したのは誰か?」 その謎を解き明かそうとすればするほど、疑心暗鬼に陥っていく12人のウソとダマしあいの心理ゲームが始まる。果たして彼等は安心して“死ねるのか”怯えながら“殺されてしまうのか”……。12人の死にたい理由と13人目を巡る真実が明らかになったとき、あなたはを衝撃のクライマックスを体験する! 舞台となる廃病院は仄暗く、子どもたちが抱えている闇も深い!でも物語が進んでいくうちに、不思議と青春ドラマを観ているような清々しい気持ちになっていきます。もちろん、堤監督の繊細でドラマチックな映像美も存分に楽しむことができる作品でした。特に空の描写は素晴らしく、劇中の時間の流れと子どもたちの感情の変化を美しく写し出しているよう。 “未成年ではあるものの、もう自分の命に対して決断できる。”大人と子どもの狭間で揺れ動く個性豊かな12人の誰かしらに感情移入してしまう、人間模様もこの映画の大きな魅力のひとつです。自らの命を終わらせるために議論していたはずが、いつの間にか生きることの意味に向き合っていく12人の姿に心が熱くなる、素晴らしい映画でした! 全員平成生まれ!!日本を代表する次世代俳優たちの演技バトル 出演するのは2018年の日本映画界をことごとく席巻した杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈など若手超オールスターキャストに加え、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘し続けてきた堤幸彦監督にオーディションで選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら将来の活躍が期待される俳優6人。な、なんとこの12人“全員平成生まれ”……!日本を代表する若手俳優達の凄まじい才能のぶつかり合いが、この映画の大きな見どころであることは言うまでもありません! PeLuLu編集部が個人的に気になったのは、10番 セイゴの役を務める坂東龍汰(ばんどうりょうた)君。劇中では、不良キャラながらも繊細で心優しい一面も垣間見えるキーパーソンです。その繊細な表情の変化や演技力の高さに目が離せませんでした!デビューから1年余りで次々と出演作も決まり、若手実力派俳優として注目を集めています。▼坂東龍汰主な出演作:映画「EVEN~君に贈る歌~」、ドラマNHK BS「春子の人形」(主演)など公開待機作に、「十二人の死にたい子どもたち」(1/25公開)、「峠 最後のサムライ」(2020年公開予定)がある。 伏線だらけの謎解きミステリー×現代の死生観をめぐる人間ドラマ×次世代を担う若手俳優の演技バトル『十二人の死にたい子どもたち』、これは間違いなく平成最後に観るべき映画NO.1です! ■公式サイト■公式Twitter@shinitai12movie■公式Instagram@shinitai12movie■ハッシュタグ#しにたい12©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月26日杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈らを迎え、“映像化困難“といわれた冲方丁の密室サスペンスを映画化した『十二人の死にたい子どもたち』。この度、本編映像やメイキング映像が盛りだくさんに詰まった特別映像が到着した。今回到着した映像には、初解禁となる“名場面”が散りばめられ、豪華な顔ぶれによる登場人物の紹介とともに舞台裏の模様も収録。“激しい心理戦”を繰り広げる劇中の鬼気迫る演技とは一転、笑顔を覗かせるオフショットも織り込まれた特別映像となっており、そのギャップこそ彼らの演技力の高さを証明するものとなっている。■全てが“ネタバレ”の密室サスペンス!言いたいけど、言えない…「みんなで死ねば、怖くないから」――。その日、安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の未成年たち。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇する。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさか、この12人の中に殺人が…?死体の謎と犯人を巡ってウソとダマしあいが交錯、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と化すかも分からず、パニックは最高潮に。彼らは、安心して“死ねるのか”、それとも怯えながら“殺されるのか”…。■豪華スタッフ結集!“映像化困難“の壁を越え、原作者も絶賛の仕上がりに物語は、時系列や舞台となる廃病院の構造を利用し、かつ、個性的な登場人物それぞれの背景などが緻密に組み上げられているため映像困難と思われていたが、その高い山に挑んだのが、『人魚の眠る家』も記憶に新しい堤幸彦監督。脚本は今回が初めての映画脚本となる倉持裕。演劇界では故・蜷川幸雄、「劇団☆新感線」のいのうえひでのりらと組んできた才人だ。原作を読み込み、構造分析、解体、再構成…を繰り返し、2年近く試行錯誤を重ねた結果、原作の魅力を余すことなく残し、見事、映像化となる脚本が完成した。撮影を担当したチーフカメラマンは「トリック」「SPEC」シリーズでライブ感を大事にした撮影を行ってきた斑目重友。青みを強めた映像に、全体的にフィルム的な効果も施している。■豪華若手俳優の演技バトルは見逃せない!杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈という若手オールスターキャストと、「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘してきた堤監督により、オーディションから選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗といった将来の活躍が期待される面々が出演。個々の役柄構築を始め、お互いがお互いを意識しコラボレートしていく集団演技が要求された彼らは、撮影現場で凄まじい“演技力”を発揮。ライブのような空間に晒された役者たちは、それぞれが互いを警戒し合いながら本心を隠し、平然と振舞う表情や仕草の生々しさに思わず息をのむ、“この瞬間”にしか生まれない芝居を誕生させた。台本は6、7ページにわたるのはざらで、クライマックスの場面はなんと12ページにも及んだという。■衝撃!異常なまでの大反響!公開前から“現象化”衝撃的な特報が解禁されるや否や、ネット上では異例のペースでリピートする若者が続出。さらに11名のキャストと予告編、そして12人目のキャスト・橋本環奈の解禁と、作品の情報が少しずつ明らかになる度に、若者を中心に異例の盛り上がり見せている。「10代女子が選ぶ“2019年流行りそうなコト”」(マイナビティーンズ調べ)では、強い支持を得て見事1位になるなど、まさに1つの現象と化している。『十二人の死にたい子どもたち』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月25日●思わぬ展開にハラハラする作品冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死をするため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。トップバッターは、推理好きで薬や医療機器に詳しい「5番」シンジロウを演じる新田真剣佑。念願の堤監督作品で、芝居合戦といった様相を呈した同作に、ワクワクしていたという。○■芝居をし合うのが好き――特殊な設定の物語でしたが、内容を知ってどのような印象を受けましたか?新しい密室ゲームの映画だと思いました。特に、ほぼ12人の若手だけが集合して芝居し合うことはなかなかないので楽しみでしたし、堤監督とご一緒したかったので、お話をいただいて、ワクワクしました。芝居をし合うのが、好きなんです。――実際に、完成した作品を見ての感想はいかがでしたか?一人ひとりの役者さんが魅力的で、プラス堤監督ワールドに包まれた映画なので、思わぬ展開にハラハラしますし、魅力が飛び交ってる映画です。解釈の仕方は人それぞれだと思うんですけど、命の大切さ、そして人の価値観が伝わる映画になっていると思います。――シンジロウは推理力もある設定でしたが、探偵役への憧れなどはありましたか?推理が好きな役でしたね。でも、僕自身は役者がやりたいです(笑)。――念願の堤監督は、どのような印象でしたか?監督が一番ミステリアスでした。ふざけたことばかり言って……と言ったら、悪口になっちゃうのかな?(笑) 面白い方で、僕は大好きです。撮影中は、役の話をたくさんしました。シンジロウの話を、たくさん。僕が「こうしたいんです」という思いを伝えて、撮影当日も「これでやるので、監督が編集で決めてください」とお願いしました。自分から自由にやらせてもらいながら、最終的に監督を信じて委ねていました。――『OVER DRIVE』では、北村匠海さんとのシーンが少なかった……というお話でしたが、今回はがっつりでしたね。今回は2人とも闇を抱えてる役で、たっぷり芝居するシーンがあったので、よかったです。匠海以外は初共演だったのですが、匠海がいたので、気持ちの面では少し楽でした。今回は12人同じ条件下での密室劇でしたが、もしまた二人でやるなら、匠海が黒幕でがっつり敵対する作品とかもいいな、と思いました。その時は全力で受けます。――吉川さんとはマイナビウエディングのCMでもご一緒されることになりましたね。あまり役的な絡みはなかったんですが、実力がある方だと思いました。12人みんな、役者としてしっかり向き合えていたと思います。●1番、高杉真宙は…「不敵な笑みを浮かべる人」――"死体"役のとまんさんも入れて、ほぼ13人だけがメインで出演する映画って、なかなかないですよね。そうなんです。だから、アップが多いですよね。撮り方も舞台のようで、40分くらいカメラを回し続けて、感情が途切れることがありませんでした。そういう意味では、やりやすかったです。ただ、セリフの量はかなりありました。台本でいうと、13ページくらいを一気に、しかも何度も演じるので、その点は大変でした。――撮影の合間は何をされていたんですか?印象的だったのは、男子チームでごはんを食べたことでした。ずっと病院の中での撮影だったので、昼休憩で部屋に集まって「さっきのシーンどうだった?」とか、話しながら食べていました。(セイゴ役の)坂東龍汰は「俺大丈夫かな!?」ってすごく気にしてたことを覚えています。――新田さんが普段役者として面白いことや、今回の作品でワクワクしたことを教えてください。芝居同士でぶつかり合う所に、すごくワクワクしました。展開が読めないですし、その瞬間にしか撮れない、役の気持ちが映っている……と考えるとものすごく良いですね。2度と同じことはできない。毎回そうですけど、今回の映画でも、そういうシーンがたくさんありました。――今回このシーンが、と挙げるとしたらどこでしょうか?やっぱり、シンジロウが感情をあらわにするシーン。そこに向けて、気持ちを作っていきました。本当に監督には自由にやらせてもらって、逆に「いいのかな?」と、怖かったくらいです。後から聞いたら大丈夫だったらしくて、安心しました。○■新田が語る高杉の印象――最後になりますが、このくじを引いていただいて、出てきた番号の方について語ってください。1番、高杉真宙君ですね。終始不敵な笑みを浮かべるサトシという役なんですけど、だんだん、普段から不敵な笑みで何かを企んでるようにしか見えなくなってきて(笑)。一緒にお弁当を食べたんですけど、お弁当食べながらも、何か企んでるのかな? と思っていました。最初に高杉君が13人目として部屋に入ってくるシーンも印象的で。本当は、すごく優しいお兄ちゃんなんです。でも、その優しさも不敵に見えてくる。――となると、高杉さんの印象を一言で表すと…「不敵な笑みを浮かべる人」ですね(笑)。■新田真剣佑1996年生まれ、米ロサンゼルス出身。2014年より日本を拠点に活動をスタート。『ちはやふる –上の句–/–下の句–』(16)で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。主な作品に『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)、『ピーチガール』(17)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『ちはやふる –結び–』(18)、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)、『OVER DRIVE』(18)、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(18)など。1st写真集『UP THE ROAD』が2月1日発売。
2019年01月24日旅とグルメをテーマにしたバラエティ番組「火曜サプライズ」。1月22日(火)今夜は映画『十二人の死にたい子どもたち』から女優の杉咲花と橋本環奈をゲストに迎え、ヒロミの地元・高幡不動でアポなし旅を繰り広げる。MCにヒロミ、山瀬まみ、日本テレビアナウンサーの青木源太、また石塚英彦、DAIGO、オリエンタルラジオらがレギュラーとして出演。人気の名物企画を多数擁する本番組。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロイン・高畑充希の妹役を演じその知名度を飛躍的に上げ、『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞助演女優賞に輝くと、昨年春クールの「花のち晴れ~花男 Next Season~」で連ドラ初主演を務め同作が爆発的ヒット。『パーフェクトワールド 君といる奇跡』で映画初主演と順調に女優の階段をステップアップしてきた杉咲さん。アイドル時代“千年に一人の美少女”と注目を集めると『暗殺教室』シリーズでは律役を演じ、『セーラー服と機関銃-卒業-』では星泉役で主演を務めると、2017年からは本格的に女優業にシフト。『ハルチカ』『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』などの映画から、「警視庁いきもの係」「FINAL CUT」「今日から俺は!!」などのドラマまでいずれもヒットに導いている橋本さん。プライベートでも食事に行く間柄だという杉咲さんと橋本さんが今回、2人きりで自撮りしながら長時間の撮影交渉に挑むも、建立およそ1100年を誇る関東有数の寺院を相手に慣れない交渉で困惑モードに。大のうどん好きという杉咲さんの1日費やして手打ちうどんに挑戦したというほっこりエピソードや、「桑の葉うどん」を求め粘りの交渉など、仲良し2人組とヒロミさんの高幡不動を巡るアポなし旅をお楽しみに。杉咲さんと橋本さんが共演する映画『十二人の死にたい子どもたち』は2人をはじめ新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、とまんらが出演。安楽死を求め、廃病院の密室に集まった12人の未成年たちの前に、“十三人目”の死体が。12人の中には殺人犯が!?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく――というもの。『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日(金)より全国にて公開。「火曜サプライズ」は1月22日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年01月22日「嵐」の大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤がゲストとともにトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」の1月19日(土)今夜放送回のゲストに女優の杉咲花が出演。「タカアンドトシ」は親友・相葉さんと富士山ツーリングに繰り出す。味の素「Cook Do」のCMで回鍋肉をおいしそうに食べる姿が話題になると「夜行観覧車」での演技も高く評価され、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」ではヒロインの妹・美子役に抜擢、『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞をはじめ各映画賞に輝くと『無限の住人』への出演に『メアリと魔女の花』では声優としてアニメ映画初主演。昨年「花のち晴れ~花男 Next Season~」でヒロイン・江戸川音を演じ同作が大ブームを巻き起こすと秋には『パーフェクトワールド 君といる奇跡』で映画初主演。この1月からは大河「いだてん」に出演中の杉咲さん。そんな杉咲さんが今回「絶品パスタデスマッチ」企画に参戦。パスタ激戦区の群馬県・高崎からのキングオブパスタに、ひたひたカルボナーラ、名古屋の絶品あんかけパスタなど各地の絶品パスタが続々登場。杉咲さんと「嵐」メンバーは激ウマパスタにどんな反応をみせる!?そして相葉さんと親友だという「タカアンドトシ」は富士山にツーリングへ。3人の織りなすマル秘トークにも注目。また櫻井さんは話題の東大レゴ部を訪れ東大生のすさまじいレゴ作りに仰天。リアルすぎる圧巻レゴジオラマは必見。さらに櫻井さんの感性が爆発したレゴ作品も。今回ゲスト出演した杉咲さんは1月25日(金)から公開される映画『十二人の死にたい子どもたち』に出演。同作は12人の未成年の少年少女が織りなす密室サスペンス。安楽死を求め廃病院の密室に集まった12人の未成年。彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇、突然の出来事に彼らの安楽死は阻まれる。この12人の中に殺人鬼が――?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中、うそとダマしあいが交錯するなかで12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく…という物語。杉咲さんのほか、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、とまんら若手キャストが大集結する。「嵐にしやがれ」は1月19日(土)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年01月19日モデル・俳優のとまんが、映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)に出演していることが11日、明らかになった。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という若手豪華キャスト情報が発表されると、解禁と同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は24時間で600万回を突破。公式Youtubeにアップされた新たな予告編も24時間で100万再生を超える大反響となった。さらに今回明らかになったとまんが演じるのは、安楽死を求め廃病院の密室に集まった12人の未成年たちの前に立ちはだかる、ルール違反の"13人目"=死体役。「彼は誰なのか」「なぜ死んでいるのか」「自殺なのか、他殺なのか」という謎をめぐり、疑心暗鬼の中でウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。また、公開を記念して、とまんが死体役を生実演。とまん自らが19日、新宿ピカデリーの1Fエントランスに死体役として登場する。時間は正午から不定期で、劇場オープン時より整理券配布の上、各回人数制限を設け複数回実施する予定。
2019年01月11日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のキャラクター画像が10日、公開された。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。キャスト情報が明らかとなると、解禁と同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は24時間で600万回を突破し、『銀魂』『ファンタビ』を超え、2018年ワーナー作品におけるNo.1の再生数を記録(ワーナー調べ)。公式Youtubeにアップされた新たな予告編も24時間で100万再生を超える大反響となった。さらに中国でも関心を集め、公開が決定していない日本映画の予告、また無字幕の映像にも関わらず、再生回数は200万回を超えているという。公開されたキャラクター画像は、12人それぞれが抱えている“死にたい理由”のヒントとなる二字熟語が表され、画像の片隅にはそれらを象徴するアイコンが添えられている。さらに今回場面写真も一挙解禁に。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈と2018年をことごとく席巻した若手オールスターキャストと、堤監督にオーディションによって選び抜かれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら将来の活躍が期待される新鋭たちのキャスティングが反響を呼んだが、今回公開された場面写真は彼らの息の詰まるような心理戦が垣間見える画像となっている。
2019年01月10日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。作品にちなみ、人生で「決断した場面」を聞かれたキャスト陣。「ロスで生まれて、日本に拠点を移したこと」(新田)、「大学を目指して勉強してたけど、芸能1本でやることを決めた」(北村)、「小学6年生の時に、福岡からの上京を決めたこと」(高杉)、「地元(沖縄)から上京したこと」(黒島)と、仕事に関わる決断を明かしていく。さらに、橋本も「本当に同じことで申し訳ないんですけど、私もそうなんですよ」としみじみ。「結果的にみんな年齢が近いので、節目となると、上京だったりに。福岡から上京するというのは、今までの人生の中では、一番大きな決断でした」と振り返った。決断の際の心境を聞かれると、「結構、ざっと! 潔く決断をしました」と力強く答えていた。
2019年01月09日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。12人のメインキャストが集結したジャパンプレミアでは、監督以外の全員が全身真っ白な衣装に身を包み登場。いくつかの質問が全員になされ、トータライザーに「YES」と答えた人数だけが示されていく。「12人の中に好きな人がいる?」という質問には、9人がYESと答え、真っ先に疑われた坂東は「押した。マッケン」と、あっさり自白。北村も「好きだよなあ、マッケン」と納得していた。「共演者のとんでもない秘密を知っている」という質問には、新田が「セリフ合わせに付き合ってもらってて、(萩原、渕野、坂東が)1週間くらい連続で家に泊まりにきてくれて……」とエピソードを披露。「坂東龍汰が隣に寝てくる。すると、足を絡めてくる」と高杉を使って実践すると、会場もざわつく事態に。坂東は「夏だから、冷房が逆に寒くて!」と弁解していた。また、新田は挨拶の際に「十二人の子どもたち……あれ?」とタイトルをマジボケし、「間違えちゃった」と頭をかく。杉咲は「この映画は、衝撃的な内容なのはもちろんそうなんですけど、ひとくくりにできない。アクションもないし恋愛も描かれてないのに、ハラハラドキドキしたりクスッとしたり、心がキュッとしたり、ひとくくりにできないのがこの映画」と表し、「意外な仕掛けがいっぱいある、秘密箱みたいな映画だと思います」と語った。
2019年01月09日若手オールスターキャストが話題の映画『十二人の死にたい子どもたち』のジャパンプレミアが1月9日(水)、ヒューリックホール東京にて行われ、主人公となった十二人のキャスト陣と堤幸彦監督が勢揃いした。堤監督が命名「十二人の見切った子どもたち…」ジャパンプレミアでは、トータライザーを用いて、キャスト同士の本音を暴く企画が行われた。「堤監督の次回作にぜひ出演したい人はボタンを押して」という問いを受けて、堤監督は「それはもう、ねえ」とホクホク顔だったが、電光掲示板にはなんと「0人」という数字が表示された。愕然とした堤監督は「十二人の見切った子どもたち…」と力なくリアクション。すると、杉咲花が「もうあんな現場耐えられないですよ!…というのはうそです(笑)。監督をだまそうって、みんなでさっき話し合いをしてあえて押さなかったんです」と告白。結果、全員がボタンを押し、堤監督も「大変素敵な役者がそろった!」とご満悦だった。ベストセラー作家・冲方丁による同名原作の実写映画化となった『十二人の死にたい子どもたち』は、安楽死を求める十二人の未成年の登場人物による密室サスペンス・エンターテインメント。ひとりではなく、みんなで楽に死ねることを求めて廃病院に集った彼らだが、すでに十三人目の予期せぬ先客がいて、すでに死んでいた。集まった中に殺人者がいるのではとそれぞれに疑惑の目がいく中、互いの本音がさらけ出される。新田真剣佑、北村匠海の大きな決断とは?登場人物は大きな決断をして集まるが、自分たちの人生の大きな決断について尋ねられたキャスト陣。新田真剣佑は、「僕はロスで生まれ育ちまして、日本で役者をやっていくと決断したのが一番の決断かもしれません。悩みませんでしたね。意外とすんなりサッと決められました」とふり返った。公私共に新田さんと仲良しの北村匠海も、「僕も18のときに、大学か、役者をするかの選択があったので決断でした。芸能一本の決断をしてすぐの作品で、真剣と出会いました。そこから自分にとっては大きな作品にたくさん出られて、いまとなってはすごくいい決断したな、と思います」と感慨深そうに新田さんを見つめる。新田さんは、「いま、初めて知った!」と驚き顔を見せると、北村さんは「そりゃそうですよ。当時は真剣、会話の途中に英語まじりまじりでね」と懐かしそうに思い出話を繰り広げていた。ジャパンプレミアには、そのほか、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗が登壇した。『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月09日堤幸彦監督が手がける、安楽死志願の未成年12人による密室サスペンス『十二人の死にたい子どもたち』で、マスクとニット帽で素顔が隠されていた4番を演じるキャストが、橋本環奈であることが発表された。11月にキャスト陣が明らかになると、同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は瞬く間に増え、24時間600万回を突破、『銀魂』や『ファンタビ』を超え、2018年ワーナー作品におけるNo.1の再生数を記録(ワーナー調べ)。また、公式Youtubeにアップされた新たな予告編は24時間で100万再生を超える大反響に。その波は日本国内に留まらず、中国まで伝染。ショッキングな作品タイトルと共に“未体験リアルタイム型・密室ゲーム”の世界観は海を超えて高い関心を集め、中国公開が決定していない日本映画の予告編・字幕なしの映像にも関わらず、再生回数は200万回を突破する、驚異的な事態となった。未成年12人を演じるのは、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら日本映画界を席巻した若手スター俳優5人と、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘してきた堤幸彦監督にオーディションから選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という新進俳優6人。“全員平成生まれ“の注目の気鋭の俳優12人が凄まじい才能を惜しみなく披露し、”これぞ演技バトルの真骨頂“という熱演を密室の中で繰り広げていく。そしてこの度、橋本環奈が“秋川莉胡”こと「4番 リョウコ」役を演じていることが明らかとなった。彼女は、自らを“大人たちに作られた虚像”であると信じ葛藤を抱える人気女優。劇中では自らを「作られた人間よ!大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」と言い放つ衝撃的な台詞も…。超豪華若手オールスターキャストが連なる中、モザイクを外してもなおマスクとニット帽で顔を隠し、ひときわ異様な雰囲気を醸し出していた“4番”の存在は、さらなる謎を呼び、12月12日より行われたキャスト予想キャンペーン「Guess Who No4 Is」には様々な女優たちの名前が飛び交い、大盛り上がり!その中にはもちろん橋本さんの名前もあった。■橋本環奈、同世代との共演に発奮「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて」このところ、「今日から俺は!!」や『銀魂』シリーズなどでコメディエンヌとしても才能を開花させた橋本さん。今回は弾けるような笑顔を封印しており、本作でのシリアスかつ鬼気迫る迫真の演技、新たな一面に期待が高まる。橋本さんは発表までをふり返り、「緊張しました。逆にここで私だって発表されてがっかりされたら辛いし…」とコメント。だが。「こういう出し方をしたことによって、『4番誰??』っていうことで、SNSでも盛り上がっていただいたみたいで、それがすごくうれしくて」と話す。今回のシリアスな役柄を演じるにあたり、「素を出さないことですかね(笑)っていうのも違うんですけど」と言いながら、「ここに集まってる人たちは、子どもたちはみんな、死が終わりじゃないって思っていると思うんですね。そういった題材のシリアスなものだったので、私自身も死について考えるというよりは、人生について考えるきっかけになった作品だなと思います」と真摯に語った。しかも、本作では同世代の俳優、女優による、白熱の演技合戦も大きな見どころとなる。「めちゃめちゃ刺激受けました」と橋本さん。「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑)。たとえばシンジロウ(新田真剣佑)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました」と、壮絶な撮影現場の様子を明かしている。『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年12月24日女優の橋本環奈が、映画『十二人の死にたい子どもたち』(2019年1月25日公開)に出演することが23日、明らかになった。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。これまでに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という若手スターの出演が発表されていた同作。もう一人、モザイクが取れても顔がわからなかった秋川莉胡を、橋本が演じることが今回明らかになった。橋本が演じる「4番 リョウコ」は、秋川莉胡という芸名で活躍している女優で、自らを“大人たちに作られた虚像”であると信じ、葛藤を抱える。劇中では自分自身について「作られた人間よ! 大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」という衝撃的な台詞も披露される。今回の発表に向け、12日より解禁の事前告知が行われ、キャスト予想キャンペーン「Guess Who No4 Is」も様々な女優たちの名前が飛び交い盛り上がっていた。そして解禁は東京・名古屋・大阪の3大都市に位置する大型ビジョンと連動で行われた。他のメンバーはすでに発表されていたために、橋本は「逆にここで私だって発表されてがっかりされたら辛いし……。いろいろ考えました。こういう出し方をしたことによって、『4番誰??』っていうことで、SNSでも盛り上がっていただいたみたいで、それがすごくうれしくて」と心境を明かす。『銀魂』や『今日から俺は。』のような、コメディエンヌの面を見せることが多かった橋本が、シリアスな役を演じることについては「素を出さないことですかね(笑) っていうのも違うんですけど」とお茶目な面を見せ、「ここに集まってる人たちは、子どもたちはみんな、死が終わりじゃないって思っていると思うんですね。そういった題材のシリアスなものだったので、私自身も死について考えるというよりは、人生について考えるきっかけになった作品だなと思います」と真摯に語った。また、同世代が多く出演し「演技合戦」となる同作については「めちゃめちゃ刺激受けました。ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑)」という。「たとえばシンジロウ(新田真剣佑)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました」と撮影を振り返った。(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年12月23日