新型コロナウイルスの感染拡大防止のため営業を中止していた香港の映画館が、金曜日から営業再開が可能となる。火曜日、キャリー・ラム行政長官が発表した。「Variety」誌が報じた。香港の大手シネコン「ブロードウェイ・シネマズ」は、早速8日から上映する作品を発表。ラインアップは少し古めの作品でアメリカの『ドント・ウォーリー』、日本の『男はつらいよ お帰り 寅さん』、中国の『Better Days』(英題)、新しい作品はアメリカの『トロールズ ミュージック★パワー』、イギリスの『Emma』(原題)など。営業の再開許可が出たものの、引き続き満席での上映は避け、観客同士の間隔は一定の距離が保たれる模様。バー、スポーツクラブ、美容関連施設の営業再開も認められた。これらの施設でも、やはり施設に入れる人数は制限され、例えばバーでは定員の50%以下での営業が可能に。ナイトクラブやカラオケはまだ営業再開は許可されていない。中学校は5月27日から、小学校は6月初旬に再開されるという。香港では新規感染者がゼロという日がしばらく続いており、感染者が出現しても外部からの旅行者などに限定されている。新型コロナウイルスによる死者は4人で、3月中旬に4人目の方が亡くなって以来、死者は出ていない。(Hiromi Kaku)
2020年05月07日営業マンは心理学をビジネステクニックとして取り入れていることも多いですが、実はこの手法は恋愛など私生活でも活用できるのです。恋愛でも活用できるフットインザドアのテクニックを紹介します。フットインザドアとは?フットインザドアとは、最初は簡単な要求から受け入れてもらい、最終的には自分の一番受け入れてもらいたい要求を受け入れてもらいやすくするという手法です。商品の購入を検討している時に「まずは、話だけでも聞いてください」と言われて話を聞いて、「試しに使ってみてください」と言われて商品を使用して、最後に商品を買ってしまったという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。段階的に簡単な要求から受け入れてもらい、最後には本来の要求を受け入れてもらう、というこの法則を恋愛で利用すれば、気になる人とデートの約束をすることも夢ではありません。恋愛でフットインザドアを利用するポイントとは?恋愛でフットインザドアを利用するポイントは2つあります。1つ目は相手の好みや興味のあるものなどを知り、相手に合わせた要求をすることです。相手の好みに合っていない、興味のない要求をすると最初から断られてしまう可能性が高くなります。2つ目は相手への2回目以降の要求は、前の要求と関連を持たせた要求にすることです。例えば相手が映画が好きなら、「オススメの映画をいくつか教えて」と最初の要求をしたら、2回目以降の要求も「すすめられた●●がおもしろかった。このシリーズの最新作の映画を今度一緒に見たい」というように、最初の要求に関連する要求にした方が相手に受け入れてもらいやすいです。フットインザドアを利用する注意点とは?フットインザドアを恋愛で使う場合には注意点もあります。それは、最終的に本来の要求を受け入れてもらうために、あせらずに要求の段階をあげていくことです。例えば、職場の気になる彼に「みんなでランチを一緒に食べに行く」という要求を受けれてもらえても、次にいきなり「夜にオシャレな店で2人きりで食事をしたい」と言っても断られる可能性が高いかもしれません。最初の要求を受け入れてもらえても、次にいきなりハードルの高い要求をしてしまってはこの手法は台無しになってしまいます。多少時間がかかることもあるかもしれませんが、じっくりと少しずつ要求のレベルをあげていきましょう。フットインザドアでもダメな場合は?フットインザドアを上手に利用しても、断られてしまう場合もあります。その場合は、ドアインザフェイスという心理学もあります。ドアインザフェイスは、フットインザドアを使って、要求を断られた際の代替案として、最初の要求が断られたら最初より小さな要求を受け入れてもらうという方法です。フットインザドアで行き詰ってしまったら、ドアインザフェイスの手法で対応してみましょう。
2019年08月14日プールや海は出会いを求める男女に大人気ですが、その中でも夜間でも営業しているナイトプールは交際相手がほしい方に特におすすめのスポット。友達と楽しくプールで遊んだりお酒を飲んだりしながら気軽に男性と知り合えるのが人気の理由です。そんなナイトプールで理想の男性を見つける方法についてご紹介します。ナイトプールで出会いを探すならここナイトプールは若い男女の間で流行りのレジャースポットなので、同年代の理想の男性を見つけるには絶好の場所です。海ともバーとも違う独特のロマンチックな雰囲気を持っているのがナイトプールの魅力。開催している場所によって出会うことができる男性は異なりますが、高級ホテルで開催されるナイトプールは出会いを求める女性に特に人気があります。高級ホテルならではの落ち着いた雰囲気の中で素敵な男性を見つけることができますよ。イベントで盛り上がって仲良くなろうナイトプールを営業している施設の中でも、男性と出会いやすい場所とそうでない場所があります。男性と知り合いになりやすいのは、泳ぐ以外にさまざまなイベントを楽しむことができるプールです。DJを呼んでトークショーやライブが開催されているナイトプールもあり、こうしたイベントは楽しいだけでなく出会いの場所としても最適です。イベントに積極的に参加して来場している男性と一緒に盛り上がることで、自然に仲良くなることができますよ。写真をきっかけに声をかけてみてナイトプールは写真撮影をするのに最適な”インスタ映え”する場所が多いのも人気の理由です。見栄えのする水着写真を撮ることができるので、インターネットに掲載する写真を撮影するためにプールに行く男女は多いのです。そんな写真撮影もナイトプールで男性と出会うための一つのきっかけになりますよ。ナイトプールで見つけた気になる男性に写真撮影を依頼することで、気軽に理想の男性に話しかけることができます。
2019年07月20日史上最長といわれる10連休のゴールデンウィークが終わりました。不動産会社の営業マンは休めた人と仕事だった人の両方かと思いますが、どちらのタイプであってもこれからしばらく「閑散期」というつらい時期がやってきます。たとえ閑散期といえど給料(歩合給)をもらうためには売り上げを上げなければならず、そのためには地道な努力が必要になります。■ 不動産会社にとってのGWとは7maru / PIXTA(ピクスタ)土日が書き入れ時となる不動産業者は水曜日が定休日という場合が多く、世間の人と休みが合わないというのはこの業界で生きている人にとってどうしようもない宿命です。そんな不動産会社の社員が世間並みに休むことができるのが年末年始とお盆休みですが、ゴールデンウィークに関しては休む会社と営業する会社の二通りに分かれます。新築マンションの営業にとっては1年で最も物件が動く時期であり、朝から晩まで商談と現地案内に追いまくられていました。賃貸物件の営業は会社によって違いますが、筆者の場合は出社したことの方が多かったと思います。歩合給の営業にとっては売り上げが上がれば休みなどどうでもいいもので、最終的に成約に結びついた反響が多く取れて「いいゴールデンウィークだった」と思ったことを覚えています。■ ゴールデンウィークが終われば「閑散期」キャプテンフック / PIXTA(ピクスタ)不動産業界は年が明ければ引っ越しシーズンに突入して猛烈に忙しくなるため、一段落する3月末までを「繁忙期」と呼んでいます。4月もなんやかんやで忙しさは継続しますが、ゴールデンウィークが終われば客足はパタッと止まってしまい、そこから長い長い「閑散期」が始まります。大企業や公務員の人事異動の関係で7月は少し忙しくなったように思いますが、その時期以外は12月まで比較的ヒマな毎日でした。とはいえ閑散期といえど個人で引っ越しをする人は年間を通して一定数います。また新婚カップルの新居用として1LDK~2LDKもある程度動きますが、賃料の高い3LDK以上のファミリー向け物件は繁忙期を逃してしまうとほとんど動きません。筆者が在籍していた会社では、売り上げが一定金額を下回った場合は歩合給が支給されない定めとなっており、この時期はどうしてもこれに引っかかってしまうことがあるため、その分まで繁忙期に稼いでおく必要がありました。■ 「閑散期」に必要な地道な努力makaron* / PIXTA(ピクスタ)閑散期だからと言って最初からあきらめてしまうと大変なことになってしまうため、不動産会社では「キャンペーン」と称してこの時期様々な対策をとるものです。部屋探しをしている人に物件を紹介する「客付け」の場合は自社サイトを改良して反響を増やすしかありませんが、オーナーから預かった物件を賃貸市場に出す「物元」の場合はいろいろと工夫の余地がまだあります。空き部屋に客を付けるにはできるだけ多くの営業から顧客に紹介してもらわなければなりません。賃料を下げれば検索に引っかかる回数が増え、また成約の場合にバックマージン(広告料とかADと呼んでいた)を付けることができれば営業が優先的に顧客紹介してくれます。これらの原資は全てオーナーが負担しなければならないため、当然ながら事前に交渉して了解を取らなければなりません。■ 長期空室物件の注意点shimi / PIXTA(ピクスタ)契約のためには内見が絶対に必要ですが、その際の印象が悪ければとても申し込みなどとれるものでないため、空き室は定期的に見回りをする必要があります。長期間にわたって空室になっている物件の場合、「封水切れ」と言って水回りの排水トラップの水が蒸発してしまって蓋になるものがなくなり、下水管から臭いやハエが室内に侵入していることがあります。床にホコリがたまっていることもあればゴキブリの糞が散乱していることもあり、こうした見回りに際してはペットボトルの水と清掃用具を持参する必要がありました。■ 安定している不動産会社とは?カワグチツトム / PIXTA仲介手数料しか売り上げの手段がない場合は社会情勢の影響を受けやすく、筆者の勤めていた不動産会社もリーマンショックや東日本大震災後の業績は散々でした。以前不動産会社はどう選ぶ?社名の「漢字か、カタカナか?」その差はとんでもなくデカい!という記事を投稿したことがありますが、地元に長く根付いて管理物件を多く抱えた不動産会社の場合は管理料や礼金、更新料等で毎月の売り上げが計算できるため、ガツガツした営業活動をする必要がありません。不動産会社に就職しようという場合、こういう点も考慮して選ぶようにした方が良いと思います。
2019年05月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コンビニの時短営業」です。コンビニの問題から自身の働き方もぜひ振り返ってみて。セブン‐イレブンの東大阪南上小阪店が、スタッフを確保できず夜中の営業を中断したところ、本部から契約解除と違約金1700万円を請求されました。メディアで問題視され、請求はすぐに取り下げられましたが、コンビニエンスストアの時短営業について、各所で議論されるようになりました。現在、コンビニスタッフの人手不足は深刻な問題になっています。結果、オーナー家族に負荷がかかり、心身を壊すという事態が起きているのです。いまやコンビニは、モノを売るだけの場所ではありません。ATMがあり、公共料金の支払いや宅配便の窓口でもあり、各種チケットの発券、コピーやプリンターなど行えることは多岐にわたります。地方では、夜間の町の防犯の意味でも大事な存在になっています。とても便利で私たちの生活は助けられていますが、本当に24時間営業が必要なのかどうか。ヨーロッパなどで、ほとんどの店が日が暮れたら閉まる光景を目にすると、日本の経済活動の過剰さを痛感します。24時間店を開けるということは、商品や電力、資源もそのぶん消費しているということです。ローソンの統計によると、2017年度の売れ残り食品は1店舗あたり1日9.2kgでした。食品廃棄物のうち40%以上はリサイクルをしているそうですが、それでも少なくはない数字です。コンビニ大手も人手不足対策を相次いで打ち出しています。セブン-イレブンとローソンでは、「セルフレジ」を年内に全店で導入することにしました。時短営業もセブンの一部の店舗で実験的に行われています。ただ、「24時間営業」が前提の経営スタイルなので、簡単には時短営業店舗が広がっていくという流れにはならない模様です。4月5日には経済産業省がコンビニ8社に対し、オーナーの不満を解消する行動計画を出すよう指示。今回の件は、オーナーによる訴えに対してメディアが反応し、企業側も反応し、社会が問題を注視するようになった、示唆に富む出来事でした。無理を強いられているのはコンビニに限りません。働き方改革は様々な形があります。自分の働き方を見直し、権利を守ることに意識が向けばいいなと思います。堀潤ジャーナリスト。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年5月1日‐8日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年05月02日筆者は分譲マンション、賃貸マンションの営業、マンション用地の仕入れ、分譲マンションの管理とマンションを巡る様々な場所で仕事をしてきました。突き詰めるとどれも人対人の個々の人間関係にまでたどり着くことになり、スムーズに仕事を進めるためにはお互いの信頼関係というものが重要になります。今回はお客様と信頼関係を構築する上で筆者が使った小ワザをご紹介します。■ 信頼関係は日頃の積み重ねからfreeangle / PIXTA(ピクスタ)必然的に長いお付き合いとなる管理と比べ、売買や賃貸の仲介は一期一会の積み重ねで「契約が済めばそれっきり」という要素が強いもの。ある日突然「他社の物件で決めました」という電話がかかってくることを未然に防ぐためには信頼関係を構築しておくことが大切です。しかし信頼関係というものは一朝一夕に築けるようなものではなく、やはり日頃の積み重ねが大事です。そのため筆者はカバンの中にちょっとした小道具を常備していました。■ 顧客を安心させるためカバンに常備していたものU-taka / PIXTA(ピクスタ)信頼関係を築く方法は様々ですが、顧客の疑問に対してその場で何らかの回答を出すということは特に大切です。そのための手段としてフロント時代の筆者はカバンにクラックスケールと打診棒を常備していました。鉄筋コンクリート造のマンションの場合どうしても細かなひび割れ(クラック)がつきものですが、幅が0.3ミリ以下のものは構造体に影響を与えない「ヘアークラック」として放置しても差し支えないとされており、クラックスケールをあてれば0.3ミリ以上か以下かその場でわかります。U-taka / PIXTA(ピクスタ)また、タイルの躯体への接着が不十分だと将来剥がれて落下する恐れがありますが、打診棒で表面を撫でれば浮いているかどうか音の違いで判断可能です。これだけでは実際には大したレベルのことはできませんが、お客様から出された不安に対してカバンから颯爽と器具を取り出し、危険性の有無をその場で判定して「特に問題はありませんよ」と言ってあげることで「この人は良く分かっている」と思ってくれるはずで、そのぶんだけ信頼度がアップします。少なくとも筆者はそう信じていました。■ カッコよく採寸するコツ賃貸物件の営業をしていると内見のための案内が日常的にありますが、その際は必ずメジャーを持参するようにしていました。引っ越しがいよいよ具体性を帯びてくるとどのお客様もメジャーを持ってきますが、お部屋探しを始めたばかりの段階ではそうでない方が多いからです。内見時に部屋の寸法が問題となった時、「私が測りましょう」とカバンからすぐにメジャーを取り出すことの重要性は先ほど述べたことと変わりませんが、どうせ測るならスマートにカッコよくやればお客様からの信頼もその分だけ厚くなるというものです。高さを測る場合、まずメジャーの先端部分を床と壁の角にあてます。そしてメジャーを伸ばして折り曲げ、高さを測りたい場所にあてて数字を読み取れば立ったまま、しかも片手だけで高さを測定できます。同様にすれば幅も床に這いつくばったりせず、立ったままで測定することができます。こうして「俺は経験豊富な専門家だ!」とアピールしておくことは仕事をスムーズに進めるうえで重要です。■ カーテンレールの写真が必要な理由契約が終わり、鍵の引き渡しが近づいてくると「部屋の寸法を測りたいのでもう一度入らせてほしい」という依頼をいただくことがよくあります。この段階ではまだ契約開始前なので仲介会社の営業が必ず立ち会いますが、その際に筆者はカーテンレールの写真を撮っておくことをお勧めしていました。カーテンをオーダーメイドで作る際、カーテンレールの形状によってフック部分が変わってくるため、サッシの寸法だけでは作成できない場合があります。そうなると仲介会社に頼んでさらにもう一回中に入れてもらわなければならず、営業にとってもお客様にとっても手間が増えます。「カーテンレールの写真を撮っておくといいですよ」と一言いうだけで余計な手間も防ぐことができますし、お客様からは「あら、この人詳しいのね」と思っていただけます。様々なタイプのお客様を相手にする不動産の世界ではハッタリというものも意外と重要なのです。
2019年04月14日新入社員のMさんは、研修期間を終え現在先輩に同行し営業職を勉強中。日々自動車で得意先を回っていますが、あることに疑問を感じているそう。それは、営業車にGPSが取り付けられ、居場所をつねに確認されていること。先輩によると、得意先周辺以外の場所に車を止めていると、あとで「何をしていたのか?」と聞かれることもあるのだといいます。Mさんはこのことについて「人権侵害ではないのか」と憤りを感じています。法的に問題はないのでしょうか?Q.会社が営業車にGPSを取り付け位置を管理…違法性はない? A.営業車の会社所有で、位置情報の管理が業務時間内のみなら問題はありません一口に営業車と言っても様々な態様があると思いますが、営業車が会社所有である場合は、問題はないものと思われます。そして、位置情報の管理についてですが、業務時間内のみであること、そして、その位置情報の用途や管理の目的が、個人のプライバシーを侵害するような態様でない場合は、違法性はなく、人権侵害にはなりえません。営業車の主な目的は当然ながら客先を回ること。仕事もせず娯楽施設に行くなどしている場合は、当然会社の所有物を不正利用しているということになります。そのような営業車の不正利用を防ぎたいという目的でGPSを導入し、位置情報を管理するのは、会社としては正当な行為。しかし管理される側としては、不快感や違和感を持ってしまうのも致し方のないことです。会社によっては社員に無断でGPSを搭載することもあるようですが、不愉快に感じる社員がいることも事実。事前に用途、目的などを説明し、理解してもらったうえで搭載・管理するのがベストではないでしょうか。 *取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています*監修:センチュリー法律事務所 小林 洋介弁護士(一つ一つのご相談には個性があり、解決策もさまざまです。それぞれのご相談の事情や時代の変化に応じて、既存の解決策にとらわれず、新しい解決策を常に模索し、提案し続けていきたいと考えております。)会社が営業車にGPSを取り付け位置を管理…人権侵害じゃないの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。会社が営業車にGPSを取り付け位置を管理…人権侵害じゃないの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年08月15日営業マンに必須なものは色々とありますよね。「車」もその1つではないでしょうか。鉄道など公共交通機関が整備されていない地域もあるだけに、日々自動車で移動している人が多数かもしれません。そんな営業車ですが、当然「事故のリスク」はつきもの。人身事故は稀であると思いますが、車庫入れの際に壁にぶつけてしまう、擦ってしまうなどすることは多々あります。その場合の修繕費は、会社が持つべきなのでしょうか?それとも給与天引きなどで、社員が支払うべきなのか。法的にどうするのが妥当なのか、センチュリー法律事務所の佐藤宏和弁護士に伺いました。 ■さまざまな事情を考慮して決定される佐藤弁護士:「社員が営業車を傷つけたことで会社に修理費用が発生した場合で、保険でカバーできない場合にどうするか、ということですね。直感的に考えられるのは、仕事中に起きた事故なのだから損害を賠償する必要がないのではない、という考え方、もう1つは、仕事中とはいえ社用車を傷つけた社員とそうでない社員がまったく同じ扱いにはならない、という考え方でしょう。結論的には、過失の程度、つまり不注意がどれくらいあったかなどのさまざまな事情を考慮して、修理費用の一部を負担することになる可能性があると考えられます。これを法律的に言うと、社員が不法行為(民法709条)によって損害賠償責任を負うことはあるとしても、会社は社用車を使って社員に仕事をさせることで利益を得ているわけですから、報償責任を負うものとして、信義則上、その一部しか賠償請求できないということになります。判例では、急停止した先行者に前方不注意等の過失により営業車を追突させた事案で、『使用者は、その事業の性格、規模、施設の状況、被用者の業務の内容、労働条件、勤務態度、加害行為の態様、加害行為の予防若しくは損失の分散についての使用者の配慮の程度その他諸般の事情に照らし、損害の公平な分担という見地から信義則上相当と認められる限度において、被用者に対し右損害の賠償又は求償の請求をすることができる』と、諸般の事情を考慮して、『使用者は、信義則上、右損害のうち4分の1を限度として、被用者に対し、賠償及び求償を請求しうるにすぎない』としたケース(最判昭和51年7月8日茨城石炭商事件)があります」 ■損害賠償責任を考えることもできる佐藤弁護士:「法律論として、もう1つの考え方は、社員と会社は労働契約を結んでいることから、労働契約上の債務不履行に基づく損害賠償責任(民法415条)を考えることもできます。この場合、労働契約上、業務命令に基づく労務の過程で生じた事故であれば、一定のリスクがあるのは当然だから、単なる過失に過ぎない場合は労働者の責任は制限されるべきという考え方もあります。上記の最高裁判例はやや古い事案ですが、最近の下級審裁判例では、このような責任制限の論理を用いて労働者の責任を1割と認定したケース(東京地判平成17年7月12日労判899号47頁)もあります。いずれにしても、個別具体的な事情に即して、妥当とされる責任割合が認定されることになると考えられます」 過失・不注意の程度によって、「どちらが払うか」が変わってくるようですね。 ■原則として就業規則が優先される佐藤弁護士:「就業規則に特別な規定があれば、それは労働契約の一部を構成するため、その規定の内容が不合理であるなどの事情がない限り、当該規定に基づいて判断することになると思われます。ちなみに、労働基準法24条1項に「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」という『賃金全額払いの原則』があり、原則として賃金との間で相殺することはできません。ただし、『法令に別段の定めがある場合又は当該事業場の労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定がある場合においては、賃金の一部を控除して支払うことができる』と、あるとおり、就業規則に規定がある場合や本人の同意がある場合は、賃金との相殺も認められます。」 就業規則に規定がある場合は、その規定に則って行動することになるようです。 ■自家用車を営業車にしている場合は?それでは自家用車を営業車として使い、傷をつけてしまった場合はどうでしょうか?佐藤弁護士:「上の問題は、会社が社員に損害賠償責任を追及できるかというものでしたが、この問題は、社員が会社に損害賠償責任を追及できるかというものになります。直感的には、会社の仕事で自分の車が傷ついたのだから、ある程度費用を負担してくれないか、という考え方があるということでしょう。この場合、どういう法律的な理屈で責任追及するのか、ということが問題になります。仮に会社が不法行為(民法709条)を行ったとするなら、会社の過失が必要になりますが、会社が社員の車を傷つけないよう注意を払うべきなのにこれを怠った、と言える必要があります。また、会社が労働契約上の債務不履行(民法415条)を行ったとするなら、会社が義務に違反した事実が必要になります。もっとも、上の問題と同様に、就業規則に特別な規定があれば、当該規定に基づいて判断することになると思われます。自家用車を営業用に使用することが一般的に行われる会社などでは、就業規則に規定が存在する場合も考えられるため、原則として就業規則上の規定に従って判断することになると思われます」 会社用・自家用に限らず、就業規則の規定に従うことが原則で、それがない場合は傷をつけた際の状況などを判断した上で決定されるとのこと。営業車を使っている人でも、意外と事故や傷をつけた場合の取り扱いがどうなっているか知らない場合も多いと聞きます。伝聞ではなく、就業規則をしっかりと確認するようにしましょう。 *取材協力弁護士:センチュリー法律事務所佐藤 宏和(東京弁護士会所属。米国公認会計士(未登録)の資格所持。不当解雇や残業代請求などの労働問題を得意とする。業務内容や社内の力関係を理解し、膨大な事実の中から法律上意味のある事実を見つけ出し、事件をスピード解決へと導くことに重きを置いています。) *取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)*画像はイメージです(pixta)営業車を傷つけてしまった!社員が修理費用を支払うべき?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。営業車を傷つけてしまった!社員が修理費用を支払うべき?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年05月30日滋賀県内最大級のグランピング施設奥伊吹観光株式会社が運営する大型グランピング施設「GLAMP ELEMENT」が2018年4月28日より今年度の営業をスタートしました。「GLAMP ELEMENT」は、2017年6月に「グリーンパーク山東」(滋賀県米原市)の敷地内にオープンした滋賀県内最大級のグランピング施設。バー併設のラウンジ「アストラル」でのリゾート感あふれるドリンクや、大きな池でのカヌー、ウッドデッキでの本格的なグランピング料理を楽しむことが可能です。日本初上陸のテントを増設今季オープンにあたり「GLAMP ELEMENT」では敷地エリアを延べ3万平方メートルへ拡大。2階建て客室「ヴィラ」3室、「レインドロップ」2室を増設しました。定員6人の「ヴィラ」は1階部分がゆったりと食事を楽しめる開放的なオープンデッキ。2階にはテラスやジャグジーバスを完備したワンランク上の空間です。日本初上陸の「レインドロップ」は雨粒型のデザインがかわいらしい定員4人のテント。直径7メートルの広々とした室内はシャワーとトイレ完備で、天候にかかわらず快適に過ごすことが可能です。(画像はプレスリリースより)【参考】※奥伊吹観光株式会社のプレスリリース/PR TIMES※GLAMP ELEMENT※奥伊吹観光株式会社
2018年05月03日今までは24時間営業のコンビニやファミレスがあるのがあたりまえ。都市圏ではスーパーなども夜遅くまで営業しているところもあります。ところが、人手不足などの影響を受けて営業時間の短縮をする飲食店や小売店が増えているそう。この動きについてパパママ世代はどう考えているのでしょうか。Q.飲料店や小売店の営業時間短縮、どう思う?1.良いと思う 71.4%2.良いと思わない 10.6%3.わからない・どちらとも言えない 18.1%良いと思うという人が71.4%と多数派。働きすぎの日本人にそろそろ違う価値観が生まれる時代になっているようです。便利な世の中よりも、家族との時間などを大切にしたいとパパママ世代は考えているのかも。■営業時間短縮に賛成! 日本人はもっと休むべき確かにあれば便利だけど、ないと困るほどではないから営業時間の短縮は賛成という意見が。便利なことより働く人がしっかり休みを取れる環境の方が大事と考えている人が多いようです。「飲食店・小売店の方にもお休みは必要! 便利になりすぎて過重労働者が増えている気がする」(宮崎県 40代女性)「24時間、年中無休は大変ありがたいのですが、季節感を感じなくなりました。10時閉店、盆暮れ正月くらいは休んでもいいんじゃないかと思います」(神奈川県 40代女性)「お金儲けのためにやっているのだから、費用に見合う利益が上がらなければ締めればいいだけでしょう」(千葉県 50代男性)「豊かさを追求した結果、便利になったけど、代償も多い気がします。過労死裁判が報道されていますよね。深夜営業もしかり、日本全体を見直す時期にきているのでは」(広島県 30代女性)■深夜営業の廃止は犯罪防止にもつながる!?コンビニやファミレスなどに集まる未成年のことを考えると、そもそもお店がやっていなければ、夜出歩くこともなくなるのではないかという意見もありました。「未成年の深夜の外出や犯罪防止にもつながるかな」(神奈川県 40代女性)「夜はみんな家へ帰りましょう。空いていなければ行かないし、事件も減るのでは。現在は便利すぎると思います」(鹿児島県 40代女性)「どこかの国みたいに、月に1度くらいはすべての小売業や娯楽施設の営業を禁じてくれないかなぁ。買い物にも出かけずに家族で過ごす日」(鳥取県 40代女性)■深夜に働きたい人もいるはず一方で深夜営業賛成派の人は、あえて深夜に働きたいという人がいるのではという意見でした。お店の明かりがあることで安心して夜道を歩けるというメリットもあるようです。「深夜帯に働きたい人だっているし、深夜に働いていて食事をしたい人もいる。帰るのが遅くなったとき、人のいる明かりがある通りは安心します。深夜営業賛成派です」(千葉県 30代女性)Q.飲料店や小売店の営業時間短縮、どう思う?アンケート回答数:4424件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月26日『まんがでできる 営業の見える化』(長尾一洋著、久米礼華イラスト、あさ出版)は、「どうすれば売れるのか」についての仕組みをマンガで解説したもの。その根底にあるのは、営業で「なにか問題がある」「思うようにいかない」ということがある場合には、それを「見える化(可視化)」することが必要になるという考え方です。そこで、製菓会社に勤める「営業女子」の奮闘を通じ、営業を可視化するためのポイントを紹介しているわけです。しかし残念ながら、まんがをここで紹介することはできませんので、そのストーリーを補足した「おさらい」の部分から、要点を抜き出してみたいと思います。■営業マンの活動が気になってしまう理由営業の可視化とは、「営業マンをチェックする」ということだと考える人がいるかもしれません。営業マンは客先に行くのが仕事であり、基本的にその活動は上司や同僚から見えなくなってしまうもの。そのため、「可視化したい」というニーズが高くなるということです。早い話が、「サボッていないか」が気になるということですが、それはなぜでしょうか? 簡単な話で、会社は営業マンに固定給を払っているから。業績に連動する歩合部分が多少あったとしても、固定部分の給与を払っていれば、「給与分、働いているのか?」「同じ給料で何件回ったのか?」ということが気になってしまっても無理はないということです。■アメリカの営業マンは成果報酬型が多いところで、「セールスレップ」と呼ばれるフル・コミッションの営業マンが多い米国では、日報もないのだといいます。売れた分だけ報酬を支払うわけなので、「何件訪問したか」「何本電話をかけたのか」「何時から何時までなにをしたのか」というようなことはどうでもよく、見込み先の情報だけがあればいいということ。日本でもフル・コミッションの形式をとる営業では日報はほとんど書かれていませんが、それでも固定給部分を支払うことが少なくないのだとか。そのため、日報を行動管理に使っていることが多く、「営業の可視化」=「営業マンの行動の可視化」と考えてしまうのだといいます。しかし問題は、行動管理を目的として日報を書かせても、都合の悪いことは書かず、ごまかすようになるということ。これを「行動管理日報の悪循環」と呼ぶそうですが、これでは日報が形骸化してしまい、営業の可視化も進まないわけです。つまり、営業マンの行動管理をするだけでは、継続的に業績を伸ばすことはできないということです。■営業の進め方の「標準プロセス」作成を営業を可視化するためには、まず見るための「ものさし」や「尺度」を決めなければならないといいます。それが、「標準プロセス」。これによって営業活動の基本的な進め方を統一し、それを基準にして「自分の商談がどこまで進んでいるのか」を測るというわけです。標準化したものがないと、営業マンが日報を書いても、「訪問したかどうか」「そこでなにがあったか」を羅列しただけのものになってしまうため、「ものさし」をつくるという考え方です。■標準プロセスがあれば進捗度もわかる!標準プロセスを決定するためにまず必要なのは、検討するメンバーを選出すること。具体的には営業力の高い成績優秀者、いろいろな顧客や商品を知っているベテラン営業、そして営業をマネジメントする立場の営業管理者で構成し、5~7名程度で検討会議を行うというのです。そこで標準プロセスをつくるわけですが、難しいことではないとか。ホワイトボードに営業の手順・進め方を、意見を聞きながら書き出していく。あるいは付箋を使って貼っていく。そんな作業を続けていると、「おおむね、これが標準パターンだな」といえるものが見えてくるというのです。企業によっては、案件種別ごと、商品カテゴリーごとに進め方が違うというケースがあるので、必要に応じて検討することが大事。このとき、ベテラン営業マンが我流でやっているようなことは無視していいのだとか。無理してベテランを標準プロセスに従わせる必要もないといいます。あくまで尺度をつくることが目的なので、まずは標準プロセスを確定させることが大切だということです。そしてできあがったら、その標準プロセスに従って若手や部下の指導を行うようにする。これには、ベテランが我流を若手に教え込まないようにするという効果もあると著者はいいます。標準プロセスが決まれば、商談の進捗度も明確になり、どのプロセスで商談が滞留しているのかというようなことも可視化されるというわけです。*このように営業マンに欠かせない大切なことを、まんがでわかりやすく解説しているため、無理なくノウハウをつかめるはず。営業マンは、手に取ってみるといいかもしれません。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※長尾一洋(2016)『まんがでできる 営業の見える化』あさ出版
2016年08月17日『社会人1年目からの1歩差がつく 営業マル秘セオリー』(小幡英司著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、「フレッシュパーソンのためのあたらしい教科書」としておなじみの「やるじゃん。」ブックス最新刊。タイトルからもわかるとおり、「営業の理論」と「実践的なテクニック」を凝縮しているため、どのような営業にも活用できる内容となっています。きょうは具体的な営業テクニック集のなかから、重要なポイントを引き出してみましょう。■紹介は「1つ」が鉄則商談においては、1つ以上の商品やサービスを紹介してはいけないと著者は念を押しています。なぜなら、それだと逆に、なにを紹介されたのか印象に残らなくなってしまうから。やっとの思いでアポイントがとれたのであれば、「お客様が興味を持つ可能性のあるものは全部紹介しておこう」と思いたくなっても無理はないでしょう。しかし、そこがぐっとこらえることが大切だというのです。商品説明はお客様の課題を解決するものなので、最後にするのが鉄則。「これが唯一の解決方法です。さあ買いましょう」というトークの流れをつくることを考えれば、あれもこれもと自社商品をいくつも紹介すべきではないということです。■説明の特徴は3つに絞る次に重要なのは、商品やサービスの説明の特徴を3つに絞ること。「この商品の特徴は7つあります。まず……」という感じで説明に重要なポイントがたくさん出てきても、相手にはそれが重要だと理解されないからです。会社の商品カタログなどには商品の特徴について「5大機能」「7つの特徴などと書かれていることが少なくありませんが、だからといってそれらを商談の場で説明しても、あまり意味がないということ。とはいえ、重要なことをたった3つにまとめるということは、それほど簡単ではないはず。そこで著者が勧めているのが、「3つにまとめる」という手法を、普段から習慣として使うことです。3つに絞れるようになると、上司に商談の説明をするときにも「この商談のポイントは3つあります。まずひとつは納期で……」というように使ったり、お客様に説明するときにも「選択基準を3つ挙げるとすればどんなことでしょう」と使ったりすることもできるようになるわけです。■購入の選択肢は2つが鉄則そしてもうひとつ大切なのが、「購入の選択肢は2つが鉄則」だということ。お客様は、最終的には「どちらが気に入ったか」で決めるもの。2つだからちょうどいいわけで、それが3つ以上だと選べなくなり、結果として決断に結びつかなくなるというのです。人はなにかを決めるとき、選択肢を2つにしてから「どっちにしようかな」と選んでいるのだそうです。だからこそ商談では、意図的に2つの選択肢を提示する。そうすれば、お客様は選びやすくなるわけです。■接触頻度5回の法則ベテラン営業マンの多くは口を揃えて、「お客様と5回コンタクトしたあたりから感触が変わる」というのだそうです。これは、接触する頻度が多くなるほど相手に対して好意を持ちやすくなるという「ザイアンスの法則」。マーケティングや営業では、よく活用されているものです。この手法が使われる有名なケースが、ホームページからの資料請求。どこの会社のホームページでも、資料請求するとすぐにお礼のメールが届きます。しかもその後、郵送で資料が届くころに「資料をお送りいたしましたが届きましたでしょうか」と確認のメールが送られてきます。また、しばらくするとメルマガで、無料セミナーや展示会のご招待などの案内が送られてくるようになります。このように資料請求した人にメルマガを送り、それを読んだ人を誘導していく。それが最近のマーケティングの手法だということ。それでは、ザイアンスの法則を営業の初回訪問で活用するためにはどうすればよいのでしょうか?そのために大切なのは、電話アポイントをとってから初回訪問するまでの間に、電話やメールなどで数回の連絡をとっておくこと。お客様の負担にならないように意図して接触すれば、訪問時に好意的な態度で接してもらえる頻度が高くなるといいます。しかし、ザイアンスの法則には落とし穴も。人は、売り込まれれば売り込まれるほど嫌になっていくということです。たとえばECサイトで買い物をしたことがある人なら、毎日のようにメールが届いてうんざりしたという経験はあるはず。それと同じく、お客様に嫌な感じを与えないように配慮する必要があるということです。*営業についての基本がしっかり網羅されているため、本書を活用すれば営業のセンスを身につけることができそうです。ノルマに悩んでいるのなら、手に取ってみる価値があるかもしれません。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※小幡英司(2016) 『社会人1年目からの1歩差がつく 営業マル秘セオリー』ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016年06月24日ジャストシステムが2月26日に発表した調査ポート「スマホは営業マンのビジネススタイルをどう変えたのか?」によると、営業マンが日々の情報収集に利用しているメディアはスマートフォンが最も多く、20代に限ると4割弱が仕事でPCよりもスマートフォンを利用する機会が多いという。同調査は同社が2月19日~22日にかけてインターネットにより実施したもの。調査対象は、事前調査においてスマートフォンを所有し営業職だと回答した、20歳~59歳の男女529人。営業マンが日々の情報収集に利用しているメディアではスマートフォンが最も多く、「利用頻度が高い」「利用頻度がやや高い」の合計が83.6%に上った。同様に、PCは76.3%、テレビは64.8%、新聞は36.7%だった。営業報告によく利用する方法を尋ねると、PCが59.0%(「利用頻度が高い」「利用頻度がやや高い」の合計)と最多であり、紙などのアナログな方法は43.7%だった。また、スマートフォンから営業報告をよく行うという回答者は28.5%と、3割に迫っている。スケジュール管理によく利用しているツールでは、スマートフォンが57.5%(「利用頻度が高い」「利用頻度がやや高い」の合計)で最も多く、以下、紙などのアナログな方法(56.5%)、PC(39.3%)が続く。スマートフォンでも業務に必要なことを行うようになった結果として、38.4%の回答者(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計)が「時間短縮により、営業効率が上がったように思う」と回答している。また、「タスクやスケジュール管理の精度が上がったように思う」との回答が40.1%あった。仕事でPCよりもスマートフォンを利用する機会の方が多いとの回答は25.3%だった一方で、スマートフォンよりPCを利用する機会の方が多いとの回答は45.0%だった。年代別に見ると、「スマートフォンの方が多い」との回答は20代で36.4%と他の世代と比べて最も多く、4割近くがスマートフォンを積極的に仕事でも利用している。
2016年02月29日WEICは21日、「新規開拓営業に関する意識調査」の結果を発表した。対象は一般企業の営業マネージャー・中小企業経営者の400名。期間は2015年11月27日~2015年11月30日。○7割の企業、営業力の低下を「感じている」自社の「営業力が低下していると感じているか」を聞いたところ、65.6%が低下を「感じている」(「感じている」20.8%+「どちらかといえば感じている」44.8%)と回答した。一方34.6%が低下を「感じていない」(「どちらかといえば感じていない」25.3%+「感じていない」9.3%)と回答した。「営業力低下の原因」を質問すると、1位は「営業マンが不足している」(45.8%)だった。次いで、2位は「営業マンが採用できない」(18.7%)、3位は「営業マンがすぐやめてしまう」(13.4%)となった。「営業担当者のどの年代の営業スキルが低いと感じているか」を聞いたところ、1位は「30代前半」(36.7%)だった。次いで2位は「40代前半」(31.9%)、3位は「20代後半」「30代後半」(ともに28.5%)となった。20代の営業マンのコミュニケーション能力が高いと思うかを聞くと、36.6%が「高い」(「高いと思う」7.8%+「どちらかといえば高いと思う」28.8%)。63.6%が「低い」(「低いと思う」18.3%+「どちらかといえば低いと思う」45.3%)となった。
2016年01月25日さて、突然ですが、あなたの会社には、マーケティング部門もしくはマーケティングの専任担当者は存在しますか? 存在する場合、営業部門との連携は上手くいっているでしょうか?本連載ではこれまで、4回にわたり、BtoBにおける営業活動を効率化する上でマーケティングが重要となることをお伝えしてきました。そして、マーケティングを行う上では、シナリオの設計などの戦略立案や実行、検証のフェーズにおいて、広告の運用など「作業の部分」をマーケティングオートメーションで効率化することで、マーケターは高速PDCAを回すことができると言いました。そして、これらを実行に移そうと考えた際、もう一度みなさんに振り返って考えていただきたいことがあります ―― それは自社の組織体制です。具体的に、どの部分を見直せば良いのか、そのポイントや心構えについて整理してみましょう。○営業プロセスの分業化で、個人のスキルを活かせる伸ばせる組織へまず、本連載で最初に問題提起させていただいたことを思い出してほしいと思います。BtoBにおける営業活動は、これまで、見込み顧客の発掘から受注契約まで、つまり営業プロセスの初めから終わりまでのすべてを、それぞれの営業マンが一人で行ってきました。しかし、これでは営業活動の成果が担当者一人ひとりのスキルに依存してしまうため、結果として、「教育に時間を要する」「(結果が出ない場合)離職してしまう可能性がある」「組織の拡大に時間がかかる」など、非効率さとリスクを伴ってしまいます。そこで、まず目指していきたいのが、「営業プロセスに合わせて分業化された組織」の実現です。始めに、自社の営業プロセスを図に起こして整理しましょう。その上で、それぞれの営業プロセスに部署と人員の配置を行い、分業化された組織を構築していきます。例えば、営業プロセスが下の1から◯までの工数で成り立っていると仮定します。▼営業プロセス (仮定)1 : 顧客の課題の顕在化2 : 購買意欲の醸成3 : 見込み顧客の獲得4 : アポイントメントの取得5 : 商談6 : クロージング7 : 契約この場合、(1)~(3)までをマーケティングの部門が担い、(4)~(7)までを営業部門が担当するといった組織を構成することができます。なぜ、分業化する必要性があるのでしょうか。それは、一人の営業担当が担っていたときと比較し、教育工数の削減とスキルの早期取得が期待できるためです。また、業務を細分化することで、個人の性格や特性に合わせた人員配置が可能になり、それぞれの得意分野に集中してもらうことで、組織全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。○分業化する一方で、共通したKPIを持つまた、営業プロセスの整理とそれに基づいた分業化を行う際、同時に、プロセスごとの目標値(以下、KPI)の設定を行ってほしいと思っています。組織では一般的に、最終的な目標を達成するため、現状の受注率や商談化率等をもとに、獲得するべき受注数や商談数、リード数…と遡って想定の売上額や利益を算出していきます。これは、営業活動においても同様です。しかし、営業プロセスにそって分業化した場合、これらの数字が共有・共通事項となっていないというケースが発生します。すると、十分な効果測定を行うことができず、ひいては、部門間の連携や各業務の最適化を不可能にする原因にもなり得ます。必ず、共通のKPIを認識している必要があるのです。○マーケティング部門と営業部門が不仲にならないように一方で、分業化することによるデメリットもあります。よく聞く課題として「マーケティング部門と営業部門の不仲説」がありますね。売上が上がらないことに対して、マーケティング担当は営業担当の商談スキルや進め方が悪いと考え、営業担当はマーケティング担当の発掘する見込み顧客の質が悪いと考えているといった状況です。このようにお互いの活動に懐疑的な状態では、分業化したところで協働はできません。売上・利益を上げるという組織全体の同じ目標に向かって、協力して行動するべきです。分担されていているそれぞれの役割を理解し、情報共有を密に行い、目標に向けての改善を共に行っていく……こういった部門間の連携を強化することは非常に重要になってきます。では、連携を実現するために、営業部門とマーケティング部門はそれぞれ、何を実践する必要があるのでしょうか。下記では、一例として、マーケティング部門が取り組むべきことを記載します。ステップ1 : 現状分析マーケティング部門は、現在進行中のマーケティング施策(Web広告や展示会への出展など)のうち、「どの施策から得たリードが実際に売上に繋がったのか」を営業部門が公開する実績から把握しましょう。そして、そのデータをもとに、今後強化して取り組んでいくべき施策を検討します。ステップ2 : リードの選別次に、マーケティング部門は、実施したマーケティング施策によって取得したリードを、見込み度合いによって選別しましょう。獲得したリードには、今すぐ商談に至らないものが多く含まれています。これらを含んだすべてを営業部門に渡してしまっては、無駄な営業活動を増やしていまします。商談に発展する可能性のあるリードのみ提供することができるよう、リードの選別基準とそのフローを構築しましょう。ステップ3 : 営業活動の結果を受けた分析最後に、営業部門に渡したリードが、その後どれくらい受注に至ったのか、どの程度の売上になったのかを、営業部門が実際に行った活動と紐付けて分析します。これは、どのようなマーケティング施策で獲得したリードが売上につながるのかといった「成功パターン」を見付けるための取り組みとなります。これにより、再度、今後強化するべきマーケティング施策を検討します。つまり、ステップ1に立ち返り、マーケティング活動の最適化を続けるということです。このように、BtoB企業の営業活動においては、ひとつの共通したゴールに向け、役割を横断して連携し、組織的な知見を蓄積し、それぞれの活動を最適化し続けることが重要なのです。さて、これまで5回にわたり、BtoB企業の営業活動にはマーケティングの要素が必要であるというお話をしてきました。主に、考え方を中心にお伝えしてきましたので、実際に組織の編成や分業化を行うとなると、なかなか難しいことに気付くでしょう。しかし、長期的な企業戦略を考えた場合、避けては通れない取り組みだと思っています。本連載が、BtoB企業のマーケティング活動と営業活動がより進化していく一助になれば幸いです。○執筆者紹介株式会社イノベーション「BtoBマーケティングを変革する」を使命に、年間900社以上の営業・マーケティング支援を行う。提供サービスとして、有望商談を発掘することを目的に、企業Webサイトにアクセスした企業名と個人名を判明し見込みリードを生み出す「リストファインダー」を提供する。そのほか、自社運営メディアとして、「ITトレンド」や「BIZトレンド」も展開。これらを通じて"法人営業の仕組み化と効率化"を実現し、BtoBマーケティングを変革することを目指す。
2015年12月29日Appleは、同社が例年販売している福袋「Lucky Bag」の販売が2016年はないことを明らかにした。Apple Storeは2日からの営業となる。「Lucky Bag」はAppleが毎年販売している福袋。例年、各店舗に行列ができるほどの人気がある。2016年の販売について、Apple Store 表参道に問い合わせると、「全国の店舗で販売を予定しておりません。理由についてはわからない」とのことだった。なお、2016年の営業は全国共通で2日からとなり、開店時間は、午前10時から午後6時まで。
2015年12月28日『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』(菊原智明著、ワニブックス)は、営業に関する本としてはきわめて珍しいタイプだといえるはずです。タイトルからもわかるとおり、営業マンに営業力は必要ないといい切ってしまっているのですから。不可欠な要素であったはずの世間話も雑談もヨイショも、すべてなくても大丈夫だといいます。それだけではありません。コミュ障であったとしてもまったく問題なく、むしろいまの時代は、「コミュ障だからこそ営業がうまく行く」と考えているのだとか。■成功してもいまだにコミュ障のまま著者は営業コンサルタントとして活躍している人物。日本で初めて、大学で営業の授業をした講師としての実績も持っているそうです。いかにもやり手という感じですが、最初からうまくいったわけではなさそうです。大学卒業後にトヨタホームに入社して、営業の世界へ。しかし自分に合う営業方法が見つからなかったため、7年もの間クビ寸前の苦しい時期を過ごしたというのですから。7年もの長きにわたって苦難に耐えるというのは、そうそうできることではないはずです。その過程で精神を病んでしまったとしても、まったく不思議ではありません。しかし底辺にいたにもかかわらず、その後、「自分でラクに楽しくできることだけをする」営業スタイルに変えたところ、4年連続トップの営業マンになったというのですから驚きです。でも、それだけの実績を打ち立てて、いまだ「コミュ障」なのだというのです。■プライベートを犠牲にしなくていい営業マンには、過酷なイメージがあります。事実、プライベートを犠牲にして、毎日遅くまで仕事をしているという方も多いのではないでしょうか。著者も営業マン時代には、「結果が出ないのは自分の努力が足りないからだ」との思いを抱き、朝から夜遅くまでお客様のところを訪問し続けていたのだそうです。それも、99%はアポイントがとれないお客様への突撃訪問。当然のことながら、それではうまくいくはずもありません。だから、なんの成果もないまま夜9時に会社に戻り、以後も毎日ため息をつきながら深夜0時すぎまでサービス残業を続けていたのだそうです。■バリバリ活躍する営業は短命が多いしかしなかには、同じように毎日夜遅くまで仕事をしながら成果を出している営業マンもいるもの。同じようにプライベートを犠牲にし、ひきつった笑顔で「私は仕事が趣味ですから」などというようなタイプです。でも著者の経験上、そういう人は決まって短命だったそうです。身体を壊す、精神的にやられる、離婚する、子どもが問題行動に走るなど、さまざまなことに足を引っ張られるということ。そして気づけば営業成績もどんどん落ちていき、やがて寂しく辞めていくことに。いくら一時的に結果を出せたとしても、最終的にそうなってしまったのではまったく幸せとはいえないはずです。■打ち込めるものがある人は魅力的!一方、長く活躍して結果を出し続けられる人もいるものだといいます。なにが違うのだろうと思って著者が観察したところ、そういう人はプライベートを犠牲にしていないのだそうです。やることさえやれば、ダラダラせずにパッと切り上げるということ。そしてそういう人は仕事以外にも、打ち込めるものや、まわりの人に語れるものを必ずといっていいくらい持っているのだといいます。自転車レースをやっていたり、バンドで活躍していたり、いろいろですが、そういう人の話はおもしろいものだと著者はいいます。なぜなら仕事とは違う世界のことを知っていて、自分にはないものの見方や考え方を持っているから。■時間を大切にすれば成果につながるだからそういうタイプの人の場合、お客様と話をしていても(自分からぐいぐい攻めなくても)、お客様の方から「もっと聞きたい」「この人、いろいろ知ってそうだな」と距離を縮めてもらえるのだといいます。つまり、お客様と話をするとき、本で読んだ知識よりも、実体験に基づいた話の方が何倍も興味を持ってもらえるということ。それだけではありません。仕事ばかりしている方がお客様が離れていって、プライベートの時間も大切にする方が、お客様がついてくるのだと著者はいうのです。無理のないスタンスでいれば、必然的に、それが仕事の成果につながっていくというわけです。「仕事が忙しくて趣味どころではない」「趣味なんて特にない」そういうのは簡単ですが、なにか小さなことでも仕事以外のことをはじめてみれば、必ず仕事でもいいことが起こるものだと著者は記しています。*実体験がベースになっていて、しかもソフトな語り口で書かれているので、無理なく読み進めることができるはず。「突き抜けたい」営業マンは必読です。(文/書評家・印南敦史)【参考】※菊原智明(2015)『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』ワニブックス
2015年12月19日富士ゼロックス総合教育研究所は10月26日、マネジメントサービスセンターと共同で企画した、営業部門の次世代リーダーを選抜・育成するためのプログラム「営業アセスメント」の提供を開始した。同プログラムは、現在の営業能力発揮度と潜在的なマネジメント能力の2つの領域で人材を評価し、より実践的な能力開発を狙うものとなっている。同プログラムの内容は、情報収集・顧客対応・戦略思考といった営業能力と、自主独立性・計画組織力・人材活用力・コントロールなどといったマネジメント能力に関するもので、グループ討議、ロールプレイ、面接、インバスケット(個人の情報処理場面における行動傾向を診断する手法)、課題抽出といった方法が組み合わせされて実施される。また、プログラム終了後には、アセスメント結果として個別レポートが提供される。期間は1日(9時~18時)。標準価格は、6名で実施の場合、1コース89万4,000円(1人当たり14万9,000円)となっている(アセスメント実施料、レポート作成費用含む)。ただし、顧客ごとの設計内容によって提供価格は変動するとしている。記載の価格は税別。
2015年10月26日法人向け営業マンは日々、売上を上げるため、営業先(見込み顧客)の発掘や顧客の育成に多くの時間を割いているのではないでしょうか。消費者向けの商材(BtoC)に比べ、法人向け商材(BtoB)は商材の単価が非常に高く、そのため導入の決定には多くの関係者が介入します。たとえば人事システムの導入の場合であれば、人事担当者や人事部長、情報システム部長、購買部長、社長といったように複数の関係者が存在し、それぞれに合わせた提案が必要になってきます。そのため、半年~2年と長い時間をかけて導入検討をしていく企業も多く、営業マンにとって、この提案活動のプロセスにおける「お客様との信頼関係の構築」は非常に重要になってきます。にも関わらず、日本の法人向け営業マンは、この"最も重要な信頼関係の構築"に時間を割くことができず、見込み顧客の獲得・育成に多くの時間を使ってしまっているのが現状です。この理由は、そもそも提案の工夫をこらす以前に、"提案をする相手を見つけだすことができない"ために陥ってしまうジレンマなのです。○「やみくもに電話をかけ、商品を売り込む活動」はやめませんか?一方で、日本企業の中でも効率的に営業活動を行い、業績を伸ばしている企業もたくさんあります。特に、新規顧客を獲得する段階では、従来型の「ターゲットリストに対してやみくもに電話をかけ、商品を売り込む活動」ではなく、Webサイトを活用し、お問い合わせや資料ダウンロードから引き合いを増やす"インバウンド(プル)型顧客"を多く獲得し、ニーズがあるもしくは検討しているタイミングの顧客のみに営業がアプローチできる仕組みを作り上げています。もちろん、業種・業界やその時の顧客の状況により、プッシュ型のダイレクトアプローチも効果的にはたらくこともありますが、基本的には顧客から自社の商品を見つけてもらい、声をかけてもらえるような仕掛けをつくり出す方が効率的です。そのためには、顧客の立場になり、「売り方」を考えるのではなく顧客の「買い方」を考え、戦略を立てていくことが生産性を高める第一歩になるのではないでしょうか。○マーケティング視点で営業しようこれまでの法人営業では、自身の担当する企業や地域などが決まっていることも多く、案件の創出から受注後のアフターフォローまで、各営業担当者がすべてのプロセスを担っていました。このような状況下では、いかに"すべての営業プロセスをこなせる優秀な営業マン"を育てるかが重要視されてきたと言えます。しかし、優秀な営業マンを育てることは非常にマネジメントコストがかかるほか、個人の経験やスキルに依存することが多く、簡単には実現できないことだと多くの人は思うでしょう。そこで、営業活動に"マーケティング"という要素を取り入れ、「営業マンに依存せずに売上を上げることができる組織」の構築を目指してみてはいかがでしょうか。では、まず「売上」を構成する要素を分解してみましょう。BtoBにおける売上とは「案件数×顧客単価×受注率」で成り立っていると言えます。その中でも「案件数」は、提案した社数(提案数)と案件化率によって決まってきます。この中で、マーケティングが直接貢献できるフェーズは「提案数」になります。前述の通り、BtoBの営業活動は現状、見込み顧客の発掘や育成に時間が割かれています。ここのフェーズをマーケティングでフォローすることにより、本来営業マンが注力すべき「企画の作成や顧客への提案」に時間を使えるようになるのです。さて、ここで言う「マーケティング」とは何でしょう。BtoB企業におけるマーケティング活動は主に、営業マンが売上をあげるための活動と言えます。具体的には、リード(見込み顧客)獲得から、検討状況を上げるためのリード育成、ニーズが高まった状態で営業マンへ受け渡すといった活動を行っていきます。これにより営業マンは、検討度合いが高く適切なタイミングで顧客への提案活動ができるわけです。次回から、より具体的なBtoBマーケティング活動についてお話します。○執筆者紹介株式会社イノベーション「BtoBマーケティングを変革する」を使命に、年間900社以上の営業・マーケティング支援を行う。提供サービスとして、有望商談を発掘することを目的に、企業Webサイトにアクセスした企業名と個人名を判明し見込みリードを生み出す「リストファインダー」を提供する。そのほか、自社運営メディアとして、「ITトレンド」や「BIZトレンド」も展開。これらを通じて"法人営業の仕組み化と効率化"を実現し、BtoBマーケティングを変革することを目指す。
2015年10月08日○無駄を数値にしてみると年間の収入の損失が分かる--営業マン(ウーマン)の実践例!住宅メーカーで住宅の営業職に従事していたときに、実践した例です。営業担当にはお客様に提示する見積金額に対して、一定のパーセントで値引きの権限がありました。多くの営業マンはこの権限ぎりぎりまで行使し、それ以上は上司の了解をもらって、かなりの金額を値引きしている人もいました。お客様の話をじっくり聞いて精一杯良いプランを考え、見積を吟味し、自分も納得して提示した見積に対して、いざ契約時に単純値引きを要求されると、それまでの仕事を否定されたようで、面白くありません。自分も技術者でしたので、設計や業者から提示された見積に不審なところがあると徹底的に追求し、根拠を提示させました。だから見積金額の妥当性には自信があったのです。営業担当が持つ権限は各社ほぼ同じだと思いますので、お客様は競合他社の営業マンの動きを見て、同じように要求してくるのだと思います。あるとき、もし値引きをしなかったら年間どれ程の報奨金が上昇するかを計算してみました。報奨金の算出は各住宅メーカーによって違うかもしれませんし、ないところもあるかもしれませんが、仮に粗利益の3%が報奨金だとします。値引き分は当然本来粗利益になったはずの金額ですので、年間損出金額を算出してみました。下記の例は実際のものではなくサンプルですが、大切なことは数値にしてみることなのです。1棟あたりの請負金額は2,500万円に設定していますが、私は2世帯住宅等が多く、1棟あたりの請負金額が高かったために、もし値引きを続けると年間の収入の損出はかなりなものになります。計算してみて非常に驚いたので、それ以降一切値引きをせずにすむ営業方法を心がけたものです。○1日のスケジュールを集計してみると…24時間は万民共通に与えられた資金就寝や身支度、仕事、ゲームやLINE、SNSなどに使う時間を対象別に記述します。最初は3日間だけ試してみます。それだけでも自分の時間の使い方が見えてきます。必要に応じて1週間、1カ月と試してみます。あまり長く続けると負担ですので、短期間で傾向を把握して数カ月から1年後にどう変わったかを再チェックする方が効果的です。フリーランスであれば、営業から会計処理まで、一人何役もこなさなければならず、どれだけ仕事の効率を上げるかが日々問われます。しかし、これからはサラリーマンでも勉強しなければ落ちこぼれる時代です。いかに時間を効率的に使うかで差がつきます。単に時間の有効活用の観点だけでなく、生活そのものが広がりすぎてしまっている点を考えなくてはなりません。日本人はスマホもPCもゲーム機もない時代、あくせく働いてきたのです。先行き不安であれば、過去のその恩恵の上に胡坐をかくのではなく、時間を有効に使いたいものです。昔と違っていろいろなものがあふれている分だけハンディがあると思います。時間の使い方次第では将来の収入が違ってくる可能性は大きいです。下記の図は記入の事例です。白い部分はどうしても何をしていたか不明の時間です。のんびりリラックスする時間は重要です。問題なのは、怠惰に過ぎていく時間です。勤務している方は自由時間のみ記録しても良いかもしれません。やってみると結構自分が見えてきて面白いものです。○レシートチェックでわかる浪費金額--チリも積もれば山となる無駄の累計私は若い頃、ブランド物や洋服や宝飾品、化粧品には、ほとんどといってよいほど興味がなかったにもかかわらず、サイフの中身の減りが早い傾向にありました。そこで、レシートを貯めて節約すべきだったと思う項目の金額を赤でマーキングして1カ月の合計金額を算出してみました。家計簿を付けるのが苦にならない方もいますが、簡単に自分の傾向が分かるこの方法が私にはあっていました。呑み代、外食費、嗜好品、菓子類、化粧品、衣服費など、テーマを決めてレシートを捨てないで、消費しなくても良かったと思われる部分に赤でチェックを入れ、1週間の赤マーク金額を集計してみます。本当に必要なものや楽しみのためのものなのか、惰性で買ってしまったものなのか考えながらマークするのがポイントです。○ボーナスはないものと考える!--ボーナスの端数を楽しみにする現在はボーナスのない給与体系も増えていると思いますが、ボーナスが支給されるシステムであれば、ボーナスは全額貯蓄することをお薦めします。そもそもボーナスはたまたま会社の業績が予測より向上した場合に支給されるものです。高度成長期には業績好調が継続しましたので、ボーナスがあるのが当たり前の時期もありました。会社も月々の給与を抑えて報酬の一部を先送りできるメリットや業績不振のときに報酬を押さえられるメリットがありました。今の時代にボーナスに頼るようでは生活スタイルが膨張している証拠です。バブルが崩壊し、住宅ローンの返済の一部をボーナスで充当していて、そのために破綻するケースが多く見られました。資産として活用が可能な住まい以外のものの購入は、原則として月々の給与を貯蓄して充てるべきです。日常的に使用する家電・PCなどは耐用年数を考えると、毎年かなりの金額を買換えの準備金として貯蓄する必要がわかります。そうは言っても、全額貯蓄では物寂しいのも事実です。それで1万円単位の端数のみ楽しみのために使うようなルールを決めると良いと思います。下図は26万円のボーナスであれば、20万円を貯蓄し、6万円を小遣いにします。家族で美味しいものを食べに行ったり、キャンプを楽しんだり自由に使える資金とします。端数は1万円ない場合も9万円以上ある場合もありますが、その時々の金額を工夫して目いっぱい楽しむ面白さがあります。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2015年09月24日日本郵便は9月9日、同社の郵便・物流法人営業部に、顧客企業へのソリューション営業を支える営業支援システムを、Microsoft Dynamics CRMをはじめとするマイクロソフト製品を導入し、刷新したと発表した。これにより、多様な情報をシームレスに連携できる基盤を確立、営業現場のセルフマネージメントやチームマネージメントの効率を高めると共に、成功事例の横展開を容易にしている。その一方、営業担当者が集めた膨大なデータの柔軟な分析により、顧客アプローチの戦略および施策の精緻化も実現。蓄積された情報は他部門とも共有し、全社レベルの経営分析ツールとしても、重要な役割を果たしつつある。日本郵便 法人営業部では、2007年に最初の営業支援システムを導入。2014年11月にはその第3世代となるシステムが動き始めている。このシステムの中核となっているのが、Microsoft Dynamics CRM。スケジュール管理を行うMicrosoft Exchange Server、ドキュメント管理機能やポータル機能を提供するMicrosoft SharePoint Server、Webブラウザーでのアクセスを可能にするMicrosoft Internet Information Services(IIS)と連携。また入力された各種データは Microsoft SQL Serverで管理、定型的なレポーティングのほか、SQL Server Analysis Serviceによる自由なデータ分析もサポートしている。このシステムへのアクセスは基本的にMicrosoft Outlookから行うようになっているが、Web ブラウザーから利用することも可能だ。日本郵便では、「今後もカスタマイズを継続的に行うことで、さらにシームレスかつ簡単に情報にアクセスできるしくみを作り上げたいと思う」と語る。現在の営業支援システムは社内で利用することが前提になっているが、セキュリティを確保しながら使用可能なデバイスを増やし、社外での利用を可能にすることも検討しているという。
2015年09月11日仕事の中に「営業」という職種がありますが、営業で良い成績が残せる人はどこの会社でも転職しやすいといわれています。これは営業職で必要される力は人間関係構築力や相手を説得して目標への達成する力など、どこの場でも必要とされる力だからです。でもこれって、恋愛でも同じことがいえますよね?相手と人間関係を構築して、相手の気持ちを動かして好きになってもらい付き合うというゴールを決める!そこで、今回は営業職の女性に「恋愛で活かせる力」についてインタビューしてきました。■1.リスト作り「一番大事なのはリスト作り。候補にならないお客さんばかりだとどれだけ時間をかけても意味がない。相手が自分の商材に見合ったお客さんかどうかということと、相手にとって自分が魅力的かという2つの面が大事で、これは恋愛でも同じだと思います。」(25歳/マーケティング)まず一番大切なのがお客さんの候補リスト。つまり好きになりそうな恋人候補が現在の知人の中にいるかという話です。そもそも今の知り合いの中に魅力的な男性がいないのであれば、まずは魅力的な男性と知り合う必要があります。ここで大事なのは相手が魅力的だというだけでなく、自分を好きになってくれる可能性がある相手だということです。いくら魅力的でもアイドルでは候補になりませんからね。■2.相手の話をよくきく「営業で大事なのは相手の話をよく聞くことだと思います。こちらが売りたいものをいくら伝えても、相手にとって必要なければ全く意味がないですからね。」(26歳/飲食)営業でも、自分の話ばかりして相手の話を聞かないと、ニーズにあった提案ができないと言われています。恋愛も同じで自分の話ばかりしていると男性もつまらないですよね。男性の話をよく聞いて、どんな女性が好きなのか、自分にどんなことを求めているのかといったことを見極めましょう。■3.信頼を勝ち取る「アプローチしたいお客さんが決まったら、次は接触回数を増やして信頼してもらい、いろんな角度から提案をして、信頼してもらえる関係になることが大事ですね。」(27歳/広告)次に大切なのが接触回数を上げること。営業でも、一度会っただけで信頼してもらえることは少なく、高価なものほど足しげく通って信頼してもらってから受注につながることが多いです。恋愛も一度会って付き合うなんてことは極まれ。メールや電話で接触回数を増やし、いろんな方法で自分の魅力を伝え、距離を縮めていくところから始めましょう。■4.小さなお願いから始める「営業をしている人はいろんなテクニックを持っていると思いますが、すぐに恋愛に使えそうなものなら、「小さなお願いを積み重ねる」というのがあります。最初から大きいお願いをすると受ける側も抵抗がありますが、小さいお願いなら「そのくらいなら」と思ってもらいやすいんですよね。」(28歳/マスコミ)営業のテクニックで小さなお願いから始めて何度も「YES」を言わせておき、どんどんお願いごとを大きくしていくという方法があります。これは最初から大きなお願いごとを受け入れるのと比べて受ける側の抵抗感が小さくなるようです。同様にいきなり「付き合ってください」というよりもまずは飲みに行くところから始めて、何度も小さなお願いで「YES」をもらってから「付き合ってください」と言った方が成功率は高まるようです。■おわりに営業のお仕事は人と人との関係で成り立つものであり、恋愛も同様に人と人との関係で成り立つものなので、学ぶことはたくさんありそうです。他にも様々なテクニックがあるようなので、機会があれば営業職の女性の話を聞いてみると、おもしろいかもしれませんね。(栢原陽子/ライター)(こいずみさき/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年07月12日営業職に就いてはいるけれど、実は営業が苦手。それどころか、営業なんて好きじゃない。そんな方は、少なくないのでは?そこできょうは、『営業が死ぬほど嫌いでもラクに結果を出せる36のコツ』(嶋津良智著、ダイヤモンド社)をご紹介したいと思います。大学卒業後に入社したIT企業でトップ営業マンとして活躍したという著者が、タイトルどおり「営業で結果を出せるコツ」を紹介した書籍。第2章「ノルマなんて怖くない!最速最短で結果を出すコツ」内の、「条件が3つ当てはまれば、G0!契約が取れる4つの共通法則に照らし合わせる」を見てみましょう。■早い段階で見極めることが大事新規開拓営業を行なう営業にとって大切なのは、ムダな時間を減らし、効率的に契約につなげること。そのためには、「契約が取れそうな見込み客」を早い段階で見極めることが重要だと著者はいいます。そして、商談の際に次の4つの条件が揃っていると、その商談は受注に結びつきやすいといいます。■契約が取れる4つの共通法則(1)決裁者と直接会うことができているまず重要なのは、最終的に商品の購入を決めてくれそうな人に早い段階で会うこと。なぜなら早くに会って直接商談することができると、のちに契約に結びつく可能性が高いから。ポイントは、「誰が決裁者なのか」ということ。それは社長や役員であったり、会社によってさまざまですが、決裁者と話ができなければ契約には結びつきにくいということです。そこで商談の最中に「誰が決めるのか」をさりげなく聞き出し、できるだけ早くその人につないでもらえるよう、担当者にアプローチするといいそうです。(2)座って話ができている飛び込み営業先では、応接室や家のなかに通してもらえず、玄関先で立ち話のまま商談をしなければならないようなケースも。そんなときはお客様側もじっくり話が聞けないため、次の商談につながる確率は低いもの。逆に最初から座って話ができれば、受注に至る可能性は高いわけです。(3)お客様にニーズもしくは問題意識がある売り込みたいと考えている製品について、お客様がなんらかのニーズを持っていたり、それに関連する問題意識があったりすると、話は早く進むもの。そういう場合、あとは製品を選ぶか問題解決する手法を選択するだけだからです。(4)古い製品を使用しているたとえば事務機や通信機など、お客様が古い機器を使用していたとしたら、買い替えのニーズがあるかないかは別としても、契約に結びつく可能性は高いもの。■3つ以上の条件が揃えばOK!著者によれば、商談の最中に「このお客様は、“4つの条件”のなかの3つ以上が揃っているな」と感じた場合は契約に結びつく可能性が高いそうです。他にもわかりやすいコツがたくさん紹介されているので、営業の仕事で悩んでいる方は手に取ってみてはいかがでしょうか?(文/印南敦史)【参考】※嶋津良智(2015)『営業が死ぬほど嫌いでもラクに結果を出せる36のコツ』ダイヤモンド社
2015年05月25日KDDIが12日に発表した2015年3月期 連結決算によれば、営業利益でNTTドコモを抜くことが明らかとなった。この結果、大手キャリア3社の2015年3月期 営業利益はソフトバンクがトップ、KDDIが2位で、NTTドコモは3位となった。KDDIの2015年3月期の営業利益は7,413億円(前期比11.8%増)。一方、2期連続の減収減益に終わったNTTドコモの営業利益は6,391億円(前期比-22.0%減)だった。このためKDDIが営業利益で初めてNTTドコモを上回ることが明らかとなった。KDDIでは純増数が好調に推移しており(前期比5.1%増)、モバイル通信料の収入も増加(前期比751億円増)。解約率も改善傾向にあるという。ちなみに昨年2014年3月期の決算説明会では、ソフトバンクグループが営業利益で初めてNTTドコモを追い抜いた。この際、孫正義代表は「売上高、営業利益、純利益いずれの指標においてもNTTドコモさんを抜いた。そのことをはっきりと、ここでもう一度言いたい。抜いたら抜き返させない。はるか遠くのところまで行ってみせる。そういう決意でいる。今後、これを実行して示したい」と鼻息も荒く宣言していたが、KDDIの田中孝司社長はどのような思いでいるのか。当然、質疑応答で記者団からコメントを求められることとなった。営業収益でNTTドコモを上回ったことについて、田中社長は「マネージメントとしては、現在、3カ年中期目標に向けてコミットメントを達成することを目標にやっている。その中で、ひとつの通過点で抜いてしまったというだけ。我々自身がとんでもなく利益を伸ばしたわけではない」とコメント。また、「あまり何ともコメントのしようがない。期待していたコメントにはなっていないと思うが」と物腰の柔らかな“田中節”で回答した。KDDIが掲げる3カ年中期目標では、2016年3月期に連結営業利益8,200億円を目指している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月13日日立製作所は4月16日、栃木銀行の新営業店システムを日立の統合チャネル・ソリューションである「FREIA21+ for NEXTBASE」(フレイア21プラス フォア ネクストベース)を利用して構築したと発表した。FREIA21+ for NEXTBASEは、日立の地域金融機関向け共同アウトソーシング・サービスである「NEXTBASE」の加盟行向けに、同社の統合チャネル・ソリューションである「FREIA21+」を適応させた、NEXTBASEの標準営業店システム。新システムは4月20日から栃木銀行本店で稼働開始し、2015年9月にかけて順次全営業店に導入する予定。栃木銀行は同システムを利用し、顧客の利便性向上と行員の事務作業の効率化・厳正化を図っていく。同システムにおいて、スタンド型スキャナやプリンタなどの営業店端末機器を刷新した。スタンド型スキャナでは、OCRで読み取った伝票の記載内容を自動認識してPC端末上に取引画面を自動的に表示できる他、口座番号などの情報を取引システム上に自動的に入力可能であり、手動での入力作業を削減すると共に入力ミスを防止。認識可能な伝票は従来の5種類から18種類に拡大したという。また、運転免許証などの本人確認書類をスタンド型スキャナで読み取り、必要な情報を自動的にマスキングした上でコピーできる「クイックコピー機能」を新たに導入。これにより、本人確認書類を顧客の目の届く範囲で安全に取り扱えるようになり、情報漏洩も防止できるとしている。さらに、テンキーパッドを新たに導入することで、窓口で預金者自身がキャッシュカードの暗証番号を登録できるようになったという。その他、現金入出金機の自動精査機能や通帳伝票プリンタの媒体セット位置補正機能(スキューアライナ)の導入などにより、窓口行員の事務作業の効率化・厳正化を図っている。事務作業を支援する機能では、複雑な処理を伴う事務作業の流れをPC端末の画面上に表示する「事務フローナビゲーション機能」を導入。また、事務作業の手順を管理・閲覧できる事務規程管理システムと連携し、PC端末画面に事務規程や操作マニュアルを、必要に応じて表示する。さらに、預金者の口座情報など元帳に含まれる情報の照会作業において、従来は専用帳票に印字した上で確認していたが、PC端末の画面に表示可能にした印字作業が不要になったという。これらの事務作業支援機能により、事務作業の迅速化とミス防止による厳正化を図るとしている。上位責任者である役席者の承認を必要とする取引については、従来の磁気カードを用いた承認を廃止し、PC端末上で承認登録が可能な「役席承認ワークフロー機能」を採用。これにより、窓口行員がフロア内を立ち歩く手間を削減し事務フローを効率化することで、顧客の待ち時間を短縮するという。併せて導入した顧客情報連携機能では、行員が窓口で各種手続きを行う際、PC端末に入力した口座番号を元に顧客の属性を取引画面に自動表示する。これにより行員が個々の顧客に対して、よりきめ細かく対応可能になるという。
2015年04月17日ソニー生命保険はこのたび、4月1日に福井県に福井支社を新設し、同日に営業を開始すると発表した。従来、同社は福井県内での営業活動は近隣県の営業拠点を中心として行なってきたが、同社独自のコンサルティング営業を十分に理解し、福井県内の新契約高や保有契約高も増加してきたなか、より地域に密着したサービスを提供するため営業拠点を新設するという。○福井支社の概要名称:福井支社新設時期:4月1日(水)(同日営業開始)所在地:福井県福井市大手3-4-1 福井放送会館6F支社長:大西孝宗氏所属員数:14名。支社長・営業所長・ライフプランナー(営業社員)、クラーク(事務担当者)の合計営業時間:平日9:00~17:30(土・日・祝日・年末年始の営業はない)これにより福井県での営業活動における効率性、生産性が向上するとともに、顧客への更なるサービスの充実、利便性向上を図ることができると考えているという。また、福井県内を中心に優秀な人材の採用・育成も進めていくとしている。
2015年02月26日ハワイアンカフェ&ダイナー TEDDY’S Bigger Burgers(テディーズ・ビガーバーガー) 表参道はこのほど、大みそかから元旦にかけてオールナイト営業することを発表した。同店は、4月にハワイアンカフェとしてリニューアルオープンした。店内では、ハワイのBESTバーガー賞を受けた「テディーズ オリジナルバーガー」や、パンケーキ、アサイーボウル、コナコーヒーなど、さまざまなハワイアンメニューを楽しめる。店舗がある表参道・原宿は、年末年始は初詣や初売りに出掛ける人などで大変にぎわう。同店は年末年始はオールナイト営業し、ハンバーガー全種やプレート各種、パンケーキ類、ソフトドリンク、アルコールなどを提供する。営業時間は、12月31日は10:00~オールナイト営業、2015年1月1日は、0:00~21:00、2日は9:00~21:00、3日は9:00~21:00、4日は10:00~23:00。
2014年12月25日Amazon.co.jpは13日、ヤマト運輸営業所で「当日お急ぎ便」の商品を即日受け取ることができるサービスを開始した。ヤマト運輸の全国約3,000の営業所で対応可能。ヤマト運輸営業所の営業時間は午前8時から午後9時。ユーザーはAmazonでの注文時に「お届け先住所」の選択で店舗検索を行い、希望のヤマト運輸の営業所を配送先に指定できる。商品が営業所に届くとAmazon.co.jpからユーザーにメールが送付される。ヤマト運輸営業所での商品受け取りには、Amazon.co.jpからのメール本文(問い合わせ番号の確認など)、運転免許証や健康保険証などの本人確認証が必要。Amazon.co.jpは、コンビニ受け取りと、今回開始した営業所での受け取りを合わせ、店頭受け取りサービスの名称を「店頭受取」に変更する。サービス開始時点で、即日での「店頭受取」ができる店舗はヤマト運輸営業所のみ。
2014年11月13日日本ユニシスは10月3日、地域金融機関の業務を支援する営業店システム「BANK_FIT-NE」の拡販を強化すると発表した。BANK_FIT-NEは、営業店事務のほぼすべてをバックオフィスでリアルタイム処理し、見える化する「リアル集中機能」や、セールス活動をレコメンドする「セールスモード機能」などを搭載した営業店システム。2012年に日本ユニシスと朝日信用金庫が基幹勘定系システムや営業店システムの構築実績をベースに共同開発し、稼動を開始した。2014年までの2年間で、営業店事務の省力化や顧客サービスの向上といった当初の目標達成に加え、顧客フロントラインの強化や人件費削減、GRC(ガバナンス、リスク管理、コンプライアンス)の強化、バックオフィスでの多様な雇用形態対応などの効果を実証。地方銀行や大手信用金庫での採用検討や日本ユニシスの勘定系システムとの一体型導入を検討する機運が高まっていることから、BANK_FIT-NEの地域金融機関への展開加速を決めたという。機能面では今後、セールスモード機能などをiPadに搭載し、店外セールス活動にも生かしていく計画としている。
2014年10月03日モンデリーズ・ジャパンはこのほど、全国の30代~40代の男性営業マン312人を対象に実施した「営業マンと息リフレッシュに関する調査」の結果を明らかにした。調査期間は8月21日~22日。まず、自身が営業マンとして気をつけていることについて聞いたところ、1位「身だしなみ」(85.3%)、2位「服装」(62.8%)に次いで、「口臭」が57.4%で3位となった。また、自身の口臭が気になるか尋ねると、65.7%が「気になる」と回答した。次に、仕事中、口の中や息をリフレッシュしたいと思うのはどんなときか尋ねたところ、「口の中がネバついたとき」が最も多く59.0%だった。以下「口の中が乾いたとき」(47.8%)、「自分の息が臭いと思ったとき」(46.8%)、「客に会う前」(43.3%)が続いた。続いて、口の中や息をリフレッシュしたいと思う人(281人)に対し、業務シーン別にリフレッシュする方法を聞いてみると、社内勤務・デスク作業中などでは「ドリンクを飲む」(61.6%)、営業先への移動中など時間がある時は「ガムを噛む」「ドリンクを飲む」が各41.6%、商談・会議前など時間に余裕のない時は「タブレットを食べる」(38.4%)が1位となった。一方で、他者(部下、同僚、上司)の口臭が気になるか聞いたところ、51.6%が上司の口臭が気になると回答した。また、同僚に対しては40.4%、部下は33.0%が口臭が気になると答えていた。それぞれの口臭が気になったときの対処法については、部下、同僚、上司いずれも約半数が「特に何もしない」と回答し、上司においては25.2%が「ひたすら耐える」と回答した。
2014年09月29日