上野樹里(33)主演のフジテレビ月9ドラマ「監察医朝顔」第10話が9月16日に放送され、平均視聴率12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。同日はW杯バレー・日本-韓国の中継があったため、55分遅れの午後9時55分にスタート。しかしその影響を感じさせず、初回から10話連続となる視聴率2桁をキープした。「第10話では上野さん演じる法医学者の朝顔が、約8分にわたって大学で学生たちに講義を行っていました。そのシーンについて、ネット上では《ドラマ史に残る名場面》など称賛の声が相次いでいます。堅調な視聴率の推移を受け、早くも続編話が浮上しています」(フジテレビ関係者)上野にとって月9主演・出演は、玉木宏(39)とW主演をつとめた2006年10月期の「のだめカンタービレ」以来13年ぶり。放送前から話題を呼んでいたが、回を重ねるごとに盛り上がってきているようだ。「このドラマが放送されるまで、上野さんの代表作といえば『のだめ』でした。11年にNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で主演をつとめ、16年に結婚も経験。そうしたさまざまな経験を積んだことで、女優として大きく成長したようです。今作は、上野さんにとって“新たな代表作”になったといえるかもしれません」(テレビ誌記者)23日にはいよいよ最終回。どこまで視聴率を伸ばすかが注目される。
2019年09月18日NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』に出演している中村勘九郎が来阪。弟・中村七之助とふたりが中心となり、中村屋一門で行う毎年恒例の全国巡業公演「錦秋特別公演2019」の会見に臨んだ。今回、関西では堺、京都、神戸で上演、全国14か所を巡演する。歌舞伎を観る機会の少ない地方に「自分たちが全国各地に足を運び、たくさんの方に歌舞伎を観てもらおう」とスタート、15周年を迎えた今年で47都道府県制覇となった。「中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2019」チケット情報今回のプログラムは『芸談』から始まり3演目を上演。幕開きは、勘九郎と七之助がスーツ姿で登場し、素顔で語る人気のトークショー『芸談』だ。観客の質問コーナーもあり、芸談からプライベートな話まで楽しく盛り上がる。「初めて歌舞伎をご覧になる方の緊張を少しでも和らげ、リラックスした状態で後の演目をご覧いただきたい」。そして、まずは中村屋の門弟一同でにぎやかに踊る『艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)』を上演。「江戸の風物詩を織り込み、物売りもたくさん出て来て、さまざまな役が登場する、ビジュアルで楽しんでいただける演目です」。次に『三ツ面子守(みつめんこもり)』。背負った子供をあやすため、子守の娘がおかめ・えびす・ひょっとこの3つのお面を素早くかけ替えて軽妙に踊る。「歌舞伎を代表する舞踊のひとつで、子守の役として踊り分けをするというテクニック的にも難しい踊りです」。この公演でおなじみの中村鶴松が修行を重ね、「うまくなってきました。大抜擢で踊ってもらいます」。最後は、羽衣伝説をもとにした『松廼羽衣(まつのはごろも)』。松の枝にかけられた天女(七之助)の羽衣を取った漁師の伯竜(勘九郎)が、羽衣を返す代わりに舞を所望し、天女は優美に舞いながら天へと帰って行く。「ファンタジーにあふれたお話を、常磐津でしっとり踊ります。常磐津舞踊の中でも本興行でかかることが少ない演目。この公演ではそういうものも大事にしていきたいと、チョイスしました。七之助とふたりでしっかり踊るのは約1年半ぶりなので、楽しみです」。錦秋特別公演をきっかけに、歌舞伎に興味を持ち、南座や大阪松竹座へ足を運ぶようになった人も増えている。「続けてきてよかった」と言いつつも「どの劇場でも、初めて生で歌舞伎を観る方が7割ぐらいいらっしゃるので、まだまだだな、と。今年、15周年を迎えましたけれど、やはり初心を忘れずにやってくことが一番ですね。マラソンランナーの役をやっていたので持久力がつき、体力的には結構上がったんじゃないかな。番組をきっかけに来てくださるお客様も多いと思いますので、いい意味で期待を裏切りたいと思っています」。公演は10月18日(金)大阪・フェニーチェ堺 大ホール、10月19日(土)京都・ロームシアター京都 メインホール、10月20日(日)兵庫・神戸国際会館 こくさいホールにて上演。その他、全国を巡演。取材・文:高橋晴代
2019年09月12日俳優の吉沢亮(25)が9月9日、21年放送のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公・渋沢栄一を演じると発表された。各メディアによると同日に開催された会見で吉沢は「『大河ってもう1つ枠ありましたっけ』みたいな」と起用を聞かされた当時の驚きを回想。さらに「『もしこれが発表前に漏れたら主演変わったりするからね』と脅されてビクビクしてました。いま、安心してます」と笑顔を見せたという。また同日、吉沢はTwitterで《大河ドラマ「青天を衝け」にて主人公、渋沢栄一役を演じさせていただくことになりました》と報告。《まさか過ぎる大河の主演 吉沢にはまだ早いと思われる方が大半だと思いますが安心してください 僕が一番思ってます》と明かしながらも《その中でやれる事を精一杯やり抜きたいと思います よろしくお願いします》と意気込んでいる。吉沢は09年「アミューズ全国オーディション2009THE PUSH!マン」を受賞してデビューし、11年の「仮面ライダーフォーゼ」で広く知られることとなった。17年の映画「銀魂」や18年の「リバーズ・エッジ」に出演。さらに現在放送中の「なつぞら」(同局)では山田天陽役を好演したことも記憶に新しい。吉沢のツイートは1日たらずで1.4万件のリツイートと7.7万回の“いいね”を記録。さらにTwitterでは祝福の声が上がっている。《吉沢さんが頑張って頑張って頑張って積み重ねた努力が、10周年のタイミングでこうやって素敵なプレゼントになるなんて、嬉しいです。お体に気をつけて、吉沢亮さんらしく渋沢栄一さんを演じてくださいね。楽しみにしています》《これまでも大きな重圧や逆境を跳ね除けてきた吉沢さんならきっとまた、人の評価をも変える演技を見せてくれると期待しています》《吉沢さんに早いなんて思っていません。来るべくして来たのだと思います。とにかくやり抜かれる姿、毎週正座して、しかと見届けます!》その整った顔立ちのあまり「国宝級イケメン」ともいわれる吉沢。5月に出演した「あさイチ」(NHK総合)では、「中学の時が人生一番のモテ期でめっちゃモテました」「学年の3分の1から告白されて」と“モテエピソード”を明かしていた。そのため今回の起用に《渋沢栄一がめっちゃイケメン!!!》《これまた随分イケメンな渋沢翁…》《ちょっとちょっとイケメン過ぎるでしょ でもねー よくよく考えると渋沢栄一の生きざまは別の意味でイケメンだと思う》といった声が。さらに渋沢は24年度から1万円札の肖像画に用いられるため、こんな声も上がっている。《吉沢亮で1万円札作ってくれ》《1万円=吉沢亮のグッズということですか?たくさん一万円貯めなきゃですね》《吉沢亮の顔面は1万円じゃ収まらないだろうよ》
2019年09月10日9月初旬、都内にあるコインパーキングから颯爽と出てきたのは沢尻エリカ(33)。来年1月より放送されるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演する沢尻。オフだったこの日、真っ赤な花柄のバッグとスカートという華やかな装で沢尻はヨガスタジオへと向かっていた。ヨガに詳しい芸能レポーターの川内天子さんはこう語る。「沢尻さんが訪れていたのは、ハンモックを使って行う空中ヨガを扱うことで話題のヨガスタジオ。多数の芸能人やモデルも通っているそうです。沢尻さんが演じるのは織田信長の妻・濃姫という重要な役どころ。長期間にわたって撮影する大河を乗り切るには、日ごろのメンテナンスが何より重要。沢尻さんは週2回ほど通って、自分磨きに励んでいるそうです」大河に向けて奮闘を続ける沢尻。しかし、その裏で彼女は“大きな決断”を下していた。「沢尻さんは8年間交際していた恋人のAさんと最近別れたそうです。彼女から切り出したと聞いています」(沢尻の知人)11年からアパレルブランドのデザイナー・A氏との交際をスタートさせた沢尻。本誌も14年に沢尻の母・リラさんとA氏と都内の自宅で同居する姿を目撃するなど、“母公認”の関係を続けてきた。「リラさんもA氏を息子同然のようにかわいがっていたといいます。2人はつかず離れずの関係で同棲を解消したこともありましたが、それもA氏の仕事に合わせてのこと。今年に入っても六本木でデートする姿が目撃され、結婚目前といわれていました」(映画会社関係者)リラさんは17年12月の本誌取材に対してこう語っていた。「孫がいれば楽しいですよね。もちろんエリカが産んでくれればうれしいですけど、エリカと彼が結婚をどう考えているのかわからないんですよ」しかし、破局という形で裏切られた母の期待――。当の沢尻は、『Numero』19年10月号のインタビューで、こうほのめかしている。《結婚がすべてじゃない。幸せになるにはいろんな道があるし、選ぶのは人それぞれ/結婚という形にはとらわれなくていいと思う》突如、8年間の日々に終止符を打った沢尻。そこには彼女の役者人生を懸けた覚悟があった――。07年に主演映画の舞台挨拶での「別に」発言により批判を浴び、女優活動を休止した沢尻。その後も高城剛氏(55)との結婚と離婚や海外移住など、波瀾万丈な芸能生活を送ってきた。しかし、最近は苦難の日々が報われつつある。「12年の映画『へルタースケルター』で女優復帰してから、沢尻さんは評価を高めてきました。16年に出演した『24時間テレビ』(日本テレビ系)でのスペシャルドラマでは両目を失明した中学校教師の妻という難役を熱演。確かな演技力が認められ、その後オファーが殺到したといいます。今年5月放送のドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)や9月公開の映画『人間失格太宰治と3人の女たち』など話題作への出演が相次いでいます」(テレビ局関係者)ついに手にした大河への切符。3月に行われた発表会見で、沢尻は涙ながらに万感の思いを打ち明けていた。「芸能生活20周年目に、やっと大河に出演することができました。本当にうれしい(中略)この20年間、芸能界で培ってきたものや築き上げてきたものを作品に捧げたい。沢尻エリカの集大成をここで」沢尻の並々ならぬ熱意は撮影現場でもあらわれていた。「沢尻さんはスタッフに飲み物を差し出したり、自ら話しかけたりと常に現場を明るくしようとしています。“別に”のイメージから怖がっているスタッフもいましたが、今では“姐御”と慕われているほどです」(NHK関係者)そして沢尻は大河への情熱と引き換えに、A氏へ破局を宣告したのだった。「1年間にわたって撮影する大河の撮影に全力をつくすため、沢尻さんは『今はプライベートを封印する!』と決断。そこで未練を断つために自ら別れをA氏に持ちかけたのです。A氏と話し合った結果、双方納得する形で別れることになったそうです」(前出・知人)破局の真相を沢尻の所属事務所に聞くと、担当者は「プライベートなことは本人に任せています」と答えるのみだった。“永い春”に終止符を打ち、沢尻は新たな道を歩み始めた――。
2019年09月10日吉沢亮が、2021年1月よりスタートする4Kフル撮影によるNHK大河ドラマ第60作「青天を衝け」にて、大河初出演にて初主演。新一万円札の顔としても注目される日本資本主義の父・渋沢栄一を演じることになった。吉沢亮が演じる主人公・渋沢栄一とは…?「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、幕末から明治にかけ、約500もの企業を育て、同時に女子教育の普及など約600の社会公共事業にも関わった人物。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも2度選ばれている。時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開き、“緻密な計算”と“人への誠意”を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた、生涯青春の人でもあったという。1840(天保11)年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現:埼玉県深谷市)の百姓の家に生まれた栄一。幼いころから家業である藍玉の製造・販売や養蚕を手伝い、商才を磨く。農民から攘夷の志士を目指し、一橋家の家臣から幕臣、明治新政府への仕官を経て、実業家に転身。幕臣として渡ったパリ時代に、株式会社(後に合本組織と命名)やバンクの仕組みを学び、帰国後に合本組織「商法会所」を立ち上げ、日本初の銀行「第一国立銀行」の設立に尽力。その道は、幼きころより学び続けた「論語」の精神に貫かれてたという。朝ドラの“天陽くん”で話題沸騰!大河ドラマ初出演にして初主演銀行や保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気…世の中に必要なものを次々と生み出し、近代日本の礎を築いた渋沢栄一を演じるのは、先日まで連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン(広瀬すず)の幼馴染・山田天陽役を好演し、大反響を呼んだ吉沢さん。「仮面ライダーフォーゼ」シリーズで注目を浴び、その後、数々のテレビドラマ・映画に出演。『リバーズ・エッジ』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。今年、映画『キングダム』では若き王・えい政と奴隷の少年・漂の二役を熱演した。大河ドラマへの出演は今作が初めて。制作統括・菓子浩氏は、「吉沢さんは、硬軟自在な演技で魅せる実力派。骨太な人間ドラマが生まれると確信しています」と自信を覗かせている。脚本は「あさが来た」大森美香「血気盛んな人間味あふれる一人の男」描く2005年、「不機嫌なジーン」で第23回向田邦子賞を史上最年少で受賞し、『プール』など映画監督や小説家としても活躍する大森美香が、大河ドラマの脚本を初めて手がける。NHKでは連続テレビ小説「風のハルカ」や、ディーン・フジオカらをブレイクさせ橋田賞を受賞した「あさが来た」、文化庁芸術祭大賞受賞「眩~北斎の娘~」など。「近代の実業家として有名な渋沢栄一さんですが、そうなる以前は埼玉深谷の【農民】、またあるときは農作物を売る【商人】、またあるときは【尊王攘夷の志士】、またあるときは将軍に仕える【幕臣(武士)】として、幕末から新時代の荒波を生き抜いた貴重な方です」と大森さん。「『あさが来た』では渋沢さんを、主人公を導く【銀行の神様】として描かせていただきましたが、今度は神様ではない、青空を衝く勢いで時代を駆け抜けた、血気盛んな人間味あふれる一人の男として、カッコいい面も、そうでない面も、丁寧に描いていけたらと思っています」と意気込みを語っている。大河ドラマ「青天を衝つけ」は2021年1月~NHK総合ほかにて放送。(text:Reiko Uehara)
2019年09月09日音楽家としてはもちろん、俳優、文筆業もこなす星野源。その彼の、実に6年ぶりの主演映画が『引っ越し大名!』だ。実際に江戸時代に行われていた国替え=引っ越し。その理由は様々だが、ささいな出来事をきっかけに国替えを命じられた藩のドタバタを描いた本作。“引きこもり”で“コミュ障”という時代劇としてはちょっと特殊な主人公・片桐春之介を演じている。時代劇だけど“喜劇”だから「やりたい」そのタイトルからイメージする通り、コメディであり、時代劇でもある本作。星野さんの“時代劇”への出演は2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」以来となる。「『真田丸』の徳川秀忠は身分が高いので、所作や衣装の着物などもしっかりしていました。頭も中剃りで甲冑を着たりもして。時代劇は“とにかく大変”という印象だったんです。だから時代劇はしばらくやらないように(笑)しようと思っていたら、このお話をいただいて。『きた!大変だ、時代劇だ』と思ったんですけど、まずは脚本を読ませていただきました」。「実際にはこのシーンはなくなったんですけど、僕が演じた片桐春之介が『見切ります!』って言いながら、モノを捨てていくときに、捨てられた人が悲鳴を上げるんですけど、そのときのセリフが『ギャー!』ってカタカナで書いてあったんです(笑)。脚本は原作者の土橋章宏さんなんですけど、原作者の方がこうやって書いてらっしゃるということは、江戸時代の当時の引っ越し、国替えがテーマになってはいるけれど、リアリティラインとしては、時代劇というよりは喜劇なんだと思って、“やりたい”と」。「それでお引き受けしたら、春之介は思っていた以上に、ちゃんとしてない(笑)。どちらかというと社会からドロップアウトしちゃっている人なので、所作や服装をちゃんとしすぎない方が良かったんです。だから衣装のシワも大事なので、休憩時間も横になっていても怒られませんでした。そういう意味ではすごく気が楽だったんです。時代劇だけど、普通の現代劇の人としていた方がいいだろうなという感覚でした。いわゆる、時代劇の形式美みたいなものは、僕以外のキャストのみなさんが担ってくださっていたと思います(笑)」。主役然としなくても、自然と周りがついてくるその人柄と魅力主人公とはいえど、星野さんが演じた春之介は“引きこもり”で“コミュ障”。そんなキャラクターの行動一つ一つが本作の“面白さ”を牽引している。「もう脚本の時点で面白かったので、そこに何かを付け加えることはしない方が良いだろうなとは思っていました。今回の共演者のみなさんも、急に変なことをする人がいなかったので良かったな、と(笑)。でも(濱田)岳ちゃんはプラスしてやっていたのがすごく素晴らしかったです」。「『引っ越し大名!』というタイトルがすでに、なんだか面白いですよね。でも脚本を読んで、最終的にすごく感動したので、そこをしっかり作っていきたいという気持ちが強かった。状況やキャラクターたちの性格から生まれる面白さ。だから目先の面白いことをやるよりも、一つ一つのシーンを真剣に作っていって、その中で自然に生まれる面白さを監督やみなさんに撮ってもらいたいと思っていたんです」。時代劇ならではの大変さはなかったとしても、その撮影現場自体はかなり過酷だったと言う。「京都で撮影していたんですが、気候的にも厳しい時期で、まだ寒さが残っている時期から一番暑いときにかけての撮影だったんです。しかも早朝から深夜まで必死に撮影していました」。「引っ越し唄のシーンも、しんどかったなぁ(笑)。歌いながら移動するだけなんですけど、山の中で全く日よけがないような場所だったので、太陽に照らされながら撮影する、という状況だったんです。丸一日かけて撮ったんですけど、もう、日が暮れたのに撮ってる、みたいな(笑)。昼間のシーンを夜になっても撮影していたので、“使われないだろうな”と思っていたら、案の定、使われてなかった(笑)」。そんな中でもカメラチェンジやポジションチェンジなどで待ち時間も少なくなかった。「そういうときは、ほかのキャストのみなさんと話しながら待っている、という状況でした。だからずっとくだらない話をしてましたよ。完成披露試写会のときのような、みんなが好き勝手なことを話しているような(笑)。誰が中心になってというよりも、みんなが自立している感じだったんです。誰かと誰かが話している隣で、また別の誰かと誰かが全然違う話をしている。それがいつの間にか全員で同じ話をしていたりして。自分も含めて“ここは俺が引っ張っていくぜ!”みたいな人がいなかったんですよ。だからすごく居心地が良かった」。“諦めの悪さ”がもたらすリーダーシップ最初は“引きこもり&コミュ障”の春之介だが、引っ越し奉行となったことで徐々にリーダーシップを発揮し始める。「春之介と似ている」と言う星野さんの“リーダーシップ”について聞いてみた。「うーん…。僕自身は、リーダーシップを取ろう、みたいなことはあまり思ったことがないので分からないですけど、こうしたら一番良いんじゃないの?ということはあるので、そういう意味では、春之介の『諦めない』ところが似ているのかもしれないです」。「何か困難に直面したときに、それを打開するアイデアがちゃんと出るまでずっと考える。こっちを立てたらあっちが立たず、みたいなことって、特にこういう仕事をしていると日常茶飯事なんですけど、それでも僕はどちらも立つまで考えたいと思うタイプです」。「問題が起きたら、何をどう解決して、どういうアイデアを持てばそれが良い形で実現するのか、そういうことをずっと考えちゃうんですよね。だから考えるのが好きなんだと思うんです。そういう諦めの悪さ、みたいなものはずっと持っているので、もしかしたらそこが、何かを引っ張っていくことに繋がったりすることもあるかしれないですね」。犬童監督に「いま、この役を演じられるのは星野源しかいない」と言わしめた星野さん。本作への出演が彼の俳優としての幅を広げたことは間違いない。(text:Ai Takatsuka/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:引っ越し大名! 2019年8月30日より全国にて公開©2019映画「引っ越し大名!」製作委員会
2019年08月28日「打ち上げは、クランクアップ翌日に行われました。多くの出演者が欠席するなか、座長の綾瀬さんはしっかり開宴時間から参加していました」(映画関係者)8月22日、都内のカジュアルレストランに現れた綾瀬はるか(34)。髪の毛をお団子にまとめ、白のトップスと白のロングスカート姿。スタッフの挨拶に笑顔で応えると、会場内へと入っていく。実はこの日、主演映画の打ち上げが行われていたのだ。「今回、綾瀬さんは西島秀俊さん(48)と3度目の共演を果たしています。13年のNHK大河ドラマ『八重の桜』では兄妹役でしたが、17年10月期のドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)では夫婦役を熱演していました。そして今回の映画は来年公開なのですが、撮影は6月から行われていました。タッグを組むのは2年ぶりでしたが、本当の夫婦のように息の合った演技をみせていましたね」(前出・映画関係者)だがそんな“夫”の西島がなかなか会場に姿を見せない。駆けつけたのは1時間後!大遅刻だったが、その間も綾瀬は会場で“賢妻”ぶりを発揮していたという。「綾瀬さんは『暑いなか、みなさんお疲れさまでした!』とスピーチすると、コップを片手に挨拶行脚。『写真を撮らせてください』と頼まれても嫌な顔一つせず肩を寄せ合って記念撮影するなど、1人で場をもたせていました。以前の彼女は天然っぽい感じでしたが、すごくしっかりしてきたという印象です。彼女のまわりには、いつも人だかりができていました」(前出・映画関係者)実際、綾瀬は撮影現場でも驚異の“変身ぶり”を見せていた。「綾瀬さんはクランクインの前から、スタッフと入念な役作りをしていました。肉体改造にも乗り出していて、体が細マッチョに!まるでアスリートのような精悍さで、周囲から絶賛の声が上がっていました。またこれまでの綾瀬さんは肉体派の西島さんにアクションを“教えてもらう”立場でした。しかし今回は共演者を“教える”立場になっていたんです。共演者の岡田健史さん(20)がアクション初挑戦と聞くと、体作りのための食事法やトレーニング法を伝授。彼女が行った腕立て伏せや腹筋の回数を聞いた岡田さんは『そこまでやらないとダメなんですね……』と言って驚いていました」(前出・映画関係者)たしかに、打ち上げでの彼女はすっかり細マッチョ体形!“頼られキャラ”となった綾瀬、その表情はキリリと輝いていた――。
2019年08月26日お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が22日深夜、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)に出演。自身が出演する2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の撮影現場に、日本テレビ系『笑ってはいけない』シリーズで知られる吉本興業の藤原寛副社長が見学に来たことを明かした。長谷川博己が演じる主人公・明智光秀が美濃で出会う三河出身の農民・菊丸役で大河初出演を果たす岡村は、本格的に自身の撮影が始まったことを報告。そして、「藤原副社長が紙袋を抱えて現場に来て、『見学に来ました。ご挨拶に』と言うて」と明かした。7月25日深夜に放送された同番組では、藤原副社長が立ち会っていることを明かし、「藤原さんだけですよ、手ぶらで来るの」と差し入れを持ってこなかったことをいじった岡村。「ラジオで言うたもんだから仰山の差し入れを持ってきてくれて」と大河の現場には差し入れを持ってきてくれたという。岡村は「『吉本からです』『どっから買ったやつかわからないから気を付けてくださいね』『反社から買っているかもしれないですけど』『いやいやいや』というやりとりもありつつ」と闇営業騒動をネタにしたやりとりを明かし、「ここで言ってよかった。山ほど持ってきてくれて」とほっとした様子。その後、現場の人数分より少なかった可能性もあることが判明したが、「それなりに一生懸命持ってきてくれたから、よしとしよう」と話した。
2019年08月23日8月11日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」第30話の関東地区平均視聴率が、大河ドラマ史上最低となる5.9%を記録した(ビデオリサーチ調べ、以下同)。同作は第22話で6.7%を記録。それまでの大河ドラマ史上最低視聴率を記録したが、その数字を更新。第6話から第30話まで25話連続で視聴率1桁となってしまった。「大河ドラマはもともと時代劇が多く、長年視聴者に受け入れられていました。しかし、今作は近現代が舞台。テレビ朝日系の『ポツンと一軒家』どんどん数字を伸ばし、日本テレビ系の『世界の果てまでイッテQ!』が相変わらずの高視聴率をキープ。そんな中でどんどん数字がダウンしてしまいました」(芸能記者)視聴者を引きつけることができなかった今作。だが視聴率低迷の要因は、他にもあったようだ。「NHKはPR手法を従来のまま変えていません。たとえば新キャスト登場が決定した際、NHKはマスコミ各社を集めて会見を行うのが慣例となっています。しかし、そのキャストたちが作品内で登場まで時間が空きすぎなのです。登場するころにはすっかり世間では忘れられてしまいますので、視聴率アップにつながっていません。もっと直前にPRすれば、視聴率アップに結びつくような気もするのですが……」(テレビ誌記者)直近では北島康介氏(36)が“フジヤマのトビウオ”と呼ばれた戦後の競泳選手・古橋廣之進役で登場すると、今月9日に同局が発表している。ところが北島氏が作品内に登場するのは、2カ月以上たった10月20日予定となっている。情報が続々と更新される昨今、視聴率UPのためにはこれまでのNHKの慣例を見直す必要があるのかもしれない。
2019年08月15日俳優・アーティストの星野源が主演を務める映画『引っ越し大名!』(8月30日公開)の場面写真が2日、公開された。同作は『超高速!参勤交代』シリーズで知られる土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』を映画化。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩をモデルに、お国を救うため知恵と工夫を絞る姫路藩の藩士たちの汗と努力と涙と笑いの物語となる。今回公開されたのは、武芸の達人・鷹村源右衛門を演じる高橋一生の場面写真。豪快な性格の鷹村は、星野演じる引きこもり侍・片桐春之介の幼馴染として、春之介を書庫から引きずり出し無理やり「引っ越し奉行」に据えるが、「お前は頭を使い、俺はこの身体を動かす!」と自らも身を切る覚悟で春之介を支えていく。そんな鷹村の見せ場が、彼らが使える松平家に家宝として伝わる「御手杵(おてぎね)の槍」で戦う大立ち回りのシーンで、日本号・蜻蛉切と並び「天下三槍」と呼ばれた名槍の1つ・御手杵の槍(レプリカ)を振り回す。元々御手杵はその大きさ、重さから普通の人間ではおよそ実践で使えるような代物ではなかったそうで、高橋自身も普段着ているスーツが合わなくなるくらい、体を鍛えて撮影に臨んでいたという。高橋は、先日行われた完成披露舞台挨拶でも「3m強ある槍なんですが、それが重くて。振り回してぴたっと止めた時は大変でした」と撮影時の苦労を語る。犬童一心監督は「振り切ってやってもらいたかったんです。おそらく一生さんは脚本を読んだ時に、単純なキャラだけどこれはやりようによっては相当面白い役になるって気が付いてくれたんじゃないかな」と印象を明かした。現在放送中のドラマ『凪のお暇』(TBS系 毎週金曜22:00〜)で主人公の凪(黒木華)の元カレ・慎二を演じ、大きな話題を呼んでいる高橋。凪のことを愛しつつモラハラに走る慎二を演じる高橋だが、『引越し大名!』では打って変わって豪快な姿に大きなギャップが。また、この「御手杵の槍」は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」でもお馴染み。3日より東京・天王洲銀河劇場で上演されるミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~にも登場するなど、現在話題の一振りとなっている。さらに2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』では、高橋演じる小野政次の最期が「槍ドン」として話題を呼んだこともあり、「高橋が御手杵の槍を振り回す」ことが同作の物語を超えた見どころとなっている。
2019年08月02日映画『Fukushima 50』が、2020年3月6日(金)全国ロードショー。第41回日本アカデミー賞最優秀監督賞を若松節朗が、そして最優秀助演男優賞を渡辺謙が受賞した。“3.11”福島第一原発で戦い続けた者たちの知られざる物語90人以上の関係者の取材をもとに東日本大震災について綴った門田隆将のノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)が、映画『Fukushima 50』としてスクリーンで上映される。焦点を当てるのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災時の福島第一原発事故。マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大の地震によって、想像を超える被害がもたらされた未曾有の原発事故の現場では何が起きていたのかを克明に描き出す。主軸となる“Fukushima 50”映画の主軸となるのが、福島第一原発事故の際に現場に残り続け、海外メディアから“Fukushima 50(フクシマ フィフティ)”と称された約50人の作業員たち。福島第一原発を放棄した場合、避難対象となる地域の半径は250km、人口は5,000万人。東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟し戦い続けた職員たちの決断と行動を、記録を基に緊迫感のある画で再現する。主演に佐藤浩市次々に起こる不測の事態に対して第一線で厳しい決断を迫られる、福島第一原子力発電所1・2号機当直長・伊崎利夫を演じるのは、映画『64 ロクヨン 前編』で第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、『ザ・ファブル』や『空母いぶき』『楽園』など話題作への出演が続く俳優・佐藤浩市。渡辺謙×吉岡秀隆×安田成美ら共演そして、共演の福島第一原発所長の吉田昌郎役は、第33階日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞、近年は映画『怒り』やハリウッド映画『名探偵ピカチュウ』など国内外問わず幅広いジャンルの作品に出演する俳優・渡辺謙が担当する。また5・6 号機当直副長副長である前田拓実役には、『峠 最後のサムライ』の公開を控えている吉岡秀隆、緊急時対策室総務班の浅野真理役には安田成美がそれぞれ抜擢された。その他キャストそのほか主要メンバーを支える作業員たちや、その家族役にも豪華キャストが勢ぞろい。緒形直人や吉岡里帆、斎藤工、萩原聖人といった面々が物語に深みを与えていく。若松節郎が監督、脚本は前川洋一監督は、『沈まぬ太陽』や『空母いぶき』で佐藤浩市、渡辺謙と共作経験のある若松節郎。脚本は、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』を手掛けた前川洋一が制作する。ストーリー2011年3月11日午後2時46分。マグニチュード9.0、最大震度7という、日本の観測史上最大の地震が発生。全てが想定外の大地震が引き起こした太平洋からの巨大津波は福島第一原子力発電所を襲う。全ての電源を失ったことで原子炉の冷却が不可能となり、原子炉建屋は次々に水素爆発を起こし、最悪の事態メルトダウンの時が迫りつつあった。1・2号機当直長の伊崎は次々に起こる不測の事態に対して第一線で厳しい決断を迫られる。所長の吉田は現場の指揮を執りつつ、状況を把握していない本社とのやり取りに奔走。緊急出動する自衛隊、そして“トモダチ作戦”の発動とともに米軍もついに動く。福島第一を放棄した場合、避難半径は 250km、対象人口は 5,000万人-その中で現場に残り続けた約50人の作業員を、海外メディアは“Fukushima 50”と呼んだ。想像を超える被害をもたらした原発事故。現場では何が起きていたのか?何が真実なのか?浮き彫りになる人間の強さと弱さ。現場と本社、そして官邸との軋轢。東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟して発電所内に残った職員たちは、家族を、そして故郷を守るため、いかにしてこの未曾有の大事故と戦い続けたのか―【作品詳細】『Fukushima 50』公開時期:2020年3月6日(金)出演:佐藤浩市、渡辺謙監督:若松節朗脚本:前川洋一原作:『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』門田隆将(角川文庫刊)製作:KADOKAWA配給:松竹、KADOKAWA
2019年07月22日「星野さんは英会話の指導を受け、英語のセリフが吹き込まれた音源を100回以上聞き返して丸暗記。『この年で英語を覚えるのはきつい…』とこぼしていましたが、本番では見事に一発OK。阿部さんはじめ共演者、スタッフから拍手喝采でした」(制作関係者)大河史上最低となる視聴率6.7%を記録するなど、大苦戦中のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』。6月30日放送回から主役が阿部サダヲ(49)演じる田畑政治に代わり、第二部が開始。田畑と共に64年の東京五輪招致に尽力し、選考会で最終スピーチの大役を任されたジャーナリスト・平沢和重を演じるのが、星野源(38)だ。第1話で星野が英語でスピーチするシーンが放送されたが、星野の本格的な出演は夏以降になる。「星野さんと阿部さん、脚本の宮藤官九郎さんは劇団・大人計画の所属なので、阿吽の呼吸。史実上の平沢は婦人たちに絶大な人気を誇った“マダムキラー”だったそうで、星野さんはしゃべり方やスーツの着こなし方などの役作りをお2人に相談したそうです。今年、星野さんは5大ドームツアーが大盛況、夏に主演作『引っ越し大名!』の公開も控え、絶好調。局としても低空飛行が続く『いだてん』の起爆剤として、星野さんに期待を寄せています。昨年は朝ドラ『半分、青い。』の主題歌も担当した『紅白』の常連ですし、『おげんさんといっしょ』などで実績がありますから」(NHK関係者)ジャーナリスト役を演じる彼は私生活では意外なこだわりが――。「数年前から、ネットニュースをまったく見なくなったそうです」(前出・制作関係者)実際、星野は昨年末の雑誌『ダ・ヴィンチ』(18年12月号)のインタビューでその背景をこう語る。《アクセス数に比例して発信元にお金が入るシステムですし、もともとの情報をキャッチーに変形させる必要がある。そうすると、事実からはどんどん遠ざかっていく。でも、分かりやすいし刺激的な情報だから、アクセスが増える。その様子を見ていると、なんだか悲しい気分になるんです》音楽関係者は言う。「ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(16年10~12月)で大ブレイクした星野さんにとって、急に注目された17年は精神的にとても苦しい一年だったそうです。共演者との同居交際など、まったく根も葉もないウソを報じられたり、繊細な彼には非常につらい日々だったようです。若くしてクモ膜下出血で二度も倒れた経験から、星野さんは今後の人生で後悔しないように“やりたいことは迷わずやる。いやなことは絶対やらない”と固く決めたといいます」ネットニュースを絶ったことで、本人の心には平穏が戻ったに違いない。停滞する『いだてん』に、また星野旋風は巻き起こるか――。
2019年07月13日お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が11日深夜、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)に出演。2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の現場で誕生日を祝ってもらったことを明かした。7月3日に49歳の誕生日を迎えた岡村。いろいろな現場で祝ってもらったことを報告し、「今年、大河の現場で、大河が入っていまして、大河俳優…。ちょっと(日にちが)ずれていたからないかなと。緊張感も違うしと思っていた」と、大河の現場では誕生日のお祝いはないかなと思っていたという。その日の大河の現場では、撮影終了だと思ったら急きょエキストラシーンを撮ると言われ、岡村が慌てていると、現場のみんながバースデーソングを歌い出し、“オカレモン”に扮したスタッフがケーキを運んできてくれたそう。「(エキストラシーンがなくて)ホッとして、何も面白いこと言えず」と振り返った。そのシーンには関係のなかった染谷将太も駆けつけてくれ、さらに、メイク室に行ったら隣に沢尻エリカがいて、「お誕生日おめでとうございます」と沢尻からもお祝いされたという岡村。「緊張の連続や。沢尻エリカに『お誕生日おめでとうございます』って言われることなんかあんねんやと思って。緊張と、緩和と、緊張と、ようわからんかった」と語った。
2019年07月12日7月1日、俳優の鈴木亮平(36)がTBSラジオ「たまむすび」に出演。NHK大河ドラマ「西郷どん」で演じた西郷隆盛の役作りについて語った。鈴木といえば、役に合わせて体形をコントロールする役者として知られている。番組では、やせる方についての質問が多いとコメントした。そこへカンニング竹山(48)が「太り方を教えてください」と投げかけたところ、鈴木は「なんでですか?」と困惑しながらも「西郷どん」の撮影当時をふり返った。太ってお腹が出てしまったため、靴下がはけなかったという鈴木。そんなどっしりとした体形を作るには「ひたすら食べるよりほかに近道はなかった」と明かした。そして1年以上かけ、元の体重よりも25キロほど増やしたことも告白した。また、周囲からは役作りのために「太らなくてもいい」と言われていたとも明かした鈴木。しかし西郷隆盛のどっしりとした体格が役に説得力をもたらすと判断し、太ることを決意したという。そうした決意の背景には、西田敏行(71)の存在があったという。西田は1990年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」で同役を演じた。鈴木は「まさに西郷そのものだった」と絶賛し、「西田の後に自分が演じるのは凄いプレッシャーだった」とふり返った。これまで「西郷=西田」のイメージだったという竹山は、「西郷どん」以降はイメージが鈴木に変換されたとコメント。これに対して鈴木は「その言葉が一番嬉しい」と喜んだ。今秋には舞台「渦が森団地の眠れない子たち」で藤原竜也(37)と共に小学生役に挑戦する鈴木。5月には同舞台のビジュアルも公開され、鈴木の体形はすっかり元に戻っていた。そんな鈴木に《想像のはるか上を超えてきましたね~》《本当に小学生に見えるから凄いです!》《違和感ねぇーですぜっ!》とファンから絶賛の声があがっていた。
2019年07月02日6月30日放送のNHK大河ドラマ「いだてん」に萩原健一さん(享年68)が登場した。高橋是清役を演じた萩原さんにとって遺作となった同作。視聴者からは《萩原健一氏の威厳、「いだてん」史上最高の緊張感》《存在感が重厚で凄かった》《いだてんが最後だと思うと淋しい》など声が上がっている。そんななか、28日に萩原さんの代表作であるドラマ「傷だらけの天使」の舞台になった東京・代々木のビルが解体されると判明した。ファンにとっては“聖地”とも言える場所だ。ドラマの最終回では、ビルが解体されるストーリーだった。放送開始から45年がたち、ついに現実となってしまった。このドラマについて萩原さんは著書「ショーケン」で述懐していた。萩原さんはアイデアが浮かぶたび、監督の恩地日出夫氏や脚本家の市川森一さん(享年70)などに昼夜問わず電話をかけて相談をしていたという。さらに印象的なオープニングの“朝食シーン”は時間がなく、アドリブだったとも明かしていた。そんな萩原さんの思い出の場所が失われようとしている。ファンからは《あぁ、いよいよなくなるのかぁ》《ショーケンと共に去るのね》《目に焼き付けておきたい》と惜しむ声があがっている。
2019年07月01日6月18日、鈴木亮平(36)がTwitterを更新し、「久しぶりのプライベート旅」とつづった。投稿には壮大な滝壺の動画と共に「#鈴木亮平世界遺産の旅」とのハッシュタグが。そんな鈴木が「さて、ここはどこでしょう?」と出したクイズに、フォロワーから回答が殺到した。《イエローストーンですか?》《なんかユーコンぽいなって思いました》《カナディアンロッキーかなぁ》鈴木といえば、世界遺産検定1級の持ち主の俳優。鈴木が持つ1級は《世界遺産の理念を理解し、全遺産の過去から現代までを歴史の流れの中で理解できる》とハイレベルな理解力が求められる。そんな鈴木の博識ぶりはバラエティ番組などの共演者が舌を巻くほどだ。鈴木といえば昨年、NHK大河ドラマ「西郷どん」で歴史上の人物・西郷隆盛役を演じた。ドラマ放送初日に、鈴木は西郷隆盛について「不勉強だった僕にとって、あまりよく分からない存在でした」とブログにつづっていた。しかし、放送が回を重ねるごとに鈴木はブログを更新。そして「西郷どんこぼれ話」として計47回にわたり、ドラマ撮影のエピソードをつづった。その中には、鈴木が学んだ歴史エピソードにまつわるものも多かった。たとえば幼少期の「吉之助」から「隆盛」に名前が変わったときも、鈴木は「名前の秘密」というタイトルでブログを更新。西郷隆盛の本当の名前について、明治政府と西郷隆盛の幼馴のやりとりを交えながらわかりやすく解説した。するとファンから《西郷隆盛の名前の経緯知りませんでした》《とてもお勉強になります》《亮平さんがこぼれ話してくださらなかったらずっと知らないままでした》という声が殺到。このように並々ならぬ鈴木の知的好奇心は、視聴者がドラマを楽しむのに一役買っていた。そんな鈴木は21日、旅先の「第2ヒント」となる動画を投稿。プライベート旅にもかかわらず、クイズを出してファンを楽しませている。そんな鈴木に《知らない場所に連れて行ってくれてるようでうれしいです》《仕事しながら私も旅行気分》《答え合わせ楽しみです!》と歓喜の声があがっている。
2019年06月21日●岡田が漫画原作実写化に挑む単行本累計部数400万部突破、2017年度講談社漫画賞の一般部門賞を受賞した、南勝久による人気漫画『ザ・ファブル』が、岡田准一主演で映画化され、6月21日より公開される。圧倒的な強さと的確な手腕で狙った相手を6秒以内で必ず仕留める「天才的な殺し屋」として裏社会で恐れられる通称“ファブル”(岡田)が「1年間殺し屋を休業し、大阪で一般人・佐藤アキラとして普通の生活を送ること」を命令され、日常世界で暮らさなければならなくなるが、事件に巻き込まれ……という物語だ。今回は、ファブル/佐藤アキラを演じる主演の岡田准一、ファブルの相棒で世間的には妹として一緒に身を潜めるヨウコ役の木村文乃、ファブルが佐藤としてバイトするデザイン会社に勤めるミサキ役の山本美月にインタビュー。互いの印象や、「漫画原作を実写化すること」に対する役者としての思いを聞いた。○■ナッツのかけらが口についている岡田――今回の撮影で、他の方について「今までのイメージと違った一面」などを発見することはありましたか?木村:岡田さんは以前『追憶』で共演したときも今回も、割と寡黙なイメージでした。でも前回よりもがっつりご一緒して、よく「おなかすいた」と言っている姿が印象的でした。ふっとどこかに行って戻ってきたと思ったら、ナッツのかけらが口についてる(笑)。「ナッツ食べてきたんだ」と一発でわかる感じがかわいらしくて、面白かったです。あと、普通の話は淡々としてるのに、健康の話になるとびっくりするぐらいの情報量があって、勉強になります。師匠です。岡田:洪水のように(笑)。木村:山本さんは初共演でしたが、すごくおおらかで明るい方でした。私は根暗な方なので、演じたキャラが逆なんじゃないか、と思うくらい。Instagramを拝見したら、自分で絵を書かれるんですよね?山本:……見てくださったんですね!木村:そういう一面があるんだ、というギャップがあって、めちゃくちゃ好きになっちゃいました。告白しちゃった(笑)。山本:恥ずかしいです(笑)。私は、岡田さんを小さい頃からテレビに出てる方として見ていましたし、母がすごく好きで、岡田さんの切り抜きを集めていたのを覚えています。岡田:へえ~!山本:なので、共演できるとなったときは、母に報告しました(笑)。たまに撮影の間に相談することがあると、真剣にお話してくださって、お兄さんのようでした。木村さんのインスタは、おいしそうなご飯がたくさん載ってるので、私もこっそり拝見していました。木村:ありがとうございます! 裏で繋がってる感じですね(笑)。山本:お二人とも大先輩なんでどきどきしてたんですけど、優しくしてくださって、現場の居心地も良かったです。――岡田さんは、漫画原作の映画に出られることが珍しいと思いますが、これまでとは別の役作りが必要だったりはしたんですか?岡田:『ザ・ファブル』はもともと好きな漫画だったので、「ちゃんと面白いものにしなきゃいけない」という思いが強かったです。アクションに向けては筋トレも増やし、格闘技のプロがやるメニューを習いに行きましたが、ハードでしたね。――漫画原作にはどのようなイメージがあったのですか?岡田:漫画は、作品としてのビジュアルが決まっているし、自分も原作を好きだと、余計に見た目のバランスを取るのが難しいなと感じでいました。――『ザ・ファブル』では、どうして漫画の実写化に挑戦されたんですか?岡田: もともと原作を読んでいて、自分としても好きな漫画でした。コミカルな面とシビアな面の描き方のバランスがすごく面白い漫画だなという印象を持っていて、原作ファンの方にも納得していただけるような作品を目指し、今回はチャレンジしてみようと思いました――木村さん、山本さんは、漫画の実写化についてはどう取り組まれるんですか?木村:私は日頃漫画をたくさん読むからこそ、実写化するときにビジュアルが離れちゃうと、その時点で「あ~あ」と思っていまうんです。だから、お話をいただいたときもいかにビジュアルを寄せられるかが重要だと思いましたし、今回もまず「セクシーじゃないけど、いいですか?」と聞きました(笑)。でも逆に、ビジュアルと、原作ファンならではの「ここを入れて欲しい」という部分以外はあまり考えないかもしれないですね。最終的には、いただいた台本をどれだけ表現できるかが大事なんだと思います。山本:私も普段漫画やアニメを多く見ているのでなんとも言えないんですが……。岡田・木村:(笑)山本:もちろん、お話をいただければ全力でやらせていただきますが、ファンの立場では、どうしてもビジュアルは寄せて欲しいと思ってしまいます。今回、私にセクシーさが皆無なので、申し訳ないなというところがありました。でも努力する余地がある設定なので、なるべく原作に寄せられたら、と思いました。『ザ・ファブル』はフォントにも個性が出ているし、とにかく観てくださる方に満足いただけるように、という気持ちです。岡田:ハードルは、高いですよね。原作ファンの方にも「あれはよかったよね」といっていただけるものになってればいいなとは願っていますし、そうなるように進めていました。●「裸族」設定に、現場が盛り上がる――原作に忠実に、というところで、岡田さんは「家では全裸」という設定を実写化されてましたよね。岡田:そこは原作通り、裸族じゃなかったらダメだと思うので。大変なんですよ! 「この位置だったら隠れる」とか、「そこで隠してください!」とか、ちょっと体が右に行くと「出ま~す!」とか(笑)。でも現場は盛り上がって、みんな楽しそうに撮ってくれました(笑)。――岡田さんご自身は、ファブルと似てる、通じるというところはあるんですか?岡田:どうなのかな? 似てるのかな? 割と顔が濃い方なので、パッと相手を見ると意思が強く出ちゃうから、普段はできるだけほわ~んとしているようにしてます。木村・山本:(爆笑)岡田:ほわ〜んとするのは、演じる上でも意識してたかもしれないですね。――他の2人から見て、岡田さんとファブルに通じるところはありますか?木村:まず、殺し屋にはならないと思います(笑)。山本:でも、真面目なところは似てる感じがします。――逆に、岡田さんから見てのお二人は。岡田:演じたキャラとは、まったく違うと思います。木村さんは料理を作ったりするイメージが強いので、飲み屋で男性と勝負したりはしないと思います(笑)。木村:そうですね(笑)岡田:前回ご一緒したときに初めてご飯を食べに行って、すごく真面目な方なんだなと思いました。地方ロケで、小栗旬くんが一緒だったんですが、木村さんは小栗くんに噛みついてたんですよ(笑)。木村:小栗さんには、いつも噛みついちゃう(笑)。岡田:真面目で、素敵な方だなと思いました。山本:そこ、今度詳しく聞きたいです(笑)。岡田:山本さんは、最近表にも出されてると思うんですけど、ちょっとおたくなんですよね。山本:ちょっとだけ……。岡田:ちょっとだけ(笑)。だから、役柄とも少し違ったかもしれないです。ミサキのようにスポーティなイメージもないし、ゆっくりしゃべる方で。今日も妖精みたいだもんね。山本:それは、衣装ですね(笑)。――岡田さんは、福士蒼汰さんにアクションをつけ、撮影中熱い話をした、と伺ったんですが、どんな話だったんですか?岡田:僕が!? (笑)。福士くんには、お兄ちゃんのような存在になってしまうので。アクションも、福士くんをもっと立たせた方がいいという感じで(笑)。それは、僕の福士くんに対する愛情ですね。「大丈夫、できるでしょ」と。――お二人から見ると、岡田さんのアクションはどういう印象だったんですか?木村:なんとも、言いようがないですよね。木村・山本:すごすぎて。山本:しかも真夏で暑かったのに、覆面をかぶっていて、「死ぬんじゃないのかな」って。岡田:大変だったよ(笑)。暑かった、本当に。木村:アクションでの福士さんの動きは独特だなと思っていたので、それが岡田さんの指示と聞いたら、すごく面白いと思いました。守る、攻めるだけじゃなくて、ユニークな動きもつけられるんだと思うと、師範と呼ばれる所以がとってもよくわかります。――アクション、殺し屋、というところで男性に向けた映画なのかなと思われそうですが、映画になってますますいろんな方が楽しめる作品になっているのかなと思いました。女性陣から見てのポイントをぜひ教えてください。山本:メンズ向けに見えがちだと思うんですけど、私としては、演じたミサキという存在が物語全体を柔らかくしていたらいいなと思います。佐藤くんに「イラストを描いてみて」と言い出してしまう思いつきだったり、佐藤くんの生い立ちを聞いて涙しちゃうミサキの、優しさが故の天然がすごくいいと思います。木村:登場人物がみんな仁義に対してまっすぐなんですよね。やり方が男っぽいだけで、愛すべきキャラクターがたくさんいて、見ていると愛おしいとすら思える。江口カン監督のシャイで優しいところが出てるので、かわいいと思ってもらえる部分がたくさんある映画だと思います。■岡田准一1980年11月18日生まれ、大阪府出身。1995年にV6としてCDデビュー。02年に放送されたドラマ『木更津キャッツアイ』にて主演を務めた。そのほか主な主演作にドラマ『タイガー&ドラゴン』(05)、『SP』(07、08)、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(15)、『白い巨塔』(19)、『永遠の0』(13)、『図書館戦争』シリーズ(13、15)、『蜩ノ記』(14)、『エヴェレスト 神々の山嶺』『海賊とよばれた男』(16)、『追憶』『関ヶ原』(17)、『散り椿』『来る』(18)など。20年には主演作『燃えよ剣』が公開予定。V6としてダブルAサイドシングル「ある日願いが叶ったんだ/All For You」が発売中。■木村文乃1987年10月19日生まれ、東京都出身。映画『アダン』(06)オーディションでヒロインデビューし、同年の『風のダドゥ』では主役を務める。主な出演作に、ドラマ『精霊の守り人』(16)、『ボク、運命の人です。』(17)、『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』(18)、映画『ポテチ』(12)、『ニシノユキヒコの恋と冒険』『くちびるに歌を』(14)、『イニシエーション・ラブ』『ピース オブ ケイク』(15)、『RANMARU 神の舌を持つ男』(16)、『追憶』『火花』(17)、『伊藤くんAtoE』『羊の木』『体操しようよ』(18)がある。現在『居眠り磐音』が公開中。■山本美月1991年7月18日生まれ、福岡県出身。2009年、雑誌『CanCam』専属モデルとしてデビュー。11年にドラマ『幸せになろうよ』で女優活動を開始。翌年『桐島、部活やめるってよ』(12)でスクリーンデビュー。その後、映画『東京PRウーマン』(15)、『貞子VS伽倻子』『少女』(16)、『ピーチガール』(17)、Amazonオリジナル『東京アリス』(17)、ドラマ『真夜中のスーパーカー』(18)等で主演を務める。そのほか主な出演作にドラマ『嘘の戦争』(17)、『刑事ゆがみ』(17)、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(18)、『孤高のメス』(19)、映画『去年の冬、きみと別れ』『友罪』(18)がある。現在、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、ドラマ『パーフェクトワールド』が放送中。
2019年06月20日「山口さんが演じるのは、主人公が勤務する大学の法医学教室主任教授。撮影は5月下旬から始まっていますが、事前に役作りのため髪を10cm以上切り、法医学の先生から話を聞いたりと、久々の『月9』復帰にやる気満々です。姉御肌の山口さんは主演の上野樹里さんとともに現場を盛り上げてくれています」(制作関係者)7月スタートの『月9』ドラマ『監察医朝顔』(フジテレビ系)に出演する山口智子(54)。山口が『月9』に登場するのは96年の『ロングバケーション』以来、23年ぶりだ。山口は『ロンバケ』前年の95年、唐沢寿明(56)と結婚。人気実力ともにトップを極めた時期でのゴールインだった。「『ロンバケ』が大ヒットし、山口さんは女優としての地位を不動のものにしました。ですが、彼女は唐沢さんとの夫婦生活を最優先するため、『ロンバケ』後に女優業をセーブする決断を下したんです。当時、唐沢さんはスター・山口さんの陰に隠れ、いまで言う“格差婚”と揶揄されました。山口さんは“自分の存在が夫の足を引っ張ってしまう”と、しばらく“妻”に徹して夫を支えようと決めたそうです。もともと山口さんは幼少期から専業主婦に憧れていましたから……」(夫妻の知人)家庭に入り、主婦として奮闘する日々。山口は家で、唐沢の出演作を見るのが楽しみだったという。「そんな“女優休業”状態から6年後の02年、唐沢さんはNHK大河ドラマ『利家とまつ』の主演に抜擢されました。翌年には主演ドラマ『白い巨塔』(フジテレビ系)が大ヒットし、一気にトップ俳優へと駆け上がったのです。唐沢さんは常に陰でサポートしてくれた山口さんに感謝し、『そろそろやりたいことをやったら?』と伝えたそうです」(前出の知人)山口は長年、ドラマ出演を請われていたフジテレビの熱意に、最後は根負けした形に。「唐沢さんの後押しもあって、『ゴーイング マイ ホーム』(12年)で16年ぶりに連ドラに復帰したんです。当時、唐沢さんは親しいドラマ関係者に『智子はどんな感じで仕事してるの?』と問いかけて、彼女の様子を常に気にかけていたそうです」(テレビ局関係者)2人は芸能界きっての“おしどり夫婦”として有名だが、毎年スペインへ旅行し、山口の大好きなフラメンコを一緒に観賞するのが恒例行事だという。「多忙な2人ですが、朝か晩はできるだけ一緒に食事をすることを夫婦のルールにしているとか。山口さんが晩酌用に珍しいチーズなどおつまみを調達するなど、2人の仲のよさは新婚時代から変わりません」(前出の知人)そんな2人は今夏、結婚後初めて夫婦そろって同時期に連ドラ出演することになったのだ。唐沢は『ボイス110緊急指令室』(日本テレビ系)で主役を演じる。「すでに唐沢さんのドラマも撮影が始まっています。彼は今、マヌカハニーにハマっていて、毎朝、スプーン1杯、夫婦でなめることがお互いの連ドラ収録のパワーの源だそうです」(仕事関係者)夫婦の夏バテ対策は、“蜜愛”だった!
2019年06月20日NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の主役交代たすきリレー会見が6月11日に東京・渋谷の同局で行われ、第1部主演の歌舞伎俳優・中村勘九郎(37)と第2部主演の俳優・阿部サダヲ(49)が出席したと、各スポーツ紙が報じた。勘九郎が金栗四三役を演じる第1部が今月23日放送(第24話)で終了。同30日(第25話)から阿部演じる五輪を日本に呼んだ男・田畑政治が主人公の第2部がスタートする。同ドラマは9日放送回の平均視聴率が大河史上最低の6.7%(ビデオリサーチ、関東地区調べ)を記録。2月10日の放送回から1度も2ケタを記録していない。各紙によると、阿部は視聴率の低迷について「そんなに気にしなかった。(裏番組の)『ポツンと一軒家』がいいって話ですか?」と絶好調の『ポツンと一軒家』に言及。「(ポツンと孤立した)一軒家って、そんなに(全国に)ないでしょ。そろそろ(視聴者も大河ドラマに)帰ってきてほしい」とジョーク交じりに呼びかけたという。「現場で出演者やスタッフが頑張ろうが、肝心の数字がついてこない状態です。今回も会見が終わってみると、逆に『一軒家』をPRする形に。現場からはため息がもれています」(会見に出席した記者)大河といえば毎年、主役1人での発表会見からスタート。その後で主要キャストや追加キャスト、注目されそうなキャストの会見やグループインタビューを行うのが恒例だが……。「毎年のように“慣習”を受け継いでますが、あまりPR効果はありません。そろそろ別の宣伝方法を考えるべき時期に差しかかっているのではないでしょうか」(芸能記者)局をあげて「働き方改革」を推進しているNHKだけに、ほかの部分の改革にも着手した方がよさそうだ。
2019年06月13日現在大ヒット中の『名探偵ピカチュウ』でピカチュウと共演し、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(公開中)でも、ゴジラと再共演。今や日本が誇る2つの人気コンテンツは世界のものとなったが、そのキーマンとなっているのが、今や世界的なスターとなった渡辺謙だ。『GODZILLA ゴジラ』(14)から5年ぶりとなる続編『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(5月31日公開)は、『X-MEN:アポカリプス』(16)のマイケル・ドハティ監督がメガホンをとった。今回は、ゴジラだけではなく、復活した怪獣モスラ、ラドン、キングギドラも登場し、すさまじいバトルを繰り広げる!渡辺は、未確認生物の特務機関「モナーク」の生物学者・芹沢猪四郎役を続投した。前作に続き、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も、いち早く観たという「ゴジラ」ファンからも好評を博している。思えば現在、社会現象クラスのメガヒットをしている「アベンジャーズ」や、「スター・ウォーズ」シリーズなど、ハリウッド発のフランチャイズ映画は、近年、軒並みクオリティが高く、駄作が少ない。ワールドワイドに活躍中の渡辺に、本作の撮影秘話と共に、ハリウッド映画の質が底上げされた理由についても聞いてみた。――まずは、今回の脚本を読まれた感想から聞かせてください。前作は軍人たちがサバイブしていく感じが強かったのですが、今回、お話の中心にいるのは科学者なので、自分たちがどうやって問題を受け止め、どういうふうに進めていくのかというメンタリティーを非常に重視した物語になっていると思いました。怪獣たちのファイトとは別に、人間が果たしてこれからどう生きていくべきなのか、というサブテーマが強くあったので、自分としてもやりがいを感じましたし、ある意味、オリジナルのゴジラが持っていたテイストに近づいたんじゃないかという気がしました。――マイケル・ドハティ監督の印象はいかがでしたか?マイケルは、非常にカメラを動かすのが好きな、今風の監督です。前回は逃げ惑う陸軍の兵士と、我々科学者たちは別動でしたが、今回は、チームとして動いているので、撮影にもチームワークが要求されました。いろんな人間のグループショットがあるなかで、トラックインとトラックバック、クレーンに乗せたり、ステディとハンディの両方で撮ったりする中で、当然、テークも増えていく。そういう意味では非常に執念深い監督でしたが、まあ、ハリウッドの監督はみんなそうなので、僕は慣れました(笑)。何十テークも撮りますが、日本みたいに短いカットを何テークも重ねていくのではなく、1つのシークエンスをいろんな動きのなかで撮っていきます。――編集された映像を観て「こうなったのか!」と驚いたりすることはありますか?前後をつまんで編集されることはあるけど、話の根幹は全然変わらないです。映画としてスピードは大事だし、そこで違和感を感じるようなことはないというか、切られて悔しいとか、「え? こんなになったの?」と思うことはないです。撮影と編集とのバランスがいいんだと思います。――今回、特に監督が粘ったシーンについて教えてください。粘ったというか、実は去年、再撮をしたんです。本作を撮ったのは一昨年ですが、シーンの編成を少し変えたかったようで。前半の説明をぱぱっと凝縮し、その代わりにプラスしたのは、マークたちの家族の話です。彼らの抱えているある種のトラウマや心の傷を踏まえた上で、話が進んでいきます。おそらく、編集でつなげてみた結果、弱い部分を感じて、そこを補強するための再撮だったかと。――再撮となるとかなりコストもかかります。日本映画では、編集して足りないからという理由での再撮は、あまり聞いたことがないです。確かに日本ではないですね。今回の再撮ではメインキャストがほぼ呼ばれました。もちろん契約上、呼ばれたら行かなきゃいけないんだけど、みんなそれぞれスケジュールがあるから、それを合わせて撮るというのは大変な作業だし、コストもかかるわけです。ただ、再撮したことにより、一昨年撮って、僕らがイメージしていたバージョンよりも断然良くなりました。非常にスピーディな展開になったし、余計なものを省きながら、必要な情報はどんどん追加されていました。良いブレーンがいるのかもしれないし、マイケルの判断力が試されたのかもしれないです。――『アベンジャーズ/エンドゲーム』もメガヒット中ですが、近年のハリウッド映画のシリーズものは、とてもクオリティーが高い気がします。期待値を遥かに超えた続編も多い気がしますが、それはなぜでしょうか?基本的に、でかい映画の数は減っていると思います。でも、だからこそ、超大作を作るとしたら、絶対に当てなきゃいけないというプレッシャーがすごくあるんだと思います。リスクヘッジとして、これだけ予算を掛けたからには、しっかりと回収するという思いで挑んでいるのではないかと、僕自身は思います。だから最近の大作は外さない。――確実にホームランを撃てるような作品を慎重に作っているという感じでしょうか?昔はもっとハズレの映画があったと思いますが、今はそうじゃない。最近、超大作にトライするプロデューサー自体も少なくなっているのかもしれない。また、メジャースタジオもそこまで余裕がなくなってきたのも大きいかなと。そういう意味で言えば、ゴジラというコンテンツは、すごいかっちりした詰め所みたいなものです。これは絶対に詰まる! と、自信を持って贈る映画です。■プロフィール渡辺謙(わたなべ・けん)1959年10月21日年生まれ、新潟県出身。主なドラマ出演作は、TBS『砂の器』、NHK連続テレビ小説『はね駒』(86)、フジテレビ「御家人斬九郎」シリーズ、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』(87)など。映画は『ラストサムライ』(03)、『硫黄島からの手紙」(06) 、『明日の記憶』(06)、2011年『インセプション』(11)、『GODZILLA ゴジラ』(14)などに出演。ドラマや映画以外にも、舞台、CMでも活躍。2015年『王様と私』で第69回トニー賞リバイバル作品賞を受賞。
2019年06月12日6月9日放送のNHK大河ドラマ『いだてん』が《まさにKuTooと同じ》と話題になっている。第22回「ヴィーナスの誕生」では、高等女学校の教員である金栗四三(中村勘九郎・37)が女学生たちに陸上を熱血指導。女子陸上大会を開催することに。大会当日、金栗の教え子の村田富江(黒島結菜・22)は、スパイクがきつかったため靴下を脱いで出場。3種目で優勝した。しかし、この行動が波紋を呼び、富江の父(板尾創路・55)が学校に乗り込み猛抗議。「おなごが人前で脚を丸出しにするなんて、もう嫁には行けんぞ!」と怒鳴り散らした。すると、金栗はこう反論する。「おなごが脚ば出して何が悪かね!男子がよくて、女子が悪か理由ばお聞かせ願いたい!」富江の父は「好奇の目にさらされるからだ、娘の体が!」と返すが、金栗は「そりゃ男が悪か!女子には何の非もなか!男が目隠しばしたらどぎゃんですか?」と言い返した。この場面に、Twitter上では《四三…よくぞ言った》《本当にその通り》と賛同の声が上がった。さらには、パンプスやハイヒールの強制に反対するキャンペーン「KuToo」を想起したというツイートも。《いだてんの女子スポーツにおける社会通念との戦い、まさに KuToo と同じなのでは?》《露出する女性が悪いのでなくそこにいやらしさを見出す男の問題と言い切り、女らしさは男が決めるもの、未だ蔓延する偏見と蒙昧を正面からすっぱり切り、教師と生徒の絆に高め、履くのも脱ぐのも自分が決めるとKuTooの前に!宮藤官九郎の才能に感涙》《我々は戦いたいんじゃないんだ、ただ自由でありたいんだ。足を縛る靴下を、ハイヒールを脱ぎ捨てて、男とか女とかじゃなく自分を生きたいんだ。すべての男女にいだてん観て欲しい…これが答えだよ》6月3日にはパンプス強制に反対する署名1万8,856筆が厚生労働省に提出されたばかり。宮藤官九郎の脚本が偶然にも「KuToo」とシンクロした格好となったが、「KuToo」が持つメッセージの普遍性を示したともいえるだろう。
2019年06月10日日本の実力派俳優にして、ハリウッドスターでもある俳優・渡辺謙に単独インタビュー。5月31日に封切られた『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』や、GWに公開された『名探偵ピカチュウ』など、日本の人気コンテンツをハリウッドが映画化した2作に出演しているが、両方ともメガヒット中だ。思えば彼は、鮮烈なハリウッドデビューを遂げた『ラスト サムライ』(03)で第76回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされて以来、『バットマン ビギンズ』(05)や『SAYURI』(05)、『硫黄島からの手紙』(06)など、立て続けに話題作に出演し、稀有な存在感を発揮してきた。以降の活躍ぶりも枚挙にいとまがないが、いわば真田広之と並び、世界への道を切り開いた開拓者だ。5年前に公開された『GODZILLA ゴジラ』(14)は、日本のゴジラファンからもお墨付きだったが、新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も、ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラがスクリーンに降臨し、ド迫力のバトルを繰り広げるという、血湧き肉躍る大興奮の快作だ。しかも、科学者たちを前面に押し出したチームの連携プレイや、家族の葛藤など、人間ドラマの骨子がしっかりとしている点も激賞されている。2020年公開予定の続編『GODZILLA VS. KONG(原題)』には、小栗旬が出演することが発表され、すでに撮影も終了しているようだ。渡辺は、ハリウッドデビューを果たした小栗と会ったそうだが、2人はどんな言葉を交わしたのか?率直に感想を聞いてみた。○■ハリウッド版『ゴジラ』で“世界のゴジラ”に――『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は前作に続いて、日本でも高い評価を得ています。やはり前作の成功も大きかったと思いますが、遥かにその期待値を超えてきました。『GODZILLA ゴジラ』が公開された時、最初は「ハリウッドが撮る『ゴジラ』ってどうなのよ!?」といぶかっていた日本のファンが多かったと思うけど、蓋を開けてみたらクオリティーはきちんと高かった。そして今や、日本ではなく世界のゴジラになったんだと思います。おそらくピカチュウもそうで、「え? 実写映画でやるの?」と、斜に構えて見ていたファンも多かったのではないかと。本作ももし、2作目、3作目と積み重ねていくとしたら、もはや日本のものではなく、世界のピカチュウ、ポケモンになっていくんでしょうね。――前作も『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も、日本のゴジラへのリスペクトを感じました。そうですね。オリジナル版にリスペクトもあるし、それに近いストーリーテリングになっているかと。ちゃんと原点回帰みたいなことも考えてくれていて、ありがたいなと思いますがそれだけではダメで。やっぱり映画自体が面白くなかったら意味がないですし、そこはちゃんと押さえています。――いずれにしても、謙さんが日本代表的な感じで参加されると聞くと、日本のファンも安心感を覚えます。でも、僕は別に日本代表の選手権を勝ち抜いていったわけではないので(苦笑)。もちろん日本人として、ゴジラもポケモンも大事なコンテンツだということは感じていますが、基本はキャストの一員として、映画を良くするために、いかに尽力できるかということだけです。――たとえばクリント・イーストウッド監督からオファーされた『硫黄島からの手紙』のように、最初から謙さんのキャスティングありきのプロジェクトも多い気がします。いやいや、そんなことはないです。そう思っていただけるのはありがたいのですが、基本は日本から参加した1人の俳優としてのポジションに過ぎません。ただ、どちらからもありがたがられるというか、日本からすれば「ハリウッド映画だけど、あいつがいればなんとかなるだろう」と、アメリカのゴジラファンからも「あいつが出ていれば、そんなに間違ったものにはならないだろう」と思われているところはあるのかもしれない。でも、僕自身はそこまで大きな力を発揮しているわけではないし、元々脚本を読んだり、監督と話をして「これならいけるだろう」という確信した上で参加しているだけです。正直、その時点でダメだと思ったら僕は出ません。ゴジラ映画についても「これはちゃんとしたオリジナルに近い形の、非常にゴジラらしい映画として成立するだろう」というイメージが持てたから参加しただけです。○■小栗旬の「ゴジラ」続編出演「つながったな」――続く『GODZILLA VS. KONG(原題)』に小栗旬さんが出演されます。渡辺さんが切り開いたハリウッドへの道を進んでいく若手俳優の方々も今後増えていくと思いますが、小栗さんに、なにか託したい思いはありますか?僕は「よし、つながったな」という気がしています。ストーリーについてどうこう言える状態じゃないのですが、そこはすでに感じました。――小栗さんとは、何か「ゴジラ」の現場について話をされたのですか?小栗が向こうで撮影をしている時、僕に連絡をくれたんです。「どう? 大丈夫?」と聞いたら「めっちゃ楽しいです」と言っていたので「ああ、良かった」と思いました。それで日本に戻ったら、1回飯でも食おうかという話になったので会いました。そこで「どうだった?」「これからどうするの?」と聞きました。ゴジラのような日本のコンテンツが世界のコンテンツになった時、そこに日本の俳優がきちんとその映画に出演し、役として成立していること自体が僕はうれしくて。そういう意味で「つながったな」という気がしたんです。――撮影中、謙さんから小栗さんに何かアドバイスはされたのですか?役もシチュエーションも違うから「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」とかは、一切言えないです。それに、僕はハリウッドで13年くらいやっているので、知っているプロデューサーやスタッフがいるけど、小栗は今回1から始めていくわけだから。それがキャリアというもので、彼自身が経験値を積み上げていかなきゃいけないことだと思います。とはいえ、そのあとのことに関しては「こういうやり方があるよ」というアドバイスはできました。たとえば「プロモーションの時はちゃんとやったほうがいいよ」といったことですが、撮影時に僕が口を出せることはそんなにないですから。○■ハリウッドを目指す若手俳優たちへメッセージ――ハリウッドへの道を開拓した謙さんから、小栗さんのようにハリウッドを目指す若手俳優陣へ、何かアドバイスはありますか?僕は、とりあえずやればいいと思っています。野球選手と同じで、あとは個々で対戦していくしかないかなと。僕はそういうふうに開拓者だと言われることもありますが、自分自身、そういう意識は全くなかったです。また、わけがわからなかったから、がむしゃらにできたのかもしれないし。ブロードウェイに行った時も、まさにそうでした。――謙さんのチャレンジ精神には常に感心させられます。実際に『王様と私』では第69回トニー賞リバイバル作品賞を受賞されましたし、結果も出されています。ブロードウェイについては、あんな世界をもともと詳しく知っていたら「ちょっと待てよ」と二の足を踏んだかもしれない(苦笑)。本当に自分も少し向こう見ずで「え!?そうだったの?」と思うことばかりでしたが、だからこそやれたのかもしれない。なので、やはり個々がトライして、乗り越えるかはじかれるか、というのを経験するしかない。得るもの、得られないものはきっとあると思うけど、それは頑張ってつかみとっていってほしいです。■プロフィール渡辺謙(わたなべ・けん)1959年10月21日年生まれ、新潟県出身。主なドラマ出演作は、TBS『砂の器』、NHK連続テレビ小説『はね駒』(86)、フジテレビ「御家人斬九郎」シリーズ、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』(87)など。映画は『ラストサムライ』(03)、『硫黄島からの手紙」(06) 、『明日の記憶』(06)、2011年『インセプション』(11)、『GODZILLA ゴジラ』(14)などに出演。ドラマや映画以外にも、舞台、CMでも活躍。2015年『王様と私』で第69回トニー賞リバイバル作品賞を受賞。
2019年06月09日長谷川博己(42)が主演をつとめる2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。そのクランクイン取材会が6月4日に都内で行われたことを、各スポーツ紙が報じた。長谷川演じる明智光秀を主人公に、戦国時代の武将たちを群像劇として描いた同ドラマ。各紙によると長谷川はライトブルーの直垂に烏帽子の正装姿で登場し、「馬子にも衣装の長谷川博己です」とあいさつ。撮影に臨む心境を「今までの俳優人生のすべてが出るんじゃないかと日々、気を引き締めています」と明かし、「王道でもありながら、新しい大河になると思います。期待以上のものをお見せできると思います」と自信をのぞかせたという。「大河主演という大役にもかかわらず、まったく気負った印象がありませんでした。もともと演技力があるのに加えて、『進撃の巨人』や『シン・ゴジラ』などでかなりハードな現場を乗り越えてきました。大河ドラマの主演ともなればプレッシャーも相当なものですが、こうした経験もあるからこそ堂々とした姿勢で臨めているようです」(会見を取材した記者)さらに、NHKとしてもいつも以上に不安要素は少ないようだ。「現在放送中の『いだてん~東京オリムピック噺~』は4月28日放送の第16話で大河史上ワースト視聴率となる7.1%を記録しています。しかし次の作品は人気の戦国時代を描いており、『いだてん』以下にはならないでしょう。制作サイドとしても長谷川さんが主演という安心感もあり、『そこまで数字は落ちないはず!』と余裕を持っているそうです」(NHK関係者)
2019年06月05日岡田准一が伝説の殺し屋役で主演を務める本格アクションあり、ハッピーな笑いありのエンタメ超大作『ザ・ファブル』から、“アドレナリン全開デンジャラスメーカー”を演じる柳楽優弥の場面写真とメイキング写真がシネマカフェに到着した。本作で柳楽さんが演じるのは、長年獄中生活を送り、出所したばかりの“アドレナリン全開デンジャラスメーカー”小島。裏社会の人間だけに思考回路も行動もぶっ飛んでおり、柳楽さんの怪演が光る役柄だ。バイオレンスな振舞いをしながら満面の笑みを浮かべるその姿は一度見たら忘れられないほど。上司である海老原(安田顕)の制止もきかず、もともと敵対していた砂川(向井理)と、ガチンコのバトルを繰り広げるシーンも必見だ。柳楽さんと言えば、『誰も知らない』で史上最年少の14歳でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を日本人で初めて受賞し、以降も『ディストラクション・ベイビーズ』でキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、ヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞。さらに、「ゆとりですがなにか」、「アオイホノオ」、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」、『合葬』、『銀魂』シリーズ、『散り椿』とコメディから時代劇まで幅広い作品に出演。年々役者としてさらに磨きをかけ続けており、カメレオン俳優と呼ばれるにふさわしい名優だ。今年1月に公開された映画『夜明け』では、秘密を抱えた謎の青年シンイチという主人公を熱演。自分の素性を明かさない青年の、細かく揺れ動く心情を繊細な演技で魅せている。そして、6月14日(金)に公開となる『泣くな赤鬼』で演じるのは、がんに侵され余命半年を宣告された青年。病と懸命に戦いながらも、元教師と心を通わせていく姿を時に明るく、時に切なく心を締め付けるような演技を見せている。本作で演じる小島は原作ではあまり注目されない存在だが、柳楽さんは「しっかり悪役として、ファブルたちに負けないようなインパクトを裏で組み立てていきたかった」と語り、脇役でありながらしっかりと強烈な印象を残すキャラクターに作り上げている。本来であれば、トラブル続きの憎まれ役であるはずの小島という存在が、「どこか憎めない“デンジャラスメーカー“」に仕上がっているのは、これまでの数々の役を演じてきた柳楽さんだからこそ。物語終盤で展開される海老原と小島の胸に迫る師弟関係は、「あそこでの柳楽さんの笑顔の破壊力はすごいなと思いました」と監督も感嘆の声をあげている。主演の岡田准一をはじめ、豪華俳優陣がそろい踏みとなる型破り救出ミッションエンターテインメント。ファブルの裏にあるもう1つのストーリーを作り上げた柳楽さんの名演にも注目しながら、本作を楽しんでみて。『ザ・ファブル』は6月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル 2019年6月21日より全国にて公開©2019「ザ・ファブル」製作委員会
2019年06月02日主演映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の公開を5月31日(金)に控える玉森裕太が、「世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編」にて恐怖のピアノ楽曲を奏でる驚愕のサスペンス「さかさま少女のためのピアノソナタ」の主演を務めることが分かった。郷ひろみが戦隊ヒーローを演じるユーモラスな「永遠のヒーロー」、吉田羊が神隠しにあった息子の母を演じる「しらず森」、木村文乃が種から生えた人間を育てる「人間の種」がラインアップする、今回の「世にも」。北山猛邦による同名原作(講談社ノベルス「千年図書館」所載)を映像化した本作で、玉森さんが演じるのは、音楽大学のピアノ科に通うが、コンクールで思うような成績を残せず、将来を迷っている大学生・黒木聖。本シリーズには、2014年の「ニートな彼とキュートな彼女」以来2度目の出演となる。また、同じ音楽大学に通い数々のコンクールで優勝をし、将来を約束された天才ピアニスト・吉野八重を、映画『十二人の死にたい子どもたち』も記憶に新しく、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演する黒島結菜が演じる。玉森さんは台本を読み、「とても不思議な感覚になりました。“絶対に〇〇してはいけない”と言われると、ついやってしまいたくなる気持ちが分かります」と意味深にコメント、劇中のように“絶対に弾いてはならない呪われた曲”がもしあったら「挑戦しないと思います。(笑)」と断言。音大のピアノ科に通う学生役だが、「ピアノの経験は全くありません。右手と左手の違う動きに慣れていないこともあり苦戦しました」と明かしつつ、「ある事のために何度もピアノを演奏しながら、どうしたら良いのかを葛藤しているところ」を注目のシーンに挙げ、「このシーンの緊張感を感じていただきたいです」とアピールした。また、「世にも」初出演となる黒島さんは「非日常的でじとっとした奇妙な話に、小さい頃から毎回引き込まれていました」という。「台本を読んで天才ピアニストということにゾッとしました。(笑)」と言いながらも「以前ピアノを弾く役があり練習の仕方などは知っていたので練習はしやすかったです。ただ、とても難しい曲だったので出来るかなという心配はありましたが、練習の成果を見ていただけたら」とコメント。“絶対に弾いてはならない呪われた曲”については、玉森さん同様、「怖いので弾けないです」と黒島さん。「物語が進むにつれて、これは一体どうなるんだというハラハラを楽しんでいただきたいです」と期待を込めている。「さかさま少女のためのピアノソナタ」あらすじ音楽大学のピアノ科に通う黒木(玉森裕太)は音楽コンクールに挑戦するも良い結果が残せず、天才的才能を披露する同級生・吉野(黒島結菜)と比べ、自分には才能がないのではと落ち込んでいた。そんなある日、薄暗い道に見慣れない古本屋を発見する。立ち寄ったその古本屋でふと目に止まった古いドイツ語の楽譜集。その中から落ちてきた赤黒いシミのついた楽譜に何か引かれるモノがあり、楽譜の余白に書かれていたドイツ語を翻訳してみる。するとそこには「さかさま少女のためのピアノソナタ」「絶対に弾いてはならない」と書かれていた。気になってソナタについての検索を始める黒木。たどり着いたサイトには「この曲をもし弾き間違えたなら、必ずや手を失うだろう」と書かれていた!友人の野下(大内田悠平)は鼻で笑うが、黒木はどうしてもその楽譜が気になり、そのピアノソナタに挑戦することを決意。弾き始めると突然まわりの音が消え、ピアノ以外の音が聞こえなくなったのだ。不思議に思いふと見上げると外で降っていた雨、メトロノームや壁時計の秒針も全て止まり…。それが天才ピアノ少女にまつわる悲劇の序章だった――。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編」は6月8日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年05月27日平成で1番売れた時代小説が待望の映画化! 『居眠り磐音』はシリーズ累計発行部数2000万部を越える、佐伯泰英の同名小説を原作としたエンターテイメント時代劇だ。監督は『空飛ぶタイヤ』で重厚な人間ドラマを描いた本木克英、脚本はNHK大河ドラマ『平清盛』などで知られる藤本有紀。令和最初の新しい時代劇映画として注目されている。普段はおっとりとしているが、実は悲しい過去を背負っている凄腕の剣士・坂崎磐音役をつとめるのは、本作が時代劇初主演となる松坂桃李。磐音に想いを寄せる町娘・おこん役に木村文乃、磐音の許嫁・奈緒役に芳根京子、柄本佑、佐々木蔵之介、奥田瑛二、谷原章介、中村梅雀、柄本明ら、実力派俳優が脇を固める。物語のすべての始まりといえる悲しい事件の重要人物で、磐音と共に剣を学び、青春時代を過ごした幼馴染のひとり、河出慎之輔役を杉野遥亮が演じる。映画やドラマ、CMなどに多数出演し、若手俳優のホープと目される彼は時代劇挑戦。作中でもフレッシュで真っ直ぐな演技が印象に残る。「これまで自分がやってきた作品は現代劇、中でも学園ものが多かったので、まったく毛色の違う作品が決まったことで、“これはチャンスだ”と思いました」未知のジャンルに入っていったことで、沢山学ぶことがあったという。「時代劇における所作や殺陣は、普段から慣れ親しんでいるものではないので、それを自分の中に落としこむのは大変でした。慎之輔は江戸時代の武士という役、現代とは直接的にはつながらないかもしれないけど、想像力を働かせて、現代でも通じるポイントを探っていきました」本作の見どころのひとつとして、殺陣があげられる。主人公の磐音は故郷を離れ、杉野演じる慎之輔、柄本佑演じる琴平と共に、江戸に剣術の修行に出るところから物語はスタートし、剣は彼らの人間関係において重要な役割を担うことになるのだ。「最初は怖かったし不安でした。だけど、指導をしてくださった、アクションコーディネーターの諸鍛冶裕太さんは、感情の見え方をつけてくださったので、その殺陣がその役の感情をあらわしてくれているんだと教わりました。それに、琴平役の柄本さんと対峙するシーンは、本当に圧倒されたと同時に、すごく助けてもらったように感じて、言葉にならない刺激をもらいました」「また時代劇に挑戦したい。恩返しがしたい」と溌剌とした笑顔で語る彼から、本作の充実具合が伺えた。新しい時代のヒーロー・磐音と彼を取り巻く友情、悲劇を描いた『居眠り磐音』は公開中。撮影/高橋那月、取材・文/藤谷千明
2019年05月17日激動の時代を過ごした平成の芸能界。令和に移り変わろうとしているなか、女性自身の記事のなかでも反響の大きかった平成スクープを改めてお届けしたい。『キッズウォー』や『花より男子』など平成を代表するドラマで、強い存在感を放ってきた井上真央(32)。しかし、16年の事務所移籍後は表舞台で目にする機会が減り、一部では芸能界引退報道も。そんななか、彼女の口から本誌記者に語られた真相は意外なものだった(以下、2017年4月4日掲載記事)。「井上さんは、今年1月9日で30歳になりました。人生の節目を迎えた彼女は、女優としても1人の女性としても、自分の将来を真剣に考え始めているようです」(芸能リポーターの城下尊之さん)ここ1年、実質上の“休業状態”が続いている井上真央。年明けの特番『新春大売出し!さんまのまんま』(フジテレビ系)に出演したものの、ドラマや映画の出演予定は全く聞こえてこない。連ドラも15年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務めたのが最後だ。この1年間におよぶ“休業”は彼女のある“決意”によるものだと報じられてきた。それは、“交際12年恋人との結婚”。その相手とは、嵐の松本潤(33)だという。3月20日付の『東京スポーツ』では、「松本との結婚のために井上はこのまま引退するのでは」という“電撃引退説”も報じられた。井上と松本は05年、『花より男子』で共演し、交際が始まったといわれている。「マスコミ関係者の間では『彼女が30歳になったら結婚する』ともいわれていたのですが……」(芸能関係者)だが昨年末、状況が一変する。井上と交際を続けるかたわら、松本が別のタレント女性と4年にわたり交際を続けていたと、「週刊文春」で報じられたのだ。さまざまな憶測を呼んでいる“休業状態”の真相は、果たして――。その答えを本人に聞こうと3月下旬、本誌は井上を直撃。正午過ぎ、愛犬を散歩させようと都内自宅から現れた井上に声をかけた。――報道されている松本さんとの恋愛、結婚についてお聞きしたくて。「いやいやいや、ちょっとここでお答えするのもアレなんで。事務所を通してお答えさせていただきますよ」これまで週刊誌などの直撃取材には口を閉ざしてきた井上。だが記者が質問を重ねると、次から次へと“意外な答え”が返ってきた。――松本さんとご結婚が近いと報じられてますよね。「いやいや、全然全然!」――1年ほどお仕事を休まれていることと結びつけて“引退か”なんて報道もありましたが。「あれには、私もびっくりしました。でも、しょうがないですね。いろいろ言われるのがこのお仕事なので」――では、引退はない?「ええ、まったくないですよ。はい(笑)」――いまはすべてをリフレッシュする期間だと?「はい、お仕事もこれから始めます。いまはまだ、発表してないんですけど……」結婚、引退と立て続けに質問をぶつける記者に、キッパリと否定した井上。「年明けにも」と言われてきた“結婚引退”は、今の井上にはまったく視野に入っていないようだ。――松本さんとタレント女性の交際報道で落ち込んでいらっしゃるとの報道もありましたが。「アハハ、なんですか、それは(笑)。本当にみなさんの妄想が激しいので、びっくりしちゃいます」――松本さんとのご結婚は全然ないんですか?「う~ん……。答えてしまうとみなさんにご迷惑をおかけしてしまうので。お答えしたい部分もあるのですが、申し訳ありません」本誌直撃に“女優再開”を宣言し、井上は予想以上の明るい笑顔を見せた。12年間“彼”を信じて待ち続ける井上に“春”は訪れるのだろうか――。
2019年04月30日自然世界への畏敬を表現し続ける漫画家・五十嵐大介の原作を、芦田愛菜が主演を務めて贈るアニメーション映画『海獣の子供』。この度、新たな追加キャストが発表となった。芦田さん演じる主人公・琉花と共に物語の鍵を握る、ジュゴンに育てられた2人の少年海と空。石橋陽彩演じる海の兄・空役を、変声期を迎えた窪塚愛流に代わって新たに浦上晟周が演じることに。さらに、2人の少年の謎を追う天才海洋学者・アングラード役として森崎ウィンがアニメーションの声優に初挑戦。アングラードのかつての相棒で海と空を保護している海洋生物学者・ジム役を田中泯が演じることが決定した。2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で堺雅人演じる真田幸村の嫡男・大助を好演したほか、バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」での丁寧かつ細かな演技も話題を呼び、本年秋には宮崎駿のオリジナル作品で国内初の舞台化となった「最貧前線」にも出演する浦上さんも、本作がアニメーション映画の声優は初めて。「最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませて頂く過程はすごく楽しかったです。“空”が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺(歩)監督と色々お話をさせて頂きながら、大人びている喋り方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました」とキャラクターを丁寧に作り上げた様子を明かした。また、ダンスボーカルユニット「PRIZMAX」のメインボーカルとして活躍しながら、俳優としてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、映画『レディ・プレイヤー1』でトシロウ役に抜擢された森崎さん。自分で演じたキャラクターの吹き替えとはまた違う声の演技に、「“絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけない”と感じました。今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ! とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです」とコメント、初挑戦ながら声の演技を通して映画に参加する喜びに触れた。さらに、数々の映画作品に出演するほか、アニメーション作品では『鉄コン筋クリート』の“ネズミ”という独特なキャラクターを演じ、13年ぶりに「STUDIO4°C」作品に帰ってきた田中さんは、「『参加せよ!』と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした」とふり返る。ダンサーとして、カラダで表現するものとしての共通点をアニメーションに見い出した様子だ。本年劇場公開の長編アニメーション映画の中でも、ひときわ異彩を放つ本作。芦田さんに石橋さん、浦上さん、森崎さん、田中さんに加え、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、富司純子といった、それぞれの個性を自由自在に共鳴させる豪華キャストたちにますます期待が高まる。『海獣の子供』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海獣の子供 2019年6月7日より全国にて公開©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
2019年04月16日「視聴率の低迷にキャストの逮捕と、現場は重苦しい雰囲気が続いています。そんな中、綾瀬さんは熊本弁で笑いを取ったりと、彼女の天然の明るさにみんな救われています」(NHK関係者)NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』への逆風が止まらない。まずは足袋職人役のピエール瀧(52)が麻薬取締法違反で逮捕・起訴された。「茨城県内の特設スタジオで代役・三宅弘城さん(51)での撮り直しが連日行われています」(番組関係者)さらに放送開始から下がり続けている視聴率は、3月31日放送回で8.5%とワーストを更新。現場の緊迫を和ませているのが、中村勘九郎(37)演じる金栗四三の幼なじみ・スヤ役の綾瀬はるか(34)だ。番組関係者は言う。「撮影当初から、熊本弁に苦戦する勘九郎さんに綾瀬さんは『ふだんから熊本弁で話しましょう!』と声を掛け、励ましていました。以来、休憩中も2人で冗談を言い合ったり、綾瀬さんが主役を演じた大河『八重の桜』(13年)の役作りについて勘九郎さんが聞き入っていることもありました」勘九郎はじめスタッフも綾瀬の運動神経のよさに驚いているそう。「第3回でスヤが普通の自転車で列車を追いかけるシーンが話題に。このときの列車は時速30km。綾瀬さんは見事に一発OK。感心する一同に当の綾瀬さんは『私、運動神経いいから!』と涼しい顔で笑っていました」(制作スタッフ)とりわけ、キャストやスタッフの心をわしづかみにしているのが綾瀬の“ダンス”だという。「最近、綾瀬さんはメーク室や前室で、キレのいいHIPHOPダンスを披露しています。いまは忙しくて時間がないので自己流で練習しているそうですが、新しい趣味として『ダンスを習いたいんです!』となぜか周囲にアピールしています(笑)。そんな綾瀬さんのダンスに、勘九郎さんはもちろん、みんなが癒されています」(前出・制作スタッフ)4月3日、綾瀬は都内で「BifiXヨーグルト」のイベントに出席。実年齢より10歳若い「腸年齢24歳」の調査結果に「最近“腸活”という言葉を聞くので、意識してヨーグルトを食べるようにしていますし、運動も少なからずやるようにしています」と語っている。「体形維持や健康のために綾瀬さんは週1回は必ずジムに通い、ランニングやウエートトレーニングも行っているそうです。こうした運動の一環として、ダンスを新たに始めたいと思っているみたいですね」(NHK関係者)綾瀬の“お約束”ダンスで『いだてん』に運気を呼び込めるか!?
2019年04月10日高良健吾が愛する女性を覗き続ける異常で孤独な男を演じる『アンダー・ユア・ベッド』の予告映像とヒロインの写真が初解禁となった。ヒロイン・佐々木千尋を演じる西川可奈子からのコメントも到着した。高良さん演じる三井が狂気の愛を向けるヒロイン・佐々木千尋を演じたのは、『私は絶対許さない』でマドリード国際映画祭主演女優賞ノミネート、NHK大河ドラマ『西郷どん』に出演するなど、映画、舞台、ドラマと体当たりの演技で頭角を現し、いま注目を集める実力派女優・西川可奈子。本作では、三井から執拗に覗かれ、夫からは激しいドメスティック・バイオレンスを受ける難役を見事に演じている。今回解禁された予告は、きしむベッドの下でひっそりと息を潜め、ベッドの上の千尋を感じるだけの三井の衝撃的な映像から始まる。11年前大学の講義中、「三井くん」と同級生で初めて名前を呼んでくれた千尋に一瞬にして心を奪われた三井。サラサラな髪、白地に黄色い花柄のワンピースに甘い香水の香り、はつらつとした彼女に恋をした…。しかし、11年後に盗撮し覗き見た彼女は夫に支配され変わり果てた姿に。「もう一度名前を呼ばれたい」ただそれだけの願いのための異常な執着は歯止めが利かず、彼女の自宅に潜入、ベッドの下に忍び込みながら、三井の自宅には11年前の彼女を忠実に再現したマネキンを置き、当時彼女が使っていた香水をふりかけ、その体にそっと触れる異様な姿が映し出されている。スタンガンの響く音や千尋の叫び声、警察に取り押さえられる三井の姿など、事件への発展を思わせる要素も混ざり、どんな結末を迎えるのか、続きが気になる映像となっている。撮影を終え、西川さんは「千尋でいた期間は本当に苦しかったですね…。現状から抜け出す為の選択がどれ程大変で勇気のいる事か…。迫る恐怖や不安な日々を一緒に戦って過ごしている内に気づけば自然と体重も落ちていました。高良さんはその場で生まれる感情を繊細に受けて下さるので、三井くんの前では自然体の優しい千尋でいれた気がします。苦しいはずの現場の空気感が程よく心地良いと思えたのは、きっとその場にいる全員が、俳優高良健吾さん、そしてこの作品に惚れ込んでいたからだろうと感じました」とコメント。また、「仕上がりを観た時、初めて抱いた感情がこの映画にはあって…。改めてこの作品をこの組でやれた事、そして安里監督との出会いに心から感謝します!安里組全員の覚悟が乗っかったこの作品の熱量が画面を通して1人でも多くの方に響くと嬉しいです」と思いを語った。あえてタブーとされるテーマを描いた本作。予告映像から漂ってくる不気味さは、かえって好奇心を駆られる人も多いのではないだろうか。先の読めないストーリー展開はもちろん、変質的な役柄を高良さんがどのように演じているのかも見どころだ。『アンダー・ユア・ベッド』は7月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ユア・ベッド 2019年7月19日より、テアトル新宿ほか全国にて公開予定Ⓒ2019 映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会
2019年04月09日