前後篇の二部作で送るミステリー大作『ソロモンの偽証』の製作報告会見が11月12日(水)に開催。佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子ら実力派キャストが、10代のフレッシュな中学生キャストとの共演をふり返った。宮部みゆきの手による文庫本で6巻におよぶ長編ミステリーを『八日目の蝉』の成島出監督が映画化。ある雪の日に中学生が死体で発見された事件を巡る様々な謎、クラスメイトの中学生たちが真犯人を探し出すべく開く“校内裁判”の顛末を描き出す。本作で演じた主人公の役名を女優名にしてデビューを飾った藤野涼子を始め、フレッシュな10代のキャストがオーディションで選ばれたが、彼らを取り巻く大人たちを演じる俳優陣も超豪華! だが、経験豊富な彼らも初々しい10代の俳優陣の演技から感じたことも多かったよう。涼子の父親役を演じた佐々木さんは「撮影に入るにあたって周りから『(藤野さんは)新人なのでよろしく。支えてあげて』と言われた」と明かすが、「リハーサルから入って、いつも全身全霊で、裸一貫というか、体当たりで小細工せず、シナリオと真剣に向き合い、格闘しもがき戦っている姿にいつも衝撃を受けていました」とふり返る。「クタクタになる現場でしたが、毎回、僕が教わり、支えてもらいました」と藤野さんの姿勢に称賛を送る。母親役の夏川さんも「初めて会ったのは家族のシーンのリハーサルで、あどけなく、素朴でその辺に普通にいる中学生で初々しかった」と第一印象を語るが、「撮影が進んでいくと、監督の指導を受けて、分からず、迷ってうつむいている姿を見て、自分の新人時代を思い出して、後ろから『頑張れ』と思ってました。そこから少し時間が経ってから会うと、急に大人びた顔をしていた」とその成長の速さに驚いたよう。藤野さんは、夏川さんからある“言葉”を掛けてもらったことを明かす。自分の中で大切にしたいと、ここではその内容までは明かさなかったが、「いまも心の中で念じています」と力強くうなずいた。また、事件から23年後の大人になった涼子を尾野さんが演じているが、中学生キャストとは撮影を共にする機会がなかったため、この日が初対面。藤野さんについて「とても生き生きとしっかりしてて、私が大人役でいいのか?と感じました」と苦笑交じりに語る。藤野さんからは「初めてお会いして、鋭くて綺麗な瞳だなと思い、20年後、尾野さんのような綺麗なカッコいい大人になりたいと思いました」と堂々とした口調で憧れを口にし、尾野さんは照れ笑いを浮かべていた。永作さんも「子どもたちの成長をこんなに身近で見られる現場に誘っていただき嬉しかったです」と笑顔。特に娘役の樹里を演じた石井杏奈を見やり「後半の校庭のシーンで、いつもは後ろに引っ込んでいたのが、誰よりも前で待っていて、その姿を見てグッときました。『演じるのが楽しくなってる?』と聞いたら、『はい、早くこのシーンをやりたいです』という言葉が返ってきて頼もしいと思いました」と“母”の顔でその成長を嬉しそうに語っていた。黒木さんは涼子らのクラスの担任を演じたが「担任としてみなさんに関われてよかったです。初めてのシーンが教室だったんですが、リハーサルで見た監督とのやり取りからもさらに進化していて集中し、成長する吸収力が本当にすごくて、自分もまだまだ若いので、見習わないとと思い、勉強になることも多かったです」と大いに刺激を受けたようだった。『ソロモンの偽証』前篇・事件は2015年3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日2015年3月7日(前編・事件)と4月11日公開(後編・裁判)の映画『ソロモンの偽証』の製作報告会見が12日、都内で行われ、藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子、成島出監督、原作者の宮部みゆきが出席した。ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作『ソロモンの偽証』を、『八日目の蝉』で主要映画賞を総なめした成島出監督チームが完全映画化。約1万人の候補者から選び抜かれた中学生役の新鋭たちが、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら豪華俳優陣と共演し、役名でデビューした藤野涼子が主演を務める。中学校を舞台に、男子生徒の謎の転落死をきっかけに、次々と不可解な事件が巻き起こる。この日は熾烈なオーディションを経てメインキャストの座を掴み取った7名の中学生キャストがお披露目。主演の藤野は「受かった知らせを聞いた時は、喜びという感情よりも緊張という感情に包まれました。こんな大役を自分ができるのかという不安、演技経験がない私が選ばれた疑問でいっぱいでした」と告白し、「涼子は人のことをよく考えて行動するタイプなので、私も考えながら行動することを心掛けました」と初演技を振り返った。その藤野は本作の役名で芸能界デビューするが、それについては「自分の中で『ソロモンの偽証』に出て藤野涼子という役をいただいたので、その感情を忘れたくないという思いで役名をいただきました」と説明。そんな藤野に対して母親役の夏川は「初めはとてもあどけなくて素朴で本当に普通の中学生でした。撮影中も迷って俯いている姿を見て、自分の新人時代を思い出して『頑張れ! 乗り切れ!』と思っていました。久しぶりに会うと、急に大人びていましたよ。成長してましたね」と母親目線で語った。劇中では共演していないが、この日は藤野が劇中で23年後の自分を演じた尾野真千子と初対面。藤野が「とても鋭くきれいな瞳だと思いました。私も20年後は真千子さんのような格好良い女性になりたいです!」と目を輝かせ、尾野は「リハーサルの時に見せてもらいましたが、まあすごくて。本当に心から全身全霊で嘘をつく事なく真っ直ぐに芝居に向き合っていました。私の生半可な気持ちでできないと思いましたね」と神妙な面持ちだった。映画『ソロモンの偽証』は、2015年3月7日より〈前編・事件〉、4月11日より〈後編・裁判〉の二部作で公開。
2014年11月13日宮部みゆきの長編ベストセラーの映画化となる『ソロモンの偽証』の製作製作報告会見が11月12日(水)、都内で開催され、主演の藤野涼子を始めとする10代キャストに佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子に成島出監督、原作者の宮部さんが出席した。宮部さんが構想15年、執筆に9年をかけた集大成とも言える長編ミステリーの映画化のため成島監督を始めとする『八日目の蝉』チームが再結集。ある雪の日に起きた中学生の飛び降り事件――。当初は自殺で処理されたが、実は他殺であるという告発があり、そこからクラスメイトの中学生たちによる前代未聞の“裁判”の開廷に至るが…。中学生キャスト33人はオーディションで決定。1万人を超える応募があり、書類選考、面接を経て、さらにはワークショップまで開催し、異例とも言える半年もの期間をかけて選び抜かれた。藤野さんは、自身が演じた役名の“藤野涼子”をそのまま女優としての名前とし、本作でデビューを果たしたが「自分の中で『ソロモンの偽証』に出て、藤野涼子という役をもらって、その感情を忘れたくないから」と理由を説明する。原作者の宮部さんは、“藤野涼子”という名前を女優名として使いたいという申し出を「二つ返事で」了承したとのこと。「私は(原作を)毎月少しずつ書いてきたけど、原作は字で書いているだけ。いま、その登場人物たちが目の前に座っていて、夏にロケ現場にお邪魔した時と比べても背も伸びて、顔つきもしっかりしてきて成長しているのを感じています。私には子どもはいないし、『作家にとっては作品が子ども』とも言われますが、いま、自分にはこんな子どもたちがいたんだという気持ちです。名前でよければどんどん使って下さいという思いで、申し出をいただいたときは『書いてよかった』と思いました。作家冥利に尽きます」と“名付け親”としての思いを口にした。藤野さんはオーディションに受かった瞬間について「知らせを聞いて、喜びの感情よりも緊張に見舞われました。『こんな大役を務められるのか?』という不安と、『なぜ演技経験のない自分が?』という疑問が浮かびました」と正直な思いを吐露。演じる上では「涼子は人のことを考えて行動する子なので、自分も中学生キャストのみんなが現場で何を考えているのか?考えて行動しようと心掛けた」とふり返る。母親役を演じた夏川さんは「久しぶりに会って、後姿を見て頼もしく思っています」と“娘”の成長に目を細めていた。このほか、中学生キャストでは『渇き。』でいじめられっこの“ボク”を演じて注目を集めた清水尋也、お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄で是枝裕和監督の『奇跡』で主演を務めた前田航基らも出演。成島監督は、若きキャスト陣について「この子たちは“芝居”をしていない」とあくまで役として自然に現場にいたと強調。「痛々しいくらい純粋で、この子たちと心中しようと思った」と本作にかけた思いを語った。『ソロモンの偽証』前篇・事件は2015年3月7日(土)、後篇・裁判は4月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日作家の宮部みゆきが11月12日に都内で行われた原作映画『ソロモンの偽証前篇・事件』『ソロモンの偽証後篇・裁判』の製作報告会見に出席し、オーディションで抜てきされた主演女優が役名“藤野涼子”でデビューすることについて、「作家冥利に尽きる。ふたつ返事でぜひ使ってくださいと伝えた。完成に10年かかったが、書いてよかった」と感激した表情だった。作家生活25年を迎える宮部が構想15年、執筆に9年以上をかけた同名小説を、2部作で映画化。会見には宮部をはじめ、主演の14歳・藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩らオーディションを勝ち抜いた新鋭キャスト、共演する佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子と成島出監督が出席した。その他の写真「藤野涼子を演じる藤野涼子です」と緊張した表情にあいさつした藤野は、“役名デビュー”の思いを聞かれ、「大役が務まるかという不安で、喜びよりも緊張に見舞われた。今回、役をいただいたこの感情を忘れたくないという気持ちで、名前をいただいた。まだ、経験は少ないですが、今後『こんな女優になりたい』という目標を見つけていきたい」と抱負を語った。映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、ヒロイン・涼子の呼びかけで、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、悲劇に隠された真実を紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。映画化のきっかけは、成島監督が宮部に送った手紙だといい「書店で出会って運命を感じた」(成島監督)、「監督の作品は以前から観ていたので、ぜひお預けしようと思った」(宮部)。中学生を演じるキャスト陣は、ほぼ演技未経験者。成島監督は「彼らの痛々しいほどの純粋さに、映画のすべてをかけようと思った」と明かした。『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』2015年3月7日(土)公開『ソロモンの偽証 <後篇・裁判>』2015年4月11日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2014年11月12日ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作といわれる原作を、オーディションから選ばれた新人・藤野涼子ら新進俳優と、 最旬の大人キャストたちで完全映画化したヒューマン・ミステリー超大作『ソロモンの偽証』。このほど、本作から初の映像となる衝撃の第一弾予告映像と、場面写真が解禁となった。クリスマスの朝、雪に埋もれた校庭で見つかったある男子生徒の遺体。警察は自殺と断定するが、“殺人”の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発されたのは彼のクラスメイト。マスコミ報道が過熱する中、あまりにも無力な学校と親。もう大人たちに任せておけないと、生徒たちは学校内裁判を開廷することに――。先日、主演に抜擢された新人女優が役名と同じ“藤野涼子”としてデビューすることも発表され、話題を呼んだ本作。成島出監督ら『八日目の蝉』の製作チームのもと、藤野さんを始めとする33人の新鋭俳優たちが、“大人”キャストとなる佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら日本を代表する豪華俳優陣とどんな化学反応を見せるのか、早くも大きな注目を集めている。今回、解禁となったのは、“クリスマスの朝、クラスメイトの遺体が発見された”という“事件”の始まりを伝える予告編の第一弾映像。“自殺”と断定されたはずの“転落”が3通の告発状によって一変し、事態が大きく動き出す。だが、なすすべもなく混乱する学校と保護者たち。やがて、犠牲者がひとり、またひとりと増え、疑いと戸惑いに翻弄される中、生徒たちは藤野涼子を中心に、前代未聞の校内裁判を開廷することを決意する。映像に登場する“嘘つきは、大人のはじまり”という言葉。そこに秘められた“嘘”とはいったい何を指すのか…?また、併せて解禁となったビジュアルには、大勢の生徒たちの前に立つ藤野さんと神原和彦役(板垣瑞生)の2人の姿が。強いまなざしで正面を見据えており、これから起きる“事件”と“裁判”の行方への想像をかき立てている。<謎>にはじまり<偽証>で完結する、前代未聞のミステリー超大作。今後の情報にもぜひ注目しておいて。『ソロモンの偽証前篇・事件』は2015年3月7日(土)より、『ソロモンの偽証後篇・裁判』は2015年4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日宮部みゆきのミステリー小説を2部作で映画化する『ソロモンの偽証』の予告映像が解禁になり、前代未聞の校内裁判へといたる恐ろしい事件の“はじまり”のシーンが公開された。予告映像映画は、クリスマスに起こったひとりの生徒の死をきっかけに、生徒たち自らが“校内裁判”を開廷し、ひとりの中学生の死に隠された真実を紡ぎ出していく様を描くミステリー大作。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、オーディションで33人の主要キャストを選出。佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子らが“大人”の役を演じる。映像の冒頭はクリスマスの朝。雪で美しく覆われた校庭に男子生徒の死体が横たわっている場面から始まる。警察は自殺と断定するが、謎の告発状が届いたことを機に、事件は連鎖していき、報道合戦は加熱。クラスメイトを失った生徒たちは“大人”に頼ることなく自らの手で事件の真相を暴くことを決意する。事件のはじまりのシーンは強烈なインパクトで、その後に次々に描かれる事件の広がりと、事件に向き合う生徒たちの姿に思わず引き込まれる映像に仕上がっている。本作は長尺のミステリー小説を、オーディションで選んだ若手キャストをメインに据えて2部作で映画化する挑戦的なプロジェクトだけに、公開された映像も“これまでに観たことのないミステリー映画”の完成を予感させるものになっている。『ソロモンの偽証 <前篇・事件>』2015年3月7日(土)公開『ソロモンの偽証 <後篇・裁判>』2015年4月11日(土)公開
2014年11月07日『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、宮部みゆきのミステリー巨編を2部作で完全映画化する『ソロモンの偽証』。これまで佐々木蔵之介、永作博美、尾野真千子、黒木華ら“大人”キャストのみが明かされていたが、ついに主演の藤野涼子(役柄同名)を始めとする、中学生キャスト12人が発表に!さらに、前篇、後篇それぞれのタイトルと公開日も決定した。クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。その死は、校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者がひとり、またひとりと増えていく。何が嘘で、何が本当なのか?保身しか考えない教師たちに見切りをつけた、ひとりの女子生徒、藤野涼子によって、ついに“校内裁判”が開廷されることに――。校内裁判を行う中学生たちを演じるのは、1万人にも及ぶ候補者の中からオーディションで選ばれた33人。佐々木さん、永作さんら日本を代表する豪華俳優陣と真っ白な新鋭たちとのぶつかり合いは、スクリーンに想像を絶する化学反応を巻き起こす。その中で主人公・藤野涼子役を演じる新人は、役名をそのまま芸名に、つまり“藤野涼子”という名の女優として本作で映画デビュー。役名でのデビューは、故・三國連太郎(木下恵介監督『善魔』の役名 より)を始めとする、往来の映画俳優たちを想起させ、早くも期待を高めている。2000年生まれの藤野さんは、自殺した(?)柏木卓也の死体の第一発見者であり、学校内裁判の提案者となる主人公に。本格的な演技は初挑戦でありながら、初主演を務めている。 また、他校生だが、柏木卓也の友人として裁判に参加する神原和彦役には、板垣瑞生。『闇金ウシジマくん Part2』で映画デビューし、12月13日公開の『アオハライド』では東出昌大演じる馬渕洸の中学生時代を熱演する。物語の鍵を握る三宅樹理役には、「E-girls」のメンバー・石井杏奈、 彼女をいじめる問題児、大出俊次役には『渇き。』のボク役で注目を集めた清水尋也、樹理と友達の浅井松子役に映画初出演の富田望生。さらに柏木卓也の死体の第一発見者、野田健一役には是枝裕和監督作『奇跡』で主演を務めた「まえだまえだ」の前田航基、そして、不登校の状態が続いていた矢先、裏庭で死体となって発見される柏木卓也を、NHK大河ドラマ「平清盛」で平資盛の幼少期を熱演し、『おおかみこどもの雨と雪』では声の出演を務めた望月歩が抜擢されている。そのほかクラスメイトには、西村成忠(井上康夫役)、西畑澪花(倉田まり子役)、若林時英(向坂行夫役)、加藤幹夫(橋田祐太郎役)、 石川新太(井口充役)ら、映画初出演者を含む、まさに等身大の新鋭たちが勢ぞろい。もう大人たちに任せておけない――前代未聞の校内裁判の行方が、ますます楽しみになってきた。『ソロモンの偽証』<前篇・事件>は2015年3月7日(土)より、<後篇・裁判>は2015年4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日俳優・堤真一が、コテコテの関西弁大富豪を演じている映画『神様はバリにいる』。尾野真千子や玉木宏、映画初出演となるナオト・インティライミら豪華共演陣も登場する、本作の予告編が解禁。豪快かつ真理を突いた名言が炸裂している。大ヒットしたサクセスハウツー本「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ刊)を原案に、映画化された本作。物語は、神々が宿ると言われるバリ島を舞台に、“自称爽やか”な日本人の大富豪・アニキ(堤真一)のもとに、借金を抱えた元・女起業家(尾野真千子)が弟子入りしてくるところから始まり、さらに眼科医、婚活中の男――といった「今」を変えようともがく人々の悲喜こもごもを描いていく。堤さんが演じるアニキは、関西弁でまくしたてながら強烈なダジャレをかます、見るからに胡散臭そうな風貌の男。今回到着した映像でも、その胡散臭さは画面いっぱいに漂っているが、そのキャラはどこか憎めないものがある。さらに、「人生はドラゴンクエストや」「失敗した時こそ、笑え」と真理を突くような名言を次々と繰り出し、意外とすごい人なのでは…と思わせるミステリアスな魅力も。そんなアニキを演じた堤さんは、本作で初のパンチパーマにも挑戦しているとのことで、その強烈なキャラクターと併せてチェックしてみて。また、映像のバックに流れる本作の主題歌「BIG UP」は、「湘南乃風」が結成10周年のために書き下ろしたもの。「どんな辛い時でも笑顔」「出会いが人生を変える」という映画のメッセージとリンクした力強い歌声がスクリーンに響き、観る者の胸をアツくさせるはずだ。『神様はバリにいる』は2015年新春、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日「カバチタレ!」「極悪がんぼ」など、TVドラマ化されるたびに話題を呼ぶ原作・田島隆による新漫画シリーズ「びったれ!!!」が、実力派若手俳優として活躍する田中圭を主演に迎え、TVドラマ化されることが決定。2015年1月より放送されることになった。主人公の伊武 努(いぶ つとむ/田中圭)は、普段は司法書士事務所に勤務するお人好しのサラリーマン。しかも、ちょっぴりドジなシングルファーザー。だが、彼は、弱者が強欲な輩のせいで理不尽な目に遭っているのを見過ごすことが出来ない、誰よりも熱い男だった!「びったれ」 (小心者を意味する広島弁)という言葉を聞くと、法的な手段で庶民を守る“切れ者の司法書士の顔”に、そして、法的な手段でも動じない至極悪徳な輩に対しては、誰にも見せられない“脅威の裏の顔”に変身するのだ――。本作は、常盤貴子、深津絵里が出演し人気を博した「カバチタレ!」、櫻井翔&堀北真希が主演した「特上カバチ!!」、尾野真千子、椎名桔平ら豪華キャストの異色“月9”ドラマ「極悪がんぼ」、竹内結子、北村一輝、松坂桃李が出演した「ダンダリン 労働基準監督官」など、多くのドラマ化作品を持つ原作者・田島隆が「プレイコミック」創刊45周年特別企画として執筆し、2013年6月より連載開始された司法書士漫画の新シリーズ。原作の田島氏自身も法律実務に身を置くことから、一つ一つのエピソードがとにかくリアルな本作。今回のドラマ化でも、放送コードギリギリのリアルにブラックな実態を表現していくという。田島氏は「自分の作品が映像化されると、いつも逆に影響を受けそうになります。映像に負けないよう、頑張らなきゃ!」と、うれしさと共に今後への気合いを覗かせるコメント。また、作画を担当する漫画家・高橋昌大氏も「ただただ感謝です!励みになります!もっともっと、きばります!!」と喜びのコメントを寄せている。社会の弱者のために“スーパー司法書士”として悪徳強者を倒す、田中さん演じる主人公の一人三役ぶりに期待したい。「びったれ!!!」は2015年1月、TVドラマシリーズ放送開始。(text:cinemacafe.net)
2014年09月30日幼児虐待・ネグレクト・学級崩壊など現代の社会問題を描き、「第28回坪田譲治文学賞」を受賞した、作家・中脇初枝の「きみはいい子」(ポプラ社刊)が映画化されることが決定。その主演に高良健吾、ヒロインに尾野真千子を迎えることも発表された。原作は、ある雨の日の夕方、ある町を舞台に、誰かのたったひと言やほんの少しの思いやりが生むかもしれない、そんな光を描き出した五篇からなる連作短篇集だ。今回の映画化では、「サンタさんの来ない家」「べっぴんさん」「こんにちは、さようなら」を描く。そんな本作で高良さんが演じるのは、新人の小学校教師・岡野匡。何不自由のない家庭で苦労せずに育った真面目な青年。学年主任に言われる通りに子どもたちに接するのだが、なかなか上手くいかない。トイレに行きたいと言えずおもらししてしまう児童、クラスの女の子たちから「キモイ」と言われる女子児童、クラスメイトをいじめる児童…そんな中、クラスの子どもたち子どもたち一人一人が、誰かの愛情で包まれていることを知る。そして、17時までは家に帰ってくるなと言われ、校庭で時計を見上げて待つ児童や、義父から虐待を受ける児童に手を差し伸べるべく、行動を起こしていくこととなる。一方、尾野さんが演じるのは3歳児の母・雅美。昨年『そして父になる』では子どもの取り違えによって苦悩を抱える母を演じたが、本作では一転して虐待母を演じることとなる。そんな尾野さん扮する雅美は、幼少期に自身が虐待を受け、その連鎖として、公園ではママ友たちと笑顔で接するが、家に戻ると一変…3歳の娘・あやねの髪を掴んで引きずり、絨毯に放り投げ、叩き、蹴る。何度も、何度も。その壮絶なシーンをどう演じるのか、注目が集まりそうだ。この社会の、家族の中に潜む闇を描く本作でメガホンを握るのは、綾野剛・主演作『そこのみにて輝く』がモントリオール世界映画祭「ワールドコンペ部門」への正式出品が決定し、注目を集める女優監督・呉美保。また6月下旬より、北海道・小樽でクランクインを予定している。(text:cinemacafe.net)
2014年06月20日現在放送中の月9といえば、恋愛ものの印象が強いこの枠のイメージとはかけ離れた、ギラついた裏社会ドラマ『極悪がんぼ』。椎名桔平さん、三浦友和さんをはじめとしたキャラの濃い男性陣に囲まれ、トラブル解決に奮闘するヒロイン・薫役の尾野真千子さんは、「きれい」「かっこいい」とネット上で女性に人気です。一方、前回のドラマ『失恋ショコラティエ』で人妻・サエコを演じていた石原さとみさんは、「エロかわいい」「色気がありすぎる」と、尾野さんとは違う魅力で注目を集めていましたね。あえてスキを見せて、期待させるような素振りをする。そんな小悪魔系女子のサエコに、男性たちはキュンキュンしっぱなし、女性たちは「この策士め!」とイライラする……という現象がTwitter上でも起こっていました(一部では、あのやりすぎ感がいい!と逆にサエコファンになる女性も見られましたが)。とはいえ、イラつきはするものの、心のどこかであんなふうにかわいく男を手玉に取ってみたいなーなんて思っていたりして。私には小悪魔の素質がないから……と諦めて、サバサバキャラに走った方なんかもいるかもしれませんね。【実はあなたもついてる?小悪魔な嘘】でも、本格的な小悪魔になれなくても、ちょっとした小悪魔テクニックならば使ったことがある、という人は多いのではないでしょうか。例えば、みなさんはこんな嘘をついたことはありませんか?(例)・デパ地下のお総菜を買ってきて、お皿に盛り直して「私の手作り」と言って彼に食べさせた・古いアパートに住んでいるとバレるのが嫌で、彼に「実家に住んでるから」と言い、絶対に部屋に招かない見栄っ張りと言うべきかもしれませんが、これだって立派な小悪魔テクです。男性に本当の自分を見せずに、惑わせようとしているのですから。ただし、小悪魔よりも小振りな「プチ小悪魔」なのかもしれませんが……。ここで実際に、そんな「プチ小悪魔」さんたちから伺った、男性をその気にさせる方法をご紹介します!【自然体でもできる!プチ小悪魔テク・初級編】●「視力が両目とも0.2の私は、好きな人と会う時にはコンタクトもメガネもしないで裸眼。恥ずかしさもなく相手の顔をじーっと見られるし、その視線は『好きです』って言葉よりも相手をドキドキさせるみたい」(29歳・建築)●「口ベタなので、合コンに行ってもほとんど話さず、その場のノリに合わせてニコニコしてるだけ。でもそのほうが男子ウケはいい気がする。『今日は話せなかったから、今度2人だけで会おう』と誘われることも多いんですよ」(27歳・金融)これはなかなかの「プチ小悪魔」っぷりではないでしょうか?どちらの体験談も、自分の特性を十分に生かしているせいか、無理のないテクニックですよね。【とりあえずほめろ!プチ小悪魔テク・中級編】個人のキャラや特性に関係なく、誰にでも使える言葉のテクニックもあります。●「男性と話す時は『すごい!』『大変だね』『カッコいい』『がんばってるんだね』の4つの言葉を組み合わせて使えば、だいたいの会話が成立して、しかも好感度を上げられる」(27歳・メーカー)恋愛How to本にも似たようなことが書かれていますが、男性はとりあえずほめておけばOK!というのは本当だったんですね。そんなに単純なの?と悲しい気持ちになる体験談ではありますが、これは職場や合コンで、すぐにでも実践できそうです。【自分をレベルダウン!プチ小悪魔テク・上級編】最後に、あえて自分をレベルダウンさせる、という「プチ小悪魔」テクニックをご紹介します。●「実は私、東大卒なんです。合コンとかでそれをバラすと男性に引かれるので、某女子大の出身だってことにしています」(29歳・証券)●「仕事柄、パソコンに強いのですが、そう話すと引かれることが多いので、初対面の男性にはだいたい事務職と言ってます」(32歳・SE)高学歴や高収入、機械に強すぎる、などの女性は男性にコンプレックスを抱かせてしまう場合があり、出会いの場では苦労することも多いようですね。そのためにわざわざ自分を偽るなんて、せっかくの能力がもったいない気もしますが……男性のプライドの高さを考えると、ある程度は仕方のないことなのかも。ありのままの彼女たちを愛してくれる男性が現れるといいんですけどね。今回ご紹介した「プチ小悪魔」テクニックは、男性ウケを狙いながらも、女性に嫌がられないものばかりですよね。そこが女子ウケが悪い「小悪魔」との違いなのでしょう。「小悪魔」になれなくても「プチ小悪魔」になれば、女から恨まれることなく、素敵な男性をつかまえることができるかもしれませんよ!(文=三浦由子)
2014年05月19日2000年代後半から急激に広がりを見せた“女子”という言葉に対し、女性誌『anan』が「もう“女子”は卒業です!」と終止符を打ったのが去年の秋。その前にはモデルの梨花さんが「脱・大人ガーリー」を宣言し、ファンを驚かせていましたね。確かに女の子らしいファッションや天然っぽい言動でかわいさをアピールするのって、ある年齢からはちょっとつらくなってくる気が。20代ならともかく30代になってもこれをやっていたらまずいかな、とか。もしかして周囲からイタいと思われている?なんてハッとしたり。もし心当たりがあるのなら、30代は30代なりの「今の自分」に似合う“雰囲気”を作り上げたほうがいいかもしれません。雰囲気とはその人が周囲に感じさせている特別な気分のこと。つまり、醸し出す雰囲気を美しく磨き上げることで「あの人、なんかいいな」「素敵だな」と周りが思ってくれるわけです。しかも!雰囲気美人に顔立ちの良し悪しは関係ありません(ここが重要!)。若さがもたらす美から一歩踏み込んで、人間性がにじみ出る“雰囲気美人”を目指しましょう!<親しみを抱かせる笑顔>笑いじわのできる人って、穏やかで幸せな日々を送っていそう。やわらかな微笑みの女性が与えてくれる安心感は、自然と相手まで笑顔にしますし、大きな口を開けた豪快な笑い方も、サバサバした頼れる女性だと思わせますよね。このように、笑顔はその人の人間味を表現します。あなたはどんな表情で人と接しているでしょうか。もしかして眉間にしわを寄せていませんか?心当たりがある方は笑顔を心がけて過ごしてみてください。あなたの魅力を引き出す強力な武器になってくれるはずです。・真似したい芸能人4月スタートの月9『極悪がんぼ』(フジテレビ系)に主演する尾野真千子さんは、ドラマや映画ではシリアスな表情を見せることも多いものの、トーク番組などでは関西人気質を生かして積極的に笑いを取るタイプ。そんな彼女の笑顔には気さくで温かな人柄が表れていますね。<凛々しさの理由は姿勢>女優さんの記者会見やインタビュー映像を見ると、みんな背筋がしゃんと伸びていますよね。もともときれいな方々ですが、彼女たちをさらに輝かせているのが姿勢の良さではないでしょうか。適度な緊張感を必要とするこの姿勢が凛とした印象を与えてくれます。胸を張り、前を向いて歩けば完璧。人に振り向かれるようなオーラが出てくるはずです。そのとき下腹を意識すると、体型維持にもうれしい効果が期待できるかもしれません。・真似したい芸能人大河ドラマ『軍師官兵衛』(NHK総合)に出演中の中谷美紀さんは、凛とした佇まいが魅力的。そんな彼女は姿勢を気にして、自宅でストレッチポール(円柱型のポールの上に寝て筋肉をほぐし、関節や骨格を整えるフィットネスグッズ)を使い、背中を伸ばしているそうです。美しさを保つためには、やはりそれなりの努力が必要なんですね。<個性とセンスを表現するファッション>心理的に、人は自分の全盛期のファッションから抜け出せない場合があるそうです。ですが、それではたちまちダサい人に……。とはいえ、流行りのものならなんでも良いわけではありません。その中から自分に合いそうなアイテムをきちんと選んで取り入れてみてください。例えば、着なれた白シャツとパンツの定番ファッションに、新作のバッグやアクセサリーを合わせるだけでもOK。個性を残しつつ、時代の感覚を捉えているセンスの良さをさりげなくアピールすることができます。・真似したい芸能人コメンテーターとして『テラスハウス』(フジテレビ系)にレギュラー出演中のYOUさんは、個性を確立しつつ常に新鮮なスタイリングを見せてくれますよね。YOUさんは今年で50歳(!)なので、人生経験という意味では敵わないかもしれませんが、長年自分自身と向き合ってきた30代の女性なら、十分に自分に似合う服を選ぶ力が身についているはず。あなたにも、着ていてほめられる服や心地よくいられる服があるのでは?<大人の余裕を見せつける“先端ケア”>どんなに着飾っても、髪が傷んでいたり、爪がボロボロだったりするとなんだか興ざめ。“美は細部に宿る”という言葉もあるように、毛先まで潤ったまとまりのある髪やきれいに整えられた爪こそ、雰囲気美人を生み出すポイントです。自分の身体を隅々まで丁寧にケアしているということが、大人の美しさを一層引き立ててくれるのです。パソコンのキーボードを打つときや髪を束ねるときなど、本当にささいな仕草まで美しく見せてくれますよ。・真似したい芸能人現在放送中の月9『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)に出演中の水川あさみさんは、ドラマでは髪をしばっているシーンが多いけれど、普段はさらさらのロングヘアが印象的。ショコラ店の店員の役なので爪はナチュラルですが、2月に『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出た際は、パステルイエローのネイルがかわいいと話題になりました。髪や爪以外にも、足のかかと、ひじなど目立たないところをケアしている女性って素敵だと思いませんか。<決め手は色気と知性のバランス>男ウケを狙う女は同性から煙たがられがち。一方、高学歴すぎるとプライドの高い男性に引かれてしまう場合もあるでしょう。でも、その両方の要素をちょうど良いバランスで保っている人は男性にも女性にもモテるから不思議。以前『女の品格』という本が流行りましたが、品格のある大人の女は知性と上品な色気を併せ持っているようです。・真似したい芸能人セクシーキャラの壇蜜さんが女性からも支持されるのは、独自のボキャブラリーで周囲の人を愉しませる知性を持ち合わせているから。彼女のように色香と知性のギャップを効果的に演出すると、いろいろな側面を持った魅力的な女性だと思わせることができるでしょう。雰囲気美人はこれまでの生き方までを感じさせるからこそ、美しさに深みがあるのかもしれません。どうしても“年をとる=老ける”と思いがちですが、意識の持ち方一つで“人としての魅力をますます磨くことができる”と気づくはず。アラサーになったら、内面から輝く雰囲気美人が最強ですよ!(文=mayu110)【プロフィール】人間観察とショッピングが大好きな韓国通ライター。日本と韓国を股にかけ、ミーハーな視点で人々の恋愛事情を探ります。
2014年03月09日第37回日本アカデミー賞の授賞式が7日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、真木よう子、上戸彩、尾野真千子、中谷美紀、宮崎あおい、蒼井優といった優秀賞に輝いた女優たちが華やかな衣装で出席した。日本アカデミー賞は、1978年4月6日の第1回から毎年開催されている映画賞。37回目を迎える今回は、2012年12月6日から2013年12月14日までに公開された作品を対象とし、協会会員の投票によって全16部門(新人賞含む)の優秀賞が決定。新人賞を除く15部門の優秀賞受賞者および受賞作品を対象に協会員全員が最終投票を行い、最優秀賞が選ばれる。この日は、男優陣ほか優秀主演女優賞を受賞した上戸彩(『武士の献立』)、尾野真千子(『そして父になる』)、真木よう子(『さよなら渓谷』)、宮崎あおい(舟を編む)、吉行和子(『東京家族』)、優秀助演女優賞を受賞した蒼井優(『東京家族』)、中谷美紀(『利休にたずねよ』)、余貴美子(『武士の献立』)、新人俳優賞を受賞した忽那汐里、黒木華、壇蜜、濱田ここねといった女優陣が集結(尾野は『探偵はBARにいる2』、真木は『そして父になる』で優秀助演女優賞も受賞)。それぞれ個性的な衣装で出席し、授賞式に花を添えた。なお、真木が最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞を受賞。第2回(1979年)の大竹しのぶ以来、35年ぶりの女優賞ダブル受賞という偉業を成し遂げた。
2014年03月08日実写版『魔女の宅急便』の初日舞台あいさつが1日、東京・新宿バルト9で行われ、主人公キキを演じる小芝風花をはじめ、尾野真千子、広田亮平、清水崇監督が出席。同日、香港、台湾、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ドイツ、スペインでの公開が発表され、小芝は「もう本当にありがたくて、胸いっぱいです。(映画に登場する)日本の大自然を世界の皆さんに“お届け”できるなんて」と感激していた。初日舞台挨拶その他の写真角野栄子のベストセラー児童文学を初めて実写化した本作。オーディションで大抜擢された小芝演じる13歳のキキが、一人前の魔女になるために修行する姿をファンタジックな映像で描く。小芝は「とても有名な原作でイメージもあるはず。いろんな意見や感想があると思いますが、今日は皆さんに映画を届けることができて嬉しい」と満面の笑みを浮かべていた。そんな小芝のフレッシュなあいさつに、パン屋の女主人・おソノ役の尾野は「現場でもキラキラしていた。私も同じ年頃でデビューしましたが…こんなに輝いていなかった(笑)」と目を細めた。とんぼを演じる広田は「僕のほうが1つ年上ですが、現場では『タメ口でいこう』と話した。でもすごくいじられて…(笑)」と小芝との共演を振り返り、当の小芝も「とんぼ兄ちゃんは、みんなに愛される“いじられキャラ”。大先輩ですが、私もいじってしまった」と明かしていた。和気あいあいのキャスト陣に対し、清水監督は「本当にぴったりなキャスティング」と太鼓判。「ホラーのイメージも強いので、呪いを届けるんじゃないかと思われるかもしれない」と自虐的に笑いを誘い、「一番意識したのは10代の二人(小芝と広田)をいかに魅力的に描けるかということ」と話していた。舞台あいさつには、キキの相棒である黒猫のジジを演じる声優の寿美菜子も駆けつけた。『魔女の宅急便』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年03月01日(画像はプレスリリースより)CMに人気女優「尾野真千子さん」を起用!クラシエホームプロダクツでは、2014年春に新しく誕生するヘアケアブランド「ディアボーテHIMAWARI」は、髪内部と外側の脂質と水分バランスを整え、素直でまとまりの良い髪に導くヘアケア商品を開発。35歳を過ぎてから感じる「うねり」「くせ」「パサつき」の原因となる「髪のゆがみ」をケアする新ブランドとして、シャンプー・コンディショナー・トリートメントの3品を、全国のドラッグストア、スーパーマーケットなどより2014年2月7日に発売する。イメージキャラクターには、ひまわりのように「明るく」「まっすぐ」「前向きな」イメージにぴったりの人気女優「尾野真千子」さんを起用し、今後テレビCM、ポスターなどに登場する。明るく鮮やかな黄色い大輪の花を咲かせる”ひまわり”は、「サンフラワー」「向日葵」「日輪草」と呼び名はいずれも太陽に由来し、咲いているだけで人々を明るい気持ちにしてくれる「ひまわり」のちからに着目している。髪質変化の原因は髪の脂質と水分バランスの乱れだった同社調査によると、「35歳」以降、髪質の変化を感じている女性は70%にのぼる。髪のダメージレベルが減少するのに対し、髪の衰えの意識は上昇しており、特に「うねり」「くせ」「パサつき」など、今まではあまり感じることのなかった髪質変化に悩まされている傾向だ。「以前と違って扱いにくくなってきた。」など髪質の変化に悩む女性に向けて、研究を重ねた結果、このような髪質変化の原因は髪の脂質と水分バランスの乱れによる「ゆがみ」であることを突き止め、髪内部と外側の脂質と水分バランスを整え、うねり・くせ・パサつきの目立たない素直でまとまりの良い髪に導くヘアケア商品が開発された。【参考リンク】▼クラシエホームプロダクツプレスリリース/PR TIMES▼クラシエホームプロダクツ
2014年02月03日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が14日、都内で行なわれ、キャストの竹野内豊、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりかが出席した。同作は、芥川賞作家・川上弘美の同名小説を、「人のセックスを笑うな」の井口奈己監督が実写化したラブストーリー。仕事も出来て、ルックスもセックスも良く、女性に優しいモテ男・ニシノユキヒコ(竹野内)。オフィスラブに発展する上司・マナミ(尾野)や元恋人・カノコ(本田)、10年前に恋に落ちた人妻・夏美(麻生)らニシノを取り巻く女性たちの回想から、真実の愛を求めたニシノの切ない人生が浮かび上がる――というストーリーで、映画は2月8日から全国公開予定。稀代のモテ男を演じた主演の竹野内は、「裸にされて恥ずかしいこともあったけど、素敵な作品になった。女性が恋をしたくなるような作品」と胸を張ってアピール。長回しが多いことで知られる井口監督だが、尾野との共演初日の撮影はキスシーンだったそうで、「カットがかからないのでやり続けてたら、尾野さんが見る見るうちに赤面しちゃって。監督は本当にドS」と暴露すると、尾野は「終わってもポッポが止まらなくて……。そんなことってありますか!?芝居をしたかった。素でしたよ!」と恥ずかしそうに振り返った。また、女性にモテるニシノを「すごくうらやましいと思った」と言う麻生が、竹野内について「チャーミングでお顔も格好良いし、結構見つめてくるのでやられちゃう」と明かすと、女優陣は一斉に「そうそう!」と共感。竹野内より20歳以上年下の本田は「目の色が薄くて吸い込まれそうだった」とメロメロだったようで、成海も「可愛いところもあって、『触ってみたい』と母性本能をくすぐられる」とにっこり。そんな褒め言葉に、竹野内は「日本男児としてニシノを理解するのは非常に難しい。女性が求めてるものをすべて叶えてあげようとする人」と語りつつ、「私もモテたいので、参考にしたい」とニンマリしていた。
2014年01月15日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が1月14日(火)に都内で開催され、主演の竹野内豊を始め、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりか、井口奈己監督が揃って出席した。芥川賞作家・川上弘美の人気小説を『人のセックスを笑うな』の井口監督が映画化。女性に優しくセックスも上手で仕事もでき、女性から女性へと渡り歩き芯の愛を求めるも、なぜか必ず女性から別れを切り出されるニシノユキヒコの美しくも切ない人生を描き出していく。「死ぬほどモテる男」を演じた竹野内さんだが、なぜ彼がここまでモテるのかは「私は基本、日本男児なので(笑)、理解するのが難しい」と首をかしげる。井口監督の演出を「ドS」と語るが、特に尾野さん演じる上司とのシーンについて言及。「リハーサルをしたら『いまの10倍イチャイチャしてください』と言われてそそくさといなくなったんです(笑)。(本番で)なかなかカットが掛からないんですが、尾野さんが見る見るうちに赤面していきまして(笑)」と述懐する。尾野さんは「撮影中も(赤面して)ポッポして、完成した映画観てポッポして、今日もポッポしてます(苦笑)」とポッポ連発!竹野内さんが言及したシーンについては「カット掛けないで常にポッポさせてくるんですよ。とても恥ずかしいひと時でした。芝居がしたかったです(苦笑)」と語る。竹野内さんに「芝居してなかったの?」と聞かれると「素ですよ!」とこの場でさらに赤面しそうな勢いで語っていた。そんな“竹野内版”ニシノユキヒコについてエッセイストであり、インタビュアーとして幾人もの男性と対話をしてきた阿川さんは「自分を出すというよりも、ひとりひとりの女性のいいとこを同じように引き出そうとするので、(女性同士で)ライバル心や嫉妬がない。映画の中で私が言う『同志みたい』というセリフがあるんですが」と分析。麻生さんは「すごく見つめてくるのでそれにやられちゃう女性は多いと思う」と語り、成海さんは「スマートで何でもできちゃうけど、かわいらしい部分もあり『触ってみたい』と母性本能をくすぐる」と語る。木村さんは「竹野内さんもニシノユキヒコもよく分からない」と語るが「よく分からないからこそ気になって、気がつくと手の中にいるのかも」とすでにその術中にハマっているよう?本田さんは「竹野内さんは目の色が薄くて引き込まれそうになる」、中村さんは「話をすると穏やかで居心地の良い空間にしてくださいました」とまさに女優陣全員からべたぼめの嵐!井口監督も「想像をしていたよりも純粋な方で、普通の男性を超越していた」と役柄のイメージを超えたニシノユキヒコ像を竹野内さんが体現したと満足そうだった。竹野内さんは照れくさそうな笑みを浮かべつつ、改めてニシノユキヒコについて「女性の求めている全てを叶えたい思っており女性第一なんですね。私もモテたいので参考にしようかと(笑)」と語っていた。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2月8日(土)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2014年01月14日前編では、夢をあきらめるとはどういうことかについてお話をしました。後編である今回は、夢をあきらめないために必要なことについてお話します。夢を追う“覚悟”夢を追うということは、それなりの覚悟が必要です。 夢を叶える道を選択することは、その他の選択肢を捨てるということになります。捨てるものは、平穏な生活のことかも知れません。俳優を例にあげれば、有名な話ですが、日本を代表する名優、役所広司さんは区役所に勤めていたにもかかわらず安定した生活を捨て、劇団のオーディションを受けて、俳優としての道を選ばれました。ハリウッドスターのハリソン・フォード氏も、大工をしながら売れない俳優生活を長く過ごされたそうです。最近ドラマや映画でひっぱりだこの真木よう子さんや、尾野真千子さんだって、長い下積み生活で幾度も挫折しそうになったと。一度は安定した仕事に就きながらも、自分の満たされない気持ちに向き合って転職した方や、むくわれるかもわからない辛い下積み生活を過ごされた方は大勢いらっしゃることでしょう。 でもそれとは逆に、いつまでもむくわれないままの方がいらっしゃることも事実です。夢を叶えるという選択をしても、結果的にむくわれない可能性も多いに含んでいます。それをわかっても追う覚悟があるのか。 そこは、常に自分自身に問うべきところです。夢を目標に変える俳優などの人気商売でなければ、もう少し違うのかもしれません。CAや看護師などは、資格に合格できるレベルまで死ぬ気で努力すれば、もう少し道が開かれることでしょう。年齢制限があるものは仕方ないですが、あきらめきれない夢がひそかに自分の中にあってむくわれない今がある方は、目指す価値は多いにあると思います。 幼い頃、純粋な心に生まれた夢は、自分の本音です。素直な「やりたいこと」です。その気持ちがいまだにあるのに無視するのは、自分を殺すのと同じことです。夢を叶えるためにじゃあどうしたらいいかと計画を立てていくと、夢は目標に変わります。さきほどから夢!夢!と、どこぞの若造がほえているのかと自分でもふと我に返ると恥ずかしくなりますが(爆)、実際、小さくとも夢を仕事してやれるようになると、現実的に課題が生まれます。また次のステージのはじまりです。たとえ安定とはほど遠い生活であっても、それをやれること自体に幸せを感じ、自分の気持ちに素直に従うことで、生きがいを見出せていけるのではないでしょうか。そうはいったって、世の中の風は冷たいのが現実です。 世の中を知っていけばいろんな価値観が身につきますから、夢に対するエネルギーが最初とは変わってくることもあるでしょう。そうなったとき、また納得して別の道を選択できるかどうか。納得すれば、それは夢をあきらめたのではなく、新しい目標を持ったということです。後悔ないと言える人生でありたいものですね!photo by Stephanie |Anabelrose Photography
2013年12月03日竹野内豊がルックスもよく、仕事もでき、セックスもよく、女には一も二もなく優しい…そんな完璧なモテ男を演じることで注目を集めている映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』。このほど、そんな竹野内さんのモテっぷりが収められた予告編映像が到着。さらに、本作の主題歌を七尾旅人が務めることが明らかとなった。川上弘美の連作短編集を原作にした本作は、容姿端麗・女に優しく・懲りることを知らない男“ニシノユキヒコ”と恋愛関係をもった、数々の女性たちが思い出を語り、真実の愛を探して彷徨う、彼の恋と悲しみの人生を切なく描き出したラブ・ストーリー。竹野内さん演じるユキヒコに恋をする女たちには、尾野真千子や本田翼、成海璃子、木村文乃、、麻生久美子、阿川佐和子ら豪華な女優陣たちが起用されていることでも話題を呼んでいる本作。今回到着した映像は、「ニシノくんってね、あらゆるタイプの女の人の心を虜にしちゃうの。でも、何故かニシノくんがフラれちゃう(笑)」という彼の不思議な魅力を登場人物が語るシーンから始まる。さらに、尾野真千子や本田翼ら美女たちに告白されたり、キスを求められたり、最後には尾野さんと本田さんが演じる女たちの修羅場に巻き込まる姿など、男性なら思わず“羨ましい!”と叫び出したくなるようなユキヒコのモテっぷりが存分に収められている。しかし、“フラれては、モテて”を繰り返すユキヒコはつぶやく――「僕はどうしていつも上手くいかないんだろう…」と。困ったように微笑みながら、どこか暢気な完璧男に見事にハマっている竹内さんの魅力に女性たちは胸キュン必至のはず。またこの予告編には、七尾さんが手がけた本作の主題歌「TELE〇POTION」も収められているが、竹野内さんは「自分が感じたニシノユキヒコは、いつも満たされることのない虚無感を抱いている人間だと思ったのですが、そんなニシノユキヒコの人間性を表現するかのような、七尾旅人さんの切ない歌声は、この作品にぴったりだと思いました。相手の逢いたいという気持ちに応えて、『君に逢いに行く』と最後に連呼している箇所があるのですが、そこは、相手の望んでいることを何でも叶えてあげたいと思う、まさにニシノユキヒコですね」とコメントを寄せている。『人のセックスを笑うな』で知られる井口奈己監督が描く、完璧で悲しい男・ニシノユキヒコ。果たして、どんな男なのだろうか?その片鱗をまずは予告編から覗いてみて。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2014年2月8日(土)より全国にて公開。七尾旅人「TELE〇POTION」発売日:2014年2日5日(水)価格:\1,200(税込)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2013年11月29日福山雅治が主演する『そして父になる』のハリウッド・リメイク正式決定が、9月28日(土)に発表された。製作を手がけるドリームワークスとの契約締結のために、是枝裕和監督が急きょ渡米。東京・新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶にて、国際電話で“生報告”した。東京での舞台挨拶には福山さんを始め、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多くん、黄升げんくん、滝沢美結ちゃん、押場大和くんが出席した。福山さんは「大変嬉しく光栄なことだと思っています」と満面の笑み。リリーさんは「どんなキャストでやるのか楽しみですね」と期待を寄せていた。是枝監督によると「一昨日急に決まり、急いで荷造りして出発した。何社か手を挙げてくれたようで、最終的にドリームワークスと契約しました」とのこと。今年のカンヌ映画祭で「審査員賞」を受賞した本作。契約の際にはドリームワークスを率い、カンヌ映画祭の審査員長も務めたスティーヴン・スピルバーグ監督と対面したそうで「30分くらいお話しをしました。作品をとても気に入ってくれたみたいで、細かな演出についても質問された」と電話越しの声からも、感激した気持ちが伝わった。舞台挨拶では、「カンヌで初めて観たとき、パワフルな人間ドラマに非常に感銘を受けた。生涯に1本の映画に関わる機会に感謝したい」とスピルバーグ監督からのコメントも紹介された。本作のリメイクについては8月末に、ドリームワークスが製作のフジテレビと交渉中であると米「Deadline」が報じていた。6年間育てた息子が、病院内で取り違えられた別の夫婦の子どもだったことを知った父親が苦しみながら成長する姿を中心に、家族のあり方や愛、絆とは何かを問いかける本作。カンヌでの快挙に続き、各国の映画祭でも絶賛を浴びており、現在までに世界230の国と地域で配給されることが決まっている。そして、本日ハリウッドから届いた“吉報”で、国内における『そして父になる』旋風もさらに盛り上がる予感だ。『そして父になる』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(内田涼(cinema名義))■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2013年09月28日6年間育てた息子が実は他人の子だったら…。血のつながりとは? 家族とは? 愛と絆の新たな形を描く衝撃の感動作『そして父になる』。カンヌ国際映画祭コンペティション部門では審査員賞を受賞。世界を感動の渦に巻き込み、映画祭での上映後はスタンディングオベーションが永遠と鳴りやまない事態にも。二つの対照的な家族の、それぞれ母親役を演じた尾野真千子さん×真木よう子さん2ショットインタビューが実現しました。それぞれに、人生の局面に立ちながらも母親として、そして女性として輝き続けることの大切さを聞きました。Q:尾野さん演じる“みどり”は一歩下がってついていくタイプ、真木さん演じる“ゆかり”は旦那さんを尻にしくようなタイプでしたが、今回演じられてみていかがでしたか? (C)Ken Hayafune 尾野さん:私が演じた“みどり”という役は、内に秘めるタイプで、旦那様についていくちょっと物静かな女性ですが、私自身はそうではないので、こういう女性もいいなと思いながら演じていました(笑)でも逆に、よう子が演じた“ゆかり”の方が自分には合っているんじゃないかなと思ったこともあって…よう子の方が私が演じた“みどり”の生活の方が合っているんじゃないかって話してたんだよね(笑)真木さん:そうそう、それは現場で話してたよね(笑)尾野さん:どっちかというと私は“ゆかり”的な性格だし、とてもにぎやかな家庭で育ったので気持ちもわかるし、演じていても色々なことを思いついちゃうだろうなって思うんですが、都会派の高層マンションに住んでいて、旦那さんがエリートで、という夢のような話を経験できたのは、ちょっと嬉しかったですね(笑)真木さん:私が演じた“ゆかり”は、どんなに辛い状況になっても全てを受け止めるというか抱きしめる女性でしたが、今回は演じるというより、私の役は子供が3人いたので、子供の世話をしに行ったという感じでした(笑)でも子供を交換した後に子供と接する時は複雑な母親の気持ちはありましたね。Q:一緒に演じられた福山さんとリリーさんの印象をお聞かせください。また、演じている中で自分の理想の夫婦像を感じたりはしましたか? 尾野さん:見た目はかっこいいし、こういう旦那さんがいたらいいなと思いました(笑)本当にすごい暖かい方なんですけど、福山さんが演じられた良多はちょっと冷たい人だったので、こういう顔もするんだと、想像とは違う顔を見せてくださいました。理想の夫婦像は、やっぱり“ゆかり”の家族みたいにワイワイする方がいいなと思いました。真木さん:リリーさんは撮影を重ねていくたびにどんどん父親になっていくので、本当にすごいと思いました。子供にも一番好かれていたし、器用な方なんだなと思いましたね。理想の夫婦像は考えませんでしたが、この映画を観て思ったのは、私が演じた方の家族である斎木家って実はものすごく理想的な家庭だなと思いました。でも今は多分、野々宮家のような家族の方が多いと思います。Q:是枝監督は子役には台本を渡さず、口伝えのみで演出されるそうですが、演じられていかがでしたか? お二人が母親として演じる姿は本当の親子のように感じられましたが、カメラが回っていない時などは頻繁にコミュニケーションは取られていたのでしょうか? 尾野さん:子供はその場で感じたことを表情に出してくるし、本番になると何がどうなるか、何をしゃべりだすのかがわからないんですよね。台本があったら次のセリフを想像できますけど、まだあまりお芝居もしたことがない子供だったので、本当に子供をみていたなという感じでしたね。本番じゃない時は遊んだりしていました。真木さん:私もカメラが回っていない時はずっと遊んでいましたね。私が演じた家族の方には3歳の子もいたので、私のセリフを取ったり、全然違うことを言い出したりもしていました。でも、それがいいカットになったり(笑)こっちとしては大変でしたけどね!(笑)でもすごい面白かったです。Q:母親役を演じられて、何かしらで“母”というものを感じることはありますか? (C)Ken Hayafune 尾野さん:今回だけでなくやっぱり歳を重ねていくにつれて思うことですが、母親ってすごい有難いんだなと実感しますね。母親を演じるようになって、より一層母との会話が増えたように思います。今まで母親がいて、父親がいてというのは当たり前のことのように思っていたけど、そういうすごく当たり前に思っていたことが、今回演じてみて、当たり前ではないんだなと感じました。真木さん:自分の母親のことを想ったりはあまりしないですが、今回の作品でいうと母親と父親の違いというものをすごく感じましたね。野々宮家で言うと、“みどり”は子供に近づいていくけど、良多は子供から離れていきますよね。やっぱりそういうところが、母親と父親との違いなんだなと思います。子供にとって母親って本当絶対ですよね。Q:お二人は同世代の女優さんとしてお互いの存在が刺激になることはありますか? 尾野さん:刺激はたくさんもらっていますね。やはり同世代というのもあるんでしょうけど、芝居をみててもそうですし、“真木よう子”という人をみてもそうですし、よう子が綺麗になると私も綺麗になりたいとか、芝居ですごいいい顔みせると、あ~ダメだ私も頑張らなきゃって思います。だから、刺激をいっぱいもらって良い方に良い方に考えるようになっていますね。(C)Ken Hayafune 真木さん:そんなこと初めて聞いたよ(笑)でも、やっぱり私も全く同じですよ。良い芝居されると悔しさもあるし、でも真千子のことは大好きだし、良い刺激になっていますね。Q:物語の途中では、両家族とも交換を決めましたが、ご自身の立場だったらどのような決断や行動をとると思われますか? 尾野さん:確かに過ごした時間も必要だし、血のつながりも必要だと思うから、やっぱり選べないですよね。だから自分がこの立場になってしまったら、多分本当にどうしたらいいのかわからないと思います。無責任かもしれないけど、選べないですね。どちらかを選んだら、どちらかを捨てるとかではないし、やっぱりどちらとも言いたくないですね。真木さん:これはなかなか難しいですね(苦笑)多分、結果的に交換するとは思うんです。でもそこで6年間育ててきた子が完全に自分の子ではなくなるということではないから、例え何十年経っても自分の子供と同じくらいの想いを持っているだろうし。難しいけど、私は交換するんじゃないかなと思います。Q:お二人共30歳を迎えられて女優真っ盛りだと思いますが、30代を輝いて生きる秘訣を教えてください。尾野さん:私は、遊びも仕事もなんでも楽しむというか、楽しめるようにしていくことが楽しむコツなのかなと思います。30代前は目指すべきところに一生懸命頑張っていくという感じだったんですが、最近は楽しむということを意識的にしています。真木さん:私も柔軟な考え方になってきましたけど、私は性格的に暗いので(笑)、大事なことほどそこまで考えなくてもいいよってところまで考えてしまって。だから不安だとかをワクワクに変えていく、というのは心がけています。あとは、何年経っても挑戦はしていきたいなと思いますね。(C)2013『そして父になる』製作委員会『そして父になる』9月28日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー9月24日(火)~27(金)全国先行ロードショー ・公式サイト
2013年09月27日福山雅治主演、是枝裕和監督の新作『そして父になる』が9月に公開される。本作はすでに海外などでも高い評価を集めている作品だが、詩的な映像も注目を集めている。この映画で撮影を手がけたのは、数々の人気CMも手がけ、写真集も人気を集める写真家の瀧本幹也だ。なぜ彼は長編映画の撮影監督に就任したのだろうか?その他の画像瀧本は1974年生まれの写真家で広告の世界を中心に活動しており、トヨタReBORN・大河シリーズやサッポロ黒ラベル・大人エレベーターシリーズなどを手がけ、今年5月に発売した写真集『LAND SPACE』も大きな話題を呼んでいる。瀧本と是枝監督の出会いは古く、是枝監督が手がけた初の長編映画『幻の光』(1995年)では、スチールを担当した写真家、藤井保のアシスタントとして瀧本が参加。2009年には瀧本が是枝監督作品『空気人形』のスチールを担当している。是枝監督が本作の準備中にリリー・フランキー、深津絵里出演のダイワハウスCMに惹かれ「これを撮影した人なら長編映画も撮れる」と調べたところ、撮影が瀧本だったことから、監督がオファーしたという。是枝作品はこれまで中堀正夫、山崎裕、リー・ピンビンなど名だたる撮影監督が参加してきたが、瀧本の描き出す繊細な映像もすでに出品された映画祭などで高い評価を集めており、公開後は物語だけでなく、映像も注目を集めることになりそうだ。ちなみに9月3日(火)には東京・銀座のApple Store Ginza 3Fシアターで是枝監督と瀧本のトークショーが行われる。本作は、ある日突然、自分の子どもが病院で取り違えられたという事実を突きつけられた親の姿を通して、愛、絆、家族とは何かを問うヒューマンドラマ。福山雅治が主人公の父親役を務め、その妻を尾野真千子が、子どもを取り違えられてしまったもうひと組の夫婦をリリー・フランキーと真木よう子が演じる。『そして父になる』9月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー9月24日(火)~27日(金)全国先行ロードショー
2013年08月30日先日より開催中の第5回「沖縄国際映画祭」にて、2011年に大ヒットを記録した『探偵はBARにいる』の続編となる『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』の上映が行われ、出演する「ガレッジセール」のゴリと橋本一監督が舞台挨拶に登壇した。ある日、自称“ススキノのプライベートアイ”こと探偵(大泉洋)と、相変わらず相棒の高田(松田龍平)が行きつけのショーパブ「トムボーイズ・パーティー」の従業員のマサコちゃんが、無残な撲殺死体が発見された。すぐに犯人が挙げられると思いきや、3か月経っても警察の捜査は進まない。大事な友人だったマサコちゃんの死の真相を暴こうと、高田と共に動き始める探偵を、明らかに不審な変装をした女・弓子(尾野真千子)が尾行し始める…。本作でゴリさんが演じたのは、ショーパブ「トムボーイズ・パーティー」で働くゲイのマサコちゃん。まさかの役どころかと思いきや、「去年はゲイの役が3回もオファーがありました。日本でどんな目で見られてるんだろうって。もうゲイの役しか来ないんじゃないかと思って、すごく怖いです」と役者としての危機感をさらけ出し、のっけから会場を沸かした。主演の大泉さんとの共演について聞かれると、ゴリさんは「すごく気を使っていただきましたね。みんなが疲れてきたときにこそ気をつかってコミュニケーションを取って下さって、“座長”として素晴らしかったです」と持ち上げるも、橋本監督が「そうそう、新人とかアシスタントに特に気を使うんだけど、一回、真剣にカメラの調整してるアシスタントに話しかけ過ぎて『ちょっと話しかけないでもらえますか!』って言われちゃって、待機するバスの中ですごい凹んでた(笑)」と撮影秘話を語り、折角の“頼れる大泉洋”像が台無しに。さらに、撮影時の思い出に話が及ぶと、大泉さんの無念を晴らすため(?)か、ゴリさんはそんな橋本監督のドSぶりを暴露。「クランクインの時点ですでにおかしかったんですよ。最初の撮影が棺桶のシーンだったんですけど、棺桶に入ってる状態で『ゴリさんで~す』って紹介されて、『え~!』ってなりましたよ」、「今回はゲイの役作りのために、全身の体毛を剃ったんですね。毛深いことをネタにしてたりすんで、僕にとっては商売道具で、嫁よりも相方よりも大事なんですよ。それを軽い調子で『剃ってきて』って監督に言われて、そこでも『え~』ってなりました」、「前作が全編北海道ロケだと聞いていたので、僕も北海道に行けるんだと思ってたら、僕だけ全シーン東京でロケでした…まだまだありますよ!」と橋本監督への怒りは尽きず、それぞれのエピソードが語られるたびに会場は爆笑に包まれていた。『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』は5月11日(土)より全国にて公開。「第5回沖縄国際映画祭」は3月30日(土)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:探偵はBARにいる2 2013年5月11日より全国にて公開第5回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2013年3月23日より30日まで沖縄にて開催
2013年03月30日大泉洋主演の『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』の完成披露試写会が3月27日(水)に開催され、大泉さんを始め松田龍平、尾野真千子、渡部篤郎、橋本一監督が舞台挨拶に登壇した。東直己のススキノ探偵シリーズを原作に札幌の繁華街を根城にする“探偵”の活躍を描いたヒット作品の続編。今回はオカマバーで起きた殺人事件にハードボイルドな探偵とその相棒の高田が奔走することになる。舞台挨拶の前に銀座の東映本社の屋上で報道陣向けの写真撮影が行われたが、この日の夕暮れ時の屋上は息が白くなるほどの寒さ!大泉さんは「何で屋上なのか…?僕たちも分かりません。『何で?』と聞いても東映の宣伝部からは『ニューヨークみたいですね』とかあいまいな答えしか返ってこなかった」と恨めしそうに語る。ちなみに撮影中もたびたび悪天候に苦しめられたそうで「5月11日の初日も雨が降ることを確信しております」と自虐的に語っていた。あまりの寒さに、大泉さんは尾野さんからさっさと終わるようにと無言のプレッシャーを掛けられていたようだが、ついに堪忍袋の緒が切れたか尾野さんに向き直り「お前、『早く終われ』みたいな空気出すな!」と怒りを爆発させていた。主演とヒロインの険悪なムードはその後の舞台挨拶でも変わらず。尾野さんはしきりと大泉さんを横から睨み付け、大泉さんは「何見てんだよ?蹴っ飛ばすぞ」と恫喝。さらに大泉さんは「映画を観て尾野真千子に『素晴らしかった!出演してくれてありがとう』とメールしたのにまさかの無視だった」と暴露するなど、晴れの舞台でたびたび尾野さんへの“口撃”を繰り返す。尾野さんは「メールアドレスが違うんじゃないですか?」とクールに切り返し、さらに「現場で私の顔を見ながら『(前作でヒロインを務めた)小雪さんはかわいかったなぁ』って言われた」「私より前の(撮影の)45分も前からメイク室を占領してた」など反撃を開始。これには大泉さんもタジタジで「ヒロインと仲がうまくいかない…」と地団太を踏んでいた。松田さんは前作を超える激しいカーアクションにスタントなしで挑戦しており「ここを走るの?ってとこを走りましたが、大泉さんが隣でうるさかった」と述懐。すかさず大泉さんから「龍平くんは『ここは飛ばすなよ』ってところで飛ばす。サイドブレーキを入れたままで『この車、スピードが出ないな』とか言ってるし、そのくせ『大丈夫ですよ、僕は運転が上手いから』とか言う。こういう人の運転する車は乗りたくない!」と激しく突っ込まれていた。前作に続いてのコンビ再結成だが松田さんは「パート1をやっていた頃は何とか大泉さんのしゃべりの技術を盗めないかと思ってましたが、今回またお会いして無理だと分かった」と抑揚のないローテンションな口調で語り、大泉さんは「盗もうなんて気持ちをみじんも感じさせなかったね」とあきれ気味。会場は笑いに包まれた。『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』は5月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:探偵はBARにいる2 2013年5月11日より全国にて公開
2013年03月27日福山雅治主演、是枝裕和監督の最新映画が『そして父になる』というタイトルに決定し、公開日と共演者の情報が公開された。本作で初の父親役を演じる福山扮する主人公は、ある日病院から電話があり、小学校受験真っ只中の6歳の息子が、実は出生時に病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知らされる…。血のつながりを選ぶのか? 一緒に過ごした6年という時間を選ぶのか? 人生の壁にぶつかり悩みながらも成長する男の姿を描く。福山の妻を演じるのは、NHKドラマ小説「カーネーション」で国民的人気を博した尾野真千子。そして、もうひと組の夫婦を演じるのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山と夫婦役を演じた真木よう子と、福山とプライベートでも親交の深いリリー・フランキー。そのほか、是枝作品ならではの風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲ら豪華キャスト陣が脇を固める。本作は、3月25日にクランクインし、5月6日にクランクアップ。2013年10月5日(土)に、新宿ピカデリー他全国公開を予定している。『そして父になる』2013年10月5日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
2012年12月27日福山雅治が主演を務め、是枝裕和監督がメガホンを握る最新作『そして父になる』が来年10月5日(土)より全国にて公開されることが決定し、さらには尾野真千子や真木よう子、リリー・フランキーを始めとする共演者の面々が遂に明らかとなった。ある日病院からの1本の電話で、小学校受験真っ只中の6歳の息子は、実は出生時病院で取り違えられた他人の子供だったことを知らされる。血の通わぬ我が子に変わらない愛情を迷わずに注ぎ続ける妻と、一見粗野だが温かい相手方の家族との交流を通し、主人公・良多はそもそも自分は「父親」であれたのかを問い始めることとなる…。本作で初の父親役に挑戦した福山さん。その妻役をNHK連続ドラマ小説「カーネーション」で国民的人気を博した尾野真千子、もう一組の夫婦役をNHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山さんと夫婦役を演じた真木よう子と、プライベートでも親交の深いリリー・フランキーが演じている。さらに、風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲といった是枝作品ならではの豪華ベテラン陣がその脇を固めている。自身初となる父親役を「父性があまり感じられないタイプなので、そのまま役に入っていけたと思います」と語る福山さん。「やっていくうちに自然と変化が出てくるのではないかと思っていました。是枝さんの現場は映画の撮影でありながら、ドキュメントのような、はたまた実験のような現場でした」と是枝組参加の喜びを語る。さらに「すごく共感してくれる人と、分からない人に別れる作品かもしれませんが、台本を読んで僕はとても共感できました。ひとりの男が、息子であるとか妻であるとか、自分以外の存在に対してどれだけ愛情を注げるのか」と本作のテーマを明かしてくれた。また、真木さんからは「福山さんとは以前共演していますが、今回のような嫌なヤツも意外とハマってるな、と。見たことがない福山さんが見れると思います」という気になる情報も!自分は人生の勝ち組だと信じて疑わなかった男が、初めて人生の壁にぶつかり、自分自身と向き合うとき、一体最後に何を選択するのだろうか?公開を楽しみに待ちたい。『そして父になる』は2013年10月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。© 2013『そして父になる』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年10月5日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2012年12月27日映画『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』が12月22日(土)に公開を迎え、都内劇場にて主演の堺雅人&菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、椿鬼奴、宮藤官九郎、西田敏行、金子文紀監督による舞台挨拶が行われた。よしながふみ原作の人気漫画を原作に、男女の役割が逆転した江戸時代を舞台にした歴史活劇で2010年の映画『大奥』、先日最終回を迎えたドラマ「大奥~誕生~[有功・家光篇]」に続く本作。なかなか子宝に恵まれぬ女将軍・綱吉と野心を胸に公家の身から大奥取締役まで上り詰めた右衛門佐の交わることのない愛の軌跡を描く。堺さんは初共演となった菅野さんの印象を聞かれ「懐の深い女優さんだと思ってましたが、思ってた以上に深くて得体のしれない人だとやっているときは思いました。全部、菅野さんの役作りだったんですが」と明かす。一方の菅野さんは、堺さんを「ニコニコと穏やかな草食系の方だと思ってましたが、マイペースな“植物系”男子でした」と分析。草食ではなく植物という言葉に堺さんが「格下げですか?エサだよね…?」と首をかしげると、すかさず西田さんが「クレソン系だね」と茶々を入れ会場は笑いに包まれた。堺さんはまた、宮藤さんについて「(役者を)やりながら裏で長い歌舞伎の台本を書かれていてすごいなと思いました」と感服した様子。綱吉の正室役ということで、宮藤さんもきらびやかな着物姿での出演となったが「あの衣裳のままパソコンで書いてたんでいつの時代の人なのか、ちょっとしたSFですね」とシュールな撮影の裏側の様子を明かした。鬼奴さんは江戸へ来る前の右衛門佐が金のために体を売る冒頭のシーンで、相手役として出演しており当然、堺さんとの濡れ場もアリ!「映画を自分で観たら笑うしかなかったです。恥ずかしかったですが、女優としての正念場と思って頑張りました!」と「女優」という言葉を連発しながら述懐。堺さんについて「これまで共演したのはオアシズや森三中だったので、初めてステキな人と…。ステキだろうと思ってましたがその上を行くステキでした」と鼻息荒く語った。これを機に女優としての本格的な活動を画策しているようで、「高いとこから飛び降りるのよりも女優としての活動を…」と訴え笑いを誘っていた。西田さんは客席からの「西やーん」という歓声に「ありがとう」と嬉しそう。対峙した堺さんについて尋ねると「ジュード・ロウだなと思いました。僕は(ロバート・)デ・ニーロの気持ちでいたんですが(笑)」とユーモアたっぷりに称賛を送る。話が来年の抱負に及ぶと「もう齢65で膝がガクガクですが、そういう状態なのにオファーがいっぱい来てるんですよ」とニンマリ。そして最後は「福島出身ですので、東日本大震災からの復興に微力ながら尽くしたい」と語るなど、まさに硬軟を巧みに取り入れた舞台挨拶で客席を沸かせていた。『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は全国にて公開中。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月22日映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催。主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装姿で艶やかに舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催され、主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装で舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。登壇陣は会場中央にせり出す形で設置されたレッドカーペットを歩き、2階席まで埋め尽くした4千人の観客の大歓声を浴びた。堺さんはドラマ版では3代将軍・家光の側室で慈愛に満ちた有功(ありこと)に扮したが、本作で演じた右衛門佐は正反対の権力への野心に満ちた謀略の男。「自分自身はあまり野心がないので、ありったけの野心を振り絞って、野心MAXでやらせていただきました!」と胸を張る。菅野さんは、魔性を感じさせたかと思えば天真爛漫なかわいらしい部分も持ち、将軍としての勇ましい一面も持つなど多面的な綱吉について「壇蜜さんみたいな役です(笑)」と説明。演じている最中も、そして映画完成後のインタビューなどでも綱吉を簡潔に説明する適切な表現がなかなか浮かばなかったそうで「今日、やっと分かりました!壇蜜さんです!」と嬉しそうに語り笑いを誘っていた。西田さんは壇蜜さんを知らなかったようで、「どういう方ですか?」と不思議そうに質問。さらに要さんが「僕の役は壇蜜さんとは真逆で…」と語るに至って、堺さんは「さっきから壇蜜さんの話しかしてないじゃないですか!」とキレ気味に抗議し会場は再び笑いに包まれた。宮藤さんは綱吉の正室を演じたが「西田さんは女性との絡みがあってエロい感じだったのに僕はそういうのがなかった…」と残念そうにふり返る。その西田さんは「僕の役者のキャリアの中で数少ない濡れ場がありました」と満面の笑み。「四十数年、役者やってきてこれまで3回くらいしかなかった。それを今回、尾野さんとやらせていただきまして」と嬉しそうに報告すると客席からは拍手が沸き起こった。さらに西田さんは三浦さんを見やり「僕は三浦さんが生まれた日にちょうどお父さんの三浦友和さんと仕事でご一緒してたんです。『今日、生まれるかもしれないんです』と仰っていたのを覚えています」と20年以上前のエピソードを明かすなど、劇中のみならず壇上でも千両役者ぶりを発揮し舞台挨拶を盛り上げた。金子監督はこの豪華俳優陣について「みんな予想を裏切ってくれる」と称賛。特に西田さんのアドリブについて「台本のト書きに『怒ってる』とあるのに、いきなりこのシーンについて『泣きたい』と仰って、みんな『えー?』っとなったんですが、素晴らしかった」とベテラン俳優の想像を超える演技に賛辞を惜しまない。堺さんも「そのシーンが西田さんとの初めてのシーンでしたが、いま思い出しても素晴らしかったです」としみじみと語った。最後に再びマイクを握った堺さんは、本作について「大きな物語ですが、そこに残るのはひとりの人間の寂しさや愛、一組の人間の結びつきだったり、人肌の温かさがメッセージとしてあると思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日興行収入20.8億円を記録した2007年公開の『舞妓 Haaaan!!!』で超ド級のインパクトを残し、続く『なくもんか』(’09)でも、笑える悲劇とも泣ける喜劇とも言える独特の笑いを創り出し大ヒットへと導いた宮藤官九郎、阿部サダヲ、水田伸生監督の3人が、最新作『謝罪の王様』で再びタッグを組むことが決定した。これでまでも世間をあっと言わせてきた彼らが、今回題材として選んだのはなんと「謝罪」。大小さまざまな6つの物語で構成される本作。架空の職業「謝罪師」を生業とする主人公の黒島譲(阿部サダヲ)が、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、謝罪のテクニックを駆使して解決し、遂には土下座を超える究極の謝罪で日本を救うまでを描く、痛快娯楽ブラック社会風刺コメディに仕上がるという。公開の決定と同時に出演キャストも発表さとなり、東京謝罪センター所長・黒島譲役の阿部さんを始め、井上真央、岡田将生、尾野真千子、高橋克実、松雪泰子、さらには竹野内豊、荒川良々、濱田岳、小野武彦、濱田マリと宮藤官九郎ワールドに、これでもか!という超豪華・個性派俳優たちが名を連ねている。「また水田監督、宮藤さん脚本の映画に呼んで頂いて、ありがとうございます。最初から最後まで面白い人ばっかり沢山出て来る凄い台本でした!」(阿部さん)、「初めは、なんて無茶なお話なんだろうと思いましたが、想像を越える展開と笑いの中に日本人の気質や風刺が練り込まれ、これが宮藤官九郎ワールドなんだ!と度肝を抜かれました」(井上さん)と2人とも脚本家・宮藤さんの才能を手放しで絶賛。宮藤さんからは「阿部くんが役割的に“つっこみ”に徹しているのも新鮮だと思う」と見どころが明かされた。一見オムニバスのように見える6つの物語が時に人間関係、時系列、そして場面ごとに連結し合い、一つの物語として見事な「解決」へと繋がっていく本作。土下座を超える究極の謝罪「土下座の向こう側」とは!?2013年秋、また新たな笑いの旋風が日本中に巻き起こりそうだ。『謝罪の王様』は2013年9月28日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:謝罪の王様 2013年9月28日より全国東宝系にて公開
2012年12月05日