「結婚の事で折り合いがつかない」という内容の投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際3年の外国人の彼がいる、欧州在住のトピ主さん。お互いにアラサーで、近い将来子どもを持つことも望んでいるため、将来について話し合っているそうですが、意見が折り合いません。「家族になる=結婚」と考えるトピ主さんに対し、彼は「紙の契約は必要ない」という考え。国による価値観の違いは承知の上で、「心の持ち方をどのように変えれば、わたしも彼も納得のいく『家族のかたち』が見えてくるのでしょうか」と問いかけています。結婚の有無によって、待遇の差はない国にいるけれど…現在2人が住んでいるのは、多様な恋愛・家族のかたちが受け入れられている国だとか。婚姻関係の有無に関わらず、子どもが差別を受けたり、受けられるサポートに違いが生じたり、ということは一切ないそうです。その上で、やはり「法律結婚」を希望する理由として、「自分の親を安心させたい」「どちらの国に住むことになっても等しいサポートを受けたい」「結婚を通して家族になることを実感した上で、母親になる心の準備をしたい」などという理由をトピ主さんは挙げています。一方の彼は、「家族=愛でつながっているもの」という考えで、「紙の契約でつながる関係になりたくない」「自分の中で結婚に対してもっとポジティブな考え方ができない限り、今はしたくない」と述べている――。日本でも、最近は「事実婚」を選択するカップルがいたり、「非婚派」「嫌婚派」が増えていたりと、多様な価値観が広がってきています。決して国際結婚だけに限らない問題だと思いますので、一緒に考えていきましょう。「平行線の話し合い」になる理由平行線の話し合いに疲れてしまった……とのことですが、「平行線」というのは、お互いに自分の主張を曲げる気がないときに起こる現象です。片方が100%折れて相手側に合わせるか、もしくは、双方が相手側の意見に多少でも寄り添おうとしなければ、平行線は続くでしょう。相手をより深く理解することで、折り合えるポイントが見えてくる場合もありますので、まずは「なぜそう考えるに至ったか」という理由を、お互いに話し合ってみてはいかがでしょうか。彼はどうして、愛のつながりだけで十分だと思うのか。しっかり理由を聞いてみましょう。同様に、トピ主さんのほうも、「紙の契約」が重要だと思うのはなぜなのか。なぜ、出産前に絶対に結婚をしたいのかなどについて、きちんと伝える。お互いに愛する相手ですし、理由を深く聞いていけば、「そうだったのか」と理解できる部分もあり、「まあ、そういう考え方もあるのかもしれないな」くらいには納得できる部分が出てくる可能性もあるでしょう。話し合いで重要なのは、「他人を理由にしないこと」。「親が結婚してと言っているから」「日本はそういうものだから」といった自分以外の根拠を理由にしていると、説得はうまくいきにくいです。また、「心の奥にある感情や本音をきちんと伝えること」も肝心です。子どもができた後で逃げられるのではと心配しているわけではない……といった記述もありますが、トピ主さんはなぜ、「法律結婚をしないと、安心して子どもを産めない」と思ってしまうのでしょうか。推測ですが、やはり「不確かな関係のままでは先々不安だから」といった理由があるからではないでしょうか。言いにくいことでも、本音はきちんと伝えたほうが、相手の心も動かしやすいと思います。「離れられない二人」なら、いずれ答えが出るはずそれでも、どうにも折り合わない場合はどうするか。彼と別れて、結婚を望んでいる別の相手を探す。彼と一緒にいても、「法律結婚をするまで子どもは持たない」と決める。子どもを産んだら法律結婚をすると約束する。法律結婚と事実婚の中間の制度(フランスの『PACS』など)を利用する……などが考えられます。ただ、どんなに頭で考えても、男女の関係は測りきれない展開になることもしばしばです。感情が大きく動く出来事が起きて、急に180度意見が変わる……なんてことだってお互いにありえるでしょう。そう考えれば、結局のところは「彼と一緒の人生を歩いていきたいのかどうか」という、この1点に帰結するような気もします。お互いに多少は譲歩しなければならない点があっても、他に代わりのない、掛け替えのない存在だと思えているのかどうか――。この点について双方の結論が出てくれば、二人なりの”家族の形”は自ずとできてくるようにも思います。双方がそう決意しているならば、紙を提出しようとしまいと、一緒に人生を歩んでいくことになるでしょう。逆に、片方もしくは双方が「自分が思い描く関係性を、人生でどうしても叶えたい」と思うならば、今の相手にこだわる必要はない、ということになるでしょう。しばらく少し離れて過ごし、それぞれに自分の心を見つめ直してみてはいかがでしょうか。その上で、「どうしても相手と一緒にいたい!」とお互いが確信できれば、一緒にいるための方法は、自然な流れのなかで、二人で決めていけると思います。(外山ゆひら)
2017年11月27日「彼が結婚を迷っています」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際8年、遠距離恋愛で婚約済みの彼氏がいるというトピ主さん。式場の予約までしていたものの、先日、彼に「結婚を迷っている」と言われたそうです。理由は育った環境や、トピ主さんの家事への態度。ずぼらなトピ主さんに対し、きれい好きな彼は「家事を負担させられてしまうのでは」と不安になっている様子。「生活観の違いってやはり重要な問題ですか?」と問いかけています。お互いに「得意なこと」を役割分担する方法もある両親が共働きで、家事も「できるところまで」という家庭に育った、というトピ主さん。一方の彼は、専業主婦の母親で、料理は大変美味しく、お花も飾っているような綺麗な家で育ったとのこと。トピ主さんは彼より上手に家事はできるものの、「いいかなと思うとサボりがち」だとか。トピ主さんの部屋が汚かったタイミングを見て、彼が結婚後について不安に思った……という経緯です。結婚後の生活において、自分の育った家庭を基準に考えてしまう男性は少なくないようです。「義母さんと同じことを求めないで!」と不快感を示す女性の声も少なからず見聞きします。でも、100%理想どおりになどできないのは、お互い様。「これからは、二人なりの新しい家庭を作っていくんだ」という意識も、双方持っておくことが肝心です。そう考えれば「あなたの言うとおりにする、完璧にできるよう頑張るから」とすがって渋々結婚してもらう――というのは、やめた方がいいように思います。完璧にしようとすれば無理が生じ、結局はほころびが出てきて、揉める原因となるだけでしょう。共働きならばなおさら、お互いに得意なことを役割分担したっていいわけです。「キッチン周りのことはきちんとやるから、掃除はお願いできる?」など、現実的に頑張れそうなことを話し合って決めていくのもひとつ。ただし、もし彼が「家事は奥さんに全部やってほしい」と考えているならば、それに対してトピ主さんがどう判断するか、ということになるでしょう。きれい好きどうしばかりが結婚しているわけではないずっと遠距離恋愛だった二人。いざ一緒に暮らすことを考えたときに、彼は急にトピ主さんの生活態度が気になってしまったようですね。トピ主さんは、「(理想の家庭像が)一致するなんて他人である限り無理なのでは」「彼がつらいならやめた方がいいのかも」などと、あれこれと思い悩んでいるようです。ですが世の中、“きれい好きどうし”ばかりが結婚しているかというと、決してそうではありません。ずぼらな女性とマメできれい好きな男性の組み合わせも見かけますし、毎日のように「ちゃんと片付けて!」と怒鳴りながらも数十年、仲良く一緒にいるような夫婦もいます。生活観の違いがあっても、うまくやっていける道はある、と言えるのではないでしょうか。彼がマリッジブルーだとしたら、どう対処するといい?「相手は好きだけれど、結婚後のことが不安になる」というのは、いわばマリッジブルーの状態。相手が不安になっているときこそ、「二人なら大丈夫」と信じて明るく接していたほうが、事態はいい方向に運びやすいでしょう。反省点があるならば水面下で改善の努力はしつつも、前向きな気持ちはなくさず、彼の気持ちが固まるのをしばらく待ってみてもいいのかなと思います。彼がどのくらい真剣に考え込んでいるのかはわかりませんが、“理想の奥さん像”なんて案外、女性が言う“理想の王子様”像と同じくらい、現実味のないものであるケースもあります。「私には義母さんのようにできない」と落ち込んでいるより、彼の迷いを穏やかに受け止めてあげつつ、しかし「大好きだから彼と結婚したい」というシンプルで強い気持ちを持って対処していったほうが、彼の決意も固まりやすいかもしれません。ずぼらなところはもうバレてしまったのですから、「それで嫌だというなら、仕方ない!」と割り切る気持ちも、どこかに持っておくといいかもしれませんね。「だらしなさ」を直すコツは?最後に、だらしない性格を直すコツを教えてほしい、とのことなので、1点だけ。「気づいたら、すぐにやる」という心がけがおすすめです。片付いていない服が目に入ったら、その瞬間にしまう。ゴミが落ちているのが見えたら、さっと掃除機をかける。気付いたそのときに片付けておくと、部屋はひどい状態になりにくいです。「後でまとめてやろう」と考えないことが肝心。どうしても疲れているときは、「明日の朝やろう」などと段取りをしておくのがベストです。相手の優しさや頑張りに甘えて、あぐらをかいてばかり……となれば危ういですが、お互いに「努力しよう」という気持ちもあるならば、うまくやっていく方法は必ず見出せるはず。8年間の絆を信じて、そして「二人で力を合わせて、いい家庭を作っていこう」という気持ちを、これから彼と一緒にしっかり育てていけるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2017年11月20日毎年この時期の楽しみといえば、ボージョレー・ヌーヴォー(以下ボージョレー)の解禁ですね。今年は11月16日(木)。この日が、恋活に大きな進展をもたらしてくれるかもしれません。恋活パーティー動員数業界1位の株式会社Rooters(ルーターズ)が2017年10月に実施した“ボージョレー・ヌーヴォーと男女の出会い”に関するアンケートの結果(対象は20~39歳の男女300名)を元に、恋に効くボージョレーの楽しみ方をご紹介します!■ワインが似合う芸能人は?【男性】1位:GACKT2位:綾野剛3位:西島秀俊4位:斎藤工5位:渡部建【女性】1位:菜々緒2位:道端アンジェリカ3位:中村アン4位:篠原涼子5位:叶姉妹男女ともに、落ち着きがありながらもどこかセクシーな雰囲気を感じさせる人が多いですね。ワインというツールには、大人の魅力を引き出してくれる力がありそうです。ワイングラスを傾けるだけでいつもより素敵に見えているかも?■ボージョレー(ワイン)を楽しむシチュエーションは?1位:デート・記念日2位:女子会3位:Barで一人飲み4位:結婚式やオープン記念などのパーティー5位:家で楽しむボージョレーを楽しむシチュエーションは実にさまざま!どの楽しみ方でも、ワインがいっそう雰囲気を盛り上げてくれそうですね。この結果からも、恋活にボージョレーを活用すべき理由が見えてきます。■女子会は出会いの始まり?~2位の「女子会」~ボージョレー解禁日にはいろいろなお店でイベントが行われます。お祭り気分のこの日は積極的にいくのもアリかも。素敵な男性グループを見つけたら「一緒に飲みませんか」と声をかけてみては?ロマンチックな出会いはBarで~3位の「Barで一人飲み」~バーテンダーが「あちらのお客様からです」とカクテルを差し出す……これはさすがにドラマの見すぎですが、Barに流れる独特の空気は男女の出会いにかなり大きな影響を与えていると思います。一人だとしても、マスターとボージョレーの感想を話すなど少し協力してもらうことで、隣の席の素敵な男性との会話のきっかけをつかめるかもしれません。■家飲みだって気軽に誘える~5位の「家で楽しむ」~ボージョレー解禁のホームパーティーは普段気になる彼を招くチャンス。仲間や友人も一緒なら、誘うハードルも少し下がるのではないでしょうか。家の中という空間で、いつもと違うあなたの魅力を伝えることもできるはずです。料理が得意なら胃袋もつかめるかも!■終わりに2016年のボージョレー・ヌーヴォーを評したコピーは「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」(ボージョレワイン委員会)だったとか。女性をほめるようなロマンチックな表現ですよね。あなたもうっとりするような言葉で口説かれたいと思いませんか?ほろ酔い加減で彼をドキッとさせてはいかがでしょうか。ライタープロフィールmayu110人間観察とショッピングが大好きな韓国通ライター。日本と韓国を股にかけ、ミーハーな視点で人々の恋愛事情を探ります。
2017年11月16日「積極的に!という言葉が嫌いです」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは、婚活に励んでいるものの、「積極的に!」と言われるのに疲れた……という30歳代女性。アドバイザーから「逃したくないなら積極的に行きなさい!」と言われ、それでうまくいかなければ、「男性に誘ってもらえるように仕向けないと」などとも言われ、どうすればいいのかわからなくなっている様子。相談所の出会いでも、自然恋愛の駆け引きが必要なのか?などと尋ねています。アドバイスを鵜呑みにすると、翻弄されるだけかも?「(関係を)続けたいお相手に出会うと反応が怖くて躊躇します」というトピ主さん。一方で、「断られてもいいから会いたい人に申し込む」「初期段階で前のめりになる」といった記述も。どうやらトピ主さんは、もともと恋愛において十分積極的に行動できるタイプのようですね。「相手の出方を待つ」のも苦手で、性急なところもある様子。さらに現在は焦りも加わり、たくさんの出会いの数をこなすような婚活を行っているようです。それなのに、「積極的に!という言葉が嫌い」なのは、積極的にアプローチしたところで今まで彼氏ができなかったじゃない!といった反発の気持ちがあるのかなと察します。しかしながら、「積極的に動きすぎることが今までの敗因だ」と自分で思うならば、他人にどう言われてもそのアドバイスを聞かない、という選択もあります。人の意見を聞く柔軟さも大切ですが、「私がこう思うから、こうする」といった行動指針も持っておかないと、他人の言うことに振り回され続け、うまくいかなければ他人のせいにする――といった繰り返しになってしまうかも。それは望ましくないですよね。「最終的にどうするか」は自分で決めて、その結果も受け止める癖をつけていきましょう。交際スタートに成功しても、その後の関係性構築や意思決定の過程は二人でやっていくことになりますし、ある程度は自分の考えで動けないと、その先がうまくいかないかもしれません。自分をよく知れば、合う相手にもピンと来やすくなる婚活は「自分に合った異性」を探すのが目的。短期間でそれを成し遂げるには、「自分をよく知ること」が大切になってきますので、「私にはこういうところがあるな」をたくさんピックアップしていきましょう。親兄弟、友達など、自分をよく知ってくれる人の意見をもらうのもおすすめです。投稿には、「恋愛ベタで不器用で、沸点が高く惚れやすく、昔から男性を追ってしまう」「男性慣れしておらず、女性といる方が居心地いい」などといった自己分析も見られます。「惚れやすい」とのことですが、男性のどんなところを見ると惚れてしまうのですか? 「女性といる方が心地いい」のは、どうしてだと思いますか? どんなことをしているときに、「男性と一緒にいて楽しい」と思えますか?これらの答えを一つひとつ考えていけば、自分に本当に合った男性とはどんな人なのか、どんな生き方をしている人となら一緒に人生を歩んでいけそうか、具体的な人物像が少しずつ見えてくるのではないでしょうか。“恋愛みたいな駆け引き”で異性を攻略するのが目的ではなく、「一緒に生きていける異性を真剣に探そうとする」のが婚活だと考えられるようになれば、多少焦る気持ちがあったとしても、少し落ち着いて行動していけるのではないかなと思います。まずは「自分を知る」「男性を知る」ことを目的に、楽しみながら取り組んでみようついつい我慢ができず、男性を追いかけてしまう……というトピ主さん。苦手だからこそ、頑張って逆のやり方を実行してみるのもひとつですが、その場合、待っても相手が誘ってこないときは、「見込みがないと諦める」のが正解でしょう。それがどうしても無理だと思うならば、迷わずとことん自分なりのやり方を貫いて、どんどん誘っていくのも成就へのひとつの道だと思います。「今月は、完全に受け身でやってみよう」「来月は、誘う言葉をもっと工夫してみよう」など、楽しみながら色々と試してみるのもいいかもしれませんね。試行錯誤の繰り返しから、自分の性質が分かってくることも少なくないですし、恋愛における男性心理もいろいろと感覚的に学べるはず。婚活を通じて、まずは自分を理解していこう、男性というものを知ってみよう……くらいのスタンスで取り組んでみると、遠回りに見えて意外に近道となることもあるでしょう。「焦り」を感じて仕方ないときは、そんな自分を放置せず、少しでも心に余裕を持てる工夫をするのがおすすめです。心の余裕は、「笑顔」を生みます。笑顔は周囲をいい気持ちにさせ、その結果、異性も引きつけます。たまには婚活以外の好きなことにも思いきり取り組んでみる、家時間をより快適に過ごせるよう空間作りをする、といったことも効果的かもしれませんね。前向きに取り組んでいけますように。応援しています!(外山ゆひら)
2017年11月13日「婚活は接待?」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代半ばで、現在婚活中のトピ主さん。しかし、どの男性もお店ひとつ決めてくれないし、食事の際もこちらへの質問はあまりなく、楽しそうに自分の話ばかりした挙句、すべて割り勘だそうです。ぐったりして帰宅後、「今日は楽しかった」などとメールが来ると、「そりゃ、あなたは楽しかったろうね」と心で悪態をついてしまうのだとか。「相手が楽しめるように少しくらいはサービス精神を出してほしいと思うのは間違いですか?」と問いかけています。自分が「頑張る」のをやめてみると、相手側が変わる可能性も投稿を読んで、トピ主さんは仕切り上手・もてなし上手な女性、という印象を受けました。相手の好みを聞き、それに応えるお店を探し、2軒目も提案する。相手の話にリアクションを取って、『分かります!』『そうですよね~』と相槌を打つ……といった記述もあります。そのように振舞うのが苦ではないという人もいますが、トピ主さんは「頑張って聞き役に回ります」とあるように、無理をして自らその役を務めているようです。思いきって一度、「頑張る」のをやめてみては。相手のほうからお店を提案してくるまで、何も言わずに待ってみる。自分の話も、したいときにどんどんする。試しに、「私が楽しませてもらおう」くらいの気分で臨んでみてはいかがでしょうか。それでトピ主さんが「楽しい」と感じられる結果になるかは、わかりません。それでも、かなりの確率で、相手の男性たちは今までの方々とは違った態度を取るでしょう。自分の出方によって、男性の違った一面が見えることもあるのだな……と気づけるキッカケになると思います。「女性の気持ちを察する」のが苦手な男性は、少なくないこれまで会った男性たちは、「トピ主さんはストレスなくお店を決めてくれ、楽しんで自分の話を聞いてくれていた」と思い込んでいたのだろうと推測します。だからこそ、「また会おう」と無邪気に伝えてこられた。トピ主さんが本当は楽しんでいなかった……と気づけなかった人が大半だったのではないでしょうか。中には、「女性に気に入ってもらうため、自分の話をすることこそがアピールだ」と信じて、頑張っていた男性もいるかもしれません。「どういう行動をすれば異性に喜ばれるか」、そもそもの理解が違っていた可能性もあるということです。個人差はありますが、どちらかというと女性のほうが、相手の顔色を敏感に察して、臨機応変に対応を変えられる人が多いですよね。その分、自分の本音は隠しがちになることも。一方、男性は、人の微妙な感情の動きを感じ取るのが苦手な方も少なくありません。もちろん、何も言わなくてもエスコートしてくれたり、積極的に質問してくれたりするような男性もいますが、「それまでに女性と接してきた経験から、そうできるようになった」という人が多数だと思います。そう考えれば、トピ主さんの参加する婚活に来ている男性は、もしかしたら女性と接することにあまり慣れていない方が多いのかもしれませんね。「合わない人」がいるからこそ、「合う人」にも気づけるのかも女性慣れしていることが必須条件じゃない、そういう男性のよさもある、と思えるならば、今後はトピ主さんのほうから「エスコートしてくれたら、やっぱり嬉しい」「お互いにわかりあいたいし、私の話もしていいですか?」などと素直に伝えてみるのもひとつ。全員ではないでしょうが、そうだったのかと理解し、できる限り応じてくれる男性もいることでしょう。「最低限、女性の喜ばせ方を知っている男性がいい」と思うならば、婚活以外の趣味や交流の場で探すことも始めてみては。効率は悪くても、デート以外のことで楽しみながら、ついでに相手を探していく……といった形を取ったほうが、望むような男性には出会いやすいかもしれません。投稿には、「このような男性ばかりなので、結婚自体したくなくなってきました」と婚活の疲労感を感じている様子のトピ主さん。「期待してはがっかり」を繰り返していると、心はすり減っていきますよね。疲れたら一旦お休みを。「でもやっぱりパートナーが欲しい!」となったら、また活動を再開してみるなど、緩急をつけて活動するのもおすすめです。「合わない相手とのデートを経験したからこそ、合う相手に出会えたときに『この人だ!』と気づけるかも?」なんて前向きに捉え直してみるのもひとつです。先回りして相手を気遣ってもいいことがない、聞き役を務めるのが本当はつまらない、などと思うのならば、“いい子”に振舞うのはやめちゃいましょう。楽しくないときにまで“楽しいふり”をするのはやめて、自分や本音も出してみてくださいね。そのほうがきっと、リラックスして接することができる相手にも出会いやすくなるはず。「褒められるような完璧な女性じゃなくても、別に気に入られなくていいや!」と開き直った先で、きっと異性との関係性にも違う景色が見えてくるだろうと思います。(外山ゆひら)
2017年11月13日「何歳下までなら許される?」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。39歳女性のトピ主さんには現在、年下で気になる男性がいるそうですが、「さすがに39歳のおばさんからアプローチされても気持ち悪いだけかな」と思い、「これ以上好きになっては困る」とあまり接さないようにしているそうです。年齢より若くは見られるものの、後になって「そんなおばちゃんが何いってんの?」みたいになっても自分が辛い……とのこと。「何歳下までなら、39歳女がこちらから行ってもおかしいと思われないか?」と尋ねています。アプローチの資格は年齢ではなく、結果を引き受ける覚悟かもまず、トピ主さんの問いに答えるならば、「彼次第」というほかありません。世の中には、39歳女性との恋愛がOKという年下男性もいれば、NOという人もいるでしょう。あるいは、「同じ39歳でも、アリな女性とナシな女性がいる」という人も。「彼がどう思うか」を知りたいならば、彼本人に確かめてみるのみです。投稿には、男性ならば相手女性が10〜15歳下でもおかしいと思われないし、許されるので羨ましい……といった一文も見られます。しかし、若い女性の中にも、「10〜15歳上の男性は恋愛対象外」「おじさんに見える、ありえない」という方はいます。好きな相手にそう思われる可能性も承知の上で、好意を示せるかどうか。そこで、最初の“ふるい”にかけられるように思います。そう考えれば、アプローチの資格は「年齢」ではなく、「結果を引き受ける覚悟」とも言えます。もしかしたら相手に気持ち悪がられるかもしれないし、おかしいと思われるかもしれない。それでも親密な関係になりたいと望むから、リスクを取ってアプローチをする――。そういう覚悟を持てなければ、相手の心を打つアプローチはできにくいようにも思いますが、いかがでしょうか。「歳のせい」にした方が気持ちが楽なら、それもひとつの選択10歳以上の年齢差があるカップルを見ていると、「お互いに、年齢を過度に気にしていない」という共通項があるようにも思います。年齢差を意識しすぎると自然体で関係を築けなくなるため、カップルになるのは難しいのかもしれませんね。一方的に「気持ち悪がられる」と決めつけるのは、彼に対して失礼な気もします。節度あるアプローチをしても、「おばさんなのに気持ち悪い」と言いそうな無神経な男性を、トピ主さんは好きになったのでしょうか。心のどこかで「そんな男性ではないはずだ」と思っているからこそ、好意を持ったのではないかな?とも推測します。それに、仮にアプローチを断られたとしても、必ずしも「年齢差」が理由とは限りません。私たちだって「恋愛対象となる年齢の男性なら、誰でもいいわけではない」のと同様、彼だって自分の好きな女性と付き合う権利がある。恋愛がうまくいかない理由や不安をすべて「年齢」のせいにして考えていたら、うまくいく恋愛さえ、自分の思い込みでダメにしてしまうこともあるでしょう。ただ、「そんなことは十分わかっている、でも年齢のせいにして諦めたほうが楽だから、そうする」ということならば、話は別です。年齢を経ると、若い頃より傷つくことに臆病になる、傷心から立ち直る気力も少なくなる……と語る人は少なからずいます。トピ主さんもそのように感じているならば、傷つくリスクを取らず今の段階で諦めてしまうのも、意味あるひとつの選択だと思います。年下の相手に嫌な思いをさせにくいアプローチのポイントは?「傷つくかもしれなくても彼にアプローチしてみたい」「好きな思いが消せない」ということならば、気持ち悪がられにくい、つまり相手に嫌な思いをさせないアプローチの方法を考えていきましょう。私が思うには、傲慢にも卑屈にもならず、爽やかにアプローチすること。そして、距離を取られていると察したら(振られたら)、さっぱりと諦めること。この2点がポイントではないでしょうか。年齢を経ても好意を抱かれる人というのは、内面の豊かさや品がある人、透明感を保っている人、明るく懐の広い人など様々なタイプがいますが、どの方にも共通するのは、「謙虚さは持っているけれど、卑屈さはない」「自分の考えを大切にしている」という点のように思います。年齢を経るとある程度、結果に伴う自信やプライドが付いてきて、若い頃よりも態度が“傲慢”になってしまう人もいます。かといって、年齢を経ても自分を受け入れられず、「自信がない」と言い続けている人や、周りの目ばかり気にして行動している人は、あまり魅力的ではないですよね。ということで、「今の自分もそれなりに悪くない」と適度な自信を持て、かつ「相手にどう思われるか」も受け止める覚悟ができたときに、アプローチを始めてみるのがベストではないでしょうか。仲良くなりたい気持ちを素直に、でも節度をもって爽やかに表現して、彼の反応を見てみるといいのではないかなと思います。素敵に恋ができる大人の女性を、共に目指して頑張りましょう!(外山ゆひら)
2017年10月30日「婚約破棄されてしまったため、今後の身の振り方について」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。性格の不一致を理由に婚約破棄となり、途方に暮れている36歳のトピ主さん。次のご縁があるのかも不安な田舎で、このまま婚活を続けたほうがいいのか、それとも以前働いていた都内に戻り、仕事でキャリアアップを目指したほうがいいのか……など、「今後の身の振り方」について悩んでいます。存在意義を感じられる、自分の「居場所」づくりに励もうショックで考えがまとまらない、と混乱している様子のトピ主さん。人は自分の存在意義を感じられる場所、「ここは自分の居場所だ」と思える場所があると、心健やかに生きやすいです。それが複数あれば、より充実した気持ちで暮らせるでしょう。得るはずだった「新しい家庭」という居場所を失い、つらい状況にあるならば、まずは他の「居場所」を確保し、そこで気持ちを立て直していくのが一番だと思います。投稿を読む限り、「職場」にはひとつの可能性を感じます。家庭の事情で一時的に田舎に戻り、婚活していたというトピ主さん。田舎に帰ってからは、都内で勤めていた会社の下請けとして在宅で仕事をしていた、とのこと。在宅でも仕事を任せられるということは、それなりにトピ主さんを頼りにし、価値を買ってくれている職場なのではないでしょうか。他人や社会から感謝されたり、頼れる存在だと思われたりするほど、人はそこが「自分の居場所」と感じられるもの。そう考えれば、都内に戻って仕事を頑張ってみるのも、ひとつの有意義な選択のように思います。在宅仕事は人に会う機会が少ないのが難点。おそらく今は、直接人と接しながら働ける環境のほうが気も紛れやすいはず。しばらくは「辛いときでも、私には仕事があって有難い。精一杯応えよう」といった気持ちで頑張ってみると、充実感ややりがいも得やすいように思います。あるいは、「趣味」などの場に居場所を求めるのもひとつです。根気よくいろいろなところに顔を出していけば、「ここに来れば嫌なことを忘れて元気になれる!」と思えるような場所に出会える確率は上がるでしょう。結婚が最優先ならば、「前向きな志」を持って取り組もう「婚活」は気持ちが元気になってから再開したほうが、成果は上がりやすいと思います。ただ、のちの投稿で「いま自分がしたいことは結婚して家庭を持ちたい、というのが一番かもしれません」と、強い結婚願望をつづっているトピ主さん。絶対にその願いを叶えたいならば、在宅で働ける今の環境を有効活用し、集中的に婚活を頑張ってみるのも一案です。その際、婚約破棄のことを引きずるのは百害あって一利なし。“なかったこと”くらいにして、気持ちから捨て去ってしまいましょう。地元にいたいならば、そこで可能な手段はすべて試す、あるいはUターン予定の相手に絞るなどの条件で動いてみるのも手です。地元を離れてもいいと思うなら、別の地方の婚活や宿泊型のイベントなど、どんどん出会えそうな場所に出かけてみては。「住む場所は合わせます」くらいのスタンスで臨めば、選択肢も広がるでしょう。「絶対に結婚する!」という決意は大きなモチベーションになると思いますが、「結婚できないと、私はダメなんだ」といった悲壮感ただよう思い込みまでは持たないほうがベター。「結婚して幸せな人生を作っていきたい」という前向きな目標は人を魅力的に見せますが、追い詰められたオーラをまとっていると、いいご縁も訪れにくいので、意識して笑顔で臨んでいきましょう。小さなことにワクワクする、楽しむ気持ちを育てていこう彼や運命を恨む気持ちも、悔しい気持ちもたくさんあると思います。それでも、できるだけ自分を奮い立ててくださいね。「あんな奴と結婚しなくてよかった、と思えるように頑張る!」「男性がひとり、自分の人生からいなくなっただけじゃん!」と。そして、「私は、私の人生をいいものにするんだ!」と。家庭の問題も解決したし、当面の仕事もある。悪いことばかりじゃない。落ち込むときもあるでしょうが、ひとしきり泣いた後は、自分を鼓舞していきましょう。36歳、人生はまだこれからです。人生はなかなか思いどおりにならないものですが、だからと言って、ため息ばかりで過ごすか、笑顔で過ごそうとするかは、個人の選択にかかっています。今回の件も、「この際だから、しばらく好きな場所で好きに生きてやる〜!」なんて自由を謳歌する方向に切り替えれば、思いのほか幸せを感じられる日々が待っているかもしれません。もちろん、そこまで極端にいかなくとも、目の前にあるものや近くにいてくれる人たちを大事にし、「小さなことを楽しもう、ワクワクすることを見つけよう、笑って過ごそう」と心がけていられるならば、見える景色はきっと変わってくると思います。後で振り返ったとき、「あれは、いいターニングポイントだったのかもしれない」なんて思えるように。「今」そして「これからのこと」に精一杯、目を向けていきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年10月23日「恋コスメ」、「婚活コスメ」など、恋を叶えるジンクスを持ったコスメってたくさんあるけれど、その元祖って何だかご存知ですか?それは、2015年に「これだけ塗り」で話題となったスキンケアクリーム『マダムジュジュ』。2017年10月26日(木)よりクリスマスシーズンに向けて、発売当時の復刻デザインを施した「マダムジュジュ 恋する肌 復刻デザイン」が全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどに登場!数量限定となります。おばあ様世代から伝わる伝統の恋活コスメで、今年のクリスマスを歴代一、幸せな日にしましょう。『マダムジュジュ』の歴史キャッチフレーズ「25歳はお肌の曲がり角」長い歴史が始まるのは、今から約65年以上前の1950年(昭和25年)。『マダムジュジュ』は、戦後間もない時代に、当時まだ珍しい“奥様用”の製品として発売され人気を呼びました。「25歳はお肌の曲がり角」などのキャッチフレーズで話題を呼び、おやすみ前に厚めに塗る使用方法「マダムパック」を提案したり、当時主流だった「粉化粧」を自然に落ち着かせ、長持ちさせる化粧下地としての使用方法を提案したりするなど、多くの女性の肌を守ってきたロングセラー商品です。「これだけ塗り」って?『マダムジュジュ』の使い方※写真はイメージです。2015年に「これだけ塗り」のワードで注目を集めたため、ご存知の方、使用したことのある方もいるのでは?こちらは、昭和38年に新聞広告により一斉を風靡した「マダムパック」を、現代の女性に向けて提案した使用法。スキンケア後、風呂上りのお肌に、こちらをひとつ塗るだけでOK !乳液も 美容液もいりません。やや厚めにお肌に塗ると、クリームが肌の角質まで浸透し、はじめは白かったクリームが徐々に肌表面から消えていきます。浸透したクリームがお肌にうるおいを与え、肌あれを防ぎ、ハリとツヤを与えしっとりツルツルの肌に仕上がるのです。『マダムジュジュ』が”恋活コスメ”と呼ばれるワケ世代を超え現代女性の“恋する肌”を応援20 代から70 代以上の幅広い世代に愛用され続けている『マダムジュジュ』が、なぜ、「元祖・恋活コスメ」と呼ばれているのか気になりませんか?戦後の日本に“奥様用”として登場したこちらは、当時、男性から女性への贈り物として大人気だったのだとか!おばあ様世代の、恋のエピソードには欠かせない存在なのだそう。ロマンチックな贈り物として、数々の恋を叶えてきた『マダムジュジュ』が今、世代を超えて、恋する女性達のクリスマスシーンの肌を応援します。マダムジュジュ クリームの特長バニシングクリームだから化粧下地としても使える『マダムジュジュ』のクリームはバニシングタイプ(脂肪分が少なく、皮膚に吸収されやすい化粧クリーム。皮膚の荒れ止めや洗顔後の皮膚の保護、化粧下地として使用できる )。浸透して消える不思議なクリームでパックは、べたつかず、お風呂上がりの肌や、おやすみ前にも使えます。皮膚上に塗ると薄い膜になり、皮膚の通気性をそこなわず、水分の蒸発を防いでしっかり保湿。皮膚の保護、化粧下地、髭剃り後などに使用され、さっぱりとしていながらもしっかりと皮膚を守ることができる不思議なクリームです。独特の”パール感”で美肌見え!20~25℃でクリームを長期間(21 日間)熟成させることにより、パール光沢と独特の使用感が生まれる『マダムジュジュ』これにより、お風呂上がりのお肌が艶やかで美しく見えるのです。この美肌見えも、恋を叶える秘密かも?!マダムジュジュ 恋する肌 復刻デザイン希望小売価格 :700 円(税込756 円)発売:2017 年10 月26 日(木)発売場所:全国の薬局・薬店・ドラッグストアなど一年で最も華やぐクリスマスシーズンに向けて、昭和20年に発売された当時のレトロかわいいパッケージを復刻。中身のクリームは『マダムジュジュ』シリーズの「マダムジュジュ 恋する肌」と同じです。「恋する肌」は、通常の『マダムジュジュ』に、幸せを運ぶエンジェルブーケの香りを加えたアイテム。あなたの恋の後押しをしてくれることでしょう。恋を叶えたいあなたは自分用。そして、恋する娘さんやお友達にも、プレゼントしてみては?見て可愛い・贈って可愛いレトロなデザインが、恋するすべての女性を応援します。マダムジュジュ全2種・マダムジュジュ/マダムジュジュ 恋する肌(通常デザイン)香りのない、発売当初のクリームはお好きな方は、パープルのパッケージを。そして、エンジェルブーケの香りをまといたい方は、ピンクのパッケージを選んで。(クリスマス限定デザインは、「恋する肌」のみの販売)
2017年10月17日「夢を追いかけるなら結婚できないと言われた」女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。31歳の彼に、交際1カ月でプロポーズの指輪をもらった29歳のトピ主さん。籍を入れる話もしていたそうですが、転職ややりたいことがあり、トピ主さんには少し迷いもあったそうです。夢について語るトピ主さんに対し、彼は「より一層、二人の時間が削られると思った」ようで、「(夢を目指しているなら)結婚生活は考えられない」と伝えてきました。彼との関係を続けるにはどうしたらいいか、と問いかけています。「目指す関係性が異なっていること」を自覚しよう今の二人の思いは、どうやらアンバランスな状況。彼は二人で結婚生活を満喫したがっているけれど、トピ主さんは他にもやりたいことがあり、「彼がいるから(自分の夢を前向きに)頑張れる」と思っている。要するに「転職ややりたいことにエネルギーを向けるくらいなら、自分や結婚生活に注いでほしい」というのが、彼の本音なのでしょう。「心は繋がっているけれど、それぞれ自分のことにも時間を使える関係」を目指すトピ主さんとでは、思い描く結婚生活のありようが違っている……という事実を、まずはしっかり自覚しましょう。「幸せな結婚」をするために、考えられる選択肢はこの状況でトピ主さんが取れる選択には、以下の4つが考えられます。1)夢について、彼に理解してもらう努力をするもしかしたら、彼は本気で「結婚を辞めたい」とまでは思っていないかも。結婚に迷うトピ主さんの様子に寂しさを感じ、つい投げやりな言葉を言ってしまっただけという可能性も感じます。だとすれば、「交渉」で解決できるかもしれません。自分にとってその夢がいかに大切か、だけど結婚生活にもきちんと時間を費やす心づもりがあることを伝えてみましょう。提案を受け入れるかどうかは彼次第ですが、「夢も結婚も、私には大事なものなんだ」と理解してもらう努力は、一度してみて損はないと思います。2)交際は続けつつ、結婚は少し先に延ばす結婚は少し先にしたい、と提案してみるのも一案です。そのことで彼の気持ちが盛り下がるリスクはありますが、「相手がトピ主さんだから結婚したい」という男性ならば、少しの時間も待てない、ということはないのでは。しばらく夢に集中して、ある程度の成果と段取りをつけてから結婚生活に入ったほうが、無理なく両立できるような気もします。二人の交際は4ヶ月とまだ短いですし、「もう少しお互いを知り合ってから、1〜2年先に結婚しよう」と決めたところで、大きな支障はないようにも思います。3)心から応援してくれる別の男性を探す「自分に時間を割いてくれない」と拗ねるタイプの男性と、志を持つトピ主さんでは、根本的に人生の価値観が違う、という捉え方もできます。そう考えれば、彼以外の男性を探した方が、トピ主さんにとって幸せな結婚となる気も。価値観が合う男性と出会えれば、今回のような問題に悩むことなく、夢と結婚を両立していけるかもしれません。4)夢にひと区切りをつけ、結婚する「どうしても今、彼と結婚したい」と思うならば、夢への思いに区切りをつける選択もあります。「これからは、彼や家族のために時間を使おう」と決意できるならば、それもひとつの生き方でしょう。ただ渋々と諦めた場合、のちのち大きな後悔が残ったり、自分を理解してくれなかった彼への恨みが募ったりする可能性も。自分が納得できるならば、にしておきましょう。「どちらも絶対に手放したくない」と思うなら、両立を目指す道もスムーズに結婚話にまで進み、かつ好きだと思える相手を、みすみす自分から手離したくはない、という気持ちはわかります。彼と別れたところで、夢を叶え、今なら結婚できると思うタイミングになったときに相手がいない…なんて事態も予想できますよね。となれば、「結婚か夢か」ではなく、「結婚も夢も」という選択肢もあります。相当に忙しく、彼をなだめながらやっていくことに気力も体力も使う生活が待っているかもしれませんが、両方とも絶対に失いたくないと思うならば、頑張ってみる価値はあるのでは。その結果、「やっぱり両立できなかった」となったとしても、トライする前にどちらかを諦めるよりは、後悔が少なくて済むように思います。ともあれまずは再度、よく話し合ってみましょう。きちんと彼への愛情も伝えつつ、一方で「簡単に離れられるような相手なら、縁がなかったんだ」と割り切る覚悟も、心のどこかには持っておくといいと思います。一度きりの人生の、大きな岐路ともなりえる選択。納得いくまで考えて、そして彼ともよく話しあって、お互いが一番幸せになれる“二人の形”を見つけられるといいですね。(外山ゆひら)
2017年10月16日「デートの会計時に厚かましい態度を取れない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「男性との食事の際にしっかり支払いをすることが多い」という33歳のトピ主さん。しかし、“奢られ上手”な友人の話を思い出してはモヤモヤしたり、割り勘で偉そうにしてくる男性にむなしくなったり、デートがいまいち楽しめないそうです。かわいく美しく甘える方法や賢い振舞い、あるいはそんなことを考えずに楽しく付き合っていく方法を教えてほしい……と綴っています。「相手を見定めるためだけ」のデートだから、楽しくない!?恋愛より結婚をしたい思いがあり、「モタモタしている場合ではないのに、ケチさが見える男性だと少し躊躇してしまう」と悩める心境を綴っているトピ主さん。好意を持った男性との食事でも、割り勘だとモヤモヤしてしまう……とのことですが、好意やデートが楽しかったという気持ちが、お金のことに負けるのは、その程度の気持ちしか感じられない相手だったから、とも考えられます。仲がいい友達ならば、割り勘でも損した気持ちにはなりにくいはず。まだよく知らない相手で、しかも恋愛対象として「見定める」ようと思って臨むからこそ、奢ってもらえないと、女性としての価値を認められていないような、時間を損したような気持ちになるのでは、と推測しました。「知人や友人として仲良くなり、徐々に好意を持ち合ってからデート」という形であれば、こうした問題は起こりにくいと思いますが、「相手をまだよく知らないけれど、とりあえずデート」という流れも、大人になれば少なからずあると思います。モヤモヤしないためには、「相手の人間性や将来性を見極めよう」という意識はできるだけ捨て、「ただ楽しい時間を過ごすために会うんだ」という意識でデートをしてみるのが有効だと思います。“奢られ上手”になる秘訣も、そんなところに潜んでいるかもしれません。「奢られること」は愛情表現なの? 他人と比べてしまう理由こと恋愛となると、「奢ってくれるかどうか」を意識してしまう、という女性は少なくないですよね。そこには以下のいずれか、または複数の理由が関係していると考えられます。1)奢られると、女性として大切に思われている気がするから2)男性に奢られる女性のほうが、価値があると思うから3)他の女性たちと比べて、「待遇の不平等」を感じるから4)男性のほうがたくさん飲み食いするので、割り勘だと不平等だから5)男性のほうが給料が高いので払うべきと思うから6)気前のいい男性が好みだから「極端な友人のケースと比較しての被害者意識」という記述を見る限り、トピ主さんには(3)の「あの子だけ恵まれていてズルい!」といった心理はひとつあるようですね。他人を羨む気持ちを持つのは人の常ですが、羨み始めたらキリがないのもまた事実。世の中には、友人よりもっと“奢られ上手”な女性もいるでしょうし、裕福で、お金のことなど全く意識せずにいられる人もいます。他人を羨む心理は、「現状に満足できないとき」に多く生まれます。トピ主さんの場合、もしかしたら「急いで結婚相手を探さなければ」「だけど、うまくいかない」という焦りやストレスが、そうした感情に繋がっているようにもお見受けしました。奢ること=男性の本気や誠意、とは限らない。心ある関係を築くには気になったのが、「割り勘にしたのにペタペタ肌を触られたり偉そうにされたりすると、非常に虚しい気持ちになってしまい、お付き合いを進めるのも憂鬱に感じてしまう」という記述です。これは(1)の“割り勘だと女性として大切にされているように感じられないから”というのが理由なのでしょう。しかしながら、心ある人物かどうか、男性がこちらに本気かどうかはお金の支払いだけでは判断できないもの。「時間をかけて関係を築こうとしてくれるかどうか」「しっかり人として向き合ってくれるかどうか」などの観点も持っておくのがオススメです。“心ある人間関係”を築くには、ある程度の時間が必要ですし、多面的に人を見ていく姿勢も必要です。割り勘にされたことが多少引っかかっても、「この人はそういう人なのだな」と相手の一部分として受け止め、人としての付き合いは続けていれば、その人が持つ別の魅力が分かってきて、お金のことが気にならなくなってくる……なんてこともあるでしょう。「絶対に奢ってくれる男性がいい!」と思うならば、いっそ開き直ってそこを重視していくのもひとつです。他人の評価軸ではなく、「自分が納得いく結婚」ができるのが一番の幸せですよね。自分がどんな相手や結婚生活を望んでいるのか、漠然としているならば今一度、具体的に再考してみましょう。その上で、「世間の事情や友達がどうであれ、私は私らしい相手と、私らしい結婚をすればいい」といった強い心持ちを持っていれば、必要以上に“モヤモヤ”せずにお相手探しを進めていけるはず。自分の価値観や感覚を信じて、自分にとっての“最高の相手”を探していきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年10月09日「結婚する友人たちの幸せを祝えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。最近、結婚も考えていた恋人と別れたばかりだというアラサーのトピ主さん。前に進もうと努力しているものの、友人や同僚の結婚ラッシュが重なり、幸せ報告を受けとめきれずに参っているそうです。「すごく心が狭くなってるのを自分でも実感していて辟易している」「一人取り残された気持ちで辛い」と心境を語り、こういった時期はどうやり過ごすのがいいのか……とアドバイスを求めています。今は「非常時」と捉えるべし。最優先課題を自覚しよう「本当は心の底からお祝いしたいし、幸せになれて良かったと思う気持ちは嘘ではない」けれども、「友人たちに比べて自分はなんて不幸なんだろうと落ち込む毎日」を過ごしているというトピ主さん。ご自身でも自覚しているとおり、今は幸せな人に接する「心の余裕」がない状況なのでしょう。婚約者の愚痴を聞かされたり、結婚しろとプレッシャーをかけられたりすることもあるそうですが、つらいときは「今ちょっとそういう話を笑い飛ばせなくて」と、一度はっきり意思表示をしてみるのも一案です。それが難しければ、少し距離を置いて接するのが一番の策。しばらくの間、彼女たちと遊んだり食事をしたりするのは控えてみては。忙しい理由を作るか、「最近、調子が悪くて」「元気になったらまた遊ぼう」などと伝えてみてもいいと思います。こちらから距離を取ることにも罪悪感があるのかもしれませんが、今のトピ主さんは、国でたとえるなら「非常事態」にある状況。国内(=自分の心)が相当に混乱しているのだから、外交(=人付き合い)に目を向ける余力がなくて当然です。まずは国内を鎮めるのが先決で、平安を取り戻してから、また笑顔で外交を再開すればいい。まずは非常事態をなんとかすることが最優先課題と自覚して、そちらに力を注いでいきましょう。「非常時」を乗り切る方法は? 失恋後は新しい世界に出会うチャンスでは、この「非常時」を早く乗り切るためには、どのようにしたらいいでしょうか。1)夢中で打ち込めるもの、ハマれるものを見つける定番ですが、失恋後にそれまで興味のなかったアイドルにハマった、お笑い芸人のライブに行きまくった、映画館でたくさんの映画に浸った、語学やスポーツ、趣味活動に没頭した……といった経験談はたくさん聞きます。そこから一生モノの趣味を手にできることもありますし、一時的にでも何かに夢中になることは、失恋の喪失感や“持って行きどころのない気持ち”を鎮めるのに一定の効果があります。2)「ライトな交流関係」を増やすそうして興味分野が広がると、新しい交流関係が広がることも期待できます。好きなものを介してのライトな交流は、お互いに好きで楽しいと思っていることだけを話せる、という良さがあります。人生や恋愛のこと以外の話題で、人と楽しく笑えるような時間を過ごすうちに、少しずつ失恋の傷も癒えてくることが期待できます。3)「憧れの人物」を見つけて、真似をしてみる少し元気になってきたら、「素敵だな」「こんな人になりたい」と思える人物を見つけてみるのもおすすめです。芸能人、文化人、身近な先輩、よく行くお店の店員さんでもOKです。「私はこんなふうでありたい、こんな価値観で生きていこう」という指針があれば、他人がどう生きているかにも振り回されにくくなります。逆に言えば、今はそれが曖昧だからこそ、周りのことが必要以上に気になってしまうのかもしれません。結婚するかどうかに関わらず、思いどおりにならないこともある人生を「いかに楽しくしていくか」は自分次第。なりたい自分や目標に向かって前向きな気持ちで日々を過ごしていれば、新しい恋愛をする意欲もいずれまた自然に湧いてくると思います。環境変化には戸惑うけれど、そのうち必ず慣れる女性にとって「同性の友達が結婚する」というのは、割と大きな環境変化の要因となりやすいです。急に相手の興味や関心事が変わったり、パートナーや家庭のことで忙しくなったりして気軽に楽しく会えなくなると、こちらの生活にも影響が出てくる部分がある――。望むと望まざるに関わらず、人生には本当に様々な環境変化がやってくるものですよね。しかし、変化には必ず「慣れる」のも人の常です。トピ主さんも、今は周囲の急な変化に馴染めずしんどさを感じているけれど、そのうち結婚した友人たちのことを「そういうもの」として捉えられるようになる日が来るはず。なおかつ、そうした変化は将来、自分の身にも起こる可能性があるわけです。つらいと感じたときは、ちょっと俯瞰して、「今は色々周りが変化している最中だから、戸惑って当然だよね」「五月病みたいなもの」なんて理解してみるといいかもしれません。その上で、「私は私のペースでいい」「周りがどうあれ、私は私の人生を生きていくしかないのだから!」という強い気持ちも育てていきましょう。それに、本当に心が醜い人は、「友達の幸せを祝えない自分は醜い」なんて悩まないと思いますよ。本来のトピ主さんらしく周囲に優しく接していくためにも、しばらく今の最優先課題である「自分自身をいい状態に戻すこと」だけに集中していきましょう。応援しています!(外山ゆひら)
2017年10月02日「彼氏から、『頑張りすぎる女性は好きじゃない』と言われた」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際中の男性に「頑張りすぎる女性は好きじゃないな、もっとほわっとしてて欲しい」と言われたトピ主さん。その場は穏やかに収めたものの、後になってその言葉に疑問を感じ、「納得の出来ないことを言われたので戸惑っている」とのこと。「彼とはこれからもお付き合いを続けたいので、彼の言うとおりにするつもりですが、客観的に見てこれはどうなのか」と意見を求めています。彼がそのような発言をした心理背景は? やきもちや劣等感の可能性も趣味サークルの広報紙作成を頑張っているトピ主さん。とはいえ、寝坊をしたり体調を崩したり、彼と会う時間に影響が出ていたりするわけではないそうです。彼は普段はとても優しく、人間的にも尊敬できる人なのに、なぜそのような批判的なことを言ってきたのか。下記のいずれか、または複数の心理が影響していると推測します。(1)別の世界に夢中になっている恋人を見て、「寂しさ」や「嫉妬心」を感じたから好きな相手に「独占欲」を抱いてしまうのは、典型的な恋愛心理。トピ主さんの彼も、自分が関われない“別の世界のこと”に夢中になっている恋人を見て、そのような感情を抱いたのではないでしょうか。さりながら、「自分以外のものに夢中になっている彼女を見るのは面白くない」とはカッコ悪くて言えない。寂しさのような、ちょっと面白くないような気持ちが、「頑張りすぎる女性は好きじゃない」といった遠回しな発言になって飛び出した可能性はあると思います。(2)「自分好みの女性でいてほしい」という気持ちからあるいは、自分の知らなかった恋人の一面を見て許容できなかった、自分好みの理想の恋人でいてほしいと思ったから……という可能性も。恋人にそうした思いをぶつけられたときに、「相手好みでいたいから努力しよう」と抵抗なく受け入れる人もいますが、「勝手な理想を押し付けられたくない」「ありのままの自分を好きになってほしいのに」などと強い不快感を示す人もいます。トピ主さんも、そんなふうに感じたのかもしれませんね。(3)頑張っている人の側にいると、「劣等感」や「羨望」の気持ちを刺激されるから彼が「劣等感」や「羨望」の感情を刺激されたから、という理由も考えられます。彼がもし競争心が強かったり、「もっと頑張らなくては」と思いがちな性格だとすれば、「頑張り屋な女性の側にいると、自分も頑張らなきゃいけない気がしてリラックスできない」と言いたかったかのかもしれません。あるいは、夢中になれる趣味があるトピ主さんに対し、自分にはそういうものがないために羨ましさを感じた、という可能性もあるでしょう。しこりが残る可能性も。まずは「どう感じたか」を伝えてみよういずれにせよ、今回の件で、トピ主さんは自分の長所を否定されたような気分になったのではないでしょうか。トピ主さんは好きで趣味を頑張っていて、生きがいも感じている様子。「自分の好きな自分」を恋人に否定されたら、悲しく思うのは当然だと思います。彼にトピ主さんを傷つける意図はなかったのかもしれませんが、どんな理由にせよ、彼の言葉が引っかかったのは事実ですよね。であれば、今からでも「私はこう感じたよ」「悲しかったから、もう言わないでほしい」などと正直な想いを伝えてみたほうが、“しこり”を残さずに済み、良好な関係を維持していけるように思います。それに、こちらが素直な気持ちを伝えれば、彼のほうも「実はこういう気持ちになったから、ああいう言い方をしてしまった」「言葉どおりの意味じゃなかったんだ」などと素直な気持ちを話してくれ、誤解が解けるかもしれません。「好みの女性」を演じても、長続きしないかも「彼の言うとおりにするつもり」なんて記述もありますが、「ほわっとした女性」を演じることを、今後ストレスなくやっていけそうですか? 足並みを揃えることも必要ですが、「自分らしさを隠し、相手好みの女性を演じる無理」を重ね続けていけば、いずれ疲弊し、関係が破綻してしまう可能性も。趣味関連のことを隠そうとするあまり、彼に嘘をついてしまう場面も出てくるように思います。それはあまり好ましくないですよね。ともあれ、今はまだ彼が本気で「頑張りすぎる女性が好きじゃない」と思っているのかどうかも不確かな状況。うやむやにするよりは、早めに話して解決しておくことをお勧めしたいです。仮に、彼が本当に「頑張る女性は嫌い、一緒にいたくない」と思っていると判明すれば、トピ主さんは「自分らしく交際できない」と感じ、今後を考え直すかもしれません。怖い気持ちもあるでしょうが、きちんと本音を伝え合うことは、長い目で見ればきっとプラスに作用するはず。「末長く一緒に歩んでいける相手かどうか」を知るためにも、ぜひ勇気を出して一度話しあってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月25日男性社会のイメージが強い能楽には、実はさまざまな想いを抱えた女性が多く登場しています。能楽イベントを運営する「和の会」が主催するトークイベント「能楽カフェ」では、能楽評論家の金子直樹先生が現代女性のお悩みに能楽のエピソードでお答え。能楽に描かれた女性像を追いながら、心の在り方、そして人生について考えてみましょう。■今回のお悩み:年を重ねても自分らしく生きていくにはどうしたら?年齢を重ねるにつれ、その年齢にふさわしい振る舞いが求められ、それが自分の実像と乖離するように感じています。「自分らしさ」を保ちながら年を重ねていくにはどうしたらいいのでしょうか。(20代後半)■絶世の美女・小野小町の伝説に学べ!周りから求められる姿についつい応えようとして、時に人間関係までが負担に感じてしまう方は多いのではないでしょうか。そんな「自分のなかのブレと戦う女性たち」に向けて、金子先生が能楽から選んだ題材は、日本史上、絶世の美女と名高い小野小町のエピソード。どんな男性のアプローチにも靡かなかったという彼女にまつわるエピソードは数多く存在し、その内容や小町の年齢に応じて能も数曲*つくられているのだとか。今回は、小野小町の若い頃を描いた「草紙洗小町(そうしあらいこまち)」と、晩年を描いた「卒都婆小町(そとばこまち)」というふたつの曲を比較することで、小町イズムを紐解いていきましょう。*曲……能楽の演目のこと■小町は平安版キャリアウーマン!「草紙洗小町」一曲目は小町の最も華やかな時代を描いた曲「草紙洗小町」。歌人として宮中で活躍していた頃を描きます。「草紙洗小町」あらすじ登場人物は小野小町と、歌人・大伴黒主(おおとものくろぬし)。両者とも優れた歌人でライバルでもあります。宮中の歌合せ(和歌の優劣を競う遊戯)で、相手となった小町の詠む歌を聞いてしまった大伴黒主は、これでは勝ち目がないとある策を弄します。盗み聞いた小町の和歌を『万葉集』に書き入れ、歌合せの当日、「小町は既存の古歌を詠んだ」と責めるのです。この小細工により小町は窮地に立たされますが、すぐに黒主の仕業だと見抜き、咄嗟の機転で身の潔白を証明します。すべてが露見した大伴黒主は自害しようとしますが、小町の取りなしによって、ことなきを得るのでした。「草紙洗小町」みどころ金子先生「六歌仙のひとりである大伴黒主の描かれ方が少々可哀相ですが、ここでの小町は和歌の実力もさることながら、黒主の目論見を見抜く観察眼、身の潔白を証明するまでの頭の回転の速さ等、いわゆる「デキる女」として描かれています。それだけではなく、自らを陥れようとした黒主を許すという懐の深さも見て取れる。小町は仕事面で優秀だっただけでなく、人格を兼ね備えていた人物だということがわかりますね」■齢99歳の世捨て人となっても変わらない知恵と誇り。「卒都婆小町」一方、若い頃の小町と対比して紹介されたのは、「卒都婆小町」という99歳(!)の小町を描いた曲。この曲のなかで描かれる小町には、すでに美しかった頃の面影はなく、定住しない生活をあえて選ぶ物乞い(世捨て人)となっています。現代では一般的に、追善供養のために、お墓の後ろに立てる塔の形をした木片のことを言う「卒塔婆」。中世には聖地への道しるべとして建てられることもあった。「卒都婆小町」あらすじ舞台は旅の僧侶が、朽木の卒都婆*に腰かけている老婆に出会うことから始まります。実はその老婆は、かつて絶世の美女として数々の浮名を流した小野小町が物乞いとなった姿でした。*卒都婆(卒塔婆)…もとは釈迦の遺骨を納めた聖なる塚のこと。仏教の広まった各地で、これをかたどった塔(同じく卒都婆と呼称)が作られるようになり、仏の体を表すものとして、礼拝の対象となる。後に墓標、死者を供養する塔としても用いられるようになる。また高野山など、聖地への道しるべとしても建てられ、この曲の卒都婆はこちらを指すとみられる。出典:僧は本来敬うべきはずの卒都婆に腰かける老婆を見咎めて、立ち退かせようとします。しかし、老婆は仏の慈悲はそんなものではない、と逆に僧を言い負かしてしまうのでした。老婆の叡智に驚いた僧に、小町は自らの正体を明かします。正体を明かした小町はかつての美貌を懐かしんだかと思えば、老いた今の境遇を嘆き、狂乱状態に陥ります。かつて小町に恋心を抱くも成就せず、無念のまま亡くなった深草少将の怨霊がとりついたのです。深草少将の百夜通い*の様子を再現すると、小町はやがて狂乱状態から醒めて、後世の成仏を願い、悟りの道へ入ろうと志すのでした。*深草少将の百夜通い……深草少将の小町への恋心を表した逸話。小町に恋をした深草少将は自らの想いを打ち明けますが、小町から「百夜私のもとに通い続けることができたならば、あなたの想いを受け入れましょう」という試練を課せられます。深草少将は九十九夜まで通い続けましたが、最後の一夜の前に死んでしまい、ついぞ想いを遂げることはできなかったのでした。「卒都婆小町」みどころ金子先生「特に見ていただきたいのは、前半の僧との問答です。小町はその身が華やかさからかけ離れた物乞いとなっても、かつての才気はそのままに、自分を教え諭そうとやってきた僧侶を逆に言い負かしてしまいます。たとえ姿は変わっても、芯がぶれることなく進んでいく小町の強さが描かれています。そこには、『草紙洗小町』で自ら窮地を脱したときと変わらない、彼女の知恵と誇りを読み取ることができます」■不確かな「自分らしさ」にとらわれない生き方を年齢を重ねていけば、当然自分の中でも変わっていくものと変わらないものがあります。金子先生「”自分らしさ”にこだわりすぎず、人生のなかで蓄積されていくものを取り入れ、時に昇華させていく。そういったあらがわない生きかたもあるのではないでしょうか」現代に生きる私たちには、職場や家族、友人や恋人、親戚付き合いに、近所付き合い、さらにはSNSなどネットの世界での人間関係……自分ではそうと気づかぬうちに、たくさんの人間関係にがんじがらめになっているのかもしれません。所属するコミュニティで求められることや場の空気に応えようとするあまり、心をすり減らし、「自分らしく生きることができていない」という苦しみにつながっていくのかもしれません。ただ、「自分らしさ」というのは形のない不確かなものです。目に見えぬ「自分らしさ」にこだわりすぎては、自らを縛りつけているのと同じこと。人と交わるなかで変容していく部分を柔らかく受け止め、変わらない部分を見つけたらそれを大切に抱えながら、しなやかに生きていきたいものですね。願わくば小町のように能楽に表現される小野小町のように、姿・立場・環境が変わってもぶれずに生きていくということは難しいかもしれません。しかし、室町時代からこのような女性像が描かれていたというのは新鮮な驚きがあります。自分のブレが不安になったときは、小町センパイの姿を思い出し、強く歩んでいきましょう!■この方にお話を伺いました金子直樹さん能楽評論家。高校のときに能「阿漕」を観て、能楽が持つテーマの現代人に通じる普遍的情念に感動し、能楽の研究・評論を行う。国立能楽堂開場以来のプログラム執筆や、「能楽タイムズ」「花もよ」の評論執筆をはじめ、解説、評論等で活躍。楽劇学会、能楽学会会員。日本芸術文化振興会プログラムオフィサー(伝統芸能・大衆芸能分野)。著作に『能鑑賞二百一番』『狂言鑑賞二百一番』(淡交社)。
2017年09月18日「結婚するする詐欺に遭っているかもしれない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際3年半の彼氏がいる27歳のトピ主さん。結婚資金を一緒に貯めるなど2人で結婚を目指してきたものの、最近、本当に結婚できるのだろうかと不安が募っているそうです。結婚ネタばかり持ちかけるトピ主さんに対し、彼は嫌悪感を示し始めているそうで、「男性は彼女から結婚の話を聞くのが嫌なのはなぜなのか?」とも問いかけています。「不安」というより、「不満」と「猜疑心」が募っているのかも投稿には、「不安」という言葉がたくさん登場します。不安ばかりの自分に比べ、「トピ主さんを信じているから不安はない」という彼。申し訳ない気持ちになる一方で、「不安を取り去ってあげようとか何故思わないのか」と彼を責めるような心境になることもあるとのこと。「不安」というと弱々しくも聞こえますが、その正体は結婚を決めてくれない彼への「不満」と、本当に結婚するつもりがあるの?という彼への「猜疑心」ではないでしょうか。そのようなトピ主さんの気持ちを感じ取り、彼の結婚への覚悟は、どんどん萎(しぼ)んでしまっているのかもしれません。「ここ1年で結婚・妊娠をした人が周囲に5人もいる」なんて話を彼にしたら逆効果だった……なんて記述もありますが、「よそのカップルはこうなのに、なぜうちはできないの?」という論旨で責められたら、男女問わず気分を害する人は多いかも。特に男性の場合、自分の不甲斐なさを責められているような気分になり、ヘソを曲げてしまう可能性も感じます。今回のケースは、「結婚に至らない不満を口にし、自分を疑ってばかりいる彼女に対して、プロポーズする気力が湧いてこなくなっているのでは」という側面もあるのではと推測しました。「悩み続ける」よりも、「当面の方向性」を決めて動いていこうとはいえ、結婚に至らない理由がすべてトピ主さんにある、と言っているわけではありません。3年半の間交際しているし、自分としては今が適齢期だと感じている。女性として結婚や出産のチャンスを逃すのが怖い、という気持ちがあるのは当然だと思います。一度真剣な話し合いをしてみるのも手ですが、トピ主さんは既に「結婚する気があるか」「いつする?」などは散々聞いてきたとのこと。今年の初めには、「年内に結婚をするかしないか決めて」とも伝えたそうですね。しかし本音は、「今年いっぱい待ってるほど年齢に余裕はない」という気持ちにもなっている。「他の人を探すのも真剣に考えてみる」としながらも、「出会いが全く無い」「別れる勇気が出ない」といった後ろ向きな発言も見られます。今のトピ主さんは、「自分はこうしよう」と決める主体性や、人生に対する能動的な姿勢を身に付けるといいかもしれません。「前にも後ろにも進めない状況」なのは、人生プランを完全に彼任せにしてしまっているから。相手あっての結婚ではありますが、自分なりの計画を立てていくことは可能です。たとえば、「しばらく様子見をして、年末までにプロポーズがなければ別れよう」「これ以上待てない、と今月中に真剣に伝えてみよう」などです。こうしてみようと決めたら、迷いを捨てて実行していくことも肝心です。悩み続ける日々から解放されるためにも、主体的に考え、能動的に動いていきましょう。結婚は「今」の延長。幸福な時間を増やす努力もしてみよう結婚というのは、相手と共に過ごしている「今」の延長です。今この時点で幸せを感じられていない相手と、「結婚しよう」と決められる人は滅多にいないでしょう。もしトピ主さんの猜疑心や不満が募りすぎて、このところ二人でいる心地よさや幸福を感じられる時間が失われているのだとしたら、そうした時間を取り戻すための努力をしてみるのはどうでしょうか。「こんなに居心地よくいられる相手はいない」「別々に生きることが考えられない」くらいの円満な関係に達したときに、自然な形で結婚を決めていくカップルは少なくないものです。彼からは「絶対大丈夫だから安心しろ」「幸せにする為に仕事頑張ってんだから」といった力強い言葉も聞けています。確証はありませんが、彼はタイミングを見計らっているだけで、トピ主さんとの結婚自体は決めているような印象も受けました。ただ、惰性で関係を続けている状態だったり、トピ主さんが既に彼の言葉を一切信じられなくなったりしているようならば、別れて別の相手を探したほうがお互いのためという気もします。「この彼と一緒に生きていきたい」と思えているならば、意識的に「今ある幸せ」に気持ちを向けてみるのも一案です。不満や猜疑心を募らせるよりも、楽しいイメージを膨らませながら明るく過ごしていたほうが、彼の気持ちも結婚へ向かいやすくなるように思います。結婚に至るまでの交際期間は、カップルによって本当にそれぞれ。「急がば回れ」とならないよう、着実に2人の関係を一歩一歩、進めてみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月18日「交際を始めると、なぜか別れたくなってしまう」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活で知り合った男性と交際を始めた30歳のトピ主さん。彼に魅力を感じてOKしたにも関わらず、交際を始めた途端なぜか負担になり、毎日のLINEも嫌になってきているとか。過去にも2度このような経験があり、「結婚したいのに、付き合った途端になぜこんなに重苦しい気持ちになるのか」と悩んでいます。交際をOKすると、責任や義務感が生まれてしまう?彼はトピ主さんに一目惚れし、猛アタックしてきたそうですね。トピ主さんも彼に好印象を持ち、結婚を考えられそうだと思ったから交際を決めた。それなのに付き合った途端、「日々浮かれている彼との温度差が大きくて負担に」なり、「期待に答えられないから辛いような気持ち」を感じてしまっています。「温度差」という記述にもあるように、トピ主さんは彼への好意がまだ温まりきっていないのでしょう。そういう状態で交際をスタートすると、なぜしんどい気持ちになってしまうのか。彼と付き合うと決めた責任がのしかかり、彼の期待に応えなくてはならない義務やプレッシャーを感じてしまうからだと推測できます。そのような感情は、ウキウキするような恋心を吹き消してしまいがちです。好感を持てる異性からアプローチをされれば嬉しい気分になり、その場では「うまくいくだろう」と楽観的に判断してしまいがちですが、トピ主さんはその決断が裏目に出てしまっている。であれば、交際承諾を一種の“契約”くらいに考えてみては。納得できるまでは簡単にサインをしないほうがいい……と冷静に対処できるかもしれません。「彼とスキンシップすることに違和感があった」という記述もありますが、今後は「スキンシップをしてもいいと思えるようになってから、交際をOKする」といったマイルールを決めておくのも一案です。婚活では、「YESかNOか」をすぐに決めるべき?しかしながら「婚活」の場合、交際までに時間をかけるのが難しいとも推測します。早急に恋人が欲しい、結婚前提の付き合いをしたいと望む人が多く集まる場所のため、「YESか NOか」は知り合って短期間で判断しなければならない。十分に想いが募ってから告白し、交際に至るのが“普通の恋愛”とするならば、婚活における「交際OK」は、ちょっと意味合いが違うのかもしれません。それでも、今回のようなことを繰り返したくないならば、安易にYESと言わない態度を貫いたほうが、未来につながる交際ができそうな気もします。例えばですが、今後交際を申し込まれた際には、「数ヶ月はお試し期間を設けたい」と提案してみる。その期間に居心地よく付き合えて、先に進みたいと思ったら正式OKをする、というスタイルです。まずは交際中の彼にも正直に気持ちを話し、「お試し期間にしてほしい」と提案してみてはいかがでしょうか。納得してもらえないようであれば、温度差が生じる相手とは縁がなかったと判断し、お別れするのがベストなように思います。トピ主さんのように「テンションを上げすぎず、ゆっくり関係を育んでいきたい」というタイプの男性も、きっとどこかにいるはずです。自分に合った相手や出会い方を「模索」することが、婚活なのかも外見も性格も好印象で、相性も良さそうで、早く結婚をしたいと考えている男性に一目惚れ&猛アタックされ、「結婚前提で付き合ってほしい」と言われた――。結婚を強く望む女性からすれば、理想のシンデレラストーリーのようにも聞こえます。でもトピ主さんには、そうではなかった。今回の件で、たくさんの気づきがあったのではないでしょうか。どんなに“よさそう”に見える相手でも、好きになれるかどうかとは別問題であること。自分はどうやら数週間程度で恋愛を始められるタイプではないこと。恋愛から順を追って進んでいける相手を求めていること……などです。気づきを力に変えるには、「自分は今後どんな行動を取っていけば、好きになれる相手に出会えそうか」「その相手と、どんな交際や結婚生活をしたいのか」をしっかり考えてみることが重要です。「自分らしい出会い方」や「自分の本心」を見つけていくのも、婚活の大切な過程。それはひいては、「自分の生き方」にもつながっていきます。一目惚れで猛アタックしてくるような男性は、受け身で交際が始められるのでラクではありますが、もしかしたらそういう“熱しやすい男性”とは相性が悪いのかもしれません。ご自身でもそう感じるならば、今後は違うタイプの男性を選ぶのもひとつ。今の婚活方法が合っていないのかも?と感じるならば、友人関係から始められるような場所に参加してみるのもいいでしょう。「いい加減、何かおかしいのかな」なんて心境も吐露されていますが、今のトピ主さんは試行錯誤をしている状況というだけで、少しもおかしいとは感じませんでしたよ。さまざまな経験を通じて、自分自身への理解を深め、素敵な出会いを見つけていきましょう!(外山ゆひら)
2017年09月11日「年下受け身男性との付き合い方」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。アプリで知り合った3歳下の男性と一度ご飯に行きたい、という30歳代のトピ主さん。彼も「デートしよう」と言っているものの、「受け身」だと公言され、なかなか日程が決まりません。「どうやったら遊びに行けるのか」「年下男性と付き合う場合、やはり年上がリードするべきですか?」とアドバイスを求めています。「リードしなければ」と感じている、本当の理由は?今までの交際では年上男性に甘えてきたため、付き合い方がわからない……というトピ主さん。なぜ普段はしない「リード」を、今回はしなければならないと感じているのでしょうか。彼が年下だとか受け身な性格だと言っているからだけでなく、「関係が一向に進展しないから」というのも大きな理由ではないでしょうか。トピ主さんは、彼に会いたいのになかなか会えないから、業を煮やして何か“こと”を起こしたくなっている。その行動を正当化する根拠として、「彼は年下だし、受身だと言ったこと」を挙げ、自分がリードすべきなのだ、と言い聞かせているようにも映りました。でも、女性のLINEアカウントを自分から聞く、はっきり「デートしよう」と言うなどの行動は、本当に“受け身”な男性にはなかなかできないことのような気もします。彼はアプリで知り合った男性とのこと。世の中には、女性の気持ちを引きつけておくために、自分に都合のいい嘘を並べる人もいます。彼がそうとは断言できませんが、言葉だけを鵜呑みにせず、そのあたりはしっかり見極めるようにしていきましょう。「相手がこうだから」ではなく、「自分がどうしたいか」を考えてみよう「向こうがその気なら、LINE友でもいい」としながらも、「正直、会うと好きになりそう」と葛藤をつづっているトピ主さん。会わずに言葉のやり取りをしているだけでも、本気で恋をしてしまう傾向が強いのが女性。連絡を取り続けていれば、どんどんハマっていってしまうような気もします。進展しなくとも想い続けるという選択もありますが、その場合、時間や心を消耗させるだけの恋になる可能性もあるでしょう。人を好きになるのは素敵なことですが、「相手がこうだから、私はこうするしかない」などと“人生の舵”までは任せてしまわないように。「自分がどうしたいのか」「彼がいいと思う理由」を一度じっくり考えてみてください。自分からアプローチをするならば、「ここまで頑張って、ダメなら諦めよう」といった決意もしておくのがベストのように思います。 今後については、次の案を提案します。彼を“何人かいる彼氏候補のひとり”くらいに考え、「友人」としてしばらく関わってみるのもひとつです。舞い上がりすぎず、あくまで友達として、彼の人間性や自分との相性をじっくり見ていきましょう。 ただ、「アプリで知り合った異性に『デートしよう』と言って会おうとしない」という彼の態度から考えると、「普通の友達」になるのは難しいかもしれません。そうであれば、いったん「彼はその気がない」と捉え、あまり構わず放っておくのも一案です。「会おうとしないなら、本気ではない」とトピ主さんがクールに対処していれば、彼は焦って誘いをかけてくるかもしれません。 時間を無駄遣いしたくない、彼氏を見つけたいという気持ちが強いならば、会う段取りを積極的にリードしてみるのもひとつ。彼がまたのらりくらりと交わすようならば、「脈はない」と見切りをつけ、連絡するのをスパッとやめる……というのも潔い選択だと思います。「見たくない事実」から目を背けていると、後からもっとつらくなる!?彼のFacebookを見てしまい、彼女がいるのでは?とも勘ぐっているトピ主さん。彼女がいても、恋の可能性がゼロなわけではありませんが、もしそうならば、彼は「彼女がいても、別の女性にちょっかいをかける男性」となります。いずれにせよ、フリーかどうかは早めに聞いてみては。真剣に彼と付き合いたいならば、重要な点ですよね。普段は賢明な人でも、こと自分の恋愛となると、冷静に見られなくなりがちです。「つらい事実を認めたくない」「自分の望むような展開になってほしい」などの心理が“バイアス”をかけるからです。それでも、見たくないことを先送りしていれば、あとで余計につらくなるだけ。目の前のある状況や事実をきちんと見つめることができる人ほど、結果的に自分にとってベストな選択をしていけます。トピ主さんも、年齢や受け身発言に惑わされすぎず、「彼女持ちでちょっかいを出す男性なら要らない!」「会えるまでは本気にならない!」くらいの強い気持ちは持っておきましょう。少し冷静になり、「自分と彼は今どういう状況にあるのか」「自分がどのような選択をすれば、幸せな恋ができるのか」についても、ぜひ考えてみてください。その上で、改めて「この恋を頑張ってみよう」と思うならば、自分なりにベストだと思う作戦を立てて、アプローチをしていってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年09月04日アラサーで恋愛未経験という方も特に珍しくはない昨今。一度は経験として恋愛をしておかないと!と、急に恋活に目覚める方も少なくありません。ただ経験値が少ないためか、なかなか恋活がうまくいかず心折れそうになることも。でも、ちゃんとポイントさえ抑えておけば、恋活の成功率をグッと高めることができるのです。1.まず年齢を気にしてはいけない恋愛未経験だけでなく、アラサーという年齢的な面から自分自身を引け目に感じてしまっている方もいます。たしかに、30代を目前とした年齢を考えると、それよりも若い子がいたら負けてしまうと考てえがちになるものです。ただ、意外と男性は女性の年齢に関してそこまで気にしていません。むしろ年上好みという方もいますし、内面が大事と考えている方もいます。下心で、年齢より体や顔を見ているということも……。とにかく、アラサーだから厳しいという先入観があると、どうしても本来の自分を売り込めず、恋活でもうまく目立つことが難しくなります。年齢なんて気にしてはいけません!自分自身の魅力をどんどん売り込んでいきましょう。2.聞き役に徹してみる男性は話を聞いてくれる相手に対して、深い愛情や関係性を感じやすい特徴があります。たとえば、キャバクラなどに好んで行く男性の中には、女の子が会話を引き出してくれたり、上手な相づちで自分で喋っているのが楽しくなるから通うという声もあります。この心理を逆手にとって、恋愛初心者でどうしても自分から話すのが苦手だと感じるのであれば、相手に喋らせる方が楽ですし、しかも効果的!ただ上手な聞き役になるためにも、ちゃんと心のこもった相づちや返事を考えたり、適度に会話に興味があることをアピールする意味で、色々質問を混ぜて行くのも大切です。会話のテクニックなので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。3.自然な笑顔を忘れず恋活で多いのが、緊張しすぎてうまく笑えなかったり、自分では笑っているつもりでも、その笑顔自体はどうも作り笑いのように見えてしまうこと。男性はかなり女性の表情を見ているので、こうした不自然な笑顔にもかなり敏感です。特に恋活のような空間では尚更。緊張すると笑顔が固まりやすくなるのもわかります。ただ、笑顔が素敵だと感じさせる女性は、何よりも男性の心を掴みやすいのです。その日のトークや振る舞いが失敗に終わったと感じていても、何気に笑顔さえ完璧にしておけば、意識を向ける男性も必ず1人はいます。笑顔に年齢も恋愛経験値も関係ありません。自分なりの自然な笑顔をつくり、多くの男性から注目を浴びましょう。意外と何気無いような内容に感じた方もいるかもしれませんね。ただ、こうした何気無い要素の一つ一つが恋愛の王道といいますか、人の心を惹きつけるものではないかと思います。まずは年齢に対する意識をリセットし、会話術と、そして自分らしい自然な笑顔をしっかりと身につけましょう!
2017年08月30日「結婚と子供が幸せって発想、押し付けないで」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは、10人以上とデート経験はあるものの、交際経験はゼロだという30歳代の女性。周囲の既婚者や子供がいる人たちが、「求めてもないアドバイス」や「あたかも自分たちの方がレベルが上だというような話」をしてくることに不快感を覚えており、その対処法について尋ねています。どうしたらストレスを溜めなくて済む?(1)一度だけ、きっぱり意思表示をしてみる「したい事をして気の合う人とその場限りの楽しい時間を過ごし、気楽に生活しています」「何の不自由も孤独感もなく幸せで、こっちのスタイルの方が向いていると思う」というトピ主さん。不快なアドバイスをしてくる人に対し、「お付き合いを選択しない私に、そんなアドバイスは意味がわかりません」と怒りを示しています。そうであれば、一度だけでいいので、その気持ちをはっきり伝えてみるのもひとつ。言い方は和らげるにしろ、「申し訳ないけど、そういうアドバイスは私には必要ない、聞きたくないんだ」という意思を伝えれば、次回以降は言ってこなくなる確率が高くなると思います。他人の発言をコントロールすることは不可能。それでも、相手の言いたいことが自分の聞きたくないことであった場合、その事実を伝えて、不快な時間を減らす努力はできます。ビシっと言うのは抵抗があるかもしれませんが、後から長くしんどい気持ちを溜め込むくらいなら、思いきって言ってしまったほうが結果的にストレスを減らせ、関係を良好に保てることもあるでしょう。(2)「別の話題」を積極的に投げていく多様な生き方が増えてきた今の時代にしても、「恋愛や結婚などは、多くの人に共通して話せそうなテーマだから、つい話題にしてしまう」という人は意外に多いのではと思います。仕事の話は業界や環境が違えばわからないことも多いですし、趣味の話も、そうそうぴったりと合う人はいない。トピ主さんの周囲の方も、適当な話題を見つけられないために、つい恋愛や結婚のことを話題にしてしまうのかもしれません。でも、もしそうであれば、「別の話題」があれば済むことです。聞きたくないアドバイスをされた時は、「そういう考え方もあるんだね〜」とさっと受け流し、「ところで、○○のことなんだけど」とこちらから別の話題を提供していく。恋愛や結婚の話題に興味がない、ということを“態度で”伝えていきましょう。(3)「話題が見つからない相手」とは距離をとる「別の話題ができない」「話題を探すのも苦痛」というような相手ならば、いっそできる限りの距離をとって接するのも一案です。相手が上司など気を遣う相手であっても、「プライベートのことなのだから、ストレスを抱えてまで真面目に聞く必要はない!」と心の耳栓はふさいでおきましょう。結婚や子育てで、人は「レベルアップ」するの?「お付き合いする、結婚する、子供を育てるっていうのは、人間としての精神レベルか何かのステップアップになるのですか?」と投げかけつつ、不快感を示しているトピ主さん。そういうときは、「この人は、結婚や子育てを体験しての“自分の感想”を言っているのだな〜」と自分と切り離して受け取るのがベストです。「へぇ、そうなんだね」を口癖にしてみましょう。結婚や子育てによって、自分が成長した、人としてレベルアップした……と感じる人は、確かに少なくないようです。でも、成長やレベルアップの機会が世の中にそれだけしかないわけではありませんし、同じ経験をしても、学び取るものは千差万別。何を言われても、「私は自分の人生経験のなかで成長していこう」と思っておけばいい。「結婚や子育てをしなければ成長できない」なんて意見を押し付けてくる人がいたら、反論してもよし、無視しても聞き流してもよし、自分とは理解しあえない相手だと諦観(ていかん)してしまってもいいと思います。「今の私はこう」という柔らかなスタンスでもいい「私は人と親密な関係性が築けず、恋愛とか結婚とか向かないっぽいですよね?」と問いかけているトピ主さん。「向かない」と決めてしまった方が迷いが減って楽な側面はあるかもしれませんが、「これから先ずっとそうなのだ」と決めつけて自分を縛る必要もないのですね。「今の私には、とりあえず恋愛や結婚が必要ない」くらいの柔軟なスタンスでいるのもひとつです。それを誰かに主張する必要もありません。でも、心の中では「今はこうだけど、そのうち誰かと生きてみたいという気持ちが芽生えてくるかもしれないしね」くらいの気持ちでいれば、立場や価値観が違う人に対しても、必要以上に鎧(よろい)を着なくて済み、自分がラクにいられることでしょう。強い意見を押し付けてくる人には、同じくらい強い態度ではね返すのもひとつですし、「のれんに腕押し」なんて諺(ことわざ)にもあるように、こちら側が取り合わない姿勢でいれば、相手も張り合いがなくなり、そのうち意見の主張をやめてくるでしょう。自分の生き方にしっかり自信を持っているトピ主さんですから、きっと上手に対処していけると思います。負けずにいきましょう!(外山ゆひら)
2017年08月28日SNSの普及で、恋活アプリの需要が高まっている昨今。そうしたなかでも「ネットから本当に出会えるの?」「やっぱりこうした出会い方って、イマイチなのかな……?」など。思うように出会いが得られず、ネットからの出会いに消極的になっている女性はいませんか?メッセージが弾んだと思いきや、連絡が途絶えてしまった。デートが盛り上がったと思ったのに、2回目がない……。今回はそうした状態に悩んでいる女性に向けて、恋活アプリを利用する際の注意点をまとめてみました。■ 「興味が薄れてしまった」と諦めることも大事恋活アプリは、手軽に相手とコンタクトが取れるツールです。たとえシャイな人でも気軽にメッセージでやり取りできるのは、出会い方として大きなメリットですよね。それだけに多くの人が、ほぼ同時進行に出会いを求めているケースが多いです。言ってしまえば、あなたとやり取りしている人が、別の人とやり取りしている可能性があるということです。相手と1回会ったとしても、どちらかが「なんとなく(相性が)合わなそう」と思えば、たとえ盛り上がったように見えたデートも、2回目はないことも多いです。ですので、相手からの連絡が途絶えてしまったり、デートの2回目がなくても落ち込まないこと。出会いを求めた相手が必ずしも、いつも脈アリとは限らないのは、リアルの出会い方でも同じです。気持ちを切り替えて、前向きに出会いを求めましょう。■ 相手との関係を深めることを意識する恋活アプリを利用していると、多くの男性が画面にずらーっと出てきて、どの男性とコンタクトを取ったらいいのか、迷ってしまうと思います。リアルと同様に、コツコツと出会いを求めることは大事ですが。「ひとりがダメでも、次があるから」と、手当たり次第にメッセージを送ったり、会ったりしようとするのは、やめたほうがいいかもしれません。同時進行でやり取りしている人は多いとはいえ、端からそれを狙ったのでは、思うようにコンタクトが取れないでしょうし、相手への気持ちも集中できないでしょう。当たり前のことですが、できるだけ自分が気になった人とやり取りをし、会える約束ができるといいですね。気になる人ができたら、まずはお互いのことを知れるように、関係を深めること。たとえば、仕事は? 趣味は? 共通ポイントが多いと、お互いに気になる度が高くなるでしょう。■ やり取りは習慣づける相手とのやり取りはなるべく習慣づけましょう。前述しますが、恋活アプリは同時進行にやり取りしている人が多いです。やり取りが途絶えてしまうと、「脈ナシだったかな?」と思われてしまうかもしれないからです。また、連絡が途絶えることで、相手の自分の印象が薄まってしまうことも。恋は盛り上がりが大事です。気になる人ができたら、積極的にやり取りして、会いたい気持ちが高まると、恋に発展しやすいです。お互いに写真を交換して、いざ会ったなら、あとはリアルの出会い方とまったく同じ。2回目があれば、それだけ気になる度が高いということで、進展も見られるのではないでしょうか。■ おわりにいかがでしたか。メッセージが途絶えてしまう、2回目のデートに進まない。そんな状態に悩んでいたなら、こうしたポイントに注意してみて。出会い方を間違っていなければ、恋活アプリでも真面目に相手を探すことは可能です。ぜひコツコツと根気よく、出会いを求める姿勢を大事にしましょう。(柚木深つばさ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2017年08月25日「35歳にして貯金がほぼないことを、結婚予定の彼に言えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは結婚相談所で知り合った2歳上の男性と交際中。順調交際で結婚も視野に入ってきたそうですが、自身の貯金額が70万ほどしかないことに悩んでいます。「この体たらくを知ったら嫌われてしまうんじゃないか」と思い、言い出せないでいるとか。どうするべきかアドバイスを求めています。話し合ってみないと、彼の考えは分からないけれど……結婚において「お金」を重んじる程度は、人によってかなり違います。極端な話、相手の貯金が0円でも結婚を決める人もいれば、数百万ほどあっても、「年齢にしては少なすぎる」「無駄遣いしそうな相手は嫌だ」と判断し、結婚を取りやめる人もいるでしょう。交際中の彼は、大手企業に勤続20年でずっと寮住まい、車を持っていて趣味はなく、しっかりした性格とのこと。「おそらく彼はそれなりの貯金をしているだろう」と考えられるために、トピ主さんは自身の貯金額が少ないことに負い目を感じているようです。でもそれは、一方的な推測ですよね。奨学金を返している、親や親戚に経済的な援助をしている、内緒の趣味があるなどの理由で、「彼も実は貯金が少ない」なんて可能性もゼロではありません。推測の域であれこれ考えたところで、相手の金銭事情や価値観は知りようがない――。つまり「気になるならば、話し合ってみるしかない」ということです。こちらの事情を正直に言えば、「僕がそれなりにあるから大丈夫だよ」とあっけらかんと解決するかもしれないし、「じゃあ、結婚生活は質素に始めよう」「僕が家計を管理するよ」となるかもしれない。あるいはトピ主さんが危惧しているように「お金を貯められない女性は嫌だ」と言われ、破断になるかもしれません。仮にそうなったとしても、貯金額は変えようのない事実ですし、今すぐ増やすこともできないですよね。伝え方や話し合いでの工夫はできますが、貯金額が理由で結婚を拒まれるなら、「今のこの自分」を彼が受け入れなかったのだから仕方ない、と開き直る気持ちも持っておくほかないように思います。「一緒に人生を歩みたい理由」が、お金以外にもあるはず「新卒で就職に失敗して、派遣やバイトを転々として現在3社目」「ボーナス・保険・残業代なし(年収350万)」「一人暮らしで2度引っ越しもしているためカツカツの生活」というトピ主さん。ひとり暮らしで援助も受けず、自分で自分の生活を支えてこられたようですね。その時々で自分なりに頑張ってきた自負があるならば、そう恐縮せず、自分の過去や人生に胸を張っていきませんか。結婚相手に求めるものは、本当に千差万別です。お金の価値観を気にする方は少なくないですが、「きちんと普通の生活ができる」「自炊や家事をする」「極端な浪費をしない」といった部分を相手に望む人もいますし、「上手にお金を使って人生を楽しんでいること」や「前向きな気持ちで働いていること」のほうを評価する人もいます。貯金はあればあったで助かるでしょうが、彼がトピ主さんを選んだ理由は他にもあるはず。謙虚さはトピ主さんの美点だと思いますが、必要以上に卑屈にならず、しっかり自尊心は持っておきましょう。これまでより、「これからどうするか」のほうが大事かも?お金の事情は、信頼できる相手にしか開示しづらいもの。付き合いの浅いカップルの場合、慎重になったほうがいい場面もあるとは思いますが、トピ主さんたちの場合は相談所で知り合い、具体的な結婚話も進行中のようですし、話してみても問題はないように思います。その際には、「貯められなかった理由」や「これからの意思」も併せて伝えてみるといいかもしれませんね。「私はこういうことにはお金を使うけど、こういうのには使わない」「貯金はないけど、今後も働き続けるつもり」「一人暮らしではなくなる分、今後はこういうやりくりの工夫をしたい」などなど。美容や外食、趣味分野など、何かに無駄遣いをしている自覚があるならば、これを機に止めるのもひとつです。結婚にかかる費用の大きさを考えると途方もなくて涙が出る…とのことですが、折半するならば、旅行や指輪、新居のランクを下げるなどの工夫をするのみです。なんにせよ、ない袖は振れないのですから、「悩んでも仕方ない。これから精一杯やりくりしていこう!」と前向きな心持ちに変えていきましょう。それに、今時点の貯金額よりも、「働き続ける意思があるかどうか」のほうが、トータルで見れば家庭の経済力に影響します。仮に彼がお金をうるさいタイプだとしても、貯金額より、働く意思があることのほうを歓迎するかもしれません。過去は仕方なくとも、「これからのこと」ならば変えようがある、という点は覚えておきましょう。いずれにしても、「結婚後の生活とお金」は夫婦にとって非常に重要なトピック。「この話題を避けていたら、結婚生活はうまくいかない!」と腹を据え、トピ主さんが気になっているならば、落ち着いて、まずは彼と話し合ってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年08月14日こんにちは。ライターの和です。今回は大学生の方からの質問に答えさせていただきます。「就職活動中に複数の男女で連絡先を交換する機会がありました。同じ業界志望・複数人での交換で『自分だけ拒否するのも・・・』と思い、普段はしないのですがそのときだけ交換をしました。案の定情報交換は無く『会いませんか』と送ってくる方がほとんどで、彼氏のいる私は断りました。しかしその中で1人だけ実際に情報交換をしていたAさんがいました。良い結果は頂けませんでしたが役立ち、非常に感謝しています。就活も終わり、そんなAさんから突然また連絡が届き、食事に誘われました。断るつもりですが、少しだけ迷っています。Aさんは初対面時や情報交換時の印象で、友人になりたいくらいには良い人だったからです。彼氏にたいしては嫌なところばかり気になってしまい、最近は別れようか考えています。そのため正直なところ、学生の間に出会いを大切にするべきかも・・・とも思ってしまう自分がいます。もし私の立場ならどうしますか?」就活期の出会いって、同じ悩みを共有するからか、「付き合うことになった!」という声もあれば、「情報交換したいだけなのに、言い寄られて困っている」という場合もありますよね。就活からの恋って、一体どう動くのが正解なのでしょうか?こちらのお悩みについて、学生と社会人の恋愛の違いについてもふまえつつ、一緒に考えてみたいと思います。■・就活中の恋愛はおススメできないけれど・・・「就活中に知り合った男性とすぐに付き合った子がいたけれど、あっという間に破局していた。お互い遊びだったんだろうな」(23歳/デザイン関係)就活真っ盛りのときに「就活仲間」と付き合うのって、全員とは言いませんが、現実逃避の意味合いが大きいのかも・・・。辛い就活を一瞬でも忘れるためだったり、「この会社には就職できなかったけれど、彼氏(彼女)と出会えたから全て良し!」と現状を正当化させたいだけだったり・・・。でも結局は相手を好きになってから付き合ったわけではないので、ちょっとしたことですぐに別れが来てしまいます。ある意味、夏のイベントで盛り上がって付き合ってすぐ別れる・・・というのと似たパターンではあるのかも。でも、このAさんは実際に情報交換をしたり、「就活仲間」としての交流があった後、就活が終わってから、改めて連絡をしてきているとのこと。やるべきことが終わってから食事に誘ってくれるAさんは、比較的誠実に思えます。まずは食事に行ってみて、彼がどうして連絡をくれたのか、自分の目で確かめてきてはいかがでしょうか。■・学生と社会人の出会いの違い「社会人になると、思ったより出会いって狭まるんだよね。それこそ女だらけの職場勤務の場合は、自分から恋活しなきゃかなり厳しいし・・・」(27歳/販売)学生の時ってけっこう出会いが身近に転がっていたりするものですよね。でも社会人になると普通に生活していて男性と出会える場面って、会社や習い事ぐらいしかなくなるもの。あとは合コンや街コン・友達の紹介など、自分から積極的に行動することが必須となってきます。だからこそ、いまある縁を大切にするのは間違っていないでしょう。あとになって「やっぱりAさんと会えば良かったかな・・・」と思っても後の祭りですしね。■・学生と社会人の交際の違い「彼氏と大学生の時からうまくいっていないのであれば、就職して環境が変わったらもっとうまくいかなくなるよ。それに働き出すと結婚も考えはじめるしね・・・」(29歳/一般事務)学生の頃の恋愛って、一緒にいられることが大切なのではないかと思います。また学生だと比較的時間にも余裕があるため、おそらくデートの時間も取りやすいでしょう。でも社会人になったら、彼とはいままで通りの頻度で会えなくなることが予想されますよね。だからこそ社会人の恋って、「いかにお互いが相手を思いやれるか」ということが大事になってきます。たとえば「本当は彼と会いたいけれど、いま繁忙期みたいだから我慢しなきゃ・・・」など、いままで以上に自分を抑えることも増えるでしょう。もしいまの彼とはお互いを思いやれないと感じるのであれば、別々の道を進むこともアリだと思いますよ。■おわりに就活中の恋は短命に終わることが多いもの。ですが就活中にいろんな人と出会ってきた中で、内定後に相談者様に連絡をしてきてくれたのは、それだけ彼が本気だからなのかもしれません。彼氏とは今後どうなるかもわからないですし、食事に行くくらいなら何も問題ないのではと思いますよ。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年08月09日「男性の『忙しい・疲れた』発言が理解できない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。28歳のトピ主さんは、理系の大学院生。これまで交際してきた男性たちが皆、「忙しい」「働き詰めで疲れた」などと言ってくることに不快感を示しています。他の女性も同じように感じるのか、それともこれは自分の偏った感じ方なのか……と問いかけています。好きな女性に「すごい」と思われたい、褒めてほしい心理?男性の「疲れた・忙しい」発言について、「努力や実力の誇示」「上に立とうとする優越感を認めさせたい競争意識」「弱音を見せている・甘えている様には見えず、むしろ張り合ってるのかと受け取ってしまう」とトピ主さん。過去の恋人たちは、「今日はこんなことを全力でやったんだ(ふん、凄いだろ)、でも君がいるから幸せだ」などと言ってきていたそうで、敵対心と好感を同時に口にできる心理も訳がわからない、とのこと。一般的な男性心理で考えるならば、これらは好きな女性に「すごいね」と賞賛して欲しい気持ちの表れでしょう。トピ主さんのことを自分と同列の競争相手としては見ているのではなく、あくまで「女性」として見ている。男性の序列のなかで「凄いだろ」という部分を褒めてほしかったのだろうと推測します。元彼たちは皆、仕事熱心で魅力的で、尊敬もできる男性だったとか。尊敬の気持ちがあるのであれば、普段から「仕事熱心だね、尊敬しているよ」と伝えておき、誇示される前に「大変なのに愚痴らないあなたが好き、かっこいい」などと先手を打っておくのも一案です。そうすれば、男性はトピ主さんの前で、できるだけ愚痴らない“かっこいい姿”であろうとする瞬間が増えるかと思います。男性心理を理解したところで、「不満」は消えないかも…ただ、そうした心理を理解したところで、根本的な不満は消えないかもしれません。トピ主さんは、「『私だって頑張っているのに』と内心思いながらも、そうだね、大変だね、と聞き続ける」ことによって、「負けを認めるようでプライドが傷つき、ストレスが溜まっている」とのこと。そうするうちに疲れてしまい、何度も破局に至っているそうですね。まずは、言いたくないときにまで、無理して「大変だね」と言ってあげてしまう癖をやめてみましょう。「そっか」「そうなんだ」とただ聞き流す。自分のストレスが貯まらない方法を最優先することです。よっぽど聞きたくないときは、正直に「今はそういう言葉を聞きたい気分じゃないの」「私そういう言葉、実は苦手なんだ」と伝えてみるのもひとつです。恋人間に思いやりは必要ですが、いつも相手を持ち上げてあげなくてはダメになってしまうような関係なら、どうあれ長続きしません。一緒にいて疲れてしまう相手はパートナーとしてふさわしくない、と割り切る気持ちも持っておきましょう。「そういう男性が多い環境」だとしたら、どう関わっていく?投稿内の記述を見る限り、トピ主さんの心には「私の頑張りも認めてほしい」「仕事面で周囲に負けたくない」という気持ちがあることが読み取れます。いっそ我慢せず、自分もどんどん自慢や愚痴を言ってみる……というのも打開策になると思いますが、トピ主さんには「不満を言うのは甘え」「こつこつと前向きに努力していくのが理想の姿」だという美学がある。自分が我慢しているからこそ、簡単に愚痴ったり自慢をしたりする男性に苛立つのかもしれませんね。また、トピ主さんが属する研究室は「男性優位」の社会のため敏感になってしまう……という記述も見られます。確かに今の時代は、男性が作り上げた社会に女性が馴染んでいる最中なので、男性側の理屈に合わせなければならないしんどさを感じる場所はまだまだあるのだろうと推測します。そんなときには、以下のような対処を考えてみるのも一案です。・「仕事では仕方ないけど、プライベートでは深く関わらないでいよう」と、距離を置く・「プライベートでは、ストレスを感じずに一緒にいられる男性といたい」と、視野を広げて探してみる・「自分にプラスになる道を考えよう」と割り切り、“そういう社会”でうまくやっていくための処世術を磨いていく20代は、特に「自分のことで精一杯」な時期だから…20代というのは多くの人にとって、最も“自分で精一杯”で、気持ちに余裕のない時期です。不確定な未来のために、がむしゃらに頑張っているからこそ他人の動向が気になるし、結果に裏付けられた自信もまだ少ないからこそ、むやみに努力や実力の誇示もしたくなる――。トピ主さんたちのケースも、「お互いに気持ちの余裕がない時期であること」が根本的な原因のような気もします。30代くらいになってくると、仕事面で少し余裕が出てきたり、うまく立ち回っていく術を身につけられたりして、多少気持ちが楽になれることもあります。社会というのはなかなか思い通りにならない場所ですが、“自分の心を軽くする術”を探し出せた人ほど、快適に過ごしやすくなります。急がず諦めず、男性との関係をストレス少なく乗りこなしていく術を模索していけるといいですね。(外山ゆひら)
2017年08月07日恋活・婚活を成功に導くための情報は数あれど、なかなか素敵な人には出会えない…という話も耳にします。そのストレスたるや!想像に難くありません。合コンや婚活パーティーなど、外に出れば、時間もお金も労力もそれなりにかかるもの。緊張やプレッシャーが焦りに拍車をかけますが、どうせならサクッと結果を出したいところですよね。◆オタク女子が婚活に成功した理由そんな時、成功者の話を見聞きすれば、希望が湧いてくることも。そこで今回は「オタク女子」の婚活成功談に隠れている「運命の人との出会い方」にヒントを探ってみました!一口にオタク女子と言っても、アニメ、アイドル、BL、ゲームetc. 好きなものや、そのハマり度合は人それぞれ。あまりにもディープな世界なのでそこは割愛し、「趣味に没頭する女性」と非常に雑なくくり方をさせていただきます。オタク女子の体験談を描いた漫画やブログを読んだり、オタクを自称する既婚女性の話を聞いたりしたのですが…。彼女たちが婚活に成功し、一緒にいて居心地のいい相手をゲットした要因を抽出してみたら、とにかく「ブレない」この一言に尽きることがわかりました。彼女たちにとって、趣味の世界は自分を形成してきた「自身の一部」なので、それを失うことなど考えられません。つまり、恋愛や結婚という人間関係に依存しないので、自分(趣味を含めて)を無理やり曲げてまで男性と付き合う必要性を感じていないのです。「オタクである自分(とその趣味)を認めてくれる人とでないと付き合えない」という大前提があるから、必然的に相手に求めるものが明確化していくのでしょうね。◆相手に求めるものがシンプル◎お互いを尊重し合えることが大前提例えば、・一緒に趣味を楽しんでくれる人・相手も趣味を持っていて、お互いの時間を大切にし合えるなどなど。もちろん、自分も同じように相手の趣味を受け入れる態勢を整えています。◎条件が消去法「結婚してもこの趣味を続けたい」という目標を達成するためには、それ以外の点については妥協も辞しません。婚活成功者は、その妥協ラインがとても明確でした。・顔のタイプについてはこの際、度外視(生理的に受け付けない人は除外)・定職があり、収入が低すぎないこと。年収がどんなに高くても借金がある人はダメ、ギャンブル好きは論外・最低限、自分のことは自分でできるといったところでしょうか。条件は人それぞれですが、オタク生活を死守しつつ良好な関係を作るために、必要以外のことは断ち切っていく、という覚悟が大事なようです。◆婚活の期限と場を決める出会いを求めるとなると、合コンや婚活パーティーなど外に出る機会も増え、今、趣味に使っている時間やお金・労力を注ぎ込む必要があります。そのため、1年、2年など、ある程度の期限を決めて活動した人が多いみたいです。ココロニプロロで連載していた漫画家・エッセイストの御手洗直子さんも、「期限を決めることが大事」と言っていました。いわく婚活で成功するコツは「絶対に結婚するって期限を決めて、その時点でのトップの人で妥協すること」。なお、自分で設けていた婚活期限(2年)をはみ出し、3年半で結婚した知人は「期間内にうまくいかなかったら、一旦休止して1ヶ月だけ趣味に没頭し、気持ちをリセットしてから、また取り組むのもあり」と言っていました。マッチングサービスを利用する(オタク女子を対象にしたサービスもある)、趣味絡みのSNSでの出会いを大事にするなど、婚活の方法はパッと見、非オタとあまり変わらない様子。ですが、世界観がはっきりしているだけに、対象となる異性も必然的に絞られてくるのではないでしょうか。◆恋活・婚活のヒントになるかもオタク女子の恋愛事情は、何も特別なわけではありません。そりゃまあ、中には「二次元の男性にしか興味を持てない」「リアルの男性との付き合い方がわからない」という人もいるでしょうが、多くの場合は普通に恋愛や結婚を求め、非オタと同じように恋活・婚活をしているのです。ただ、彼女たちは自分の世界をしっかりと持っているだけにブレないところがあり、なおかつ、その成功者は自分自身も含めて現実と将来をしっかり見据えたうえで運命の人を絞り込んでいったのだな、とも感じました。自分の幸せが何か、を知っている彼女たちの姿には、学ぶべきものがたくさんありそうですね。恋活・婚活に行き詰ったら、参考にしてみてはいかがでしょうか?ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年08月02日「初めて付き合った彼氏と結婚予定」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは20代半ばの女性。2ヶ月後に、交際7年半となる人生初の彼氏と結婚予定だそうですが、「もっと他の男性も見れば良かったかもしれない」という思いが消えず、「心がモヤモヤして仕方がない」とのこと。気持ちの落としどころをつけるためのアドバイスを求めています。いきなり「最高のパートナー」に出会ったのは幸運? 不運?投稿には、「彼は私のことを1番に考えてくれる」「最高のパートナーで、別れるという選択肢はない」「絶対幸せになれると思う」といった力強い言葉も見られます。トピ主さんはそれを自覚した上でなお、交際経験が1人しかないまま結婚することが引っかかっている様子。自分には初めての彼氏なのに、彼にとっては4番目の交際相手という点にも、不平等感を感じているのかもしれません。世の中には、何人かの異性と付き合ってから、ようやく“最高のパートナー”と思える相手に出会う人もいれば、出会えたとしても結婚に至らない人もいます。言ってみれば、トピ主さんは「初めて引いたくじで1等賞だった」という状況。1等を引き当てた幸運の実感や有難みが感じられにくいのかもしれませんね。交際経験が多いと、「元彼と比べることで、今の彼氏のよさがわかる」といったプラスの効果もありますが、一方で「こういうところは元彼のほうがよかった」など、迷いの原因になることもあります。トピ主さんはそうした比較対象がないために、「彼で本当にいいのか」に自信が持てない部分があり、無意識に別の男性と比べてみたくなったのでは、とも推測しました。あっちこっちも「同時に見る」ことはできない「いろいろなタイプの人と付き合ってみたい」という気持ちを持っている人は、男女問わずたくさんいます。ただし、それを問題なく実現できるのは、出会ったタイミングが被っていない相手とだけです。あっちと付き合いたいなら、こっちとは一旦離れる必要がある。食べ物のように「こっちもつまみ食いしてみたい」「でもやっぱり、あっちがいいな」なんてことをしていれば、二人の信頼関係はいずれ必ず壊れてしまうでしょう。このまま結婚すれば、自分が不倫をしてしまうのでは……と心配もしているようですが、どんな誘惑があったとしても、不貞行為は誰かに“させられる”ものではなく、あくまで自分次第です。自分がもし彼に浮気をされたら、どんな気持ちになるかを想像してみましょう。彼の愛情や存在を失うリスクを冒してでも、他の男性との関係を持つことにどのくらいの意味があるのか。そうすることによって彼の気持ちだけでなく、トピ主さんの気持ちが彼から離れてしまう可能性もあることは心得ておきましょう。「二度と恋愛ができない」と思わなくてもいいもしかしたら、トピ主さんは「結婚してしまったら、もう二度と恋愛はできない」といったプレッシャーを感じているのかもしれません。「彼だけを一生愛し続けられるか」などと考え始めたら、不安になるのは当然だと思います。そうであれば、「彼より好きな人ができたら、そのとき考えればいい」くらいに考えてみてはどうでしょうか。もし今後、本当に彼以外に好きな男性ができて、その思いを行動に移すならば、彼との婚姻関係を解消する覚悟ですればいい。彼ときちんと別れてからならば、何も問題はないはずです。好きな相手ならばさておき、たいして好きでもない相手と興味本位に関わって結婚をダメにしてしまったら、自分自身が後悔しきれないのではないでしょうか。「今望む幸せ」がそこにないならば、結婚をやめる選択もある投稿には、「今後他の男性に触れられることもないと思うと、女として幸せなのか」という一文も見られます。女としての幸せは人それぞれですが、今のトピ主さんにとって、「たくさんの男性に求められること」が一番の幸せなのであれば、結婚を取りやめて、いくらでも恋愛を楽しむ選択もあります。自由と責任はワンセットです。恋愛を謳歌する自由を選びたいならば、今ある彼との幸せは手放さなくてはならない。今ある幸せを守りたいならば、彼以外の男性と恋愛をしたい気持ちは諦めなくてはならない。強引に両方を手に入れようとするならば、その結果はすべて自分の責任として引き受ける覚悟を持つ必要がある−−。トピ主さんは今、どの選択に一番心が傾きますか?彼との結婚に本当に迷いはないのか、気持ちを確かにするいい機会です。頭ではそうすべきだと思っていても、なんとなく気持ちが付いていっていないようにも読み取れました。迷いがあるならば、今すぐ結婚を強行する必要はありません。自分が本当に行きたい道を歩いているのかどうか、一度立ち止まって、しっかり考えてみるといいと思います。(外山ゆひら)
2017年07月31日「大好きだけど、結婚したいと思えない彼氏との今後」について悩んでいる女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんには半年間交際している彼氏がいますが、「将来をずっと彼と生きるとなると迷う」そうです。彼に結婚しようと言われると、「正直不安しかない」とのことで、今後について読者に意見を求めています。「結婚する」「別れる」、それぞれの未来図は彼との結婚をためらう理由について、投稿には「彼は頭があまりよくなく常識にも疎いですし、考えの視野も狭い」「家庭を築いていくと考えると、頼りない」と綴られています。トピ主さん自身、あまりしっかりしていない自覚があり、結婚後は「1番近くにいる人が頼りなくて力になってくれなければ、どうしようと思う」とのこと。そのため、「大好きだけど結婚せずに別れる」、もしくは「不安だけど結婚する」という二択の間で思い悩んでいるようです。それぞれの選択をした場合の未来図について考えてみましょう。(1)「大好きだけど結婚せずに別れる」場合「別れてよかった」と思うには、頼れる別の相手を見つけて結婚することが、おそらく必須ですよね。この場合、彼を「大好き」だという思いを振り切れるのか、そして頼れる結婚相手が見つかるのか、という2点がネックになってきます。「好きな相手に自分から別れを告げる」というのは、そう簡単なことではない場合もあります。別れられたとしても、頼れると思う男性とは恋仲になれない可能性も。また、そういう男性と無事交際できても、結婚には至らないかもしれません。こうした可能性を踏まえても、この先、「頼れる相手と結婚したい!」という思いで動いていけそうかどうか。考えてみるといいでしょう。(2)「不安だけど結婚する」場合一方、こちらは「頼りない彼と結婚生活をうまくやっていけるかどうか」がポイントですよね。うまくやっていければ、結婚してよかったと思えるでしょうし、「頼りなくて困った」と思う機会が多ければ、結婚を後悔する可能性も高くなるでしょう。二人ともしっかりしていないとのことですが、人は一緒にいる相手によって役割分担をしあう傾向もあります。しっかりしている人と一緒にいると、相手にばかり任せてしまって自分が頼りなくなることも。逆に、頼りない人といると、自分がしっかりしてくることもあります。彼が好きで一緒にいたい気持ちがあるならば、何もかも彼に頼ろうとは考えず、自分でも担える部分や、互いに補い合える部分もあるのではないか……といった視点からも一度考えてみてはいかがでしょうか。明確に「この人ではない」という答えが出たら、決断を投稿には、「大好きという感情だけで結婚するのは、長く続かないような気がしてます」という一文も見られます。トピ主さんには、「恋愛と生活は違う」という考えがあるのかもしれませんね。相手が好きでも、二人で一緒にいる未来が良いものになりそうにない……と感じるのなら、確かに結婚は難しい気もします。「彼とでは、結婚は無理だ」という答えが既に心のなかで出ているのならば、今、別れの決断をしてもいいのでは。「別れること」を前提に付き合っていくのは、トピ主さんにとっても不毛な気がしますし、彼に対しても優しくない態度ではないでしょうか。一方、「彼と結婚したい気持ちも少しはある」ということならば、しばらく時間をかけてみるのも一案です。今後、知らなかった頼もしい一面を見る機会があり、彼を見直すこともあるかもしれません。もちろん、逆もしかり。「やはり彼では無理だ」という結論に達したときには、決断を下すのが最適でしょう。あるいは、今のうちに正直に話し合ってみるのも一案です。「頼れる人と結婚したい気持ちがある」「今の二人では難しいと思う」などと伝えてみて、それで彼がヘソを曲げるならば、結婚はやはり難しそうですよね。しかしながら、彼が真剣に話し合ってくれたり、「一緒にいたいから頑張るよ」といった頼もしい面を出してきたりするならば、トピ主さんの気持ちが変化することもあるかもしれません。「後悔の少ない選択」をするためのポイントどの選択をするにしろ、以下の点は心得ておくといいでしょう。◯ 周囲の意見はあくまでも参考にとどめ、最後は自分でしっかり考えて決めること◯ こうすると決めた後は、「選んだ道を正解にする!」という気持ちを持ち、簡単に後ろを振り向かないこと◯ その選択で良かったと思えるよう、自分がいる場所で、できる限りの努力をすることこうした姿勢を実行していければ、選んだ道を、きっと自分の力で「正解」にしていけると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2017年07月24日「婚約中の彼氏と大ゲンカをした」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代前半のトピ主さんは、交際中の彼が年に一度の旅行のためにすら十分な休暇を取ろうとしないことに不満を抱いています。「30代にもなれば正直、仕事は自分で調整するものだと思っている」というトピ主さん。彼の“計画性のない仕事ぶり”が理解できず、「皆さんの意見を聞かせてほしい」と読者に問いかけています。優先順位は人それぞれだけど…トピ主さんが勤めているのは、外資系企業。「むやみにただ会社に行くよりも、計画をもって仕事をする方が、結果、仕事ができる人が回りに多い」環境ということもあり、彼のような「社長や後輩が言い出すまで(夏休みは)まだわからない、決められない」スタンスが理解できない様子。休めないというより、「休もうとしないタイプ」だと分析しています。これまで何度か一緒に旅行しており、とても楽しかったため、「彼も少しは休暇を重視してくれるようになったらいいなと思っていた」とトピ主さん。ご自身は、年に一度の旅行を励みに、日々の仕事を頑張っているそうです。しかしながら、彼のほうは「プライベートは仕事の二の次、三の次」という態度。現時点で、トピ主さんとは仕事への考え方やスタンスが違っているのは確かなようです。働きかけ続けるもよし、「いつも彼と一緒でなくてもいい」という考え方も企業や部署の雰囲気にもよると思いますが、制約をくぐり抜けながら、自分のスケジュールをうまくやりくりする……というのは、確かに社会人として大事なスキルですよね。今後については、以下に挙げる3つの方向性があるかと思います。1)根気強く、彼に働きかけ続けるトピ主さんは今回、この態度で臨んだことで喧嘩になった様子。でもそれでよかったと思います。交際では「譲り合い」も必要ですが、それと同じくらい、ご自身の思うことをきちんと伝えていくのも大切な態度です。彼はその後、「(休暇を)5日とるから行くところ決めよう」と言ってきたとか。彼なりに「トピ主さんとのプライベートを大切にしたい」と思ったからこそ、足並みを揃えようとしてくれたのでしょう。主体性には多少欠ける性格なのかもしれませんが、他人から強く働きかけられることで、自分の行動を決めていくのが性に合っている、という人もいます。今後もそのようにして、足並みを揃えていくことはできるようにも思いました。2)考え方の違いを受け入れ、「自分は自分で休暇を楽しもう」と考えるカップルだからと言って、「休暇は一緒にいなければならない」というルールはありません。普段からしっかり一緒の時間を作れているならば、年に数日の休暇を揃って過ごせなかったとしても、二人の絆が消えてしまうことはないはず。「休暇は、友達や親と過ごす時間に充てよう」「今しかできないだろうし、一人旅も楽しいかも!」などと頭を切り替えてみるのもひとつです。旅行に関しては「行けるときだけ一緒に行く」といった“ゆるいルール”のほうが、今後も無理なく足並みを揃えていきやすい気もします。「無理ならいいよ、私は行ってくるからね〜」と好きなように旅行を満喫していれば、彼のほうが寂しくなってきて、そのうち自ら進んで休暇を取ってくるようになる、なんてこともあるかもしれません。3)彼と別れ、価値観の近い相手を探す極論ですが、彼との婚約を解消して、別の男性を探す、という選択もあります。「本当に彼のことが好きではないのでは?」という読者の意見に対し、「そうなのかもしれない」「ちょっと立ち止まって考えたいと思う」と答えているトピ主さん。そもそも彼への思いに迷いがあったのならば、今回の喧嘩はいい“きっかけ”と言えそうですね。結婚前に、よく考えておくといい問題かも?お二人とも30代。ここまで自分のやり方で働いてきたと考えると、仕事への姿勢や価値観は、今後もお互い大きくは変わらないかもしれません。となれば、トピ主さんは将来、「家庭を顧みてくれない」「彼とでは、一緒に人生を楽しめない」などと不満を募らせることも考えられます。いずれお互いに考え方が変わる日が来るかもしれませんが、それは未知数。トピ主さんにとって、今の彼は「これから人生を一緒に歩いていきたい」と思える相手なのかどうか。じっくり考えてみましょう。もちろん、どんな相手との間にも価値観の違いはあります。ただ、それが簡単には見過ごせない違いだと気付いた場合には、「離れる」あるいは「結婚は即断せず様子見をする」といった決断をするのもひとつの方法です。先々の将来もイメージしながら、自分なりの答えを導き出していきましょう。(外山ゆひら)
2017年07月19日「結婚を意識している彼氏を、親に紹介すること」について悩んでいる女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。公務員だというトピ主さんの彼氏は、単位が足らず大学を中退した経歴があるそうです。「私の両親は結構厳しいのですが、紹介したらやはり反対されたりしますかね」と読者に問いかけています。■「胸を張って紹介できないこと」が一番の問題?子どもの幸せを一番に願っている親ならば、経歴だけでなく、「本人がその相手に対して、どう感じているか」や「二人の様子」を気にされると思います。どんなに学歴が素晴らしい相手でも、本人がその結婚に煮え切らないものがあれば、親は反対するかもしれません。逆に、学歴に多少気になる部分があっても、二人の絆が感じられ、本人が「私が一緒に生きていきたい人です」と胸を張って言うのならば、「心配もあるけれど、信じて応援してみようか」という姿勢になる親御さんも少なくないと思います。もちろん、世間体や見栄を一番に気にするような方もいるでしょうから、一概には言えませんが。親の意見を考える前に、自分自身の胸の内をよく見つめてみましょう。トピ主さんの心の中に「胸を張って紹介する自信がない」「結婚相手が彼でいいのか、まだわからない」という気持ちがあるならば、両親に彼を紹介するのは時期尚早ではないでしょうか。ご自身の気持ちが固まるまで、もう少し時間をかけてみることをお勧めします。■いつまでもこだわっていると、二人の関係が危うくなる可能性も彼は交際当初、学歴のことを黙っていたとか。事実を知ったトピ主さんは、「最初に嘘をつかれたのがとても残念でしたし、正直聞こえ悪いなーって思っちゃいました」と心境を綴っています。中退したことを黙っていたのは、「好きな彼女にバレるとカッコ悪いと思った、恥ずかしかったから」という理由もあるのだろうと推測します。その経験や悔しさがあったからこそ、今の仕事をいっそう頑張れているのかもしれません。背景や事情を汲むならば許せそうな問題にも思えます。ただ、彼が学歴以外のことでも嘘をつくような人物ならば、見過ごせない問題ですよね。彼は、普段から嘘を平気でつくような人間だと思いますか? 彼の人間性がまだわからないなら、今後の交際のなかで見定めていきましょう。また、「聞こえが悪い」という記述からは、親御さんだけでなく、トピ主さん自身も世間体を気にしていることがわかります。出世に響くのではないか、と気になってもいるようですね。世間体を重んじる度合いは自由ですが、「彼といい家庭を築きたい」という結論を出した場合、いつまでもこの件を引きずるのは良策ではないと思います。例えば将来、思うように昇給できないときに「学歴のせいね」と嫌味を言ったり、出世がうまくいかないときに「やっぱり中退はダメね」などと責め続けたりしていれば、彼の愛情や家庭への気持ちは薄れてしまうでしょう。■どんな相手を選んでも、望みどおり暮らせる“絶対”の保証はない彼の経歴がどうしても許容できないと思うならば、彼との結婚をしないという選択もあります。長い目で見れば、学歴について心から満足がいく相手を選んだほうが、トピ主さんは幸せを感じられるかもしれません。ただし、結婚や人生に“絶対”はありません。学歴抜群の人でも、突然安定した勤め先を辞めてしまい家族を苦労させる、なんてケースもあります。一方で、学歴にハンデがあっても、それをバネにして会社のトップに昇りつめていくような人もいます。そうした未来が待っていようとは、結婚前のパートナーたちは知らなかったことでしょう。つまり、どんな経歴の相手を選んでも、世間体のいい、望みどおりの暮らしができる“絶対”の保証はないということです。だとしたら、トピ主さんは何を信じて結婚を決断しますか? 「自分を信じてくれるパートナーがいれば、人は実力以上に頑張れることも多い」ということだけは、書き添えておきます。ともあれ、一度きりの人生を共に歩いていく相手を決めるのが結婚です。「二人で一緒にいれば、いい人生にしていけそうだ」「彼となら支え合ってやっていけそうだ」と思えるかどうか。結婚するのは親ではなく、自分自身です。何よりも自分自身が思う“答え”を、まずは導き出していきましょう。二人の意思がしっかりしていれば、親御さんのことは今後いかようにも交渉・説得の仕方があると思います。(外山ゆひら)
2017年07月10日恋愛プランナーのTETUYAです。今、恋活に日々、励んでいる女子に朗報です。今回は、そんな恋活女子に、オススメ男子をまとめてみましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。■恋活の先にあるものは・・・恋活の先にあるものは、一体何でしょう?やっぱり、好きな人と一緒になって結婚することだと、僕は思います。彼氏がいないと、どうしても彼氏のいる身近な友達の話を聞いたり、クリスマスやらバレンタインやらのイベントをあおる情報に触れてしまうと焦ってしまうものです。でも大丈夫!ここは一旦、落ち着きましょう。最終的に素敵な男性と結婚したいと思うのなら、焦って急揃えで彼氏を作っても、それがやっかいな男なら全く意味がないわけですよ。例えるなら、エネルギーをムダにガンガン消費していることと同じですから。最終的には、電源が無くなって本体自体使えなくなるわけです(悲)。恋活女子は、いわば、充電期間中。しっかり貯めて、将来、結婚に最適なエネルギーを消費しない男を狙うことが大事ですね。そんな「電源を消費しない男」とは、どんな男か紹介しましょう。■ヴィジュアルはいいけど・・・な男まずはじめは、ヴィジュアルはいい、ただ、恋愛の経験があまりにも無さ過ぎて、自分がモテることにまだ気づいてない男。そんな男は狙い目ですよ。こういうタイプは、例えば学生時代に、海外留学していて外国人とのコミュ力を磨き過ぎた結果、逆に日本人女性とのコミュニケーションが極端に下手だったりとか、それ以外で言うと、幼少のころから、勉強ばかりし過ぎで、大学でも女性が少ない環境だった理系男子や、部活ばっかりだった男子も同じ部類です。こんな素材の原石に出くわしたら、自分がモテることを気づかせないように、はやめにアプローチをするといいです。彼らは基本的にピュアなんで、やさしくする包容力のある女子に、結構弱いんです。■性格はいいが・・・な男次に、性格は申し分ないけど、見た目は残念男子。これも、オススメ男子のひとつです。性格は何より一番です。なぜなら普遍的なものだから。見た目は、お金をかけたり、努力をすれば、多少は良くなるはず。僕が思うのは、見た目の妥協ポイントを自分なりに整理しておくことが大事。例えば、残念であっても、将来生まれてくる子供の遺伝子にはそこまで影響しないレベルならOKとか・・(苦笑)、ずっと一緒にいて、すごく好きではないけど、嫌に感じないレベルとか。まあ、長くつきあえば、残念男子もイケメンも慣れます(笑)。■実家が・・・な男子実家、そう親が裕福だというところはポイントです。いざというときに、親からサポートしてもらうことも絶対出てきます。そんなときに、相手の親から手厚いサポートをしてもらえたら、どれほど楽か。もし可能であれば、つきあう前に相手の親の情報をそれとなーく聞きだしておきましょう。「ご両親の職業は何?」「実家の場所?」などと聞くとわざとらしいので、子供の頃の話とか、家族の話の流れから聞き出すのが良いかもしれませんね。意外と苗字などからも、ただものじゃない雰囲気を出す男子もいます。「伊集院」「徳川」「鶴亀」とか(笑)■おわりにまとめて言うなら、恋活とは、今までの自分を少し変えて、妥協しながらも、将来をみすえて、原石を見つける活動の定義です。常に自分のマインドの中で、完璧を求めないこと。(自分もふくめ完璧な人なんていないから)何か一つ欠落している人ぐらいが、人間味があっていいんだと思うんですよね。(TETUYA/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年07月04日「2年程付き合って結婚するはずだった彼と別れたばかり」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。別れの理由は、「価値観の違い」と「結婚をかなり待たされた事」だそうで、特に彼の言動に「大人として恥ずかしい」という思う瞬間が多く、自ら別れを決めたそうです。彼の過去の言動を挙げ、「皆様、こんな人と付き合えますか?」と読者に問いかけています。■念願どおり「他人」になれたのに……。気持ちが収まらない理由は?元彼に対して、怒りが収まらない様子のトピ主さん。自分から別れを告げ、念願どおり他人の関係になれたのに、なぜ読者の共感を求めて投稿するほど気持ちが収まらないでいるのか。その奥にある心情を理解することに、トピ主さんの未来へのヒントがあるように感じました。トピ主さんの心にはおそらく、以下のいずれか、あるいはいくつかの気持ちがあるのだろうと推測します。・「結婚に至らなかったこと」への怒りや悲しみ・自分が願っていたような形で愛されなかったことへの悲しさ、悔しさ・彼のような相手に2年も費やした自分自身に対する情けなさ・「この先の未来」が白紙になり茫然自失としている・「別れを決めたことは悪くない」と、誰かに背中を押してほしい■“そういう彼”でも結婚したかった? 苛立ちが伝染していた可能性も元彼は、相手の立場で考えないし、人や物に当たったり、夜中でも大声で怒鳴ったりして悪びれもしない。別れ話のときには、反論した上に酷いことを言った。アラフォーなのに……とも綴られています。そうした言動に対し、「引いてしまった」「家族や友人にもいずれ迷惑をかける」「こんな人と一緒に居るのが恥ずかしい」と感じた、というトピ主さん。2年付き合って、彼の“人となり”が明らかになったわけですね。「結婚前にそういう相手だとわかり、別れてよかった」と考えることもできますが、投稿には「結婚を待たされたこと」も別れの理由だと綴られています。つまりトピ主さんには、“そんな彼”でも結婚したいという思いがあった、ということなのかもしれません。もう少し早くプロポーズされていたら、結婚を承諾していたのかもしれませんね。もしも、交際初期は彼のことが大好きだったものの、プロポーズしてくれない苛立ちがあって、それが長引くなかで次第に彼に対して「幻滅していった」のだとしたら。トピ主さんの「結婚を焦る気持ち」が関係を悪化させる一因となった可能性も感じました。相手に苛立ちや不満を感じながら接していると、どうしても攻撃的な態度になってしまいがちです。そして攻撃的に接されると、相手も高い確率で攻撃的になります。実際、彼はトピ主さんに対して、攻撃的な態度をよく見せていたようですね。■不満を溜めない方法は? まずは自分に素直になってみようもちろん、「彼の人格には問題がなかった」「トピ主さんのせいで彼が攻撃的になった」と言っているわけではありません。ただ、“プロポーズしてくれない彼”への不満をずっと持っていて、そのことが関係悪化を招いた――という可能性にもし思い当たる節があるならば、今後は少し「不満を溜め込まないこと」「素直になること」を意識してみるといいかもしれません。今感じている怒りや苛立ちを一通り出し切ったら、心の奥にある素直な気持ちを見つけて、優しく抱きしめてあげてください。「結婚できたら、という思いがあったんだよね?」「彼とうまくやれたらよかったね」など。自分の気持ちや望みに素直に向き合えていると、人にも素直な気持ちを伝えやすくなり、結果、不満も溜まりにくくなります。そうしているうちに、今回の交際を振り返っての“発見”が得られるかもしれません。「何も言わずにイライラして接するくらいなら、自分から『こうしたい』と言ったほうがいいのかもしれない」「2年も待たず、早めに意思表示をすればよかった」「今度は最初から結婚前提で付き合える相手を探したいな」など。そうして得られた学びは、未来をよりよく生きる力になります。「幸せになることが一番の復讐」とはよく言われますが、本当にそのとおり。自分の人生をどうにかできるのは、自分だけです。いつか「彼とのことは、私に必要な学びだったんだ」なんて笑顔で思える日が来るように。後悔や悔しさは自分の力に変えて、今日のこと、明日のことにエネルギーを注いでいきましょう。応援しています。(外山ゆひら)
2017年07月03日付き合い出すと、恋人に「自分のすべてを受け入れてほしい」と思ってしまい、情緒不安定になっては別れる、ということを繰り返している――。そんな30歳女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「私のような人間でも、相手とうまくやっていく方法はあるのか、割り切ってひとりで生きていった方が良いのか」と意見を求めています。■ いわゆる「甘え上手」な人は、どこが違う?長女で、幼少期から優等生タイプだったというトピ主さん。「周りに甘えることが苦手」「他人に否定されることに慣れていない」といった自己分析もされています。どうやら、ずっと心に押し込めてきた“甘えたいのに甘えられないフラストレーション”を、彼氏となる相手にすべてぶつけてしまうために、交際がうまくいかなくなる様子。ほどよく周囲に甘えられるようになることが、打開策になるかもしれません。その方法を探っていきましょう。まず、いわゆる“甘え上手”な人を観察すると、分かることがあります。彼・彼女らは「誰かが手伝ってくれたらラッキーだな〜」くらいのライトな気持ちで、近くにいるよさそうな人にヘルプの打診を試みている。本当は自分で取り組むべきこととは分かっていながらも、“ちょっと試しに”頼んでみている、といった様子です。断られたときにも、「ま、仕方ない」「やっぱダメか(笑)」などと明るく受け取ります。仮にすねたような態度を見せたとしても、本気で傷つくようなことはない。だからこそ、断る側も気楽でいられるし、「次に余裕があるときは助けてあげよう」などとも思われやすいようです。■ 「甘えたいのに、甘えられない」を克服するには?一方、「甘えたいのに、甘えられない人」というのは、断られることや拒否を恐れていることが多いです。甘えや依頼を断られると、ひどく傷つき、自分のすべてが否定されたような気持ちにもなりやすい。そのため、「この人なら絶対に拒否されない」と信じられる相手にだけ、日頃から溜め込んでいる「甘えたい気持ち」をぶつけてしまう――。しかしながら、「他人の甘えをいつでも、いくらでも受け止められる人」というのは滅多にいません。どんなに懐の深い人でも、気分や状況的に余裕のないときはありますよね。そんなときに、甘えや依頼を断ったからといって、「前は助けてくれたのに!」と責められたり、「もう私のこと嫌いなの?」なんて悲しまれたりされたら、どうでしょうか。この相手は受け止めきれない、と感じてしまうこともあるかもしれません。どんな相手も、自分と違う時間のなかを生きています。「他人と自分は違う存在なのだ」としっかり分かっていれば、甘えや頼みを拒否されたとしても、それは相手側のそのときの判断というだけで、こちらの存在まで否定しているたわけではない、と理解できるはず。そうしてむやみに傷つかなくなれば、余裕のなさそうな相手を見て、「どうしたの、何かあったの?」なんて思いやれることもあるかもしれません。特に恋人同士の場合、そのようにお互いに心を支え合えると、絆も深まりやすいです。その理解をした上で、「軽く甘えること」にも慣れていけるといいですね。最初は「断られるかもしれないけど、ま、やってみるか」などと思えるときに、周囲の誰かをちょっと頼ってみましょう。例えば高い場所の物を取ってもらうなど、些細なことで構いません。断られる前提でいれば、手伝ってもらえたときに大いに感謝の気持ちを持てるようになり、対人関係にも好循環が生まれていきやすいでしょう。■ 「今」と「未来」に焦点を当てていこう家庭環境の影響もあり、男性に対して「憧れ」と「敵意」が混在している、というトピ主さん。そういう側面もあるのかもしれませんが、過去にばかり焦点を当てすぎると、「過去のせいで私はこうなんだから仕方ない」といった諦めの論理にもなりやすく、本当に望む未来へ繋がりにくくなってしまうこともあります。のちの投稿では、「恋愛は今後一切諦める」などとも書かれていますが、そのようにネガティブな気持ちになってしまうときは、「うーん、今の私はこう思ってしまうな」などと、少し自分を俯瞰して捉えてみてください。その上で、現在と未来に焦点を当てていきましょう。30歳。ここからの人生は、まだまだ長いです。“パーフェクト”になんてなる必要はないし、自分を見つめる勇気を持っていれば“パートナーといい関係を築く力”も必ず上達していきます。「今の私には、こういうところがあるみたいだな。じゃあ次はこうすれば良くなるかな?」。そんなふうに試行錯誤していくことを、ぜひ諦めないでほしいなと思います。(外山ゆひら)
2017年06月26日