やさしいママのヒミツ、第5回目はアウトドア料理研究家の高松美里さん。6歳の女の子、4歳の男の子、2人のママです。高松美里さん娘さん:6歳、息子さん:4歳アウトドア料理研究家、フードスタイリスト。ヘアサロントップスタイリストをへて、食の世界へ。アウトドアブランドとコラボした料理企画をはじめ、雑誌、広告のスタイリングなどを数多く手がける。子どもと一緒に楽しむ食育アウトドアクッキングや、ホームパーティーのおもてなしスタイリングなどを発信している、インスタグラム(@misatotakamatsu)も話題。HP: 高松さんの実践する、アウトドアを通した子育て術や、子どもたちにも環境にもやさしいアイテムとは? <前編>では、家でも外でも愛用しているという、調理アイテムをご紹介します。■長く使えて、おしゃれなアウトドアアイテムの魅力もともと美容師の高松さんは、妊娠、出産を機に、好きだったインテリアや料理、アウトドアなどの趣味を生かして、アウトドア料理研究家やフードスタイリストとして活躍しています。高松さんが暮らすのは、都会のど真ん中にある、おしゃれなマンション。一見すると、“アウトドア”からイメージする暮らしと正反対のように見えます。「サバイバルな感じではなく、あくまでもおしゃれに、気軽に、都会の人でも楽しめるアウトドアを提案したいと思っているので、私自身それを実践しています」子どもの頃から、家族でスポーツやキャンプを楽しんできたという高松さん。仕事と子育てで忙しい今も、休日に外に出かけることが一番のリラックス法だといいます。そんな高松さんが愛用する料理関係のアイテムは、やはりアウトドアグッズ。「キャンプがきっかけで買いはじめましたが、アウトドアのアイテムはすごく使い勝手の良いものが多く、長く使えるし、防災にも役立ちます。無駄な買い物にならない気がするし、おしゃれなものも多いのでどんどん増えていきました。今では、家のものとアウトドア用を分けず、両方で使っています」■家でも大活躍なアウトドアアイテム4選そのひとつが「LODGE」の鉄鍋。おいしくできるので、家でも使うようになったのだとか。「鉄鍋は熱伝導率が高く、保温性がいいんです。特にお肉は、表面はパリッと、中はジューシーに焼けるので、本当においしい。ホームパーティーでも、お肉と野菜を詰めておいて、友だちが来たらオーブンに入れるだけで、とても簡単にできるので重宝しています。お手入れは慣れれば楽しいもの。外で使って放っておくと錆びるので、きれいに洗ったあと、オリーブオイルを塗るとピカピカに戻ります。内側は、普段は天然竹を使ったササラで洗うのみ。汚れがひどいときや外側には、洗剤を少量使って洗います」ガラスのジャグやホーローの食器も、高松さんには欠かせないアイテム。「キャンプでは水場が遠かったりするので、このジャグに入れて使います。ホーローは直火OKで割れないし、おしゃれでカラーも豊富。買いそろえやすいし、汚れもウエットティッシュなどでさっと拭けば落ちるのも楽です。外でのお料理がおしゃれで楽しいものになりますね」 アウトドアアイテム以外の愛用品では、見た目もおしゃれなウッドボード。コーディネートもしやすいので、家でもキャンプでも大活躍だそう。「小さなものから特大サイズまで、たくさん持っています。朝は基本和食ですが、ときどきミニサンドイッチを並べて、ピックを刺したりすると、子どもたちも喜んでたくさん食べてくれます。真ん中に大きいウッドボードを置いて、取り皿だけ置くスタイルは、洗い物も少なくて楽。置いているだけで雰囲気が出るし、まな板としても使えて便利です」鉄鍋と同様に、お手入れが必要な土鍋もフル活用。お手入れがてら、毎朝使っています。「炊飯器がないので、毎朝3合炊いています。飯ごうに慣れているからか、早くて簡単に感じますね。手入れもそんなに大変ではありません。とにかくおいしいので、炊飯器には戻れないです。炊きたてのごはんの匂いで、子どもたちが起きてくるくらいです(笑)」■自然の中で使うものには、環境に配慮した「ヤシノミ洗剤」調理器具は、育てる感覚で長く使えるものが好きという高松さん。お手入れに使うものは、必ず環境に配慮したものを使いたいといいます。「キャンプ場では、科学的な洗剤の使用が禁止されているところがほとんど。外では、自分の流したものが実際に目に見えるので、泡が全然消えないで流れていくのを見ると、科学的なものを使う気にはなれないです。水もできるだけ使わず、拭くだけのことも多いですが、洗剤を使うときも匂いが強いものだと残ってしまう気がするので、できるだけ自然素材のものを使いたいなと思っています」そんな高松さんが、ずっと使い続けたいというのが「ヤシノミ洗剤」です。「これを使うようになって、子どもが洗いものをすごくしてくれるようになりました。ポンプ式なので出しすぎることがないのもいいですね。少し使っただけで、手にやさしいこと実感しました。ナチュラル系の洗剤は、洗浄力が気になりますが、サクッと汚れが落ちるのもうれしい。キッチンは匂いが混じると嫌なので、香りがないほうがいいですが、無香料というところもいいですね」 ■お手伝いも遊びのひとつに高松さんのアウトドア料理、スタイリングのコツはカラフルにすること。「グリーンや茶色などの、自然の色と調和するように、トマトの赤や葉っぱの緑、パプリカの黄色を足して、パッと華やかな気持ちになれるように考えています。子どもたちもトッピングが好きで、ピザなどに自由にトッピングしたり、何も言わずとも、花を摘んできてテーブルの上に飾ったり、松ぼっくりを置いたりしてコーディネートしてくれて、自然と美的センスも磨かれている気がします」自然が一番の先生だと話す高松さん。2人のお子さんも、あえてお願いすることもなく、お手伝いをするのが大好きになったそう。「キャンプだけでなく、家でもお手伝いしてくれます。外だと散らかってもイライラしないし、遊び感覚でやらせているうちに、家でも料理や配膳、食器を洗ってくれたりするようになりました。キャンプは非日常が楽しいので、わざわざ遊び道具を持っていかなくても、自然の中から遊ぶものを見つけて楽しんでいますね。テントを張るのも、今は順番をわかってきているのでアシストしてくれます。アウトドアでは何が危険なのか、知ることも大切。“火が熱い”ということも、野菜や肉を串に刺して、火の上の方に入れると温度が高いからすぐに焦げる、という風に実際に経験するとよくわかるし、それ自体がお手伝いすることにもつながっています」2つ違いの娘さんと息子さんは、ずっと2人で遊んでいるほど仲良し。キャンプなどを通して、協力し合う大切さを実感しているのかもしれません。「2人でずっと遊んでいてくれるので、お出かけがすごく楽ですね。お手伝いも競い合って、遊び感覚でするので楽しいようです。子育てでイライラしないコツは、家事も含めて、全部楽しいと伝えること。本人に任せると時間はかかるけど、最初はできなくてもいいという気持ちで、遊びのひとつにしてやらせて、私は別の作業をします。子どもたちが毎朝卵を割ってくれますが、だんだん上手になってくるし、任せてしまうとしっかりやってくれるようになったので、助かります」 <後編> でも引き続き、愛用品やアウトドアを通して学ぶ、高松さん流子育て術について伺います。 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2016年12月05日料理研究家の森崎友紀さんが、大人の男として推薦してくれたのは、真摯に料理に取り組み、自分の道を究めた、料理人たち。「おいしい料理やスイーツにはもちろん、それを作った人の努力や丁寧な仕事ぶりにも同じようにキュンとします。今回ご紹介する4人は、笑顔が素敵なのも共通点ですね」。お店がある方のところには、実際足を運ぶこともあるそうだが、「皆さん、それぞれ『天才』と呼ばれるほどの高い知名度と評価を持ちながら、常に進化しているところが素晴らしい。年を重ねるほど技が磨かれるというのは、ものを作る人間の理想です。また、ガツガツせずに、自分らしさを活かした料理やスイーツを作っているところも、大人の男ならではと感じます」(森崎さん)森崎さんが選ぶ、その4人とはこちら!■『カンテサンス』オーナーシェフ岸田周三ミシュランガイド東京で三ツ星を獲得したフレンチレストラン『カンテサンス』のオーナーシェフである岸田さん。「笑顔がとても素敵で、少年のような雰囲気の方。しかし、仕事になるとキリッとした顔つきに一変し、そのギャップにやられてしまいました。最初にお店に伺ったときは、出される料理がすべて素晴らしすぎて感動!その夜は眠れなくて、岸田さんのことを調べまくった思い出があります(笑)」■『Toshi Yoroizuka』オーナーシェフ、パティシエ鎧塚俊彦スラリとしてコックコートが似合うスーパーパティシエ、鎧塚さん。「スイーツに関しての情熱が半端ない方。スタッフに対しては厳しいですが、それだけ愛情を持って自分の作品を世に送り出しているからこそだと感じます。以前、仕事でご一緒させていただいたとき、15個のカップアイスクリームの試食をしたんですが、すべて一口でなく、完食していらして。すごく誠実だなと思いました」■『四川飯店』オーナーシェフ陳 建一中華の鉄人として一時代を築いた陳さんは、60歳になる今も四川飯店グループのオーナーシェフとして後進の指導にあたっている。「見ていると、料理を作ることはもちろん、教えるのが心底好きなんだなというのが伝わってきます。以前、陳さんの手を見たら、熟練した料理人ならではの、いかにも仕事ができそうな手をされていて、おお!と思いました。笑顔もキラキラしていて、みんなから愛される方です」■料理研究家土井善晴TV番組『おかずのクッキング』や『きょうの料理』などでおなじみの土井さん。最近は、バラエティ番組などに出演することも多い。「家庭料理をおいしく作る方法をわかりやすく教えてくれる方。独特のやわらかな関西弁が良い味を出していて、お話を聞いていると心が和みます。しかも、センスの良いユーモアと大人の茶目っ気があるところが、土井さんならでは。テレビで拝見するのが毎回楽しみです」◇森崎友紀さん料理研究家。料理教室「UNITY☆MAGENTA」を主宰。著書に『知識ゼロからの栄養学入門』(幻冬舎)、『森崎友紀の100円満腹レシピ』(宝島社)など。※『anan』2016年11月16日号より。文・重信 綾古屋美枝
2016年11月13日日本から飛行機で3~4時間で到着。時差もほとんどないことから、子連れでも比較的ラクに行けるということで注目の台湾。料理家の内田真美さんはいち早くその魅力の虜(とりこ)になり、15年以上台湾に通い続けています。そんな内田さんの最新刊『私的台湾食記帖』(アノニマ・スタジオ)では、食通の内田さんが厳選した、台北、台中のおいしい料理やデザートだけでなく、子連れでの旅行先としての台湾のおすすめスポットや、子どもと旅するコツもたくさん掲載されています。そこで内田さんに、台湾の魅力や子どもと一緒に楽しむ秘訣など、たっぷり伺いました。■治安もよく、子ども連れにも寛容な台湾の人々7歳の娘さんを持つ、お母さんでもある内田さん。初めての外国旅行は台湾と決めていたそう。「娘が初めて行ったのは2歳半のとき。移動はタクシーやMRT(地下鉄)を使いますが、『今日はこのエリア』と決めて歩くと、子どもも楽しいし、言葉や町並みで、ちゃんと外国だとわかるんですね。自然な形で外国の文化を感じ取れるのがいいなと思って。施設の中でアクティビティとなると、どこの国でも一緒になっちゃうから、子どもは少し広い公園などで現地の子に混じって遊んで、私たちも散歩をすると、ちょうどいい具合にお腹が空くんです(笑)」「台湾の人はもともと優しいですが、子どもと一緒なら、さらに優しく微笑んでくれるんです。たとえ泣いたりふざけたりしても、“子どもはそういうもの”と、男性もニコニコしてくれます。小さい赤ちゃんを連れて遅い時間にお茶を飲んでいるのも普通なので、こちらも気兼ねなく歩き回れるし、場所やマナーに気をつければ治安もいいので、晩ごはんを食べたあとに女性と子どもだけでデザートの店まで繁華街を散歩するのも怖くない。子ども連れだとまず外出というだけで荷物が多いし、気配りすることがいっぱい。外国なら治安や移動手段も気を遣わなくてはいけないけど、ほかの国に比べると比較的治安もいいので、緊張しなくていいと思います」街中にある松山空港を使うと、台北の主要なホテルまでタクシーで15〜20分。着いてからすぐに荷物を置けて、帰りもギリギリまでホテルに荷物を預けられ、移動距離が短いから楽、という点でも、子連れでも無理なく行けるのだそう。 ■お米や麺類、小さな子どもが食べられるメニューも豊富さらにお米や麺類など、子どもが食べられるものが多いのも嬉しいポイント。本には、内田さんならではのおすすめメニューの組み合わせが掲載されていて、そのまま注文したくなります。「辛いものだけ気をつけてあげれば、塩分も糖分も低いから、子どもに食べさせやすいですね。果物も豊富で、豆や芋を使ったデザートも多く、外食がしやすいです。素食文化があるし、オーガニックスーパーも多いんです」内田さんが子連れで台湾を旅する上で、気をつけていることは?「台湾は漢字文化だから、必ずメモ帳とペンを持ち歩きます。事前に食べたいものや行きたい場所を調べて、メモして見せればわかってくれます。台湾の人は何を言いたいのか、すごく汲み取ってくれるんですよね。それから、ホテル選びで大切にしているのは、日本語が通じるホテルの、できるだけ広い部屋に泊まることと海外保険に入ること。子どもといると予想のつかないことがあるので、それは安心代と思ってお金をかけたいです。1日1万円の予算があれば十分に楽しめるので、使い切れる分だけお金を換金するのがポイント。できれば4泊以上で、余裕があるとゆっくり楽しめます」「子どもがいると、事前にピックアップしていた観光ポイントでも、とりこぼして当たり前。思い通りにいかないのはわかっているから、ゆっくり動くのが前提です。大人だけで行くと欲望の渦に巻き込まれて、スタンプラリーのような感じになってしまうけど、子どもがいると子どもたちに都合を合わせるので、次にどこに行くか、ゆるくスケジュールを決められるのが気持ちいいんです。台湾はすぐに行ける距離にあるし、のんびりしに行くところ。だから詰め込まないで、行けなかったらまた次の楽しみにすることですね」 ■台湾旅行におすすめの時期、おすすめのグルメは?そんな内田さんのおすすめは、女友達との旅行。「食事のことを思うと、いろいろ注文したいから、大人数で行きたいですよね。全日程一緒にするのが難しい場合は、ホテルだけ同じにしておくんです。大人4人と子ども1人だとタクシーにも乗りやすいので、おすすめ。友人同士だと協力して楽しく過ごそうとするし、子ども連れが何組か集まると、子ども同士で遊んでくれるというメリットもあります。なので、たとえば市場に行くときは、子どもたちを公園で見ている側と買い出しに行く側と分かれたり、子どもがいない友人がスパに行く間、子どもチームはお昼寝をしにホテルに帰ったり。現地のカフェや商業施設ではWi-Fiも飛んでいて連絡も取り合えるので、フレキシブルに各自が楽しめます」もっともおすすめの時期は、気候がよくて雨の少ない10月ごろだといいますが、夏休みに行く人にアドバイスは?「夏は、果物と冷たいデザートのおいしさが詰まっています。でも尋常じゃない暑さと湿度なので、小さいお子さんがいる方は気をつけて。建物内は冷房が効いていて寒暖の差があるので、寒さ対策もしてくださいね。体が疲れやすくなるので、一度ホテルに戻ってシャワーを浴びてリセットしたり、プールで遊んだりするのもおすすめです」 ■情報収集は現地の人のブログやSNSで普段から友人を案内することが多いという内田さん。情報は、最近は現地の人のブログやSNSから得ているのだそう。「初めて行く人がいるときは、台湾を好きになってほしいし、外したくないから大定番の店を中心にまわります。だから今回の本は、初心者の方向けに大定番ばかりをご紹介しています。さらにお子さん連れでも安心して着席できて、食べられるものがあり、小綺麗なところ。また、きれいなトイレがあるというのもポイントです」子連れママにこれ以上ないくらい、優しい目線で書かれた本書。これを片手に、子どもと一緒に台湾に行きたくなります。最後に、内田さんから日々子育てを頑張るお母さんたちへメッセージ。「治安がよくて、子どもに優しくしてくれるから動きやすいです。ふだん子育てを頑張っていらっしゃると思いますが、台湾ではみんなが子連れを優しく受け入れてくれて、子どもと楽しく生きていることをすごく肯定されるので、満たされます。満たされると、家族にも子どもにも優しくできるんです。私は台湾に助けてもらっていて、いつもパワーをチャージされるので、ぜひお母さんたちに台湾に子連れで行って、少しでも気を緩ませてもらえたらいいなと思います。デザートにお茶、おいしいものを食べてゆっくりして、スパやマッサージでリラックスする。お母さんたちにとってはご褒美みたいな時間になると思います」今回取材に協力してくださった、内田真美さんの新刊『 私的台湾食記帖 』(内田真美・著/アノニマ・スタジオ)
2016年07月01日料理研究家でタレントの森崎友紀(36)が16日、オフィシャルブログを通じ、3,500グラムの第1子を出産したことを報告した。森崎は「ついに、出産しました!!」の書き出しに続いて、「こんな神秘的な体験は産まれて初めてです。それに、長いお産だったので…安堵と感動でずっと泣いてました」と回顧。「長~い長い陣痛を経てのお産だったので、いざ、いきむ段階になると、早過ぎてみんなびっくりしてました」と心境を記した。また、陣痛に耐え切れずに「もういいです、もう無理です!お腹切ってください!」とあきらめそうになったが、立ち会った夫に「一緒に頑張って乗り切ろう」と励まされたという。「今となっては、本当に、耐えてよかったです」と胸をなでおろし、「旦那さんありがとう」と夫への感謝をつづっている。同ブログでは「管理栄養士の初めての妊娠!!週別日記」として出産までの日々を伝えていたが、今後は「管理栄養士の初めての育児日記」として更新。「これからもいろいろ書きたいと思います。よろしくお願いします」と呼びかけている。
2016年06月16日“世界一セクシーな男”ブラッドリー・クーパーの主演最新作『二ツ星の料理人』のイベント試写会が6月1日(水)KADOKAWA神楽座ホールで行われ、料理研究家のコウケンテツとレストランジャーナリストの犬養裕美子が登壇し、美食トークを繰り広げた。『二ツ星の料理人』は人生につまずいたワケありの元二ツ星シェフが、復活をかけてミシュランの三ツ星に挑む美食エンターテインメント。『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』『アメリカン・スナイパー』で3年連続アカデミー賞にノミネートされた実力派俳優ブラッドリーがシェフに扮し、ロンドンのフレンチレストランを舞台に、新しい仲間たちと世界一のレストランを目指して奮闘する。ブラッドリーが劇中で実際に着用した衣装を纏い登場したコウさんは、映画について「カメラワークとか厨房の躍動感が視覚的にも楽しめます。シェフは世界的に見ても個性的な人が多くて、人間ドラマとしてもいいですよね」と、シェフの実態にもリアルに迫っていると称賛した。作品内では女性シェフの活躍も描いている。犬養さんも現に女性シェフが増えてきていると言及し、「人手と才能の問題もありますし、仕事のできる女性はたくさんいます。これからは女性の時代です」とキッパリ話すと、コウさんは「その通りですね…」と男性シェフの立場として、やや気弱な笑みを見せた。コウさんは、駆け出し時代は料理に没頭のあまり、奥さんを忘れたりということもあったと話す。コウさんは、「駆け出しの頃は、とにかく24時間じゃなくて30時間料理を作ってるつもりでした。奥さんへのフォローは、料理の世界なので料理で返すというか、美味しい料理を食べてもらうことでした」と感謝の気持ちをにじませると、犬養さんも「やっぱり愛情がこもった料理が一番おいしいんですよね」と、羨ましそうに遠い目をしていた。『二ツ星の料理人』は6月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(cinamacafe.net)
2016年06月01日料理はとにかくめんどくさいもの。やっとキッチンに鍋や食材をまとめられたと思ったら、料理中は調味料やお皿を出したりしまったりの繰り返し……。あれこれやることが多くて、食べた後には疲れ切ってしまって、「もう片づけしたくない」とあきらめてしまうこともありますよね。段取りよく料理するには、一体どうすればいいのでしょうか?いちばん手っ取り早いのは、料理経験が長いプロに秘訣を教えてもらうこと。そこで、レシピエッセイ『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』(ぴあ)の著者で「MIIKU日本味育協会」代表の料理家・宮川順子さんに、料理下手でもできる段取り術についてお伺いしました。■段取りは冷蔵庫チェックからスタート宮川さんは著書のなかで、料理をするときのルールとして「1食に1時間以上かけない」ことを挙げています。そのために大切なのは、献立を決める前に、とりあえず冷蔵庫のなかをチェックしてみること。冷蔵庫に料理のメインになる肉・魚はあるのかをチェックし、なければ足りないものを買いに行くわけですが、そのときにもポイントがあるというのです。「豚肉を買うにしても、薄切り肉以外にも生姜焼き用、とんかつ用と、とりあえず何日分か買っておきます。切ってある肉は傷みやすいので、軽く塩をふってキッチンペーパーで水気をふき取り、フリーザーバッグに入れて冷蔵庫へ。塊の肉は、弱火で下茹でしておきます。そうすればあとは野菜などと煮るか食べやすく切って焼くかして、好みの味をつけるだけ」みりんと醤油なら和風、トマトを入れたらイタリアン、ハーブや香味野菜を加えたらフレンチになるというわけです。宮川さんによると、とりあえずなにも考えず、塊の肉は買ってきたら鍋に入れて弱火でコトコト串が通るくらいまで煮ておけばOK。料理が苦手でも、それくらいならなんとかできそうですね。また、切ってある肉は、下味(塩・酒、たれ)をつけてピチッとラップしておけばいいとか。あとは煮るか、焼くかすればできあがりです。■とりあえずお湯を沸かして食材を切る慣れてくると、その日の気分に合った一品がパパッとできてしまうのだといいます。たとえば宮川さんの料理教室では、献立を決めずに肉や魚、旬の野菜を用意して、とりあえずお湯を沸かすところからはじめるのだとか。「お湯を沸かして、野菜を下茹でする、ティーバッグ状のだしパックを入れておく。その間に献立を考えます。たとえばダイコン、キュウリと魚があったら、まずはダイコンを薄切りにして塩をふっておきます。しんなりするまでには時間があります。その間にサク(ブロック)で買った魚を切って刺身にしちゃいましょう。ちなみに魚は刺身の状態で買うより、サクで買ったほうが絶対にいいですよ」なぜなら魚は切って刺身にした状態だと傷みやすく、味も落ちるものだから。また、腐敗を防ぐために、刺身のつまは薬品まみれです。さらに、サクなら同じ値段で量は刺身の倍くらいです。「食べやすく切った魚には軽くパラパラ塩をふり、しばらく置くと余分な水分と生臭みが抜けます。その間にキュウリを薄切りにして、水気をふき取った魚とレモン汁で和えて」これでもう1品できあがり、次の料理がつくれます。だしが取れたから、半分を味噌汁用に、半分にしょう油とみりんを1:1の割合で加えれば、和風の煮ものとしてどんな食材にも使えるそうです。「ダイコンも丸々1本買えば、いろんな料理に使えます。先の細い方は、大根おろしにしてすぐ食べられる。上の方は薄切りにして塩をふって、レモン汁少々をかければ和え物になります。真ん中は輪切りにして、米のとぎ汁で下茹でする。とりあえず切って柔らかくしておけばなにかに使えます」宮川さんによれば、こういうことが大切。毎日じゃなくても、時間があるときに食材をまとめて買って、とりあえず下準備からはじめるということだけ覚えておけば大丈夫だといいます。段取り上手になるための秘訣は、「とりあえず下準備」!まずは、お湯を沸かす。そのお湯でだしをとる、下茹でする。切った魚に塩をふる、野菜を切るだけ。■段取り上手になれば自家製ツナも簡単ちなみに、段取りさえ覚えれば、たいていの料理は自分で手づくりできるそうです。缶詰に入ったマグロのオイル煮、いわゆる「ツナ」も自宅で手づくりできるとか。それも、マグロ・水・白ワイン・塩を鍋に入れて軽く煮るだけでいいというのです。「ツナは缶詰に入ったものを買うより、家でつくるほうがずっとおいしいしお得です。手づくりなら、ツナ缶の残り汁もムダにすることなくおいしく食べられます。まず鍋にお酒(日本酒か白ワイン)と水を1:2の割合で入れ、マグロの塊、塩少々、あればローリエか好みのハーブを入れて、弱火で5分くらい煮込みます。火を止めて冷ましたら、マグロの塊とオリーブオイルなど好みの油とフリーザーバッグに入れて軽くもみこむ。そのままで、海苔やゴマと一緒にごはんに乗せて食べると、たまらなくおいしいですよ」聞いただけでもう、マグロのいい香りが浮かんできますね。鍋に残った煮汁には、マグロのうまみがたっぷり凝縮されています。野菜をきざんで加えれば、スープにもなります。マグロは本マグロではなく、安いキハダマグロやビンナガマグロでOK。カツオやサバでもつくることができるそうです。*食材を買ったらすぐ下準備だけしておくことを習慣にすれば、確かに1食1時間もかからずにつくれそうですね。今回おいしい料理をつくるための段取りと、手づくりツナの作り方を教えてくれた宮川さんの著書『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』には、料理に関する悩みの解決ヒントがたくさん詰まっています。レシピももちろんあるのですが、料理そのものの考え方が書かれているので、料理初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。ぜひ料理が好きじゃない、得意じゃないと自覚している女性こそ手に取ってみてください!(文/ぱるぱる) 【取材協力】※宮川順子・・・1957年福岡県生まれ。「MIIKU(社)日本味育協会」代表。長男のアレルギーを機に、親子共々の「食の重要性」を実感。実家の料理屋での記憶や友人シェフのアドバイスで、オーガニック食品による無添加手作りを実践。2人の子供の子育てが一段落後、自分の体験をもとに添加物のない、簡単でおいしい家庭料理を伝えたいと教室をスタート。各種資格を取得後、現在は「心と体に美味しい食卓」の周知拡大を目指し、料理教室を主宰すると共に、食業界のプロや一般に向けて、広く味覚教育講師や資格試験講師、商品開発のアドバイザーなども務めている。 【参考】※宮川順子(2015)『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』ぴあ
2016年03月21日世界三大料理といえば、フランス料理と中華料理、そしてトルコ料理。ただしトルコ料理は、ケバブくらいしか知らない方も多いかもしれません。肉の塊をスライスする「ドネルケバブ」は、たしかにおなじみになりましたが……。でも、ケバブ以外にもトルコ料理はバリエーション豊か。日本人の口にも合うものが多いのです。また、日本製粉株式会社が日本・トルコ協会主催「第56回トルコ料理教室」に協賛したり、世界の朝食を提供するレストラン『WORLD BREAKFAST ALLDAY』でトルコの朝食が始まったり、2016年はますますトルコ料理に注目が集まっています。とはいえ「食べてみたい!」と思っても、一体どのお店がいいのかわからない方もいるはず。そこで今回は、料理家である筆者が実際に行って確かめた、トルコ料理の名店をご紹介します。■1:食べ放題が非常にお得なお店「レストランザクロ」まずは、もっともリーズナブルなトルコ料理店、西日暮里の「レストランザクロ」から。一見、雑貨屋さんかなと思ってしまうような店構え。しかも、店内をのぞいてみるとテーブルがありません。というのもこのお店、絨毯の上に座って食べるスタイルなのです。さらに驚きなのは、その名も「食べきれないコース」というコースメニュー。たった2,000円で食べ放題。シシケバブ、クピデケバブ、パガリポロ、マイチェなどおまかせメニューが続々と出てきます。アラカルトメニューもありますが、そのお得さから、ほとんどの人がこの食べきれないコースを注文するのだとか。3人以上でコースを予約すると、水タバコも1台ついてくるのでさらにお得。飲み放題をつけたい場合には事前に3人以上で予約すれば、「食べきれない・飲みきれないコース」が3,000円。もう、驚きの連続です。なお、毎晩20時からベリーダンスショーがあるため19時半からは500円のダンスチャージが必要となります。ちなみにベリーダンスタイムは全員強制参加なので、覚悟してのぞみましょう。このお店は、突然トルコの衣装を着させられるなど、オーナーのアリさんのテンションの高さでも有名。ぜひ、万全の胃袋と万全のテンションで行ってください。また、とってもかわいいトルコのモザイクランプづくり体験もできるので、こちらもオススメです。■2:日本初のトルコ料理レストラン「イスタンブール」創業1988年の日本初のトルコ料理レストランは、その名も「イスタンブール」。当初は新宿にオープンし、現在は赤坂と銀座にも店を構えます。店名のついた「イスタンブールコース」は2名様から。全9品で4,750円。スープからはじまり、サラダ、前菜、オリーブオイル料理、日替わり料理、揚げ物料理が2品。さらにメインディッシュは4種ケバブの盛り合わせ。メインディッシュは魚料理にすることもできます。そして最後に、デザートとチャイが出てきて、他にもエクメックと呼ばれるトルコのパンもつきます。イスタンブールコースはボリューム満点なので、もう少しライトにしたい方には「シェフのおすすめコース」がおすすめ。こちらはイスタンブールコースから揚げ物1種とオリーブオイル料理を除いた全7品で、お一人3,800円です。ちなみに、赤坂店と銀座店ではランチタイムも営業。ケバブ料理や日替わりのトルコ料理をいただくことができます。スープ・サラダ・ドリンクつきで1,000円、デザートはプラス200円とお手ごろなお値段です。ぜひ、トルコならではの「おもてなしの心」を体感してみてください。■3:トルコ宮廷料理が味わえる高級店「ブルガズ アダ」最後は、かつてのオスマン帝国の宮廷料理を味わうことができる麻布十番の「ブルガズ アダ」。オスマン帝国の後継国家がトルコなので、トルコ料理を語るにあたってはオスマン帝国の食文化を無視できません。ブルガズ アダではなんと、歴代の皇帝たちに供された門外不出のレシピを味わうことができます。そのレシピを継承しているレストランは、世界でたった3軒。トルコの首都であるイスタンブールに2軒と、このブルガズ アダだけ。営業はディナータイムのみで、アラカルトメニューは21時以降のオーダーなので、基本はコース料理となります。全7品の「ヴェズィルの舌鼓」は、アミューズからはじまりパン、メゼを華やかに盛り合わせた前菜盛り合わせ、スープ、サラダ。主菜は本日の魚介料理、スプリングラムチョップグリル エーゲ海地方のタイムの香り、スパイスが優しく香るマリネしたヒナ鶏モモ肉のジューシーなグリル、トルコ産フェタチーズ・ハーブ・ポテトのマッシュを宮崎ハーブ牛フィレ肉でロールしたローストのなかからお好きな一品を。そしてデザートとチャイで7,700円。その他、全8品の「スルタンの宴」は8,800円。2日前までに要予約の「パーディシャの至福」は全10品で13,200円。イスタンブールまでいかずとも歴代皇帝が食べた料理が味わえるのですから、ぜひ一度は味わってみたいものです。*気になるお店はありましたか?すべて都内で、初めてトルコ料理を食べる方にもピッタリ。ぜひ足を運んでみてください。(文/料理家・まつながなお) 【参考】※レストランザクロ※イスタンブール※ブルガズ アダ
2016年03月15日忙しいと、ついコンビニや外食で済ませてしまいがち。手づくりしたほうがいいと頭ではわかっていても、体は楽なほうに流されてしまうものですよね。一体どうすれば、料理を習慣にできるのでしょうか?そんな悩みを解決するには、毎日料理をしている先輩女性に秘訣を教わるのがいちばん。そこで、レシピエッセイ『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』(ぴあ)の著者で 「MIIKU日本味育協会」代表の料理家・宮川順子さんにお話を伺いました。■手づくりをはじめたのは息子のアレルギーのためいまは料理家として活躍されている宮川さんですが、結婚前はファッション業界に勤め、お仕事が大好きで外食ばかりだったのだとか。また、独身時代はバブル全盛期で、連日一流レストランやホテルで豪華な食事を楽しんでいたそうです。しかし、幼いころから喘息持ちだった宮川さんは、不規則な生活と暴飲暴食がたたって体がボロボロに。人生を見つめなおした結果、寿退社の道を選んでバリキャリOLから専業主婦へと180°方向転換したのだそうです。結婚して子どもを産むまでは、家庭より仕事に生き甲斐を感じるタイプだった宮川さん。外食中心で料理はほとんどしないようなバブリーOLが、なぜ食に興味を持ち、毎日料理をするになり、料理研究家にまで登りつめたのか。そこには、「やらないといけない状況になったから」という理由もあったそうです。「息子が生後3か月でアトピー性皮膚炎を発症し、全身に発疹ができるような状態。かゆみで一晩中泣きどおしになることもあり、私は子育てに疲れ切っていました。医師に相談したところ、『毎日の食事を通じて体質を変えるしかない』とのこと。そこで、化学調味料や添加物を使わない料理を毎日手づくりするしかなくなったんです」(宮川さん)ちなみに著書内には、「料理嫌い」とはっきり書かれています。料理が好きじゃなくても、毎日料理することは可能なのです。まずは「背に腹はかえられない」と一大決心することも、続けるためには重要なのかもしれません。■自分の料理を「食べてくれないと嫌」だったからさらにお話を聞くと、宮川さんの育った環境も大きく関係していました。「料理は私の実家では母が仕出し屋(いまでいうケータリング)を営んでいました。調理場ではやっぱり、ダンドリが大事です。手順を間違えて人様に出せない料理になってしまったら、商売にならないし『食材に悪いだろ!』となります。厳しいと感じるかもしれませんが、いっていることは正しいんです。家族に出す料理も、おいしくなきゃダメ、食べてくれなければ嫌でしょう。私だっておいしさの法則に気づくまでは、煮物の味つけに失敗して、カレー粉を入れてごまかしたこともあるんですよ」(宮川さん)つまり、「食材を無駄にしたくない!」という強い気持ちと「家族においしい料理を食べてほしい!」という愛情も、毎日の料理の大きなモチベーションだった様子。たとえ自分のための料理でも、「いつか自分の料理を食べてほしい」と思うと毎日料理をしたくなるのではないでしょうか。いま、食品ロスは社会問題にもなっています。料理するときは、「買った食材は誠意をもっておいしく使い切る」と考えることも大事なんですよね。■まずはNHK『きょうの料理』レシピをつくろうそれでは、料理初心者はどんな料理からはじめればいいのでしょうか?宮川さんは最初、『きょうの料理』をメモしていたそうです。「寿退社して専業主婦になったものの、最初は料理の基本すら知りませんから、NHKの『きょうの料理』をテレビにかじりつくようにして見ていました。毎日放送時間にテレビの前に座ってメモを取るんです。結婚するまで料理なんてしなかったんだから、最初はもう、失敗の連続ですよ。だけどやらなきゃいけないから、まず失敗の原因を考えます。『うまくいったときとうまくいかないときでなにが違うの?』『野菜を切って塩をふっただけなのにおいしい』『この間と同じように作ったはずなのに、なにか違う』『あっちのスーパーよりこっちの店の野菜の方がおいしい』『そもそも、なんで店によって食材の値段が違うの?』そういう疑問が、どんどん積み重なっていくわけです」(宮川さん)料理番組を見るなら『きょうの料理』で!ホームページでもレシピが公開されているので、これなら真似できそうですね。■料理セミナーに行って専門家に話を聞いてみよう料理も、スポーツと同じ。上達するためには、やっぱり専門家の話を聞くことが大事。宮川さんは料理家になる前、セミナーへ行きまくったそうです。「結婚して夫の転勤に伴い福井に引っ越しましたが、7年後に私はまた東京に戻ることができました。東京では、ちょっとお金を払うだけで有名なシェフのセミナーが受けられる。一流シェフなんて地方ではアイドルのような存在で、直接話を聞くなんて考えられないことでした。シェフの書いた本を読んでつくってみて、『本当にこれで合っているの?』と悩んでいたわけですが、直接話を聞くと、本に書いていないダンドリがたくさんあることがわかるんです。目からウロコが落ちる思いで、有名シェフのセミナーや大学の公開講座に行きまくりました。一生懸命メモを取って聞くんです。そこでやっぱり、毎日料理をしている中で自分がやっていることの意味がわかってくる。自己流のやり方が意外と当たっていてびっくり!自信が湧きました。自分がつくった料理を家族に食べてもらうのに、まずいとはいわせたくないですよね。おいしさの法則がわかって、最小限の労力で最大限においしい料理がつくれたら、しめたものじゃないですか」(宮川さん)たしかに、料理セミナーは都内でいくつも開催されています。本を買う前に、直接話を聞けるセミナーに足を運んだほうが手っ取り早いのかもしれません。もしくは、料理上手な先輩にアドバイスをもらってメモしまくってみましょう。そのほうが、活字を追うだけより、ずっと頭に入りますよね。*しっかり心構えをして、『きょうの料理』レシピを試す。これだけなら、「私にもできそう!」と思いませんか?今回、素敵なアドバイスをくださった宮川さんの著書『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』には、息子さんのために編み出された添加物なしのレシピはもちろん、最小限の労力で最大限においしい料理を作るためのコツも書かれています。この本の内容をひとつずつ実践していけば、どんなに料理嫌いでも毎日料理ができるようになるはず。時間に追われて「私には料理なんてできない……」なんてあきらめるまえに、手に取ってみてはいかがでしょうか?(文/ぱるぱる) 【取材協力】※宮川順子・・・1957年福岡県生まれ。「MIIKU(社)日本味育協会」代表。長男のアレルギーを機に、親子共々の「食の重要性」を実感。実家の料理屋での記憶や友人シェフのアドバイスで、オーガニック食品による無添加手作りを実践。2人の子供の子育てが一段落後、自分の体験をもとに添加物のない、簡単でおいしい家庭料理を伝えたいと教室をスタート。各種資格を取得後、現在は「心と体に美味しい食卓」の周知拡大を目指し、料理教室を主宰すると共に、食業界のプロや一般に向けて、広く味覚教育講師や資格試験講師、商品開発のアドバイザーなども務めている。 【参考】※宮川順子(2015)『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』ぴあ
2016年03月13日京都・花背の料理旅館『美山荘』で生まれ育った大原千鶴さん。女将の仕事で多忙だった母を支えて、小学校のころから料理の心得を学んできた。時には何十人もの食事を用意することもあったという。料理が大好き。三人の子どもを育てながら、何かできる仕事をしたいと思っていた時、たまたま雑誌で京都・錦市場を紹介する仕事を引き受けたことがきっかけで、料理家としての道を歩むことに。京の家庭料理を基本に、手間がからず、簡単にできて美味しいレシピを提案。愛らしさと明るさ、もの柔らかな京言葉で、多くのファンを魅了する大原さんに、食べること、料理のこと、元気の秘訣などについて伺った。ー毎日、飽きずに食べられるアイデア野菜レシピが人気ですが、大原さんも自ら、大原の里で畑を耕し、野菜を育てていたそうですね。野菜を育てていると、野菜にもいろんな個性があることが分かるんです。大根の間引き菜、まだ小さい人参....。そんな野菜たちが、だんだん大きくなってくる。それぞれの成長の度合いに合わせて、いろんな食べ方を考えて、一つの命も無駄にしいひんように、工夫するようになります。畑はほんまにいろんなことを教えてくれました。なにより、野菜は季節を教えてくれますよね。今ごろなら店先にかぶらや金時人参がお目見えすると、冬の到来を感じます。ー“美食と食べる事はちがう”というが大原さんの基本的なお考えだとか。料理は日々のこと、常のことです。まず、簡単にできて、毎日食べても飽きが来ないこと。昨日、何食べたかな?と、覚えていないくらいの味が家庭料理やと思います。よく皆さんに聞かれるのですが、うちのお台所にある調味料もごく普通のものしかありません。キッコーマンの濃口にヒガシマルの薄口、みりん、千鳥酢。ほんまにごく普通なんですよ。みなさん、なあんだというお顔をされますけど(笑)。私、無駄がキライなんです。料理もね、できるだけ道具を少なくして、お鍋ひとつ、フライパンひとつで出来るレシピを考えるようにしています。常備菜を用意したり、下ごしらえなど、“時短”アイデアを活用して、お料理はラクで簡単、楽しく、美味しくつくるのがモットーです。ー時短アイデアにはどんなものがありますか?まず、おだしは、冷蔵庫に常備しています。麦茶ポットのような容器に、お昆布とかつおを入れて、冷やしておくだけ。3時間ほどで美味しいおだしができますよ。あとね、野菜を買ってきたら、最初のお料理の時に、全部使いやすいサイズにカットしておくんです。そうすれば、炒めものや煮物にすぐ使えますから。お米も洗って水切りをして、プラスチック容器に入れておけば、帰宅してすぐに炊けるんです。私は炊きたてご飯が大好きなんで、なんとかラクに炊きたてご飯が食べられへんかなあと思いついたんです。ーこれがあると便利というおすすめの調味料はありますか?冬場は、よく西京味噌を使います。この季節、お鍋料理が増えるでしょう?お鍋のだしのベースに、西京味噌をちょっと加えるとコクと旨みがぐっと増しますよ。柚子の皮と果汁を少し入れて柚子味噌にしたり、お魚の西京焼も美味しいですけど、洋風料理のベースにも使えるんですよ。豆乳と西京味噌を合わせると、クリーミーでなめらかな西京味噌ソース(※)になるんです。旬のお野菜をたっぷり使った西京味噌シチューやグラタンなどおすすめです。(※)【西京味噌ソース】・基本の比率は「1:2」西京味噌200gに豆乳400cc・2つを泡立て器などでよく混ぜるだけで完成ー西京味噌のシチュー!美味しそうですね。作り方は簡単なんですよ。かぶと金時人参を適当な大きさに切って、ひたひたのおだしで茹でます。そこに、一口大の鶏もも肉に、塩こしょう、片栗粉をまぶしてゴマ油でこんがり焼いたものを入れて、最後に白味噌ソースを加えて、ひと煮立ちしたら出来上がりです。美味しくて体も温まるので、この季節にぜひつくってみてください。ー最後に、チャーミングな大原さんのファンがたくさんいますが、いつも美しく、若々しくいられる秘訣を教えてください。そんなん言われると照れます…!(笑)。“自分に正直に、人生楽しく、面白く生きる”ことかしら。自分で自分をしんどくしてしもたら、あかんと思うんです。お料理もそう。ラクして、美味しいお料理をつくって、笑顔で食卓を囲む。それが元気の秘訣かもしれませんね。無駄を省いて、ラクして、ご家族のためのご飯をつくってください。一人暮らしの方もね、家庭の味って決して面倒なものではないんです。簡単なレシピで、お料理をどんどん楽しんでみてくださいね。お友達にぜひ振舞ってみてほしいです。ーありがとうございました。
2016年01月05日爽やかな風が肌に心地よくなり、明るい日差しに包まれるこの季節は、人が集って語り合うのにぴったりの季節。ホームパーティを楽しむ機会が多くなります。しかし、いざホームパーティを開くとなるといろいろな悩みが…。お料理はもちろん、お部屋やテーブルを素敵に演出できるか、大切なお客様に満足してもらえるかどうかなどなど。今回はそんな悩みを解消できる、アラフォー女子が身につけたい “上手なおもてなし術” を料理家のサルボ恭子さんにうかがいました。さらに、シトラスが大好きでお料理にもよく使うというサルボさんに、シトラスを上手に使ったホームパーティにぴったりのレシピやテーブルコーディネート術を教えていただきました。「大人の女性なら、招いた自分自身がパーティを大いに楽しむのが基本です。日常的に家に人を招きたいと思ったら、まずは頑張りすぎないこと」(サルボさん)料理にしても、掃除にしても日常を大きく変えることになると負担になってしまいがち。日本ではゲストは何かしら手土産を持参する慣習があるので、品数は増えることが多いですよね。そのため、準備する料理は3品くらいでいいのでは、とサルボさん。サルボさん自身は、食器やグラスも汎用性のあるものを選び、あまり物を増やさないように心がけているそう。そうすれば、片付けや掃除もしやすいのだとか。ゲストを上手にパーティに巻き込むキッチンでずっと料理をしたまま、あるいは料理を取り分けたり、飲み物を注いで回ったりでクタクタ…となってしまうのはNG。自分がパーティを楽しめないうえに、人を招くことが負担になってしまいます。自分も一緒に楽しむためには、ゲスト参加型のパーティにするのがおすすめです。参加する側は「手土産をどうしようかな」と悩んでいることも多いので、例えば「ワインを各自1本ずつ持参して」とか、「パンかチーズを買ってきて」などと明確にお願いしてもいいですよね。「パーティのテーマを決めるのもいいですね。食材でもいいし、色やドレスコードなどひとつテーマを決めて、それに合った料理やデザート、ドリンクをそれぞれひとつ持ち寄ることにする。そうすれば、自分で作る料理はメイン一品とサラダくらいでOK。パーティが始まる前から盛り上がるし、準備はかなり楽になりますよ」(サルボさん)初夏にぴったりの “爽やかなシトラス” とテーマを決めれば、食材も色も決まります。ゲストを座ったままにさせないパーティが始まったら、サービスをすべて自分で担当せず、参加者にうまく手伝ってもらうように準備するのもポイント。また、飲み物とパンやオードブルなどのおつまみを、メインのテーブルからそれぞれ離して配置するというのも一つの方法です。「“何かを取りに行く” という人の流れができますし、ワインやおつまみなどそれぞれ担当を決めてもらい、サービスし合うのも素敵ですね。そういった動きがあると、知らない人同士でも話すきっかけになりますし、パーティが盛り上がります」(サルボさん)さわやかなこの季節のホームパーティにぴったりなのが、オレンジやレモンなどのシトラスを使ったおもてなし。サルボ恭子さんに3つの活用術を教えていただきました。【シトラス活用術-1】シトラスでウェルカムドリンク手作りシトラスシロップに炭酸水を注げば、フレッシュなシトラスの香り漂うウェルカムドリンクに。作り方はとても簡単です。オレンジとレモンの割合は2:1。それぞれ皮をむいて輪切りにしたものを保存容器に入れて、ひたひたになるまではちみつを加えます。シトラスシロップは、お客様のいらっしゃる数時間前に用意しておけばOK。自分でウェルカムドリンクを作ってしまわずに、ドリンクのコーナーにこのはちみつ漬けシトラスと炭酸水のボトル、グラスを置いて、いらしたお客様自身で炭酸水を注ぐように準備しておく。すると自然にゲスト同士のやりとりが始まります。【シトラス活用術-2】「レモン塩」と「シトラスオイル」いつもの料理をワンランクupするなら、シトラスの皮を使った手作り調味料がおすすめです。フランス産のフルール・ド・セルなどの天然塩に、レモンの皮を擦りおろして加えた「レモン塩」と、オレンジとレモンの皮を薄くむいたものに、エクストラヴァージンオリーブオイルを注いだ「シトラスオイル」。サラダやカルパッチョなどにかけるだけで、おもてなしの一品に早変わりします。シトラスの香りがひろがり、会話もきっと弾むでしょう。【シトラス活用術-3】テーブルコーディネートにもシトラスを最も悩ましいのがテーブル上の演出。「シトラスなどのフルーツを自然のオブジェに見立てて、グリーンや花と組み合わせれば、簡単にテーブルセンターのおもてなし空間が作れます」(サルボさん)シトラスを主役にして、それを引き立てるグリーンの葉で仕上げます。自然なカーブを生かして流れを作ると、とても和みます。ガラスの器やグラスなどを利用するとさらに爽やかに。最後に、シトラスを料理に使う時のポイントを伺いました。「オレンジ、レモン、そしてグレープフルーツといったシトラスは、最も使いやすいフルーツ。香りも味もよく、そしてそれぞれ個性的。ナチュラルでフレッシュ感も演出できますし、酸味もきつすぎない。色もキレイで、いいところばかりの食材だと思います。果汁はビネガーの代わりにしてサラダのドレッシングに。あるいは、お料理のソースにしたり、煮込みに加えたり。加熱する場合はフレッシュ感を残したいので、火を止めてから搾りたての果汁を加えることが多いです」(サルボさん)目にも舌にも美味しく、香り豊かなシトラス。食べるのはもちろん、みんなが集まる空間もナチュラルに演出してくれます。この時期にぴったりの爽やかなシトラスパーティ。親しい人を招いて、一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。次ページでは、グレープフルーツを使ったおもてなしレシピをご紹介します。爽やかな香りと、ほどよい苦みがソースの決め手となる「シトラスごはん」です。サルボ恭子さん おすすめ「シトラスごはん」レシピ白身魚のソテー ケイパー入りグレープフルーツソースグレープフルーツの果汁と果肉をふんだんに使い、さらにケイパーとドライトマトを加えるというオリジナルソースが決め手。あっという間に「おもてなしの一品」に仕上がります。<材料> 2人分・白身魚切り身 …2切れ・塩 …小さじ2/3・胡椒 …適量・薄力粉 …大さじ1 1/2・Ex.V.オリーブ油 …大さじ1 1/2[ソース用]・白ワイン …大さじ4・グレープフルーツ果汁 …1+1/2個分・グレープフルーツ果肉 …1/2個分・ドライトマトみじん切り …2枚・ケイパーあらみじん切り …大さじ1分・ディルの葉 …2本・セルフィーユの葉 …2本・Ex.V.オリーブ油 …小さじ1<作り方>1)グレープフルーツの果肉を切りだして1cmの角切りに切る。2)白身魚は塩を振って10分置き、出た水分をペーパーで拭いて胡椒をふり粉をたっぷりまぶす。3)フライパンにオリーブ油を入れて中火で熱して熱くなったら2の余分な粉をはたきながら入れる。3分ほどこんがりと焼き色がつくまで焼く。焼き色がついたらひっくり返し、弱火強の火加減で2分30秒ほど焼いたら火を止めて皿に盛る。4)3のフライパンに白ワインを入れて弱火強の火加減で熱して、アルコールの香りがしなくなったらグレープフルーツ果汁を加えて1/3の量になるまで煮詰める。ドライトマト、ケイパーを加えて火を止めてグレープフルーツ果汁、1.5cmの幅に切ったハーブの葉、オリーブオイルを加えてひと混ぜしたらソースのできあがり。3の魚の皿に回しかける。【料理家 サルボ恭子さん プロフィール】料理家。老舗旅館に生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリ有数のホテル「ホテル・ド・クリヨン」で研修、勤務。フランスの郷土料理に魅了され、帰国後、料理研究家のアシスタントを経て独立。自宅で料理教室を主宰。素材と向き合い、その持ち味を引き出す料理を得意とする。雑誌やテレビなどでも活躍し、洗練された家庭料理には根強いファンも多い。「前菜食堂」(主婦と生活社)など著書多数。 ・サルボ恭子オフィシャルFacebook ・サルボ恭子オフィシャルinstagram 【 シトラスごはんとは 】シトラスを使って家族や大切な人のことを想いながら、愛情をたっぷりこめて作るのが「シトラスごはん」。ビタミンCや食物繊維のほか、高い栄養価とダイエットやアンチエイジング効果などで注目のシトラス(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)。このシトラスを食材としてとらえ、その甘酸っぱさと秘めたパワーをたっぷりと盛り込んだ、美味しくてヘルシー、美容にも健康にも嬉しい料理です。和・洋・中はもちろん、無国籍など料理ジャンルを超え、前菜からメイン料理、ドリンクやデザートまで、メニューの幅広さも魅力です。
2015年05月08日花と実を同時につけることから、欧米では愛と豊穣のシンボルとされてきたオレンジ。レモンやグレープフルーツとともにキッチンや食卓に置いておくだけで、ビタミンカラーとシトラスの香りで癒されて、家族みんなを元気にするパワーを秘めています。シトラスは疲労回復や風邪などの予防、美肌作りに欠かせない栄養成分のビタミンCやクエン酸などを豊富に含み、栄養価的にも魅力がいっぱい。シトラスを使って家族や大切な人のことを想いながら、愛情をたっぷり詰めこんで作る「シトラスごはん」がいま話題になっています。シトラスは常備しておきたい“調味料”のひとつ「料理は自分のためだけではなく、相手を想って家族みんなのために励むもの。そして、その大切な人たちと一緒に食卓を囲むことを考えて作ると、1+1が2ではなく、それ以上の豊かなものになります」そう語るのは、料理研究家の浜内千波さん。シトラスを毎日の食卓に上手く取り入れ、美味しく食べてより健康的に過ごすためのポイントを伺いました。「美味しさは、甘味と塩味と酸味のコラボレーション。大きな旨みの素である塩に、甘味と酸味を上手に、バランスよく組み合わせて利用したいもの。お砂糖の代わりにオレンジの甘み、お塩の代わりにレモンの酸味と考えて、うまく置き換えて使ってみてください」(浜内さん)「スイカに塩」のように、甘味や塩味などの2種の味がある時に、片方の味でもう一方の味を引き立てる対比効果を上手に利用するのが大きなポイント。塩味を抑えてレモンの酸味を加えると、塩味が引き立ち旨みがアップします。自然と塩の使用量を減らすことができる賢い方法です。ただし、酸味が強すぎると逆効果。シトラスは名脇役の食材といった位置づけで使うのがコツです。またシトラスに含まれる栄養素は調理の過程で失われやすいため、絞ってフレッシュなまま使ったり、できるだけまるごと摂取したいところ。簡単でおすすめなのは、シトラスを使ったドレッシング。新鮮な野菜をたっぷりと用意して、オレンジかレモンの果汁を絞って、上質なエキストラ・バージン・オリーブオイルを少量かけてあえるだけで、美味しいサラダの出来上がり!そして、あっという間にできる究極の時短レシピとも言えます。家族がテーブルに揃ったところで、フレッシュなシトラスを絞って仕上げれば「わー!美味しそう!」という声が上がるはず。食欲もアップしますね。ひとりよりふたり!家族みんなで楽しく食べたい「自分が食べるもので身体が作られているということや、食べたものによってよりよい心身が作られるという食の重要性、家族と一緒に食べる幸せや喜び、そういった食事の本当の価値が、いま再認識されてきているように思います」(浜内さん)「だからこそ、安全・安心で鮮度のいい食材を選ぶことが重要。素材に自信がないと、調味料やソースをたくさん使うことになり、濃い味付けになってしまいがち。ですから、食材のよさをより一層いかした調理を基本にシトラスをプラスすることで、もっと美味しさが引き出される調理法をおすすめします」(浜内さん)例えば、新鮮なサバをレモンで締めてお刺身やカルパッチョに仕上げる、シンプルな調理法。これはレモンの香りで生臭みも消えて旨味も増す、理にかなった使い方です。愛情たっぷりであっても、どうしても料理は茶色が多くなりがちです。そこでオレンジやレモンを料理に添えるだけでも、メリハリのある彩りのよい食卓に。こうして考えると、毎日のレシピにシトラスが欠かせなくなってきますね。次のページでは浜内さんのおすすめシトラスごはんレシピをご紹介!浜内千波さん おすすめ「シトラスごはん」レシピ【シトラスごはん レシピ 1】ポークソテーとマッシュポテトのオレンジシャワーオレンジ果汁でいつものお肉が極上の一品に!ふっくらジューシーな柔らかさがたまらない美味しさ!マッシュドポテトにもオレンジのさわやかな甘みがぴったりです。<材料> 4人分・豚肉 …4枚(150g×4)・塩 …小さじ1・こしょう …適量・粒マスタード …適量・ジャガイモ …2個・オレンジ …2個・牛乳 …1/3カップ<作り方>1)豚肉を、絞ったオレンジ汁(1/2個分)をつかって漬け込む2)塩・こしょうをしてこんがりとソテーする3)ジャガイモはレンジにかけて火を通し、熱いうちに皮をむいてつぶす4)3)に塩・こしょうとオレンジ汁(1個分)、牛乳1/3カップを混ぜこむ5)きれいに盛り合わせ粒マスタードを添えて、仕上げにオレンジ(1/2個分)をシャワー(絞る)【シトラスごはん レシピ 2】グリーンサラダ フレッシュオレンジソースカリフォルニアでも定番のオレンジサラダ。オレンジとオリーブオイルのハーモニーを楽しんで!<材料> 4人分・お好みの野菜 …適量 ※トマト、ベビーリーフ、グリンカール、サニーレタスなど・オレンジ …1個・オレンジ …1個(絞る用)・塩 …適量・こしょう …適量・オリーブオイル …適量<作り方>1)グリーン野菜を一口大にちぎり、オレンジの果肉とともに盛り合わせる2)塩・こしょうをして、オリーブオイルを適量ふりかける 仕上げにオレンジを絞りトスサラダのように混ぜる【料理研究家 浜内千波さん プロフィール】1955年徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養科卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。1980年ファミリークッキングスクールを開校。「料理は、もっともっと夢のある楽しいもの」をモットーに、雑誌や書籍をはじめ、テレビ、ラジオ、講演会、各種の料理イベントで活躍中。自身の経験をもとに考案したダイエットメニュー、野菜料理は特に定評があり、主宰の料理教室では「家族の健康」「笑顔のある会話」に役立つ家庭料理を教えている。 【 シトラスごはんとは 】シトラスを使って家族や大切な人のことを想いながら、愛情をたっぷりこめて作るのが「シトラスごはん」。ビタミンCや食物繊維のほか、高い栄養価とダイエットやアンチエイジング効果などで注目のシトラス(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)。このシトラスを食材としてとらえ、その甘酸っぱさと秘めたパワーをたっぷりと盛り込んだ、美味しくてヘルシー、美容にも健康にも嬉しい料理です。和・洋・中はもちろん、無国籍など料理ジャンルを超え、前菜からメイン料理、ドリンクやデザートまで、メニューの幅広さも魅力です。
2015年01月19日秋の味覚満載のこの時期。旬の素材を使ったお料理はどれもおいしく、“食欲の秋”を迎えている人も多いはず。そんな中、料理を引き立ててくれるのは、やっぱりお酒。そして、おつまみも秋の味覚に合わせて、さらにおいしく味わいたいものだ。そこで、食欲の秋と呼ばれるこの季節、特にビールとの相性がよい料理について、料理研究家の市瀬悦子さんに訊ねてみた。市瀬さんがオススメの食材として、真っ先に挙げたのが“きのこ”。山の幸とも言われる様々な種類のきのこを蒸し炒めにし、粉チーズをメインにしょうゆ、こしょうでシンプルに味付けするだけのレシピを紹介してくれた。「きのこの旨みを味わいつつ、チーズのコク、しょうゆの風味もあってビールによく合います」と市瀬さん。また、大根もこれから冬にかけて旬の食材。大根を食べやすく切り、ざるに広げて半日ほど天日干しした後、ごま油で炒め、にんにく、塩、粗びき黒こしょうで味つけをする“干し大根の炒めナムル”も、大根の甘味とパンチのあるナムル味がビールとの相性が抜群。干した大根の甘さが引き立ち、素材の味を存分に味わえるのも魅力だそうだ。さらに、豆板醤の効いた甘辛い肉みそをレタスと合わせて食べる“焼きレタスの肉みそがけ”も紹介。「さっぱり感のあるものと、パンチのあるものの両方の良さを一度に味わえるようなメニューをと思い、焼きレタスと肉みその組み合わせを考えました」と市瀬さん。ポイントは「レタスは、切り口がこんがりする程度に焼くこと。焼いた香ばしさと、内側の生のシャキシャキ感を同時に愉しめます」とのことだ。なお、市瀬さんが料理研究家の1人として参加しているムック本「うちの金麦 しあわせレシピ」(オレンジページ発刊 価格648円)が現在、発売中だ。同本は、新ジャンルのお酒“金麦”を発売するサントリーとのコラボレーション企画で、5年間オレンジページ誌上で展開された連載を一冊にまとめたもの。市瀬さん考案の「焼きレタスの肉みそがけ」をはじめ、今回のムック本発売にあたって新しく収録されたレシピも加え、人気料理家とシェフ21人が考えた金麦に合うメニュー74点が紹介されている。味覚の秋と呼ばれるこの季節、めいっぱいに食欲の秋も満喫したいものだが、もちろんカロリーも気になるところ。また、手軽に自宅でお料理を作って飲む“家飲み”を実践してお財布にも優しく愉しみたい。家で気軽に料理を作り、ビールと一緒に秋を味わってみてはいかがだろうか。
2014年10月17日イケアは23日、6月開催予定の「ミッドサマーWeek」のIKEA FAMILY限定プレイベントとして、料理家勇気凛りん氏による「お気軽スウェーデンクッキングとテーブルコーディネート」イベントをIKEA新三郷店で開催する。○イケアフードでミッドサマーを先取り!「ミッドサマー(夏至祭り)」とは、スウェーデン3大イベントの一つ。6月20日に最も近い土曜日に、家族や友人と夏の訪れを祝うというもの。6月1日よりIKEA新三郷で開催予定の「ミッドサマーWeek」は、初夏をスウェーデン風に楽しむイベント。「お気軽スウェーデンクッキングとテーブルコーディネート」は、そのプレイベントとなる。同イベントでは、アイランドが運営する「レシピブログ」で人気の料理家勇気凛りん氏が、IKEAスウェーデンフードマーケットのレシピをアレンジしたレシピを実演紹介。同氏は、シカゴ在住の1996年からCOOKPADでレシピを公開しており、帰国後は料理家として活躍。シカゴ在住時よりイケアの商品を愛用していたことや、帰国後自宅でポットラック(持ち寄り)パーティーを楽しんでいることから、同イベントへの出演が決定したとのこと。当日は、「欲張りレイヤーサンドピンチョス」「ジャガイモのキャセロール」「ベリーフローズンヨーグルト」のレシピを実演・試食予定。テーブルはイケアの商品で「北欧の夏」らしくコーディネートされるとのこと。場所は埼玉県三郷市新三郷ららシティ2-2-2 IKEA新三郷 2Fレストラン&カフェで、時間は10時~11時30分(9時45分より受付)。IKEA FAMILYメンバーであれば参加可能。事前予約制で、IKEA新三郷Webサイトより申し込みができる。
2014年05月19日6月のワールドカップ開幕を控え、注目が集まるブラジル。日本の国土の約22倍広さを持ち、様々な国の文化が混ざって生まれたというブラジルの家庭料理を手軽に味わえるフェアが伊勢丹新宿店食品フロアキッチンステージで開催されている。5月6日まで。同店では、4月30日から5月11日までブラジルのファッション、食、アートを紹介するキャンペーン「アブソラッソス・ド・ブラジル ブラジルの抱擁」を行う。それに先駆け、キッチンステージでは、ブラジルの日系3世の料理研究家・ヒラタマリ監修によるブラジルの家庭料理を提供。今回紹介するブラジル料理は、黒豆と肉のシチュー「フェイジョアーダ」、ココナッツ風味の海老の煮込み「ボボ・デ・カマラオ(以下、ボボ)」、アマゾンのスーパーフルーツとして注目を集めるアサイーボウル「アサイー・ナ・ティジェラ」の3品。フェイジョアーダは、ブラジルのお味噌汁といわれる程、同国で一般的な家庭料理。黒豆と塩漬けにしたベーコンやウインナーを煮込んだスープを、ローリエで風味をつけたご飯に掛けて食べる。一緒にキャベツのような葉野菜ケールの炒め、オレンジ、炒めたキャッサバ粉、トマトや玉ねぎのサルサと混ぜて食べるのがブラジル流。キャッサバ粉とは、ブラジルを代表する食材の一つであるキャッサバ芋を加工したもの。タピオカの原料だ。キッチンステージの総料理長・小山雄史氏は「日本は鮮度の高い肉が手に入るので、ブラジル本国よりもシチューに使う肉を塩漬けする時間を短くし、うま味を引き出せるよう工夫した」と語る。日本で目にする機会の少ないケールはキャベツのような肉厚な葉野菜。苦味の少ない野菜で、しっかりとした歯触りが特徴。異なる食感と味覚が混じり合うこの料理は、1口進めるごとに味わいが変わる。煮込んだソーセージはブラジル産のもの。ボボは海老の殻や頭から出汁をとり、トマトソースとココナッツソースを加えて煮込んだブラジル・バイヤー州の料理。一見、カレーのような見た目だが、辛さはなく優しい味。こちらもローリエで炊いたご飯にスープと合わせて食べる。口にするとエビ独特のうま味が広がる。香り付けに添えられるのはパクチーだ。小山氏は「ブラジルでは海老の頭と殻で出汁をとるが、今回は味に深みを出すため海老の身も細かく刻んでソースに加えた」という。デザートには、アサイーボウル。ヒラタ氏によれば「もともとアサイーはブラジルのアマゾンで食べられていたフルーツ。ブラジルでは冷凍したアサイーをバナナ、蜂蜜とミキサーに掛け、スムージー状にしたものを朝食やおやつにする」という。同店でもカクテルグラスにアサイーミキサーにかけたものを盛りつけ、その上にナッツとドライフルーツで作った自家製グラノーラとバナナが乗る。ひんやりとしたアサイーボウルは、バナナや蜂蜜で酸味が押さえられ、程よい甘さを感じる一品。グラノーラの香ばしさと食感も味に変化を加えている。ヒラタ氏は「歴史的にもブラジルには、様々な国からの移住者が多い。ブラジル料理のルーツを辿るとポルトガルやアフリカなど、多くの地域の食文化がアレンジされて生まれた料理だったと知ることも多い」とコメント。期間中、同店ではブラジル料理に合わせて、ブラジルワインやブラジルビールも楽しめる。ヒラタマリはパリのコルドンブルーで学んだ後、サンパウロのホテルでパティシエを務めた。現在は日本とブラジルを行き来しながら、両国の食文化を伝えている。ブラジル大使館からも、ブラジルの家庭料理なら彼女が一番とお墨付きだ。
2014年04月27日日本橋三越本店は、「スープと主食」をテーマに4人の料理家が考案した曜日別レシピと共に、朝食の時間と空間を彩る器や道具をクローズアップしたイベント「朝食は王様のように 7DAY'S RECIPES」を3月5日から18日まで、同店本館5階キッチン雑貨コーナーにて開催する。本イベントは、アメリカの栄養学者、エイデル・デヴィスによる格言「朝食は王様のように、昼食は王子のように、夕食は貧者のように」という言葉のとおり、一日の始まりとして重要なエネルギー源である朝食を豊かに楽しんでほしい、という思いから企画されたもの。今回のために、20名の作家がスープ用のボウルをオリジナルで製作。三浦愛子や池田優子、シモヤユミコなど、現在、注目を集める人気作家の作品が一堂にそろう(各10点限定)。ボウルは、春の朝食をイメージしたデザインで、1人前のスープの量(=約200ml)が美しく収まるサイズになっている。更に、ワンプレートでコンパクトに朝食を楽しめるようデザインされた、スープと主食を乗せるディッシュトレイを用意。料理を美しく見せるために、仏像の顔や建築、生け花など、日本古来より用いられている美の指標「大和比(1:1.4)」と、料理と器の余白として最適と言われる「7:3」の比率を基に算出されたサイズ(=25×35cm)のトレイを、高塚和則ら4名の作家が特別に製作している(50点限定)。また、スープなどスロークッキングに最適な調理器具も紹介。「ストウブ」「ルクルーゼ」「シャスール」の鋳物ホーロー鍋やフライパンを展開する他、先月、数年ぶりにスペックが改良されたハンディ・フードプロセッサー「バーミックス」の新商品が登場する。レシピを考案したのは、坂田阿希子、フルタヨウコ、渡辺有子、なかしましほの4名。ファッション誌や広告など、第一線で活躍する料理家達が、旬の春野菜を使用して、曜日別の気分に合わせたオリジナルレシピを提案する。会期中、「朝食とすてきな暮らし」をテーマにクッキングトークショーも開催。3月8日/坂田、9日/フルタ、15日/渡辺、16日/なかしまによるデモンストレーションと試食が楽しめる。時間は各日13時から14時まで。
2014年03月04日人気イタリアン「アルポルト」カリスマシェフ・片岡護が手がける簡単レシピ、テレビや雑誌で話題騒然の調理ユニット「給食系男子」、そしてウーマンエキサイト「今日の献立」でもおなじみ、プロの料理家の知恵が詰まったE・レシピ。なんと多種多様なこれらレシピが見放題に!1.片岡護の10分イタリアンこの時期ならクリスマスメニューがおすすめ!東京・西麻布の人気イタリア料理店「アルポルト」のオーナーシェフ、片岡護。TV・雑誌などに多数登場する、日本を代表する料理界のカリスマが手がけるレシピは、「電子レンジでチンするだけ」「材料使い回し」など、簡単にできちゃうものばかり。あっと驚くテクニックで、自宅でリストランテの味を再現してみて。2.給食系男子 すご楽、簡単、ウマいメシ!がっつり唐揚げも簡単チキンライスも!著書「家メシ道場」がヒットとなり、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「dancyu」(プレジデント社)をはじめ数々のメディアで取り上げられたほか、料理教室を開くなど精力的な活動を行う調理ユニット「給食系男子」が手がける、すご楽、簡単、ウマいメシ!3.E・レシピ今すぐ食べたい鍋料理♪おなじみのE・レシピは毎日の献立やお弁当、季節の特集、簡単レシピから本格的なスイーツやパンのレシピまで、幅広いレパートリーを持つ料理レシピサイト。全てプロの料理研究家や管理栄養士が作り、試食を重ね、美味しいものだけをご紹介している。一人暮らしの自炊から素敵なおもてなしまで、これだけたくさんのレシピがあればコワいものなし!はじめて料理をする人にも料理好きな人にも使ってみてほしい。レシピサイトを利用するには人気サービスが500以上使い放題の「auスマートパス」に入会すると、利用出来ます。対応端末:auのAndroid/iPhone料金:月額390円(iPhoneの方は2013年3月まで無料!) ・auスマートパスの詳細はこちら 各サイトにアクセス ※auのスマートフォンでアクセスしてね☆ ・片岡護の10分イタリアン for au ・給食系男子 すご楽、簡単、ウマいメシ! ・E・レシピ for au
2012年12月03日近年の内食ブームや弁当男子ブームなどで、料理を始めた男性も多いと思います。今回「マイナビ賃貸」では、マイナビニュース会員の独身男性349人に対し、「普段、家で料理をする?」かどうか、アンケート調査を実施しました。■普段、家で料理をしますか?はい……37.8%(132人)いいえ……62.2%(217人)■料理をする頻度はどのくらいですか?週4回~毎日……40.8%(54人)週1~3回程度……50%(66人)週1回以下……9.1%(12人)■よく作る夕食のメニューを教えてください1位……「野菜炒め」2位……「カレーライス」3位……「チャーハン」今回の調査では、独身男性が作る夕食メニューとして、圧倒的に「野菜炒め」が人気であることが判明。支持された理由としては、「あまり手間がかからず作りやすい」(富山県/31歳/食品・飲料)、「栄養のバランスを考えて」(東京都/30歳/情報・IT)、「残った食材を片付けるため」(静岡県/44歳/電機)という意見が挙がりました。フライパンひとつと、塩コショウで勢いよく作ることができ、“ザ・男の料理”といった感じがする点も、人気の理由なのかもしれません。ほかに、凝ったメニューとしては、「自家製タレで漬け込んだ焼き肉、ショートパスタのアラビアータ」(栃木県/50歳以上/デザイン)、「煮込みハンバーグ」(兵庫県/27歳以上/運輸・倉庫)、「鶏の筑前(ちくぜん)煮」(滋賀県/34歳以上/運輸・倉庫)という回答も。中でも、「鶏の筑前(ちくぜん)煮」と答えた男性は、そのメニューを作るようになったきっかけとして、「元カノの得意料理」と、ちょっぴり切ないコメントを残してくれました。上述のように少しレアなケースもあるものの、「自分で料理を作るようになったきっかけ」として多く挙がったのは、「自分で作った方が安くできるから」「簡単だから」「おいしいから」という意見。女性からすれば、どんなきっかけであろうと、作るものがパスタのアラビアータであろうと、野菜炒めであろうと、“料理をする独身男性”ってすてきだと思うので、これからもぜひ、魅力的な“料理男子”であってくれることを願っています!(文・エフスタイル)【アンケート対象】独身男性(マイナビニュース会員)調査期間:2012年10月26日~2012年10月29日有効回答:349件調査手法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月10日近年の内食ブームや弁当男子ブームなどで、料理を始めた男性も多いと思います。今回「マイナビ賃貸」では、マイナビニュース会員の独身男性349人に対し、「普段、家で料理をする?」かどうか、アンケート調査を実施しました。■普段、家で料理をしますか?はい……37.8%(132人)いいえ……62.2%(217人)■料理をする頻度はどのくらいですか?週4回~毎日……40.8%(54人)週1~3回程度……50%(66人)週1回以下……9.1%(12人)■よく作る夕食のメニューを教えてください1位……「野菜炒め」2位……「カレーライス」3位……「チャーハン」今回の調査では、独身男性が作る夕食メニューとして、圧倒的に「野菜炒め」が人気であることが判明。支持された理由としては、「あまり手間がかからず作りやすい」(富山県/31歳/食品・飲料)、「栄養のバランスを考えて」(東京都/30歳/情報・IT)、「残った食材を片付けるため」(静岡県/44歳/電機)という意見が挙がりました。フライパンひとつと、塩コショウで勢いよく作ることができ、“ザ・男の料理”といった感じがする点も、人気の理由なのかもしれません。ほかに、凝ったメニューとしては、「自家製タレで漬け込んだ焼き肉、ショートパスタのアラビアータ」(栃木県/50歳以上/デザイン)、「煮込みハンバーグ」(兵庫県/27歳以上/運輸・倉庫)、「鶏の筑前(ちくぜん)煮」(滋賀県/34歳以上/運輸・倉庫)という回答も。中でも、「鶏の筑前(ちくぜん)煮」と答えた男性は、そのメニューを作るようになったきっかけとして、「元カノの得意料理」と、ちょっぴり切ないコメントを残してくれました。上述のように少しレアなケースもあるものの、「自分で料理を作るようになったきっかけ」として多く挙がったのは、「自分で作った方が安くできるから」「簡単だから」「おいしいから」という意見。女性からすれば、どんなきっかけであろうと、作るものがパスタのアラビアータであろうと、野菜炒めであろうと、“料理をする独身男性”ってすてきだと思うので、これからもぜひ、魅力的な“料理男子”であってくれることを願っています!(文・エフスタイル)【アンケート対象】独身男性(マイナビニュース会員)調査期間:2012年10月26日~2012年10月29日有効回答:349件調査手法:インターネットログイン式アンケート
2012年11月10日ジャスティン・ティンバーレイクが、新作ロマンスコメディ『The Last Drop』(原題)の主演候補に挙がっており、アルコール中毒の料理評論家を演じる見込みだという。同作は、ニューヨーク出身でアルコール中毒の男性がある女性と出会って恋に落ち、デートを重ねるうちに真剣な仲になり、彼女のためにもアルコール中毒を克服しようと奮闘するというストーリーだ。ピーター・ソレット監督がメガホンを取り、ブランド&フィリップ・マーフィー兄弟が脚本を手がける模様だ。すっかり俳優としても成功を収めているジャスティンは現在、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の新作『Inside Llewyn Davis』(原題)や、ベン・アフレック、ジェマ・アータートンらと共演する『Runner,Runner』(原題)の撮影中だ。さらに、ジャスティンがクリント・イーストウッドと共演する新作『人生の特等席』は11月23日(金)に日本公開予定だ。■関連作品:人生の特等席 2012年11月23日より丸の内ピカデリー3ほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年09月28日フリーランスで働く人々のお仕事に迫り、応援レシピをお届けする「料理研究家オガワチエコのフリーランス食堂」。今回のゲストは、合コンセッティング会社を立ち上げた「合コンシェルジュ」絵音さんです。出会いを求める男女の交流の場として活用されている、合コン。皆さんも一度は参加された事があるのではないでしょうか?その合コンで起業したきっかけや、タレント活動についてうかがいました。――会社を起業する以前に、フリーランスでタレント活動を行っていた絵音さん。グラビアタレントとして活動をはじめたきっかけを教えてください。「大学時代に日払いのアルバイトに登録し、最初に紹介された仕事がイメージガールのお仕事だったのです。翌日には新聞に自分が掲載されていて(笑)。そこから、いろいろな方を紹介していただき、芸能関係のお仕事が増えていきました」――フリーランスのときに利用した登録した事務所では、どのようなお仕事をもらいましたか?「イベント事務所やキャスティング事務所など、さまざまな事務所でお世話になりました。仕事内容は、テレビの特番での水着の仕事や、ソロでのグラビアDVDのお仕事もいただきましたね」――プロダクションに所属することとの違いはどのような点にありますか?「フリーランスでは、自分は商品であり、マネジャーです。ギャランティーはすべて自分に入りますが、仕事内容の線引きを伝えるのが難しかったり、個人としてできることの限界もあると思います。プロダクションに所属すれば、事務所が仕事の線引きやギャランティーも交渉してくれるので、自分の芸に集中できると思いますね」――現在、合コンセッティング会社・社長として、「芸能BANG!(日本テレビ)」に準レギュラー出演するなど、文化人活動が盛んな絵音さん。この仕事をはじめたきっかけは?「『女性のモテ期は24歳だ!』と確信して、自らその年齢のときに、より多くの人と出会うべく合コンに参加しまくりました。次第に幹事をすることが増えて、合コンで知り合った会社経営者さんに『女の子を10人呼んで』など、頼まれることが増えたのです。そしてある男性に『会社の経費で君に依頼できたら足が出せるのに』と言われて、ピンと来たのです。『だったら会社にしちゃおう!』と。勢いで会社を設立しました」――1日のスケジュールを教えてください。「夜は『合コン』業務が深夜まであるので、出社は遅めの11時です。昼間は打ち合わせとデスクワークがメイン。『恋愛.jp』という恋愛コラムサイトも運営しているので、夕方までは原稿チェックをしたり、企画立案をしますね。そして夜は『合コンのセッティング』で街に繰り出します」――会社経営の傍ら、現在プロダクションに所属してタレント活動も行っている多忙な絵音さん。普段の食事、そして食べたい料理をうかがいました。「仕事ばかりしていて料理をする時間があまりないのですが、作るときはお酒に合いそうなおつまみばかりになってしまいます(笑)。生活が不規則なので、あえて食べたい料理はヘルシー料理ですね。体の疲れがとれるようなものが食べたいです」そんな絵音さんにぴったりの食事を、私、オガワチエコが作りました!短時間で簡単にできるこの料理。絵音さんのように忙しい毎日を送る皆さんにもオススメです。カラフルな野菜を使えば目でも楽しめます。栄養補給もできますよ!焼き野菜のグリル、オリーブじょうゆがけ【材料】作りやすい分量水気の少ない野菜なら何でも……適宜オリーブオイル……大さじ2しょうゆ……大さじ1岩塩……適宜【作り方】1.野菜を1cmくらいの厚さに切る2.1をグリルやトースターで焼く3.オリーブオイルとしょうゆをあわせておく4.焼きあがったらお皿に盛って、3と岩塩をかけていただく(オガワチエコ)絵音タレントとして活動する傍ら、3年間で1000 回の合コンを経て、2009 年に合コンのセッティング会社、株式会社ビックリボンを設立し代表取締役となる。現在「合コン」をキーワードに、「恋愛jp」のサイト運営をはじめ、パーティー主催・WEB 事業等を展開。自身の合コン経験における「主観」と、日々合コンをセッティングする側としての「客観」の二つの視点から、合コンの中で垣間見る、男女の恋愛事情やテクニック、婚活事情、社会情勢等を「合コンシェルジュ」として分析・発信している。またタレント業では、各種テレビ・新聞・雑誌等の出演やマカオステーションのイメージガール等、幅広く活動している。株式会社ビックリボンオフィシャルブログ「ENON’S BAR」恋愛jp夜蝶会
2012年05月01日2012年4月27日、料理研究家で管理栄養士の森崎友紀さんがブロガーを対象にしたイベントでサムスン電子主催の「GALAXY Note Class」に登場。「美肌」「旬」「ダイエット」という3つのテーマの料理レシピや、試作中の新しいレシピをNTTドコモの最新スマートフォン「GALAXY Note」を使って紹介した。今回のイベントでは森崎さんがGALAXY Noteで自ら撮影した料理の写真に、手書きメモ機能「Sメモ」を使って手書きコメントを入れた料理写真がGALAXY Noteを操作しながら会場のスクリーンに投影された。「旬」の料理レシピのテーマでは、「この季節はキャベツが旬です。キャベツはよい味の出汁がでるのでキャベツの真は栄養も豊富なので捨てずにスープの出汁などに使ってほしい」と美味しく食材を活用する方法も伝授。旬の食材は、値段も安く、普段より栄養素が豊富に含まれているので季節に合った食材を使った料理を作ることを勧めていた。森崎さんはGALAXY Noteの使い勝手について「写真に手書きのコメントが入れられたり、手書きのイラストも描いてすぐに送ることができて、仕事でもスタッフに伝えやすい」と語った。また「普段は自宅のキッチンで試作料理を作るときも、書いたり消したりするのでキッチンから離れたところでレシピを書いているけど、GALAXY Noteなら削りかすなども出ないのでキッチンでも衛生的に使えて便利」とGALAXY Noteの魅力を伝えた。●GALAXY Note SC-05D2012年4月6日に発売されたNTTドコモ「GALAXY Note SC-05D」は、スマートフォンより大きく、タブレットよりコンパクトな両方のいいとこ取りの新ジャンルの製品として今注目されている商品。5.3インチの大型ディスプレイに加え、付属のタッチペン「Sペン」を使って手書きのイラストや文字入力ができるのが特徴。次世代高速データ通信規格の「Xi」やワンセグにも対応。・ GALAXY Note 特設サイト ・ Facebook - Samsung Mobile Japan「GALAXY Note Class」
2012年05月01日フリーランスで働く人々のお仕事に迫り、応援レシピをお届けする「料理研究家オガワチエコのフリーランス食堂」。今回のゲストは、テレビ等で活躍している占い師のしらゆきすみれさんです。フリーランスで活動することになった経緯や仕事内容をうかがいました。昔から多くの人の関心事である「占い」。毎日チェックせずにはいられない人も多いのでは?――フリーランスで占いをはじめたきっかけを教えてください。「子供のころから予言が聞こえたり、友人に重要な相談事を持ちかけられていたことがよくありました。そこで、学生時代に何か資格を取ろうと思ったときに、占いの通信講座を受けることにしたのです。資格をとった後も、もっとレベルを上げるために独学で勉強しました。そのとき、練習で友人を占ったことがきっかけですね。涙を流しながら『ありがとう!本当に才能があると思う』と言われた瞬間、私の占いが、人の役になったと確信し、占い師の仕事をはじめました」――どのように占いの勉強をしましたか?「通信講座を受けたのですが、内容がかなり薄い講座でした(笑)。なので、図書館に通ったり、タロットに詳しい方にお話をうかがったり……。ほぼ独学で勉強しました」――占い師としてどこかに勤めることとフリーランスでの活動。この2つは、どのような点が違いますか?「お勤めなさっている占い師さんの場合、時間が決められていたり、メール鑑定などでも字数が決まってしまっているので、内容が濃い返答やアドバイスができません。私は、日記もお手紙も時間をかけてたっぷり細かくたくさんの情報を書いておきたいタイプです。私のようなスタイルでは、相談者からものすごい金額を取らなくてはなりません。ゆったり、きめ細やかな占いをしたいので、どこかに所属するよりもフリーが向いていると思っています」――ペースを守り、親近感も持ってほしいと、明るい占いを心がけているしらゆきさんですが、ご家族はどう思っているのでしょうか。「常に占いやすい環境を作ってくれます。音楽やTVを消してくれるので集中できますし、依頼が立て続けに来ているときは、食事を買ってきてくれます」――1日のスケジュールを教えてください。「朝は7時に起きて、日中は父の会社を手伝っています。実家で夕食を食べ、帰宅後、占いのお仕事をしています。就寝は23時ごろ。その前に、大好きなお風呂や趣味の時間を過ごしています」――1日2件の占いをしながら、早朝から夜遅くまで活動しているしらゆきさん。普段はどんな料理を作りますか?また、どんな料理が食べたいですか?「夕食は毎日作っています。実家にはおいっ子2人と祖父母がおり、年齢層が広いので和食が中心です。健康のために野菜、海藻、豆類をたくさんつかっています。食べたい料理は、実家のみんなも喜んでくれそうな『卵料理』ですね!」そんなしらゆきすみれさんに、私、オガワチエコがお届けするレシピは「八角煮玉子」です。親しみやすい煮卵はお年寄りから子供まで、みんな大好き!そこに八角と、あれば花椒を加えるだけで、グッと本格度が増します。漬け込んで1時間後には食べられますが、保存がきくので3日くらいはおいしくいただけます。忙しいしらゆきさんの常備食にもピッタリですよ。八角煮玉子【材料】作りやすい分量卵……6個酒……半カップ砂糖……半カップしょうゆ……半カップしょうが……ひとかけ八角……半分あれば花椒……5~6粒【作り方】1.酒、砂糖、しょうゆ、とつぶしたしょうがを鍋に入れて煮立てて、冷ましておく2.その間に、お湯(分量外を)わかす3.冷蔵庫から卵を出して、冷たいまま小鍋に入れて、沸騰した2を注ぐ4.強火で3を7分間ゆでる5.ざるにあけてすぐに水で冷めたくする6.殻をむいて(まな板の植えてゴロゴロ転がし、たくさん亀裂を作るとクルっとむけます)、1が入った密閉バッグに八角、花椒と一緒に漬け込んで冷蔵庫へ(オガワチエコ)しらゆきすみれしながわてれび放送「鈴木淳のやりたい放題てれび(毎月第一金曜日17時30分~)」占いコーナー、今月の占い発表を担当
2012年04月30日TV、雑誌などメディアでも活躍中の料理家サルボ恭子さんの新著「おいしさを届ける 盛りつけの基本」が辰巳出版から出版された。テーマ別・盛りつけの基本パターンが、なんと112点も紹介されており、盛りつけ時に重要な役割を担う「器」の使い方もあわせて学ぶことができる。「盛りつけ方って、よくわからない」、「お皿選びにいつも悩んでしまう」、「こんな時のテーブルセッティング、どうしたらよい?」といった方におすすめの一冊だ。毎日の家族との食事、大切な誰かを招いての食事・・・おいしい一皿をお届けするためにサルボ恭子さんが常に心がけているポイント「盛りつけの10のこと」から始まる。どんなときにもおいしい瞬間をお皿にのせて届けしてほしい、そんな料理家の想いがプロローグに込められている。料理本ではあるが、盛りつけの基本知識が満載の本書。「揃えておきたい20の器と盛りつけアイディア」、「テーマ別 盛りつけアイディア」、「盛りつけが参考になる料理店」、「盛り付け用語辞典」、「盛り付けが映える器、盛りつけに便利な調理道具が買える店」、「盛りつけレッスン」など、かなり見ごたえのある充実した内容だ。フレンチ、エスニック、和食、立食パーティー、アウトドア、お弁当、ティーパーティーなど、幅広いテーマの盛りつけ例が紹介されているのも嬉しい。もちろんサルボ恭子さんのレシピも掲載。この一冊で、美味しい料理レシピから盛りつけのコツまでを学ぶことができるのだ。クリスマスや年末・年始、家族だけでなく大切なお客さまを招く機会が増えてくる。素材が生きる「盛りつけ」で、見違える食卓に変えてみてはいかがだろうか。 「おいしいを届ける 盛りつけの基本」 サルボ恭子 著発行:辰巳出版価格:1200円(税別)
2011年12月23日西麻布にある会員制の一軒家料理屋「くすもと」。2010年4月にオープンして以来、多くの会員に親しまれている。2周年を記念し、もっと多くの方に知っていただきたいと、お試しキャンペーンを実施する。大人数にも対応可能な地下の天井の高い開放的なダイニングや、ゆったりと食事が楽しめるカウンター、くつろげる2階の個室という、3つの個性的な空間へのアプローチがある。用途にあわせてそれぞれの扉から入る、というこだわりも。料理は、フレンチを学んだ料理長が創る和食。素材の活かすことを第一に、季節感ある料理を提供している。見た目にもうつくしい料理は、先付け「鶏レバームースとチャツネの最中」、前菜「黒胡麻豆乳豆腐と鮟鱇肝」から、趣向を凝らしたお造り、煮魚と続く。お造り:季節のお造りとお寿司煮魚:秋刀魚のコンフィ料金は、意外にリーズナブルな設定。自家製カラスミや柚子胡椒、ラー油などの自家製調味料もおすすめだ。こちらはギフト・お取り寄せも対応可能というからうれしい。会員制のいうクローズドの空間を、ちょっとのぞいてみたい。お問い合わせ:くすもと tel.03-6447-2427 公式サイト ※お試しキャンペーン ¥4,200、¥6,300、¥8,400、特別素材¥10,000 事前予約要
2011年11月25日パンとお菓子のレシピ投稿サイト「キッチン」では、料理家の中川たまさんの特集がスタートした。季節の野菜やフルーツの素材を活かしたレシピを提案している、料理家の中川たまさん。さまざまなハーブが育つ広い庭のあるご自宅に伺い、食へのこだわりと、今おすすめのスイーツレシピを教えていただいた。今回中川さんがご提案してくれたのは、「桃とトマトのビネガーコンポートとグラニテ」と「黒糖寒天とパイナップルのジンジャーマリネ」のレシピ。まだまだ続きそうな蒸し暑い日には、こんなひんやりデザートはいかがだろうか。 中川たまさんのすてきな暮らし方、オリジナルのデザートレシピはこちら!「キッチン」中川たまさんインタビューへ ≫ 【お知らせ】 中川たまさん イベント情報 日常展日時:2011年8月27日(土)~9月4日(日) 営業日:木・金・土・日 11:00~17:00場所:12月(じゅうにつき) 横浜市青葉区鉄町1265 5周年展 日時:2011年9月9日(金)~17日(木)営業日:金・土 13:00~17:00場所:aterier303 横浜市中区北仲通4-49万国ビル303 取材/キッチン編集部
2011年09月05日