読書と同じくらい映画を観るのが大好きです。新作映画の公開前後は、原作やノべライズを読みあさる日々……。小説と映画の違いを探してみたり、キャスティングの合う合わないをチェックしたり、見落としていたことの答え合わせをしたり、予習復習することで作品が二倍楽しめるのです。今回は、11月18日に公開されたばかりの、関ジャニ∞の丸山隆平さん主演作『泥棒役者』の同名ノベライズ(三羽省吾/著、西田征史/原作、角川文庫)を紹介します!関ジャニ∞の丸ちゃん主演映画のノベライズ【本棚ダイアリー】vol. 5今年2017年に観た映画のなかで、ダントツ、ぶっちぎりでハートウォーミングだったのは『泥棒役者』です。いっぱい笑った! 観終えたあと元気がわいた! 数日間、優しい余韻に浸れた!最近、心から笑っていないという方にも、ぜひおすすめしたいこの映画。人情味あふれる作風で大人気となった、朝ドラ『とと姉ちゃん』の脚本でもおなじみ、西田征史さんが監督・脚本を手がけた作品です。今作、5年前に舞台で上演されたもの。人気脚本家であり、演劇人でもある西田さんが満を持して、自作を映画化したのです。主演を務めるのは、紅白初出演も決まり、ノリに乗っている関ジャニ∞のメンバー・丸山隆平さん。「丸ちゃん」の愛称で親しまれる、愛されキャラの彼は役者としても活躍中です。5年前、西田さんが作・演出を手掛けた舞台『BOB(ボブ)」(西田さん作・演出)に出演した際に意気投合。以来、プレイベートでも親しくしているのだとか。西田さんは、「世間一般的には明るいイメージですが、どこか淋しげな表情もする彼であれば、泥棒が抱えているバックボーンのせつなさを見事に表現してくれるのではないか」(公式プレスより)という期待を込め、丸山さんにオファーしたのだそうです。その言葉通り、丸山さんは、おとぼけで天然キャラのはじめを最高にキュートに演じています。モジャモジャのカーリーヘアも、すべて自前。そのかわいらしいヘアスタイルを含め、愛嬌たっぷりのお芝居は、ぜひ映画版でチェックしてくださいね。勘違いが勘違いを呼んで……さて小説版ですが、あらすじはこちら。町工場で働く、真面目で優しい性格の大貫はじめ。彼には同棲を始めたばかりの恋人・美沙に秘密にしていることがある。それは昔、泥棒をしていて少年院上がりということ。美沙の誕生日、外で待ち合わせをしていると、先輩泥棒の畠山が現れる。彼に「美沙に過去をバラすぞ」と脅され、泣く泣く盗みを手伝うことに。忍び込んだ豪邸は、大御所・絵本作家の前園俊太郎の家だった。リビングを物色中、突然玄関を開けた訪問販売の男に、とっさに家主であるとウソをついたはじめ。そこに本当の家主である前園も現れ、今度は「新人編集者です」と、ウソを重ねるハメに。果たして無事、屋敷を抜け出せるのか……。人間の思い込みとは不思議なもので、少し考えればおかしいとわかりそうなことでも安直にその状況を受け入れてしまうことがあります。今作では、その思い込みが連鎖して、あらぬ方向に転がっていく。いわゆる「勘違いが勘違いを呼ぶ」という状況が、ユーモラスなタッチで描かれているのです。小気味よい文章と生き生きした台詞で構成されていて、すごく読みやすい!ノベライズは原典があるから簡単だと思われがちですが、さにあらず。映像をわかりやすく、なおかつおもしろい文章に落とし込むのは非常に力量が問われる仕事です。しかも、戯曲から派生した映画だけに、台詞のオンパレード。その中から、よりすぐりの台詞を取捨選択していくのは、さぞや骨が折れる作業だったことでしょう。著者の三羽省吾(みつば・しょうご)さんは2002年に『太陽がイッパイいっぱい』(文春文庫)でデビューした人気作家。たくさんの作品を発表していますが、とくに私が好きなのは、ニートのダメンズ3人が少女と旅をする『ニート・ニート・ニート』(角川文庫)。主人公たちのダメさ加減が愛らしい、ほっこり笑えるロードノベルでした。気のいい人たちが繰り広げる人情劇という意味では、西田さんと三羽さんの世界観には通底するものがある気がする!この組み合わせは大正解だったと思います。今作の魅力はやはり、なんといっても登場人物のキャラクターです。全員、「これでもか!」というくらいの天然ボケで、すっとぼけています。とくに、絵本作家の前園俊太郎は最強。なにせ、はじめとの初対面の時は裸にエプロン姿だったし、おまけにトレードマークはマッシュルームカットときている……。一見、変態です。そんな彼、かつては女の子と猫の友情を描いた『タマとミキ』で大ブレイクしたのですが、ここ数年は新作を発表していません。そう、彼にもじつはある秘密(ウソ)があったのです。そのウソと絵本『タマとミキ』が、物語後半を動かしていく鍵になるので要注目です!ウソから始まる物語今作のテーマは「ウソ」。まさに本作は「ウソから始まる物語」です。主人公のはじめは、最初についたウソのせいで次から次へと、新しいウソをつかねばならなくなります。そもそも恋人の美沙に隠し事をしていたことが悲劇の始まりなわけで。気の弱さと優しすぎる性格が彼のチャームポイントでもあるのですが、でもやっぱりウソつくとロクなことがないよ! 優しさがアダになっているよ!と、読み手としてはヤキモキするのです。もうその時点で、この作品の世界にどっぷり浸かってしまっている証拠。結局、最後までヤキモチしっぱなしで、はじめの行動を見守るように読みました。まるで姉のような気分で……。さて、ウソはいつバレるのか(バレないのか)、さらに彼らの関係がどのように変化していくのか。それは、読んでみてのお楽しみ!映画を観てから読んでも、小説を読んでから観てもどちらが先でも大丈夫です。ぜひ、あなた流の答え合わせをしてみてくださいね。Information『泥棒役者』(角川文庫)¥520+税(C)kieferpix/Gettyimages(C)skeeze/Pixabay(C)bluebudgie/Pixabay
2017年11月20日「鈴木さんは、港区内のカフェレストランで親友の滝川クリステルさん(40)や柴咲コウさん(36)とよく会食しています。そこは鈴木さんや滝川さんの自宅から近いため、誰かが『ご飯でも食べない?』と声をかけては3人で集まっているそうです」(鈴木の知人) NHK朝ドラ『わろてんか』でヒロインの姑役を好演中の鈴木京香(49)。鈴木といえば長谷川博己(40)との恋の行方が注目され、これまで結婚も取り沙汰されてきた。今年の元日にはスポーツ紙が『年内結婚へ』と報じたものの、いまだ結婚に至っていない。 鈴木は最近、滝川や柴咲とともに犬や猫をサポートする活動に励んでいるという。 「滝川さんがもともと立ちあげた犬猫の殺処分ゼロを目指す財団に、鈴木さんが共鳴したんです。犬猫好きな鈴木さんは、その活動を積極的に応援しています」(スポーツ紙記者) 柴咲も大の猫好きで知られ、滝川の財団の活動をサポートしている。くしくも、3人とも独身。そんな彼女たちが親交を深めた場所が、冒頭のバーだ。 昨年12月、『VOGUE』誌上で3人が対談し、《3人ともよく行く共通のお店で会って、お話しするようになった》と意外な“出会い”を明かしたのは滝川。2年前にオープンしたこのバーは、知る人ぞ知る“芸能人の隠れ家”だという。 「ここで3人は財団の活動の打ち合わせや、それぞれの“恋バナ”まで話に花を咲かせているそうですよ」(前出の知人) 恋人よりも、気が置けない未婚親友たちとの美女会のほうが楽しいということかーー。
2017年11月20日ドラマ『ひよっこ』で米子を演じた伊藤沙莉さんが次に挑むのは、鄭義信さん作・演出の舞台『すべての四月のために』。稽古での苦労や楽しみについて語っていただきました。毎日打ちひしがれながらも、稽古場にいる幸せを感じています。思わず「米子っ!」と声を掛けたくなる。ドラマ『ひよっこ』で、気の強い米屋の娘・米子を面白く魅力的に演じていたのが伊藤沙莉さん。その次回作は、鄭義信さん作・演出の舞台『すべての四月のために』だ。「舞台出演は3作目になるんですが、演出家も共演者も、これだけガッツリ舞台の方とやるのは初めてで…お芝居の現場に来た、って感じです。皆さん、演出がつく前から、その場でセットの中で自由に動いて芝居をしていくんです。一方の私はといえば、動線を決められないと動けなくて、一度座ると座りっぱなし。難しいって言うのは嫌なんですが、自分だけ全然できていなくって…」稽古当初は「経験豊富な先輩方を前に緊張で吐きそうだった」と苦笑。「最初の頃は、私の恐縮する気持ちが芝居に出ちゃっていたんですよね。そんななか、2日連続の稽古休みが入って、いい意味で開き直れたんです。いまも毎日打ちひしがれることばかりですけれど、鄭さんから言われたことを一個一個クリアしていくのが楽しいし、自分の芝居をこんなに丁寧に見て演出してくださることに幸せを感じているんです」第二次世界大戦下、朝鮮半島近くの小島に暮らすコリアンの夫婦と4人の娘たちを軸に物語は展開していく。伊藤さんが演じるのは、明るくも強い意志を持つ四女の春子。「すごく真っすぐな女の子で、世の中を自分たちの手で変えていくんだと信じている人。春子を演じていると心が浄化される感じがあります」刻一刻と戦況が変わる状況下、島に暮らすコリアン家族と駐留の日本人軍人たちの交流や葛藤が描かれる。「いろんな悔しさや悲しさを、鄭さんは家族の日常の話として、冗談を交えた笑いで描いている。でも、だからシンプルに胸に刺さるんです」いとう・さいり1994年5月4日生まれ、千葉県出身。‘15年『TRANSIT GIRLS』主演に抜擢。以降、ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』『ひよっこ』等人気作への出演多数。第二次世界大戦下、日本の植民地である朝鮮半島近くの島の理髪店では次女の秋子(臼田あさ美)と萬石(森田剛)の結婚式が行われていた。そんななか店に日本軍の辞令が下る。11月11日(土)~29日(水)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス作・演出/鄭義信出演/森田剛、臼田あさ美、西田尚美、村川絵梨、伊藤沙莉、麻実れいほか全席指定9500円(税込み)パルコステージTEL:03・3477・5858※『anan』2017年11月15日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月14日現在、葵わかながヒロインを務め放送中の連続テレビ小説「わろてんか」。次回作は永野芽郁がヒロインを務め、北川悦吏子が脚本を担当する「半分、青い。」が撮影スタートし、放送を控えているが、このほど、続く99作目となる平成30年度後期の連続テレビ小説が「まんぷく」に決定したことが分かった。■あらすじ舞台は戦前の大阪。3人姉妹の末っ子で、貧しいながらも愛情をいっぱい受けておおらかに育ったヒロイン・福子。ある日、“父親代わり”となって母子家庭を支えた長姉が、病気で亡くなってしまう。次姉も結婚で家を出ていたため、「わたしがしっかりしなければ!」と、人生で初めての岐路に立たされ、健気にがんばろうと決意する福子。そんなときに出会った運命の人は──バイタリティーあふれる青年実業家・萬平だった。やがて2人は恋に落ち、結婚することになる。しかし、萬平はメリヤス、航空機エンジン、製塩、食品加工、金融など、次から次へと事業を手がけ、大成功したかと思えば大失敗、敗者復活戦の繰り返し。まさかこんな浮き沈みの激しい生活が待っていようとは…!「日本一の商売人」を目指して前に進み続け、穏やかな生活など考えもしない夫。武家の末えいで、“商売” に理解が乏しく、娘の結婚生活に口を挟まずにはいられない母。その間に立たされて、子どもを育てる福子に必要なのは、究極のマネジメント能力。初めは夫に振り回され、耐えるだけだった福子は、やがて夫を支え、背中を押し、引っ張っていく強い女になっていく。そして、全てを失ったどん底からの最後の敗者復活戦、ついに夫婦は「インスタントラーメン」を創り出す。それは世界の食文化に革命を起こす大発明だった――!連続テレビ小説第99作目となる本作は、いまや世界中で年間1,000億食近くも人々の口に入るインスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福氏とその妻・仁子氏の半生をモデルにした物語。■脚本は福田靖「身が引き締まる思い」脚本を担当するのは、テレビドラマ「HERO」や「海猿」「ガリレオ」シリーズ、NHK大河ドラマ「龍馬伝」など人気作を手掛ける福田靖。福田氏は、「誰もが元気になれる楽しい “朝ドラ” にしなければ意味がありません。『毎朝15分の美味しいエンターテインメント!』をお届けします!」とコメント。さらに、11月14日に行われた制作発表会見では、「脚本家になって22年ですが、とうとう“朝ドラ”の脚本を書く日が来てしまいました。いままで、大概のことは経験してきたつもりで、正直言って仕事に飽きちゃったなぁ、なんて思うこともあったんですが、“朝ドラ”を書くとなったら話は別です。身が引き締まる思いになっています」と心境を吐露。プロデューサーの真鍋斎氏から最初に「“朝ドラ”はマラソンじゃありませんよ。151本の100メートルダッシュです」という言われたそうで、「これは大変だと。体力、気力をあらん限り振り絞って書かなければならないと覚悟しました。とはいえ、毎朝、全国の皆さんに幸せな時間を届けるのが“朝ドラ”だと思っていますので、僕自身が楽しんで、遊び心を忘れずにおもしろいエンターテインメントを届けたいと思っています」と決意を語った。なお、タイトルの“まんぷく”は、物語のヒロイン・「福子」と、実業家の夫・「萬平」の夫婦の名前を合わせたもの。食と幸せのシンボル「満腹」という意味と、日本の朝に「福=幸せ」がたくさんあふれますように、という願いも込められているという。平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」は平成30年10月1日(月)~平成31年3月30日(土)NHKにて放送予定(全151回)。(cinemacafe.net)
2017年11月14日近年、次世代ブレイク俳優の“登竜門”として名高いのが戦隊や仮面ライダーなどの特撮作品、もしくは、朝ドラことNHK連続テレビ小説への出演だ。これらの作品を機に、子どもからお年寄りまで老若男女に愛される人気俳優たちが、現在の日本映画界を牽引しているといっても過言ではない。日経トレンディが選ぶ「2017年のヒット人」の竹内涼真もその1人。「仮面ライダードライブ」で主演を務め、有村架純主演の「ひよっこ」を機にブレイクを果たした。さらに竹内さんとともに受賞した女優の高梨臨も、やはり松坂桃李主演「侍戦隊シンケンジャー」に出演。その松坂さんも「侍戦隊シンケンジャー」から朝ドラ「梅ちゃん先生」に出演して大躍進、現在も「わろてんか」に出演中だ。そして、中条あやみ主演で大きな注目を集める映画『覆面系ノイズ』にも、こうしたブレイク男子たちが続々。志尊淳は「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演を務め磯村勇斗、も「仮面ライダーゴースト」を経て「ひよっこ」で話題を呼んだばかり。一方、本作に出演している小関裕太は、ブレイクの登竜門の“元祖”ともいうべき番組の出身。その番組とは、NHKの「天才てれびくん」シリーズだ。岡田結実や大沢あかねらを輩出したこの番組は、毎回、てれび戦士と呼ばれる子役タレントたちが様々なことにチャレンジしていく内容で1993年から改題しながらも長きにわたって放送されている。そのてれび戦士の1人として活躍したのが小関さん。小関さんの出演時期には、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』や数々のドラマに出演する俳優の前田公輝や、現在はYoutuberとして活動する橋本甜歌も名前を連ね、過去には、『先生!、、、好きになってもいいですか?』が公開中の生田斗真、さらにバラエティ番組にひっぱりだこのウエンツ瑛士、女優・前田亜季なども出演。番組企画内ではバンドを結成し、生田さんがギター、ウエンツさんがベース、前田さんがキーボードという現在では考えられない超豪華な布陣でCDデビューまで遂げている。くしくも本作はバンド活動を通し、言葉では伝えられない気持ちを歌や音楽に乗せて届けようとする、切なくもキュンとする片恋ラブストーリー。個性豊かなキャラクターの中で小関さんはヒロイン・ニノ(中条あやみ)が想いを寄せる幼なじみで初恋の相手・モモをクールに演じている。2018年には、須賀健太、山本涼介とともに、ゆくえ高那原作の実写映画『ちょっとまて野球部!』(1月27日公開)に出演し、福士蒼汰主演『曇天に笑う』(3月18日公開)といった話題作への出演が続いており、今後、本格ブレイクが期待される若手俳優として熱い視線を送られている。『覆面系ノイズ』は11月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月12日女優・永野芽郁がヒロインを務める、平成30年前期連続テレビ小説「半分、青い。」。本日11月10日(金)、本作の岐阜ロケ取材会が行われ、永野さんが出席。「寒い季節も楽しみながら撮影できています」とコメントを寄せた。連続テレビ小説第98作目となる「半分、青い。」は、“恋愛の神様”北川悦吏子が脚本を務める注目作。大阪万博の翌年、1971年に生まれ、小学生のときに病気で方耳を失聴したヒロイン・楡野鈴愛が、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、バブル真っ只中の東京でもまれ、結婚や出産、離婚を経験する人生を描いていく。岐阜県恵那市岩村町にて行われた今回の会見。ヒロインを演じる永野さんは、「ものすごく空気がきれい」と岐阜県に足を踏み入れた印象を語り、「岐阜のことばは難しいですが、指導の先生と会話しているうちに少しずつできるようになりました」と言葉遣いに少し苦労した様子。さらに、「地元の皆さんがとても優しくて、かけ寄って来てくれて『風邪には気をつけて』と言ってくれたり、皆さんとの交流もあったりしてリラックスして楽しく撮影しています」と順調な撮影を物語るコメントを残した。なお永野さんのほかにも、鈴愛の母・晴を松雪泰子、父・宇太郎を滝藤賢一、鈴愛の幼なじみ・萩尾律を佐藤健が演じるほか、中村雅俊、原田知世、谷原章介、風吹ジュン、余貴美子が出演。また、本作には鈴愛の弟・草太を演じる上村海成、鈴愛の同級生・西園寺龍之介を演じる矢本悠馬、同じく同級生・木田原菜生を演じる奈緒と、フレッシュな若手俳優が参加しているのも注目だ。連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~9月29日(土)NHKにて放送(全156回予定)。(cinemacafe.net)
2017年11月10日10月中旬、都内のホテルでNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の打ち上げが行われていた。『直虎』といえば主人公・井伊直虎を柴咲コウ(36)が演じたが、“イケメン大河”と称されるほどイケメンたちが脇を固めた作品。会場も豪華なメンツが勢ぞろいだった! 開宴時間の18時を前に市原隼人(30)に柳楽優弥(27)、三浦春馬(27)や高橋一生(36)など今をときめく俳優たちが次々。いっぽうの柴咲は、少し遅れて会場入り。だが主演が登場したとあって、イケメンたちが次々と声をかけていた。 会が中盤になったころ、菅田将暉(24)が遅れて登場。井伊直政役で終盤の中心的存在となっている菅田だが、この日も女子たちの熱い視線を集めていた。黒のオールインワンにオレンジのブルゾンという個性的なファッションで登場すると、すぐさま黄色い声が! 「彼はこの日の服装も手作りというほどのファッション好き。でも時代劇は初めてで、着物の所作に馴れるのは1カ月以上かかったと言っていました。菅田さんは脚本を務めた森下佳子さん(46)と13年のNHK朝ドラ『ごちそうさん』でもタッグを組んでいます。以前インタビューで漏らしていましたが、この日も『先生の脚本は必ず俺の役にBL要素が入る。俺のBL好きなのかな』と言って女性を喜ばせていました」(ドラマスタッフ) いっぽう家老・小野政次を演じた高橋は黒の上下からラフにシャツを出し、スニーカーとチェーンで着崩している。8月20日放送で壮絶な最期を迎えた際に、“政次ロス”が巻き起こったのも納得のカッコよさ!大人の色気を漂わせていた。 「高橋さんは『自分自身がこの作品のファンでした』と挨拶していました。クランクアップ後は彼自身も“政次ロス”に陥ったそうで、お風呂で『終わっちゃった……』と言って呆然としたことがあったそうです。また政次を演じるにあたっては、父・小野政直を演じた吹越満さん(52)の演技をじっくり見て勉強したそうです。『全部を真似るんじゃなく、記憶に残った部分だけをなぞって自己流に演じていって……』と秘話を明かすと、大きな拍手が起きていました」(NHK関係者) ある意味、今作を主役以上にけん引した高橋。会場ではスタッフが「今年は高橋さんにNHKを支えていただきました」と言い、深々とお辞儀する一幕も。1次会は21時前にお開きとなったが、高橋はその後も関係者との写真撮影に応じていた。
2017年10月25日単行本170万部突破の人気漫画を旬のキャストで実写化した『覆面系ノイズ』完成披露試写会が10月24日(火)に開催。中条あやみ、志尊淳、小関裕太、真野恵里菜、磯村勇斗、杉野遥亮が舞台挨拶に登壇し、サプライズで恋愛診断が行われた。高校生覆面バンドが登場し、音楽部分を覆面オオカミバンド「MAN WITH A MISSION」の全面協力を得て製作されたことも話題の本作。幼い頃に離れ離れになったモモとの再会を自らが歌うことで果たそうとする女子高生のニノ。彼女を想い曲を書き続ける高校生・ユズを加えた3人の恋と音楽の物語が展開する。劇中の楽曲をニノとして熱唱している中条さんは半年のボイストレーニングを経て撮影に臨んでおり「素敵な方々に素敵な音楽を書いていただき、映画を見ていただければ、感動してもらえる自信あります!」と力強く語る。志尊さんらバンドメンバーもゼロから楽器を猛特訓して楽曲シーンに参加しており、音楽部分は本作の大きな見どころとなっている。この日は、登壇陣がそれぞれ漢字一字で映画を表現したが、中条さんが「鼓」、志尊さんは「想」、小関さんは「響」、真野さんは「音」、磯村さんは「叫」、杉野さんは「震」とやはりそれぞれ、音楽や歌声を強くイメージしたよう。ちなみに、これらの漢字が書かれたクリップは、登壇陣には秘密で筆跡診断に回されており、これを元に各人の恋愛タイプが診断され、この場で発表された!真野さんは「意地っ張り」タイプで「(相手の告白を)待っているけど、告白されると反発する」というツンデレな診断結果だったが、本人は自覚ありのよう。「『好き』って言われても『ホントなの?』って思っちゃう。騙されてたらどうしよう?嘘だぁ!って思う」とまさに診断結果そのままの自らの恋愛人格を明かす。『仮面ライダーゴースト』で注目を浴び、朝ドラ「ひよっこ」で見事に有村架純演じるヒロインのハートを射止めた人気急上昇中の磯村さんだが、気になる診断結果は「アクティブな肉食系」という結果!「リードしたいタイプで、束縛されるのは苦手。亭主関白型」という診断内容に、本人もノリノリで「ガッツリ行きますよ!」と肉食宣言。志尊さんのフリ答えて「メヒョウ~!!」という肉食の雄たけび(?)まで披露し、会場は笑いに包まれる。その志尊さんは「エネルギッシュなど根性型」という診断。「射止めたら最後まで責任を持って守り抜く」との分析に、当人は満足そうに「合っていると思いますね」とニンマリ。なぜか中条さんから「責任を持ってほしいですね」と注文が付けられ、会場は再び笑いに包まれる。中条さんは、クリップの端に小さくかわいく、やや傾いた字で「鼓」と書いていたが、診断結果は予想通り(?)「甘えん坊タイプ」。「進んで愛を注ぐより、受け身的で愛されるのが好き。自然に周りに支えられて恋が成就する」という結果が出たが、中条さん自身は「そんなことないです!」と反発。だが、磯村さんから「イタズラっ子でちょっかい出す感じが甘えん坊」と現場での様子から診断通りだと指摘され、志尊さんはそのイタズラの内容として「急にドンと来て『壁ドン!』って(笑)」といきなり現場で壁ドンされたと暴露。中条さんは「小5男子っぽいとよく言われます…」と苦笑交じりに認めていた。『覆面系ノイズ』は11月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月24日道ならぬ恋の扱いに日本中がデリケートになっているいま、あえての、道ならぬ恋を描いた映画が、ベストセラー恋愛小説を原作にした『ナラタージュ』(行定勲監督)である。高校教師で、しかも既婚者・葉山(松本潤)と、女子高生・泉(有村架純)が、お互いの孤独を埋めるように惹かれ合っていく。一度は別れたものの、大学生になった泉と葉山が再会すると、忘れられない想いが静かに激しく燃え上がってしまう。妻との離婚が成立していない先生に心を痛めた泉は、彼女だけを想ってくれる青年・小野(坂口健太郎)とつきあってみる。だがそれは泉を救うどころか、ますます苛むことに……。有村架純が、撮影中ずっと苦しかったというようなことをインタビューで語っていたが、画面は常に皮膜が一枚かかったような薄曇りのような感じで、雨もしょっちゅう降っている(しっとりキレイではある)、ロケ地の富山は、空も海もどことなくどんよりしている(それがいい雰囲気ではある)。○葉山のろくでなし感が魅力にそれもこれも、葉山先生がはっきりしないからだ。映画を観た人はたいてい葉山先生に責任を求めたくなる。でも、彼の、ふわっと曖昧で手応えない感じこそ魅力ともいえるから、困りもの。松本潤が、葉山の憎みきれないろくでなし感をいい塩梅に演じている。松本潤が、道ならぬ恋を描いた作品に出演するのはこれがはじめてではない。実は、得意ジャンルと言ってもいいくらいだ。映画『東京タワー Tokyo Tower』(05年)では、親子ほど年齢の離れた人妻との恋を、『僕は妹に恋をする』(07年)では、双子の妹との倒錯的な恋、テレビドラマ『きみはペット』(03年)では、年上のお姉様に飼われるような関係、『失恋ショコラティエ』(14年)では、またまた人妻に恋しながら、セフレまで作るという割り切った関係を描いた作品で、どの人物も鮮やかに演じていた。おそらく、少女漫画のキャラクターのような顔立ちが、状況の生々しさを回避させ、罪悪感よりも夢気分を高めることに成功できる稀有な俳優なのだ。よく、ラブストーリーの背景は、夜景やイルミネーションなどでキラキラさせてムードを盛り上げるのだが、松本潤は自家発電でキラキラしていて、背景要らずである(あればあったで一層輝くが)。だが『ナラタージュ』では、そのキラキラを封印し、最大の武器・目ヂカラをメガネでぼかし、髪は中途半端に伸びたカツラを着用し、体重も少々増量することで、腕力も全然ない、冴えない三十代の教師に化けた。キラキラなしでも(なにしろ背景も、前述のごとくいつもどんよりしているのだ)相手に道を踏み外させてしまうという、さらなる難関に松本潤は挑んだ。とりわけ私が驚いたのは、葉山先生の後ろ姿だ。なんの変哲もない、シャツと、ズボンという言葉が似合いそうなパンツを身に着けた先生のお尻は、ダンサーとかアスリートとかスター俳優のものではなく、研究職や作家などに多そうな、あまり意識していない感じに見えた。もちろん、かっこ悪くなりすぎないギリギリの線は死守しているのだが、いかにもふつうの人のお尻に見えたのだ。ここに、私は、地方都市の高校教師(体育の先生じゃない)で、妻とは別居しているためひとり暮らしの三十代を演じる、松本潤の気合いを見たような気がした。○『浮雲』を思わせるアプローチ大事なのは、この、一見なんでもない感じの先生に、なぜ、泉がそんなに惹かれて離れられないのかというところ。劇中、映画が好きな葉山と泉が観る映画のひとつに、成瀬巳喜男監督の『浮雲』(55年)がある。これがまさに、なぜ、そんなにもこの男がいいのか? という映画だ。既婚の男が、ある女と腐れ縁のような関係になって、結局、彼女を破滅させてしまう悲恋もの。こんなふうに描くと身も蓋もないが、何度別れようとしても、離れられないふたりがもどかしいけれどロマンチックで、一度観ると忘れられない。女を演じる高峰秀子も美しいが、なんといっても、妻とはなかなか別れず、さらに別の女とも関係してしまう、女性の敵としか思えない男を演じる森雅之の力だ。知的なその外観をなんとも美しく思わせるのは、全身から堕落の芳香が滲み出ているようだから。その香りは、ゆらゆらと女を取り込んで離さない。松本潤は、キラキラとホタルのように発光するのではなく、稀代の色男・森雅之のようなアプローチで今回は迫ったのだと思う。“なぜ、惹かれてしまうのかわからない”という無言で透明な縄が、泉を、観客を捉えて離さない。松本潤はなんともおそろしい俳優なのだった。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年10月14日NHK朝ドラ「ひよっこ」に続き、松本潤主演『ナラタージュ』も好評を得ている有村架純が表紙を飾る「ar」11月号(10月12日発売)はビューティー号。有村さんをはじめ、初登場となる松岡茉優のホワイトビューティー特集、さらに“胃もたれするほど誘惑が欲しい”と題して、いま最注目の“あざとカワイイ男子”たちを特集する。つるんとした肌も、耳に残る声も、何もかも、女のコなら誰しも憧れる吸引要素がギューッと詰まった有村さんが、カバーに再登場。「かすみんのビューティフルデイズ」と題し、ドキッとするようなカットのほか、美容ネタはもちろん、最近、満たされた日常をたっぷりと語っている。「柔軟は毎日2分くらいだけど、欠かさずお風呂上がりにやっています。6年前くらいから。すごく気持ちいいですよ~」と有村さん。「週一でランニング。時間がある時はジムで週2回1時間トレーニング。筋トレ後って、肌の質感も断然よくなるんです。どんなに忙しくても朝か夜、必ず運動します」と、体のメンテナンスにはかなり気を遣っている様子。とはいえ、「好きなものを食べれるだけ食べれるとしたら?」という質問には、「お寿司を食べに行きます。うふふ、トロタク、サーモン、うなぎ、うに、サバ…お寿司ならなんでも好きです」と本音もポロリ。今号はビューティー号ならではの、「肌がひたすらきれいに見える」“肌ファースト”の方法を徹底特集。編集部が「嫁にしたいNO.1」と豪語する、松岡さんが初登場!清楚でピュアで、とにかく魅力満載な白の世界を、“女優・松岡茉優”主演で表情豊かにお届け。オールホワイトコーデから、差し色を加えたコーデ、白小物をピックアップしたりと、冬に近づくと恋しい“ホワイト満載”の8ページとなっている。また、「ar」レギュラーモデルの堀未央奈は、女の子が大好きな、うさぎと猫をメイクで表現。守ってあげたくなるLadyうさぎから、ワガママそうな雰囲気の小生意気スパイシー猫まで、6変化のメイクに挑戦している。さらに、食欲の秋は“胃もたれするほどの誘惑が欲しい”ということで、編集部厳選の「あざとカワイイ男子」5人が登場。スタートしたばかりの朝ドラ「わろてんか」でヒロイン(葵わかな)の兄を好演する千葉雄大、「ひよっこ」「過保護のカホコ」に続いて「陸王」にも出演中の竹内涼真、『斉木楠雄のΨ難』の公開が控える吉沢亮、「仮面ライダーエグゼイド」で主演を務め上げた飯島寛騎、先月1stフルアルバム「DIMENSIONS」をリリースした田口淳之介という、なんとも豪華な顔ぶれ。天使なの?小悪魔なの?知らぬ間に翻弄されちゃう可愛さを放つ彼らに、誌面から誘惑されてみて。「ar」11月号は10月12日(木)より発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月12日10月から初回視聴率20.8%という華々しいスタートを切った朝の連続テレビ小説『わろてんか』。朝ドラはつかみが重要ですが、数字を見ても、周りの評判を聞いても、順風満帆な1週間を経て、いよいよ2週目が始まりました。1週目は、主人公てんの子役・新井美羽の愛くるしさにお茶の間の人々がほっこり。てんを演じたのは、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で直虎の幼少期を演じた名子役・新井美羽。第1週目はよく笑い、よく泣きました。また、チラ出しも含めて絶妙だった松坂桃李と、はかない美青年キャラの千葉雄大のW効果で、『わろてんか』におけるイケメンのアベレージの高さを実感。2週目からはいよいよ高橋一生という最強の二番手が登場します!■スタート週をおさらい! てんが運命の人・松坂桃李と出会う京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てんは、朗らかで笑い上戸の女の子。ある日、家族同席で臨んだ父親の商談の場で大爆笑するという大失態を犯し、父・儀兵衛(遠藤憲一)から“笑い禁止令”を言い渡されてしまいます。その事件以降、儀兵衛はストレスのために夜な夜な酒を飲んでいるようで…。てんは父の名誉挽回のため、幼なじみで丁稚の風太(鈴木福)と共に外国商を訪ねますが、その場で追い払われてしまいます。大粒の涙を流すてんを見て儀兵衛は娘の心の内を知り、酒瓶の中身を全部捨て、てんへの笑い禁止令を解きます。晴れて笑い解禁となったてんは、風太(鈴木福)と一緒に出かけた寄席で落語や芸に触れ、大笑いする人々の姿を見て大いに触発されます。そこで旅芸人の藤吉(松坂桃李)と運命の出会いを果たし、てんの人生が大きく動き出します!■てんが笑う理由は、兄・千葉雄大のためだった!『わろてんか』の脚本を手がけているのは、連ドラ『美女か野獣』や『働きマン』、『学校のカイダン』や、大ヒット中の映画『君の膵臓がたべたい』の吉田智子。第1週目では、老舗薬種問屋「藤岡屋」の商売の現状と藤岡家の人々のキャラクターを紹介。なかでもガンコ親父・儀兵衛役の遠藤憲一が出色で、てんたちは『アウトレイジ』ばりの強面・遠藤をまねた変顔を連打。儀兵衛のくしゃみで周りの人々がズッコケるという演出は、吉本新喜劇テイストの笑いへの愛にあふれていました。また、てんが笑い上戸=ゲラになったのは、ぜん息持ちの心優しい兄・新一(千葉雄大)のためだったということが判明。これは笑いを通じて幸せになるという、ドラマの根幹にあるテーマを表す重要なエピソードです。『わろてんか』の笑いは、笑ってくれる相手の顔が直接見えるという類の笑い。いまのようにテレビやパソコン、ケータイ、タブレットで楽しむ笑いではなく、もっとダイレクトな血の通った笑いです。笑うことは本当に楽しいと、相手の笑顔を見て実感するわけです。吉田智子もインタビューで「人は幸せだから笑う」のではなく、「笑っているから幸せになれる」と言われていますが、おおいに納得させられます。■「わろてんか」は愛の殺し文句だった! いよいよ高橋一生登場「イケメン、しっかり出します」というアピールに色めき立ってしまう『わろてんか』。先週は、てんの将来の伴侶となる藤吉役の松坂桃李が、おちゃめな魅力を炸裂させました。舞台でトホホなヘマをやらかしたり、口の周りをチョコレートで汚して“カールおじさん”と化したり、「これからもその笑顔でずっとわろてんか」という殺し文句でてんの心をわしづかみにしたりと、1週目からいい感じ。また、ケホケホとせき込む病弱な美青年役がドハマリしている千葉雄大もポイント高し。この先、無理がたたりそうで、千葉くんファンの心配は募るばかりです。2週目からは、てんの許嫁となる青年実業家・伊能栞(しおり)役の高橋一生が登場。栞は「顔良し、見目よし、頭よし」のナイスガイのようで、胸が高鳴ります。ちなみに、主題歌は松たか子が伸びやかな歌声でつむぐ「明日はどこから」。「ありがとう」と言いたいあなたのために、「ごめんね」と言えないあなたのために、というサビの部分が心に響きます。早速、2週目からロマンスの幕開けとなりました。歌詞が物語るように、てんや藤吉、栞、てんを思う幼なじみの風太らの素直になれない若者たちの恋模様が展開されていきそうな予感! これは楽しみです。
2017年10月11日オザケンことシンガー・ソングライターの小沢健二(49)が大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」出場が内定したと、一部スポーツ紙が報じた。 小沢は2月に19年ぶりのシングル「流動体について」を発売。テレビ朝日系「ミュージックステーション」に20年ぶり出演を果たすなど、積極的に活動。今月5日に放送されたNHKの音楽番組「SONGS」にも初出演していた。 記事によると、同局の関係者が夏に小沢側に出演の意思を確認。今後、正式にオファーを出すという。 「出演すれば96年以来、21年ぶりで通算3度目となります。ただ、そこまで目新しさや驚きがあるかといえば微妙なところ。『過去の目玉歌手と比べると少し弱い』と厳しい声も聞こえてきています」(レコード会社関係者) また記事では、ミュージカル俳優として屈指の人気を誇る山崎育三郎(31)の紅白初出場が有力とも報じている。だが、今年の目玉歌手探しは難航しそうだという。 「長年“ラブコール”を送り続けていた宇多田ヒカルさん(34)は、NHK朝ドラの主題歌を歌っていたこともあって初出場が実現しました。しかし宇多田さんを出してしまったため、もはや目玉になり得る大物がいないのです。来年9月で引退を発表している安室奈美恵さん(40)が出場すれば目玉となるでしょうが、出演交渉は困難をきわめそうです」(スポーツ紙の音楽担当記者) 今年の紅白は昨年以上に、ギリギリまで出場歌手の人選が難航しそうだ。
2017年10月10日「嵐」の松本潤が10月7日(土)、都内で行われた主演作『ナラタージュ』の初日舞台挨拶に登壇した。高校教師と元教え子の許されぬ恋を描いたラブストーリー。4年ぶりの主演を果たし「忘れられない作品になりました」と強い思い入れを示していた。島本理生による禁断の純愛小説を映画化。大学2年生の泉にかかってきた1本の電話は、高校時代の演劇部顧問で、学校に馴染めなかった自分を救った恩師の葉山貴司からだった。数年ぶりの再会をきっかけに、泉は葉山への恋心を募らせるが、葉山には離婚が成立していない妻がいた…。松本さんは「いままでと違う表現の仕方を勉強させていただいた。今後も何かを表現するとき、『こういうやり方があるんだな』と(視野を)広げてもらい、本当に感謝したいです」と感無量の面持ち。ついに映画の封切りを迎えて、「苦い濃密なラブストーリーがたくさんの人に届き、たくさんの人の心に残ればうれしいです。愛される作品になることを願っています」とアピールした。舞台挨拶には葉山役の松本さんをはじめ、ヒロインの泉を演じる有村架純、共演する坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、行定勲監督が出席した。朝ドラ「ひよっこ」も大好評だった有村さんは、「私はいままで正統派の役柄が多く、こういう色の女性を演じるのは初めてでしたが、まずは選んでいただいたことがうれしかった」と回想。「23歳という年齢で、この作品を残せたことを光栄ですし、(本作が)大切なものになるんじゃないかと思います」と松本さん同様、作品への思いを強くしていた。壇上では映画の重要なモチーフである雨水が入った樽で“鏡割り”が行われ、松本さんは「(雨水は)初めてですね。それは…、めでたいですか?まあ、雨が重要な映画ですからね。昨日の雨かな?」と苦笑いを浮かべていた。『ナラタージュ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日「あの会見は演技だと思いました。女優だな~と。頭はボサボサ、服装も“いま駆けつけてきました”と主張するかのような計算すら感じられました。そのしたたかさはピカイチでしたね」 こう語るのは芸能レポーターの川内天子さん。「家族がみんなお世話になっているお医者さんです」――。8月に『週刊文春』で、50代医師との“ダブル不倫”をスクープされた女優・斉藤由貴(51)。会見ではそう言って不倫を否定したが、その後『FLASH』で相手医師とのキス写真、そして斉藤のものと思われる下着を頭にかぶる医師の写真が掲載され、ついに陥落。不倫関係を認めた。 その同日、女優・尾野真千子(35)と、芸能事務所役員との離婚が明らかとなり、こちらも芸能ニュースを大いににぎわせた。斉藤、尾野はいずれもNHK連続テレビ小説(通称・朝ドラ)のヒロイン経験者だ。斉藤は『はね駒』(’86年4月~10月)、尾野は『カーネーション』(’11年10月~’12年3月)のヒロインを務めている。 ひょっとしたら、朝ドラヒロインは“リアル人生”も波瀾万丈!?そんな疑問が浮かんだ本誌編集部は、“お騒がせ”の朝ドラ歴代ヒロインについて川内さんに話を聞いた。 恋多き朝ドラヒロインとして、川内さんがあげるのは『君の名は』(’91年4月~’92年4月)の鈴木京香(49)。 「恋愛報道は出るんだけれど、不倫などではなく、ちゃんと恋愛している。だからスキャンダルではないんです。古くは、’99年、映画『39刑法第三十九条』で共演した堤真一との交際。当時、結婚もささやかれましたが破局。その後、アメリカに活動拠点を置く真田広之と交際。真田の後を追うようにロサンゼルスに豪邸を建てるほどでした」(川内さん・以下同) 真田と破局後、映画『セカンドバージン』で共演した長谷川博己と交際。これも結婚寸前といわれた。 「彼女は、女優の鎧を着ながらオンナの部分を大切にしている。そういう生き方をされているような気がしますね」 男女関係のトラブルではないが、ヘアヌード写真集で話題になったのは『ロマンス』(’84年4月~9月)の樋口可南子(58)。 「樋口可南子さんは、ヘアヌード写真集を最初に出したパイオニア。当時のインパクトはいまでも忘れられません。あの写真集で、かわいい樋口可南子から大人の女優へと変わった。その後、映画、ドラマで個性を発揮し、いまではソフトバンクのお母さんもハマリ役です」 反対に、ヘアヌード写真集で“ミソ”をつけてしまったのが、『ノンちゃんの夢』(’88年4月~10月)の藤田朋子(52)。 「写真集『遠野小説』の記者会見に出ました。あのときは怒りまくって一方的にしゃべって、会場を後にしたという印象が強く残っていますね。それまで演技派女優として注目されていた印象とのギャップが大きすぎて、世間的にはイメージダウンになりました。その後、アコーディオン奏者の方と結婚してからは、バラエティ番組や旅番組にも出演するなど、自分の好きな道にどんどん進んでいる感じがしますね」 最後に、お騒がせではないが、“番外編”としてあげるのが山口智子(52)だ。 「’92年、彼女が住むマンションに宅配便業者を装った男2人が侵入して、羽交い締めにされそうになった事件がありました。部屋に居合わせ、応戦した男性が『純ちゃんの応援歌』(’88年10月~’89年4月)で共演した唐沢寿明だったことがわかり、2人の交際が発覚したんです。結婚後しばらくは、CMのみ出演するという新たなジャンルを確立しました。ある意味、逆境に強いといえるかも(笑)」
2017年10月07日女優の志田未来(24)が、綾野剛主演(35)のTBS系ドラマ「コウノドリ」に妊婦役で出演する。 志田は10月13日放送の第1話にゲスト出演。妊婦役を演じるのは、06年放送の初主演ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)以来となる。 『14才の母』撮影時に手の置き方や歩き方が分からず注意されたという志田だが、「今回は自然にできた。当時の経験が体にまだ染みついているのかな」と撮影を振り返った。 「『14才の母』は社会派ドラマ。当時かなり話題となり、数々のドラマ賞を獲得しました。視聴率は最終回の22.4%を筆頭に、全話平均で18.7%を記録。志田さんは6歳から子役をつとめ、もうすぐキャリア20年。ですが、いまでもこのドラマが代表作の1つとなっています」(テレビ局関係者) もともと演技力には定評があったが、現在もどんどんの幅を広げている志田。演技派で知られるあのNHK朝ドラヒロイン女優も、そんな彼女の演技に魅了された1人だという。 「16年放送の朝ドラ『とと姉ちゃん』でヒロインをつとめた高畑充希さん(25)です。もともと芸能界入りする前から、高畑さんは志田さんの大ファンだったそうです。高畑さんは彼女から何かを吸収しようと、自分の出番でもないのに現場へ行って演技に魅入っていました。志田さんのセリフの抑揚や、何げないしぐさに何度も驚かされていたそうです」(NHK関係者) 志田との共演を経て、高畑も女優としてステップアップと果たすことができたようだ。
2017年09月29日老若男女、さまざまな人が活躍する芸能界。そのなかでも特に注目を集めやすいと言えるのは20代の男性俳優ではないでしょうか。次から次へと新しい顔が登場し、ファンを虜にしています。そんな中で、まさに“今”、最も注目されているのはいったい誰なのか……。パピマミ読者のみなさまに9月20日〜22日にかけて「今一番好きな20代俳優は?」というアンケートを実施し、225人の方々から回答を得ましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●第1位:竹内涼真最も多くの票を獲得したのは『竹内涼真』さんで、25%(56人)でした。『かわいい顔にすらっとした長身で、私のタイプにどストライクです!バラエティに出てるときの無邪気な感じもかわいいし、メロメロです』(30代女性/会社員)『口元のほくろがセクシーで大好きです。テレビで見ない日がないですよね』(20代女性/事務)デビュー間もないながら、ドラマや映画、CMなど出演が続く俳優の竹内涼真さん。朝ドラ『ひよっこ』や連続ドラマ『過保護のカホコ』への出演でその人気を不動のものとしました。かわいらしい顔つきに加え、5歳から始めたサッカーが特技 ということで、スポーツマンな一面も女性評価が高い要因のひとつでしょう。外見だけでなく、確かな演技力も持ち合わせている竹内さん。今後の活躍にも注目が集まります。●第2位:松坂桃李2位にランクインしたのは『松坂桃李』さんで、14%(32人)でした。『良い人オーラが出ていて大好きです!最近の俳優さんってちょっとイケイケな感じの人が多くて苦手なんですけど、松坂桃李くんは謙虚な感じがしますね』(20代女性/大学生)『笑った顔がたまりません。少しはにかんだような表情を見るとキュンとします』(30代女性/主婦)整った顔に183cmという長身、さらにはバラエティ番組などで見せる謙虚で礼儀正しい姿など、まさに非の打ち所がない20代俳優と言えるでしょう。特に“照れたような笑い顔”をポイントにあげる声が多く、そのしぐさに打ち抜かれたという人は少なくないようです。20代とは思えない色気もあり、女優の綾瀬はるかさんや高岡早紀さんなどと熱愛が報じられたことも。近年は悪役を演じることも増え、新たな魅力を見せることにも成功 しています。●同率3位:福士蒼汰、岡田将生同率で3位にランクインしたのは『福士蒼汰』さんと『岡田将生』さんで、12%(26人)でした。『芸能界一かっこいいのは間違いなく岡田将生。初めてテレビで見たとき、顔が美しすぎて衝撃でした』(30代女性/アパレル)『福士蒼汰くん大好きです。この前のドラマで二重人格を演じていて、演技もうまいんだなと思いました』(20代女性/販売)女性が嫉妬するほどの美しい顔を持つ岡田将生さん。外見への評価は芸能界でも突出しています。また、その美しすぎる顔立ちとは対照的に、どこか抜けたような話し方やリアクションも人気の秘密のようです。同じく福士蒼汰さんもその外見への評価は揺るぎないものがあるでしょう。先日は、主演したドラマ『愛してたって、秘密はある。』で、さわやかな2枚目役だけでなく狂気をたずさえた別人格も怪演。これまでのイメージを覆し、大きな注目を集めました。俳優としての期待が高まっている2人 と言えるでしょう。----------いかがでしたか?外見の良さはもちろん、内面も重要な判断要素となったランキング結果となりました。まさに“今”、注目を集める人ばかり。今後の活躍も気になりますが、また新たな若手俳優も続々と登場するはず。今回名前のあがった20代俳優たちが、30代・40代となったときの姿が楽しみですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜10位)】今一番好きな20代俳優は?()●文/ぶるーす(芸能ライター)●藤沢リキヤ
2017年09月26日女優の松下奈緒(32)が、10月から放送される黒柳徹子(84)の半生とその家族の物語を描いたテレビ朝日系ドラマ「トットちゃん!」で黒柳の母親役を演じる。 「『徹子の部屋』に続く時間帯で、平日午後12時半から放送されます。同枠のドラマ第1弾『やすらぎの郷』がなかなかの高視聴率だったので、テレ朝が力を入れているドラマです。黒柳の母親は、ドラマの主要キャスト。またまた松下さんに“大仕事”が舞い込んだかたちです」(芸能デスク) 松下は高校在学中にオーディションを経て芸能界入りし、モデルデビュー。その後で女優に転身したが、代表作といえるのは10年に放送されたNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」ぐらいだ。 「朝ドラの後に主演作はこなしているものの、そこまで数字を取った作品はありません。それでも、なぜか松下には大きな仕事のオファーが舞い込むのです」(テレビ局関係者) 主演ドラマのオファーに加え、長年「JAバンク」のCMに出演している松下。なぜ彼女にこれほど次々と“大仕事”が舞い込むのだろうか? 「父親は大手金融系会社の社長をつとめ、彼女自身も東京音大でピアノを学んだことが知られているなどハイソなイメージです。さらにクライアントから評価されているのは、これまでまったくスキャンダルがないところ。そのため、安心して起用することができるのです」(広告代理店関係者) 今後も大作や大企業のCMに起用されそうだ。
2017年09月22日女優の夏菜(28)が、10月9日から放送されるインターネットテレビ局「AbemaTV」と朝日放送の共同制作ドラマ「ハケンのキャバ嬢・彩華」に主演。キャバクラ嬢役を演じることになった。 夏菜の役どころは、昼は信用金庫のさえないOL。だが夜になると一変。キャバクラ嬢としてクラブの客やホステスのトラブル解決に大活躍するという、勧善懲悪のストーリーだ。 「夏菜がキャバクラ嬢を演じるのは10年ぶりとなるそうですが、今からかなり気合を入れて“勉強”に励んでいるそうです。劇中ではキャバ嬢ならではのゲームを使って悪を懲らしめますが、そのゲームを流行らせようとスタッフともどもかなり乗り気。うまく当たればシリーズ化しそうです」(テレビ局関係者) 中学時代に芸能界デビューした夏菜だが、一躍その名が知れ渡ったのは12年10月から放送されたNHKの朝ドラ「純と愛」だった。 「彼女は熾烈なオーディションを勝ち抜いて、ヒロインの座をゲットしました。しかし人気脚本家の遊川和彦(61)の厳しい演出で、かなり泣かされて鍛えられたといいます。女優として成長したため、その後の女優業は安泰かと思われていたのですが……」(NHK関係者) 同ドラマは、朝ドラとしては型破りなストーリー。そのため視聴者からの批判が殺到。同ドラマ終了後もドラマや映画には出演するものの、なかなか主演作には恵まれなかった。 「所属事務所は時代劇や音楽番組のMCやバラエティー番組に出演させるなど、なんとか活動の幅を広げようとしていました。その点、ネット局は民放キー局に比べて“規制”が緩く、多少のお色気も許される。自分の“殻”を破るにはピッタリといわれています。彼女自身も決死の覚悟で臨んでいるといいます」(芸能記者) キャバ嬢役が話題になれば、再ブレークを果たせそうだ。
2017年09月20日現在放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」に出演する佐久間由衣が、10月からスタートする井上真央主演ドラマ「明日の約束」に出演することが決定した。「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」「任侠ヘルパー」「ガリレオ」などの古家和尚が脚本を務める完全オリジナル作品となる本作は、井上さん演じるスクールカウンセラー・藍沢日向の勤務先の高校で起きた、男子生徒の不可解な死の謎を追うヒューマン・ミステリー。井上さんのほか、及川光博、工藤阿須加、仲間由紀恵ら豪華キャストが脇を固める。そんな豪華キャストが揃う中、今回出演が決定した佐久間さんが演じるのは、その男子生徒の幼なじみ・白井香澄役。彼女は圭吾が通う高校を2年前に中退し、現在はダンスサークルに所属しながら、スーパーマーケットでアルバイトをしている。中退後も圭吾とは連絡を取り合っており、誰も知らない“彼の秘密”を知っているという。圭吾の死の原因も知るかもしれない、物語の鍵を握る人物だ。佐久間さんは、雑誌「ViVi」の専属としてモデル活動を行い、女優としても『人狼ゲーム ビーストサイド』「トランジットガールズ」に出演。また「ゼクシィ」10代目CMガールに就任し、現在放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」では、主人公の幼なじみ役で出演中と、いま人気急上昇中。今回の出演決定に佐久間さんは、「パワーとインパクトがある作品に出演のお話を頂けて、すごく嬉しかったです」とコメント。役柄については「表には出さないようにしているけれど、とても繊細で、色んなことを感じているのだと思います」と説明し、「私も自分の心と向き合いながら、一瞬一瞬の感情を大事にしながら、そしてスタッフさんと相談しながら、丁寧に香澄を演じられたらと思っています」と語っている。「明日の約束」は10月17日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月16日小栗旬主演「BORDER」(’14)に出演後、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに抜擢され、国民的女優へと成長した波瑠が、「BORDER」初のスピンオフ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」で主演を務めることになった。頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗さん)が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた「BORDER」。この秋、3年ぶりにドラマスペシャル「BORDER贖罪」として復活する同作から、初のスピンオフドラマが誕生。前後篇となるスピンオフドラマと合わせ、3週連続で「BORDER」スペシャルが実現する。波瑠さん演じる比嘉ミカといえば、以前のシリーズで、男らしい言動とクールな佇まい、類まれなる検死能力で大人気を博したキャラクター。警視庁の特別検視官として石川の単独捜査に協力してきた比嘉だが、今回のスピンオフでは、その原点となる“特別検視官に就任する半年前の物語”が描かれ、法医学教室助手時代の比嘉が、住宅街を震撼させる連続殺人事件に立ち向かう。「BORDER」シリーズに共通する衝撃的かつ、ヒリヒリとした緊迫感にあふれる世界観はそのままに、比嘉の中に息づく“正義”を前・後篇に分けてじっくりと活写する。■「BORDER」から国民的女優へ!波瑠は比嘉ミカの信念と正義、細やかな心情を巧みに表現物語は、永正大学医学部医学教室の助手を務める比嘉が、日本を震撼させる連続殺人事件に立ち向かっていく。師となる法医学教授・浅川透と対峙しながらも、法医学教室助手という立場から一筋縄ではいかない事件に挑んでいく姿、徹底した男社会の中で闘う姿を通し、彼女の信念と正義、細やかな心情を描き出していく。波瑠さんは本作について、「朝ドラの前に声を掛けていただいた作品なので、いまもずっと感謝していますし、比嘉という役には頭が上がりません」とコメント。「ですから、最初にスピンオフがあると聞いたときは『えっ、私のですか?私でいいんですか?』と、とにかくビックリしました」と謙遜する。自身が演じる比嘉に対しては、「第1弾のときは、男の中で負けないように頑張るけど男であろうとするわけではなく、自分だけの武器で戦っている印象を持っていました。ですが今回のスピンオフで、異性の上司とちゃんと向き合った上で、あの比嘉がいることが分かり、彼女のことがますます好きになりました」と語り、「比嘉はすごく優秀な人間ですが、未熟な部分があって当然の年齢ですし、彼女自身も決して自分が完璧な人間だとは思っていない。そういう比嘉の人間らしさを表現できたら」と明かしている。■独自の存在感を放つ気鋭俳優!幅広い顔を持つ名俳優!そしてネクストブレイク女優が競演そんな比嘉と協力し合いながら、連続殺人事件の捜査にまい進する所轄の刑事・中澤史明を演じるのは、並みいる20代俳優の中でも抜群の存在感を放つ工藤阿須加。彼自身が持つ実直さ、さらに「あさが来た」をはじめ複数の作品で共演した波瑠さんとの絶大な信頼関係は、今回の役どころにも大いに生かされているはず。また、比嘉の上司にあたる医学教室教授・浅川透役には、映像作品でも引っ張りだこの石丸幹二が、波瑠さんと初共演。その気品漂う容姿はもちろん、きめ細やかな役作りでも一目置かれる名俳優の石丸さん。誠実な男から、観る者に何とも言えない嫌悪感を抱かせる男まで、幅広い役柄を演じ分けてきたが、今回はテレビ出演するほどの有名法医学教授でありながら、裏で比嘉の高い能力を巧みに利用しようとする狡猾さも持つ男を熱演。物語をダイナミックに揺り動かす役割を担う。さらに、高い将来性を秘め、ネクストブレイクの予感をにじませる15歳の急成長株・清原果耶も、連続殺人事件の被害者たちが通う中学校の生徒で出演!波瑠さんとは「あさが来た」の“ふゆ”役以来、2年ぶりの共演となる清原さん。前回とはまったく異なる設定のもと、波瑠さんと新たな化学反応を起こしながら、新境地を切り拓いていく姿には要注目だ。■原案・脚本/金城一紀からもお墨付き!波瑠と“比嘉ミカ”というキャラクター原案・脚本の金城一紀は、この比嘉ミカというキャラクターについて、「もともとは新聞記者で石川の恋人という設定」だったと明かす。「いわば添え物のようなキャラクターで、ストーリーにもあまり深く関わる予定ではありませんでした。それがいまや主人公の地位を獲得するまでになりました。波瑠さんのお陰です。初めてお会いしたときから波瑠さんは比嘉でした。どこか達観した雰囲気の中に、すべてをきちんと見通すような強い眼差しをお持ちでした」と金城さん。「『BORDER 衝動』では、石川に出会う前の比嘉を描いています。連続殺人事件の捜査に携わることで、比嘉は自らの運命を切り開いていきます。比嘉を運命へと導いていくのは、恐ろしい犯人です。比嘉と犯人の対決は必見のシーンになっています」と、大変気になる言葉を寄せている。「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」【前篇】は10月6日(金)、【後篇】は10月13日(金)ともに23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。「BORDER 贖罪」は10月22日(日)21時~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月12日連続テレビ小説第97作「わろてんか」(作・脚本:吉田智子)の第1週放送分の完成試写会が9月6日(水)、東京・渋谷のNHKみんなの広場ふれあいホールで行われ、主演の葵わかな(藤岡てん役)、松坂桃李(夫・北村藤吉役)と新井美羽(幼少期のてん役)が出席した。吉本興業の創業者である吉本せいの半生をモデルに、明治の後半から第二次大戦直後の大阪で、ヒロイン・藤岡てんが愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生き、日本で初めて“笑いをビジネスにした女性”と言われるまでの一代記を、笑いと涙のオリジナルエピソード満載で描くドラマ。朝ドラヒロインオーディション3度目の挑戦で、応募者2,378名の中から選ばれた葵さん。今年3月のキャスト発表会見では、「自分の中で受け止めきれず、まだ夢のようです」と語っていたが、撮影開始から約3か月が経ったいまでは、「しっかりしなきゃと日々感じています。足りない部分を感じてばかりですが、周りにすてきな方々がいるので、どこまで追いつけるかと思いながら、演じています」とすっかり“主役”の表情。現場は「松坂さん、意外と意地悪で、ちょいちょいイタズラを仕掛けてくるんです。私が絶対笑わないって我慢してると、松坂さんが自滅したり…」(葵さん)、「そう、すごく負けず嫌いで、絶対に笑わないんですよ。なんでイタズラを?和気あいあいの空気が出せればと思って」(松坂さん)と“笑い”が題材のドラマならではのにぎやかな雰囲気のようだ。また、松坂さんからは、共演する濱田岳(てんの幼なじみ・武井風太役)に対するダメ出しも!?「しばらく時間が空いて、その間に別の仕事があったみたいで…。久々に会ったら、真っ黒!日焼けがすごくて、全然(前後が)つながらない。芸歴が長い割には、意識がゆるいなって」と愛する苦言で、会見場を笑わせていた。平成29年(2017年)度後期 連続テレビ小説 「わろてんか」は10月2日(月)~2018年3月31日(土)全151回放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日「最初のころは、おいしいものやぜいたくが大好きという面が全面に出ていて、あかね荘の住民のことが大事という富さんの優しさ、強さはさほど出ていなかったですね(苦笑)。最近少しずつ富さんの真意が出てきました」 そう語るのは、視聴率20%超えの人気を続ける、NHKの連続テレビ小説(以下・朝ドラ)『ひよっこ』(月〜土8時〜)で、ヒロインみね子(有村架純・24)たちが暮らす「あかね荘」の大家・立花富を演じる女優・白石加代子(75)。舞台を中心に活躍し、今年デビュー50年を迎える演技派女優の白石。個性的な演技で人気を呼び、お茶の間で大ブレーク! 富は、明治生まれで、赤坂の元売れっ子芸者という設定。先週(8月21日〜)第21週目の放送で、3日間姿を消した漫画家志望の祐二(浅香航大・25)と啓輔(岡山天音・23)を「心配した」と一喝する場面も印象に残る。 「漫画の世界に入り込み、ほかのことに無頓着な2人に、ふだん干渉することはありませんが、いざいなくなったら心配でしょうがない。そんな“親代わり”の富さんの本性が思いがけなく出ちゃったんじゃないかしら。あそこは昔ながらの日本の母の姿ですね」 白石は、1941年(昭和16年)12月9日に、現在の東京都港区東麻布、東京タワーのすぐ近くで誕生した。小学生のときに子ども向けの芝居を見て、女優になりたいと思った白石だったが、5歳のときに最愛の父を亡くし、みね子のように高校卒業後、東京都港区役所に就職したという。 「芝居をやりたかったけれど、長女としてやはり母を助けなければと思っていました。あの時代は、今より『家』を大事にする意識が残っていて、『自分の欲しい服を買うために』とか個人のために働く意識はあまりなかったように思います。戦後から高度経済成長期に入るまでは、貧しいけれど、みんなで助け合い、つながり合う“いい時代”でもありました。就職難でしたが、私はありがたいことに東京都の公務員試験に合格できました」 最初の配属先は、港区役所麻布支所だった。 「税務課の課税係で税金の計算をしていたんです。そろばんの得意ではない私が、のんびりとパチパチ計算しても、当時でも兆を超える額になって。港区、とくに麻布は裕福な人が多かったんです。区役所のお給料はよくて、初月給を父のお位牌の前にお供えしたら、母も喜んでくれましたね」 職員時代も、芝居への夢は消えなかった。いろいろな劇団の稽古を見学に行き、ためたお金で買ったテープレコーダーでせりふの練習を続けた。 「7年間役所に勤務し、弟が高校を卒業して板前の修業に出てすぐ、退職届を出しました。今思うと、なんだか前世の話みたいだわ(笑)」 ’67年、退職後、すぐに創立したての劇団「早稲田小劇場」に入り、念願だった芝居の道へ。“ひよっこ”がかえり、女優・白石加代子が誕生した。そして今年で50年。初の朝ドラで富役と出会ったのだ。 「今回、富さんを演じていて、いろんな女の一生があるものだなあと感じました。いつも、何も恐れずに、自分を思いっきり表現して、周りの人たちを明るくしていく富さんを演じながら、思う存分楽しませてもらいました。同時に、自分の人生を生きなおしているみたいでしたね」 最終回まで残り約1カ月。 「これから富さんの過去も明かされるんですよ。ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです」
2017年09月06日「富さんが出演するようになってからは、街でも『見てますよ〜』と笑顔で手を振られます。皆さんにとって、朝ドラの人物は、“ご近所の住人”のような存在なのだと、反響の大きさに驚いています」 こう語るのは、視聴率20%超えの人気を続ける、NHKの連続テレビ小説(以下・朝ドラ)『ひよっこ』(月〜土8時〜)で、ヒロインみね子(有村架純・24)たちが暮らす「あかね荘」の大家・立花富を演じる女優・白石加代子(75)。 「朝ドラは、朝から夜遅くまで撮影があり、皆さん健康管理をしっかりなさっていますね。主演の有村さんはたくさんのシーンに出演して、撮影も大変だと思います。それに比べて私の演じる富さんは、“こしょう”のように物語にスパイスを振りかける役目ですから」 富は、明治生まれで、赤坂の元売れっ子芸者という設定だ。富さんの視点から、白石が“ひよっこ出演者”をどう見つめているか聞かせてくれた。 「みね子を演じる有村さんには、純白のイメージがあります。意外と私とはお芝居の絡みが少ないんですが、朝早くから夜遅くまでの撮影と忙しい中でも、主役として、芯が強い、思慮深い女性だなと見ていて思います。周りに個性の強い人が多い中、有村さんや、島谷役の竹内涼真さん(24)は、“正統派”の役なので、『二枚目は大変だな』とも」 みね子の親友・時子(佐久間由衣・22)や乙女寮の若い女優たちの、方言指導を受ける際の頑張りも見逃していなかった。 「皆さん、相当、方言に苦労なさってました。私も以前関西弁で苦労した経験がありますが、せりふを間違わずに言うだけで精いっぱい。そのうえ、『そこトーンが違います』と指摘されると、頭の中が真っ白になりせりふも忘れてしまう。それほど方言は難しいんです。有村さん、佐久間さん、乙女寮のみんなも、リハーサルでご一緒したときに、お芝居と方言がどちらもうまくいき、ニコッと笑い合う姿がとっても愛らしかった」 「すずふり亭」の店主・牧野鈴子を演じる宮本信子(72)の存在は、心強かったという。 「ああ、信子ちゃん!NHKの『奇跡の人』(’16年)で初めてご一緒して、お互い憎からず思い合い(笑)。私のほうが少し上の同世代で、気心も合い、それからは互いの舞台を見に行くなど、交流があるんです。今回は富さんの親友役。信子ちゃんは、映像も朝ドラも百戦錬磨ですから、私がせりふを間違えても『大丈夫、気にすることないわよ』と、励ましてくれたり、本当に心強い“親友”です」 スタジオセットに入るのも一緒という仲よしぶりだとか。 「スタジオ内はセットの隙間を縫って移動するので、通路に段差があったり、でこぼこが多く足元が悪いの。そこを行ったりきたりするときは、信子ちゃんと仲よく手をつないでるんです。途中からドラマに参加した私を、温かく迎え入れてくれて助かっています」
2017年09月06日NHK連続テレビ小説「ひよっこ」クランクアップ会見取材会が4日、同局内で行われ、有村架純と磯村勇斗が出席。沢村一樹や木村佳乃など駆けつけた共演者からの花束贈呈のリレーに涙が止まらない有村さんは、「谷田部みね子として、『ひよっこ』の世界で過ごせたことは宝物です」と震える声で感激の思いを口にした。有村さんは、座長らしく「皆さん本当にお疲れさまでした。たくさんの方々に支えていただき、応援していただいて、本当に心から感謝しています」と切り出すと、「こんなにも温かいみなさんと、温かい作品を作れたことが何より幸せです」としみじみ。また、「(昨年の)9月からほぼ1年、『ひよっこ』のことだけを考えて過ごしていました。いろんな自分との戦いがありました。毎日、自分の心と体と向き合って過ごしてきました」と悩みや苦労を抱きながらも本作に挑んでいたことも吐露。しかし、現場でスタッフ・キャストが「いつも笑顔で温かく迎えてくれた」ことで乗り越えられたそうで、「凄く自分は愛されていたんだなと実感しています」と喜ぶと共に、「みんなのことが大好きです」と呼び掛けた。そして、「終わったことを理解するのは日にちが経ってから」としながらも、「『ひよっこ』で学んだことをリセットするわけでなく、自分の中で大切にしまうことができればいいなと思っています」と心を込めた。一方、ヒロインの相手役・前田秀俊役を務めた磯村さんは「未熟過ぎて走りきれるのか…という不安ばかりの日々でした」と本音を漏らしつつも完走できたことに感無量の様子。「有村さんからはたくさんのパワーをいただいて、たくさんの刺激をもらいました」とも話すと、ひと際大きな声で「ありがとうございました」と頭を下げ、盛大な拍手をもらった。その後、「ひよっこ」の掛け声で薬玉を割ってクランクアップを祝う一同。沢村さんは父・実風に「みね子、本当によく頑張ったな」と茨城弁で労をねぎらい、有村さんの顔を両手で挟んでくしゃくしゃ。幼なじみの助川時子役の佐久間由衣は、有村さん同様涙を流しながら「(有村さんに)パワーをもらっていたので、感謝の気持ちでいっぱいです。みね子を通してたくさんの愛情をもらって…。本当に幸せな時間でした。大好きです!」と伝え、抱き合った。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日9月15日から公演される舞台『ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』の公開稽古が28日、都内で行われ、栗山千明、溝端淳平、浅田美代子、中村雅俊が出席した。同舞台は、現在放送中のNHK 朝ドラ『ひよっこ』など人気ドラマの脚本を手掛けている岡田惠和のオリジナル作品を、新鋭の映画監督として注目を集めている深川栄洋が演出を担当。バリで結婚式を翌日に控えた派遣社員の加賀美幸子(栗山千明)とフリーターの木暮治(溝端淳平)、幸子の母・敏子(浅田美代子)と治の父・久男(中村雅俊)が、リゾートホテルの一室で赤裸々に言葉をぶつけあいながら、ある驚きの結末を迎えるというシチュエーション・コメディとなっている。この日公開されたのは、全編の舞台でもあるリゾートホテルの一室で4人が一同に集まるシーン。その後に記者会見が行われ、主演の栗山は「こういう形での公開稽古は初めてなのですごい緊張しました」と身を引き締めながら、5年ぶりの舞台出演に「久しぶりすぎてまだ馴染んでない気がします。体力作りもそうですが、舞台に慣れていければと思っています」と課題も。とはいえ、演出の深川から求められた長セリフの早い語りを、稽古の段階から難なくこなしており、そんな栗山の姿に中村は「セリフの量がすごく多いんですよ。特に2人(栗山と溝端)はものすごいスピードで喋るのがミッション。ちゃんとこなしてましたよ」と太鼓判を押した。同舞台のテーマでもある「結婚」にちなみ、理想の結婚式を問われた栗山は「結婚式は大変そうっていうイメージが先行してしまって、みんなで普通に食事するぐらい気楽な方がいいかな」とジミ婚が理想だという。すると既婚者の中村が「大変な思いをするから離婚しなくなるんだよ」と注意するも、中村と目を合わせた浅田が「(離婚を)しちゃいました(笑)」と自虐コメントで笑いを誘っていた。舞台『ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』は、9月15~29日(21日は休演)に東京・有楽町のシアタークリエ、10月3日に静岡・富士市文化会館 ロゼシアター、10月5日に愛知・愛知県芸術劇場、10月7・8日に大坂・サンケイホールブリーゼ、10月10日に福岡・久留米シティプラザ、10月12日に鹿児島・鹿児島市民文化ホール第2、10月14日に山口・ルネッサながと、10月17日に岡山・岡山市民会館、10月19日に愛知・豊川市文化会館、10月22日に新潟・りゅーとぴあ、10月24日に岩手・岩手県民会館、10月29日に千葉・印西市文化ホール、10月31日・11月1日に石川・北國聞赤羽ホールにてそれぞれ公演される。
2017年08月28日8月22日(火)NHK放送センターにて、永野芽郁がヒロインを務める平成30年前期の連続テレビ小説「半分、青い。」の主な出演者発表会見、岐阜・故郷編が行われた。会見には、永野さんをはじめ、出演者として、松雪泰子、佐藤健、滝藤賢一、風吹ジュン、中村雅俊、原田知世、谷原章介、余貴美子ら全9名が出席した。「半分、青い。」は90年代~00年代にかけて「あすなろ白書」、「ロングバケーション」など、数々の大ヒットドラマを生み出した、通称“恋愛の神様”と呼ばれる北川悦吏子が脚本を担当。大阪万博の翌年、1971年に生まれ、小学生のときに病気で方耳を失聴した鈴愛(永野さん)が、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、バブル真っ只中の東京でもまれ、結婚や出産、離婚を経験する人生を描き出す。鈴愛の幼なじみ・萩尾律を演じる佐藤さんは、「北川さんに、これはラブストーリーだけどラブストーリーじゃない。恋愛じゃない、恋愛をするタイミングを逃してしまったふたりで、でも恋愛を超越した何かによって結ばれている姿を描きたい、と言われたんです。強い絆で結ばれているようなので、永野さんと共に愛の形を見つけていきたいと思います」と意気込んだ。数々のドラマや映画で主演を張る佐藤さんだが、連続テレビ小説には初出演となる。「すごく脅されるんです。『本当につらいことがあると思うから!』って大人の方に100回くらい言われたので、本当に大変なんだろうなって(笑)。でも一番大変なのは永野さんだと思うので、支えるのが僕の役割かなって思っています」と、隣の永野さんに向けて穏やかな笑みを向けていた。同じく、連続テレビ小説に初出演となる松雪さんは、鈴愛の母親を演じる。「朝ドラは初めてでして、先ほど皆さんとお話をして、皆で元気に明るく最後までしっかりと務められたらと決意を固めたところです」と松雪さんがしっとりと語れば、鈴愛の父親を演じる滝藤さんが「数々の犯罪者を演じてきた私が、まさか朝ドラでヒロインの父親役をやらせてもらえるなんて、夢にも思っていなかった(笑)。北川さんにもお会いしたりして、ずいぶん手の込んだどっきりだと思っていたのですが、今日この日を迎えられて安堵しています」と出演者らを笑わせ、会場を和ませていた。さらに、永野さんの印象を聞かれた松雪さんと滝藤さんは、そろって「天然」と発言。松雪さんは、「とってもキュートで、昨日初めて会ったんですけど、すごく天然さんな感じでとてもかわいいです。私も天然なところがあるので、同じ匂いがするなあって(笑)」と、永野さんを愛おしそうに見つめた。滝藤さんは「松雪さんも、本当にふたりとも天然で(笑)、親子だなって思います」とすでに親子ムードがしっかりできあがっていると報告していた。平成30(2018年)度前期 連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)全156回放送予定。(cinamacafe.net)
2017年08月22日竹内涼真(24)の勢いが止まらない。彼は現在、主演ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)で、ヒロイン高畑充希(25)演じるカホコの同級生で画家の麦野初を熱演中だ。カホコの“お姫様抱っこ”が話題になった第5話では最高視聴率の12.1%を記録するなど、“麦野くんフィーバー”状態となっている。 竹内といえば、モデル出身で14年に『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)の主役に抜擢。今年はNHK朝ドラ『ひよっこ』に出演し大ブレイク。話題ドラマや映画に引っ張りだこの、最旬な若手俳優だ。本誌は彼が生まれ育った東京郊外の街へ足を運んだ。小中学校が一緒だった同級生が、小学校時代の竹内をこう振り返る。 「当時からイケメンで背が高く、サッカーも上手だったので目立つ存在でした。でも意外にも、そんなにモテてなかったですよ(笑)。というのも、彼は相当な“お調子者”。同級生の女子たちからすれば、恋愛対象というよりも“友達キャラ”だったんですかね」 しかし中学校にあがるといきなり“モテ男”の頭角を現してきたのだとか! 「彼はチャラチャラしているように見えて、実はとってもウブなんです。サッカーに打ち込んで男子とばかりつるんでいたからか、女の子慣れしてないんですよね。そのギャップに萌えた女子たちは、みんな竹内くんの虜になっていきました。体育祭のときには『写真撮ってください』と下級生の女子に囲まれて赤面したりして」(前出・同級生) それだけモテモテなら、やはり気になるのは“彼女の存在”だが――。 「中学のときは2、3人付き合っている子がいました。相手はみな、どちらかといえばキャピキャピしたギャル系。ちょっと派手めで明るくノリのいい子が多かったです。“女友達の延長”みたいな関係性でした。一緒にいて楽しい子がタイプなんでしょう」(前出・同級生) とはいえ、どれも交際は長続きしなかったという。 「だいたい、1カ月か2カ月で別れちゃっていました。しょせん中学生の男女ですから、お互い気が変わるのも早かったんでしょう」(前出・同級生) 高校は地元から都内の私立高校へ進学。高校入学を機に、東京ヴェルディのユースチームに入った彼は、サッカー選手になる夢を打ち砕かれてしまう。そんな暗いトンネルにいたなか、支えになってくれたのは当時の彼女だったという。 「高校では、モデルをしていた彼女と付き合っていました。美男美女カップルとして学外でも有名でしたよ。彼女は可愛いだけでなく、竹内くんの悩みをいつもそばで聞いてあげる、性格の良い子だったそうです」(前出・同級生) そして高校卒業後、友人の母親が雑誌モデルのオーディションに本人の知らない間に応募し、通過。進路に迷っていた竹内は13年4月、そのオーディションを受けに行き、みごとグランプリを獲得。そして、モデルデビューを果たす。 モデルから俳優業へ進出してからは、順調にキャリアを重ねて現在に至る。だが、売れっ子になったいまも、竹内はまったく変わらず、同級生たちとの交流を続けているという。 「仲の良かった同級生有志が集まるクラス会に、竹内くんはいまでも出席してくれていますよ。きっとドラマの撮影とかで休みなんかほとんどないはずなのに、クラス会の日程に合わせて時間を調整し、ギリギリで駆けつけてくれているんだと思います。小さいころから弟や妹の世話をよくしていた竹内くんですが、最近でも会うと兄弟の話題が出て“いいお兄ちゃんぶりも昔と変わらないな”って、すごくほほえましいです」(前出・同級生) そのモテモテぶりと面倒見のいい“お兄ちゃんキャラ”は、昔から“リアル麦野くん”そのものだった――。
2017年08月22日《カホコに改名したい!》《麦野くんかっこよすぎて心臓が持たないわ》 ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)で人気急上昇中の竹内涼真(24)。ヒロイン・高畑充希(25)演じるカホコの同級生で画家の麦野初を好演している。 16日放送の第6話では麦野が「大好きだよ、カホコ」と面と向かって“男気告白”し、ネット上では女子ファンたちが大興奮。カホコの“お姫様抱っこ”が話題になった第5話では最高視聴率の12.1%を記録するなど、“麦野くんフィーバー”がもう止まらない。 竹内といえば、モデル出身で14年に『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)の主役に抜擢された。今年はNHK朝ドラ『ひよっこ』に出演し大ブレイク。話題ドラマや映画に引っ張りだこの、最旬な若手俳優だ。 そんな竹内の原点をたずねて、本誌は彼が生まれ育った東京郊外の街へ足を運んだ。竹内が家族と暮らしていたのは、大規模な団地。この地区の子供はほとんど同じ幼稚園、小学校、中学校へ進むため、同級生は大人になってからも交流が盛んだ。幼稚園と小中学校が一緒だった同級生が、幼少時代の竹内をこう振り返る。 「当時からイケメンで背が高かったので、学校では目立っていました。お母さんも伊藤蘭似の美人で、気立てのいい人。竹内くんは、どちらかというとお父さん似かな。妹も可愛らしいし、弟は竹内くんに負けないくらいイケメンですよ」 さらにスポーツも万能だった。 「ずっとやっていたサッカーはもちろん上手でしたが、運動はなんでも得意でしたね。かけっこはいつも1番で、運動会のリレーでは毎年アンカーに選ばれていました」(前出・同級生) 5歳から始めたサッカーに打ち込んでいた竹内少年。幼稚園の卒業アルバムには、“将来の夢”を綴っている。 「可愛い丸っこい字で《サッカーせんしゅになりたい》と書いてありました。勉強そっちのけで、暇さえあればボールを蹴っている“サッカー大好き少年”でしたね。小学校の学芸会では『ガンバの冒険』の主役を演じたこともありました。もしかしたら、そのころから役者の才能が花開いたのかもしれませんね(笑)」(前出・同級生) イケメンでスポーツ万能。さぞかしモテたのかと思いきや――。 「意外にも、そんなにモテてなかったですよ(笑)。というのも彼は相当な“お調子者”。やんちゃだったから先生に怒られることもよくあったんですが、笑いをとったりして上手くかわしていました。同級生の女子たちからすれば恋愛対象というよりも“友達キャラ”だったんですかね。イタズラなんかする度に『竹内ってば、ホントにしょうがないなぁ』って言われていました」(前出・同級生) 同級生の女子たちは今ごろ後悔しているかも!?
2017年08月22日西田敏行が主演を務め、直木賞作家・浅田次郎の原作をNHK朝ドラ「ひよっこ」の岡田惠和の脚本によりドラマ化する浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」。このほど、実力派女優・鈴木京香が殺人逃亡犯に想いを寄せる人妻役、工藤阿須加と川島海荷が初共演で恋人役を演じることが分かった。本作は、蜃気楼の町・魚津を舞台に不器用な大人たちが織りなすヒューマンドラマ。西田さん演じる東京から来た定年間近の刑事・米田勝己と、西田さんと同年齢である寺尾聰演じる殺人逃亡犯・荒井敏男を中心に、サスペンスフルな展開が時に切なく迫る。この刑事・米田と無口な喫茶店店主 ・荒井を繋ぐキーパーソンとなるのが、鈴木さん演じる平井幸子。店の唯一の常連客であり、荒井に想いを寄せる人妻・幸子は、荒井の前では明るく饒舌で楽しそうに笑いながらありとあらゆる話をするが、実は表に出せない秘密が…。この3人が出会ったことで、止まっていた時間が静かに動き出す。そして、小さな町で堂々と会えるのはここだけと、喫茶店「琥珀」と店主の荒井を敬愛してやまないカップル、警官・依田悟志役を工藤さん、町の洋品店店員・敦美を川島さんが演じる。西田さん、寺尾さん、鈴木さんの熟年の世界とは対照的な、実は珈琲が苦手という無邪気な2人の存在がドラマに初々しいアクセントをもたらしていく。いずれも、原作小説には登場しない、脚本家の岡田氏が生み出したドラマオリジナルのキャラクターだ。鈴木さんは「強がりで健気で、不幸な女性の役を演らせていただきました。難しい役で心情を理解するまで時間がかかりましたが、西田さん寺尾さんの自然なやり取りを間近で見て、学ぶことが沢山ありました」と撮影をふり返る。歌を口ずさむ場面があるそうで、「歌が得意ではない私はかなり緊張しました。いまもそれを思い出すと、手のひらが汗ばんできます」と言いながら、今回の撮影では「初めて蜃気楼を見ることができました」とも。「それぞれが重い過去や暗い日常を抱えているからこそ、お互いを慮る…。心の交流が温かいほど、思いは交錯していく…。切ない大人の物語になったと思います」と自信を込めて語っている。そんな鈴木さんに対し、西田さんからは「決して幸せではなく心が辛い毎日を過ごしている中で、人にすがることをせず、ひそかな光として愛する人を見つけた幸子。その幸子を全力で演じてらっしゃる京香さん、とても素敵な女優さんだと思います」とコメントが到着。寺尾さんも「京香さんは、ほかの人にはない“存在感”を持つ素敵な女優さんです。仕事で何度かすれ違ったことがあるだけでしたので、今回、一緒に仕事ができて大変嬉しく思っています」と共演の喜びを語る。工藤さんは、「西田さんを始め、尊敬する先輩方と同じ空間で芝居をさせていただいいたことは貴重な時間でした」と恐縮しきり。「もっと一緒に先輩方の芝居を同じ空間で感じたかったです」とコメント。そして、川島さんは「西田さんと久しぶりの共演でとても嬉しかったです。優しく話しかけてくださって、空き時間にはところてんを工藤さんと3人で一緒に食べながら談笑したりしました」と現場での思い出をコメント。工藤さんについては「常に自然体な方だなと思いました」といい、「なんだか初めてお会いした感じがせず、すごく馴れ馴れしく喋ってしまった気がします」と初共演について語ってくれた。浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」は9月15日(金)21時~テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月21日NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」は、その名の通り月曜から土曜の朝8時からスタートします。現在は、有村架純さんがヒロインをつとめる『ひよっこ』が放送中です。この時間はママにとってもっとも忙しいタイミングであり、働くママはすでに出勤しているかもしれません。それでも意外とチェックしているママは多く、共通の話題としてたびたび登場することも…。みんなは一体、いつ朝ドラを見ているのでしょうか?■リアルタイムで見ている人、実は少数?20パーセント以上の高視聴率を誇る『ひよっこ』。取材したところ、これを毎朝かかさず見ているママは実は少ないという結果でした。どのようなタイプが、リアルタイムで放送をチェックしているのでしょうか?●「職場が近いので、朝ドラを見てから出勤します。子どもたちを送り出してほっと一息つける瞬間です」(32歳・小学5年生のママ)●「昼からの遅番勤務が多いので、朝ドラの放送は見られます。職場の人も見ているから、見逃すと話題に入れないことも…」(29歳・2歳児のママ)●「通勤中にワンセグでチェック! 『あまちゃん』から朝ドラにハマっています!」(38歳・小学1年生のママ)●「朝は見られないけど、昼の再放送を職場のテレビで見ている。休憩室では12時40分くらいになると誰かしら必ずNHKにチャンネルをかえる習慣になっている」(36歳・小学2年生のママ)通勤に時間がかからなかったり、遅い時間の勤務であれば、ゆっくり視聴できますね。なかには、通勤中にチェックする朝ドラファンもいました。 ■朝・昼がダメなら夜! 忙しい朝ドラファンにはBSが強い味方!実は朝ドラ、朝と昼以外にも放送しているのをご存知ですか? 本放送よりちょっと早い時間帯や、夜の放送など、BSでチェックしているママが多かったです。●「BSで朝7時30分から放送している回を身支度しながら見ている。忙しくて見逃したときには、夜23時30分からの放送をチェック」(42歳・小学5年生のママ)●「BSなら土曜の朝から一週間分をまとめて放送しているので、そこでチェックしています。以前は録画して毎日見ていましたが、まとめ放送は1.5時間でおわるし、一気に見たほうが内容が頭に入りやすくていいです」(32歳・4歳児のママ)夜や週末に放送してくれれば、ゆっくり見られていいですね。また、『ひよっこ』はダイジェスト番組もあり、『ひよっこ一週間』(日曜午前11時~/20分番組)、『5分でひよっこ』(土曜午後14時50分~、日曜朝5時45分~、日曜午後17時55分~/5分番組)が放送されています。これらの放送時間も覚えておくと便利です。■録画するママは、意外に少ない?今回の取材では、「朝ドラを見ている」というママが半数以上。録画してまで見ている人は、熱心な朝ドラの大ファン&出演者にファンがいる少数派でした。●「病院勤務で年配の人と接することが多く、朝ドラは共通の話題になるのでちょうどいい」(28歳・4歳児のママ)●「子どもが幼稚園に通っていたときは、ママ友との当たり障りのない共通の話題として重宝していました」(32歳・小学4年生のママ)●「姑世代の朝ドラ視聴率はハンパない! 帰省したときに話を合わせるためにチェックするようになりましたが、毎回ストーリーがおもしろいし、主題歌もミスチルや宇多田ヒカル、桑田佳祐さんなど豪華アーティストが手掛けていて、毎朝いやされています」(40歳・小学3年生のママ)私の母も朝ドラが好きで、旅先でも必ず見ていました。姑世代と話を合わせるにはぴったりのネタかもしれませんね。 専業主婦が多かった時代は、家事の合間に朝ドラを見て一息ついたことでしょう。しかし、働くママが増えた現代でも、朝ドラ人気は不動です。多くのママが、変わらず朝ドラを見続けているのは、ストーリーにひかれるのはもちろん、世代を問わない「共通の話題」として役立つからかもしれません。姑との会話に悩んでいる人はチェックしてみては? ▼連続テレビ小説『ひよっこ』公式ホームページ
2017年08月10日