俳優の松山ケンイチが6月2日(火)、主演作『天の茶助』(SABU監督)の完成披露試写会に出席。オール沖縄ロケを体験した松山さんは、「おいしいお店をたくさん見つけました。タコスもおいしかったし、山盛りのかき氷にも感激した」と思い出を語った。松山さんは、SABU監督とは『うさぎドロップ』以来2度目のタッグ。「(監督の)正直でまっすぐなところが好き」だと言う松山さんは、「以前、監督に『OKが出ているのに、俳優がもうワンテイク演じたがったらどうするんですか?』って聞いたら、『やるだけやらせて、編集でカットする』って(笑)。俳優の僕にそう言ってくれるんですから、信用できますよ」と全幅の信頼を寄せていた。本作は、沖縄を舞台に、SABU監督が自身の書き下ろし小説を映画化したファンタスティックなラブストーリー。天界の脚本家たちが、地上に生きる人々の運命をシナリオに書きつづる世界。お茶くみ係の茶助(松山さん)は、ほのかな恋心を抱くユリが事故で死ぬ運命だと知ると、単身地上に降り立ち、ユリの悲劇を食い止めようとする。2月に開催された第65回ベルリン国際映画祭の「コンペティション部門」で正式上映され、松山さんも現地入り。「僕らが普通に笑うシーンはもちろん、予想外の部分でも笑いが起こって驚きました。海外の皆さんと一緒に見るのは、新鮮ですね」とふり返った。東京・新宿ピカデリーで行われた完成披露試写会には、松山さんとSABU監督に加えて、ユリを演じる大野いと、大杉漣、伊勢谷友介、玉城ティナが出席した。『天の茶助』は6月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月02日“天才”、“100年にひとりの女形”と称され、10代の頃から舞台に立ち続けてきたが、実は女形を演じること、いやそれどころか舞台に上がること自体が、苦痛で仕方なかったという。早乙女太一は本来なら“青春時代”と呼ぶべきであろう時期をこう振り返る。「夢を見たこともなかったし、目標を持ったこともなかった。仕事に対するやる気もないし『こんなことができたら』と想像しても、すごく醒めていて『そんな金ないや』って、最初から現実になるはずないとあきらめていた」。それでも、いつのまにか嫌っていたはずの女形や舞台の上で培ってきたものが、彼にとってかけがえのない武器になっていた。それに気づくと共に、初めて胸の奥からわき上がってきた思い。「世界で戦いたい」――。その思いが大きくなり、未来を見据えた時、自身にとってホームであり、かけがえのない仲間や家族と共に作り上げ、自ら看板役者を務めてきた大衆演劇「劇団朱雀」を解散することを決断した。今年2月末の劇団の解散後、早乙女さんが新たな一歩として最初に参加した作品がWOWOWの連続ドラマとしては初の時代劇となる「ふたがしら」である。人生最大の決断、本作への出演で強くした思い、胸に秘めた野望――新たな旅路へと足を踏み出した23歳に話を聞いた。独特のタッチと物語で人気のオノナツメの漫画を実写化した本作。尊敬するおかしらの死後、自分たちで面白い仕事をするべく、新たな一味を旗揚げした明るくて豪放磊落な弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男の宗次(早乙女さん)――2人のおかしらのドラマを「劇団☆新感線」の舞台でも知られる中島かずきの脚本、そして『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督の演出で描き出す。撮影に入る前、あえて原作を読まなかったという早乙女さん。原作の漫画や小説がある作品に関して、事前に読むか読まないかは作品によるそうだが、本作に関して読まないと決めたのは、宗次という男のキャラクターが大いに関係しているようだ。「僕は結構、影響されやすい性格なので、事前に読んでしまうと自分の中で勝手に決めごとができてしまって、それに引っ張られてしまうし、漫画の通りにやりたくなってしまうんです。特に宗次に関しては“クールな色男”というのがあって、漫画の絵もすごくかっこいいし『こんなかっこいい顔は出来ないな』と思いました。僕はあくまで生身の人間として演じるので、もう少し人間らしさやいろんなことを出していけたらという思いもあり、今回は監督や共演者のみなさんと共に現場の雰囲気の中で作っていこうと思いました」。W主演を務める“相棒”松山さんとは、昨年の「劇団☆新感線」の舞台「蒼の乱」で共演したばかり。“水と油”と称される正反対の性格の弁蔵と宗次が“ツートップ”としておかしらを務めるというのが本作の軸であり、意識したのは、2人の関係性を「築かない」こと。「できるだけ相手に合わせないようにしましたね。息が合ってないコンビを目指しました。息が合い過ぎると普通のコンビになっちゃうので。弁蔵と宗次は100のうち99のことは合わないのになぜか一緒に旅しているという2人なので、お芝居をしてても相手を無視して、ほとんど松山さんの方を見ずにしています」。早乙女さん自身、弁蔵と宗次のどちらのタイプかと言えば宗次に近いという。「“クールな色男”という部分は忘れていただいて(笑)、目標に向かう姿勢なども含めてやはり宗次ですね」。実際に10代の頃からリーダーとして劇団を引っ張ってきたが、全体を静かに俯瞰し、言葉ではなく自身の背中で語るタイプのリーダーだったようだ。「元々、熱い人は苦手なところもあって、(熱い思いは)心の中で持っていようよ…と思っちゃうので。本番になると誰にも負けたくないという思いはあるんですよ。闘志を見せたくないし、自分が必死なところも見せたいとは思わないです。劇団でも…言葉で伝えることができればいいんですけど、その言語力を持ってなかったんです。10代の半ばで始めて、大きな舞台に立たせてもらえるようにもなって、そこで自分に何ができるのか?と考えると、先頭に立って、自分がちゃんとやっている姿を見てもらうしかなかったんですよね」。その劇団を自らの意思で解散することを決めた。これまで“看板役者”として劇団を背負ってきた早乙女さんだが、10代の頃からになってきた重荷を両肩から下ろしてはみたものの「劇団がなくなって、逆に背中の重みが増した気がしています」とも。「これまで『劇団を背負う』という意識は確かにありましたが、一方でそこがあるからこそ、助けたり、助けてもらったりもできたわけで、そういう“場所”があった分、いろんなことができていたんだと思います。それが自分が言い出してなくなったことで、その分のこれからの仕事の対する覚悟や思いはさらに重みを増しましたね」。これまでの一座を離れ、新たな一歩を踏み出す――それはまさに「ふたがしら」の弁蔵と宗次そのもの!「ありがたいことに、この作品を生きることでフィクションの中で経験することができたなという思いはあります」と笑う。弁蔵と宗次は“でけぇこと”を成し遂げようと飛び出すが、早乙女さん自身、これまで持つことがなかったという夢や大きな野望でいまは満たされている。「あまり(夢を)口に出して言いたくはないんですが、自分がさんざん、イヤな思いでやって来た女形や舞台で培ってきたものが、自分の数少ない武器になっている。だからこそ、それを何とかしたい――。他人に負けてしまう部分はたくさんあるけど、勝てるとしたらそれなので、そこは絶対に負けないように、日本人として日本の伝統をちゃんと見せられるように、これから自分なりに作っていきたいんです。いま、日本の中で日本らしいところが実はどんどんなくなってて、だから今回、撮影で(京都の)映画村に行った時も、僕にとってはディズニーランドにいるかのように興奮したんです。歴史や伝統を磨いてきた人たちと一緒に、最新の技術も取り入れながら、オリジナルの“本物”の日本の文化を見せられるようになりたいんです」。結婚し、父親になったことも夢や覚悟を抱くようになった大きなきっかけだという。肩の荷を下ろした途端に新たな重荷を背負い、守るべきものが増えると、守りに入るのではなくなぜか夢や野望が広がりを見せる。なんとも厄介なベクトルを持つ男である。「(家族ができたことは)すごくデカかったです。『生きよう』と初めて思えたんですよね。本当に、生きる気力のない暗い子供だったんですよ、僕。このまま死んじゃえばいいのにって思うくらい。そこから初めて、生きようと思えたし、自分がこれまでどうしてきたのか?これからどうしていくのか?そういうことが線として繋がりました。ただ、子供が生まれたことはきっかけとしてすごく大きかったんですけど、いざ夢を見はじめたら『自分のために』という思いが大きくなっていった気がします」。夢も希望も抱いたことがなかった少年は23歳になったいま、日々を「楽しい」と感じている。「楽しいですね。正確に言うと、(新たに歩き始めた)少し前が一番楽しかったですね。いまは、ちょっと不安な気持ちもあります」。不安があるのは、期待があるからこそ。その“流し目”の見据える先に何があるのか?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)
2015年06月01日松山ケンイチが『うさぎドロップ』の気鋭SABU監督と再タッグを組み、大野いと、伊勢谷友介、田口浩正、玉城ティナらと共演する『天の茶助』が6月27日(土)より公開となる。このほど、伊勢谷さんが劇中で演じる彦村ジョーの本編映像がシネマカフェにて解禁。『ゴースト』『タイタニック』など、恋愛映画の金字塔のパロディを熱演していることが分かった!天界――。そこでは大勢の脚本家たちが、白装束で巻紙に向かい、地上で生きる人々の“人生のシナリオ”を書いている。人間たちは、彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのだ。その天界でお茶汲みを担当している茶助(松山ケンイチ)は、とある脚本家が担当するユリ(大野いと)に好意を抱く。ところが、ユリが死ぬ運命にあることを知った茶助は、彼女を救いたい一心で天界を抜け出し、地上に降り立つことに…。本作は、独特の作風を有し、国内外の映画祭で高く評価され続けるSABU監督の最新作。名匠・北野武を擁するオフィス北野が制作を担当し、第65回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも出品された。また、舞台となった沖縄ゆかりの祭事、祭礼が地元エキストラの全面協力により見事に再現され、クライマックスのダイナミックな映像表現も見どころの1つとなっている。今回、SABU組初参加となった伊勢谷さんは、天界の脚本家が書いたシナリオにより、ホームレスボクサーからラーメン屋に転身する、壮絶な人生を歩む男・彦村ジョーを熱演。届いた映像には、スター女優・朝倉美雨(橘美緒)とともに、ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演の名作『ノッティングヒルの恋人』で“街角でぶつかり、相手に飲み物をかけてしまう”シーンや、『ゴースト/ニューヨークの幻』を思い起こさせる“ろくろを回す”シーン、あの『タイタニック』で“豪華客船の先端に立ち海を眺める”シーンと、有名恋愛映画のパロディとも思える姿を次々披露している。笑いと涙、愛とスリルの人間ドラマが弾けるファンタジー・エンタテインメント。伊勢谷さんのイケメン(!?)演技にも注目してみて。『天の茶助』は6月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月24日映画『杉原千畝 スギハラチウネ』の製作報告会見が19日、都内で行われ、キャストの唐沢寿明、小雪、ボリス・スジック、アグニェシュカ・グロホフスカとチェリン・グラック監督が出席した。12月5日に全国公開する本作は、第2次世界大戦時、ユダヤ難民にビザを発給した杉原千畝の生涯を描く作品。諜報外交官として各国で諜報活動を行っていた千畝(唐沢)は、日本政府からの命令に悩みながら、ナチス・ドイツの迫害を受けるユダヤ難民の亡命を手助けする――という内容で、撮影は昨秋、2カ月間をかけたポーランドでのオールロケを敢行した。千畝が救ったユダヤ難民は約6,000人にのぼると言われるが、主演の唐沢は、「千畝さんの功績を多くの人に知って頂きたいと思いながら撮影した。その想いは、映像に出ていると思う」と熱い想いを語り、「現場では珍しくシリアスだった。英語だし、集中するので精一杯で。大変だったけどやって良かった」と撮影を振り返ってしみじみ。一方、妻・幸子を演じた小雪は、そんな唐沢に対し、「いつもムードを作って現場を盛り上げてくれる。体を壊してしまいそうになった時に、健康管理までご指導頂いた。千畝さんと通じるものがある精神力が高い俳優さん」と尊敬の眼差しを向けていた。また、「自分の生き方を問うきっかけになってくれれば。私も『ボーっと生きていたらダメだな、日々精進しなきゃ』と思いました」と笑顔でアピールした小雪。現在、夫で俳優の松山ケンイチとの間にできた第3子を妊娠中で、8カ月目のふっくらとしたお腹は、ロングワンピースの上からも判るほど。7月に出産を控え、「強くならざるをえない。女優として女性として、色んな経験をすることがプラスになってます」と微笑んだ小雪は、「親になって、初めて人間にさせて頂いている。1人で生きているような錯覚に陥りがちになるけど、みんなの力を借りて生きてきたんだと痛感しています」と心境の変化を語っていた。
2015年05月20日WOWOWで6月13日(土)からスタートする松山ケンイチ主演の時代劇『ふたがしら』のポスタービジュアルが14日、公開された。同作は、松山演じる豪放な弁慶と早乙女太一演じるクールな色男・宗次という二人の盗賊が繰り広げるさまざまな騒動を描いたオノ・ナツメ原作の痛快エンターテインメント。「汚え金を、根こそぎいただく。」という刺激的なキャッチコピーと弁慶&宗次の表情が印象的なポスターからは、従来のバディものとはひと味違う二人の関係性がうかがえ、これまでにない新しいタイプの時代劇となっている。また、同時にWOWOWや一部映画館で限定上映されていた予告映像も公開。世界を舞台に活躍するジャズバンド・SOIL&"PIMP"SESSIONSによるメインテーマ『THEME FROM “FURTAGASHIRA”』がいよいよお披露目となる。まるで弁慶と宗次のように、サックスとトランペットの2ホーンが疾走しながら絡み合う熱いインストゥルメンタル・ジャズに注目したい。
2015年05月14日主演に松山ケンイチ&早乙女太一を迎え、成宮寛貴、菜々緒、田口浩正、芦名星、村上淳、國村隼ら豪華キャスト陣と『ジョーカー・ゲーム』の入江悠監督で贈る、WOWOW連続ドラマ史上初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。このたび、本作のタイトル「ふたがしら(2つの頭)」を表現したポスタービジュアルが公開。さらに一部で放映されていた予告編がWEB解禁された。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。ある日、赤目の頭(かしら)・辰五郎が「一味のこと、まかせた」と2人に託し息を引き取るが、姐さん(菜々緒)が預かった遺言状には、跡目は辰五郎の弟分 ・甚三郎(成宮寛貴)に継がせると記されていた。納得のいかない2人は、一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。今回公開されたポスタービジュアルでは、盗賊一味を演じる松山さんと早乙女さんが背中合わせになり、タイトルロール「ふたがしら(2人の頭)」を力強く表現。“汚え金を、根こそぎいただく。”という赤目の仕事をメインコピーに冠し、2人の関係性に宿る緊張感が表情や視線から漂い、定番のバディものとは一味違う作風への期待が膨らむ仕上がりに。さらに、赤目の頭・辰五郎を演じる國村さんの眼光の鋭さや、その跡目を継ぐ甚三郎を演じる成宮さんの精悍さ、そして男性陣を惑わす妖艶さが際立つおこんを演じる菜々緒さんの美しさなど、主人公以外の登場人物たちの魅力も表現されているのも見逃せない。また、5月9日(土)からWOWOWでの放送や一部の映画館でのみ限定上映されてきた本作の予告編がWeb上で解禁。映画やドラマの劇伴を初めて手掛けるジャズバンド「SOIL&“PIMP”SESSIONS」書き下ろしのメインテーマ曲「THEME FROM“FURTAGASHIRA”」も、同映像内で初お披露目となった。「弁蔵」と力強く名乗る松山さんに、クールな口調で「宗次だ」と名乗る早乙女さんの姿だけでなく、成宮さんに、菜々緒さんといったキャスト陣も同予告編に登場。本作をイメージして書き下ろされた「SOIL&“PIMP”SESSIONS」の楽曲は、サックスとトランペットの2ホーンが、それぞれ疾走しながら絡み合う2人の主人公を表現しているそう。ソイルならではの熱い楽曲をは必聴だ。「俺たちは悪党だ、だが俺たちの仕事に殺しはなしだ」という弁蔵。彼らはどのような手法で“赤目”を出し抜くのか?これまでの時代劇とは一線を画すであろう本作に、期待は高まるばかりだ。「連続ドラマW ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年05月14日俳優の早乙女太一が5月9日(土)、都内で行われた出演作「ゲキ×シネ『蒼の乱』」の初日舞台挨拶に登壇。本作で実弟の早乙女友貴と共演し「気持ちは複雑ですね。こいつには負けられないけど、頑張ってほしい気持ちもあって」と胸中を明かした。国内屈指の人気を誇る「劇団☆新感線」の舞台を10数台のHDカメラでデジタル映像化し、映画館のスクリーンで上映する人気企画「ゲキ×シネ」シリーズの最新作。平安時代の架空の国を舞台に、将門の乱を新解釈したスペクタクルが展開する。この日は同劇団3度目の出演で、座長を務めた天海祐希、共演する新感線初参加の松山ケンイチ、ベテラン俳優の平幹二朗が駆けつけた。一度は挫折した革命の志を取り戻す主人公・蒼真を演じる天海さんは、「座長という大役は恐れ多くて、押しつぶされそうになった」と告白。それでも「ここにいる皆さんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと一緒だと思うと、気持ちも和らいだ」と言い、「私にとって、人生の宝物がひとつ増えた。私が感じた清々しさが、皆さんにも伝われば」と熱っぽくアピールした。一方、松山さんは蒼真と運命的に出会い、夫となる将門小次郎を演じ「みんな一丸となって、フルマラソンを完走した感覚」とふり返る。以前から新感線の大ファンで、「あがり症なので、ゲネプロではずっと足が震えていた。いろんなところから汁が出ていましたよ…」と当時の緊張ぶりを明かしていた。早乙女さんは都を騒がす大盗賊・帳の夜叉丸役で新境地。コミカルな役どころに加えて、実弟の友貴さんとの殺陣シーンを披露しており「ミスはなかったですね。あっ、弟には失敗がありましたけど」とライバル心を燃やした。また、天海さんが「上演中、女性陣が太一くん派、友貴くん派に分かれていた」と明かすと、照れ笑いを浮かべていた。舞台に立つ演者の表情や息づかいに加えて、新感線の魅力である豪華絢爛なセットや衣装を間近に見られるのも、『ゲキ×シネ』ならでは。御年80歳の平さんは、「芝居は1回限りで消えてしまう宿命。ですがゲキ×シネなら、芝居の緊張と映画の熱意が掛け合わされる。(インドの)ボリウッド映画にも負けません!」とその魅力を熱弁していた。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日1970年に少年ジャンプで連載開始、2年後にはアニメ化となった「ど根性ガエル」が俳優・松山ケンイチを主演に迎え、オリジナルストーリーとして実写ドラマ化することが明らかになった。おっちょこちょいな中学生、ひろし。公園で転んだ先はカエルの上。べちゃっとカエルを潰してしまう。そのカエルは、シャツに張り付つき、平面ガエルとなって復活!さらに不思議なことに、平面ガエルは言葉を操り、人間以上に人間らしい感情を持つ、ど根性ガエルだった。そして2015年の夏――。14歳だったひろしも、もう大人。みんな大人になり、「ど根性」ですべてが解決!とは、ゆかぬことを知る。だけどつまらない大人にはなりたくない。「根性、根性、ど根性!泣いて笑ってケンカして」みんなの「人生」と「蛙生」が動き始める。アニメでも人気を博した、漫画「ど根性ガエル」の実写ドラマ化した本作。今回発表されたのは、30歳になったひろしに『天の茶助』や『の・ようなもののようなもの』「連続ドラマWふたがしら」などに出演する松山ケンイチ。2009年に放送された「銭ゲバ」(日本テレビ)以来民放連ドラ主演となる松山さん。「どんな撮影になるのか想像つかないので楽しみです」と語り、「ピョン吉はひろしにとって大事な相棒だけど、ずっと一緒だとそれが普通になっていく恐ろしさがあります。きっとひろしもその長い間のどこかに一緒にいれることの奇跡を置いてきてしまっていると思います。生きているとどこかで大事だと思っていたものを置いてきてしまっているという感覚は誰にでもあると思います。これを見て何を置いてきてしまったのか思い出す人もいるだろうし、何も感じない人もいると思います」と真摯にコメントした。本作には、松山さん演じる30歳のひろしを始め、ピョン吉、京子ちゃん(29)、梅さん(52)、五郎(29)、ヨシコ先生(40)、町田先生(64)、ゴリライモ(31)、ひろしの母(50)らお馴染みのキャラクターが大人になって登場する。今後の続報に期待したい。「ど根性ガエル」は、7月より毎週土曜21時~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月04日俳優・松山ケンイチが主演する映画『天の茶助』(6月27日公開)の「伝統エイサー」のシーンが22日、公開された。本作は、デビュー作『弾丸ライナー』(1996年)以来、海外からも評価が高い作品を世に送り出してきたSABU監督の最新作。天界の脚本家が書いたシナリオどおりに人間の人生が進む世界で、松山演じる茶助は、ひそかに恋心を抱いていた人間・新城ユリ(大野いと)の運命を変えるために、下界へ降りることを決意する。撮影は全編沖縄で行われ、沖縄各地の伝統芸能団体が出演している。今回公開された映像は、天界から降りてきた茶助が、商店街で披露される沖縄の伝統芸能・エイサーの迫力に圧倒されるシーンから始まる。舞っている「沖縄市園田青年会」は、撮影のために何度も演じてくれたそうで、SABU監督は「気温の高い沖縄で、梅雨の湿度も合わさって、それはもう息苦しい程の暑さなんです。それなのにOKが出たあとに、もう一回と、出演者とスタッフのためだけに演舞してくださった時にはただただ感動で胸がいっぱいでした」とコメント。続いては、ユリを助けられなかったことでうなだれる茶助の前に、「こっけい」という白塗りの道化役「京太郎(チョンダラー)」だけで構成される伝統エイサー(平安名青年会)が現れるシーン。夜の商店街を背景に、目に怒りの陰が差しはじめた茶助との対比を印象付ける場面になっている。(C)2015『天の茶助』製作委員会
2015年04月22日大河ドラマ「平清盛」以来、3年ぶりの連続ドラマ主演となる松山ケンイチと「100年にひとりの女形」といわれる早乙女太一がタッグを組んで贈る、WOWOW初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。京都太秦撮影所で行われた、本作の撮影現場に潜入した。「おもしろいことがやりたい」という野望を胸に、世話になった盗賊一味“赤目”から離れて、大坂、江戸を転々とする弁蔵(松山)と宗次(早乙女)。ふたりは旅の途中でさまざまな人々と出会い、成長し、やがて“ふたりで頭(ふたがしら)”をつとめる盗賊一味を作ることにーー。本作は、オノ・ナツメが描く人気コミックを原作に、「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきが脚本を執筆。さらに、『日々ロック』『ジョーカー・ゲーム』などで知られる気鋭・入江悠が監督を務めた、痛快な時代劇エンターテインメントだ。その撮影は、3月~4月上旬にかけて東映京都撮影所を中心に行われ、京都市内のロケなども交えて、江戸時代の大坂や江戸の町の空気感を作りあげた。取材の当日は、撮影所のオープンセットにおいて、江戸から大坂の町にやってきた弁蔵と宗次が、泥棒として大きな仕事をすることもままならず焦っていたところ、出会った人たちからチャンスがもたらされるというシーンの撮影が行われていた。お稲荷さん屋やうどん屋の出店の装置などが立ち並ぶ中、エキストラたちが歩き回り、活気に満ちた大阪の盛り場の風景となっていく。そこに颯爽と現れたのが、着物を粋に着こなした松山さんと早乙女さん。熱くてワイルドな設定の弁蔵役の松山さんは、着物の着こなしもワイルドで、歩幅を大きく闊歩。一方、早乙女さん演じる宗次は弁蔵とは真逆、静かでクールな佇まいだ。ふたりは2014年、「劇団☆新感線」の舞台「蒼の乱」で一度共演していることもあり、息はピッタリ。「そのときのふたりの関係性が『ふたがしら』にちょっと似てるんですよ」と早乙女さん。だからこそ、より弁蔵、そして宗次への役作りが深まっている様子だ。また、しこたま酔ったふたりが歩く場面では、いつもクールな宗次もハメを外し過ぎて髷(まげ)まで乱れる、という設定にするなど、入江組は現場で臨機応変なアイデアが飛び出し、より活気を帯びていく。入江監督にとって本作は初の時代劇だが、実はもともと大の時代劇ファン。本作のメガホンを握ることが決まった昨年暮れから、毎日1本は時代劇を見ることを自らに課していたという熱の入れようだ。本作の撮影にもその研究は大いに生かされているようで、さらに京都撮影所のスタッフによる時代劇の手法には、監督自身、感銘を覚えていたという。そんな監督や早乙女さんの様子に、松山さんも、「(連続ドラマとしては)WOWOW初の時代劇で、いままでにない時代劇が生まれると思います」と熱く語り、手応えを覗かせていた。【松山ケンイチコメント】オノ・ナツメさんの原作には、時代劇、盗賊もの、バディもの、若者の成長譚とぼくの好きなものがたくさん詰まっていて、ぜひ映像化したいと希望を出しました。脚本はこれまたぼくの好きな中島かずきさん。原作をまた違った角度から再構築してくださいました。かずきさんの書く台詞は熱くて、気持ちが乗せられます。入江悠監督とは今回がはじめての仕事ですが、これまでの作品も素晴らしく信頼してお任せしています。ぼくらのアイデアも取り入れてくれるので、現場でアイデアを出し合いながら世界観を膨らませています。早乙女太一君とのコンビもかなり面白くなっていますので、お楽しみいただきたいと思います。すでに続編をつくる気満々ですので、よろしくお願いします(笑)。【早乙女太一コメント】盗賊を主人公にした、“いなせ”な時代劇になっていると思います。子どものころから時代劇を舞台で演じてきたぼくにとって、これまでやっていたフィールドとは違うテレビドラマの時代劇、はじめての入江監督との仕事は新鮮で、完成が楽しみです。いままでとの一番大きな違いは、今回は盗賊ということで忍んでいることが多く、得意な派手な立ち回りが少ないこと(笑)。映像経験もさほど多くないため、戸惑いもありますが、映像経験抱負な松山ケンイチさんにいろいろ教えていただきながらやっています。クールな宗次がドラマの中でどんなふうに変化していくか楽しみにしてください。「連続ドラマW ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年04月17日WOWOWで6月13日からスタートする松山ケンイチ主演の時代劇『ふたがしら』のオールキャストが発表され、音楽(劇伴)をジャズバンドのSOIL&"PIMP"SESSIONSが担当することが13日、明らかになった。これまでに発表された松山ケンイチ、早乙女太一、成宮寛貴、菜々緒に続き今回発表されたキャストは、旅籠の主人・叶屋喜兵衛に田口浩正、すり一味の頭・お銀に芦名星、夜坂一味のご隠居のお付き・芳に村上淳、赤目一味の巳之吉に山本浩司、夜坂一味の頭・鉄治郎に橋本じゅん、夜坂一味の先代頭・ご隠居に品川徹、そして赤目一味の頭・辰五郎に國村隼となっている。そして、ドラマの劇伴を担当するのは、2001年の結成以来、世界を舞台に活躍し、今年もすでにヨーロッパツアーと国内ツアーが決定しているワールドワイドなジャズバンド・SOIL&"PIMP"SESSIONS。「劇伴/サントラという新たな挑戦の機会をいただき、大変光栄です。『ふたがしら』の粋でお洒落な世界観をSOIL&"PIMP"SESSIONSのサウンドで最大限に増幅させるべく、制作に集中しております。どうぞご期待ください!」と力強いコメントを寄せており、ドラマとどのようなセッションを見せてくれるのか注目となっている。ドラマ『ふたがしら』はWOWOWプライムにて6月13日(毎週土曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年04月14日5人組ロックバンドORANGE RANGEのメインボーカル・RYOが、俳優の松山ケンイチ主演の映画『天の茶助』(6月27日公開)で映画に初出演することが10日、わかった。本作は、デビュー作『弾丸ライナー』(1996年)以来、海外からも評価が高い作品を世に送り出してきたSABU監督の最新作。主演の松山とは『うさぎドロップ』(2011年)以来のタッグを組み、大野いと、伊勢谷友介、田口浩正、玉城ティナ、大杉漣、寺島進らが脇を固める。今回、映画の舞台が沖縄であることから、沖縄を拠点に活躍する同バンドに所属するRYOの出演が決まった。RYOが演じるのは、ヤクザである黒竜会の黒木(寺島)に茶助(松山)の殺害を依頼され、影から茶助を狙う、危険な殺し屋・根岸一輝。映画初出演ながらも、危険な香りを漂わせ、寡黙なスナイパーを演じた。制作スタッフも、「初めてとは思えない自然な演技と存在感は圧巻!」とその演技力を評価している。人間の人生が、天界にいる脚本家が書いたシナリオどおりに進んでいく世界。茶番頭として脚本家たちに茶を配りながらも、そのシナリオに沿って生きていく人間に興味をもつ茶助(松山)。ひそかに恋心を抱いていた人間・新城ユリ(大野)が事故に遭って死ぬ運命であることを知った彼は、ユリを救うため外界へと向かう。(C)『天の茶助』製作委員会
2015年04月10日WOWOW連続ドラマW「ふたがしら」や『の・ようなもののようなもの』(仮題)など主演作を控える松山ケンイチを迎え、『うさぎドロップ』に続きSABU監督との再タッグとなった『天の茶助』。この度、南国・沖縄を舞台に描いた本作から「ORANGE RANGE」のメンバーでボーカルを務めるRYOが地元作で映画初出演を果たしていることが明らかになった。天界――。白い霧が漂い、どこまでも続くような広間。そこでは数えきれぬほど多くの脚本家が白装束で巻紙に向かい、下界の人間たちの「シナリオ」を書いていた。人間たちは彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのである。茶番頭の茶助(松山ケンイチ)は脚本家たちに茶を配りながら、そんなシナリオの中で生きている人間たちの姿を興味深く眺めていた。中でも、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野いと)への関心には恋心にも似た感情があった。そのユリが車に跳ねられて、死ぬ運命に陥ってしまったことを知る茶助。ユリを救う道はただひとつ、シナリオに影響のない天界の住人・茶助が自ら下界に降り、彼女を事故から回避させるしかなかった…。第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にも選出されている本作には、主演の松山さんを始め、大野いと、伊勢谷友介、田口浩正、玉城ティナ、さらにSABU組常連の大杉漣、寺島進が脇を固めている。そんな中、RYOさんが演じるのは、ヤクザである黒竜会の黒木(寺島進)に茶助(松山ケンイチ)の殺害を依頼され、陰から茶助を狙う超絶危険なドレッドヘアーの殺し屋・根岸一輝役。映画初出演ながらも、寡黙なスナイパーを好演している。実力派俳優陣が集結している中で、初めてとは思えない自然な演技と存在感を解き放つRYOさん。危険な香りを漂わせるスナイパー姿をぜひ劇場で確かめて。『天の茶助』は6月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日WOWOWで6月13日からスタートする松山ケンイチ主演の時代劇『ふたがしら』に成宮寛貴と菜々緒が出演することが9日、明らかになった。ドラマは、大きな野望を胸に組織を抜け旅立った弁蔵(松山)と宗次(早乙女太一)の盗賊コンビが繰り広げる痛快エンタテインメント。先月放送された最終回が話題となった『相棒』後初のドラマ出演となる成宮は2人が抜けた一味「赤目」の頭・甚三郎を、そして今作が時代劇初挑戦となる菜々緒は「赤目」の先代の頭である辰五郎の妻・おこんをそれぞれ演じる。「甚三郎を演じてというよりも、今このタイミングでこの作品をやらせていただいたことに意味を感じます。初めて同じ役を長く演じた『相棒』が終わり、そのあとすぐに参加した作品。『相棒』で学んだことを早く他の作品や役で試したかったし、自分への期待も含めた"挑戦"の意味合いがありました」と成宮。菜々緒との共演については「はじめましての挨拶からすぐにキスシーンだったりと2人でのシーンが多かったので、限られた時間の中でどれだけ信頼関係を築いていけるかが2人の関係性を見せる上で大事だなと思っていました。時間がない中でも現場ではお互いのやりたいことや、お互いの受けのお芝居も自然とやり合うことができたので、僕自身、非常に楽しく撮影ができました。おこんと甚三郎のラストシーンがお気に入りです」と語った。菜々緒は成宮との共演について「甚三郎の傲慢な部分とは裏腹に、成宮さんは本当に親切で、時代劇が初めての私にいろいろ気を使ってくださったり、教えてくださったり、リードしていただきました。初共演で濃密なシーンが多かったですが、おかげさまでぶつかっていけました」と振り返り、「脚本を拝見した時、一人一人の思いやさまざまな愛の形が垣間見え、いろんな感情が込み上げてきました。やはりこの時代から日本人は人情深いというか、想い、気持ちが強い人たちが多かったのかな、と考えさせられる部分がありました」と作品の感想を語っている。ドラマ『ふたがしら』はWOWOWプライムにて6月13日(毎週土曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年04月10日大河ドラマ「平清盛」以来3 年ぶりの連続ドラマ主演となる松山ケンイチと、「100年にひとりの女形」といわれる早乙女太一がタッグを組む、WOWOWの連続ドラマW「ふたがしら」。このほど、松山さん&早乙女さんの敵役として、「相棒」後、初のドラマ出演となる成宮寛貴と時代劇初挑戦となる菜々緒が出演していることが分かった。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。ある日、赤目の頭(かしら)・辰五郎が「一味のこと、まかせた」と2人に託し息を引き取るが、姐さん(菜々緒)が預かった遺言状には、跡目は辰五郎の弟分 ・甚三郎(成宮寛貴)に継がせると記されていた。納得のいかない2人は、一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。オノ・ナツメによる原作マンガを『ジョーカー・ゲーム』『日々ロック』などで知られる入江悠監督が手掛け、連続ドラマWとしては初の試みとなる時代劇となる本作。成宮さんが演じるのは、“つとめ”を果たすためには殺しも躊躇わない、非道な男・甚三郎。脚本を読んだ際、「どれだけ魅力的な悪役ができるか挑戦したいなと思いました」と真摯に語る成宮さん。「いま、このタイミングでこの作品をやらせていただいたことに意味を感じます。初めて同じ役を長く演じた『相棒』が終わり、そのあとすぐに参加した作品。『相棒』で学んだことを早く他の作品、役で試したかったし、自分への期待も含めた“挑戦”の意味合いがあった」と話し、本作に「良いタイミングで出会えた」と明かす。初共演となる菜々緒さんとは、「はじめましての挨拶からすぐにキスシーンだったりと、2人でのシーンが多かったので、限られた時間の中でどれだけ信頼関係を築いていけるか」に留意していたとのこと。「“おこん”と“甚三”のラストシーンがお気に入りです」とコメントしてくれた。また、菜々緒さんが演じるのは、辰五郎の妻でありながら、甚三郎と関係を持ち、過去には弁蔵と宗次とも関係を持っていたという魔性の女・おこん。「脚本を拝見したとき、一人一人の思いや、様々な愛の形が垣間見え、いろんな感情が込み上げてきました。やはり、この時代から日本人は人情深いというか、想い、気持ちが強い人たちが多かったのかな、と考えさせられる部分がありました」と物語に心打たれた様子。「辰五郎とおこんは、相思相愛。優しく、寛容で、賢い、辰五郎を愛しているおこん。男の世界も凄いですが、その世界で生きていくおこんも凄い。弁蔵とも、宗次とも、甚三郎とも関係をもっているおこんを側における辰五郎も、それを分かっていて側にいるおこんも、歪んでいるけど、愛がある」と役柄を鋭く分析。「辰五郎の愛以上に歪んでいるのが、甚三郎との愛」と言うが、甚三郎の傲慢な部分とは裏腹に成宮さんには優しくリードしてもらったそう。「初共演で濃密なシーンが多かったですが、お陰様でぶつかっていけました」と語り、体当たりのラブシーンをふり返っていた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日NHK朝ドラ「マッサン」にもゲスト出演を果たした女優・天海祐希を主演に迎え、「劇団☆新感線」の舞台を映画館で味う“ゲキ×シネ”最新作『蒼の乱』。5月9日(土)より劇場公開されることが決定し、臨場感と緊張感あふれる予告編映像が解禁となった。国を追われ孤独に生きながらも、優しく強い海のような女、蒼真(天海祐希)。不器用ながらも真っ直ぐに生きる、風のような男、将門小次郎(松山ケンイチ)。 二人は出会い、やがて結ばれるが、迫り来る戦火が二人の運命を大きく揺り動かしていく――。1980年の旗揚げ以来、演劇界に新風を巻き起こしながら今年35周年を迎える「劇団☆新感線」。その舞台が映画館の大スクリーンで味わうことができる演劇&映像の新感覚エンターテイメントが、ゲキ×シネだ。このほど、その原点ともいうべき市川染五郎、天海さん出演の『阿修羅城の瞳2003』が4月11日(土)より上映され、続いて本作が連続上映される。今回、解禁される予告編は、天海さん演じる“蒼真”の「小次郎――。私は生きる。お前が愛したこの草の海で」という熱の込もった台詞から始まる。壮大なスケールを感じさせる音楽と共に次々と映し出されるのは、本作の名場面。“将門小次郎”をまっすぐ朴訥な魅力で演じた松山ケンイチ、さらに“帳の夜叉丸”で切れのある殺陣で魅了した早乙女太一も登場。そして、本作の鍵を握る“謎の王”を演じた平幹二朗が圧倒的な貫録で魅せていく。手を取り合う蒼真と小次郎。だが、愛し合う二人は国を揺るがす戦乱に巻き込まれていく。「私はただ、蒼き草原とそこに生きる民を守りたい。それらを愛した男の心を守りたい」と剣を取る、天海さん演じる蒼真。そんな蒼真が向かえる悲しき運命とは…。映画館ならではの臨場感で圧倒する、ゲキ×シネ最新作にして最高傑作と呼ばれる『蒼の乱』。天海さん、そして松山さんらの熱演を体感してみて。『蒼の乱』は5月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日蜷川実花の手がけた写真集がゲットできる!パルファージュの楽しいフェア開催質の良さとともに“大人感”が演出されたデザインで人気のランジェリーブランド パルファージュは、「パルファージュmeets Mgirl スペシャルフェア」を4月から実施する。ランジェリーアイテムは機能的できちんとバストにフィットし、さらにレースの華麗なバラ模様とともに華やかな印象を与える。またこの特別フェアの期間に、税抜きで15000円以上の商品購入者を対象として、人気女性写真家『蜷川実花』によるフォト集「ニナデジ2」が贈られるという。(プレゼントは数量限定。また開始する日が店舗により異なるので、詳細は店舗で確認のこと)蜷川実花プロフィール1972年東京都出身。女優であり写真家、さらに2007年には映画監督としてデビューを果たした。父は有名な蜷川幸雄氏、母は真山知子。多くの受賞を獲得しており、映画だけでなく、グループ展や個展、さらに土屋アンナや松山ケンイチ、中川翔子など有名人の写真集およびジャケット撮影なども手がけている。蜷川実花の扱う魅力的な写真集を希望する人は、フェアに参加してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ワコール プレスリリース (PR TIMES)・株式会社ワコール パルファージュ・蜷川実花オフィシャルブログ
2015年03月26日東京都・吉祥寺にてパンの朝市「パンイチ! 」を企画運営するパンイチ事務局は29日、「パンイチ! vol.5」を開催する。○花見直前、サンドイッチ・惣菜パンをフィーチャーした「パンイチ! 」「パンイチ! 」は、「いつもとはちょっと違う休日の朝を届けよう」と、パン屋や焼き菓子屋に呼びかけて始まったパンの朝市。天然酵母でパンを焼くこだわりの店から、小さな焼き菓子屋、店舗を持たない移動パン屋など、さまざまな店の店主が腕をふるったおいしいパン、焼き菓子、コーヒーなどが楽しめるという。第5回目の開催となる今回は、お花見シーズンにちなんで「お花見で食べたいおかずパン特集」となる。老舗「ケーニッヒ」のウィンナーを使ったスペシャルパンを限定販売するなど、多彩なおかずパンが並ぶ。また、吉祥寺タイ料理の名店「アムリタ食堂」のテイクアウトカレー、「つなぐコーヒー」の入れたてドリップコーヒーも用意。新規店も増え、さらにパワーアップして展開するとのこと。当日は、9時からと11時から販売の店に分かれた2部制を採用。さらに今回は、会場のニューロ吉祥寺から徒歩3分のセレクトショップ「PARKHOUSE101」にて「パンイチ! から来た!」と申告すると、"パンイチ! ノベルティー"がもらえるスペシャルな特典付きになっている。開催日時は、3月29日 9時~13時。1部は9時~、2部は11時~。場所は井の頭公園のすぐそば、大通りを1本入った路地にある吉祥寺「Neuro Cafe(ニューロカフェ)」(東京都武蔵野市御殿山1-8-9 パークハウス90-105)。カラフルな壁画が目印となる。入場無料。※情報は掲載時のもの
2015年03月23日世界50カ国・7,000店以上を持つ、世界最大のアイスクリーム専門店「サーティワン アイスクリーム」の今年の新イメージキャラクターに、女子中・高生を中心に人気急上昇中のカリスマモデル・玉城ティナが起用されることが明らかとなった。日本人とアメリカ人のハーフで沖縄出身の玉城さん。女性誌「ViVi」(講談社)の専属モデルとして活躍中しており、彼女が誌面上で着た服の売れ行きが上がることから「新激売れクイーン」とも呼ばれている、まさにカリスマモデルだ。玉城さんのイメージである“たまかみ(黒髪ボブ)×赤リップ”を真似する通称「たまぴよ」と呼ばれるファンも急増中で、女子中・高生たちの新たなファッションアイコンとして注目されており、昨年は朝の情報番組「スッキリ!」(日本テレビ)でも特集が組まれたほど。またモデル業のほか、6月に公開される松山ケンイチの主演映画『天の茶助』に出演するなど女優としての活躍も、今後見られそうだ。今回の決定について、玉城さんは「小さい頃からよくお父さんに『サーティワン アイスクリーム』へ連れて行ってもらった思い出があり、今でも友達とよく行きますので、今回イメージキャラクターになれたことを大変嬉しく思っています。」と喜びのコメントを寄せている。31種類のバラエティあふれるアイスクリームを通じて、“ハッピー”を届けるということだが、その第1弾として、4月からTVCMが放送される予定。“新激売れクイーン”玉城さんが着用するカラフルな衣装にも注目が集まりそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年03月16日●SRIXON Z-STARシリーズ”の進化とは?昨年度からアメリカPGAツアーに参戦し、ルーキーイヤーで早くも初勝利を挙げた松山英樹プロ。今シーズンも優勝争いを何度も繰り広げ、今や“MATSUYAMA”は世界で注目される存在となっている。そんな彼が、世界で戦うためのギアとして全幅の信頼をよせて使用しているのがスリクソンのクラブとボールだ。2月6日、松山英樹の使用ボールであるSRIXON Z-STARシリーズの新モデルがゴルフショップの店頭に並んだ。従来モデルから性能アップを図り、さらなる進化を遂げたという『NEW SRIXON Z-STAR』と『NEW SRIXON Z-STAR XV』。これらの2つのモデルは、一体どんな性能のボールなのか。今回、ボール企画の担当者に直撃取材した。○NEW SRIXON Z-STARシリーズは、スピン性能に磨きがかかった!SRIXON Z-STARシリーズは、プロや上級者のニーズに応えるべく開発されているボールだ。ドライバーで飛ばせるのはもちろん、アプローチでのスピン性能を重視し、新しい『NEW SRIXON Z-STAR』と『NEW SRIXON Z-STAR XV』では、このカバー部分が大きく改良されていると企画担当者の小野琢也さんは言う。「もともとZ-STARというボールは、0.5mmという極薄のウレタンカバーを採用しているのが特徴ですが、新モデルではこのウレタン素材が従来よりも7%も柔らかくなっています。加えて、Spin Skinという21%も柔らかい新開発のコーティングを施すことによって、従来モデルよりもフェース溝への食い込みを25%もアップさせることに成功しました。つまり新モデルではグリーン周りのアプローチで、より多くのスピンを掛けることができるようになっています」プロのトーナメントが行われるゴルフ場のグリーンは、我々アマチュアが普段プレーしているグリーンよりも格段に硬くて速く、ボールが止まりづらい。そこでプロがボールに対して求めるのが、今まで以上のスピン性能だ。『NEW SRIXON Z-STAR』と『NEW SRIXON Z-STAR XV』は、そういったプロの要望に応えるものに仕上がっている。事実、昨シーズンの日本ツアーで賞金王に輝いた小田孔明プロは、『NEW SRIXON Z-STAR』を「アプローチでもきっちりフェースに乗ってくれる戦略性の高いボール」とコメント。女子ツアーで年間3勝を挙げたイ・ボミプロは、「ラフからでも思いどおりにスピンが掛かってくれる」と高く評価している。この高いスピン性能は、もちろんアマチュアゴルファーにも有効だ。グリーン上でピタリと止まるプロのようなアプローチショットを、ボールの性能が実現してくれる。○新ディンプルのおかげで、風に負けない強弾道で飛ばせる!「もうひとつ進化したポイントが、ディンプルです。ボールは空中を飛球しているときに空気抵抗を大きく受けます。新しいZ-STARは、ボール表面のディンプルの占有率を維持しながら、ひとつひとつのディンプルのサイズの均一度を向上することで、飛球中のボール周りの空気の抵抗を整え、抑えられるようになりました。強弾道324スピードディンプルと名付けているのですが、これによって従来よりも強い球筋で、風の影響を受けづらく飛ばせるようになっています」新モデルの『NEW Z-STAR XV』を試打テストした松山英樹プロは、「アゲンストの風でも弾道が強い」と評価。欧州ツアーとPGAツアーで活躍し、全米オープン覇者でもある海外選手のグレイム・マクダウエルも「風に影響されず、強く伸びるボールだ」とコメントしている。「Z-STARシリーズは、従来から飛距離性能に関してプロから高い評価をいただいていました。これはZ-STARシリーズの最大の特徴である極薄のウレタンカバーでコアを大きくしたことによるものです。そこに新しいディンプル形状を採用することによって、風の影響を受けづらい、さらに強くて鋭い弾道で飛ばせるボールになりました。この新モデルは一般発売に先駆けて男子ツアーでは昨年7月から、女子ツアーでは昨年9月から配布していたのですが、両ツアーですぐに使用プロが優勝する快挙を達成しています。その優勝スピーチでは、ともに新ボールの風に対する強さを評価するコメントをしていただいたんですよ」○アマチュアには、どのモデルがオススメ?何を隠そう、Z-STARは昨年度の日本の男女ツアーで勝率ナンバーワンに輝いているボール。新モデルは、さらなるスピン性能と飛距離性能を備え、まさにプロ好みのボールに仕上がっているようだ。しかし、我々アマチュアには少し心配になる部分もある。プロが使用するそんなに高性能なボールを、アマチュアが普段のゴルフで使っていいものなのか。「もちろん、ぜひ使っていただきたいです。ゴルフは、使用するボールを自分で選べる数少ないスポーツですし、使うボールによって打ったときのフィーリングや球の飛び方が大きく変わってきます。スコア向上を目指すなら、少なくとも自分が使うボールを決めて統一しておいてほしいですね。種類の異なるボールを混ぜて使っていると、自分が上手に打てたときでもボールの種類で弾道やフィーリングが変わってしまい、ゴルフが上達したかどうかが分かりにくいからです。新ボールには『NEW SRIXON Z-STAR』と『NEW SRIXON Z-STAR XV』の2モデルが用意されている。アマチュアは、どちらを使えばいいのだろうか? 選ぶ方法は?「2モデルのいちばんの違いは、ボール自体の硬さです。プロは球の飛び方やフィーリングなどを総合的に判断してチョイスしていますが、一般的なパワーとヘッドスピードのアマチュアゴルファーであれば、柔らかいほうの『NEW SRIXON Z-STAR』をオススメします。相当パワーがあってヘッドスピードが速い男性ゴルファーや、ソリッドな感触が好きな人には『NEW SRIXON Z-STAR XV』がいいでしょうね。まずは両モデルを1スリーブ(3個入り)ずつ買って打ち比べてみて、自分のエースボールを決めるのがいいと思いますよ。最新ボールの性能をぜひ体感してみてください!」●上達したい人にぴったりのクラブセッティングをご紹介○アマチュアが上達を目指せるSRIXONのクラブセッティングスクリソンは、ダンロップのプロや上級者向けブランド。けれど、初心者や中級者にも扱いやすいモデルも用意されている。これからゴルフに本気に取り組みたい人や、上達したい人にぴったりのクラブセッティングをご紹介!いかがだっただろうか?「上達したいけど、どの製品を使えばいいのだろう?」と悩んでいた方はぜひ、プロが試合で使っているスリクソンの高性能なボールでスコアアップを体感してみてほしい。
2015年03月05日松山ケンイチを主演に迎え、『うさぎドロップ』に続きSABU監督との再タッグが実現した『天の茶助』。先日行われた第65回ベルリン国際映画祭でも正式上映され、世界から注目を集めた本作から予告編が到着した。天界――。白い霧が漂い、どこまでも続くような広間。そこでは数えきれぬほど多くの脚本家が白装束で巻紙に向かい、下界の人間たちの「シナリオ」を書いていた。人間たちは彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのである。茶番頭の茶助(松山ケンイチ)は脚本家たちに茶を配りながら、そんなシナリオの中で生きている人間たちの姿を興味深く眺めていた。中でも、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野いと)への関心には恋心にも似た感情があった。そのユリが車に跳ねられて、死ぬ運命に陥ってしまったことを知る茶助。ユリを救う道はただひとつ、シナリオに影響のない天界の住人・茶助が自ら下界に降り、彼女を事故から回避させるしかなかった…。名匠・北野武を擁する「オフィス北野」が製作を務め、異世界をめぐる独特のファンタジーでありながら、南国・沖縄を舞台に愛とスリル満点の人間ドラマを描いた本作。主演の松山さんを始め、ヒロインの大野いと、伊勢谷友介、田口浩正、玉城ティナ、さらにSABU組常連の大杉漣、寺島進が脇を固めている。今回公開された予告編は、松山さんらが参加したベルリン国際映画祭での華やかなレッドカーペットの様子から始まり、天界でシナリオを書く脚本家たちが登場する。その後、お茶汲みの茶助に扮する松山さんは翼を生やし、大野さん演じるユリのシナリオを変えるため地上に降り立ち奮闘!映画のテーマを見事に表現したMs.OOJAが歌う主題歌ともに、茶助が全速力で路地を走ったり、世界的に名高い伝統芸能「エイサー」のカットなど、沖縄ならではの見どころも満載だ。果たしてユリの命を救えるのか?茶助の奮闘ぶりをこちらの映像からご覧あれ。『天の茶助』は6月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月05日俳優の松山ケンイチがWOWOWで6月にスタートする時代劇『ふたがしら』に主演することが26日、明らかになった。物語の舞台は江戸。飛脚問屋で働く明るくて豪放な弁蔵(松山)とクールな色男・宗次(早乙女太一)のもう一つの顔は「赤目」と呼ばれる盗賊の一味だった。しかしある日、一味の頭(かしら)である辰五郎が「弟分の甚三郎に跡を継がせる」という遺言状を遺しこの世を去る。納得がいかない二人は一味と袂をわかち、旅立つことを決意する。原作は『さらい屋五葉』などで新しい江戸時代劇を描くオノ・ナツメの同名漫画。監督は『ジョーカー・ゲーム』、『SR サイタマノラッパー』の入江悠、脚本は劇団☆新感線の座付き作家・中島かずき。WOWOWの連続ドラマとしては初の時代劇となる。松山は「時代劇をやれる機会に恵まれとても嬉しく思います。太一君とどんなコンビになるのか、自分自身とても楽しみにしています」とコメント。大河ドラマ『平清盛』以来3年ぶりとなる連続ドラマ主演とあって、どんな芝居を見せてくれるのか注目だ。原作者のオノ・ナツメは「自分の作品が時代劇になることは大きな憧れだったので、今回ドラマ化していただけることになり大変嬉しいです。弁蔵、宗次がどんな風に会話を交わすのか、どんな表情が観られるのか、周りの人物たちとどう渡り合っていくのか、わくわくしながら放送開始を待っております」とドラマ化に期待。入江悠監督も「僕のような30代の監督にとって時代劇を撮れるというのは夢のような話です。子供の頃から観て育った時代劇の面白さを思い出しながら、時代劇の本場・京都で伝統を学び、新しい一歩となるような作品にしたいと思います」と新境地開拓に意欲を燃やしている。
2015年02月26日「さらい屋五葉」など独特の空気感で新しい江戸時代劇を描く漫画家オノ・ナツメの「ふたがしら」を、俳優・松山ケンイチと大衆演劇界のスター・早乙女太一をタッグにWOWOWにて映像化されることが決定。松山さんは本作でWOWOWドラマ初登場となる。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊の一味。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。赤目の頭・辰五郎を敬愛する2人は、夜な夜な仲間とともに悪人の屋敷に忍び込み仕事に精を出していた。だがある日、辰五郎は2人の手を取り、「一味のこと、まかせた」と言って息を引き取ってしまう。しかし、姐さんが預かった遺言状には、辰五郎の弟分・甚三郎に跡目を継がせると記されていた。納得のいかない2人は、赤目一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。本作は、盗賊一味の男たちの巧妙な駆け引きと痛快な騙し合いを描く新感覚時代劇。映像化に挑むのは、『SR サイタマノラッパー』シリーズで注目を集め、その後も『日々ロック』や「KAT-TUN」の亀梨和也主演の『ジョーカー・ゲーム』を手がける新鋭・入江悠監督。そして、ケレン味あふれる粋なセリフ回しとストーリーを紡ぎ出すのは、日本演劇界を牽引する「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきだ。明るくて豪放な主人公・弁蔵を演じるのは、確かな演技力と圧倒的な存在感で観る者を惹きつける実力派俳優・松山ケンイチ。大河ドラマ「平清盛」以来3年ぶりの連続ドラマ主演となる。一方、弁蔵とタッグを組むクールで色男の宗次役には、「100年にひとりの女形」と言われる大衆演劇界のスターであり、『少年H』、『クローズEXPLODE』、ドラマ「信長協奏曲」などで俳優として目覚ましい活躍を見せる早乙女太一が好演する。主演の松山さんは「時代劇をやれる機会に恵まれとても嬉しく思います。太一君とどんなコンビになるのか自分自身とても楽しみにしています」とコメント。また、「時代劇を撮れるというのは夢のような話」と語るのは入江監督。「子どもの頃から観て育った時代劇の面白さを思い出しながら、時代劇の本場・京都で伝統を学び、新しい一歩となるような作品にしたいと思います。松山ケンイチさん、早乙女太一さんとご一緒できるのが今からとても楽しみです」と撮影が待ち遠しい様子。原作者オノ・ナツメも「自分の作品が時代劇になることは大きな憧れだったので、今回ドラマ化して頂けることになり大変嬉しいです。弁蔵、宗次がどんな風に会話を交わすのか、どんな表情が観られるのか、周りの人物たちとどう渡り合っていくのか、わくわくしながら放送開始を待っております」と大きな期待を寄せた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月よりWOWOWにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月26日ヤングマガジンで連載され、2013年4月より俳優・染谷将太を主演にテレビ東京の「ドラマ24」枠で連続ドラマ化され、大きな話題を呼んだ「みんな!エスパーだよ!」。この度、本作の映画化が決定し、監督を務める園子温と染谷さんから喜びのコメントが到着した。本作は、愛知県東三河を舞台に、突如として超能力に目覚めた平凡な高校生・鴨川嘉郎と、彼を取り巻くエスパーたちとの戦いと友情をバカバカしく、そして、ちょっとエッチな青春SFコメディ。若者を中心に大きな注目を集め、テレビドラマの権威、ギャラクシー賞で2013年7月の月間賞、2013年度年間賞奨励賞<ドラマ部門>をW受賞する快挙を成し遂げた。松山ケンイチを主演に映画化された『デトロイト・メタル・シティ』を代表作にもつ若杉公徳が手がけた原作を基に描いた本作。『ヒミズ』『TOKYO TRIBE』と世に贈り出し、2015年には『ラブ&ピース』『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』などが話題作が控えている園監督がメガホンをとる。園監督は今回の映画化について、「『映画みんな!エスパーだよ!』を監督することになりました。テレビシリーズでは、ロケハンから衣装、キャスティングまで総監督的な位置でやらせていただき、できることなら全話撮影したかったのですが、仕事の都合上、たくさんの監督に何話かお任せすることになったのが自分の中では残念でしたので、映画版では全て自分で監督できることを嬉しく思っています」と喜びを語った。そして、『ヒミズ』で日本人初となるヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞を受賞し、『寄生獣』や『さよなら歌舞伎町』、『ストレイヤーズ・クロニクル』などに出演する染谷さんは今回も鴨川嘉郎を好演。「『みんな!エスパーだよ!』が、遂に映画化!ということで、果たして一体どっちの方向にスケールアップされるのか、僕自身、いまからドキドキしています。きっとみなさんが想像されているよりずっと壮大で、ずっと面白く、ずっとアクションが凄くて、ちょっとだけエッチな超感動作になると思います。『映画 みんな!エスパーだよ!』、どうぞご期待だに!」とコメントを寄せた。また、本作の公開を前に、現在休載中の原作が3月16日(月)発売のヤングマガジン16号より新章開始されるほか、春にはテレビ東京にてスピンオフ特番「みんな!エスパーだよ!番外編~エスパー、都へ行く~」が放送されるなど、これからも注目を集めそうだ。『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月17日松山ケンイチが主演するSABU監督の新作『天の茶助』が、2月5日(現地時間)より開催される第65回ベルリン映画祭のコンペティション部門で正式上映されることが決定し、松山、大野いと、SABU監督がコメントを寄せた。その他の写真SABU監督作品は、過去に『弾丸ランナー』『疾走』がベルリン映画祭のパノラマ部門で、『アンラッキー・モンキー』『MONDAY』『幸福の鐘』『蟹工船』がフォーラム部門で上映されているが、コンペティション部門での上映は本作が初めて。今年は、テレンス・マリック、ピーター・グリーナウェイらの新作が上映されることが既に発表されており、『レスラー』『ブラック・スワン』のダレン・アロノフスキー監督が審査委員長を務める。『天の茶助』は現地時間2月13日に公式上映され、授賞式は2月14日に行われる。松山とヒロインを演じた大野は、「さすがSABUさんです。反応がとても楽しみです」(松山)、「撮影を振り返ると、エキストラで参加下さった沖縄の方々が、この映画を一緒になって作って下さり、暑い中一日中ずっと座らずに“あと少し!頑張ろう!”と掛け声をかけ合う姿を思い出します。その姿にとても圧倒され感動しました」(大野)とコメント。市山尚三プロデューサーは「撮影には沖縄県のバックアップもあり、大勢の方々にエキストラとして参加していただきました。沖縄の歴史ある芸能や文化にも触れることが出来た本作を、世界がどう受け取っていただけるのかが楽しみです」と話し、SABU監督は「ベルリン出品8作目にして、ようやく、やっと、遂に、コンペティション部門に選出!しかも自分のコメディスタイルを崩さずに。作家性を優先すると言って下さったオフィス北野、松竹、バンダイビジュアル。そしてスタッフ、キャスト、ご協力して下さった沖縄の皆様に感謝の気持ちで一杯です」と語っている。映画は、SABU監督が映画化を目的に執筆したオリジナル小説が原作。地上で生きる人間たちの“人生のシナリオ”を書く脚本家が生活する天界で、お茶くみを担当している主人公・茶助が、事故死する運命にある女性に好意を持ったことから彼女を助けるべく地上で奮闘する様を描く。『天の茶助』6月27日(土)より全国ロードショー
2015年01月20日松山ケンイチを主演、大野いとをヒロインに迎え、『ポストマン・ブルース』『アンラッキー・モンキー』などで知られるSABU監督のオリジナル小説を映画化した『天の茶助』。このほど本作が、2月5日(現地時間)より開催される第65回ベルリン国際映画祭の「コンペティション部門」で正式上映されることが決定した。天界――そこでは大勢の脚本家たちが、地上で生きる人々の“人生のシナリオ”を書いている。天界でお茶汲みを担当している茶助(松山ケンイチ)は、とある脚本家が担当するユリ(大野いと)に好意を抱く。ところが、ユリが交通事故で死ぬ運命にあることを知った茶助は、彼女を救いたい一心で天界を抜け出し地上に降り立つことに…。『うさぎドロップ』(’11)以来2度目のSABU監督作品で主演を務める松山さんを始め、大野さん、今年の大河ドラマ「花燃ゆ」への出演で話題の伊勢谷友介、ファッション誌「ViVi」モデルの玉城ティナ、大杉漣、寺島進、田口浩正ら個性派のキャスト陣が名を連ねている本作。今回のベルリン映画祭出品については、「さすがSABUさんです。反応がとても楽しみです」(松山さん)、「ベルリン出品8作目にして、ようやく、やっと、遂に、コンペティション部門に選出!しかも自分のコメディスタイルを崩さずに。作家性を優先すると言って下さったオフィス北野、松竹、バンダイビジュアル。そしてスタッフ、キャスト、ご協力して下さった沖縄の皆様に感謝の気持ちで一杯です」と喜びのコメントが寄せられている。ちなみに、本年度のベルリン国際映画祭の審査委員長には『レスラー』、『ブラック・スワン』のダレン・アロノフスキー監督が就任しており、「コンペティション部門」ではテレンス・マリック(『ツリー・オブ・ライフ』)、ピーター・グリーナウェイ(『コックと泥棒、その妻と愛人』)らの新作が上映されることがすでに発表されている。また、『天の茶助』の公式上映日は 2月13日、授賞式は2月14日(ともに現地時間)に行われる予定だ。『天の茶助』は6月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月19日Freescale Semiconductorは11月5日、同社の日本法人であるフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンの新社長にケンリック・ミラー(Kenric P. Miller)氏が就任したことを発表した。同氏は1989年に同社の前身であるMotorolaに入社後、Hewlett-Packardのグローバル・アカウント・マネジメントなどを務めてきた経歴を持つ。今回の選任について同氏は「フリースケール・ジャパンのリーダーに選ばれたことに喜びを感じています。私は、長年に渡る日本チームとのビジネスの経験から、より良い将来のビジネスを構築できると考えています」とコメントしている。なお、前任のディビッド M. ユーゼ(David M. Uze)氏は、2014年10月31日付ですべての役職から退任したという。
2014年11月06日自由自在に眉毛の形を変える女性と違い、男性は素の眉毛がひと目でわかる場合が多いですよね。眉の濃さは生まれつきですが、形は習慣や表情によって徐々に変化していくもの。いつもイライラしている神経質な男性は、両眉を寄せるクセがあるので、そのまま眉の形に。不安を感じていると下がり眉に。自分本位な生き方をしているか、相手の気持ちを大事にしているか……性格がばっちり出る部分なのです。彼女に対しても誠実なのか、適当なのか。性格や思考は眉毛に直結しています。恋愛における、相手への気遣い度をチェックしてみましょう!≪まずは「濃い」「薄い」をチェックして≫◆濃い例:松本潤さん、東出昌大さん眉毛が濃い男性は、体の隅々までエネルギーに満ちていて、体力・精神ともにタフ。男性ホルモンが多く、頼れる兄貴的な性格が特徴です。情に厚くて真面目で、人間関係を大切にします。恋愛面でも相手の気持ちを察しながら、満足させよう、喜ばせたい!と頑張る“発信型タイプ”と言えます。◆薄い例:西島秀俊さん、向井理さん眉毛が薄い男性は恋愛表現が淡白。感情を表に出すのが苦手で、何を考えているのかわからないミステリアスな性格をしています。目先のことを重視するため、周りの人のことは忘れがち。連絡もマメではないので、一度途切れるとそのまま自然消滅もありえます。女性のほうから声をかけ、会う頻度を増やすなどの工夫が必要な“受身タイプ”です。≪さらに詳しく、恋愛傾向をジャッジ≫◆まっすぐな眉毛例:二宮和也さん、松山ケンイチさん眉頭から眉尻まで一直線の男性は、喜怒哀楽が少なく無愛想、マイペースな印象です。対人関係が苦手で相手の気持ちを察するのも苦手。ただし、行動も言動も裏がなく真面目なので、信用できるでしょう。感情が薄く、彼女に対するマメさはなし。かまってほしい女性だと、物足りなく感じてしまいそう。◆上がり眉例:玉山鉄二さん、松田翔太さん眉尻がぐっと上がっている男性は、自己本位で気分屋。仕事で失敗して落ち込んだり、行きたい場所がある時だけ連絡をしてくるなんてこともしばしば。気分が乗らなければコミュニケーションを取らず、女性を振り回してしまうタイプです。◆下がり眉例:佐藤隆太さん、濱田岳さん眉尻が下がった「ハの字眉毛」の男性は、慈悲深くて優しい、自分より相手のことを優先して考えるタイプです。マメでサービス精神も旺盛、結婚後は優しい旦那様になるでしょう。相手に尽くすのが喜びなので、お姫様気分を楽しめるはず。◆短い眉毛例:綾野剛さん、速水もこみちさん眉毛が短い男性は、飽きっぽい性格。付き合い始めはマメで優しく、朝晩メールしたりサプライズを用意してくれたり。けれども時間が経つにつれて放置。釣った魚にエサをやらないタイプの代表です。オレ、愛されてるな~と思わせたら、ほったらかしにされてしまう可能性大。関係を長持ちさせたければ、100%安心させないように工夫しましょう。◆眉山がくっきり例:山田孝之さん、三浦春馬さんしっかりと眉山がある男性は、感受性が豊か。相手の気持ちを察する能力が高く、サービス精神旺盛です。しかし、自分の気持ちにも敏感なので、相手に同じような配慮を求めます。常に細やかな気遣いを求められるので、一緒にいると緊張が続いて疲れてしまうかも……。◆眉尻だけ下がっている例:玉木宏さん、藤原竜也さん眉尻だけが下がっている困り眉の男性は、細かい気配り上手。普段から彼女の行動を見て、喜ぶものをプレゼントしてくれたり、元気がない時に励ましてくれたりと精神面を支えてくれます。体のつながりよりも心の満足感を大切にするタイプなので性欲は少なめ。でも、精神的な満足は十分与えてくれます。生き方はそのまま眉毛の形にあらわれるもの。彼は私を幸せにしてくれる?と不安になったら、眉の形をチェックしてみてはいかがでしょうか。(文=HARUNA)あの人がこれまでにしてきた恋愛のすべて【無料占い】
2014年11月04日故森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』の数十年後を舞台にした映画『の・ようなもののようなもの(仮題)』で北川景子がヒロインを務めることが発表された。松山ケンイチが主演する本作は、“落語”をテーマにした“おかしくてちょっと切ない”青春コメディーだ。本作は、東京・下町を舞台に落語家のようなもの、二ツ目(真打になる前のタマゴ)の青春を描いた『の・ようなもの』のその後を、松山演じる出船亭志ん田(でふねてい・しんでん)を主人公に描く人間ドラマ。『の・ようなもの』から森田作品の助監督・監督補を務めた杉山泰一監督がメガホンを執り、『の・ようなもの』に出演した伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんが同じ役柄で登場する。尾藤演じる志ん米師匠のひとり娘・夕美を演じる北川は、「『間宮兄弟』という映画でスクリーンデビューさせて頂いていて、その時からほとんどのスタッフの皆さんが変わっていなくて、杉山組だけど、森田組そのものというか、“また戻ってきた”という感じがしました」と撮影を振り返り、「映画のデビューの時に、森田監督の現場を体感できたことは、すごく大きかったと思います。『間宮兄弟』のクランクアップの時に、森田さんが『女優をやめないでくださいね』って言ってくださったことがあって、これまでやめようかなと思った時もあったんですけど、その一言が最後の勇気になって、辞めずに続けられているので、その言葉がすごく胸に残っています。映像にこだわってやってこれたのは森田さんのおかげだと思っています」とコメントを寄せている。杉山監督は「『の・ようなもの』を下敷きにした今回の企画がスタートした時、主人公には『僕達急行』で松山ケンイチさんが演じた、小町のキャラクターがまず浮かびました、几帳面な鉄道好きの落語家というのはどうかと。またその相手役のヒロイン、下町育ちで言いたい事をズバッと言う師匠の娘には、『間宮兄弟』の夕美がピッタリだと北川景子さんをイメージして脚本作りをお願いしました」と明かし、「撮影を終えて今、改めてこの作品は森田監督の残してくれた遺産で出来上がっていると感じています。脚本作りから始まり、森田組ゆかりの出演者はもちろん、衣裳や小道具、アイディアなど様々な所に森田監督の遺産が盛り込まれていて、楽しめるものになっていると思います」と手ごたえを語っている。本作は、栃木県日光市、東京都内、小田原、伊豆での撮影を経て、9月30日にクランクアップを迎え、現在はポストプロダクション作業中。年内の完成を目指す。映画『の・ようなもののようなもの』(仮題)2015年全国ロードショー
2014年10月17日女優の北川景子が、松山ケンイチ主演の映画『の・ようなもののようなもの』(仮題)でヒロインを務めることが17日、明らかになった。同映画は、森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』(1981年)の続編で、2011年12月に急逝した森田監督を慕う旧知のスタッフとキャストが結集して練り上げた企画。東京の下町を舞台に落語家のようなもの、二つ目(真打になる前のタマゴ)の青春を綴った『の・ようなもの』のその後を描いている。まだ二つ目にもなれていない落語家"の・ようなもの"である出船亭志ん田(松山ケンイチ)は、師匠・出船亭志ん米(尾藤イサオ)の自宅に寄宿して、日々修行に精進。ある日志ん田は、師匠の志ん米に頼まれ、以前この一門に在籍したいた志ん魚(伊藤克信)を探し出す羽目になる。『の・ようなもの』で助監督、『僕達急行A列車で行こう』などで監督補を務めた杉山泰一氏がメガホンを取り、森田監督の遺作となった『僕達急行A列車で行こう』(2012年)でも主役を演じた松山ケンイチが主演を務める。一方の北川が演じるのは、志ん米の一人娘・夕美。北川は『間宮兄妹』(2006年)でスクリーンデビューを飾って以降、森田作品への参加を熱望し続けてきた。松山と共に『サウスバウンド』(2007年)に出演。"チョイ役"でも出たいと『わたし出すわ』(2009年)に特別出演するなど、本作には渾身の思いで挑んだ。映画はすでにクランクアップし、年内の完成を予定。撮影を終え、北川は「杉山組だけど、森田組そのものというか、"また戻ってきた"という感じがしました」と振り返り、「映画のデビューの時に、森田監督の現場を体感できたことは、すごく大きかったと思います」と語る。「『間宮兄弟』のクランクアップの時に、森田さんが『女優をやめないでくださいね』って言ってくださったことがあって、これまでやめようかなと思った時もあったんですけど、その一言が最後の勇気になって、辞めずに続けられているので、その言葉がすごく胸に残っています。映像にこだわってやってこれたのは森田さんのおかげだと思っています」と恩師にメッセージ。「亡くなった時は、前触れもなかったですし、ショックというか、ビックリしました、嘘かなと最初思いました」と当時の心境を明かした。そして、「このチームと出会えたのは(「間宮兄弟」の時の)夕美という役がきっかけだったので、みんなが、『あ、夕美が帰ってきたな』って楽しくなれるような、面影を沢山残した役にしたいなと思っていました」と役柄への思いを語り、「森田さんはいつも、口を片方だけあげて笑ってくれていたんですが、だからそうやって笑ってもらえるようにしたいなというのが、一番強い思いかもしれません。(森田監督が)亡くなった時は心が折れそうになったんですけど、悲しんでいるだけではよくないですから、なるべく森田さんのやってた事を継承できるように、松山さんも含めてですけど、我々で頑張っていきたいと思っています」と意気込みを見せた。杉山監督は企画がスタートした時を振り返り、「相手役のヒロインには、下町育ちで言いたいことをズバッと言う師匠の娘には、『間宮兄弟』の夕美がピッタリだと北川景子さんをイメージして脚本作りをお願いしました」とコメント。「初日からまさしく、ちょっと大人になった、あの時のやんちゃな夕美を全力でかましてくれました。普段の彼女は一見クールでおとなしい印象ですが、一旦芝居に入ると、わき目も振らず猪突猛進でぶつかってくる情熱家で、むしろ現場では抑える芝居をお願いしていた事が多かった気がします」と撮影の様子を語った。
2014年10月17日