ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)の日本語吹き替え版で声優を務めた安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり、石川樹が4日、都内で行われた本作の来日記者会見に登壇した。『アーロと少年』は、恐竜たちが絶滅せずに進化を続け、文明と言葉を持つようになった地球を舞台に、弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描いた物語。日本語吹き替え版では、安田がアーロのママ、石川がアーロの声を担当し、松重、八嶋、片桐の3人は、アーロが冒険の途中に出会う強面のTレックス一家の声を演じた。安田は、監督とプロデューサーと対面し、「お会いしたかったです! あまりにもすばらしい作品なので、どんなディレクターの方かと思っていて」と感激。八嶋は、大好きな『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する少年と、『アーロと少年』で好きなキャラとして挙げていたペット・コレクターの声をソーン監督が声を演じていると知り、「俺たち気が合うなって」とノリノリ。監督と「イエ~ィ!」と盛り上がり握手を交わした。松重は、アーロと少年の友情に感動したのは、そこに「許し合う気持ち」があったからだと言い、「とめどなく涙が出た」と告白。「民族同士、国同士の友情も、許し合うことから何か始まるのではないかということまでも心に訴えてくるものがあって、友情という言葉の広がりがすごく感動的でした」と熱く語った。ソーン監督は、5人の吹き替えについて「僕は日本語はわかりませんが、その抑揚や音感を含めて聞いていると、パーフェクトであるとしか言いようがありません!」と大絶賛。また、ひと足早いバレンタインとして、"初とも"の証として巨大な卵型チョコレートをプレゼントされると「フレンズ!」と感激していた。(C) 2016 DISNEY/PIXER.
2016年02月04日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』を手がけたピーター・ソーン監督が2月4日(木)、都内で行われた来日記者会見に出席。ソーン監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する少年ラッセルのモデルだといい、その“そっくりぶり”が話題になった。隕石が衝突せずに、絶滅を免れた恐竜が言語と文明を手に入れた世界を舞台に、臆病で甘えん坊の恐竜・アーロが、怖いもの知らずの人間の少年と出会い、冒険を繰り広げる感動ファンタジー。ピクサー・アニメーション・スタジオのスタッフとして、数々の作品に貢献したソーン監督にとって本作が初の長編映画であり、劇中ではミステリアスな恐竜ペット・コレクターの声も担当している。まるで実写のような大自然の描写が見どころの本作。ソーン監督は「大自然がもつ美しさと魔法、そして怖さをいかに描くかが課題だった。だからこそ、ストーリーはシンプルに仕上げました」と明かし、「大自然へのリスペクトという点では、ジブリ作品にインスピレーションを受けている」と語った。また、言葉をしゃべる怖がりな恐竜と、自然育ちの野生児である人間の少年というコンビネーションについては、「逆転の発想が面白いと思ったし、アーロの成長を描くには最適な設定だからね」と説明していた。ソーン監督とともに、来日を果たしたプロデューサーのデニス・リーム氏は、大の日本通であるジョン・ラセターから“おすすめリスト”を手渡されたそうで、「彼のおすすめは、(新宿にある)ロボットレストラン。それに昨日、明治神宮を散歩していたら、偶然、結婚式を挙げていて…。究極の美を追求する日本独自の美意識は、今後の仕事に生かしたいわ」とコメント。すると、ソーン監督が「次回作はスシ・ムービーで決まりだね。でも、寿司は(生ものなので)寿命が短いかな」と笑いを誘っていた。ちなみに2016年は本作に加えて、待望のシリーズ続編『ファインディング・ドリー』も公開されるピクサー・イヤー!しかも、創設30周年のアニバーサリーにあたり、リーム氏は「しかも今日(現地時間2月3日)が、創設記念日なの!そんな記念すべき日に、念願だった日本にいられて本当にうれしい」と感無量の面持ち。「ピクサーで働く人々に共通するのは、映画への愛。そして常に最高のものを生み出そうと、仕事に全力を注ぐ姿勢だと思うわ」と30年間変わらないピクサーの哲学を語った。会見には日本語吹き替え版で、主人公・アーロを優しく見守るアパトサウルスの“ママ”を演じる安田成美、アーロと少年が出会うTレックス一家役の松重豊、八嶋智人、片桐はいり、アーロ役の石川樹が駆けつけ、バレンタインデーを前に、映画特製のチョコケーキをプレゼント。ソーン監督は、「カワイイ!」と日本語で感激していた。『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日女優の片桐はいり(53)が3日、都内で行われたディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)の来日記者会見に登壇し、自身の芸名はアニメ『アルプスの少女ハイジ』に由来するとピーター・ソーン監督に説明。八嶋智人らから「えー!」と驚きの声が上がった。『アーロと少年』は、恐竜たちが絶滅せずに進化を続け、文明と言葉を持つようになった地球を舞台に、弱虫の恐竜アーロと怖いもの知らずの少年スポットの友情と冒険を描いた物語。会見には、ピーター・ソーン監督、デニス・リームプロデューサー、日本語吹き替え版キャストの安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり、石川樹が出席した。アーロが冒険の途中に出会うTレックス一家のおてんばな姉・ラムジー役を演じた片桐は、「子供の頃に初めて家族そろって見たのがディズニーの『101匹わんちゃん』、家族そろって最後に見たのが『スター・ウォーズ』の1作目」と、ディズニーとの関わりを告白。「私が子供の頃にディズニーの映画にびっくりして映画が好きだってなったのと同じように、こういう映画を子供さんに見ていただいて、映画館にどんどん来てほしい」と願った。また、「私の名前"はいり"は『アルプスの少女ハイジ』からとったんです」と監督にアピールし、八嶋に「えー!!」と驚かれると、「私がハイジって言うつもりではなくて、ハイジが好きだったので…。子供の頃に見ててすごい好きだったので、みんなが"はいり"って呼んでくれてあだ名で40年間名乗っている」と説明。監督に「"アルプスのはいり"だね」と言われると、「うれしいです」と喜んだ。片桐はその上で、「この作品を見た時にすごくアルプスを思い出した。監督の中にそういうことはあるんですか?」と監督に質問。「地形の造形はアメリカの北西部の山々を参考にして作っているが、山の頂がとがっているように変えたり、雪が積もっているような感じは、アルプスという印象もある」などとアルプスとのつながりが語られると感激していた。(C) 2016 DISNEY/PIXER.
2016年02月04日ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』の来日記者会見が2月4日に、都内で行われ、本作で長編デビューを飾ったピーター・ソーン監督、プロデューサーのデニス・リーム氏が出席。「子どもの頃に見た日本のアニメは、今でも強烈な印象だし、大自然へのリスペクトを詩的に描くジブリ作品にも影響を受けている」(ソーン監督)、「究極の美を追い求める日本独自の美意識は、とても刺激的」(リーム氏)と日本文化からの影響に言及し、ソーン監督からは「次回作は寿司を主人公にしたスシ・ムービーがいいね。寿司だから、寿命が短そうだけど」とジョークも飛び出した。その他の写真巨大隕石が地球に衝突せずに恐竜が絶滅しなかった世界を舞台に、臆病な恐竜アーロと人間の少年スポットの友情を描く。まるで実写のような大自然の描写が話題を集めており、ソーン監督は「自然がもつ魔法や美しさ、そして怖さをいかに描くかが課題でした。だからこそ、ストーリーはシンプルにしたのです」と語り、「外の世界を知らない恐竜のアーロと、野生育ちで怖いもの知らずの人間の少年という“逆転”の発想が面白いんじゃないかと思った」とユニークな設定の理由を説明した。今年はピクサー・アニメーション・スタジオ設立30周年にあたり、リーム氏は「実は今日(現地時間2月3日)がまさに、創設記念日なんです。そんな喜ばしい日に、念願だった日本にいられるのが本当にうれしい」とコメント。「ピクサーで働く人々に共通しているのは、映画を愛する心。そして仕事に対して全力で取り組み、最高のものを生み出そうとする姿勢です」と名作を生み出し続ける“秘けつ”を明かした。会見には日本語版キャストを務める安田成美(アーロの母親役)、松重豊(Tレックス一家の父親ブッチ役)、八嶋智人(Tレックス一家の弟ナッシュ)、片桐はいり(Tレックス一家の姉ラムジー)、石川樹(アーロ役)が出席。バレンタインを前に、作品をモチーフにした特製チョコレートを、ソーン監督とリーム氏にプレゼントした。『アーロと少年』3月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年02月04日松田奈緒子原作の漫画「重版出来!」のドラマ化が決定。主演に黒木華をはじめ、オダギリジョー、坂口健太郎、松重豊ら豪華キャストが出演することが明らかとなった。2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得し、「月刊!スピリッツ」連載中の松田氏の人気コミックをドラマ化する本作。コミック雑誌「週刊バイブス」編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心が、編集部員、漫画家のみならず、営業、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を群像劇で描いていく。主人公の新米編集者・黒沢心役には、日本アカデミー賞はじめ、数々の主要映画賞で新人賞や助演女優賞を受賞し、昨年4月クールに放送したTBS日曜劇場「天皇の料理番」では日本中の涙を誘い、現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」でも抜群の存在感を出している黒木華が抜擢。黒木さんにとって、連続ドラマ初主演となる。共演には、黒沢の指導社員でクールで頼れる先輩・五百旗頭敬役に、日本のみならず国際映画祭でも数々の賞を受賞しているオダギリジョー、コミック営業部担当の小泉純役を、モデルとして活躍し、“塩顔男子”という流行語を生み出すほどの人気を誇り、昨年10月クールに放送した TBS金曜ドラマ「コウノドリ」で連続ドラマ初出演を果たした坂口健太郎、週刊バイブス編集長・和田靖樹役には、国内外の舞台、テレビドラマ、映画、CMなどで大活躍の松重豊ら豪華キャストが配役されている。このほか、個性豊かな週刊バイブスの編集部員役には、『俳優 亀岡拓次』が公開中の安田顕、「家族ノカタチ」が放送中の荒川良々、入社した出版社清掃員の久慈勝役には高田純次が扮する。さらには、様々な事情を抱えている漫画家役には、小日向文世、滝藤賢一、要潤、永山絢斗、漫画家のアシスタント役にムロツヨシなど、個性的かついま注目を集める超豪華なキャスティングが実現した。今回の出演に関して黒木さんは「原作を読んだとき、登場人物たち皆が魅力的で、それぞれの仕事に対する姿勢や人間同士のドラマに心打たれ、感動しました。こんな素敵な原作を、こんなに魅力的なキャストの皆さんとできるなんて凄く幸せに思います。原作のちゃんに負けないよう、胆大心小、頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。新生活がスタートする4月、まっすぐな新米編集者・黒沢心の姿に、思わず励まされるドラマになりそうだ。「重版出来!」は、4月よりTBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日ドラマ「お義父さんと呼ばせて」にも出演中の中村倫也が主演を務め、佐々木希、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら超豪華キャストが集結する、若手CMクリエイター・柳沢翔の初監督作『星ガ丘ワンダーランド』。このほど、中村さんと新井さんの母親の若かりしころを演じた木村佳乃が、本作の主題歌で実に15年ぶりに歌声を披露、そのレコーディングの模様とともにコメントが到着した。星ガ丘駅の落とし物預かり所で働く青年・温人(中村倫也)。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか。温人は落し物の持ち主を想像しては名札の裏に似顔絵を描いていた。ある日、そんな彼のもとに、20年前に姿を消した母の突然の訃報が飛び込む。その母の不可解な死は、温人だけでなく、兄(新井浩文)、そして母の再婚相手の子どもたち(佐々木希&菅田将暉)をも巻き込み、やがて20年前の真実が明らかとなっていく――。姿を消していた母の突然の訃報に、主人公とその兄、そして義理の姉弟という、2つの家族が過去と向き合い、やがてそれぞれの運命が動き出していくさまを、資生堂のweb動画や「乃木坂46」のPVなどで知られる気鋭の映像クリエーター、柳沢監督が初メガホンで映し出す本作。主役級のキャストがずらりと勢ぞろいする中、主人公・温人の謎多き母親役を演じている木村さんが、「まさか!」と本人も驚いたという今回の主題歌起用。木村さんがその歌声を披露するのは、2001年のアルバムリリース以来、15年ぶりになるという。曲を初めて聞いた際、「難しい曲だなあと思いました。とてもシンプルなメロディラインだから、なおさらとっても難しい」と感じたという木村さん。「(主演の)中村倫也くんは歌が上手いから、倫也くんが歌ったら良いのにって何度も思ったり、葛藤がありました」と、当初は戸惑いもあった様子だ。しかし、ちょうどレコーディングのタイミングで、映画『her/世界でひとつの彼女』を観たそうで、「スカーレット・ヨハンソンの歌唱シーンがとっても素敵だったんです。コンピュータの役なのですが、ハスキーな声だけで表現をしていて。作品のイメージは程遠いですが、(同様に)語るようなお芝居として、歌い上げようと心がけました」と明かしてくれた。レコーディングに立ち会った柳沢監督からは、「とにかく語るように、母性を感じさせる歌い方でとディレクションがありました」と言う。「あとは、両手で赤ちゃんを抱きかかえるようなイメージを持って歌ってほしいとも言われましたね。映画の最後に流れる音楽ってとても大事。最後に余韻に浸るための大切な時間だと思うので、私自身、そこに違和感が残ってしまうのだけは避けたいと思っていました。映画館を出る方の足取りを考えなければ、と」。そう語る木村さんの歌声は、15年ぶりとは思えないほど、透明感にあふれ、優しさに満ちている。「気持ちを込めて歌いました」という木村さんの主題歌が、切なくも、温かい家族のミステリーをどんなふうに彩ってくれるのか、楽しみにしていて。『星ガ丘ワンダーランド』は3月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月25日豊川悦司が50代にして禁断の恋に足を踏み入れる。相手は親友の妻で、演じるは鈴木京香!WOWOWの新ドラマ「荒地の恋」で彼らが生きるのは1970年代から80年代後半、ちょうど昭和の終わりの十数年。あの戦争を生きのび、高度経済成長期を駆け抜け、50代となり、すっかり“大人”であるはずの彼らが許されざる恋心に気づき、惑い、見悶える。「どうやら、僕は恋に落ちたようだ」――。豊川さんが演じる太郎は、鈴木さんが演じる明子にそう告げる。太郎は詩人として戦後すぐ、仲間たちと「荒地派」を掲げるも、新聞社の校閲係として働き、家庭に収まりすっかり落ち着いてしまったアラフィフ。だが親友の詩人・三田村(松重豊)の妻・明子と頻繁に顔を合わせる中で、彼女に対する気持ちに気づく。豊川さんは「『どうやら』ってのも無責任な言葉ですよね(笑)。他人事みたいだけど自分でしょ!」と笑う。これまで20代、30代、40代とそれぞれの年代で、様々なラブストーリーに身を投じてきたが、この年齢ならではの恋についてこう語る。「やっぱり、年齢を重ねれば重ねるほど、ひとを好きになることに憶病になる気はしますよね。若い頃は大胆に踏み込んで行けたけど、太郎さんも迷いながら、迷いながら、でも何かに背中を押されるように旅に出る。若いときならパーンっとジャンプできたところで、大人たちは石橋を叩いて渡る(笑)。そういう部分で恋の楽しさや種類が違うんだなと思いますね」。一方で鈴木さんは、年齢を重ねても変わらない部分について語る。「自分が20代のときは、40代や50代の方が大人に見えていたけど、自分がそういう年齢になってみると、そんなに大人にはなってなくて(苦笑)、いろんなことに一喜一憂してるものなんですよね。ドラマの中でも太郎さんが、手紙が来ていないかとしょっちゅう、郵便受けを見に行くところとか、10代の子と変わらない(笑)。やきもちもそう。相手が家庭に戻ったとき、『どうしてるんだろう?』とか…」。その言葉に豊川さんは「やきもちはむしろ、年取っている方が強い気がしますね。本能的に可能性が低いことを知っているのかな…(笑)」とうなずく。明子との恋が太郎に情熱を与え、歩むべき“荒地”を示し、彼を再び詩人にしていく。先述の「どうやら――」というセリフ然り、彼らが発する言葉は、現代とはまた違った重みを持ち、心に突き刺さる。豊川さんは、登場人物たちを形作る、現代とは異なる時代背景について言及する。「この作品は戦争を扱っているわけではないけど、彼らは実際に戦争を体験している。あの時代の人たちは、戦争が終わっても、何かしら戦い続けているような人が多い気がします。荒地派の詩人たちは、言葉を武器にずっと、自分自身や社会、芸術と戦ってる。戦争という強烈な体験をしているからこそ、戦うのをやめられないというか…彼らだけでなく政治家や他の芸術家もそう。いい意味での強迫観念で創作をしていて現代とは表現の質が違う気がします」。鈴木さんは、明子を演じて言葉を武器に戦う男たちへの深い敬意を感じたという。自身と明子の思いを重ね合わせ、こう語る。「明子という役はエキセントリックで強い印象がありますが、彼女は言葉を生業とする詩人の特別さをきちんと意識していたと思うし、そこに共感しました。芸術家を心から尊敬し、父が芸術家であったこと、夫が詩人であること、自分を包み込んでくれる男性が詩人であることを誇りに思っていた。アピール性の強い女性に見えて、純粋に彼らの傍にいて、その創作を間近で見られることに幸せを感じているんです。自身は創作者ではないけど、理解者でありたいという思いが、いろんな局面を彼女が笑顔で乗り越えられた理由なのではないかと思います」。2人の共演は「青春の門-筑豊篇-」以来、およそ10年ぶり。豊川さんは「京香さんが現場にいらっしゃると、明るくなるというか、雰囲気がよくなるんです。それはご本人が持っているオーラですね。みんなどこか口角がゆるんで仕事をしてた(笑)。華やかで何か気持ちがよくなる…フェロモン?お色気(笑)?すごく感じました」と鈴木さんの現場での存在感を絶賛!また、昭和の時代のコーディネートに関しても「生まれる時代を間違えたのかってくらい似合ってました。着替えて出てくるたびに『かっこいいな』と思ってました」と称える。鈴木さんはそんな豊川さんの言葉に「時代遅れの古くさい女ってことじゃなく(笑)?」と返し「(フェロモンが)出ていたら嬉しいですけど…」と微笑む。「前回は、緊張していた部分もあったんですよね、当時はまだ経験も少なかったので。今回、原作を読んで『やりたいな』と思っていた役で、太郎と明子として豊川さんと現場で向き合っているのは本当に楽しかったです。豊川さんと松重さんと一緒のシーンもそう。お二人ともスタイルがよくて、素敵なんです。これが現実の関係だったらどんなに幸せだろうって気もしますね(笑)。ダンナさんが松重さんで、いま恋している相手が豊川さんだったら…ウットリしますね(笑)」。(text:Naoki Kurozu)
2016年01月08日オーストラリア・ブリスベーン市で開催された「第9回アジア太平洋映画賞」にて、原恵一監督のアニメーション映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』が最優秀アニメーション賞を受賞した。本作は、『カラフル』(2010年)や『河童のクゥと夏休み』(2007年)、そして『クレヨンしんちゃん』シリーズで知られる原恵一氏が監督を務めたアニメーション映画。江戸風俗研究家で文筆家、漫画家である故・杉浦日向子氏の漫画『百日紅』を原作とした初の長編アニメ作品であることも注目を集めた。江戸時代を舞台に、葛飾北斎の娘である浮世絵師・お栄の自由闊達で破天荒な生き様を描く。お栄役を、杉浦作品の大ファンだという女優の杏が演じ、葛飾北斎役を松重豊と、日本を代表する演技派・個性派がキャストを務めた。2015年5月に全国劇場公開された本作は、今回の「第9回アジア太平洋映画賞」をはじめ、「第39回アヌシー国際アニメーション映画祭(長編アニメーション部門審査員賞)」「第19回ファンタジア国際映画祭(今敏賞・長編アニメーション優秀賞、セカンス賞、アジア映画優秀賞、長編アニメーション観客賞)」「第48回シッチェス国際ファンタスティック映画祭(最優秀長編アニメーション賞)」「第39回山路ふみ子映画賞(第32回山路ふみ子文化賞)」「第6回Scotland Loves Animation(審査員賞)」「第17回プチョン国際アニメーション映画祭(長編コンペ部門大賞)」など数々の賞を獲得し、国際的にも高い評価を得ている。なお、『百日紅~Miss HOKUSAI~』のBlu-ray&DVDは、現在バンダイビジュアルから発売中。「Blu-ray特装限定版」は7,800円(税別)、「Blu-ray通常版」は4,800円(税別)、「DVD版」は3,800円(税別)となる。(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年12月15日松重豊を主演に、人気コミックをドラマ化した「孤独のグルメ」のスペシャルドラマが、2016年1月1日(金・祝)夜に放送されることがこのほど明らかとなった。深夜ドラマにも関わらず、多くの視聴者を獲得し好評を博す「ドラマ 24『孤独のグルメ Season5』」。毎週金曜深夜0時12分からのレギュラー放送も残すところ2回となったが、来年の元日夜、「孤独のグルメお正月スペシャル~真 冬の北海道・旭川出張編」と題し、雪が降りしきる真冬の北海道・旭川を舞台にスペシャルドラマが放送される。海鮮、肉、野菜と様々な食の宝庫・北海道。出張で旭川にやってきた井之頭五郎(松重さん)は、山積み状態の仕事に頭を抱えていた。ホテルで 幾つかの仕事を終えたあと気分転換に町へ繰り出すが、どこの店も混雑。雪の中をさまよった挙げ句、渋い佇まいの飲み屋に入ることに。女将さん(床嶋佳子)に渡された竹の皮のメニューをじっくり見ていた五郎は、見慣れない料理に目が留まり…。翌朝、五郎は知り合いに頼まれた大漁旗の注文のため、旗を制作している染工場を訪れる。阿部専務(森崎博之)に案内された工場内では、鮮やかな職人技に見入ってしまう。打ち合わせを終えた五郎は、旭川遠征メシを探し始める。とその時、細い路地にある老舗洋食屋を発見。旭川らしいかはわからないが、明らかに自分好みだと感じた五郎は店内へ入っていく。今回のスペシャルドラマに際して松重さんは「この度、めでたく正月特番という名誉をいただきました。そうは言っても、特別なことをするわけではありません。正月に皆さんが集まってご馳走を食べて、夜11時過ぎにおせちに飽きて小腹が空いた時に見てほしいですね。お正月ですから雪景色の中で井之頭五郎が温かいものを口にするだけで、ほっこりした気分になれるのではないかとそういう意気込みでスタッフも店を探しています。 北海道では、食べたことのないものに出合いたいと思う一方で、はるばる来たのに、しかもお正月なのに「これかい!」と肩透かしを食らった気分にさせて、良い意味で見ている人を裏切るのもこの番組らしいと思っています」とコメントしている。松重さんの語る“孤独のグルメらしい”料理とは何なのか、放送を楽しみに待ちたい。「孤独のグルメお正月スペシャル~真 冬の北海道・旭川出張編」は、2016年1月1日(金・祝)夜11時15分~0時15分テレビ東京にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日中村倫也を主演に迎え、新井浩文、佐々木希、菅田将暉、杏、市原隼人ら豪華キャスト出演で話題の『星ガ丘ワンダーランド』。この度、本作の予告編とポスターが解禁された。本作は、若干33歳にして日本が世界に誇る若手CMクリエーターの柳沢翔が初の映画監督を務め、透明感ある作品に定評のある彼が生み出した切なくも、心温まる至極のミステリー。幼い頃、母が突然姿を消した。あれから20年――。温人(中村さん)は星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務していた。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか。温人は落し物の持ち主を想像しては名札の裏に似顔絵を描いていた。そんなある日、幼い頃に姿を消した母親の訃報が突然届いた。母の死をきっかけに義理の姉弟の存在を知る。温人と兄、そして義理の姉弟。2つの家族が過去と向き合い、それぞれの止まっていた運命が動き出す…。主演には、舞台やドラマに映画など多方面で飛躍的な活躍をみせる若手演技派の中村さん。『ピース オブ ケイク』や放送中のドラマ「下町ロケット」(TBS)にも出演する彼は、本作では幼い頃に姿を消した母を待ち続ける青年・温人を好演する。そしてその脇を固めるのが、孤独な父のことを思いやり、弟の温人と反発する兄役の「ど根性ガエル」(日本テレビ)『告白』など話題作に続出する新井さん、早くに母親を亡くし、母親の代わりを求めすぎた少女役の来年公開の『縁~THE BRIDE OF IZUMO~』で主演も控える佐々木さん。また、母の死を受け入れられず、自堕落的な生活を送る弟役に「仮面ライダーW」で一躍脚光を浴び、『ピンクとグレー』の公開も控える菅田さん、事件の真相を追い求める若手の刑事役には杏さん、諦めた夢に焦がれる若者役に市原さん、20年前に家族を捨て蒸発し、20年後謎の死を遂げる母役に木村佳乃、そして愛することに不器用で妻と溝が埋められなかった父役には松重豊といった超豪華俳優陣が出演している。今回解禁された予告編は、「落し物預かり所」に子どもが靴の落し物を渡す映像から始まる。遊園地で楽しく遊ぶ子ども、謎に包まれた母と、母からの愛情を欲した子どもたちが描かれている。複雑な人間関係と各々の感情が交じり合い、あたたかな映像とは裏腹に、緊張感に満ちた映像となっている。また、同時に解禁されたポスターは、「笑顔と喜びにあふれたこの場所で、母さんは死んだ。」というキャッチコピーと共に、登場人物たちが映し出され、空虚感や無力感が感じられる柳沢ワールドを凝縮した珠玉のポスターとなっている。20年前に一体何があったのか、苦悩の先に見た答えとは何か。まずは予告編から覗いてみて。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年3月5日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月27日『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『河童のクゥと夏休み』などのアニメーション監督として知られ、13年には初の実写映画『はじまりのみち』も放った原恵一監督。それ以来の作品となったのが、監督自身、嫉妬さえすると公言するほどの大ファンである、杉浦日向子の原作漫画をアニメ映画化した『百日紅~Miss HOKUSAI~』だ。DVD、BDリリースを前にした監督に話を聞いた。その他の画像「初めて実写の監督を経験して、それまで積み上げてきた監督としてのキャリアが1回、崩れたような感覚がありました。あまりにも違う世界で。今、これからは実写で行きたいといった考えはありませんが、なかなかアニメーションの監督に戻れなかったのも事実です」と正直な思いを口にする原監督。その監督が、アニメーション映画復帰作として選んだのは、かねてより自身が大ファンだった杉浦日向子の『百日紅』だった。「杉浦さんの作品の映像化は僕の夢でした。ただ同時にすごく手ごわい作家でもあると思っていたので、その作品を預からせてもらうことに対しては怖さもありましたね」。葛飾北斎の娘・お栄(杏)と北斎(松重豊)、お栄の妹・お猶らの物語が四季を通じて語られる本作。本編には、北斎の『神奈川沖浪裏』を思わせるシーンや、『北斎漫画』執筆のくだり、『大達磨絵』などが登場するが、監督がよりポイントを置いたのは生活描写だった。「どの作品を作っても、観ている人の身近にどれだけ登場人物が感じられるかということに、注意を置いています。それをおろそかにしてはいけないといつも思っているんです。北斎をただただ偉大な絵師として描くこともできたと思いますが、そうではない北斎を描きたかった。原作の北斎もどこか人間としての弱さがあったりする。それがお栄にはわかっているんです」。冒頭からロックがかかるのも印象的だ。「かなり早い段階から、最初の曲はロックにしたいと思っていました。杉浦さんがよくロックを聴きながら江戸漫画を描いていたというのを読んでいたことも理由のひとつかもしれません。江戸の街並み、特に杉浦さんの描く江戸にはロックがよく似合う。江戸の生活感もですが、同時にタイトルが持つような江戸の華やかさも意識した作品です」。『百日紅~Miss HOKUSAI~』Blu-ray特装限定版:7800円+税Blu-ray通常版:4800円+税DVD通常版:3800円+税発売中『百日紅~Miss HOKUSAI~』原恵一絵コンテ集セットBlu-ray特装限定版:9600円+税Blu-ray通常版:6600円+税DVD:5600円+税発売中※Amazonとバンダイビジュアル公式通販サイト「BVC」限定発売発売・販売元:バンダイビジュアル取材・文・写真:望月ふみ
2015年11月26日豊川悦司と鈴木京香がおよそ10年ぶりに共演を果たし、禁断の恋に生きるWOWOWの「連続ドラマW 荒地の恋」から、このほど待望の場面写真が解禁。2016年1月9日(土)からの放送に先がけ、第1話が「WOWOWへGO!12/5(土)は無料放送!」にて先行放送されることが決まった。戦争の爪痕が色濃く残る1947年、詩誌「荒地」創刊のため、北沢太郎(豊川悦司)、三田村貴一(松重豊)、有川信夫(田口トモロヲ)ら戦後日本の現代詩運動の中心となる詩人たちが集まった。それから28年後の1975年、53歳となった北沢は妻の治子(富田靖子)、娘の優有子(川島海荷)、息子の尚に囲まれた彼は、平凡な幸せを慈しみながら、新聞社の校閲部に勤務しながら細々と詩作を続けていた。だが、親友である三田村の妻・明子(鈴木京香)と頻繁に接触を持つようになり、恋に落ちる。北沢は仕事を捨て、家族を残し、同じく家を出た明子と暮らしていく中でこれまでにない情熱と“言葉”を取り戻していく……。豊川さんと鈴木さんが「青春の門―筑豊編―」以来、約10年ぶりにTVドラマで共演を果たす本作は、直木賞作家・ねじめ正一の同名小説を原作にした“荒地”のような人生を生きる大人のラブストーリー。2008年に第1作目「パンドラ」からスタートしたWOWOWの連続ドラマWは、昨年10月より<土曜オリジナルドラマ>と<日曜オリジナルドラマ>の2本枠となり、好評を博しているが、今回、連続ドラマWとしては初めて第1話が先行無料放送されることになった。また、初解禁となった場面写真には、逢瀬のさなかの深刻な表情をとらえた豊川さん演じる主人公・北沢と鈴木さん演じる明子の姿が。さらに、若きころの情熱あふれる詩人たちの姿とともに、松重豊が演じる北沢の親友の三田村と見知らぬ女性の姿もあり、ドラマの展開が気になる写真となっている。戦前、戦中を生き抜いた世代が50代に入り、「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」を自問し、「納得する人生」を真摯に見つめたひとりの詩人の生きざまに、まずは思いを馳せてみて。連続ドラマW「荒地の恋」は12月5日(土)に第1話を先行無料放送、2016年1月9日(土)22:00~WOWOWにてスタート(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日女優の安田成美が、ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(2016年3月12日公開)の日本語吹き替え版で、主人公の恐竜アーロの母役を担当することが11日、わかった。また、アーロが冒険の途中に出会う強面のTレックス一家は、松重豊、八嶋智人、片桐はいりに決定した。『アーロと少年』は、恐竜たちが絶滅しなかった地球を舞台とする物語。恐竜だけが言葉を話す世界で、弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、少年スポットとの壮大な冒険の先に大切なものを見つけていく。安田が演じるのは、アーロを優しく見守るアパトサウルスの母親。見知らぬ土地でひとりぼっちになってしまったアーロは、いつも愛情たっぷりに育ててくれたママがいる家に帰りたいという一心で、家に帰るため大冒険に出る。アーロをはじめ3兄弟の子供たちに深く強い愛を注ぐ母親を表現するには、自身も3人の子供を持つ安田がぴったりだとして、今回の起用が決定。安田は「実生活ともつながるところがあり、子供を持つ母親ならではの目線で演じられれば」と意気込んでいる。アーロが冒険の途中に出会う強面のTレックス一家の父親で、アーロに怖さとの向き合い方を教えてくれるブッチ役は、松重豊が担当。松重は「恐竜を演じるなんて初めてのことではありますが、精いっぱい声に優しさと説得力を込めて演じたい」と気合十分で、「ブッチは、一見荒くれ者ではありますが、本当はとっても優しいキャラクターなので、ぜひ愛してほしいですし、魅力をさらに増せるように頑張ります!」とコメントしている。そして、Tレックス一家の好奇心旺盛でどこか抜けてい弟ナッシュ役に八嶋智人、おしゃべり好きでおてんばな姉ラムジー役に片桐はいりが決定。八嶋は「ピクサー作品はいつもすごいクオリティーだなぁと思って観ていましたので、お話をいただいて正式に決まった時は、うれしさと同時にプレッシャーも感じました」と喜びを語り、片桐は「初めての声優がディズニー/ピクサー作品、しかも恐竜役!緊張しつつ腕が鳴ります。姉御キャラということなので、人間の弟がいる私が、古代の大気と恐竜の体の大きさを感じながら身近に演じたい」と話している。(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年11月12日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、世界的な大ヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』。この度、本作の豪華吹き替えキャストに安田成美、松重豊、八島智人、片桐はいりらが出演することが決定した。“もしも隕石が地球に衝突せず恐竜が絶滅していなかったら?そこは恐竜だけが言葉を話す世界――”という地球を舞台に、愛する家族と離れ離れになった弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロが、家族の元に帰るため壮大な冒険に出る感動のアドベンチャー・ファンタジー。今回決定した日本語版の吹き替えキャストは、主人公・アーロを愛し、臆病な彼の成長を優しく見守るアパトサウルスの“ママ役”に「日本アカデミー賞」で二度の主演女優賞受賞のほか、「ラブストリーは突然に」(フジテレビ)など数々の作品に出演する安田成美が担当する。アーロを始め3兄弟の子どもたちに深く強い愛を注ぐママを表現するには、自身も3人の子どもを持つ安田さんにぴったりだったため起用されたそう。そんな安田さんは「3人の子どもの母親役ということで、実生活ともつながるところがあり、子どもを持つ母親ならではの目線で演じられればと思っております」と意気込みを語っている。また、ひとりぼっちで弱虫なアーロが冒険の途中に出会う強面のTレックス一家の、怖さとの向き合い方を教えてくれる迫力満点の父親“ブッチ役”を『HERO』や現在放送中の「孤独のグルメ」(テレビ東京)に出演中の松重豊が、強面なのに優しいブッチのキャラクターを、大きな体や内面から表現される深みのある声で演じて欲しいということから起用された。また「恐竜を演じるなんて初めてのことではありますが、精一杯声に優しさと説得力を込めて演じたいと思います」とコメントも寄せている。さらに、好奇心旺盛でどこか抜けている弟“ナッシュ役”を八嶋智人、おしゃべり好きでおてんばな姉“ラムジー役”を片桐はいりが演じる。八島さんの起用について「強面ながら、どこか抜けていて憎めないナッシュのキャラクターが、八嶋さんの飄々とした演技にぴったりはまった」と話し、片桐さんについては「彼女の内面と外面のギャップの面白さを一番引き出して頂ける方と考え、起用した」と一見強面ながら、アーロとスポットを可愛がり、かと思うと自らの武勇伝を笑いながら話すおしゃべりで明るいキャラクターにぴったりだとコメントしている。来年、創立30周年を迎えるピクサー・アニメーション・スタジオ。ヒット作を生み出し続けるピクサーが記念すべき年に放つまさに“アニメーションの映像革命”とも言える本作の今後の動向にも注目していきたい。『アーロと少年』は2016年3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月12日来年3月公開のディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』の日本語版キャストが決定し、主人公の恐竜アーロのママを安田成美が、アーロが旅の中で出会うTレックス一家の父ブッチを松重豊が、弟ナッシュを八嶋智人が、姉ラムジーを片桐はいりが演じることが発表になった。その他の画像『アーロと少年』は、巨大隕石が地球に衝突せずに恐竜が絶滅しなかった世界を舞台に、臆病な恐竜アーロと人間の少年スポットの友情を描いた感動作。臆病なアーロを優しく見守るママ役の安田は「3人の子供の母親役ということで、実生活ともつながるところがあり、子供を持つ母親ならではの目線で演じられればと思っております」と語っている。また、Tレックス一家の大黒柱ブッチを演じる松重は「ブッチは、一見荒くれ者ではありますが、本当はとっても優しいキャラクターなので、是非愛して欲しいですし、魅力をさらに増せるように頑張ります!」、八嶋は「僕が演じるナッシュは、Tレックスなのにちょっと抜けていてチャーミング。そして明るくてイイ奴なんです。だから恐竜というよりは、そのキャラクターに乗ってナッシュを楽しみたいと思っています」、片桐は「私が演じるラムジーはTレックスなので見た目はちょっと怖いんですが、姉御キャラということなので人間の弟がいる私が古代の大気と恐竜の体の大きさを感じながら身近に演じたいと思います」とコメント。ディズニー/ピクサー作品はこれまでも本国のスタジオが厳正に審査をしてキャスティングが決定されており、本作の日本語版も高いクオリティが期待できそうだ。『アーロと少年』2016年3月12日(土) 全国ロードショー
2015年11月12日WOWOWでは2016年1月9日から豊川悦司主演の連続ドラマ『荒地の恋』をスタートする。原作は2008年に第3回中央公論文芸賞を受賞したねじめ正一の長編小説で、豊川演じる主人公と禁断の恋に陥る女性・明子役を鈴木京香が演じる。物語の舞台は1970年代後半から1980年代。戦前、戦中を生き抜いた世代が50代に入り「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」を自問していた時代。納得する人生とはどういうものなのか真摯に見つめ、もがき生きる詩人・北沢太郎(豊川)は親友の三田村(松重豊)の妻・明子(鈴木)と恋に落ち、仕事や家族を捨て彼女と暮らすが…。主演の豊川は「人がその人生をおくる、まっとうするということがどういうことなのか、仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想…誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、そのすべてが詰まっている話でした。登場する大人たちが織りなす人間模様にどっぷりと浸っていただき、みなさんとはまた違う人生の旅を共に楽しんでいただければ幸いです」とメッセージを寄せている。一方の鈴木も「明子は詩人と芸術を愛さずにはいられない女性です。 穏やかに包み込む母親のような愛情で詩人たちを見守り、時に火のような激しさで自らを傷付けながらも、芸術から離れては生きていけないのだと感じます。優しさと悲しみを静かに背中に滲ませた豊川さんは詩人・北沢そのもので、いつも見とれてしまいます」と、テレビドラマでは約10年ぶりとなる豊川との共演に期待を寄せている。ほか出演は田口トモロヲ、富田靖子、川島海荷、村川絵梨ら。
2015年10月24日映画『娚の一生』など話題作への出演が続く豊川悦司が、大人の恋を描いたねじめ正一による長編小説「荒地の恋」のドラマ化に主演、約10年ぶりに鈴木京香と共演を果たすことが分かった。戦争の爪痕が色濃く残る1947年、詩誌「荒地」創刊のため、北沢太郎(豊川悦司)、三田村貴一(松重豊)、有川信夫(田口トモロヲ)ら戦後日本の現代詩運動の中心となる詩人たちが集まった。それから28年後の1975年、53歳となった北沢は新聞社の校閲部に勤務しながら、ほそぼそと詩作を続けている。妻の治子(富田靖子)、娘の優有子(川島海荷)、息子の尚に囲まれた彼は、平凡な幸せを慈しむ毎日だった。だが、やがて親友である三田村の妻・明子(鈴木京香)と頻繁に接触を持つようになり、恋に落ちる。北沢は仕事を捨て、家族を残し、同じく家を出た明子と暮らしていく中で、これまでにないほどの“情熱”と“言葉”を取り戻す。それぞれが“荒地”の人生を歩んでゆくとも知らずに…。本作は、2008年に第3回中央公論文芸賞を受賞した、ねじめ正一による長編小説をWOWOWがドラマ化。初老の男が許されざる恋に落ちたとき、詩人として、ひとりの人間として、忘れかけていた“情熱”と“言葉”を取り戻してゆくさまを描く。主演を務めるのは、今回が連続ドラマW初主演となる豊川さん。そして、豊川さんと禁断の愛に陥る女性・明子を鈴木が務め、2人のTVドラマでの共演は、「青春の門-筑豊編-」以来約10年ぶり。監督を務めるのは、豊川さんも出演した『居酒屋ゆうれい』(’94)で第18回日本アカデミー賞「優秀監督賞」を受賞した渡邊孝好が務める。今回ドラマ化にあたり、豊川さんは「人がその人生をおくる、全うするということがどういうことなのか、仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想…誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、その全てが詰まっている話でした」と脚本についてコメント。さらに、「北沢太郎という人間がなぜそんなに愛されたのか、その謎に謙虚に向き合っていきたいと思います」と話した。また、「京香さんは誰もが認める日本を代表する女優さんです」と相手役を務める鈴木さんを称賛。渡邊監督には「僕のデビュー作の監督でした。感慨があります。二度目のデビューのつもりでタッグを組みたいと思います」と言葉に力を込めた。鈴木さんは、「明子は詩人と芸術を愛さずにはいられない女性です。穏やかに包み込む母親のような愛情で詩人たちを見守り、時に火のような激しさで自らを傷付けながらも、芸術から離れては生きていけないのだと感じます」と自身の役柄について説明。「何年も前に、信頼する渡邊監督からこの『荒地の恋』のお話を伺ってから、ずっと演じたかった役です」とその意気込みを明かしている。原作者のねじめ氏も「豊川悦司さんが主人公の狂気をどのように演じてくれるのか、鈴木京香さんが小説の明子のイメージをどのように大きく裏切ってくれるのか、大いに期待している」と大きな期待を寄せる本作。大人の2人で贈る許されざる恋は、新春から街を熱くしてくれそうだ。連続ドラマW「荒地の恋」は2016年1月9日(土)22:00~WOWOWにてスタート(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月24日2012年から放送され、今回でシリーズ5作目となる松重豊主演の「孤独のグルメ」。10月より放送が開始している本作だが、今回第4、5話において、主人公・井之頭五郎の初の「台湾」海外出張を放送することが分かった。累計58万部を超える人気コミックをドラマ化した本作。個人で輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎は、商用で様々な街を訪れる。そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。そこで、言葉で表現できないようなグルメたちに出合う――。料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすら五郎の食事シーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく本作では、ドラマに登場する店は原作に登場するものではなく、実在する“味な店”を、毎回番組スタッフが自らの足で探している。 今回は、以前から公表していた五郎の出張先を「台湾」に決定。異国情緒溢れる料理を楽しめる回になることは間違いなさそう。主人公・五郎役の松重さんは「本当に美味しいものばかりで、とにかく堪能しました。想像のつかないような味で、自分でも思ってもいないようなリアクションがとれたんじゃないかと思っています。ロケ中、現地の方からお声掛けが多く、日本以外のアジアでもいろんな方にこの番組を知っていただけていた事が分かって嬉しかったです」と台湾を満喫していたよう。今回の台湾編、10月23日に放送される第4話は、来春パリで開催されるアジア物産展の企画ブレーンを任された五郎は、視察のため、生まれて初めて台湾へ行くことに。ところが台湾出張を聞きつけた得意客の山村(竜雷太)に宜蘭の田舎町に留学している孫娘・貴子(大久保麻梨子)への届け物を頼まれる。五郎は早速、孫娘が働く文化館へ向かう。無事貴子と会うが、その届け物の中身とは…。任務を終えた途端、腹が減った五郎は、羅東に立ち寄る――。続けて10月30日より放送される第5話では、台湾出張2日目。アジア物産展に向けて工芸品のリサーチを始めた五郎は国立伝統芸術センターへ。茶器やトマト飴などから、さまざまなヒントを得る。そんな中、母親が日本人だという劉真一(水間ロン)に話しかけられる。五郎と同じくバイヤーをしているという。仕事の話をするうちに、劉から台北で一番古い問屋街・迪化街を勧められ、早速向かうことに。ゆっくりと散策をする五郎だったが、店先に並ぶ食材を見るうちに腹が減り出し、台湾式屋台のはしごを始める…。この台湾編には、台湾で撮影された中国版「孤独のグルメ」である「孤独的美食家」の主人公・伍郎を演じているウィンストン・チャオと2人の食事シーンで出演している。初の海外遠征で五郎は一体何を食べるのか注目してみて。ドラマ24「孤独のグルメSeason5」は毎週金曜日深夜0時12分よりテレビ東京にて放送中。(cinemacafe.net)
2015年10月07日中井貴一と長澤まさみが共演し、君塚良一がメガホンを執る新作映画『グッドモーニングショー』が2016年に全国東宝系で公開されることが発表された。本作は、朝の情報番組を題材にしたオリジナルコメディで、中井は“ワイドショー”の顔であるメインキャスターを、長澤はアシスタント・キャスターを演じる。その他の写真『踊る大捜査線』シリーズや『誰も守ってくれない』の君塚監督が脚本も手がける本作は、メインキャスター澄田真吾(中井)の災難だらけの一日を描くコメディ・エンターテインメント。中井演じる主人公は、生放送中にアシスタントの美人アナウンサーからふたりの交際関係をばらすと脅され、プロデューサーからは番組打ち切りの危機を告げられ、更に突然起こった立てこもり事件に巻き込まれ、犯人との直接交渉をする羽目になってしまう。中井は「初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました」といい、「朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました」とコメント。さらに「テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです」と語っている。長澤は「初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!」と意気込んでいる。君塚監督はふたりについて「ワイドショーはまさにテレビそのもの。その裏側の人間模様はスリリングです。キャスター役の中井さん、長澤さんは本当にぴったり。演技のみならず、アナウンス力も抜群です」と話している。本作には他に、新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田と同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介らが出演する。『グッドモーニングショー』全国東宝系にて2016年ロードショー
2015年09月08日累計58万部を超える人気コミックをドラマ化した松重豊主演のドラマ「孤独のグルメ」。このたび、10月2日(金)より「孤独のグルメ Season5」の放送が決定した。本作は個性的な作品を次々と生んだドラマ放送枠である「ドラマ24」の10周年を飾る作品となる。個人で輸入雑貨商を営む“井之頭五郎(いのがしらごろう)”は、商用でさまざまな街を訪れる。そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。そこで、言葉で表現できないようなグルメたちに出会うのだった――。料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすら主人公の食事シーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく人気マンガの実写化となる本作。ドラマに登場する店は原作に登場するものではなく、実在する“味な店”を、毎回番組スタッフが自らの足で探しているのも特徴だ。主演の松重さんがあまりにもおいしそうに食べるため、深夜にも関わらず見る人の食欲を刺激してしまい、“夜食テロ”として話題を呼び、2012年1月の第1シリーズ放送から、シーズンを重ねるごとに視聴率が上昇し、早くも第5弾の制作が決定した。今回の「孤独のグルメ Season5」はコンセプトはそのままに、主人公・五郎さんの行動範囲に小さな変化が。都内を中心に仕事をしながら、時には地方へ出張にも行く中、今回は日本を飛び出しなんと海外へ!今回の「Season5」決定にあたり、主演の松重さんからは「先日、さる高名なお寺の方が、断食中に空腹を紛らわすために、『孤独のグルメ』のDVDを見ていると聞きました。その声に背中を押されてのSeason5です。このシリーズは、視聴者の方が飽きたら終わりですので、よろしくお願いします。僕の内臓がどこまでもつか分からないので、今年できることを今年やります」とコメントが寄せられた。原作者の久住さんは、「3年前『孤独のグルメ』が初めてドラマ化された時には、こんなことになるとは夢にも思いませんでした。最近は取材で全国各地に行くたびに、たいていどこかで声をかけられます。去年の暮れはとうとうパリの凱旋門で中国人留学生に声をかけられました。正月にはソウルで、韓国のファンに一緒に写真を撮らせてくださいと言われました。みんなドラマを見ていると言います。嬉しいけど恥ずかしいです」と喜びを語っている。今回、ドラマの放送タイミングに合わせ、18年ぶりとなる待望の続刊「孤独のグルメ2」が9月29日(火)に発売されることも決定しており、2015年は、ドラマ、コミックともに「孤独のグルメ」が席巻することとなりそうだ。「孤独のグルメ Season5」は10月2日(金)深夜0時12分よりテレビ東京にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月25日中村倫也主演の『星ガ丘ワンダーランド』が、8月27日~9月7日(現地時間)に開催される第39回モントリオール世界映画祭「ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション」長編部門に正式招待されることが、このほど決定した。幼いころに母親に捨てられ、成長した今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(中村倫也)の元に次々に現れる落し物を探す訳ありの面々。落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描く。それはそっくりだったり、まったく違っていたり…。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか…。そんな想像をする日々が温人の日常だった。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。彼自身も知らなかった事件の真相、そして過去が明かされていく――。「Google NEXUS7」シリーズの子どもにダンスを教える先生や父と娘を描いたCMで、すでに世界中から注目を集めているCMディレクター柳沢翔が初監督を務める本作。舞台、テレビドラマ、映画など幅広い活躍を見せる若手演技派の中村倫也を始め、佐々木希、木村佳乃、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら豪華キャストが勢ぞろいし、大きな注目を集めている。このほど本作の出品が決定したモントリオール世界映画祭は、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の北米最大規模の国際映画祭として、毎年8月下旬から9月初頭にかけてカナダ・モントリオールにて開催。アカデミー賞の前哨戦としても毎年大きな注目を集めている。同映画祭では、2008年の『おくりびと』が最優秀作品賞を受賞、その後10年に『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞を受賞し、11年に『わが母の記』が審査員特別賞グランプリ、そして昨年『ふしぎな岬の物語』が審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査委員賞の2冠、『そこのみにて光輝く』が最優秀監督賞を獲得した。初監督作品のみが選出される「ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション」においては、過去2009年に笑福亭鶴瓶主演の西川美和監督作『ディア・ドクター』が選ばれており、本年度は『ディアーディアー』と、クラウドファンディングで制作された『ねぼけ』(壱岐紀仁・プロカメラマン)も、本作と同様に同部門で出品される。そしてこのほど、本作の主演を務める中村倫也、佐々木希、柳沢翔監督より喜びのコメントが届いている。■中村倫也「日本映画を世界へ」が、自分の目標であり、夢のひとつでした。今回、『星ガ丘ワンダーランド』がモントリオール国際映画祭に参加できることを聞き、とても嬉しく、光栄に思っています。海外の方々がこの美しい作品をどう観るのか、どう受け取るのか。僕自身、一映画ファンとして、楽しみにしています。■佐々木希モントリオール国際映画祭正式招待おめでとうございます!『星ガ丘ワンダーランド』という本当に素敵な作品に巡り会え参加する事が出来たことを心から嬉しく幸せに思います。柳沢翔監督の演出、中村倫也さんのお芝居にたくさんの事を学びました。再びこのような素敵な作品に参加出来る様、日々精進したいと思います!■柳沢翔監督連絡を受けたとき、スタッフ、キャストのみなさんの顔が浮かびました。みんな、やったよ!!叫びたくなりました。彼らと一緒に作った作品が、沢山の方に観てもらえるチャンスを得た事が、本当に嬉しいです!!“日本好き”として知られる同映画祭。日本を代表する新たな才能がどのような評価を得るのか、大いに期待したい。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日震災後の風評被害などが残る福島県産の農作物のおいしさや安全性をアピールするためのCMに4年連続でTOKIOが出演!7月30日(木)に行われた発表会に城島茂と松岡昌宏が来場し、長年関わってきた福島への思いを語った。「ふくしまプライド」をテーマに制作された新CMは福島産の桃(あかつき)を長瀬智也が食べる「あかつき」篇と松岡さんがトマトにかじりつく「南郷トマト」篇、そして野菜の生産者たちを映した「安心安全 野菜」篇の3本で、「あかつき」「南郷トマト」篇では最後にTOKIOのメンバー5人が「福島県!」と声を揃える。ちなみにナレーションは3本とも松重豊が務めている。クリエイティブディレクターを務め、自身も福島出身の箭内道彦は「『おいしい』と『安全』と『あんしん』を伝えるために敬意をこめて作りました」と語り、さらに「後で怒られるかもしれないけど、本人たちは言わないので」と前置きし「TOKIOの出演は4年目ですが、出演料は0円。『福島への恩返しをしたい』という気持ちで出てくださってます」と明かした。城島さんと松岡さんは、野菜や果物をたっぷりと乗せたリヤカーを引いて登場。TOKIOが出演する「ザ!鉄腕!DASH!!」のDASH村が福島県内の浪江町にあることから、農業を通じて長く福島と関わってきたTOKIO。松岡さんは母方の祖母が隣接する南相馬市の出身で「(その事実を)DASH村が始まってから知った」とのことだが、改めてこれまで農業の教えを乞うなどして接してきた福島の人々について「とにかく陽気で明るい!すぐに懐に入れてくれて、親戚のおじさん、おばさんのような気持ちで(農業を)教えてくれるんです」と語り、このCM出演について、これまでの恩返しの気持ちが「自然と起った」と明かす。城島さんは“ふくしまプライド”という言葉について「終わりを知らないんですね。『ここまででいい』というのではなく『まだまだ』とやり続けるのがプライドだなと教わりました」と語った。発表会に出席した内堀雅雄知事は、震災後の風評被害について「特効薬はない。いろいろなことの全てを丁寧にしていくしかない。丁寧に伝え、実際に福島に来ていただいて見ていただく。ひとつひとつを丁寧にやる――これしかないと思います」と語る。箭内さんは、福島県産の野菜や果物を選んで食べる人々の存在について言及し「最初は(被災地の福島を)応援するためだったのが、いまは『おいしいから』という人が増えてきたのが心強い!」と震災から4年を経て、少しずつ変わってきたと実感を口にする。松岡さんはCM撮影を振り返り、南郷トマトについて「瑞々しくて、子供の頃に食べたトマトの味でした!トマトのおいしさは“甘やかさないこと”と言いますが、それをふつふつと感じました」とそのおいしさをアピール。城島さんも「5人で桃(あかつき)を持っての撮影があったんですが、香りがものすごくて驚きました。かぶりつきたくなりました」と語った。最後に松岡さんは、福島の人々に思いをはせ「風評被害然り、表に出さないつらいことはたくさんあると思います。でも一歩一歩、進まないと始まらない。これまでもこれからも、僕らも一緒に頑張りたいと思います!」とこの先も福島と寄り添って歩み続けることを誓った。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日映画『HERO』が7月18日に公開。主演の木村拓哉をはじめ、北川景子、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、八嶋智人、小日向文世、角野卓造、鈴木雅之監督ら総勢11名が揃って舞台あいさつに臨んだ。『HERO』舞台あいさつ/その他の写真2001年に連続ドラマとして始まった大人気シリーズの劇場版第2弾。とある交通死亡事故を巡り、スーツを着ない型破り検事の久利生公平が大使館、外務省の“壁”に挑む。この日の舞台あいさつの模様は、全国166館で生中継された。客席を通って木村らが姿を見せると、映画を観終えたばかりの観客は立ち上がって拍手と歓声で迎えた。木村は「昨日までは(この映画は)僕らキャストやスタッフのものと自負していましたが、今日をもって客席にいるみなさんのものになりました。どんな形でも構いません。みなさんなりの楽しみ方をしていただければ」と作品の船出に万感の思いを口にした。この日は、登壇陣がそれぞれ指で示すという方法で「一番○○な人」を決定。このやり取りを通じて“城西支部”の面々の意外な一面や撮影秘話が明らかに…?「役と普段のギャップが一番大きい人」で最も多くの票を集めたのは、たまにブチ切れてしまう川尻部長検事を演じた松重。当人は「光栄です。役者冥利に尽きます!」と喜びを語った。「一番NGが多い人」は本人以外の満票で杉本に栄冠が。「納得いかない」という杉本の言葉に吉田が「え!?」と信じられないといった表情を見せ、杉本は「嘘です…(苦笑)」と陥落。八嶋は「逆に結束が高まった」と語り、木村も「みんなでセットで円陣を組んで、気合いを入れて撮影に臨んで一発OKをもらったりもしました」とうなずいた。そして「一番ドSな人」という質問では、やはり(?)、木村が最多票を獲得! 木村自身は否定し、小日向こそがドSだと主張。「“ブラック・コヒ”がいるんですよ。他人のNGを誰より喜んでた」などと語るも、北川が木村との会話を明かし「一回、『超ド級のSだと思う』と言ってました」と証言。木村は、取調室で北川とふたりきりで出番を待つ間の会話を述懐し「北川さんが『どうしよう?どうしよう?』って言ってて、『ジタバタしてんじゃねーよ』って言いました。『何でそんなこと言うんですか?』と言うから『テラ級ドSだからだよ。黙ってろ!』と…(苦笑)」と発言を認め、会場は笑いに包まれた。締めの挨拶では、木村は映画のエンディングに言及し「ああいう形で終わりましたが、このまま終わるか続くかは、きっとみなさん次第」とさらなる続編への意欲をのぞかせていた。『HERO』公開中
2015年07月18日映画『HERO』が7月18日(土)に公開を迎え、主演の木村拓哉に北川景子、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、八嶋智人、小日向文世、角野卓造のおなじみ“城西支部”のメンバーと鈴木雅之監督が一堂に会し、舞台挨拶を行った。この日の舞台挨拶は東京・台場のお台場シネマメデュアージュで行われたが、同時に全国166館で生中継された。客席の後方の2つの扉から木村さん、北川さんらが姿を見せると、会場は興奮に包まれた。本作は事前に試写会が開催されておらず、この公開初日の朝からの初回上映が正真正銘、一般の観客の目に触れる最初の上映となった。木村さんは「昨日までは僕らキャストやスタッフのものと自負していましたが、今日を持ちまして客席のみなさんのものになりました。どんな形でも構いません。みなさんなりの楽しみ方をしてただければと思います」と笑顔で作品を送り出した。北川さんは「昨年の連続ドラマから参加して、初めての劇場版出演で、『HERO』をご覧になったお客さまを初めて見るんですが、みなさんの笑顔がはじけてます」とホッとした表情。「一生懸命やってよかった。こんなに愛されている作品なんだというのを目の当たりにしています」と映画を見終えたばかりの客席を見渡し、感激を口にした。トークでは「この中で誰が一番のドSか?」という質問に、登壇陣の大多数が木村さんを指差すという事態に…。木村さんは、小日向さんこそがドSだと語り「“ブラック・コヒ”がいるんですよ。他人のNGを誰よりも喜んでいる」など主張し、自らへの疑惑をそらそうとするも、“事務官”北川さんが、木村さんとの現場での会話で「一回、(自分で)『超ド級のSだと思う』って言ってました」と証言し、形勢は一気に“木村拓哉=ドS”に傾く。木村さんは観念したのか、劇中の、各検事と事務官が一斉に自分の部屋のドアを開けて、共有スペースに姿を見せるシーンの撮影を述懐。「取調室で(出番を)待って、『3・2・1』で出ていくんですが、北川さんと2人きりで待ってて『(不安そうに)どうしよう?どうしよう?』って言ってるから『(S気味に)ジタバタしてんじゃねーよ!』と言いました。『何でそういうこと言うんですか?』と聞くので『テラ級ドSだからだよ、黙ってろ!』と(苦笑)」と確かに自身で、しかも“テラ級”のドSだと発言したと認め、さすがの久利生検事も陥落!一方、劇中ではSっぽいキャラの馬場礼子検事を演じている吉田さんが「礼子はSだけど、私は“ニュートラル”のN!相手に合わせてSでもMでもできます」と堂々と語り、木村さんから「そこまで明かさないでいいよ!」とツッコミが入った。『HERO』というタイトルは2001年のドラマからずっと変わらず『HERO』のまま。2007年の劇場版でも『HERO』だけで、今回も『2』やサブタイトルなども一切なし。木村さんは「それだけ、久利生公平をはじめ、みなさんが、ぶれずに今日まで続けてきたということ」と説明。改めて“HERO”について「特定の人がヒーローではなく、この場に存在する人、壇上の人間も客席のみなさんもその一人だと考えています」と呼びかけた。最後に木村さんは「ああいう形で映画は終わりましたが、このまま終わるか?続くか?はきっとみなさん次第です」とさらなる続編への意欲をのぞかせ、これには客席からも期待を込めた拍手と歓声がわき起こった。『HERO』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HERO(2015) 2015年7月18日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
2015年07月18日2001年に放送され、全エピソードの世帯平均視聴率が30%を超えた伝説的ドラマ「HERO」。この度、スペシャルドラマ、劇場版、そしてドラマシーズン2を経て再びスクリーンに帰ってきた映画『HERO』が、公開を記念して「オールナイトニッポン~映画『HERO』スペシャル」をニッポン放送にて7月20(月・祝)25時から放送することが決定。木村拓哉、北川景子ら豪華キャストが勢揃いすることが明らかになった。本作には、スーツを着ない型破りな検事・久利生公平(木村拓哉)を中心に、麻木千佳(北川景子)始めドラマシーズン2のレギュラーメンバーが登場。さらに、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が検事として復活。また、外務官僚役を佐藤浩市が演じ、久利生の前に立ちはだかる。「大使館」という決して侵してはならない“絶対領域”を前に、久利生が如何に「正義」を掲げ戦うのか…新たな“久利生”伝説に期待が高まる。豪華俳優陣で話題を呼ぶ本作だが、今年で48年目を迎えるニッポン放送の歴史ある番組「オールナイトニッポン」をジャックにあたり、主演の木村さんを始め、北川さん、杉本哲太、八嶋智人、濱田岳、小日向文世、吉田羊、正名僕蔵、松重豊、角野卓造ら総勢10名のキャストが収録に参加。一夜限りの豪華すぎる共演が実現した。先立って行われた収録では、木村さんの音頭で出演者全員による「オールナイトニッポン 映画『HERO』スペシャル~」のコールでスタート!お馴染みのテーマ曲「ビタースウィートサンバ」を全員手拍子で口ずさむなど、最初からチームワーク抜群。番組企画では、劇中の検事×事務官コンビが順にパーソナリティを務める進行で、映画公式サイトで募集した『HERO』ファンからの質問にキャストメンバーが回答。「撮影の現場の雰囲気は?」「みんなでグループLineをやっているって本当?」「角野さんってギターひけるの?」などなどの質問にキャストが生の声で答え、大盛り上がりだったようだ。さらに、今回の番組内で流れる曲は“劇中で久利生たちが通っているBar「St.George’s Tavern」でかかっていそうな曲”がテーマ。木村さんのアイデアで、候補曲の中から各々のイメージに合う曲をセレクトし、メンバー入れ替わり立ち代わりで順に曲紹介をしていくという趣向で、誰がどの曲を紹介するのかも音楽とともに聞き逃せない。最後に「オールナイトニッポン『HERO』スペシャルってことで、全員でやらせて頂きました。これは、たぶん自分で聞く(笑)。なんかすごく楽しい時間というか、特別なオールナイトニッポンになった気がします」(木村さん)、「もっと長くやりたかった!」(北川さん)、「こういう場に立ち合えてよかった。映画、本当にたくさんの人に見てもらいたいよね」(八嶋さん)、「子どもの頃から大好きだったオールナイトニッポン、ほんと出たかった」(松重さん)など、キャスト陣それぞれがこの貴重な時間を楽しんだよう。まさに一夜限りのスペシャルナイトとなった「オールナイトニッポン~映画『HERO』スペシャル」を聞いて、キャスト陣のチームワークの良さ、シリーズへの愛情などを感じて本作に備えてほしい。ニッポン放送「オールナイトニッポン 映画『HERO』スペシャル」は、7月20日(月・祝)25時から27時、放送予定。『HERO』は7月18日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HERO(2015) 2015年7月18日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
2015年07月14日昨夏の連続ドラマ第2シーズンに続く劇場版となる『HERO』の完成報告会見が7月5日に、本作にとっては“聖地”と言える法務省(東京・霞が関)にて開催され、木村拓哉をはじめ、北川景子、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、吉田羊、松重豊、八嶋智人、小日向文世、角野卓造、佐藤浩市、鈴木雅之監督が出席した。完成報告会見その他の写真2007年に大ヒットを記録した1作目以来の劇場版となる本作。1件の交通死亡事故、そして関西における広域暴力団の摘発事件に関連し久利生、そして検事として本件のために大阪地検から東京にやってきた雨宮らが大使館という厚い壁に挑む。木村は映画化について「正直言って、照れくさい」と漏らしつつ「楽しんでもらえると思います」と手応えを口にする。今回、第1シーズンから撮影で使用されてきた法務省での会見が実現したが「実際に検察官や弁護士になる方が通過するこの場所で発表をできて光栄です。『HERO』を観て検察官になろうと思った方が、ここから巣立っていくという話を伺い、やりがいを感じています」と誇らしげに語った。第1シーズン、2007年の劇場版とコンビを組んできた、松が演じる雨宮との再会については「非常に懐かしさもありました」とも。このふたりの共演については、木村本人以上に、なぜか北川が興奮気味に「すごかったです!木村さんと松さんが並んでるのを見て、本物の『HERO』だ!と思いました。テレビで観ていたふたりを生で目の前で見て、一気に中学生にタイムスリップしたみたいでした」と嬉しそうに現場の様子を明かしてくれた。佐藤は、久利生の前に立ちはだかる外務官僚を演じたが、すでに出来上がっているチームに劇場版から入っていくのは「大変でした」と述懐。「あまりに緊張しすぎて、対峙するメインのシーンの撮影の朝にアレルギーで、12回戦を戦ったボクサーみたいな叩かれたような顔になっていたんです。『どうしたらいいんだ?』と思ったけど、座長(=木村)が知っている病院で点滴と注射を打って、何とかおさまりました。座長のおかげです」と改めて木村に深々と頭を下げた。また角野は過去のシリーズで鍋島次席検事を演じ、2011年に亡くなった児玉清について触れ「僕の机には児玉さんとのツーショット写真が置いてあり、いつも児玉さんに『頑張れよ』と言われているようでした。児玉さんもまだまだ『HERO』の一員です」と語り、これには一同も静かにうなずいていた。『HERO』7月18日(土)公開
2015年07月06日俳優の中村倫也が、「Google NEXUS7」など数々のテレビCMで国内外の賞を受けたCMディレクター・柳沢翔氏の初監督映画『星ガ丘ワンダーランド』(2016年公開予定)に主演することが30日、明らかになった。木村佳乃、佐々木希、杏、菅田将暉ら同事務所(トップコート)の人気俳優陣が脇を固める。オリジナルストーリーで描かれる本作は、星ガ丘駅の落し物預り所で働く駅員・温人(中村倫也)が幼いころに自身を捨てた母の自殺を知り、ある事件の真相にたどりつく物語。木村、佐々木、杏、菅田らトップコートの役者たちが、中村にとって3作目となる主演作を盛り立てる。木村が演じるのは、ある事情から子どもたちを残して家を出た母・爽子。その再婚相手の連れ子・七海を佐々木、七海の弟で爽子の実子として生まれた雄哉を菅田、爽子の事件に疑問を抱いて捜査を続ける刑事・大林津奈子を杏が演じる。そのほかにも、温人たちを男手一つで育てた父・藤二役に松重豊、温人とは疎遠になっている兄・哲人役に新井浩文、温人が心を許す友人・仁吾役に市原隼人など、主役級のキャストが集結した。撮影は2014年の11月から12月にかけて行われ、撮影を終えた中村は「魅力的で精力的なスタッフ、キャスト、事務所の仲間たちと共に、この美しい物語を創ることができて、とてもうれしく思っております」とコメント。「家族」をテーマに描かれた本作にかけて、「こういうことを言うのは照れ臭いのであまり言わないのですが、それこそ『家族』と思える現場でした」と振り返った。温人と交流していく七海を演じた佐々木は中村について、「何度も共演させていただいていますが、いつもお芝居に関してアドバイスをくださるので、ひとつひとつ吸収していきたい」と共演を喜び、「中村さんと二人で歩いているシーンの撮影は夜の屋外で行われたのですが、気温0度を下回る寒い日で、寒くないかと私のことを何度も気遣ってくださいました」とその人柄の良さを伝える。一方、温人の母親を演じた木村は、「中村くんは若い時から共演させていただく機会があり、とてもいい役者さんだと思っていました。なので、彼が主演する作品でオファーが来た時には二つ返事で引き受けました」とその実力を認めているようだ。これが映画デビュー作となる柳沢監督は、「撮影前にロケ地を巡って、イメージをつかもうとしてくれた」という中村をはじめ、「初めての映画でこんな素晴らしい役者の方々に出演していただけて、僕は本当に果報者です」と出演者に感謝。「家族に限らず、思うがゆえに迷い道に入ってしまう事は誰にでもある事だと思います。それがほどけていく過程を、押し付けないように、寄り添うように描いたつもりです」と本作に込めた思いを語り、「さまようハルトがみる白昼夢を、雪景色を、一緒に感じていただけたら幸いです」と呼びかけている。(C)「星ガ丘ワンダーランド」製作委員会
2015年06月30日若干32歳ながら世界が注目するCMクリエイター、柳沢翔が初の映画監督を務める『星ガ丘ワンダーランド』。中村倫也を主演に迎えた本作の詳細がこのたび明らかになった。監督・脚本の柳沢さんは、26歳の時に演出したCM(白泉社LALAコミック lala report篇)がアジア太平洋パシフィック広告祭フィルム部門でグランプリを受賞。リアリティとファンタジーを融合させた作品作りが世界各国で高い評価を得ている。「Google NEXUS7」シリーズの子供にダンスを教える先生のCMで一躍注目を集めた中村さんが、25歳で撮影技師デビューを果たした撮影カメラマン・今村圭佑とタッグを組み、切なくも、心温まる至極のミステリーを作り上げた。主演は、舞台、ドラマ、映画と飛躍的な活躍を見せる若手演技派・中村倫也。幼いころに母親に捨てられ、今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人(ハルト)を演じる。温人は、落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描き、落し物の今までを想像する夢想家。だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。温人の母を木村佳乃、温人の母の再婚相手の連れ子を佐々木希が演じ、そのほか菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら今まさに旬の主役級キャストを配している。中村さんは、「この作品は、とある家族の話です。止まっていた時計が動き出すように、グラスに入れた氷が溶け出すように、ひとつの出来事をきっかけに、この物語は始まります。青年はどこに辿り着くのか。青年の『家族』は何処に在るのか。 このとてもデリケートな役を、沢山の人に支えられながら、壊れないように壊れないように運ぶことができました。魅力的で精力的なスタッフ、キャスト、事務所の仲間達と共に、この美しい物語を創ることができて、とても嬉しく思っております。こういうことを言うのは照れ臭いのであまり言わないのですが、それこそ『家族』と思える現場でした」と作品と現場の雰囲気について語る。また、七海を演じた佐々木さんも「中村さんの目のお芝居が引き込まれるようでとても印象的でした。何度も共演させていただいていますが、いつもお芝居に関してアドバイスをくださるので、ひとつひとつ吸収していきたい」とコメントを寄せた。「母への想いに囚われている男が小さな一歩を踏み出す、その瞬間を切り取った物語です。家族に限らず、想うがゆえに迷い道に入ってしまう事は誰にでもある事だと思います。それがほどけていく過程を、押し付けないように、寄り添うように描いたつもりです」と作品に込めた思いを明かした柳沢監督。豪華共演陣がどのようなドラマを織り成すのか、公開を楽しみに待ちたい。『星ガ丘ワンダーランド』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日7月5日から始まる新ドラマ「デスノート」、優秀なはずの主人公・夜神月がドラマ版では凡人の大学生という設定になるなど、スタート前から話題が尽きない。デスノートの中国語タイトルは「死亡筆記」、なんだか禍々しさがアップしたタイトルだが人気は高い。さて、中国人たちは今回のドラマ版をどう思っているのか、中国版ツイッター「ウェイボー」をのぞいてみた。○「五郎、早く孤独のグルメ撮りに行かないと! 」デスノートは名前を書かれた人間が死んでしまうという「デスノート」を手にした夜神月と、探偵のLの頭脳戦を描いたストーリーだ。ウェイボーでもやはり、メインとなる窪田正孝氏が演じる夜神月と山崎賢人氏のLに対するコメントが多いが、その中になぜかちらほら見えるのが夜神月の父、夜神総一郎役の松重豊氏である。ただし、中国では松重豊氏ではなく「五郎」と呼ばれていることが多いよう。この「五郎」とは、松重豊氏が演じた「孤独のグルメ」の井之頭五郎のことだ。「私、五郎おじさんが見たい! 」「五郎、早く孤独のグルメ撮りに行かないと! 」「孤独の総一郎」すっかり「五郎」になってしまった松重豊氏だが、中国での「孤独のグルメ」の人気の高さがうかがえる愛称と言えるだろう。○松山ケンイチバイブル派vs山崎賢人カッコいい派もちろん、「デスノート」そのものへの期待は大きい。「高校時代、ずっとLに夢中だった。デスノートのテレビドラマが始まるって聞いた。期待」「子どもの時、Lの大ファンだった」というコメントが見られるように、中国では特にLのファンが多いように見受けられる。今回、Lを演じるのは山崎賢人氏だが、これについては議論紛々のよう。というのも、映画版のLを演じた松山ケンイチ氏を忘れられないファンが多いからだ。「松山ケンイチ版のLを越えられる人はいない……」「私の中では松山ケンイチと言えばLだし、Lと言えば松山ケンイチ」「松山ケンイチ版のLはもうバイブルだから」という松山ケンイチのL至上主義は少なくない。その一方で、「松山ケンイチのLが好きだけど、でも山崎賢人もすっごくかっこいい~」「Lがかっこ良くないって言ってる人、山崎賢人のドラマ見たことないの? 山崎賢人はカッコいいよ!」「このLは好き! だって山崎賢人が好きなんだもん! 」などと、かっこ良ければどちらもOK。いや、山崎賢人氏だからこそ好きという人たちも。実際にドラマが始まってみなければ、山崎賢人版「L」の良さは分からない。これから松山ケンイチ版「L」至上主義派はその主張を変えるのか、あるいはやっぱり変わらないのか。今後が気になるところだ。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2015年06月30日夜神月(やがみライト)に窪田正孝、“L”(エル)に山崎賢人、ニアに優希美青と、若手俳優陣が集結する7月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「デスノート」。このほど、月の父親である夜神総一郎役に松重豊が、月に全てをささげるアイドル“ミサミサ”こと弥 海砂(あまねミサ)役に佐野ひなこが決定。脇を固める佐藤二朗ら、個性派キャストの出演が明らかとなった。どこにでもいるような大学生・夜神月。誰かに必要とされるわけでもなく、何かを必要とするわけでもなく、ただ安定した暮らしを求め生きていた。そんな彼が、ある日偶然手にした一冊のノート。それが、“デスノート”だった。強大な武器を手にした彼は、「平和な日常」を脅かす犯罪者たちを、デスノートによって次々と裁いていき、次第に世間から“キラ”として崇拝されるようになる。しかし、そんな彼の前に現れたのは、世界的に注目を集める名探偵・“L”だ。彼はキラを悪として、必ず捕まえると宣言。どちらが正義で、どちらが悪なのか、どちらが死にどちらが生き残るのか。そして、そんな2人の戦いを見つめる人物、ニア。おとなしそうな外見とは裏腹に、不敵な笑みを浮かべるその正体とは?月、L、ニア…“デスノート”を巡る壮絶な戦いがいま幕を開ける――。原作は、2003年から2006年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された、大場つぐみ原作・小畑健漫画による世界的人気コミック。連載終了後もアニメ・映画・舞台・小説など様々なメディアで展開されてきたが、今回の連続ドラマでは、アニメとも映画とも異なるオリジナルストーリーが展開、実写化作品では初となる“L”の後継者・“ニア”や、初映像化となる新キャラクターが登場する。“デスノート”を手にする“ごく普通”の主人公・月を演じるのは、「花子とアン」や映画『予告犯』など話題作が続く若手演技派、窪田さん。さらに、月に対するライバル“L役を「まれ」や映画『ヒロイン失格』の山崎さん、初実写化のキャラクター・ニアを「マッサン」での好演も記憶に新しい優希さんと、いずれも朝ドラで活躍してきた顔ぶれが新たな「デスノート」の世界観に挑む。彼らに、アイドル・弥 海砂役の佐野ひなこ、夜神粧裕役の藤原令子、日村章子役の関めぐみ、刑事・松田桃太役の前田公輝、同じく相沢周市役の弓削智久、Lの協力者ワタリ役の半海一晃、模木完造役の佐藤二朗、半月の父親にして捜査本部を指揮する夜神総一郎役の松重豊といったキャストが、どう絡み合い、新たなページを紡いでいくのか、注目だ。日曜ドラマ「デスノート」は7月5日(日)22時より日本テレビにて放送(2話以降、22時30分~23時25分)。(text:cinemacafe.net)
2015年06月01日