俳優の阿部寛が主演を務める映画『のみとり侍』(2018年5月18日公開)のティザーポスター、及び特報が25日に公開された。同作は小松重男の傑作短篇集『蚤とり侍』を実写映画化。エリート藩士・小林寛之進(阿部)が、客の飼い猫の蚤を取って日銭を稼ぐが実際は女性に愛をご奉仕する裏稼業・蚤取りに命じられる。寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、桂文枝と豪華キャストが集結した。今回公開されたティザーポスターは、東洲斎写楽の浮世絵『三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛』に着想を得て、浮世絵風・寛之進の姿が写し出された。寛之進は鼻の頭には"のみ"が飛び込み、首元には"キスマーク"が付けられた。ポスター撮影時、阿部寛は写楽の描いた浮世絵を見ながら、手の位置や目線の振り方に細かく気を配り、度重なる微調整を繰り返し挑んだ。特報映像では上司の逆鱗に触れ『猫の蚤とりになって無様に暮らせ!』と左遷され、"蚤とり"になってから訪れる多難に立ち向かっていく寛之進の姿が。思い人・おみね(寺島)に「愛」をお届けするも『この、下手くそが!』と言い渡され茫然とする。脚本も務めた鶴橋康夫監督は「阿部寛さんと撮影でご一緒するのは、3度目ですが、こちらの期待以上に寛之進という侍の誇りや忠義心を表現してくれ、僕と彼の間には、互いに信頼があったように感じる」と語る。「ポスターで表現されているように、阿部さんが、この当時の浮世絵に描かれているような歌舞いた表情をしてくれたこともとても嬉しいです。僕たちが想像していた以上にこの作品を理解してくれているのではないかと感じ、『よくぞここまで表現してくれた!』と初めてポスターを見たときに思いました」と阿部の姿を絶賛した。
2018年01月25日伝説的なカルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭の自伝的エッセイを、柄本佑主演で映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』。この度、本作の本予告映像と本ポスターのビジュアルが公開され、映像で主題歌も解禁。主題歌は、原作者の末井氏と尾野真千子とのデュエットソングになることが分かった。到着した本予告では、稀代の雑誌編集長・末井昭役の柄本さんのほか、彼を取り囲む3人の女たち、“動じない妻”役の前田敦子、“魅惑の愛人”役の三浦透子、“爆発する母”役の尾野真千子。そのほか峯田和伸、松重豊、村上淳ら豪華な面々が次々登場。さらに、音楽を担当した菊地成孔がアラーキーをモデルにした写真家・荒木さんを演じるシーンが初解禁。監督からのオファーに菊地さんは、「演技などできるはずがないので、3年断り続けましたが、とうとう逃げられなくなり…」と出演の経緯を明かしている。さらに、予告では最後のタイトルコールが尾野さんの声で収録されているほか、尾野さんと末井氏がデュエットする前代未聞の主題歌「山の音」(やまのね)が解禁!映画本編のエンドロールに流れるこの楽曲は、母が息子を包みこんでいるような歌詞内容に。なお本楽曲は、3月7日(水)リリースの本作のオリジナル・サウンドトラックに収録される。本作で映画主題歌に初めて挑戦した尾野さんは、「本当に私で良いの?嘘でしょ?と思いました」とオファー時の心境を述べる。また自身の歌について感想を求められると、「何も言えません…(笑)」と話し、「感覚が掴めずとても難しかったですが皆さんの励ましのおかげで、もっともっと歌ってみたい。という感情が湧き、皆さんがおだて上手だなと思いました。まさか原作者の末井昭さんとデュエット出来るなんて、とても貴重な体験をさせてもらいました」とコメントしている。<キャストコメント>柄本佑(末井昭役):コロコロと転がっていくような曲とちょっとヘンナ歌詞がとっても色っぽく、そこに重なる尾野真千子さんと末井昭さんのめくるめくコラボが聞いていて気持ちいい一曲です。さらに映画を観てから聴くと、末井さんと末井さんのお母さんが奇跡のディエットをしている!と、素敵な錯覚を味わえます!末井昭(原作者):ダイナマイト心中した母親がベースになっていますが、色んなイメージが膨らむ歌です。最初に聴いたとき涙ぐみました。(尾野さんの歌について)歌が上手くて、声が超カワイイです。女優さんってスゴイ!(収録時のエピソードについて)尾野さんは2時間ほどでレコーディングが終わりましたが、僕は2日かかりました。一緒に行った妻が焦って、菊地さんに「スエイは歌えるんです。荒木経惟さんのパーティでよく宗右衛門町ブルースを歌うんです」と言っていました。カラオケじゃないんだから。冨永昌敬(監督・脚本):「山の音」は、菊地さんと小田さんによって書かれた『素敵なダイナマイトスキャンダル』のエピローグです。これほど「主題」を補完してくれる主題歌はありません。たとえば歌詞の「地下鉄のトンネル」という一節(そんな場面は本編に存在しないし、そんな場面を撮りたかったと監督が思うほど、まさに補完)には、エンドクレジットの黒い背景も相まって無性にイメージを掻き立てられます。そして尾野さんと末井さんの歌唱は、2人のあたたかい声によって音響的な高揚を画面にもたらし、なお、散り散りに消えてゆく母と探し求める息子といったキャラクターさえ感じさせてくれるでしょう。この歌の魅力は、キャスティングの鮮やかさにまったく留まりません。じっくり聴いてほしいと思います。『素敵なダイナマイトスキャンダル』は3月17日(土)よりテアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月18日石原さとみが主演し「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を手がける新金曜ドラマ「アンナチュラル」が1月12日放送スタート。ある男性の“不自然死”を巡って二転三転する緊迫感ある展開にSNS上は「テンポいい」「飽きない!」などの声で溢れている。日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描き、毎回様々な「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、1話完結型の医療サスペンスである本作。石原さんが日本に170名ほどしか登録がない“法医解剖医”である三澄ミコトを演じ、ミコトの“倍”の解剖経験がありミコトとしばしば衝突するUDIラボの法医解剖医・中堂系に井浦新。三澄班の記録員で医大生・久部六郎に窪田正孝。仕事よりプライベート優先の三澄班の臨床検査技師・東海林夕子に市川実日子。UDIラボの所長・神倉保夫に松重豊といった俳優陣が出演。第1話では、突然死した男性の死因調査を依頼されたミコトらが、当初は男性の恋人が“未知の毒物”を盛られたのではないかと疑うものの、その後原因が「MERS(中東呼吸器症候群)」と判明するというストーリー。ミコトは男性が海外出張でMERSに感染したと考え、そのせいで男性の遺族がバッシングを受けるのだが、実は男性がMERSに感染した原因は、男性が帰国後に健康診断を受けた大学病院での院内感染だった…という結末。不自然死(アンナチュラル)の原因が二転三転するストーリー展開に、ミコトたちとともに“謎解き”しながら視聴した人も多かった様子。当初は「この恋人が犯人なんですね分かります」「カーペットに毒を仕込んでおいて、空気中に舞い上がった毒を吸わせて殺した……??」など、毒物による殺人だと考えていたツイートが多かったが、その後死因がMERSと判明、その余波で死亡した男性の遺族がマスコミに責められる場面では「これは思ってたよりシリアスなドラマだ」「この御両親の様子見てるの、きつい……」などの声が多数投稿されていた。しかし、このあとさらなる“どんでん返し”で本当の死因が院内感染だったと判明すると「凄い。下手な毒殺事件よりずっと面白い展開」「二転三転と展開が変わっていく!」「思ってたのより、二、三枚設定盛られてたアンナチュラル。よい」「面白かった!テンポよくて飽きない」などのツイートでタイムラインが溢れかえっていた。これまでの医学モノとは一味違うテイストに「海外ドラマを意識したドラマ」という声もあり、次週放送される第2話にも期待が高まるところだ。(笠緒)
2018年01月13日金曜ドラマ「アンナチュラル」制作発表&プレミアム試写会が1月9日(火)、都内で行われ、主演の石原さとみをはじめ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊、脚本家の野木亜紀子が出席した。石原さんはTBSの連続ドラマ初主演となるが「とにかく野木さんのセリフがおもしろい。ドラマ好き、ミステリー好きの人の心に残るドラマになると思います」と作品をアピールした。■見どころは石原さんの食べるシーン!?金曜ドラマ「アンナチュラル」は、「逃げるは恥だが役に立つ」」の脚本家・野木亜紀子さんが書き下ろしたオリジナル作品。日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台に、“不自然な死”(アンナチュラル・デス)に向き合う法医解剖医たちの姿を描く。石原さんは「台本で読んでいたものが、映像になったとき、さらにグッときて、野木さんの思いが伝わってきました。スピード感も早く、一つ一つのセリフも最終回まできいてくるじゃないかと思うぐらい緻密に練られています」と絶賛する。一方、石原さん演じる三澄ミコトとしばしば衝突する法医学解剖医・中堂を演じた井浦さんは「第1話にはさまざまな要素が詰まっていますが、そのなかでもさとみさん演じるミコトが黙々と食事をするシーンがあります。そのときのさとみさんの食べ方がすごいんです」と客席を煽ると「ドラマ全体を通して“生きる”というテーマがありますが、さとみさんの食べ方が、非常に生々しく、リアルに生きているということが伝わるんです」と賞賛する。UDIラボの臨床検査技師・東海林を演じた市川さんや、同じく研究員の窪田さんも、井浦さんの発言に賛同すると、窪田さんは「石原さんの食べるシーンももちろんですが、(井浦さんと石原さんの)2人のシーンが見ていてとても魅力的でした」とコンビネーションの良さを強調していた。■石原さん演じるミコトはあてがき!脚本を担当した野木さんは「本作のミコトは石原さんをあてがきしました」と語ると、「とてもすばらしかった」と1話を観た感想を述べる。続けて「石原さんは最近、女の子っぽい役が多かったのですが、実際お会いすると、かなりさばけたところが多い方。石原さんのそういった部分も見せたいと思っていました。しっかりそういう部分も演じていただけたと思います」と笑顔で語っていた。そんなの野木さんの言葉に石原さんは「うれしいですね」と満面の笑顔を浮かべると「本読みのとき、私がイメージしていったミコトを持っていったら“普段の石原さんで”といわれてしまったんです。普段の私ってなんなんだろうと思いましたが、ニュートラルな自分でいいのかなと気持ちを切り替えて演じました」とアプローチ方を語っていた。金曜ドラマ「アンナチュラル」は1月12日(金)より毎週金曜日22時~TBSにて放送(初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研らが出演する、2月スタートのドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」。この度、本作の衝撃のオープニング写真が公開され、あわせてオープニングテーマが前作から引き続き「10-FEET」が担当することが分かった。今作では冬なのに南の島で、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージを用意。バイプレイヤーズたちは、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することになるのだが…というストーリー。到着したオープニング写真では、バイプレイヤーズたちが黒スーツでなんと海の中へ!こちらは大杉さんの「海から出てきたらどう?」という発案から始まったようで、浅野敦也プロデューサー・監督は「『絶対カッコよくなる!』と確信できたのですが、同時に『11月の寒い海に入るなんて無理だ…いま楽しいお酒の席だから、そうおっしゃっているに違いない…』と思っておりました。しかし衣裳合わせで『え?そりゃ、やるでしょ?』と大杉さんは変わらずおっしゃいました」と明かす。濱谷晃一プロデューサーも「『スーツのまま海から出てこよう!』と仰った大杉さんも、それに賛同したほかのメンバーも、とってもクレイジーでカッコいいなと思いました。まあ、お酒の席でしたが(笑)ドラマ『バイプレイヤーズ』がプライムタイムになっても攻めの姿勢を忘れない!という意気込みの象徴になっていると思います」とコメント。一体どんなオープニングになったのか、全容は初回放送を要チェックだ。また、前作のオープニングでは「10-FEET」の「ヒトリセカイ」の曲と共に、黒いスーツ姿でクールに歩く名バイプレイヤーたちが大きな反響を呼んだが、今作のオープニングテーマは、「10-FEET」が昨年11月にリリースした新アルバムのタイトル曲「Fin」に決定。オープニングに関して、バイプレイヤーズからもコメントが到着した。■遠藤憲一:激しさの中に美しさもあって、これから何が起きるんだろうというワクワクを感じさせてくれる、オープニングにぴったりな曲をありがとう!!■大杉漣:ぼくたちバイプレイヤーズの気迫のオープニング映像に襲いかかる10-FEETの楽曲♪どうぞ度肝抜かれてください!!■田口トモロヲ:10-FEETのカッチョヨイ華々しきビートの幕開け!番組ごと大きく飛翔するようでとても嬉しいです!!■松重豊:「あと少しだけそこにいたくて」僕らも戻ってきました。オープニングにぴったりですね。■光石研:オヤジたちの導火線に火をつける、10-FEETのrock’n’roll!We are back!だぜ、Baby!「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月06日2017年1月クールのドラマ24枠で放送された「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」が、2月7日(水)より「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」のタイトルで、今回はプライムタイムでの連続ドラマとして放送することが分かった。「バイプレイヤーズ」とは?本作は、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研、寺島進らが共同生活を送る“おじさんのテラスハウス”として話題を集めた、ゆるシブコメディドラマ。日本の映画・ドラマ界に欠かせない名脇役が本人役で出演し、「東京ドラマアウォード2017」作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞、「第33回ATPテレビグランプリ」優秀賞を受賞した。今作はテレ東なのに朝ドラ? しかも無人島!?新たにプライムタイムにて放送される今回は、冬なのに南の島、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージを用意。バイプレイヤーズたちは、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することに。ところが、なぜかロケ地を間違い無人島に漂流!?突然南の島でのサバイバル生活を強いられる。一方、業界は彼らの失踪劇で深刻なバイプレイヤー不足になるのではという騒動に。そんな中ドラマの撮影は初日を迎えるが…というあらすじだ。また今回の出演は、寺島さんがスケジュールの都合により出演しないということだが、遠藤さん、大杉さん、田口さん、松重さん、光石さんは出演。また、紅一点ジャスミン役の北香那は、今作は大杉漣の付き人として登場。さらに、豪華ゲストも出演予定だ。キャスト陣からコメント到着!田口さんは「またメンバーのみなさんと、そして視聴者のみなさんと再会することが出来て、もうミラクルのような幸せです。またまたみんなと飲める!このワクワク感が映れば、そして観てもらえれば、と思います」と喜び、大杉さんは、「是非一人でも多くの方に見て頂きたいと本当に願っています。見ないと…(ニヤリ)」とコメント。遠藤さんは、「今作の話が来たとき、『前作を超えるの無理じゃない?でもやるんだ』…と思いながら初日、現場へ行ってみたら、『超えそう!』という感触を持ったんで、是非!見て下さい」と話し、光石さんも「今作の話を聞いて、僕は率直に嬉しかった。前作を超えるものになっていますので、是非みなさん、乞うご期待!」と2人とも早くも前作超えの確信を抱いたと明かす。また「しかしテレ東、こんな面倒くさいオジさんたちに、よくまた招集かけたなぁ」とつぶやく松重さんは、「イケメンも出ません。愛も感動もありません。スリルもサスペンスもありません。いわゆるドラマファンの皆様、申し訳ない。ただただオッさん5人でわちゃわちゃしているだけのドラマです」とコメント。北さんは「私自身、前作よりもより馴染んでいるかもと感じているので、おじさまたちとの距離が近くなったジャスミンをぜひ見てください」と見どころをアピールしている。なおこの放送を前に、前作から選りすぐりの7話を一挙放送!「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」一挙放送は、1月3日(水)23時30分~放送。※24時50分~55分まで中断ニュースあり「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月03日松重豊演じる主人公・井之頭五郎が、年の瀬の瀬戸内で“食べ納め”をする「孤独のグルメ 大晦日スペシャル~食べ納め!瀬戸内出張編~」。このたび、五郎が舌鼓を打つ瀬戸内の絶品グルメとともに、お店で出会う個性的なキャラクターを演じる豪華出演者も明らかとなった。今回の井之頭五郎は、年末にも関わらず出張で香川、愛媛、広島と瀬戸内地方の3県へ。忙しい中でも仕事の合間に、うどん、肉、魚と地元飯からパワー飯まで、たくさんのグルメを堪能。瀬戸内ならではの初体験もある様子で…。■あらすじ12月30日、出張先の香川での仕事を昨日終え、次の愛媛県での仕事に向かおうとしていた五郎(松重さん)。その途中で“手打ちうどん”の文字が目に入り、ふと立ち寄る。また、愛媛県松山に向かうバスで、中村由紀子(山村紅葉)ら中年女性たちと乗り合わせたが、その賑やかさに少々戸惑ったりも…。松山で仕事の打合せを終えた五郎が立ち寄った居酒屋の店内は、まるで魚屋さんのよう。たくさんの魚を前に悩む五郎に、大将(柄本明)が助け船を出す。そこで五郎が選んだ“松山メシ”とは?翌朝の大晦日。五郎は今年最後の仕事のためフェリーで広島市へ。仕事を終えた五郎は、ポツンと佇む“焼肉ラーメン”と暖簾に書かれた焼肉店を見つける。女将(キムラ緑子)に、メニューにある肉の部位などを尋ねながらメニューを選ぶことに。そして、帰京する五郎に想定外のトラブル発生!急いで今年最後の仕事先に向かう途中、小腹が空いた五郎が出た行動とは!?果たして五郎は、無事に新年を迎えることができるのか?■豪華ゲスト出演者も決定!今回、五郎が瀬戸内で出会う個性的なキャラクターには豪華な顔ぶれが集結。不思議な料理屋で五郎に絶品料理をふるまう大将には、日本のテレビ・映画に欠かせない名優・柄本明。注文に戸惑う五郎に“しゃれ”も交えて応じる大将を軽妙に演じる。さらに、急に帰京しなければならなくなった五郎が、最後の広島市で入った店の女将に、幅広い役柄をこなす演技派女優・キムラ緑子。そのほか、女将(キムラさん)の店の常連客にダンカン、五郎がバスの中で出会う“うるさいおばちゃん”役に山村紅葉。そして、なんとボクシングの元WBA世界ミドル級チャンピオンで広島県出身の竹原慎二も出演。さて、どこで登場するのか、乞うご期待。豪華共演者とのコミカルな掛け合いに加え、五郎が「旨すぎて、心がついていけない…」と感動する瀬戸内の絶品料理や、昨今のヘルシー志向とは対極にある“焼肉ラーメン”店での食べっぷりにも注目していて。「孤独のグルメ 大晦日スペシャル~食べ納め!瀬戸内出張編~」は12月31日(日)22時~よりテレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年12月26日大晦日特番、それは各局がしのぎを削る戦いの場だ。 NHKの『紅白歌合戦』には安室奈美恵(40)が最後の紅白に挑み、日本テレビは人気シリーズ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しスペシャル!絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』で追撃。TBSの『KYOKUGEN2017』には浅田真央(27)が生出演。テレビ朝日は4年連続となる『くりぃむ vs 林修!年越しクイズサバイバー』、フジテレビは3年連続の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX』で迎え撃つ。 そんな激戦区に孤独な戦いを挑もうとしている男がいる。松重豊(54)だ。テレビ東京は松重の主演ドラマ『孤独のグルメ 大晦日スペシャル~食べ納め!瀬戸内出張編~』の放送を決定したのだ。松重自身も「大晦日の夜10時に『孤独のグルメ』。普通は紅白、ひねってガキ使。テレ東はこの時間帯を捨てたな」と語っているが、実は意外な”勝算”があるという。 「昨年の不動の1位はもちろん『紅白』。第1部が35.1%、第2部が40.2%と独走状態でした。つまり紅白を中心として、その合間のザッピングでどれだけ視聴者を獲得できるのかが肝になってくるのです。その点、『孤独のグルメ』は内容がシンプル。ただ美味しそうに食べるという行為で、一瞬にして視聴者を掴みます。コアなファンも多いですし、”箸休め”としての戦い方にはもっとも向いているといえるでしょう」(テレビ局関係者) 昨年の民放トップは『ガキ使』で第1部が17.7%、第2部が16.1%。だがあとは『KYOKUGEN』『くりぃむ vs 林修!年越しクイズサバイバー』『RIZIN』は3つ巴。テレビ東京は『ボクシング THE BEST OF BEST 大晦日2大世界戦』を放送してきたが、『RIZIN』と食い合って1人負け。視聴率も3.9%に終わった。であれば博打に出ようとテレ東は考えたのだろう。 松重もテレビ東京のインタビューにこう語っている。 ≪僕たちはあくまで「紅白歌合戦の“裏”」だという意識をもってやってますから(笑)紅白見てても、たまにポチポチチャンネルを変えるでしょ。そういう風にちょこちょこ見てくれたらいいかなって≫ Twitterでも≪大晦日は紅白より孤独のグルメ≫の声が上がるなど、評判は上々のようす。大晦日の夜、松重が挑む孤独な戦いの行方は果たしてーー。
2017年12月25日石原さとみ主演、脚本・野木亜紀子(「逃げるは恥だが役に立つ」)のタッグで贈る、来年1月期放送の新金曜ドラマ「アンナチュラル」。この度、本作の新たなキャストとして薬師丸ひろ子の出演が決定した。本作は、死因究明専門のスペシャリストたちが不自然死の謎を解く1話完結型の法医学ミステリードラマ。死因究明のスペシャリストである解剖医・三澄ミコト役を石原さんが演じるほか、井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊と豪華俳優陣が参加することでも話題だ。そして今回、新たに出演が発表された薬師丸さんが演じるのは、石原さん演じるミコトの母・三澄夏代。中堅の法律事務所で、離婚問題などの民事事件を担当する弁護士という役どころだ。竹を割ったような性格の彼女は、良かれと思ったことは即座に行動に移してしまうため、ミコトや小笠原海演じるミコトの弟・秋彦が困惑することもしばしば…?薬師丸さんは、「撮影中、石原さんはじめ、共演者のみなさんとUDIラボのテーブルに座ると、年齢差はありますが、共通の話題で盛り上がったり、とても居心地が良くて、UDIラボってほんとにこんな場所なんじゃないかな?と、ひとつの仕事をしているチーム感というのが、伝わってきます」と撮影に参加した感想を語り、「皆さまにもじっくりテレビの前に座ってこのUDIラボを覗いてもらいたいなと思います」とコメント。また主演の石原さんは、「薬師丸さんとは初めてご一緒させて頂いたのですが、本当のお母さんみたいに柔らかくてあったかくて、本当に優しい方」と薬師丸さんの印象を明かし、「撮影の合間にいろいろな質問をさせて頂いたのですが、とても親身に答えてくださって、その言葉がとても刺さりました。UDIラボでのシーンの待ち時間に趣味の話をしてくださったんですけど、意外性もあってすごく現場が盛り上がったんですよね」と話しており、撮影の合間の会話も盛り上がっていたようだ。金曜ドラマ「アンナチュラル」は2018年1月12日より毎週金曜日22時~TBSにて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2017年12月08日石原さとみが、「逃げ恥」の脚本・野木亜紀子と「リバース」「Nのために」の製作陣のもと主演を務める新・金曜ドラマ「アンナチュラル」。本ドラマに、テレビや映画で活躍中の若手俳優・竜星涼の出演が決定、コメントが到着した。日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台にした人間ドラマを中心に、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、1話完結型の医療サスペンスとなる本作。死因究明のスペシャリストである法医解剖医・三澄ミコト役を石原さんが演じるほか、井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊と豪華キャストが決定している。このたび、物語の舞台となる「UDIラボ」に出入りするフォレスト葬儀社の社員・木林南雲役を竜星さんが演じることになった。遺体をUDIラボに運ぶ役目以外にも、井浦さん演じる中堂系と何やらヒミツの関係がありそうな役どころ。これまで数々のドラマや映画に出演し、今年放送されたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で警察官役を好演、また『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』『先生! 、、、好きになってもいいですか?』など話題作に出演している竜星さん。来年3月には「劇団☆新感線」の「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」にも出演が決まっている。竜星さんは、「まだまだ台本でも木林の謎の部分は多く、逆に無限大の可能性を秘めているこの人間を試行錯誤しながら作り上げているところです」と役どころについてコメント。「UDIラボの皆さんはとてもチームワークが良くテンポの良い会話劇を繰り広げているので、その中に葬儀屋の木林が突然現れ絡んでいくところは、とてもコミカルでやっていて楽しいです」と言う。今後のさらなる活躍が期待される若手俳優の1人といえる竜星さんが、物語にどのようなスパイスを加えるのか要注目。「怪しみ秘めた木林がこの作品にどう影響をもたらしていくのか、是非楽しみにしていただけたら」と期待を込めている。金曜ドラマ「アンナチュラル」は2018年1月より毎週金曜日22時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月27日2017年、大晦日の夜に「孤独のグルメ」のスペシャルドラマが初登場。ここ数年、「年忘れにっぽんの歌」と共にスポーツ中継や報道番組を放送することが多かったテレビ東京が、人気グルメドラマのスペシャルで激戦の時間帯に挑むことになり、主演の松重豊からも驚きのコメントが到着した。久住昌之・原作の「孤独のグルメ」は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。2012年1月、深夜に“ひっそりと”放送を開始したが、松重さん演じる五郎の大胆な食べっぷりや、観る者の食欲を刺激するモノローグ(心の声)がシリーズを重ねるごとに注目を集め、2017年1月には新春スペシャル、4月には第6シリーズが放送された。そして今回、シリーズ開始から6年、井之頭五郎がついに“大晦日”に登場。井之頭五郎は今年最後の2日間、瀬戸内地方へ出張に。四国地方から瀬戸内海を渡り、中国地方へ。年の瀬まで大忙しの五郎だが、その間にも地元飯からパワー飯まで、たくさんのグルメを堪能する。そして、大晦日の夜遅く帰京した五郎が、今年最後に食べる1品とは…?そんな五郎の忙しくもリアルで美味しい2日間を描く今作。番組冒頭では、シリーズ開始以来初めての生中継を実施!なんと原作の久住氏が登場し、原作コミックとグルメドキュメンタリードラマ「孤独のグルメ」について語るという。大晦日の夜にいったい何が起こるのか!?楽しく美味しい、今年最後の「最高に癒しの時間」を過ごせることになりそうだが、テレビ東京が大晦日の夜にドラマを編成するのは極めて異例のこと。松重さんは「普通は『紅白』ひねって『ガキ使』、テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」と、驚きを隠せない様子。舞台となる瀬戸内エリアには「年越し蕎麦の時間ですが、うどんの美味い処がある。井之頭五郎は下戸ですが、お酒の旨い場所がある」と楽しみを明かしてくれたが、「もし大晦日のその時間に、この番組を見てお腹が空いても、開いてる店はほぼありませんからね、悪しからず」とコメント。また、プロデューサー・川村庄子氏は、「2年連続で年始にスペシャルを放送させていただきましたが、今回はいよいよ最強番組が揃う『大晦日の夜』放送と聞いて、スタッフ一同に一瞬緊張が走りました。とはいえ、そこはいつも通り気負わずに、ほっこり至福のおいしい時間をお届けします」と自信を込めている。「孤独のグルメ大晦日スペシャル~瀬戸内出張編」(仮題)は12月31日(日)22時~よりテレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月21日TBSにて来年1月より放送予定の金曜ドラマ「アンナチュラル」。この度、本作で主演を務める石原さとみの弟役として、「超特急」のメンバー・カイこと小笠原海が出演することが決定した。大ブームを巻き起こしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本家・野木亜紀子が手掛ける本作は、日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描き、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、1話完結型の医療サスペンス作品。死因究明のスペシャリストである解剖医・三澄ミコト役を石原さんが演じるほか、井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊と豪華キャストが決定している。そして今回新たに出演が決定したのは、「超特急」のメンバーとして活躍し、映画『東京喰種 トーキョーグール』などにも出演する小笠原さん。今作で彼が演じるのは、石原さん演じるミコトの弟・秋彦(25)。真面目で責任感が強い秋彦は、大学時代にアルバイトをしていた予備校に就職し、講師として学生指導にあたっている。また。不在がちな両親のかわりに姉と過ごすことが多かったせいでお姉ちゃんっ子として育つが、ミコトから“秋ちゃん”と呼ばれることを最近は少々照れくさいと思っている、という役どころだ。連続ドラマに出演するのは今回が初となった小笠原さんは、「心からうれしかったです。演技をすることがいまとても楽しくて、新鮮な経験なので連続ドラマにレギュラー出演できることが幸せです」と喜び、「普段家族といるときには何も意識せずに話しているので、その感覚を演技で自然に出すことを考えました。あとは、役柄と同じ予備校講師の動画などを見たりしました」と役作りについて明かす。共演の石原さんについては、「演技中はもちろんのこと、カメラの回っていないところでも気さくに話しかけてくださって、本当の姉のように慕っています!また、役に対して真摯に向き合っている姿にとても刺激を受けています!」と印象を語る。また今後について、「連続ドラマや映画、チャンスがあればいろいろんなことに挑戦していきたい」と目標を明かす彼は、「普段の自分では有り得ないトリッキーな役柄も演じてみたいです。超特急のカイとしても、俳優の小笠原海としてもより上のステージに上がっていきたいと思います」と話している。なお、本作に医大生・久部六郎役として出演する窪田さんとは、『東京喰種 トーキョーグール』にて親友役で共演している小笠原さん。2人の再共演にも注目だ。金曜ドラマ「アンナチュラル」は2018年1月より毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月05日俳優・柄本佑を主演に迎え、「写真時代」「ニューセルフ」など、伝説的なカルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭氏の自伝的エッセイを冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』。このほど、本作の公開日が2018年3月17日(土)に決定、柄本さんが大和撫子に扮した(?)ティザービジュアルが到着した。本作は、7歳のときに隣の若者とダイナマイト心中した母を常に心のどこかで意識する青年時代の末井が、キャバレーの看板描きやイラストレーターを経て、優しい妻、魅力的な愛人、才能あふれる先輩やカメラマンたちと出会い、伝説の雑誌編集長となっていくまでを描く青春映画。柄本さんが演じる末井氏は、スキャンダルな内容ゆえに発禁と創刊を繰り返しながらも数々の雑誌を世に送り出し、70~80年代のサブカルチャーを牽引した伝説の編集長であると同時に、パチンコジャーナリスト“ゴンゾーロ末井”として出演した「女装振袖姿の“玉きゅん”CM」でも知られる。この度、到着したティザービジュアルでは、「女装をするときは、女性用の下着をつけると気持ちがはいっておすすめだよ」という末井氏本人のアドバイスに従って撮影に臨んだという、柄本さんによる“女装振袖姿”が公開に!さらに、柄本さん演じる“末井昭”を取り巻く素敵な人々を演じる前田敦子、三浦透子、峯田和伸、松重豊、村上淳、尾野真千子という豪華俳優陣の名前が列挙されている。幼くして母が心中するという壮絶な体験をした末井は、いかにして伝説のカルチャー・エロ雑誌編集長になったのか?これを観ずして、日本のサブカルチャーは語れない!?『素敵なダイナマイトスキャンダル』は2018年3月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月05日ベネチア国際映画祭でも大喝采を浴びた北野武監督最新作『アウトレイジ最終章』(10月7日全国公開)。前作から5年の時を経て、ついにファイナルを迎える。裏社会に生きる男たちの中で、警視庁の刑事という役柄で登場するのが松重豊(54)だ。前作に続いての出演となる。 「出演者は、僕ですらどちらかというと若手の部類に入るほど。生きるか死ぬかを懸けた抗争の中で、諸先輩方のその覚悟の見せ方が半端じゃないと思いました。極限状態に追い込まれた芝居をどのシーンでも繰り広げているので、その緊張感をスクリーンで見届けていただきたいです」(松重・以下同) 松重演じるマル暴の刑事・繁田だが、前作『アウトレイジビヨンド』の台本では、当初、殉職する予定だったと衝撃の事実が語られた! 「台本上では死んでいたんだけど、撮っていくうちに現場で『繁田は生き残るかな』ってなった。そのあと監督とお会いしたとき、『繁田は次は県警本部長になっていると思うな』とおっしゃるから、あ、出世するんだと思っていたら、最終章も平のままだったんですよ。全然出世していないと思って(笑)」 作品の中で繁田はある決断を下すのだが、「僕には納得のいく流れでした」と語る。そのシーンの撮影中にはこんな出来事が。 「飲み屋から出てずっと歩くシーンでした。監督は隠れているから周りの人は何の作品を撮っているかわからない。店を出てカメラから見えなくなるまで歩いていったら『孤独のグルメだ』って言われて。いや違うよ、そもそも『孤独のグルメ』、こんなに大人数のスタッフで撮影していないしって思いましたけど(笑)」 この日は別人とも思える白髪姿で現れた松重。役作りのためだという。 「今度出る映画で白髪にしてくださいと言われて若いころから染めていたのを20年ぶりぐらいにやめてみたら、真っ白だった。はぁ、じじいなんだなって思ったけど、これならイメージの違う役がやれるかなと思いました。これからは、年寄りキャラとしておじいちゃん役などやっていけたらいいなと思います」 188センチの長身・強面といつもの厳つい雰囲気から一転、終始穏やかな表情と軽妙な語り口。ずっと話を聞いていたくなる人だ。
2017年10月16日●音楽・鈴木慶一に頼んだ「失礼なこと」「全員悪人」の『アウトレイジ』(10)、「一番悪い奴は誰だ?」の『アウトレイジ ビヨンド』(12)。そして、北野武監督にとって18作目にしてシリーズ完結作となる映画『アウトレイジ 最終章』のキャッチコピーは「全員暴走」。日本の二大勢力だった関東・山王組と関西・花菱会の抗争後、韓国の済州島に渡った元大友組の組長・大友(ビートたけし)。日韓を牛耳るフィクサー・張会長(金田時男)のもとで平穏な日々を過ごしていたが、花菱会の花田(ピエール瀧)がトラブルを起こし、「全員暴走」の渦中へと巻き込まれていく。人気シリーズの登場人物たちを暴走させていく一方、『アウトレイジ 最終章』は18作という北野組の歴史、そして暴走とは対極にある監督論が支柱となっている。短期集中連載「暴走の黒幕」では、本作に携わったスタッフたちの言葉を記録し、シリーズと北野組の魅力を探る。第1回は監督・脚本・編集の北野武(70)。アイデアノートから生まれた描写を、"引き算"と"リアル"の音と掛け合わせて"みんな"に委ね、最後は"俺"が自由に決める。○"引き算"の選択――音楽を担当された鈴木慶一さんは、監督との仕事を通じて「引き算」を学んだと。メインテーマで数秒無音の箇所がありますが、制作者としては「恐怖もあった」とおっしゃっていました。鈴木さんが怒ってなきゃいいけど。失礼なこと言ってるんだよね。音楽を聴いて、映像を思い出す映画ってあるじゃない? そうならないようにしてくれって(笑)。「これは音かな?」でいいと。『菊次郎の夏』(99)なんかは、あの曲を聴くとすぐに映画を思い出す。『ソナチネ』(93)の曲が何かに使われてても、映画を思い出すじゃない? そうじゃなくて、ただの「音」がよかった。だから、すごく失礼なの(笑)。――サントラを聴いても、どの場面なのかすぐに分からないですよね(笑)。うん、雑音に近くてすごくよかったね。――メインテーマの「無音」はテレビでいえば「放送事故」にもなると思うんですが、鈴木さんにはどのようにオーダーされたんですか?ある程度編集が終わると、タイムカウンターが下に出るから、「何秒から何秒までの間で音楽を付けて」と伝えて、「その後は雑音で」みたいに。音楽家としては面白くなかっただろうね(笑)。腕の見せどころがないというのは、つらいんじゃないかな。――鈴木さんは、表現の幅が広がったとおっしゃっていました。ただ、監督からの感想を聞いてないから不安だとも(笑)。バイオレンス映画なので、心地良いメロディーラインとリズムは必要なかったんだよね。マシンガン撃ちまくる時に良い曲がかかっちゃうと、「遊び」になっちゃうから。もっと、「ガッシャン!」「ドッカン!」でいい。なんだか分からない音。何て言うんだろ。ソフィスティケートって言うのかな。キレイに観せるような画の映画ではないから。「この野郎!」「バカ野郎!」と言ってるだけの映画。キレイな音楽は店内で流れる音楽ぐらい。だから、雑音でいいんだよね。――「アウトレイジ」シリーズだからこそ、その「雑音」が必要だったと。映画によっては、「ここでキレイな曲」というのはあってもいいけど。「アウトレイジ」は「音」が気になると、映像にも影響してしまう。相乗効果にならないんだよ。例えば、昔だったら勧善懲悪もので善良なヤツが車で乗りつけてきたら、そこでキレイな音楽かけてもいいんだろうけど。○本物の銃声にこだわるワケ――先ほどのマシンガンのシーンにもつながるのですが、「アウトレイジ」シリーズの銃声はすべて本物と聞きました。『BROTHER』(01)の時に録音したものが使われているそうですね。アメリカで『BROTHER』を撮影した時でも、拳銃には実弾が入ってない。火薬も3分の2とか、半分とか指定があるので、実際に撃ってみても銃を撃ってる実感がない。その音がリアルじゃないからね。それで音を録り直すことになった。音効さんも凝る人だからね。トカレフとかワルサーとか全部弾詰めて、それを撃った音を録音したんだよね。――観客は実弾の音を無意識に聞いているわけですね。うん。(ガンエフェクト師の)納富(貴久男)さんと拳銃の音を聴き比べて。マニアックな人は、みんな音を聞けば分かるんだよね。結局は弾入ってないし、相手が死ぬわけじゃないんだけど、どこかで凝りたいじゃない? 音まで偽物だとつまらないよね。だから、リアルにできるものはした方がいいと思って。●スタッフの意見を聞く「俺のやり方」――それが臨場感に繋がっているんですね。こうしてシリーズを完走されたわけですが、今後の作品作りにおいてどのような影響がありそうですか?「アウトレイジ」というか、バイオレンスには結局慣れてしまったのかな。他のラーメンが売れなければ、また売れてた担々麺やればいいんだみたいなところがあって。でも、ずーっとその専門店は嫌だし。だから、「アウトレイジ」は一応3部作で終わったけど、『アウトレイジ リボーン』みたいに続けることもできる(笑)。もしやるんだったら、すごいビッグな俳優ばかりでやるけど。それはそれで面白いと思うんだよね。うまい役者の掛け合い。ただね、世界的な傾向もあって。やっぱり時代がテロとかで落ち着かない時にこういう映画はあまり向かないとも思うんだよね。ベネチアなんかでも評判良いんだけど、それは「変わりモノ」としての扱いだと思う。だから、次はあまりやったことのない、男と女の話にしようかな、なんて考えてる。○"北野ノート"に書かれていた描写――楽しみにしています。いつもアイデアをノートに書き留めているそうですね(ロッキング・オン刊行『物語』より)。「アウトレイジ」のアイデアノートには、どのようなキーワードがあったのでしょうか。相手を痛めつける描写。たとえば、水野(椎名桔平『アウトレイジ』に登場)が菜箸を耳に指したりとか。今回やろうと思ってボツにしたけど(大杉)漣さんにハチミツをかけて、山の中に置いといて虫だらけにしちゃうとか(笑)。あとは、ピアノ線引いといて首ハネるとか、いろいろそういうことを考えてる。基本的に、最終章で花菱会の会長は神山(繁)さんの予定だったの。でも、神山さんが亡くなられて(今年1月に急逝)。だから、全然関係のない娘婿を会長にしちゃうのは、わりかし前から書いてあった。直参で体張ったヤツが相変わらず頭(かしら)で、会長の座に急に関係のない野村(大杉漣)が就いて揉め出す。あとは、大友が刑事を撃ち殺して張会長(金田時男)のシマの済州島に逃げるというのは『ビヨンド』の時に決まってて。張会長は、『ビヨンド』ではあまり出番がなかったけど、最終章ではまだ使えると思ってね。大友が日本に帰って、それから復讐戦が始まる。『ビヨンド』と『最終章』の脚本は、だいたい同時にできてたんだよね。――『最終章』は、大友が釣りを楽しんでいるシーンから始まります。個人的には「大友さん、やっと平穏な日々を過ごすことができたんだ……」と感慨深いものがありました。それからいつものように面倒なことに巻き込まれていくわけですが(笑)。うん(笑)。花菱会の花田(ピエール瀧)が済州島に遊びに来て暴れて。最初は放っとくつもりだったんだけど、今度は日本で張会長が狙われはじめたからそうはいかなくなって、大友の中では「これはやんなきゃいけないな」という感じだよね。――まずは暴力描写が浮かんで「アウトレイジ」シリーズが誕生したように、『ソナチネ』もエレベーターでの襲撃や、浜辺での相撲のシーンを最初に思いついたそうですね。うん。今回でいえば、マイクロバスの中での銃撃シーンは難しかったなぁ。あれ、「誰撃ったっけ?」みたいなシーンだよね。誰が動いて、誰が撃たれたのか。画像が暗くてね。だいたい台本通りになってるんだけど、パッと見た瞬間に誰が誰を撃ったのか分からない(笑)。――わずか数秒の出来事でしたね。大杉漣さんと松重豊さんが怒り狂うシーンがツボでした。何度観ても笑ってしまいます(笑)。お笑いっていうのは、自分に関係がなければ、ものすごい怒ってる人がいると笑っちゃうからね(笑)。自分に危害さえなければ絶対面白いんだよね。ところがその矛先が自分に向くと、恐怖で逃げたくなる。ヤクザが喧嘩して殴り合っているのはついつい見てしまう。でも、「何見てんだ! この野郎!」って言われたらみんな逃げる(笑)。そういうものだね。○北野組スタッフとの距離感――『全思考』(幻冬舎文庫)には、「俺は介護老人タイプ」「怒ったり、命令したりはしない。まずスタッフに聞く」「スタッフの能力を最大限に引き出すには、これがいちばん」とあったのですが、これは今も変わらずですか?やりたいことは、ほとんど決まってるんだよね。もちろん、もっといい意見があれば採用するんだけどね。「ああ、わかった。じゃあ、そうするよ」と言いながら、俺のやり方でやる。でも、今は半々ぐらいかな。結局、カメラマンとか照明の技術的な話もあるから、「これはできませんよ」となると、それに変わる方法を聞いて「こういうのはどうでしょう?」と言われれば、「じゃあ、それで」みたいに。そんな感じで相手の意見を聞いてる。助監(督)なんか優秀だから、言葉を直してもらったりもするけどね。「ちょっと、言葉尻ヘンです」って言われることもあってね。●なぜ編集が一番楽しいのか?――スタッフとの接し方は、作品を重ねるごとにそうなっていったんですか?最初の頃は「俺に何か言うんじゃねえ」みたいな感じでやってたけど、もう18本も一緒にやってるとね。お友だち状態になっちゃってるから、「たけしさんをみんなで支えなきゃ」という感じにできるだけなるようにしてる、それで手を抜きたい(笑)。「あー、調子悪い」ってボヤきながら何もしないで、「リハーサルも見ないから勝手にやってくれ!」と言いながら、横目でチラッと見たり(笑)。そうなるといいね。――先日のジャパンプレミアのときにも、台本を渡せばみんなが見事に演じてくれるとおっしゃっていたのも、同じようなことですかね(笑)。うん。役者さんたちは、まぁスタッフもそうなんだけど「良いところ」を見せたがるんだよね。だから、渡した台本以上の演技をしようとして努力する。照明さんでも夜の撮影の時に、違う機材を持って来て、「どうですかこれ?」「明かりが柔らかくなりましたよね?」って。「こういうこと考えてたの?」と聞くと、「もう、大変でしたよ(笑)」。そういうふうに勝手に自分たちで良いものを作ろうとしてくれる。最近は、ありがたいですよ。西田(敏行)さんも塩見(三省)さんも、思った以上に役を作ってきてくれる。時々、作りすぎて間違えちゃう人もいるけどね(笑)。――映画作り以外においても、そのような接し方を心掛けていらっしゃるんですか?お笑いなんかの方では、仕事の話じゃないんだけど。真面目な話なんかしなくて、くだらねぇことばっかり言ってて、それがいつの間にかネタになったり、次の仕事のアイデアになったり。生活自体が、映画を作ったり、ライブをやったり、いろんなところに繋がってるんだよね。「晩飯」がライブで、「朝飯」が映画みたいな。そうやって生活の中に入り込んじゃってる。あまり、客観的に見ることがないんだよね。だから、いろいろな仕事をやってるんだろうね。これが疲れねーんだよなぁ(笑)。「あー! この仕事疲れた」と思うのは、たぶん時間が長い時だけ。あとは何とも思わない。――どんな仕事でもですか?うん、だいたい。まぁ、体張ってケガする可能性があるのは別だけど。もう歳だからね。――火薬田ドンとか(笑)。うん。アレなんか、結構間抜けでくだらないことが一番神経使うよね。ケガしちゃいけないから。一番真剣な演技が、一番楽だったりね。ただ真剣にしゃべればいいじゃない? 不思議なもんだよなぁ。○一番の楽しみは撮り終わってから――同じく『全思考』(幻冬舎文庫)には、「いちばん面白いのは編集」とありました。どのようなところに魅力を感じていらっしゃるんですか?子供の頃、プラモデルのキットを買うと、解説書と部品が入ってたでしょ? あれが映画でいうところの「ラッシュ」(未編集映像)。「ラッシュ」を買ってきて、それを編集することがうれしいんだよね。俺らはその部品を撮るところからやってるから、だから「早く撮っちゃえ!」と。それを編集で組み立ててるわけだから、それは面白いよね。でもね、部品の「タイヤ」がないことに気づいたりするわけよ。「タイヤがないぞ!」となれば、その代わりにハンドルをくっつけたりなんかして(笑)。わかりゃしないよそんなもんって(笑)。そんなことが結構ある。「あっ、いけね!」となっても、「どうやってごまかそうか」というのも面白い。その前のシーンから「引っ張ってきちゃえ!」みたいなこととか、編集で強調したいところを無理やりトリミングしてもうちょっと大きくならないかなとか。今は(撮影した映像を)デジタル(データにして編集)して、それをまたフィルムに直すんだよ。見切れてるところも、少しだけずらしたり。やっぱり編集がいちばん面白いよね。――撮り終わってからの方が楽しみということですね(笑)。そうそう。こいつのセリフ気に入らないから取っちゃえ! とかね(笑)。カットして、こっちのセリフから始めちゃおうとかね。自由にできる。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会■プロフィール北野武1947年1月18日生まれ。東京都出身。身長168センチ。O型。主演も務めた『その男、凶暴につき』(89)で映画監督デビュー。その後も、『3-4x10月』(90)、『あの夏、いちばん静かな海。』(91)、『ソナチネ』(93)、『みんな~やってるか!』(95)、『キッズ・リターン』(96)を世に送り、『HANA-BI』(98)は、第54回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。『菊次郎の夏』(99)、『BROTHER』(01)、『Dolls[ドールズ]』(02)に続いて、初の時代劇に挑んだ『座頭市』(03)は第60回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞。芸術家としての自己を投影した『TAKESHIS’』(05)、『監督・ばんざい!』(07)、『アキレスと亀』(08)の後、『アウトレイジ』(10)と続編の『アウトレイジ ビヨンド』(12)、『龍三と七人の子分たち』(15)。『アウトレイジ 最終章』は、18本目の監督作となる。
2017年10月08日北野武監督が裏社会の男たちの抗争を描く『アウトレイジ』シリーズの最新作『アウトレイジ 最終章』の初日舞台挨拶が10月7日(土)に都内で行われ、北野監督をはじめ、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。人気シリーズの5年ぶりの最新作にして、最終章となる本作。関東「山王会」と関西「花菱会」の巨大抗争後、韓国に渡った大友(ビートたけし)が帰国。権力争いの真っ只中に突っ込んで行く姿を描く。シリーズへ初参加を果たした大森さんは「夢にまで見た『アウトレイジ』。いつ出番が回ってくるのかと。『アウトレイジ』『ビヨンド』と出番がなかったぞ、どうしようと思っていた」と念願だったことを告白。「ついに最終章でお呼びいただきまして、非常に感動しました」と喜びをかみしめた。「すべてのシーンに思い出がある」という西田さんは、「塩見三省とのシーンを初日に撮ったんですが」と共演者の塩見さんについて言及。「塩見は脳出血の後遺症があって、歩行も自由じゃなかった。私も頚椎を亜脱臼して、歩行が定かじゃなかった。2人とも4人くらいの人に抱えられながら対峙するシーンを撮った」と、病と戦いながらの撮影だったそう。西田さんは「監督が“大丈夫、大丈夫。ホンを変えちゃおうか”と、優しい言葉をかけてくださった。監督に恩を感じた」と北野監督の気遣いを思い出してしみじみ。北野監督は「体の悪さ具合が、撮ったときにものすごい迫力になって。これは活かさなきゃと思った」と西田さんと塩見さんの渾身の演技に心を打たれたことを明かしていた。いよいよ最終章を迎えた本シリーズ。北野監督は「恋愛ものを撮って、ちょっと俯瞰的、客観的にバイオレンス映画を見直して、次にやるときは、日本のオールスターズで(バイオレンス映画を)やりたい。全員、車代くらいで出てもらう」とさらなる意欲を吐露。完成作について「うまいまとまり方をしている。自分で編集していても、映像的にも“これはいいなぁ”と思うかなりの自信作」と晴れやかな表情を見せていた。『アウトレイジ 最終章』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日公開初日を迎えた映画『アウトレイジ 最終章』の舞台あいさつが7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。北野武監督をはじめ、西田敏行らキャスト陣が勢揃いして行われた初日の舞台あいさつ。西田が「本日は小説『アナログ』(9月に発売されたビートたけしの長編小説)の販売促進会にお出でいただきましてありがとうございます」とあいさつして会場の笑いを誘い、「毎回すべてのシーンで思い出がありますが、初日の時に塩見三省さんと2人の絡みがあって、塩見さんも脳出血の後遺症があって歩行が自由じゃなかったし、私も頚椎を亜脱臼して歩行が定かではない状況で、2人を4人の人に抱えながら対峙しました」と振り返り、塩見は「その時に監督が気を遣ってくれて、優しい言葉を掛けてくださって恩を感じました」と北野監督に感謝。『アウトレイジ』シリーズ初登場となった大森南朋は「もう夢にまで見た『アウトレイジ』にいつ出番が回ってくるのかと思いましたよ。最終章でお呼びいただいて非常に感動しました」と出演を喜び、北野作品の魅力について「今この現代でここまでヤクザをしっかりと描いている映画はないと思います」と熱く語った。最後にあいさつした北野監督は「今回は西田さんがケガをしたり塩見さんも病気になったりしましたが、最初撮った時にモノ凄い迫力で、これは生かさなければいけないなと思いました。それを見た自分が首を動かすなど、この3人は一体なんなんだと。病気グループになっちゃったよ」と笑わせるも、「上手いまとめ具合だと思っています。私の場合、評論家と喧嘩して人気がありませんが、あまり文句言う奴もいないし、自分で編集していて映像的な面でもいいなと、かなりの自信作です」と胸を張った。続けて「次の映画で恋愛ものとか息抜きではないですが、客観的にバイオレンスの映画を見直して、次やる時は日本の役者オールスターでやろうと思います。全員"車代"だけで。仲代達矢さんには500円で出てもらおうという作戦でいきますよ」と笑いを交えながらも次回作の構想を明かしていた。
2017年10月07日10月7日公開の映画『アウトレイジ 最終章』のジャパンプレミアが25日、都内で行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、池内博之、金田時男、岸部一徳が出席した。北野武監督18作目となる本作は、裏社会の男たちの抗争を描いて国内外で人気を博している『アウトレイジ』シリーズのラストを飾る作品。そんな本作のジャパンプレミアに、北野監督とキャスト陣が勢揃いし、試写会前に舞台あいさつが行われた。本作が『アウトレイジ』シリーズ最後となる理由について北野監督は「長続きすれば出来たんですけど、深作欣二さんの『仁義なき戦い』シリーズになってしまう。死んだ人が出てきてしまう訳にいかないんです」と笑いを交えて説明するも、「これで一応一区切りにはなっていますが、何年か経ったら、日本の役者のオールスターでとんでもないような映画を撮ってみようと思っています」と『アウトレイジ』シリーズに続くバイオレンス映画に意欲。次回作は「小説(『アナログ』)を書いたら当たってしまったので、純愛映画をやろうと思っています」と明かしながら、「失敗すると思うので、バイオレンスの映画に戻ろうと画策しています」と話していた。その北野監督から「アドリブには困りました」と冷やかされた西田は、頚椎亜脱臼と胆のう炎摘出手術のために4カ月間入院した後に本作の収録に臨んだという。「塩見くんも脳出血で倒れ、色々と障害を抱えながらお互いリハビリをしての撮影でした。本当に2人とも初日はみんなに抱えながらの撮影で、その時は何ともいえない喜びでしたね」と塩見との撮影に感慨深げ。4年ぶりの公の場となった塩見は、時折脳出血の後遺症を感じさせながらも「北野監督とは前作に続いて仕事ができ、私にとっては最高の喜びであり、最高の時間でした。『アウトレイジ 最終章』はグッとくる映画です」と力強くアピールしていた。映画『アウトレイジ 最終章』は、10月7日より全国公開。
2017年09月26日石原さとみが、来年1月期のTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」で主演を務めることが決定。昨年大ブームを巻き起こしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本家・野木亜紀子とタッグを組み、オリジナル脚本でTBS連続ドラマ初主演に挑む。■あらすじ主人公・ミコトの職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例…。しかし日本においては、不自然死のほとんどは解剖されることなく荼毘に付されている。その現実に、彼女は個性豊かなメンバーと共に立ち向かうことになる――。ドラマは、日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描き、毎回様々な「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、1話完結型の医療サスペンス作品。■石原さとみほか豪華共演陣!主演の石原さんが演じるのは、日本に170名ほどしか登録がない“法医解剖医”三澄ミコト。医大の法医学教室で准教授として研鑽を積み、4か月前にUDIラボにやってきた。また、UDIラボで働くメンバーには豪華な面々が集結。UDIラボの法医解剖医・中堂系役に井浦新。態度と口が悪く、ミコトとしばしば衝突することも…。三澄班の記録員で医大生・久部六郎役に窪田正孝。仕事よりプライベート優先な三澄班の臨床検査技師・東海林夕子役に市川実日子。そして、UDIラボの所長・神倉保夫役には松重豊が演じる。■キャスト陣からのコメント到着子どもの頃から医療ドラマが大好きだと言う石原さんは、「台本は1話の中で何度も展開がありますし、会話劇でもあるので現場の空気感を大切にしていきたいと思います」と意気込み。UDIラボのメンバーでは窪田さんが初対面だったようで、「スタッフさんとのやり取りを聞いていると明るく真剣で安心感を与えてくれる方」と印象を語り、ほかのメンバーについては「実日子さんはじめ新さん、松重さんという信頼できる先輩方と、しっかり台詞を届けられたらと思います」とコメント。また井浦さんは、「死を扱うテーマの中に、様々な湧き立つ生を見つけながら、僕が演じる中堂系という人物が物語の中で どのように生き、共演者とどんな化学反応を起こしていくのか、ひとつひとつ丁寧に楽しみながら撮影に臨んでいきたい」と語り、窪田さんも「セリフ遊びが沢山ある台本で、読んでいてとてもわくわくします。 石原さとみさんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんから刺激を受けながら、六郎の成長、役目、役割を丁寧に演じていきたいと思っています」と気合十分。一方、市川さんは「これから入る撮影、いろいろな緊張がありますが、スタッフの方々や共演者のみなさんについて行けるよう、脳と心と身体を柔らかに!を目標にしています」と話し、松重さんは「神倉は所長とはいえ、研究所の諸々の皆様の調整役、お役所とのパイプ役も任されており、常に 板バサミ状態な人みたいです」と今回の役どころを明かし、「皆様にあまり馴染みのない法医学ものですが、『死』を扱う生きた人間たちのヒューマンドラマです。 ぜひ一度、覗いてみて下さい」とアピールした。金曜ドラマ「アンナチュラル」は2018年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年09月12日北野武監督18作目となる最新作『アウトレイジ 最終章』が、8月30日(水)よりイタリアにて開催される「第74回ベネチア国際映画祭」の“クロージング作品”に決定。また、公式上映には北野監督が参加予定となった。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけし)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長(金田時男)の下にいた。そんな折、取引のため韓国滞在中の「花菱会」幹部・花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、国際的フィクサー「張グループ」vs巨大暴力団組織「花菱会」一触即発の状態に。激怒した大友は、全ての因縁に決着をつけるべく日本に戻ってくる。時を同じくして、その「花菱会」では卑劣な内紛が勃発していた…。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント。2010年の『アウトレイジ』、2012年の『アウトレイジ ビヨンド』は、累計興収22億円超を記録。そんなシリーズが、前作から5年の月日を経てついに最終章を迎える。キャストには、前作に引き続き「大友組」元組長・大友役のビートたけし、関西最大の組織「花菱会」幹部・西野役の西田敏行のほか、塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜らが出演している。そしてこの度、本作が世界最速で上映されるワールドプレミアとして、「第74回ベネチア国際映画祭」開催最終日である9月9日(土)授賞式後、映画祭の締めくくりに上映されることが決定。北野監督は、「映画祭のクロージング作品として『アウトレイジ』シリーズの最終章とはまさにぴったり、願ったり叶ったりだね。いつものことながら観客の反応が楽しみだな」と喜びを語り、森昌行プロデューサーは「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」とコメントしている。また、北野監督とベネチア国際映画祭の関わりは深く、これまでに第54回ベネチア国際映画祭にて『HANA-BI』が最高賞である金獅子賞、第60回ベネチア国際映画祭にて『座頭市』が監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。『アウトレイジ』シリーズとしては、1作目の『アウトレイジ』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて上映、続く『アウトレイジ ビヨンド』は、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて上映されており、今回の決定で3部作全てが世界三大映画祭にて上映される快挙となった。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日木村拓哉と二宮和也による映画『検察側の罪人』(2018年公開)の追加出演者が24日、明らかになった。同作は雫井脩介による同名小説を実写化。若手検事・沖野啓一郎(二宮)と、憧れの検事・最上毅(木村)の正義が、一つの殺人事件を前に次第にすれ違って行き、最上の捜査に疑問を持ち始めた沖野は、互いの正義を賭して対峙する。監督・脚本は原田眞人が務める。今回、2人の正義をめぐる闘いの行方を左右するヒロインの検察事務官・橘沙穂を演じるのは女優の吉高由里子。原田監督について「脚本や監督、役者としてもたくさんの才能を持っている方なので、近くで過ごせる期間を大切にしてたくさん吸収できたらなと思います」と語り、「初めて挑戦する役どころを楽しみながら演じていきたいと思います」と意気込んだ。闇社会のブローカー・諏訪部役の松重豊は、白髪の役作りのため髪を染めずに挑んだところ「思ったより白くて、一気に老け込みました。不良にでもならないとやってられない気分です」とコメント。「木村君も二宮君も以前ガップリ組ませて頂いたことがあります」と振り返り、「今回はどちらも全く違った関係性なので、どんなことになるやら、乙女のようにワクワクしています」と茶目っ気たっぷりに気持ちを表した。8月に公開する映画『関ヶ原』に続き出演することになった平は最上の重要な決断に影響を及ぼす同級生の国会議員・丹野役を演じる。また、沖野と共に検察との闘いに挑んでいく弁護士・小田島役に八嶋智人、凶悪な殺人事件の容疑者の一人である弓岡役に、大倉孝二が決定。他、矢島健一、音尾琢真(TEAM NACS)、キムラ緑子、芦名星、山崎紘菜ら実力派俳優陣が揃った。
2017年07月24日テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが7月11日、「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」を発表した。 その結果、男性部門では10社に出演する嵐の相葉雅紀(34)とプロ手プロテニスプレイヤーの錦織圭(27)が、女性部門は14社に出演する女優の広瀬すず(19)が、ぞれぞれ1位を獲得した。 「男性では3位の8社に出演するミュージシャンのDAIGO(39)、4位の7社に出演する菅田将暉(24)、山崎賢人(22)、女性では4位の8社に出演する吉岡里帆(24)、5位の7社に出演する山本美月(25)ら若手の売れっ子が続々ランクイン。下半期は本数を伸ばしそうです」(芸能プロ関係者) そんななか、男性部門で嵐の松本潤(33)と並ぶ9社で2位に遠藤憲一(56)、菅田らと並ぶ4位に松重豊(54)が入った。 昨年末に発表された「年間CMランキング」でも遠藤が11社で2位、松重が8社で5位にランクインしている。遠藤と松重といえば、業界では幅広く認知された名脇役。CMへの出演は商品や社名よりも起用された著名人が“主役”になるが、ここに来て2人のCMオファーが増えたのはなぜなのか? 「まず当然ながら、主役クラスの俳優陣に比べてギャラが安い。またイケメン俳優のように事務所からいろいろ“制約”されることもなく、本人たちの意思を尊重できる。そのため通らないと思うような要求でも、本人たちがしっかりこなしてくれる。ともに下積みが長いのでスタッフへの気配りも万全。また一緒に仕事をしたくなる人たちだと評判ですよ」(CM製作会社スタッフ) 2人が昨年以上に本数を増やせるかが注目される。
2017年07月14日「嵐」の相葉雅紀が自らは推理しない“貴族探偵”に扮したこの春の月9ドラマ「貴族探偵」が、6月26日の放送を持ってフィナーレを迎えた。これまでの謎が一挙に解明された最終回。まさかの“真相”に視聴者から感動の声が相次いでいる。本作は麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」が原作。異様な殺人事件の裏にあるトリックを破るべき主人公がまさか一切の推理をしないという、推理小説の既成概念を打ち砕く前代未聞の物語が展開。緻密なストーリーや大胆なトリック、華麗な謎解きの模様などを原作に忠実に映像化したことで、1話放送当初から原作ファンの熱烈な支持を受けており、また1話完結型の構成にアレンジしたことでオリジナル要素も加え、登場人物たちもより深く描かれた。月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」以来2年ぶりのドラマ出演&主演となる相葉さんが己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている主人公を演じ、主人公の“貴族探偵”と推理を競い合う探偵の高徳愛香には武井咲。そのほか生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、仲間由紀恵といったキャスト。ドラマでは愛香が貴族探偵と関わっていくうちに、自らの師匠である喜多見切子(井川さん)の死が殺人で、その犯人が貴族探偵なのでは?という疑念を抱くようになり、最終2話は前後編で謎の依頼を受けた愛香が陰で武器商人をしている名家のパーティーに潜入。そこで殺人事件に巻き込まれ自らも危険に晒されながらも、初めて推理を的中させ、貴族探偵と約束した切子の死の真実を知る…という展開だった。名家で巻き込まれた事件の解決を終えると、物語は“本題”である切子の死の真相へ。ここでドラマは“大ドンデン返し”と呼んでもいいほどの展開へ突入する。「愛香のための一芝居だったのー?!」など貴族探偵の“真実”を喜ぶツイートがタイムラインに続々と投稿され、「何貴族探偵最後の最後いい人かよ」「いい終わり方」といった声も多数。そしてすべてが解決したあとに貴族探偵と愛香がキスしようとするカットから「嵐」の歌う「I’ll be there」が流れ出すと「月9っぽいラストだった!」「すごい、月9だ!!!!!」「チューはだめーーーー!!!!」など、最後に2人の関係が親密になった(と予感させる)ラストにも数多くの反応が巻き起こっていた。(笠緒)
2017年06月26日枠として30周年を迎え、主演の相葉雅紀を始め武井咲、生瀬勝久、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら超豪華出演者で贈る月9ドラマ「貴族探偵」。本日6月19日(月)放送の第10話と6月26日(月)の最終話に、女優・高橋ひとみの出演が決定。自身初の召使い役に挑戦する。原作は、麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」。主人公が探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明、はたまた、まさか一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーだ。6月19日(月)放送の第10話は、最終回の第11話と前後編となっており、物語はついに加速度的に終結へ向かう。ある日、貴族探偵と“政宗是正”の関連性に迫る新米探偵・高徳愛香(武井咲)の事務所に、現金50万円と「6月17日に星見荘に来られたし」という紙が同封された郵便物が投函される。星見荘とは、どこよりも見事に星を観測することができる場所だと世にとどろく、具同家が所有する別荘。具同家が現在、シンガポールを拠点にしているという情報を得た愛香は、以前に神奈川県警の警部補・鼻形雷雨(生瀬勝久)から得た「政宗是正はシンガポールを拠点に黒い活動している謎の人物」という情報を結びつけ、具同家なら政宗是正のことを何か知っているのでは、と考える。「私のことを調べるのは命がけ」だと貴族探偵から警告されている愛香は、それでも師匠と仰ぐ名探偵・喜多見切子(井川遥)の死の原因が貴族探偵にあるという確信と、そんな貴族探偵が何者なのか絶対に暴くという意思で、不安を抱きながらも星見荘へ向かうことに…。そんな終結へ怒濤の展開が繰り広げられる中、出演するのは「毎週見ていたので、とてもうれしかったです。ミステリー、ファンタジー、ゴージャス、そしてコミカルで大好きなお話です」と本作出演を喜ぶ高橋さん。演じるのは、日本を代表する門閥・具同家に長年仕えている召使い・平田早苗。キャリア28年で人生初の召使い役となるが「召使いなのになんだか品もある。生活感がないという設定の役の中では、いままでで一番で、演じていてとても楽しいです」と明かす。主演の相葉さんとは初共演だったそうで、「やっとお会いできた!」と喜び、「夜中までの撮影中もいつもと変わらない優しい笑顔がステキでした。クランクアップに立ち会えたので、集合写真にも参加させていただくことができ、うれしかったです」と収録をふり返った。なぜ貴族探偵は愛香と頻繁に事件現場に遭遇していたのか、貴族探偵とは何者なのか、さらにはドラマ「貴族探偵」とは何だったのか。これまでの物語がすべて逆転する、まさにトリックアートのごとき「貴族探偵」の全貌が明らかになる第10話、そして最終話を見逃さないで。「貴族探偵」は毎週月曜日21時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月19日主演の相葉雅紀をはじめ、武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら豪華キャストが登場する月9ドラマ「貴族探偵」。本日5月29日(月)放送の第7話にて、これまで“声”のみの出演だった仲間由紀恵が“謎の使用人”として出演することが決定した。先週放送の第6話の最後では相葉さん演じる貴族探偵が、武井さん演じる愛香が“師匠”と呼ぶ井川遥さん演じる名探偵・喜多見切子を殺したのでは、という疑惑が描かれ、視聴者の間で話題に。続きが気になる第7話では、1年前に起きた貴族探偵と切子の推理対決のエピソードが描かれると同時に、最終回へ向けて、これまで張られてきた伏線が回収されていくという。一方で貴族探偵と喜多見切子との因縁が次々と明らかになり、貴族探偵の人物に焦点を当てた物語がうねりだす、最終章の始まりとなる。クライマックスに向け盛り上がる本作にて、最終章の怒濤のうねりのキーマンの1人となる“謎の使用人”を演じるのは、仲間さん。これまで仲間さんは武井さん演じる新米探偵の高徳愛香が所持するスマートフォンの音声アシストサービス“ギリ”の声での出演だったが、ここへきてついてに主演の相葉さんらと共演を果たすこととなる。仲間さんの役どころについてプロデューサーの羽鳥健一は「ドラマオリジナルであり、アッと驚く、『貴族探偵』らしい遊び心にあふれたサプライズなキャラクターとなっています。ご本人も非常に面白がってくださり、撮影では、とても楽しんで演じてくださいました。また“ギリ”の声と仲間さん演じる“謎の使用人”との関連にも是非ご注目下さい」と期待高まるコメントを寄せた。今夜放送の第7話では、広末涼子もゲスト出演!豪華女優陣の共演からも目が離せない。「貴族探偵」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月29日テレビ東京系ドラマ『釣りバカ日誌 Season2 新米社員 浜崎伝助』(毎週金曜20:00~)と、ドラマ24『孤独のグルメ Season6』(毎週金曜24:12~)がコラボを行うことが5日、わかった。5日深夜放送の『孤独のグルメ』には、『釣りバカ日誌』のハマちゃん(濱田岳)が出演。また、26日放送の『釣りバカ日誌』には『孤独のグルメ』の井之頭五郎(松重豊)が出演し、定食屋・かづさ屋で魚料理を堪能する。ハマちゃんこと浜崎伝助を演じる濱田は、「やっぱり『孤独のグルメ』に出られるというのは、一役者としても嬉しいことですし、また“浜崎伝助”として出られるのはすごく幸せなことでした」としみじみ。『孤独のグルメ』主演の松重について「相変わらず優しいというか……にじみ出る包容力というか(笑)」と印象を語った。逆に『釣りバカ日誌』撮影現場に来た松重については「箔が付くと言っても過言ではないゲストだったので、思い切り絡んでいきました」と明かした。「五郎さんらしいお茶目な小ボケを混ぜていて、(広瀬)アリスちゃんや(田辺)桃子ちゃんたちは大ウケでしたね(笑)。スタッフの熱量もいつもと違いましたし、新鮮な緊張感がありました」と撮影を振り返った。一方、松重は『釣りバカ』現場について「消えもの(撮影に使用する料理のこと)が美味しかったこと。本当に美味しい消えもので、西田さんも濱田くんも「消えものが美味しい、美味しい」と言っていたので、うらやましい現場だなと思いました」と感想を語る。そして「僕がやっている井之頭五郎という役は題名の通り孤独なものですから、人と絡むことがなかなかありません。その珍しい絡みがどのように見えたかお楽しみにしてください(笑)」と見どころをアピールした。
2017年05月05日松重豊主演の人気グルメドキュメンタリードラマ最新作となる「孤独のグルメ Season6」が4月7日(金)今夜から放送スタート。今夜の第1話では松重さん演じる井之頭五郎が大阪を舞台に、お好み焼き定食と串かつを食べ歩く。作・久住昌之、画・谷口ジローによる同名コミックを原作に松重さんを主演に迎え2012年にドラマ化された「孤独のグルメ」。松重さん扮する主人公・井之頭五郎が仕事の合間に各地のグルメをひとりで味わっていくというスタイルが人気を博し、これまでに「Season5」までが放送され「真冬の北海道・旭川出張編」「真夏の東北・宮城出張編」「お正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日」とスペシャル版も3作放送。そしてこの春から「Season6」がスタートと息の長いシリーズに成長を遂げた。先日のクランクイン時には「あれから5年、ちょっと胃拡張になったようです」と話していた松重さん。制作記者会見でも「極限状態までお腹を空かせた状態で撮影に臨んでいます」「出てくる料理が主役です。おいしくないと成立しないドラマだと思っています」「1話に2日間かけていて、本当に皆神経を使いますけど、食べるところはいままで1回もミスがないんです」と語るほど、キャスト、スタッフともに心血を注いで料理のセレクトから食事シーンまで丁寧に作り上げているという。よりパワーアップした視聴者も思わず“美味しく”感じてしまう食事シーンにいまから期待が高まる。注目の第1話はゲストに六角精児、波岡一喜、池乃めだか、そしてドラマ初出演となる元プロ野球選手で解説者の下柳剛を迎え大阪を舞台に展開。「大阪府美章園のお好み焼き定食と平野の串かつ」その魅力を存分に楽しめる1本になっているという。ドラマ 24「孤独のグルメ Season6」はテレビ東京にて4月7日(金)今夜深夜0時12分より放送スタート。(笠緒)
2017年04月07日松重豊主演の大人気シリーズ「ドラマ 24『孤独のグルメ Season6』」の記者会見が4月6日(木)、テレビ東京にて行われ、松重さんが出席した。Season6にして初めての記者会見となった本作。松重さんは、「足掛け5年やっているんですが、Season6にしてなぜこのタイミングで記者会見なのかと…(笑)」と笑顔で挨拶を始め、内容については「おっさんが淡々と飯を食っているだけで、誰が見るのって(笑)。視聴者がどう楽しむのか、正直わからなかたんです。自分自身まだわかっていないところがあるんですけど」と首をひねりながらも、5年間の軌跡をふり返っていた。「孤独のグルメ」は、松重さん演じる主人公の井之頭五郎が、仕事の営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す至福の時間を描いたドキュメンタリードラマ。2012年にSeason1を放送以来、松重さんの大胆な食べっぷりと、おいしさをリポートするようなモノローグが人気を博し、「夜食テロ」なる言葉も生まれたほど。Season1で、初めて民放ドラマの主演を飾った松重さん。だが、主役は自分ではないと、きっぱりと話す。「出てくる料理が主役です。おいしくないと成立しないドラマだと思っています。スタッフが血眼になって、料理を探してくれているんです」と、制作陣の苦労も語る。さらに、撮影時のエピソードとして、「極限状態までお腹を空かせた状態で撮影に臨んでいます。1話に2日間かけていて、本当に皆神経を使いますけど、食べるところはいままで1回もミスがないんです。ファーストインプレッションを画面に刻み付けているんですよ」と、キャスト、スタッフが一丸となってやっているとチームワークのよさを語った。本ドラマのことを、「マンネリもマンネリで、どこに向かえばいいんだろうって気持ちなんですけど(笑)」と愛情たっぷりに表現した松重さんだが、Season1の頃と比べて、ファン層も広がっていることを実感しているそう。「去年くらいから、中国の爆買いツアーの観光客が、僕を見て駆けつけてきて食べるドラマだって(笑)。中国版と韓国版の巡礼ガイドがあるみたいで、食べに来ているんですって」と、表情をゆるめる。さらにはヨーロッパのほうでもファン層が拡大していることを耳にしたと言い、「何が面白いのかわからないんだけど(笑)。できればヨーロッパツアーを考えてほしい」と、“井之頭五郎”並においしいものへの貪欲さを見せていた。「ドラマ 24『孤独のグルメ Season6』」はテレビ東京にて、4月7日(金)深夜0時12分より放送スタート。(cinamacafe.net)
2017年04月07日30周年を迎えるフジテレビ「月9」の節目となる新ドラマ「貴族探偵」の会見が4月2日(日)、都内にて行われ、出演する相葉雅紀、武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊が勢揃いし、集まったおよそ1,000人の観客が熱狂した。昨年末の「第67回 NHK紅白歌合戦」の白組単独司会、本作の主演と大役続きとなったことについて、相葉さんは「あまりふり返って考えていなかったんですけど、相葉くん、すごいっすね(笑)。でも、考えれば考えるほどプレッシャーはかかってくるので、自分のできることを全力でやるのが僕の務めだと思っています」と真摯に応え、集まった観客の拍手喝さいを浴びていた。「貴族探偵」は、年齢、家族、学歴、住所、本名まで不明ですべてが謎に包まれた男、人呼んで貴族探偵(相葉さん)が主人公。探偵を趣味にしているこの男が新米探偵と対決し、刑事を手玉に取り、召使いが推理をしながら、どこまでも優雅に悪を笑い、華麗に謎を解くというストーリー。今回、相葉さんはキャスト全員と初共演になる。印象を聞かれた武井さんは、開口一番、「うーん」と一言。相葉さんは、「あまり好きじゃないのかな(笑)?」と突っ込んだ。すると、武井さんは、「そんなことはないですけど、この衣装を着て現場で颯爽と入ってくるので面白いなって。フランクに話しかけてくださるので、すごく楽しくすごしています!」と笑みを広げた。「嵐」のメンバーとこれまで全員共演してきたという生瀬さんは、「(相葉さんは)最後の牙城だったんです。やっと一緒になりました」とうれしそうに語った。またその人柄について、生瀬さんは「毎日真夜中まで撮影していて、この間は朝5時までやりました。その中で、3時頃スタッフさんが音を出しちゃったんです…。相葉くん、近くに行って怒るのかと思ったら“シーッ”って」と人差し指を口にやるかわいらしい仕草を見せ、「その姿を見て、ついていこうと思いました」と、ほっこりするエピソードを明かした。「月9」自体は、2015年の「ようこそ、わが家へ」以来、2度目の主演となった相葉さん。「僕が物心ついたときから、月曜9時はドラマがやっていたので、2回も出させてもらえるのはすごい光栄なことです」と、改めて気合いを入れる。ちなみに、「嵐」メンバーからの声かけについては、「メンバーからは“謎は解かないんでしょ、何するの?”って言われて、“いろいろすることがあるんだ”っていうような話をしました(笑)」と無邪気に笑った。「貴族探偵」は4月17日(月)よりフジテレビにて毎週(月)21時~放送スタート、初回30分拡大。(cinamacafe.net)
2017年04月02日“月9”ドラマ枠30周年を迎え、主演の相葉雅紀をはじめ井川遥 、仲間由紀恵、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら豪華俳優が集結する「貴族探偵」。このほど、キャスト陣が役衣装姿を披露する公式ポスタービジュアルが解禁、さらに、相葉さん演じる“貴族探偵”にときめく令嬢役として木南晴夏の出演も決定、“因縁の相手”(!?)武井さんと再共演する。本作は、麻耶雄嵩氏による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」が原作。麻耶作品初の映像化となる本作は、相葉さん演じる主人公が探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、そして本名までも不明、さらには、まさか一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーとなっている。そんな本作から、これまでベールに包まれていた豪華出演者の姿が初公開。とりわけ異彩を放つ相葉さんの貴族探偵をはじめ、新米探偵、異色の刑事、ミステリアスな元探偵、そして執事、メイド、運転手と、浮世離れした個性的な登場人物たちを豪華出演者陣が見事に具現化。実は原作では、貴族探偵は「ぴしっと皇室御用達で有名な常磐洋服店のスーツを着込んでいる」という描写だが、ドラマ化にあたりまさに“これぞ貴族”という風情が誕生。「“攻めた”役を楽しめたら」と意気込みを見せる相葉さんだが、演技だけでなく、外見でも攻めに攻めたものに。この貴族の衣装は、本作のためだけにナポレオンジャケット(上着)からブーツまで、すべてハンドメイドで仕立てられた特別製。誰もが貴族と聞いて思い浮かべるイメージを、よりスタイリッシュに見えるようアレンジ。スキニーパンツにブーツで、下をすっきり見せることで上にボリューム感を出し、シルエットを現代的に。“貴族感”は最大限出しつつも、時代背景を分からないようにした、まさに前代未聞の探偵にふさわしい貴族像が誕生した。「さすがにこれを着て外は歩けない(笑)」と相葉さんは驚きつつも、「さりげなくサッシュをかけていたりするところが本当に貴族っぽいなと思います。スタッフの方が嵐の歌の衣装とかぶらないように、というところも考えてくださり、ゴージャスで迫力のある、いままでに着たことのない衣装になりました」とコメントを寄せる。また、今回、公式ポスタービジュアルをデザインしたのは、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」タイトル映像・ヒロインポスターのビジュアルディレクションでも知られる、日本を代表するアーティストの清川あさみ。清川さんの代名詞である、写真に刺繍を施すという独特な手法がいかんなく発揮され、これまでのミステリードラマとは一線を画す、謎めいた世界に優雅さと遊び心を加え調和させた、斬新で魅惑的なビジュアルに。清川さんは「どこかエキセントリックで、さまざまな展開を匂わせるイメージを絵画と写真を混ぜ込んでつくりました。豪華なキャストの皆さんと30周年の記念ドラマということでクリエイションできて光栄です」と喜びを語っている。さらに、若手演技派女優・木南さんが、日本有数の財閥・玉村グループの社長令嬢、玉村依子役で出演することも決定。第1話で発生する殺人事件も、依子の父が所有する豪奢な山荘で起こる。もともと、新米探偵・高徳愛香(武井咲)が勤める喜多見切子(井川遥)の探偵事務所はクライアントとしてひいきにしており、愛香とも親交がある。たまたま山荘に友人たちを招いてパーティーを開くこととなり、せっかくだからと愛香も誘ったところ、凄惨な殺人事件が起きてしまうのだ。依子は竹を割ったような性格で、令嬢として品を持ちながら行動は非常に開放的。相葉さんが演じる、レディファーストで「美しい女性をもてなすのは貴族の嗜(たしな)み」と公言する貴族探偵とは相性抜群。事件が起き、愛香や鼻形雷雨(生瀬勝久)が現場検証をしているのを尻目に、突如あらわれた貴族と会話を楽しみ、遊びに興じるうちに甘く焦がれるような感情を胸に抱くようになる。ただ一方で、依子は、謎に包まれた貴族探偵のことを詳しく知っているような素振りを見せるときも。果たして、貴族探偵と依子の関係とは?2人の間に何が隠されているのかも、気になるポイントとなりそう。しかも、木南さんといえば、昨年のTBS系ドラマ「せいせいするほど、愛してる」では、武井さん演じる女性と不倫に落ちる夫(滝沢秀明)の妻役を演じた際の怪演ぶりが評判となり、「第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」では助演女優賞を受賞。あれから約1年、武井さんと再共演する本作では、「この泥棒猫!」と暴言を吐いていた妻から一転、久しぶりの再会に躊躇なくハグしたり、頬にキスをしたりと、180度違うギャップと豹変ぶりで話題を集めそうだ。木南さんは、初共演となる相葉さんに「すごく誰に対しても垣根がない、気さくな方なので、とてもやりやすいです」と信頼を寄せ、「武井さんとは相対する役だった前回から、今回は武井さんが演じる愛香のことが大好きという仲の良い役ができて良かったな、と思います」とコメント。「自由奔放なお嬢様なので、それこそ奔放に演じて、武井さんの頬にチューできるという権利もゲットして(笑)、役柄を楽しんでお芝居させていただいています」と意気込みを語っている。「貴族探偵」は4月17日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。※初回30分拡大(text:cinemacafe.net)
2017年03月27日