2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。入院してからしばらく経つと、はちこさんはおなかのゆるみに悩まされていました。「このままだと分娩のときに出てしまうのでは……」と不安に思っていました。はちこさんは経産婦。陣痛が始まると、あれよあれよという間に子宮口は9cmに! 進行の早さに助産師さんは「普通分娩」を提案。しかし、はちこさんはお産の痛みを二度と経験したくないと思っていたため、予定していた無痛分娩の麻酔をお願いしました。 そこにベテラン助産師さんから現れ、再び説得されるはちこさん。結果、はちこさんは普通分娩で産むことにしたのです。赤ちゃん誕生までもうすぐだと、必死にいきんでいる最中、心配事が現実に……!? いきんだ瞬間…出ちゃった!? 普通分娩になったはちこさんは、無痛の麻酔の代わりに、痛みを和らげる点滴をしてもらうことになりました。それからはちこさんの陣痛間隔はどんどん短くなります。隣の分娩室で無事に出産した妊婦さんに「おめでとう!」と心の中で祝福しつつ、必死に陣痛に耐えるはちこさん。 「いきみたくなったら、ヒッヒッフー、ウンッ、て言うといきみ逃しにいいからね」 助産師さんからアドバイスを受け、繰り返し来る陣痛に耐え続けます。陣痛が来るたびにあまりの痛さにキレそうになりますが、みんな必死なんだ! と思い、どうにか怒りを抑えていると……。 「子宮口全開だよ! 声を出さないようにいきんで!」「うんちするときみたいに!」 助産師さんの指示に従った結果、現場は大変なことに……! 下痢になっていたはちこさんの不安は現実になってしまったのです。しかし、あまりの痛さに恥じらう余地はありません。第一子よりも圧倒的に痛く、「早く生まれてきてーー!」と心の中で叫びながら、必死にいきむはちこさんでした。 人に便を見られることを恥ずかしいと思ってしまうのは無理もありませんが、先生や助産師さんたちはまったく気にしていないようですね。助産師さん曰く、分娩中に排泄することは当たり前だから気にならないのだそう。また、2人目以降のお産時間は短くなるのことが多いのだそうです。しかし、1回目を経験しているからこそ時間の経過が遅く感じる人もいるのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年04月15日無痛分娩は本当に痛みがない……?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの『【#1】無痛分娩で出産した話』を紹介します!痛みにめっぽう弱いママぺいさん。そんなママぺいさんが不妊治療を経て、妊娠・出産するまでの体験を描いたお話です。5年前から不妊治療開始……看護師の気になる一言……そろそろ妊娠希望だけど……痛みを伴う治療……?本格的に不妊治療を始めたママぺいさん。治療にはどんな痛みが伴うのでしょう……?〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月15日2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。はちこさんは出産経験があったため「前回はこんなんじゃなかった。まだいける!」と、自分で判断し、陣痛に耐えていました。テニスボールでいきみ逃しを試したはちこさん。その効果は絶大だったことと、第一子のときよりも痛くないと感じたため、はちこさんは陣痛を我慢していました。 が、はちこさんは経産婦。お産の進行が早く、あっという間に子宮口が8cmまで開いていたのです。 麻酔を要請するはちこさんに、助産師さんはある提案をしてきました。 助産師さんに説得されついに…!? 助産師さんたちは慌てて出産準備を始めました。一方で、はちこさんはとても冷静。第一子で経験した、のたうち回るほどの痛みがきていなかったため、助産師さんと歓談できるほど気持ちに余裕があったのです。 それから再び子宮口をチェックすると……。なんと9cmまで開いていました! 進行の早さに、 「このまま自然分娩した方がいいかもしれません」 と提案する助産師さん。 麻酔で起こる副作用などを説明されても、はちこさんは麻酔を入れることを譲りません。 そのとき、ベテラン助産師さんが声をかけてきました。 「全開まですぐでしょ?」「浮いたお金で赤ちゃんに何か買ってあげようよ」「お産長引くだけよ?」 と再度長い説得をされ、はちこさんはとうとう折れてしまいました。自然分娩を選んだのです。 はちこさんは経産婦さんなのでお産の進行が早かったようですね。助産師さん曰く、分娩方法には自然分娩、無痛分娩のほかに、帝王切開、フリースタイル出産、水中出産などさまざまあるようです。多様化してきている昨今ですが、それぞれのメリットやデメリットを把握し、妊娠の状況と合わせて産院に相談しながら自分にあった方法を選べるとよいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年04月14日2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。入院している最中、はちこさんは第一子出産時におこなった「浣腸」は今回は避けたいと切に思っていたところ、特に求められることもなく、ひと安心。しかし今度はおなかがゆるくなり、うんちが出たらどうしようと心配に……。おなかのゆるさは治る気配がなく……不安が募っていきます。病院に来てから2時間経過したころ、激しい陣痛がはちこさんを襲ってきました。そこで、第一子では経験できなかった「テニスボール」でいきみ逃しをすることに。半信半疑でしたが、その効果は絶大! 痛みが和らいだのです。 陣痛間隔が短くなってきても「これがあればまだいける!」と思ったはちこさん。助産師さんにも「まだ大丈夫です」と伝え続けました。 しかし、この判断が思わぬ事態を招いてしまい……!? 慌ただしくなる現場…。はちこさんの不安はMAXに! 数分間隔で起こる陣痛も、テニスボールのいきみ逃しでどうにか耐えていたはちこさん。助産師さんに状況を聞かれても、「大丈夫です」と答えていました。 それから30分が経ったころ。助産師さんが子宮口をチェックすると、なんと5.6cmまで開いていました! そろそろだと察した助産師さんたちは、無痛分娩をするための注射を打ちました。 そのタイミングで夫から、娘がママと話したいと言っていると電話が! はちこさんは電話に出たものの、現場のバタバタした空気を察してすぐに電話を切ることに。助産師さんたちはざわざわしながら準備を始めていました。 「はちこさん、分娩台に移動しますから」 と助産師さんに告げられ、驚きながらも移動ます。そして再び子宮口をチェックしてみると……。 この数分間で、なんとはちこさんの子宮口は8cmまで開いていました! 「え? そんなにあいているの?」 と、助産師さんもはちこさんも驚いていました。 助産師さん曰く、個人差はありますが、初産婦さんに比べて経産婦さんはお産の経過が早い方が多いそうです。全体的な経過が早い方もいれば、一気に進む方もいるのだとか。そのため分娩室に移動するタイミングも早めで、初産婦さんは子宮口が全開になったら移動するのに対し、経産婦さんは子宮口が7~8㎝開いたころが移動の目安だそう。経産婦さんは早め早めの対応が肝心なのですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年04月13日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型(Instagram:omori_nigaoe)パパ/ゆたか:女子力が高い雑学王。子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きするちょっと大袈裟さんしーちゃん:2020年4月生まれ。お姉ちゃんたちにかわいがられてすくすく成長中!つーくん:2022年12月生まれ。元気な3人のお姉ちゃんたちに囲まれ日々成長中!できるだけ早く産みたい!5 歳、4歳、3歳の年子3姉妹と、0歳の男の子を中国で育てているずぼらママです。今回は中国での出産についてお話します。2022年の12月に中国で4人目となる男の子を出産しました。初めての海外での出産は不安が大きく初産だったら絶対に日本に帰って産んでいたと思います(笑)。2022年の中国は「ゼロコロナ政策」で生活の中での制限がとても多かったです。悪阻中でも毎日PCR検査をするために長蛇の列に並ばなければいけなかったり、食中毒にかかっても産婦人科では診てもらうことができなかったりと、精神的に厳しい日々でした。さらに、妊娠糖尿病になってしまい毎日食事と運動による血糖値のコントロールにも悩まされるなどかなりまいっており「可能な限り早く産みたい!」と産院で相談しました。計画出産を希望するのは4人目にしてはじめて。38週頃なら可能だと思っていましたが、わたしの通っていた産院では計画出産は特別な状況でしか行っておらず、時期も39週からとのことでした。なるべく赤ちゃんはお腹にいなければならないという考えのようでしたが、妊娠糖尿病ということもあり39週になる日に計画出産ができることとなりました。希望しなくとも無痛分娩での出産となり、無痛分娩もはじめてなので決まった時は楽しみでした。しかし、2人目、3人目の出産ではお腹が痛みだしてから4時間ほどで生まれていたため、陣痛を感じたらすぐに行動しなければ動けなくなってしまう心配がありました。家から産院まではタクシーで20分ほどかかります。日本のように陣痛タクシーがないので言葉が状況を伝えられない中「ひとりでタクシーに乗って途中で破水したらどうしよう」など不安でたまりませんでした。そのため、計画出産の予定日の前日に入院させてもらうことに。家族全員で産院に宿泊し、当日朝から陣痛促進剤を打つために腕に点滴の針を刺しました。これがとても痛くてしばらくお腹の痛みより腕の痛みが気になりました。「お昼には生まれたらいいな〜」なんて考えていましたが、なかなか陣痛につながらず、一日目は終了。ちなみに、なぜか通訳さんがお休みで、看護師さんとスマホの翻訳ツールを使いながらやり取りをすることに…。看護師さんはたまに部屋に来て陣痛促進剤を調整して「痛?不痛?(痛い?痛くない?)」と確認してくれました。「少し張っている」というのを伝えたくても翻訳ツールではうまく翻訳できず、言葉の壁を感じました。部屋に戻ったあと夫や子どもたちに会えてホッとしたものの、その日のうちに産むことができず、なんだか申し訳ない気持ちになったことを覚えています。(後編につづく)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!おおもりなつみさんのマンガが動画になって登場!ままのてで大人気の育児マンガが動画でも楽しめるようになりました。もちろん、おおもりなつみさんのままのてオリジナルマンガも動画になって登場していますよ。おおもりさんの描く年子3姉妹の日常をぜひ、ご覧になってくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソード著者情報
2023年04月13日「無痛分娩でお願いします」第6話。2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすることに。第一子の出産時におこなった「浣腸」は、絶対に拒否すると決めていました。この浣腸が原因で、はちこさんはトラウマを負ったのです。第一子を出産するときに浣腸をした結果、痔が悪化! その痛みは凄まじく、はちこさんは第二子の出産では拒否すると決めていました。しかし、病院から浣腸の要請は一切出てこず、はちこさんは拍子抜け。 それから静まり返った陣痛室で音楽を聴きながら痛感を和らげていたとき、もう1つ大きな心配事が頭をよぎりました……! ついにテニスボールを使うときが! ※誤)2週間→正)2時間 はちこさんの中で、もう1つ心配事が浮上! それは、おなかがゆるくなっていたこと……。 おなかがゆるいままだと、分娩のときいろいろ出てしまうのではないかと、最悪の事態を考えてしまい顔面蒼白になっていました……。 それから入院して2時間が経ったころ。 大好きなアーティストの歌も頭に入らないほど激しい陣痛がはちこさんを襲います。 そこで、陣痛を和らげるテニスボールを使うことに! 第一子のときは痔を持っていたため、このいきみ逃しを経験することができませんでした。本当に効果あるのか? と、半信半疑でお尻の下に敷いてみると……。 「え!? 痛みが和らいだ!」 嘘みたいに痛みが和らいだのです。これがあれば、まだ陣痛を我慢できると思ったはちこさんでした。 助産師さん曰く、陣痛やいきみによって、直腸に便があれば自然と便が押し出されてくるので、出産時に便が出るのは自然なことなのだそう。妊婦さんは心配になってしまうかもしれませんが、出産の際に便が出たら、周囲に気付かれることがないように助産師さんは手早く処理をしてくれるのだそうです。心配そうなはちこさんですが、助産師さんを信じて、赤ちゃんの誕生を楽しみに待てるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年04月12日長い妊娠期間を経て、待ちに待った出産。赤ちゃんに会える喜びの反面、痛みやトラブルに不安を抱くママも多いでしょう。そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」とヒアリングを実施!今回は、腰痛持ちのため痛みが怖く、無痛分娩を選択したTさんの例をご紹介します。―――無痛分娩とは「無痛分娩は陣痛の痛みを麻酔を使って和らげるお産の方法」です(厚生労働省HPより引用)。Tさんの出産時の状況■出産したときの家族構成:夫34歳、私34歳、長女3歳■出産した場所:京都市の産婦人科■出産にかかった時間:10時間■無痛分娩を選んだ理由:腰痛待ちで出産が怖く、1人目も無痛分娩で同じクリニックで産みたかったから。Tさんの出産レポ陣痛が始まり、主治医に麻酔をかけてもらいましたが、なかなか痛みが引きません。詳しく調べてもらうと、どうやら胎盤が裏側に回っており、赤ちゃんの頭が当たって痛みが出ているとの事でした。この痛みは麻酔ではどうする事もできず、せっかく無痛分娩にしたのにかなりの痛みを感じました。パートナーのサポートはどうでしたか?夫はずっと付き添ってくれていたのですが、陣痛が始まってから8時間以上経った頃、長女と両親が到着したので夫が出迎えました。お昼時だったので、私の事をそのままにして皆で食事に行ってしまったのです。食事から帰って来たときには、すでに出産が終わっており、何のために立ち会いを希望したのか分かりませんでした。Tさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことはいつ出産が始まってもいいように、当日の段取りをもっと相談しておけば良かったです。Tさんからこれから出産する方へメッセージ出産はママの人生で一番の大仕事です!同じお産は二度とないので、どうぞご自分の納得のいくお産を選んでください。応援しています。案ずるより産むが易し出産に対して不安を感じるのは妊婦さんなら当然のこと。しかし、出産の先には赤ちゃんに出会えるという喜びが待っています。ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「大丈夫だよ」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月12日解熱鎮痛薬ブランド「ロキソニン」を展開する第一三共ヘルスケア株式会社は、2023年3月8日(水)に生理痛のメカニズムに着目した新製品「ロキソニンSプレミアムファイン」を発売。さらに同日、生理痛に悩む女性と社会全体が「生理痛の理解をより深めること」を目的に「みんなの生理痛プロジェクト」を始動しました。生理痛が正しく理解される社会へ「みんなの生理痛プロジェクト」概要本プロジェクトの発表会では、まず「みんなの生理痛プロジェクト」の概要について、第一三共ヘルスケア株式会社 ロキソニン内服薬 ブランドマネジャーの土合桃子さんが登壇。生理・生理痛に関する実態調査を行ったところ、生理痛がある9割以上の女性が、何かしらの我慢をしていること、また9割以上が「周りに生理痛を知ってほしい」「理解してほしい」と考えていることが判明したと解説しました。そこで同社では、「生理痛を甘くみないで欲しい」をキャッチコピーに「みんなの生理痛プロジェクト」を発足。正しい鎮痛薬の使用方法や、婦人科への受診推進などの情報提供を行い、また社会へ向けては、生理痛の正しい理解を広げ、思いやりを持って接してもらえるような環境づくりを目指していくそうです。例えば現在プロジェクトサイトには、鎮痛薬の正しい知識や専門家による生理痛の最新情報、自分の生理の状況を可視化するMY生理カルテなどが公開されています。ぜひチェックしてみてください。当事者も周囲も理解を深めることが必須!生理・生理痛トークセッションこのプロジェクトをうけて、生理痛に悩む人もそうでない人も、どのような意識を持って行動することが大切なのかを考えるトークセッションが開催。NON STYLE 石田明さんとフリーアナウンサーの吉田明世さん、産婦人科医の高尾美穂先生が登壇しました。10代の頃から生理痛が酷かったという吉田さん。自分の悩みをなかなか話せず、どうすれば良いか分からなかったそうです。これに対して高尾先生は、「困っていることを自分で認識し、改善する方法があることを知ってほしい。ぜひ専門的な知識のある人に、気軽に相談してください」とコメント。生活に支障が出る程症状がある場合は月経困難症の可能性もあるため、迷わずに婦人科受診をしてほしいそうです。また、多嚢胞性卵巣症候群を公表している吉田さんは、「婦人科系疾患と生理痛の関連はありますか?」と質問。高尾先生は、「生理痛がひどいことで受診して、エコー検査で子宮内膜症とわかることもあります。生理痛は病気を教えてくれているサインの場合もあるので、気になる人はぜひ受診をしてほしい」と回答しました。NON STYLEの石田さんは、パートナーとのコミュニケーションについて、「奥さんとは生理痛について、良く話をするほうです。しかし、『大丈夫?』と聞くと奥さんの機嫌を損ねてしまう場合があります」と、悩みを吐露しました。高尾先生は、まず「大丈夫?」と聞き、次に「何かしようか?」と一言付け足すのが大事とアドバイス。「女性は体調が悪い時期がある生き物なんだと理解しておくだけで、かける言葉も違ってくると思います。皆がこの想像力を持てれば、社会が温かいものになると思います」と語りました。石原さとみさんが我慢している女性たちを応援続いて、ロキソニンのイメージキャラクターを務める石原さとみさんもトークショーに登場。「生理痛は若い世代ほど何も対処せずに我慢する傾向にある」という調査結果をうけて、石原さんは、「痛みがあることは普通じゃないし、我慢することは当たり前じゃないことを意識して、病院に積極的に行ってほしいです」と、我慢している人たちへのメッセージを送りました。生理痛がひどい人は、正しい情報を積極的に集める努力を。周囲の人は、女性には周期的に不調があることを知り思いやる想像力を。誰もが笑顔で過ごせる社会を目指す本プロジェクトの、今後の展開が楽しみですね。【参考】※みんなの生理痛プロジェクト
2023年04月11日2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。しかし、無痛分娩は陣痛の途中から麻酔を入れるということに気がついたはちこさんは「途中までは、あの痛みに耐えないといけないの……!?」と動揺します。そして一番恐れている「陣痛」をどうにか乗り切るための対策を調べた結果、はちこさんは、お尻にあてるといきみ逃しがラクになるというテニスボールを購入しておくことに。出産予定日の4日前のクリスマスイヴ。 早めに就寝したはちこさんは、おなかの異変を感じて目を覚ましました。最初は弱い痛みでしたが、時間が経つにつれ強い痛みに変化……。「陣痛で間違いない!」と思い、陣痛タクシーで産院に向かうことに。 「いよいよ始まる!」戦闘モードに入っていたはちこさんは、ある決意をしていました。 これだけは絶対にしない!と、決めていたのに… 陣痛タクシーに乗り、産院に向かっていたはちこさん。 「あれ?」 通常なら自宅から産院まで車で5分で到着するのに、もう10分以上経過……。 緊急事態にも関わらず、道を間違えた運転手にイラつきつつも、これから壮絶な闘いが待っている!と心の中で思い、気持ちを落ち着かせていました。 それから数分後――。産院に到着したはちこさんは、子宮口を確認するために分娩室に案内されました。現時点で子宮口は3〜4cm。「まだまだ長い闘いになりそうだ」と思いながら、個室の陣痛室に移動します。 はちこさんは今回のお産で、あることだけは絶対にしないと、心に強く深く誓っていました。 それは「浣腸」! 第一子出産時に浣腸をした結果、痔が悪化してしまい猛烈な痛みを経験していたのです。今回は何がなんでも拒否すると決めていました。が、助産師さんたちは一向に浣腸の要請を出してきませんでした。 拍子抜けしたはちこさんは、準備していたタブレットを取り出し、静まり返った陣痛室で音楽を聴くことに。そのおかげで痛覚をごまかすことができましたが、はちこさんにはもう1つ、大きな心配事が出てきたのです。 1回目の出産で浣腸を経験し、2回目の出産では絶対にやらないと決意していたはちこさん。しかし、結局産院から浣腸をすることは求められず、取り越し苦労で終わったようです。心配なこと、不安なことがあれば、あらかじめ助産師さんや看護師さんに相談しておくのがよさそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年04月11日2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。しかし、無痛分娩は陣痛の途中から麻酔を入れるということに気がついたはちこさん。一番恐れている「陣痛」をどうにか乗り切るための対策をリサーチしていました。はちこさんは、お尻にあてるといきみ逃しがラクになるというテニスボールを購入しておくことに。 出産予定日は、12月28日。その4日前のクリスマスイヴにおこなった妊婦健診で、子宮口が3~4cm開いていると判明。けれどもクリスマスを楽しみにしていた長女のために、チキンを買って2人でささやかなクリスマスパーティーを開きました。さすがにその日は早めに就寝。そして数時間後に陣痛が始まったのです! 車内で苦しむはちこさん!? ※※病院が入院時期の判断をするためには妊婦さんの正確な情報が必要です。虚偽の報告はしないようにしましょう。 長女のこっちゃんと寝ているときにおなかの異変を感じたはちこさん。「もしや?」と思い、スマホを取り出し陣痛間隔を測り始めました。 主治医からは、「うずくまるくらいの痛みが1時間に4回きたら来院してください」と言われていました。はちこさんは、弱い痛みが続いてる場合はどうしたらいいのだろうと考えました。そして、経産婦は進行が早いと聞いていたことを思い出し、不安に。それでもタクシーで今行くと、深夜料金を加算されるのではないかといろいろなことが頭をよぎり、一旦このまま様子を見ることにしました。 それから数時間が経った朝の3時半――。 痛みが増してきたので、産院に電話をかけました。しかし、「まだ痛みが弱いので1時間ほど様子を見ましょう」と言われ、夫に状況を伝えたあとベッドに戻ったはちこさん。 さらに2時間ほど経ったころ、猛烈な痛みがはちこさんを襲ってきました。 「今度は陣痛で間違いない!」 と察したはちこさんは急いで産院に電話し、予約していた陣痛タクシーを呼びました。そして、入院道具を確認。2回目の出産ということもありテキパキと動いていました。 数分後、陣痛タクシーが到着すると、「こっちゃんのことよろしくね!!」と夫に伝え、タクシーに乗り込みました。しかし、車で5分で産院に着くはずなのに一向に到着しません……。出発してから10分が経過。 「道を間違えたな……?」 陣痛に耐えながら、はちこさんは運転手を睨みつけていました。 はちこさんは2回目の出産なので、流れや事前準備が整っていたようです。陣痛が始まったときに慌てずに産院までの移動ができるよう、はちこさんのように前もって考えておきたいですね。今回は運転手さんが緊張で道を間違ったようですが……。はちこさんが何事もなく産院に到着することを願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ2019年8月生まれのこっちゃんと2021年12月生まれのふーちゃんの姉妹ママです。
2023年04月10日第一子を普通分娩で出産したはちこさんは、あまりの痛さに「もう絶対に産めない! 無理!」と思っていました。それでも2人目を希望し、妊娠。初産で経験した激痛がトラウマになっているはちこさんは、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。しかし、無痛分娩は陣痛の途中から麻酔を入れるということに気がついたはちこさんは「途中までは、あの痛みに耐えないといけないの……!?」と動揺。それでも立地などの条件も考慮して、今の産院に通うことに。それから妊娠後期に差し掛かり、便秘や恥骨痛、頻尿……とさまざまな痛みや症状がはちこさんの体を襲いかかります。 早く産みたいと思うはちこさんですが、はちこさんが一番恐れているのは「陣痛」でもありました。うまく乗り切れる方法をリサーチしていたところ、あるものを発見しました。 ネットで見つけた陣痛対策とは? はちこさんが発見した陣痛対策表には、子宮口の大きさ別に陣痛の持続時間が載っていました。 「最低でも70秒我慢すれば陣痛を乗り越えられる!」 それを知ったはちこさんは、数字を数えて落ち着くこと、そして陣痛対策の定番であるテニスボールを用意することにしました。 出産予定日を5日後に控えた、12月23日の妊婦健診日――。子宮口が3・4cmに開いていて、いつ生まれてもおかしくない状態でした。 そんな中で迎えた翌日のクリスマスイヴ。あまりにも体がダルかったはちこさんでしたが、長女のこっちゃんのために、コンビニでチキンを買って、ささやかなクリスマスパーティーを開きました。 ダルさが続くため、長女のこっちゃんと一緒に就眠することに。目を閉じて、深い眠りにつこうとすると「……なんか、おなか痛いんだよな」と、体の異変を感じたのです。陣痛を予感しながら、横になるはちこさんでした。 陣痛対策をネットで調べておいたはちこさん。事前に陣痛のことを知っておくことで、安心できて、実際に陣痛が起こった際に心の負担を軽減できそうそうですね。出産予定日が近づいている場合は、入院準備をしておいたり、陣痛タクシーや家族の状況など、当日の交通手段も確認・準備しておいて、少しでも不安を減らしておきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ2019年8月生まれのこっちゃんと2021年12月生まれのふーちゃんの姉妹ママです。
2023年04月09日第一子を普通分娩で出産したはちこさんは、あまりの痛さに「もう絶対に産めない! 無理!」と思っていました。それでも2人目を希望し、妊娠。初産で経験した激痛がトラウマになっているはちこさんは、夫に相談して今回の出産を無痛分娩にすると決めたのですが……。無痛分娩について詳しく調べていると、陣痛の途中から麻酔を入れるということに気づきます。はちこさんは「途中までは、あの痛みに耐えないといけないの……!?」と、一瞬パニックに! しかし、立地が最強の現在の産院。「1度乗り越えたのだからイケるか……!」と、覚悟を決めたのです。 おなかの子も順調に育っていく中で、はちこさんの体にさまざまな症状が起き始めます。一番恐れていた、アイツも復活して……!? 体中が痛すぎる日々が続き… はちこさんは、妊娠してから便秘に悩まされていました。仕事が手につかないほどおなかが張っていたため、急きょ病院へ行くことに……。 しかし、院内は平日の昼にも関わらず激混み!まともに座ることができないほど追い詰められていたはちこさんは、長椅子に寝転んで1時間ほど待っていました。 ようやく名前が呼ばれ、受診を終えると、無事便秘は解消! それからは、1日1Lの水を飲み、酸化マグネシウムを1日2〜3回摂取することを徹底していました。けれども快腸になってから水も酸化マグネシウムもサボってしまったはちこさん。案の定便秘が再発……。トイレに篭る日々が続いたのです。 ある日、はちこさんは、「おや? 腫れてる……?」と、お尻に違和感を覚えました。 「このタイミングで再発したらヤバい!」と、焦ったはちこさんは、排便のたびに軟膏を塗るようにしていました。 それから妊娠後期に差し掛かると、便秘以外にも、「頻尿」や歩けないほどの「恥骨痛」、突然襲いかかる「こむら返り」と、体の痛みに苦しんでいました。「こんなに動けないなら早く産みたい」と思ってしまうはちこさんなのでした。 助産師さん曰く、妊娠中は体にさまざまな痛みや変化が起きるそうです。はちこさんの症状以外にも、倦怠感、皮膚のかゆみ、痔、むくみなど妊婦さんによって症状や程度は異なります。症状があるときはできるだけリラックスして過ごすことが大切なのだそう。つらいときは無理せず、かかりつけの産院に相談しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ2019年8月生まれのこっちゃんと2021年12月生まれのふーちゃんの姉妹ママです。
2023年04月08日第一子を普通分娩で出産したはちこさんは、あまりの痛さに「もう絶対に産めない! 無理!」と思っていました。ところが2人目を希望し、妊娠。初産で経験した激痛がトラウマになっているため、今回の出産は無痛分娩にすると決めていました。普通分娩を乗り切れる自信がなかったはちこさんは、痛みが少ない無痛分娩にすることを決意。しかし、よくよく調べると思っていた出産方法と違って……!? 無痛分娩も甘くない!? ※誤)自然に促進し→正)自然に進行し 第一子の出産時に「陣痛」と「痔の痛み」のタブルパンチを受けたはちこさん。その痛みはトラウマになるほど壮絶なものでした……。今回は、痛みを乗り越える自信がなく、夫と話し合い「無痛分娩」で産むことに。 その後、無痛分娩を詳しく調べていると……。 「無痛分娩:陣痛は自然に進行し、子宮口7cmを目安に麻酔を入れます」 目を丸くするような驚愕の内容を発見。はちこさんはもっと早い段階から麻酔を入れると思っていたのです。 「3cmでも激痛だったのに、7cm……!?」「7cmにくるまでが一番つらかったよ!? そこから麻酔して意味あるの!?」 第一子出産時の痛みが脳裏をよぎります。 はちこさんは、完全麻酔できる産院を探し直そうかと思いました。しかし、仕事や子育て、交通費など現実を考えると、5分で通院できる今の産院がベストという答えに。「普通分娩を乗り切れたし、今回も乗り越えられる!」と覚悟を決め、予定通りの産院で無痛分娩することにしました。 出産方法の1つに、陣痛の痛みを和らげる目的でおこなう無痛分娩があります。日本産科麻酔学会によると、無痛分娩を希望する場合は妊娠32週より前に相談するのがよいそうです。また、施設によって無痛分娩の方法には大きな違いがあるのだとか。十分な説明を聞いて納得のうえ、産院を選ぶようにしたいですね。またその際には、はちこさんのように、無痛分娩の方法だけでなく、通院時の負担などその他の条件面も考慮して、自分に合った産院を総合的に判断することが大切なのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ2019年8月生まれのこっちゃんと2021年12月生まれのふーちゃんの姉妹ママです。
2023年04月07日出産予定日の1週間前に陣痛が来た、星田つまみさんは、家族で病院に行くことに。その後、実母が星田つまみさんのいる分娩室に到着し、安心した星田つまみさんでしたが、陣痛と共に骨盤にかなりの痛みが。様子を見にきた、助産師さんは顔面蒼白になり、医師を呼びに行きました。死を覚悟した瞬間病室に来た医師から「常位胎盤早期剥離(妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」と告げられた、星田つまみさん。 緊急で手術をすることになったのですが、手術の準備中、星田つまみさんの体に異変が起きて……。 ※こちらはイメージです。側管注射(点滴剤や薬剤を注入すること)は、メインの点滴につながれている三方活栓(2種類までの薬剤の混入をおこなう器具)からおこないます。 ※術中の描写はあくまでもイメージです。実際とは異なるところがあります。 麻酔が効いて、陣痛の痛みから解放された星田つまみさんでしたが、麻酔や点滴などが体に入った途端、体が震え始めました。 そして、吐き気や息苦しさを感じ、声も出せない状況に。 苦しそうな星田つまみさんの様子を見た看護師さんは、酸素マスクをつけてくれましたが、余計に苦しくなるだけで、星田つまみさんは思わず外してしまいました。 すると医師の「赤ちゃん出ますよ」と言う声がして、元気な産声が! 愛らしく、元気な赤ちゃんとの対面に安堵した星田つまみさんは、そのまま目を閉じました。 ◇◇◇ 赤ちゃんの「産声」を聞いて、喜びを噛み締めたという、星田つまみさん。 赤ちゃんとの初めての対面。おなかの中でずっと一緒にいたママにとってはとてもうれしい場面ではないでしょうか。 みなさんは赤ちゃんと初めて会った際、何を思いましたか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ6歳差元気兄弟の育児に日々奮闘中です!いっぱい怒っていっぱい泣いていっぱい笑った子どもたちとの日々を忘れないように、育児漫画を描いています。
2023年03月30日出産予定日の1週間前に陣痛が来た、星田つまみさんは、家族で病院に行くことに。その後、実母が星田つまみさんのいる分娩室に到着し、安心した星田つまみさんでしたが、陣痛と共に骨盤にかなりの痛みが。様子を見にきた、助産師さんは顔面蒼白になり、医師を呼びに行きました。まさかの事態に…!?星田つまみさんは、病室に来た医師から「常位胎盤早期剥離(妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」と告げられ、緊急で帝王切開をすることに。 手術の準備中に必死にいきみ逃しをしていた星田つまみさんでしたが、おまたに違和感を覚えます……。 ※こちらはイメージです。側管注射(点滴剤や薬剤を注入すること)は、メインの点滴につながれている三方活栓(2種類までの薬剤の混入をおこなう器具)からおこないます。 おまたに違和感を覚えた、星田つまみさん。 それは、赤ちゃんではないものでした。 なぐめてくれる看護師さんたちに恥ずかしさを感じているとき、実母は夫に連絡。 実母は、6年前の星田つまみさんの長男出産時と同じことを繰り返し、夫ではなく、夫の母親に電話をかけていました。 そして、そのころの星田つまみさんは麻酔が効いて、陣痛の痛みから解放されていましたが、麻酔や点滴などが体に入った途端、体が震え始めました。 ◇◇◇ 星田つまみさんのように出産前に排便してしまうのはよくあることなのだとか。 しかしそれは経腟分娩(産道を通ってきた赤ちゃんを産むこと)の話で、今回のケースとは排便の機序が異なるのだそう。 経腟分娩の際は、「赤ちゃんの頭が下がってくるときに直腸に便があれば押し出されてくる」ことで排便するらしいのですが、助産師さんによれば星田つまみさんの場合は、麻酔によって肛門括約筋(肛門周辺の筋肉)が弛緩して排便に至ってしまったのではないかということです。 また、出産時の排便に関して、気にしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、助産師さんは気にしていていないとのことでした。 このような、助産師さんからの声を聞けると少し安心できますよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ6歳差元気兄弟の育児に日々奮闘中です!いっぱい怒っていっぱい泣いていっぱい笑った子どもたちとの日々を忘れないように、育児漫画を描いています。
2023年03月29日初潮を迎えてから30代後半まで、ずっと生理痛とは無縁だった私。しかし、いつからか定期的に訪れるむくみやイライラといった、原因不明の体の不調に悩まされていました。やがて初めての出産を経て、40歳になった私がやっとわかった生理周期と体調不良のことについてお話しします。★関連記事:「即手術!」生理痛は当たり前じゃないの? ただの生理痛だと思っていたら病気だった!生理って意外とラク?私に初めて生理が来たのは中学2年生のころ。周りの友だちに比べて少し遅めだったので、みんなが生理の話をしている中で、なかなか話に加われない状態でした。いつ生理が来るんだろう、どれだけ痛みがあるんだろう? といろいろ想像していました。そんなある日、初めての生理が来たのですが、特に痛みもなく出血量も少なかったため、こんなものかと拍子抜けしたのをよく覚えています。それから、20代30代と成長してからも特に生理痛がなかったため、私は生理のことで悩むことはあまりありませんでした。生理に無頓着だったけれど…30代後半になってからも生理痛はほとんどなく、生理周期も定期的だったり、まばらだったりしたため、特に自分の生理周期についてもあまり考えずに過ごしていた私。しかしその一方で、20代のころからなんだか今日はやたらむくんでいるなぁ、なんかよくわからないけど最近イライラするなどの症状が定期的に起こることにずっと悩まされていました。そして39歳で初めて妊娠し、出産。そして産後半年ぐらいから生理が再開したのですが、下腹部に今までになかった痛みが!私は産後なぜか生理痛が起こるようになり、これが生理痛なのか……と、やっと生理痛がどんなものなのかわかるようになりました。40歳を過ぎてわかったことそれから40歳を迎え、下腹部が痛くなるともうすぐ生理が来るかな? と感じられるようになったので、ようやく自分の生理周期が何となくわかるように。生理周期がわかると、むくみやイライラなど、今までの体の不調が大体生理前に起こっていることがわかり、40歳を過ぎてようやくこれらの症状はPMS(月経前症候群)だったんだと気付きました。その後は産婦人科で生理痛やPMSの悩みを相談し、薬を処方してもらったり、基礎体温をスマホアプリで管理するようになりました。そして41歳になった今、やっと生理周期をほぼ把握できるようになったのです。まとめ今では、生理開始日以外にも排卵日も大体わかるようになったので、予定を立てるときにこの日は体調が悪いからやめておこうと調整できるようになりました。もし20代のころから生理周期を管理し、PMSについても自分で調べたりしておけば、もっといろいろ対処できたんだろうな……と思うと、少しもどかしい気持ちになります。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/小野 美穂(42歳)5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなった。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年03月28日第1子を出産時、私は陣痛に強い恐怖を感じていたので無痛分娩を選択しました。しかし、お産がなかなか進まず、そして恐怖の痛みも!? 一筋縄ではいかなかった、私の無痛分娩体験談をご紹介します。 里帰り出産で無痛分娩を選択第1子を無痛分娩で出産したときのエピソードです。結婚して5年目に妊娠がわかり、夫と共に喜びました。その当時、フルタイムで働いていたので、つわりの時期は毎日会社に行くのも仕事もつらかったですが、安定期に入ると落ち着き、そこからは妊娠8カ月で退職するまで特に問題もなく働きました。 自宅近くの産婦人科を受診していましたが、出産は実家の近くの産婦人科で里帰り出産を計画。そこの産婦人科は私自身が生まれた場所なので、自分も同じ場所で出産できることに喜びと運命的なものを感じていました。ただ、以前と変わったのは無痛分娩を扱っていることです。当初は通常分娩を考えていましたが、陣痛への恐怖が強かったので無痛分娩を選択。そこの産婦人科は個人経営かつ医師が1名なので、お産が重ならないように無痛分娩は妊娠38週目での計画分娩になります。 「無痛分娩なのに…」陣痛との闘い出産日当日、朝一番で子宮口を広げるためにバルーンを挿入し、バルーンが自然に抜けるのを待ちます。それと並行して陣痛促進剤を打つのですが、ここの産婦人科では子宮口が5cm以上開かないと硬膜外麻酔(無痛分娩で使われる痛みをやわらげる麻酔)が使えないので、それまでは痛みとの闘いです。少し耐えればラクになる!と思っていたのにまさか2日がかりのお産になるとは···…。 結局、夕方まで陣痛に耐えたものの、子宮口は1.5cmしか開いておらず、陣痛促進剤を一旦止めて翌日に再開することになりました。すると夜中に陣痛のような痛みが始まり、一定間隔でだんだんと激しくなってきたのです。 ナースコールを押し、診察してもらいましたが、子宮口はあまり開いておらず。「陣痛が始まった可能性が高いので、様子を見ましょう」と言われ、なんとそこからお昼ごろまで痛みが続きました。 恐怖というより一刻も早く痛みが消えてほしいという心境でした。そして、お昼過ぎにやっと子宮口が5cm開いたので硬膜外麻酔を打ってもらうと、今までの痛みがスーッと消えて体が一気にラクになりました。痛みはないけど、陣痛の波に合わせておなかの下辺りがピクっと動く感覚があり、「その感覚に合わせて、いきんでください」という指示が。 硬膜外麻酔を打ってからは緊張感もやわらぎ、スムーズにお産が進みました。 そして夕方、夫も立ち会いリラックスした中で赤ちゃんと対面することがてきました。 初産は予想外のことだらけ無痛分娩だからそんなに痛くないと思っていましたが、初産は長引くと言われる通り、予想外のことがいろいろ起きて大変でした。 それでも最後はリラックスして赤ちゃんと対面できたことと、産後の体力の回復が早いことが無痛分娩を選択してよかったと思える点です。 監修/助産師 松田玲子7歳と3歳の2児の母。現在は専業主婦で育児に奮闘中。 チャイルドマインダーの資格を生かして、子どもたちに家庭的保育を取り入れている。
2023年03月27日2人目の出産直前に起こった衝撃エピソードです。バースプランは事前に考えていたのですが、分娩中はあまりにも余裕がなく、予想外の展開が起きたことを紹介します。 痛すぎて思考停止…バースプランを立てたのに! コロナ禍での出産だったこともあり、立ち会い出産はしない方向でした。しかし、助産師さんから立ち会い出産を希望していると間違えられ、あまりの痛みに一貫性のない行動をとってしまいました。自宅で待機していた夫に電話をしましたが、興奮状態の私が何を叫んでいるかはわからなかったようです。 監修/助産師 松田玲子著者:シュー子3歳、1歳の二児の母。専業主婦(潜在介護士)。育児の合間に妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に作画中。
2023年03月25日30代で初めての妊娠をした私。コロナ禍ではありましたが、生まれる直前に夫が立ち会うことになりました。そしていよいよ出産を迎えたのですが、出産時なかなか赤ちゃんが出てこず、吸引分娩をすることに。立ち会いをしていた夫が医師かけられた言葉は予想外のものでした……。 初めての出産でまさかの吸引分娩に!夫が体験したこととは 30代で妊娠し、初めての出産。お産の痛みにおびえつつも、いよいよ会えるわが子との対面の日を待ちわびていました。私は夫の立ち会い出産を希望しており、生まれる直前で分娩室に入ってもらう予定でした。コロナ禍だったため、立ち会い出産ができないかもと心配していたので、実現できることがうれしかったのですが、まさかあんな状況になるとは……。 出産予定日から5日後、朝から陣痛の兆しが。陣痛の間隔が狭まり、お昼ごろ産院に電話をして病院へ。夕方、なかなか子宮口が開かなかったものの、ひとまず私はLDR(陣痛から出産、回復するまでの時間をひとつのベッドで過ごせる部屋)へ。後から駆け付けた夫は病院の廊下で待機していました。 破水後、陣痛が強くなり先生も到着。「そろそろ分娩に移りましょう。パパも入ってもらって」と言われ、パパも登場。しかし、いくらいきんでも赤ちゃんが出てきません。なかなか進まないため会陰切開。それでも出てこず、「吸引分娩にしますね!」と先生。その直後「パパにはショッキングだから、部屋を出て!」と夫は分娩室から追い出されてしまったのです。吸引分娩の器具が用意され、「おなかに乗って赤ちゃんを押し出すね!」と助産師さんが私のおなかの上に! そこからの記憶はあいまいですが……無事出産となりました。 生まれてきた娘は3,500g超えのビッグベビー。へその緒が短かったこともあり、なかなか出てこられなかったようでした。助産師さんがおなかの上に乗って赤ちゃんを押し出す様子がパパにショックを与えるのでは、という配慮から分娩室を出るように促された夫ですが、「死んじゃうんじゃないかってほどの叫び声が聞こえたから、手の震えが止まらなかった……」とのことでした。しかし、娘が成長した今となっては、思い出深いエピソードです。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:倉本柊1歳の娘を育てる30代ママ。理想が高く心配性のわりにズボラな性格が功を奏して、無理せずのんびり育児中。
2023年03月23日生理のたびに起こる生理痛。もともとそんなにひどいわけではありませんでしたが、アラフォーになって悪化してしまいました。寝込むほどつらくなった生理痛が、病院の処置で驚くほど軽くなった体験談をご紹介します。★関連記事:陣痛並みの生理痛が毎月やってくる! 子宮全摘出術でつらい生理痛から解放された【体験談】アラフォーで生理痛が悪化!若いときは、そんなに生理痛がひどくはありませんでした。倦怠感が少しと腰痛はあるけれど、日常生活には影響がない程度。周りからは「アラフォーになって閉経が近付くと、生理痛がだんだん軽くなるよ」と聞いていました。しかし、私の場合は逆。40代になり生理の時期になると、頭がぼーっとして全身がだるく、めまいがしてフラフラするようになりました。同僚からは顔色が悪いと心配されることも。みんなに「生理痛だ」と説明するのも抵抗感があり「大丈夫です」と適当にごまかしていました。あまりにもひどい日は車の運転中に目がかすんだり、階段から落ちそうになったり、倒れそうになったりと、日常生活に支障を来すように。そんな日は早く帰り、ひたすら寝るしか対処法がなく、毎月生理が来るのが怖くなってしまいました。病院に相談すると、思いがけない提案が毎月の生理痛に悩み、インターネットで原因と対処法を調べてみました。すると、ひどい生理痛には婦人科系の病気が隠れていることもあると書かれています。自覚症状とネット情報を比較すると、おそらく私には婦人科系の病気はないと思われました。しかし、ピルを飲むと軽減されるということを知り、処方してもらえるかもと考え、産婦人科を受診しました。医師に相談すると、私は40歳を過ぎていてBMIが高めなので、血栓症や心筋梗塞などのリスクを考えるとピルは避けたほうが良いとのことでした。それならば漢方薬などの他の薬を処方してもらえないだろうかと思ったとき、先生から「ミレーナを入れましょうか」と提案されました。ミレーナとは、子宮内に装着するT字状の避妊リングです。ミレーナは子宮内で「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンを放出し、経血の量が大幅に減少するのだそうです。閉経前に経血が出なくなる人もいるとか。避妊リングを入れる? 思いがけない提案に戸惑いましたが、このつらさがなくなるのならと、処置をしてもらうことにしました。子宮口からミレーナを挿入するのですが、これが痛い! 人によってはまったく痛くないようですが、私はおなかを内部からガリガリと引っかかれているような痛みがありました。生理痛が劇的に改善装着はとても痛く、その日は帰って寝込んでしまいました。装着後数日は軽い出血も。しかし、それも次第になくなり、次の生理のときは少しおなかが痛いくらいで、最近のひどい生理痛はぴたりとなくなったのです! 生活に支障を来すレベルの生理痛がなくなり、私の月に1回必ず来る不安が解消されました。これは本当にありがたいことでした。毎月生理が来ても、ナプキンが必要だという以外は普通に生活ができるのです。当たり前の生活を継続して送れるありがたさを実感しました。タレントの益若つばささんがミレーナを装着していると公表したときは炎上覚悟だったそうです。「避妊リング」を入れているというと、性に奔放な女性という印象を抱かれやすいのかもしれません。しかし、私は避妊リングに救われました。避妊リングによって望まない妊娠を避けることができ、生理痛に苦しむ女性が生活を取り戻せるのだから、社会の偏見がなくなってほしいと思います。まとめ年を取れば軽くなると思っていた生理痛が、40代になってから悪化するというまさかの事態。つらいだけでなく、車の運転時に事故につながりそうな危険もありました。それが避妊リング「ミレーナ」を装着することで劇的に改善。生理痛が起こるのは仕方がないことかもしれません。しかし、それを我慢してもいいことはないと思い、病院に行く選択をしました。私は40代の経産婦だったのでミレーナを入れるという治療でした。ピルの処方など他の対処になると思っていたので、避妊リングという思いもしない提案に驚きました。しかし、ミレーナを入れてアクティブに活動できるようになったので、病院に相談して本当によかったと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/SN(46歳)38歳のときに離婚。 大学2年生と高校1年生の子どもがいる。今は高校生の娘とチワワと暮らしている。ブラックな仕事を退職したいと考えているが、住宅ローン・子どもの学費が重くのしかかっており、踏み切れないでいる。40代に入り、人生最大のモテ期に突入。
2023年03月20日結婚する少し前から生理痛が重くなってきていた私。過去周りの友だちも生理痛がつらくて会社や学校を休んでいたのを見ていたこともあり、女性はみんな生理痛があって当たり前なんだと思っていました。そんなある日、経血がほとんど出ない生理が終わりかけのタイミングで、突然下腹部に立っていられないほどの激痛が! 怖くなった私は、翌日即病院を受診。そして、ある病気が判明したのです。★関連記事:陣痛並みの生理痛が毎月やってくる! 子宮全摘出術でつらい生理痛から解放された【体験談】生理痛はあって当たり前私は学生のころ、あまり生理痛に悩んだことがありませんでした。しかし、社会人になってしばらくたったころから、生理痛が重くなるように。加えて、生理ではない日も腰の下のほうが痛く、座るのがつらいと感じる日も出てきたのです。だんだん痛みがひどくなっているような気がするけど、大丈夫かなぁ……。そう思った私は、友人に相談することにしました。周りの友人に話すと、「私も生理痛がつらくて学校とか会社を休んだことがあるよ」とのこと。学生のころから生理のたびに鎮痛剤を服用しているという友人もいて、みんなそれぞれに生理痛の症状があるものなんだな、と特に気に留めませんでした。「生理痛が強いときは、私も市販の鎮痛剤を飲もうかな」と、軽く考えた私は、婦人科を受診せず過ごしていました。しかし、会社の同僚と昼休憩を取っていたある日のこと。生理がもう終わりそうだなというころだったのですが、突然下腹部に立っていられないほどの激痛が走ったのです。あまりの痛さに身動きが取れず、脂汗を出しながら必死に耐えていましたが、ついに我慢できなくなった私は、同僚に断り近くの公園で休むことに。なんとか気を紛わせながら必死に痛みに耐え、ようやくラクになったころにはなんと1時間半もたっていました。なにこれ……なんの痛みなの!? と不安になるばかり。腸かな? 子宮かな? と痛む場所の特定に悩みましたが、生理痛が突然強くなった感覚があったため、おそらく子宮の異常だと思い、翌日婦人科を受診することに決めました。初めて聞く病名に実感も湧かず早速婦人科で経膣エコーでの内診を受けることに。画面に映し出されたものを見るなり、先生は目を丸くして「これは即手術!」と言ったのです。先生によると、片方の卵巣が腫れているとのこと。診断結果は「チョコレートのう胞(別名:卵巣子宮内膜症性のう胞)」という、初めて聞く病名でした。この病気は経血が卵巣へ逆流してしまうことで卵巣内に病巣が発生し、月経時にその細胞が増殖することで出血し、卵巣が腫瘍になってしまうものなのだそうです。先生からは「大きくなり過ぎると破裂して、大変なことになっていましたよ!」と注意を受けるはめに。生理痛が重くなったのも、時々腰の下が痛んでいたのも、この病気のせいだったんだ……と、そのとき初めて気付きました。ただの生理痛だと思っていた痛みが、こんな事態を引き起こしていたなんて……。破裂していたらとんでもないことになっていた、と深く反省しました。そして、じわじわと自覚症状が出ていたことにも気を留めず、たいしたことじゃないと自分で判断していたことにただただ後悔するばかり。その後はすぐに専門病院の紹介状をもらい、入院・手術をする運びになりました。腹腔鏡手術で腫瘍のみ切除したが後日、紹介された病院で手術を受けました。手術は1時間半ほどで無事終了。私の場合は、おなかに穴を開けてカメラで遠隔操作する「腹腔鏡手術」だったので、術後のダメージも最小限で済んだそうです。しかし、人生で初めての全身麻酔での手術。比較的簡単な手術だったとはいえ、目が覚めた瞬間はとてもホッとしたことを今でも覚えています。これで病気が治った! と思ったのもつかの間、チョコレートのう胞は再発するリスクが高いことを知りました。生理がある限り、再び経血がたまってしまう可能性があるため、再発を予防する適当な手段は生理を止めるしかないとのこと。手術をしたからもう大丈夫! というわけではないことにビックリしました。「治療するには妊娠して自然に生理を止めるのが最良ですよ」と言われましたが、当時30代後半で結婚すらしていなかった私は、薬を飲みながら生理を調整していくことに。もう二度とあんな激痛は体験したくない! と思った私は、真面目に薬を飲んで、改めて自分の生理と向き合おうと心に誓います。そして、生理痛があることは当たり前ではない、ということを周りの友人にも伝えていきたいと心から思った体験になりました。まとめその後は薬で生理を止めていましたが、40歳を目前に結婚し、妊娠を希望するにあたって生理を再開させました。恐れていた生理痛もなく、快適な生活を送りながら妊活をスタート。その後、無事妊娠し出産することができました。今は、妊娠を機に止まっていた生理が再開したので、チョコレートのう胞が再発していないか、そろそろ検診に行かなくてはと思っています。今のところ生理痛はありませんが、痛みが出てくるようならすぐに受診! 第2子をどうするかも考えながら、今後も自分の体と向き合っていきたいです※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。取材・文/ささきなみイラスト/おみき著者/ささきなみ(37歳)体力の衰えを感じ、年齢に抗うなにかを始めようと摸索中のアラフォーです。趣味はキャンプ。自然の中で飲むお酒を楽しみに日々を頑張っています。健康や夫婦生活についてなど、アラフォー世代の気になる体験談を執筆中です。
2023年03月19日私は学生のときから生理痛があり、毎月の生理が憂うつでした。若いときは体力も気力もあり、毎月の生理痛を乗り切ることができていましたが、年を重ねるごとに悪化して気が付けば鎮痛剤が手放せなくなるまでひどい状態に。そこで、私が選んだ道が腹腔鏡下手術での子宮全摘出術。今では生理痛から解放されました。手術を決断するまでの過程を紹介します。★関連記事:「ひどい痛みに出血が続く…」40代で突然、生理痛が復活。子宮内膜症の症状が悪化したと思ったら生理痛があるのが普通だと思っていた私の初潮は小学6年生のときです。約40年間、生理中は生理痛があるのが普通と思っていました。テレビを見ても、「頭痛・生理痛に効く!」と鎮痛剤のCMがたくさん流れ、ドラッグストアでもさまざまなメーカーの鎮痛剤が並んでいるのを目にしてきました。そんなふうに思っていたので、生理痛があるときは市販の鎮痛剤でしのいでいました。幸い寝込むほどでもなかったので、生理痛で婦人科に受診することもなく、「そんなもの」という思いで過ごしていました。妊娠中は生理がなく、妊娠中のトラブルもなく過ごせていたので、生理がない生活は快適に過ごすことができました。「早く閉経になってくれないかな~」とすら思っていました。ところが40代後半になったころに、だんだん生理痛と出血がひどくなり、私の最大の悩みになることに。どんどん生理痛がひどくなり寝込む日も私は44歳ごろから更年期症状が出始め、52歳の現在まで不調に悩まされています。ホットフラッシュ、めまい、手指のこわばり、肩凝り、首凝りなどさまざまな症状が出ました。心療内科に通院したこともあります。そこで処方された薬を服用したことで、生理が止まってしまいました。私自身は「生理がなくてラクだわ~」くらいに思っていましたが、その時期にホルモン補充療法をスタートしました。ホルモン補充療法をスタートしたのは、婦人科での血液検査でエストロゲンの分泌が減っていたことが確認でき、それが原因で不調がきているのだろうという主治医の判断からです。私がおこなっているホルモン補充療法は、エストラーナテープを下腹部に貼る方法です。子宮がある人の場合、女性ホルモンを補充するばかりだと子宮がんのリスクが高まるため、定期的に黄体ホルモン(デュファストン)も服用しないといけません。そうすることで月1回出血を起こして、子宮の内膜を掃除するのだそうです。ホルモン補充療法を始めてから、更年期症状が軽減し悪玉コレステロール値が下がりました。しかしその一方で、もともと子宮筋腫があるのもあり、毎月の生理では大量出血で下着を汚す、夜用ナプキンが手放せない、生理痛がひどくて鎮痛剤を毎月服用するといったことにも悩まされるようになったのです。生理痛がひどい時期はあらかじめ予想できるので、仕事のスケジュールを決めるときは生理痛に合わせておこなうようにしました。医師にも毎月の受診のときには「生理痛がひどくて……」と相談し、薬の飲み方を変えたりいろいろ手を尽くしたのですが、生理痛はひどくなる一方でした。私の子宮ちゃんさようなら!生理痛がひどくなり、体だけでなくメンタルにも悪影響を及ぼしてきました。ちょっとしたことでイラっとしたり、ネガティブに捉えたり。今思うとなんてことないことで泣いてしまったり……。やはり一番つらかったのは、長男と次男の出産で経験したような陣痛並みの生理痛が毎月やってくることで、だんだん恐怖にさえ感じてきました。生理痛の前後を合わせると、1カ月のうち不調の時期が10日、年間に換算すると1年の3分の1を絶不調で過ごすことになるのです。鎮痛剤の中でも痛みを抑える効果が高いといわれるロキソニンが効かなくなってきたのもあり、このままでは日常生活に支障を来すと思い、50歳のときに決断したのが「子宮全摘出術」です。私は主治医に「子宮を全摘したい」旨を伝えました。主治医は早速、大学病院を紹介してくれ、大学病院で手術を受けることにしました。大学病院で精密検査をした結果、診断されたのは「子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)」です。子宮腺筋症は、子宮の内側に位置する子宮内膜組織が子宮筋の中にできる厄介な病気だそうです。今までの生理痛の原因がわかり、執刀医からの「これでラクになると思いますよ~」の言葉で、目の前がパッと明るくなりました。手術をする日も決まり、「怖くない?」と周りの人に聞かれたこともありましたが、とにかく体がラクになるなら!という思いのほうが大きかったです。しかし、手術当日は朝から絶食、浣腸をして気を失うなどのアクシデントもあり、無機質な手術台に乗るときは怖かったです。逃げ出したくなりましたが、手術が無事終わり、陣痛並みの生理痛から解放された今、勇気を出して手術を受けたことを本当によかったと思っています。自分で自分を褒めてあげたい!です。まとめ生理痛がつらかった時期にあった腰痛、頭痛、足のむくみ、不安感も子宮全摘出により、ほとんどなくなりました。心も以前よりも穏やかになったような気がします。体の痛みがあらゆる症状につながるんだ!ということを痛感しています。そのような経験から、生理痛や婦人科のトラブルに悩んでいる友人には、症状がひどくなる前に自分に合ったドクターを探しておいたほうがいいよ!と伝えるようにしています。年を重ねると、できなくなることも増えてきますが、生理痛から解放された今は、自分に合った方法で仕事も趣味も楽しんで、毎日を過ごしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/きびのあやとら著者/わみ(52歳)管理栄養士・健康運動指導士としてフリーランスで活動中のアラフィフ女子。 40代前半から不調に悩まされあらゆることを試行中。
2023年03月15日妻の出産方法について口を出す義母をババキュアがぶった斬る! コメント欄でも多くの意見をにぎわせた育児マンガ「ダルっババキュア」にて、無痛分娩をしたいというお嫁さんを責め立てる義母に「ありえない」と読者から声が寄せられています。そんなママたちのモヤモヤをババキュアが代わりに撃退! ぜひ、この記事を機に読んでみてください!<「ダルっとババキュア」あらすじ>悩んでいる主婦や子どもの味方となり、代わりに戦ってくれる「ダルっババキュア」。今回はもうすぐママになる女性が無痛分娩出産にしようかと義母に相談したところ、義母からは驚きの返答が……!? 無痛分娩なんて許さない!お嫁さんが、義母に無痛分娩での出産を相談。すると、夫と義母は猛反対してきて……。 「あの痛みに耐えてこそ、子どもに愛情も湧く」「真の母親になれる」とお嫁さんを説得し始める義母。旦那さんも横でボソッと「そうだよ」とささやき、お嫁さんの味方は誰もいません。 すると、どこからかババキュアが現れて……。 「昔の常識にしがみついてはいけないよ」ババキュアの必殺技に…お嫁さんの側に現れたババキュアは、さまざまな方法で義母の概念を更生し始めます。 「無痛なんて甘えだ!」「苦しいことから逃げてはいけない!」と語る、義母。すると、紫のババキュアが義母の常識をアップデート。その後のアップデートされた義母の様子は見違えるようにやさしくなります! 義母も出産のつらさや痛みは知っているはず。同じ経験者として、寄り添っていけたらいいですよね。 この義母の考え方やババキュアに対して、さまざまな声が寄せられました。 ババキュアが現実世界にいれくれたらいいのに!●パバキュア! 現実世界にも居てくれたらいいのにな……(以下省略)。 ●ラクしちゃダメならお義母さんは、風呂も自分で薪を割って沸かすし、洗濯も洗剤なんか使わず手洗いするし(中略)家も自分で建てたのかな?毎日使っているものこそ昔からのやり方じゃないよね。ラクさせて貰ってるって気づかなきゃ。時代によって利用できるものが変わってるだけって事に気づいて欲しいですよね。 ●自然分娩で痛いおもいをすることが美徳な考え方は本当にいらないですし、押し付けないでほしいなと思います。無・和痛分娩でも帝王切開でも、産後会陰やお腹の傷口が痛いのは変わらないし、後陣痛の痛みもある。ママたちは十分痛い思いをして産んでいます!! ●うちの場合は痛い思いをしていない主人でも愛情をもってこどもに接してくれてますし、養子を迎えた知り合いもいますが愛情もってこどもを育てています。痛い思いをしないと愛情が出ないなんてありえません。 ●痛みに耐えてこそ母親になれるっていうなら、父親はどうやって父親になるのか……。 ●お母さんの体調とおなかの子どものことを考えて無痛分娩でってお医者さんと決めることもあるらしいね。素人がグチグチ口出しする事じゃないわ。 多かったのは「無痛分娩でもちゃんと母親になれる」という意見。実際に無痛分娩をした方からのコメントもありました。また、「出産を経験していない父親は?」というコメントも! たしかに、男性は出産を経験せずにいきなり父親になります。しかし、コメントにもあった「痛い思いをしていない夫も愛情を持って子どもを育てている」という意見にはとても頷きたくなりますよね。 どんな出産方法であろうが、2人の子ども。さまざまな人の意見はありますが、出産するのはママ本人なので、自分が納得できる方法でするのが、一番良いですよね。 このようにコメント欄には、義母や無痛分娩についての考え方をたくさんコメントでいただきました! このあと、義母と加担していた夫もババキュアが成敗してくれます! ババキュアの必殺技にスッキリしてみませんか? 『ダルっババキュア』ママたちの声を代弁してくれるお話となっていますので、ぜひ他のお話も読んで、皆さんのご意見も聞かせてくださいね!
2023年03月14日イチくん、ニコちゃん、ミミちゃんの3きょうだいを育てるオニハハ。さん。このお話は、末っ子ミミちゃんを出産したときの体験談です。ソフロロジーで痛みを緩和できるようになった反面、どのタイミングで病院へ行けばいいのか悩んでしまったオニハハ。さん。自宅に駆けつけてくれたばあちゃんの運転で病院へ向かうことに。病院へ向かう車内では、オニハハ。さんの陣痛が5分間隔にまで短くなりました。病院へ到着後すぐに医師に診てもらうと、「(生まれるのは)明日になりそうだね」と言われたオニハハ。さん。しかし、ソフロロジーで痛みを緩和していると、病院到着から1時間も経っていないのに、子宮口がまさかの全開大になり……!? やっと産める! でも…お産って、どうするんだっけ!? ついに分娩台へ上がるオニハハ。さん。点滴を入れてもらい、ソフロロジーに集中していると……。 「オニハハ。さん、いきんでいいよ」。助産師さんからそう言われ、「えっ! いきんでいいの? 産んでいいの?」と、まさかの言葉に驚くオニハハ。さん。しかし、安堵したのも束の間……。 「いきむときって、ソフロロジーどうすんだっけ?」 ここまでソフロロジーが効果的だと思っていなかったため、ソフロロジーのいきみ方まで調べておらず、どうすればいいかわからなくなってしまったオニハハ。さん。結局、ソフロロジーをやめていきむと、ものすごい痛みとともに無事3人目となる女の子ミミちゃんを出産することができました。 ここまでずっとソフロロジーで痛みを緩和してきたオニハハ。さん。「産んでいい」という言葉に心の中で歓喜していましたが……。お産のときのソフロロジーの仕方まで調べていなかったため、結局ものすごい痛みに襲われてしまったと言います。それでも、赤ちゃんが元気に生まれてきてくれたら、それに勝るものはないですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年03月10日一人前の助産師になるためには……?今回は、モクコ(@fufufufutago)さんの『【#6】助産師の裏側』を紹介します。【前回までのあらすじ】いよいよ助産師になるための“病院実習”が開始。数日後、予定外の産婦が来院。実習指導者に緊張を解いてもらい、初めての“内診”に臨むと……。息つく暇もなく……常に産婦のことを思う……※バースプラス→バースプランいよいよ出産が始まる……初めての分娩介助……実習指導者の指導の下、分娩介助を経験したモクコさん。赤ちゃんは無事産まれたようですね……!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@fufufufutago)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月06日出産予定日の1週間前に陣痛が来た、星田つまみさんは、家族で病院に行くことに。その後、実母が星田つまみさんのいる分娩室に到着し、安心した星田つまみさんでしたが、陣痛と共に骨盤にかなりの痛みが。様子を見にきた、助産師さんは顔面蒼白になり、医師を呼びに行き……。手術の準備中に違和感を覚え…医師から「常位胎盤早期剥離(妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」と告げられた、星田つまみさん。緊急で帝王切開をすることになり……。 ※常位胎盤早期剝離の場合、胎児が低酸素状態になるため、母体への酸素投与が必要になる場合があります。 手術の同意書に署名を記入し、ストレッチャーに乗り換えて、手術室に移動。 手術室に移動してからは、怒涛のように事が進んだが、陣痛が何度も襲ってきた。 助産師さんからは「いきんだらダメ!」と言われ、必死にいきみ逃しをしていたが、突然おまたに違和感を覚え……。 ◇◇◇ 何度も襲ってくる陣痛に、必死にいきみ逃しをする星田つまみさん。 助産師さん曰く、「常位胎盤早期剝離」の際の緊急帝王切開は1秒を争う事態なのだとか。そのため、作中の助産師さんも早く手術に取り掛かれるよう準備をしていましたよね。 一刻一秒を争う手術。全員の頑張りが報われ、母子共に健康な状態で手術を終えられることを願うばかりですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ6歳差元気兄弟の育児に日々奮闘中です!いっぱい怒っていっぱい泣いていっぱい笑った子どもたちとの日々を忘れないように、育児漫画を描いています。
2023年02月26日出産予定日の1週間前に陣痛が来た、星田つまみさん。その後、家族で病院に行くことになったのですが、星田つまみさんの夫は仕事のため出勤せねばならず、長男くんと2人きりになってしまいました。分娩室を動き回る長男くんにハラハラさせられた、星田つまみさん。その後、実母が星田つまみさんのいる分娩室に到着し、安心していた星田つまみさんでしたが……。母の決意実母がコンビニで朝ごはんを買いに行ってから程なくして、陣痛だけでなく、骨盤が軋むような激痛がするように。 そしてその痛みは増す一方。 様子を見にきた、助産師さんは顔面蒼白になり、医師を呼びに行き……。 ※常異→常位 ※常異→常位 医師から告げられたのは、長男の出産時と同じ「常位胎盤早期剥離(妊娠中、または分娩時に胎児が出てくる前に胎盤がはがれてしまうこと)」。 買い物から帰ってきた実母も、それを聞いて「またぁ!?」と声をあげた。 長男の出産時の恐怖や苦しみがよぎったが、それと同時に感じたのは「これで終わる」という少しの安堵。 実母も緊急帝王切開での出産には賛成で、手術の同意書を渡されたのだが、涙や痛みで、同意書を読むこともうまく書くこともできず……。 ◇◇◇ 「常位胎盤早期剥離」とは、赤ちゃんがおなかの中にいるうちに、胎盤が子宮の壁から剥がれ始めてしまうこと。星田つまみさんは、長男くんの出産時も「常位胎盤早期剥離」で緊急手術をおこなっていました。 今までの妊娠で「常位胎盤早期剥離」になると、次の妊娠での発症率は約10倍なのだとか。医師曰く、「常位胎盤早期剥離」の経験をもつ妊婦さんは、医師のほうも十分慎重に管理すると思うため、よく話しておくことも必要だそうです。 また、緊急手術になった場合、金銭面で不安を感じる方もいらっしゃいますよね。自治体や職場からの手当金があったり、一部保険適応になるために高額診療の申請も可能な場合があるそうなので、ぜひその際はお住まいの自治体や医療機関、保険会社などにも相談してみてください。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ6歳差元気兄弟の育児に日々奮闘中です!いっぱい怒っていっぱい泣いていっぱい笑った子どもたちとの日々を忘れないように、育児漫画を描いています。
2023年02月25日私はブラジルで無痛分娩で出産。自然分娩を希望していたものの、事情があり無痛分娩に切り替えました。そんな私の出産体験を、夫の親族の男性が嘲笑ってきたことがありました。そのときの状況と私の気持ちについてのお話です。※コロナ禍前の体験談です 陣痛が強まらない!分娩時間が長くなり…出産予定日をすぎても陣痛がこなかった私。出産予定日1週間後くらいに弱い腹部の痛みを感じ病院へ行ったところ、羊水の量も減っているということでそのまま入院になり、陣痛促進剤を使用することに……。陣痛促進剤を使用した結果、少しずつ陣痛は強くなったものの子宮口はなかなか開きませんでした。30時間ほど陣痛と闘っていましたが、陣痛で眠れず体力を消耗していることもあり、担当の先生から無痛分娩に切り替えて少しでも眠って体力の消耗をおさえることを提案されました。 その時点でクタクタになっていた私は提案を了承し無痛分娩に切り替えることに。腹部に違和感を覚えてから出産まで総時間60時間と長かったものの、結果としてしっかりいきむ体力も残せて、希望していた経腟分娩ができたので納得の出産でした。 無痛分娩への切り替えを嘲笑った男性ある日、夫の親族の集まりに行った日のことです。妊娠中の女性がおり出産日や出産方法、性別などについて盛り上がっていたところ、親族の男性が私に対し「この子はね、痛い―、痛いーって我慢できなくて、無痛にしちゃったんだよ」と馬鹿にするように言ってきたのです。 そしてそれを聞いた周りの数人も笑い始めました。正直私は耳を疑いました。無痛分娩に切り替えたのは事実ですが、何ひとつ馬鹿にされるような覚えはないですし、何より命をかけた出産に対し他人が口出して良いと思えなかったからです。 怒ってくれた女性と夫その発言を聞いて言い返そうとしたところ、私が言う前に夫が無痛分娩への切り替えを馬鹿にしてきた男性に、「お前は何を笑ってるんだ!」と怒ってくれました。それをきっかけに妊娠中の女性が、その男性と一緒になって笑っていた数名を非難し始めパーティーは騒然とした空気に。 パーティーは気まずい雰囲気になりそのままお開きとなってしまいましたが、夫とその女性が私の怒りを理解し擁護してくれたことがとてもうれしかったです。 無痛分娩は逃げとか甘えなどと考える人がまだいるようですが、出産はどんな方法でも優劣なく尊いものだと私は思います。今回のような状況になることはそうそうないと思いますが、もしも分娩方法で優劣をつけるような人がいたら、しっかり間違いを指摘していきたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2023年02月11日私は、胎児発育不全で入院し、自然分娩を希望していましたが、分娩途中で胎児の心拍が下がり緊急帝王切開となりました。2,150gとかなり小さめでしたが元気に生まれてきてくれました。自然分娩を経験してみたかったという気持ちが大きく残るなか、経腟分娩を経験しているママ友とランチに行ったのですが、そこで思いもよらないことを言われたのです……。 久しぶりの再会私と、数週間違いで赤ちゃんを産んだママ友とランチの約束をしました。そのママ友は2人目の出産だったので先輩ママです。子ども同士の月齢も近いし、きょうだいに関することや仕事と子育ての両立についてなど、育児の相談もできるかな~とかなり楽しみにしていました。 お互いに子どもを連れて会うので気兼ねなく過ごせるように、私の家で会うことになり久しぶりに再会。最初のうちは子どもの写真を撮ったり、お互いの近況報告をしたりと楽しい会話が続いていましたが……。 お互いの分娩についてお互いに産後4カ月だったこともあり、分娩の話になりました。私は誘発分娩をしたことと、途中で胎児の心拍が落ちてしまい緊急帝王切開での出産になったことを話しました。手術後、傷の痛みがあり、退院後も体が痛くしんどかったことや、初めての手術で不安感が強かったことなども伝えました。 ママ友は2人目を無痛分娩で出産。そんな経腟分娩で2人の子どもの出産を経験しているママ友から言われたのは、衝撃的なひと言だったのです。 お得な出産?なんとママ友から、「帝王切開はお金もらえるからいいじゃん。うらやましい。出産してお得な気分にならない?」と言われたのです。確かに帝王切開は保険適用になるけれど、望んだわけではなし、経腟分娩へのあこがれがあるのに……と悲しい気持ちになりました。 ママ友は都内での出産、無痛分娩を選択し100万円ほど分娩費用が掛かったそうで、「退院時にいくら請求された。でも帝王切開はないよね。本当に高かったのに!」など、分娩方法を比較して、いかに帝王切開が金銭的に得をするのかという話を聞かされました。 今では帝王切開の傷も愛おしく思えますが、産後数カ月の間は経腟分娩がしたかった、と落ち込むこともありました。そんななか、「お得な出産」と言われ深く傷つきました。それ以降は、分娩についてママ友とは話すことはせず、たまに子どもの成長を報告する程度の関係に落ち着いています。 作画/ぐら子著者:白田 よう保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2023年02月09日結婚2年目で長男・のりまきくんを妊娠し、リラックスした状態で痛みを和らげてお産に臨むことを目的とするソフロロジー分娩を推奨している産院で出産した、おおやたまこさん。のりまきくんを出産後、おおやたまこさんは家事・育児の仕方を言った通りにしてくれない夫・たま夫さんに苛立つようになり、夫婦仲に亀裂が。その状況を打破しようと、おおやたまこさんはたま夫さんに対して思ったことをそのまま伝えるようにしたところ、夫婦で話し合う回数が増え、お互いに支え合える仲になることができました。その後、おおやたまこさんは次男くんを妊娠し……。 妻が感動するほどの夫の変化長男出産後には、メンタルが不調だった私。次男が生まれ、退院してからの私のメンタルは……。 ※検診→健診 夫は、長男・のりまきのときとの違い、いろいろなことを率先してやってくれて、私のこともたくさん気遣ってくれました。もちろん私の多少の気持ちの浮き沈みはありましたが、1人目のときほど深刻ではなく、楽しく過ごせました。 また私は夫の「大丈夫」という言葉にイラッとしてしまいましたが、夫はしっかり考えた上で安心させようと「大丈夫」と言ってくれたのでした。 実際に夜間授乳も代わってくれ、のりまきと2人の時間もたくさんとれたので、本当に感謝してます。 基本的にはこっちは命懸けで出産をしているため、「ホルモンバランスが崩れてるんだからしょうがないじゃん!」と思うのも悪いことではないと思います。 それでも夫も人間なので、慣れないながらに一生懸命参加しようとしてくれていたこと。私だって物事を完璧になんてできないのに、夫に100点を求めていたこと。その辺の自分の悪かった点を認めて考えを変えてみたら、夫もとても変わってくれました。 そして、「子どもたちの存在が私たち夫婦を成長させてくれたな」と感じています。「こんな夫婦もいるんだな」というくらいに読んでいただけていたらうれしいです! 長々と読んでいただき、ありがとうございました。 長男・のりまきくんの育児を通して、さまざまな困難にぶつかった、おおやたまこさん夫婦。せっかく夫婦になったのだから、お互いを大切にしあえる関係性でいたいですよね。それには、相手にも「大切にしたい」と思ってもらえるように、自分の言動を振り返ってみることも大切だとおおやたまこさんは言っていました。 「どうしたら、相手は変わってくれるのだろう」と悩んでいる方は、おおやたまこさんのように、まず自分の行動を振り返ってみることを意識してみると、何か解決できるヒントが見つかるかもしれませんね。 このほか、おおや たまこさんはさまざまなマンガをInstagramで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター おおや たまこのりまき(2020年4月生まれ)とおにぎり(2022年5月生まれ)の2歳差兄弟の育児に奮闘中。InstagramとTwitterでずぼら主婦と家族の日常をマンガでつづっている。普段は仕事でデザインやイラストを描いたりもしている。
2023年02月02日