野村萬斎が7年ぶりの映画主演を果たした歴史スペクタクル『のぼうの城』が10月23日(火)、現在開催中の第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、萬斎さんを始め、共演する榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜、共同メガホンをとった犬童一心監督と樋口真嗣監督が舞台挨拶に立った。和田竜のベストセラーを原作に“のぼう様”こと成田長親(萬斎さん)の指揮の下、わずか500の兵で石田三成(上地さん)率いる豊臣方の2万の大軍から、城を守りきった忍城(おしじょう)の史実を映画化。企画から公開まで約7年の歳月を要した超大作で、萬斎さんは「オファーをいただいたのが30代後半で、撮影をしたのが40代前半。やっと公開されることになり、私も40代後半になった(笑)。長い時間寝かせた分、芳醇な香りが沸き立つ作品になった」と誇らしげに挨拶した。榮倉さんが「東京ドーム20個分の土地に、壮大なオープンセットが建てられビックリ…」と撮影をふり返り始めると、隣に立つ上地さんはなぜか悔しそうな表情。なんと上地さんもまったく同じエピソードを話そうとしていたそうで「それ、言っちゃう?」と、榮倉さんの“コメント泥棒”に思わず苦笑いだ。それでも「ここにいる監督2人が撮影中とても仲良くて、“コッチ”なんじゃないかと思うほどだった」と面白コメントで名誉挽回。会場の爆笑を誘っていた。キャスト陣が和装姿でステージ上を彩る中、一際目を引いたのが愛菜ちゃん。読書家としても知られる愛菜ちゃんは「この映画に出られたおかげで、歴史に興味を持つようになりました」とニッコリ。農民の子を演じ、撮影では濃いファンデーションで土汚れが施され「自分の体(の色)がどんどん濃くなっていくのが楽しかった」と無邪気に語っていた。この日は東京国際映画祭という“国際舞台”にちなんで、劇中でライバル同士を演じた男優陣2人が外国語でのスピーチ対決を実施し、その熱意を和装姿の榮倉さん&愛菜ちゃんが厳しく判定。萬斎さんが得意の英語で、上地さんが覚えたてのフランス語で自己紹介や作品のアピールを行った結果、見事に萬斎さんが勝利を収めた。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。第25回東京国際映画祭は10月28日(日)までTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて開催中。特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:第25回東京国際映画祭 [映画祭] 2012年10月20日から10月28日まで東京にて開催のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月23日和田竜の同名ベストセラーを映画化した歴史スペクタクル『のぼうの城』が23日に第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映された。上映を前に7年ぶりの映画主演を果たした野村萬斎をはじめ、榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜、共同でメガホンを執った犬童一心監督と樋口真嗣監督が舞台あいさつに登壇。海外からも注目される東京国際映画祭にちなみ、劇中でライバル関係を演じた野村と上地が外国語でのスピーチを披露し、その“熱意”を榮倉と芦田が判定した。その他の写真映画は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描く。劇中さながらのスピーチ“合戦”は、先手・上地が覚えたてのフランス語で自己紹介。後手・野村は留学経験を活かし、流ちょうな英語での作品アピールを披露し、見事に勝利を飾った。壮大なスケールの撮影を経て完成した後、劇場公開が約1年間延期されるなど紆余曲折あった本作だが、野村は「長い時間寝かせたほど、芳醇な香りが沸き立つもの。時代劇であると同時に、現代劇のようなイキイキした感覚があり、日本が世界に誇れる作品になった」と国際舞台での公式上映に胸を張る。「迫力満載で、絶対に映画館で見るべき作品」(榮倉)、「世界中のあらゆる国の人に見てほしい」(上地)と共演陣も自信のアピール。芦田は「素晴らしい映画に出ることができて、とてもうれしいです。私もこの映画がきっかけで、歴史に興味を持つようになりました。少し難しいかもしれないけど、私と同じくらいの年齢の子にも見てもらい、歴史に興味を持っていただければ」と大人顔負けのあいさつを披露していた。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年10月23日あるペットショップに取材に行った際に「近いうちに、犬を飼う人よりも猫を飼う人の方が多くなるかも……」と言われました。実際に飼うとしたら、犬、猫、どちらを選ぶ人が多いのでしょうか? マイナビニュース会員1,000人に聞いてみました。調査期間:2012/6/27~2012/6/30アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)現在の犬猫の飼育頭数のデータをまず明らかにしておきましょう。直近では、一般社団法人ペットフード協会が2011年12月26日に公開したデータがあります。それによれば、犬を飼育している家庭は約947万世帯で飼育頭数は約1,193万頭、猫を飼育している家庭は約552万世帯で飼育頭数は約960万頭。飼育されている頭数の比率では、犬:猫は1.24:1。全体を100だと考えると、犬:猫=55:45の比率になります。■犬と猫、飼うならどっち?さて、マイナビニュース会員1,000人に「飼うとしたら犬? それとも猫? あなたはどちらを選びますか?」を聞いてみたところ以下のような結果になりました。犬59.6%猫40.4%約6割の人が「犬」と答えました。アンケートが二者択一でしたので「どうしても飼わなくちゃいけないとしたら……」の結果ですが、犬派の方が多いようです。■犬派の理由犬を選択した「犬派」のご意見を紹介します。●賢い!盲導犬など犬は賢いから。(埼玉県/女性/25)訓練が必要ですけどね(笑)。何度も試験に落ちてやっと受かった「かわいすぎる警察犬」みたいワンコもいますし。●猫は心労の元猫を飼うと、帰ってこなかったりかまってくれなかったりでハラハラして、余計な心労が増えそう……。(群馬県/女性/26歳)迷い猫になっちゃうとかわいそうなので家から出さない方がいいかもしれませんね。●猫はよその家に行く猫はよその家でもかわいがられて自分だけのペットではないのが嫌だから。(広島県/女性/27歳)これは一種の嫉妬(しっと)でしょうか(笑)。あっちこっちで違う名前で呼ばれてたりして。●忠実!忠実でかわいい。(山口県/男性/24歳)犬派では「忠実」をキーワードに挙げた人が多かったです。●もふもふしたい!大型犬をもふもふしたい。(神奈川県/女性/25歳)大型犬のかわいさは格別ですね。幼児だったら背中に乗せて歩いてくれますよ。●しつけができるよ昔から犬好きで今も犬を飼ってるから。一緒にお散歩も行けるし、しつけが猫よりできるから。(神奈川県/女性/29歳)しつけをきちんとできるといいんですが、ちっとも言うことを聞かない犬になっちゃう場合もあります(笑)。飼い主次第ですよね。この人はいい飼い主でしょう。●猫よりなつく散歩に行けて自分も運動になるし猫よりなつくから。(大阪府/女性/28歳)ゴロゴロ、スリスリしてくれる猫もいますよ(笑)。●好きすぎる犬をずっと飼っていて。かわいすぎる、好きすぎる。癒やしてくれるし一緒にいると嫌な事もどうでも良くなってた。(東京都/女性/26歳)本当に犬が好きな人からのご意見です。好きすぎる感じが伝わって来ますね。●昔、猫に追いかけられた犬の方がかわいいと思うから。猫は小さいころに追いかけられたトラウマがあり、怖いから。(愛知県/男性/26歳)「犬に追いかけられた」という話は聞きますが、猫に追いかけられる人もいるんですね。■猫派の理由猫を選択した「猫派」のご意見を紹介します。●犬は散歩が辛い和む。犬は飼いたいけど朝早起きして散歩するなど、ちと辛そう。(東京都/男性/42歳)「犬は嫌なので猫」という人は、その理由に「散歩」を多く挙げています。毎日同じ時間に散歩に行ってあげないと犬がかわいそうですからね。確かに面倒かもしれません。●鳴き声鳴き声がかわいくて好きだから。(愛知県/男性/21歳)ゴロゴロのどを鳴らしてくれますしね(笑)。●犬は絶対に飼いたくない猫は見た目で癒される。犬はほえてうるさい、見た目もイマイチ、遊んでほしがるのがうっとうしいから絶対に飼いたくない。(三重県/女性/31歳)「犬はほえ声が近所迷惑」という人は多かったです。●猫に激萌え!前世が猫だったのではと思えるくらい、猫を見ると激萌えするから。(千葉県/女性/31歳)激萌えなのでツッコむところは特にありません(笑)。●ずっと猫と一緒生まれた時からずっと猫と一緒に暮らしてきたので、やっぱり猫かな。もちろん犬も好き。(広島県/女性/27歳)犬も好きなんだけど「やっぱり猫が好き」な人です。●犬に噛まれたので小学生のころ、犬にかまれたことがあり、それから犬は大の苦手です。(神奈川県/女性/32歳)犬に追いかけられた、ほえられた、といったご意見もありました。子供のころにイヤな目に遭うとやはり嫌いになってしまうようです。●自由きままが良い自由気ままに生きているのがいい。ふわふわして柔らかい。(千葉県/男性/37歳)「ほっといてもいいから猫」という意見は多数ありました。●肉球だ!最近はネコが飼いたい。肉球触りたい。(栃木県/女性/24歳)肉球には確かに触りたいです(笑)。でも猫は嫌がることが多いですよ。●猫の方がじゃれるどちらも飼っていて、猫4匹・犬2匹で猫の方がかわいい(じゃれる)。(愛知県/男性/22歳)ずいぶん多頭飼いをしている人です。この人は猫の方がなついてくると言っていますが……。●私には無理ですシーザー・ミランの『ザ・カリスマ・ドッグトレーナー』という番組を見ていると犬を飼う時は常にリーダーでいなければならないので、私には無理なので。(東京都/女性/25歳)飼ってみると意外にリーダーでなくても大丈夫ですよ(笑)。というわけで、犬と猫の飼育頭数が逆転するかは疑問な結果となりました。みなさんは、飼うとしたら犬と猫、どちらを選びますか?(高橋モータース@dcp)「平成23年度の犬猫飼育頭数」に関する一般社団法人ペットフード協会の公表データ
2012年10月22日■カニンヘンダックスフンドの歴史胴長短足で大人気のドイツ原産の犬種・ダックスフンド(ドイツ語読みではダックスフント)は、スタンダード、ミニュチュア、カニンヘンの3種類の大きさがあります。カニンヘンダックスフンドは、ダックスフンドの中で最も小さい種類の犬。ダックスフンドは、ドイツ語でアナグマを意味する「ダックス(Dachs)」と、犬の「フント(Hund )」を合わせたもので、「アナグマ犬」の名の通り、当初はアナグマを狩る猟犬として作られました。その起源は古く、古代エジプトの壁画にダックスフンドと酷似した姿が描かれています。スタンダードサイズのダックスフンドは、狩猟犬として活躍していましたが、ネズミやウサギを狩る際、体が大きすぎるため獲物が入り込んだ小さな穴の中まで追いかけることができませんでした。そのため、19世紀頃にはスタンダードよりも小さなミニチュアとカニンヘンがブリーダーによって生み出されます。カニンヘンは「ウサギ」を意味し、現在もドイツではウサギやテン(イタチの一種)を狩る猟犬として活躍しています。ダックスフンドは、各国の協会でサイズの定めがあり、国によって若干の違いがあります。日本では、両親がカニンヘンであれば子犬はカニンヘンに登録されますが、ミニチュアでも生後15カ月以上たった状態で、胸囲が30cm以下であればカニンヘンに登録を変更することが可能です。カニンヘンが日本に紹介されたのは1995年と比較的最近ですが、その小さく愛らしい姿と活発な性格で、大きな人気を博しています。■カニンヘンダックスフンドの特徴と性格胴長短足の体形で知られるダックスフンド。顔は面長、尾は長く、耳は下に垂れる形。非常に筋肉質で、運動能力に優れます。機敏な動きと耐久力を併せ持つエネルギッシュな犬です。毛色は「レッド」を基本色とし、「クリーム」「ゴールド」「チョコレート」などさまざまなバリエーションが見られます。性格は毛質によって若干の違いがあるといわれていますが、基本的には好奇心旺盛で、穴を掘ったり獲物を追いかけたりと、もともとの猟犬としての資質を強く持っています。カニンヘンはミニチュアよりもさらに行動的で活発です。頭の回転が速く、動きもきびきびと軽快そのもの。それゆえ、やや落ち着きがないと見られることもあるようです。愛情豊かでとても友好的。人間が大好きですが、見知らぬ人に対しては警戒心が強く、番犬としても優秀です。■飼うなら…適切なしつけやトレーニングが重要であることは他の犬種と同様ですが、基本的にはとてもフレンドリーで手入れも簡単な、ペットとして飼いやすい犬種です。その体形ゆえに足関節の形成不全や椎間板ヘルニアなど、固有の疾患に悩まされることが多いのは、他のダックスフンドと共通しています。■画像提供元ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日■ウェストハイランド・ホワイトテリアの歴史真っ白な毛色と、「ウェスティ」の愛称で親しまれているウェストハイランド・ホワイトテリアは、英国スコットランド原産の犬種です。ウェスティは、スコットランドでキツネやアナグマなどの害獣を駆除するために飼育されていたテリア種を起源としています。元来、テリア種のなかで最も古い犬種のひとつであるケアーン・テリアと同種とされていますが、スコットランドのウェストハイランド地方では、ケアーン・テリアに時折生まれる白い犬を虚弱で臆病であるとして忌む風習があり、それ故、19世紀までウェスティは淘汰(とうた)されていました。1907年、イギリスのドッグショーに短い足のホワイト・テリアが出品され、注目を集めます。この犬は、白色のケアーン・テリアに興味を抱いたスコットランドのポルタロッチ地方に住むブリーダーが60年にわたり改良したもので、彼の居住地からポルタロッチ・テリアと呼ばれることになります。1908年にローズニーズ・テリアの名で登録され、翌1909年に現在のウェストハイランド・ホワイトテリアへと改名されています。ケアーン・テリアとの交配は1917年に禁止され、以降ウェスティは独立した犬種となります。現在は、テリア種の中でも屈指の人気を誇る愛玩犬となっています。■ウェストハイランド・ホワイトテリアの特徴と性格なんと言っても特徴的なのは、その純白の被毛です。一説によれば、キツネ狩りの際、キツネとの誤射を避けるために、その目につく白い被毛が評価され、固定されたとも言われています。元は猟犬であるため、小型でありながらも筋肉質な体格を持ち、活動的でエネルギッシュな犬種です。小動物を狩るための鋭い歯や丈夫な顎を持ち、ダブルコートでおおわれた豊かな被毛も、外敵から身体を守るのに有効です。毛色は純白のみが認めれています。活発で物おじしない、無邪気な性格です。飼い主にはとても忠実で、愛情深い犬です。気が強く、勇敢に振る舞う一方で、家族に愛されることを強く願う、甘えん坊な本心も持っています。また自尊心が強く、頑固な一面もあります。無理強いされることを嫌うため、しつけは簡単ではありませんが、賢い犬ですので、愛情をもって根気よくしつけをすることで、とても愛らしいペットとなるでしょう。■飼うなら…活動的で運動が大好きですが、毛色を美しく保つためには室内飼いが望ましいでしょう。毎日の散歩や運動などを怠らないように心掛ける必要があります。健康な犬種ですので、健康管理には特に神経質になる必要はありません。過保護に育てると、かえってわがままになることがあります。個体によっては、加減を知らない子どもを苦手に思う犬もいます。強くかむようなことはありませんが、小さなお子さんのいる家庭では注意が必要です。■画像提供元ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月14日映画『のぼうの城』のジャパン・プレミアが9月20日(木)、都内で開催され、主演の野村萬斎を始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市、犬童一心監督、樋口真嗣監督が揃って出席した。石田三成率いる豊臣方の2万の大軍を前に、でくのぼうの“のぼう様”こと成田長親の指揮の下、わずか500の兵で城を守りきった忍城の史実を映画化。東日本大震災の発生を受けて公開が延期となっていたが、ついに晴れのお披露目となった。萬斎さんはこの日を迎え「とにかく嬉しい」とニンマリ。(公開が)1年延びたこともあり、やっとみなさんにこの素晴らしい映画を観ていただけます」と感慨深げに語る。でくのぼう扱いされながらも民衆に愛され、飄々と“奇跡”を起こす長親について「どういう思考回路を持った男なのか全く書かれてないし、どう役作りしたものか?“大きな男”とあるけど僕は全然大きくないし、『困ったなぁ』と思った」と苦労を明かした。犬童&樋口両監督は鎧兜を被って登場。日本映画では異例のW監督となるが「現場に出てみると若干、戸惑うところもありましたが、妙にうまい具合に融合していった」と手応えを明かす。自身の演技は「7割ぐらいが馬上」だったが、「思う存分に馬に乗れました。この仕事を30年ほどやって来て、久しぶりに映画会社の小さなスクリーンで(完成した映画を)観て後悔した」とスケール、完成度に自信をのぞかせた。紅一点の榮倉さんは時代劇初挑戦。監督に勧められて参考に黒澤明の時代劇を事前に観たそうだが「壮大過ぎて、逆に緊張しました」と苦笑い。薙刀を華麗に使いこなし、自分よりも大きな山口さんを投げ飛ばすシーンのために武術も学び、さらに乗馬にも励んだそうだが「乗馬は好きで2か月くらい練習したんですが、(完成した映画では)カットされてました」とちょっぴり不満げ。犬童監督は「僕が切りました。編集してみたら映画のためにはない方が良いと思ったので…。でも乗馬のシーンは(ほかにも)ありますよ」と慌てて釈明していた。成宮さんは出演陣の中でも一番重い甲冑を着こんでのシーンが多くて苦労したよう。「3キロくらい痩せました。もっと動けるイメージだったんですが、重くて全然動けなかったです。当分、甲冑は着たくないです…」と苦笑を浮かべた。上地さんと山田さんは、石田三成&大谷吉継のコンビを演じたが「10年くらい前から何度か共演しているのでやりやすかった」と山田さんが言えば、上地さんは「一緒に誕生日を祝ったり、いつも2人だった」と笑顔で明かす。甲冑を着こむときも、上地さんはいつも山田さんに手伝ってもらっていたそうで「いつも『つけて』とお願いして、『いいかげん、覚えなよ』って怒られてました(笑)」と明かすなど仲の良い様子を見せていた。山口さんは佐藤さんと手柄を競うライバル関係にある役どころだったが、自身が佐藤さんに勝てるところは「これっぽっちもありません!尊敬してます」と恐縮しきり。逆に佐藤さんは「一度、プライベートでご家族にもお会いしたんですが、子供たちがぐっさんをいい目で見ていて、父として確実に責務を果たしてるんだな、負けてるなと思いました」と“父親”ぐっさんを称えていた。犬童監督は「自信満々の楽しめる娯楽作品を自分の手で作れて満足しています」と語り、樋口監督も「普通の映画の2倍の演出が入ってます」とW監督の効果をアピール。最後は萬斎さんの掛け声に合わせて、会場全体で「えいか、えいか、おー!」と劇中にも出てくる鬨の声を上げ作品を送り出した。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年09月20日胴長短足で、見るからにユーモラスでかわいいドイツ原産の犬種・ダックスフンド(ドイツ語読みではダックスフント)。この犬種の起源は古く、古代エジプトの壁画にダックスフンドと酷似した姿が描かれています。現在のダックスフンドは、12世紀頃に基礎犬が作られたと推測されています。ダックスフンドは、ドイツ語でアナグマを意味する「ダックス(Dachs)」と、犬の「フンド(Hund)」を合わせたもので、その名の通り、当初はアナグマを狩る猟犬として作られました。特に地下での狩猟に適するよう改良されてきたダックスフンドですが、19世紀頃にアナグマだけではなく、小さな穴に入ってネズミやウサギ、テンなどを狩るために、ミニチュアダックスフンドが誕生しました。また、この頃からアメリカなど、他国への輸出も行われ、現在アメリカでもっとも人気のある猟犬、家庭用ペットとなっています。日本では住環境にマッチしたサイズということもあり、絶大な人気を誇ります。ミニュチュアダックスフンドは、胴長短足の体形で顔は面長、尾は長く、耳は下に垂れる形。非常に筋肉質で、優れた体力の持ち主です。体形に似ず、機敏な動きと耐久力とを併せ持った、エネルギッシュな犬種といえます。ダックスフンドは基本的には好奇心旺盛で、穴を掘ったり獲物を追いかけたりと、ハンターとしての資質を強く持っています。見知らぬ人に対しては時折神経質な一面を見せることがあり、臆病な性格の犬も見られます。生まれつき友好的で落ち着きがあり、ペットとして飼いやすい犬種のひとつといえます。ただし、その体形ゆえに、足関節の形成不全や椎間板ヘルニアなど固有の疾患に悩まされることが多く、また太りやすい体質のため、食事管理も重要です。ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。8月28日(現地時間)カナダ・モントリオールにて開催中の第36回モントリオール世界映画祭(ワールド・グレイツ部門)にてワールド・プレミアが行われ、石田三成役を演じた上地雄輔を筆頭に犬童一心監督、樋口真嗣監督の3名が“出陣”した!一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。長親役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、佐藤浩市、山田孝之、市村正親など錚々たる豪華キャストが競演したことでも注目を集めている本作。この日が世界初の一般向けのお披露目となったが、黒のタキシードに身を包み、映画の中で演じた武将・石田三成を彷彿とさせる堂々たる装いの上地さんと、のぼう様こと成田長親と石田三成の兜を被った犬童監督と樋口監督が劇場に姿を現すと、上映を心待ちにしていた大勢の観客からは大歓声が!登場するや犬童監督が「こんばんは、監督を務めた犬童です」とフランス語で挨拶をし、樋口監督もそれに続き「私たちは双子ではありません。私たちは夫婦でもありません」とユーモアたっぷりに挨拶し会場を沸かせた。「この映画は450年ぐらい前の話です。その時代、日本は戦国時代と呼ばれ、日本中が戦争をしてその中で誰が天下を取るかという戦いをしていました。いつ自分が死んでもおかしくない時代で一生懸命生きた人たちの姿を描こうと思いました」と作品に込めた熱い思いを口にした犬童監督。上地さんも「この映画はたくさんのスタッフ、素晴らしいキャストのみなさんと力を合わせて時間をかけて一生懸命に作った作品です。これをきっかけに日本や世界中に力強さや優しさが広がるように、みなさんもこれを観てもし感動したら、いろんな家族や友達に強さや優しさを伝えてもらえたらなと思ってます」と海を越えての上映に感慨深げな様子だ。残念ながら上映開始時間の遅延のため、予定されていたQ&Aは急遽中止となってしまったが、劇場の外では3人に直接映画の感想を伝えようと列をなす大勢の観客の姿もあったそう。映画化実現まで8年、さらに震災での公開延期など大きな波乱の時期を迎えたものの、その苦労も遂に実を結ぶ結果となった。初の海外映画祭に参加した上地さんは、滞在時間20時間弱という超弾丸スケジュールだったものの、文字通り“不眠不休”で楽しんだよう。公開に向けて遂に本格始動となる本作。『のぼうの城』がこの秋、日本の映画界をさらに盛り上げてくれそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月30日一般社団法人・盲導犬総合支援センターは、日本介助犬協会「2013年 介助犬応援団カレンダー」に掲載する犬・猫の写真募集を開始した。「介助犬応援団カレンダー」は、介助犬サポーターの愛犬や愛猫の写真を集め、ひとつのカレンダーを創りあげていくチャリティー企画。ひと月につき20枠の合計240枠。好きな月を選んで参加できる。全国で活躍する介助犬はわずか59頭。対して、介助犬を必要としている人は約15,000人といわれている。介助犬育成費用の大部分は、寄付や募金によって支えられている。今回の「2013 年 介助犬応援団カレンダー」の登録料および、売り上げの一部は社会福祉法人日本介助犬協会の介助犬育成事業に役立てられる。応募は、同センターの申し込みページから。センターでは、「皆さまからの、あたたかいご支援をお待ちしております」と話している。■「介助犬応援団カレンダー」概要 ・サイズ:B4 (横)36.4cm×(縦)25.7cm ・登録料:3,150円(税込み)※登録料にはカレンダー1冊と送料を含む。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日飼い主と犬のための高級グッズ&フードを手掛けるドッグダイナーは、犬の散歩用に便利でハイセンスな「ショルダー ポーチ」の発売をWEBショップにて開始した。大型犬の場合は特に両手を空けて散歩をする方が安全だが、普通のウエストポーチではおしゃれなものもないし、ペットボトルなどの必需品も入らない。このショルダーポーチは、そんな不満に応えるべく、犬の散歩用に開発されたバッグ。取り出しやすいペットボトル入れ、開閉のしやすいマジックテープ、ご褒美のオヤツをサっと与えられる小物入れなど、犬の散歩のことを考え開発されたショルダーバッグとなっている。カラーは3色で、価格は13.440円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF & ASIA)とハリウッドの映画制作市場に本格的に参入したカメラ・ブランド「キャノン」のコラボレーションにより、6月15日(金)、若手クリエイターに向けたセミナーがラフォーレミュージアム原宿にて行われ、今秋に最新作『のぼうの城』の公開を控える犬童一心監督、さらに若手クリエイターの代表として平井堅の最新PVを手がけたフリーランス・ディレクターの田辺秀伸が登壇した。まず第一部に登壇した犬童監督は、近年フィルムではなくデジタルでの撮影が主流となっているという映画界の撮影事情をざっくばらんに語り、会場を沸かせた。犬童監督は映画以外にも前田敦子のソロシングル曲「君は僕だ」のPVなど、CMやミュージック・ビデオも数多く手がけているが、映画のデジタル時代への移行については「そうなると思ってた」と語る。しかし、映画界で巨匠と言われる監督たちはそのことに抵抗を感じる者もいると言い、巨匠・山田洋次(『東京家族』)は撮影前にキャストやスタッフ全員と名画を鑑賞するという裏話も披露。「山田さんに誘われてその会に伺ったんだけど、あれは『オレたちは“映画”を撮るぞ』という思いを全員に伝えるためのメッセージなんですよ」とフィルム映画への覚悟を感じさせるエピソードを明かした。また、自身が監督を務めた『ゼロの焦点』の撮影秘話も披露。「今後、全編フィルムで撮れる機会なんてないと思って、しっかりフィルムで撮ったら、(お金がかかりすぎて)怒られちゃった(笑)」と、シビアな製作費の話も出して、会場に集まったクリエイターを目指す若者たちに“大人の事情”をしっかり講義。さらに、一般客から「商業映画と学生映画の違いは?」と聞かれると、「技術という点では、大きな差はなくなってきている。それはカメラの質が向上したからで、下手したら僕と学生が使っているものが同じだったりするんですよ。だから、もうアイディアさえあれば普通に劇場で流せる映画が出来てしまう時代になった」と希望を与える事情を明かした。第二部のセミナーでは、アーティスト・平井堅の最新PV「告白」を手がけた田辺さんとカメラマンを務めた村上ヨシタカが登壇。犬童監督とはまた違った、若手らしいもの言いで会場を沸かせた。平井さんのPVの撮影秘話を語る際には、ミュージック・ビデオに登場する徳島から呼び寄せたという阿波踊りのダンサーたちがかぶる伝統の帽子を「あの餃子みたいなやつ」と表現。現場では本物の曲の1.5倍の速さで平井さんに歌ってもらうという撮影手法を取ったそうで、「ホントは2倍(の速さ)が良かったんですが、平井さんが『無理…』って言うから(笑)」とモノマネを交えて明かし、会場は一気にリラックスムードに。その後、音楽チャンネル「MTV」からの依頼で製作したというハイセンスな映像を流した後、田辺さんは「最初、東京タワーで撮影しようと思ったんですが、カメラ回してみたら異常にダサかった(笑)」と自虐的に爆笑してしまうなど、飾らないキャラクターで観客の心をガッチリと掴んでいた。先ほどの犬童監督のコメントに重ねるように、プロとアマチュアの垣根がカメラの技術進化によってなくなってきているか?という質問が及ぶと、「そんな垣根は全然なくなっていると思う。学生でもどんな人でも、クリエイティブ精神と熱量さえあれば、絶対いいものは作れる!まずはやってみたらいい」と真剣な表情で語り、会場に集まった若者たちを鼓舞。しかし、「でも、センスはないとダメ(笑)」と最後まで毒舌は止まらなかった。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」は6月19日(火)までラフォーレミュージアム原宿で開催中。6月22日(金)から24日(日)まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催。公式サイト:特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年06月16日ドッグテイルは、かわいい犬たちとたっぷり戯れる新感覚の犬カフェ「ドッグテイル」を4月、大阪府八尾市にオープンした。人気犬種から珍犬種まで、元気いっぱいの子犬たちが出迎えてくれるという。同店では、お目当ての犬と仲良くなれば、散歩からおやつあげまで可能。自宅で飼うことはできなくても、飼い主気分を味わえる。人気犬種「トイプードル」「チワワ」「ミニチュアダックス」から、珍しい「チャイニーズクレステッドドッグ」までが勢ぞろい。性格も癒やし系、やんちゃ系、かわいい系、照れ屋と個性にあふれる。どの子犬たちも元気にあふれ、出迎えも見送りもみんな一緒。フロア全体を走り回って遊ぶ、かわいらしい姿は見ているだけでも癒やされる。基本コースの利用料金は1セット1,000円(60分間)。ワンドリンク付きで、ドリンク2杯目以降は1杯200円となる。延長料金は15分200円。なお、幼児・小中学生は、基本コースの利用料金は700円、高校生は800円となる。3名以上での来店は、犬のおやつを1個サービス。なお、ペット連れは入店できない。営業時間は、平日が10:30~20:00、土日祝は10:00~20:00となっている。火曜定休。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日GMPインターナショナルは、犬用のオリジナルカート「AirBuggy for Dog(エアバギーフォードッグ)」から、シニア犬の通院や外出用にニーズが高い、中型・大型犬用ドッグカートを2機種新発売する。同社が展開する「AirBuggy for Dog(エアバギーフォードッグ)」は、ベビーカーメーカーとして同社がこれまで培った安全性、走行性、耐久性の技術を継承したオリジナルドッグカート。走行性に優れた中空式のエアタイヤや、小回りのきく3輪構造など、こだわりの機能が満載のカートとなっている。今回新発売された「エアバギーフォードッグキューブシリーズ」2機種の追加で、小型犬から大型犬、多頭飼育の犬まで、幅広いニーズを満たす充実のラインナップとなる。「エアバギーフォードッグキューブシリーズ」は、夜道、遠くからでもカートの存在が分かるように、後部フレームの左右にリフレクターを装備。また、タイヤはワンタッチで着脱でき、折りたたむと厚さわずか19cmのコンパクトスタイルになる。車への積載時、玄関での収納時など、TPOに応じた省スペース収納が可能。小型犬多頭・中型犬向けの「Twinkle(トゥインクル)」は3万9,900円。中型犬多頭・大型犬向けの「NEST(ネスト)」は5万4,600円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日昨年の東日本大震災の発生により公開延期となっていた『のぼうの城』の公開初日がついに11月2日(金)に決定!その注目のポスタービジュアルが解禁となったと共に、「エレファントカシマシ」が主題歌を担当することが発表された。歴史ものでありながら、歴史小説のファンだけでなく若者や女性たちの心をも掴み、累計130万部を突破した大ベストセラーを、8年の歳月をかけて映画化した本作。戦国の大武将・豊臣秀吉にたった500人の軍で挑み、民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)の波乱に富んだ人間ドラマを描く。バンド結成30周年という節目の年に、新曲として本作の主題歌を書き下ろすこととなった「エレファントカシマシ」のボーカリスト・宮本浩次は「主人公・成田長親に自分の心を投影し『ズレてる方がいい』というキーワードを得て、“ズレてる奴らのカッコよさ”を正面から歌い上げました」と同曲に込める思いを明かす。この主題歌について「時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた」と絶賛するのは、本作で“のぼう様”を演じた狂言師の野村萬斎。さらに、「日本にはいま、リーダーがいないと言われる中、“ズレてる”やつがリーダーとなって立ち上がり、困難に立ち向かうこの映画から、何か希望を見出せるのではないかと思います」と真摯に本作のメッセージを伝えている。今回お披露目となったポスタービジュアルには、榮倉奈々や成宮寛貴、山田孝之、佐藤浩市といった個性派の面々を背後に配し、中央でニヒルな笑みを浮かべる“のぼう様”(野村さん)の姿が写し出されている。全く強くも頭がキレそうにも見えないこの飄々とした雰囲気の男が、奇策・秘策で豊臣軍を翻弄するが、その采配とは?前述の3.11による公開延期からの再始動、時代劇×ロック、さらに監督を務めるのが『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心と『日本沈没』の樋口真嗣の“ダブル監督”とあって、まさに異例尽くしの快作となりそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年秋、東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ■関連記事:尾野真千子、パワフルな朝ドラヒロイン役を肉食で乗り切る!鈴木保奈美、今度は榮倉奈々と母娘役!『のぼうの城』で11年ぶりスクリーン復帰成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始
2012年05月09日エルムス動物医療センターは、全国の20代から60代までの現在犬を飼っている男女9,142名、及び現在犬を飼っていない男女400名を対象に、「犬の椎間板ヘルニア」に関するインターネット調査を実施した。現在犬を飼っている人のうち、犬が椎間板ヘルニアを発症することを知らない人の割合は33.4%となり、3人に1人が病気の存在を認知していないことが明らかになった。現在犬を飼っていない人では、7割以上が犬が椎間板ヘルニアを発症する事実を知らないという結果に。犬種別の椎間板ヘルニアの発症及び疑いの経験率は、ミニチュア・ダックスフンドが25.0%と、犬全体の3倍以上の数値となっている。一般社団法人・ペットフード協会の調べでは、2011年1月時点でミニチュア・ダックスフンドは国内飼育頭数トップの人気犬種だが、他と比べ椎間板ヘルニアを発症しやすいことがわかる。椎間板ヘルニアを発症もしくはその疑いを診断された犬の飼い主100名に、診断における検査方法について訊いたところ、触診・82%、レントゲン・70%、CT・11%、MRI・6%と、簡易な検査が大半を占め、正確な診断に不可欠な高度な画像検査データを用いる割合が非常に少ないことがうかがえる。同センターの早田明院長は、「『犬の椎間板ヘルニア』は突発的でかつ進行が早いため、発見と治療が遅れると、麻痺が残ったり、歩けなくなったり、最悪の場合は命の危険すら伴う病気です。早期発見・早期治療のために、少しでもペットの様子がおかしいと感じたら病院に連れて行くのを心掛けることです」と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日エルムス動物医療センターは、現在犬を飼っている全国の20代から60代までの男女9,142名、および現在犬を飼っていない男女400名を対象に、「犬の椎間板ヘルニアに関する意識調査」を行った。同調査は、2012年2月17日~2月22日に、インターネットアンケートにより実施。調査では、現在犬を飼っている人のうち、犬が椎間板ヘルニアを発症することを知らない人は33.4%という結果に。犬を飼っていない人では、7割以上の人は犬の椎間板ヘルニア発症については知らないという結果が出た。犬種別に椎間板ヘルニアの発症及び疑いの経験率を見てみると、人気犬種のミニチュア・ダックスフントは25%。ミニチュア・ダックスフントの4匹に1匹が、椎間板ヘルニアを発症やその疑いを経験しているという結果になった。これは犬全体の3倍以上の数値となっている。「犬の椎間板ヘルニア」は突発的で進行が早く、発見と治療が遅れると、麻痺が残ったり、歩けなくなったりするほか、最悪の場合は命の危険も伴うという。エルムス動物医療センターの早田明院長は「発症率のばらつきはあるものの、全ての犬種に発症の可能性がある。犬を飼う全ての方が知ってほしい」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日"ご主人さま”に忠実な犬が好き!アパートやマンションに住んでいて、犬を飼えなかった人はたくさんいるはず。マンガやアニメに登場する犬を見るたびに、「飼えたらいいな」と思った経験もあるかも。実際に飼っていた人も、「ウチの犬に似ている」なんて目を細めていたりして。そこで、20代の男性に「マンガ・アニメに登場する好きな犬」を聞いてみました。>>女性編も見るQ.マンガ・アニメに登場する好きな犬は?(複数回答)1位シロ『クレヨンしんちゃん』38.3%2位パンチ『タッチ』10.9%3位定春『銀魂』10.1%4位ワンポ『はじめの一歩』9.7%5位パトラッシュ『フランダースの犬』8.1%■シロが好き!・「野原一家に振り回されているシロの心境が分かり、とても面白いなと思ったから」(22歳/電機/事務系専門職)・「しゃべれないが、あんなに気を遣えるなんてすごい」(27歳/通信/技術職)・「しんちゃん思いのところが大好きです」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「何気にものすごく賢い犬だと思うし、かわいい」(24歳/ソフトウェア/技術職)・「もこもこしているので一度触ってみたい」(25歳/警備・メンテナンス/営業職)■パンチが好き!・「ふかふかした触り心地とキャラの面白さがいい」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「ちょっとぼけているところがかわいい」(24歳/電機/営業職)・「ユーモアがあるから」(29歳/自動車関連/事務系専門職)・「癒やされる」(29歳/食品・飲料/技術職)■定春が好き!・「絶妙なタイミングでかみつくところがかわいい」(24歳/マスコミ・広告/営業職)・「でかくて、かわいい」(29歳/電機/技術職)・「背中に乗ってみたい」(29歳/団体・公益法人・官公庁/経営・コンサルタント系)■ワンポが好き!・「一歩のトレーニングについて行くさまが、とてもかわいらしいから」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「主人に忠実で、いつも励ましてくれそうだから」(22歳/商社・卸/営業職)・「よきパートナーだと思う」(29歳/金融・証券/専門職)■パトラッシュが好き!・「飼い主と最後まで一緒にいてくれるから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「気持ちを理解してくれそうだから」(28歳/通信/技術職)・「何とも言えない表情が好き」(28歳/生保・損保/事務系専門職)■番外編:この犬が好き!・忠吉さん『あずまんが大王』:「忠吉さんはもの分かりのいい犬なので好き」(25歳/機械・精密機器/技術職)・ウィード『銀牙伝説WEED』:「いろんな意味で犬離れしたかっこよさを持っているから」(27歳/ソフトウェア/技術職)・チャロ『リトル・チャロ』:「電車内での放送が印象的。ほぼ毎日見ている」(28歳/その他/専門職)・チョビ『動物のお医者さん』:「怖い顔なのにかわいいのがたまらない」(22歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)総評38%以上と断トツの支持を得て、『クレヨンしんちゃん』のシロが1位に!もこもこ&ふわふわの見た目に加えて、しんちゃんを大好きな気持ちも「かわいい!」と好評。野原一家に気を遣っている様子から「とても賢いと思う」という意見も。2位は『タッチ』の南ちゃんが拾ってきたパンチ。南や和也の言うことは素直に聞くのに、達也にだけ反抗的な態度をとるのが面白く、「ユーモアがある」という意見も。チッチ、ポッポという子どもが誕生したのもほほ笑ましいエピソードでした。3位は『銀魂』に登場する巨大犬、定春。かわいらしい顔のわりにすぐにかみつくやんちゃな性格と、背中に乗れるほどの大きな体が人気を集めました。でも、宇宙生物であり、龍穴を守る狛神(いぬがみ)である定春が力を解放すると大変なことになるので、飼うのは難しそうです。4位は『はじめの一歩』の一歩の愛犬、ワンポ。一歩のロードワークについて行く姿が「忠実そう」、「よきパートナー」と思われ、ランクインしたようです。大きくなって肥満気味に成長してしまった現在はロードワークに同行できなくなっているようですが、一歩を慕う様子は変わりません。5位は、見ると必ず泣いてしまう『フランダースの犬』のパトラッシュ。天涯孤独となった主人公のネロにとって、パトラッシュはまさに唯一の味方でした。「気持ちを理解してくれそう」という意見がある通り、最期の瞬間までネロの心と体に寄り添ったパトラッシュは忠犬のお手本のような存在です。ご主人さまに忠実な犬と、ちょっとやんちゃな面白犬が人気を二分した今回のランキング。弟分としてかわいがりたい派と、友達のように一緒に遊びたい派に分かれたようです。作品中にはいろんな性格、見た目のワンちゃんが登場します。犬を飼いたくても飼えない人は、マンガやアニメの中に出てくる犬を心の中でかわいがるのもいいかもしれませんね。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2011年6月22日~6月28日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性248名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【ランキング男性編】ジブリのキャラクターで飼ってみたい動物ランキング【ランキング男性編】アニメ作品に登場する動物で飼ってみたいキャラクターランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年08月09日笑いあり涙ありの、犬と人の愛情あふれるエピソードを綴ったオムニバス『犬とあなたの物語いぬのえいが』が1月22日(土)に公開となる。これを記念して、シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」では、本作の試写会を開催し、鑑賞後の10代〜60代の男女を対象にアンケートを実施した。その結果をここで発表!時代ごとに様々な犬種のブームが去っては消え、近年ではペットの増加に伴うサービスや事業も充実してきたが、その一方で、諸事情により犬を飼えなくなる人も続出し、殺処分というケースも多い現代のペット事情。本作の劇中でも、犬を飼うことの喜びと同時に、それに伴う別れと哀しみが描かれている。試写会では、犬を飼ったことがある人と無い人、それぞれ半数ずつに分かれたが、「映画を観てペットを飼いたくなった、または恋しくなったか?」との質問に対して、共に9割以上が「はい」と回答!必然的な哀しみを超える喜びや、犬から得られる癒しという点が共感を得られたようだ。エピソード別に見ると、最も多くの共感を集めたのは、病魔と闘う主人公・一郎(大森南朋)と、彼に寄り添い支えるラブラドールレトリバー、ラッキーの絆を描いた「犬の名前」。犬を飼ったことが「ある」と答えた人からは、「仕事が忙しくて週末以外は家族任せですが、いまできることをいっぱいしてあげたいと思った」(30歳・会社員)、「人と人の繋がりよりも純粋に心と心が通じ合ってると感じた」(35歳・会社員)という感動の声が。飼ったことが「ない」という人からも、「感動して、犬を飼いたくなった」(18歳・学生)、「犬を飼ったことがないのにこんなに心に染みるなら、犬を飼っている人はどんな思いなんだろうと感じた」(26歳・会社員)、「犬は自分を忘れないという、犬の気持ちがストレートに伝わってきて、心が苦しくて切なくなった。犬のまっすぐな気持ちが伝わってきた」(35歳・主婦)という共感の声が集まった。次に共感が高かったのは、ペットを失った哀しみを克服していくヒロイン(北乃きい)を描いた「バニラのかけら」。こちらは特に、ペット(犬)経験者の回答が目立ったが、「あの悲しみは私にもあったので思い出すと涙が出ちゃうけど、楽しかったことも一緒に思い出した」(25歳・会社員)、「同じ経験をしたことがあり『忘れなくていいんだ』という言葉に救われた」(42歳・会社員)、「やがて来る別れを想定しながら観てしまった。号泣!」(43歳・会社員)という声が続出。ペットを飼った経験のない人からも「バニラ(劇中の犬)を人間と置き換えてしまい、一番泣けた」(30歳・会社員)という声も。最後に、犬を含む「“ペット”とはどんな存在なのか?」という質問をしたところ、半数近くの人から「家族」または「家族以上の存在」という回答が返ってきた。さらに、「一緒に過ごしてきたときを分かりあえる存在」、「何も言わないけど気持ちを分かってくれる存在」と、人同士とは異なる、それ以上の絆の深さを感じさせるコメントも。先述のエピソード以外にも、犬のかわいさに翻弄されっぱなしの人たちを描いた、笑いにあふれた物語も充実。犬を飼ったことがある人はもちろん、飼ったことがない、もしくは犬嫌いな人も本作を観れば心動かされるかも?『犬とあなたの物語いぬのえいが』は1月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。映画体験サイト シネマライブ!■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年1月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2010「犬とあなたの物語」製作委員会■関連記事:写真と手紙を投稿!あなたの愛犬が『犬とあなたの物語』公式サイトトップを飾る!?犬と人の絆を描く『犬とあなたの物語』特製ストラップ&プレスを5名様プレゼント大森南朋松嶋菜々子との初共演の感想は「あ、松嶋菜々子だ!」笑って、泣いて、怒って…『犬とあなたの物語』独占試写会に35組70名様ご招待AKB篠田が愛犬家役で映画初出演!意外な(?)コメディエンヌぶりを発揮
2011年01月14日地震に強い災害救助犬アリアンツ・ペット保険は11月5日、特に地震の時に力を発揮する災害救助犬の模擬演技や展示が楽しめる、「災害救助犬フェア」に協賛することを発表した。フェアの開催は11月23日の予定。これは国土交通省やNHKアートパートナーズが主催するもので、当日は訓練士による愛犬のしつけ教室や、「大地震のときの愛犬事情」をテーマとした展示や解説などが行われる。主要団体が協力してアリアンツによれば、災害救助犬の団体は大きなもので4つあるほか、小さな団体も多数存在するのが現状であるという。そして各団体ごとに理念や主張にも異なりが見られるが、今回のイベントは初めて主要な団体を1つのイベントに集めて、災害救助犬への理解や普及を進めていこうという、画期的な試みであるという。開催される場所は7月に出来たばかりの、東京臨海広域防災公園。首都直下型地震に備えた、政府の防災拠点ともなっているという。ペット同伴の参加も可能なので、よい秋の1日となるだろう。
2010年11月08日沖縄県本部町にある無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」の設立に尽力し、昨年、がんで逝去した仲宗根陽(なかそねひかる)氏の実話を基にした映画『天国からのエール』が、阿部寛、ミムラ、桜庭ななみをキャスト陣に迎えて製作されることが発表された。「あじさい音楽村」は、地元の高校生たちのバンド活動のために設立された無料の音楽スタジオ。この地で弁当屋を開いていた仲宗根さんが、地元の高校生たちがバンドの練習ができる場所がないことを知り、夢を持つ若者たちを応援したい一心で借金までして弁当屋の地下にスタジオを作り上げた。仲宗根さんは2005年にがんと診断され、2008年1月には余命3か月を宣告されるが、病身ながらも高校生たちに夢を追いかけることの大切さを教え続けた。彼と彼が愛した若者たちの姿を追ったドキュメンタリーがNHKで放送され、書籍「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」(リンダパブリッシャーズ刊)としてまとめられたが、この感動の実話が映画化されることに。映画で仲宗根さんをモデルにした主人公・大城陽を演じるのは、映画にドラマ、舞台と幅広い活躍を見せる阿部寛。不治の病に冒されながらも若者たちを叱咤激励する、不器用だが熱さと優しさを持った男を熱演している。陽の妻・美智子役には来年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」で細川ガラシャ役を演じることが発表されたミムラ。また、12月公開の『最後の忠臣蔵』、さらに来年公開の『ランウェイ☆ビート』と次々と話題作に出演している桜庭ななみが、プロを目指す高校生バンドのボーカル&ギターを担当するアヤを演じる。すでに10月13日(水)より沖縄でクランクイン。「あじさい音楽村」のある本部町でのオールロケが行われている。阿部さんからは「大城陽のモデルとなった仲宗根さんは特別な存在だったのか?いや、ひょっとしたら自分も彼のような気持ちになれたかも知れない…常に自問自答しながらこの役を演じています。仲宗根さんに近しかった方々から、彼の人柄やその生き様をうかがったり、以前放送された『あじさい音楽村』に関するドキュメンタリーを何度も繰り返し見て、自分の中でご本人のイメージを膨らませてきましたが、実際、彼が生活していたこの町に来てみて、初めて掴めた部分が多いです。何よりも凄いと思ったのは、彼が亡くなって1年経ったいまも『あじさい』の若者たちの中に常に『他人を思いやる心』や『礼儀を大切にする心』が根付いて生きていること。この精神が映画を観たひとりひとりの中にも伝わっていけばよいと思います。仲宗根さんの十数年お弁当を作ってこられた手さばきを表現するため、撮影の2週間前から料理のプロの方から指導を受けたり、大きなフライパンを用意してもらい、自宅に持ち帰りゴーヤチャンプルを左手1本で返す練習を繰り返しました。監督・スタッフ・キャストをはじめ、みんなが一丸となって、この沖縄の穏やかな気候の中、心に沁みる作品にしたいと、日々、頑張っています」という力強い決意表明のコメントが到着した。ミムラさんは「まず実際の場所をお借りして撮影できることに深く感謝しています。この土地のもつ空気感に大いに助けてもらいつつ、一人でも多くの人の心に『あじさい』の明るく力強いパワーが届くよう、私も微力ながら尽力したいと思います」と感謝と意気込みを口にする。桜庭さんは「私の演じる比嘉アヤは、ギターボーカルで、一つの夢に向かって進んで行くのですが、演じるに当たって、日々成長していく様や気持ちの変化を伝えられるようにしたいと思いました。同時に、私はギターを弾いたことが全くなく、撮影前や空き時間に練習を重ねて、少しずつ音が出せ、指先の皮が剥けることが嬉しく感じました」とコメント。また、阿部さんとの共演については「2日間くらいしかお会いしていないのですが、先日、私の18歳の誕生日を現場で祝っていただいたときに、お誕生日の歌を阿部さん含めみなさんで唄って下さって、本当に嬉しかったです」と明かし、早くも現場の明るい雰囲気、一体感をうかがわせた。メガホンを握るのは、犬童一心監督の下で助監督として経験を積み、本作で長編監督デビューを飾る熊澤誓人。また「アットホーム・ダッド」や「結婚できない男」など阿部さんの主演ドラマを手掛けてきた尾崎将也と新星・うえのきみこが脚本を担当している。『天国からのエール』は2011年全国にて公開予定。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会天国からのエール 2011年、全国にて公開■関連記事:阿部寛インタビュー“不可能”に挑み続け、楽しむ男吉瀬美智子「毛穴が分かる顔アップ」に困惑吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」
2010年10月20日狂言師の野村萬斎が映画『のぼうの城』で『陰陽師II』以来7年ぶりとなる映画主演を務めることが決定!併せて佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴が共演陣として出演することも発表された。本作の原作となっているのは、本屋大賞で2位にランクインし、直木賞の候補にもなった和田竜による同名ベストセラー。和田さんは新人脚本家の登竜門、城戸賞を受賞しているが、その受賞作品「忍ぶの城」が、映画化を前提に和田さん自身の手で小説化され、「のぼうの城」として2007年に小学館より刊行された。戦国末期、天下統一を控えた豊臣秀吉の北条家攻略のさなか、最後まで落城することがなかった支城があった。武州の忍城(おしじょう)。秀吉の命を受けた石田三成が2万の大軍で城を包囲するが、城代・成田長親はわずか500騎でこれを迎え撃つ。領民から、でくのぼうを意味する“のぼう様”との愛称で呼ばれる長親は、天下を敵に回し、いかに城を守ったのか?その戦いの一部始終が描かれる。主人公の“のぼう様”こと成田長親を演じるのは、狂言界の至宝・野村萬斎。『陰陽師II』以来の7年ぶりの映画主演作となる本作で、底知れぬ人望で人心を掌握する希代の総大将を演じる。「自分は長親のように、ぼーっとしているのかなと思ったのですが、そういう自覚がないところや、時々、突然ビックリするようなことを発言するらしいところなどが、既に役に近いのかもしれません(笑)」とは萬斎さんの弁。さらに、長親についても「ある種、高みにいるのか低みにいるのかよく分からないのですが、ちょっと俯瞰して見ていたり、仙人的な空気を持っていたり、どこかネジが1つ落ちてしまっているようでもあり(笑)」と、とにかく、これまでになくぼーっとした役柄であると説明。長親の幼なじみにして成田家の侍大将で、武辺者の証である“皆朱の槍(かいしゅのやり)”を持つ“丹波(たんば)”こと正木丹波守利英を演じるのが佐藤さん。萬斎さんによると「冗談で、もし『陰陽師III』を撮ることになったら、悪役は佐藤浩市さんにお願いしたいというお話をしておりました」とのことだが、思わぬ形で初共演が実現することになった。その丹波をライバル視する、6児の父で恐妻家の一面も持つ豪傑“和泉(いずみ)”…柴崎和泉守に扮するのは山口さん。今回の発表に際し、山口さんは「多勢の敵を少数で迎え撃つ勇姿や、妻子を持ちながらも命がけで戦い抜く精神に、男として『こういう男でありたい!』と憧れを持ち、どこか自分の中にもある、『なまぬるくおさまりたくはない!刺激を求めて生きたい!』という気持ちを奮い立たせてくれる役だと思います」と強い言葉で役柄、作品への思いを語ってくれた。そしてもう一人、若年で実践の経験はないものの、あらゆる兵書を読破し“軍略の天才”を自称する“靭負(ゆきえ)”こと、侍大将の酒巻靭負を成宮さんが演じる。成宮さんは「原作が話題になっているのは知っていたけれど、時代物か…と、何となく手を伸ばすのに抵抗がありました。台本をいただいてみて、想像以上に面白かった。面白すぎました。僕の演じる酒巻靭負は、現代語に近い台詞回しなので、(ヒロインの)甲斐姫へ想いや、武将としてのプライドも、とてもストレートに伝わりやすいし、青臭い感じも含めて、可愛らしいキャラクターだと思います。こういうエンターテイメント性の高い作品に参加できることもすごく幸せに思います」と出演の喜びを語っている。さらに、本作の特徴と言えるのがW監督であるところ。『メゾン・ド・ヒミコ』、『ゼロの焦点』の犬童一心監督と『ローレライ』、『日本沈没』の樋口真嗣監督がタッグを組んで、壮大かつ緻密な戦国絵巻を描き切る!原作にある三成による大規模な“水攻め”はどのように描かれるのか?ヒロインの甲斐姫や三成ほか、魅力的なほかの登場人物たちを誰が演じるのか?などなど、いまだ明かされていない気になるポイントも…。構想7年を経てついに動き出した『のぼうの城』。撮影は今年8月よりスタート。2011年、全国にて公開。© オノ・ナツメ■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開
2010年06月23日今年で生誕100周年を迎える日本ミステリー界の第一人者、松本清張の同名傑作小説を映画化した『ゼロの焦点』。本作が11月14日(土)に公開初日を迎え、主演の広末涼子に中谷美紀、木村多江の豪華女優陣3人と西島秀俊、犬童一心監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。脚本作りから完成まで1年半を要したという本作だが、「今回は過酷な気候やスケジュールの中で、濃密な時間を過ごした」とハードな撮影の様子をふり返る広末さん。一番大変だったシーンを尋ねると、「撮影の初日から中谷さんとの痛いシーンを撮ったり、西島さんとも初日で初対面にも関わらず、入浴とか…人として変な仕事でした(笑)」と役作りどころではなかった様子。同じ質問に、中谷さんは「木村多江さんと雪の中で語るシーンは、2人で何時間泣き続けたんだろうというくらい泣き続けて。でも多江さんがご自身が映ってないときも私のために大切に演じられていたので頑張ることができました」と語ると、木村さんもうなずき「いつまで泣けるんだろうという恐怖もありましたが、美紀ちゃんという素晴らしい女優さんと化学反応し合いながらお芝居できて、いま思うと一番大変だけど一番大切な思い出になりました」と微笑を浮かべた。この日も三者三様の黒のコーディネートで見事な調和を見せた女優陣。その言葉から充実した日々がうかがえる中、男優一人で恐縮した様子の西島さんは、同じ質問に「やっぱり入浴…。初対面ですからね」と照れてみせ会場を沸かせた。中谷さんに、妥協を許さぬ“悪名高き監督”と呼ばれた犬童監督は「みなさんは大変だったと思いますが、僕はみなさんの素晴らしい演技を生で見ていて楽しんでました」と満足げに撮影をふり返った。さらに、映画のテーマに因んで「愛する人の全てを知っていたいか?」という質問が女優陣3人になされたが、広末さんは「最終的に全てをお互い知って、受け入れられたら…」と切り出し、「一緒にいる時間が全てなので、目の前にいるその人を信じられたら、過去や背景よりもその時間を大切にすべきなのでは」と力説。この言葉にすっかり聞き入っていた様子の中谷さんも、「私も広末さんの境地に行けたらいいなと思うけど、どこかで全てを知ることや知られてしまうことに恐怖を抱いているかもしれないですね」と語ると、広末さんが「かっこいい…」と中谷さんを仰ぎ見。そして、木村さんは「台本を読んだときに、西島さん(鵜原憲一)が許せない!と思った(笑)」とのこと。「僕じゃないですよ」と西島さんがすかさず反論する中、「でも実際は、全部を知ることも全部を話すこともできないので、涼子ちゃんの言ったことを目指したいけど出来ないかな」と落ち着きのある魅力を漂わせた。記念撮影では、本作のメインカラーである赤のクリスマスツリーが登場し、映画のヒットを祈願して広末さんがツリーのてっぺんに輝く金の“ゼロ”を飾った。『ゼロの焦点』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会■関連記事:幸せな結婚生活への希望の間で、真実を知ったとき女は…『ゼロの焦点』ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開松本清張の傑作ミステリー映画化!『ゼロの焦点』試写会に25組50名様ご招待
2009年11月14日映画『ゼロの焦点』の完成会見が22日(木)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演の広末涼子、共演の中谷美紀が本格初共演の感想を語り合った。2人は2002年放送のTBSドラマ「おとうさん」で4姉妹役を演じて以来、2度目の共演。今年迎えた松本清張の生誕100年を記念した本作では、お見合い結婚の7日後に失踪した夫・鵜原を追って金沢を訪れた禎子を広末さん、その地で出会う会社の社長夫人・佐知子を中谷さんが演じ、演技合戦を繰り広げている。共演した印象を聞かれた広末さんは「サスペンス、ミステリーは人の死や事件が関わり重くのしかかるものがあるので苦手で、好んでは観ない方。今回の台本を最初に読んだときも疲労感ですごくグッタリして、この役を演じきれるかしら?と迷いました。でも中谷さんのキャスティングが決まっていたことが大きく背中を押した。以前、一度ご一緒させていただきましたが、あまり共演シーンがなかったので、今回、中谷さんとお芝居したくてチャレンジしようと思いました。そこに立つだけで現場にいい緊張感が漂う、体温の伝わる女優さんです。中谷さんの前に立つだけで感情が持っていけるので、委ねて任せきりでした」と大絶賛。隣で聞いていた中谷さんは「その言葉をそのままお返ししたい。涼子ちゃんは天才肌で集中力がすごく、羨ましい。私は素人っぽくて本番前に感情を整えたりする作業をしますが、涼子ちゃんは一瞬で変わる。目を見ていれば感情を引き出される。『どこまでも付いていきます』という感じです」と“ラブコール”を返した。一方、物語に因み、何かちょっとした秘密を告白してください、と司会者から注文が。広末さんは「高校生の頃、立ち食いソバ屋に入ったこと、ワイルドブルー横浜で泳いだことがなぜかバレて、事務所の社長からすごく怒られた。『君はいるようで、そこに存在しちゃいけないんだ』と。以来立ち食いソバ屋には入っていません。でも、もういいですかね?」と照れ笑い。犬童一心監督から「立ち食いだからかな?広末涼子が立ち食いなんてってこと?中谷さんは吉野家入ったことある?」と尋ねられ、中谷さんは「私、肉を食べなくなって4年くらい経ちますが、以前は入っていましたよ」と気さくな調子で答えてみせた。男性キャストを代表して出席した野間口徹は、秘密について「10年くらい前、トイレでボールペンを流したら、数日後アパート全体のトイレが詰まり、その後大家さんが取り壊すから出て行ってくれ、と。ボールペン1本で8人が追い出されました。告白というより懺悔です」と苦笑い。同じ共演の黒田福美は「小学校2年生のとき、苦手だった社会のテストで20点をとり、親に見せられなくて原っぱの隅っこに埋めました。この話、まだ母親には言っていません」とうつむき、揃って観客、共演陣を爆笑させていた。本作はこの日、現在開催中の東京国際映画祭で招待上映され、初めて一般客に披露された。上映前には広末さんらが舞台挨拶を行い、美の競演でもファンを沸かせた一方で、中谷さんが舞台挨拶中に体調を崩し、自ら降板するという一幕も。貧血だったようで、舞台袖で休息しその後、自分の足で会場を後にしたということで、大事には至らなかった模様。『ゼロの焦点』は11月14日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】矢沢永吉が人生初の舞台挨拶!30年前の自分に「生意気なヤツ」【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?
2009年10月23日