映画『後妻業の女』などを手掛け、映像の魔術師の異名を持つ鶴橋康夫が約40年、映画化を熱望し続けた時代劇映画『のみとり侍』が製作されることが決定。主演には阿部寛を迎え、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子ら演技派が顔を揃える。■あらすじ越後長岡藩藩士の小林寛之進(阿部寛)は、藩主・牧野備前守忠精主催の和歌の会に出席。そこで運悪く忠精の機嫌を損ね、「明朝より、猫ののみとりとして無様に暮らせ!」と江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。「猫ののみとり…?」途方に暮れていた寛之進は、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛(風間杜夫)とその妻・お鈴(大竹しのぶ)の元で働くことに。猫の“のみとり”とは文字通り、猫ののみを取って日銭を稼ぐ職業。しかしその実態は、女性に愛をお届けする裏稼業であった。住む場所もなくなった寛之進であったが、貧しくも子どもたちに読み書きを無償で教える佐伯友之介(斎藤工)や長屋で暮らす人々の助けを借り、“のみとり”としての新生活が始まっていく。ほどなくして、亡き妻・千鶴にそっくりなおみね(寺島しのぶ)と運命的な出会いを果たす寛之進。幸運なことに、初めての“のみとり相手”がおみねとなり、胸が高鳴る彼だったが、“のみとり”開始数分後、「下手くそ!」と罵られ失意のどん底へ。落ち込む彼の前に妻・おちえ(前田敦子)に浮気を封じられた恐妻家・清兵衛(豊川悦司)が現れる。寛之進は、欲求に忠実な清兵衛に「拙者に女の喜ばせ方を教えてはくれぬか!」と頼み込むのだった。その甲斐あってか、寛之進の“のみとり”技術はめきめきと上達し、“のみとり”侍として一人前となっていく。しかし、時代は、老中・田沼意次(桂文枝)の失脚により急遽“のみとり”禁止令が敷かれる。寛之進はじめ“のみとり”たちは、一転、犯罪者として窮地に立たされてしまう――。■見どころ&豪華キャスト陣原作は、綿密な時代考証を基にユーモアを交え当時の社会を表現する歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短篇集「蚤とり侍」。その中でも人気エピソードを基に、鶴橋監督自身が物語を再構築し監督・脚本を担う。江戸時代に実在した 猫の“のみとり”稼業を中心に描かれる本作。表向きは文字通り、町を練り歩き、呼ばれた家庭が飼う猫の“のみ”を取って回る商売だが、この映画における“のみとり”稼業とは、“床”で女性に愛をお届けする裏稼業。江戸を舞台に床で活躍する侍を通じ、現代にも通じる義理や人情を鶴橋節満載で描き出す。主演を務めるのは、2007年放送のドラマ「天国と地獄」以来10年ぶりに鶴橋作品に出演する阿部寛。本作で演じるのは、越後長岡藩エリート藩士・小林寛之進。ひょんなことから運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい、“のみとり”にされてしまうという役どころだ。映画鶴橋組には初参加となる今回、「鶴橋監督とはずっとご一緒したかったので、こうして『のみとり侍』としてオファー頂けたことは、夢が叶ったかのように嬉しく、歴史ある京都の地で、こうした作品を作っていけることにすごく幸せを感じています。観た人が、“のみとり”をされたかのように気持ちのいい時代劇になればいいなと思っています」とコメントしている。また“のみとり”稼業の映像化ゆえ、濡れ場シーンも伴う本作。そんな本作のキャストには、新旧鶴橋組オールスターキャストが集結。寛之進の亡き妻・千鶴にそっくりな武家屋敷の妾で、寛之進の初の“のみとり”相手となるおみね役を寺島しのぶ。寛之進に不倫の手助けを求める代わりにのみとりの技術を指南する清兵衛役を豊川悦司。寛之進が身を寄せることになる長屋の隣人・佐伯友之介役を斎藤工。のみとり屋の親分・甚兵衛役を風間杜夫。甚兵衛の妻・お鈴役を大竹しのぶ。清兵衛の妻・役を前田敦子。そして、歴史上実在の人物・田沼意次役を桂文枝が演じる。なお、撮影は8月30日よりクランクインしており、全編京都で10月中旬まで行われる予定だ。■キャスト・監督コメント紹介■寺島しのぶ『愛の流刑地』以来又鶴橋監督とお仕事ができることが嬉しくてなりません。とても艶っぽい愛おしい女性なのでそう存在できるようにしたいものです。阿部さんとも舞台「近松心中物語」の共演以来なので久々の再会を楽しみにしております。■豊川悦司鶴橋康夫監督の最新作にて最高傑作!中高年の、中高年による、中高年のための、痛快人情喜劇娯楽時代劇!日本人は、日本の国は、こんなにも素朴で温かみに溢れていた!絶賛撮影中!乞うご期待!■桂文枝映画は久しぶりです。時代劇も、今回のような実在の人物を演じるのも、田沼意次という、比類なき政治家を演じるのも、とにかく歴史書を読み漁ってと思っていたら、監督さんから、読まないでと言われたので、気が楽に、脚本が面白いので、監督さんのイメージに合うように、演じられたらと、思っています。■鶴橋康夫監督40年前、偶然「蚤とり侍」の小説を手にして、「のみとりって?」。猫の蚤を取るとみせかけ、実は裏の商売をする主人公に興味がわいた。中間管理職である越後長岡藩・勘定方書き役の小林寛之進が、生真面目すぎるあまりに殿の怒りを買って藩を追い出され、江戸の人々に助けられながら、世の中の激動に飲み込まれていく。そこに現代のサラリーマンに重なる部分を感じ、「不条理でばかばかしくて笑える映画をつくってみるのはどうだろう?」と。主人公・小林寛之進は、悲劇を喜劇に、不条理をロマンチックに演じ、哀愁の男っぽさを表現できる阿部寛さんに託すことにした。人生、自分の思い通りにはいかない。だけどみんなそれぞれ、一生懸命で、真面目で、おっちょこちょいで、面白い。そんな悲喜こもごもを観る人にクスクスと笑ってもらえたら最高です。『のみとり侍』は2018年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年09月12日映画『祈りの幕が下りる時』が、2018年1月27日(土)より全国の劇場で公開される。東野圭吾原作の「新参者」シリーズ完結阿部寛演じる凄腕の刑事・加賀恭一郎が活躍する「新参者」シリーズは、2010年4月に連続ドラマとしてスタート。謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となった、東野圭吾原作の作品だ。その後2本のスペシャルドラマと劇場版が製作された本シリーズの最新作となる『祈りの幕が下りる時』は、父との確執、母の失踪、日本橋に留まる理由など、これまでに明かされていない加賀恭一郎の謎に迫る物語となる。加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか?映画『祈りの幕が下りる時』で描かれるのは、加賀とある女性演出家(松嶋菜々子)の出会いと、その演出家の周りで起こる不可解な事件。加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか?“最大の謎”が『祈りの幕が下りる時』で明らかになり、ついに「新参者」シリーズがフィナーレを迎える。主演に阿部寛×松嶋菜々子主人公の刑事・加賀恭一郎を演じるのはもちろん、これまでのシリーズ同様に阿部寛。加賀自身が事件のカギとなる本作で、最後の加賀恭一郎役に挑む。そして事件の鍵を握る人物である女性演出家・浅居博美役には、松嶋菜々子。そのほか、詳しい役柄は未だ明らかになっていないものの、溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、及川光博、小日向文世ら豪華キャストが脇を固める。主題歌はJUJUの新曲『祈りの幕が下りる時』の主題歌には、JUJUの新曲「東京」が起用される。『新参者』初の映画化として公開された映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』でも主題歌を務めたJUJU。新曲「東京」はエモーショナルな歌声が映える、彼女の真骨頂とも言えるミドルバラードだ。Superfly「愛をこめて花束を」など、数々のヒット曲をプロデュースしてきた蔦谷好位置がアレンジを担当する。作品情報映画『祈りの幕が下りる時』公開日:2018年1月27日(土)キャスト:阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、キムラ緑子、烏丸せつこ、春風亭昇太、音尾琢真、飯豊まりえ、及川光博、伊藤蘭、小日向文世、山﨑努ほか監督:福澤克雄脚本:李正美音楽:菅野祐悟原作:「祈りの幕が下りる時」東野圭吾(講談社文庫)© 2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2017年09月04日ベストセラー作家・夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に描く、東宝×KADOKAWAの初の共同配給作品にして日中共同製作映画としては史上最大の本格ビッグプロジェクトとなる映画『空海-KU-KAI-』。主演の染谷将太が空海役で出演することでも話題の本作から、この度待望の特報映像が公開された。今回公開されたのは、8月26日(土)より劇場で流れる特報映像。約6年の歳月をかけて東京ドーム約8個分(367,000ヘクタール)の土地に再現された「長安の都」の圧倒的スケールが目を引く映像には、染谷さん演じる空海を始め、絢爛豪華な衣装を身にまとう日中豪華スターたちも登場。また、貴重なメイキング映像も収められており、まるで唐の時代にタイムスリップしたかのような大迫力のセットと、常時350名を超えるスタッフで行われたという壮大な撮影風景も垣間見ることができる。『空海-KU-KAI-』は2018年2月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年08月23日「いっぱい楽しんで、幸せ感を出さなければと思って、大切に演じています」 そう話すのは、女優・吉永小百合(72)。自身の映画出演120作目となる主演作品『北の桜守』(’18年3月10日公開)の撮影現場。『北の桜守』では、終戦直後に故郷の樺太をソ連の侵攻で奪われた女性とその息子たちが、激動の戦中・戦後を生き抜く姿が描かれる。 この日は本作で唯一といってもいい“幸せなシーン”とあって、吉永は撮影中も待ち時間も幸福感あふれる和やかな表情。夫役を演じる阿部寛(53)に“お姫様抱っこ”される場面では、軽々と抱き上げられていた。 「阿部さんに抱えていただいて幸せです」(吉永・以下同) 撮影地の北海道は、自身で「北海道オタク」と語るほど、好きな土地。『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)などを撮影したなじみ深さもある。 「日活時代の15歳のころ、撮影のために、初めて飛行機に乗ってやって来たのが北海道。そのころはホームシックで泣いていましたけどね(笑)」
2017年07月07日阿部寛が主人公の日本橋署刑事・加賀恭一郎を演じ、2010年4月に連続ドラマとしてスタートした東野圭吾原作の「新参者」。このほど、阿部さんが約3年ぶりに本シリーズに復帰、初共演の松嶋菜々子と原作シリーズ10作目「祈りの幕が下りる時」の映画化に挑むことになった。東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は、ハウスクリーニングの会社で働く滋賀県在住の押谷道子。殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。松宮(溝端淳平)たち警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたるが、押谷道子と越川睦夫の接点がまったく見つからず、捜査は難航。なぜ、滋賀在住の道子が東京で殺されたのか。やがて捜査線上に浮かびあがったのは、明治座で舞台を上演中の女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)だった。道子は学生時代の同級生である博美を訪ねて東京に来たことが分かるが、博美と越川の間にも接点がなく、捜査は進展しない。松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、捜査を進めるうちに、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺する。それは孤独死した加賀の母に繋がっていた――。「新参者」シリーズといえば、阿部さんが演じる日本橋署に赴任してきたばかりの“新参者”で、鋭い洞察眼を持つ刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、さまざまな人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となったヒットドラマ。ベストセラー作家・東野圭吾がデビュー当時から描き続けた「加賀恭一郎シリーズ」が原作となり、2010年の連続ドラマ以降、2本のスペシャルドラマ「赤い指」(’11)、「眠りの森」(’14)、さらに2012年には、共演に新垣結衣や松坂桃李、菅田将暉らを迎えた映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(興行収入16.8億円)も公開。“泣けるヒューマンミステリー”として絶大な人気を誇っている。もちろん主人公の加賀刑事も、事件のトリックのみならず、その裏に隠された人間たちの心情をも解き明かす“人の心の謎を解く名刑事”として人気が高いキャラクターだ。だが、加賀のたぐいまれなる推理力で数々の事件が解決されてきたものの、未だ明かされていないのが、“加賀の母の失踪”。これまでの作品で何度も触れられていながらも解き明かされなかった“最大の謎”が、今回の映画ではついに明らかになり、「新参者」シリーズが完結を迎えることになるという。原作は、「加賀恭一郎シリーズ」10作目にあたり、第48回吉川英治文学賞を受賞した「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫・発行部数79万部/6月19日時点)。加賀恭一郎の母はなぜ息子を残し失踪したのか?加賀が日本橋に留まる理由とは?本作で描かれる加賀とある女性演出家の出会い。その演出家の周りで起こる不可解な事件。数々の人生が絡み合い、加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか…という謎が描かれていく。今回の映画化では、加賀恭一郎役の阿部さんをはじめ、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある元刑事の亡き父・隆正役の山崎努ら、レギュラーキャストが続投。さらに、本作では女優で演出家の浅居博美役に、阿部さんと初共演となる松嶋さんが決定!そのほか新キャストとして小日向文世、伊藤蘭など豪華出演者が脇を固め、監督は、阿部さん主演の「下町ロケット」をはじめ、「華麗なる一族」「半沢直樹」などの大ヒットドラマや映画『私は貝になりたい』を手がけてきた福澤克雄が務める。■阿部寛コメント3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。■松嶋菜々子コメント阿部さんとは初めてご一緒させていただきますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。■原作・東野圭吾コメントついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります。とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと確信しております。良き作品に仕上がることを祈っています。『祈りの幕が下りる時」は2018年、全国にて公開。。(text:cinemacafe.net)
2017年06月26日俳優の阿部寛が、映画『祈りの幕が下りる時』(2018年公開)の主演を務めることが26日、わかった。同作には松嶋菜々子も出演し、阿部とは初共演となる。同作は東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」を実写化。2010年4月に、阿部主演のドラマ『新参者』としてスタートし、その後2本のSPドラマ、映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2012年公開 興行収入16.8億円)とシリーズを重ねてきた。阿部演じる日本橋署の凄腕刑事・加賀恭一郎が様々な事件を解決してきたが、今回の映画『祈りの幕が下りる時』では加賀の母の失踪という最大の謎に迫る、完結編となる。加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山﨑努といったレギュラーキャストは続投。さらに、女優で演出家の浅居博美役として松嶋の出演が決定した。原作の東野圭吾は「ついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります」としみじみとコメント。「とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと確信しております」と期待を寄せる。また、伊與田英徳プロデューサーは「加賀が今回で、人形町を去ることになります」と明かし、「大変寂しいように思えますが、加賀がなぜこの街に来たのか、優秀な刑事なのにも関わらず、所轄刑事としてい続けた謎が、この映画で分かることになります」と同作の見どころを語った。○阿部寛コメント3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。映画『祈りの幕が下りる時』は来年公開です。是非お楽しみに。○松嶋菜々子コメント阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2017年06月26日「成宮寛貴さんが、2カ月ほど前に帰国したと聞いています。先日、ある有名ブランドのパーティでも目撃されたそうです。でも、みんなに騒がれる前に会場を後にしたそうですよ」(広告代理店関係者) 昨年12月、写真週刊誌『フライデー』に、コカイン吸引疑惑を報じられた成宮寛貴(34)。その直後《今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい》という声明文を残し、芸能界から引退。ヨーロッパ経由でバリ島に渡り、同地に潜伏していると報じられてきた。しかし成宮は2カ月前に帰国していたというのだ。引退するまで住んでいたという自宅マンションでも、こんな動きがあったという。 「たしか今年2月ごろだったでしょうか、マンションの前に引っ越し業者のトラックが来て、何人ものスタッフが成宮さんの部屋からあっという間に荷物を持ち出してしまいました。どうやら引っ越されたようです」(近所の住人) 帰国した成宮は、なぜブランドのパーティに出席したのか――。 「成宮さんはファッションに興味があるようで、デザイナーに転身したいという考えもあったようです。でも彼の場合まだ薬物疑惑のマイナスイメージを払しょくできていません。もしブランドを起ち上げられたとしても、彼の商品を置くことに難色を示す店が大半でしょうね」(前出・広告代理店関係者) ほかにも彼が興味を示している仕事がある、と語るのは成宮と親しいクラブ関係者だ。 「成宮さんは、クラブや飲食店の経営にも関心を持っているようです。海外逃避中も繁華街の流行っている店を覗いたり、経営者が書いた本を日本から取り寄せたりして勉強していたと聞いています」 だが「飲食店の開業も資金などの問題があってすぐにとはいかないようだ」とクラブ関係者は顔を曇らせる。これまで経験したことのない分野に次々と“チャレンジ”しようとしている成宮だが、その理由は何なのか。 「引退当時、成宮君には数千万円の貯金があったと聞いています。しかしこれまでの逃避行で予想外に出費してしまい、『これ以上復帰に時間がかかると金が底をつくのでは』という不安が出てきて焦っているようです」(芸能関係者) しかしアパレルデザイナーは難しい、飲食店を出す資金繰りも目途が立たず、行動に移し切れないでいると、貯金もなくなってしまうだろう。「彼はやはり俳優として復帰するしか道はないと考えているようです」と前出の芸能関係者は言う。そこで成宮が頼っているのが、デビューのきっかけを作りその後も何かと目をかけて来たという舞台関係者のA氏だ。 「演劇の世界に精通しているA氏は、成宮さんを小劇場の舞台に出演させて少しずつ復帰させていく予定を立てています。ただA氏は世間の反応を考えると、早くても本格復帰まで1年以上はかけるべきだと進言しているようです」(前出・芸能関係者) 引退表明から5カ月目の決断だが、疑惑の払しょくはそう簡単にできることではない。成宮の“活動”再開の道のりは、まだまだ長く険しいようだ。
2017年04月25日第58作目となる大河ドラマが、「いだてん~東京オリムピック噺~」として2019年1月より放送されることがこのほど明らかに。主演には中村勘九郎と阿部サダヲの2人がリレー形式で務め、宮藤官九郎オリジナル脚本で“知られざるオリンピックの歴史”を描いていく。戦争、復興、そして…平和への祈り。オリンピックには、知られざる日本人の“泣き笑い”の歴史が刻まれている。本作では、1912年の「ストックホルム」から、1936年「ベルリン」、そして1964年「東京」までの3大会を中心に、激動の52年間を描いていく。勘九郎さんは、“オリンピックに初参加した男”マラソンの金栗四三(かなくりしそう)役を、阿部さんが“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばたまさじ)役を演じる。勘九郎さんは、「この歴史ある大河ドラマを宮藤さんの本そして阿部さんとともにできるというのは本当にうれしいです。幸せですし、誇りに思います」と喜び、「金栗さん、教師時代いつもにこにこにこにこしていて生徒におしゃか様というあだ名を付けられた、というかあだ名がついたそうですので、この1年間長きにわたる撮影でございますけれども、笑顔を絶やさず、体力・気力・努力で走り抜けたいと思います」と意気込み。一方阿部さんは、「いま大河ドラマで『直虎』に出ていて、まさかないだろうなと思っていたので、声が掛かったんで本当にびっくりしてるところで」と驚きが隠せない様子。また、「テレビドラマに宮藤さんの作品10年以上出てないので、『あまちゃん』とかも出てる出てるって言われるんですけど出てないんですよ僕ね。『あまちゃん』に出なくてよかったなっていうか、『いだてん』に出られるってことで本当にすごいうれしいので、一生懸命頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします」とコメントした。また語り手には、“落語の神様”古今亭志ん生。架空の落語「東京オリムピック噺」の軽妙な語りに乗せ、“笑いの絶えない”ドラマを目指す。さらに、志ん生さん自身の波乱万丈な人生もドラマに挿入。生粋の江戸っ子である志ん生さんの目線で、明治から昭和の庶民の暮らしの移ろい、“東京の変遷”を映像化。そして、初の4K制作で、移り変わる“東京の町並みを映し出していく。2019(平成31)年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は2019年1月よりNHKにて放送予定(全50回)。(cinemacafe.net)
2017年04月04日吉永小百合120本目の出演作となる映画“北の三部作”最終章『北の桜守』。この度、本作に参加するキャストとして、篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛ら日本映画を代表する豪華俳優陣の参加が明らかになった。1945年、南樺太に一輪の桜が咲いた。やっと咲いたその花は、江蓮てつたち家族にとって希望の花のはずだった。その年の8月、ソ連軍の侵攻が起こる。てつは息子2人と共に樺太を脱出。決死の思いで北海道の網走へと辿り着く。そんな満身創痍の親子を待っていたのは、想像を絶する過酷な生活だった。意識を失うほどの厳しい寒さと飢餓、その中を親子は懸命に生き抜くのだった。1971年、成長した次男の修二郎は米国で成功し、日本初のホットドックストアの日本社長として帰国。15年ぶりに網走を訪れた。そこには長男の姿はなく、一人、夫を待ち続けながら慎ましい生活を送る年老いたてつの姿があった。修二郎はてつを札幌へと連れ帰り、面倒をみる決意をする。息子夫婦と暮らし始めたてつだったが、薪を使い米を炊き、近所から苦情を受けたり、金を払わず八百屋から葱を持ち去ろうとするなど、徐々に不可解な行動が目立つように。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていた。そして、てつ自身もその変化を自覚していく…。そんなある日、てつが突然姿を消す。立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと思い、一人網走に戻ろうとしたのだ。だが網走の住宅はすでに取り壊されており、帰る場所を失ったてつ。てつのために一緒に寄り添いたいと思う修二郎。2人は北海道の大地を巡る過去への道行を始める。その旅は、親子の抱える禁断の記憶の扉を開けてしまうのだった――。北海道を舞台にそこで生きる人々を描いた、2005年公開の『北の零年』(行定勲監督)、2012年公開の『北のカナリアたち』(阪本順治監督)に続く“北の三部作”最終章である本作は、戦中・戦後の北海道の厳しい環境の中、懸命に生きた母・江蓮てつ(吉永小百合)と、息子・修二郎(堺雅人)の約30年にも渡る姿を描いた物語。『おくりびと』で米国アカデミー賞で日本初の外国語映画賞を受賞した名匠・滝田洋二郎監督が丁寧に切り取っていく。また、今回新たに発表されたキャストたちが演じる役柄も明らかに。堺さん演じる修二郎の妻・江蓮真理役を演じるのは篠原さん。吉永さんとは本作が初共演となり、義理の母と娘という間柄の役で挑む。同じく吉永さんとは初共演となる佐藤さんは、闇米屋として貧困に喘ぐ江蓮親子に仕事を与え、生活を手助けする菅原信治役。そして、吉永さんと共演した『ふしぎな岬の物語』では、甥っ子役を好演した阿部さんは、今回は吉永さん演じるてつの夫・徳次郎役を演じる。そのほか、かつて網走で江蓮家の隣人であった女性、島田光江役を高島礼子、真理の父親で修二郎の義父となる岡部大吉役を中村雅俊、てつと修二郎が思い出の地を2人で巡る道中、立ち寄る居酒屋「たぬき」の主人を笑福亭鶴瓶、樺太で生活していた頃からの友人で、長年てつたちを手助けしてくれる山岡和夫役を岸部一徳が扮する。さらに、悲惨な現実をファンタジックに昇華するケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台演出を行い、主人公・てつの心象風景を象徴的に舞台で表現。また、音楽は小椋佳、星勝が担当し、美しい日本の情緒をメロディで表現し、本作の世界観にさらなる彩りを加えていく。『北の桜守』は2018年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月22日俳優の小日向文世(63)が2月12日放送の『お笑いワイドショー マルコポロリ』(関西テレビ)にVTR出演。劇団員としての下積み時代から現在に至るまでの私生活や、名脇役ならではの超一流俳優との共演エピソードについて赤裸々に語った。 23歳から19年間劇団に在籍していた小日向。その間メディアの露出はほぼゼロだったが、39歳の時に11歳年下の劇団員と結婚。しかし42歳の時に劇団が解散、当時は貯金もなかったため、47歳で木村拓哉主演の『HERO』に出演が決まるまでの5年間、給料を前借りする生活が続いていたという。 話題は『HERO』で共演した木村拓哉(44)とのエピソードに。最終回のシーンを撮り終えた後に、共演者の角野卓造(68)や阿部寛(52)らが「姪っ子に頼まれて…」と木村に色紙を渡してサインを頼んでいたのを見て、小日向も自分用にサインを頼もうとしたが、木村に宛名を聞かれ自分とは言えず、仕方なしに兄貴の名前を出したと恥ずかしながらに語った。 また同ドラマでヒロインを演じた松たか子(39)の話題になると小日向の表情が一変。「松たか子ちゃんはもう、可愛くて…」と絶賛し、「(僕が)打ち上げで酔っぱらって、(松の)ホッペタにチューしたりとか…」と笑顔で衝撃告白。インタビュアーのお笑いコンビ・シャンプーハットから「そこまでのポロリ(発言)は求めてない!」と突っ込まれていた。 その後話題は小日向の家族の話に。小日向家は妻と2人の息子の4人家族だが、息子が幼い頃に始めた“外出時と寝る前の息子達とのハグ”は長男が大学4年生になった今もなお続いており、また外出時の妻との“行ってきますのチュー”も現在までずっとやり続けているとハニカミながら語っていた。 現在63歳の小日向。「最近役者として変わったことは?」という質問に対しては、「恋愛、女性との絡みの仕事がなくなった」と残念そうに回答。「もっとおじいちゃんになってから、息子の嫁を…」と今後の役どころの展望を笑顔で語りだした小日向に、シャンプーハットが再び突っ込みを入れる一幕があった。
2017年02月13日仲間由紀恵×阿部寛共演の大人気作「TRICK」が、この度シリーズ全エピソードをauの動画配信サービス「ビデオパス」(見放題配信)にて、期間限定で一斉に配信されることが決定。なお、3シーズンの連続ドラマが月額見放題サービスで配信されるのは、今回が初となる。仲間さん扮する自称天才マジシャンの山田奈緒子と、阿部さん扮する騙されやすい天才物理学者・上田次郎のコンビが次々事件を解決していくミステリードラマ「TRICK」。2000年の金曜ナイトドラマ枠で放送された第1作目の連続ドラマが反響を呼び、のちにシリーズ化。以降、3シーズンの連続ドラマ、3本のスペシャルドラマ、そして4本の映画が制作され、2014年に公開された『トリック劇場版 ラストステージ』で完結を迎えた。今回配信されるのは、テレビシリーズからスペシャルドラマ、劇場映画、なんと50話超の全作品。また中には、この春配信されることが発表された完全撮り下ろし新作ドラマ「警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛~」に先駆けて、2010年と2013年に放送された連続ドラマ「警部補 矢部謙三」 シリーズ2作品も同時に配信スタート。さらに、「警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛~」の配信日も決定。“みんなフサフサ”に掛けて、3月7日23時23分からとなる。こちらは、シリーズ主要キャストの一人として登場し、無くてはならない存在となった生瀬勝久演じるキャラクター・矢部謙三を主人公にしたドラマ。今回は、「闇の行司」と呼ばれる殺 人鬼の捜査で、人工知能を操る天才科学者ディープ・マナブ(袴田吉彦)と競うという展開に。「TRICK」シリーズが“まるっとズラッと”一気見できる今回をぜひお見逃しなく!<配信対象過去作品>テレビシリーズ「TRICK」(2000年放送 全10話)「TRICK2」(2002年放送 全11話)「木曜ドラマTRICK」(2003年放送 全10話)「警部補 矢部謙三」(2010年放送 全6話)「警部補 矢部謙三2」(2013年放送 全8話)スペシャルテレビドラマ「TRICK新作スペシャル」(2005年放送)「TRICK新作スペシャル2」(2010年放送)「TRICK新作スペシャル3」(2014年放送)劇場映画『トリック劇場版』(2002年公開)『トリック劇場版2』(2006年公開)『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(2010年公開)『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年公開)「TRICK」シリーズは2月17日(金)5時26分~auビデオパスにて見放題独占配信開始。※テレ朝動画でも配信「警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛~」は3月7日(火)23時23分~auビデオパス(SVOD)、テレ朝動画(TVOD)にて配信。(cinemacafe.net)
2017年02月05日「あなた、自分が優しいと思ってるでしょ?」――。天海祐希の言葉に、阿部寛がたじろぐ。映画を観ながら年配の夫から独身の若者まで、このセリフに思わずドキリとさせられる男性は多いはずだ。「ホント、それ!」と心の中で強くうなずく女性も…。若い層の間で、結婚が“コスパ”という基準で語られたり、年配の夫婦(というか妻?)から“卒婚”“熟年離婚”という言葉が聞かれる昨今。結婚とは何か? 夫婦とはどういうものなのか?映画『恋妻家宮本』(こいさいかみやもと)は笑いと共に問いかける。「家政婦のミタ」、「女王の教室」などの人気ドラマを手掛けてきた脚本家・遊川和彦が満を持しての初監督作品として送り出す本作。大学在学中に子どもを授かり、結婚した宮本陽平と美代子は、息子が27歳となり結婚を機に独立したことで、結婚して以来初めて2人きりの時間を持つことに。互いを名前で呼び合うルールを決めるなど、夫婦水入らずの時間を楽しもうとする2人だったがその矢先、夫は妻が本の間に隠していた捺印済みの離婚届を見つけてしまい…。映画の中の宮本夫婦はちょうど50代を迎えたところ。阿部さん演じる陽平は夫として、父親として、小学校の教師として、50歳にして様々な問題に直面し、妻や息子、生徒たちの思わぬ言葉やリアクションに戸惑う。阿部さんも彼らと同世代として劇中の登場人物たちの行動やセリフに自身を重ねる部分があったのでは?「日本人の家庭って、外国人と比べると言葉も少ないでしょうし、愛情表現も下手なんでしょうね。言葉にしないのが美学だったりもするので。でもやはり、言葉にしないとわかんないことってあるんですよ。特に彼らは、結婚と同時にすぐに子どもが生まれたので、結婚生活27年間で2人だけの時間がなかったので、やっと訪れた新婚生活みたいなものですから、戸惑いもある。お互いに長いし、いつも見てるからわかるよね? という気持ちでやってきた部分が多かったんでしょう。そのへんは、うちの家族であったり、親の世代もそうだったなと重なる部分はありましたね」。中でも阿部さんが「ズキンと突き刺さった」と言うのが、陽平が口にする「正しさよりも優しさ」と説くシーン。「優しさって、口でいうのは簡単だけど、どういうものなのか?どこかで僕自身、そういう気持ちが薄くなっているところがあったなと思います。僕自身や家庭もそうだし、社会にとっても、それこそ戦争とか国家の問題も含め、優しさって大事にしなくてはいけないキーワードだし、それがあれば多くのことが解決できるのにって思いました」。天海さんは、冒頭で紹介した自身のセリフを含め、陽平と美代子の間の「優しさのすれ違い」についてこう語る。「2人とも、優しくありたいと思ってるし、相手に対する優しさを持ち合ってもいるんだけど、ベクトルが反対だったり、気にするところが違ってる。違う2人だからこそ、一緒にいて素敵なのかもしれないけど、気づいてもらえない優しさが『悔しい』って思いが美代子にはあったんだろうと思います。『あなた、自分が優しいと思ってるでしょ?』ってセリフも、ザックリとハッキリと言っちゃうでしょ(笑)。結婚して最初のうちは、遠慮もあったんだと思います。でも、あまりに陽平が気づいてくれず、素通りされたんでしょうねぇ…(苦笑)」。27年前に2人が結婚を決めたのはファミレス(ちなみに重松清による本作の原作小説のタイトルは『ファミレス』。映画の中でもファミレスは度々、重要なシーンで登場する)。「子どもができた」と伝える20代前半の美代子(早見あかり)に、若き陽平(工藤阿須加)は責任と本音のはざまで葛藤しつつ、プロポーズする。天海さんは続ける。「このときから、美代子には『この人の本心が見えない』って気持ちがずっとあったんでしょうね。『子どもができた』『じゃあ結婚しよう』――本当にこの人は自分と一緒にいたい気持ちがあるんだろうか?」と。なかなか手厳しい…。陽平は、優柔不断を絵に描いたような男で、プロポーズの場面に限らず、ファミレスの注文ひとつでも、迷い、決断しては、その後も本当にそれでよかったのかと悩む。とはいえ、決断というのは常に純粋な夢や理想、希望が反映するものでもなく、案外、妥協や打算が入り混じったり、その時の勢いで決めてしまうものだったりするのも事実。それを後からふり返って「こっちに決めてよかった」と思うことも多い…。阿部さんは、自身について「決断は、早くなってきてるとは思いますね」と語る。「若いときは、スパッと決断して失敗したこともあったし、早ければいいかって一概には言えないし、じっくりと時間をかけて考え、迷うこともありますよ。決める基準?特にこれっていうルールがあるわけじゃないけど…経験値かな?」。一方、天海さんは「『決めなきゃ』と思いつつ、迷うことはありますよ」と明かしつつ「だけど…」と続ける。「立場上、私が迷うと周りももっと迷ってしまうから、たとえ迷いがあっても『こっち!』と言い切る強さがないといけない部分もあると思います。そういう根拠のない自信も時には必要です。結局、どちらを選んでも『失敗だった』と言わなきゃいいんだから(笑)。自分が『正解』って思えればいいし、失敗に思えたものが、長い目で見たときに成功になってたりもするんです。でも、誰かのせいにしたら、一生悔やむと思う。自分で決めて、最後には成功に持っていく(笑)! 」。そうした決断の積み重ねが、2人の“いま”を築いたと言える。本作を含め、“アラフィフ”と言われる年齢層の2人が次々と主演作を任されるということは、若さが極端に価値を持ち、持てはやされる日本社会において、かなりすごいことである。「自分が20代の頃、50代の俳優さんはとてつもなく年上に見えたし、ものすごい貫禄があった」と阿部さん。「40代を迎えた頃から『あの先輩は40代の頃、あんな風に見えたけど、自分はいま、若い人からそう見えているのか…?』とか考えるようになりましたね。もちろん、時代も状況も違うし、その中でいまもこうやって仕事をさせてもらえているわけですけど。いまだに模索し、迷いつつ、自分に恥じない仕事をやっていけたらと思います。あとは、どこかで若い頃から考えを曲げずにいたいって気持ちはありますね。それはとんがって見えるかもしれないけど、自分の中でいい意味で“意地”として持っていたいなと」。天海さんも「50代って、人として成熟した印象だったし、いざ自分がそこに近づいてみると『全然違うじゃん!』と思います」と苦笑を浮かべる。その一方で「成長しきれない自分と並走しながら人生を歩んでいく」ことを楽しんでいる。「いまの年齢って、人生でいましかないんですよ。だから、その年齢をきちんと楽しみたいし、その年齢の顔になっていたい。私は父に『年相応、分相応でいなさい』と言われ続けてきたんです。若いときに背伸びをする必要もない。大人になれば毎日、化粧をしないといけないんだから、10代の内からそんなことしなくていいし、50代になって、いい大人が無理に若作りする必要もないと。その年齢で、胸を張っていられる顔をしていたいですね」。では、最後にタイトルにも掲げた質問を。夫婦とは何なのか?血の繋がらない2人が生活を、人生を共にする結婚の意義とは…?「それ、(独身の)私には答えられないでしょ(笑)」と冗談めかし、「答えになっていないかもしれないけど…」と前置きしつつ、天海さんはこう語る。「私は自分が誰かと生活を共にするって向いてないと思います。17歳で家族と離れて、この年齢になって、生活空間に誰か他人がいるってのが無理なんですよね(苦笑)。でも、(結婚について)すごくうらやましいなって思うのは、いいことも悪いことも2人で受け止め、乗り越え、2人でしか見られない景色、2人で築き上げてきた景色がある。自分のことを自分と同じように知ってくれている人が近くにいるって、素敵なことだと思います。まあ、いまから残りの人生を誰かと重ねるのはしんどいなぁ…と思うし、若いときにしておけばよかったのかな?とも思うけど(笑)。まあ、私は仕事で疑似体験させてもらって、それで十分なので(笑)。もめごとに遭遇しつつ『ほら、独りがいいじゃん!』って思ったり(笑)。いや、でも、2人でいることの価値って、絶対にあると思います。あ、お前が言うなって(笑)?」。阿部さんは、天海さんの言葉に笑みを浮かべて静かにうなずく。「やはり、大変なことですよ。自分のペースだけで生きてはいけなくなるし、仕事もある中で調整が必要になることもあります。家族を持つってひとつの集団の中で生きていくことであり、おっしゃる通り、他人と生きていくことですから。それは時に自分を曲げることにもなるけど、だからこそ楽しいこともあるんだなって思います。と言いつつ、僕もまだそれほど(結婚して)長くないので、これからいろんなこと起きるんだろうと勉強中です。いまはそんな状態かな…(笑)?」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:恋妻家宮本 2017年1月28日より全国東宝系にて公開(C) 2017『恋妻家宮本』製作委員会
2017年02月01日仲間由紀恵と阿部寛共演で人気を博したドラマ「TRICK」に主要キャストの一人として登場し、シリーズを通して無くてはならない存在となった生瀬勝久演じるキャラクター・矢部謙三。この度、彼を主人公にした完全新作撮り下ろしドラマ「警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛~」が、今春auの動画配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」で配信されることが決定した。2010年と2013年には、矢部を主人公にした連続ドラマ「警部補 矢部謙三」が放送され、金と権力にはめっぽう弱いが、目下の人間には理不尽なまでに強気という前代未聞の刑事・矢部謙三が、部下の手柄と迷推理によって難事件を解決する様が大反響を呼んだ。そして今回、4年の時を経て再び幕を開ける最新作では、孤立した秘湯を舞台に、人工頭脳と人工頭毛が壮絶な戦いを繰り広げる。見どころは何と言っても、無責任かつ傍若無人な性格ながら、どこか憎めない矢部謙三のキャラクター。清々しいまでに“強きを助け弱きをくじく”不遜な人格で、刑事としての仕事をサボることに情熱を注ぐアンチヒーロー。その一方、頭部に深刻な悩みを抱え、髪に関連したキーワードには過剰に反応してしまうという悲哀に満ちた存在でもある。そんな矢部が、持ち前の強運と周囲の勘違いを武器に、本人のあずかり知らないところで難事件を解決に導いていくのがこの作品のポイント。矢部の相棒を務めるのは、池田鉄洋扮する電脳オタクのヒラ刑事・秋葉原人。常に従順に付き従ってきた3代目部下だが、しかし今回は揺るがないと思われていた2人の関係にある異変が!?そして、本作で矢部と対峙することになるのが、袴田吉彦演じる天才科学者ディープ・マナブ。犯罪捜査専門の人工知能を開発し、FBIやスコットランドヤードでさえさじを投げた事件を次々に解決してきたという最強のライバル。“人工頭毛”を持つ男・矢部と、“人工知能”を駆使するDマナブが、「闇の行司」と呼ばれる殺人鬼の捜査で競うことになる。今回再び矢部役で登場する生瀬さんは、「自分のキャリアの中でも、矢部は特に楽しく演じられるキャラクター。とても好きな作品ですから、4年近く間が空いてのオファーにも、特別な驚きはありませんでした。僕自身、終わったコンテンツだとは思っていませんでしたし、依頼さえあればいつでもやれる自信がありましたから(笑)」とオファー時の心境をコメント。また、「どうせやるなら、振り切っていきたいです。『どうしたんだ?』『アイツ大丈夫か?』と周囲をザワつかせるくらい、突き抜けたことをやりたい。進化した矢部を見てもらいたいと思っています」と気合い十分に語った。「警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛~」は今春、auビデオパス(SVOD)、テレ朝動画(TVOD)にて配信予定。(cinemacafe.net)
2017年01月29日「家政婦のミタ」「女王の教室」といった人気ドラマを手がけた脚本家・遊川和彦の映画監督デビュー作『恋妻家宮本』の初日舞台挨拶が1月28日(土)、都内で行われ、遊川監督をはじめ、夫婦役の阿部寛と天海祐希、共演する菅野美穂、佐藤二朗、富司純子が出席した。子どもの独り立ちを機に、熟年離婚の危機と向き合う夫婦の葛藤をコミカルに描いた本作。重松清の小説「ファミレス」を遊川監督自ら大胆に脚色しており、「めちゃくちゃに(内容を)変えましたが、すべて重松さんが面白いと快諾してくださった。何より伝えたかったのは、正しいことよりも、優しいことが大切だよという重松さんのメッセージ」と熱弁していた。そんな遊川監督に対して、サプライズで妻からの手紙が届き、天海さんが代読。初挑戦となった監督業に悪戦苦闘する夫を見守った心境とともに、「妻として内助の功、的なことをうまくできるタイプではありません。でも一緒に笑い、悩み、戦うことはできます。いつか私に甘えてもらえるように頑張りますね」と手紙が締めくくられると、遊川監督はタジタジで、「僕はあくまで恐妻家…、じゃなくて恋妻家です」と顔を赤らめていた。阿部さんは「監督にお会いしたとき、いきなり『この脚本が気に入らなければ、ただちに帰ってください』とケンカ腰で言われまして(笑)、最初はどうしようと思ったんですが、それだけの責任感と覚悟を感じました。いま少し涙ぐんでいる姿を見て、とても大変だったんだなと改めて思った」と遊川監督の労をねぎらい、天海さんも「すてきなご夫婦だと思う」と遊川夫妻の絆にしんみりしていた。また、菅野さんにとっては本作は出産後、復帰を果たした映像作品で「ちょうと1年くらい前の撮影で、『ちょっと、お手洗い行ってきます』と言いながら、子どものお世話をしたのがいい思い出」とふり返っていた。『恋妻家宮本』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋妻家宮本 2017年1月28日より全国東宝系にて公開(C) 2017『恋妻家宮本』製作委員会
2017年01月28日「家政婦のミタ」「女王の教室」などヒットドラマの脚本を手掛けた人気脚本家・遊川和彦の初監督映画『恋妻家宮本』の夫婦・カップル限定試写会が1月18日(水)に開催。主演の阿部寛、天海祐希、2人の若い日を演じた工藤阿須加、早見あかりが舞台挨拶に登壇した。重松清の小説「ファミレス」を原作に50歳を迎えた夫婦の姿を描く本作。大学時代に子どもを授かり結婚し、子どもの結婚・独立で初めて、夫婦水入らずの時期を迎えた宮本夫婦だったが、夫の陽平はある日、妻の美代子が隠していた離婚届を見つけてしまい動揺し…。阿部さんと天海さん演じる陽平と美代子の大学時代を工藤さん、早見さんが演じたが、共に最初に話を聞いたときは「俺/私でいいんですか!?」と戸惑いを覚えたという。工藤さんは「尊敬する先輩のひとりですし、どうやったら近づけるか?と現場でも観察していた」と明かし、この日も隣りに立つ阿部さんをチラ見し「カッコいい!」としみじみと漏らす。阿部さは茶目っ気たっぷりに「僕も昔は少しスッキリしてたんで、将来、こうなりますよ」と濃ゆ~い笑顔を浮かべる。早見さんは「どうやったらお二人っぽいのか?工藤くんと相談しながらやりました」と語り、天海さんに対して「憧れの女性。こうなりたい!」とストレートに憧憬を口にするが、天海さんは「こうなっちゃダメ!考え直して!」と自虐気味に語り、会場は笑いに包まれる。この日、会場には214組428名の男女が足を運んでおり、うち夫婦が137組、交際中のカップルは153組いたが、舞台挨拶ではスイッチで統計を取るアンケートを実施。キャスト陣から様々な質問が投げかけられた。早見さんは「『おはよう』『おやすみ』『ただいま』『おかえり』などのキスをしている方?」という質問を繰り出すが、結果は46組92名とやや低めの割合。早見さんは「少ない!ちょっと寂しい…」と漏らし、天海さんからは「もうちょっと頑張ってください!夢や希望を持った若者がいるので」と強めのエールが。遊川監督は自身が普段から「なんで、俺はこんなに言いたいことが言えないんだろう…」という鬱屈した思いを抱えていることを明かし、観客の中の男性に「言いたいことを毎日、言っている?」と質問、かなり少ないのでは…?という予想を裏切り、およそ3分の1に当たる83名の男性が「YES」と回答。遊川監督は「すごいなぁ…」と勇気をもらった(?)ようだったが、天海さんからは「女性のほうは『はいはい』と聞き流してるのもあるかもしれませんよ(笑)」と鋭い指摘も…。阿部さんは「『愛してる』という言葉を、役者は恥ずかしくて言えないものですけど、ここ2~3年の間に『愛している』と言ったこと、言われたことがある?」と質問。こちらも57組114名という予想外に多くの人が「ある」と回答!阿部さんはなぜか茫然と「恥ずかしい…」と口走り「素晴らしいですね、みなさん」と感嘆!天海さんから「阿部さんも負けずに!」と家庭内で「愛している」と奥さんに伝えるようにと促され、照れ笑いを浮かべていた。『恋妻家宮本』は1月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋妻家宮本 2017年1月28日より全国東宝系にて公開(C) 2017『恋妻家宮本』製作委員会
2017年01月18日(22:30) 歩行者天国解禁!それまで黄色いテープで交通規制されていた渋谷スクランブル交差点は、22:30のタイミングで歩行者天国になり、瞬く間に若者や外国人の方々で埋め尽くされました。(23:00) 街頭ビジョン演出がスタート!渋谷駅周辺の街頭ビジョンが全てジャックされ、カウントダウンの演出がスタートしました。人も続々と集まり、“2017”と書かれたグッズなどを身につけ、熱い熱気に包まれました。(23:30) ゲストVTRによるカウントダウンコメント女優の綾瀬はるかさんや歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん、元水泳選手の北島康介選手、俳優の阿部寛さんなどといった豪華メンバーによる、カウントムービーが流れ始め、人々のテンションも頂点に。(0:00) 2017年!HAPPY NEW YEAR!!街頭ビジョンの表示に合わせてカウントダウンが始まり、新年幕開けの瞬間には大きな歓声が上がりました。今回、年越しに合わせてスクランブル交差点をホコ天にするのは初めての試み。年越しカウントダウンが始まる前から多くの人々で賑わい、ハロウィン以上の盛り上がりを見せていたのが印象的でした。
2017年01月01日2017年1月28日公開の映画『恋妻家宮本』の完成披露舞台あいさつが14日、都内で行われ、阿部寛、天海祐希、菅野美穂、相武紗季、富司純子、遊川和彦監督が出席した。2011年日本テレビ系放送の『家政婦のミタ』をはじめ数々のヒットドラマの脚本を手掛けている遊川和彦の映画監督デビュー作となる本作。人気作家・重松清の長編小説『ファミレス』を遊川流の大胆な配色を加え、妻・美代子(天海祐希)に恋をする"恋妻家"・宮本陽平(阿部寛)の姿をコミカルに描く。遊川監督とは初タッグとなる主演の阿部は「脚本家の遊川さんは前々から色んな噂を聞いていました(笑)」と笑わせつつ、「いつか僕も遊川さんからお声が掛からないかと思っていたら、初めて監督される作品に出られるということですごくうれしかったです。初監督ということでカメラマンと殴り合うのかなと期待していましたが、そんなこともなくて、役者さん一人ひとりに演技をつけていて、初監督なのにすごいと思いましたね。僕も監督を信じて新しい演技を見つけたいと思いながら演じました」と振り返った。また、初めての夫婦役となった天海について「目を見ているだけで引き込まれたし、後半に行くに連れて心が洗われる感じでした。本当に幸せでしたね」と語ると、天海も「楽しかったです。大きくて良いな~と思って(笑)。目の前にハンサムの顔があるのはいい経験でした」と自分よりも高身長の阿部に感謝しきりの様子だった。"恋妻家"である陽平が、妻・美代子の隠していた離婚届を見つけてあたふたするところからスタートする物語にちなみ、「同じように妻が隠していた離婚届を見つけたらどうする?」という質問に阿部が「すごいショックだけど案外すぐ聞いちゃうと思います。時間を置くと厄介になるので」と答え、遊川監督は「僕は映画のように黙ってようかと。最悪の自分は自分で書いてそのまま戻すかもしれないですね」と回答。2人の回答に菅野と相武が阿部、富司が遊川監督の回答を支持するも、1人だけ独身の天海は「私に聞きます? ここで1人だけ(結婚)してないんですよ!」と設問者のMCを睨み返して「何の意見もございません!」と突っ返していた。映画『恋妻家宮本』は、2017年1月28日より全国公開。
2016年12月15日映画『恋妻家宮本』の完成披露舞台挨拶が12月14日(水)、都内にて開催され、阿部寛、天海祐希らが登壇。初の夫婦役を演じた阿部さんと天海さんがお互いの印象を語った。同作は、子どもが巣立ち2人きりになった宮本夫婦で、ある日、妻が隠していた離婚届を見つけてしまうことから始まる、おかしくも愛おしい夫婦の物語。阿部さんは「天海さんとはスポーツクラブでよくお会いするのですが、ちゃんとお芝居をしたことがなかったのです」と明かした。「満を持して(監督の)遊川さんの作品でこうやって一緒にやれるというのは本当に嬉しかったです」と夫婦役の共演に歓喜したことを述懐。実際に演じてみて、「天海さんの目を見ているだけで、引き込まれると言いますか、心が見えてくる、そういう体験を映画の後半でしました」とふり返った。「僕が言うのもおこがましいけど」としたうえで、約20年前に宝塚歌劇団を退団して女優活動を始めたばかりのころの天海さんから「すごく色々なことが積み重なったのだな」と感じたそう。一方、そんな阿部さんとの共演を、天海さんは「楽しかったですよ」とにっこり。「大きいっていいなと思って。眼の前にハンサムな顔があるのはすごくすてきな経験でした」と軽快なトークで笑いを誘った。イベントには、夫婦役の2人のほか、菅野美穂、相武紗季、富司純子、遊川和彦監督も出席した。遊川監督は「現場で口を出す面倒くさい脚本家としていままでやってきましたけど、もともとは映画監督になりたくてこの世界に入りました」と告白。30数年前に母親から「お前、就職もしないでブラブラしているけど、どうするのだ」と尋ねられたときに、「映画監督になりたいのだ、俺は」と告げたエピソードを語った。母子家庭だったという遊川監督は、母親からあきれられると思っていたところ、「お前ならそういうことを言いかねないと思っていた」、「私がお前に与えられるのは自由だけだから好きにやりなさい」と母親から背中を押された思い出を、目を潤ませながら語った。遊川監督が「もしタイムマシーンがあるなら、30何年前の母をいまこの瞬間に連れて来たいくらい、自分は嬉しくて、今日はめでたい日です」と語ると、会場から大きな拍手が贈られた。『恋妻家宮本』は、2017年1月28日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)
2016年12月15日2015年末、中国全土が沸いた大ヒットドラマ「太子妃 狂想曲<ラプソディ>」が日本上陸することが決定。女好きプレイボーイが過去にタイムスリップ、心はそのまま、その身体は皇太子妃になってしまい、イケメン皇子たちとまさかのラブストーリーを繰り広げるという本作から、予告編映像が到着した。プレイボーイの張鵬(チャン・ポン)はパーティーで美女を物色中、彼に恨みを持つ女たちから命を狙われる。プールに落ちた美女を救うため、果敢にプールへ飛び込む張鵬だったが、翌朝、目覚めると自分の体が女になっていることにがく然。なんと彼は古代にタイムスリップしただけでなく、チャン・ポンポンという皇太子妃になっていた!その夫である皇太子、斉晟(チー・ション)は、ポンポンが張家の令嬢であるため正室としてめとってはいたものの、実は遠縁で趙王に嫁がされてしまった江映月(ジャン・インユエ)のことを想っており、ポンポンに対しては冷たい態度をとっていた。一方、斉晟の弟・九王は、チー・ションとはライバル関係にあり、昔からポンポンのことを思っていた。現代に戻れないと悟ったチャン・ポンは、仕方なく皇太子妃として生きることにするも、やはり中身はプレイボーイ、普通の妃では考えられないような言動をとっていく。突然、人が変わったかのようなポンポンに、次第にチー・ションは興味を持ち始め…。染谷将太主演、阿部寛、松坂慶子らが出演するチェン・カイコー監督の日中合作映画『空海ーKU-KAIー』にも出演する張天愛(チャン・ティエンアイ)が主演を務める本作は、2015年の中国で大きな話題をさらったドラマ。インターネット放送では、放送開始2週間の再生回数が2億回を突破し、中国版Twitter「微博」での関連閲覧数は2.3億回以上。さらに、辛口評価サイトでも高得点を獲得し、ネットドラマの規制強化まで引き起こした社会現象作。コメディ要素満載のラブ史劇でありながら、外見は美しい皇太子妃でも中身はプレイボーイという斬新な設定とストーリー展開にどっぷりハマった視聴者が続出した。キャストは全員1990年代生まれというフレッシュな顔ぶれだが、本作放送後、出演者の知名度は一気にアップし、ブレイクすることに。また、DVDには、中国では未公開だったセクシーショットも収録されるという。「太子妃 狂想曲<ラプソディ> 」は2017年3月2日(木)よりレンタル開始、4月12日(水)よりセル コンプリートDVD-BOX(全19話)。発売元/販売元:ポニーキャニオン(C) 2015 LeYoung Media All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日阿部寛が主演を務め、人気作家・東野圭吾の100万部突破の同名小説を実写映画化した『疾風ロンド』。本作で親子役を演じた阿部さんと濱田龍臣の親子2ショットがシネマカフェに到着した。医科学研究所の主任研究員・栗林和幸(阿部さん)は、仕事に追われる毎日。息子の秀人(濱田さん)とは、うまくコミュニケーションがとれない日々を過ごしていた。そんなある日、和幸が勤める研究所施設から違法生物兵器「K-55」が盗まれてしまう。窮地に陥った和幸は、極秘で「K-55」が隠されたスキー場を息子と訪れる。秀人は久しぶりの親子水入らずを喜び、徐々に打ち解けようとするが、父が「K-55」を探すために来たことを知り、不信に思う。そして、父との関係性を修復するため、ある決断をするのだが…。大惨事へのタイムリミットが迫る中、何だかちょっと頼りない(スキーも苦手な)中年男が、スキー場のパトロール隊員・根津(大倉忠義)とスノーボードクロス選手・千晶(大島優子)も巻き込み、生物兵器の行方を探す本作。監督を務めるのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「サラリーマンNEO」の演出で知られる吉田照幸。映画『トリック劇場版』シリーズや『テルマエ・ロマエ』シリーズなど、長身でイケメンなのにコミカルな演技にも定評がある阿部さんが主演を務め、その息子役を演じるのは、子役からグンと凛々しく成長し、阿部さんとの親子役もまったく遜色のない長身イケメンぶりで魅せる濱田さん。このたび解禁となった劇中場面写真からも、“笑劇サスペンス”の一方で、親子の不器用な関係性が伺える。思わずほっこりとしてしまう親子愛も感じられるのも、本作の醍醐味といえそうだ。『疾風ロンド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月04日●共演者は「自己防衛のため」仲良しに映画・ドラマ・舞台はもちろんのこと、果てはコントやバラエティのトークやコーナー出演でも強い印象を残していく俳優・ムロツヨシ。公開中の最新映画『疾風ロンド』では、謎の男・ワダハルオを演じ、コミカルな部分を見せただけでなく、アクションシーンにも挑戦した。映画公開やドラマ放映につきものの「舞台挨拶」「記者会見」という場においては、客席を爆笑の渦に巻き込み、共演者とも深い関係を築く。多くの魅力を持ったムロは、役者としての自分について一体どのように考えているのか。○怪しさを前面に出さない芝居――今回は主人公たちを尾行する、ちょっと怪しい役どころでしたが、役作りはどのようにされていたのですか?大前提として「スキーしか取り柄のない男」というセリフがあるので、スキーの練習はしましたね。人格的な部分では、役作りというよりも台本と現場での相談で作っていきました。監督にも「怪しいを前面に出すお芝居はいらない」と言われていたので、あえて"怪しさ"を意識することはありませんでした。しかし、普通にやったら怪しく見えたという、私には計算外の感想をいただいています。私には全然わからないんですけども、みんなからはそう言っていただけて(笑)。――『疾風ロンド』の完成披露イベントでは、ムロさんがその場にいないときでもムロさんの話で持ちきりで、共演者さんともかなり仲良くなられていたのかなという印象でした。記事にもなっていたんですが、ありがたいことに、志尊が! うちの志尊の淳がね、言っていただいていたみたいで(笑)。この映画の撮影では、夕方には下山しないといけないということもあり、夜ごはんを一緒に食べようという時間がけっこうありました。大倉忠義くん、大島優子さん、志尊くんともけっこう仲良くなれたのは、そこが大きかったですね。撮影の後も濃い時間は過ごしたと思います。阿部寛さんとは、すれ違いでごはんに行けなかったので残念でしたが、スタッフさんも含めてよく交流をしました。夜の撮影がないので、映画のスタッフさんたちは体力があり余っていたみたいです。○コツはそっと近づくこと――最近は映画『金メダル男』『ヒメアノ~ル』、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどの会見でも、いつも共演者のみなさんと仲が良さそうな様子を拝見しているのですが、仲良くなるコツはあるのでしょうか?そっと近づくことでしょうか。男性女性構わず、そっと近づきます。多分2~3回は「イヤ」って思われるんですよ。森田剛くん、大島さんもですが、だいたい4回目くらいに諦めていくんです。「イヤそうな顔をすると、逆に来るんだな」と悟って、受け入れるしかなくなる。仲良くしないとまた僕がそっと寄っていくので、自己防衛の仲良しですね(笑)。でも受け入れられたら、僕も良い距離感を探しますので、だんだん本当の仲良しになっていきますから。森田くんも諦めてくれましたからね。ずっと心を開いてくれないのは、オダギリジョーですよ(笑)。――『ヨシヒコ』メンバーでもみなさんでムロさんのお宅に集まっている様子がありましたが、ムロさんの良い距離感がうまく効いているのでしょうか。ある程度近づくと、僕が本当に寂しがり屋で、「この人は1人にするとかわいそうだな」と思わせるところがあるらしくて。少しずつ相手から来てくれるんですよね。――寂しがり屋感は出しているんですか?出してないんですけど、ところどころの空元気がバレてるみたいですね(笑)。みなさん大人ですから、わかってくれた友達が誘ってくれたり、一緒に鍋をしたりしています。●舞台挨拶で記者席をいじる理由○フラットな自分を台本に乗せる――様々な作品に出演されていますが、ムロさんが役者として、求められている部分はどんなところだと思いますか?役作りをしないところでしょうか。言葉にしたら、「役者としてどうなのか」と思われる方もいるかもしれないですけど、フラットな自分を台本の上に乗せようとしているし、フラットでいてほしいと言われることは多いです。もしかしたら、演出家さんや監督さんが「役作りをしないでください」とお願いするような役者さんが、今まであまりいらっしゃらなかったのかもしれないですね。最近はみなさんが知ってくれていて、作品にも呼んでくださっている実感はあるんですが、僕も今年で40歳になりましたので、ずっと同じことをやっていても……という気持ちも芽生えています。正直に言いますと、そろそろ変化が必要かなという時期にはいますね。たとえば作り込んだ演技も、どこかみなさんの前でお見せできたらいいなと思うところではあります。――「フラットでいる」というのは、役者としてずっと思っていたところだったんでしょうか?20代後半の時から、「ただ立つ」「ただいる」というようなお芝居を目指してきたので、そこはやってきたつもりです。でも、これからどういう意識の違いを自分で持っていくのかは、考えているところです。考えて、今のままでいいと決断すれば、またやっていけばいいですし。ただやっぱり、飽きられたくはないですよね。「飽きられてもいい」という自分がいるならいいんですが、「飽きられたくないな」と思う自分がいるなら、考えなきゃいけない時期なのかなと思っています。――それは、40歳になったことが大きいですか?それもありますし、いま、役者としてごはんを食べられるようになってから3年くらい経っているんです。ずっと、役者でごはんを食べることが第1目標だったのが、達成して3年目になり、次の目標を欲しがっている自分がいます。役者をこの先も長く続けるためには、新しい目標が必要なんだなと思っています。――いまは役者としてブレイクしたような実感はありますか?ないですね! でも去年、ネクストブレイクランキングに入ったんですよ。そのランキングは自分以外が20代だったんですけど、僕はその時39歳。これは逆に面白いなと思いました。世間も彼らと同期だと思ってくれているのかなと(笑)。――ちなみにいつも、舞台挨拶の時に軽く”記者いじり”をしてくださるので、どきっとしています。舞台挨拶の空気が苦手なんですよ。カメラマンの方とか、無表情でお仕事されているでしょう。ピリピリしている人を笑わせることだけ考えてますから(笑)。はいあの人ピリ、1ピリ2ピリ! みたいな感じで確認して。あとは「絶対笑わないぞ」と決めている、パソコン持ってる人! あの人たちをいかに笑わせるかは、いつも考えています(笑)。その人が笑うまでしつこく「手が動いてませんよ!」とか、「シャッター音がないですね」とか言ったり。昔は舞台挨拶の場で緊張して何もできなかったので、もったいなかったなという後悔もありまして。――あれで場の空気が和むのが素敵だなと思っています。いい意味で、壊していければいいなとは思います。僕がしゃべる時、たまに手が動いてない、休み時間にしてる人もいますから!(笑) いや、手を止めて見てくれているなら嬉しいですよ。「ムロがいるなら舞台挨拶も安心だ」と思っていただけて、少しでも記事にしてもらって、たくさんの人に作品を観ていただけたら嬉しいですよね。○今後、趣味はスキーに――最新作『疾風ロンド』撮影中、野沢温泉ではどのように過ごされていたんですか?やっぱり地元の方とすごく仲良くなりましたね。ジンギスカンを食べに行ったりもしましたし、撮影終わっても遊びに行ったりしました。大倉くん、大島さんとカラオケのある飲み屋さんに行ったりもして、2人も歌ってくれたかな。僕はウルフルズを歌いました。――ウルフルズ、似合いそうですね。そういう印象でした? 大きな声でウルフルズを歌う? テクニックに頼らない? テクニックはなく、大声で感情を入れてウルフルズを歌うイメージでした?――そういうわけでは……! スキーなどもされていましたか?本番に入ると怪我の可能性があるため、あまりスキーはしないようにしましょうと言われていたんですけど、僕、大倉くん、大島さんの3人はけっこう体力があり余っていたんですよ。だから「滑りたい」という気持ちが募って、大倉くんも大島さんもスキー板一式やボード一式を買っていました。僕もその流れに乗って一式買って。でも、マネージャーも信用してないんですよ! 「まだ信用してませんよ」「口だけでしょ?」みたいなオーラを出してきて。本当にすごく好きになったので! 暑がりだから雪山が性に合っているんですよね。――では、もうプロフィールの趣味の欄もスキーに。もう、書きますよ。僕は手を入れたことはないんですけど、そろそろWikipediaも、うちのマネージャーが書き換えてくれると思います(笑)。書き換えられてなかったら、この記事見た方が手を入れてくださればと思います。■映画『疾風ロンド』(11月26日公開)医科学研究所より危険な違法生物兵器「K-55」が盗まれ、慌てふためく主任研究員・栗林(阿部寛)。奪還に動くが、犯人が交通事故で死亡してしまったため、手がかりはほとんどない状態に。犯人の遺品から野沢温泉スキー場を特定した栗林は、スキー場のパトロール隊員・根津(大倉忠義)、スノーボードクロス選手の千晶(大島優子)の協力を得て、「K-55」捜索に駆け回る。
2016年12月04日俳優の阿部寛が11月26日、都内で行われた主演作『疾風ロンド』の初日舞台あいさつに登壇した。原作は国民的ベストセラー作家・東野圭吾による100万部突破の同名小説。東野原作の『新参者』シリーズでも主演を務めている阿部は、「東野さんらしいサスペンスと思いきや、コミカルな部分もあるので、ぜひ用心してほしい」と笑いの要素を含んだ本作をアピールした。『疾風ロンド』舞台あいさつ その他の写真超巨大スキーリゾート地を舞台に、雪に埋められた超危険生物兵器の行方を探す使命を背負わされてしまった“何だかちょっと頼りなく、とにかくツイテない”主人公(阿部)の奮闘を描いたコメディタッチのサスペンス。舞台あいさつには阿部をはじめ、共演する大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、濱田龍臣、志尊淳、吉田照幸監督が顔をそろえた。スキーやスノボ、スノーモービルを多用したアクションも作品の見どころ。スキー場のパトロール隊員を演じる大倉は、「スノーモービル、気持ち良かったです」と振り返り、スノーボードクロス選手役の大島は「見たことない、体感型の映像が見られます。できれば4Dで見たいくらい」と映像の迫力を推していた。「もし一緒に映画を見るなら、誰がいい?」と質問に、阿部は「吉田監督と一緒がいいですね。『このシーンはどういうことですか?』と聞きながら、解説してもらいたい」。共演陣は「志尊くんですね。ふたり並んで映画館の座席にいたら、ザワつきそうじゃないですか?」(大倉)、「阿部さんがご自分の作品を見て、どんなリアクションをするのか見てみたい」(大島)、「いつもは優子と一緒に見てるけど(笑)、この作品は大倉くんかな」(ムロ)、「監督と一緒に見て、いろいろアドバイスをいただきたい」(濱田)、「ムロさんと一緒だと、ツッコミを入れてくれそうで楽しそう」(志尊)と思い思いの回答で、会場を沸かせていた。『疾風ロンド』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年11月26日映画『海よりもまだ深く』のBlu-ray&DVD発売記念トークイベントが11月26日(土)、都内にて開催され、是枝裕和監督と俳優の池松壮亮が登壇。お互いの印象や、撮影エピソードを語った。同作は、15年前に文学賞を一度とったきり、息子としても、夫としても、父親としても情けない良多(阿部寛)が主人公の人間ドラマ。池松さんは、良多が「小説のための取材」と称して勤めている探偵事務所の相棒・町田健斗役を演じる。第69回カンヌ国際映画賞「ある視点」部門に出品され、北欧ノルウェー最大の国際映画祭である第26回フィルムズ・フロム・ザ・サウス映画祭でグランプリに相当する「シルバー・ミラー賞」を受賞するなど注目を集めている同作を、是枝監督は「ひと区切りになる作品」とふり返った。続けて、池松さんを起用した経緯を尋ねられると、是枝監督は、池松さんが出演するテレビCMを見た際に「この子、会いたい」と思ったエピソードを回顧。一方の池松さんは、10代のころから是枝監督の作品をたくさん見ているそうで、「『自分は俳優をやる』と決めた時点で、『この人の作品に出なかったら嘘だな』というくらい…」などと是枝作品への憧れを言葉にした。MCが「先ほど楽屋で、『現場でもお2人は、まだあまりしゃべったことがない』と聞きましたが、今日は、“初対面デート”みたいな感じです」とジョークを交えてイベントを盛り上げ、トークは佳境に入った。是枝監督は、撮影現場の様子を、「それほど(池松さんと)言葉を交わさなくても、『なるほど、こういう解釈で来たのだな』というようなキャッチボールは裏側ではできていたと自分では思っています」と述懐。池松さんは、「台本の見開き1ページめに、成りたい大人にみんな成れるわけじゃない、という一文が入っていて、掴まれたといいますか…」などと、同作に引き込まれた様子を紹介した。池松さんの印象を質問された是枝監督は、「色っぽいよね。若いのに」と回答。「あと、決して自分の生理を越えて声を張ったりとかは一切しないですから」とも。池松さんは「僕だってちゃんと声を出すことはあるのですよ」と突っ込みを入れたが、是枝監督のもとでは「嘘をつかなくてもよい環境をいただけるので」と感謝の言葉を口にする一幕もあった。他にも、“自己実現できなかった大人”というテーマに対する是枝監督の考えや、池松さんが自身のことを「敗者」だと思っているエピソードなどが語られ、ファンは2人の話に熱心に耳を傾けていた。イベントの最後、マイクを持った是枝監督は「現場よりはずっと2人で話ができたので、ちょっと交流が深まったかな」とコメントし、笑いを誘った。映画『海よりもまだ深く』のBlu-ray&DVDは、発売中。(映画『海よりもまだ深く』Blue-ray&DVD発売記念トークイベント)
2016年11月26日国民的ベストセラー作家・東野圭吾による100万部突破の同名小説を映画化した『疾風ロンド』の初日舞台挨拶が11月26日(土)、都内で行われ、主演の阿部寛をはじめ、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、濱田龍臣、志尊淳、吉田照幸監督が勢ぞろいした。超巨大スキーリゾート地を舞台に、しがない主任研究員・栗林和幸(阿部さん)が、何者かに盗まれた後、 雪に埋められた生物兵器をタイムリミットである4日間以内に発見しようと奮闘する。阿部さんは「新参者」シリーズに続き、東野原作の映像作品に出演し「サスペンスと思って観ていると、コミカルな面もあるので用心してください」とアピールしていた。大倉さんと大島さんは、スキーやスノボ、スノーモービルを用いたアクションに挑戦しており、「地元のエキストラの皆さんが、本当にスキーがお上手で…。大倉さんが『皆さん、もうちょっと下手に滑ってくれませんか?』ってお願いしていた」(大島さん)、「どうしても、皆さん以上に上手に滑れなくて」(大倉さん)と舞台裏を明かしていた。「本作を誰と一緒に観たい?」の質問に、阿部さんは「監督ですね。『このシーンはどういうことですか?』って解説してもらいたい」。大倉さんは「志尊くんですね。映画館で2人が並んで座っていたら、周りがザワつきそうじゃないですか?」と話していた。また、ムロさんはロケ現場でまったく同じスキーウェアを着た“代役”のプロスキーヤーと行動をともにしていたと言い、「お揃いのウェアなので、外国人の方々に、ゲイカップルだと勘違いされた」と苦笑い。スキーで転んでNGになったはずのシーンが劇中に使われており、大島さんは「転んだのは、ムロさんの計算」と鋭く指摘していた。『疾風ロンド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月26日俳優・阿部寛とアイドルグループ・関ジャニ∞の大倉忠義が26日、都内で行われた映画『疾風ロンド』(11月26日公開)の初日舞台あいさつに、大島優子、ムロツヨシ、濱田龍臣、志尊淳、吉田照幸監督と共に出席した。原作は東野圭吾による同名ベストセラー小説。運動神経皆無の医科学研究所員・栗林和幸(阿部)が、雪山に隠された危険な生物兵器を捜索するサスペンス。『あまちゃん』『サラリーマンNEO』の吉田監督がメガホンをとった。タイトルの“ロンド”にちなみ、「何度も繰り返してしまう”クセ”」を聞かれた出演者陣は大混乱。大倉は「あの、うーん、え~」と悩みながら、「お風呂に入りながらいろいろなことをやるので、シャンプーしながら歯を磨いて、ゴシゴシタオルにボディソープをかけて、とやっていると、何をしてるのかわからなくなってトリートメントを2回くらいやっちゃうことがあります」と日常生活のエピソードを披露するも、すぐに「あ、これ違うな」と撤回した。ムロも「なるなる! しゃべりながら『これ違うな』ってなるよね」と質問の難しさに同意。続いて大島が「首の骨をすごい勢いでならす」と告白するも、客席の微妙な反応に「違うみたいです」と苦笑し、大倉から「正解はないですよ!」とフォローされていた。さらにムロが「子供の頃から、枕とかの端っこの布を指の腹ですっごい触っちゃうの」と語るも、客席は困惑した反応を見せ、ムロは「本当のクセ言ったらこんな感じになっちゃう!」と苦笑した。阿部も「わかります、僕も鼻触っちゃう。緊張したらやたら鼻やヒゲを触ったり」と披露するも、やはり客席の反応が思わしくなかったために「違います?」と不安そうな様子を見せていた。
2016年11月26日TBSでは主演に阿部サダヲを迎え、来年1月期の金曜ドラマ枠にて「下剋上受験」を放送することが決定。なお、阿部さんのTBS連続ドラマ出演は、2006年放送の「誰よりもママを愛す」以来10年ぶりとなる。原作は、中卒の父と偏差値41の娘が最難関中学を目指した実話を描く、桜井信一の同名著書。ドラマはこの実話を基に、小5の夏から中学受験に挑むまでの約1年半にわたる家族の奮闘を描いていく。主人公・桜井信一を演じるのは、幅広くどんな役でもこなす演技派俳優・阿部さん。中卒という学歴に立ち塞がる見えない壁に何度もぶち当たったが、持ち前のポジティブさと明るさで貧乏でも楽しく前向きに生きている不動産会社社員という役どころだ。阿部さんは今回キャスト陣との本読みの段階では、「ただのお受験ドラマにはならなそうで、何かおもしろいことことが起きそう」と期待。さらに「このドラマは、“絶対に諦めない”が一つのテーマだと思います。自分自身もそういう思いで役者になり、“こうなりたい”と思っていたことを少しずつクリアしてきました。桜井信一という役を通して、そういう思いを伝えていきたい」と意気込みも語った。また、信一の妻・香夏子役に深田恭子、偏差値41から最難関中学を受験することになる娘・佳織役には、オーディションで250人の中から選ばれた山田美紅羽が抜擢されている。中学受験未経験の深田さんは、まず「塾に通わず家の中で父と娘が勉強して受験に臨む方法があるのだなと、驚き」と話し、「現代なのですが、何故か懐かしく感じるこの温かい家族の中で、妻として、母として、奮闘していきたい」とコメント。一方山田さんは、阿部さんと深田さんとの共演に「最初はすごく興奮して、あいさつのときから緊張していましたが、一緒に演技をしていてすごくおもしろく、引っ張って行ってもらっている感じがします。それに負けないように頑張りたいと思います!」と気合十分だ。さらに、東大卒で大手ゼネコン2代目社長という対照的な経歴を持つ信一の同級生・徳川直康役を要潤、中学受験経験者であることからアドバイザー的役割になる信一の職場の後輩・楢崎哲也役を風間俊介、信一の父親で中卒叩き上げの大工・桜井一夫を小林薫が演じる。そのほか若旦那、皆川猿時、岡田浩暉、川村陽介、小芝風花も登場する。メインキャストとなる阿部さん、深田さん、山田さんの3人は、放送前に“学問の神様”として知られる「湯島天満宮」にて、ドラマのヒット祈願&全受験生合格を祈願。快晴に恵まれたこの日、湯島天満宮の拝殿で神妙な面持ちでお祓いを受け、その後絵馬に願い事を書き込み奉納していた。「下剋上受験」は来年1月期より毎週金曜22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年11月24日主演の染谷将太を始め、日本人を含んだアジアのスターが共演する、日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』。この度、新たなキャストとして阿部寛の出演が明らかになった。日本の原作・中国のスタッフ、日中のキャスト、日中の映画会社が企画の原点から手を取り合い、日中合作映画の中でもエポックメイキングとなる製作体制で撮影が進行している本作。日本で行われた製作報告会見では、その会見をもって出演発表された松坂慶子、原作者・製作陣にあわせ、日中政府要人が出席し異例の製作エールを揃って表明するなど、すでに撮影段階より数々の話題と注目を集めている。現在も中国にて長期間の撮影が行われている本作だが、今回新たに阿部さんが重要な役どころである安倍仲麻呂役として参加していることが判明!近年では、主演のドラマ「下町ロケット」や映画『テルマエ・ロマエ』などで、中国でも人気を博す日本人俳優とされている阿部さん。監督もかねてより注目をしており、この機会にぜひという熱望を受けて、本作の出演へ至ったという。阿部さんが演じる“安倍仲麻呂”は、奈良時代717年に遣唐使として入唐し、第9代皇帝である玄宗に仕え、司経局校書、左拾遺、左補闕など重要な職につき、李白、王維、儲光羲など唐詩人らとも交流したとされる人物。その後、日本に帰国する船が難破し帰国が適わず、中国に戻り、ベトナム、ハノイで任につき、亡くなるまで約50年間も中国で暮らし、結局日本に帰ることは適わなかった。本作では、同じく遣唐使となった空海が白楽天とともに謎の事件の核心に迫る中、期せずして安倍仲麻呂の足跡を辿ることになるという重要な役どころとして登場する。阿部さんは10月中旬より現場に合流し、すでに数シーンの撮影を済ませているという。「スケールがすごく大きくて、俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めて」と参加した感想を語る阿部さん。また、「セットの凄さ、エキストラの凄さ、監督がそれをまとめあげる凄さ。そして、凄くこだわって1日ワンカットしか撮れない日もありますが、そのような撮影をしているチェン・カイコー監督を尊敬しています」と驚きの連続だと話す。さらに、「今回中国に来て、私は安倍仲麻呂を演じさせていただいて、染谷くんは空海を演じていますが、1300年前の2人に敬意を称するとともに、幸せなことだと思い一生懸命頑張ります」と意気込んでいる。『空海―KU-KAI―』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年11月22日映画『疾風ロンド』(吉田照幸監督)の公開を記念した2階建ての“疾風ロンドンバス”出発式が11月17日(木)、都内で開かれ、人工雪が舞うなか、主演を務める阿部寛、共演の大倉忠義、大島優子、ムロツヨシが揃ってテープカットを行った。実際にロンドンを走行していたという“本物”の車体には、阿部さんをはじめとしたキャスト陣の姿が大々的にラッピングされており、そのド迫力に阿部さんは「恥ずかしいですね」と本音をポツリ。それでも「宣伝効果がありそう。ぜひ、事故がないよう運行してもらえれば」と運転者にエールをおくった。「阿部さんはただでさえ、迫力があるのに、こんなに大きくなるとすごい迫力ですね」(大倉さん)、「阿部さん、大きい!」(大島さん)と共演陣も驚きの表情。また、ムロさんは「このバスに乗って、ロケをさせてもらった野沢温泉に行って、(映画の)完成の挨拶に行きたい」と話していた。“疾風ロンドンバス”は今週いっぱい、都内を走行することになっている。国民的ベストセラー作家・東野圭吾による100万部突破の同名小説を映画化。超巨大スキーリゾート地を舞台に、しがない主任研究員・栗林和幸(阿部さん)が、何者かに盗まれた後、 雪に埋められた生物兵器をタイムリミットである4日間以内に発見しようと奮闘する。東野氏とは「新参者」シリーズでもタッグを組んでいる阿部さんは、「原作の存在が非常に大きな作品ですが、それを壊すがごとく、吉田監督のもとで挑んで、面白いエンターテインメントに仕上がった。年末年始に楽しんでもらえる作品」とアピール。自身もアクションシーンに挑戦した大島さんは「見てほしいのはやっぱり、アクションですね。まるで(観客が)一緒に滑っているような映像に圧倒される。ハートウォーミングな要素もある」と見どころを語っていた。『疾風ロンド』は11月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月17日元AKB48のメンバーで女優の大島優子が17日、阿部寛主演の映画『疾風ロンド』(11月26日公開)の”疾風ロンドンバス”出発式イベントに、阿部、大倉忠義、ムロツヨシとともに出席した。原作は東野圭吾による同名ベストセラー小説。運動神経皆無の医科学研究所員・栗林和幸(阿部)が、雪山に隠された危険な生物兵器を捜索するサスペンス。『あまちゃん』『サラリーマンNEO』の吉田監督がメガホンをとった。長野県・野沢温泉での撮影期間中、現地の温泉を巡っていたという大島。阿部から「よく堂々と入って行ける」と賞賛されたという大島は、「変顔しながら入る時もあるんですよ」と、”顔バレ対策”を明かした。大島は「けっこう人間って、目がバッチリ合うとわかるから、ちょっと顎を出したらわかりづらいかなと思って」と、若干顎を前に出した”シャクレ顔”を披露。顎を出してもあまり変わらないキュートな姿に、周囲から「大島優子だよ!」とつっこまれるも、「みんな『違うかな?』と思うかもしれないので」と弁解した。また大島は、ムロとの対決シーンで、スローのカメラに加えて自分たちの動きもスローにして撮影を行ったというエピソードを披露。ムロが「優子とツヨシの息がぴったり合った……」と言い出すと、「もうやめて!」と抗議した。ムロが「どうしたの!? 大丈夫だよこれ、記事になるから。もう見出しですよ。文字数ぴったりですよ」となだめたが、大島は「優子って呼ぶのやめてほしい!!」と要請。ムロは「こう言う場ではいいじゃない! プライベートではちゃんと呼び捨てしないから大丈夫」と約束し、その場を収めていた。
2016年11月17日アイドルグループ・関ジャニ∞の大倉忠義が17日、都内で行われた阿部寛主演の映画『疾風ロンド』(11月26日公開)の”疾風ロンドンバス”出発式イベントに、阿部、大島優子、ムロツヨシとともに出席した。原作は東野圭吾による同名ベストセラー小説。運動神経皆無の医科学研究所員・栗林和幸(阿部)が、雪山に隠された危険な生物兵器を捜索するサスペンス。『あまちゃん』『サラリーマンNEO』の吉田監督がメガホンをとった。ムロは、撮影中に大倉と酒を飲みに行ったエピソードを披露。互いに酒が好きなため、同じシーンがある前の日はよく飲みに行っていたという。ムロは「スタッフさんも仲良い人がいるので、一緒にお酒を飲んで」と状況を説明し、「スタッフさんも最初『大倉くんがくるなんて』と緊張していたんですけど、3日目になりますと、大倉くんの酒の強さに参ってしまい、大倉くんがくると逃げるようになりました」と明かした。「お酒が強い!」とムロから太鼓判を押され、「最後まで飲みに付き合ったら次の日に影響がある」と言われた大倉は「巻き込んでましたか」と苦笑。しかし、いつも「最後まで付き合っていた」というムロは「幸せな時間でしたよ」と振り返っていた。また、この日はタイトルにちなんで、ロンドンバスを映画ビジュアルでラッピングした”疾風ロンドンバス”をバックに、降雪機で雪が舞い散る中イベントが行われた。チェック柄のスーツを身にまとった大倉に、ムロは「ロンドンだからだ!」と興奮。大倉が「ものっすごい滑ってるじゃないですか。俺の衣装が滑ってるみたいになってるじゃないですか!」と抗議するも、ムロは「すごくいいことじゃない! すごくウケてるよ!」とたたみかけ、大倉は恥ずかしそうに笑顔を見せていた。
2016年11月17日