知り合いの女性に彼氏を取られたといった経験はありませんか?経験はなくても実体験を耳にしたことはあるという人もいるかもしれませんね。隣の芝生は青く見えることもありますが、それを理性で抑えることも大切。しかし、中には奪ってしまうような女性もいます。今回はそんな“略奪女”の意外な特徴をご紹介します。■ 1:ルーズで借りパクしがち「借りパクするような女性っていうのは、人間関係とか恋愛ごともルーズなイメージがありますね。実際に化粧品を借りパクした知り合いは、他人の彼氏を奪っていました」(Tさん・26歳女性)他人のものや自分のものといった境界線が曖昧な人は恋愛でもそういった傾向があるのかもしれません。「彼氏紹介してよ」と言われたら注意した方がいいかもしれません。逆に「他人のものを借りるって結構抵抗がありますよね」という人は恋愛ごとにも真面目な様子。■ 2:しれっとアイテムをまねする「お気に入りの洋服とかアイテムとかをまねする人っていませんか?次に会ったときには同じもの身につけてるみたいな。その人が友達の元カレと付き合っているって聞いた時はビックリしました」(Nさん・23歳女性)他人の身につけているアイテムをまねするという人も注意が必要かもしれません。特に「同じもの買っていい?」とか「お揃いにしてもいい?」などと一言かけることもせずに、しれっとまねをしてくる人。そんな人には、彼氏と出会った経緯などを聞いてみるといいかもしれません。「実は彼女がいたんだけど、乗り換えさせたんだ〜」なんて言うかもしれませんよ?■ 3:遅刻に悪びれない「遅刻に悪びれることなく“これくらいいいじゃん”とかいう人がいたんですけど、奥さんのいる男性と付き合ってましたね」(Kさん・27歳女性)遅刻をして「ごめん」と謝るのではなく「これくらいいいじゃん」といったように言い訳をするといった人は、自分が他人に迷惑をかけたといった意識の薄い人である可能性があります。中には「失敗を許せないっていうのは問題だよ」と言ってくるような人もいるのだとか。■ 4:自己正当化が激しい「他人に仕事を手伝ってもらったのにも関わらず、“スキルアップできたからいいじゃん”って言っている女性がいて二度見しちゃいましたね。その人、不倫してました」(Nさん・25歳男性)他人に「ありがとう」が言えないという人も要注意。「そこはありがとうじゃないの?」といっても「そんなこと言ってくるなんて酷い」といったように被害者になろうとする人もいるようです。「自分が奪っていたのに被害者になっていた」という意見も紹介しておきます。■ 恋愛が長く続かない女性は要注意?いかがでしたか?今回は他人のパートナーを略奪してしまう女性の特徴をご紹介しました。せっかく恋人ができても他人に奪われてしまっては恋人も友人も同時に失ってしまうことに。恋愛が長く続かず、短期間に彼氏を取っ替え引っ替えしているという女性の中には奪う過程が好きという女性もいるようですよ。(草薙つむぐ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年03月29日イケアの青い袋「フラクタ(FRAKTA)」がいくつか家にある、という方も多いと思います。たくさん入って丈夫で、何かと重宝しますよね。このイケアの青い袋「フラクタ(FRAKTA)」を、我が家では天袋を有効利用するための収納アイテムとしてフル活用しています。今回はその使い方をご紹介したいと思います。■ もし大地震が起きたら…絶対危ない!季節の変わり目。冬服と春服の収納を入れ替え始めた方も多いのではないでしょうか?筆者宅では、シーズンオフになった洋服を、ご覧のようにプラスチックの衣装ケースに収納し、押入れ上部の天袋に並べて収納していました。しかし、ある日ふと気になったんです。「もし大地震の時に、この衣装ケースが落ちてきたら?」洋服をプラスチック製の衣装ケースに入れるとかなりの重量。その硬くて重たい箱が頭上に落ちてきたら大惨事になりかねません。そもそも、たくさんの洋服をプラスチックケースに入れてしまうと、出し入れの作業も億劫になりがち。もっと出し入れがしやすく、かつ万が一落下しても危険性が低い収納はできないか……と考えていました。サイズは長さ73センチ×奥行き35センチ×高さ30センチそんな時に見つけたのがこちら。イケアの「フラクタ(FRAKTA)」。価格は税抜き300円。サイズが押入れや天袋にぴったりではありませんか!イケアの「フラクタ(FRAKTA)」は押入れや天袋にぴったり!元々、キャンプ用品などを入れてトロリーに載せて使えるとあって、最大荷重25キロ、容量76リットルという頼もしさ。注目してほしいのは、長さが73センチもあること。軽量なので購入後の持ち帰りも楽々押入れの収納アイテムとして定番の人気を誇る衣装ケース「Fitsケース」の奥行74センチとほぼ同サイズです。縦にして入れると、わが家の押入れ(天袋)の奥行にぴったりサイズでした!(押入れのサイズは住宅により異なりますので、事前に確認してください)そして1枚300円とリーズナブルですので、収納用品にそんなにお金をかけられない……という方にもオススメですし、「処分が面倒なモノは持ちたくない!」という方にも、グッドです。■ 衣装ケースをやめてイケアの青い袋にチェンジ!さっそく冬物の衣類、フォーマルウェア、今はまだ着ない真夏の服に仕分け、この袋に入れていきます。実際に入れてみて驚いたのは収納量。重ねても重ねてもどんどん入る!袋ですので上下左右に広がります。入れ替えついでに着なさそうな服も処分しちゃいました冬物は、コートや厚手のセーターを計10枚入れてもまだ余裕があります。夏服に至ってはTシャツからロングスカートまで、50枚以上収納できました。横幅がしっかり長いので冬服も入れやすいですあとは、防虫剤を入れて天袋に収納したら完了です。これなら落下してきても大けがをする心配はありませんし、片手でも引っ張れるくらい動かしやすく感じました。更に嬉しいポイントが。イケアの「フラクタ(FRAKTA)」には、サイドから開く両開きのファスナーが付いているんです。ご覧のように、このファスナーの切れ込みがある方を手前に来るように天袋に入れておけば、中身を確認したい時に便利です。イケアには買い物時に購入できるバッグなど、たくさんの便利なバッグが売られています。収納グッズや生活用品はできるだけリーズナブルなものにしたい筆者には、とてもありがたいアイテムです。ぜひ皆さまのご家庭でもお試しください。
2019年03月28日新施設が続々とオープンし、進化している大阪・天王寺エリアの、芝生広場「てんしば」にある「青いナポリ イン・ザ・パーク」。東京・小石川で愛されている「青いナポリ」の姉妹店で、本格イタリアンをカジュアルにいただけるお店として人気になっています。大阪・天王寺公園に佇むおしゃれなトラットリアピッツェリア「青いナポリ イン・ザ・パーク」は、2015年に大阪天王寺公園エントランスエリア「てんしば」内にオープンしました。芝生が美しい公園の中にあり、豊かな緑に囲まれています。2階建ての店内は、吹き抜けになっているので開放的。ウッド調のインテリアなどがログハウスのような温かさを感じさせ、カジュアルにくつろぐことができます。1Fのテラス席はワンちゃんとの入店も可で、公園にお散歩に来た方にも人気のお店です。薪窯がある本格的なガーデンピッツェリア「青いナポリ イン・ザ・パーク」で提供されるピッツァは、店内のピザ窯で焼き上げられます。窯で焼くことで、表面はカリッと、中はもっちりとした食感のピッツァに。また、ガスや電気の窯ではなく、本格的な薪窯を使っているので、風味豊かに仕上がるんだとか。メンテナンスや温度調整に技量が必要な薪窯だからこそ生まれる美味しさを味わってみてください。「青いナポリ イン・ザ・パーク」おすすめメニュー「魚介プレート」オープン当時からの人気メニュー。タコのコンフィや、ブリのスモーク、ムール貝といった海鮮に、10種類のリーフサラダ、半熟卵がのった贅沢な一品です。さまざまな方法で魚介を料理し、それぞれの旨みを引き出し、焼きたての大きな有頭エビが豪華にのせられています。「ピッツァ マルゲリータ」一番人気の「ピッツァ マルゲリータ」は、生地まで美味しいナポリピッツァ。赤、緑、白のイタリアンカラーのピッツァで、マルゲリータ王妃のために作られたものが起源なんだそう。シンプルだからこそ、ダイレクトに素材の味を感じることができます。「和牛のボロネーゼ タリアテッレ」ソースとの絡みが良い、リボン状の平たい生パスタ“タリアテッレ”を使用した一品。粗めに挽いた和牛のミンチを、焦がすギリギリまで炒め、香ばしさを出しています。香味野菜と地鶏のだしを効かせ、トマトペーストや赤ワインでコクをプラス。隠し味に乾燥ポルチーニ茸を水で戻したものが入っており、深みある味わいに。陽気なイタリアの雰囲気を味わいに行こうヨーロピアンリゾートのような雰囲気の中でいただける本格イタリアン。運が良ければ、イタリア人店長によるオルガネット演奏を聴くことができるかもしれません。カジュアルな空間なので、ふらっと気軽に立ち寄れますよ。誕生日や記念日には、スペシャルデザートにてメッセージとサプライズ演出もしてくれるそうなので、特別な日にも利用したいお店です。スポット情報スポット名:青いナポリ イン ザ パーク住所:大阪市天王寺区茶臼山町5-55電話番号:06-6773-2225
2018年12月14日大好きだった仕事を辞めて、妊活に専念。ところが、思ったように結果が得られず、焦燥感と挫折感、そして仕事をあきらめたことへの後悔にさいなまれ、精神のバランスを崩してしまった麻子さん。日常生活も夫婦仲もどんどんおかしくなっていきますが、彼女はもはや妊活のことしか考えられない状態。専業主婦ならぬ「専業ベビ待ち」の誕生… 前回 ご紹介したのは、そんなケースでした。子どもを持つか否か。それは夫婦にとって、非常に大きな決断です。特に女性の間には、「女に生まれたからには、自分の子どもを生みたい。育てたい」という人が多いかもしれません。けれど…社会が女性たちを半ば強制的に、まずは「就活」に放りこみ、そして「婚活」、そしてこれもクリアしたら、数年後には「妊活」を用意している、というようなところはないでしょうか。「仕事に生きがい求めるのが普通よ。当然働かなきゃね。就活、就活」「結婚はしなきゃダメでしょ。結婚して一人前。みんな結婚に憧れてるでしょ。条件が合う人を求める婚活は今や常識」「女性なら子どもが欲しくて当然だよね。高齢出産年齢の35歳が近づいてきてるよ。早く妊活しないと!」まるでそんな風に言われているように感じてしまいます。「○活」という言い方をされると、それは「みんながやっていること」であり、「みんながやるべきこと」であるような気がしてきます。そして、「みんながやっていること、やるべきこと」である以上、社会に飛び交う情報の量は増える一方。今では、専門家や一部の著名人のみならず、一般の個人も自身の意見や経験を気軽にSNSなどを通して発信できるのですから、注目度の高いテーマに関する情報量はもはや無限です。「○活」に放り込まれた女性たちは、この膨大な量の情報に目がくらんでしまいます。情報がどんどん流れ込んできて、取捨選択する暇もない。そんな状況に疲れて自分を、そして自分のしたいことを、いつしか見失ってしまいます。とても便利な反面、自分を見失いそうになる社会に生きている私たち。そして、生まれ持った性格が、現代社会のこうした性質の悪影響を受けやすいタイプだったりすると…妻はいとも簡単に、モンスターワイフへまっしぐらに落ちてしまいます。あなたはそんな「ハイリスクな性格」に当てはまりませんか? 以下のチェックリストで確認してみてください。■「妊活系モンスター 専業ベビ待ち」度チェックここでは、あなたの「妊活系モンスター 専業ベビ待ち」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 自他ともに認めるコツコツ型の努力家だ。2. 人生設計をバッチリ考えているタイプだ。3. しないで後悔するより、失敗してもいいからチャレンジする。4. 子どもがいない自分の未来が想像できない。 5. なにかを途中でやめたくなっても、投資した時間、お金、労力を惜しむあまり、やめることができなかった経験がある。6. 物事を始める前には、関連する情報を集められるだけ集めたい。7. 他人のブログを3つ以上継続して読んでいる。8. チェックするブログ、SNSの発信者に対して、競争心を燃やしていることがある。9. 女性の幸せは結婚と出産にあると思う。10. これまでに大きな挫折を経験したことがない。■あなたの「専業ベビ待ち」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「専業ベビ待ち」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、専業ベビ待ち度「C」(あなたも「専業ベビ待ち」の卵を抱えている可能性があります)○の数が6個以上8個未満は、専業ベビ待ち度「B」(妊活が長引くにつれて、「専業ベビ待ち」がそのシッポを出し始めます。要注意!)○の数が8個以上は、専業ベビ待ち度「A」(かなり「専業ベビ待ち」化しやすい性格。一度立ち止まって自分と夫の幸せの形について、冷静に考えてみてください)妊活を始める以前の麻子さんの人生は、なにもかもが順調に運んでいました。生まれ持った真面目で頑張り屋な性格が、うまく機能していたのです。もちろん人生において、努力は重要な要素。努力すれば手に入るものも、努力を惜しめば手に入りません。けれど、世の中にはどれだけ努力しても、手に入らないものがあるのも事実。例えば、あなたがいくら魔法使いになりたくても、残念ながらなれません。「欲しいもの」がそれくらい分かりやすく、「手に入らないもの」なら問題ないのです。ところが、技術の進歩により、少し前までは完全に不可能だったことの多くが、今日では可能になりつつあります。ひと昔前の「不治の病」が、今では手術や薬で完治可能になり、スマホ1台で海の向こうの人々と、顔を見ながら話せる時代です。そんな世界では、「可能」と「不可能」の境界線がどんどん曖昧(あいまい)になっています。これって無理なのかな…どうにかならないか、ネットで調べてみよう。えっ、そんな方法があるの? SNSでこんなことを言っている人もいる。時間とお金をかければ、私だってできるかも…という錯覚。できることが増えるのは素晴らしい。欲しいものをあきらめなくていいのも素晴らしい。けれど…私たちの社会は「あきらめなくていい社会」であると同時に、「あきらめさせてくれない社会」にもなりつつある気がするのです。こんな方法もある。こんな商品もサービスもある。こんな成功体験談だってある。これらをすべて片っ端から試せば、私だって望むものが手に入るんじゃない? 努力を惜しまない人ほど、なにごとも徹底的にやりたい人ほど、そう考えがちです。でも、考えてみてください。どれだけ技術が進歩しようと、あらゆる情報や商品・サービスが瞬時に手に入る世の中になろうと、私たちに与えられた時間は1日24時間、体は1つしかありません。ただでさえ、誰もが忙しい現代社会。そこに膨大な情報や広告が流れこみ、あれもやらなきゃ、これも買わなきゃ、こっちも試してみなきゃ…と急き立てられるようになったら、心身ともに疲れきってしまうのは目に見えています。ところが努力家タイプの人は、「ほどほどにする」「ほどほどでやめる」ということができない人が多い。「これだけ情報も技術も豊富にあふれているんだもの。あきらめさえしなければ、必ずゴールにたどり着けるはず」「こんなに多くの選択肢に恵まれた時代に生きてるんだから、全部試す前にあきらめるなんて、逃げ。負けよ」「うまくいった人がたくさんいるんだから。私だってこのまま頑張り続ければ、いつかは必ず…」と、いつしか思いこまされてしまうのです。■妊活「いつまで、どれだけ?」引き際が見えない社会あきらめさせてくれない社会。「引き際」が見えなくなる社会。そんな私たちの社会において過度に「頑張り屋」な性格は、妻の精神を崩壊させるモンスターの卵となりうるのです。典型的な「努力の人」である麻子さんは、こうして妊活モンスターに取りつかれてしまいました。「どんなに不妊治療の副作用がつらくても、妊活がどんなに苦痛でも、ゴールまで絶対に立ち止まらずに走りきる」「大切な仕事をあきらめてまで妊活を選んだのだから、ここで手をゆるめたり、あきらめたりするわけにはいかない。絶対に妊活を成功させなければならない」本人は明確なゴールに向かって、前向きに全力疾走しているつもりなのです。ところが、取捨選択しきれないほどの情報や広告というノイズに混乱させられて、いつしか迷走、暴走するようになってしまいます。そうすると…「この治療は副作用がキツすぎて、体がもたないわ。別の方法がないか、お医者さんに相談してみよう」「毎日毎日、健康第一の妊活メニューばっかりで飽きちゃった。今日はガッツリお肉だらけにしちゃおうかしら。そういえば夫も『久しぶりに焼き肉が食べたい』って言ってたっけ。夫婦で気晴らし、気晴らし!」なんて考えは、絶対に浮かびません。ゴールに向かう足を少しでも止めたら、それは努力家の妻にとっては「逃げ」なのですから。もちろん「子どもをあきらめる」なんていう選択肢もありませんし、「いつまで妊活を続けるか」という冷静な見通しもありません。不妊治療で心も体も疲れはて、泣く泣く妊活を終了するも、長年続いた苦しい日々で夫婦関係は破綻状態。経済的にも危機的状況…というケースもあります。子どもを持つ未来へのビジョン、それにともなうリスクと心的負担は、妊活を開始する前、できるだけ冷静なうちに夫と共有してください。そうすれば妻が迷走・暴走を始めそうになった時に、夫がストッパーとして機能することが可能です。さらに、将来のビジョンを共有することにより、「妻だけがひとりで暴走し、夫は置いてけぼり」という状況に陥るのを防ぎ、妊活による夫婦仲の悪化防止にもつながります。「結婚はゴールではなくスタート」だと、よく言います。妊娠・出産も同じです。子どもを授かったその日から、夫婦は父親と母親という新しい役割を担って、新たなスタートをきるのです。ところが、とにかく妊娠することしか頭にない妊活中の妻は、夫との関係など考える余裕がなくなってしまうことが多いように感じます。「子どもが生まれてから忙しくて、夫婦仲が…」となげく妻が多いのですが、実は早くも妊活中から、夫婦仲にヒビが入り始めているケースが少なくないのです。「待ちに待った、待望の赤ちゃんを迎えるその日には、仲良しのパパとママでいたい」そんな思いを頭の片隅にでも常に置いておけば、夫を完全に無視した暴走は避けることができるでしょう。■「隣の芝生は青い」子持ちの親友と会って気づいたことさて、 前回 のリアルエピソードで、大暴走を繰り広げてしまっていた麻子さんは、その後どうなったのでしょうか。実は男性側が原因の不妊も多いという情報をネットでたて続けに目にした麻子さんは、俊さんを病院へ連れて行き、精液検査を受けさせます。ところが、俊さんの側には問題のないことが判明。これを機に麻子さんの精神状態は、ますます悪化していきました。「不妊の原因は私だけにある。私だけが悪いんだ。全部私のせいなんだ…」いつもそんな風に思いつめているため、事あるごとに夫に突っかかるようになります。俊さんは妻をサポートし、一緒に頑張っているつもりでしたが、麻子さんは少しでも気に入らないことがあると、「夫の協力が足りない」と不満爆発。そして「そうよね、あなたの問題じゃないものね」「当事者じゃないあなたには、分からないわよね」などと、嫌味のオンパレードです。ある日、治療のステージアップを宣言した麻子さんに「これ以上は経済的に苦しい」と俊さんが反論したことが、大戦争に火をつけました。「人生で一番重要なことを話し合ってるのに、あなたが心配してるのは、お金!? そっか、そうよね、不妊はあなたのせいじゃなく、私のせいなんだもの。そりゃあ、お金を出したくないのも当然よね。それならいいわ。私、実家の両親に借金を申し込みに行って来るから」「俺たちもうとっくに実家から独立して、夫婦として新しい家庭を持ってるのに、それは違うだろ。自分たちで費用の工面ができないようなことをどんどん押し進めるって、俺はなにか違うと思う」そんなやり取りの後、麻子さんは旅行カバンに最低限の荷物を放りこんで家を飛び出します。初めは夫に言い放った通り、実家に帰って借金のお願いをするつもりでした。ところが道中、数時間電車に揺られて冷静になってくると、夫の言い分も一理あるという気がしてきました。それに突然実家に帰って、「夫は不妊治療の費用をこれ以上出す気がないみたいだから、お金を貸してください」などと言ったら、一体両親はどう思うか…そんなことも考えました。悩んだ末に麻子さんは、里帰りを中止。とはいえ、もう実家の近くまで来ていたので、何年も会っていなかった地元の親友、夏海さんに会いに行くことに。自身の妊活中に夏海さんの妊娠と出産を知った麻子さん。辛うじて「おめでとう」は言えました。しかし、彼女のSNSに投稿されたフニャフニャとかわいらしい赤ちゃんの写真を見て心が荒れに荒れて以来、夏海さんに連絡を取ることもなければ、彼女のSNSをチェックすることもなくなっていたのです。そんな麻子さんの突然の訪問にもかかわらず、夏海さんは大歓迎してくれました。ほとんど涙目になりながら、「息子がちっちゃくてどこへも行けないし、夫はほとんど家にいないし、母は父の看病でここへはなかなか来れないし…もう何日も、まともに人と話してないよ。だから来てくれて本当にうれしい」と言うのです。確かに夏海さんは、疲れ切った顔をしていました。疲労と寝不足のせいか、むくみきった顔。肌はどんよりくもって、髪もボサボサです。そんな夏海さんの姿は、麻子さんがSNSから勝手に想像して激しく嫉妬していた「幸せなママ像」とは大きくかけ離れたものでした。親友との久しぶりの再会に一気に気がゆるんだのか、夏海さんは愚痴が止まりません。「もう、生まれたその日から戦争よ。自分の時間なんて、これっぽっちもありゃしない。トイレにすら自由に行けないし、忙しすぎて洗顔や歯磨きをしそびれることもしょっちゅう。本当にもう、赤ちゃんの奴隷になった気分。夫の出張中なんてノイローゼ寸前って感じで、『私の人生を返して!』って叫んで、赤ちゃんを放り捨てたくなっちゃうことすらあるの…」こんなこと誰にも言えないけど、とつぶやきながら、夏海さんはとうとう泣き出してしまいました。「麻子は都会に住んで、おしゃれな旦那様と2人で、おしゃれなお店めぐりとかしてるんでしょ? あ、麻子は料理上手だから、おうちでしゃれた料理を振る舞ってワインで乾杯とか? 麻子がうらやましいよ…私なんて外食もまともな料理も、一体いつになったらできるのか…」麻子さんが妊活に悪戦苦闘していることを知らない夏海さんは、そんなことまで言い出したそうです。「これを言ったのが旧知の親友でなければ、思いっきりひっぱたいていたところですけど」と苦笑する麻子さん。「彼女にそんなことを言われたら、『隣の芝生は青い』っていうのは本当なのかなぁっていう気が、ちょっぴりしてきて…」帰りの電車の中、麻子さんは夏海さんの様子や言葉を思い出しながら考えました。「私はこれまで苦もなく妊娠できた女性や、妊活に成功できた女性は勝ち組で絶対的に幸せ、私は負け組で絶対的に不幸なのだと思っていた。私もどうにかして、一刻も早く、勝ち組の側に回らなければ。向こう岸に渡れさえすれば、私も幸せになれる…そんな気がしていた。向こう岸から見たら、私の生活もうらやましく見えるだなんて、思ってもみなかった。向こう岸に渡れたとしても、結局『隣の芝生は青い』のだとしたら…一体どうしたら、どうなれば、私は自分の芝生に満足できるのだろう」答えが出ないまま帰宅した麻子さん。出迎えた俊さんは、麻子さんに謝ってくれたそうです。「麻子がどれだけ子どもが欲しくて頑張ってるか知ってるのに、真っ先にお金の話をするなんて、あまりに思いやりに欠けていたよ。ごめん。前からずっと言いたかったのは、俺は子どもを持つことだけが人生の幸せだとは思わないっていうことなんだ。俺たちずっと時間もお金も、ひたすら妊活のためだけに費やしてきただろ。食べ歩きも旅行も、なにもかも忘れたみたいに、妊活のことだけ考えて…。こんな生活をずっと続けるのは、健康的じゃないと思うんだ。麻子に仕事を辞めるのを勧めたのは、肉体的な負担だけじゃなく、精神的なストレスも軽減できたらって思ったからなんだよ。それなのに妊活一色の生活で鬱々として、働いていた時以上にストレスがたまるんじゃ、元も子もないじゃないか。俺は子どもが欲しくて麻子と結婚したわけじゃないよ。麻子と楽しく過ごしたくて、麻子と結婚したんだ」その日からは、少しずつですが「妊活メニュー」じゃない普通のごはんを料理して食べるのを楽しんだり、ヨガや温活セラピーをスケジュールいっぱいにつめこむのはやめて、夫とのんびり外出したりするようになった麻子さん。毎日の暮らしの中に少しずつ楽しみを見いだせるようになると、以前なら絶対に持つことができなかった視点も持てるようになったといいます。「もしも子どもを授かれなくても、その時は2人で楽しくやっていこう」「一生2人きりならちょっと冒険して、セレクトショップをオープンしたりするのも面白そう」今ではそんなことを、夫婦で話すこともあるそうです。この世には手に入るものもあれば、手に入らないものもある。自分が持っているもの、自分が手に入れられたものの中に喜びを見いだすことが、自分の芝生に満足できるポイントなのではないでしょうか。自分の芝生に満足している妻の心には、モンスターもつけ入ることはできません。
2018年10月14日『BALMUDA』の電気ケトルBALMUDA The Pot¥11000自宅でも美味しいハンドドリップコーヒーが飲みたい!という夢を実現させてくれるバルミューダの電気ケトル。ただお湯を注ぐだけではなく、淹れ方で味が変わってくるハンドドリップコーヒー。注ぎ口が小さいバルミューダの電気ケトルは量を調節しやすく、とにかく使いやすい。コーヒーのみならず、紅茶・日本茶、カップ麺を作るときその使用感にテンションがつい上がってしまう。道具が変わるだけで人はこんなにも気分が上がるのか、と感じる電気ケトル。水を温めるという目的においてはどの電気ケトルも差はないに等しい。使いやすさとそのデザインにおいてバルミューダの電気ケトルは他と一線を画します。『BALMUDA』の電気ケトルの記事はこちら『BALMUDA』の炊飯器BALMUDA The Gohan¥41,5001日3食のうちおそらく1食以上は食べているごはん。そのごはんが「普通に美味しい」ではなく「とっても美味しい」だと、それだけで毎日がハッピーになる。そんな毎日にしてくれるのがバルミューダの炊飯器。蒸気でお米を炊くという発想の炊飯器でできたごはんは噛むたびに旨味と香ばしさを感じます。保温機能があえてついていないのは冷めても美味しさに自信がある証拠。そして、無駄のないスタイリッシュなデザインはあえてキッチンに置いておきたくなる可愛さです。『BALMUDA』の炊飯器の記事はこちら『BALMUDA』の空気清浄機AirEngine¥46,200気候や防犯上の関係で長時間窓を開けての空気の入れ替えって意外と難しい。そんな時に活躍するのが空気清浄機。バルミューダの空気清浄機は幅と奥行きが250mm×250mmとにかくスリム!通常、空気清浄機は室内で存在感が大きくなりがちですが、コンパクトな空間でも邪魔になりません。ルックスだけでなく、機能も優秀なバルミューダ。独自のWファン構造により強力な循環気流を生み出し、部屋中の空気を集め、高性能フィルターに通して清浄します。従来の空気清浄機では引き寄せられなかった部屋の向こう側の浮遊物質もぐんぐん吸い寄せ、部屋の空気をクリーンに。ウイルスサイズの微細粒子や大気汚染物質PM2.5はもちろん、花粉などの大きい粒子も強力に吸引し、フィルターは集じんと同時に除菌と脱臭を行ってくれます。 『BALMUDA』の空気清浄機の記事はこちらからいかがでしたか?「素晴らしい体験を」をコンセプトに作られているバルミューダの製品。お湯を沸かす・注ぐ、ごはんを炊く、空気をきれいにする、この何気ない日常に感動をもたらしてくれるのです。外見、機能、そして感動の3つを兼ね揃えたバルミューダの製品、今後のラインナップも楽しみですね!
2018年09月28日NHKの朝の連続ドラマ小説「半分、青い。」で、ヒロインの祖父・仙吉が焼き上げるおいしそうな五平餅。作品の舞台にもなった、岐阜県・恵那市にある岩村町本通りで食べられることをご存知ですか。地元で人気の五平餅のお店「みはら」は、仙吉を演じる中村雅俊さんが五平餅の焼き方を習った場所。ドラマと同じ、わらじ型のふっくらとおいしい五平餅を味わってみませんか。朝ドラの舞台に佇む五平餅のお店「みはら」岐阜・恵那市にある五平餅が人気の「みはら」。NHKで放送されている朝の連続ドラマ小説「半分、青い。」の舞台のひとつ、ヒロインの故郷・ふくろう商店街のモデルとなった岩村町本通りに佇むお店です。藍染ののれんをくぐると、五平餅の香ばしいおこげの香りと、人懐っこい笑顔のおかみさんが出迎えてくれます。祖父・仙吉が五平餅の焼き方を習ったお店「半分、青い。」は、2018年4月~9月まで放送されているNHKの連続ドラマ小説で、岐阜と東京を舞台にヒロイン・楡野鈴愛の出生から、病気を乗り越え一大発明を成し遂げるまでの物語を描いた作品。鈴愛の生家・つくし食堂は、五平餅を看板メニューとするお店。五平餅づくりの名人である祖父・仙吉を演じる中村雅俊さんに、おいしい五平餅の焼き方をレクチャーしたのが「みはら」なんです。「みはら」の看板メニュー「五平餅」ツヤっとするまで練ったお米を、手作業で一つひとつ型に入れていきます。味の決めてとなるタレは、ごまやピーナッツが入ったお店特製の味噌ダレ。たっぷりつけて、こんがり焼き色がつくまで丁寧に焼き上げます。「みはら」の五平餅は、ドラマで登場するものと同じくふっくらとしたわらじ型。食べごたえもばっちりです。ごまダレとネギ味噌の2種類の味付けがあります。プラス料金で定食にもできる五平餅だけでは物足りないという方は、プラス150円で定食にできますよ。野菜炒めや和えもの、お吸いものなど五平餅との相性抜群のセットで、箸がすすむこと間違いなし。ちょっとしたデザートも付いています。五平餅単品でも、イートインの場合は和えものをおまけしてくれるそう。おかみさんのちょっとした心遣いに、うれしい気持ちになれますね。リーズナブルな価格も魅力!朝ドラの影響で話題沸騰中のお店「みはら」。五平餅1本200円というリーズナブルな価格も魅力的です。 定食にグレードアップしてもワンコイン以下と、とてもお得に絶品五平餅を堪能できます。「みはら」は、明知鉄道「岩村駅」から徒歩で8分ほど。朝ドラ散歩のシメにぜひ立ち寄ってみてはいかがですか。スポット情報スポット名:みはら住所:岐阜県恵那市岩村町799-1電話番号:0573-43-2731
2018年09月27日俳優の佐藤健(29)が8日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYA内の「佐藤健写真展2019」の会場にて取材に応じ、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影が終了して「寂しい」と“朝ドラロス”を告白した。『佐藤健2019年カレンダー』と『佐藤健 in 半分、青い。』PHOTO BOOK(東京ニュース通信社刊)の発売を記念して、全国5大都市で写真展を開催。カレンダーに収まりきらなかったカットを含め約40点を展示し、超特大パネルやフォトスポットも設置する。また、『半分、青い。』写真展(無料)を併設し、ヒロインの幼なじみ・萩尾律を演じる佐藤にフォーカスした貴重なカットを公開する。佐藤は、写真展の感想を尋ねられると「自分の顔を見てもあまり何とも思わなくなりました」と笑い、「ありがたいですね。こうして写真として残してもらうのもありがたいですし、写真展を開いて1人でも喜んでくれる方がいるんだったらやってよかったなと思うし、そういうことがうれしいなと思います」と感謝した。お気に入りの写真は、空をバックに撮影した横顔の写真で、「『半分、青い。』のタイトルバックで鈴愛がリボン持って走っているのに似ているなと。それでお気に入りに選出しました」と説明。だが、撮影の状況は覚えていないそうで、「(カレンダーの)テーマが青だったので、青い壁があったら撮る、青い服があったら着る、という撮影で…。ノープランで撮り続けて、偶然の産物です」と語った。また、10カ月もの長期間にわたって撮影した『半分、青い。』について、「撮影期間が長ければ長いほど思い入れが強くなる。終わった時は寂しかったです。共演者との絆が深まりましたし、役に対する思い入れが強くなります」としみじみ。「共演者やスタッフとの別れも寂しいですけど、一番寂しいのは律との別れが寂しい」と心境を明かした。今月末で終了を迎えるが、「僕も出来上がったものは見ていないですが、この結末のために今までやってきたという結末になっていると思います。イラッとしたりもやっとしたり、フラストレーションをためながらも見てくださったみなさまの気持ちに応えられるような、ずっと見てきてよかったと思えるような結末になっていると思います」と結末に自信を見せた。さらに、20代最後の写真展というのを意識したか聞かれると「それはなかったです」と答え、「ただとにかく青い服を着る。今日も青い服。最近は青けりゃいいみたいな」と“青”への意識を告白。報道陣から「髪の毛は?」と言われると、「髪の毛も青くしてくればよかったですね」と笑った。最後に、今後やってみたいことについて「ファンの方と直接コミュニケーションとれる機会は最近ないので、ファンの方と直接何かできたらいいなと」と話し、「こんな素敵な写真を撮っていただいて、写真展を開催できることをとてもうれしく思います。もしお時間あったら足を運んでいただけるとうれしいです」と呼びかけた。■佐藤健写真展2019開催期間:9月8日(土)~10月3日(水)開催場所:hmv museum入場料金:500円※『佐藤健 in 半分、青い。』PHOTO BOOKスペースは無料■同時開催(渋谷展示内容と同様)hmv museum 心斎橋 :9月8日(土)~9月30日(日)予定hmv museum 栄 :9月8日(土)~10月3日(水)hmv museum 仙台 :9月15日(土)~10月10日(水)hmv museum 博多 :9月15日(土)~10月10日(水)
2018年09月08日内村光良率いるNHKの人気コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の次回9月22日(土)の放送回に、連続テレビ小説「半分、青い。」の永野芽郁と佐藤健の出演が決定した。最近もゲストに『ラブ×ドッグ』『終わった人』に出演した広末涼子や、『ママレード・ボーイ』『ういらぶ。』にて主演を務めた若手女優・桜井日奈子などが登場し、いま旬な人物を招いてコントを繰り広げている当番組。次回の放送では、いよいよ、同じくNHKにて絶賛放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」の永野さんと佐藤さんが登場する。「鈴愛」と「律」の揃い踏みは朝ドラ以外では「LIFE!」だけ。この2人を迎えてお届けするコントのタイトルは、「半分、秋風。」。放送中である「半分、青い。」の収録現場に内村さん演じるナゾの人物が現れて…という内容。明らかに豊川悦司演じる秋風先生を思わせるが、その内村さんの風貌が怪しすぎるため、なかなかの波乱な展開が予想される。同時に、黒髪ロン毛でサングラスという風貌に、何故か同じくらいの身長の佐藤さんより背が高くなっている点も気になるところ。そんな内村さん、「半分、青い。」のファンであることを公言しており、「毎朝見ている『半分、青い。』のお二人が『LIFE!』に来てくれて、とてもありがたかったです。私も全力で頑張りました!」といつも以上に熱が入る。一方、「半分、青い。」のほかに、『ミックス。』やドラマ「僕たちがやりました」でも活躍する永野さんは「ずっと出たい!と思っていたので、『鈴愛』として出演できてうれしかったです!またコントやりたーい!」ととても撮影を楽しんだ様子。そして最近は『いぬやしき』や『ハード・コア』と映画ではクールな役柄も目立つ佐藤さんは「ちょっとドキドキしましたが、無事に終わってホッとしました。みなさんの『秋風ロス』が解消されるのでは…(笑)」と、意味深なコメントを残してくれた。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は9月22日(土)21:00~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年08月31日先日、無事クランクアップが伝えられたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に、癒し系の“マシュマロ男子”として話題となった“マアくん”こと中村倫也が再登場することが判明。中村さんからコメントが到着した。◆“鈴愛”永野芽郁、娘にフィギュアスケートをやらせたい!9月3日(第133回)から始まる第23週以降、舞台が再び東京に移る本作。現在放送中の第22週「何とかしたい!」では、ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が娘の“かんちゃん”こと花野(山崎莉里那)にフィギュアスケートをやらせてあげたいという思いから、再上京を決意する展開に。鈴愛は個性豊かな人々に刺激を受け、モノづくりという新たなステージに進んでいく。そして、再上京を果たした鈴愛は、18歳のときにふられたマアくんこと朝井正人(中村さん)と再会を果たすことに!◆中村倫也、「律と鈴愛に何をもたらすのか。ご期待ください」6月7日(第58回)放送以来の登場となる中村さんは、「しばらく会ってなかった友人と話すと、『大人になったなあ~』と感心することと、『相変わらずだなコイツ』と妙に安心してしまうこと、あると思います。朝井正人、再登場、39歳。すずめちゃんとの初恋を経て、彼は何を学んだのか。そして20年を経て、彼はどんな大人になったのか。律と鈴愛に何をもたらすのか。ご期待ください」と気になるコメント。また、制作統括・勝田夏子氏は「アラフォーになってよりスマートに、より癒し系に、よりつかみどころなく?……かどうかはわかりませんが、とにかくオトナになって、鈴愛、律とからんでいきます」と明かしており、青春時代に“いろいろあった”3人が再会して、改めてどんな関係を育んでいくのか、楽しみな展開が待ち受けていそうだ。◆第22週「何とかしたい!」あらすじ花野が自分のお小遣いに手をつけていないことを知った鈴愛。本人に事情を聞くと、お金をためてフィギュアスケートを習いたいのだと打ち明ける。やりたいことを初めて口にした花野の思いに応えてやりたい鈴愛は、なんとかできないかと律(佐藤健)に相談するが、スケートをやらせるためには、名古屋のスケートリンクまで通わなければいけないことがわかる。一方で、名古屋でアパートを借りるほどの経済力もない鈴愛は、どうすれば花野にスケートをさせてやれるか頭を悩ませる。そんな中、“ヒットエンドラン”という会社を経営する津曲(有田哲平)から連絡があり、以前鈴愛から預かった岐阜犬のアイデアが、大手のおもちゃメーカーに採用されたので会いたいという。後日、岐阜までやってきた津曲は、岐阜犬の権利を買い取りたいと鈴愛に契約額を提示。すると鈴愛は、代わりに雇ってほしいと言い出し…。連続テレビ小説「半分、青い。」はNHK総合にて月~土曜午前8時~8時15分、午後0時45分~1時のほか放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年08月28日歌手で俳優の星野源(37)が8月24日、NHK総合『あさイチ』内のコーナー「プレミアムトーク」に出演。自身が主題歌を担当するNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の好きなシーンについて語り、話題を呼んでいる。星野が好きなシーン・共感したシーンとして選んだのは、永野芽郁(18)演じる主人公・鈴愛の漫画家時代の1コマ。漫画家としてのキャリアが行き詰まった鈴愛が、親友のユーコに「私はこの夏で28だ!でも結婚もしてない、恋人もいない、漫画もどん詰まり!結婚もして子どももいてお金があるユーコに何が分かる!私は……私には何もない!」と感情を爆発させるシーンだ。放送当初、「朝からしんどい」「周りが結婚してるしかなり心に来る」と心に突き刺さった視聴者が続出。いっぽうで「28なんて若いしまだやれるだろ」、「生きる道なんて沢山あるのを間違いだと言われてるみたい」など反論の声も上がるなど、賛否両論となっていた。「いつ見ても泣きそうになる」というほどにこのシーンに共感したという星野。その理由について、こう語っている。「好きなものを仕事にしたりとかものを作る仕事をしたりとかしている人たちが、たぶんみんなが抱えているであろう不安とか恐怖とか怒りとか。全部背負って(永野)芽郁ちゃんが、鈴愛が表現してくれているような感じがした」さらに自身も「好きなものを仕事できたすごく幸せな人間」としたうえで、「仕事を楽しいと思いつつ、怖さが無限大にたまっていくというか……」と作り手特有の“恐怖”を抱えていると明かしていた。この発言に対してTwitterを中心に《源さんも同じ気持ちを感じていたことがすごく嬉しくて勇気がでた賛否両論の激しい場面だっただけに救われた》《やはりめいちゃんはすごいなぁ。そしておげんさんがこのシーンを好きな理由がまた胸につまるわ。》と感動の声があがり、「#あさイチ」がトレンド入り。さらに『ホタルノヒカリ』などで知られる漫画家のひうらさとる氏も自身のTwitterで《星野源さんの解説でわかった!鈴愛は挫折した側で私たちは仕事に出来た側なのになぜこんな心震えるのかと思ったけど、やっぱり作品が出来て評価されるまで毎回毎回この回のような状態だからなんだな…》と納得の声を上げていた。最終回まで残り約1カ月となった本作。今後はどんな“心に突き刺さる”名シーン、名演技が飛び出すのか、目が離せない。
2018年08月24日NHK連続テレビ小説「半分、青い。」が、8月17日(金)、およそ10か月にわたる撮影を終了。昨年11月から撮影に入り、“七転び八起き”のヒロイン・楡野鈴愛を演じきった永野芽郁からコメントが到着した。現在放送中の第21週では、故郷・岐阜に戻った鈴愛の新たな人生の物語が始動。律(リツ)役の佐藤健が再登場しており、中村雅俊演じる祖父・仙吉の他界、石橋静河演じる律の妻・「より子さん」のトレンド入りなどが話題に。小関裕太演じる“ケント”に続いて、山田真歩が演じるブッチャー(矢本悠馬)の姉・麗子が姿を見せ、さらに有田哲平、小西真奈美らの登場も予定されているところだ。■永野芽郁「永遠に自慢できる作品になった」永野さんは、花束を受け取りながらも落ち着いた面持ちで笑顔。「長いようで短いような10か月でした。こんなに長期間の撮影は初めてだったので、先が見えずに不安になってヒロインとしては頼りない時もあったと思いますが、共演者の皆さんやスタッフの皆さん、本当にたくさんの人に支えられて、乗り切ることができました」と、まずキャストやスタッフたちに感謝をコメント。さらに「私にとって永遠に自慢できる作品になったことは間違いないです!だから、朝ドラでまたヒロインをやりたいな、また戻ってきたいなって思ってます(笑)」と、超ポジティブな姿勢を見せた。そして、「鈴愛の七転び八起きの人生をテレビの前で応援してくださっている皆さん、まだまだ驚きの展開が待っています!ハラハラ、ドキドキしながら最後まで見守ってください。きっと素敵なラストになっていると思います」と、あとひと月あまりの今作をアピールした。■北川悦吏子もねぎらい「スズメ、永遠に!本当にお疲れ様」また、脚本を手がけた北川悦吏子氏も、翌18日(土)の自身のTwitterに永野さんとのツーショットをアップ。「オールアップの儀式! 感動しました」「スズメ、永遠に! 本当にお疲れ様」とねぎらった。NHK制作総括の勝田夏子氏も、「永野芽郁さん、あなたは本当にすごかった。18歳の女の子が、ひとりの女性の波乱万丈な40年の悲喜こもごもを、たった10か月で体験しながら、リアルに演じきってくれました」と永野さんの健闘を称えながら、「全てのキャスト、スタッフが、自分の来し方行く末と照らし合わせながら、心をこめて取り組んでくれたと思います。皆さん、お疲れ様でした」とコメント。「鈴愛たちの人生の冒険も、いよいよラストスパートです。転んでは行く手を見失い、それでも立ち上がって前に進みながら、一体どこにたどりついていくのか……?どうぞ最後までお見守りください!」と、今後の展開について語っていた。連続テレビ小説「半分、青い。」はNHK総合にて月~土曜午前8時~8時15分、午後0時45分~1時のほか放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年08月20日ん?青色??思わず二度見してしまいそうな青いドリンクの正体は、美容に敏感な女性に人気の青い花・バタフライピーをブレンドした緑茶「PetitPointブルーグリーンティー」です。驚きなのは、こんなに鮮やかな色でも天然色素で出していること。しかもその色素は「アントシアニン」という、ブルーベリーなどにも 含まれるポリフェノールの一種だから、身体に嬉しい効果も期待できるんです。「アントシアニン」は酸性やアルカリ性の成分を足すと色が変わる特徴が。このブルーグリーンティーもレモンを数滴垂らすことによってミステリアスな雰囲気の紫色に変化しますよ。■ インスタ映えする青いお茶は、インスタグラマーさんのティータイムでも♪インスタグラマーのmanamiさん(@xoxo_manami_125)の夏のある日のティータイムにも、青いお茶「PetitPointブルーグリーンティー」が。manamiさん「写真の飲み物は何でしょう?なんとお茶なんです。青いお茶!インスタで見かけて気になりましたよね!?(←私だけ?)青いローズとライチの緑茶・・・織姫青いマスカットの緑茶・・・まりる青いアールグレイの緑茶・・・しおんとってもキレイなブルーで写真を撮りたくなる事間違いなし!レモンを絞るとこれまたキレイなパープルになりますよ♪今回はかき氷機で作った細かい氷をいっぱい入れて頂きました。とっても香りのいいお茶で渋みもなく飲みやすくて美味しい!#インスタ映え ←でしょ!」manamiさんもおっしゃるように、その涼しげな青い色はインスタ映えするほど鮮やかな色!ご自身で愉しむのはもちろんのこと、ちょっとしたギフトにも最適です。ぜひ真夏の昼下がりに、青い海のような色とフルーティーな香りを楽しめるブルーグリーンティーでいつもとちょっと違う特別なティータイムをお過ごしください。■ 今なら「お盆だよ!送料無料」キャンペーン中♪ただいま、「お盆だよ!送料無料」キャンペーン中です。8/10(金)12:00〜8/17(金)12:00までのお買いものなら、合計5400円以上(税込・送料別)で送料が無料に!ぜひ普段よりも送料の壁がぐぐっと下がるこのタイミングでお買い物を楽しんでみてくださいね。【ご紹介したアイテム】 ⇒ PetitPointブルーグリーンティー/青い緑茶 821円(税込) ■食のはなし
2018年08月12日現在放送中のNHK朝ドラ『半分、青い。』が絶好調だ。まもなく終盤に差し掛かるが、平均視聴率は20%台をキープ。その人気をけん引しているのはもちろん、ヒロインの永野芽郁(18)だろう。実は彼女、「台本を読むときは洋楽を聞きながら」と明かしているほどの音楽好きだという。「永野さんの気分転換は、自宅でギターやウクレレを演奏すること。最近は、ドラムにもハマっているそうです。撮影中に時間が空くと、わざわざ都内のスタジオまでドラムを叩きに行っていると聞きました」(NHK関係者)そんな永野の“原動力”となっている存在がいた。安室奈美恵(40)だ。永野は5月に行われたライブにも駆けつけており、その感動をインスタグラムで『ずっとずっと楽しみにしてた日』と投稿。根っからの安室ファンなのだ。「楽屋ではいつも安室さんの曲を聞いて、テンションを上げています。いちばん好きなのは、『NEVER END』。酷暑の撮影も、“安室効果”で乗り切っています。また『半分、青い。』の最終回が9月末で、安室さんの引退時期と重なります。彼女はそうした偶然に運命を感じているようで、喜んでいました」(別のNHK関係者)“安室効果”で、最高のラストを迎えることができるのだろうか。
2018年08月08日視聴率も絶好調で、脚本家・北川悦吏子自らアクティブに投稿されているSNS効果も相まって、大いに盛り上がりを見せている朝ドラ『半分、青い。』。「恋は盲目」とはよく言ったもので、鈴愛(永野芽郁)と涼次(間宮祥太朗)は出会って速攻で恋に落ち、トントン拍子で結婚に至りました。当然のことながら、結婚してからいろんなものが見えてきて、いまや課題は山積み状態。結婚生活が障がい物競走と化しています。本作では、すいも甘いもいろんな夫婦像が描かれていて、結婚における幸せの価値観について、あらためて考えさせられます。■人生崖っぷちの結婚はリスク!?同じ日に産まれ、青春時代をともに過ごし、ある時期まで密につながっていた鈴愛と幼なじみの律(佐藤健)。彼の結婚の一報が入ったのは、鈴愛が漫画家として追い詰められているときでした。人生崖っぷち状態の鈴愛にとって律の結婚は、今世紀最大のディープインパクトだったに違いありません。そんななか鈴愛は、100円ショップの短期バイトで入ってきた涼次(間宮祥太朗)と恋に落ちます。もはや恋のブレーキが効くはずもなく、鈴愛は、涼次のバックグラウンドをなにも知らないまま見切り発車した感じでゴールインし、かなりリスキーな結婚生活が幕を開けました。甘い新婚生活を送ろうとしていた鈴愛でしたが、ふたを開けてみたら、涼次が探してきた新居が彼の叔母・藤村三姉妹の家の離れで、しかもボロ家だったり、引っ越し資金を涼次が勝手に使い込んでしまったりと、ある意味、結婚の落とし穴が多数仕掛けられていました。もともと何ごとにおいても見通しが甘い鈴愛ですが、人生において重要な選択である結婚についても「やってまった」感が否めません。よく「非常時の恋愛は長続きしない」と言われますが、はたして鈴愛はどうやってトラップを乗り越えていくのでしょうか? ■結婚にみる幸せの価値観の多様性人は何をもって幸せと見なすのか? 『半分、青い。』に登場する人々を見ていると、それぞれが求める幸せの価値観の違いが興味深いです。誰もが人生の岐路で、自分が良いと思う選択をしているはずですが、そこに見いだす価値観は十人十色です。裕福ではない、けれど幸せな家庭を築き上げた鈴愛の両親・晴(松雪泰子)と宇太郎(滝藤賢一)。もともと持病で子どもが難しいと言われていた晴ですが、2人の子どもを授かり、いまやたくましくも良き母となりました。この晴のエピソードは、北川悦吏子自身の体験がベースになっているという声もよく聞きますが、非常に共感度の高いキャラクターとなりました。また、夢に破れ、結婚に安定を求めた鈴愛の親友・裕子(清野菜名)や、結婚せずに漫画家の道を極めた秋風羽織(豊川悦司)の人生観も興味深いです。秋風はもともと人間嫌いで仕事一筋でしたが、気がつけば職場で疑似家族を作っていました。弟子である裕子を送り出すときは親代わりを務め、鈴愛の女としての幸せを考える親心も知らず知らずのうちに身につけていました。また、裕子は結婚してから主婦としての幸せを手に入れ、ずっと疎遠だった親との関係性も、子どもを産んでから改善されたようです。鈴愛のしっかり者の弟・草太(上村海成)は姉の結婚観について「姉ちゃんは安定よりも夢を選んだんやと思う」と冷静に語っていましたが、鈴愛はまさに裕子とは真逆の選択をします。でも、考えてみれば、「夢に邁進(まいしん)していく」という鈴愛の生き方がぶれてない証拠なのかなと。■鈴愛と律は将来的に結ばれるのか?鈴愛が結婚式のメッセージビデオを観た時、親しい人々からの祝福のメッセージに感動しつつ、そこに「一番おめでとうと言ってほしい人」である律が参加していないことに気づき、しばし寂しさを覚えます。これには、ずっと鈴愛と律を見守ってきた朝ドラ視聴者の胸はキュンと痛んだのではないでしょうか。鈴愛は涼次を愛しているけれど、やはり律とともに重ねた年月には勝てないのでしょうか? また、律においても、妻となったより子(石橋静河)との関係性がそこまでしっくり来てない印象を受けるので、今後の展開が気になるところです。余談ですが、鈴愛と律が産まれたのは7月7日の七夕ですが、近所のスーパーで飾られていた今年の笹に「鈴愛と律が結婚できますように」という短冊を見つけました。自分のことではなく、ドラマの登場人物の幸せを祈った短冊を目にし、『半分、青い。』のお茶の間の浸透度をあらためて実感した次第です。今後、鈴愛の結婚生活がどう転んでいくのかは、神のみぞ知る、いや北川悦吏子のみぞ知るというところですが、鈴愛には持ち前のガッツで、常にひたむきに生きていってほしいものです。また、鈴愛と律の人生は再び深く交わっていくことは間違いないので、期待したいですね!NHK連続テレビドラマ小説『半分、青い。』(月~土)午前8時~8時15分
2018年07月24日深く澄んだブルーに、軽やかな口あたり。「これがビール?」と驚いてしまうのが、〔いわて蔵ビール〕で造られている、青いシャンパンビア《サムシングブルー》です。グラスに注ぐとどこかミステリアスで、思わず見入ってしまうフォトジェニックな魅力をもっています。古くからの言い伝え「サムシングフォー」のひとつであるサムシングブルーにちなんで、結婚のお祝いにもおすすめですよ。〔いわて蔵ビール〕にて醸造されるシャンパンビア《サムシングブルー》美しくミステリアスなビール《サムシングブルー》、その醸造元は、岩手県一関にある「いわて蔵ビール」。今から10年ほど前より、ブライダルでの利用をメインとして造られたものなのだそう。「サムシングブルー」とは、ヨーロッパに古くから伝わるおまじない「サムシングフォー」のうちのひとつ。花嫁が幸せになれる4つのアイテムとして、なにかひとつ古いもの(SomethingOld)、なにかひとつ新しいもの(SomethingNew)、なにかひとつ借りたもの(SomethingBorrowed)、そして、なにかひとつ青いもの(SomethingBlue)がある……という言い伝えによるものです。そんな「サムシングブルー」の言い伝えにちなんで、結婚のお祝いやプレゼントとしてよろこばれている、青いシャンパンビア。もちろんお祝い以外でも、美しいブルーは日常から離れたスペシャルな気分にさせてくれるもの。手みやげや、ご自宅用として特別な日に開けるのもおすすめです。1本から購入可能。ギフトボックスの内側には「サムシングブルー」の言い伝えブライダル用というと、引き出物やパーティ用にたくさんの本数でなければいけないのでは?と思いがちですが、《サムシングブルー》の注文は1本から可能です。こちらは2本入りのギフトボックス。青と白を基調とした箱を開けると、「サムシングブルー」の言い伝えが綴られています。ラベルは絵本作家の松村雅子先生のデザイン。青のボトルは、目にも美しくおしゃれです。すっきりとした飲み口は、まるでシャンパンのような軽やかさグラスに注いでみると、深い澄んだブルー。この色素は着色料ではなく、天然の色素を使用しているのだそう。《サムシングブルー》を飲むなら、グラスはフルートグラスなど、その美しさが引き立つグラスを選んでみてくださいね。容量は1本330ml、2人でフルートグラスで飲むのにぴったりの量です。《サムシングブルー》はビール本来の醸造方法でつくられており、まぎれもなく味はビール。ただ、その飲み口はまるでシャンパンのような軽やかさで、後から苦さがふわっと表れます。どっしりとしたモルトの存在感を感じるビールというよりは、軽やかな風味を楽しむビールといえるでしょう。アルコール度数は3%と軽めですので、お酒が苦手な方もチャレンジしやすいですよ。フォトジェニックな演出に、乾杯用に♪〔いわて蔵ビール〕の《サムシングブルー》は特別な気分にさせてくれる珍しいビール。活用シーンとしては、やはり日常使いというよりも、ギフトやお土産、特別な日の食卓でいただきたいものです。美しい青はとてもフォトジェニックですので、これからの季節の、おしゃれなテーブルコーディネートにもぴったり。特別な日の演出にご活用ください!〔いわて蔵ビール〕の《サムシングブルー》の詳細はこちら!●ライター下川尚子
2018年06月21日今週6月18日(月)から放送されている連続テレビ小説「半分、青い。」第12週のサブタイトルは、「結婚したい!」。この度、突然の結婚を決断する新人漫画家・ユーコ役を務めた清野菜名のウエディングドレス姿が公開された。「半分、青い。」は、脚本家・北川悦吏子のオリジナル作品で、永野芽郁演じるヒロイン・鈴愛(すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでを描いた物語。東京で、カリスマ漫画家である師匠・秋風羽織(豊川悦司)のもと、念願の漫画家デビューを果たし、連載をスタートした鈴愛(永野さん)とユーコ(清野さん)。しかし、第70回・6月21日(木)の放送で、連載打ち切りを告げられ荒れた生活を送るユーコとそれを心配する鈴愛は、激しい口論の中でお互いの本心があふれ出し、ユーコは漫画をやめて結婚することを決断する。■清野菜名「言葉では追いつけない感情があふれて」そして6月22日(金)の放送では、結婚を機に、秋風のオフィス・ティンカーベルを旅立つユーコのウェディングドレス姿とそれを見守る鈴愛と秋風のシーンが描かれるという。鈴愛のライバルであり、盟友となったユーコこと小宮裕子役を務める清野さんは、「ウェディングドレスを着て、オフィス・ティンカーベルからお嫁に行くシーンは、『もうここには戻って来れないんだ…』という悲しい気持ちもありましたが、尊敬する秋風先生と大好きな鈴愛のあったかい空気感に包まれて、言葉では追いつけない感情があふれて、自然と涙が出てきました」とコメント。「2人がとても素敵な表情で送り出してくれたので、ユーコにとって一生忘れられない特別な日となりました」と、本シーンを語っている。■6月22日(金)放送・第71回あらすじユーコが結婚してオフィス・ティンカーベルを去る日を迎えた。ここで思春期を過ごし、漫画に打ち込んできたユーコを、秋風や菱本(井川遥)は娘を送り出す気持ちで見送る。鈴愛はユーコが使っていた漫画道具を引き取り、秋風のもとでがんばろうと気持ちを新たにする。一方、そのころ岐阜では、晴(松雪泰子)や和子(原田知世)らが、貴美香(余貴美子)の還暦パーティーを開催しようと盛り上がる。連続テレビ小説「半分、青い。」はNHK総合で月~土曜午前8時~8時15分、午後0時45分~1時の放送。BSプレミアムで月~土曜午前7時30分~7時45分と午後11時30分~11時45分の放送。土曜の午前9時30分~11時には1週間分をまとめて放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年06月21日エミリーテンプルキュート(Emily Temple cute)から「青い鳥シリーズ」が、2018年6月15日(金)よりエミリーテンプルキュート フロム 原宿、新宿マルイアネックス店、公式オンラインショップにて発売される。エミリーテンプルキュートの「青い鳥シリーズ」は、ヴィンテージマーケットで見つけたティーセットとバードケージ(鳥かご)を描いたシリーズ。クラシカルな世界を自由に飛び回る青い鳥がポイントとなっている。登場するのは、ノースリーブドレスや丸襟のハーフスリーブドレスなど。どちらも共にウエスト周りにリボンでアクセントを施し、ホワイトの繊細なレースの胸元や腰回りにあしらって、可愛らしい雰囲気に仕上げた。また、ドレスと合わせてコーディネートしたいアクセサリーも発売。レースで青い鳥を描きゴールドのフレームにあしらったコサージュクリップ、ピンクのストーンで愛らしい目を表現した、レースの片耳ピアスなどが登場する。【詳細】エミリーテンプルキュート「青い鳥シリーズ」発売日:2018年6月15日(金)取り扱い店舗:エミリーテンプルキュート フロム 原宿、新宿マルイアネックス店、公式オンラインショップ<アイテム例>・青い鳥ノースリーブOP26,800円+税・青い鳥 OP28,800円+税・鳥かごネックレス8,800円+税・青い鳥レースコサージュクリップ5,200円+税・青い鳥レース片耳ピアス3,800円+税・3リボンパフカーデ13,000円+税【問い合わせ先】エミリーテンプルキュートフロム 原宿 TEL:03-6434-7633新宿マルイアネックス店 TEL:03-6457-4558
2018年06月17日お酒の席や電車のなかで、男性の隣に座ることがあると思います。隣に座ると相手の顔は見づらいもの。でも男性は、確実に女性を意識しています。さて、いったいどこに注目しているのか?“隣に座った女子の意識するポイント”について、男性たちに聞いてみました!文・塚田牧夫声「合コンとかにたまに参加するんですけど、最初は向かい合って座るじゃないですか? あれ、苦手なんですよね……。どうしても向かいの女の子と目が合うし、緊張する。隣に座ったほうが落ち着きますね。そのとき、特に相手の声をよく聞きます。気持ちに余裕のある子だな、とか、元気がいいなとか、声を聞くとなんとなく分かりますね」ゲンタ(仮名)/29歳正面に座るよりも、隣に座ったほうが声は耳に届きやすい。話し声や話し方には、性格もよく現れますから、女性を選別するいい材料になりそうですね。手「電車なんかで、隣の席に女性が座るじゃないですか。意識してるわけじゃないけど、気付くと手を見てますね。手を見るとだいたいの年齢とかも分かるし。ネイルとかキレイに手入れしている女性はいいな~と思うし、派手なネイルしてると会社勤めの人じゃないのかな~なんて思います」ナオル(仮名)/32歳手だったら、視線を動かさなくても自然と視界に入ってきますからね。手も、年齢が出やすく、普段の生活スタイルなども分かるので、ケアを怠ってはいけないところでしょう。香り「隣に女性が座ると、密かに鼻で空気を吸い込んでニオイを嗅いでいます。女性特有の甘い香りがたまりません。特に、髪から漂うシャンプーの香りのような、自然なものが好きですね。隣に居れば嗅ぎ放題なので、幸せなひとときが過ごせます」テルミ(仮名)/31歳隣に座れば、香りも鼻に届きやすい。匂いフェチの方は、自然と欲求が満たせます。でも、香水などの人工的な香りはイマイチ受け付けない……という男性は多いです。距離「飲み会とかで隣に座ったとき、やけに距離が近い女子っていますよね。カラダが触れるぐらい近付いてくる人にはドキッとします。肩なんかが当たってると、もうそこばっかり気になってしまう。話なんか頭に入ってきません。気があるのかな……なんて考えを巡らしています」カズトシ(仮名)/27歳隣に座るときの、相手との距離は気になるもの。物理的な距離は、心の距離でもありますからね。男性は心のなかで密かに測りながら、出方を窺っています。“男が隣に座った女子の意識するポイント”をご紹介しました。気になっている男性、好みのタイプの男性などの隣に座るときは、以上のような点に気を配るといいでしょう。傍らから、うま~く気持ちを引き寄せてください。(C) Eugenio Marongiu / Shutterstock(C) Ditty_about_summer / Shutterstock(C) ASDF_MEDIA / Shutterstock(C) MAD_Production / Shutterstock
2018年05月30日北川悦吏子脚本の朝ドラ『半分、青い。』が、視聴率的に20%前後をマーク。SNSでも盛り上がりをみせています。左耳の失聴というハンデを抱えながらも、明るく生きていくヒロイン楡野鈴愛(永野芽郁)。今週はついに漫画家になるという夢を追いかけ、上京することになりました。祖父のコネで農協への就職が決まっていたのに、それを蹴って、憧れの漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のもとで修業することを選んだ鈴愛。それに一番猛反対したのは、母・晴(松雪泰子)でした。■子どもが夢をもつことを喜ぶ? 寂しい?頑固に東京行きを主張する鈴愛を、なにがなんでも止めようとした晴ですが、娘の強い意思を確認したあと、自分を納得させ、その後は娘を応援しようと決意します。「鈴愛の夢は、お母ちゃんの夢や。娘が夢を持つことはうれしい」と涙ながらに言う晴。でも、「子どもの巣立ち=親離れ」でもあるので、寂しい気持ちを抑えることができません。晴は泣きながら言います。「お母ちゃんは寂しくてたまらん。あんたはもう18かもしれんけど、お母ちゃんの中には、3つのあんたも5つのあんたも13歳のあんたも全部いる。もう大人やと言われても…」たしかに親にとって子どもはいつまでも子どもであり、そばに置いておきたいのが母心。このエピソードに呼応するように、鈴愛はある夜「怖い夢を見た」と、少女時代のように、母親の布団に潜り込んでいきます。そして母に「ごめんね」とようやく素直に言えた鈴愛。晴は「泣いてない」と言いながらも涙・涙。母親の寂しさを誰よりもわかっている鈴愛は、母の背中が小さくなっていることを感じたようでした。■優秀な子どもをもつ親にも葛藤がある昔からいわば神童だった、佐藤健演じる律。鈴愛が困ったときは、いつも助け船を出してくれたり、さりげないフォローもしてくれた、大切な友だちです。そんな律が、よりにもよって、大切なセンター試験を、うっかりミスによって受けられなくなるという珍事が発生。原因は、律の家に来た鈴愛が、律と同じクリアファイルを間違えて持ち帰ってしまったため(じつはカメの仕業だったことがあとで判明)。そこに律の受験票が入っていたようで…。視聴者的には「そんなものがなくても再発行してくれるのでは?」とツッコミたくなるが、そこは抜け目のない北川脚本。律の父・弥一(谷原章介)をとおして「律がそのことに気づかないはずがない」と指摘させる。「プライドがチョモランマより高い」と言われる律が、そのことを承知で受験に行かなかったのではないかと、弥一は推測。彼は親として、息子が“できる子ならではのプレッシャー”を抱えていたことを理解していたよう。「律は心の奥底でどこかホッとしたのではないかと。僕は心底ホッとした」と穏やかな口調で言います。律に京大を受けさせたかった母・和子(原田知世)も今回の一件は納得済みの様子。晴が悲しいとき、つねに笑顔を見せ、妻をいたわってきた晴の夫・宇太郎(滝藤賢一)もすばらしいが、弥一もじつにいい夫でした。■舞台は東京へ! カリスマあふれるトヨエツに期待いよいよ舞台は、岐阜から東京へ。豊川悦司演じる秋風羽織先生に、鈴愛は振り回されそうな予感! トヨエツは、北川悦吏子脚本の『愛していると言ってくれ』のシリアス路線とは打って変わり、カリスマ性あふれる変人漫画家役をおちゃめに演じている。鈴愛を上京させたきっかけは、イベントのときに鈴愛が差し入れた五平餅が気に入ったから、という流れになっていたが、はたして本当にそうなのか!? 鈴愛は、漫画家になるという夢に邁進(まいしん)していけるのか? そしてその夢を応援する律や家族は、今後彼女の発するSOSにどう応えていくのか? 律と鈴愛の関係性がどう変化していくのかも気になるところです。NHK連続テレビドラマ小説『半分、青い。』(月~土)午前8時~8時15分
2018年05月12日転んでも痛くない、土ぼこりがまわないなどの理由から、校庭の芝生化が活発になっているそう。東京都では全小中学校の校庭の芝生化を推進しているようですが、その後に様々な問題もあるようです。パパママ世代にこのことについて調査をしてみました。すでに、芝生化された学校へ通っている子どもの親の意見も要チェックです。Q.校庭の芝生化、賛成?反対?1.賛成 53.3%2.反対 19.5%3.わからない・どちらとも言えない 27.2%賛成が53.3%と半数以上という結果になりました。やはり、芝生化と聞くと良いイメージがある方が多いようです。ただし、わからない・どちらとも言えないという人も30%と少なからずいました。■土の校庭よりも芝生の校庭がいい土の校庭と芝生の校庭、子どもを通わせるならどっちがいいかと聞かれれば、やはり芝生と答える親が多いのも納得。温暖化対策にもなるし、裸足で校庭を走り回れるのはステキですよね。「天然の芝生なら賛成。目にも緑はいいし、見た目にも鮮やか。手入れは子どもたちも手伝えば大切にすると思うし、怪我の時のクッションにもなると思う」(山梨県 50代女性)「砂は埃っぽいので、芝生になったらいいと思います」(神奈川県 30代女性)「温暖化対策にもなるし、転んだときの傷口に砂が入ったりしないし、むしろ何がいけないのかわからない」(東京都 40代女性)「大賛成です! 長女が数年後に通うであろう小学校も芝生化されているので、通わせるのがすごく楽しみです。でも、皆さんのコメントを読んでちょっと反対意見にも回りそう」(佐賀県 30代女性)■維持費のことを考えたら、他のことに使ってほしい!芝生化反対の人は、校庭が芝生になること自体に反対というより、その入れ替え費や維持費を問題視しているようです。校庭の芝生化よりも先に、お金をかけるべきところがあるという意見がありました。「維持費も大変ですね。四六時中踏まれて、すり減りもあるし、虫食いも。横浜市民としては、中学校の給食実現を目指して欲しいです」(神奈川県 40代女性)「手間やお金をかける場所が違うだろ! って言いたくなりますね」(神奈川県 40代女性)「周りを芝生にするくらいなら、休んだりするのにいいかもしれませんね。ただ、普段使うような場所には、なくてもいいかな〜。維持費もかかりそうですし、その費用は他にまわしたほうがいいと思います。怪我はしないことに越したことはないけど、ある程度は転んで痛い思いをするのもアリじゃないかな」(鹿児島県 40代男性)「PTA参観日に校庭を駐車場として解放してくださってますが、それがなくなる可能性は大きいです。校区が広いので、出席率が下がるだろうな…」(鹿児島県 40代女性)「転んでも痛くない? 見た目にも鮮やか? そんなに保護する必要ありますか。転んだら痛いんです。それを知ることも必要だと思います」(神奈川県 40代女性)■すでに芝生化された学校に通う親たちの本音すでに校庭が芝生化された学校に通う親たちからもコメントがありました。一見、イメージの良い芝生の校庭ですが、その影には、PTAの多大なる協力があったり、時には使えない時期などがあったりなど、マイナスの一面も。「上の子が通っていた小学校が芝生でした。運動会はみんな裸足で走り回り、子どもは気持ちいいと言っていましたが、PTAは大変です。芝生にカバーをかけたり、交代で炎天下に水を撒きに行ったり。卒業式もヒールの高いものは禁止と言われて、ペタンコの靴を買いました」(東京都 40代女性)「上の子の学校の校庭は芝生ですが、昨年大がかりな芝生入れ替え工事があり、一時期校庭が使用できませんでした。その工事も、多額な費用がかかったと聞いています。下の子の学校は土の校庭なので、運動会の時に毎年砂埃がすごく、転んだときの怪我も、砂利や石が傷口に入り込んでしまったりします。一長一短ですね」(山口県 40代女性)「息子の小学校は15年ほど前に芝生化。ところが、芝の養生で年間でも半分くらいしか使えず、ブルーシートがかかっている印象しかありません。石灰禁止で運動会のコースも書けず、サッカーでもスパイク禁止。芝はボコっと穴があくのですが、すぐに直せないようです。」(東京都 60代男性)Q.校庭の芝生化、賛成?反対?アンケート回答数:6627件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年04月25日目が疲れた日に飲みたい青の食べるお茶今回紹介する華やかな青の食べるお茶は、バタフライピーというハーブティーを使います。バタフライピーに豊富に含まれているアントシアニンは目の疲労感緩和も期待できます。今回はドライフルーツを入れて、味も見た目も華やかに仕上げましょう。カフェインレスなので夜のリラックスタイムにもおすすめです。ドライフルーツの選び方も要チェックまず、熱湯150mlとバタフライピーティーのティーバッグ1杯分、お好みのドライフルーツを大さじ2程度用意します。バタフライピーティーはできるだけティーバッグのタイプを選ぶと、計量する手間が省けるのでおすすめです。ドライフルーツの選び方も大切なポイント。今回選んだレーズンやイチジクには不足しがちなカルシウムや鉄分、豊富な食物繊維が含まれていて、クランベリーは抗酸化力が強い果物といわれています。マンゴーにもビタミンや食物繊維が含まれており、どのドライフルーツも女性に嬉しい栄養素ばかりです。ドライフルーツの下準備からスタート栄養素の充実したドライフルーツを選んだら下準備からスタート。ドライフルーツを小さく刻んでいきます。その際、レーズンは刻む必要はありません。オイルコーティングされている場合は必ず湯通ししてください。湯通しが終わったらそのままティーカップに入れます。つい先に茶葉を入れてしまいがちですが、ハーブの青色がキレイに出るよう茶葉は最後に入れるのがポイントです。バタフライピーの美しさを堪能最後に今回の主役、バタフライピーの茶葉を入れたら、ゆっくりとお湯を注ぎます。軽くひと混ぜしたら、3分蒸らします。少しずつ青色になっていく様子が美しく、目が離せません。3分経ったら茶葉を抜いて、よく混ぜます。見た目の美しさを堪能したら、温かいうちにバタフライピーのさっぱりとした味わいを楽しむのがおすすめです。ドライフルーツのほどよい甘味がさらに心を落ち着かせてくれます。見た目も味も美しいバタフライピーの茶葉を使った、青の食べるお茶。シンプルなハーブティーも良いですが、ドライフルーツを入れるというひと手間かけたハーブティーなら、リラックスタイムがより贅沢なひとときとなるのでおすすめです。今回はレーズンとイチジク、クランベリー、マンゴーの4種類を使いましたが、バタフライピーティーはブルーベリーやカシスなど、ベリー類との相性も良い茶葉です。好みのドライフルーツとブレンドしてあなたらしいアレンジを楽しんでみてください。監修/Niki・B・Shun
2018年04月05日NHK連続テレビ小説『わろてんか』からバトンを受けとり、永野芽郁主演による新ドラマ『半分、青い。』がいよいよ4月2日(月)スタートします。脚本を手がけるのは『ロングバケーション』や『ビューティフルライフ』などで知られる恋愛ドラマの名手・北川悦吏子。朝ドラを手がけるのは初で、オリジナル脚本となります。ヒロインは、母親のおなかのなかにいるころから描かれるという驚きのはじまり。もしかしたら子どもの誕生から成長までママのように見守る展開となるのかもしれません。そこで放送が始まる前に、『半分、青い。』の見どころをチェックしながら、タイトルに隠された意味を考えてみたいと思います。■主題歌は星野源! あらすじをチェック舞台は、永野芽郁演じるヒロイン楡野鈴愛(にれの・すずめ)の故郷となる岐阜と東京。ちょっぴりうかつだけど、失敗を恐れない鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの物語となっています。大阪万博の翌年である1971(昭和46)年に、楡野宇太郎(滝藤賢一)と妻・晴(松雪泰子)の間に生まれたのが鈴愛。幼少期は、毎日野山を駆け回る元気な子でしたが、小学生のときに、病気で片耳を失聴してしまいます。そんなハンディキャップを抱えつつ、鈴愛は、漫画家になる夢へとまい進していきます。数々のドジや失敗をやらかしても、ハンデを背負っていても、いろんな人に支えられながら、前向きに生きていくひたむきなヒロイン、鈴愛。まさに朝からパワーをもらえそうなドラマとなりそうです。さらに、主題歌「アイデア」を担当するのは、いまやアーティストとしても俳優としても絶大な人気を誇る星野源とくれば百人力。星野がNHKドラマに楽曲提供をするのも初となりますが、1日の始まりとなる朝にぴったりなアップテンポの楽曲に仕上がっているそうです!■ヒロイン永野芽郁の最大の武器とは?『半分、青い。』の第1週完成試写会に登壇した北川悦吏子が、胎児のシーンから描くことについて、最初は反対されたと明かしていました。「一週間やるつもりだったけど、お願いだから3日にしてくれと言われて」と笑いながら言っていましたが、実際には2日間で描かれるそうです。斬新なのは、その胎児に永野が声を当てたという点。もちろん、心の声という設定ですが、永野は「監督から“赤ん坊っぽく”と言われてけっこう悩みました」とのこと。かなりチャレンジングな試みだけに、仕上がりを見るのが待ち遠しいです。永野芽郁は、人気コミックの映画化『ひるなかの流星』や『帝一の國』、窪田正孝主演のドラマ『僕たちがやりました』などでヒロインを務めてきましたが、しっくりと物語になじむ演技力と、清涼飲料水のようなさわやかな笑顔が魅力です。余談ですが、『ひるなかの流星』で演じた役柄も“すずめ”で、名は体を表すという言葉どおり、すずめのような愛嬌(あいきょう)と愛くるしさが彼女の最大の武器です。■「子どもを自立させる」ための母の向き合いかた本作の前半では、「障がいをもつ子どもをどう自立させるか?」というのがサブテーマになりそうな予感。左耳を失聴してしまう鈴愛は、雨音が片側しか聞こえないことをおもしろがるようなポジティブであかるい性格の女の子。そして、それを支えるのはやはり母親なのではないでしょうか。松雪泰子演じる母親・晴は、怒ると怖い肝っ玉母ちゃんですが、じつは涙もろくてお人よし。子育ても一生懸命やるタイプだからこそ、鈴愛に障がいを負わせてしまったことに、とてもショックを受けたことでしょう。母親としてどこか後ろめたさを感じ、娘を心配しすぎるがゆえについつい言いすぎてしまう。ハンデがあるからこそ、鈴愛にはきちんと自立した人間になってほしい。子どもを育てるときに、だれもが感じる過保護と過干渉の葛藤に、晴がどう向き合っていくのか。そしてそんな母の下で、子どもはどのように愛情を受け取り、ハンデを乗り越えていくのか、とても気になるところです。一方、滝藤賢一ふんする父・宇太郎は、“朝ドラあるある”の優柔不断で能天気なダメおやじキャラ。何かとヘマをやらかしてしまう鈴愛は、父親の血を引いている!? 晴によく怒られている宇太郎ですが、夫婦仲は安泰のよう。母と娘がぶつかったときも、宇太郎が良い感じでクッションとなるようで、意外と包容力を持ち合わせた父親のようです。子育てはまさに夫婦二人三脚。この2人のバランスこそが子どもに与える影響の大きな要となってくる予感がします。■佐藤健、豊川悦司のイケメン枠に、ブレイク候補が追加か朝ドラといえば、目の保養となるイケメン枠は不可欠な存在。明るくて朗らかだけど、壁にぶち当たってばかりの鈴愛は、王道の“ほっとけない系ヒロイン”。ということは、頼もしい助っ人は不可欠となります。今回の相手役は、マストイケメンかつ実力派俳優、佐藤健です。佐藤が演じるのは、鈴愛の幼なじみ・萩尾律役ですが、意外にも彼は朝ドラ初登板です。律は、鈴愛と同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみで、お互いのことをだれよりも理解しあっているという役どころ。しかも容姿端麗、成績優秀というクールな知性派ながら、繊細さを兼ね備えているというおいしすぎるキャラクター。この時点で設定勝ち、キャスティング勝ちなので、いまから心がざわつきます。さらに、ダンディなイケメン枠として、豊川悦司がスタンバイ。演じるのは、鈴愛の師となる少女漫画家・秋風羽織役。トヨエツといえば、北川脚本のドラマ『愛していると言ってくれ』で、聴覚障がい者の画家を演じ、女性陣をメロメロとさせたほどの手腕の持ち主。鈴愛は、片耳だけの聴覚障がいですが、もしかしたら永野がトヨエツに役作りでのアドバイスなんかを求めたりしたのかも!? 想像するだけでもニンマリしてしまいます。さらに秋風自身はどうやら相当偏屈な男のようで、2人がどんなふうに火花をちらしていくのかドキドキします。また、朝ドラでチェックすべきは、青田買いのイケメン兄弟枠。今回、鈴愛の1つ違いの弟・楡野草太役に投入されたのは、朝ドラ初出演のフレッシュな若手俳優・上村海成。草太は、思い立ったら即行動の姉とは対照的で、石橋をたたいて渡る慎重なタイプ。楡野家のなかではだれよりも冷静な判断が下せ、しかも勘がよくて気が利くというモテ男。彼は永野と同じ「nicola」のモデル出身で、ルックスは太鼓判が押されたブレイク候補生!■タイトルに隠された意味とは?雨上がりの青空を見て「半分、青い。」とつぶやくヒロイン鈴愛。この言葉は、片耳の障がいを抱えながらも後ろ向きにならず、明るくものごとをとらえて生きようとする、鈴愛のたくましさの表れでもあるのでしょう。また、そうあってほしいという願いもこめられているのではないかと。もしかしたら愚痴が言いたくなる日でも、雨の朝でも、「半分、青い。」と思えれば、気持ちを切り替えられそうな気がします。いまくじけている人、つらいことがある人への「今日も一日がんばろう」というエールとなるかもしれませんね。『半分、青い。』4月2日(月)放送開始NHK総合(月~土)午前8時~8時15分公式サイト:
2018年04月01日深田恭子&松山ケンイチ演じる五十嵐夫婦の妊活を中心に、多様な家族について描かれてきた『隣の家族は青く見える』。不妊治療についても丁寧に描くことで共感を得てきた物語が、いよいよ最終回を迎える。3月15日に放送された第9話では、奈々の妊娠から流産までが描かれ、涙する視聴者が続出。妊活をする五十嵐夫婦がぶち当たった壁、さらには奈々の心情の変化を追うことで、あらためて見えてきたものとは?■妊活は妻のため? 不妊治療で感じる夫婦の温度差第1話で「念のため」という気持ちで不妊治療専門クリニックを受診したにもかかわらず、早々に「不妊症」という言葉を告げられてしまった五十嵐夫婦。「子どもはいずれできる」と悠長に構える大器(松山)は治療に難色を示すが、年齢的なリミットも鑑みて奈々(深田)は前向きに治療(タイミング法)をスタートする。終わりの見えない治療の始まりではあるが、このときは“治療をすれば、きっと子どもはできる”という思いが強く、希望に満ちていた。とはいえ大器は、アルコールを控える奈々の横で平然とビールを飲んだり、精子に異常がなければ“ガッツポーズ”をしたり…。このような夫婦の温度差は、不妊治療をする際に大きく立ちはだかる壁ではなかろうか。本来、妊活は夫婦ともに同じ立場で行うものだが、命が宿るのは女性の体であるゆえ、夫は妻に「協力している」、一方の妻も「夫に協力してもらっている」という考え方に至ってしまいがち。このためどうしても女性が率先して治療を行うことで、その状況次第で落ち込んだり、考え込むことも少なくない。だが五十嵐家の妊活は、夫が不妊治療について“知ること”で、道が開けていく。大器は「知らないから怖い」という奈々の言葉に刺激を受けて自主学習し、良い精子を提供すると高らかに宣言。ここから、奈々と大器は足並みをそろえて妊活に取り組むこととなったのだ。■不妊ストレスが起こるとき…親プレッシャー、他人の幸せ子どもはいらないと考える人もいれば、子どもがほしくてもかなわない人もいる。人生には当たり前なんて存在しないのだが、結婚したら子どもができてあたり前と考えている人がまだまだ多いのが実情。なかでも妻にとって一番の脅威は、夫の母ではないだろうか。孫見たさに、義実家に行けばその話ばかり、あげくにはお守りやら健康食品やらを送りつける…。大器の母・聡子(高畑淳子)もまた悪意のない「孫はまだか」攻撃も凄烈だった。そして義妹の琴音(伊藤沙莉)の妊娠によって、奈々の「どうして私だけ…」という気持ちが募っていく。人の幸せを素直に喜ぶことができない感情は当然ともいえるが、「それで喜んでたら、お人よし通り越してバカだよ」と言う大器に、「だったらバカのほうがいい」とつぶやいた奈々。不妊治療の最中に起こる自分のマイナス感情を受け入れられない姿が印象的だった。第5話ではタイミング法から人工授精へステップアップするが、リセットを繰り返してしまう奈々。さらには琴音の出産に立ち会うという精神的に厳しい状況に置かれるが、「妊娠できないわけじゃなく、まだ妊娠していないだけ」と、自分の中の嫉妬心を乗り越えようとする。一方、奈々の不妊治療を知った聡子は自分の言動を猛省。自分の発言や態度を何度も謝る聡子だったが、おそらく自分の失態をすなおに謝ることができる人はほぼいない。何気ない一言が人を傷つけることもある。思いも寄らないことに悩んでいる人は意外と近くにいるのかもしれない。そして自分の気持ちを言葉に表せばわかってくれる人もいる。ドラマはそんな一言の大切さにも気づかせてくれた。■不妊治療と仕事を両立させことの厳しい現実不妊治療を始めるときに、女性にとって大きなネックとなるのが仕事。治療のスケジュール次第では仕事を休む必要が出てしまうが、会社に「不妊治療」をしていること自体を言い出すことができない。それは女性として恥ずかしさもあるし、病気の治療という必然性もないから。ダイビングスクールで働く奈々は、治療スケジュールの都合で急な休みが増え、「ヤル気がないならやめてもいい」とまで言われてしまう。体外受精へのステップアップを機に、職場に不妊治療の事実を伝えることになるのだが、不妊治療経験者の上司を除く同僚の目はとにかく冷たかった。“子どもがほしい”という気持ちは尊重されて然るべきなのに、働きながら子どもを産むこと、育てることは、どうしてこんなにも窮屈なのだろうか。かといって、子どもを産まなければ産まないで文句を言う人も出てくるのだから弱ってしまう。大器は「今日は人工授精終わってから出勤します」と言える世界を望んでいた。しかし、女性は不妊治療を理由に仕事を辞めざるを得ない状況に陥ることも珍しくない。奈々の同僚の態度から、そんな悲しい現実をひしひしと感じるのだった。■妻だけがつらい? 不妊治療で疲れていく夫の存在不妊治療は女性ばかりがつらくなるもの。そう思い込んでいる人も多いだろう。そのとき夫はどうなのだろうか。態度や言葉に表さないから、「妻だけ苦しんで、夫は何も考えていない」と思っていないだろうか。第7話では、大器がじつは精神的に追い込まれ、カウンセリングに通っていたことが明かされる。治療が長くなることで、気づけば奈々に腫れ物に触るかのごとく接するようになっていたのだ。不妊治療を「もうやめよう」という大器に対して、奈々は「諦めたくない」と本音でぶつかり合う。相手の気持ちを思うことも大切だが、やはり本心は伝えなければわからないもの。これによって、奈々と大器は夫婦の絆を再認識することとなり、晴れて迎えた体外受精で、ついに妊娠することになる。■幸せの光を一瞬で奪う、流産の残酷さマタニティマークをつけ、母子手帳をもらい、妊娠の喜びをかみしめていたのも束の間。奈々は腹痛で倒れ、そのまま流産してしまう。「一生子どもはできないかもしれない」という不安に駆られながら、「大器を父親にしてあげたい」という一心で頑張ってきた努力の賜が、一瞬にして奪い去られてしまう残酷さ。奈々の気持ちを思うと胸が締め付けられ、涙を流さずにはいられなかった。『隣の家族は青く見える』が一貫して描いてきたのは、多様性を認めることの大切さ。もちろん他人に対してだけでなく、自分自身に多様性を認めることで新たに生まれる幸せもあるのだが、自分のことだからこそ、やすやすと受け入れられないのが現実である。岐路に立たされた五十嵐夫婦は、どんな選択をし、どんな展開を迎えるのか…? どのようなカタチであれ、二人が“幸せ”だと思える結末を祈りたい。『隣の家族は青く見える』第10話は、3月22日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト:
2018年03月21日今までないリアルな妊活ドラマという触れ込みで始まった、フジテレビ系木曜10時の「隣の家族は青く見える」。 「生々しい」「リアル」という声があるいっぽうで、多くの不妊治療経験者からは「ピンとこない」などという意見が数多く上がっている。 ■ピンとこない理由1「周囲の人々のデリカシーがない」 妊活は経験した人にしかわからない精神的なつらさがつきもの。ゆえに不妊治療者や周囲の人々は、言動には慎重になっているはずだが……。 「私は今まで3つのクリニックに通いましたが、どの先生も『不妊症』という言葉を使わずに症状を説明してくれました。わかっていても、もし目の前で先生に言われたら、ショックだろうな」(20代女性) 1話で深田恭子さん演じる主人公の奈々にクリニックの医師が「検査するまでもなく不妊症です」と告げるシーンがある。 病院によってはズバリ現実を提示する医師もいるものの、この宣告に違和感を覚える方も多いようだ。 「マツケンよぉ、会社の同僚に不妊治療していることを喋らないでーーー」(30代女性) 松山ケンイチ(33)演じる夫・大器は時折、会社の後輩に夫婦の不妊治療について話している。だが同じ悩みを持つ友人や家族ならまだしも、若い後輩に他人に夫婦のデリケートなことを軽々しく話すのは妻にとって気持ちのいいものではないはず。 奈々が苦しいときに寄り添ったり「いつか俺たちの所にも絶対(赤ちゃん)来てくれる」と元気づけたりしていても、このディテールのおかげで大器がどこか軽薄に感じてしまうようだ。 ■ピンとこない理由2「主人公たちに本気さが感じられない」 「医師の指示でいちいち戸惑いすぎ。タイミング法だけで簡単にできると思うなよ」(40代女性) 一般にはなじみの薄い不妊治療をドラマで扱う性質上、奈々がどこか無知であったり医師の指示にいちいち戸惑ったりするのはドラマ的に仕方のないこと。しかし本気で妊活について学び、大きな決意をもって治療院の門を叩いた人たちからすると、軽い意識と感じてしまう部分もあるようだ。 「生理予定日3日過ぎて気づくなんて、本当に妊活してるの?」(30代女性) 3話で奈々が、「アレ(生理)もう3日も来てない!」と驚くシーンがある。 妊活中は生理日・排卵日に一喜一憂するもの。アプリなどでカウントダウンしながら、その日をドキドキして待っている人が多い。奈々も毎日基礎体温をつけているほどの妊活中のはずだが……??? ■ピンとこない理由3「成功が見えているから萎えてしまう」 不妊治療で一番つらいのは、先が見えないこと。そして頑張った人が頑張っただけ報われるものでもないことだ。 「挫折や苦悩がありつつも、最終的にめでたく授かるラストが見えてる」(40代女性) 「困難に見えるけど、実際はこんなすんなりいかないんだよなあ」(30代女性) 奈々夫婦は親の反対や夫婦間の意志の相違などはあるものの、双方特に問題なく治療が進んでいく。 それはそれで不妊症の厄介なところだが、治療を受ける夫婦の半数以上は検査や治療の過程で子宮筋腫や無精子症などの問題が発見されるという。また金銭上の困難などにぶつかり、回り道を余儀なくされているというのだ。 治療は順調に進んでも成功せず、別の新しい未来を選ぶことになった方も数多くいるとのこと。終わりの見えない中でもがいていた治療経験者からするとラストが想像できるスムーズなドラマ展開はどこか他人事に思え、歪んだ見方になってしまうのかもしれない。 ただ、直近放映の9話で奈々は初めての体外受精によって妊娠判定を得たものの初期流産という結果を迎えてしまっている。果たして多くの予想通りめでたく授かるのか、それとも別の未来が描かれるのか。最終回が見ものだ。 ■「不妊治療」扱う貴重なドラマ、今後に期待 とはいえ、このドラマの妊活手順(結婚1年で妊娠せず→病院行く→検査する→タイミング法→人工授精→体外受精)がわかりやすいストーリーや「クロミッド(排卵誘発剤)とは〜」「不妊治療の助成金は〜」などと医師や奈々の口から説明される不妊治療のあれこれは、非常に勉強になるとの声も。 世の中の大部分である『不妊治療は自分とは縁のないものだ』と思っている人たちにとって、それが身近に感じる大きなきっかけになっているだろう。 現に実年齢より若く見える深田恭子さんが不妊に悩んでいる役というのは、多くの視聴者に衝撃を与えているようだ。今回、実際に話を聞いた治療経験者たちも「このドラマで一番リアルだ」と口を揃えていた部分だった。 不妊は他人事ではないということ。たとえ経験者がピンと来なくとも「隣の家族は青く見える」は、これから多くの人々の不妊治療に対する考え方を変える役割も担っているのではないだろうか。 <小政りょう>
2018年03月19日深田恭子主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。妊活中のカップルを中心に、さまざまな事情と問題を抱える4組のカップルが入り乱れる群像劇だ。すでに第7話まで放送が終わっているが、このドラマの面白いところは、なかなか問題が解決しない部分にある。ドラマの作り手たちが、安易に解決させない姿勢を貫いている、とでも言うべきだろうか。そのあたりがスカッとした結末を望んでいる視聴者と相容れず、視聴率の伸び悩みにつながっているのだろう。■母親は自己犠牲の塊?第6話は大器(松山ケンイチ)の母・聡子(高畑淳子)のこんな言葉で始まる。「母親っつーのはね、自己犠牲の塊なの」第6話は、「母親」がひとつのキーワードになっていた。聡子の言葉は、子育てに神経質になっている大器の妹、琴音(伊藤沙莉)に向けられたものだ。聡子の言葉を聞いて、もっともだと思う人も多いかもしれないが、「母親は自己犠牲が当たり前」という考え方自体は古いもの。このセリフを聞いて、先日話題になっていた絵本作家のぶみが作詞した歌「あたしおかあさんだから」を思い出した人もいるはずだ。「孫の顔も見ないで死ぬなんて、嫌ですからね。早く結婚してちょうだい」これはゲイであることをひた隠しにしている渉(眞島秀和)の母・ふみ(田島令子)の言葉。渉の隣には朔(北村匠海)がいたが、ふみは2人が付き合っているなんて知る由もない。ふみのこうした態度が、渉の煮え切らない態度を生み出しているのだろう。第7話に登場した深雪(真飛聖)の母親・百合恵(多岐川裕美)は、「あなたは受験に失敗したところから、人生狂ってしまったから」とさりげなく言い放つ。娘の受験に狂奔する深雪の態度は、間違いなく百合恵の影響によるものだ。古くて強い価値観が、キャタピラのようにメリメリと新しくてナイーブな価値観を踏み潰していく。母たちの言葉は「呪い」にも見える。新しい世代が自分の幸せを獲得するには、まず彼女たちの強い影響から脱する必要がある。「私もお父さんも、奈々ちゃんのこと大好きなのよ。奈々ちゃんが大器のお嫁さんになって、本当に良かったと思ってんの。だから、子どもができようが、できまいが、そんなことどうだっていいの。あんたたちが幸せで暮らしてれば、それでいいのよ」人工授精を続けて失敗して「妊活クライシス」に陥っている奈々(深田恭子)に向けた、聡子の言葉に救われた気になった人も多いだろう。しかし、聡子の言葉は根本の部分で勘違いがある。子どもが欲しいか、欲しくないかは、どこまで行っても奈々と大器の問題だからだ。第7話では、渉がついに母・ふみに対してゲイであることをカミングアウトする。衝撃を受けたふみは「お願いだから目を覚まして」と(口調は穏やかだが)激しい表現で詰め寄るが、渉はこう言う。「自分や、自分の好きな人を否定されることが、こんなにも悲しいことだなんて、今の今まで知らなかったよ」人にはそれぞれの価値観がある。ただ、孤立するのではなく、お互い干渉し合いながら、偏見を乗り越えて、それぞれの価値観を尊重していこう、というのがこのドラマのテーマだと思う。■ついに激突!夫たちVS妻たち第7話では、それぞれのカップルの不和が表面化した。大器は「妊活クライシス」に苦しむ奈々を見ていられなくなり、治療のステップアップを望む奈々に対して不妊治療そのものをやめるよう提案するが、そのギャップに2人は激しく衝突する(大器の浮気疑惑もあった)。亮司(平山浩行)の先妻の息子・亮太(和田庵)を受け入れたちひろ(高橋メアリージュン)だが、亮太を甘やかし続ける亮司に苦言を呈すると、「俺たち家族のことに口出さないでくれ!」と言われてしまう。深雪は夫・真一郎(野間口徹)の再就職を待ち望んでいたが、真一郎が選んだ仕事は学習補助のボランティアだった。激昂した深雪が「本気でそんな生活をしていくつもりなら、この家を出てからにして!」と叫ぶと真一郎も「出てけばいいんだろう!」と応じる。酒を酌み交わしながら愚痴をぶつけ合う男3人だが、それを聡子が「バカ亭主どもが!」と一喝する。これは聡子が正しい。彼らに必要なのは、妻と何歳までに何が欲しいか(必要か)を話し合い、ビジョンを共有することだ。たとえば、真一郎が教育支援の仕事にやりがいを見出したのは結構なことなのだが、深雪にとってはあまりにも一方的だ。第6話で亮太に対して言ったちひろの言葉、「もし何か不満があるなら言ってね。私、お母さんじゃないから、心で思ってることまで汲み取ってあげらんないからさ」は、いみじくもそれぞれの夫に対して当てはまる。「夫婦生活は長い会話である」というニーチェの言葉のとおりだ。夫も妻も、面倒でも疲れていても、お互い向き合って、あるいは同じ方向を見て、語り合い続けるべきなのだと思う。奈々から正直な気持ちを打ち明けられた大器の言葉のとおりだ。「やっぱりどんなにキツくても逃げないで、ふたりのことはふたりで話し合わないと、ダメなんだよな」第8話からはいよいよラストスパート。それぞれのカップルの行末を見守りたい。
2018年03月08日深田恭子、松山ケンイチ主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。子どもが欲しくて不妊治療を進める夫婦を中心に、さまざまな価値観を持つ人々の姿を描く。先日放送された第6話から物語は後半に突入したが、ここで簡単にストーリーをおさらいしておこう。共有スペースを持つコーポラティブハウスに住んでいるのは、次の4組のカップル(家族)だ。■さまざまな価値観を持つ人たち深田恭子、松山ケンイチ主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。子どもが欲しくて不妊治療を進める夫婦を中心に、さまざまな価値観を持つ人々の姿を描く。今週放送の第6話から物語は後半に突入するが、その前に簡単にストーリーをおさらいしておこう。共有スペースを持つコーポラティブハウスに住んでいるのは、次の4組のカップル(家族)だ。まず、家の購入を機に子作りを始めた、五十嵐奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)の夫婦。不妊治療を進める奈々に対して、大器は「子作り意識し始めてから全然楽しくなくなったんだよなぁ」などと世の女性たちを敵にまわすようなことを言っていたのだが、持ち前の素直さと奈々への深い愛情によって、大器も不妊治療についての知識をつけていく。次に、「子どもを作らない」と宣言していた川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)のカップル。彼らは入籍間近だったが、実はバツイチだった亮司には子どもがいた。元妻が急死してしまったことで、亮司は子どもを引き取ることを決意するが、ちひろは亮司の決断を受け入れられない。結局、ちひろは亮司と分かれて家を出ることになる。広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)は男性同士のカップル。渉は周囲にゲイであることをひた隠しにしていたが、奔放な朔はキスしているところを奈々に見られても一向に気にしない。ところが、部屋に「同性愛者」「ゲイカップル」という張り紙が貼られてしまう。最後は、商社マンの小宮山真一郎(野間口徹)と専業主婦の小宮山深雪(真飛聖)、2人の娘の優香(安藤美優)と萌香(古川凛)という家族だ。一見、何不自由ないように見えるが、真一郎は失業しており、深雪は真一郎に冷たく当たる。また、深雪は「女は子どもを産んでこそ一人前だもの」という強固な価値観を持ち、それを無遠慮に他人に押し付ける。また、自分たちの生活を幸せそうに装うインスタグラム中毒でもある。■偏見を乗り越えるために先週放送された第5話までを見て明らかになってきたのは、この作品は“偏見”をいかにして乗り越えるべきなのかを描いているドラマだということだ。偏見をなくすためのドラマではない。偏見は間違いなく、ある。渉と朔のゲイカップルへの偏見だけではない。第4話で奈々は実母から「子どもは自然に任せるのが良いに決まっている」という不妊治療に関する偏見を持たれている。また、深雪はさまざまな偏見を周囲にふりまいている。偏見を乗り越えるヒントは、主要登場人物3人の態度にある。まず、奈々の優しさと前向きさ。奈々は誰にでも優しい。自然に妊娠した大器の妹・琴音(伊藤沙莉)のことを素直に祝福できないと涙を流したこともあったが、夫婦でいたわりあうことで前を向くことができた。次に、大器の素直さ。先にも触れたように、けっして不妊治療に対して乗り気ではなかったが、妻の姿を見て自分も知識を吸収して前のめりになっていく。また、それまでの自分の認識が誤っているとわかれば、素直に認めて頭を下げる。そして、朔の多様性を認める姿勢だ。第2話では、ちひろと深雪がそれぞれの考え方をぶつけ合って争う様子を見て、彼はそれを面白がっていた。さまざまな価値観を隠して穏便に生きるのではなく、ぶつかり合ったほうが新しい何かが生まれる可能性があると感じているのだ。第4話では心無い張り紙に対して、朔は児童文学「泣いた赤鬼」をもじった手紙を貼る。朔は自分たちに偏見を持っている人たちでさえも受け入れようとした。ゲイであることを隠す渉に対しては「じゃあなんでこんな家で暮らしてんの?誰にも知られたくないなら、山にこもってひっそり暮らせばいいじゃん」と言う。彼らがコーポラティブハウスは、それぞれ住んでいる世帯がお互いに干渉しなければいけない住宅だ。そこには偏見があり、摩擦もある。コーポラティブハウスと彼らを取り巻く人々は、偏見が渦巻く世間の縮図だ。しかし、それぞれが殻に閉じこもって相手を攻撃するのではなく、具体的にコミュニケーションをかわし、交流を深めることで偏見や差別、悪意を乗り越えることができるのではないかと、このドラマは語りかけている。大きな話をすれば、これは国境が意味をなさなくなった現代の世界の話でもある。それぞれの国の人たちがお互いの偏見をどうやって乗り越えていくのか――?と。これからドラマは後半に突入する。彼らがどのように偏見を乗り越え、自分たちの幸せを掴んでいくのか、じっくりと見届けたい。あ、堅苦しいドラマではないので、気軽に見ましょう!妊活についてもかなり詳しくなりますよ。
2018年02月23日深田恭子、松山ケンイチ主演のドラマ『隣の家族は青く見える』。さまざまな価値観を持つ4組のカップルを描く群像劇だ。第3話のサブタイトルは「夫婦の絆!!妻の涙と夫のあふれる想い!!」。物語のメインになったのは、亮司(平山浩行)とちひろ(高橋メアリージュン)の「子どもを作らないカップル」だった。■「父親としての責任」と「婚約者としての責任」亮司はちひろに隠れて、別れた妻の息子、亮太(和田庵)に会いに行っていた。亮太の母親が急死してしまったからだ。亮太の祖母は年老いて、子どもを育てることができない。亮司は亮太を引き取って育てることを決意する。そんな中、亮司が亮太と一緒にいるところを、ちひろが目撃してしまった。ちひろに自分から切り出し、真実を包み隠さず話そうとする亮司。だが、「子どもはいらない」と宣言しているちひろは話している途中、亮司から離れて背を向けてしまう。物理的な距離が、心の距離だ。「おれとしては、亮太を引き取って、この家で暮らしたいと思ってる。だから、もしちひろが嫌なら……」「嫌なら何?引き取るのやめる?それとも、私と別れる?」「亮太を引き取らないっていう選択肢はない。父親としての責任があるから」「婚約者としての責任は?」亮司の言っていることは当たり前のことだ。父親として、生まれた子どもを放っておくわけにはいかない。それは父親として、人間としての義務である。ちひろは「ふたりでしたいことして、死ぬまで一緒に生きていこうって言ったよね!」と迫るが、子どもが苦しんでいるのを放っておいて「したいことをして」生きていけるとしたら、それは鈍感すぎる。結局、亮司はちひろとの別れを決意する。結婚式を解約すると明るく言うちひろにも声をかけない。かける言葉がないのだろう。■亮司とちひろは何が違ったのか?亮司はちひろの価値観を大事にしていた。彼はちひろの考えを無理に自分に都合のいいようにねじ曲げようとしていない。ちひろを「説得」して、妻と息子、両方を手に入れようとする男もいるかもしれないが、亮司はそうはしなかった。実は、ここに悲劇のもとと言ってもいい考え方の差がある。どうやら、ちひろは亮司を「同じ価値観の持ち主」だと考えていた節がある。しかし、亮司は「お互いの価値観を大事にする人」だった。だから、ちひろの価値観を尊重し、事情が変われば、ちひろとの別れを選ぶ。「愛されてなかったことだよね」と話すちひろに、隣人の奈々(深田恭子)は「愛してるからじゃないかな?」と語りかける。「だって、ちひろさんが子どもを持ちたくないってこと、川村さんは誰よりも理解しているんでしょう。ちひろさんのことを思うからこそ、別れを選んだんじゃないかな。好きな人に無理させることほど、辛いことってないと思うから」夫(となるはずだった人)の愛を知ったのに、別れざるを得ないのは辛いことだ。このドラマには「誰でも子どもを持つのが当たり前」「女は子どもを産んで育てるのが当たり前」「子どもは引き取って育てるのが当たり前」などという、これまで社会を覆ってきた無神経な「当たり前」がない。だけど、だからといってすべてがハッピーになるとは限らない。ときには、こんな痛みを伴うことだってある。とはいえ、物語はこれで終わるわけではない。亮司とちひろ、そして亮太が今後どうなるのかに注目したい。■不妊治療とお金の問題一方、子どもが欲しいのになかなか妊娠できない奈々と大器(松山ケンイチ)の夫婦は、不妊治療を継続中だ。これまでかかった不妊治療費を計算している奈々。不妊治療費は家計を圧迫していた。東京都は不妊治療に対する助成金を始めているが、奈々の年齢がネックになって助成金を受け取ることができなかった。「これが体外受精や顕微授精ならもっと大変だよ。1回につき、最低でも4~50万はかかるらしいから」これは事実。体外受精や顕微授精は特殊技術料金などがかさみ、一回でも大変な額になる。ただし、治療費に「成功報酬型」を取り入れている「新橋夢クリニック」のようなクリニックもある。また、「体外受精による妊娠率は、29歳以下で75%、30~34歳で65.5%、35~39歳で46.5%、40歳以上で14.3%」というデータもある(後藤レディースクリニックによる数字。「男性も女性も知っておくべき「妊活」の正しい知識」より)。近年は年齢が若い夫婦にも最初から体外受精や顕微授精を薦めるクリニックも増えているという。不妊治療を考えている方は、助成金ともども、いろいろ調べてみてほしい。それにしても、この夫婦は本当に愛らしい。今回注目したいのは大器の行動だ。声がかかると、大器はすぐに自分の仕事を中断して奈々のもとへ行き、一緒に数字を見るのだが、これってなかなかできないこと。仕事について、妻のアイデアを喜んで取り入れるところ、部下の前で堂々と妻へのスイーツのお土産を選ぶところも素敵。大器は良い夫だなぁ、と思う。奈々と親しくしていたゲイの朔(北村匠海)への嫉妬も、ほのぼのとしたタッチで描かれていた。大器の妹・琴音(伊藤沙莉)の胎動を素直に喜べなかったと涙を流す奈々を、おおらかに受け止める大器。これからも支え合って前に進んでいってもらいたい。素直に応援したい夫婦だ。なお、奈々と大器が訪れていた「御胎内神社」は静岡県御殿場市にある有名な安産・子宝のパワースポット。敷地内には露天風呂もある温泉も!興味のある方はぜひ。温泉、いいなぁ。
2018年02月13日深田恭子、松山ケンイチ主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。深田、松山の夫婦をはじめとした、コーポラティブハウスに集う4つの世帯のそれぞれの悩みや価値観の相違を描く。まっすぐなストーリーがあるわけではなく、深田、松山の夫婦の不妊治療を中心に、それぞれのお話がクロスする群像劇だ。だから気軽に見られる反面、ネットやSNSでの議論をそのまま聞かされている気分にもなる。■「他人の生活に踏み込むなっつーの」まず、明らかになっている4つのカップル(家族)がそれぞれ抱えている問題(秘密)を整理してみよう。五十嵐奈々(深田恭子)と五十嵐大器(松山ケンイチ)はラブラブ(死語)の夫婦だが、子どもができないため、不妊治療を開始したばかり。川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)は入籍していないカップル。ちひろは子ども嫌いを公言している(でも、結婚はしたい)。一方、亮司はちひろに内緒で前妻との子・亮太(和田庵)に会いに行っている。広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)は男性同士のカップル。渉は自分がゲイだということをひた隠しにしており、奔放な朔に頭を痛めている。小宮山真一郎(野間口徹)と小宮山深雪(真飛聖)はふたりの娘を持つ幸せな家族。しかし、多忙すぎる会社を早期退職してしまった真一郎は、深雪から冷たい目で見られている。誰だって、人に知られたくない悩みをひとつやふたつぐらい持っているもの。しかし、彼らが住んでいるコーポラティブハウスは境界線が非常に薄く、それぞれが関わりながらコミュニティを形成していくことになる。「隣の芝生は青く見えるっていうけど、ホントそれ。他人の生活に踏み込むなっつーの」とは、コラボCMに登場するちひろのセリフだが、そうはいかないのがコーポラティブハウスなのだ。そして、それは視聴者にとっても他人事ではない。■「次はできるよ。大丈夫」の罪「今日、夜もタイミングとりたいです」「え~~」不妊治療を始めたものの、奈々と大器の意識にはかなり差がある。タイミングとは、不妊治療の一種である「タイミング法」のこと。排卵日、あるいは排卵日の前後に性交を行うことで妊娠の確率を上げる、多くの妊活カップルが最初に行う方法だ。しかし、それでも奈々は妊娠しない。「次はできるよ。大丈夫、大丈夫」と気楽な大器。しかし、この言葉、妻にとっては嬉しくないらしい。むしろプレッシャーになる。そういえば、1話で精液検査を行って問題なかったと判明したときにガッツポーズをしていたが、あれも妻にプレッシャーをかける仕草だと思う。もちろん、喜んでしまう気持ちもわからないわけではないのだが。また、大器は日にちを指定されて性交することに、あからさまに嫌気がさしている模様。1話では精液検査について先進的な考えを披露していた部下の矢野(須賀健太)も、大器に理解を示しているようだ。「男はそういうところ、繊細ですからね。でも、奥さんも難しく考えすぎずに、今までどおり楽しんだらいいと思いますけど」「そうそれ!子作り意識しはじめてから、ぜんぜん楽しくなくなったんだよなぁ」楽しみながらできるほど、不妊治療は生易しいものではない。実際、奈々は体に負担がかかる子宮卵管造影検査をこなしている。不妊治療に関する男女の意識の溝は深い。■このドラマは『スカッとジャパン』ではない亮司が息子の亮太に会いに行っていたのは、別れた妻が急死したからだ。妻の老母は体調が不安定で小学生の息子の面倒みきれない。亮司はいつか亮太を引き取りたいと考えていた。しかし、子ども嫌いのちひろが、亮司が亮太と一緒にいるところを目撃してしまう。ショックを受けたちひろがコーポラティブハウスに帰ってくると、各ファミリーが揃ってバーベキューの真っ最中。ここで深雪のデリカシーレスな発言が火を噴く。「おふたりとも、そろそろ真剣に子作りしたほうがいいと思うのよねぇ。どんなに見た目年齢が若くても、子宮や卵巣は若作りできないじゃない?」かつてアーティストの倖田來未はラジオで「35歳を過ぎると羊水が腐る」と発言して大バッシングを受けたことがある。深雪の言っていることは、それほど変わらない。カッチーンと来たちひろは、真正面から反論する。「子ども作んないと、なんかマズいんですか?小宮山さんの言うことを聞いてると、子どもを作らない女は価値がないみたいだから」「そんなこと言ってないわよ。女性はその存在だけで十分に価値があると思ってる。だけど、その価値を最大限に使って社会に貢献しないと、もったいないじゃない」言ってたよ!先週「女は子どもを産んでこそ一人前だもの」「子ども欲しい、っていうのは女性共通の願いよ」って言ってたよ!深雪の発言に怒りが爆発するちひろ。しかし、彼女の攻撃の矛先は、深雪の娘たちにも向く。「私は子どもなんか嫌いだし、母親になんか絶対なりたくない!」。子どもは大人の怒鳴り合いには敏感に反応する。おまけにその矛先が向けられるなんて、本当に可哀想だ。「自分のものさしだけで、他人を測るなっつってんだよ!」というちひろの啖呵は正論だが、視聴者はスッキリしない。このドラマは『スカッとジャパン』にはなってくれない。その場を収めようとしたのは、奈々だ。「子どもがいる人もいない人も、働いている人も働いていない人も、いろんな人がいていいじゃないですか。どうしてみんな同じじゃないといけないんですか?みんな違ってていいじゃないですか」彼らの様子を面白がっているのは朔だ。さまざまな価値観を隠してお互いが穏便に生きるのではなく、ぶつかり合ったほうが新しい何かが生まれる可能性がある。ゲイの朔は、そのことを察知しているのだろう。そして、渉と朔がキスしているところを奈々が目撃してしまう!コーポラティブハウスって、本当に秘密が守れないんだね……。■お互いに何も干渉しないのがベストなの?『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も手がけた中谷まゆみの脚本は、とてもわかりやすい反面、ちょっとストレートすぎる部分がある。議論の材料になるドラマだが、ちょっと視聴者は疲れるかもしれない。朔はこんなことを言っていた。「きれいなものをきれいって言うのは、すごくいいことだと思いますけど。でも今って、いいことも悪いことも、言っちゃいけないって風潮があって。息苦しくないですか?」お互いの生き方や価値観を大切にするには、お互いに何も干渉せずに黙っているのがベストなんだろうか?そうではないんじゃないかというのが、朔の考え方だ。自分の思ったことを正直に言い、それが相手を傷つけたなら素直に謝る。摩擦が起こったら、なぜ摩擦が起こったかを考え、解決に導く。このドラマは、そんなことをさりげなく訴えているような気がする。また、物語の途中には、大器が開発したおもちゃで子どもが怪我をするというエピソードが挿入される。幸いなことにたいした怪我ではなかったが、孫におもちゃを買い与えた祖母は辛い気持ちになっているだろうと想像して落ち込む大器。このエピソードが示しているのは、「よかれと思って」やったことが裏目に出てしまうという悲しさと、それでも「よかれと思って」という気持ちは悪いものではない、ということなんじゃないだろうか。深雪がお節介でちひろたちに配ったマフィンはたいそう美味しかったという。
2018年02月01日北アフリカに位置しながらも、ヨーロッパやイスラム教の影響を受け独自の世界を形成するモロッコ。今回はSNS映えの極みとも言えるカラフルさの真骨頂、猫の集う青い町「シャウエン」を訪れた。 人間は、広い世界のほんの一部で生きている。全てを知ることはできない。世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。そんな人が集まると、小さなブームになる。誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。それが「うさこの覗いた世界」なのだ……! モロッコと言われてもあまりイメージが湧かない人も多いかもしれないが、実は女子人気の高い場所である。急遽モロッコに行くことになり周囲に報告すると、女子たちから次から次へと「羨ましい!」「行きたかった!」「今度行く!」という声が上がった。片道丸一日かかる遠距離にも関わらず、この人気の高さ。その理由はおそらくモロッコのカラフルさと表情の豊かさにある。砂漠、雪山、荒野、いろんな姿を見せる自然。そして、いろんな文化の間で生まれてきたオリジナルの世界だ。 今回訪れた町「シャウエン」は、モロッコの文化的中心地であるフェズからバスで4時間の場所にある。フェズーシャウエンは人気がある路線のため夕方発のチケットしか取れず、着いた頃にはすっかり夜10時を回っていた。 しかしバスターミナルの駅舎から青い。観光地とは往々にして現地に行くと「こんなものか〜」とガッカリすることも多いが、これは「青い町」として名が折れることがなさそうな期待感に胸が膨らむ。ひとまずタクシーに乗り込み、ご飯を食べるために散策するがとにかく猫が多い。 古い町には猫が棲むと言う。自由気ままに暮らす猫たちに惹かれ、ついつい写真を撮ってしまう。 さらにはわんこまで現れた。動物たちがのんびり暮らしている姿は、何とも風情がある。思わずぱしゃぱしゃ撮りたくなってしまう現代人、どうしても歩くのに時間がかかってしまうのがここシャウエンの罠だ。 複雑なせいで迷子になりやすいこの地で、ようやくレストランに辿り着いた。ゆったりご飯を食べていると思わず来客がある。猫だ。 すごい狙われてる。 しっかり横を陣取られ、気を抜けば手まで出してくる。ご飯を取られる危機感。これは戦争だ。総勢6匹ほどの猫たちに囲まれながら、気の休まらない食事を楽しんだ。 朝になると、夜のミステリアスな世界とはまた違う、ポップな町が現れた。 青い理由は「虫除けになるから」「神聖な色だから」と諸説あるものの、今となってはもはや分かっておらず、伝統だけが残っている。 町中で塗料が売られている。塗り立ての箇所もあるので、油断すると手や服が粉で真っ青になることも。気が付けばわたしの鼻は真っ青になっていた。 そこらかしこに布や服を売る商人もいる。 もちろん昼間だって猫は自由。 小さい町ゆえに人々の距離が近く、「おう元気か!」などと声を掛け合い過ごす。 わたしは15歳のイケメン少年が切り盛りする店で、地元の老人たちも着る民族衣装「ジュラバ」を購入。 これはもう……異世界の住民なのでは……?遠い北アフリカ・モロッコの片隅にある青い町で、魔法使いのような服を着ているなんて、あまりに非日常すぎて楽しくなってくる。町の人たちも嫌がることなく、「ジュラバ!ナイスジュラバ!」と話しかけてくれる。異世界暮らしも悪くない。 丘の上にまでのぼって、シャウエンを眺めてみた。 上から見ても青い……!下山しようとすると、新しい仲間に出会った。 猿。モロッコの少年は猿に植物の種をあげながら、自分でもポリポリ食べる。自然界のフレンズ感がすごい。 モロッコの青い町「シャウエン」。日本女子がトキめく町が、北アフリカにある。 モロッコの青い町『シャウエン』 モロッコの北東部フェズのバスターミナルから北西部シャウエンのバスターミナルまで、公営長距離バス(CTM)で75ディルハム(約900円)、バスで荷物を預けるのに追加料金で5ディルハム(約60円)
2018年01月31日1月25日、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)第2話が放送された。深田恭子&松山ケンイチ演じる五十嵐夫婦の不妊治療がスタートし、経験者からは共感の声がネットにも上がり始めた。さらにはちひろ(高橋メアリージュン)と深雪(真飛聖)の「子どもを持つor持たない論争」など、女性には気になるテーマが盛りだくさんとなっている。物語に引き込まれる一方で、自分の価値観を他人に押し付ける深雪の痛々しい姿に「はたして自分自身はどうだろうか」と、思わずハッとするのだった。■「子どもを持つvs持たないバトル」が勃発!「マクロビ(マクロビオティック)でグルフリ(グルテンフリー)だから~」と手作りスイーツを奈々(深田)やちひろにお裾分けする深雪は、自分の考えがすべて正しいと思い込んでいる専業主婦。しかもその考えを、他人にまで強要するから厄介だ。第2話では、その深雪とちひろのバトルが勃発する。女性は、子どもを産んで社会に貢献しなければもったいないという深雪。一方ちひろは「働いてるってだけで十分社会貢献してるのに、他人の尻ぬぐい(産休中の女性の穴埋め)までしてるんだから、文句言われる筋合いないと思いますけど!」と応戦する。子育てする女性が、産休制度を利用するのはあたり前の“権利”だという深雪に対して、子どもを持つ、持たないも“権利”であって“義務”じゃないと訴えるちひろ。たしかに、どんな人にも選択の権利があり、選ぶ道に正解、不正解はない。ちひろのセリフに「自分のものさしだけで他人を測るな」という言葉があったが、まさにそのとおりだ。■兼業、専業、時短。どうして周りと比べてしまうのだが、産休を取る女性は女性で悩みがないわけではない。同僚に迷惑をかけてしまうという気持ちや、育休後の不安もある。復帰して時短勤務をはじめても、後ろめたさや申し訳なさがついて回る。子どもの急病のとき、どうしても休まなければいけないこともある。子育てしているからといって、「あたり前の権利」と正面きって主張できる女性ばかりではない。むしろ、そんな存在はかなり希有だろう。子どもを持つ、持たないは自由。にも関わらず、どちらを選んでも生きづらさを感じる世の中には嫌気がさしてしまいそうになる。子どもを持たずにバリバリ働いてもいい、育休をとってもいい、時短勤務をしてもいい、専業主婦でもいい。それなのに、どうしても周りと自分を比べてしまうのか。「どうしてみんな同じじゃないといけないんですか。みんな違っててもいいじゃないですか」と仲裁に入った奈々の言葉のように、“自分とは違う周囲を認める”ことが大切。そして、“周囲とは違う自分を認める”こともまた大切…。あたり前なのになかなか受け入れることのできないこの課題が、ドラマの大きなテーマとなるのだろう。■失業夫、責められて然るべき…?女性たちが悩みを抱える一方で、男性だってそれぞれに悩みを抱えていた。深雪の夫・真一郎(野間口徹)は、海外赴任ばかりの仕事がイヤになり、家族と一緒に過ごしたいとの思いから早期退職に踏み切った。だが、深雪にそんな思いは1ミリたりとも届かず、「失業保険なんて商社時代の給料の半分以下なんだから。早く再就職してよね」と責め立てられる。ただただ真一郎が不憫(ふびん)に思えてくるのだが、あらためて考えて見ると、家を買った直後に相談なしに仕事を辞めたという事実は大問題な気が…。何より「家族といたい」という理由で仕事を辞めると聞いて、深雪がそれを受け入れると思っていたことに驚いてしまう。それなら、条件に合う再就職先を見つけてから退職すべき。どうしてこんな単純な失敗をおかしてしまうのか、男って本当にわかってないのね、と思った女性も多いのでは。とはいえ、夫のピンチを助けるのは妻の役目。物語を観ている限り、深雪はお菓子作りやSNSに力を入れるなど、時間に余裕がありそう。それでも彼女の中に、「自分が働く」という選択肢は一切無い。おそらくそれは、彼女の思い描く幸せのカタチとは違っているからだ。自分のものさしを他人に押し付ける深雪は、自分自身のこともまた、1本のものさしでしか測ることができない。「夫はよい会社で働き、妻は育児をするべき」。そんな風に凝り固まった頭は、今後ほぐれることはあるのだろうか。■松山ケンイチ、不妊治療の苦悩とは真一郎にはうらやましがられていた大器(松山)だが、本心は「子作りを意識してから全然楽しくなくなった」と調子が狂っていた。スタミナ料理が並び、栄養ドリンクを飲まされ、「タイミングを取りたいです」と業務連絡のように届くメッセージ。つい先日まで「子どもは自然とできるもの」と思い込んでいた大器にとって、この状況を受け入れがたいのもよくわかる。そして奈々も、そんな大器の心情に気づいていた。不妊治療は“がんばれば必ず成果が出るもの”ではない。しかも、必ず相手がいなくては成立しない。自分一人ががんばれば結果につながるものと違い、体はもちろん、互いに精神的な負担が大きくなって当然だ。自分の考えを相手に押し付けてしまうことの不合理さ。それに気づいている奈々と、まったく気づかない深雪は対照的。頭では奈々のようでありたいと願うが、実際の自分はどうだろうか。ドラマを観て、ふとそんなことを考えてしまうのだった。奈々が渉(眞島秀和)と朔(北村匠海)のキスを目撃するという衝撃シーンで幕を閉じ、ますます展開が気になる『隣の家族は青く見える』。五十嵐夫婦が最後のタイミング法に挑む第3話は、2月1日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト:
2018年01月31日