米BOX OFFICE MOJOは3月10日~3月12日の全米週末興業成績を発表した。『キングコング: 髑髏島の巨神』が初登場1位を獲得。1933年に製作された特撮映画"キング・コング"シリーズの8作目にあたり、新鋭監督ジョーダン・ヴォート=ロバーツが指揮を執るアドベンチャーアクション大作。キングコングのルーツを探るべく、学者やカメラマン、軍人からなる調査隊がコングの故郷とされてきた太平洋の孤島"スカル・アイランド(髑髏島)"に潜入。そこに生息していたのは島の主・コングと、巨大な怪物たちだった。調査隊は無事に島を脱出することができるのか──。『マイティ・ソー』シリーズのトム・ヒドルストンが隊長役で主演を務める他、『ルーム』のブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンらが共演している。前週トップの『LOGAN/ローガン』は2位、3位『Get Out(原題)』も2位から転落。累計興行収入はそれぞれ1億5,265万6,733ドル、1億1,105万4,445ドルとなり、公開から2週間、3週間で1億ドルの大台を突破した。以下も4位の『The Shack(原題)』、5位『レゴバットマン ザ・ムービー』、8位『John Wick: Chapter Two(原題)』、9位『Fifty Shades Darker(原題)』が順位を落とし、7位『Hidden Figures(原題)』は前週と変わらず。公開14週目となる『ラ・ラ・ランド』は、アカデミー賞効果で10位から9位へと息を吹き返した。
2017年03月13日本年度アカデミー賞作品賞を獲得し、異例の1か月“前倒し”の拡大公開が決定した『ムーンライト』。マイアミの貧困地区を舞台に、少年の成長と愛を3つの時代構成で追った本作が、“21世紀の5大ロマンス映画”に選ばれたことが分かった。名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々。母親はドラッグに溺れている。そんなシャロン少年にとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友だちだった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れる。やがて、成人した2人は再会を果たすが…。第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞・脚色賞・助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門を獲得した本作。“オスカー前哨戦”では、最も多くの作品賞を受賞していた(329部門ノミネート・158部門受賞)。さらに、89年のアカデミー賞の歴史の中で、LGBTQをテーマにした作品として初めて作品賞を獲得、まさに「映画史を変えた作品」となった。LGBTQとは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)に加え、クィアまたはクエスチョニング(Q:性同一性や性的志向がはっきりしない、確信が持てない)を含めた人たちのこと。自分の居場所を探し求める黒人少年の成長を、色彩豊かで革新的な映像美と心情に迫る音楽で綴った本作は、貧困やネグレクト、いじめ、ドラッグなどが描かれ、重めのドラマを連想しがちではあるものの、実は主人公シャロンのピュアすぎる恋心が綴られた切ないラブストーリーだ。過去の“恋人的”な同性の旧友と再会するまでの20年間を、3つの時代構成で描いた物語は、米・映画サイト「THE PLAYLIST」が選ぶ「21世紀のロマンス映画」でも、『エターナル・サンシャイン』『花様年華』『キャロル』『ビフォア・サンセット』に次ぐラブストーリーとして5位にランクイン。観たあとも、ずっと頭や心から離れない余韻を残す作品、むしろ時間が経つにつれて印象が色濃くなってくる作品として高く評価されている。これまで、LGBTQをテーマにした作品としては『めぐりあう時間たち』(’02)、『ブロークバック・マウンテン』(’05)、『ミルク』(’08)、『キッズ・オールライト』(’10)、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(‘14)など、アカデミー賞作品賞にノミネートされながら受賞できなかった作品は数多い。例えば、『ブロークバック・マウンテン』は第78回において作品賞を含む最多8部門にノミネートされたが、アン・リーの監督賞ほか、脚色賞、作曲賞の3部門受賞にとどまり、ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラがそれぞれ第88回主演・助演女優賞にノミネートされた『キャロル』は作品賞にノミネートさえされなかった。こうした経緯を鑑みると、本作はまさに映画史、アカデミー賞の歴史を塗り替えた記念碑的作品といえる。この春に上陸する、最も切なく、最も純粋な愛の物語を楽しみしていて。『ムーンライト』は3月31日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 A24 Distribution, LLC
2017年03月13日世界のスポーツ史上類をみない、超人的なカムバックを目指したボクシングの元世界チャンピオン、ビニー・パジェンサの感動の実話を描く『ビニー/信じる男』。この度、世界チャンピオンに輝き、そして交通事故にあってから復活までのトレーニングを重ねるビニーの姿を捉えた予告編が到着した。アメリカ、ロードアイランド州プロビデンス。自惚れ屋のビニー・パジェンサは、世界ジュニアミドル級のチャンピオンだ。ある日、交通事故で首を骨折し瀕死の重傷を負ってしまう。その痛々しい姿に、誰もがビニーの選手生命は絶たれたと思い、周囲の人間たちは離れていく…。だがビニーは諦めていなかった。彼は命を懸けトレーナーのケビンと共に、どん底から王座奪還を目指す――。『ヒューゴの不思議な発明』や日本から実力派キャストたちが出演していることでも話題の『沈黙 -サイレンス-』などを手掛ける、アカデミー賞監督の巨匠マーティン・スコセッシが製作総指揮を務める本作。また『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが脚本・監督、『アメリカン・ビューティー』『世界にひとつのプレイブック』のブルース・コーエンがプロデューサーを務め映画化。伝説のボクサー、ビニー・パジェンサを、アカデミー賞候補となった『セッション』のマイルズ・テラーが徹底した役作りで熱演し、マイク・タイソンを世界チャンプに押し上げた伝説のトレーナー、ケビン・ルーニー役を『ハドソン川の奇跡』のアーロン・エッカートが演じるほか、ケイティ・セイガル、キアラン・ハインズ、テッド・レヴィンらが出演している。今回到着した予告編では、世界チャンピオンに輝き全てを手に入れたビニーの姿からスタート。しかし、突然の交通事故で首を骨折する大怪我を負てしまう。ビニーは「いつまた戦える?」と尋ねると、主治医は「歩けるかどうかも分からない」と衝撃の言葉が。どん底に立たされたビニーだったが、自分のボクシング人生を諦めることなく、過酷なトレーニングを続ける。最初は周囲も反対をしていたが、いつしか命がけのカムバックを目指す彼の姿に自然と心動かされ協力。「お前の意地を見せてみろ!」と、ケビンの支えもあり、ついに復活のリングに立つビニー。果たして“信じる男”は王座奪還を達成することができるのか…?『ビニー/信じる男』は5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月12日「ハリー・ポッター」の原作者J.K.ローリングが、自ら脚本を書き下ろした新シリーズの1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。このほど、主演を務めたエディ・レッドメインも思わず赤面する(!?)、あの“求愛ダンス”シーンの裏側を収めたメイキング映像の一部が解禁。また、『ハリポタ』シリーズ初のオスカーを獲得した衣装担当コリーン・アトウッドのコメントも収められている。エディが主人公のニュート・スキャマンダー役を務め、魔法のトランクの中から飛び出すたくさんの魅力的な魔法動物たちと共に人気を博した本作。2016年に公開された洋画実写作品で、興行収入No.1となる大ヒットを記録した。今回到着した映像は、ブルーレイ&DVDに収録される映像特典の「新たなキャラクターたち魔法動物学者:ニュート・スキャマンダー」の一部。本作で、魔法動物をこよなく愛するニュートを演じるにあたり、エディは動物学者や動物の繁殖に関わる人に会いに行き、体の動きを学んだという。本映像では、CGで制作される魔法動物を捕獲しようとするシーンで、実物がいない中でも「つま先を外に向けて歩く」などの細かい動作を意識していたことを明かしている。また、劇場公開時のインタビューで、エディが「あの映像が流出したら僕の俳優生命は終わりだ」とまで語っていた、サイ似の魔法動物エルンペント捕獲のための”求愛ダンス”シーンの裏側もチラリ!巨大な物体を前に奮闘するエディの姿を確認することができる。さらに、本年度アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞したコリーン・アトウッドが、ニュートの特徴的な衣装について語るコメントにも注目。1920年代当時の服のシルエットを再現しながらミスマッチさも加え、ニュートらしい風変わりな部分を表現したという。『ラ・ラ・ランド』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』など有力作品がひしめく中、『ハリー・ポッター』シリーズ初のアカデミー賞をもたらした衣装デザインのこだわりを垣間見ることもできる映像となっている。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は3月17日(金)よりデジタルセル先行配信開始、4月19日(水)よりブルーレイ&DVDがリリース、レンタル&デジタルレンタル配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年03月12日25年間迷子だった男が故郷に辿りつくまでの奇跡の実話を描く『LION/ライオン~25年目のただいま~』。第89回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞(デヴ・パテル)、助演女優賞(ニコール・キッドマン)、撮影賞など計6部門にノミネートされた本作で、授賞式でも大きな注目を集めたのが、“迷子になった男の子”を演じたインド・ムンバイ出身のサニー・パワール。このほど、彼の熱演が垣間見えるシーンの本編映像が解禁となった。インドのスラム街。停車中の電車で眠り込んでしまった5歳のサルーは、遥か遠くの地に列車で運ばれ、そのまま迷子に。その後、養子に出されたオーストラリアで成長したサルーは、人生のスキマを埋めるため、Google Earthによって記憶のカケラを呼び起こしていく。大いなる“探し物”の果てに、彼が見つけたものとは――?その驚くべき実話とラストに待ち受ける圧倒的な感動が、早くも話題を呼んでいる本作。主人公は、5歳で迷子になって以来、25年間戻ることができなかったインドの家を、オーストラリアからGoogle Earthを駆使して探すサルー(デヴ・パテル)。今回解禁された映像には、5歳のサルーが迷子になった、まさにその瞬間の様子が映し出されている。駅に停車中の電車で眠ってしまい、全速力で走行する車両の中で目覚めるサルー。いつも一緒の兄の姿はなく、乗客もいない列車内で、状況が分からずキョトン。扉を開けようとしても、外側から鍵がかかっていてビクともしない。だんだんと焦り始めたサルーは車両の中を走り回り、「お兄ちゃん!」「ここから出して!」と叫び続ける…。わずか1分ほどの本編映像だが、全米撮影監督協会賞を受賞したグレッグ・フレイザーによる美しい映像と、大人顔負けの演技に胸が締めつけられる。この少年時代のサルーを演じたのは、数千人もの中からオーディションで選ばれたサニー・パワール。製作チームはインド各地に出向き、数千人もの子どもたちをスクリーンテストし、ムンバイの貧しい地域に住んでいたサニー・パワールを見つけた。本作のガース・デイヴィス監督は彼について、「サニーは自然体でいるだけで80%の演技になり、過ごしてきた時間や美しい素養など、目の奥に秘めたものを持っていた。部屋に座る彼にカメラを向けるだけで、観る者は彼の物語と表情の虜になるんだ」と、その魅力を語る。また、「撮影が始まってから1週間ほど経ったころ、明らかに彼は自分のしていることを理解して、演技をコントロールする完全なプロへと変身した」とも明かす。「想像を超えた理解力で、私たちが指示した以上のものを演技にもたらしたんだ。自分で感情を組み立て、物事を感じ、泣き、叫び、持てる限りの力を発揮してくれた」と驚異の事実を語り、未来のスター誕生を予感させるコメントを寄せている。さらに、数々の映画祭や映画賞に見せた愛くるしい姿も、サニーの人気を決定づけることになった。今年1月に開催されたゴールデン・グローブ賞では、青年期を演じたデヴ・パテルに抱えられながら登場して会場を沸かせ、先日開催されたアカデミー賞授賞式では、映画タイトルの“LION”にかけて司会者のジミー・キンメルがサニーを高々と持ち上げ、ディズニーアニメ『ライオン・キング』の名シーンをパロディしてみせた。俳優のサミュエル・L・ジャクソンやアンドリュー・ガーフィールドとの2ショット写真もSNSにアップされており、注目度はさらにアップ。今後は、デミ・ムーア主演『Love Sonia』(9月全米公開)の出演も控えており、これからの活躍が期待される天才子役となりそうだ。『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LION/ライオン~25年目のただいま~ 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2017年03月11日アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされ、いまなお愛され続けている不朽の名作を実写化する『美女と野獣』。このほど、主人公ベルと野獣を支え、2人の愛の行く末を見守るユニークなお城の住人たちのキャラクターポスターが一挙に解禁となった。魔女によって野獣の姿に変えられた美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。絶望のなか、彼はベルという女性に出会う。自分らしく生きながらも、心に孤独を抱えるベル。はたして、その王子の運命を変えることができるのか?珠玉の名曲とともに長らく愛されてきたアニメーションを、エマ・ワトソンを主演に迎えディズニーが実写映画化する本作。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていたベルと、外見に囚われ本当の自分を見失っていた野獣との“真実の愛”が描かれていく。『美女と野獣』といえば、野獣に仕えるお城の住人たちの活躍も大きな見どころ。美しい王子を野獣の姿に変えた魔女の魔法は、お城の住人たちをも燭台や置時計などの調度品に変えてしまった。彼らの呪いを解くカギはたった1つ、野獣が“真実の愛”を得ること。自分たちの呪いを解くためにも必死にベルと野獣の仲を取り持とうとする彼らは、時には2人の背中を押し、すれ違う2人に助言を与え、互いが言えない本音を代弁する。今回解禁されたビジュアルは、そんな彼らの呪いにかけられた姿と、元の人間の姿の2バージョン。魅力的なサブキャラクターたちを演じるのは、いずれも実力派の超豪華俳優陣。城の給仕長ルミエール役には、『スター・ウォーズ』シリーズに出演し、『ムーラン・ルージュ』で披露した歌声にも定評があるユアン・マクレガー。ポット夫人には、『ハリー・ポッター』シリーズにも出演したアカデミー賞女優エマ・トンプソン。執事コグスワースは、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作を始め、数々の名作に出演するトニー賞受賞俳優イアン・マッケラン。さらに、6度のトニー賞に輝くブロードウェイの歌姫オードラ・マクドナルドも出演する。彼らは、王子の傲慢な態度に憤慨した魔女によって姿を変えられたにもかかわらず、なぜ、野獣に仕え続けたのか?実写版では、アニメーション版では語られなかった理由が野獣の知られざる過去と共に明かされる。◆ルミエール(ユアン・マクレガー):レディファーストな給仕長城の給仕頭。主人である野獣とともに魔女の呪いをかけられ、燭台に変えられた。人をもてなすのが得意。◆コグスワース(イアン・マッケラン):小言が多い生真面目な執事城の執事。置き時計に姿を変えられた。まじめで几帳面な性格で、野獣の機嫌を損ねないよう気を遣っている。◆ポット夫人(エマ・トンプソン):あったかくて世話好きの料理番城のキッチンをとり仕切る料理人。ティーポットに姿を変えられた。囚われの身になったベルを優しく励ます。◆プリュメット(ググ・バサ=ロー):ダンス好きのセクシーなメイド城で働くメイドの1人で、ルミエールの恋人。羽ぼうきに姿を変えられた。◆マダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド):ゴージャスな歌声の衣装係かつてはヨーロッパでも評判のオペラ歌手で、華やかな生活を送る歌姫だったが、洋服ダンスに変えられた。◆カデンツァ(スタンリー・トゥッチ):ちょっぴり神経質な音楽家オペラ歌手マダム・ド・ガルドローブを妻に持つ、少々神経質なマエストロ。王子の舞踏会で妻とともに音楽を奏でていたときに呪いにかけられ、ハープシコードに変えられた。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月10日1970年代後半のニューヨーク・サウスブロンクスを舞台に、ヒップホップの黎明期に生きる若者たちを描き出すNetflixオリジナルドラマ「ゲットダウン」。4月7日(金)より、完結編となるパート2が世界同時配信されることに合わせ、待望の本予告映像、キービジュアル&場面写真が解禁となった。70年代後半のニューヨーク。ディスコシーンが全盛期を迎え、マンハッタンのライブハウスでは誕生したばかりのパンクロックが鳴り響く中、サウスブロンクスでは“ヒップホップ”が生まれつつあった。貧しく波乱に満ちた環境を生き抜くティーンエイジャーたちが創り出した、まったく新しい形の音楽は、やがて世界に広がり、現在のミュージック・シーンに大きな影響を与えることになる――。アカデミー賞作品コンビ、バズ・ラーマン監督とキャサリン・マーティンによる初のドラマシリーズとなる本作。映画や音楽だけに留まらない幅広い層のファンの支持を受ける本作は、先日、後編の配信日決定がニュースとなった際には、ネット上に「キター! 待ちわびてたー!」「ブラザーズにまた会える!」「4月7日は寝れない」と、後編を待ち望んでいた多くの熱い声が飛び交った。今回解禁された新たなキーアートビジュアルは、N.Y.を背景にレコード、マイクと登場人物たちがコラージュされた本作のテイストあふれるもので、場面写真では、相変わらず最強のチームワークでキメまくりの“ゲット・ダウン・ブラザーズ”の勇姿や、歌手として動き始めたヒロイン・マイリーンの姿があり、いよいよクライマックスを迎えるドラマへの期待を煽るものとなっている。キャストは引き続き、時代が生んだ歌姫マイリーン役にヘリゼン・グアルディオラ、エゼキエル役のジャスティス・スミス、DJシャオリン・ファンタスティック役のシャメイク・ムーアほか、ジェイデン・スミス、スカイラン・ブルックス、トレメイン・ブラウン・Jr.といった若手が“ゲット・ダウン・ブラザーズ”を演じる。さらに同時に解禁された本予告映像には、ミュージック番組のニュース風に紹介される冒頭から、成功へと駆け上がっていく彼らの超絶クールなパフォーマンスが炸裂。しかし、ブロンクスの影の部分でもある大人たちや周囲の変化も描かれ、エゼキエルやシャオリンたちの身にも大きな波乱の展開、決断の時が待っていることが伺える。彼らはどうなるのか?いよいよ完結を迎える本作から目が離せない。「ゲットダウン」パート2(第7~13話/全13話)は4月7日 (金)より全世界同時配信。(text:cinemacafe.net)
2017年03月10日俳優のジョニー・デップが主演を務める映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)の最新予告編が10日、公開された。最新作では、孤高の海賊ジャック・スパロウへの復讐に燃える、"海の死神"サラザールが登場。この史上最恐の敵が、禁断の"魔の三角海域"から解き放たれる。海賊絶滅の危機を止めるカギは、すべての呪いを解く"ポセイドンの槍"と、そのありかを知る"最後の海賊"のみ。そして、これまで決して明かされることのなかったジャック・スパロウ誕生の瞬間というシリーズ最大の謎がベールを脱ぐ。おなじみのテーマ曲と共に、ジョニー・デップ演じる孤高の海賊ジャック・スパロウがカムバック。シリーズ最恐の敵"海の死神"サラザール役には、21世紀最大の悪役俳優にしてアカデミー賞俳優のハビエル・バルデム。さらにはウィル・ターナー役のオーランド・ブルームがシリーズ復帰を果たす。ウィルの息子ヘンリー・ターナー役のブレントン・スウェイツや女性天文学者カリーナ役のカヤ・スコデラリオら次世代のスターも出演する。このたび公開された映像では、若き日のジャック・スパロウが初登場。"海の死神"サラザールとの因縁が描かれる。海賊の全滅をもくろむサラザールは、ジャックにはめられ全てを奪われ、不死の呪いをかけられた。"海の死神"となったサラザールはジャックへの復讐に燃える。テーマ曲と共に、手に汗握る迫力満点の壮大なアクションが描かれ、唯一無二の存在ジャック・スパロウのどこか憎めないひょうひょうとしてユーモアのある要素も健在だ。本作のメガホンを握るのは、ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリの監督コンビ。実話である壮大な海洋冒険物語を描いてアカデミー賞にノミネートされた『コン・ティキ』など海を舞台に描いた作品には定評がある。(C)2017 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月10日ジョニー・デップ扮する、海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウが活躍する、アクション・アドベンチャーの待望の最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』。この度、本作の待望の最新予告編がついに解禁された。孤高の海賊ジャック・スパロウへの復讐に燃える、海の死神サラザール。この史上最恐の敵が禁断の“魔の三角海域”から解き放たれた!海賊絶滅の危機を止めるカギは、すべての呪いを解く「ポセイドンの槍」と、そのありかを知る「最後の海賊」のみ…。これまで決して明かされることのなかったジャック・スパロウ誕生の瞬間。シリーズ最大にして最高の謎が、遂にベールを脱ぐ――!『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』以来、6年ぶりにスクリーンに帰ってくる孤高の海賊ジャック・スパロウ。彼を演じるのは、もちろんジョニー。また、いつもペットの猿を肩に連れた海賊ヘクター・バルボッサ役をジェフリー・ラッシュ、ウィル・ターナー役をオーランド・ブルームと、お馴染みのキャストが集結。さらに、シリーズ最恐の敵“海の死神”サラザール役には21世紀最大の悪役俳優にしてアカデミー賞俳優のハビエル・バルデム、ウィルの息子ヘンリー・ターナー役にブレントン・スウェイツ、女性天文学者カリーナ役にカヤ・スコデラリオらが出演している。実話である壮大な海洋冒険物語を描いてアカデミー賞にノミネートされた『コン・ティキ』を手掛けたヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリのコンビが監督を務める本作。サンドベリ監督は、「“パイレーツ”シリーズの原点といえる第1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』に敬意を払い、本作を製作しました」と語り、「全世界で注目される作品なので、その責任を重く感じています。世界中に多くのファンがいるだけでなく、私たち自身もノルウェーで本シリーズを観ていたファンですからね」と自らもいちファンとして、本作にかける熱い思いを明かした。一方ローニング監督は、「私たちは史上最高の海賊映画を作ることを目指しました。力強い感情が核にあり、素晴らしいキャラクターたちが登場する、楽しくてスペクタクルなアクション満載の壮大な映画です」と本作について語り、「第1作目の魂をとらえると同時に、本作『最後の海賊』に新しさを吹き込むため、私たちはこれまで何年も力を注いできました。そしていま、私たちがそれを成し得たかどうか、それを判断するのは観客の皆さんです」と作品の仕上がりに自信を覗かせている。そしてこのほど公開された映像では、若き日のジャック・スパロウが初登場し、“海の死神”サラザールとの因縁が描かれる。海賊の全滅をもくろむサラザールは、ジャックに嵌められ全てを奪われ、不死の呪いをかけられた。“海の死神”となったサラザールは、ジャックへの復讐に燃える。テーマ曲と共に、手に汗握る迫力満点の壮大なアクションはもちろん、ジャックのどこか憎めない、ユーモア要素も健在。ついに始まる最後の冒険に、期待高まる予告編となっている。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は7月1日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月10日2016年カンヌ国際映画祭で上映され絶賛された、メル・ギブソン主演最新作『ブラッド・ファーザー』が、6月3日(土)より日本公開されることが決定。併せて、荒野をバックに何者かと対峙する、メルの姿を捉えたポスタービジュアルが到着した。トレーラーハウスでアル中のリハビリをしながら細々と暮らす男、ジョン・リンク。 血生臭い世界から足を洗った元犯罪者の彼のもとに現れたのは、数年前から行方不明になっていた1人娘リディアだった。ギャングとトラブルを起こし、警察にも殺し屋にも追われる娘を守るため、父親はこれまでに培ったアウトローのサバイバル術を駆使して迎え撃つことを決意する――!主人公は、アルコール中毒のリハビリをしながら、ひっそりと暮らす元犯罪者ジョン・ リンク。本作は、生き別れた娘を守るために己のアウトローのスキルをフル活用して挑む、闘いを描くサバイバルアクション。しかし単なるアクション映画とは一線を画し、フィルムノワール的なスタイリッシュな世界を描きながらも、観る者の胸を打つ娘への贖罪に燃える父と、反目する娘の愛憎のドラマにもなっている。ジョン・リンクを演じるのは、『マッドマックス』シリーズに出演し、荒野とバイオレンスが最も似合う男とも呼ばれるメル。ジョン・リンクは過去の栄光と対照的に、公私ともに長きにわたりスランプにあった彼自身の姿を彷彿とさせるよう。しかし第89回アカデミー賞作品賞、監督賞等6部門にノミネートされ、編集賞、録音賞を受賞するなど、本年度の賞レースを堂々と渡り合った渾身の監督作『ハクソー・リッジ』の高評価と共に、顔に刻まれたシワで語る人生の酸いも甘いも知り尽くしたアクション俳優として、このたび本作で完全復活を遂げた。また併せて解禁となったポスターには、荒野とバイクを背に何者かと対峙するメルの姿が。闘志に燃えるその目は、何としても娘を守るという固い決意が伺え、銃口にまとうように散る火花が、この直後に起こるであろう激しい闘いを予感させるようなビジュアルとなっている。そのほか、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のディエゴ・ルナ、『ファーゴ』のウィリアム・H・メイシーなど、1度みたら忘れないクセのある共演陣が出演。脚本は、『ザ・タウン』のピーター・クレイグが担当し、『アサルト 13 要塞警察』のフランス人監督ジャン=フランソワ・リシェが監督を務めている。『ブラッド・ファーザー』は6月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月09日『アナと雪の女王』『ズートピア』に続く、ディズニー映画最新作『モアナと伝説の海』。 昨年11月よりすでに公開されている米国では、本作が“まるでディズニー版『マッドマックス』”だと話題に。今回はそんな話題となっている戦闘シーンの映像が到着した。海に選ばれた少女モアナ──。海が大好きな彼女は、島の外に出ることを禁じられながらも、幼い頃に海と“ある出会い”をした ことで愛する人々を救うべく運命づけられる。それは、命の女神テ・フィティの盗まれた“心”を取り戻し、世界を闇から守ること。神秘の大海原へ飛び出した彼女は、伝説の英雄マウイと出会い、世界を救う冒険に挑む。立ちはだかる困難に悩み傷つきながらも、自分の進む べき道を見つけていくモアナだったが…。このほど到着した本編映像では、モアナの冒険の行く手を邪魔するココナッツの海賊カカモラが登場。カカモラは小さくて一見するとキュートだが、欲しいものを手に入れるためならどんな手でも使う冷酷な海賊。そん なカカモラの武器は「毒矢」。カカモラはモアナが大切にしているテ・フィティの心を見つけると、容赦なく毒矢を吹いて襲ってくる。さらにカカモラの背後には巨大な海賊船が現れ、太鼓をたたきながらモアナに近づいてくるのだ。モアナは初めて出会うキュートで恐ろしい海賊にタジタジになるが、マウイとともに挑んでいく。そんな強く戦うモアナの姿は、いままでのヒロインと違う魅力が詰まっている。すでに映画が公開されている米国では、カカモラとの戦闘シーンがまるでディズニー版『マッドマックス』のようだという声が上がっているが、それもそのはず、実は本作のジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督は、アカデミー賞6部門を受賞しカルト的人気を誇った『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジョージ・ミラー監督の大ファンで、マスカー監督は「ジョージ・ミラーへの敬意を払い、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』からインスピレーションを受けたシーンが、海賊カカモラと戦うシーンなんだ」と明かしている。例えば同作で、車が砂漠の煙の中からたくさん押し寄せてくるシーンは、本作のカカモラが海賊船に乗って登場するシーンと似ており、砂漠の中を追いかけてくるシーンは、海賊船から逃げるモアナとマウイを容赦なく毒矢を吹きまくり追いかけてくるシーンと重なる。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では手に汗握るハラハラするシーンの連続だったが、本作でもモアナの戦闘シーンは迫力満載。マスカー監督は「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を見てからストーリーの案を考えたと思うよ。敬意を表したかったんだ。そしてカカモラと戦うシーンをもっと大きなスケールで描きたいと思ったんだよ。ジョージ・ミラー監督は最高だね」とコメントも残している。『モアナと伝説の海』は3月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月09日2010年、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットでのガボレイ・シディベRichard Harbaugh / (C)A.M.P.A.S. 『プレシャス』(2009)でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、現在は人気ドラマシリーズ『Empire~成功の代償』で好演しているガボレイ・シディベ(33)。150kgの巨体を生かした役柄を得意としていたが、このほど上梓した回顧録の中で、昨年減量手術を受けていたことを明かした。 「自分自身に怒りを覚えることがあった。自分の体への怒り。この体は悲劇だと思うこともあった」──2型糖尿病を患っているシディベは、健康のために手術を受けることを決めたという。 「担当医に、胃を半分切除したと聞かされた。これによって、食欲と食べる量を制限できる。脳のメカニズムが変わって、もっと健康的に食べたいと思えるようになった。これまでの食べ物との付き合い方が変わった」 ガボレイ・シディベのInstagramよりInstagram/@gabby3shabby また彼女はメンタル面にも問題があり、抑うつ、不安障害、過食症と闘う日々だった。しかし、胃切除によって食生活に劇的な変化が起こったことで、精神状態も徐々に安定していったと述懐する。 栄養士やパーソナルトレーナーの指導の下、現在までに27kgの減量に成功しているシディベは、PEOPLE誌上で最新の姿を披露。2010年のアカデミー賞授賞式の頃と比べると別人のようだ。
2017年03月09日昨年の大阪アジアン映画祭で上映され、注目を集めた香港発のオムニバス作品『十年』が、香港返還20年目となる今夏7月22日(土)より日本公開されることが決定。その予告編が解禁となった。本作は、5人の香港新世代監督がそれぞれに“10年後の香港”を描いたオムニバス作品。その衝撃的な内容から、昨年、香港のアカデミー賞といわれる「香港金像奨」で作品賞を獲得した際には世界にそのニュースが配信され、話題を呼んだ。自主映画として製作費750万円(50万香港ドル)で製作され、現地で2015年12月、わずか1館から始まった本作の上映は、徐々に上映館を広げ、興行収入約9,200万円(609万4,741香港ドル)を記録。口コミで広がり、一時は同日に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の動員を凌ぐ勢いで香港の人々の支持を受けた。また、第11回大阪アジアン映画祭の特集企画「Special Focus on HongKong 2016」にて上映されると、その注目度の高さから2度の上映回が売り切れに。本作では、5人の新人監督たちがそれぞれ5本の短編を創作。『エキストラ』(監督:クォック・ジョン)は、労働節(メーデー)の集会会場のある一室で、2人の男が銃で来場者を脅そうと密かに準備を進める…という物語。『冬のセミ』(監督:ウォン・フェイパン)では、壊れた建物の壁、街に残された日用品など “黙示録”の中の世界のような香港で、1組の男女が標本を作製している。『方言』(監督:ジェヴォンズ・アウ)は、タクシー運転手に普通話(中国語)の試験が課せられ、それに受からないと香港内で仕事ができる場所に制限がかかってしまうという物語。また、『焼身自殺者』(監督:キウィ・チョウ)は、英国領事館前で焼身自殺があったものの、身元もわからず遺書もなく、誰が何のために行ったのかに迫っていく。『地元産の卵』(監督:ン・ガーリョン)は、香港最後の養鶏場が閉鎖され、「地元産」と書かれた卵を売るサムは“良くないリスト”に入っている言葉だと注意を受ける…。この5本の短編で構成された予告編は、オムニバス作品をまるで1本の繋がった映画のように見せる。10年後の香港ではなく「“いま”の状況そのまま」と現地で話題になった香港の姿と、そこに住まう人々の不安を、ドラマチックに示す映像となっている。5人の若手監督はいずれも、短編で各国映画祭に招待された経緯を持つ監督たち。本作の後、さらに大きな劇場用映画を撮り始めているという。『十年』は7月22日(土)より新宿K’scinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月09日人気歌手のアリアナ・グランデとジョン・レジェンドが歌うディズニー実写映画『美女と野獣』(4月21日公開)主題歌のミュージックビデオ(MV)が9日、公開された。アカデミー賞、グラミー賞に輝いた名曲を人気歌手2人がエンド・ソングとして新たにレコーディングした主題歌「美女と野獣(英語タイトル:Beauty and the Beast)」。MVを手がけたデイブ・メイヤーズは、P!NKやジャネット・ジャクソンなどのMVを担当し、数々の受賞歴を誇り、2005年度グラミー賞では"ベスト・ミュージック・ビデオ"を受賞した名ミュージック・ディレクターだ。ストーリーをMVで感動的に表現することを得意とする監督が舞台に選んだのは、世界中の人を魅了したお城のボールルームでのダンスシーン。映画の鍵を握るバラをモチーフにしたダンサーたちに囲まれ、ゴージャスな赤のドレスに身を包んだアリアナ・グランデと、劇中をイメージした衣装を着てピアノを弾くジョン・レジェンドが名曲「美女と野獣」を歌い上げる。映画で流れる実際のシーンを織り交ぜながら、エマ・ワトソン演じるベルと、ダン・スティーヴンス演じる野獣のダンスシーンに2人が紛れ込み、お城のキャラクターたちも登場する夢の共演が実現した。本作は、アニメーション映画として史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされ、今なお愛され続けている『美女と野獣』の実写映画。ヒロイン・ベル役にエマ・ワトソンを迎えて新たに生まれ変わる。監督は、ミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドンが務める。(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2017年03月09日『ムーンライト』の作品賞“逆転”受賞で幕を閉じた今年のアカデミー賞授賞式。ジミー・キンメルの絶好調トークが楽しく、感動の瞬間も満載だった授賞式には、海外ドラマでも活躍する面々が多数出席していました。いくつか例を挙げますと、「殺人を無罪にする方法」のヴィオラ・デイヴィスが『Fences』(原題)で助演女優賞を受賞、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や「Marvel ルーク・ケイジ」のマハーシャラ・アリが『ムーンライト』で助演男優賞を受賞。受賞者以外にも、「Empire成功の代償」のクッキーことタラジ・P・ヘンソンは作品賞候補作『Hidden Figures』(原題)のキャストとして授賞式に参加し、アルベルタ・フェレッティの美しいドレス姿が注目の的に。「プリーチャー」のルース・ネッガは『ラビング 愛という名前のふたり』で主演女優賞にノミネートされており、鮮やかな赤の「ヴァレンティノ(Valentino)」で視線を独り占めしていました。そんな中、視覚効果賞のプレゼンターとして登場し、「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」のタキシード姿で最旬スターのオーラを放っていたのが「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のリズ・アーメッド。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の元帝国軍パイロット、ボーディー役も記憶に新しい彼が、同作の共演者フェリシティ・ジョーンズと共にオスカー像を手渡しました。ちなみに、アカデミー賞の前哨戦にあたるゴールデン・グローブ賞では、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」で彼自身がテレビ部門の男優賞候補となっています。その「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」は、昨年の夏に全米で放送されたHBOのミニシリーズ。『ドラゴン・タトゥーの女』の脚本家スティーヴン・ザイリアンと『チャイルド44森に消えた子供たち』の脚本家リチャード・プライスが製作総指揮&脚本を、ザイリアンと『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュが監督を務めています。また、本作はベン・ウィショー主演の英国ドラマ「Criminal Justice」(原題)のリメイクでもあり、2013年に急逝したジェームズ・ガンドルフィーニが出演するはずだったドラマとしても知られています。物語の始まりは、NYに暮らすパキスタン系の大学生ナズ(アーメッド)が、初対面の女性アンドレアと一夜を共にするところから。しかし、目を覚ました彼の横にはアンドレアの死体があり、ナズは殺人容疑で逮捕されてしまいます。アンドレアを殺したのは誰なのか?ナズは無罪を勝ち取ることができるのか?これらのクエスチョンを掲げ、物語が進んでいく中、同時多発テロ以降から今も続くイスラム移民への偏見、拘置先となる刑務所のシビアな現実、敵とも味方ともなり得る司法制度の罠が浮き彫りになっていきます。じわりじわりとナズを蝕んでいく現実と、それでもどこか侵しがたい純粋さを固持しているようにも見える、そう信じたいと思わせられるナズの空気は、すべてを見透かすような瞳のリズ・アーメッドならでは。真面目で無垢なナズが逮捕され、刑務所に拘置され、目の前の現実に染まらざるを得ない展開にぞっとさせられながらも、一縷の美しさを感じられる作品に仕上がっています。そんなリズ・アーメッドの演技に感激したレナ・ダナムが、自身のドラマ「GIRLS/ガールズ」に出演してもらおうと奮闘したのもいまや有名な話(その結果、めでたく最終シーズンに出演)。今後も、リズ・アーメッドからますます目が離せません!(text:Hikaru Watanabe)
2017年03月08日“イケてる腹筋”から“コレステロール値”まで、あらゆることで競争ゲームを繰り広げ、“最高の男”を決める映画『ストロングマン』。本年度アカデミー賞ノミネートの『ロブスター』脚本家が描く本作には、ギリシャ国民から“永遠のアイドル”として愛されている歌手サキス・ルヴァースも出演する。今回、彼の発案によるゲームを収めた本編映像がシネマカフェに到着した。エーゲ海を舞台に、中年男6人が船上で奇妙な競争ゲームを繰り広げ、誰の心にもある「他人よりも優れていたい」というマウンティング精神をシニカルに描き出す本作。見どころポイントの1つは、ギリシャ国民の“永遠のアイドル”と知られる歌手サキス・ルヴァースの参加だ。ルヴァースは1991年に歌手としてデビュー。彼の欧米風のポップ・ナンバーは、当時、民族色の強い大衆音楽が主流だったギリシャ音楽界に衝撃を与えた。そして彼は歌って踊れるイケメンアイドルとして、瞬く間に人気を集めるようになる。その後、2004年には半世紀以上続くヨーロッパの音楽コンテスト「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」にギリシャ代表として出場。3位で入賞を果たし、ギリシャで最初の男性ポップ・アイコンとしてヨーロッパ各国でも名前が知られるように。09年の「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」ではホスト役に選ばれ、ギリシャで最も成功している歌手の1人に。近年では俳優デビューも果たし、多岐にわたり活躍している。そんなルヴァースが本作で演じているのは、何事にもイチイチ細かい医師、クリストス。6人の中で唯一のイケメンでありながら、我こそが“最高の男”(ストロングマン)となるために右往左往するコミカルな姿を披露する。今回解禁された本編映像では、クリストスが船内で突然「助けて!」と大声を上げはじめるシーンからスタート。何があったのかと、慌てて彼の部屋に次々駆けつける男たち。しかし、クリストスはいたって元気で「男らしさ救助競争」として“誰が最初に駆けつけてくるか”を試していたのだった…。クリストスのことを人騒がせなと呆れながらも、その順位はきっちりメモる5人。果たして、船上で最高の男(ストロングマン)になるのはいったい誰なのか?あらゆる競技で競い合う中年男たちの姿を、本映像から垣間見ることができそうだ。『ストロングマン』は3月25日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日本年度第89回アカデミー賞にて外国語映画賞を獲得したイランの名匠アスガー・ファルハディ監督の『セールスマン』。このほど、本作の日本公開日が6月10日(土)に決定し、ファルハディ監督のコメントとともに貴重なメイキング画像が解禁となった。作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さな劇団で妻とともに俳優をしていた。ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、暴行を受ける。事件を表沙汰にしたくないと、警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべく、ひそかに犯人捜しを続ける。演劇と犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて事態は思わぬ展開に…。第69回カンヌ国際映画祭にて脚本賞&主演男優賞をW受賞し、本年度アカデミー賞では外国語映画賞に輝いた本作。しかし、ファルハディ監督と主演女優のタラネ・アリドゥスティは、トランプ政権の入国禁止措置に抗議し、授賞式へのボイコットを表明、連日大きくニュース報道もされた。その渦中にあって国境や信教を超えて作品が高く評価され、見事、外国語映画賞を受賞したファルハディ監督。『別離』(’11)でも同賞に輝いており、二度目のオスカー獲得という快挙を成し遂げた。ファルハディ監督は、本作について「ひとつの映画で、7,000万人のそれぞれの信仰や生活がある多様な社会全体を描くことは、誰もできないことだと認識しています。しかし、ひとつの映画で、ひとつの社会の風景を描くことはできます。それが、たとえ、私の視点であったとしてもです。しかし、映画監督として、自分の才能を限定しない限りは、イランに開かれた窓を提供する機会を与えられていると思っています」と、映画制作に込めた思いを口にする。また、暴漢に襲われる妻・ラナ役を演じたタラネ・アリドゥスティについて、「この映画の概要を書いているときから、この夫婦役を誰が演じるか考えていました。それが、映画の世界に入っていくのに大変役に立つのです。撮影中、私はとても安心した状態でいられました。なぜなら、みんなが役柄のテイストを理解していたからです」と語る。タラネから「なぜラナは家族と一緒に住んでいないのか?」と聞かれたという監督は、「私は『彼女の家族は違う町に住んでいる』という考えを伝えました。そうすると、彼女は『わかりました。それではこれから私はこの役柄をいままでとは変えて演じます。だって、彼女は地方出身ですから』と言ったのです」と、彼女との役作りにおけるやりとりを明かしている。イラン国内では60万人を動員する大ヒットとなり、全米でも1月27日にたった3館で限定公開されたが、その週公開の作品でアベレージ1位となるヒットスタートを記録。緻密な脚本と繊細な演出、スリリングな心理描写で事件の真相を紡いでゆく、サスペンスドラマの傑作として熱い視線を送られている。そして今回、主演女優タラネの来日も決定。日本でもさらに注目を集めそうだ。『セールスマン』は6月10日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日日本を代表するアイドルグループであるジャニーズ。歌と踊りだけの従来のアイドル像から脱却し、今ではコメディから俳優業までさまざまな分野で活躍している人も少なくありません。とりわけ俳優部門では日本アカデミー賞受賞者が出るなど、ジャニーズの看板抜きで俳優として本格的に評価されている人もいます。そこで疑問に思うのが、「ジャニーズの中で一番演技がうまいのは誰だろう?」ということ。ドラマや映画に出ているジャニーズのタレントはかなり多いですが、その中でもトップクラスの演技力を持つのは誰なのでしょうか。というわけで、今回はパピマミ読者の皆さんに「演技がうまいと思うジャニーズ」について聞いてみました!あなたは誰の演技が一番好きですか?●演技がうまいなと思うジャニーズは?・1位:岡田准一……21%(47人)・2位:二宮和也……16%(36人)・3位:草なぎ剛……14%(31人)・同率4位:生田斗真……11%(25人)・同率4位:風間俊介……11%(25人)・6位:木村拓哉……9%(19人)・7位:長瀬智也……5%(11人)・8位:櫻井翔……3%(7人)・9位:松本潤……2%(5人)・10位:森田剛……2%(4人)※11位以下は省略※有効回答者数:219人/集計期間:2017年3月3日〜2017年3月6日(パピマミ調べ)●1位:岡田准一『木更津キャッツアイのころから岡田くんの演技はたびたび目にしてるけど、ジャニーズとは思えないぐらいうまいと思う。私にとってはアイドルというよりむしろ俳優の人というイメージ笑』(38歳女性/販売)『永遠の0のときの演技は鳥肌立った。そのへんの同世代の俳優より普通にうまい と思う』(34歳男性/営業)ジャニーズの中で一番演技がうまいと思われているのは『岡田准一』さんで21%(47人)となりました。岡田さんといえば、映画『永遠の0』で主演を務め、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞したことが記憶に新しいですね。その他にも数々の映画に出演しており、その数なんと20本越え!いかに俳優として認められているかが分かりますね。岡田さんは派手なアクションからシリアスな役まで幅広く対応できるため、どんなジャンルの映画に出ていても安心して観られます。俳優の世界に足を踏み込んだ当初は「ジャニーズだから」という理由で認められないこともあったそうですが、その分役作りには人一倍時間をかけていたそうです。今では立派な俳優の一人となった岡田さん。今後の出演作にも期待したいですね!●2位:二宮和也『世界的に認められている という点では二宮和也が一番だと思う。硫黄島からの手紙ではジャニーズだということを忘れるぐらい演技がうまかった』(35歳男性/自営業)『ニノの演技が個人的に一番好き。おおげさな演技じゃないのに世界観に引き込まれます』(31歳女性/出版)第2位は『二宮和也』さんで16%(36人)となりました。二宮さんは日本が誇る演出家の故・蜷川幸雄さんやハリウッド俳優のクリント・イーストウッドさんにその演技を絶賛されるなど、もはや一流の俳優として評価されています。自然体で繊細な演技が魅力で、出演したドラマ『流星の絆』のプロデューサーである金子文紀さんからは「天才」とまで言われています。たしかに普段の癒し系な感じを想像して二宮さんの演技を見るとドキッとしますよね。これから世界的な活躍も予想される二宮さんですが、今後の活躍に注目したいですね。●3位:草なぎ剛『SMAPの解散の後どういう活躍をしていくのか不安だったけど、つよぽんの嘘の戦争を見て安心しました。これから俳優として生き残っていけると思います』(42歳女性/主婦)『草なぎくんの演技は「僕の生きる道」から好きでしたが、解散後の嘘の戦争でまた格段にうまくなっていると感じます』(37歳男性/販売)第3位は『草なぎ剛』さんで16%(36人)となりました。草なぎさんは元々“ドラマアカデミー賞主演男優賞”などを獲得するなど、演技力に定評がありましたが、SMAP解散後に初主演となったドラマ『嘘の戦争』での演技がうますぎると話題になっていますね。普段のまったりした雰囲気から考えると全く別の人格のように思える草なぎさんの演技は、見る者を強く引き込む魅力があります。現在出演中の嘘の戦争は3月14日に最終回を迎えるようです。ドキドキの展開から目が離せませんね!----------いかがでしたか?1番演技力が評価されているジャニーズタレントは岡田准一さんという結果になりました。岡田さんは2017年5月6日に公開される映画『追憶』で主演を飾るので要注目ですね。また、2位・3位にランクインした二宮和也さんと草なぎ剛さんの今後の演技にも期待しましょう!【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜12位)】演技がうまいなと思うジャニーズは?()●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年03月08日マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞するなど絶賛を受けた『フリー・ファイヤー』。このほど、ブリー・ラーソンやキリアン・マーフィ、アーミー・ハマーら豪華キャストたちによる超ハイテンションな銃撃バトルの予告編が解禁となった。ある場末の倉庫。銃取引のために集まった、アイルランド人のクリス(キリアン・マーフィ)とフランク(マイケル・スマイリー)、武器商人のヴァーノン(シャールト・コプリー)とオード(アーミー・ハマー)率いるギャング、そして仲介役のジャスティン(ブリー・ラーソン)。一見、何事もないギャング同士の取引に思えたが、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦に発展!全員瀕死の発狂状態の中で、最後に大金を手に笑うのは一体誰だ!?些細な行き違いから、まさかの銃撃&大乱闘バトルロワイアルが勃発してしまう本作。罵声飛び交う90分間ノンストップ銃撃戦に登場するのは、『ルーム』で昨年アカデミー賞主演女優賞を受賞し、まもなく『キングコング:髑髏島の巨神』で2度目の来日予定、いま最もハリウッドから愛される女優ブリー・ラーソン。さらに、『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマー、『第9地区』のシャールト・コプリー、『ダークナイト』シリーズのキリアン・マーフィほか、『シング・ストリート 未来へのうた』でアニキを好演したジャック・レイナー、『マレフィセント』や『高慢と偏見とゾンビ』のサム・ライリーなど、近年、映画界の中心を担う俳優から注目の若手が、いままでにないクセ者キャラを超ハイテンションで熱演する。しかも、本作の製作総指揮を務めるのは、ギャング描写はお手のものの巨匠スコセッシだ。このたび解禁される予告編では、冒頭2組のギャングが緊迫した雰囲気の中で銃取引が執り行われるも、些細な誤解から一転、発狂!絶叫!ハイテンション!の銃撃戦に急展開していく様子がスピード感いっぱいに切り取られている。生きるか死ぬかの大乱闘にも関わらず、「ハンサムは撃たれないとでも?」「誰が味方か分からない~」といったクセ者ギャングたちの掛け合いもブラックな笑いを誘い、本作のもう一つの見どころもとらえている。ブリーも「女をナメるなよ!」とのセリフとともにぶっ放す本作は、ありがちなギャング映画には収まらない。先の読めない展開と畳み掛ける銃撃戦を、ここから確かめてみて。『フリー・ファイヤー』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日ジョニー・デップが“ハマリ役”ジャック・スパロウを演じるエンターテインメントシリーズの最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』。このほど、ジャック・スパロウの顔を全面に打ち出した最新日本版ポスターが解禁となった。海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウが活躍する待望の最新作。21世紀最大のスターともいえる、この孤高の海賊を演じるのは、もちろんジョニー・デップ。本作のファーストビジュアルとなるポスターは、いまやジョニーの代名詞ともいえるジャック・スパロウを象徴的に使ったインパクトのある仕上がり。「この顔に、ピンと来たら<夏>が来る。」の言葉のとおり、早くも夏の到来を感じさせてくれそうだ。また、猿のジャックを肩に連れた海賊バルボッサ役のアカデミー賞俳優ジェフリー・ラッシュ、自らが海賊の息子だということを知らずに幼少時代を過ごしたウィル・ターナー役のオーランド・ブルームの復活も大きな話題に。さらには、『ノーカントリー』の冷酷無比な演技でオスカーを獲得、『007 スカイフォール』での悪役の怪演など21世紀最大の悪役俳優ハビエル・バルデムがジャック・スパロウへの復讐に燃える“海の死神”サラザールを演じる。そして、『マレフィセント』『キング・オブ・エジプト』など話題作への出演が続き、現在ハリウッドで最も注目されているイケメン俳優ブレントン・スウェイツが、“ウィルの息子”ヘンリー・ターナー役で出演!文字どおり“ポスト オーランド・ブルーム”の呼び声も高く、本作でますます話題となることは間違いない。物語の鍵を握る強く美しいヒロイン、カリーナを演じるのは、『メイズ・ランナー』シリーズなどで活躍する若手女優カヤ・スコデラリオと、いまハリウッドの最前線で輝く豪華俳優陣が集結する。全世界から熱い視線が注がれている本作のメガホンを握るのは、ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリの監督コンビ。アカデミー賞にノミネートされた壮大な海洋冒険物語の実話『コン・ティキ』や、同じく海を舞台に描き、高い評価を受けているNetflixオリジナル作品「マルコ・ポーロ」を生み出している。サンドベリ監督は、「“パイレーツ”シリーズの原点といえる第1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』に敬意を払い、この『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』を制作しました。全世界で注目される作品なので、その責任を重く感じています。世界中に多くのファンがいるだけでなく、私たち自身もノルウェーで本シリーズを観ていたファンですからね」と、自らもいちファンとして、本作にかける熱い思いを明かした。ローニング監督は、「私たちは史上最高の海賊映画を作ることを目指しました。力強い感情が核にあり、素晴らしいキャラクターたちが登場する、楽しくてスペクタクルなアクション満載の壮大な映画です。第1作目の魂をとらえると同時に、本作『最後の海賊』に新しさを吹き込むため、私たちはこれまで何年も力を注いできました。そしていま、私たちがそれを成し得たかどうか、それを判断するのは観客の皆さんです」と語り、1作目へのリスペクトを込めた作品の仕上がりに自信を覗かせている。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は7月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日俳優のジョニー・デップが主演を務める映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)の最新日本版ポスターが8日、公開された。本作のファーストビジュアルとなるポスターは、ジョニー・デップの代名詞ともいえるジャック・スパロウを象徴的に使ったインパクトのある仕上がり。中央には、「この顔に、ピンと来たら<夏>が来る。」というキャッチが添えられている。本作のメガホンを握るのは、ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリの監督コンビ。実話である壮大な海洋冒険物語を描いてアカデミー賞にノミネートされた『コン・ティキ』や、同じく海を舞台に描き、高い評価を受けているNetflixオリジナル作品『マルコ・ポーロ』を生み出し、世界中の観客を感銘させた。サンドベリ監督は、「"パイレーツ"シリーズの原点といえる1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』に敬意を払い、この『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』を制作しました。全世界で注目される作品なので、その責任を重く感じています。世界中に多くのファンがいるだけでなく、私たち自身もノルウェーで本シリーズを観ていたファンですからね」と自らもいちファンとして、本作にかける熱い思いを明かした。ローニング監督は、「私たちは史上最高の海賊映画を作ることを目指しました。力強い感情が核にあり、素晴らしいキャラクターたちが登場する、楽しくてスペクタクルなアクション満載の壮大な映画です。1作目の魂をとらえると同時に、本作『最後の海賊』に新しさを吹き込むため、私たちはこれまで何年も力を注いできました。そして今、私たちがそれを成し得たかどうか、それを判断するのは観客の皆さんです」と作品の仕上がりに自信をのぞかせている。同シリーズの主人公、海賊船ブラック・パール号の船長にして、決して北を指さないコンパスを持つ伝説の海賊ジャック・スパロウを演じるのはジョニー・デップ。いつもペットの猿を肩に連れた海賊ヘクター・バルボッサ役にはアカデミー賞俳優ジェフリー・ラッシュ、自らが海賊の息子だということを知らずに幼少時代を過ごしたウィル・ターナー役にはオーランド・ブルーム、さらには、『ノーカントリー』の冷酷無比な演技でオスカーを受賞し、『007 スカイフォール』でも悪役を怪演したハビエル・バルデムが、全海賊の滅亡を謀る"海の死神"サラザールを演じる。そして、『マレフィセント』など話題作への出演が続き、現在ハリウッドで注目されているイケメン俳優ブレントン・スウェイツがウィルの息子ヘンリー・ターナー役で出演。"ポスト オーランド・ブルーム"の呼び声も高く、本作でますます話題になることは間違いない。物語の鍵を握る強く美しいヒロイン、カリーナ役には、『メイズ・ランナー』シリーズ等で活躍している若手女優カヤ・スコデラリオが抜てきされた。(C)2017 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月08日先日のアカデミー賞授賞式にプレゼンターとして登壇し、「Love Myself」の大ヒットで歌手としても注目を集めるヘイリー・スタインフェルドが主演を務める『スウィート17モンスター』。このほど、本作の劇中映像をふんだんに使用した劇場マナー予告が完成、キュートな“青春こじらせ女子”ヘイリーの七変化の表情が楽しめる。ネイディーンは17歳の高校生。キスさえ未経験の、イケてない毎日。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナーや情緒不安定な母親を困らせてばかり。たった1人の親友クリスタだけが自分の全てだと思っていたのに、何をしても敵わない超イケてる兄ダリアンとクリスタが恋に落ちてしまう。疎外感から世界にたった1人取り残されたような気持ちになったネイディーンは周りを巻き込み、とんでもない行動に出る…。初監督・脚本を務めたケリー・フレモン・クレイグがNY映画批評家協会賞第1回作品賞を受賞し、全米監督協会賞(DGA賞) 初監督賞にもノミネートされた本作。主人公の“青春こじらせ女子”ネイディーンを演じるのは、『トゥルー・グリット』で14歳にしてオスカーにノミネートされ、『はじまりのうた』での好演も記憶に新しく、『ピッチ・パーフェクト2』ではその伸びやかな歌唱力を見せつけ、シンガーとしても活躍するヘイリー・スタインフェルド。本作での好演により、ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル/コメディ部門)主演女優賞にもノミネートされた。届いた映像は、華やかなドレス姿とは違うカジュアルな高校生姿で、くるくると目覚ましく変わるヘイリーの表情が楽しい、とびきりキュートなマナー予告。20代の新社会人から50代以上のおじさま・おばさままで、男女問わずあらゆる世代を爆笑させたという、ヘイリー演じるネイディーンの予測不能な“思春期の暴走”を堪能できる映像となっている。また、「好きな男子に過激なメッセージを誤送信してしまった」シーンで、ヘイリーが見せる絶望の表情をとらえた場面写真も到着。大人も思わず共感する“思春期モンスター”を、まずはこちらからご覧あれ。『スウィート17モンスター』は4月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月07日『レオン』で彗星のごとく映画界に現れ、『ブラック・スワン』でオスカー女優となったナタリー・ポートマン。その主演最新作『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で2度目のアカデミー賞にノミネートされたナタリーが演じるのは、“究極のセレブリティ”にして“悲劇のファーストレディ”、ジャッキーことジャクリーン・ケネディ。このほど、アメリカを代表するファッションアイコンとして、いまなお愛され続けるジャッキーの華やかな衣装画像とともに、その製作秘話がシネマカフェに到着した。伝説のファーストレディであり、アメリカのファッションアイコンでもあった、ジャクリーン・ケネディ。彼女の洗練されたファッションは世の女性の心をつかみ、“ジャッキースタイル”という言葉が誕生、当時の街にはジャッキーの装いを手本にした“ジャッキーマネキン”があふれた。現代においても、トランプ大統領のメラニア夫人がジャッキーを手本としたファッションで公の場に登場するなど、そのスタイルは時代を超えて愛されている。ジャッキーの人生を語るうえで最も重要な要素の1つ、ファッション。本作を製作するにあたり、製作陣は実際に彼女が着用した衣装の数々を完璧に再現することに努めたという。ジャッキーのファッションに対するこだわりは強く、ほとんどがオートクチュールだったため、本作の衣装を手掛けたマデリーン・フォンテーヌも1つ1つを手仕上げ。その衣装は高く評価され、本年度アカデミー賞衣装デザイン賞にもノミネートされた。そのジャッキースタイルの代名詞ともいえるのが、ストロベリーピンクのシャネルスタイルのスーツとピルボックスハットだろう。1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の日に着用していたことで印象深い衣装は、よく“ピンクのシャネルスーツ”と称されるが、実はあのスーツは厳密には「シャネル(CHANEL)」のものではなく、アメリカ製。「シャネル」や「ジバンシィ(GIVENCHY)」などヨーロッパのブランドをこよなく愛していたジャッキーは、アメリカのファーストレディとして公式行事では自国のブランドを着なくてはならなかったため、わざわざヨーロッパから取り寄せた生地をニューヨークの店で、それ風に仕立てていたという。また、そのほかのドレスやスーツにも彼女のこだわりが随所に組み込まれており、どれも魅力的な衣装に仕上がっている。ナタリーがジャッキーになりきった熱演ぶりも見応え十分だが、劇中ほぼ出ずっぱりの彼女の華やかな衣装にも注目していて。『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 Jackie Productions Limited
2017年03月07日女優のナタリー・ポートマン(35)が先月22日、夫ベンジャミン・ミルピエとの第2子となる女児アマリアちゃんを出産した。代理人が発表した。ナタリーの代理人はピープル誌に「ナタリー・ポーマンと夫ベンジャミン・ミルピエの間に2月22日、女児アマリア・ミルピエが誕生しました。母子ともに健康です」とコメントしている。そんなナタリーは今年1月、あるインタビューの中で、まずは赤ちゃんの顔を見ることが重要だと考えていることから、名前の候補は決めていないと語っていた。「まずは赤ちゃんの顔を見ないとね。赤ちゃんの顔を見てから名前を決めるのよ」ナタリーは、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされていたが、先月26日に行われた授賞式の前に出産間近のために出席を辞退すると発表していた。なお、2012年にカリフォルニアで挙式したナタリーとベンジャミンには、すでに5歳の息子アレフ君がいる。(C)BANG Media International
2017年03月07日俳優のブラッド・ピットが先日アカデミー賞式典に出席しなかったのは彫刻制作のためだったという。作品賞に輝いた『ムーンライト』のプロデューサーであるブラッドが同式典に姿を見せていなかったことが一部で話題になっていたが、最近になってそれがアートプロジェクトから離れられなかったからだという説が浮上している。ある関係者はザ・ハリウッド・レポーターに対し、ブラッドがロサンゼルス内にあるスタジオでイギリス人アーティストのトーマス・ハウシーゴとおよそ10日間に渡って彫刻制作に取り掛かっていると明かしたが、その作品がどんなものかについては分かっていない。ブラッドと離婚調停中の妻アンジェリーナ・ジョリーはアートコレクターとしても名高く2500万ドル(約28億円)相当と言われるコレクションの中にはバンクシーやエド・ルシェなどの作品も含まれているという。そしてブラッドは、建築とデザインに対する情熱でも知られており、2012年にはフランク・ポラーロとコラボして高級家具を発表していた。(C)BANG Media International
2017年03月07日米BOX OFFICE MOJOは3月3日~3月5日の全米週末興業成績を発表した。『LOGAN/ローガン』が今週初登場1位にランクイン。マーベル・コミックの『X-メン』のキャラクター"ウルヴァリン"を主人公としたスピンオフ映画シリーズ3作目で、前作に続き、ジェームズ・マンゴールド監督が指揮を執る。原作コミック『Old Man Logan』のエピソードをもとに、主人公・ウルヴァリンを演じるヒュー・ジャックマンと、"プロフェッサーX"役のパトリック・スチュワートの最後の戦いが描かれる。3位の『The Shack(原題)』も今週初登場。全米でベストセラーとなるも、キリスト教の解釈を巡り物議を醸したウィリアム・ポール・ヤングによるスピリチュアル小説『神の小屋』を映画化した作品で、『アバター』のサム・ワーシントンが主役を務める他、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞を獲得したオクタヴィア・スペンサーや、日本人モデル・タレントのすみれがハリウッドデビューを飾った作品としても日本では話題だ。前週初登場トップに立った『Get Out(原題)』は2位に。『レゴ バットマン ザ・ムービー』は2位から4位に転落したものの、公開から4週間で累計興行収入1億4,863万1,801ドルを稼ぎ出している。5位にはローレン・オリヴァーによる同名ヤング・アダルト小説を映画化した『Before I Fall(原題)』。『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』のゾーイ・ドゥイッチ主演で、"リア充"生活を満喫していた女子高生が、同じ毎日を繰り返すタイムループ世界に突如巻き込まれる物語だ。
2017年03月07日ディズニーの名作アニメーションをエマ・ワトソン主演で実写化する『美女と野獣』。この度、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドが歌うエンドソング「美女と野獣/Beauty and the Beast」のミュージックビデオが本国ディズニーの公式YOUTUBEで公開された。主演にエマ、野獣役にダン・スティーヴンスを迎え、そのほかルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、エマ・トンプソンらが共演する。日本語吹き替え版にはベル役に昆夏美、野獣役に山崎育三郎を始め、岩崎宏美(ポット夫人)、村井國夫(モーリス)、吉原光夫(ガストン)、藤井隆(ル・フウ)、成河(ルミエール)、小倉久寛(コグスワース)、濱田めぐみ(マダム・ド・ガルドローブ)、島田歌穂(プリュメット)、池田優斗(チップ)らミュージカル界の実力派が集結している。今回「美女と野獣」を歌うのは、日本はもちろん世界でも圧倒的人気を誇りヒット曲を連発、グラミー賞ノミネートの実績も持つアリアナと、グラミー賞&アカデミー賞の受賞経験もあり、数々のヒットアルバムを生み出すシンガー・ソングライターのジョン・レジェンド。タイトルトラックの「美女と野獣」をデュエットし、新たにレコーディングをした。公開されたミュージックビデオには『美女と野獣』を象徴とする“一輪の深紅のバラ”を彷彿とさせるドレスに身を包むアリアナとジョン・レジェンドの姿が。さらにエマ演じるベルとダン演じる野獣が華麗に踊るシーン、ポット夫人やチップなども登場し、映画さながらの美しい映像に仕上がっている。「美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック<英語版>」は3月22日(水)よりリリース。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月06日巨匠ペドロ・アルモドバルが、数奇な運命に翻弄された“母”と“娘”の愛の物語を紡いだヒューマン・ドラマの『ジュリエッタ』。そのBlu-rayとDVDが、メイキング映像や主演女優インタビューなど、情報満載の特典映像を収録して、6月2日(金)に発売が決まった。同作は、1999年『オール・アバウト・マイ・マザー』でアカデミー賞外国語映画賞を、2002年『トーク・トゥ・ハー』でアカデミー脚本賞を獲得した現代映画界屈指の名監督、ペドロ・アルモドバルの最新作だ。スペインのマドリードを舞台に、12年前に出て行った一人娘を見かけたという知らせを受けた55歳のジュリエッタが、愛する娘に向けていままで言えなかった“真実”を語るストーリー。色鮮やかな映像美も話題を集めた人間ドラマだ。BD&DVDの共通特典として、主演女優インタビューをはじめ、メイキング映像や予告編集などの充実の特典映像を収録予定。また、初回限定特典として特製スリーブケースが付く。2013年にノーベル文学賞を受賞したカナダ人作家アリス・モンローの小説「ジュリエット」を原作に、当代随一のストーリーテラーによる老練な語り口と普遍的なテーマは巨匠アルモドバルが辿り着いた新境地。円熟の極みまで到達した傑作を特典とともに堪能して。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュリエッタ 2016年11月5日より全国にて公開(C) El Deseo
2017年03月06日映画『アナと雪の女王』のエルサ役で知られるアメリカのミュージカル女優、イディナ・メンゼルが3月にジャパンツアーを開催。同ツアーの東京公演にスペシャルゲストとして、俳優、井上芳雄の出演が決定した。【チケット情報はこちら】井上は東京藝術大学音楽学部声楽科在学中の2000年に、舞台『エリザベート』の皇太子ルドルフ役でデビュー。以後、数々の作品に主演。ミュージカルを中心に活躍しながらも、ストレートプレイ、音楽活動、映像にも活動の幅を広げている。今年はNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演、3月に『トニー賞コンサート in TOKYO』、5月にミュージカル『グレート・ギャツビー』に出演予定。イディナ・メンゼルは1996年にミュージカル『レント』でブロードウェイデビュー。空前のヒットを記録したディズニー映画『アナと雪の女王』英語版で”雪の女王”エルサ役を務め、自らが歌った主題歌『Let It Go』で2014年のアカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞。その年の12月31日にはNHK『紅白歌合戦』にNYから衛星中継で出演。2015年2月には米国NFLスーパーボウルで国家斉唱を行い、6月に待望の初来日公演を行った。日米ミュージカルスター、夢の競演は4月1日(土)に東京・日本武道館にて。公演オフィシャルページでは、井上のコメント映像を公開中。気になる方はご確認を。チケットは発売中。■イディナ・メンゼルジャパン・ツアー 20173月29日(水)フェスティバルホール(大阪府)3月30日(木)名古屋市公会堂(愛知県)4月1日(土)日本武道館(東京都)
2017年03月06日前代未聞のハプニングで幕を閉じた第89回アカデミー賞から約1週間。ミスが起きた経緯の説明や“真犯人”の特定も済み、騒動はひとまず収束した。わずか“2分半”の間、作品賞に輝いた『ラ・ラ・ランド』だが、絶好のタイミングで封切られた日本で大ヒット中だ。2月24日に全国約260館で公開された『ラ・ラ・ランド』は、前評判の高さやそれに付随するパブリシティの大量露出によって、映画興行ランキングで初登場第1位を獲得(興行通信社発表)。公開7日目の3月2日(木)時点で、早くも興収10億円を突破し、今年封切りの映画で最速の記録を樹立した。長編アニメを中心に、家族連れ向けの映画が増える春休みにおいて、「大人が観たいミュージカル」としてまだまだ数字を伸ばしそうだ。そんな『ラ・ラ・ランド』の追い風になっているのが、例の作品賞読み間違い事件である。授賞式当日~翌日にかけて、普段ならオスカー関連のニュースをさらっと流すだけの報道系番組がこぞって“世紀の珍事”をオンエア。また、作品賞が訂正された後の『ラ・ラ・ランド』チームの“神対応”にも称賛の声があがった。もし、間違えられた作品が『ラ・ラ・ランド』じゃなかったら…。そう考えると、不幸中の幸いだったと言うほかない。(『ハクソー・リッジ』のメル・ギブソン、『Fences』(原題)のデンゼル・ワシントンあたりなら、ブチぎれそう)そして見事、真の作品賞に輝いた『ムーンライト』の注目度も急上昇中だ。日本での上映が約1か月繰り上げられ、公開日は3月31日(金)に決定。公開規模も拡大される。劇中には「あの夜のことを、今でも、ずっと覚えている」というセリフがあり、宣伝コピーに起用されているが、あの授賞式の夜(現地時間)のことは間違いなく、ずっと記憶に残るはず。天国と地獄と揶揄される両作品だが、読み間違い事件の宣伝効果はバツグンだった。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年03月06日