産業技術総合研究所(産総研)は3月22日、水素ステーション用蓄圧器の損傷評価技術を開発したと発表した。同成果は産総研製造技術研究部門トリリオンセンサ研究グループの藤尾侑輝 研究員、坂田義太朗 研究員、寺崎正 研究グループ長、同研究部門の徐超男 総括研究主幹、九州大学の山辺 純一郎 特任教授、村上敬宜 名誉教授、佐賀大学の上野直広 教授、水素エネルギー製品研究試験センターによるもの。1月12日付の学術誌「International Journal of Hydrogen Energy」に掲載された。水素を貯蔵する方法としては、蓄圧器などの高圧ガス容器での貯蔵が一般的であり、鋼製容器と複合容器の2種類が利用されている。いずれの容器も水素の充塡・放出に伴う加圧・減圧の繰り返しによって生じる容器内部の疲労き裂や水素脆化が懸念となっている。現状は、高圧ガス容器の内部を定期的に目視検査することによって安全性を確保しているが、より簡便に内部の状態を調べることができる検査技術が望まれている。今回の研究では、外部からの刺激によって繰り返し発光する応力発光シートセンサを水素ステーション蓄圧器の損傷診断技術に応用し、水圧サイクル試験中での内部亀裂の可視化および進展度を算出する技術の開発に取り組み、適用可能性を示すことに成功した。応力発光体を用いたセンサは、個々のセラミックス微粒子が力学的刺激により繰り返し発光することが特徴。今回開発した技術では、蓄圧器外表面に接着した応力発光シートセンサーの発光分布を撮影することで、水素ガスの充填・放出の繰り返しによって生じる蓄圧器内面の損傷を2次元的に可視化することができるほか、内部亀裂の進展度を発光パターンの変遷から推測することも可能だという。同技術は、近年整備が進められている水素ステーションの安全・安心への貢献だけでなく、パイプラインや航空機などの安全管理への応用も期待できるという。
2016年03月23日産業技術総合研究所(産総研)は3月16日、アルツハイマー病の原因因子のひとつ「アミロイドβタンパク質(Aβ)」の動態を、生きた神経細胞内や生体内で可視化する技術の開発に成功したと発表した。同成果は、産総研 バイオメディカル研究部門 脳遺伝子研究グループ 落石知世 主任研究員、北海道大学大学院 先端生命科学研究院 北村朗 助教、順天堂大学 医学部 脳神経内科 志村秀樹 准教授らの研究グループによるもので、3月16日付けの英国科学誌「Scientific Reports」電子版に掲載された。アルツハイマー病発症のメカニズムとして近年、少数のAβ分子が重合したAβオリゴマーが細胞に対する強い毒性を有し、これが細胞内に蓄積されることが病気の発症に強く関与するという説が有力になりつつある。しかし従来の方法では、細胞や脳組織の標本を用いた解析しかできなかったため、生きた細胞内でAβのオリゴマー化の状態を直接可視化して毒性との因果関係を詳細に解析する方法の開発が求められていた。これまでにAβと蛍光タンパク質GFPを繋ぐリンカーとして12個以下のアミノ酸から構成されたものが報告されていたが、これらはAβが重合するとGFPの蛍光が消失するため、Aβオリゴマーの観察はできない。今回、同研究グループは、AβとGFPを繋ぐリンカーとして14個のアミノ酸を用いて、Aβ分子の重合体が形成されても蛍光を観察できるAβ-GFP融合タンパク質(Aβ-GFP)を開発した。このAβ-GFPを核磁気共鳴装置や電子顕微鏡、免疫組織化学法、蛍光相関分光法で解析したところ、GFPを融合させたことでAβの重合が一定以上進まず、生体内でも生体外でも2量体から4量体を中心としたオリゴマーの状態で存在することがわかった。これらの特徴を活かすことで、生きた細胞内でAβのダイナミックな動きや、初代培養神経細胞内での蓄積状態などの解析が可能となる。また、重合が進んで繊維状となったAβよりも、オリゴマーのほうがより強い毒性を有することから、Aβオリゴマーの重合の度合いと細胞への毒性との関係などの解析を行うことができる。また、AβとGFPを繋ぐリンカーが短いと、重合の影響を受けてGFPの蛍光は観察されなくなる。そこで同研究グループは、今回発見した現象を利用して重合の状態が検出できるシステムを考案。GFPの蛍光強度の変化を測定することで、Aβの重合を抑える創薬候補物質のスクリーニングに利用できることを実証した。同研究グループは今後、培養神経細胞を用いて、Aβ-GFPの蛍光強度を利用したアルツハイマー病の治療薬や予防薬の候補となる物質をより簡便にスクリーニングできる方法の開発に着手する。また、Aβ-GFPを発現させたトランスジェニックマウスを用いて、アルツハイマー病発症のごく初期に起こる神経細胞内部での微細な変化にAβオリゴマーが与える影響についてより詳細な解析を行い、アルツハイマー病発症のメカニズムの解明や予防に関する研究を進めていくとしている。
2016年03月17日マクロミルは3月15日、同社が提供する「AccessMill(アクセスミル)」と、GMOリサーチが提供するリサーチパネル「CPAT(シーパット)」を連携し、少量のWeb広告配信でも十分な効果検証が可能になるというWeb広告の配信実験調査サービスを開始した。「AccessMill」は、同社が管理するアンケート専用モニターである「マクロミルモニタ」の、Web上の行動履歴(ログ)データとリサーチを組み合わせ、実行動ベースでオンライン広告効果測定やサイト訪問者のリサーチ・分析を行うことができるというサービス。「CPAT」は、GMOリサーチが国内で展開する消費者パネルである「Japan Cloud Panel」をベースに構築されており、Webサイトのアクセス履歴などのCookie情報とモニター情報をひも付けることができるものとなっている。今回の連携により、「AccessMill」で広告内容や接触頻度をコントロールした上で、パネルに対してWeb広告による態度変容や評価などの効果が検証可能になったという。また、Web広告クリエーティブを複数作成した際に、それぞれ異なるパネルにクリエーティブを配信し、接触後すぐにアンケートに回答してもらうことで、どのクリエーティブに対する効果が最も高いかを事前に検証できるとのこと。また、ブランディング効果を最大化させる、有効なフリークエンシーの検証も可能だとしている。これは、Webキャンペーンを実施する際に、好意度や購入意向度などのブランディング効果を最大化させるためには、どの程度のフリークエンシーが最も有効かを事前に把握できるというもの。同社は今後、海外でも「AccessMill」とGMOリサーチが展開する「ASIA Cloud Panel」を連携させることで、より価値のあるデータ活用の実現を推進していくとしている。
2016年03月16日富士キメラ総研は3月11日、企業の業務システムのコスト削減策として、注目されているクラウドサービスの国内市場について調査し、その結果を「2016 クラウドコンピューティングの現状と将来展望」として発表した。同報告書ではクラウドサービスを不特定多数の企業に提供される「パブリッククラウド」、特定業種または複数の企業が共同利用することを想定した「業界クラウド」、特定企業に提供される「プライベートクラウド」、クラウド上で提供されるコンサルティングやインフラ設計/構築、運用サービスなどの中で単独サービスを除いた「ハイブリッドクラウドインテグレーション(単独サービスは各サービスに含めた)」の4つに分け、市場を分析した。また、クラウドサービスに携わる企業の動向も併せてまとめている。同調査によると、2015年度の国内市場規模は2兆1452億円に達すると予測。また、2020年度には2014年度比77.2%増の3兆5089億円にまで拡大すると見込んでいる。パブリッククラウドには外資系ベンダーをはじめ、国内のコンピューターベンダー、SIベンダーのほか、キャリア、ISP事業者など多数がクラウドベンダーとして参入。2016年度の市場はOracleが国内データセンターでのサービスを開始するとみられるなど、グローバルを商圏と考えているメガクラウドベンダーが台頭している。業界クラウドの市場は2015年度に4805億円(見込み)で、そのうち共同利用サービスが72.9%を占める。共同利用サービスを利用している主な業種は金融業、自治体。利用目的はシステム開発・運用コストを抑えることで、その分を他の業務システムや設備などに投資することが可能。特に金融業は、顧客のビッグデータを活用するなどの戦略的システムへの投資を強め、特化型SaaSは、小売り、宿泊業や飲食業など中小規模の事業者が多数を占める業界において、低コストで利用できる点が評価されているとしている。プライベートクラウド市場は、2015年度に1兆140億円に達する見込み。これまで導入に対して消極的であった大手企業も積極的にパブリッククラウドの導入を進めており、オンプレミス型とのハイブリッドクラウドの構築が増えているという。ハイブリッドクラウド市場は高い伸びを予想。2015年度の市場規模は287億円に達すると予想している。今後さらに成長が見込まれ、2020年には840億円まで拡大するとみている。
2016年03月14日インティメート・マージャー(IM)は3月8日、同社が提供する「AudienceSearch(オーディエンスサーチ)」とGMOリサーチが提供する「Cloud Panel for Audience Tracking(CPAT)」の連携を開始した。約4億件のオーディエンスデータ(Cookieのデータを元に個人を特定しないかたちで収集した、ユーザーのWeb行動履歴や属性データ)を保有するというIMのパブリックDMP「AudienceSearch」と、デジタルマーケティング施策の効果を測定・分析できるGMOリサーチのリサーチパネル「CPAT」が連携することによって、「CPAT」のモニターにアンケートを実施すると、回答結果だけでなく回答者のオーディエンスデータも「AudienceSearch」から抽出することが可能となるという。これにより、アンケート回答データに加え、アンケート回答者のオーディエンスデータを基に、興味・関心の高い情報がランキング形式で提供されるようになり、企業のマーケティング施策におけるデータ活用の幅を広げることが可能だとしている。両者の連携を利用するには、GMOリサーチへのアンケート発注が必要であり、料金は個別見積。アンケート回答データおよび頻出キーワード・ランキング納品の場合、参考価格は30万円(税別)から。
2016年03月09日オージス総研は2月25日、ログ収集分析サービス「sumologic」を用いて、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の利用状況を監査支援するサービス「セキュリティログあんしんパック」の提供を開始すると発表した。同サービスでは、セキュリティ監査に関するアラートを通知するほか、「自動メールによる日次レポート(HTML形式)」「ログ検索・閲覧機能、ダッシュボード」を提供する。監視するログは、AWSの各種ログに加え、踏み台サーバの操作ログ(/var/log/secure、/var/account/pact)、データベース(RDS)、ストレージ(S3)のログに対応。ログによって監査できるイベントが異なり、例えば、AWSリソースに対する操作ログ「AWS CloudTrail」については、「ユーザグループ、ロールの作成、変更、削除時にアラート通知」「ネットワークACL、セキュリティグループ、EIP付与などネットワークに関する追加、変更、削除時にアラート通知」「EC2、RDSインスタンスの作成、変更、削除時にアラート通知」「S3バケットの作成、削除、ポリシー変更時にアラート通知」といったことが行える。価格は、ログの保存量、保管期間に応じて異なり、初期費用は10万円、月額費用は9万8000円からとなっている(いずれも税別)。
2016年02月25日振り返っても、あんなにドキドキしたことはない…。今でも忘れられないそんな恋愛、あなたにもありますか?アンアン読者100人へのリアルな恋愛アンケートにも、そんなスペシャルな恋愛体験談が寄せられました。そんな読者のときめきデータをお届け。これを読んで、あなたの最高の恋愛体験を思い出してみて!Q1:自分史上、最高にときめいた恋愛は、何歳ごろの出来事ですか?A1:平均21.9歳最も多かった回答は「16~18歳(高校生の時)」、「20~23歳(社会人になる寸前~社会人)」。「恋愛経験が少なくてピュアだったから」(30歳・営業)という理由からか、10代後半~20代前半くらいまでの恋愛を挙げる人が多かった。なかには「22歳の時の1か月」(24歳・学生)と、かなりピンポイントな回答も。Q2:Q1の恋愛相手と、結婚したいと思いましたか?A1:思った…62%、思わない…32%、その他…6%最高にときめいた恋愛相手と「結婚したいと思った」人が6割超え。これには、「初恋だったから」(34歳・事務)、「当時は『この人しかいない!』と思い込んでいた」(24歳・学生)などの意見が。若さゆえの勢いもあり!?Q3:「大恋愛した相手と結婚したい」と思いますか?A3:思う…51%、思わない…20%、どちらともいえない…29%半数が「できれば大恋愛した相手と結婚したい」と回答する結果に。一方で、“結婚=安定”というイメージからか、「恋愛と結婚はまったく別物」(27歳・デザイナー)と考えている人も少なくないよう。意外と冷静!※『anan』2016年2月3日号より。文・熊坂麻美(C)baona
2016年01月29日みずほ情報総研は1月27日、テレビ・ラジオなどのメディア業界、出版・映像制作などのコンテンツ業界を対象とした経理トータルシステム「Account Cube/BusinessTemplate」マイナンバー対応版の提供を開始すると発表した。「Account Cube/BusinessTemplate」は、複雑な源泉税計算を含む報酬の支払入力、支払調書の発行といったメディア/コンテンツ業界固有の経理処理に特化した会計システム。現場での支払入力から、経費精算、請求書発行、債権債務管理、元帳・財務諸表作成、個別セグメント別の生涯収支までをつなぎ目なくサポートできる。今回提供を開始するマイナンバー対応版は、「特定個人情報の適正な取り扱いに関するガイドライン」に準じた機能を追加。支払先ごとにマイナンバーを登録し、弁護士や税理士への報酬、原稿料や画料、講演料、出演料などの個人事業主への支払調書にマイナンバーを記載することが可能となる。登録したマイナンバーは、ユーザーごとのアクセス権限の設定、会計情報との分離、データの暗号化などによって保護するうえ、参照、更新などのすべての処理に対して詳細な操作ログを取得する。保管期間が経過した後に不要となったマイナンバーについては一括削除機能を実装し、会計システム上でのマイナンバーの管理に関する継続的な運用をサポートする。各種マイナンバー管理サービスと連携することで、同製品ではマイナンバーを保持しない運用方法も可能だ。このような運用方法では、当該システムから連携先サービスに支払調書のデータを受け渡し、マイナンバーの転記を行うことになる。データの連携先として、同社のマイナンバー管理サービス「マイナBANK」でも対応を予定している。
2016年01月28日いま彼はいる?恋してる?ときめきたい?など、いまの恋愛についてアンアン読者100人に赤裸々アンケートを実施!それによると、アンアン世代に、じわじわと「恋愛離れ」が進行中。でも心の中には、恋愛したい気持ちはあると判明。しかも恋愛の「トキメキ」を求めているのは、彼氏がる女子も一緒のよう。アラサ―女子のリアルをアンケート結果とともに公開します!Q:あなたの、今の恋愛状況は?A:彼氏or結婚相手がいる…39%、彼氏はいないが、片思いしている相手がいる…9%、彼氏or片思いの相手もいない…50%、その他…2%Q:今の彼との関係には、満足している?A:とても満足している…38%、まあまあ満足している…31%、どちらともいえない…25%、やや不満がある…3%、とても不満がある…3%彼氏がいるアラサー女性は、「今の彼以上の男性はいない」(30歳・営業)、「尽くしてくれて、とにかく安心できる」(30歳・自営業)など、大半の人が今の関係に満足し、平均で3年以上も付き合っていることが判明。つまり、一度素敵な人をつかまえたら、おおむねが良好な関係を築いて幸せになっているということ。さまざまな経験を重ね、見る目が磨かれている証拠ともいえそう。Q:もしも今、素敵な人と出会ったら、今の彼と別れてその相手と付き合いたいと思いますか?A:どちらともいえない…45%、思わない…35%、思う…20%彼氏との関係に満足する人が多い一方、さらなる出会いにもわりと貪欲なアラサー女性。「今の彼は居心地がいいけど刺激がない」(25歳・マーケティング)のように、付き合ってからもトキメキを求めたり、結婚によりふさわしい相手を求める心理が見える。※『anan』2016年2月3日号より。文・熊坂麻美(C)tomasmikulas
2016年01月28日産業技術総合研究所(産総研)は1月26日、有機デバイスに特有のばらつきを利用して偽造を困難にするセキュリティタグ回路を開発したと発表した。同成果は産総研フレキシブルエレクトロニクス研究センター印刷デバイスチームの吉田学 研究チーム長、栗原一徳 研究員、ナノエレクトロニクス研究部門エレクトロインフォマティクスグループの堀洋平 主任研究員、小笠原泰弘 研究員、片下敏宏 主任研究員によるもの。特許庁の報告によれば、2013年度の模倣品による国内総被害額は1100億円にも上る。一部の製品では、個々の製品に固有の番号を付加して、トレーサービリティーを向上させ真贋判定に役立てているが、バーコードやQRコードなどの印刷された情報や、集積回路に電気的に記録された情報は複製が可能であるため、偽造品や海賊版が正規品として流通してしまうリスクがある。そのため、偽造困難なIDタグなどを利用した、真贋を区別できる製品の需要増加が予想されている。研究グループが開発したセキュリティタグは、作製時に有機デバイスに生じるわずかな素子間のばらつきを利用して、同じ設計の回路それぞれが異なった固有の番号を生成する。今回、大気中での安定性が高い有機半導体と、有機材料と無機材料を用いたハイブリット絶縁膜を用いて、わずか2Vで動作するエラー率の低い回路の開発に成功した。この回路はフレキシブル基板上に作成でき、商品パッケージなどにIDタグとして張り付けることで偽造品などの流通防止や回路自体の改ざん困難性の向上への貢献が期待される。なお、同技術の詳細は1月27日~29日に東京ビッグサイトで開催される「プリンタブルエレクトロニクス2016」で発表される。
2016年01月27日「家にいる時間」をテーマにanan読者200人で作る「anan総研」にアンケートを実施したところ、効率を意識しているとの声が多数。「半身浴をしながら雑誌を読む」(34歳・事務)、「洗濯機を回している間に、家事を片付ける」(27歳・金融)など、時間を効率的に使うため、さまざまな時短術を駆使しているよう。そこで、さらに詳しく知るためにanan総研メンバーの迫屋奈津美さん(27歳・IT関連)、浅井裕美さん(30歳・大学院生)、木下美桜子さん(26歳・IT関連)に、おうちでの過ごし方について語り合ってもらいました。***木下:二人は1日何時間くらい、おうちで過ごしてる?迫屋:平均7時間くらいかな。仕事が遅くまであるから、家に帰ったらすぐにバタンキュー。浅井:私はだいたい10時間くらい。寝る前は、次の日の準備に追われていることが多い。本当はゆっくりテレビを見たり、本を読んだりしたいけど…仕事があるとなかなか難しいよね。木下:私も家にいる時間はだいたい8時間くらいで、そのほとんどは睡眠時間(笑)。起きているときも、やらなきゃいけないことをいかに効率よく終わらせるかばかり考えちゃう。迫屋:効率、大事だよね。何か工夫してることはある?木下:家に帰ったらまず湯たんぽをレンジであたためて、それを肩に乗せたまま掃除したりするよ。あとは、半身浴しながら美顔ローラーでマッサージしたり、雑誌を読んだり。同時進行でやらないと損な気がして。浅井:わかる!私も家では“ながら”ばっかり。お風呂を沸かしながら勉強、ラジオを聴きながらストレッチ…。迫屋:なんでも時短を意識しながらやっていかないと、寝る時間が確保できないよね…。浅井:そうなの。休日には、翌週のおかずを作り置きすることも多いよ。迫屋:えらい~!見習いたい。浅井:節約にもなるしオススメ。木下:じゃあ、家にいる時間で一番幸せを感じるのはいつ?迫屋:寝る瞬間。最近は睡眠環境にもこだわっていて、ちょっといい低反発枕を買ったり、アイマスクをつけて寝たりしてる。浅井:私はアイドルのDVDを観ながら、曲に合わせて踊るとき。余裕があれば部屋を暗くして、ひとりライブ状態(笑)。迫屋:マイワールドに浸れるのもおうちの時間の楽しみだよね。木下:私は湯船に浸かってるとき。普段はいろんなことを考えて頭が休まらないけど、湯船に浸かっているときは心からリラックスできる。休日はペットボトルの水を持ち込んで、長時間こもることもあるよ。浅井:みんなそれぞれの過ごし方があったけど、年を重ねるにつれ、おうち時間の充実を求めるようになったのかも。迫屋:そうだね。睡眠アイテムや家電に投資するようになったのも最近だな。外で遊ぶのも楽しいけど、だんだん家でくつろぐ価値がわかってきたというか。浅井:おうち時間をどう過ごすかが、次の日の自分のコンディションを決めるしね。今日は帰って、どう過ごそうかな…♪※『anan』2016年1月27日号より。文・中村朝紗子(C)winterling
2016年01月25日anan読者200人で作る「anan総研」のメンバーに、「家にいる時間」をテーマにアンケートを実施。そもそもみんなどのくらい家で過ごすの?という質問をしてみると、平均9時間という結果に。そのうち睡眠に占める時間は5.8時間、家事に占める時間は1時間とのこと。では、それ以外の時間は、どんなことをしているのでしょうか?■平日、家で何をして過ごすことが多いですか?1位睡眠2位SNSを見る、更新する3位家事4位テレビ、映画5位インターネット(SNS以外)■休日、家でどんなことをして過ごしていますか?・インターネットで予約が必要なお店(レストランや美容院等)をまとめてチェック(32歳・営業)・庭にピザ窯があるので友人を招いてピザパーティ!(30歳・教育関連)・昼前まで寝てしまうことが多いけど、ジムに泳ぎに行くことも。(25歳・広告)・録画した番組の消化や、ネット動画を見る、アプリなど。(27歳・自由業)・ちょっと凝った料理に挑戦。(29歳・事務)■何をしているときに一番幸せを感じますか?・次の日も休みでゆっくりテレビを見ながら用事を片付けているとき。(32歳・営業)・旦那さんとおうちカフェ。(28歳・事務)・ゆっくりと入浴して、スキンケアをしっかりできたとき。(29歳・営業)※『anan』2016年1月27日号より。文・中村朝紗子(C)tatchai
2016年01月25日一般ユーザーの8割以上がインターネット動画を視聴しているが、セットトップボックスについては認知度・利用度共にまだ低い実態が、楽天リサーチが1月22日に発表した「インターネットでの動画視聴とセットトップボックスに関する調査」の結果から浮かび上がった。同調査は同社が1月8日・9日において、同社に登録しているモニター約230万人のうち全国の20~60代の男女1,000人を対象にインターネット経由で実施したもの。インターネットで動画を見るか尋ねたところ、見ている人が全体の81.3%、見ていない人が18.7%であり、8割以上がインターネットで動画を見ている。見ている人を年代別に見たところ、30代が91.0%と最も高く、20代の88.0%、40代の84.0%と続いた。最も少ない60代でも69.5%と約7割がインターネットで動画を見ており、インターネットでの動画視聴は一般的に普及しているといえる。インターネットで動画を見る回答者に視聴の頻度を尋ねると、全体では、「週1、2回」が28.8%で最も多く、次いで「毎日(24.6%)」、「週3、4回(18.6%)」であり、7割以上が週に1回以上はインターネットで動画を見ているという結果になった。男女別では、男性が30.5%、女性が18.2%と女性より男性のほうが毎日視聴をしている割合が高く、その差は12.3ポイントだった。特に、20代男性の4割(39.1%)が毎日見ていると回答している。年代別では、20代と30代は「毎日」(20代が32.4%、30代が26.9%)視聴している割合が最も多いのに対し、40代以降は「週1、2回」(40代が29.8%、50代が43.9%、60代が28.8%)の割合が最も高く、年代が上がるにつれてインターネットでの動画の視聴頻度は低くなる傾向にある。インターネットで動画を見る際に利用するサービスを尋ねたところ、「YouTube」が94.8%と最も多く、続いて「ニコニコ動画」(25.1%)、「GYAO!」(17.5%)の順であり、無料で視聴できる動画を提供するサービスが上位3つを占めた。セットトップボックス(STB)を知っているか尋ねると、知らない人が81.7%で認知度は高くない。性別で見ると男女間で16.2ポイントの差があり、セットトップボックスを知っている男性は女性に2倍以上多く、男性の方が新しい端末に敏感な傾向だと同社は見ている。セットトップボックスの利用についても94.9%が利用していないと回答しており、認知度・利用度共に低い。セットトップボックスの利用者にその種類を尋ねたところ、「Apple TV」が43.1%で最も多く、以下「Chromecast(27.5%)」、「Nexus Player(17.6%)」の順だった。現在セットトップボックスを利用していない回答者に興味があるか(今後利用したいか)と尋ねると、「はい」が22.7%、「いいえ」が77.3%だった。セットトップボックスの利用率は約5%であったため、既存ユーザーの4倍以上の潜在ユーザーがいると同社は推測する。セットトップボックスで利用したい、インターネットの動画視聴以外のサービスを尋ねたところ、「ショッピング(41.1%)」、「天気チェック(33.9%)」、「ニュースチェック(29.8%)」の順だった。性別で比較する、「レシピ検索」と回答した人は女性が男性と比較して3倍以上多く、女性ならではの意向が見られたという。
2016年01月25日産業技術総合研究所(産総研)は1月21日、電気を通す透明ラップフィルムを開発したと発表した。同成果は、産総研 フレキシブルエレクトロニクス研究センター 印刷デバイスチーム 吉田学 研究チーム長、植村聖 主任研究員、延島大樹 産総研特別研究員、およびトクセン工業らの研究グループによるもので、1月27~29日に東京ビッグサイトで開催される「プリンタブルエレクトロニクス2016」で発表される。同ラップフィルムは、二枚の柔軟なフィルムの間に極細金属ワイヤが波状になるようにはさみこまれた構造となっており、極細金属ワイヤには、弾性の高い線径9μmのピアノ線を利用。これにより波状ワイヤの頭頂部の曲率半径を大きくでき、伸縮する際にも金属疲労が起こらず、断線に強い高伸縮性の導電性ラップフィルムを作製することができた。一般に、視力1.0の人が30cmの観察距離で認識できる物体の最小サイズは50μm~100μmと言われている。今回用いた線径9μmのピアノ線を目で認識することは難しく、同ラップフィルムには十分な透明性が確保されている。また、波状の極細金属ワイヤによりフィルムは導電性を示すが、ワイヤを波状に配線しているので、伸縮時にもワイヤ自体の長さは変わらず、原理的に電気抵抗は変化しない。そのため、LED用の配線としてこの波状ワイヤを用いた場合、フィルムを伸縮してもLEDの発光輝度は揺らがない。さらに極細金属ワイヤは非常に強靭であり、同ラップフィルムを折り畳んでハンマーで叩打しても断線しなかったという。また同研究グループは今回、同ラップフィルムに静電容量変化検出回路を接続し透明で柔軟なタッチセンサーを作製した。極細金属ワイヤが配置されている場所に触れると静電容量が変化し、触れたことが検出できるというものだ。今後は製造プロセスの効率化により量産体制を確立するとともに、同フィルムを用いた曲面タッチパネルやウェアラブルセンサーなどへの応用を目指していくとしている。
2016年01月22日野村アセットマネジメント、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー、野村総合研究所は21日、三社均等出資で「ウエルス・スクエア」を設立したと発表した。新会社は、ファンドラップ・サービスの業務プラットフォームを構築し、業務提携先の金融機関を通じてファンドラップ・ビジネスを展開する。NAM、NFR&T、NRIの3社は、新会社を通じて金融機関に資産運用とシステムの両面から付加価値の高いサービスを提供するとともに、個人投資家のニーズに応える資産運用ソリューションを提供することにより、貯蓄から投資への流れの推進に貢献するとしている。営業開始については、関係当局への登録等を行った上で、2016年上半期を予定しているという。○新会社の概要1.商号 : 株式会社ウエルス・スクエア(Wealth Square Co., Ltd.)2.本店所在地 : 東京都中央区日本橋1-7-93.事業内容 : 投資運用業及び投資助言・代理業に係る業務4.設立 : 2016年1月21日5.資本金 : 7億5,000万円(資本準備金7億5,000万円)6.代表者 : 代表取締役社長 竹崎竜二氏
2016年01月21日産業技術総合研究所(産総研)は1月18日、常温で微弱なテラヘルツ波パワーを高感度で測定できるセンサーを開発したと発表した。同成果は、産総研 物理計測標準研究部門 高周波標準研究グループ 飯田仁志 研究グループ長、木下基 主任研究員、レーザ放射標準研究グループ 雨宮邦招 主任研究員らの研究グループによるもの。テラヘルツ波は、ミリ波と赤外線の間の周波数領域に位置する100GHz~10THzの周波数の電磁波であり、次世代の超高速無線通信や材料分析、空港でのセキュリティー検査など、生活の利便性向上や安心・安全確保のために、新たな産業への応用が期待されている。一方、テラヘルツ波を利用した装置を実際に設計・開発するには、送受信するテラヘルツ波パワーを正確に測定する必要があるが、これまで微弱なテラヘルツ波パワーを精度良く定量的に測定する技術はなかった。今回、同研究グループは国家標準として産総研が確立してきたマイクロ波やミリ波などといった電磁波のパワーを精密に測定する技術を活用し、微弱なテラヘルツ波パワーを常温で正確に定量的測定する方法の開発に取り組んだ。今回開発されたセンサーは、テラヘルツ波の吸収によって発生する熱を熱電変換素子により電気信号に変え、その信号をもとに発生した熱と同等の直流電力とし、それを精密に測定して、テラヘルツ波パワーを定量的に求めることができるもので、検出部には、熱伝導性が高く、テラヘルツ波を効率よく吸収できる吸収体を用いている。検出部の周囲には真空断熱材を利用した多層の断熱遮蔽を施し、外部からの熱擾乱の影響を極限まで抑えているため、液体ヘリウムによる極低温状態を必要としない。同センサーを用いて、室温23℃の環境で微弱な1THzのテラヘルツ波の照射を300秒間隔でオン、オフして測定した結果、約30nWの微弱なテラヘルツ波パワーを測定できることがわかった。従来の測定法では、1μWまでしか測定できなかったため、今回開発されたセンサーはその30倍以上の感度を実現したことになる。今後は、測定時間の短縮や測定できる周波数領域を1THzから拡張するよう改良するとともに、測定精度の向上などさらなる高度化を進めていくという。また、テラヘルツ波による材料分析などへの応用技術や、テラヘルツ分光装置の精度評価技術などについても研究する予定であるとしている。
2016年01月18日日本マイクロソフトとソフトバンク・テクノロジー(SBT)は12月21日、産業技術総合研究所(産総研)がクラウドグループウェア移行することに伴い、Office 365を導入したと発表した。産総研は、職員・研究者の約9000人が利用する情報共有基盤をGoogle AppsからOffice 365へ移行。およそ2カ月をかけて実現し、運用を開始した。同研究所は、公的研究機関として、東日本大震災規模の災害時や緊急時においても、産総研の研究機関としての業務機能を維持し、職員・研究員の連絡手段を確保するためのBCP対策や世界基準セキュリティが担保されるシステムの構築という課題があり、今回の導入に至ったという。SBTは、同社オリジナル移行ツールと、BitTitanのクラウド型の移行ツール「MigrationWiz」を利用し、フォルダ構成やアクセス権限を維持しながらのデータ移行を実現した。
2015年12月22日産業技術総合研究所(産総研)は12月21日、生きた細胞内に導入したDNAが分解される機構をリアルタイムに可視化する技術を開発したと発表した。同成果は、同研究所 バイオメディカル研究部門 バイオアナリティカル研究グループ 佐々木章 研究員と、北海道大学 先端生命科学研究院 金城政孝 教授ら、理化学研究所 生命システム研究センター 神隆 チームリーダーらの研究グループによるもので、9月24日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。今回の研究では、最先端の顕微鏡技術であるラスター画像相互相関分光法(ccRICS)の原理を利用し、多数のタイムラプス顕微鏡画像を一括して解析し動画とするプログラムを開発した。これにより、生きた細胞のなかでダイナミックに進行する生命現象である「外来DNAの分解」を時空間的に可視化することに成功した。DNAが分解されたかどうか判別するためには、導入する外来DNAを2色の蛍光色素で標識し、ccRICSで分子の運動を観測する。この2色の蛍光シグナルが同時に変動するか、別々に変動するかを解析することで2色の蛍光色素の分離、すなわちDNAの分解を検出することができる。今回は研究対象としてMEF細胞とHEK293細胞を使用。MEF細胞は遺伝子導入の効率が悪く、HEK293は遺伝子導入によるタンパク質発現が容易な細胞として知られている。この効率の差には、細胞内のDNA分解活性が関与しているという仮説を立て、作製した蛍光標識DNAをMEF細胞とHEK293細胞に注射しccRICSでDNAの分解を可視化した。この結果、MEF細胞ではDNAが細胞質において5分以内に分解を受けており、一方でHEK293では顕著な分解は見られなかった。これは見いだした細胞内でのDNA分解活性が外来遺伝子発現効率と負の相関を持つという仮説を支持することに加え、細胞の種類によって細胞質内のDNA分解活性が異なるという新しい概念の発見であるといえる。また、遺伝子導入に用いるDNAは今回のモデルDNAよりも大きく移動速度が遅いため、細胞質での滞留時間が長くなる。したがって、このような分解を制御することは外来遺伝子発現効率の向上につながる可能性がある。同研究チームは今後、DNAの分解メカニズムがどの分子によって担われているかを明らかにし、遺伝子治療や核酸医薬だけでなく、DNA代謝と疾患の関係などに広く展開していくことを目指すとしている。
2015年12月22日産業技術総合研究所(産総研)は12月11日、圧縮機を用いないで、ギ酸から高圧水素を連続的に供給する技術を開発したと発表した。同成果は、産総研 化学プロセス研究部門 マイクロ化学グループ 川波肇 研究グループ長、井口昌幸 特別研究員、再生可能エネルギー研究センター 姫田雄一郎 水素キャリアチーム付らの研究グループによるもので、12月10日付けの独科学誌「ChemCatChem」に掲載された。水素ステーションにおいて、水素の圧縮に用いる圧縮機は設備費の約30%を占めるうえ、水素の圧縮にかかるコストは、供給する水素価格の約50%に達するため、省エネルギーで低コストの高圧水素製造技術の実現が望まれている。同研究グループが今回開発した技術は、イリジウム錯体によってギ酸から水素を効率的に発生させる反応により、化学エネルギーを圧力エネルギーとして取り出して高圧水素を得るもの。ギ酸とイリジウム錯体触媒を耐圧の反応容器に入れ、80℃で反応させると容易に40MPa以上の高圧の水素と二酸化炭素のガスを連続的に発生させることができる。また、ギ酸から発生した水素と二酸化炭素からなる30MPaの高圧ガスをマイクロ熱交換器で素早く-10℃まで冷却したところ、均一相の状態から、気相と液相の2相に分離した。さらに冷却温度を-50℃まで低くして上部の気相の成分を測定すると、水素が85%となった。これは、得られた水素と二酸化炭素が超臨界流体として均一相であった状態を、一気に冷却して高圧状態へ変化させると、気相と液相の2相に分離する現象を利用している。同研究所によると、同方法を用いれば、理想的には93%にまで水素を精製することができ、将来、より迅速に冷却が可能な熱交換器の導入や、別途高圧下での二酸化炭素の吸収除去技術を併用すれば、実用に耐えうる99.99%以上の純度の高い高圧水素をギ酸から得られるとしている。
2015年12月11日MM総研は12月10日、「ITデジタル家電購入意向調査 (2015年冬ボーナス商戦編)」を発表した。ボーナスの支給額は改善傾向にあり、購買意欲も着実に回復しているという。ボーナスの使い道として商品・サービスの購入を挙げた人においては、キッチン家電やIT・デジタル家電製品の購入意向が目立って増加した。アンケートは、インターネットアンケートサービス「NTT コム リサーチ」にて実施。20歳以上の就業者1,090人を対象に「冬のボーナス商戦」に関する調査を行った。冬のボーナス支給額に関する質問では、「昨冬より増加する」と答えた割合は12.9%だったのに対し、「減少する」と答えたのは6.2%。2015年夏に実施したアンケートで「今夏のボーナスが増加する」と回答したのは15.3%だったため、夏と比較するとやや減少している。しかし、「増加する」の回答が「減少する」の回答数を上回っている状態は連続していることから、ボーナス支給額の改善は続いていると思われる。また、冬のボーナスによる購買意欲については「昨冬と比べて上がった」と回答した層は、今夏の10.3%からやや増加した13.3%となった。反対に、「下がった」と回答したのは17.2%で、MM総研によればここ数年のなかでは低い数字。このことから、消費者の購買意欲も着実に回復傾向にあるといえそうだ。冬のボーナスの使い道については、「商品・サービスを購入する」と回答したのが全体の38.1%。これは今夏の32.8%と比べると増加しているものの、2014年冬の45.4%からは減少している。一番回答比率が多かったのは「貯蓄・運用」の60.9%だが、「まだ決めていない」との回答も22.5%あった。ボーナスで購入する製品を複数回答で尋ねたところ、目立って増加したのは「キッチン家電・生活家電」(13.6%)、「IT デジタル家電」(33.1%)、「遊園地・娯楽施設」(7.3%)である。2014年冬からの増加比率が一番高いのは「キッチン家電・生活家電」で、2014年冬の7.4%から6.2ポイント上昇している。購入したいITデジタル家電のランキングでは、「薄型テレビ」が全体の9.3%で、2014年冬と同様にトップをキープした。ついで「ノートパソコン」が7.9%、さらに「スマートフォン」が6.3%と続いた。特にスマートフォンは2014年冬から3.1ポイント増の6.3%。低価格のSIMフリースマートフォンのラインナップが充実してきたことが影響している、とMM総研は分析している。
2015年12月10日産業技術総合研究所(産総研)は12月7日、半導体ICチップの偽造を防ぐ「ICの指紋」を低コスト、高信頼性、コンパクトに実現できる素子とそれを用いた回路技術を開発したと発表した。同成果は、同研究所 ナノエレクトロニクス研究部門 ナノCMOS集積グループ 大内真一 主任研究員、柳永勛 上級主任研究員、松川貴 研究グループ長、エレクトロインフォマティクスグループ 堀洋平 主任研究員らによる研究グループによるもので、12月9日(現地時間)にワシントンD.C.にて行われる「国際電子デバイス会議(2015 International Electron Devices Meeting:IEDM)」にて発表される予定。今回開発された「指紋」発生回路は、「指紋」となるICチップの固有番号を、「多結晶シリコンFinFET」で構成したSRAM回路によって発生するもの。このSRAM回路の起動時の初期値が0になるか1になるかは、製造時の素子性能のばらつきを反映して決まり、起動ごとに同じ値を示す。「指紋」発生回路には複数のSRAM回路が用いられ、SRAM回路数のビット数の番号を発生させることができる。個々のSRAM回路の初期値は製造工程でランダムに決まるため、発生した番号はICチップに固有の番号となる。固有番号ビット数を多くすれば同じ固有番号を持つ確率は小さくなるので、そのICチップを複製や偽造することはできない。今回の研究では、多結晶シリコンFinFETを用いた「指紋」発生回路が、通常型FinFETの回路の3倍以上の安定性で固有番号を発生でき、高い確度でICチップを認証や同定できることが明らかになった。通常型FinFETの回路で128ビットの固有番号を同等の安定性で発生させる場合に比べ、多結晶シリコンFinFETの導入によって、少なくとも約15000トランジスタ分の回路を省略できると見積もられる。同技術で用いられる多結晶シリコンFinFETは、作製工程の初期段階にIC基板の一部に多結晶シリコン薄膜を堆積させた後、標準的なFinFET素子と同一の製造工程で同時に形成されるため、短工程で終了することができる。また、製造工程の条件が変化した場合でも発生される固有番号に偏りは生じないという。同研究所は今後、製造工程の後工程で認証用回路のトランジスタを挿入する、デバイスレベル三次元構造への適用を検討していくとしている。
2015年12月07日anan読者200人超で作る「anan総研」。今回のテーマは「コンビニ活用法」。anan総研メンバー約9割が、1000円未満の小さなお買い物にコンビニを利用しているよう。食べ物やコーヒーなどのドリンク、お菓子を買う人が主流。他にも様々な活用法を聞いてみました!Q:コンビニでの一回の買い物ではいくら使いますか?1位500~1000円(63%)2位500円未満(32%)3位1000~2000円(3%)4位2000~3000円(2%)Q:買い物以外にどんなサービスを利用している?1位ATM2位チケットの支払い3位公共料金の支払い4位写真の印刷、コピー5位宅配サービス7割以上が活用していたATM。ほかにも各種料金の支払いなど、お金に関する便利なサービスを利用している人が多かった。なかには「暇つぶしに行く」(25歳・会社員)、「FAXを送る」(30歳・自営業)という声も。Q:コンビニを選ぶ決め手は?「ベーカリーもあって便利な近所のナチュラルローソンが好き」(29歳・モデル)、「ファミチキが好きなので、ファミマによく行く」(29歳・営業)、「コーヒーが美味しいのはセブン‐イレブン」(30歳・営業)、「夏はよくミニストップでソフトクリームを買う!」(26歳・飲食)Q:あったらいいな、という理想の商品やサービスを教えて下さい。「最近見かけるけど、新鮮な野菜はあると助かる」(29歳・営業)、「コンビニ発のクレンズジュース。急遽予定が空いたときにデトックスできる」(25歳・自由業)、「オーガニック系のサラダやお菓子、ヘルシーでおいしいものが増えてほしい」(26歳・クリエイティブ)、「スマホの画面修理」(30歳・IT関連)。※『anan』2015年11月18日号より。文・重信 綾(C)TAGSTOCK1
2015年11月16日女性は下着をどのくらい持っているの?anan読者200人超で作る「anan総研」では「下着事情」と題して、持っている下着の数を聞いてみました。すると、ブラジャーは1位「7~9枚」44%、2位「10枚以上」30%、3位「3~6枚」16%、4位「20枚以上」10%。ショーツは1位「7~9枚」33%、2位「10枚以上」32%、3位「20枚以上」29%、4位「3~6枚」6%という結果に。anan総研メンバーの平沢由貴さん(28歳・看護師)、ericoさん(31歳・アーティスト)、高木晴香さん(32歳・放射線技師)の3人に下着について語っていただきました。* **平沢:みんなのアンケートを見ると、ブラを10枚以上持っている人は全体の40%。ショーツにいたってはなんと60%以上!erico:やっぱり下着は女子ならではの楽しみだよね。高木:でも、下着って買い替えるタイミングが本当に難しい。二人はどんな時に下着を買う?erico:私は春と夏のセールの時にまとめて買い足すようにしているよ。定価より3割くらい安くてお得なの。平沢:それは賢い!いつも買うブランドは決まっているの?erico:うん。最近は補整下着にハマっていて、同じブランドで揃えているよ。高木:そうなんだ。私も前は補整下着を使っていたよ。でも、ちょっと高いよね…(苦笑)。erico:たぶん洋服よりも経費がかかってる(笑)。でも、補整下着を使いはじめてからサイズが2カップもあがったの。平沢:え、2カップも!?erico:そうなの。それに、昔は補整下着って高額なイメージだったと思うけど、最近は上下で1万円台のものもあるから、トライしやすいと思う。高木:私が使っていたのは、わりと本気の補整下着だったから(笑)、トータルで30万~40万円はかかってたかも。ガードルにボディスーツ、ウエストニッパーまでついて、“ロボコップ”みたいだったから、デートの時はちょっと気まずかったな。erico:私も経験あるよ(笑)。平沢:やっぱりメリット、デメリットはいろいろあるよね。私は補整下着ではないけど、下着を買う時には機能性をしっかり重視するようにしているよ。高木:私も試着は絶対にする!同じサイズでも、ブランドによって微妙に差があったりするから、ちゃんと自分に合うかどうかは確認するようにしてる。平沢:この苦労は、男性にはわからないはず…。高木:確かに。男の人って、女子が思っている以上に下着に興味ないんだよね(苦笑)。erico:別に褒められるわけでもないしね。これが可愛い洋服なら、デート前日に壁にかけて、「明日はこれを着よう♪」って眺めるのも楽しいけど、下着は飾らないから(笑)。つまり、究極の自己満足なのかも。平沢:でも、手を抜いたら女としてダメな気もするし…。erico:そうそう。3枚セットで1000円とかは嫌だな(笑)。もし結婚して子どもができたりしたら、下着にお金を割けなくなるかもしれないけど、今はまだ諦めたくない!※『anan』2015年11月11日号より。文・瀬尾麻美(C)Milan Zeremski
2015年11月09日電通総研は11月5日、就寝前にふとんに入ってからのメディア接触、とりわけ映像(テレビ番組やネット動画など)の視聴習慣に着目した「就寝直前の映像視聴実態調査」を実施し、その結果を公表した。同調査ではまず、事前調査として9月25日~28日の期間に、全国の15歳~49歳までの男女1万人を対象に「就寝前にふとんに入ってからテレビやネット機器で映像を視聴する習慣」の有無について質問。これによると、テレビやネット機器で映像を視聴する習慣があると答えた人は、全体のおよそ3人に1人で、10代では男女ともに約半数(男性49.6% / 女性50.0%)に上る。視聴方法別に見ると、全体で最も多かったのは「テレビで放送中の番組を視聴する(19.6%)」で、テレビのリアルタイム視聴が依然としてポピュラーな映像視聴方法であることがわかった。また、ほとんどの視聴方法において、男女を問わず10代・20代の若年層が30代・40代よりも活発なことがわかった。特に、男女10代においては、すべての映像視聴方法の中で動画共有サイトを最もよく利用しており、スマートフォンやタブレットなどのネット機器の普及により、若い世代の間ではベッドサイドでの新たなメディア利用シーンが生み出されていることがうかがえる。○ユーザーは何を見ている?同調査では、事前調査にて映像視聴習慣のあると回答した1,000人に対し「視聴ジャンルや視聴時の気分」について聞き取りを実施。就寝直前に習慣的に映像視聴している人が視聴する映像の分野について、視聴機器を問わず46のジャンルで質問したところ、「バラエティー(45.1%)」が最も多く、次いで「お笑い(34.0%)」「アニメ(映画を除く)(33.7%)」という結果に。10位以下には、「インターネット情報」や「衝撃映像/レア映像」「ゲーム情報」「
2015年11月06日産業総合研究所(産総研)は11月2日、空間の利用者と複数の設計者が協調して空間をレイアウトできるシステム「Dollhouse VR」を開発したと発表した。同システムは、産総研 人間情報研究部門 デジタルヒューマン研究グループ 多田充徳研究グループ長、サービス観測・モデル化研究グループ 蔵田武志研究グループ長らと、東京大学大学院情報理工学系研究科 五十嵐健夫教授らの研究グループが、がんこフードサービスと共同で開発したもの。兵庫県神戸市で開催されるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する国際会議「SIGGRAPH ASIA 2015」のEmerging Technologies(技術展示部門)で11月3~5日に発表される。同システムは、「空間レイアウトインターフェース」と「没入型インターフェース」で構成されている。空間レイアウトインターフェースでは、予め用意されている家具や壁などのバーチャルなオブジェクトを、設計者がタッチパネルを用いて設置・追加・消去したり、設置場所を変更したりできる。また、没入型インターフェースは、設計者がレイアウトした空間へ、体感者が一人称視点で没入できるインターフェースで、市販の頭部搭載型ディスプレイを装着してバーチャルな空間を見回しながら、ジョイスティックを操作して空間内を自由に移動できる。なお、タッチパネルには、体感者のキャラクターが表示されるので、設計者は体感者の位置や動きを確認することができる。さらに、操作を行う設計者と設計された空間の体感者をシームレスにつなぐためのコミュニケーションを支援する二つの機能も備えている。ひとつ目は、指さし動作を視覚化して設計者と体感者で共有する機能。設計者がタッチパネル上に指を置くと、体感者のディスプレイにもその指が表示される。二つ目は、設計者の表情や議論している様子がタッチパネルに備わっているWebカメラにより撮影され、リアルタイムにバーチャル空間の天井に表示させることができる機能。今回の開発では、全国に店舗を展開しているがんこフードサービスと連携し、システムの必要要件の摘出から、実装・実証実験までを共同で行った。実証実験では、同社が新規オープンを予定していた店舗を同システムで再現。店舗の空間レイアウトに携わる同社の従業員が、同システムを用いて、空間レイアウトの検討を行ったという。
2015年11月02日産業技術総合研究所(産総研)は11月1日、部素材のバリューチェーン強化を目指す「材料・化学領域」の3つ目の研究センターとなる「機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター(CD-FMat)」を設立したと発表した。同研究センターは、機能性部材・デバイスの相反する機能を解明する新たな計算手法の開拓だけでなく、計算手法に大規模化や粗視化の導入を行っていくことを目的に設立されたもの。ミクロからマクロにつながるマルチスケール計算材料設計手法を構築し、「材料の機能、物性パラメータ」、「材料の化学構造」および「材料の合成プロセス」の関係を決定するための技術開発を推進。企業などが研究課題を持ち込んで集中研究を行うためのコア機能として、材料設計手法を開発し産業界への普及を図るとともに、大学・研究機関とも協力しつつ、開発した設計手法をより広く応用するオープンイノベーションハブを構築するとしている。また、5月1日に設立された「人工知能研究センター」と連携し、材料開発研究のインフォマティクス化を強力に進めていくとしている。
2015年11月02日anan読者200人超で作る「anan総研」。今回のテーマは「ここだけの秘密」。anan総研メンバーの6割近くが「絶対に言えない秘密」があると回答。「本心も悩みも一切他人に言わないので、秘密なんて数え切れないほどあります(笑)」(30歳・事務職)と、なかには強者もチラホラ。一体どんな秘密なのでしょうか?Q:誰への秘密?1位パートナー2位家族3位友人4位同僚・上司5位すべての人Q:その秘密、バレたらどうなる?A:「どんびきして夜の生活がなくなるのでは…」(30歳・事務)、「破局」(22歳・学生)、「引かれるし怒られるし別れさせられると思う(笑)」(28歳・事務)、「最初は拒否反応があると思うが、時間が経てば、解決すると思う」(34歳・アパレル)、「20年前だからセーフ…なのかな?」(32歳・学生)。Q:こっそり聞きました。ここだけの秘密。A:「昔、有名人と付き合っていた」(29歳・営業)、「彼はただテレビで見るレベルのファンだと思っているけど、実は有名人のおっかけをしている」(30歳・事務)、「パトロンがいた!」(28歳・事務)、「彼と結婚する前に、前に好きだった人ともう一度会おうかなって思っていること」(26歳・事務)、「秘密の恋の話。あー、これはananの方にもお話しできません(笑)」(24歳・芸能)。Q:親しい人の「あり得ない…」秘密を知ったことは?A:「友人が、不倫相手がきっかけで就職先を見つけていたこと」(25歳・マーケティング)、「私と付き合う前に、彼氏が親友とセフレだった」( 22歳・学生)、「同級生が整形をしていた…」(29歳・主婦)、「両親が年齢を詐称していました(笑)」(34歳・アパレル)、「付き合う直前までいった人にDV歴があった」(28歳・設計)。※『anan』2015年11月4日号より。文・薮内加奈(C)nandaBGD
2015年11月02日産業技術総合研究所(産総研)は10月19日、従来より公開している化学物質リスク評価のための大気モデルADMERおよび河川モデルSHANELに、化学物質の漏洩事故を想定した新たな機能を追加し、ADMER Ver.3.0.およびSHANEL Ver.3.0として公開した。ADMERは気象、人口などの基礎データを内蔵し、排出量と簡単な物性を入力すれば化学物質の大気中温度、沈着量などを詳細な空間解像度で推定することができ、国、自治体、企業などで活用されている。今回の機能向上では、自然災害や産業事故で汚染物質が突発的に放出されるような場面でも利用できるように、時間解像度の向上による短期間評価への対応や、ワーストケース条件の抽出、各地点での全ての発生源からの影響の割合を知ることができるソースリセプターマトリックス解析機能などを追加し、短時間の汚染状況の推定に対応した。一方、SHANELは河川流域での化学物質のリスク評価に必要な河川水中濃度を推定するモデルで、全国の人口、土地利用、下水道などの3次メッシュ(約1km格子)単位の流域データを搭載し、気象データや化学物質の排出量と基本的な物性を入力するだけで河川水中の濃度をコンピュータ上で計算することができる。主に大手洗剤企業などで界面活性剤の生態リスク評価に活用されてきたが、今回の機能向上ではより短期間の評価を可能とするとともに、空間解像度の向上により従来よりも小規模な範囲での解析を行えるようなった。また、流量が少ないワーストケースでの濃度推定を短時間で行える機能も追加されている。産総研は今後、両モデルを日本国内だけでなく、日本企業が海外でも活用できるように、国際版の開発を進めるとしている。
2015年10月20日産業技術総合研究所(産総研)は8月12日、単層カーボンナノチューブ(単層CNT)、ゴム、ゲルといった柔らかい炭素系材料だけで構成されるトランジスタを開発。ハイヒールで踏まれるという大きな圧力に対しても壊れずに特性を維持するなど、さまざまな負荷(伸縮、曲げ、ねじり、圧縮、衝撃)をかけても壊れないことを確認したとする。同成果は、産総研 ナノチューブ実用化研究センター CNT用途チームの関口貴子 主任研究員、田中文昭 元産総研特別研究員らによるもの。詳細は米国の学術誌「Nano letters」(オンライン版)に掲載された。今回の研究は、単層CNTを用いた技術開発の一環として、その電気的特性とネットワーク構造を利用して、伸縮性のある導電性単層CNTゴム複合材料をトランジスタの電極とし、同時にトランジスタのチャネルに半導体的性質を持つ単層CNTを用いて、柔らかい材料だけからなるトランジスタの開発に取り組んだというもの。具体的にはソース、ドレイン、ゲートに用いる電極に導電性単層CNTゴム複合材料、チャネルに半導体的性質の単層CNT、絶縁層にイオンゲル、基板にシリコンゴムを用いたサイドゲート型トランジスタを製造。特性としては、オン電流が-50μA、オンオフ比は104で、これまで報告されているフレキシブルトランジスタと同等の性能だとする。また、実際にハイヒールで踏まれた際の圧力(約2.5MPa)前後のトランジスタ特性を調べたところ、オン電流、オンオフ比などのトランジスタ特性にほとんど変化がないことが確認されたという。なお、産総研では今後、トランジスタだけではなく、柔らかいセンサやエネルギーデバイスと統合することで、医療用の人体圧力分布センシングシステムなど、ヒューマンモニタリングシステムの開発を行うとしている。
2015年08月13日anan読者200人超で作るanan総研のメンバーに、「身につけたいこと」をテーマにアンケートを実施。「いま、身につけたいことはありますか?」という質問には、なんと95%の人があると回答。その内容を聞いてみると、1位が英語、2位が料理という結果に。「学生時代、英語の授業をもっと真剣に聞いておけばと反省」(26歳・商社)、「母のお手伝いをしていれば、もう少し料理ができたかも」(25歳・広報)など、過去のサボり癖を悔やむ声が続出。今回、anan総研メンバーの能美黎子さん(29歳・秘書)、遠藤朋美さん(25歳・研究開発職)、武田奈々さん(24歳・PR)の3人に語り合ってもらいました。* **遠藤:二人がいま身につけたいことってどんなこと?武田:私は字をキレイに書けるようになりたい。この前、私の手書きメモを見た同僚から「まるっこくて女の子らしい字だね」と言われたの。字の子供っぽさは昔からコンプレックス。達筆な人にはすごく憧れる。能美:たしかに、字から受けるその人の印象って大きいよね。武田:この年になると結婚式でご祝儀袋に字を書いたりする機会も増えてくるじゃない。その度に習っておけばよかったな~と後悔してるよ。遠藤:黎子ちゃんは、いま資格取得に向けて勉強中なんだっけ。能美:私はいま、「メディカルハーブコーディネーター」という資格を取るために勉強中。武田:それってどんな資格?能美:日常生活におけるメディカルハーブの使い方や楽しみ方についての基礎知識を身につける検定。会社の先輩が勉強していて、私もハーブティーが大好きだから始めてみた。遠藤:ハーブなら健康にも美容にも活かせそうでいいね。能美:自分の生活が豊かになるのはもちろん、たとえば仕事で疲れている友達にはリラックス効果のあるハーブを提案したり、その人の悩みに合わせたハーバルアイテムを贈るとか、身につけた知識を活かして喜んでもらえる瞬間がすごく嬉しい。武田:それはすごく素敵だね!総研のアンケートでは「時間の余裕がない」「スケジュールが合わない」という理由で習得できないという人が多かったけど、勉強のための時間はどうやってつくってる?能美:土曜日、隔週でスクールに通ってるよ。通信教育みたいに好きな時間にできるのも魅力的だけど、私は約束しないと動かない性格だから、決められた時間に通う方が合ってるみたい。武田:朋美ちゃんは何か、身につけたいことはある?遠藤:私、実は習い事オタクで、いま華道とゴルフ、マラソンをやっているよ。すごく忙しいけど、充実していて楽しい!能美:すごいね~。どうしてそんなにアクティブになれるの?遠藤:何かを身につける以上に、楽しいことがたくさんあるからかな。友達ができたり、新しい視点で生活を楽しめるようになったり、体調が良くなったり。能美:わかる。私もチャレンジしたことで、自分がどんどん変わっていくのを実感してるよ。武田:そっか、忙しさを言い訳にしちゃダメだね。私もペン習字から、頑張ってみようかな!※『anan』2015年7月22日号より。文・中村朝紗子
2015年07月25日