「ミュシャ展」ミュージアムショップでは、本展を記念したオリジナルグッズの他にも、チェコで人気のキャラクター「クルテク」とのコラボグッズや、チェコの伝統工芸品など、盛りだくさんの商品を取り扱っています。展覧会の余韻に浸りつつ、胸を弾ませながらショップへ向かいましょう。企画・販売:NHKプロモーション高級感たっぷり! 金のしおり淵の金と銀の装飾が高級感あふれるブックマーカーです。ミュシャの絵ともマッチしており、普段の読書がより一層楽しみになりそう。豊富なデザインにどれにしようか目移りしてしまいそう。全10種 1,080円。思い出を特別なフォルダーにオリジナル・チケットファイル<スラヴ叙事詩>と<四つの花>、<四芸術>がチケットホルダーになりました。今後お出かけ予定のチケットを入れるのも、展覧会の思い出を収納するのにもぴったりです。値段もお手頃なので、思わず全種類集めたくなります。 全6種(スラヴ叙事詩3種、四つの花2種、四芸術1種) 各300円(税込)。何気なくミュシャをアピール メガネ拭きふとした瞬間もおしゃれにいたい、そんな願いを叶えてしまうのがこのメガネクロス。ちらりと取り出して、好きな絵画をアピールしちゃいましょう。メガネさんへのお土産としても喜ばれそうです。全4種 1,296円。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業催行期間:2017年03月08日 〜 2017年06月05日住所:東京都港区六本木7-22-2電話番号:03-5777-8600
2017年03月22日3月25日(土)から3月29日(水)まで、「お花見フェアinサンシャインシティ」が開催されます!期間中は東京・池袋のサンシャインシティが花ざかり。花にまつわるさまざまな催しに参加して、春の訪れを実感しましょう。「お花見フェアinサンシャインシティ」とはサンシャインシティでは「サンシャンシティは花ざかり!2017」と題し、花と親しむイベントを多数おこなっています。「お花見フェアinサンシャインシティ」も、そのイベントの1つ。「お花見」「桜」をテーマに、見るだけでなく体験して楽しむ、参加型の催しが用意されています。子どもも大人も遊べる催しが盛りだくさん●インフィオラータで「花のじゅうたん」を制作3月25日(土)、アルパ1F噴水吹き抜け前広場で花を使ったアート“インフィオラータ”が実施されます。花を使い、桜をモチーフにした「花のじゅうたん」を制作しましょう。どなたでも参加できる、面白くてかんたんなアートです。完成した作品は「お花見フェアinサンシャインシティ」期間中、展示される予定。小学生以下の子どもには、インフィオラータ参加で「お菓子つかみ取り」の引換券が渡されます。開催日時:3月25日(土)11:00~、11:40~、12:20~※参加券配布は10:00から※作品は3月29日(水)まで展示されます。開催場所:アルパ1F噴水吹き抜け前広場定員:各回20名ずつ●お菓子つかみ取り小学生以下の子どものみチャレンジできる「お菓子のつかみ取り」です。インフォラータに参加してもらった引換券、アルパ館内で買い物をしたレシート、展望台または水族館の入場券半券、水族館年間パスポートのいずれかを提示してください。いっぱいに握りしめた手の中には、どんなお菓子が入っているでしょうか?子どもたち大喜びの催しです。開催日時:3月25日(土) ~3月29日(水)11:00~11:30、12:00~13:00、13:30~14:00、14:30~15:00、15:30~16:00開催場所:サンシャイン広場内(アルパ屋上)対象:小学生以下のこどものみ参加可能「インフォラータ制作に参加するともらえる引換券」「アルパ館内での買い物レシート」「展望台または水族館の入場半券」「水族館年間パスポート」いずれかの提示が必要です。※1人あたり1日1回のみ参加できます。お菓子がなくなり次第終了。●バルーンパフォーマンス3月25日(土)と26日(日)の両日、バルーンアーティストkaoriさんが登場。カラフルなバルーンを使い、バルーンパフォーマンスを披露します。まるで生き物のように形を変えるバルーンから目が離せません。開催日時:3月25日(土)14:00~14:30、15:00~15:303月26日(日)13:00~13:30、14:00~14:30、15:00~15:30開催場所:サンシャイン広場内(アルパ屋上)●お花見シートレンタルレジャーシートをレンタルして、好きな場所でお花見を満喫しましょう。会場内なら、どこでお花見をしてもOK!自分だけのお気に入りスポットを探してください。開催日時:3月25日(土)~3月29日(水) 11:00~16:00 ※返却は17:00まで開催場所:サンシャイン広場内(アルパ屋上)家族やカップル、友だち同士で盛り上がれる催しがそろっていますね。春の1日を桜づくし、お花見三昧で過ごしませんか?開催概要「お花見フェアinサンシャインシティ」開催期間:2017年3月25日(土)~3月29日(水)会場:サンシャインシティ アルパ 1F噴水吹抜前広場・屋上サンシャイン広場(東京都豊島区東池袋3-1)URL:
2017年03月19日不思議な光の世界に引き込まれそうな泊まれるアート「光の館」金沢21世紀美術館の「ブルー・プラネット・スカイ」など、光と空間を駆使した現代アートで知られるアーティスト、ジェームズ・タレルの作品「光の館」は、第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2000年)で生まれたもの。この実験的な作品は彼の作品世界を滞在生活の中で体験できる、世界にも例を見ないものであり、瞑想のためのゲストハウスとして構想されました。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』から着想を得た、この作品は、伝統的な日本家屋における親密な光と、自らが制作してきた光の作品との融合を実現。和室の広間の可動式の天井の大きく開けられた四角い穴からは、遮るものひとつない青空を見ることができます。寝転がって、普段眺めることのない大きな空を見てみると、普段感じることのできない自然との一体感を得ることができます。地域の魅力を体感できる越後妻有里山現代美術館[キナーレ]「大地の芸術祭」の里の拠点施設とも言える美術館。「キナーレ」は、地元の方言で「来なされ(おいで)」という意味だとか。季節ごとの企画展は、もちろん常設展示も、ただ見るだけでなく五感で感じることのできる作品も多くあります。金沢21世紀美術館のプール作品で有名なレアンドロ・エルリッヒの「トンネル」は、越後妻有ならではのトンネルやかまぼこ型倉庫に着想を得た視覚トリックを使った作品。カールステン・ヘラーの「Rolling Cylinder, 2012」は、赤青白の螺旋模様が回転するトンネルを通り抜け、平衡感覚が揺さぶられる作品。動脈と静脈に由来しているとも言われるこの色合いは、まるで、遠くからの来場者との循環を暗喩しているかのよう。そのほかにも国内外で話題の現代美術作家の作品を多数展示。建物内には、日帰り温泉やミュージアムショップ、レストランもあって、1日いても飽きなさそう。「大地の芸術祭」会期中以外でも、越後妻有の土地の魅力と一緒に楽しめそうです。イベント情報イベント名:「大地の芸術祭」の里 越後妻有 2017 冬 SNOWART催行期間:2017年01月14日 〜 2017年03月12日住所:新潟県十日町市本町6電話番号:025-761-7767
2017年03月19日「東京 アート アンティーク 2017」が2017年4月14日(金)と15日(土)に東京の京橋・日本橋エリアで開催される。「東京 アート アンティーク」とは京橋・日本橋エリアは、終戦直後から約150の多岐にわたる専門店が集積する個性豊かなアート密集地。江戸・東京の歴史が息づくその街で、古美術品、骨董、書画、絵画、工芸など古今の芸術に触れられるアートイベントが「東京 アート アンティーク」だ。2日間の会期中は、各箇所で企画展、ギャラリートークなどが行われる。各箇所で開催されるさまざまな企画展エリア内、各箇所で行われる企画展はあらゆるジャンルが集う。また、期間外でも継続して開催されている展覧会も多い。自分が行きたいものは、事前にチェックをしていくことをお勧めする。丸善 日本橋店では、「新版画の美・没後60年―川瀬巴水木版画展」が開催される。郷愁の日本風景を描いた最後の浮世絵師・川瀬巴水の作品の中から厳選された30点余りの初期摺り版画と、在庫僅少となった平成の後摺り版画を展示即売する。また、京橋の翠波画廊では「ギィ・デサップ絵画展」を開催。“現代の印象派”と呼ばれ世界中で多くのファンを獲得している画家ギィ・デサップの情感あふれる風景画を展示する。「SM という猫」という印象的な名前の展覧会は京橋のGallery Seekで。アンディー・ウォーホールの名作「サムという名の猫」にちなんで、SMサイズの猫に限定した約20名の作家による猫作品展だ。そのほか、陶芸展では「樂歴代名碗展」や「モノクロ-ムの世界」など幅広い作品に出会うことが出来る。気軽に参加できるアートチャリティー入札会美術品のオークションや入札会というと、一般にはなかなか参加できないイメージがあるが、「東京 アート アンティーク」では、より来場者の楽しみ方を増やしたいという思いから気軽に参加できる入札会を企画。3月中旬より、ホームページで入札作品を閲覧、開催期間中にはさらに作品をじっくり吟味できる。ほしいものが決まったら、あとは入札用紙に落札希望金額を記入して入札箱へ投入し、落札結果を待つだけ。なお、落札金額の一部は慈善団体へ寄付される。周辺美術館の展覧会もあわせて行ってみよう小さな専門店や古美術だけでなく、この機会に美術館に合わせていってみてはいかがだろうか。現在、三井記念美術館では特別展創建1250年記念「奈良 西大寺展叡尊と一門の名宝」、三菱一号館美術館では「オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき」などが開催されている。【開催概要】「東京 アート アンティーク 2017」会期:2017年4月14日(金)・15日(土)営業時間:各店舗の営業時間に準ずる※入場・イベント参加費無料公式ホームページ:■オークションについて入札開始:2017年4月14日(金)※店舗により会期以前より入札を受け付ける場合あり。入札締切:2017年4月15日(土)※店舗により16 日(日)まで入札を受け付ける場合あり。・参加方法3月中旬より、ホームページで入札作品の写真を閲覧可能。※全ての作品が掲示されるわけではない。※ホームページからの入札は行っていない。東京アートアンティーク期間中に来店し、希望商品の入札用紙に落札希望金額を記入して入札箱へ投入。落札結果はイベント期間終了後、店舗より直接落札者の連絡先へ発表。寄付先例:社会福祉法人 東京都共同募金会、公益財団法人 日本生態系協会など
2017年03月18日アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャ。豊かな色彩と花や植物の有機的なモチーフ、自由曲線を組み合わせた装飾性の高い絵画は誰でも一度は目にしたことがあるはずです。2017年3月8日から国立新美術館で開催となる「ミュシャ展」ではそんな彼の代表作はもちろん、今まで門外不出だった巨大絵画群<スラヴ叙事詩>もとうとうお披露目。今までミュシャが好きだった人も、初めてミュシャを見る人も、見逃すことなかれです!チェコ国外初公開! <スラヴ叙事詩>全20点 堂々来日柔らかな女性と装飾性の高いポスターを描き続けてきたミュシャ。晩年彼は故郷を想い、ミュシャ史上最大作を描き上げました。それが今回の目玉<スラヴ叙事詩>という全20点にも及ぶ作品群。近年までチェコ国内のみに限定公開されていた本シリーズが、チェコ国外で初めてそろって公開されます。およそ縦6メートル、横8メートルにも及ぶ大傑作には、彼の故郷チェコとそのルーツであるスラヴ民族への想いが込められています。アール・ヌーヴォーの作風とは異なった写実的な描写にも注目です!ミュシャといえばコレ! お馴染みの作品も多数美しいモチーフと柔らかく妖艶な女性たちが描かれる人気シリーズ<四つの花>(1897年)や<四芸術>(1898年)をはじめ、19世紀末を彩った作品も多数公開中です。ポスターの他にもミュシャの手がけた建築装飾、紙幣や切手、そしてスラヴへの想いが形となった<ヒヤシンス姫>(1911年)など、ミュシャの全貌が明らかに。まだ知らぬ”ミュシャ”を発見してみては?取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業催行期間:2017年03月08日 〜 2017年06月05日住所:東京都港区六本木7-22-2電話番号:03-5777-8600
2017年03月18日3月18日・19日・20日の3連休に東京で開催されている、おすすめの展覧会をご紹介します。明日からはじまる「大英自然史博物館展」や、早くも大人気の「ミュシャ展」など、気になる展覧会が盛りだくさん。早速詳細をチェックしてみましょう!これは大注目!いまイチオシの展覧会4選●大英自然史博物館展(国立科学博物館)大英自然史博物館外観©The Trustees of the Natural History Museum, London主要所蔵品の貸し出しを控えてきたイギリスの大英自然史博物館が、初めての世界巡回展を行います。8000万点の収蔵標本の中から、世界的にも貴重な「至宝」のコレクション約370点が大集結。歴史的な瞬間を、ぜひ目に焼き付けたいですね。●ミュシャ展(国立新美術館)六本木の国立新美術館で「ミュシャ展」がはじまりました。超大作《スラヴ抒事詩》の全20作が、チェコ国外では初めて公開されています。壁いっぱいに広がる巨大なスケールの作品数々は、圧倒的な大迫力!これは必見です。●大エルミタージュ展(森アーツセンターギャラリー)ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》 1780年代末©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18森アーツセンターギャラリーの「大エルミタージュ美術館展」も見逃せません。エカテリーナ2世が収集した美術品の数々は、どれもが優雅でうっとりしてしまうはず。魅惑的なアートの世界を堪能しましょう。●ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力(Bunkamura ザ・ミュージアム)河鍋暁斎 《三味線を弾く洋装の骸骨と、踊る妖怪》 明治14-22(1881-89)年 紙本淡彩イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師であり、日本画家でもある河鍋暁斎の展覧会が、Bunkamuraのザ・ミュージアムで開催されています。独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げられた作品の数々を堪能しましょう!その他にも気になる展覧会が盛りだくさん!12選をご紹介●もういちど、はじめましてスヌーピー。(スヌーピーミュージアム)貴重な原画約80点や日本初公開のスケッチを含む「史上最大のスヌーピー展」が、六本木のスヌーピーミュージアムで開催されています。会場でしか買えないオリジナルグッズも販売されるので、ぜひチェックしてみましょう。●まるっと小動物展(TODAYS GALLERY STUDIO)愛らしい小動物の姿にほっこりしそう!浅草橋のギャラリーの「まるっと小動物展」では、小動物の合同写真や物販が楽しめます。先着2,000名にはオリジナルポストカードがプレゼントされるそうなので、気になる人は行ってみては。●250万乙女のときめき回廊 at TOKYO SKYTREE(R)(東京スカイツリー(R))東京スカイツリーの天望回廊で、りぼんの世界観がぎゅっとつまった特別な展示が開催されています。天望回廊に向かう天望シャトルの中も、りぼんの世界一色に。「天使なんかじゃない」、「姫ちゃんのリボン」、「ママレード・ボーイ」など、人気作品の名シーンが再現されたスポットも外せません。●LOVE りぼん FUROKU 250万乙女集合! りぼんのふろく展(明治大学)250万人の乙女が夢中になった少女漫画『りぼん』の、ふろくが一挙に大集合。あの名作のふろく原画も展示されちゃいます。なつかしのふろくに、胸がキュンとしてしまいそうですね。●池田理代子-「ベルばら」とともに-(日本橋髙島屋)不朽の名作「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子さんの作家生活50周年を記念し、半世紀の歩みと多彩な作品が紹介されます。展覧会限定のオフィシャルブックや紅茶専門店TEAPONDとのコラボ商品など、オリジナルグッズも盛りだくさん!ベルばらの世界観を思う存分味わいましょう。●江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-(江戸東京博物館)『万寿盛典』(康煕六旬万寿盛典図)清時代・1717年(康煕56)中国・首都博物館蔵江戸東京博物館では、18世紀を中心とした江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較する展覧会が開催されています。江戸・北京の街並みを描いた絵巻の競演はとても見事。さらに絵巻に描かれるような当時の看板や商売の道具なども合わせて展示されており、当時の風景をより体感できるようになっています。●追悼水木しげるゲゲゲの人生展(松屋銀座)漫画家・水木しげるさんの人間像と人生に迫る展覧会「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」。波乱の生涯を通して描き続けた作品と、独自の哲学からうまれた名言、インタビュー映像などが展示されています。名作の歴史を追いながら、水木さんの人生に思いをはせてみてはいかがでしょうか。●ティツィアーノとヴェネツィア派展(東京都美術館)ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《フローラ》 1515年頃、油彩、カンヴァス、79×63cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館© Gabinetto Fotografico del Polo Museale Regionali della Toscana日伊国交樹立150周年を記念した「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が、東京都美術館で開催中です。イタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画を通して、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能しましょう。●DAVID BOWIE is(寺田倉庫G1ビル)2016年1月に亡くなったアーティスト、デヴィッド・ボウイの大回顧展が、東京・天王洲で開催中です。音と映像をフルに使った展示は大迫力。「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」といわれる、デヴィッド・ボウイの50年にわたるクリエイティビティの軌跡をたどりましょう。●オルセーのナビ派展(三菱一号館美術館)モーリス・ドニ《ミューズたち》1893年油彩/カンヴァス© Musée d'Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF19世紀末にパリで結成された若手芸術家のグループ・ナビ派の作品が一堂に会する貴重なチャンス。フランス・オルセー美術館が誇る膨大なナビ派のコレクションから、油彩約60点、素描約10点など合わせて約70点が来日します。19世紀の一大芸術運動であるナビ派の作品をじっくりと鑑賞できる機会なので、アートファンは必見です!●超・日本刀入門(静嘉堂文庫美術館)国宝 「手搔包永太刀」鎌倉時代(13世紀)静嘉堂文庫美術館蔵【全期間展示】世田谷にある静嘉堂文庫美術館で開催中の展覧会「超・日本刀入門」。「手搔包永太刀」をはじめとする選りすぐりの名刀約30振から、日本刀の主な見どころ―姿・刃文・鍛え肌の鑑賞や、刀剣の歴史や産地、武将が所持した刀の逸話など、めくるめく刀剣の魅力を堪能しましょう。プロによるトークショーも開催されるので、刀ファンは必見です!●マティスとルオー展(パナソニック 汐留ミュージアム)アートファン必見の展示会「マティスとルオー展 ― 手紙が明かす二人の秘密 ―」が、パナソニック 汐留ミュージアムで開催されています。20世紀前半のフランスを代表する画家、アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの半世紀にわたるふたりの厚き友情と芸術の軌跡が、近年発見された往復書簡や作品を通して紹介されています。お出かけスポット情報をチェックするならコチラ!カフェ・グルメ情報をチェックするならコチラ!
2017年03月17日上野の国立西洋美術館では2017年6月20日(火)〜9月24日(日)の期間中、アルチンボルド展が開催されます!世界各地から集めたアルチンボルドの油彩約10点のほか、素描などおよそ100点の出品作品により、ユーモラスでシュールな世界に迫ります。アルチンボルドの芸術を本格的に日本で紹介するのは今回がはじめてということで、注目度の高い展覧会です。ジュゼッペ・アルチンボルド《秋》 1572年 油彩/カンヴァス デンバー美術館蔵©Denver Art Museum Collection: Gift of John Hardy Jones, 2009.729Photo courtesy of the Denver Art Museumアルチンボルドってどんな人?ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)は、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせ、寓意的な肖像画を描くことで知られています。逆さにすると何がみえる?魅惑の絵画が集結アルチンボルドの絵画は、遊び心に富んだ仕掛けがたくさん。たとえばこちらの絵画、何に見えますか?お皿に盛られているのは子豚のよう。そしてフタをそっと開けているようにみえますが…。ジュゼッペ・アルチンボルド《コック/肉》 1570年頃 油彩/板 ストックホルム国立美術館蔵©Photo:Bodil Karlsson/Nationalmuseum画像を逆さにして見ると、こちらを向いてにやりと笑う人の顔が浮かび上がってきます!顔が生き物で表現されているという、なんともユーモラスでシュールな作品ですね。このように、一見しただけでは分からない、じわじわくるおもしろさがあるのがアルチンボルド絵画の特徴といえます。ジュゼッペ・アルチンボルド《庭師/野菜》1590年頃油彩/板クレモナ市立美術館蔵Sistema Museale della Città di Cremona - Museo Civico"Ala Ponzone"/ Museo Civico "Ala Ponzone" - Cremona, Italyこれらの逆さ絵はアルチンボルドがミラノに戻った後の作品ですが、彼は同じような絵をウィーン時代にも描いていたそう。肉や野菜の静物画として見た場合、これらはイタリアにおける最初の独立した静物画となります。イタリアの静物画の展開にも画期的な役割を担っていたといえそうですね。見どころをご紹介!ジュゼッペ・アルチンボルド《春》1563年油彩/板マドリード、王立サン・フェルナンド美術アカデミー美術館蔵© Museo de la Real Academia de Bellas Artes de San Fernando. Madrid今回の展覧会では、《春》《夏》《秋》《冬》が集結して展示され、四季と人間のうつろいを比較して見られる貴重な機会となります。4つの絵画はそれぞれの季節の植物によって上半身が構成され、年若い《春》から老人の《冬》まで、季節が各世代に対応しています。ジュゼッペ・アルチンボルド《夏》1572年油彩/カンヴァスデンバー美術館蔵©Denver Art Museum Collection: Funds from Helen Dill bequest, 1961.56Photo courtesy of the Denver Art Museum《春》には80種もの花々が描き込まれており、生命力があふれるような印象です。主に野菜や果物から構成される《夏》には、大航海時代を経てメキシコからもたらされたばかりのトウモロコシや、アフリカ、アラビア、インドが原産のナスなどの野菜が数多く登場します。ジュゼッペ・アルチンボルド《冬》1563年油彩/板ウィーン美術史美術館蔵©Kunsthistorisches Museum, Wien年代によって変わりゆく植物の構成や、人間の表情にも注目してみてくださいね。ジュゼッペ・アルチンボルド《自画像(紙の男)》1587年鉛筆、ペン/紙ジェノヴァ、ストラーダ・ヌオーヴァ美術館ロッソ宮蔵Genova, Musei di Strada Nuova - Palazzo Rossoまた、アルチンボルドは画業のかたわら、宮廷の祝祭行事の企画演出でも才能を発揮しました。今でいうアートディレクターとしてのセンスをうかがえる素描も展示されます。騎馬試合の企画など、当時のイベントがどのようなものだったかを知るのもおもしろそうですね。レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく《グロテスクな3つの頭部のカリカチュア》ペン、褐色インク/紙大英博物館蔵©The Trustees of the British Museumさらに、独特な世界感をもつアルチンボルド芸術の成り立ちの鍵となるレオナルド派の素描も公開されます。ユニークな芸術がどのように成立していったのか、美術品とともに辿りましょう。見れば見るほど引き込まれる、魅惑的なアルチンボルドの世界をぜひ一度体感してみてくださいね!■開催概要開催期間2017年6月20日(火)〜9月24日(日)会場国立西洋美術館〒110-0007 東京都台東区上野公園7−7アクセスJR上野駅下車(公園口)徒歩1分休館日月曜日、7月18日(火)※ただし、7月17日(月)、8月14日(月)、9月18日(月)は開館開催時間午前9時30分〜午後5時30分(金・土曜日は午後8時まで) ※入館は閉館の30分前まで料金【当日】一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円【前売り】一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円※前売券は2017年3月21日(火)〜6月19日(月)まで販売。国立西洋美術館では6月18日(日)まで販売※中学生以下は無料※団体は20名以上※心身に障がいのある方とその付き添い者1名は無料(入館の際に障がい者手帳を提示)お問合せ03-5777-8600(ハローダイヤル)公式HP
2017年03月15日倉庫のようなミュージアム「建築倉庫ミュージアム」倉庫が本来担っている「保存する」目的と今までにはなかった「鑑賞」の概念を組み合わせ、新しい鑑賞体験を提案する「建築倉庫ミュージアム」。建築家の細部へのこだわりや建築文化そのものを楽しむことのできる施設として、日本人のみでなく、海外観光客からも人気の高い施設として注目を集めています。著名建築家から新鋭建築家まで多様な模型を展示ミュージアムには、“浅草文化センター”や“スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店”などを手掛けた「隈 研吾」、東日本大震災の復興支援の一環として“コンテナ多層仮設住宅”を発表し、世間にその名を轟かせた「坂 茂」、次世代のライフスタイルを提案する施設として2011年にオープンした“代官山 T-SITE”の「クライン ダイサム アーキテクツ」などの著名な建築家の作品が並ぶほか、これからの活躍が期待されている新鋭の建築家の模型も数多く立ち並んでいます。普段建築にはなかなか触れることのない方にとっても、建築が好きな方にとっても、有名な作品から日常では目にすることのない珍しい建築模型に触れることができるので、それぞれの味わい方で楽しむことができます。建築模型に託した設計者の飽くなき探究心を体感する「芸術作品」と称され、世界から高い評価を受ける日本の建築模型。建築模型は模型としての機能のみならず、細やかな技法やこだわりによって人を惹きつける力を持ち合わせています。このミュージアムでは、その建築文化をより堪能するため、施設内の温度や湿度管理を徹底して行うことで、「保存」と「展示」の両方を実現し、建築模型の広がる可能性へ挑戦を続けています。取材・文/鈴木詩乃スポット情報スポット名:建築倉庫ミュージアム住所:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F電話番号:03-5769-2133
2017年03月10日民家でいただくご地元のごちそう「雪見御膳」ツアーで雪国体験「『大地の芸術祭』の里 越後妻有2017 冬 SNOWART」では、豪雪地帯・越後妻有の豊かな土地の魅力を感じるために、アートだけでなく地域集落のお母さんの手料理を楽しむ特別プログラム「SNOWARTと越冬のごちそう『雪見御膳』ツアー」を開催。クラウドファンディングサイト「Makuake」で「大地の芸術祭」がプロデュースした地元の銘酒「天神囃子」の酒蔵を見学し、日本酒の種類や製造工程について説明を受けました。昼食には、「さくら御飯」や「車麩と山菜の含煮」など新潟の食材を使ったできたての郷土料理と一緒に、「天神囃子 大地の芸術祭エディション」の「純米大吟醸原酒」「純米吟醸」「特別純米酒」がふるまわれ、地元の人たちとの交流は大盛況。まるで、ふるさとに帰ってきたかのような手厚いおもてなしに心が温まります。不思議な快適感! 木造の小学校校舎「三省ハウス」に宿泊「大地の芸術祭」の里では、アートと紐付いた様々な宿泊体験も魅力のひとつ。日本三大薬湯のひとつである松之山温泉近くの「三省ハウス」は、1958年に建てられた里山の木造校舎を改装したドミトリータイプの宿泊施設です。“小学校に泊まる”という、特別な高揚感は、大人になった今だからこそ楽しむことができるもの。かつて教室だった空間に並べられた、80床の清潔なベッド(5教室、各16床)は、居心地も良く懐かしい感覚も。集落のお母さんたちがつくる越後松之山の家庭料理が自慢です。雪道を歩いてアートを巡る! 「SNOWART TRAIL」「大地の芸術祭」の魅力は、歩いて巡ってアートを楽しむこと。豪雪の中でもそのスタイルは変わりません。まつだい「農舞台」では、雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーを開催。雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。雪玉を音符に見立てて参加者に楽譜の完成を促す、本間恵子氏の作品「雪を聴く」など、雪があって初めて意味をなすアート作品たちはこのトレッキングツアーでしか鑑賞できません。イベント情報イベント名:「大地の芸術祭」の里 越後妻有 2017 冬 SNOWART催行期間:2017年01月14日 〜 2017年03月12日住所:新潟県十日町市本町6電話番号:025-761-7767
2017年03月10日国立新美術館では、平成29年6月14日(水)〜9月4日(月)の期間中「国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展」が開催されます。20世紀を代表する彫刻家で、細長く引き伸ばされた人物像で知られるジャコメッティ。南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心に、初期から晩年までの作品約135点が展示されます。マーグ財団美術館の中庭に立つジャコメッティArchives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)ジャコメッティってどんな人?スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966 年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりと言われています。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを吸収したジャコメッティは、身体を線のように長く引き伸ばしたまったく新しい独自の彫刻スタイルを確立しました。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918〜1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。見どころをご紹介!日本で開催されるジャコメッティ展としては11年ぶりの個展となる今回の展覧会。彫刻約50点、絵画約5点、素描と版画約80点と多くの作品が出品される展覧会の見どころをご紹介します。●ジャコメッティの代表的な彫刻が集結アルベルト・ジャコメッティ 《犬》 1951年 ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンスArchives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)ジャコメッティの彫刻には、豊かなヴァリエーションがあります。キュビスムやシュルレアリスムなどに影響を受けた第二次世界大戦前の試み、モデルを前にして制作された彫像、わずか数センチの小さな人物像や複数の人物を組み合わせた群像、そして、細長い人物像まで、あらゆる時代の代表作が一堂に会します。世界的な彫刻家の歩みを辿りましょう。●実現しなかったチェース・マンハッタン銀行のための大作3点アルベルト・ジャコメッティ 《歩く男Ⅰ》 1960年 ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンスArchives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)チェース・マンハッタン銀行からの依頼を受けて、ニューヨークの広場のために制作された3点の大作、《歩く男I》《女性立像II》《大きな頭部》がそろって出品されます。このプロジェクトは実現しませんでしたが、最晩年のジャコメッティの挑戦を、壮大なスケールによって体感できます。芸術によって人間の本質を追い求めた稀代のアーティスト、ジャコメッティの生涯にせまる展覧会となっています。ぜひ足を運んでみてくださいね!■開催概要タイトル : 国立新美術館開館10周年ジャコメッティ展会期 : 平成29年6月14日(水)〜9月4日(月)会場 : 国立新美術館 企画展示室 1E開館時間 : 10:00〜18:00 金曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで休館日 : 毎週火曜日料金【当日】一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円【前売り】一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円※前売券は4月1日(土)〜6月13日(火)までの販売。国立新美術館では6月12日(月)まで※中学生以下は無料※団体は20名以上※障害者手帳をご持参の方(付き添いの方1名含む)無料お問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)国立新美術館ホームページ展覧会ホームページ※画像写真の無断転載禁止
2017年03月09日一年のうち半分以上が雪に埋もれているという、世界有数の豪雪地・新潟県の越後妻有(新潟県十日町市、津南町)。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む、このエリアを舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。スノーリゾートならぬ「SNOWART(スノワート)」そんな「大地の芸術祭」の里が、今年から雪シーズンへの取り組みを本格化。広大な雪景色に溶け込んだアートが、越後妻有の魅力をさらに掘り起こします。会期は1/14〜3/12まで。メインとなる会場は、十日町市本町の越後妻有里山現代美術館[キナーレ]、十日町市上野甲の「光の館」、十日町市松之山の「森の学校」キョロロ、十日町市松代のまつだい「農舞台」。そして、3/4(土)には十日町市珠川の“あてま高原リゾート・ベルナティオ”で、今回で第4回目となる「越後妻有 雪花火/高橋匡太『Gift for Frozen Village 2017』—花火と光のアートで彩る、雪の夜、一瞬の光茫—」が開催されました。約2万9千個のLEDが彩る“光の花畑”と幻想的な雪花火豪雪地帯・越後妻有の長い冬の終わりを彩る雪花火。約1週間前から、作家や“こへび隊”と呼ばれるサポーターの人たちが、色とりどりに輝くLEDライトを雪原に植えて、“光の花畑”を出現させます。当日は、参加者ひとりひとりにもLEDの“光の種”が配られ、時間を追うごとに、よりいっそう輝きを増していく様子は、ロマンティックそのもの。打ち上げが始まると、その圧倒的な迫力に誰もが息をのみます。雪上花火としては世界最大の三尺玉が彩る夜空に、花火と雪原の“光の花畑”の鮮やかな光が交互に照らされ、これ以上ない美しいアートを奏でます。DJによる音楽パフォーマンスや地産の食材を使った屋台も会場に設置された磯辺行久の作品「豪雪ドーム」では、世界的に活躍しているDJたちによるパフォーマンスも。また、約20の店舗が出店する屋台エリアでは、妻有ポークを使用したカレーうどんや、地元野菜の入った豚汁、十日町さんのお餅が入ったお汁粉など、豊富な食材と温かいおもてなしが味わえました。イベント情報イベント名:「大地の芸術祭」の里 越後妻有 2017 冬 SNOWART催行期間:2017年01月14日 〜 2017年03月12日住所:新潟県十日町市本町6電話番号:025-761-7767
2017年03月07日激動の時代を生きた絵師・河鍋暁斎の作品を一挙に公開する展覧会「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」。本展では展示作品をモチーフにした、会場限定のオリジナルグッズを販売。粋なアイテムをゲットして、美とユーモアにあふれた独特の世界観を展覧会後も楽しみましょう!扇いでも飾っても素敵な扇子展示作品がプリントされた全2種の「扇子(2,500円)」。扇いで使うだけでなく、和モダンなインテリアとしてお部屋に飾るのもおすすめです。マイスマホを暁斎色に染め上げよう「iPhoneケース3種(2,500円)」でスマホも暁斎ワールドに浸っちゃいましょう! 躍動感あふれる作品を持ち歩いてみませんか?展覧会の思い出をスマートに保管チケットの半券を大切に収納できる「チケットファイル(300円)」。チケットだけでなく、縦長の書類の整理にもお役立ちです。粋な枡で暁斎のような呑んべぇに!無類の酒好きとしても知られる暁斎にちなんだ全3種の「枡(1,000円)」。粋な枡を片手に飲めば、お酒もどんどん進んじゃいそうです。取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力催行期間:2017年02月23日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura ザ・ミュージアム電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年03月07日2月23日(木)から4月16日(日)まで開催される美術展「ゴールドマン コレクションこれぞ暁斎! 世界が認めたその画力」。世界屈指の暁斎コレクターとして知られる画商イスラエル・ゴールドマン氏が所蔵する、普段国内では見られない貴重な作品が集結しています。「画鬼」と呼ばれた天才絵師の技巧が光る!幼い頃から絵を好み、浮世絵師・歌川国芳や駿河台狩野派に学んだ河鍋暁斎。師匠に「画鬼」と呼ばれたほど才能にあふれていた彼は、静謐さにあふれた仏画から笑いを誘う戯画まで、幅広いテーマを圧倒的な画力で描き上げました。緻密で繊細な作品から大胆なものまで描き分けた、稀代の超絶技巧を隅々までチェックしてみましょう。ユーモラスな世界観でぐっと親しみやすく♪暁斎の作品にはユーモアやウィットに富んだ表現が多く見られます。擬人化され、人間のように振る舞う動物たちや、本来のあり方がひっくり返ってしまったおかしな神様たちなど、思わず笑いが漏れてしまいそうな作品が勢揃いしています。日本美術に詳しくなくても、見ているだけで楽しくなれる親しみやすさが満点です。美しさと笑いに満ちた暁斎の世界観に没入しちゃいましょう!取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力催行期間:2017年02月23日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura ザ・ミュージアム電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年03月04日年々盛り上がりつつある「イースター」(復活祭)イベント。2017年は4月16日(日)がイースターとなります。子どもと一緒にお菓子づくりを考えているママたちにおすすめしたい、心踊るワークショップをひとつご紹介します。“花・造形・子ども”をテーマに活動するアート制作ユニット「Cui Cui.」(キュイキュイ)さんと、スイーツデザイナー「temps des coloris」(タンデコロリ)のたけもとあやさんによる、コラボレーションワークショップ「お花とクッキーの出会い~イースター リトルモスガーデンづくり」が、3月11日に開催されます。イースター(復活祭)をテーマに、いまや大人気のお二方からリトルモスガーデンとスイーツづくりを教わるという貴重な体験です。ラッピングも自分たちでDIYし、さらにはティータイムの時間もあるという充実の内容!たけもとさんには、ロリポップクッキー(クッキーへのアイシング)づくりを、Cui Cui.さんには「リトルモスガーデン」づくりを教えていただきます。3歳以上のお子さんならママと一緒に参加も可能とのこと。お子さんと一緒にかわいいイースターのスイーツづくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。「Cui Cui.」×「temps des coloris」コラボ・ワークショップ~お花とクッキーの出会い~ イースター リトルモスガーデンづくり2017年3月11日(土) 1回目:11:00~13:00、2回目:14:00~16:00タンデコロリ代々木公園店 東京都渋谷区元代々木町2-4 HRCビル1F(B1F)定員:各回10名、 参加費:5,500円 ※事前の振込をもって予約確定※申し込み方法、持ち物などは各HPをご確認ください タンデコロリ主宰/スイーツデザイナー たけもとあや 「見て楽しむ」「食べて喜ばれる」をテーマに、お菓子やケーキに装飾・彩りを加えてアートのように捉えた“デコラティブ スイーツ”を提案。2016年4月渋谷区元代々木町でショップをオープン。 イベント用スイーツのほか、オーダーケーキ、ウェディング用ギフトスイーツ、宣伝・広告ビジュアルのスイーツ制作、レシピ監修等、幅広く活動。デコレーションスイーツの持つ可能性を日々追求している。お菓子のアトリエ『タンデコロリ』代々木公園店OPEN/12:00~19:00 定休日/日・月・火曜日 Cui Cui.(キュイキュイ)おくむらさーことシラカワエリコによる、アート制作ユニット。装花・ 空間スタイリングから、デザイン・イラストレーション、ワークショップやこども向けの教室主宰まで幅広く活動。 ILLUSTRATOR おくむらさーこ女子美術大学卒業、セツ・モードセミナー卒業。デザイン事務所、設計事務所、WEB制作会社を経て2000年~フリーのイラストレーターとして活動。雑誌や広告などで幅広く活躍。SHIPS、Jelly Beans、OPAQUE、CILP、PARCOなど様々な広告イラストを提供。Instagram: @cuicui._sa_ko_ FLOWER DECORATOR シラカワエリコ広告代理店にてWEB制作、アパレルブランドにてPRに携わったのち、花の仕事を本格化。2007年、オランダへ花留学。ディプロマ取得後は現地のフローリストでスタージュ(研修)を経験。帰国後は都内のウェディングフラワーアトリエや、パリのトップフローリストCatherine Muller(カトリーヌ・ミュラー)等の元で学ぶ。Instagram: @cuicui._eriko_
2017年03月03日2017年4月で、開館から1周年を迎えるスヌーピーミュージアム。2017年4月22日(土)からは、開館1周年記念展「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!—ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」が開催されます。原画や新メニュー、グッズなど開館1周年記念展の見どころと、1周年記念キャンペーン詳細をご紹介します!貴重な原画も公開!限定カフェメニューにも注目「ピーナッツ・ギャング」とは、スヌーピーをはじめ「ピーナッツ」に登場する個性豊かなキャラクターたちのことで、本家チャールズ M. シュルツ美術館のあるアメリカでは親しみを込めてそう呼びます。スヌーピーを徹底的に紹介した第2回展に続く今回の展覧会では、「ピーナッツ」に登場する70を超すキャラクターの中から、特に馴染み深いギャングをオールスターとしてピックアップ。計80点の貴重な原画や新作のオリジナル映像によって、スヌーピーと仲間たちの微笑ましい関係や、それぞれに個性豊かなギャングたちを広く深く紹介しています。ピーナッツの世界を、もっともっと好きになってしまいそうですね!また、展覧会のリニューアルに合わせて今回も「BROWN’S STORE」(ブラウンズストア)では魅力的なニューアイテム約200点を展開します。更に「Cafe Blanket」(カフェブランケット)でも、展覧会限定のメニューが登場しますよ。この機会にぜひ、足を運んでみては?スヌーピーミュージアム開館1周年キャンペーン●開館1周年記念マスキングテーププレゼント4月22日(土)~6月30日(金)の期間に来館した方にもれなく、1周年記念マスキングテープ(非売品)がプレゼントされます。これはかわいい! ※画像はイメージです。●開館1周年記念トリプルチケット(特製パスケース付)販売開館1周年を記念し、5月8日(月)から9月24日(日)までの間に予約なしで3回入館ができるチケット(複数名でのご利用はできません)が、特製パスケースとセットで登場!キャンペーンやイベントなど、複数回利用するとお得なチケットですよ。■開館1周年記念展「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!—ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」概要会期2017年4月22日(土)~9月24日(日) 会期中無休時間10:00~20:00(入場は 19:30 まで)所在地東京都港区六本木 5-6-20アクセス東京メトロ六本木駅より徒歩7分、麻布十番駅より徒歩10分© Peanuts Worldwide LLC
2017年03月01日子育てで多忙な時期に、自分の直感を信じて思い切って起業、話題のスーパーフード「フリーカ」の輸入代理を務める「edit JAPAN」代表の堺あゆみさんにインタビュー。小学校3年生と保育園に通う2歳、2人の女の子を育てる堺さんに「子どもがいてもセンス良く暮らす空間づくりの秘訣」を伺いました。▼堺あゆみ さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、9歳&2歳の女の子との4人暮らし・居住エリア:東京都・住宅形態:マンション 2LDK+SHP: Instagram: @editjapan ■暮らしの生活感は、かご使いでほどよくカバーお子さんがいても、シックなインテリアを保っている堺さん。上手に活用しているのが、自然素材のかごです。リビングで遊ぶおもちゃやリモコンも、かごにひとまとめにしています。 「寒い冬は特に、子どもたちはリビングで着替えることも多いので、脱いだパジャマをまとめるのにも、かごを使っています。国内外のかごが揃う“Found MUJI”やファーマーズマーケットで買うことも多いです」リモコンや脱いだ服など、なんとなく放置してしまいがちなものに、きちんと定位置を設けること。そしてインテリアになじむ素材を選ぶこと。小さな心がけですが、インテリアに生活感を持ち込みすぎないテクニックのひとつです。おむつグッズもかごにいれて。布をかけてチェアの上に置くだけのシンプル収納。窓辺には、生き物が大好きだというお姉ちゃんがお世話をしている熱帯魚のベタの水槽が並んでいます。グリーンをたっぷり置いたスペースに水槽を並べることで、よりすがすがしい癒し空間に。多国籍な雑貨や家具が溶け合い、子どもの水槽がリゾートスタイルのアクセントになりました。 ■子どもたちの作品をアートのようにセンス良く配置して堺さんのお宅の造りで印象的なのは、リビング・ダイニングとバスルームの間にある、回廊仕立ての長い廊下です。ダイニング同様、作りつけの棚を設け、子どもの衣類や本、毎日の新聞などを収めています。家族みんながわかるよう、マスキングテープでラベリング。リビングからは目に触れることがなく、家族は毎日行き来する場所なので、家族のギャラリースペースとしてもぴったり。子どもたちの絵や工作をアートのように飾り、楽しんでいます。リビング同様、ここでも額縁をうまく織り交ぜて。空間が引き締まり、壁面にリズムが生まれます。壁紙の上から貼ってはがせる黒板シートは、子どもたちが自由に描くフリースペースに。「特に長女は絵を描いたり作ったり……が大好きみたいです」。 ■子どもの自立を応援する、すっきり収納の工夫廊下を抜けた先には、キッズルームがあります。「長女がずっと欲しいと話していたロフトベッドを最近取り入れました。イケアのものです」白い家具に、ブルーの椅子が映えるさわやかな一室。チェストには、わかりやすくマスキングテープでしまうものをラべリング。隣にはフックを取りつけ、鞄やコートをさっとしまいやすく。子どもが自分で片づけられるよう、まずはその仕組みづくりを親がお手伝い。 窓辺に置いたイケアのステップスツールは、踏み台だけでなく、椅子として、物の一時置き場としてなど、活用範囲が広いのでお気に入りの家具。洗面所やキッチンでも使っています。「もとは無垢の白木だったのを、蜜蝋などの植物性原料を使った“ブライワックス”で仕上げました。手軽に塗れて、使い込んだように木の風合いが増すのでおすすめです」次回は、インテリア術とともに「幼子を抱えての起業と暮らし方」についてお話を伺います。 取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年02月27日洗練された空間で「世界のアート」を体験するスイスの建築家マリオ・ボッタによって設計された、洗練された佇まいが印象的なこの美術館。展示会を作るにあたり世界的な専門家を招き、国際的にアートに貢献しているアーティストの参加も実現するという極めてクオリティの高い美術館。渋谷という街に居を構えながらも、内向きな地域主義に陥ることなく活動をしており、世界に向けてアートを発信しています。スリリングなパフォーマンスが圧巻! 「コンタクトゴンゾ展 Physicatopia」「コンタクトゴンゾ(contact Gonzo)」とは、2006年に垣尾優と塚原悠也によって結成された、セゾン文化財財団助成対象アーティスト(2011年〜)。現在のメンバーは塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZEの4名で、肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、即興的なパフォーマンス作品や、映像、写真作品の制作、マガジンの編集などを行っています。「フィジカトピア(Physicatopia)」では、サッカースタジアム用のパフォーマンス作品『xapaxnannan』発表後に発見された文章に基づいた彫刻の他、未発表のものを含む過去のパフォーマンス作品記録映像を見ることができます。世界的なアーティストや専門家たちによって作り上げられる展示会は一見の価値あり。圧倒的なパワーを持ったコンテンポラリーアートは、静かに鑑賞するだけでなく、没入して体感できるのも魅力のひとつ。新しい閃きを感じたい人は、ぜひ訪れてみて。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:ワタリウム美術館住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6電話番号:03-3402-3001
2017年02月24日建築家・白井晟一の手がけた、光を利用した圧倒的造形美昭和56年に開館した松濤美術館は、著名な建築家である白井晟一氏によって設計されました。館内には、哲学的な建築家と言われる白井氏の趣向がいたるところに凝らされており、随所に曲線的で開放的な柔らかさを感じ取ることができます。美術館自体がまるでひとつのアート作品のように親しまれており、建築学科の学生らも、その哲学を学ぶために足を運ぶほどだそう。展示品だけでなく、建築も楽しむことができるので、時間を忘れて楽しめる空間となっています。企画展も趣向を凝らしたものばかり松濤美術館では所蔵品に加え、年間5回開催される様々な企画展も楽しむことができます。渋谷区にゆかりのある作家の絵画、古美術、版画など、様々なジャンルの展覧会が開催されるので、訪れる度に色々な芸術と出会うことができます。「クエイ兄弟-ファントム・ミュージアム」は、7月23日(日)まで開催中。「ストリート・オブ・クロコダイル」(1986年)など、不思議で幻想的、陰鬱しかしどこか軽やかなユーモアをかんじられる人形アニメーションで数々の傑作を生んだクエイ兄弟のアジア初の本格的回顧展です。初期のイラストから、人形アニメーション制作のために作られたデコール(舞台装置)まで、その独自の美的世界の秘密に迫ります。「畠中コレクション インドに咲く染と織の華」は、2部で開催。前期は、8月8日(火)~27日(日)、後期は8月29日(火)~9月24日(日)まで。インドでは、古くから絹・毛・麻・綿などで布を織り、色を染めたら文様を描いたりして、世界中に輸出してきました。日本では江戸時代の初期から輸入されるようになりましたが、大変貴重で身分の高い一部の人しか手にすることはできませんでした。本展では、日本画家・畠中光享氏の膨大なコレクションの中から、1700年代~1900年代にかけての世界中の人々を魅了したインド更紗を中心に約150件を展示し、その魅力を紹介します。特別展期間中は午前10時から午後6時まで、金曜日のみ午後8時まで開館しています。入館料は展覧会によって異なりますが、金曜日に入館される渋谷区民の方は無料になっているので、とってもお得! お仕事終わりに落ち着いた空間で芸術に浸れば、新たなインスピレーションが得られるかもしれません。文・佐藤百スポット情報スポット名:渋谷区立松濤美術館住所:東京都渋谷区松濤2-14-14電話番号:03-3465-9421
2017年02月24日東京都江戸東京博物館では、2017年2月18日(土)~4月9日(日)の期間中、特別展「江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-」が開催されています。「萌葱地葵紋付小紋染胴服」徳川家康/所用[重要文化財]江戸時代・初期江戸東京博物館蔵本展では18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較します。これまで清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会は数多くありましたが、北京の都市生活を江戸と比較する企画は、今回が初めて。展示を通して友好と相互理解を深める契機となりそうです。展示のみどころは?●江戸・北京の街並みを描いた絵巻の競演『万寿盛典』(康煕六旬万寿盛典図)清時代・1717年(康煕56)中国・首都博物館蔵江戸・日本橋の賑わいを描いた「熈代勝覧」と、乾隆帝 80 歳の式典に沸く北京の風景を描く「乾隆八旬万寿慶典図巻」、そして康熙帝 60 歳の式典を描いた「万寿盛典」を出陳し、同時代の江戸と北京を一目で比較できるようになっています。さらに絵巻に描かれるような当時の看板や商売の道具なども合わせて展示して、当時の風景を立体的に展観します。「権門駕籠」江戸時代江戸東京博物館蔵●それぞれの都市の生活・文化を比較展示歌川広重「名所江戸百景水道橋、駿河台」江戸時代・1857年(安政4)江戸東京博物館蔵商売、歳時、学問や遊びなどの様々なテーマをもとに資料を展示し、似ているようで違っている江戸と北京の生活と文化を比較します。それぞれの文化からみえる当時の暮らしも、興味深いですね。●首都博物館所蔵の名品も登場景徳鎮窯「青花御窯廠図磁器板」清時代・道光期(1821~1850)中国・首都博物館蔵首都博物館秘蔵のコレクションから、清代の芸術文化を伝える名品を展示。江戸の人々も憧れた絵画や陶磁器など、優れた美術品の数々が紹介されます。美しい芸術品から、当時の人々の文化を読み解きましょう。「明黄色納紗彩雲金龍紋男単朝袍(礼服)」雍正帝/所用清時代中国・故宮博物院蔵■開催概要展覧会名: 特別展「江戸と北京 -18 世紀の都市と暮らし-」会期: 2017年2月18日(土)~4月9日(日) 44日間※月曜日休館〈ただし、3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館〉会場: 東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室(東京都墨田区横網1丁目4番1号)お問い合わせ: 東京都江戸東京博物館 03-3626-9974(代表)公式HP
2017年02月21日子どもに豊かな感性を育んでもらうために、小さいうちから芸術に触れさせたいと考えるママは多いと思います。しかし、そもそも自分がよくわかっていないのに、一緒に楽しむことなんてできるのかな…? という不安もあるのではないでしょうか。そんな心配は無用です! 美術館や演劇、コンサートなどに一緒に出かけられるようになれば、週末のおでかけバリエーションも豊富に。子どもが「本物」に触れる機会を、作ってみてはいかがですか?■知識がなくても問題なし!芸術についての知識がないと、楽しめないのでは? と考える人は多いようです。実際に私の周囲にも、「誰の作品か?」「背景は?」「ジャンルは?」「技法は?」といった知識がないから芸術鑑賞はしない…という人がたくさんいます。たしかに知識は、作品をより深く知るために必要かもしれません。しかし、子どもと一緒に楽しむことが目的なら、知識がなくても大丈夫。まずは、「見たまま」「聞いたまま」を楽しんでみましょう。「あそこに鳥がいるね」「変な色の空だね」「怖いね」「キレイだね」など、どんなことでも構いません。気づいたことを共有しながらおもしろがることが、子どもと芸術を楽しむコツです。■感じたことを伝え合う「感じたことを伝える」という行為は、子どもの個性や感性を育むことにつながります。芸術鑑賞はそのための絶好のチャンス。一緒に作品を鑑賞したら、子どもの感じたことを聞いて、自分の感じたことも伝えると良いでしょう。「この色使いが素晴らしい」「これは、こういった作品」と、見方や知識を教える必要はありません。ただ、お互いが感じたことを伝え合い、子どもの感覚をきちんと受け止めてあげることを大切にしましょう。子どもが何の興味も示さなかった…というケースもあると思います。大人と同じように、子どもにもやはり好みがありますから、これは当然のこと。ときには「たまたま合わなかった」と割り切ることも必要です。■何が見えるかな?中には、感じたことをうまく言葉で表せない子どももいるのでは。そんな場合は、大人が少しサポートしてあげましょう。たとえば「何が見えるかな?」「この人は何をしているのかな?」など、その作品の世界に入って行くきっかけを与えてあげると、子どもは「見えるもの」「聞こえるもの」「感じたこと」を言葉に表しやすくなります。また、「コレが好き」という視点で選ぶのも楽しみのひとつ。美術展などでは、「このお部屋の中だと、どれが一番好き?」と聞いてみるのも良いでしょう。■鑑賞マナーについて芸術鑑賞では、ある程度の集中力が必要になります。そのため、まだ集中力を持続できない小さな子どもは、難しいかもしれません。個人差はありますが、4歳くらいになるとだんだん物事に集中できるようになってくる子どもが多いようなので、このころから「本物を見せる」ことを心がけると良いでしょう。感じたことがあれば口に出して共有することが、子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しむためのポイントですが、美術館や劇場のような場所では、マナーも守らなくてはなりません。大声で会話すると、ほかの人の迷惑になる場合も。「お話するときは小さな声で」など、鑑賞前にしっかりルールを確認して、子どもにも「お約束」してもらいましょう。マナーを守ることが難しい小さな子どもは、まず子ども向けのイベントから足を運んで、芸術鑑賞の雰囲気に慣れてもらうと良いかもしれません。■まずは興味を持ってもらうことが大切「一緒に楽しむ」ためには、子どもにも乗り気になってもらう必要があります。嫌々では、意味がありません。そのため、芸術鑑賞に出かける前に、興味を持ってもらえるよう工夫することも大切です。たとえば、図書館へ行って一緒に画集を見たり、CDで音楽を聴いたりしておくのもアリ。そうすると、「本で見た絵だ!」「聞いたことがある!」と鑑賞時の発見が増え、楽しみ方が広がります。また、子どもが興味を持っているものと芸術鑑賞を結びつけるのも良い方法。絵本に出てきた絵画や、アニメで流れた音楽に子どもが興味を示したら、「本物を見に行こうか?」と誘ってみましょう。素直な感性を持つ子どもたちは、「感じること」がとても上手。子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しんでみると、大人の方が驚かされることもたくさんあります。知識がなくても「楽しむ」ことはできますから、まずは一度出かけてみてはいかがでしょうか? もしかしたら、意外な楽しみ方を教わることになるかもしれません。
2017年02月18日六本木の森アーツセンターギャラリーでは、2017年3月18日(土)~6月18日(日)の期間中、「大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」が開催されます。サンクトペテルブルクからやってくる美しい展示品をチェックしましょう。トマス・ゲインズバラ 《青い服を着た婦人の肖像》 1770年代末-1780年代初め©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エルミタージュ美術館とはウィギリウス・エリクセン 《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》 1760年代©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-181712年からロシア革命後にモスクワへ首都機能が移るまでの約200年間、帝政ロシアの都として栄えたサンクトペテルブルク。この街でひときわ優雅で壮麗な姿を誇るのが、エルミタージュ美術館です。ヤーコプ・ヨルダーンス 《クレオパトラの饗宴》 1653年©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-181764年にエカテリーナ2世(在位1762-1796)が取得し、美術館の基礎となったコレクションから、歴代皇帝が国家の威信をかけて収集した美術品、個人蒐集家のコレクションまで、エルミタージュ美術館の所蔵品はおよそ310万点。そのうち絵画作品だけでも1万7千点に及びます。ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》 1780年代末©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エカテリーナ2世は、親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを“エルミタージュ(フランス語で「隠れ家」の意)”と呼びました。名画の裏に秘めた想いとは…見どころをご紹介ルカス・クラーナハ 《林檎の木の下の聖母子》 1530年頃©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18エカテリーナ2世が34年の治世の間に収集した絵画作品は、約2,500点ともいわれています。彼女は、強大な財力と絵画への深い理解に加え、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールや、美術評論家など、国内外の目利きの助言を参考に精力的に収集を続けました。ポンペオ・ジローラモ・バトーニ 《聖家族》 1777年©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18本展には、エカテリーナ2世の最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルスの《手袋を持つ男の肖像》、息子パーヴェル1世(在位1796-1801)が母のために購入したポンペオ・ジローラモ・バトーニの《聖家族》、さらに美術館の形成に多大な貢献をしたパーヴェル1世の息子アレクサンドル1世(在位1801-1825)やニコライ1世(在位1825-1855)が収集した作品も出展されます。絵画収集の歴史や、名画の裏側に隠された想い、皇帝の嗜好などを知ることも、鑑賞の楽しみの一つとなりそうです。魅惑的なアートの世界を堪能しましょう。イベント概要展覧会名大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち会期2017年3月18日(土)~6月18日(日)休館日5月15日(月)開館時間午前10時~午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで会場森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)所在地〒106-6150東京都港区六本木6-10-1お問い合わせ03-5777-8600(ハローダイヤル)巡回情報名古屋展:会期2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)会場愛知県美術館神戸展:会期2017年10月3日(火)-2018年1月14日(日)会場兵庫県立美術館
2017年02月16日五感の中でも視覚から得られる情報はとても多いといわれています。それは目で楽しむ要素の多い絵本にもあてはまるかもしれません。勉強して賢くなる。運動して運動神経を養う。同じように感覚的な部分を磨くのに役立つのが絵本ではないでしょうか。今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもの五感を刺激する一風変わった「アート絵本」を選んでみました。あおくんときいろちゃん作・絵:レオ・レオニ/訳:藤田 圭雄/出版社:至光社 「あおくんときいろちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) パパとママと暮らす主人公・あおくんには友だちがたくさん。仲良しのきいろちゃんと遊びたくて留守番中に遊びに出かけてしまいます。街角で会ったきいろちゃんとくっついて、みどりちゃんになってしまった2人はパパとママから「うちのこじゃない」といわれ…。色を登場人物にするという発想はなんとも斬新! でも読み進めていくと登場人物に命が宿って見えてくるから不思議です。「色は混ざると別の色に変化する」ことに興味を持つお子さんもいるようですね。きりのなかのサーカス作・絵:ブルーノ・ムナーリ/訳:谷川 俊太郎/出版社:フレーベル館 「きりのなかのサーカス」(絵本ナビ紹介ページ) ブルーノ・ムナーリは独創的な発想を開花させ続けたイタリアのアーティストです。子どもの創造教育に力を尽くしてきた彼はこの絵本でことば、色、かたち、素材の魅力を伝えています。トレーシングペーパーという透ける素材が霧にけむるミラノの街を表現し、読者はページをめくるたびに異国の街中をさまよっているような感覚に…。一転してあらわれるカラフルでゆかいなサーカスの場面が強烈なインパクトを残すのは、前半シーンとのギャップの大きさゆえなのかもしれません。せんをたどって作・絵:ローラ・ユンクヴィスト/訳:ふしみみさを/出版社:講談社 「せんをたどって」(絵本ナビ紹介ページ) 表紙からのびる1本の線を指でたどっていくと、どこまでもどこまでも続いていく…。絵本のすべてがたった1本の線で描かれているこちらの絵本では町から村へ、空から海へと線の旅が楽しめます。風景、木々、人の顔、車、飛行機など「ここまで1本で描けるんだ!」という驚きと美しい絵がページをめくるたびに広がり、線をたどり続けたお子さんからは「ちゃんと全部つながってる!」なんて感動のひと言が聞こえてきそう。表紙の見える本棚にかざって眺めたい、デザインもおしゃれな絵本です。イルミネイチャー絵:カルノフスキー/文:レイチェル・ウィリアムズ/出版社:河出書房新社 「イルミネイチャー」(絵本ナビ紹介ページ) 3色のマジックレンズをのぞくと別世界があらわれる仕掛けを盛り込んだこちらの絵本はミラノに拠点を置くデザイン・デュオが完成させたもの。ジャングル、砂漠、山脈、森林、草原、大海など動物の多様性に富んだ10の地域をレンズをのぞきながら探検! 登場する180の野生生物たちは昼・夜と活動時間帯で分けられており、習性などの説明文もあるため、知らない知識を深めることにもなるよう。色彩の美しさと迫力、その両方を仕掛けとともに楽しめる絵本です。まるまるみっけ作:アンディ・マンスフィールド/出版社:ひさかたチャイルド 「まるまるみっけ」(絵本ナビ紹介ページ) 仕掛けを駆使して問題に挑む、三次元ポップアップパズル絵本がこちら。赤、オレンジ、黄、青、水色、緑、紫の7色のまるを押したり、引いたり、はたまた持ち上げたりして隠されたまるを見つけます。シンプルな仕掛けに見えますが正解するには頭をひねらなければなりません。挑戦が難しい小さなお子さんには、まず大人がお手本を見せてあげましょう。意外なところから見つかる「まる」は子どもの好奇心を刺激してくれるはず。工夫する大切さを学び、発想力を養う知育絵本の役割も担っています。豊かな感性を育むためには難しい遊びに取り組ませたり、特別な場所や環境に身をおかせる必要がある、と感じる人もいるかもしれません。でもそれではママも疲れてしまいますし、何より子ども自身が楽しめなくなってしまうことも。外に出て泥だらけになるまで遊ぶ、いろんな味の料理を一緒に作ってみる、家族でいろんなことを話す、たくさんの声や音を聴く…。五感はそうした日常生活の中で自然に養われていく部分も少なくないのではないでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月16日六本木ヒルズ展望台 東京シティビューでは2月11日(土)~3月12日(日)の期間中、素敵な春を迎えるイベントが開催されています。限定グルメや、高層ビルで楽しむアートイベント情報をご紹介します!テクノロジーアートの祭典 「MEDIA AMBITION TOKYO 2017」開催!今年で5回目を迎えるMEDIA AMBITION TOKYO[MAT] は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースです。六本木を中心に都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、トークショー等が集結します。メイン会場である東京シティビューでは、展望台全体を使った先進的なデジタルアートを体感できます。デジタルネイチャーを提唱する落合陽一氏や、デザインとエンジニアリングを横断する Takram、世界的なメディアアートのイベント「アルスエレクトロニカ」にも出展した脇田玲氏・小室哲哉氏等、さまざまなジャンルの第一線で活躍するアーティスト作品を展示し、景色と融合したダイナミックなイベントを楽しめます。■イベント概要名称MEDIA AMBITION TOKYO 2017会期2017年2月11日(土)~3月12日(日)※開催期間は会場によって異なります。会場東京シティビュー他六本木を中心に、渋谷、原宿、銀座、飯田橋、御茶ノ水、水道橋、お台場等 都内各所主催MAT 実行委員会(六本木ヒルズ/CG-ARTS/JTQ Inc./Rhizomatiks)HP一足お先に!春グルメを満喫しようまた、東京シティビューに隣接する52Fのカフェ&レストラン「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」では、期間限定メニューとして、ロマンチックなバレンタインスイーツの他、「MAT」とのコラボレーションメニューや、森美術館で開催されている「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」とコラボレーションしたスパイシーカレーなどが登場します。また、森アーツセンターギャラリーで開催される「大エルミタージュ美術館展」とコラボレーションした“チェブラーシカ”の可愛らしいスイーツなどバラエティに富んだメニューが登場!東京シティビューの絶景とともに、アートを感じられる春のひと時を過ごしましょう。都内で最も空に近い場所!屋上「スカイデッキ」から春の絶景を鑑賞海抜270mに位置し、オープンエア形式の展望施設として関東一の高さを誇る“都内で最も空に近い場所”「スカイデッキ」(森タワー屋上)では、桜の開花とともに、眼下に見える「青山霊園」の桜並木に現れるピンクの十字など都内の桜を一望でき、“天空のお花見体験”を楽しめます。また、雄大な自然の造形美や光と影が織り成す四季折々の表情を都内随一の高さから体感できます。さらにこの冬より新しく VMD+五感空間ディレクターの大髙啓二氏プロデュースによるオリジナルアンビエントサウンドを季節毎のBGMに採用。ゆっくり時を感じて、豊かな休日を過ごしましょう。
2017年02月14日国立新美術館で、「草間彌生 わが永遠の魂」が開催されます。期間は2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)。世界を舞台に活躍する前衛芸術家・草間彌生の魅力を、余すところなく伝える集大成となる展覧会です。気になる詳細を早速チェックしてみましょう!草間彌生の全貌に迫る展覧会が開催「わが永遠の魂」シリーズより《行こう、空の彼方へ》2014S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA国立新美術館開館10周年を記念した展覧会、「草間彌生 わが永遠の魂」が開催されます。期間は、2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)です。今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではない、前衛芸術家・草間彌生の全貌に迫る貴重な機会です。「わが永遠の魂」シリーズより《しのびがたい愛の行方》2014S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA今回の展覧会では、2009年から草間彌生が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、一挙約130点が日本初公開されます。さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌も総合的に紹介。過去最大規模の個展から目が離せません!要チェック!展覧会のみどころはココ●世界のKUSAMA、過去最大級の個展が東京で実現「世界で最も影響力のある100人」(2016年、米『タイム』誌)に日本人で唯一選出、「世界で最も人気のあるアーティスト」(2014年、英『アート・ニュースペーパー』紙)に選出されるなど、世界有数の実力と知名度を誇る草間彌生。テート・モダン(ロンドン)やポンピドゥ・センター(パリ)など世界に名だたる美術館での個展を成功させ、中南米やアジア、北欧でも大規模な個展を行うなど、多くの人々を魅了し続けています。国内で過去最大級の個展が、ついに東京で実現しました。●圧巻の最新作「わが永遠の魂」が一挙に初公開「わが永遠の魂」シリーズより《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA草間彌生が2009年から意欲的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から厳選した約130点が一挙に公開されます。全作品が日本初公開とあって、これは見逃せません。●稀代の天才芸術家、草間彌生の全貌を紹介《生命の輝きに満ちて》2011Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo/Singapore; Victoria MiroGallery, London; David Zwirner, New York©YAYOI KUSAMA国内での活動を経て、1957年に渡米、15年間にわたりニューヨークで活躍していた草間彌生。高い評価を得て、活動の場を東京へ移した後も、世界を舞台に活躍し続けています。代名詞ともいえる水玉をモティーフとした作品やネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、無限の鏡の間など、多岐にわたる草間芸術の全貌が、初期から最新作まで、たっぷりと紹介されます。初期から最新作まで!出展作品の一部をご紹介●初期作品幼少の頃より絵を描くことが好きだった草間彌生は、京都市立美術工芸学校で日本画を学び、故郷の松本で創作活動を開始しました。1950年代に描かれた作品は、抽象的でありながら、動植物、人間、天体、都市など、多岐にわたるモティーフをテーマに、生命感と宇宙的な広がりを感じさせます。批評家・瀧口修造らに高く評価され、東京でも何度か個展を開催しました。●ニューヨーク時代《トラヴェリング・ライフ》1964151.0×82.0×高さ248.0cm京都国立近代美術館蔵©YAYOI KUSAMA 撮影:上野則宏日本での芸術活動に限界を感じた草間は、1957年に単身アメリカに渡り、翌年にはニューヨークに居を移します。草間が最初に高い評価を受けたのは、巨大なカンヴァスを小さな網目状のストロークで埋め尽くした、中心も際限もなく、構成を排除したモノクロームのネット・ペインティングでした。その後、男根状の突起を家具などにびっしり貼り付けたソフト・スカルプチュア、同一物の集積/反復によるアキュミュレイション、オブジェやイメージによって空間を埋め尽くすエンヴァイラメント(インスタレーション)、ハプニング(パフォーマンス)など、性や食品に対するオブセッション(強迫観念)を主題とした先駆的な作品を矢継ぎ早に発表し、注目を集めます。●東京時代《黄樹》1992フォーエバー現代美術館蔵162.0×390.0cm©YAYOI KUSAMA体調を崩し、1973年に帰国した草間は、東京で入院生活を送りながら活動を再開します。絵画や彫刻、インスタレーションにおいては、水玉、ネット、男根状の突起などの従来のモティーフを大胆に再解釈し、具象的なイメージと組み合わせた色彩豊かな作品が生み出されました。コラージュ、版画、小説や詩といった文学作品など、新しい分野にも挑戦します。性と死、無限の宇宙などの普遍的なテーマにもとづくこれら作品は、率直な表現によって新しい観客を獲得しました。コラボレーションやタイアップも数多くおこなわれ、草間の作品世界はますます広がりました。●巨大なかぼちゃ南瓜2007フォーエバー現代美術館蔵©YAYOI KUSAMAアートの島・直島のシンボルにもなっている、巨大なかぼちゃをモチーフにした作品も登場します。その大きさはなんと、高さ4.5m、幅5mのビッグサイズ!写真撮影もOKなので、フォトジェニックな1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。草間彌生ってどんな人?前衛芸術家でもあり、小説家でもある草間彌生。1929年に長野県松本市に生まれ、幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作していました。1957年に単身で渡米し、前衛芸術家としての地位を築きます。1973年活動拠点を東京に移し、1993年ヴェネツィア・ビエンナーレで日本代表として日本館初の個展を開催しました。2001年に朝日賞を受賞、2009年に文化功労者に表彰されます。また、2009年には「わが永遠の魂」シリーズの制作を開始。世界各国で巡回展を開催しています。2014年に、世界で最も人気のあるアーティスト(『アート・ニュースペーパー』紙)に、2016年には世界で最も影響力がある100人(『タイム』誌)に選ばれています。2016年には文化勲章も受章している、まさに日本を代表するアーティストです。開催概要名称:草間彌生 わが永遠の魂開催期間:2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)開催場所:国立新美術館企画展示室1E開館時間:10:00~18:00 (入場は閉館の30分前まで)※金曜日は20:00まで開館※4月29日(土)~5月7日(日)は毎日20:00まで開館問い合わせ:03-5777-8600公式サイト:
2017年02月11日2月4日、5日の週末に東京で開催されるイベントをご紹介します。毎回大人気の「FLOWERS by NAKED」や、お店のどこにでもらくがきできる「ぺんてるらくがきカフェ」など、個性的で楽しいイベントばかりです。さっそく詳細をチェックしてみましょう!FLOWERS by NAKED(日本橋三井ホール)「FLOWERS by NAKED」が、日本橋三井ホールではじまりました!今回のテーマは日本一早いお花見。桜をイメージしたインスタレーションが、幻想的な世界を演出します。会場限定のカクテルやスイーツで、視覚だけでなく五感を使って楽しめるのもネイキッドの特徴です。一足早く、春の訪れを感じてみませんか?GINZA RAKUGAKI Café & Bar by Pentel(銀座・NOCO)店内全てにらくがき自由!?テーブル、椅子、壁、床、柱だけでなく、清潔感ある白いデスクや書籍にも落書きができる、ちょっと変わったコンセプトのカフェが期間限定でオープンします。オリジナルペンやトートバッグの作成など、ワークショップも開催予定。子どもも大人も夢中になれる素敵な空間を満喫しましょう。天空のマッチョコ in SKY CIRCUS(サンシャイン60展望台)展望台からの景観美と、マッチョの肉体美のコラボレーション!サンシャイン60展望台が、最高にマッチョなイベントで盛り上がっています。プロテイン入りの生チョコレート「マッチョコ」の販売や、マッチョスタッフが切り盛りするカフェ、天空の筋トレ講座など、筋肉好きにはたまらない企画が目白押しです。ふわきゅん、クラゲまつり(すみだ水族館)すみだ水族館の「ふわきゅん、クラゲまつり」は、クラゲの魅力を発見できるイベントです。人気ブランドとコラボレーションした美容企画や、実際に家でクラゲを飼育できるプログラムなど、気になるコンテンツばかり。ふわふわなクラゲの魅力にどっぷり浸かってしまうかも!?The 乾麺グランプリ 2017(池袋サンシャインシティ)麺好き集まれ〜!全国選りすぐりの乾麺を使った、全26種のメニューが大集結。日本初の乾麺グランプリが開催されます。蕎麦にうどんにラーメンに…どれを食べようか迷ってしまいますね。すべて一杯500円、気軽に食べきれるサイズで提供されます。色々な種類を味わって、お気に入りをみつけましょう。超・日本刀入門(静嘉堂文庫美術館)重要文化財 「名物 日置安吉短刀」 南北朝時代(14世紀)静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】静嘉堂文庫美術館では、「超・日本刀入門」展が開催中です。展覧会には、国宝「手搔包永太刀」をはじめとする選りすぐりの名刀が集められています。織田信長や直江兼続など、名だたる人物にゆかりある作品も多数展示されているので、日本刀にあまり馴染みがなくとも楽しめる内容です。
2017年02月03日「ディズニー・アート展いのちを吹き込む魔法」が、東京・お台場の日本科学未来館で開催されます。期間は2017年4月8日(土)~9月24日(日)です。約90年にわたるディズニー・アニメーションの歴史を紐解く、原画やスケッチ、コンセプトアートなど約450点が日本にやってくる貴重な機会。ディズニーファンならずとも、見逃せない展覧会です。「ディズニー・アート展いのちを吹き込む魔法」が開催決定●約90年分の原画が出展!その数なんと450点以上《アナと雪の女王》より 2013年© Disney Enterprises, Inc.「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」では、ディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーのキュレーターが厳選した450点以上の原画が出展されます。日本でディズニー作品についての展覧会は過去2回開催されましたが、初期のミッキーマウスから、最新作「モアナと海の伝説」までが一堂に展示されるのは、初の試みです。《モアナと伝説の海》より 2016年© Disney Enterprises, Inc.●ディズニー・アニメーションの想像力と技術の秘密に迫る《ピノキオ》より 1940年© Disney Enterprises, Inc.ディズニー・アニメーションは想像力を駆使しながら、つねにその時代の最新技術をとりいれることで、いのちを吹き込む技=魔法を生み出してきました。展覧会では、傑作の裏に隠された数々の魔法を解き明かし、その鮮やかな魔法を生み出すために費やされたリサーチや開発といった側面もフィーチャーされます。副題のとおり、まさに「いのちを吹き込む魔法」の秘密に迫る内容です。●ミッキーマウスのデビュー作、 その貴重な原画が初登場《蒸気船ウィリー》より 1928年© Disney Enterprises, Inc.ミッキーマウスの公式デビュー作は1928年に公開された『蒸気船ウィリー』ですが、実はその前に、『プレーン・クレイジー』という作品が作られています。事情があり公開の順番は前後されましたが、ミッキーマウスの真のデビュー作とも言うべき作品です。この両作品の貴重な原画を、同時初公開。とても90年近く前に描かれたとは思えない、鮮やかな鉛筆画のタッチをじっくりと堪能しましょう。気になる作品をチェックしよう●1.動き出すいのち~躍動するキャラクター~《ミッキーのハワイ旅行》より 1937年© Disney Enterprises, Inc.回転する円筒をスリットから覗き込むと絵が動いて見える“ゾートロープ”、重ねられた紙をパラパラとめくることで、そこに描かれている絵が動いて見える“パラパラマンガ”。アニメーションのルーツはそんな素朴な“動かす喜び”から始まりました。1928年、ウォルト・ディズニーは『蒸気船ウィリー』を公開。一枚の絵に“いのちを吹き込む魔法”の歴史のはじまりが、ここにあります。●2.魔法のはじまり~あくなき研究と開発の日々~《バンビ》より 1942年© Disney Enterprises, Inc.ウォルト・ディズニーは、“キャラクターとアニメーションの動きに合った音楽を付ける”というミッキーマウスの短編を作ると同時に、“音楽に合わせてキャラクターやアニメーションを作る”というシリー・シンフォニーの短編制作を開始しました。この二つのシリーズで作画や映像の技法や表現を試行錯誤し、アニメーションならではの、“いのちを吹き込む魔法”を磨き上げます。そして、これらのノウハウをもとに大きな賭け、世界初の長編カラーアニメーション映画の制作に挑みました。その研究と開発の努力が、魅力的な作品とともに解説されています。●3.作品世界のひろがり~魔法の使い手たち~《ふしぎの国のアリス》より 1951年© Disney Enterprises, Inc.1950年代に入ると『ふしぎの国のアリス』や『眠れる森の美女』など、立て続けに名作が生み出されました。ナイン・オールド・メンをはじめとするベテランアニメーターたちと、メアリー・ブレアやアイヴァンド・アールなど新進気鋭のアーティストたちが登場。アートスタイルの異なる作品群がさらにディズニー作品の世界観をひろげることになりました。●4.新たな次元へ~デジタルがもたらした革新~《リトル・マーメイド》より 1989年© Disney Enterprises, Inc.『リトル・マーメイド』のヒットをきっかけに、ディズニー・アニメーションは見事に復活、二度目の黄金時代を迎えます。この頃より、CGをはじめとしたデジタル技術を徐々に取り入れ、デジタルならではの表現も多く登場。また、自らの意思で力強く生きるプリンセスやヒーローたちを盛り立てる、豪華絢爛なミュージカルシーンや美しい楽曲が、多くのファンを獲得しました。●5.いのちの新時代~多様な社会や地球の未来に向けて~《ベイマックス》より 2014年© Disney Enterprises, Inc.1995年、世界初のフル3DCG映画『トイ・ストーリー』が公開されました。3DCGという新たな手法が取り入れられ、アニメーションの世界はさらに広がります。2006年にディズニーとピクサーが一緒になってからは、ジョン・ラセターが両社の作品の製作総指揮としてクオリティ管理を担当。作品では、多様な価値観や地球の未来など、より社会的なテーマが色濃く描かれていくようになりました。オリジナルグッズと特典付きチケットも見逃せない●オリジナルグッズも多数登場会場では、作品の魅力を生かしたオリジナル商品も販売されます。コンセプトアートから、あの有名原画まで、いろいろな場面をきりとった絵柄が可愛いプレミアム豆皿、ルートートとコラボし使いやすいバッグなど、豊富な品ぞろえです。詳しくは公式ホームページをチェックしてみましょう!●会場では手にはいらない!プレミアムグッズつきチケット通常チケットの他に、早割ペアチケットやプレミアムグッズつきチケットも発売されます。『アナと雪の女王』の原画の世界を1冊の本に閉じ込めた、オリジナルカプセルがついた「カプセルトイ付チケット」や、可愛らしいミッキーのマスキングテープがついた「マスキングテープ付チケット」など、ファンにはたまらない特典が目白押し。お出かけの予定が決まっているのなら、事前にこちらの購入もおすすめです。詳しくは公式サイトをチェックしてみましょう。歴史的にも価値の高い手描きの原画やスケッチが世の中に公開されることは非常に珍しく、今回はそのほとんどが日本初公開です。ディズニー・アニメーションが歩んできた想像力と技術革新の軌跡は、きっと子どもも大人も夢中に、そして、未来の創造性に思いを馳せるきっかけとなるはずです。展覧会の開催が、いまから待ち遠しいですね。【開催概要】ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法開催期間:2017年4月8日(土)~9月24日(日)開館時間:10:00〜17:00※入場券の購入および会場への入場は閉館時間の30分前まで会場:日本科学未来館1階 企画展示ゾーン休館日:火曜日※5月2日、7月25日、8月1日、8日、15日、22日、29日は開館チケット:当日大人(19歳以上)1,800円、中人(小学生~18歳以下)1,200円、小人(3歳~小学生未満)600円※土曜は中人1,100円前売大人(19歳以上)1,600円、中人(小学生~18歳以下)1,000円、小人(3歳~小学生未満)500円※土曜は中人900円公式サイト:
2017年02月01日2017年4月8日(土)~6月25日(日)の期間中、日本の建築美に迫る展覧会「日本、家の列島フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」が、パナソニック 汐留ミュージアムにて開催されます。世界的にみてもトップレベルと評される日本の建築。フランス人写真家と建築家たちによるキュレーションで、その美しさや新しい建築の楽しみ方を発見しましょう。世界をめぐる展覧会。日本だけの特別の展示もこの展覧会は、2014年5月からフランス、スイス、ベルギー、オランダの各都市を巡回した展覧会の帰国展です。世界の人々を魅了した日本の近現代の住宅建築にスポットをあてて紹介しています。会場は「昨日の家」「東京の家」「今の家」の3部で構成されており、それぞれ多数の写真と映像、図面、建築と施工主とのインタビューなどが紹介されています。また今回の帰国展では、ヨーロッパでの巡回展にはなかった模型とスケッチも加えられていますよ。日本を愛するフランス人がみる、日本の建築企画実現の中心となったのは、4人のフランス人。写真家のジェレミ・ステラ、建築家のヴェロニック・ウルスとファビアン・モデュイ、日本在住30年で建築設計事務所「みかんぐみ」の共同代表であるマニュエル・テルディッツらによるものです。日本通の彼らの独自の視点で約70件の住宅作品が展示されます。建築に興味がある方はぜひ足を運んでみてくださいね!イベント概要名称:日本、家の列島フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン会期:2017年4月8日(土)~6月25日(日)入館料:一般800円/65歳以上700円/大学生600円/中・高校生200円/小学生以下無料※20名以上の団体は100円割引※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能※5月18日(木)国際博物館の日は、すべての方が無料開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)休館日:水曜日(ただし5月3日は開館)会場:パナソニック 汐留ミュージアム東京都港区東新橋1-5-1パナソニック 東京汐留ビル4階問い合わせ:03-5777-8600公式HP:
2017年01月24日Acne Studios(アクネストゥディオズ)のSmall leather goodsコレクションからアーティスト Jack Pierson(ジャックピアソン)とコラボレーションしたポーチが11月17日に登場。Limited edition collaboration with Jack PiersonJack Piersonは看板用の文字などを用いた彫刻やフォトグラフィーやムービーなど様々な芸術分野で活躍するアメリカ人アーティスト。今回のコラボレーションでは1994年にロサンゼルスの現代アートギャラリーRegen Projectsで開催されたJack Pierson自身のエキシビジョン用カタログとして制作された作品集 ”Caught in the Rain Broken in the Stardust”より5つの代表作を起用。それらが刻印されたポーチを世界限定100個で展開します。さらに今回のコラボレーションを記念して、作品集 ”Caught in the Rain Broken in the Stardust” をJack Piersonの直筆承認番号と共に100冊限定で再版する事が決定。リミテッドエディションポーチとセットでアクネストゥディオズ青山店及び公式オンラインストアで販売されます。作品集 ”Caught in the Rain Broken in the Stardust”Peridot-Dreams ¥58,000model : Peridot - イブニングクラッチとしても使える、大型でミニマルなエンベロープポーチPeridot-Beautiful+Alone ¥58,000Malachite-Endless ¥52,000model : Malachite - 携帯電話やiPad miniなどのパーソナルアイテムにぴったりの、コンパクトでミニマルなエンベロープポーチ。Malachite-Heres-your-money ¥52,000Small leather goods FALL Collectionコラボレーションの発表と同時に、コインケース、財布、キーリング、ポーチなどバリエーション豊かなスモールレザーグッズのFall新作も仲間入り。シャープなグラフィックモチーフが特徴的なシルバージップディテールや、ブラックレザーにホワイトトリミング、 コニャックレザーにオリーブグリーントリミングなど、クラッシックからポップまで、幅広いカラーバリエーションで登場。ギフトなどで人気の刻印サービスも利用できます。Fall新作はアクネ ストゥディオズ直営店及び公式オンラインストアにて展開中。Bell ¥20,500Csarite ¥42,000Elmas ¥15,000(右)Elmas(左)FlouriteFluorite ¥53,000Garnet ¥20,500Kei ¥24,500Malachite ¥47,000Peridot ¥53,000
2017年01月24日大地の芸術祭の里・越後妻有で行われる冬のプログラム。雪花火や企画展など、見逃せないコンテンツが満載です。今回は、その中の一つである「SNOWART TRAIL」についてご紹介します。大地の芸術祭の里・越後妻有で「冬」のプログラムが開催!「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。アートを楽しめるのは、3年に1度のトリエンナーレだけではありません。大地の芸術祭の里・越後妻有では、通年を通したアートの展示も行われ、近年では季節毎にテーマを設けたプログラムも実施されています。雪道を歩いて新作アートを観に行こう!大地の芸術祭では、現代の合理化・効率化の対極として徹底的な非効率化を試みています。集落に散在されたアートを移動するのは、一見不便かもしれません。しかし、それが大地の芸術祭の魅力の一つで、豪雪の中でもそのスタイルは変わりません。歩いて巡ってアートを楽しみましょう!まつだい「農舞台」から出発!トレッキングツアー雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーの出発点は、まつだい「農舞台」。雪国農耕文化を体感できる、総合文化施設です。この時期ならではのトレッキングツアーの詳細をチェックしましょう!受付は公式サイトのフォームから可能です。2日前までの予約受付となっているので、注意してください。●里山とアートを最も体感できる「まつだいエリア」トレッキングツアーが開催されるのは「まつだいエリア」です。周辺に広がる里山には、草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在しています。雪のない時期には徒歩でも1~2時間で散策が可能。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に堪能できるとあって人気の高いエリアです。●この冬だけのアートを鑑賞!雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。作品はこのトレッキングツアーでしか鑑賞できない貴重なものです。雪原の中でのアートとの出会いは、感動の体験になること間違いありません。マーリア・ヴィルッカラ林舜龍高橋匡太その他にも様々なプログラムが用意されている、大地の芸術祭の里。この冬、とっておきの思い出を作りにお出かけしてみてはいかがでしょうか。【イベント詳細】開催期間:2017年2月25日(土)〜3月12日(日)定休日:水曜所要時間:各回約1時間予約:2日前までに要予約→公式サイトフォーム受付場所:まつだい「農舞台」ギャラリー受付2F※30分前から受付開始料金:一般1,000円、小中学生500円(作品鑑賞料、ガイド料含む)参加作家:マーリア・ヴィルッカラ、林舜龍、高橋匡太、ほか※レンタル長靴、カンジキの貸し出しもあります。※ご自分の長靴をお持ちの方はできるだけご準備ください。※数に限りがございます。場合によっては足カバーになる事がございます。※2017冬共通チケット提示で1回無料参加が可能
2017年01月21日3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、越後妻有地域「大地の芸術祭の里」で、冬のプログラムが開催されます。今回は、冬の夜空を彩る「越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017」についてピックアップ!3月4日開催、1日限りの特別なイベントの詳細をチェックしてみましょう。大地の芸術祭の里で『SNOWART』(スノワート)の世界を楽しもう「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。越後妻有では、トリエンナーレ以外にも季節毎にプログラムを開催。2週間ほどの集中期間を設け、各施設での特別企画展やアーティストによるワークショップ、イベント、パフォーマンスなどが連動した大規模な企画が実施されています。今回実施されるのは、「冬」シーズンのコンテンツです。世界有数の豪雪地・越後妻有で、『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能しましょう。冬の夜空を彩る雪花火なんといっても大注目なのは、大雪原に打ちあがる「雪花火」です。越後妻有の長い冬の終わりを告げる雪花火が、今年も真っ白な雪国の夜空を彩ります。 雪上に花咲く3尺玉は見逃せません!第4回を迎える今回は、広大な自然が広がるあてま高原へと会場をうつし、よりダイナミックなプログラムに。会場は光を操る高橋恭太による“光の花畑”「Gift for Frozen Village 2017」やDJのセレクトした音楽で、非現実的な空間に早変わりします。屋台も出展されるので、花火を見ながら新潟名物を味わうなんてことも可能です。●シャトルバスで楽々アクセス会場へは、無料シャトルバスの運行が予定されています。シャトルバス乗り場は、越後湯沢駅東口、十日町駅西口、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]などです。最新の情報は、公式サイトを確認してください。イベント詳細名称:越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017会期:2017年3月4日(土)「Gift for Frozen Village 2017」鑑賞時間: 17:30~20:00打ち上げ時間:19:00~(数分間)料金:一般1,500円、小中学生500円場所:あてま高原リゾート・ベルナティオ※冬プログラムを全て鑑賞できる共通チケット提示で無料となります※販売開始日、販売場所は追って告知されます
2017年01月20日