ティファニーは、21世紀のポップアイコン、BTSのジミンを、新たなグローバルアンバサダーとして迎えることを発表しました。ユニークなスタイルとグローバルな影響力で知られるジミンは、グローバル ラグジュアリー ジュエラーであるティファニーのアンバサダーとして、パーフェクトな人物であるとともに、ミュージック、アート、カルチャー、ラグジュアリーの世界が交差するティファニーの新たな章を象徴する存在です。「BTSのジミンを、ティファニーの新たなブランドアンバサダーとしてお迎えできることを大変嬉しく思います。彼は、ティファニーを象徴するエネルギー、スタイル、そして現代的センスを体現する存在です。今春以降、ジミンが参加するキャンペーンを発表できることを誇りに思うとともに、とても楽しみにしています。」ティファニー プロダクツ&コミュニケーション エグゼクティブ バイスプレジデントアレクサンドル・アルノー魅力的な歌声、見事なダンススキル、そしてステージ上での圧倒的な存在感で世界中から高い称賛を受けるジミン。彼のクリエイティブな旅は、常に進化を続けています。最近、自身初のオフィシャルアルバム『FACE』のリリースを発表したジミンは、ソロアーティストとしての新たなスタートに焦点を当て、世界に向けて独自のミュージックを発信していきます。ジミンは、ティファニーのブランドアンバサダーとして、今後展開されるキャンペーンでティファニーのアイコニックなデザインを身にまとい、ジュエリースタイリングにおけるユニークなアプローチを披露していく予定です。「ティファニーとパートナーシップを結び、デザイン、革新性、芸術性に情熱を注ぐ同ブランドの価値を体現できることを、大変光栄に思います。」ジミン3月よりティファニーのブランドアンバサダーに就任するジミンを起用した初のキャンペーンは、今年後半に発表される予定です。
2023年03月04日社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム「LITTLE ARTISTS LEAGUE(リトル アーティストリーグ)」代表:ルミコ・ハーモニー)は、きゅりあん7階イベントホール(東京都品川区東大井5-18-1)にて、世界旅行をテーマとしたステージ・ワークショップ・マーケットの1日イベント「アートで世界を旅するWORLD ART TRIP」を2023年3月21日(火・祝)に開催することをお知らせいたします。アートで世界を旅するWORLD ART TRIP【「アートで世界を旅するWORLD ART TRIP」とは】社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム「LITTLE ARTISTS LEAGUE」が手がける本企画「アートで世界を旅するWORLD ART TRIP」は、円安やコロナ禍など海外旅行へ気軽に行けなくなってしまった今こそ、子ども達に世界に目を向けて欲しいと願って企画しました。LITTLE ARTISTS LEAGUEは、2016年の発足以来、常にアートを通じて世界に目を向け社会課題に取り組んで来ました。アートを通じて世界の多様性に触れることで、多様性に寛容な社会作りを目指しています。世界旅行へ行った気分になれるステージショーや、ワークショップ、マーケットがお楽しみいただけるアートな1日イベントです。世界旅行気分なステージ1. 世界旅行気分なステージ世界旅行へ出かけてみたいと思っても、子どもは自由には行けません。世界に興味を持つきっかけとして、異文化や違いを楽しみ多文化共生の社会作りの一助になれるステージをご用意しました。一部ご観客のみなさまも参加できるレクチャータイムや撮影タイムがありますのでお楽しみに。夕方には衣装コンテストもあります!全席自由席。■クワイア with KIDS世界旅行気分な曲をクワイアチームがレッスンを経てステージに立ちます。レッスン初日は2月25日で、現在クワイア参加募集中です。 ■JAZZ:アメリカ在住経験のある実力派シンガーMARUのJAZZショー ミュージカルRENTやJANISなどに出演し、CMソングに多く起用。ジャズアルバム「I CAN HANDLE IT」をリリースするなどブラックミュージックを中心に活動するシンガー。ジャズスタンダードナンバーからスリリングなアレンジのダンスナンバーまで、子どもも楽しめるジャズライブを行います。■ハワイアンフラダンス:品川区で活躍するフラダンスチーム「Maluhia(マルヒア)」フラはハワイの自然の中に存在する神々の神話や、酋長や王族の歴史を伝える為の神聖な踊りとして現代まで大切に受け継がれて来ました。現代のフラにおいても人々の愛を伝える踊りとして、また総合芸術として発展し続けています。Maluhiaはハワイ島のクムフラ(師匠)から受け継いだフラを学んでいます。ダンサーとして心のあり方や基礎を大切にし、品川区五反田にてフラのレッスンを重ねて、毎年様々なイベントや舞台に出演。ステージでは初めての方もどなたでも気軽に踊れるミニフラレクチャーやショー後記念撮影タイムも有。■サンバ2名のサンバダンサーが登場。ショー後記念撮影タイムも有。■ペルー音楽 KALLPANDINA(カルパンディーナ) 南米ペルーから来た兄弟のショー。ステージで子ども達が楽器に触れる体験タイムや撮影タイムも有。世界旅行気分なワークショップ2. 世界旅行気分なワークショップ<ワークショップゾーン>■13:00-14:00イタリアレッジョエミリア教育Teacher-Marie(ティーチャーマリー)未就学児向けアート 新宿区に生まれ、日本とアフリカにルーツを持つ。日本の教育を受けるも周りとの違いでいじめを受けて不登校に。悩みを克服し、モデル、児童養護施設に暮らす子どもたちをサポートするNPO団体立ち上げ、インターナショナル幼稚園の保育士などを経て、レッジョエミリアアプローチ幼児教育法を取り入れた“子どもたちの遊び場”となるワークショップを全国で開催。◎ROAARRR!アフリカ大陸アニマルクラフトワークショップ!~セネガル直輸入のアフリカ布を使ってカラフルな動物たちを創り上げよう!~費用: 1,500円/1家族予約: ■14:00-15:00sakana studio りゅう Ryu[ぼうけんアーティストthe adventure artist] 無類のお魚&釣り好きで現役保育士でロンドン大学建築学部卒のりゅうさん(バイリンガル対応可)◎アートフィッシング ワールドツアー怪魚に出会う、世界旅行へ!アマゾンのピラルク、アフリカのムベンガ、熱帯の海のノコギリエイなどなど。世界にはたくさんの不思議なお魚、「怪魚」が泳いでいます。そんな怪魚を描きながら、世界中を旅しませんか?旅人のみなさんに手渡すのは一冊のノート。そのノートに、旅の各所で出会うお魚(実物大の写真)を描き、自分だけの「旅ノート」を作りましょう。使用画材はサクラクレパス。お馴染みの画材ですが、今回は指を使って描いてみましょう!さて、冒険の先にはどんな発見があるのでしょうか。費用: 1,500円/1組(1組につきノート1冊)予約: ■12:30-18:00LITTLE ARTISTS LEAGUE ◎世界旅行気分な缶バッチワークショップ費用:500円/1個予約:不要<ブースゾーン>グッズ販売も有るブースで、各ブースでは常時お席が空いていたらワークショップもご体験いただけます。それぞれ事前予約が有る場合がありますので、各サイトをチェックしたり、各ブランドに直接お問合せください。■kibi-ru ACTION アジア・中南米・アフリカの民族衣装や伝統布を使った、エスニックな布バッグを制作販売するブランド。はぎれを利用したアップサイクルなワークショップを開催。好きな国の布を選んで自分だけの世界をつくろう。◎世界の民族生地を使ったフレームづくり費用:2,000円(材料費込・30分程度)◎世界の民族生地を使ったコースターづくり費用:2,500円(材料費・縫製代込・40分程度)完成品は後日郵送(2週間程度)■みんなのニット共和国 みんなのニット共和国は“廃棄物を使ってエモい活動を行うニットのリサイクル国家”です。地球と地球に住む国民たちの環境に配慮したオシャレで上質なニットを製作しています。◎“カラフルポンポンアクセサリー作り”ワークショップカラフルな余り糸を使ったニットアクセサリー製作費用:1,000円/1個(10分程度)※本イベントのステージ装飾も手掛けています■JOAA 日本オーガニックアロマ協会 ◎LITTLE ARTISTS LEAGUEと調香のプロがコラボした「旅のカケラ」6種類のお好きな国の香りを配合したハンドマッサージ、ハンドクリーム、アロマスプレーのワークショップ費用:1,000円■カラフル刺繍のアクセサリーPOTATO ◎色々な国のカラフルな糸や、POTATOオリジナルの糸を使って、かわいいワンポイント刺繍のワークショップ。費用:2,000円(1時間程度)■シモキタFABコーサク室 下北沢にある「ものづくり&WORK&PLAYスペース」。◎アップサイクル素材で世界の家を作ろうワークショップ費用:2,000円(1時間程度)世界旅行気分なマーケット3. 世界旅行気分なマーケット■「旅のカケラ」展示・販売JOAA 日本オーガニックアロマ協会 LITTLE ARTISTS LEAGUEと調香のプロがコラボしたアロマスプレー「旅のカケラ」6種類30ml各2,750円、旅のお供になる“オリジナルウッドディフューザー&香り”を販売。■メキシコ輸入雑貨通販 メキシー メキシコの可愛い小物やバッグ、アイテムをご紹介★国内最大級のハンモックバッグの取り扱い種類!ハンモックバッグ、ポンポンチャームがオススメ!■南米ペルー雑貨 KALLPANDINA(カルパンディーナ) 南米ペルーから来た兄弟が来日し日本で制作したCD8種類、楽器や民芸品も併せて販売。■みんなのニット共和国 みんなのニット共和国は“廃棄物を使ってエモい活動を行うニットのリサイクル国家”。社会の中の“もったいない”に着目し、廃棄物をファッションやアートに再利用し、地球と地球に住む国民たちの環境に配慮したオシャレで上質なニットを製作。■つけ襟とキッズブランド YuMyra&It is What it is インド生産にこだわった刺繍やレース生地のトレンドアイテムをコットン100%で製作、お肌や環境に優しいをモットーに物作りをしています。親子や兄妹でリンクコーデを楽しめるファッションを提案する、キッズから大人まで使える付け襟のYumyraと新しいキッズブランドIt is What it is のミックス店。編み上げ付け襟:4,400円、オリジナル刺繍付け襟:6,600円■カラフル刺繍のアクセサリー POTATO モコモコ不思議な質感を作るのが好きで、アジアのお土産品の様な刺繍をイメージしています♪着けたら元気になる御守りの様なアクセサリー。刺繍アクセサリー:2,500円~■カスタマイズバック NAUGHTY NEEDLE SUNABA BAGカラーの組み合わせは約1,300通り! デイリーに使えるエコバッグとしてはもちろんアウトドア、スポーツ、フェス、旅行、サウナ、お子様の公園グッズ入れなどなど用途無限大のカラフルなメッシュバッグ。バッグを選んだらお好きなカラー紐をお通ししてアナタだけのカラーリングをお作りします!WORLD ART TRIPにちなんで各国の国旗カラーのバッグも!■陶芸作家・月山夕子 縄文時代のもの作りの気持ちを心に刻み作品を造り続けている作家。スペインのタイルやメキシコのカラフルさに魅了されて製作したPOPな陶器で、ワールドトリップしてみて!カラフルおちょこ:2,500円 一輪挿し:2,500円 箸置き:500円■世界のSTEAMSアートキットSteams Lab Japan 好奇心や創造力を育むSTEAM教材を、アメリカやインドなど海外から日本の子どもたちにお届けしています。アートキットの実物を触ってみたりできます。■スペシャルニーズ向け子どもグッズショップBorderless Kids 中度知的障がいを併せ持つ自閉症スペクトラムの長男とわんぱく盛りの次男を育児しながら、2019年より輸入おもちゃの販売からBorderless Kidsをスタート。■認定NPO法人キッズドア・海外にルーツを持つ保護者と子どものための情報支援サービス「ことこと」 2009年の設立以来、日本の子どもの貧困課題の解決に取り組む。海外にルーツを持つ保護者と子どものための情報支援サービス「ことこと」をスタート。■WORLD FESTIVAL 「世の中から“関係ない”をなくす」をミッションに、ドキュメンタリー映像や音楽を軸に企業や国際機関、NPOなどと連携し、発展途上国を含めたさまざまな国や地域のそこにしかない美しさやストーリーを発掘、発信していくエンターテイメントコンテンツの企画・制作を行っている。4. 関連企画「クワイア with KIDS」募集中世界旅行気分な曲をクワイアチームがレッスンを経てステージに立ちます。レッスン初日は2月25日で、現在クワイア参加募集中です。詳細・お申し込みはこちら! 5. 来場特典デンマークのオモチャデンマークの会社LEGOドッツブレスレット先着160名様プレゼント(3歳以上小学生以下対象)!LEGOドッツブレスレット 先着160名様プレゼント【「アートで世界を旅するWORLD ART TRIP」概要】期間 :2023年3月21日(火・祝)12:30~18:00会場 :きゅりあん7階イベントホール(東京都品川区東大井5-18-1)内容 :世界旅行気分なステージショー、ワークショップ、マーケット、夕方に衣装コンテストがあるので、世界の民族衣装でお越しください(現地で着替えたい方は受付にてご相談ください)入場料:1,500円(3歳以上一律)※定員に達した場合当日券の販売はありませんステージ鑑賞無料、先着特典有、衣装コンテスト参加可能、ワークショップ(有料)やマーケットもお楽しみいただけます【イベント詳細・チケット販売】 特典 :デンマークの会社LEGOドッツブレスレット先着160名様プレゼント(3歳以上小学生以下)主催 :一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUE後援 :品川区/公益財団法人品川文化振興事業団【一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUEとは】社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム。TCK(サード・カルチャー・キッズ)の孤立を防ぎ、自由に表現できるコミュニティ作りを目的として2016年に設立。コロナ禍で病児支援もスタートし、環境問題やダイバーシティなど深刻になりがちな社会問題を、アートアプローチによって捉えやすくし、アート思考やグローバルマインドを養えると子どもから高齢者まで幅広い層から人気を博しています。バイリンガルのアート性の高い展覧会やワークショップを関東を中心に展開中。2022年3月に非営利型一般社団法人化。主なアートプロジェクトに、フランス発祥環境アート「MASKBOOK」、ダイバーシティアート「やさしさの花」や「INVISIBLE MUSEUM」があり、月例ワークショップ「ART BRUT LEAGUE」を伊藤忠SDGs Gardenのラジオステーションにて定期開催。イベントスケジュールなどはInstagramをご覧ください。所在地 : 東京都品川区代表者 : ルミコ・ハーモニー設立日 : 2016年10月(2022年3月法人化)URL : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月30日10月27日(木)16:20~18:00学校法人立命館ダイバーシティ&インクルージョン推進室は、「グローバル社会のダイバーシティ&インクルージョンを考える」セミナーを、2022年10月27日(木)に開催いたします。立命館学園は、「ダイバーシティ&インクルージョンを実現する学園」を2030年にめざす学園像の一つとして掲げています。また、構成員一人ひとりの尊厳と多様性が大切にされることを目指して、安心して学び、研究し、働くことができる環境整備を学園全体で進めています。今回のセミナーは、アフリカ マリ共和国に生まれ、中国への留学を経て、日本の大学で教鞭をとる京都精華大学のウスビ・サコ教授の講演に続き、香港やアフリカでのフィールドワークを通じたユニークな研究を展開する本学の小川さやか教授とサコ教授との対談を行います。日本が越えていくべきダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)の課題、グローバル社会における日本の高等教育への期待などについて両氏が語ります。一人ひとりがもつ個性と能力を発揮できる社会づくりに向け、私たちにできることを考える機会となれば幸いです。■学校法人立命館ダイバーシティ&インクルージョン推進室HP : 【セミナー概要】日時 : 2022年10月27日(木) 16:20~18:00開催方法 :【オンライン】Zoomウェビナー【対面】立命館大学衣笠キャンパス(対面参加は立命館 学生・教職員に限定させて頂いています)対象 : どなたでもご参加いただけます参加費 : 無料申込 : オンライン参加を希望される方は、以下よりお申し込みください 登壇者 : ウスビ・サコ氏(京都精華大学前学長・全学研究機構長・人間環境デザインプログラム教授)、小川さやか氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)【プログラム】「グローバル社会のダイバーシティ&インクルージョンを考える」<講演>30分ウスビ・サコ 氏(京都精華大学前学長/全学研究機構長/人間環境デザインプログラム教授)<対談> 50分ウスビ・サコ 氏 × 小川さやか 氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)【登壇者略歴】ウスビ・サコ 氏1966年、アフリカマリ共和国生まれ。北京語言大学、南京東南大学等を経て、京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。2001年に京都精華大学に着任、2018年4月~2022年3月京都精華大学学長。研究対象は「居住空間」「京都の町家再生」「コミュニティ再生」「西アフリカの世界文化遺産(都市と建築)の保存・改修」など。社会と建築空間の関係性を様々な角度から調査研究を進めている。著書に『知のリテラシー・文化』、論文に「バマコの集合居住の生成と中庭型在来住宅の形成過程の考察」など。小川さやか 氏2007年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士一貫制課程指導認定退学。博士(地域研究)。 国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員、同助教、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授を経て同研究科教授(現職)。『都市を生きぬくための狡知』(2011年、世界思想社)で第33回サントリー学芸賞、『チョンキンマンションのボスは知っている』(2019年、春秋社)で第8回河合隼雄学芸賞、第55回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。221027-flyer.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「モビリティ社会」です。移動手段が変わる。社会の課題解決が期待される新分野。インターネットの発達により、車や公共交通などの移動手段のあり方が変わりつつあります。モビリティ(mobility)とは、もとは移動性、流動性という意味で、交通手段や移動手段をめぐるモノ・コト全般を指します。国土交通省は、Mobility as a Service(MaaS)(マース)という、住民や旅行者の個々のニーズに合わせて、複数の公共交通やカーシェアリング、自転車のシェアサービスなど新しい移動手段を最適に組み合わせて検索、予約、決済できるサービスの普及を推進。国は、AIやIoTを使い、モビリティを中心とした新しい技術変革のある街づくりを積極的に進めていこうとしています。その「モビリティ社会」の実現に大きく関与するのが自律型の自動運転の技術。自動運転は6段階にレベル分けされており、周囲の車との間隔や道路の混雑状況などをセンサーにより判断し、運転手がハンドルから手を離しても走れるのがレベル3。世界初、この技術を搭載した車を発売したのはHondaでした。日本は少子高齢化、都市部の人口集中が進み、過疎地では鉄道やバスの維持が難しくなっています。孤立した地域の暮らしを支えるのが自動運転。この技術が進めばコストを圧縮し、人々の移動だけでなく、モノを運ぶサービスも付与できますし、CO2の削減にもなります。TOYOTAは、自動車を中心にした実験都市の開発プロジェクトをスタート。自動運転車が街の交通を担うほか、燃料電池車が蓄電装置となり、地域に電力を供給することも計画中。モビリティ社会は製造業やサービス業、エネルギー産業など様々な業種にかかわりますし、高齢化や過疎化、技術立国など社会の課題解決も期待されます。自動車メーカーはモビリティカンパニーに移行していますが、IT企業のほうが得意な分野。HondaはSONYと提携に向けて協議を始めました。EVはガソリン車に比べ部品が少ないので、切り替えれば多くの部品工場が潰れます。日本の自動車産業を世界に押し上げ、経済を支えてきたのも町工場です。その重みを認識しつつ、各社緩やかな産業転換を図っています。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bit News」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年6月22日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年06月17日グッチが、グローバル・ブランドアンバサダーに俳優の志尊淳を起用することを発表しました。Courtesy of Gucci志尊淳は、2011年のデビュー以来、映画、ドラマ、舞台とさまざまなステージで活動し、俳優としての評価を高めてきました。NHK連テレビ小説「半分、青い。」や、主演を務めた映画『さんかく窓の外側は夜』をはじめ、その確かな演技力で世界中のファンを魅了しています。Courtesy of Gucci新型コロナウィルス感染症による外出自粛期間中には、ライブ配信での等身大のメッセージが男女問わず幅広い層からの支持を得るとともに、医療従事者への寄付を行うなど社会との関わりへの深い関心をうかがわせました。2022年は俳優のみならず、初監督に挑戦した短編映画の公開や、今春公開のアニメーション映画『バブル』では主人公の声優を務めるなど、活動の幅を広げています。志尊淳はかねてよりプライベートでもグッチを愛用し、昨年11月の「GQ MEN OF THE YEAR 2021」授賞式でもグッチのタキシードジャケットを着用しました。ソーシャル メディアなどを通じて発信されるファッションの表現や、社会との関わりを模索するその姿勢は、グッチが掲げてきた「インクルージョン」および「自己表現の自由」というメッセージと響き合います。GUCCI1921年、フィレンツェで創設されたグッチは、世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドのひとつです。ブランド創設100周年を経て、社長兼CEO マルコ・ビッザーリとクリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレのもと、「ラグジュアリーを再定義する」というミッションを掲げ、クリエイティビティとイノベーション、イタリアのクラフツマンシップをブランドバリューの核としながら、次の100年に向けて歩みを続けていきます。グッチは、グローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングの中核をなすブランドです。ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ウォッチ、ジュエリーの名だたるブランドを擁し、その発展を支えています。詳しくは、www.gucci.com をご覧ください。
2022年01月25日アニャ・テイラー=ジョイが「ディオール(Dior)」とパートナーシップを締結、グローバル アンバサダーに就任した。アニャは、「ディオール」が継承してきたアイコニックなヘリテージをたたえ、ウイメンズコレクションのアーティスティック ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリ、メイクアップのクリエイティブ&イメージディレクターであるピーター・フィリップスによるデザインやクリエイションを紹介していく。エドガー・ライト監督によるサイコスリラー映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の日本公開を控えるアニャといえば、ロバート・エガースが監督・脚本を務めた『ウィッチ』の演技でスクリーンデビューを果たした。Netflixオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」で世界中の視聴者を魅了したことも記憶に新しく、ベス・ハーモン役を演じてエミー賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞を受賞した。そのほかゴールデン・グローブ賞にノミネートされた、オータム・デ・ワイルド監督の『EMMA エマ』や、M.ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』など幅広い作品に出演。最近は「サタデーナイトライブ」のシーズンフィナーレでホストも務めた。今後は『ラストナイト・イン・ソーホー』ほか、フォーカス フィーチャーズの『ザ・ノースマン』(原題)、ニュー・リージェンシープロダクションによるデヴィッド・O・ラッセル監督との新作などが予定。さらに、レイフ・ファインズと共演するサーチライト社の『ザ メニュー』(原題)、ジョージ・ミラー監督によるアカデミー賞6部門受賞の大ヒット作品『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフ映画『フュリオサ』(原題)で主演を務め、若き日のフュリオサを演じることが発表されている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年10月26日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「グローバルミニマム税」です。世界に広がる格差緩和を期待して、7月合意を目指す。グローバルミニマム税は、タックスヘイブン(租税回避地)問題の対処法として掲げられました。グーグルやアマゾンなど、グローバルに展開している巨大企業は、聞いたこともないような小さい島国に法人登記をしています。法人税の安い国や地域に籍を置き、多額の税の支払いを逃れているのです。小国は小国で、税収を得るために税率を極力低くし、積極的に企業誘致をしてきました。これがタックスヘイブンです。主権国家は多額の税収を失い、世界中で長年の問題になっていました。そんななか、アメリカが中心となり、OECD加盟国を中心に140の国と地域に、グローバルミニマム税の実現を呼びかけたのです。世界的に最低税率を15%以上に決めて、法人税率の引き下げ競争に歯止めをかけようという提案です。7月にイタリアで開催されるG20財務大臣・中央銀行総裁会議にて、その合意を目指そうとしています。主に対象となるGAFAやマイクロソフト社などはアメリカで生まれた企業ですから、これはバイデン大統領流の理にかなったアメリカ・ファーストと言えます。トランプ前政権は、アメリカ国内に本籍を置く企業の税を優遇し、関税を高くすることで対処しようとしていましたが、カリフォルニア系の企業の多くが反トランプ派だったため、次々に国外に出ていってしまいました。バイデン政権はそれに歯止めをかけようとしています。巨大グローバル企業に課税できるようになれば、多額の税収を再分配できます。世界の格差是正の一環として打ち出されているというのが、グローバルミニマム税の大きなポイントです。ちなみに日本の法人税は20%台。OECD諸国の中では高いほうです。経団連はもっと下げてほしいと国に要請しています。日本のタックスヘイブン対策は令和元年に変わり、事業実態が他国にあっても、日本の親会社による管理が確認されれば、タックスヘイブン税制の適用除外と判定されます。残念なのは、グローバルミニマム税の対象となる世界を席巻する多国籍企業の中に、日本の新しい企業を送り込めていないことです。足元の産業をどう育てるかが課題となっています。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年7月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年07月10日社会人と学生のカップルは、それほど珍しくないものです。学生は社会人の頼もしさに、社会人は学生のあどけなさに惹かれお付き合いするパターンもあれば、学生時代からお付き合いしていてどちらかが先に社会人になるパターンもあります。しかし社会人と学生のカップルは、学生同士や社会人同士のカップルに比べ、交際が続かないという声があります。それはなぜなのでしょうか。またどうしたら長く一緒にいられるのでしょうか。今回は社会人と学生のカップルが付き合う上で注意すべきことを3つご紹介します。■ 対等な関係を築く社会人と学生のカップルによくある悩みの一つが、上下関係ができてしまうこと。学生だからと小馬鹿にしたり、社会人だからと頼りっきりになってしまったり、そんな関係では不満がたまり、いずれ大きな溝が生まれてしまいます。社会人と学生という立場の違いにとらわれないよう、対等であることを心がけてくださいね。■ 金銭感覚をすり合わせる学生は社会人に比べ収入が少ないので、必然と二人の経済力に大きな差が生じます。だからといって、「社会人なら学生に奢るのは当たり前」と考えるのはNG。社会人は収入がある一方で、生活費や車の維持費、同僚との交際費など出費も多いです。お互いに無理のない範囲でデートをするようにしましょう。そのほかにも、経済力の違いから金銭感覚もずれてしまうことが多いです。デートやプレゼントは、お互いのお財布事情を踏まえて選ぶなど、感覚をすり合わせていくことが重要です。■ お互いの予定を尊重する学生と社会人では、お休みのタイミングや時間の使い方にズレが生じることがしばしば。とくに社会人は、休日や夜間に仕事をしたり、残業をしたり、会社や仕事の都合によって自由に時間が使えないことも多いです。しかし、会社に行ったことのない学生には理解が難しいもの。なかなか予定が合わず、会えない日々が続くうちに、心が離れてしまうことがあります。会えないことに不満をためるのではなく、私生活を充実させ、相手の予定を尊重できる余裕を持つことが大事です。■ 違いを受け入れ、歩み寄る姿勢が大事!社会人と学生では時間の使い方も金銭感覚も、大きく変わります。そんな違いを理解し、お互いに歩み寄ることが長続きの秘訣です。いずれ二人とも社会人になる日がきます。そうなればこれまで以上に共有できることが増えてくるはず。その日が来るまで違いを楽しみながら、お付き合いしていきましょう。(コンテンツハートKIE/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年04月01日昨今では、おうち英語を取り入れて、子どものころから英語に触れる環境を実現している家庭も増えていますね。しかし、英語さえ話せれば、グローバルに活躍できる人材になるかと言えば、そうとも言えません。そこで、じわじわと実践している人が増えているのが、英語だけではないグローバル教育です。グローバル教育って?『子どもにお金のこと、どう教えればいい?』をインスタグラムで発信している、シーナさんが、おうちでできるグローバル教育についても紹介しています。シーナさんが教えてくれる、おうちでできるグローバル教育は6つです。まず、グローバルの本質としての考え方として、多様性を受け入れ、楽しむこと、と紹介しています。投稿では、おうちでできるもの以外も紹介しているので、そちらも参考にしてくださいね。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る シーナ (Satoshi Shiina)(@shiina.3104)がシェアした投稿 1.絵本や本で海外について学ぶシーナさんのオススメは『世界のともだち』という本のシリーズのようです。写真を中心に同年代の子どもたちの生活を知ることができるそう。2.おうちで異国料理をつくる絵本などに出てきた、異国の料理を実際におうちで作ってみるというアイディアです。視覚だけではなく、味覚や嗅覚も使って異国を体験できるとても良い機会になりそうですね。実際に海外に行くことが難しいからこそ、大人も一緒に海外気分を楽しめそうです。3.Google Earthで遊ぶGoogle Earthがあれば、疑似的に海外旅行もできてしまいますね。有名な世界遺産を巡ったり、お父さんやお母さんの訪れたことのある国を案内してあげるのも楽しそうです。4.仏壇のお参りを教える日本ではあまり宗教の話をすることはありませんが、グローバル社会では、様々な宗教を信仰している人がいて、宗教の話をすることは当たり前。まずは、自国の宗教について、知識をつけておく必要はありそうです。5.他宗教の習慣に挑戦する礼拝や食前のお祈りなどを調べて、おうちで実践してみるのも楽しいようです。実際に体験することで、何か感じることもあるかもしれませんね。6.多様な国の先生とオンライン英会話オンライン英会話には、様々な国の先生がいます。あえて、多様な国の先生と話をして、文化やアクセントなどを吸収してみましょう。日本以外の国に目を向けて、興味を持つことで、英語にも興味を持つきっかけにもなりそうですね。英語を既に取り入れている家庭であれば、英語に対する興味・関心も増すかもしれません。おうち英語をしている方も、していない方も、おうちでできるグローバル教育をぜひ試してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年03月24日グローバル企業が掲げる未来への約束フランス・ロレアルグループの最高社会責任者であるアレクサンドラ・パルト氏が、2021年2月24日(水)-25日(木)の日程で開催された「サステナブル・ブランド国際会議2021横浜」に登壇し基調講演を行いました。世界最大の化粧品会社であるロレアルグループは、2020年6月にサステナビリティプログラムを刷新。パルト氏は新プログラムである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を紹介し、日本ロレアル株式会社の代表取締役社長日本においては、同プログラムの展開についても他の企業の代表者らと意見を交わしています。サステナビリティの推進へ意欲壇上でパルト氏はビジネスの根幹としてのサステナビリティを題材に、「2025年までに全世界の拠点にてカーボンニュートラルを実現する」といったプログラムの詳細を明らかにしています。この他にも、2030年に向け製品における温室効果ガスの排出量50%削減や工業プロセスで使用される水を100%リサイクルし 再利用可能にすることを目標として紹介しました。さらに、パッケージについても森林破壊を抑制する目的でバイオベース原料に切り替えることや、社会的課題にも取り組むべく、困難な立場にいる女性支援のため5千万ユーロの慈善寄付基金を新たなプログラム内で立ち上げています。会場のとの中継で初のオンライン開催となった同会議には、延べ3,500名以上の参加者が訪れました。(画像はサステナブル・ブランド国際会議2021横浜公式サイトより)【参考】※サステナブル・ブランド国際会議2021横浜※ロレアルプレスリリース
2021年03月09日社会人と学生の恋愛は難しいといわれがちです。しかし、決してうまくいかないわけではありません。社会人の男性を好きで射止めたいときに、役に立つテクニックを紹介します。まずは相手の生活を思いやろう社会人のカレを射止めるのにまず欠かせないのが、社会人の生活を思いやることです。仕事の種類によって働くリズムにも違いがあり、終業後の疲れ方なども異なっています。まずは相手の仕事と生活についてよく耳を傾け、負担をかけないようにするのが肝心です。無理に時間を作ってもらおうとアプローチすると、負担になってしまう可能性があるので、彼がリードしやすいように相手の生活にあわせてあげるようにしましょう。聞き上手になろう社会人には、会社でかなりのストレスを抱えている人もいれば、仕事がやりがいになっている人もいます。どちらにせよ、会社以外にも仕事の話をする相手を求めている男性が社会人には多いので、あなたが聞き役になってあげると彼に欠かせない人と思ってもらえるようになります。相槌を打ち、ちょっと疑問に思ったことを口にして、相手に説明してもらうというスタンスで付き合うと良いでしょう。聞き上手になると、彼の生活や仕事もよくわかるので一石二鳥です。相手の趣味に興味を持とう社会人になると仕事一辺倒になる人もいる一方、趣味の時間を確保したいと思う人もいます。彼が趣味の話をするときがあったら積極的に興味を持ってみるのも、社会人の彼と付き合うには効果的なテクニックです。まずはその趣味について話を聞くことから始め、できるなら彼のスケジュールに合わせて一緒に取り組んでいきましょう。男性向きのもので女性では参加しづらいものであれば、話を聞くだけでも構いません。彼の趣味を尊重することで、心を引きつけることができます。将来を語り合おう社会人になると人生計画をよく考えるようになります。結婚して子供を授かることや、老後のことまで考えるケースも少なくありません。学生の立場でも社会人と同じ視点に立って将来を語り合うように努力してみてください。彼に、自分とあなたの波長が合っていると思わせることができたら、これから先も一緒にいたいと自然と彼の中であなたとの将来を意識するようになっていくでしょう。
2019年11月25日「子どもの言うことを親がジャッジしてしまうと、子どもは『親にとって正しい答え』を言おうとするようになり、自分で考えることをしなくなる」と話すボーク重子さん。一人娘スカイさんが「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝し、さらに自身も2004年に念願のアジア現代アートギャラリーをオープンさせ、現在では子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについての講演会やワークショップを展開しているボークさんに、現在の日本の育児の現状についてもお話をうかがいました。前回、ボークさんは「グローバル社会で生き抜くスキルをつけるために、家庭での対話が重要」とお聞きしました。そこで重要となってくるパパとママの対話についてお話をお聞きします。さらに日本で問題となっているのが「ワンオペ育児」の状況。日本のママが直面する問題にボークさんは、「いたしません!」宣言というポジティブなメッセージをママに贈ってくれました。》 「英語できない親でも、グローバル時代を生き抜く力を育てられる!」 ■「パパとママの会話が子どもの手本になる!――子どもが自分の意見を表に出せるようにするためには、何が大切なのでしょうか?ボークさん:子どもの対話力をあげるには、大人が手本になるのもいい方法です。子どもにとって、一番身近な存在は、パパとママ。家族というのは最小にして最強のコミュニティですから、ここでも否定から入ってはいけません。「この材料で、カレーしかメニューが思い浮かばないなんて!」という批判的な対応だと、親の顔色を見て、ウケのいい答えを言おうとしてしまいます(※)。※リベラルアーツ的思考力の素地を作るためには、家庭での毎日の会話で十分にできるとボークさんは語ります。たとえば晩ご飯のメニュー決め。ただ子どもの意見に対して親がジャッジしてはいけないと話します。――大人にとって都合のいいことや気にいることを言ってくれる子のほうが、大人はラクだから「いい子」だと思いがちですよね。ボークさん:都合のいいことも、悪いことも、まずは否定しないことが大切です。そして、それを夫婦のやりとりで、見せてあげれば、子どもは安心します。冷蔵庫の材料を伝えて、パパも一所懸命考えて答える。ママも受け止める。そのような親のやり取りを見て、子どもは自然と学びます。パパが「肉じゃがができるね。今日は肉じゃがが食べたいな」と言ったとき、ママが面倒臭く感じても、即座に「え? 肉じゃが? じゃあ、自分で作れば?」というような反応ではなく(笑)、「たしかに肉じゃがも作れる材料だね。でも、今日は、ちょっと煮物を作る時間が足りないから、この材料を小さく切ってカレーにしようか?」などと返せばいいのです。「否定されない」、「受け止めてもらえる」、という見本をぜひ、ご夫婦でも見せてあげてください。「安全でない」と子どもが感じると、子どもは自分を見失い始めます。大人が求める答えをしてしまうのです。そうすると、自己肯定感は下がります。■「ママはどれだけやるか?」ではなく、「どれだけやらないか」――「ワンオペ育児」が多い日本だと、夫婦の会話を子どもに見せる機会自体が少ないご家庭もありそうです。ボークさん:私は「ワンオペ育児」という言葉を知ったときに、とんでもないことだと思いました。驚きとショックでプルプルしてしまったほどに。日本の女性は有能なので、やれば、ほとんどのことができてしまうんですよね。だから、ワンオペ育児もやろうと思えばできてしまう。――たとえ「ワンオペ育児」でなくても、育児中のワーママは、やることがたくさんありすぎて、あらたに何かを始めることが大変だと感じてしまうかもしれません。ボークさん:やることがたくさんありすぎて、それを整理するために、to doリストを作る方もいるかもしれませんが、to doリストは、達成感をもたらしてくれるけれど、疲れも持ってきます。だって「やらないといけないこと」が書き連ねてあるのですから。だからto doリストを見直してみてください。本当にやらなければならないこと、その中に、いくつありますか? 仕事、家事、育児、全力投球を3つもしなければならないなんて、無理です。to doリストを作ったら、作った端から消してしまいましょう(笑)。料理、洗濯、掃除……すべてを納得のいくまで行うなんて無理なのです。家族のために、子どものために、食卓においしそうな料理を並べたいと思う気持ちに嘘はなくても、美しい料理を作るためにママの笑顔が消えてしまったら、本末転倒。「買ってきたけれどおいしそうでしょ?」ってママが笑って言うほうがよっぽど、子どもはうれしいものです。■パパがいるときには、「いたしません」宣言を!――笑顔でいることが大切! それを実現するには?ボークさん:リベラルアーツ(※)を培うためには、ママが対話の時間や心のゆとりを持つことがマストです。そのためには時間を作り出すことが必要。でも1日の時間は決まっています。そんななかで笑顔を保つためにできること、それには日常のTo Do家事をどれだけ「やらないか」が勝負です。※リベラルアーツとは、「自由とは?」、「正義とは?」など問いを立てて、自分と向き合い、そこから自分の考え方や生き方についての意見を構築していくための学び掃除はお掃除ロボットを回しておけばいい。生ゴミはディスポーザーに入れればいい。パートナーが在宅しているとき、ママは家事を「いたしません」でいいんです。たとえば、日曜日の昼食の準備は「いたしません」のように。やってしまえばできることを「いたしません」と言うのには、覚悟が必要です。でも、やらないことで時間を作り、その時間は、ママが心にゆとりを持つこと、例えば「やりたいこと」に時間を使ったり、子どもとの対話に使ったりしましょう。――サボったり、手抜きでいいのでしょうか? 仕事をしているだけで罪悪感を感じるママもいる中、家事も手抜きだとさらに罪悪感を感じるママもでてきそうです。ボークさん:「女性はこうあるべき」「ママはこうあるべき」「妻はこうあるべき」「働くママはこうあるべき」など、女性に課せられたいろんな「べきが」あるなか、あえて「いたしません」というのは罪悪感や劣等感を伴うかもしれません。だから母、妻という立場ではなく、女性は、「自分でいる」ことがとても大変なんです。そう考えると、もしかしたら女性が自分でいられるというのは、生まれたときだけかもしれませんね。その後は、「女の子なんだから」と言われ続けて育ちます。どんなときも、いい娘、いい妻、いい母でいるように、そして自分のことは後回しにしていい、と訓練されていってしまう。そして、気づかぬうちに、自分でも自分にそう言い聞かせてします。国の調査によると、6歳未満の子どもをもつ夫婦の家事・育児関連時間は、男性が1時間23分(女性が約7時間34分)と圧倒的に低い状態です(※1)。そんなの私に言わせれば犯罪です(笑)。ハーバード大のリサーチ(※2)によると、「働くママに育てられた女の子は、マネージャーになる確率が高く、男の子は家事育児の時間が倍で、不幸になることなんて『ない』」というデータがあります。ママが働いているからという理由で、罪悪感を抱える必要なんてないんです。働くことが好きなら罪悪感から自由になってもっともっとエンジョイしてほしいと思います。「ママが心にゆとりを持つ」。この時間を確保するために、いますぐできることがあります。それは家族の役割を決めるということです。なぜなら家族はコミュニティーなのですから、全員参加が基本です。子どもの場合は、年齢に合わせて「家族のためにできること」をみんなで決めます。それは、たとえばお皿を下げることかもしれないし、おもちゃを自分で片すことかもしれない。パパの場合には、週末のランチとディナーと1週間に必要な食料の買い出しをするとかいかがでしょう?家族の役割を決める時に大切なルールが1つだけあります。それは「ダメ出しをしない」。ランチがまずくても、作ってくれた人に文句は言いません。子どものおもちゃの片付け方が完璧でなかったとしても、ママはやり直しをしないようにしましょう。そして大切なことは、「ありがとう」と伝えること。こうしたことを家族で習慣にして、それを繰り返していくうちに、だれもがどんどん上手になっていくのですから。「世界基準の子どもの教養」で必要なことの1つに、「誰かの役に立つ」意識を持つことがあります。それは、お子さんが家族の役割を果たしたときに、「あなたのおかげで、家の〇〇が助かった」と声かけするだけで家庭で育むことができるんです。それは、家庭からからスタートして、学校、社会と世界が広がっていきます。さらに家族の役割を決めて全員参加で助け合うことにはもう1つ利点があります。それは子どもの自己肯定感が上がるということ。誰かの役に立つことで、自分も幸せな気持ちになり、「自分ってすごいじゃない」と思え自分を認められるようになるのです。――貢献する意識を小さい頃から芽生えさせることはできそうですね。ボークさん:激動する社会を生き抜き、みずからの力で将来を切り開いていくためには、みずから課題を見つけ、考える力が必要です。考える力を培うには、意見を述べる機会をどれだけ増やせるかが鍵になってきます。そして私たちは一人では生きていけません。社会とのつながりのなかで生きていきます。だからこそ自分の意見を構築する第一歩を、そして「誰かの役に立つ」意識作りを、まずは今日から、家庭で始めてみてください。この2つを意識することは、グローバル社会で活躍するために必要不可欠になっていきます。■今回のお話を伺ったボーク重子さんのご著書 『世界基準の子どもの教養』 (ボーク重子/ポプラ社 1,600円(税抜き))ボーク重子(ぼーく・しげこ)さんICF認定ライフコーチ。アートコンサルタント。福島県出身。米・ワシントンDC在住。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2004年に念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年にワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に「ワシントンの美しい25人」の一人として紹介される。『心の強い幸せな子になる0〜10歳の家庭教育「非認知能力」の育て方』(小学館)、『「全米最優秀女子高生」を育てた教育法 世界最高の子育て』(ダイヤモンド社)のほか、近著に『世界基準の子どもの教養』(ポプラ社)がある。※1.総務省 「平成 28 年社会生活基本調査」 (pdf)※2.ハーバード・ビジネス・スクールKathleen McGinn教授レポート「Working Mothers Raise More Successful Daughters and Empathetic Sons」
2019年07月31日「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝した娘さんを持ち、またご自身も「ワシントンの美しい25人」の一人として紹介されるなど、グローバル社会で大活躍しているボーク重子さん。そんなボーク重子さんがグローバル社会で生き抜くためのヒントをまとめた書籍 『世界基準の子どもの教養』 (ポプラ社)を上梓しました。そこで、ボークさんがご自身でも実践していらっしゃる「世界のどんな場でも活躍できるために必要なこと」をズバリ! おうかがいしました。お話をうかがったのは…ボーク重子(ぼーく・しげこ)さん30歳の誕生日前に渡英、ロンドンにある美術系大学院サザビーズ・インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、フランス語の勉強のために訪れた南仏の語学学校で、米国人である現在の夫と出会う。1998年渡米、出産。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2004年に念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。一人娘スカイは2017年「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝。現在は全米・日本各地で子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについての講演会やワークショップを展開中。■グローバル社会で生き抜くスキルって日本人に必要なの?――「グローバル社会」って、いったい全体、なんなのでしょうか?ボーク重子さん(以下、ボークさん):「グローバル社会」と聞くと「子どもまだ小さいし、ウチには関係ないわ」と思う方もいるかもしれません。でもじつは、いまの日本はすでに立派なグローバル社会なんですよ。たとえば、コーヒーの「スターバックス」も、パソコンの「アップル」も、チョコレートの「キットカット」も、みなさんの周りにはグローバル企業のサービスやアイテムがあふれています。そして、コンビニエンスストアなどを利用すれば、みなさんの身近で、外国籍の店員さんがたくさん働いていらっしゃることにすぐに気づくのではないでしょうか。――そう言われてみれば、現在の日本は「グローバル社会」まっただ中なんですね。そんな日本の読者に向けて、なぜ今回、「グローバル社会に必要なスキル」についての本を書かれたのでしょう?ボークさん:どんどん変化している世界では、今後はそのなかで生き残ろうとするだけでなく、さらなる発展のために変わっていくことも重要となっていきます。日本人にはすばらしい美徳があり、勉強はできるし、非常に優秀で、教育への意識も高いと思います。でも、グローバル社会で生き抜くスキルを身につけるための視点が、少し欠けてしまっているような気がしました。それが原因でグローバル社会で活躍するチャンスを逃してしまっているとしたら、それはとてももったいないと思ったのです。 私自身、アメリカに移住した頃は、外国人のコミュニティに入れずにつらい思いをしました。それまでに留学の経験もあったし、英会話ができないわけではなかったのに、です。英語がわかるかどうかよりも、グローバル社会に入っていくためにはもっと大切なことがあったと気づいたのです。■世界基準で考えたときに、必要なことは、たったの6つ!――ボークさんが考える世界基準の子どもの教養とは?ボークさん: 今、現在進行形で子育てをしているママたちに「グローバル社会でサヴァイブしていくために必要なこと」を挙げるとしたら、6つあります。●リベラルアーツを学び自分の意見を持つこと●Cause(誰かのためになる)という自分らしい社会との関わり方を持つこと●教養あふれる会話と会話術を身につけること●外から見た印象の教養度をあげること●グローバル教養あふれる食事の仕方 ●グローバル社会でネットワークを築くための社交のルールを知ること――どれも、言われてみれば身についていたほうが良さそうですが、いきなり全部となると、なかなか難しそうですね。ボークさん:一番、大切なのは、「リベラルアーツ」です。まずは、リベラルアーツを培うことを意識することが、今からできることです。――リベラルアーツって何ですか?ボークさん:日本でもリベラルアーツという言葉を聞く機会は、少しずつ増えてきましたけれど、「教養教育」のようなニュアンスが強く、本来の意味とは異なります。――「リベラルアーツ」と聞くと、大学生になってから教養として身につけていくような学問で、子育て中のママには関係ないような…と思ってしまいますが。ボークさん:リベラルアーツを「教養を身につけるための学問」としてしまうと、知識の詰まった本を読むだけで終わってしまいます。リベラルアーツというのは、「問いを立てる力」、そしてそこから「自分なりの答えを見つけていくプロセス」です。「自由とは?」、「自分はどう働きたいのか?」、「自分はどう生きたいのか?」といったさまざまな問いを立てて、自分と向き合い、そこから自分の考え方や生き方についての意見を構築していくための学びなのです。■家庭でできる「世界基準」の子育てとは――家庭でできることは、どんなことがあるのでしょう?ボークさん:リベラルアーツ的思考力の素地を作っていくことは、小さな子どものうちからできます。子どもが主体性を持って、話したり、何かに取り組んだりすること。それこそがリベラルアーツなのですから。家庭では、毎日の会話で、十分にできます。習慣化することが大切です。1回やった、では習慣になりませんから、毎日、続けるのです。――具体的に、どのような会話をするといいのでしょう?ボークさん:何かについて「なんでそう思うの?」という素朴な疑問を声にすればいいだけです。対話は、難しいことではありません。「今日、幼稚園で何をやったの?」とか「今、冷蔵庫にこれしかないんだけど、晩ご飯、何が作れるかな?」とか何でもいいんです。「このご飯、もっとおいしくするには、どうしたらいいと思う?」とか。――質問をすることが家庭でのリベラルアーツの培い方では大切なのですね。ボークさん:対話で大切なのは2つだけ。●1つ目は、考える機会を与えること。その引き金になるのが、こちら側からの質問。質問されると考える。もっと成長して大きくなったら、自問という方法もあるけれど、それができるようになるまでは、他者が質問することで考える機会を作ってあげればいい。●2つ目は、表現する機会と安全な環境を与えること。質問されて考えて、自分なりの考えを持てたとして、それを相手に伝わるようにするには、外に出す機会がないと習慣化しません。そして子どもが自分の考えを表現しやすい環境が大切になってきます。最初は、たどたどしい説明かもしれないけれど、「そうなんだ、そんなふうに考えたのね? どうしてそんな風に考えたんだろう?」と質問を挟んだりするうちに、徐々に論理的に考えられるようになります。そして、徐々に論理的に、他者に伝えられるようになります。■正しさにとらわれて親が裁判官になってはいけない!――子どもとの対話で注意すべきことはありますか?ボークさん:大切なのは、子どもが自分の考えを外に出すときに、聞き手がジャッジ(判断・批判)してはいけないということ。「なんでそんな風に思ったの!おかしいんじゃない?」などと、親が裁判官になってはいけません。親が裁判官になってしまうと、子どもは、「親にとって正しい答え」を言おうとしてしまうからです。そうすると、親の顔色をうかがうようになって、自分で考えることをしなくなります。聞き手は、子どもがどんな突飛な発想で答えても、ユニークな言葉を選んでも、正誤を突きつけない。何を言ってもいいんだという環境をまずは作ってあげることが重要です。そうでないと、子どもに、「ここは安全な場ではない」と思われてしまいます。安全な場だという認識が持てて初めて、子どもは自分なりの考えを安心して聞き手に伝えることができるのです。――ボークさんご自身もそのような対話を実践してきたのでしょうか?ボークさん:じつは、私はもともと指示待ち人間でした。「結果を早く出せることが優秀で、それが評価の基準だった時代の教育」で育ったので、アメリカに移住したあとは、人と対話することを恐れていました。「自分の発言が間違っていたらどうしよう」、「こんなことも知らないのと思われたらどうしよう」、「私の質問で相手を傷つけたらどうしよう」といった感じで思っていたのです。だから、当時の私と同じように、「どんな対話をすればいいのかしら」とプレッシャーを感じるママがいてもおかしくありません。でも、一番重要なのは子どもに興味関心を持つこと。好奇心があれば、自然と質問は出てきます。私自身の子育てを振り返れば、「今日、学校で何したの?」など、いろいろと質問をしただけでした。たくさん質問してもらえると、子どもは「自分に興味を持ってもらえている」とうれしい気持ちになります。「やりなさい」「こうしなさい」と指示するように話すのでなく、子どもに興味を持つことで生まれる質問を大切にしていました。――ボークさんが子育て中に対話でよく取り上げた話題は何ですか?ボークさん:身近なことが多かったですね。晩ご飯のメニュー決めなどは、本当に身近で小さな子でも関心が持ちやすいと思います。たとえば、「冷蔵庫に人参とジャガイモと玉ねぎとお肉があるけれど、これで何が作れると思う?」と親が聞くとします。子どもがカレーと答えたら「そうね、カレーもいいね。カレーができるね」と返事してあげればいいのです。もしも、家族の誰かがランチにカレーを食べていて、晩ご飯もカレーになってしまうのを避けたかったり、体調を崩していてカレーがふさわしくなかったら、「カレーなんて○○だからダメでしょ」と否定してしまわずに、「カレーの他にも何か作れるものはないかな?」とか「カレーもいいけれど、他にこの材料で食べたいメニューはないかな?」と、新たに質問を投げかけるのです。即座に否定してしまっては、「わかってもらえない」「伝わらない」と子どもは不安を抱えてしまうだけです。でも子どもにとっては親に「カレーはどう?」と提案するには、不安があります。なぜならママに「できないやつ」と思われたくないから。そのためには大事なことはパパとママがロールモデルになることなんです。グローバル社会を生き抜くためスキルを付けるために、家庭での親子の会話がとっても重要だと話すボーク重子さん。次回は、子どもが「自分で考えて自分で問いをみつけて、自分の意見を言う」ために必要となってくるパパとママの対話についてお話を伺います。またワンオペ育児と言う言葉が聞かれる日本の現状について、ボーク重子さんは「驚きとショックで震えた」と語ります。そんなボーク重子さんが日本のママに伝えたいこととは?■今回のお話を伺ったボーク重子さんのご著書 『世界基準の子どもの教養』 (ボーク重子/ポプラ社 1,600円(税抜き))ボーク重子(ぼーく・しげこ)さんICF認定ライフコーチ。アートコンサルタント。福島県出身。米・ワシントンDC在住。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2004年に念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。2006年にワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に「ワシントンの美しい25人」の一人として紹介される。『心の強い幸せな子になる0〜10歳の家庭教育「非認知能力」の育て方』(小学館)、『「全米最優秀女子高生」を育てた教育法 世界最高の子育て』(ダイヤモンド社)のほか、近著に『世界基準の子どもの教養』(ポプラ社)がある。
2019年07月30日元号が平成から令和に変わりましたが、生活や気持ちに変化はありましたか? 昭和や平成の時代を生きてきたパパママにとって、令和は子どもたちが生きていく新たな時代だという印象もあるかもしれません。そんな令和時代を生きる子どもたちに対して、親たちはどのようなことを望むのか、今回は少し未来に目を向けてみたいと思います。■令和時代に親が子どもに望むこととは?アンケートでは、令和時代を生きる子どもに親が望むことについて聞きました。その結果、1番多かったのは「失敗しても立ち直れて成長できること」、2位は「自分の力で道を切り開けること」でした。パパやママたちの8割以上が、子どもたちに「失敗しても立ち直る力」と「切り開く力」をつけてほしいと期待しているようです。Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは? ・失敗しても立ち直れて成長できること 46.0%・自分の力で道を切り開けること 38.9%・世界の人とつながり協同できること 5.6%・AIに負けない考える力を持つこと 3.3%・その他 3.0%・特にない 3.1%■令和キッズに望むこと1、「失敗しても立ち直る力」4割を超える親たちは、「失敗しても立ち直れて成長できること」と答えました。パパやママたちがもっとも重視している「失敗しても立ち直る力」とは、一体どのようなものなのでしょうか。「新しい時代こそ、失敗してもいいのでいろいろなことに挑戦してほしい。そして、失敗してもリカバリーしやすい時代になってほしい」(三重県 40代男性)「今後、失敗だけでなく壁にぶち当たったり、試練もあると思います。それを乗り越える力をつけてもらいたいです」(神奈川県 40代女性)「自分で道を切り開いていってほしいけど、その途中で失敗もあるでしょう。そのまま沈むのではなくて、立ち直る過程で成長してくれたらきっと宝物になるはず」(和歌山県 40代女性)「失敗や挫折をしても、それを糧にできるような大人になってくれたらいいなと思います。『人生楽なことばかりじゃない』って自分なりに学んでほしい」(岩手県 40代女性)小学生ぐらいになると、失敗を恐れる子どもが多くなるように感じます。さらに、親たちもできるだけ子どもが傷つかないようにと行動しがち。どんなに親が先々の不安を取りのぞいたとしても、子どもが成長していけば、そうもいかなくなるでしょう。筆者自身も、小学校に入学した長男が徐々に親と離れて過ごす時間が増え、それと同時に失敗して落ち込み乗り越える様子を、できる限り見守らなければと考えているところです。「『レジリエンス』という困ったことが起こっても負けない折れない心を持つことが大事」と最近よく耳にします。同じように、子どもが失敗して、そこからどう乗り越えて自分の学びとしていくかを重視している親は多いようです。「自分で考える。失敗をこわがらずにチャレンジをする。そうして、自分でやったことに責任を持ってほしい」という声も寄せられました。子どもがいつか自立するときのために、「失敗することの大事さ」そして「失敗から立ち直る力」を願う親たちの思いが伝わってきます。■令和キッズに望むこと2、「自分で道を切り開く力」2番目に多かったのは、「自分の力で道を切り開けること」でした。「子どもたちには、何でもいいので『これ!』と見つけたら、遠回りでもいいから貫いてほしい」(愛媛県 30代女性)「なんでもチャレンジしてほしい。親としては、心配になるところをぐっと我慢し、子どもを信じて見守っていきたい。でも、困ったことがあったら相談してほしい」(富山県 40代女性)「考えて実行して、評価してまた実行してと、自分の力で前に進む勇気と決断力を持ってほしい」(神奈川県 40代女性)そのほか、「周りに流されることなく、自分の思いを貫けるような強い人になってほしい」という意見もありました。親からみて「こんな人になって欲しい」という願いはもちろんあるでしょう。でもその願いと同じ、もしくはそれ以上に、「自分はどうしたいのか」をしっかり考え、そして行動する人になってほしいという思いがあるようです。また、「勉強ができる頭がいい子ではなく、生き抜いていける頭のいい子になってほしい」という声も。自分の進むべき道を見つけ、その道を切り開いていく、そうした強さを子どもたちに身に付けてほしいと思っているパパやママが多いようですね。■令和キッズに望むこと3、「他人と協調して生きる力」「人は1人では生きていけないから、必ず人との関わりは出てきます『見極める目』を持ってほしい。いい仲間を作ってほしいですね」(神奈川県 50代男性)「仲間と協力すること、人を思いやる心を持てる優しい人間であってほしい。自分だけでじゃなく、誰かが失敗したら助けてあげれる人になってほしいです」(北海道 30代女性)これまで見てきた回答とは異なり、自分だけでなく、周りの人とのかかわりを重視している親からのコメントが多くありました。■令和キッズに望むこと4、「多様性のある社会で活躍できる力」「これからの子どもは世界と対等に戦っていく必要があるので、いい意味でズルく立ち回れるスキルを身に付けてほしいと思います」(神奈川県 50代男性)「日本国内に留まらず、いろいろな世界を見てほしい。価値観や文化の違いなどがあるなかでも自分を見失わず信じる未来に向かってくれたらと思っています」(神奈川県 40代女性)またほかには、「これから進むAI化をうまく使い、日本だけでなく世界の一員として大きく羽ばたいてほしい」という声もありました。「グローバル社会」という言葉を聞くようになり、もう何年もたちます。これからの子どもたちは、さらに海外でも活躍できる力を身に付けてもらいたいという思いを抱く親もいるようです。■令和キッズに望むこと5、「あたり前の幸せな社会」寄せられたコメントには、「平成が終わったから」、「令和になったから」ではなく、子どもたちにはいつの時代でも元気いっぱいでいてほしいという内容も多く見られました。「幸せになってほしい、幸せでいてほしい。時代は変わっても親が子どもの幸せを願う思いだけはずっと変わらない」(神奈川県 40代女性)「健康で平和に暮らしていってくれれば、それでいいです。これだけで充分です」(福島県 40代女性)「いまを精一杯生きてもらいたいです。今ある平和を大事にしてもらいたい。当たり前に感じていることがあたり前ではなくなることもあるのだから」(奈良県 40代女性)「子どもたちが健康であること。世の中が平和であること」、いまさらながらあたり前で、そしてとても大切な願いに気付かされるとともに、あまりに多くを子どもに求めすぎてないかという戒めにもなりそうな声です。あらためて身が引き締まる思いになります。■令和ママ、パパはどう子どもと向き合うべきかそれでは、親自身はどのようにあるべきなのでしょうか?「子どもにどうのこうのではなく、まずは親、大人が変わらない限り子どもも変わらない。親の背を見て子どもは育つと言うように、自分も含めて大人がもっとちゃんと生きたい」(三重県 40代女性)親が生きてきたなかで大切に培ってきた価値観、そして変わりゆく時代に対応するために親自身も変化していく必要があると感じる価値観。AIの登場によって、今後はますます時代の変革が激しくなり、親が子ども時代に常識だったことも、変わっていく可能性があります。そんなときにはガチガチの頭で子どもを押さえつけるのではなく、多様性を受け入れながら、従来の考え方にしばられずに、柔らかい頭で対応していきたいとも思います。ワンオペ育児だったり、三歳児神話といった昔ながらの価値観がまだ残っている育児、そして男性の育児休暇取得が進まない会社といった価値観については、いまの親世代が子どもに残さないようにしたいことのひとつではないでしょうか。最後に、こちらのコメントも紹介したいと思います。「健やかに、豊かに、人生を生きてほしい。そのために、自分を磨く努力をし、結果を残し、人生の終わりに『良かった』と言える人生であれば、それでいいと思う」(愛媛県 40代女性)はたして、自分は子どもにどんな人生を送っていってほしいのか…。時代が変わっても変化しない思い、そして新しい時代だからこそ親も見つめ直したいこれからの子どものこと。「令和キッズが大人になったとき、どんな社会になって欲しいのか」未来に思いを馳せてみること。それは、もしかしたら親も今一度、自分の生き方も考えてみるチャンスになるのかもしれませんね。Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは?アンケート回答数:4908件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月30日サークルと聞いてパッと思いつくイメージは、大学生たちの活動という方は多いのではないでしょうか?今回は大学生ではなく、社会人たちによる社会人のためのサークルについてご紹介します。社会人サークルとは?社会人サークルとは、趣味などがあう社会人同士で集まり、コミュニケーションをとりあって親交を深めることができる組織のことです。主にスポーツをする体育会系のサークルや、絵や音楽を楽しむ文化系のサークルなど、その種類は多岐にわたります。どうやってサークルを探すのか?社会人サークルに加入するための具体的な方法は、主に2つです。1つ目は、社会人サークルを募集しているサイトを利用することです。社会人サークルのみを取り扱ったサイトも存在しており、このサイトから自分の趣味ややりたい事によって、狙いのサークルを見つけ出す事が出来ます。2つ目は、SNSを通じて趣味の合うサークルを見つけ、コンタクトを取ることです。社会人サークルの多くは、SNSで広報活動をしています。そのため、自分の趣味などのキーワードでSNS内を検索することで、望みのサークルを探し出すことが出来ます。社会人サークルの特徴社会人サークルの特徴としては、飛び入り参加が可能ということや、性別を問わず幅広い年齢の方と出会うことができるということなどが挙げられます。初対面の人が多いため、気軽に一人で参加しやすいというのも特徴の1つです。社会人になった後だと、学生の頃のように友人を作ることは難しいと感じる方も多いです。しかし、社会人サークルは仕事とは関係のない共通の趣味を持った人の集まりのため、新たに友人を作ることが出来ます。パートナー探しにも有効!社会人サークルでは、パートナー探しを一番の目的としている方も多くいます。サークルの会員同士での交流も活発のため親睦を深めやすく、比較的男女関係に発展しやすいといえます。社会人になると、学生の頃のように様々な異性と関わる機会が減ってしまうことも少なくありません。しかし社会人サークルは、先程も説明したように、幅広い年齢の方男女問わずいるため、自分のタイプの異性を見つけることのできる可能性は高いです。
2019年06月17日グローバルワーク(GLOBAL WORK)の旗艦店「グローバルワーク 渋谷(GLOBAL WORK SHIBUYA)」が、2018年3月10日(土)より東京・渋谷にオープンする。新店舗は、充実したラインナップを揃える2フロア。1階にウィメンズのカジュアルウェア、ドレス、ルームウェア、スポーツウェアを展開し、2階にメンズのカジュアルウェアやドレス、キッズラインを取り揃える。カップルからファミリーまで、幅広くショッピングを楽しむことができる商品構成だ。なお、税抜5,000円以上購入すると、グローバルワーク 渋谷限定のオリジナルTシャツがプレゼントされる。Tシャツには、2018年春から展開される新たなメッセージのロゴ「HAPPY story, _____ story.」がプリントされている。【詳細】グローバルワーク 渋谷(GLOBAL WORK SHIBUYA)オープン日:2018年3月10日(土)住所:東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル1F・2FTEL:03-6712-7628営業時間:11:00~21:00取扱商品:ウィメンズ/メンズ/キッズ/アクティブ/ドレス/ルーム
2018年03月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「評価経済社会」です。私たちの社会は、貨幣を媒介にして、物やサービスが流通しています。しかし、インターネットやSNSの普及で、人の価値や信用による「評価経済社会」がこの10数年広がってきました。日本発の「VALU」は、個人が株式会社のように株式を発行して売りに出し、その人に対して他人が投資し合うという仕組みです。たとえば、AさんがVALUを始めるとしましょう。AさんのSNSアカウント情報を運営会社に提出します。すると、運営会社はAさんのTwitterやFacebook、Instagramなどのフォロワー数、どんな発信をしているのか、職業などを総合的に判断し、Aさんの時価を算出、VAという株式に相当するものを発行します。Aさんは自分のVAに値段を設定し、市場に解放。すると、Aさんの活動に賛同する人、Aさんに価値があると判断した人が投資をし、AさんのVAが売買され、株価のように価値が上下するのです。新しい事業を始めようとするとき、これまでなら銀行に融資してもらいますよね。商売がまわるか、将来性があるかを銀行が判断し、融資の可否を決めます。でも、銀行の融資のままならないベンチャー企業や一般の個人が、VALUやクラウドファンディングのような仕組みを利用して、夢を実現することが可能になってきたのです。ただし、貨幣経済社会では、通貨は誰にとっても価値は平等ですが、評価経済社会では、同じ人の価値が評価する人によって変わります。フォロワー数の多さ、発言力の大きさなどをもとに判断されるのです。それを気持ちが悪いと感じる人もいるかもしれません。ほかにも時間を売る「タイムチケット」や、アメリカ発の「タイムバンク」というシステムがあります。たとえば、「1時間○○円で、簡単なプログラミングを教えます」など、自分のスキルの時価を決め、それを売買するのです。こういうシステムにより、講演の依頼を受けたり、専門家に相談をしたり、食事の相手を見つけることなどができるようになるんですね。評価経済社会に際し、自分にどんな価値、スキルがあるのかをあらためて考えることも大事になってきそうですね。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年11月8日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年11月04日ファッションの世界だけではなく、近年の社会全体の最も大きなテーマである“グローバル”をブランド名に掲げる、アダストリアのグローバルワーク(GLOBAL WORK)。SCを中心に成長を続ける同ブランドのクリエイティブを手掛けているのがカンボジアン・アメリカンのトム トー(Tom Tor)だというのは案外知られていない。海外ブランドでもこの数シーズン、ダイバーシティ(Diversity)はクリエイティブの共通したテーマとなりつつあり、ブランドのグローバル化を図っていく上で重要な戦略のひとつだ。グローバルワークはトムのディレクションにより、TVCMに2016年春にバンドの【Alexandros】、2017年春はシンガーのAIをキャンペーンに起用。モデルとして日本人は登場しないが、CMソングはJ-POPの実力派が手掛けるオリジナルソングというハイブリッドな仕掛けを打ち出した。さらに今秋にはブランドの世界観をSNSやWEBなどで拡散させる新しい映像サイトをローンチした。海外の広告デザインで数々の賞を受賞し、米国で20年のキャリアを重ねた彼は、広告クリエイターとして異色の経歴を持つ。その経歴が少なからず影響しているであろう、彼の哲学や、仕事に対する思いについて話を聞いた。––––まず経歴についてお聞かせください。不躾で恐縮ですが、難民出身とうかがいました。ええ。カンボジアを出て10ヶ所以上もの難民キャンプを転々としました。アメリカに渡ったのが14歳の時でした。当時、アメリカ政府は難民受け入れに積極的でしたが、難民認定審査があってなかなかスピーティにはいかず、キャンプ生活から渡米するまでに4年から15年くらいの時間を要すると言われていて、自分も10年以上かかりました。そんなに長く待てないと、親族たちはそれぞれヨーロッパ、カナダ、日本と別々の国に渡りました。––––やはり、渡米したことで人生が変わったと思われますか?そうですね。知らない人には想像できないような厳しい時代はありましたが、今はアメリカ人として暮らしています。祖国カンボジアの情勢も改善され、時代の流れも世界情勢も大きく変わりました。そういう意味でも人生の第1章が完結し、アメリカで第2章が始まったと思います。アメリカに移住し14歳で学校に通い始めました。最初は、まったく英語が話せませんでしたから、必死で勉強しました。英語ができないから成績が下のほうのクラスに入れられましたが、先生に直談判して一番上のクラスに入れてもらいました。絶対に勉強するからと約束して。クラスでは勉強を教えてくれたり何かと助けてくれる生徒と友達になりました。アメリカ人のコミュニティに入っていこうと努力したのです。それに、人って一生懸命やっている人には手を差し伸べてくれるんです。同じような境遇の人と群れ、運が悪いと嘆いていては、そこから一歩も進まない。何も学べないし身につかないのです。その考えは今も変わらず、自分の哲学でもあります。––––その後、アートの道に進もうと決めたのですね。というよりも、読み書きに苦労していた私にとって、自分自身を表現するにはアートが一番手っ取り早い方法だったのです。本当は、映画制作の道に進みたかったのです。奨学金をもらってUCLA(カリフォルニア州立大学)の映画学科に進みましたが、同窓生にはソフィア・コッポラなど才能あふれるメンバーがいましたが、フィルムプロジェクトにかかる学費は2万ドル(220万円)から4万ドル(440万円)。「とても無理」(笑)と軌道修正したわけです。その後、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインで広告デザインを学び、卒業後は広告代理店でアートディレクターとして働き始めました。––––アメリカで広告の仕事をされて数々の賞も受賞されましたが、どのような経緯で日本に来ることになったのでしょうか。日本で開催されたいくつかのアート展などに出展する機会があり、徐々に東京でのパートナーも増えました。それで日本のカルチャーシーンで自分の作品を発表したり表現をしてみたいと思ったからですが、もっと端的に言えば、日本にいるのが心地良いからです(笑)。日本にいて、日本人の礼儀正しさや親切な対応に触れると素直に感動します。アメリカ人にはない美点で、カッコイイとも感じます。僕自身も、日本に住むようになって穏やかになりましたよ。––––2015年に、「GLOBAL WORK」のクリエイティブディレクターとして活動することになりました。20年間、広告制作をやってきて広告のことは熟知していますが、日本に来てからは学び直しをしている感覚です。日本人が何を感じ、何が好きで、どんな習慣があるのか––関心を持って観察し、自分の中の日本人観をアップデートしているところです。––––仕事のスタンスとして、これまでと違いを感じる部分はありませんか。広告の仕事は、どうしてもインパクトがあるかどうかに重きが置かれます。だから巷にあふれる広告は、クリエイティビティよりも「どのタレント・俳優を使うか」が重視されてしまう。有名人を起用したCMが繰り返し流れますが、インパクトがあるだけで、メッセージを伝えきれていないと感じるCMもたくさんあります。もちろん15秒という短い時間でできることは限られていますが、もっと消費者に伝えたいメッセージを織り込んでもいいと思うんです。––––今回の作品で大切にしたのは何でしょうか?「ストーリー」です。「FEEL IT」というコンセプトを前面に押し出し、「心地よさ」「本当の幸せ」が伝わるような映像を制作しました。人と人がオープンなマインドでつながるような、身近でシンプルなことにこそ、本当の幸せがあるということを伝えたかったのです。「心地よさ」や「幸せ」を映像で表すことは難しいのですが、誰でも持っている「感じたい」という欲求にフォーカスしました。例えば、砂浜に行けば指で砂に触れてみたくなるし、裸足で砂の上を歩きたくなるでしょう。そうした「感じたい」という感覚を呼び覚ますような映像にすることを目指しました。今の気分をとらえ、「服のCM」としては新しい提案になっていると思います。トムがディレクションしたグローバルワークの「アンセムムービー」
2017年10月17日社会人になると出会いがない!!!・・・なんて思いこんでいませんか?実は社会人の生活にだって、日々色んな所に出会いのチャンスを秘めています。今回は社会人男女が出会うきっかけを3つピックアップしてみました。内勤だから、女だらけの職場だからと諦めようとせずに、ぜひ今の環境を見直してみてください。 ■ 仕事関係やはり毎日嫌でも行かなきゃならない仕事場は、出会いのきっかけになりやすいですよね。社内の人と気が合えば一番ですよね。とは言っても、女ばかりの職場に勤める人や内勤の人は・・・?何も仕事場に来るのは社内の人だけとは限りません。宅配業者、お得意先の方、支社の社員などなど色んな方がいらっしゃいます。クライアントだった人と結婚した、という話も珍しくはありません。また、合コンも出会いのきっかけとしてよくあります。学生の合コンと違って社会人にはより広い、面白いコネクションがあります。面倒な合コンでも行ってみたら運命の出会いがあるかもしれませんよ・・・? ■ 趣味趣味の合う人ほど最高のパートナーはいないかもしれません。休日に家族そろってアウトドアに出かける、なんて将来を望んでいる方もいるのでは?まずは好きなことをする仲間を見つけに行ってみましょう。もしくは、既にそうしたコミュニティにいる人は、次から少し視点を変えて参加してみると良いかもしれません。特に趣味とかないんだよな、という人は、仕事仲間や気の合う友人の趣味に入れてもらうのも手です。特に社会人は運動不足になりがちなので、健康維持も兼ねてスポーツ系がオススメ。 ■ 同窓会同窓会!?とビックリされる人もいるかもしれないですが、視点を変えてみたら、こんなに出会いのチャンスがゴロゴロしているパーティーはありません。実は同窓会は、結婚相手と出会う機会になりやすいんです。何といっても同級生は、共通の話題が尽きないし、人となりも分かっている相手なので結婚相手として不安要素が少ないといえます。昔は何とも思わなかった男子が超タイプになってたら、こんなラッキーなことはないですよね!人見知りで知らない人は苦痛、知らない人はなんか不安、という方もいるでしょう。そんなアナタは、過去の人と出会い直してみては? ■ むしろ社会人ほど出会える中高生の頃はなかなか学校以外でコミュニティに入るのは難しいし、大学生になって会える人の幅は広がったけど、そうは言ってもやっぱり仲良くなりやすいのは同年代とかだし・・・社会人が一番出会いの幅が広いんじゃない!?という、筆者の個人的な想いです(笑)素敵な出会いがあるとイイですね!(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2017年09月02日グローバルワーク(GLOBAL WORK)は、初のカフェ業態「グローバルワークカフェ(GLOBAL WORK CAFE)」をスタート。2017年6月8日(木)、グローバルワーク イオンモール浜松市野店内にオープンする。「グローバルワークカフェ」は、誰もが気軽に訪れられる公園のような存在を目指すカフェ。アパレル・雑貨のショッピングゾーンとつながっていて、和のテイストを取り入れたごはん、スイーツ、ドリンクをセルフスタイルで楽しむことができる。「カフェのお茶づけ」は、カフェスタイルのお茶漬け。きのこなど具材をふんだんに入れたご飯にスープをかけて頂く、心温まるメニューだ。また、パリパリの最中生地に、自分の好みの具材をセットして食べる「お好み最中」も登場。食事の後や買い物の合間には、パンケーキとドラ焼きを合わせた和洋折衷スイーツ「パンドラ」がオススメだ。【ショップ詳細】グローバルワークカフェ イオンモール浜松市野店オープン日:2017年6月8日(木)住所:静岡県浜松市東区天王町字諏訪1981-3イオンモール浜松市野1Fグローバルワーク店内TEL:053-443-9202営業時間:9:00~22:00
2017年05月27日リーボックはこのほど、世界的なスーパーモデルとして活躍するジジ・ハディッドさんが、グローバルブランドアンバサダーに就任したことを発表した。ジジ・ハディッドさんは、ファッションモデル・ファッションアイコンとして、世界で注目されている女性のひとり。美しさとセンス、人と異なることを恐れず、自身をありのままに表現する挑戦的なスタイルが支持されている。そして、「ワークアウトは単なる運動ではないわ。精神を鍛えることよ」と語る彼女のライフスタイルや、フィットネスに対する情熱、フィットネスを通して自己を成長させる姿もまた、世界中の人々、特に女性たちに刺激を与えているという。同社もまた、フィットネスは女性たちに自信を与えてくれるものであり、フィットネスを通して世界中の女性たちに対し、自己を成長させることを呼びかけてきた。そのメッセージとモデルとして世間から向けられる完璧さへの重圧と闘いながら、自信を持って挑戦するジジ・ハディッドさんのスタイルが重なったことから、今回のアンバサダー就任に至ったという。同社はジジ・ハディッドさんとともに、「フィットネスを通じて自らの可能性を高める」というブランドのメッセージのもと、世界中の女性たちが自身を取り巻くネガティブな要素に打ち勝ち、より強く、美しく進化し続けることをサポートしていくという。現在、同社の特設サイトでは、ジジ・ハディッドさんがボクシングのトレーニングに励む姿を披露したスペシャルムービーやフィットネススタイリング映像を公開している。
2016年10月12日社会人になってからする留学は、目的が明確です。社会人が留学するメリットについて紹介します。■目的が明確社会人留学は、学生時代と違って目的が明確になってきます。「海外の取引先とコミュニケーションを取るのに語学を身につけたい」「TOEICで900点を目指したい」と学びたい分野が明瞭な社会人は、より実践力があり、目的にフォーカスして勉強に集中できます。■金銭的余裕がある学生時代と比べ社会人は金銭的に余裕があります。社会人留学なら、あらかじめ自分の予算に合ったプランを立てることができます。また、予算が少ないなかでもやりくりするマネジメント力を備えています。金銭的な面で現地で窮地に陥ることは少ないでしょう。滞在先もホームステイだけでなく、自分でアパートを借りてひとり暮らしをしたり、現地の人とシェアハウスに滞在したり、自由に選択できます。■帰国後のキャリアップにつながる社会人留学は、帰国後のビジョンを見据えて留学する人が多いです。英語力が身につけられれば、外資系の企業への転職にも有利になります。語学力+αのスキルを習得できれば、日本で専門性を生かせる仕事に就くこともできます。特に20代後半から30代は、結婚や出産などで仕事を退職したり転職する人が多いもの。実力次第で“留学経験”は再就職の強みにもなるかもしれません。■グローバルな人間になれる留学の最大のメリットは、さまざまな人種の人々に出会えることです。初めて留学した人は多種多様な人種が住んでいることにカルチャーショックを受けるかもしれません。しかし、語学学校や専門学校では日本人以外の人種の人々と触れ合うことができます。留学時代に大変だったことや、ツラいことをともに経験した友人たちは一生の宝になるでしょう。帰国後も連絡を取り合えば、互いの国へ行ききもできます。ビジネス面でもコネクションを広げることができます。「学生時代に留学しておけばよかった…」と思っている方も、今からでも決して遅くはありません。留学に年齢制限はありません。ご高齢でシニア留学する方も多数いらっしゃいます。大切なのは、明確なビジョンとやる気。特に社会人留学は、退職・休職などのリスクを背負って行くわけですから、何かしらの成果を得て帰国したいものです。近年、社会人のみのプログラムなども組まれていますし、語学+αのコースも多数あります。学びたい分野を定めたコースでは、各国から同じ目的を持った学生たちが集まります。よい刺激を受けながら、勉強に集中できます。年齢や仕事のことを考えるとオトナになってからの留学はハードルが高いと思いがちですが、逆にこれまで培ってきた経験が海外生活でも生かされ、将来的には仕事のキャリアップにもつながるかもしれません。年齢で諦めることは決してなく、ぜひ今だからこそ海外へ飛び立ってみてはいかがでしょうか?
2016年02月18日大学の先輩だった彼氏が、春から社会人になってしまう。初めて年上の社会人彼氏ができて、付き合い方が分からない・・・自分に社会人の経験がないと、環境が違う社会人彼氏との付き合い方って難しくて、悩んでしまいますよね。今回は、そんな「社会人彼氏と、どうしたらうまく付き合える?」というお悩みにお答えするべく、実際にうまくやっている学生彼女&社会人彼氏カップルに取材してきました!■1.平日は無理に約束しない「平日は、先輩や上司から突然飲みに誘われたりする。どうしても無理って日に断れるように、普段はなるべく付き合いたいから、平日の約束は難しいかな。それを彼女が理解してくれてから、うまく付き合えてる」(IT/26歳)「まだ新入社員だから、急な仕事が入ったりすることもあるし、仕事が読めないと彼が言うので、平日に約束するのは諦めました。その代わり、休日を大切にするようになったし、私も平日はバイトや友達との約束を入れられるので、メリハリがあって良いと思います」(学生/21歳)平日・休日の区別があまりない学生と、平日は仕事が9割以上を占める社会人との付き合いで、一番大事だと声が上がったのがこれ。大事な記念日や誕生日に早く仕事を切り上げるためには、何でもない日に頑張ることが社会人の鉄則。それを学生の彼女が理解して付き合うと、社会人彼氏ともうまく付き合えるようです。■2.次に会う約束を会っている間にとりつける「正直、平日は仕事のことしか考えられない。だから、次のデートの約束も一緒にいる間に決めちゃいます。平日に『次、いつ会える?』って聞かれても、考えられないので」(教育/23歳)「平日は、なかなか連絡がとれない彼。だから、会っている間に次の予定を立てることにしました。それだけで平日連絡がとれなくても落ち込んだりすることもなくなったし、次に会える日のことを考えて頑張れるようになりました」(学生/20歳)平日は、仕事以外のことを考える余裕がないという男性は多いもの。彼女のことは彼女と一緒にいる時間にしか考えられないということを察した学生彼女、すごいです。会っている間に予定を立ててしまえば、しばらく連絡がつかないということも、そのまま音信不通になってしまったなんてことも防げます。■3.記念日をどう過ごすかを1ヶ月前には提案する「記念日なんてスッカリ忘れてて、気づいたときには直前!土曜日だったので、良さそうなお店はかなり埋まってて、冷や汗をかいたことがあります。それ以来、彼女の誕生日以外の記念日の予定を計画するのは彼女の役割になりました」(メーカー/22歳)「最初の年のクリスマス、彼が計画してくれるものだと思っていたら、12月に入って何もしていなかったことが発覚。次の年から、彼に任せず、私が提案すると心に誓いました」(学生/21歳)毎日、日々の仕事に追われる社会人彼氏に、1か月2か月先の記念日を思い出して計画するのを期待するのは難しいでしょう。直前になって、『どこも予約できない!』と騒ぐのではなく、1か月前に学生彼女の方から提案したり、こっそり計画を進めることが上手に付き合うコツのようです。■4.仕事で身につけるグッズをプレゼントする「『今日は、勝負の日!』という気合を入れたい日には、誕生日に彼女がくれたブランドもののネクタイをつけるようにしてる。仕事を頑張れるようにって考えてくれたのがうれしくて、そのネクタイをつけない日でも、朝ネクタイを見かけると彼女のことを考えたりする」(金融/23歳)「土日もたまに出勤するくらい、仕事ばかりしている彼氏。ほしいものを聞いても何もないっていうから、仕事用のカバンを買ってあげた。平日たまに一緒にご飯に行くと、毎回『使ってるよ、ありがとう』って言ってくれるから、かなり高くて悩んだけど、買ってよかったなと思えます」(学生/23歳)社会人になると、好きな恰好ができるのは休日だけ。ほしいものも自然と減るし、どんなに気に入っているものでも身に着けるタイミングは激減します。だからこそ、仕事で身に着けられるものをプレゼントされると、彼女のことを思い出して『頑張らなきゃ!』と思えるという社会人彼氏の声が多く聞かれました。学生彼女も、『ふと、自分のことを思い出してくれたら』と思うらしく、お互いの気持ちをつなぐ物として大切なアイテムになるそうです。■おわりにいかがでしたか?環境が違うだけで付き合いがうまくいかなくなるなんて、とても悲しいこと。経験したことのない社会人生活を想像するのは難しいですが、毎日を一生懸命頑張っている社会人彼氏のことを想って行動すると、素敵な付き合いができますよ。ここで紹介したのは、ちょっとした工夫でできることばかりです。大好きな彼を応援しながら、上手に付き合ってくださいね!(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月04日ベライゾンは11月4日、IoTの合理化によって市場での採用を迅速化させるグローバル戦略を発表した。グローバル戦略では、ThingSpace のリリースなど、複数の新たな発表を行った。ThingSpaceは新たなIoT プラットフォームで、開発者がアプリケーションを開発し、顧客がデバイスを管理し、パートナーがサービスを販売するためのオープン環境な統合型垂直ソリューションとなる。ほかにも、次世代IoT導入事例に向けた新しい専用ネットワークコアと接続オプションの提供を行うほか、農業・医療・家電の進化やシェアリングエコノミー(共有型経済)における大きな課題に対応するため、イノベーションを推進する。また、IoT導入のためのベライゾンのビッグデータ・アナリティクス・エンジンの商業化を図るほか、3種類の新しいエンド・ツー・エンドのスマートシティ・ソリューション「Intelligent Video」「Intelligent Lighting」「Intelligent Traffic Management」を提供する。ベライゾンのエンタープライズプロダクト担当シニアバイスプレジデントであるマイク・ランマン(Mike Lanman)氏は「スマートシティやコネクテッドカー、ウェアラブル分野での継続的なイノベーションは、将来の私たちの生活と働き方にIoT が大きく関わってくることを示している。IoT は大きな可能性を秘める一方で、極めて複雑であり、断片化され、接続が高額で、拡張が困難です。将来の成功は、複雑さを解消し、IoT モデルを変革できるリーダーにかかっている。ベライゾンの役割はまさにそこにあります。ネットワーク、デバイス、プラットフォーム、アプリケーションで豊富な経験を持つベライゾンは、包括的アプローチによってIoT の採用をシンプルにし、数百万の接続からなるIoT 市場を数十億の接続へと拡張する」と述べている。
2015年11月06日イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(EF)の研究部門、EF留学総合研究所は9月16日に、社会人を対象としたグローバル人材に関する独自調査の結果を発表した。調査は、8月17日~23日にインターネット調査にて、社会人100人に対して実施されたもの。調査の結果、回答者の91%が「グローバル人材になりたい」と答え、また、グローバル人材に必要なスキルとしては「違う国の文化や習慣を理解する力(89%)」が最も高かった。続いて「コミュニケーション能力(86%)」「語学力(80%)」という結果に。また、海外で活かせる日本人の強みとしては「礼儀正しさ(61%)」が最も高い割合となり、「時間の正確さ(58%)」「おもてなし精神や気遣い(52%)」の順となった。本調査の結果を踏まえ、EF留学総合研究所・上席研究員の小池浩氏は次のように見解を示した。「今回の結果で、回答者の91%がグローバル人材になりたいと答え、また、89%が"違う国の文化や習慣を理解する力"がグローバル人材には最も必要なスキルだと回答。同項目を"日本人の強みである"と回答したのは、わずか15%。つまり、ほとんどの回答者は、グローバル人材に最も必要なスキルが備わっていないと認識しているようだ。留学は若いうちに行くべきだという風潮があるが、社会人こそ留学に行くべきかもしれない」
2015年09月17日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマはテレビなどでもよく耳にする言葉、「格差社会」。***格差社会になって何が問題かというと、ひとつにはそれが原因でテロや紛争が起こり得るということです。貧困によって安定した生活を送れない。先進国の一部に富が集中し、一方で虐げられる人が出てしまう。そんな現状に不満が渦巻いているのです。私たち日本人にとっても無関係ではありません。たとえば、いまとても安く衣料品が手に入りますよね。優良企業の手厚い指導のもとで作られている場合もありますが、開発途上国の安い労働力を利用して成り立っている場合もあります。私たちの豊かな生活は、何に支えられているのか?世界に意識を向けることは大切です。民主主義は、人権を保障され、各々がそれぞれの努力によって幸せを追求できる社会です。ところが、生まれながらに貧しくて教育が受けられない。教育が受けられないから、高収入を得る仕事につけない…というふうに格差が固定化してしまう悪循環に陥ってしまうことも。格差があること自体は、「お金持ちになろう」「偉い学者になろう」と頑張るモチベーションになるかもしれません。だから、格差はあってもいいのだけれど、教育や仕事を得る“機会”は平等に与えられる社会でないといけないのだと思います。いま日本では、子供の貧困が問題になっています。一日の食費が300円という子もいます。親が働いているのに貧しいというケースが多い。表面的には衣食住がまかなえているので、「貧困」という自覚はないんです。でも、貧困はじわじわと襲いかかってきます。余裕のある人たちがサポートできるようになるといいのですが。他人事ではありませんね。◇ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年7月8日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年07月05日○グローバルBPO企業が抱えていたエンドポイント・セキュリティの課題とは?1986年に創業し、海外のグローバルネットワークと国内のグループ会社ネットワークの双方を構築・拡大することにより、BPO事業を成長させ続けてきたプレステージ・インターナショナル。同社は昨年、グローバルでハイレベルなセキュリティを一律に実現することを目指し、エンドポイントのセキュリティ・ソフトウェアとして、ウェブルートの「SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション」を導入。今年前半には、3000台規模での適用をすべて終える予定となっている。同社は以前、クライアント向けのセキュリティソフトウェアとして他社製品を利用していた。しかし、端末ごとの挙動が一律ではなく安定感に欠けており、それが管理者にとって安心感の欠如をもたらしていた。また、管理コンソールが使いづらいうえ、構築時にサーバやネットワークを自前で用意しなければならないなど、管理者にとって運用負荷が大きかったという。そして、日々生じる問題を解決しようとベンダーのサポートオフィスに問い合わせてみても、担当者に日本語は通じるが、細かいニュアンスは伝わらずになかなか解決には至らないために、時間ばかりがかかってしまうケースが多かった。プレステージ・インターナショナル 情報管理部の部長を務める佐々木亘氏はこう振り返る。「企業にとって重要なセキュリティを守る人間として、セキュリティ・ソフトウェアがそのような状況では、迅速に二次的なアクションに移ることができません。これでは、リスクが増大してしまうので、リプレースを考えたのです」同社は国内外に拠点を展開しており、国や地域によって通信品質にも差がある。また、デバイスを利用するシチュエーションも多岐にわたっている。そうした同社ならではの環境をカバーできるような、新たなエンドポイント・セキュリティ製品が求められたのである。○製品選定とエンドポイントセキュリティの一元管理体制を短期間で確立プレステージ・インターナショナルでは、各セキュリティベンダーに門戸を開いてコンペティションを実施。そこに参加していた一社がウェブルートだった。「正直なところ、ウェブルートは日本での知名度がそれほど高くなかったため、最初はターゲットから外していました。しかし、いろいろと調べていくに従い、ウェブルートの製品が当社のニーズをことごとく満たしていることがわかりました。他社の製品だと、われわれの条件のいくつかはクリアしていても、何らかのネットワーク構築が必要だったり、日本でのサポートが不十分だったりと、必ずどこかが欠けてしまうという状況でした」と佐々木氏は語る。リプレースの検討を開始してからウェブルート製品の導入を選択するまでの期間は、わずか3~4カ月しかかからなかった。その後は、ウェブルートの営業スタッフとエンジニアが訪れて、どのような形で導入するかなどのアドバイスを受ける。拠点や端末の数がいずれも多いことから、管理者が直接拠点に足を運んで管理することは非効率であると判断。「SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション」によるリモートでの一元管理による管理体制を確立することとなった。リプレースは、部署ごとに一部導入してみて、問題がなければ入れ替えるといった形で進められていった。エンドポイントに関しては、最終的にすべてが「SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション」に入れ替わることになる。「マルチリンガル対応なことも、ウェブルート製品を選んだポイントでした。最初に米国の拠点に導入したのですが、海外のほうがウェブルートの知名度が高く、現地のエンジニアからは、『ウェブルートなら使ったことがあるよ。これなら大丈夫だ』と言われました」(佐々木氏)○グローバルでのセキュリティレベルの底上げに向けて今回のエンドポイント・セキュリティ・ソフトウェアのリプレースは、すでにさまざまな効果を見せているようだ。まず、管理コンソールがクラウドで提供されるので、サーバを用意したり、コンソール自体が動いているのか確認したりといった作業が不要となり、コストと手間の両面で負担が減少したという。また、管理コンソールから各デバイスの状態を詳細に把握できるため、アラートが上がった時もリモートで対処することが可能になった。さらに、対処後にフルスキャンを実施しても、わずか1分ほどで終了するので、ユーザーにとってもスキャン時の待ち時間が大幅に減少することなった。佐々木氏は言う。「今までは問題が起こった時は、端末で駆除を行っても、それが完了しているかどうかを現地まで確認しに行かねばなりませんでした。加えて、現地で実行するフルスキャンにも膨大な時間を要したため、時間と手間の双方において相当な負担となっていました」海外の拠点においては、IT担当者がいない場合は管理を外注していたが、そこもリモートから一元管理を行えるようになり、セキュリティレベルの一律化を図ることができたのである。同社は、協力会社に配布するAndroidタブレットにもウェブルートのモバイル向けセキュリティ製品「SecureAnywhere Business モバイル」を1000以上のライセンスで導入、 運用している。最後に佐々木氏は、セキュリティ対策における今後の展開について次のように語った。「文化的な背景などもあって、国によってセキュリティに対する意識に温度差が生じてしまいがちです。しかしながら、日本企業の仕事を主に引き受けている当社の場合、世界中の拠点のセキュリティを"日本レベル"に引き上げねばなりません。グローバル全体でセキュリティレベルを底上げするという大きなテーマを実現するためにも、『SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション』で効果を実感した"クラウド"が、今後の運用でもキーワードとなることでしょう」
2015年04月10日インターネットイニシアティブ(IIJ)の100%子会社で法人向けWANサービス事業などを展開するIIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は3月16日、クラウド型のビデオ会議サービス「COLLABO de! World」に接続可能なコミュニケーション基盤としてMicrosoft LyncとVidyoを追加し、4月1日から提供開始すると発表した。COLLABO de! Worldは、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」の基盤上で提供するビデオ会議サービス。ビデオ会議端末のレンタル、複数の拠点を同時接続するための多地点接続サービス、日本語と英語によるエンドユーザー・サポートなどをパッケージ化しており、ユーザー企業はビデオ端末をインターネットやWANに接続するだけですぐに利用できるという。これまで対応していたCisco Telepresenceシリーズに加え、LyncおよびVidyoに相互接続の範囲を広げることで、より多くのユーザー企業のコミュニケーション基盤と要望に対応可能になるとしている。拠点や事業所、取引先ごとに異なるコミュニケーションサービスを利用している場合でも同サービスを利用すると、端末を統一したりネットワーク環境を変更したりせずともビデオ会議が可能という。また、多地点接続サービスによりセキュリティを確保した状態で社外からビデオ会議に参加することができるため、ユーザーは接続時のネットワークや使用する端末種別(PC/タブレット/スマートフォンなど)を気にせず、統合された1つのサービス・ソリューションとして利用できるとのことだ。なお、対応するUC(Unified Communication)端末・UCソフトウェア はCisco Unified Communications、ビデオ会議端末はCisco Telepresence、ビデオ会議ソフトウェアはCisco JabberまたはVidyo、他社サービス連携はCisco WebEXまたはLync。参考料金は、UC端末・UCソフトウェアで100名のユーザーが利用する場合で月額28万円(税別)から、ビデオ会議端末2台/ビデオ会議ソフトウェア(Vidyo)でLyncと連携して20名のユーザーが利用する場合で月額8万4,000円(税別)から。
2015年03月17日LINEは3月4日、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」におけるグローバル展開を目的に、グローバルでEC決済管理サービスを提供するCyberSourceと戦略的提携の基本合意を行ったと発表した。LINE Payは、キャリアやOSに左右されることなく、LINEを通じてユーザー間での送金や、提携サービス・店舗での決済を簡単・便利に行うことができるモバイル送金・決済サービス。LINE Payでは、サービス公開時からCyberSourceの提供する決済管理システムを導入しており、これにより世界で発行される様々なクレジットカードでのオンライン決済処理することが可能になるという。LINEによると、世界最大の不正取引検出レーダーを搭載した唯一の不正抑止プラットフォーム「CyberSource Decision Manager」を活用しており、不正な決済利用を素早く正確に特定。これにより、LINE Payの安全性を向上させるとともに、決済管理業務の最適化も図る。両社では今後も連携を強化し、CyberSourceの提供する様々な決済管理サービスを活用することで、LINE Payの利便性と安全性のさらなる向上を図り、LINE Pay事業のグローバルでの展開を進めていく。
2015年03月04日LINEは2月13日、子会社の「LINE Plus」を通じて、ユニセフとグローバルパートナーシップ契約を締結したと発表した。パートナーシップは、効果的にユニセフ基金を募ることを目的として、ユニセフ本部が主導する戦略的パートナーシップを結んだ。対象地域は、日本と台湾、韓国、タイ、インドネシア、マレーシア、インド、米国、スペイン、フランス、ドイツの11カ国。LINEのプラットフォームを活用したマーケティングPR活動を順次行い、LINEキャラクターにユニセフロゴを入れたぬいぐるみなどのグッズ販売を行う。また、これ以外にもスタンプの売上げを寄付する「LINEドネーションスタンプ」配信やLINE内の仮想通貨「LINEコイン」を獲得できるインセンティブサービス「LINE フリーコイン」を活用した募金活動などを行い、3年間で3億6000万円の資金調達を目指すとしている。なお、パートナーシップによる活動で得た募金は、発展途上国の子どもたちの健康や基礎教育といった子供たちの救済として使用される。
2015年02月15日