1歳半になる息子は、いつになっても義父母に会うと怖がって泣いてしまいます。その理由の1つが義父母の息子への対応だと気づいた私たち夫婦は、息子への対応の仕方を変えてもらうように義父母へお願いしてみたのですが……。そんな中、姉の助言で私自身も学んだ体験談をご紹介します。義父母に怖がる息子義父母はとても個性的なキャラクターの持ち主だと私は感じていました。 小さな子どもは両親以外の大人に慣れていない可能性もあるので、静かに落ち着いて話しかけてくれたり息子の反応を待ってくれたりする方もいるなか、義父母は息子の気持ちなどお構いなし。大きな声で話しかけたり、嫌がっているのに無理やり抱っこしたりするので、息子はいつも義父母に会うと大泣きなのです。 親の私たちも「またか……」と息子を泣き止ませるのが大変でした。 夫が義父母へ注意しても……あるとき、夫が義父母に「息子には静かに声をかけてやってよ。怖がって泣くから」と注意しました。しかし、義父は「そんなの幼稚園に行ったらどうするんだ! 大声にも慣れないと入園時大変だぞ!」とまったく聞き耳を持たず。義母も相変わらず息子の人見知りも気にせず、「ほら! おいで! おばあちゃんとおもちゃ探しに行こ!」と嫌がる息子の手を引いて、最後に息子は泣く始末です。 普段、平日は私と2人きりで静かに過ごしている息子には義父母の対応は刺激が強いのかいつも泣いてしまうため、義父母に会うのがおっくうになっていきました。 私の考え方を変えてみる「もうちょっと息子寄りになって対応してくれたらいいのに……」と思い、姉に相談してみると、「世のなかにはいろいろな人がいるし、○○(息子)の刺激になっていいんじゃない? 成長とともに慣れてくるよ!」と意外な言葉が返ってきたのです。 義父母に会うたび泣く息子に気を取られて「もうやめてよ」と思っていた私も、姉の言葉で「息子の成長のためにもさまざまな環境や人に慣れさせることも大事だ」と考え直し、これも1つの社会勉強なんだなと思えるようになりました。 人に会う回数を増やしてみると……平日は家で仕事をしているため、息子と外へ出て人に会う機会がないことも義父母を怖がる1つの原因だと思いました。そこで私は、週末の子どもサークルに参加することに。 最初のうちは、誰かが叫んだり大きな笑い声がしたりすると怖がっていた息子。しかし、10分ほど経つと他の子どもとおもちゃで遊ぶようになったのです。今ではたくさんの人に触れることで義父母にも慣れてくれるといいなと期待しています。 義父母を怖がって泣く息子に疲れていた私。「もう少しやさしく息子に対応できないのかな」と困っていましたが、今では義父母も多少やわらかい感じで息子をかわいがってくれているので、見守っていこうと思えるようになりました。息子も成長とともにいろいろな人がいて、さまざまな環境があるということを少しずつ学んでくれたらいいなと思います。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年11月21日近所に住むママたちとは、頻繁に集まって子どもたちを公園で遊ばせる仲。その日はママ友4人と子ども7人で遊んでいました。そのうちの1人のママ友が公園遊び中に急に産気づいて……。その場にいたママたちが瞬時に連携し、その場を乗り切った体験談です。Uちゃんママに陣痛が来た!Uちゃんママは第2子を妊娠していて、すでに臨月に入っていました。その日は出産予定日の3日前で、いつ生まれてもおかしくない状態です。みんなで赤ちゃんの誕生を楽しみにして「今陣痛が来たらまかせて!」など言いながら笑っていました。Uちゃんママも「いっぱい歩けば陣痛くるかな?」と積極的に体を動かしていました。 そんな話をしていた30分後。気づくとUちゃんママの口数が減り、ベンチに座っておなかをさすっています。「おなか張っちゃった?」と聞くと、「いや……もしかしたら陣痛来たかもしれない」とのこと。ここからAママ・Bママ・私、3人のママの連携プレーが始まりました。 ママたちの的確な連携プレー!まずUちゃんママはパパに連絡し、パパは仕事先からこちらに向かうことになりましたが1時間かかるとのこと。Uちゃんママが電話している間、Aママは「私、子どもたち見てる!」と言い、私は「一番家が近いからバスタオル持ってくる!」と役割分担。その間にもUちゃんママの陣痛間隔は短くなり病院に電話すると、「すぐに来てください」との指示が。 それを受けて「私も○○病院だったから道わかるよ! 私の車で行こう!」とBママ。「じゃあUちゃんママの車から入院バッグ移すよ!」「バスタオル敷いた!」とどんどん準備は進んだのです。私は、娘がUちゃんと仲良しだったこともあり、「Uちゃんはうちで預かるね! 何日泊まってもいいから!」と引き受けました。 忘れられない出産に出発する直前、「みんなごめんね……」と言うUちゃんママに、「いいから!」「産むことだけに集中して!」とみんなが声をそろえるので、思わず笑顔になるUちゃんママ。最後にUちゃんは「ママ、頑張ってー!」と真剣な顔で手を振っていました。陣痛かもしれないと思ってから、Uちゃんママが出発するまで約30分。 1~5歳の子どもたちはみんな不思議とおとなしく、騒がずに成り行きを見守っていました。Uちゃんママは病院についてから1時間ほどで無事出産。グループLINEには元気な母子の写真とともに、「忘れられない出産になりました」のメッセージ。「こっちもだよ(笑)!」「おめでとう!」の文字が飛び交いました。 思いがけずママ友の出産に関わることになりましたが、みんなそれぞれ出産を経験してきたママたち。どんどん進むママ友のお産にパニックになることなく、的確に連携することができ、無事に出産に至ることができたのでよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月21日うちの娘は4歳。結構しっかりしていて、やってはいけないと忠告したことをやることはあまりなく、子育てでそこまで苦労した経験がありませんでした。そんななか、最近弟が生まれ、お姉さんとして弟をかわいがってくれるかと思っていたのですが……。徐々に娘の様子に異変が見られるようになったのですが、それは赤ちゃん返りの始まりだったのです。トイトレ完了していたはずが…2人目の妊娠がわかったのは、娘が3歳を過ぎたころ。特に赤ちゃん返りのような症状はないと安心していたけれど、ある日急におもらしが始まりました。調べてみたら、なんとおもらしも赤ちゃん返りの一種でした。 それどころか、あんなに憧れてやっとはけるようになったおねえさんパンツを嫌がり、「おむつをはきたい!」と言うように。家の中だけの話かと思いきや、保育園でも度々おもらしをするようになりました……。 わざと間違えたり、ふざけたり…弟が生まれてからは、娘の赤ちゃん返りがさらに加速。私が下の子の世話をしているときに、「おむつを取ってくれる?」と頼むと、わざとテレビのリモコンを持ってきたり、おむつを手に取ってどこか別の場所に届けようとしたり……。それに対して私は気持ちの余裕がなく、ふざけている娘に大人げなく怒ってしまうことも数知れず。 しかし、娘は弟がかわいくないわけではないようで、弟が泣いているとすぐにかけ寄ってなでていました。ママを取られたくない気持ちと、弟を想う気持ちが混在しているようでした。 指しゃぶりをする4歳娘を見て決意!弟が指しゃぶりを始めると、娘もまねして指しゃぶりをするように……。それを見て、私は自分の対応のまずさを初めて自覚。これまで私が怒っていた娘の一連の行動にも、なるべくツッコミを入れてみて、娘の甘えたい気持ちを受け入れるようにしました。夫にも協力してもらい、娘が何か悪いことをしたときも、きつく叱りすぎないよう配慮。 するといつの間にか、娘は指しゃぶりをやめたのです。これには私も夫もひと安心。生まれたての弟だけでなく、自分もかわいがってもらえているということが娘の自信になり、気持ちを安定させたようでした。 娘の赤ちゃん返りは続行中ですが、大事なのは私たち親がそれを受け入れてあげることだと思いました。お姉ちゃんになったとはいえ、まだまだ小さい娘。自分が愛されているかを定期的に確認したくなるようなので、今まで以上に「大好きだよ」と伝えるようにしています。 監修/助産師REIKO著者:潮田しずく1児の母で、現在第2子を妊娠中。元大学職員。現在はフリーランスとして、自身の経験をもとに子育てに関する体験談を執筆中。
2022年11月21日4歳娘の入園をきっかけに知り合った、ママ友のEさん。娘同士が仲が良くなったこともあり、連絡先を交換しました。しかし、このEさんは頻繁に連絡を取り続けたい人で、一方の私はメッセージのやりとりが苦手。ある日、幼稚園でEさんに会うと、私がやりとりを切り上げたことについてお怒りの様子。とっさに私は……。 ずっとつながっていたいママ友Eさん娘同士の仲が良かったことをきっかけに、連絡先を交換したEさん。最初のやりとりは「よろしくおねがいします」「こちらこそ」と他愛のない会話で終わりました。私としては「また何か必要なときに連絡することもあるかな」くらいに思っていたのですが……。 すぐにEさんから「娘ちゃんて何か習い事してる?」と連絡がありました。「何か習う予定でもあるのかな?」と思いつつ「何もしてないよ~」と返すと、今度は「うちはピアノと水泳やってるの!」と返事がきました。正直なところ、私はこまめな連絡が苦手です。ただこのときは「仲良くなりたいのかな?」と思い、頻繁な連絡に付き合っていました。 限界になり連絡を止めると、お怒り!頻繁な連絡に付き合っているうちに、「今日雨降りそうだね」「昨日食べ過ぎて1㎏増えちゃったー」などの連絡がどんどん続いてくるようになりました。何度も「これで返信しなくても不自然じゃないし、返信せずこれで終わりにしよう」という場面があったのですが、そのたびに新しい話題を振ってくるEさん。「じゃあ、続きはまた幼稚園でね」と終わりにしてみても、翌日には「ところでさ」とまた別の話題を振ってくるのです。 元々、連絡をとるならメッセージよりも電話してしまう私。メッセージを送り続けることが嫌になり、最終的には「ごめん、ちょっと今家でバタバタしてて」と切り上げてから新しいメッセージに返信するのをやめました。数日後、幼稚園で会ったEさんはお怒りの表情。会うなり「なんで返事くれないの?」と詰め寄ってきました……。 最初にしておくべきだった断りEさんに聞かれ、とっさに「ごめん! 最初に言っておくべきだったって反省してるんだけど、私メッセージのやりとりがすごい苦手なの!」と謝りました。Eさんは「え……、そうなの?」と勢いを落としました。「本当にごめんね。普段は全然スマホも見ないし、だからEさんが嫌いだとかそういんじゃなくて……」と説明しました。 するとEさんは「それうちの親と一緒じゃん! もー、ごめんね! 同い年だからと思ってガンガンメッセージしちゃったよ!」と笑ってくれ、大きなトラブルに発展することは避けられました。 これ以降、私はママ友と連絡先を交換するときには必ず、「私メッセージのやり取りが苦手なんだけどいい?」と断りを入れるようになりました。最初に断っておくことで相手も「そうなんだな」と認識してくれ、私も無理に「すぐに返さなくちゃ!」とストレスに感じることがなくなり、ずいぶん気がラクになりました。著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月20日もともと性欲は強いほうだった私ですが、第1子の出産後に性欲が一切なくなり、夫とのスキンシップが苦痛に感じるようになりました。育児と仕事の両立に追われ、自分の時間もまったくなく、セックスする時間があるなら眠りたい! そんな私の気持ちを知る由もなく、お構いなしにセックスを求めてくる夫。だんだんと「私の体よりも自分の性欲が大事なの!?」という気持ちになり、触られることさえも嫌悪感を覚えるようになって……。寝かしつけ後の時間がだんだん憂うつにどうしてもセックスをしたくない私は、夫が布団に潜り込んでくるたび、寝たふりや、体を固くして「したくない」アピールをして、その場を切り抜けていました。ですが、しょんぼり自分の布団に戻っていく夫を見ていると、なんだか申し訳ない気持ちに。 夫をずっと我慢させるのも申し訳ないなと思い、ちょっとエッチな漫画を読んで気分を高めようと試みましたが、まったくと言っていいほど何も感じません。私はだんだん長女を寝かしつけたあとの時間を憂うつに感じるようになり、「また今日も求められたらどうやってかわそうか……」と、しなくてすむ方法を考える毎日でした。 夫が放った言葉に心がチクリ…求められては遠回しに拒否アピールする日々が数カ月続いたある日、ついに夫が「俺のこと嫌いになったの?」と悲しそうに言ってきました。夫をそんな気持ちにさせてしまったことを申し訳なく思いましたが、私の体は拒否反応を起こしたまま。 私は2人目が欲しいと考えていましたが、どうしてもセックスしたいという気持ちになりません。そんな自分に悩み、人に相談したり、調べたりしていくうちに「産後はホルモンの影響で一時的に性欲が減退する人が一定数いる」ということを知りました。 自分の状態をしっかり伝えるべきだった産後の私は余裕がなく、「言わなくても察してよ」と思うばかりで、夫に自分の状況を伝えることをしていませんでした。考えてみれば、出産によって体質が変化するということは、私自身が実際に出産したからこそわかったことで、出産するまでは体が夫を拒否するなんて思いもしませんでした。 その後、夫に「決して嫌いになったわけではないこと」「産後のホルモン変化の影響で性欲が減退する場合があること」「産後1年経っても体の調子が戻らない人もいること」を伝えました。夫のほうも「妻に嫌われてしまったのかと思って寂しかった」とのことで、自分が原因ではないことがわかり安心したようでした。 長女の卒乳のタイミング、産後1年半ごろからセックスに対する嫌悪感もだんだんと薄れてきて、自然にスキンシップを取れるように。その後しばらくして2人目を授かることができました。あのまま遠回しに拒否を続けていたら、夫婦関係がギクシャクしたまま、2人目を授かることもなかったかもしれません。きちんと自分の状態を伝えたうえで話し合うことができてよかったと思います。著者:南星 花3歳と0歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。
2022年11月19日なんとなく2歳差で2人目が欲しいと思っていた私たち夫婦。しかし、実際に子どもを育ててみるとワンオペでの育児は想像以上に大変で、職場復帰をしたこともあり、仕事も忙しくてなかなか2人目を授かりたいという気持ちになれませんでした。そんな私たちが2人目を授かるまでの道のりをご紹介します。2歳差を希望していた私たち夫婦子どもは2歳差がいいなと思っていた私たち夫婦。しかし、2歳差ということは、娘が1歳前半には妊活を開始しなければいけません。しかし実際に子育てしてみると、1歳の娘はとても手がかかり、ワンオペ育児の私は毎日ヘトヘト。 さらに娘がちょうど1歳のときに職場復帰をしたので、仕事も忙しく、とても2人目を授かろうという気持ちにはなれませんでした。 育児と仕事に追われる日々…育児と仕事に追われる毎日はとにかく時間がなく、あっという間に過ぎていきました。私は2人目の子どもが欲しいけれど、この忙しい状況を妊娠しながら乗り切ることはできないなと思いました。そして、私は仕事、育児、2人目妊活、この3つに優先順位をつけることにしました。優先順位の1番は育児です。私は娘をしっかり育てたいと思いました。優先順位の2番目は2人目を授かること。年齢的にも30歳を過ぎていた私は、早めに2人目が欲しいと考えました。 夫も2人目が欲しかったようで、「妊活開始のタイミングは私に任せるよ」とのこと。そして、仕事は優先順位が3番目となりました。10年勤めていた会社を退職する決断がずっとできずにいた私ですが、優先順位をはっきりさせたことで、ついに転職する決心ができました。これから妊娠することを考えて、在宅でできる仕事を探すことに決めたのです。 転職後、2人目の妊活をスタート転職してから半年後、仕事の要領もつかめてきたので妊活を開始しました。妊活を開始してすぐに2人目を授かることができて、結果わが家は3歳差となりました。 第1子の娘は若干の赤ちゃん返りはあるものの、下の弟にやさしくて、お姉ちゃんらしくなりました。2人目を授かってよかったですし、転職したことにも後悔はありません。 育児、仕事、妊活、すべてをこなすのは私には無理だと考えて、優先順位をつけることにしました。仕事を変えたことで無理なく育児をしながら妊婦生活を送れたので、思い切って10年勤めた会社を辞めた決断は間違っていなかったなと思いました。2人目を授かって本当によかったです。 監修/助産師REIKO著者:本田 ひな2児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年11月19日4歳の女の子と生後5カ月の男の子を育てています。まだ2人目が生まれる前、長女が1歳半のときのことです。歩くことで行動範囲が広がってきた娘と夫で、2人で出かけることが増えてきました。2人でおでかけしてくれるのはとてもありがたいのですが、帰宅後に時々夫が言う言葉に内心イラッとしていました。「水筒入ってなかったよ」にイラッ休日に娘と夫が2人で出かけられるようになり、私は念願だったひとりきりの時間を謳歌し大満足だったのですが、だんだんと夫のある言葉が気になるようになりました。それが「水筒が入ってなかったよ」というひと言。 そのときによってタオルだったり、お菓子だったりしますが、「○○なかったよ」とか「○○入ってなかったからコンビニで買った」と言われるたびに内心イライラしていました。 何で私が準備してるんだ?まだ1歳半の娘はおむつも必要でしたし、着替えも必要。アレルギーがあるのでお菓子やお昼ごはんなどの食べる物も用意して行かなければいけないし、水筒の準備もあります。最初こそ、夫が娘とのおでかけに慣れていないだろうと思って私が準備をしていましたが、何度かおでかけをしていれば、その際に必要な物は夫自身がわかってくるはずです。 「どうして夫が娘と遊んでくるのに、私が準備しなければいけないんだ?」と思い、それに追い打ちをかける「○○入ってなかったよ」の言葉に小さいイライラが溜まっていきました。 夫が当事者意識を持つための言葉しかし「あなたが準備してよ」と面と向かって言うと衝突しそうだと思った私は、言葉がけで夫の意識改革を試みてみることに。例えば私が準備をしたときには「最終確認お願いね」と最終チェックを任せたり、私が準備する前に「もう準備は終わってる? 私やることある?」と夫が準備をする前提で声をかけてみたりしました。 また、「○○入ってなかったよ」と言われたときには、「え? 確認していかなかったの? ごめん私もチェックしてなかった」などと返すように。できるだけ明るく、嫌みにならないように心がけました。その結果、夫の当事者意識が強くなり、見事「○○入ってなかったよ」が、「○○持って行くの忘れちゃった」に変わりました。 2カ月も経てば、夫はおでかけの準備を完璧にできるようになっていました。イライラした気持ちを伝えたら、もしかしたらお互い嫌な気持ちになっていたかもしれません。徐々に言葉を変えていくことで円満に夫へのイライラを解消できました。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月19日何の心配もなく、すくすく育った長男。気軽に受けた2歳児健診で、言葉の遅れを指摘されました。一歩を踏み出し、発達の専門医の診察を受けて、前向きに考えられるようになった私の体験談を紹介します。とても育てやすい、ママ思いのいい子初めての妊娠で育児の右も左もわからず、大きな不安を抱えたまま長男との生活が始まりました。ところがそんな頼りないママを思ってか、長男は何の問題もなく育ちました。 毎月の身体測定でも、成長曲線のド真ん中を走り続け、発育もまったく問題なし! 離乳食にもすぐに慣れ、よく食べてくれました。1歳児健診では、「順調です!」と先生のお墨付きをもらい、母子健康手帳にも「何も悩みはありません」と、自信を持って書いたことを覚えています。 かかりつけの小児科で2歳児健診を受けて…2歳を目前にして、かかりつけの小児科へ任意の2歳児健診を受けに行ったときのことです。これまで通り「順調です!」で、すぐに終わるものと思っていました。少し長い健診ののち、先生から「目は合うし、こちらが言うことはわかっているようだけど、もし2歳半になっても二語文が出なかったら、一度専門のところで診てもらいましょうね」と言われたのです。 言葉は交わさなくても、長男とのコミュニケーションはできていたので、先生からの言葉にとても驚かされました。 焦らず、温かく見守ること確かに同じ月齢の子どもに比べ、長男は言葉が出ていませんでした。2歳半になっても二語文がほとんど出なかったため、子どもの発達の専門機関である療育センターを受診しました。発達のテストの結果、発達障害と判断がつかないグレーゾーンの診断。 もうすぐ3歳になる長男は、その後も定期的に専門医のサポートを受けながら、マイペースに成長中です。最初は心配しましたが、専門医からアドバイスをもらい、安心して育児に向き合えています。 周りの子どもと比べたわけではありませんが、長男の発達状況を素直に受け止め、プロに相談したことはよい判断だったと思います。長男の特性をより理解できたことで、以前より楽しく育児ができるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:鍜治すみの生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。
2022年11月19日わが家には3歳の長男、1歳の次男がいます。2歳違いの同じ夏生まれで、長男が2歳になるちょっと前に次男が誕生。この1年はあまり記憶がないくらい、忙しく過ごした気がします。そんななか、長男が次男の育児用ミルクをとって飲んでしまうということが続きました。私は心配しつつも少し様子を見ることにしたのですが、意外な形でその問題が解決されることに……。体重がなかなか増えない次男用なのに!次男は生後半年あたりまでほとんど母乳を飲んでいたのですが、体重があまり増えておらず育児用ミルクを足すことになりました。しかし次男は哺乳びんが嫌いのようで、育児用ミルクをまったく飲んでくれません。 そうしたらなんと、長男が、次男が飲まなかった育児用ミルクを「飲みたい飲みたい!」と言うのです。私は、長男は育児用ミルクを残すだろうと思いましたが、なんとゴクゴクと全部飲み干してしまったのです! 捨てるよりはよい?でも…その日以降、長男は、私が次男のために作った育児用ミルクをとって飲んだり、次男が飲み残したものを代わりに飲んだりするようになりました。ジュースや牛乳などの飲み物の味を知る長男。育児用ミルクをおいしいと感じることは意外でした。 そして、本当は次男に育児用ミルクを飲んでほしいのにな、と私は複雑な気持ちに……。でも、次男が育児用ミルクを飲まずに捨てるのはもったいないから、それなら長男にあげてもいいと自分に言い聞かせて過ごしていました。 しかし心配なのは、2歳半になる長男が栄養がたっぷり含まれた育児用ミルクを飲んでもいいのか?ということ。食事プラス育児用ミルクでは、栄養をとり過ぎではないのか?と思ったのです。 長男が飲みたがった本当の理由は…!1週間くらい、長男が育児用ミルクを飲む日が続きました。回数は1日に1〜2回程度で量は30〜60mlずつと比較的少なめです。その間、長男がおなかを壊したり、急に太ったりすることはありませんでした。 そして、長男が育児用ミルクを求めてこなくなるのは突然のことでした。いつものように次男に育児用ミルクをあげようとしていたある日。長男がまた欲しがるかなと思っていましたが、何も言ってきません。私が「ミルク飲まないの?」と聞くと、長男は「いらなーい」と。 その日から長男は育児用ミルクを求めることはなくなりました。考えれば長男は次男が生まれて寂しい思いをしていたのかもしれません。育児用ミルクを飲みたがったのは、単なる「赤ちゃん返り」だったのだと気が付きました。 現在3歳になる長男ですが、あの日以降、次男の育児用ミルクを飲みたがることはありません。長男が次男の育児用ミルクを飲みたがったのはたったの1週間程度。当時は悩んでいたけれど、思い返すとちっぽけな悩みで、写真やビデオに収めておきたかったと悔やむくらいです。これからも息子たちの成長の一つひとつをしっかり見守りたいと思います。 監修/助産師REIKO 著者:森下ミメカ2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年11月18日フランスで3歳半と1歳5カ月の男の子を育てている私。私は長男が2歳半になるころ、初めて地域の子育てサークルに参加しました。子育てサークルが開催されている部屋の扉を開けたとき、多種多様の家族がいてびっくり! 外国に住んでいて私自身も外国人、多国籍な環境は当たり前なはずなのに私は緊張して戸惑ってしまいました。そんな中、苦手だと思っていたママが声をかけてきてくれたのですが……。 初めての育児サークル子育てサークルの部屋の扉を開けたとき、私は自分が外国人なんだということに改めて気付かされました。参加していた家族はフランス人、アフリカ人、東欧人など見た目も文化もまったく異なる人ばかりで、アジア人は私ひとり。 私は言葉も通じるのかわからず、そのサークルのスタッフの問いかけにただ答えるだけでした。そんな中、たまたま私の横に座っていたアフリカ人のママが「今日初めて? 私も最近通い出したのよ」と声をかけてくれたのです。 アフリカ人のママ今までアフリカ系の友だちはいなかったので、普段触れ合う機会も少なかった私。肌の色も言葉も違うことが、私の中でコミュニケーションの大きな壁になっていました。話しかけてくれた彼女に私は「私も初めて。こういう場所があっていいよね」と返事をしたきり、その日はサークルが終わったのです。 正直、私は彼女の見た目の違いに圧倒されて、会話が続きませんでした。家に帰った私は「せっかく話しかけてくれた唯一のママだったのに」と少し後悔も……。 今では仲良しママ友の1人次の週、同じ子育てサークルに行くと、彼女が子どもを連れて参加していました。前回のことを後悔していたため、今度は私から「お子さんはいくつ? どこに住んでいるの?」と積極的に話しかけました。すると、彼女は変わらず愛想よく答えてくれました。 それから、サークルでよく出会うようになり、その後、お互い困ったときは助け合う仲の良いママ友の1人になったのです。私は「見た目が違っても関係ない」ということを改めて学びました。 外見の違いに圧倒されて、勝手に壁を作ってしまっていた私。しかし、実際彼女と会話をしてみると「国や文化の違いなんて関係ないんだ」ということを改めて痛感しました。私にとっては初めてのママ友。これからも大事にしていきたいと思います。また、見た目で判断せず、自分から積極的に声をかけ、ママ友がさらに増えればうれしいです。 監修/助産師 REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年11月18日2歳差で3人の子どもがいるわが家では1番上の長女が年長になったとき、次女が年少として同じ幼稚園に入園しました。最初は「姉妹一緒に通えると妹も楽しく行けていいな」「行事もひとまとめでラクちん」と思っていたのですが、最初の授業参観を終えた結果、自分の考えの浅さに気がつき、猛反省しています。その理由は……。長女は2階、次女は1階娘たちが通う幼稚園では年少の教室は1階、年長の教室は2階にまとめられていました。さらに2人の教室は真ん中にある階段を挟んで右端と左端。つまり、幼稚園の中で一番離れている2教室なのです。 当時、末っ子の息子は1歳前で抱っこひもの状態、さらに先天性疾患の影響で酸素吸入が必要だったので酸素ボンベのリュックも背負い、1階と2階を往復するのは本当に大変でした。 時間は分かれていたけれどとはいえ、わが家のように2歳差で2人の子どもを幼稚園に入れている親御さんは少なくなかったので、幼稚園のほうでも「きょうだいへの対応」として親と一緒におこなう作業があるような「絶対に親が必要な時間」は学年ごとに分けられていました。 ただ、それ以外の時間はどちらのクラスにいてもよかったので、必然的に甘えん坊で手のかかる次女のほうの教室で過ごす時間のほうが長くなってしまいました。 意外だった長女の涙ようやく授業参観が終わり、次女を連れて長女を迎えに行くと、長女は暗い顔で私に抱きついてきました。そして「お母さん全然こなかった……日直だったから帰りの会も見てほしかったのに全然こなかった……」と言いながら泣き出してしまったのです。 日直のことを知らなかったとはいえ、次女にグズられて「普段しっかり者の長女なら大丈夫だろう」とほとんど2階に行けなかったのは事実。長女をギュッと抱きしめながら「ごめんね」と繰り返しました。 2人の授業参観をひとりでこなすのは無理長女の涙を見て「もう2度と繰り返したくない」と強く思った私は、そのあとから平日の授業参観でも夫に有給休暇を取ってもらうようにしました。お互い移動はせず、それぞれにひとりの子どもをしっかり見て写真や動画を撮り、授業参観後に家族みんなで楽しんでいます。 どうしても夫が行けないときは娘たち2人ともに「お母さんひとりだと2人を公平に見るのは無理」ということを伝えたうえで、「どうしても見にきてほしい時間があったら教えて」と授業参観前に確認するようにしています。 普段聞き分けの良いしっかり者の長女が見せた涙は、今でも私の心に残っています。わが家の場合、親ひとりで「公平に」参観することが思った以上に難しかったです。結果、子どもを泣かせてしまったので、最初からもっと人に頼ったり、前もって子どもに「大変だから無理かもしれない」と伝えておいたりしたらよかったなと思います。 著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。 監修者・著者:助産師 松田玲子
2022年11月17日私はほぼ毎週子どもたちを連れて図書館に行っています。これは長男が1歳になったころから始めた習慣で、もう3年近く続けています。長男を寝かしつけるとき絵本を読んであげようと思ったことがきっかけですが、図書館に通い絵本を読むことは、寝かしつけ以外にも子どもたちにたくさんの良い影響をもたらしました。寝かしつけに絵本を読んでも効果なし…長男は生まれたころから寝かしつけるのに苦労する子で、私はいつもスムーズな寝かしつけの方法を模索していました。そんな長男が1歳になったころ、寝かしつけに絵本を読むことを思いついた私は、早速近くの市立図書館に行ってみることに。 しかし長男はまだ絵本にあまり興味を示さず、年齢に合った絵本を私が読み聞かせてもすぐに他の遊びをしてしまいます。寝かしつけのときも同様で、絵本を読んでも寝かしつけがスムーズになったとはまったく感じませんでした。 長男が少しずつ絵本に興味を持つように効果は感じられないものの、私は毎週の図書館通いは続けていました。すると長男が1歳6カ月になったころから、テレビなどで見たことのあるキャラクターの絵本に興味を持つようになったのです。 長男はそのころから言葉も増えてきていたので、読みたい絵本を「これ」と指さしたり、私が読んだ擬音をまねしたりするようになりました。寝る前にもお気に入りの絵本を自分から持ってくるようになり、長男が「絵本を読んだら寝る時間」ということを理解しているように私は感じました。 子どもたちに良い影響が出てきた!長男が2歳になると、自分から図書館に行きたいと伝えてくれることも増えてきました。そして図書館に行くと好きな絵本を自分で選び、私に読んでほしいと持ってくるのです。私のまねをして、当時生後3カ月だった次男に読み聞かせをしてくれることもありました。 子どもたちが絵本を好きになると、寝かしつけもスムーズになりました。また、語彙が増えたり、文字に興味を持つようになったりと、子どもたちにさまざまな良い影響が出てきたのです。 長男が3歳、次男が1歳になった現在も、図書館に通う習慣は続けています。寝る前にも絵本を読むようにしていますが、子どもたちが自発的に「これを読んだら寝ようね」と言ってくれるので、寝かしつけに苦労することもなくなりました。2人で絵本を読み合ったり、知らない言葉の意味を尋ねてくる姿を見ていると、私はこの習慣を続けてきてよかったと思うのです。 著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2022年11月17日ある日、4歳の娘と電車に乗ると、親子が乗ってきました。ママは赤ちゃんを抱っこひもで抱っこし、もう1人、3歳くらいの男の子と手を繋ぎ、ベビーカーを抱えています。3歳くらいの男の子はママの腕を引っ張りながら「あっち行く! 座る!」と動き、ママは「お願いだからじっとしてて!」ととても大変そうな様子。私が声をかけようとしたそのとき……!? 娘の性格4歳の娘はとてもよく気が利く子で、普段からティッシュがなくなっていたら補充してくれるなど、言わずとも動いてくれて非常に助かっています。娘もそんな自分が自慢のようで、幼稚園でも家でも「娘ちゃんはお助けマンだから!」と自信満々。 けれど人見知りなところもあるので、知らない場所や知らない人が多い場所ではお助けマンの力は発揮されてきませんでした。 子連れのママを発見そんなある日、娘と2人で電車でお出かけをしました。私たちは座っていましたが、車内の座席はすべて埋まっており、何人か立っている人がいる状態。駅に着いて扉が開くと、親子が乗ってきました。 ママは赤ちゃんを抱っこひもで抱っこし、もう1人、3歳くらいの男の子と手を繋ぎ、ベビーカーを抱えています。3歳くらいの男の子はママの腕を引っ張りながら「あっち行く! 座る!」と動き、ママは「お願いだからじっとしてて!」と大変そうです。 じっと見ていた娘が…少し距離がありましたが、声をかけようと思い「ちょっとここで待ってて」と言おうと娘を見ると、娘が親子をじっと見ていました。そして急に「ママ、お助けマンしてくるからこの席守ってて」と言ってずんずん親子のほうに向かっていったのです。 「こんにちは」と声をかけると、娘は男の子の目線になるようかがんで、「こっちの席あいてるよ」と男の子に言い「おねえちゃんと手つないでく?」と言いました。遠くから見ている私はハラハラドキドキ。男の子はきょとんとしつつも娘と手をつなぎ、こちらの席へやってくるので私はママに会釈しました。 「ドキドキした」と笑った娘が誇らしい娘は男の子に席をゆずり、下の子は立っていたほうが落ち着くというので、私の席は娘にゆずりベビーカーを引き受けました。親子が乗っていた3駅の間、娘はずっと男の子の相手。 親子が降りる駅に着くと、ママは「本当にありがとう!」と娘に言い、男の子も「お姉ちゃんバイバイ!」とご機嫌で降りていきました。親子が去ったあと、娘に「かっこいい!」と言うと、照れた表情。そして「あードキドキしたっ!」と言って満足そうに笑う娘を非常に誇らしく思いました。 いつもは初対面の人に自分から話しかけることのない娘が、「大変そうだ! 助けなければ!」と自分で考えを巡らせ、自分で話しかけにいったことにとても驚きました。ずっと「この子は知らない人には話しかけられない」と思っていましたが、親の知らないところで成長しているのだなと実感した体験談です。 監修/助産師 REIKO著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月15日義両親が遊びにきたときのことです。スマホでメールを確認しようとすると、「iPhoneは使用できません」の文字が……。私は触っていなかったのでおかしいと思っていたら、ロックをかけた犯人は、なんと義父だったのです! 驚いた私の体験談です。 20分後にやり直し?義両親が遊びにきてくれていたある日。私のスマホがどこを探しても見当たらず、困っていました。5歳の子どもに聞くと、「ここにあるよ~」と持ってきてくれひと安心。しかし画面を開こうとすると、「iPhoneは使用できません」「20分後にやり直してください」の文字が……。 今までは、子どもが勝手に触って数分単位でのロックは見たことがありましたが、20分という長時間は初めてでびっくりしました。「ママのスマホ勝手に触ったでしょ!?」と子どもを問い詰めると、「おじいちゃんだよ!」の返事が……。 ロックをかけたのは義父だった!義父は70代で、とても真面目で良識人でした。他人のスマホを勝手に触るようなことは絶対にしないと思っていました。さらに当時、子どもはイタズラをすると誰かのせいにすることが多かったので、私は子どもが嘘を付いたと思い、「おじいちゃんがママのスマホを勝手に触るわけないでしょ!」と子どもを叱りました。 すると、なんと義父がバツが悪そうな顔で自分がやったと言ったのです。さらに、子どもに頼まれて触ったとも告白。 真の犯人は子ども!実は、私のスマホには子どもが遊ぶゲームがインストールされていました。子どもとの約束で、「来客中はゲームをしない」と決めています。しかし、私のスマホを見つけた子どもは、義父に「ゲームしたいからこのスマホ開いて~」とおねだりしたのでした。 義父は、ガラケーでさらに機械にあまり詳しくなく、よくわからないまま孫にねだられ、数字を適当に押して解除しようとしてロックがかかったのが真相だったのです。まさか、義父が私のスマホを解除しようとしたとは思いませんでした。どうやら義父は、スマホをゲーム機と勘違いしたようです。私と夫から、スマホが携帯と同じであることを説明しました。 その後、義父にロックを解除させようとした子どもを叱り、言い聞かせたあとに義父にごめんなさいをさせました。今では笑い話ですが、スマホロックの解除時間が長時間だったこと、そしてロックを解除しようとしたのが、まさかの義父だったことには本当にびっくりした体験でした。 作画/やましたともこ 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月15日私は次男が生まれるまで、長男を私の働く病院の院内保育園に通わせていましたが、出産を機に退職し、保育園も退園しました。私は息子を幼稚園に通わせてあげたいという気持ちはあったものの、経済的な理由で難しいと感じていました。しかし夫が、長男の活発さに家では力を持て余し、私の育児が大変になるだろうと言って幼稚園入園を決断。年中の息子を幼稚園に入園させてよかったことや大変だったことをお話しします。 幼稚園は初めてのことばかり私が保育園と幼稚園の違いを最初に感じたのは、指定の制服・かばん・うわ靴・帽子があり、幼稚園バスで登園するということ。さらに、保育園ではあまりなかった役員決めや参観日、親子行事などで同じクラスの30人近いママさん方との交流があるため、私はうまくやっていけるか不安でいっぱいでした。しかし、長男は慣れない制服やポロシャツのボタンに手こずるくらいで、初のバス登園もイヤイヤせずにあっさり「バイバーイ」 。幼稚園生活に馴染むのが早かったです。 年中さんのクラスに入り、私が感じたことわが家のように4歳から幼稚園に入れるご家庭は少なく、長男のクラス内では年少さんからのつながりがある仲良しママのグループができあがっていて、私自身そのグループ内に溶け込んでいける自信がありませんでした。特に最初の役員決めなどもする参観日では参観後に懇談会があり、子どもの性格と自己紹介などをします。「どんな親子なんだ?」 という感じのクラスメイトのママたちの視線に頭が真っ白になり、冷や汗ものでした。なので、心の平穏を保つべく、私はわが家と同じように4歳から幼稚園に入れたご家庭のママとなるべく近くに座り話すように……。 幼稚園でのランチ会の出欠に悩んだ私は…ママ同士の交流を深めるために、幼稚園では年に数回ランチ会がありました。私は次男が生後3カ月を過ぎたころでしたので、一緒に連れて行く大変さゆえに入園して初めておこなわれたランチ会を欠席する予定でした。 しかし、幼稚園バスの停留所が一緒だった年長さんのママに相談してみると、「交流を深めるためにも、頑張って出たほうがいいよ」 と言われ出席することに……。次男を連れて歩くのは大変でしたが、私と同じように下のお子さんを連れているママも何人かいて、次男と同世代のママさん方とも次男を通して会話できるようになりました。私は先輩ママのアドバイス通りランチ会に出席してよかったと感じています。 私は長男を4歳から幼稚園に入れて、ママたちとの関わりをうまくもてるか不安でしたし、次男を連れての幼稚園行事はかなり大変でした。でも、同じ境遇のママと交流を持てる機会になり仲を深めていけて、大変だけど頑張ってよかったと思います。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/そら著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2022年11月14日現在1歳11カ月の娘をアメリカで育てています。娘を出産したとき、トルコ人の義母がはるばるトルコからアメリカまで産後の手伝いにきてくれたのですが、義母の娘へのある信じられない行動により激怒した私。文化の違いによる育児トラブル体験談をお話しします。びっくり! 義母が娘の頭に○○を…娘の出産時、手伝いにきてくれたトルコ人の義母。娘が生後2週間ごろのある日、義母がリビングで寝ている娘の頭が寒くてかわいそうと言って、スカーフを娘の頭にかけているところを目撃しました。娘のことをかわいく思っての行動ということはわかるのですが、スカーフが顔にかかったり首に巻き付いたりといった事故が起こらないとも限りません。危険なのでそれはやめてくださいとお願いし、義母もにこにこして聞いていたので理解してもらえたと私は思っていました。 嫁姑バトル勃発!?しかし、その後も娘の頭にスカーフをかけ続ける義母。義母のかけたスカーフをそっと私がとるという静かな攻防を繰り返していたある日、事件が起こりました。リビングで寝ていた娘の泣き声が聞こえ、起きたかと思って様子を見に行くと、スカーフが娘の顔にかかり娘がもごもご言っています。私は悲鳴をあげながらダッシュで駆けつけて、娘の顔の上のスカーフを取り払いました。激怒した私は何が起こったかを義母に説明し、どうしてお願いしたのにスカーフをかけるのをやめてくれなかったのか、危険だと思わないのかと、すごい剣幕で義母に問いただしました。 話し合うことの大切さじっくりと話を聞いてみると、義母はやはり娘の頭が寒くてかわいそうだと思ったということと、トルコには外出時に赤ちゃんの顔にスカーフをかけるような風習があるため、特に危険だと思ってはいなかったということがわかりました。日本ではありえない行動でも、別の文化では当たり前ということがあるんだなと身をもって体験することに。ただし、私はやはり危険だと思うのでどうかやめてくださいと改めてきちんとお願いすると、今度は義母も理解してくれたようで、以後娘の頭にスカーフをかけることはなくなりました。 寒そうという理由で、新生児の娘の頭にスカーフをかけていたトルコ人の義母。初めて見たときはあり得ないと驚きましたが、文化の違いから出た行動でした。私は危険だと思うのでやめてほしいときちんとお願いすると理解してくれたので、文化が違っても結局大事なのはしっかりと話し合いお互いを理解しようとする気持ちだと思いました。 著者:玉木理恵1歳の女の子の母。アメリカ在住。翻訳家・ライターとして活動中。
2022年11月14日私には3人の子どもがいます。下の2人は1歳から保育園に通い始めましたが、1番上の長男は保育園に入る3歳までの時期を自宅で過ごしました。保育園に入園する前に経験したことが、園生活を送るうえでの基盤になったと思っています。長男と一緒に過ごした未就園の時期に、私が実践してよかった3つのことをお話しします。※コロナ禍前の体験談です 市の支援センターでお友だちと触れ合う長男が生後4カ月のころから、市の子育て支援センターに遊びに行くようになりました。同じ年齢の子どもが集う広場が時々開催されていたので、母子ともにお友だちを増やす目的で通い始めたのです。広場が開催されていない日も子育て支援センターに通うようになり、次第に顔見知りのお友だちも増えていきました。 そして長男はお友だちと触れ合うことで、おもちゃの順番を待つ、譲るなど思いやりの心が育まれたと思っています。おかげで保育園に入ってからもすんなりお友だちと遊ぶことができました。 いろいろな場所に連れて行く長男が未就園のころは、とにかくいろいろな場所に遊びに行きました。わが家は夫が平日休みのため、就園後はあまりおでかけできなくなると思ったからです。大きい公園や動物園など自然に触れられる場所や、市のイベントなどにも参加しました。 私にとってはリフレッシュになり、長男にとっても良い刺激になったようです。おでかけ先では動物や植物など絵本で見た物に直接触れることができ、語彙力も増えました。現在9歳になった長男は、好奇心旺盛で感受性豊かな性格に育っています。 たくさんお散歩をする長男は体力があり夜もなかなか寝つけないタイプの子だったので、毎日お散歩をしていました。朝と夕方の2回お散歩をすることもあり、1歳半ごろからはベビーカーにはあまり乗せずに自分で歩かせるようにしていました。 長男の体を動かすことが目的でしたが、自分の足で歩くことにより地面の石や落ち葉などにも興味を持つようになったと思います。そして何より長男の足どりがしっかりしてきて、保育園に通うようになってからも自分の足で歩いて通園することができました。おかげで小学校に入ってからもへこたれることなく、毎日坂道を歩いて通学できています。 私が長男の未就園時期に実践した3つのことは、園生活を送るうえでの基盤になってくれたと思います。思いやりの心を学び好奇心が高まり、語彙力や体力がつき精神的にも肉体的にも成長できました。現在保育園に通う2歳の弟がいますが、平日は直接触れ合える時間が少ない分、休日にたくさんの経験をさせてあげたいなと思っています。 監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2022年11月14日アジア人がいないブラジルのとある地域で、日本人である私とイタリア系ブラジル人である夫から生まれた娘の子育てをしています。ある日、母親である私が外国人であるために、娘が幼稚園で友だちからからかわれてしまいました。そのときとった娘の行動に私は驚きました……。アジア人がいない地域に暮らして私はブラジル人と結婚し、ブラジルで子育てをしています。ブラジルには異なる人種、異なる民族の間に生まれた子どもがたくさん住んでいます。さまざまな外見をした人がいるためアジア人だから差別されるということはありません。 しかし、私が生活している市は白人種が9割を超えるところで、アジア人はおそらく私以外いないところ。差別ではありませんが、娘も私も道を歩けば人からジロジロ見られることが珍しくありません。 幼稚園で娘がからかいにあうそんな地域で、私は5歳の娘を育てています。ある日娘を幼稚園に迎えに行ったときのこと。娘のクラスの担任の先生が「今日お友だちと喧嘩してしまって……」と教えてくれました。聞けば娘のクラスの男の子が、釣り目ポーズをしながら日本人なまりがある私のポルトガル語の発音をまねして娘をからかったとのこと。 住んでいるのは外国人がほぼおらず、アジア人への釣り目ポーズが侮辱的意味をもつと知らない人が多い地域。娘をからかった男の子も、たいした意味もなくしたのだろうと思いました。 しっかり言い返した娘先生によると、そんな男の子に対し娘はこう言い返したそうです。「私のママのポルトガル語はなまってる。だけどポルトガル語だけじゃなく、日本語も英語も話せる! あなたが話せるのはひとつだけでしょ? それでなんで私のママがからかえるの?」と。 ただ怒ったわけではなく、しっかりと言い返したのです。ちょっと前までからかわれたらプンプン怒るか泣くか程度しかしていなかった娘の堂々とした振る舞いに、娘の成長を感じました。 相手のお母さんからの電話その日の夜、娘をからかった男の子のお母さんから電話が。男の子が釣り目ジェスチャーをしたのは、家でそのポーズをしながらアジア人のことを話していた(親である)自分たちの責任であること、そのポーズが侮辱と受け取られるとは思わなかったこと、からかったことを男の子にしっかり注意したことを話してくれました。娘をからかった男の子自身もそのご家族も、しっかり何がダメだったのか理解し、謝罪してくれたのでとても安心しました。 今回のことを通して、娘が自分の意見をしっかりと言える強さをもっていることに感動を覚えました。アジア人がいない地域で育っている娘は、これからもからかいを受けることがあるかもしれません。これからも娘が強く生きていけるように、娘が自信を持てるような子育てをしていきたいと思いました。 監修/助産師REIKO著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2022年11月13日2歳7カ月になる長男。2歳半を過ぎるころから、機嫌が悪くなることが多くなり、私が大きな声を出して叱ることが増えていきました。ある日、6カ月の次男がギャン泣きしているときに、長男が次男に対して驚くべき行動をしていたことに気づき私はビックリ! 長男を叱っても、次男が泣けばその行動を繰り返してしまうのです……。長男の心の成長期長男の怒りは「成長の証」だと思うようにして、長男が大声を出して怒り始めれば、落ち着いた声で目線を合わし「落ち着いて、大丈夫だから」と声をかけるようにしていた私。しかし、まだ生後間もない次男の世話もあり、私自身に心の余裕がないときは大声を出す長男を叱ってしまうことも……。 いたずらばかりする長男を叱る日が続いたある日、私がキッチンで洗い物をしていると、ぐずり始めた次男が急にギャン泣きをしたのです。 長男の驚くべき行動私は「何ごと!?」とリビングに駆け寄ると、泣いている次男に向かって長男が無言で、人差し指と親指の爪を次男の頭に立てていたのです! 私は長男の行動に驚いて「やめなさい! 何してるの!?」と長男を怒鳴りました。 長男はすぐにその行動をやめ、ギャン泣きをしている次男を凝視。そして私自身は長男の想像もしない行動に焦ってしまい、「爪を立てるなんて痛いでしょ!」と激怒すると長男は泣き始めてしまいました。 長男への対応を見つめ直した私夫に長男の様子を話すと「次男に嫉妬してるのかも。最近ママは次男ばかりかまっているから」と。夫の言葉に私ははっとしました。赤ちゃんの次男はかわいくて笑顔で対応しているのに、家でいたずらばかりする長男には叱ってばかりいた自分に気づいたのです。 それからは、次男が寝ている間は長男と2人きりで遊んだり、本を読んだりする時間を増やしました。すると、長男が次男に怒鳴ることが減っていったのです。 長男は今もなお、次男が大声で泣くと怒鳴ったり頭皮に爪を立てることも時々見られますが、私は落ち着いて長男に注意して説明するようにしています。長男は「いけないこと」をしていると理解している様子なので、今後も2人に危ない行動がないか観察しながら、長男に対しては心の安定が持てるように接していきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年11月12日「どこでそんな言葉を覚えてきたの!?」と思わず聞き返したくなってしまうような、大人顔負けの発言を連発する長男。私が注意したときや、親子ではぐれてしまったとき、驚くことを言ったのです……。 そういうタイプもいるよねわが家の7歳と4歳の息子たちは片付けが苦手です。1つ使ったらそれを片付けてから次の物を出せばいいのに、息子たちはそれができません。そのためおもちゃや工作した物、工作するときに使った文房具などが常にそこらじゅうに散らばっている状態です。毎回注意するのも私にとってストレスになるため、わが家では「夜寝る前に一度だけ片付ければいい」というルールにしています。 しかしその日はあまりにも足の踏み場がなくイライラしたため、私は夕食前に「もう! ちょっとぐらい片付けてよ!」と息子たちに怒りました。すると長男は「も〜このぐらい散らかってたほうが落ち着くんだよ」とのこと。まるで片付けられない大人が言うようなセリフに、私は呆れて思わず笑ってしまったのでした。 なだめられる母親また別の日には、長男はすでに片付けを終えているけれど、次男がなかなか片付けをしないということがありました。早く片付けをしないと寝る時間がどんどん遅くなり、朝起きられなくなるという悪循環になるため、私は「いい加減に片付けてよ! 」と次男に怒ってしまいました。するとその様子を見ていた長男が「まあまあ子どもはそんなもんだって」とひと言。 次男をかばってくれたのでしょうか。それとも次に自分が片付けられなかったときのために、保身の意味を込めたのでしょうか。まるで親に叱られている孫をかばうときの祖父母が言うようなセリフに、私は笑わずにはいられませんでした。 それはこっちのセリフですどちらが大人かわからないような発言はほかにも。ある日子ども園に長男と次男を迎えに行ったときのことです。次男が靴を履くのに手間取っている間に、長男がお友だちとの話に夢中になりながら、玄関の外のピロティへ先に歩いて行ってしまいました。 降園の時間帯は園児と保護者が多いため、少しの間はぐれる形になり、私は次男が靴を履いてから長男を探しに行きました。すると長男も私のことを探していた様子でこちらに駆け寄ってきます。私が「も〜先に行かないでよ〜」と言おうと思った矢先「も〜お母さんどこ行ってたの〜? 心配したでしょ〜」と長男。「いやこっちのセリフだわ!」とツッコまずにはいられなかった私でした。 長男のこれらの発言を聞いて、大人の言うセリフを子どもがよく聞いているということが身をもってわかりました。そしてそのセリフを使うシーンやタイミングも完璧だということも。自分の発言には気をつけなければいけないなと思いつつも、まるで大人のようなセリフを発する長男がなんともかわいくて、また1つ愛おしくなったエピソードでした。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい7歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年11月12日私は妊娠してから専業主婦をしています。働いているママから、これまで何度「専業主婦はいったい家で何してるの?」と聞かれたかわかりません。しかし、同じ言葉でも相手の伝え方で、受け取る側である私の気持ちは全然違うことに気が付きました……。 専業主婦を「暇でしょ?」と言うAさんAさんはいつも、働いてない私に「たくさん時間があって、家で何してるの?」と言います。「暇でしょ?」という言葉も添えて。そんな私は子育てに苦戦しつつ、子どもについて新しい発見や学びがあり、暇とはかけ離れた日々でした。 そのためAさんの言葉は、私にとって不思議でなりませんでした。しかも、Aさんが私を少しバカにしているような言い方に聞こえてしまったため、私はモヤモヤと嫌な気持ちになったのです。 専業主婦を「尊敬する」と言ってくれるBさんBさんは「家で何してるの? 私は子どもはかわいいけれど、育児がじょうずじゃなくて。ずっと子どもと一緒にいるとストレスで……。だから尊敬する」と言いました。私は尊敬されるほど立派な育児はしていませんし、育児をしていて人に褒められることもほとんどありません。 ですので「尊敬する」とBさんに言われ、とてもうれしかったのです。そして私は、友人に対して温かい言葉を送ることができ、仕事と育児の両立をするBさんを、心から尊敬しました。 「あなたの息子くんは幸せだろうね」と言うCさんCさんは、子どもと過ごす時間をもっと持ちたいと思いながらも、将来を見据え夫婦で話し合い、共働きという選択をしていました。「家で何してるの?」と聞かれ、昨日の出来事や過ごし方をCさんに伝えると、「あなたの息子くんは幸せだろうね。うちの子はかわいそうだ」と言います。 そんなCさんは働いている間も子どものことを考え、帰宅後は子どもとの時間を大切にするけれど、それでも時間が足りず、子どもに申し訳ない、と思っているようでした。私はCさんを「なんて素敵なお母さんなんだろう」と思いました。 仕事をしながらも、子どものことを思い、真剣に向き合っているCさん。そんなたくさんの愛情をむけられている息子くんが、かわいそうなわけがありません。1日を一生懸命頑張っているCさんの話を聞いていると、私も「もっと頑張れる余地があるな。弱音を吐いていないで頑張ろう」と思えました。 「家で何してるの?」と同じ言葉ではありますが、それに続く言葉や言い方で、悲しくなったり、うれしくなったり、頑張ろうと思えたりと、私の気持ちはまったくちがいました。価値観は人それぞれ。例え私とは違った考え方や環境であっても、相手を尊重し、悲しませない言葉選びをしなくてはいけないな、と改めて感じさせられる出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年11月12日保育園の歯科検診で、指しゃぶりによる歯並びの悪さを指摘された1歳の娘。私は指しゃぶりをなんとかやめさせようと焦りました。しかし指しゃぶりが精神安定剤になっている娘に、急にやめさせるのはかわいそうだという思いも。そこで歯医者さんに相談してみると、私では考えつかなかったナイスな方法を提案してくれたのです。指しゃぶりで気持ちを落ち着けている娘娘は、生後半年ごろから指しゃぶりをするようになりました。落ち着きたいときや眠いときには指が恋しくなるようで、指しゃぶりが娘の精神安定剤のような役割を果たしていました。 歯並びへの影響が心配で、やめさせたほうがいいかなという考えがよぎったこともあったのですが、当時読んだ育児本には「その子が見つけた心を落ち着ける手段なのだから、指しゃぶり=悪ではない」との記載が。 これを読んでからは私も、「指しゃぶりをすれば自分で入眠してくれるし、泣き止んでくれるしありがたいな」と指しゃぶりをポジティブにとらえていました。 指しゃぶり卒業にチャレンジするも…指しゃぶりが大好きなまま、娘は1歳から保育園に通い始めました。そんな中、入園後すぐの歯科検診で、指しゃぶりによって前歯が出てきていることを指摘されたのです。「これはまずい、早速娘に指しゃぶりをやめさせなければ!」思った私。 娘が指を吸っていたら「お指ポイよ」と声をかけたり、手遊びなどで気をそらしたりしました。しかし、娘が指を離すのはほんの一瞬で、なかなかうまくいかないことに、ついイライラしてしまう私。 一方で、慣れない保育園生活を頑張っている娘に、指しゃぶりのことで家でもさらに負担をかけるのはどうだろうかという迷いもありました。そこで私は思い切って歯医者さんに相談に行くことにしたのです。 ※赤ちゃんの指しゃぶりは自然な行為なので無理にやめさせる必要はありません。2〜3歳くらいを目安にやめられるよう、お子さんのペースにあわせて徐々に頻度を減らしていくと良いでしょう。 指しゃぶりを「減らす」という選択肢早速、歯医者さんに行ってみると、先生は「指しゃぶりをやめるのは難しいから、少しずつ吸う時間を減らしていきましょう」と提案してくださいました。やめるか続けるかしかないと思い込んでいた私にとって、「減らす」という選択肢は目からウロコ! 先生いわく、入眠時の指しゃぶりはそのままに、寝付いたあとはすぐ指を外してあげるだけで、長期的にみると歯にかかる負荷はだいぶ少なくなるとのこと。これなら娘にも負担なくできそうです。この日からは保育園の先生とも方針を共有し、無理のない範囲で声かけと並行しながら、娘が寝付いたあとに指を吸う時間を減らすようにしていきました。 歯への負担を減らすために指しゃぶりを「減らす」という方法は、指しゃぶりが精神安定剤となっている娘にも、やめられないとイライラしがちな私にも無理がなくぴったりでした。2歳を過ぎた今も娘の指しゃぶりは続いていますが、声かけの成果か、以前と比べるとだいぶ少なくなってきています。今後も少しずつ指しゃぶりの時間を減らして、いずれ卒業を迎えられたらいいなと、今はゆったり考えています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。
2022年11月12日娘は2歳の4月から保育園に通い始めました。保育園生活にも慣れたある日、娘の右手の甲が腫れるトラブルがありました。原因がなかなかわからず、保育園の先生と2回電話でやり取りをすることに……。その後、保育園の先生と病院で待ち合わせ、手の診察をすることになりました。中指がプラスチックカゴの穴にハマった!ある金曜日、いつもどおり保育園へお迎えに行くと、元気に飛びついてくる娘。しかし、右手の中指には傷テープが貼ってありました。お昼寝時になかなか寝つけず、プラスチックのカゴに手を入れて遊んでいたら抜けなくなってしまった、という話を先生から聞きました。 先生がカゴから少し力を入れて引き抜いたことで、中指をかるく擦ってしまったそうです。また、娘が痛がったため、念のため冷やしてくれたとのこと。私は異変にもすぐに気づいてくれた先生に対してありがたさを感じていました。 朝起きると手の甲が腫れている次の日は土曜日で保育園はお休みでした。朝起きると、娘の手の甲がぷっくりと赤く腫れあがっています。でも、本人は痛がる様子もなくいつも通りのやんちゃさで動き回っていました。「痛い?」と聞いても「痛くないよ!」と気にしていない様子。 昨日手がカゴにハマったことで、「軽いねんざのような状態なのかな?」と思い、元看護師の母に電話で相談したところ、「骨に異常があったら痛がるはずだから、冷やして様子を見れば?」とのこと。これ以上腫れてきたら病院に行こうと決めつつ、冷やしてみることにしました。幸い、腫れはひどくならずに落ち着いていきました。 骨に異常? 虫刺され?月曜日に、まだほんの少し腫れの残る手で登園した娘。連絡カードに、土日に手の甲が腫れていたけれど、だいぶ良くなったことを書き、その日はパパが送っていきました。10時ごろ保育園から電話があり、土日の娘の様子について確認されました。そして、手の甲の腫れがひどかったようなので、念のため病院で診てもらったほうがいいということに。保育園の先生と外科で待ち合わせて、娘と先生は保育園の車で病院にきたので、一緒に診察室へ。 レントゲンを撮ったところ、骨に異常がないことがわかりました。たまたま同じ日に虫に刺されて腫れたのではないか、という結論になり、塗り薬を処方してもらいました。診察料と薬代については、保育園で加入した保険から降りることになりひと安心。治りかけのケガにも関わらず、保育園からとても丁寧に対応していただいて、恐縮する思いでした。 今回の怪我は大したことはなかったものの、ひとりで悩まずに早く保育園に電話で相談すればよかったと感じました。先生からも、休みの日でも何かあれば気軽に相談してくださいと言ってもらえて安心しました。先生とマメにコミュニケーションを取ることの大切さ感じ、今では家での様子をなるべく丁寧に伝えるように心がけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2022年11月12日義実家で授乳するときに、義父からの視線が気になっていました。 授乳中に増していくストレス⋯⋯。しかし良好な関係を壊したくない思いで、言いたいことをためこんでしまった結果、我慢しきれずについきつく言ってしまいました。そんな嫁(私)と義父の授乳問題についてお伝えします。気になる視線長女が生後3カ月のころ、夫の実家に1カ月ほどお世話になったことがあります。義父は仕事をリタイアしており、1日中家にいました。義父は私の娘を抱っこしたり、あやしてくれたり、かわいがってくれて本当に助かりましたし、とてもうれしかったです。しかし、1つ気になることが。私が授乳するために娘を連れて部屋を移り授乳をしていると、その部屋に入ってくるのです。「これって当たり前のことなの?」と疑問に思いながらも、義父とはいえ夫以外の男性の視線がなんだか気になりました。 やわらかく気持ちを伝えたたところ…授乳中は義父に部屋へ入ってきてほしくないことを夫から伝えてほしいとお願いをしました。義父との良好な関係を壊したくなかったので角が立たないよう、夫から「授乳中は部屋に入らないほうがいいんじゃないかな? 女性は普通嫌がると思うよ」と、やわらかく言ってもらったのです。しかし義父の返答は「胸を見ているんじゃない。乳を飲んでいる孫を見ているだけだから」と言って状況は変わらず。なんだか「私が自意識過剰なのかな?」 とも思いましたが、不快な気持ちとストレスは増える一方でした。 はっきり言わせていただきます!ある日、いつものように私は義父を意識しつつ授乳の部屋に移動しました。するとまた、義父が授乳部屋に入ってきたのです。私はもう我慢の限界で、「お義父さん、授乳中は絶対に部屋に入ってこないでください。胸を見ているとか見ていないとか関係ないんです。不快です。お願いしますね!」と、きつく言いました。義父は「わかった」と言い、それから授乳中は部屋に入ってこなくなりました。この一件があったあとも、義父は相変わらず孫をかわいがってくれるし、私と義父の関係も変わらず良好なので、もっと早期にはっきり伝えておけばよかったです。 不快な気持ちを義父に伝えることは難しかったですが、はっきり言わないと義父は気持ちを理解できないと思ったのです。しかし我慢しすぎて余裕がなくなる前に言えたら、もっとやさしく伝えられたのかなと反省もした出来事でした。 著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2022年11月12日韓国人と結婚した私は、韓国で双子育児をしています。両親やきょうだいは日本におり、義父母も近くに住んでいないため、周りに育児を手伝ってくれる人はいません。そして生後6カ月になったとき、予防接種のため双子を保健所まで連れて行かなければならなくなりました。そのとき利用したタクシーの運転手さんとのエピソードをご紹介します。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 手伝ってくれない運転手さん双子が生後6カ月になったとき、3人だけで外出することがありました。1人は抱っこひもで抱っこして、もう1人はベビーカーに乗せ、移動はタクシーを利用することに。 しかし、予約したタクシーが到着すると運転手さんはトランクを開けてくれただけで、降りて手伝ってくれる気配はありません。乗客が自分で荷物を積むのは当然ですが、「赤ちゃんが2人いるし、少し手伝ってくれてもいいのになぁ」と思ってしまいました。 冷たい対応をされて…双子の1人を前に抱っこしたまま、重たいベビーカーを持ち上げるのはとても大変。5分ほどひとりで試行錯誤していると、見かねた運転手さんが降りてきて手伝ってくれました。しかし、私が使用しているベビーカーのサイズが大きすぎて、トランクの扉が閉まりません。 タクシーを予約する際にベビーカーがあることを伝えたときは「もちろん乗りますよ」と言っていた運転手さん。閉まらないトランクを見て「これじゃどのタクシーにも乗らないよ」と言われてしまいました。 孤育てのつらさを痛感した瞬間そんな運転手さんの対応に、悲しい気持ちが込み上げてきました。同時に、やはりひとりで双子を連れて外出するのは無理なのかというあきらめと、周りに頼れる人がいない中での育児の大変さを痛感しました。 このままあきらめて帰宅しなくてはいけないのかと思ったそのときです。運転手さんが「助手席なら乗るかもしれない」と言って、タイヤ部分に砂がたくさんついたベビーカーを助手席に乗せてくれたのです。 運転手さんのありがたい配慮運転手さんの機転により、無事に出発することができた私。道中、予防接種のため保健所に行かなくてはいけないこと、周りに育児を手伝ってくれる人がいないことなど、運転手さんと会話をしました。 すると運転手さんが「ベビーカーを助手席に乗せたがらないタクシー運転手も多いから、手続きが終わるまで私が待っていてあげるよ。終わったら、私に電話しなさい」と言ってくれたのです。 最初の印象はあまり良くなかった運転手さん。しかし、運転手さんの配慮のおかげで帰りのタクシーに困ることなく、無事に帰宅することができました。ひとりでの子育ては心細く、悲しい思いをすることもあります。ひとりで子育てする私にとって今回の運転手さんのような存在がどれだけありがたいか……やさしい運転手さんに出会えてよかったと思います。 監修/助産師REIKO著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2022年11月11日仲良しのママ友と公園へ遊びに行ったときのことです。私が3歳の娘、ママ友が3歳と1歳後半の男の子を連れていました。その公園はちょっとしたレジャースポットで、休日ともなれば老若男女多くの利用客が集まります。そんな公園で問題になったのがママ友が使っていた子ども用ハーネスでした。子ども用ハーネスを使うママ友ママ友の子ども2人はとっても元気な子たちです。ただ、元気がよすぎて広い場所があれば走るし転ぶし止まらないし、注意しても3秒後には忘れていることも多々。道路に飛び出して怒られることもしょっちゅうです。 さらにママ友はそのとき妊娠8カ月。妊娠していないときのように走って子どもたちを捕まえることができない可能性があるので、弟くんのほうに子ども用ハーネスをつけていました。 子育ての先輩からのアドバイス?公園でママひとりで動き回る子ども2人を見るのはとにかく大変。私も協力していましたが、近くに大きな道路があり危険なため、弟くんは途中からハーネスをつけた状態でしばらく遊んでいました。すると、散歩中のおばさん2人組が私たちに接近。そしてハーネスを見るや否や、「これ、はずしてあげたら?」と言ったのです。 ママ友が「いえ、危ないのでつけてるんです」と言うと、「ここは子どもを自由に遊ばせる場所じゃないの?」とのこと。今度は私が「もしものときのお守りです」と言うと、「私たちの時代は、おなかが大きくたって何だって子どものために走ったけどね」とのこと。おばさんたちの言葉に「えぇ……」とげんなりしたとき、救世主が現れたのです! 救世主! 子育ての大先輩登場!ずっと近くのベンチに座っていた腰の曲がったおばあちゃんが近づいてきて、「懐かしいねぇ、私は6人子どもを育てたけどねぇ、昔はね、さらしでこんなふうに結んだんだよ。今はこんなにかわいらしいのがあるんだねぇ。ぼくは大事にされてるねぇ」とニコニコしながら弟くんに話しかけてきました。 予想外なところからの育児大先輩のお言葉。おばさんたちは言葉を失い、私は思わず心の中で「おばあちゃんナイス!」と思ってしまいました。気づくとおばさんたちはいなくなっており、私たちはみんなでおばあちゃんを囲んでお話し。最後には「こんな小さい子たちとお話できて楽しかったよ、ありがとう」と去っていき、最後まで素敵なおばあちゃんでした。 おばあちゃんが私たちの会話を聞いて助けてくれたのかはわかりません。ただあまりにもナイスタイミングだったので、本当に「救世主が来た!」と驚きました。子ども用ハーネスに対する考えがそれぞれなのはわかっています。ただ、否定したり批判したりするより、少しでも理解してほしいと思ってしまった出来事でした。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月11日私には、4歳の息子と2歳の双子の娘がいます。息子のイヤイヤ期は、眠くなるとイヤイヤが出る程度でした。次女も今のところ、自分の気に入らない服を着るのがイヤイヤという程度です。3人の中で「イヤイヤ」が1番すごいのは長女。おもちゃの取り合いになると泣き叫ぶのです……。おもちゃの取り合いで爆発長女のイヤイヤは、2歳4カ月ごろから急にひどくなってきました。長女は、普段はおっとりとした性格ですが、おもちゃの取り合いになると火がついたようにイヤイヤが爆発します。 おもちゃを取られて怒るのはわかります。しかし、ほとんどが兄か妹のおもちゃを自分が取りに行き、「やーめーてー!」と取られる側のような言い方で泣き叫ぶ始末。私が注意すると、さらにイヤイヤは激しくなります。 園から帰宅後もただし、長女が「イヤイヤ」を出すのは私の前だけです。普段の長女は、私の前以外ではあまり「イヤイヤ」を出しません。園から帰宅後は、服の着替えや歯磨きを嫌がるなど、私に「イヤイヤ」を爆発させます。 「イヤイヤ」と言って泣きたいときには、わざと転んで泣いてくることもありました。きっと、母である私にだけ心を開いているから「イヤイヤ」を言ったり泣いてきたりするのだと思います。このときばかりは、長女の気持ちを受け止めようとやさしくするようにしています。 対処法はでも、長女が兄や妹のおもちゃを取りに行くことは快く思えません。私は長女が兄や妹のおもちゃを取りに行くたびに、やさしく言葉をかけたり、他の物で気をそらすようにしたりいろいろな対処をしています。しかし、どれも効果はなく、長女が泣き始めると、泣き叫ぶ声で私の声はかき消されてしまいます。 長女はおもちゃが手に入らないとあきらめると、お風呂場やトイレまで駆け込みます。そして、ひたすら大声で泣いて落ち着くまで出てきません。ひとりにさせるわけにはいかず、私もそばで見守ります。今のところ、長女の対処法は気持ちが落ち着くまでたくさん泣くことや私がそばにいてあげることだと思っています。 長女は「イヤイヤ」を他の人にうまく出せない分、私に気持ちをぶつけてくるのだろうと思います。また、普段から母をひとり占めにできないことから、甘えたくても甘えられないのかもしれません。ダメなことはダメと長女にきちんと伝えますが、「イヤイヤ」を受け止めてあげることができるときはしっかり受け止めてあげようと思います。監修/助産師REIKO著者:北川さくら4歳の男の子、2歳の双子の女の子を子育て中のママ。保育士資格、幼稚園教諭免許を保有。自身の経験をもとに妊娠、出産、育児の体験談を執筆している。
2022年11月11日トイトレの教材DVDを見てオマルで排泄できるようになったものの、なかなかトイレでは成功できずにいた娘。トイトレがなかなか進まず、私はとても苦労していました。そんなときに救世主が現れたのです……! なかなか進まないトイトレトイトレは暖かい時期が向いていると聞いた私は、娘が1歳6カ月になった3月ごろからトイトレを開始しました。オマルは不要だったという意見もネット上にあったため、私は補助便座のみを購入し、トイトレをしていました。 ただ、1歳6カ月の娘は補助便座に嫌がることなく座れるものの、排泄が成功することはないまま11月という寒い時期に入ってしまいました。そのため、次の年にもう1度挑戦することに。 オマルで排泄できるようになったけれど娘が2歳6カ月になった3月ごろからトイトレを再開しました。はじめは補助便座でトイトレをしていたわが家ですが、娘がトイレで排泄することがなかなかできなかったため、オマルを購入して、オマルで排泄の練習をすることに。 トイトレのDVDを見て、オマルでの排泄は成功することが増えてきました。しかし、今度はトイレに移行するとまたなかなか排泄できない日が続いて、「トイトレ難しいなぁ」と私は苦戦していたのです。 友だちに触発されて自分からトイレにトイトレを開始して3カ月が経ったころのことです。ちょうど娘と1週間違いで生まれた友だちの家に遊びに行ったところ、友だちはもうおむつが外れていました。友だちのママがその子のおしっこのタイミングをみはからって定期的に「トイレに行っておいで」と声をかけていて、その友だちは声をかけられるとトイレに向かい、自分で排泄をしていたのです。 同い年の友だちが自分でトイレに行く様子に刺激を受けたようで、娘は家に帰ると「おしっこ」と言ってトイレに向かい、補助便座を使って初めてトイレでの排泄に成功。翌日からも尿意を感じると「おしっこ」と言って、トイレで排泄したがるようになりました。その後トイレでのうんちも成功し、外出先のトイレでも排泄ができるように。なかなかトイトレが進まなかったのに、友だちに触発されて一気にトイトレが進んだのでした。 なかなかトイトレが進まなかった娘。私は娘にトイレを教えるのにとても苦労していました。そんなとき、同い年の友だちがトイレに行って自分で排泄している様子を見て、刺激を受けたようで、娘は突然トイレで排泄できるようになりました。まったく予期していないことがきっかけでトイトレがうまくいき、同い年の子どもからの影響は凄まじいなと感じた出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:本田 ひな2児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2022年11月09日体調が悪くて保育園を数日休むことになった息子はイヤイヤ期真っ最中。体調が悪いのも重なり、いつものイヤイヤがさらにエスカレートしていました。私は看病疲れと寝不足でイライラしてしまい、つい息子に感情的に怒ってしまったのです……。 3歳になっても発熱からの夜泣きわが家には4人の子どもがいます。3歳の末っ子の息子はイヤイヤ期真っ最中で、いつも声かけには苦労させられています。体調が悪くなるとさらにイヤイヤがエスカレートするので、私も頭を悩ませています。 先日も保育園で風邪が流行り、息子も発熱。いつもは次女と寝ている息子ですが、夜泣きをしてぐずっていたため、私が一緒に寝ることにしました。具合が悪いからか抱っこしていないと眠れず、やっと息子が寝たと思っても、私は熟睡することができず、朝には寝不足で疲れ果てていました。 いつもならできるのに翌朝、息子はトイトレはほぼ完了しているので「トイレに行こう!」と声をかけました。すると、イヤイヤが始まりました。時間的にけっこう経っていたのでトイレに行きたいはずなのに「行かない!」と言い張ります。 いろいろな声かけを試してもなかなかトイレに行こうとしません。すると限界が来たのか、最終的にはトイレの前でおもらし。私も疲れからか余裕もなく「だから言ったでしょう! お着替えは自分でしなさい!」と感情的に怒ってしまいました。そして、着替えを出して、掃除をしていました。 私の様子をうかがう息子おもらししたあとは私が体を拭いたので、あとは着替えるだけ。機嫌のいいときはさっと自分で着替えるのに「できなーい」としばらく息子はぐずりながら裸でいました。「ママは知らないよ!」と黙々と掃除や汚れた服を洗っていると、怒っている私の様子をうかがいながらそそくさと着替えを始めた息子。 できるのになんでやらないんだろうか? とイライラしながらも、息子がこのあとどうするのかを見守ることにしました。そして、次にトイレに行きたくなったときには、「おしっこはトイレでするんだよねー、ママトイレー」と、トイレでおしっこができました。 イヤイヤ期と体調が悪いことが重なり、わがままを言う息子。ですがその日の夜、息子が眠った顔を見て、まだまだ甘えたい時期に体調が悪くて思うように伝えられなかったのかなと、冷静になって考えてみるとそのように思えてきました。イライラして、感情的に怒ってしまってごめんね、と反省した出来事でした。 監修/助産師 REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月08日8歳年の差育児中、アラフォーのワーママです。下の子の妊娠がわかったとき、育児経験があるし大丈夫! あわよくば上の子が手助けしてくれるかも? と、私はのんきに構えていました。今回はそんな余裕ぶっていた私が、下の子が生まれるまでは想像すらできなかった、年の差育児の実体験をお伝えします。楽しみ!ポジティブ妊婦期上の子のときはすべてが初めてで、私はとにかく必死に育児をしていました。毎日が精一杯だったので、当時の記憶は曖昧。私はふと、いろいろ忘れているかも? 実際のところ、年の差育児ってどうなの?など多少の不安が出てきて、あれこれネットで検索。 しかし楽しみで頭いっぱいの私は年の差育児のデメリットは目に入らず、きょうだい喧嘩が少ない・子育てを長く楽しめるなど、メリットだけどんどん頭にインプットされていきました。それがまさか、産後あんなことになるなんて……。 あれ?体力が全然回復しない!夫は朝早くから夜遅くまで仕事でお互いの両親も遠方。上の子の学校もあるので里帰り出産はしませんでした。出産後、私は前回と同じように過ごしているつもりなのに、なぜか夕方ごろにはバテて動けません。どうして? 前はすぐ体力回復していたのに……! 上の子出産から8年、やはり当時とは体力も回復力も違います。加えて、下の子が生まれたころ、上の子は小学2年生。ひと通りは自分でできるものの、まだ親の付き添いが必要なときが多々ありました。となると、生後間もない下の子を連れて、あっちこっちと動き回らなくてはなりません。私は寝不足と疲れが溜まり、ついに寝込んでしまいました。 年の差育児、甘くみていました…産後の生活スタイルをしっかりイメージしていたはずなのに、いざ通常の生活がスタートしたら、予想以上に上の子との生活リズムが合わないし、私は思うように体が動かないし……思っていたのと違う!と頭を悩ませる日々が続きました。 さらにわが家の場合、当時の上の子は生粋のひとりっ子タイプ。赤ちゃんのお世話にはまったく興味がなく、お手伝いしてもらえるなんて甘い考えも早々に打ち砕かれました。年の差育児は心に余裕を持てる、なんて夢のまた夢。実際は余裕なんて1mmもない毎日でした。 それから少しずつ上の子に育児参加を促し、小学6年生になった今では立派な戦力になりました。下の子も懐いており、たまに喧嘩をしますが姉弟仲良くしています。年の差育児、たくさん大変なときがありましたが、当時のことを思い返すと大切な思い出。子どもたちも日々成長しています。これからも子どもたちと元気に動き回れるように、私も体力づくりを頑張りたいと思います。 著者:原田みづき2010年生まれの女の子、2018年生まれの男の子のワーママ。子育て、ファッションが主な関心ごと。
2022年11月08日