現在、やんちゃな5歳と2歳の男の子2人を育てています。長男が生まれてから、寝る前に必ず「世界で一番大好きだよ!」と言っていました。しかしその後、次男が生まれて言葉を理解するようになると「僕は一番じゃないの!?」と喧嘩をするように……。別の言い方をするべきだったと後悔した私の体験談です。 世界で一番大好き!私は小さいころから両親に「好きだよ」「大切だよ」と言ってもらったことが一度もありません。そのため、自分の子どもには毎日「大好きだよ!」と伝えようと決めていました。長男が生まれてさっそく、毎晩「世界で一番大好きだよ!」と伝えてから寝るのを日課に。 その後、長男が3歳のとき、次男が生まれました。赤ちゃん返りを心配した私は長男には今までどおり「一番大好き」と伝え、次男には「大好きだよ」とだけ伝えることに変更。しかし、この行動が後々後悔することに……。 どっちが一番なの?次男が2歳半のころ、言葉を理解するようになって長男とも口喧嘩をするようになりました。喧嘩のときに長男が「ママは僕が一番好きなんだ! ○○は二番なんだ!」と言うようになったのです! 当然、次男は「僕は二番なの?」と私に聞くように……。 慌てて「2人とも同じくらい大好きだよ!」と言っても2人とも納得しません。特に長男は「本当は僕が一番なんだよね?」と確認してくる始末。次男も「僕が一番がいい!」と泣きながら訴えます。 どちらもママにとって一番!今思えば、次男が生まれたときに、長男だけに「一番」を付けるのは控えるべきでした。私が「2人目が生まれたときは1人目を優先させる」という言葉の意味をはき違え、行動ではなく安易に言葉を使って優先したのが原因です。結果、長男は「僕が一番というのは嘘だったの?」と言い、2人に悲しく寂しい思いをさせてしまい猛省しました。 今も寝る前には2人に「大好きだよ」と伝えています。ただ、順位は言わず、聞かれたら「どちらもママにとっては一番かわいい子どもたちだよ」と言っています。 長男がちょうど順位や数字にこだわる年齢だったこともあり、「一番が2人いてもいいんだよ」ということを納得するのに時間がかかり大変でした。まさか毎日「一番大好きだよ」と言っていた言葉が、兄弟喧嘩の種になるとは思いもよらず……。子どもの性格にもよりますが、子育ては本当に難しいなと感じた体験でもありました。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2023年01月10日夫は仕事が忙しく家事や育児の時間をとるのが難しいため、1人目の出産を機に私が仕事を辞めることになったわが家。しかし経済的な理由から、産後も仕事を継続してほしいという思いが夫にはあったのです。そして夫から度々投げかけられた言葉にモヤモヤしてしまい、ある日怒りが爆発してしまいました。夫の口から出た信じられない言葉「働くこと」に関する夫の言葉で強烈に印象に残っているのは、まず現在8歳の第1子が生後5カ月になるころに言われた言葉です。毎日、家事と慣れない育児を必死でワンオペでこなしている私に、「仕事っていつまでやらないつもりなの?」と言う夫。その後に続いたのは、「うちの経済状況的にいつまでも休まれては厳しい」。そして飛び出した耳を疑うような言葉は「働かざるもの食うべからず」でした。 産後5カ月といえば育休中の人でもまだ仕事復帰しない人も多く、仕事をしていなくて当たり前と私は思っていました。「なぜこの時期にそれを言う!?」と、衝撃しかありませんでした。子どもが生まれた当初、育児と家事にほとんどノータッチだった夫は、その大変さをまったく理解しておらず、毎日私のことを家でのんびりしている人のように思っていたようです。 働き始めると今度は夫は……その後、モヤモヤしながらも私は働いてほしいという夫の希望を背負い、1人目が1歳半になるころから一時保育を利用して少しずつ家でできる仕事を始めました。しかし、まず一時保育の空きが少なく、まとまった時間をとって思うように仕事をすることはできません。一方で受けた仕事は締め切りまでに完成させなければいけないため、仕事とワンオペ家事や育児でヒーヒーしていました。 ちょうどそのころは、周囲で新車を買ったりマイホームを買ったりといった話題が続いた時期。そういう話題が出るたびに夫の口から発せられていたのが、「あの家は共働きだから(そういうことができる)」というフレーズでした。 フルタイム以外は働いているに入らない!?夫の指す「共働き」とは、奥さんも正社員でフルタイム勤務で稼いでいるということ。「うちは共働きじゃないから家や新車を買うのは無理だよ」という意味合いが込められています。 その言葉を聞くたびに私は「こんなに日々いっぱいいっぱいで働いているのに、働いている人とはみなされていないのはおかしい」という怒りを覚えました。 そして、もっと稼いでほしいという願望を匂わせてくる夫と、夫の度重なる発言についにその怒りが爆発しました。 夫の変化私は夫に、「育児と家事でいっぱいいっぱいで、とても仕事を増やすことはできない。私に仕事をしてほしいなら、あなたが家事と育児をする時間を少しでも増やして。あなたにその覚悟がないなら現状を変えるのは難しい」と伝えました。夫は私の状況をまるで理解していなかったことに初めて気づいた様子。 その後は頻繁に言っていた、ほかの家の経済状況を羨むようなフレーズを言わなくなりました。そして今では、以前より家事や育児も手伝ってくれるように。とはいえ夫は仕事が忙しく、下の子が3歳になった今もなお、私の仕事の比率を劇的に増やすことはできていません。 夫婦で家事と育児の役割分担がきちんとできなければ、とてもフルタイムで働いて仕事、家事、育児のすべてを回していくことはできないと感じています。しかし、家事と育児の役割分担をするのは、夫の仕事時間が減らない限り難しいのが現状です。「夫の働き方が改善されれば、もっと子育てと仕事の両立がしやすくなるのに」と夫の会社や、ひいては日本社会の抱える課題を感じたりもしています。もっと夫婦で子育てしやすい社会になっていくといいなと思います。 著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。
2023年01月09日現在5歳の娘がいます。娘が4歳になったばかりのころ、自慰行為をするようになりました。子どもの自慰行為自体は悪いことだと思っていません。ですが、股から細菌が入ることなどが心配だったので、娘の自慰行為はできるだけ減らしたいと思いました。娘の自慰行為の回数を減らすためにおこなったことをお話しします。4歳で始まった自慰行為娘が4歳になったころ、幼稚園から帰ってくると、ときどきソファにうつ伏せになりながら股に手を持っていく行為を始めるようになりました。 初めて見たときはビックリしたものの、幼児の自慰行為があることは知識として知っていたので、特にショックは受けませんでした。何より、ぼんやりとですが自分自身も幼稚園だったころに似たような行為をしていた記憶があるからです。 自慰行為をやめさせるためにとは言っても、人前で自慰行為をするのは決して良いとは言えませんし、ひょっとしたら股から細菌が入って感染症などになってしまう可能性もあります。ネットで小児自慰をやめさせる方法を調べると、「声かけする」、「興味を別に移す」といったものがあったので実践。 たしかにその場ではやめさせることができたものの、しばらくしたらソファに戻って自慰行為を再開。根本的な解決にはなりませんでした。 ストレスと自慰行為の関係ただ、娘は毎日自慰行為をするわけではなく、本当にときどき、思い出したように自慰行為をすることに気づきました。どんなときに自慰行為をするのかよく観察したところ、幼稚園で何か悲しいことや嫌なことがあった日に自慰行為をしているのに気づいたのです。 そこで、幼稚園の出来事のなかで娘にとってストレスを感じたことがあった日は、帰宅後にしっかりと抱きしめながら、特に熱心にその出来事を聞くようにしました。 娘の不安に寄り添った結果娘の不安に寄り添った結果、自然と自慰行為の回数が減り、5歳になる今では自慰行為は(少なくとも私が見る範囲では)していません。その後も娘にとってストレスを感じたであろう日は、特に意識的に話をしっかり聞くようにしたことがよかったのかもしれません。 自慰行為をする理由は子どもによって違うと思いますが、娘にとってはストレス解消だったようです。自慰行為自体は悪いことだとまったく思っていませんが、その行為のあとに実は子どもなりのストレスや悩みが隠れていることもあるんだな……と学んだ出来事でした。 これからまた娘が自慰行為を再開する可能性はもちろんあります。そんなとき、ただ強引にやめさせようとするのではなく、その後ろには娘の不安やストレスが隠れているのではないか……など、しっかり観察して対応していきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年01月09日子育て方針の違いから、つい夫にイライラしてしまう私。以前から興味のあった占いに友だちと行くことになったので、夫のことを聞いてみました。すると、意外な言葉が返ってきました。そして私はその回答に深く納得したのです。 夫婦としてやっていけるか漠然と不安私と夫は顔を合わせれば話題が尽きることなく話し、たまには夫婦二人でのデートを楽しむ関係。夫婦関係に大きな問題はないと思っていました。しかし子どもへの接し方の違いから、私がイライラし夫に当たってしまい険悪なムードになることが最近しばしばありました。 私は、育児書やネットの情報を頼りに問題を解決しようとするタイプ。対して夫は、自分の直感のみを信じて子育てをしています。夫の育児を見ていると「こうしたほうがうまくいくのに……」と歯がゆく感じ、ついイライラしてしまうのです。付き合っていたころは喧嘩1つしたことがなかったのに、最近は日常的に夫にイライラする日々。このまま夫婦として長年やっていけるのだろうかと漠然とした不安がありました。 「イライラの原因は……」ある日、育児のリフレッシュのために、娘を夫に預けて友だちと遊びに行きました。行き先は2人とも以前から興味があった占い! 友だちが彼氏との相性を占ってもらったのですが、結果が当たっているようでおもしろく、私も夫との相性を見てもらうことにしました。 占い師さん曰く「あなたたちは運命の相手。相性は抜群よ」とのこと。これを聞いてうれしかった半面、最近の関係を振り返るといまいち信じられなかった私。「最近夫にイライラしてしまうんですけど、このまま長年楽しく一緒にいられるでしょうか?」と質問してみました。すると返ってきたのは意外な返事だったのです。「イライラするのは旦那さんのせいじゃない。あなた自身の問題よ。あなたが勝手に理想像を描いて、それと旦那さんを比べるからイライラするの」。 傲慢だった自分のあり方を反省占い師さんの言葉に、私ははっとしました。確かに私は「勉強熱心で素直にいうことを聞く夫」という理想像を勝手に描いていたのかもしれません。夫は私と同じく知識を付けて問題解決をしようとすることはないけれど、娘と2人で出かける時間を作ったり、娘の好きなことを知ろうとしたりと、思い返せば夫なりに努力をしていました。 しかし私はそれを認めることなく、「なんで私ばっかり育児の勉強をしないといけないの?」「私の言ったとおりにしないの?」と不満を募らせるばかり。目の前の夫を見て認めてあげられていなかったな、と自分のあり方を反省したのでした。 帰宅してからは占いの結果を夫に伝え、今までの態度を謝りました。夫は「まさにその通り!」と占い師を大絶賛。現在はイライラすることはもちろんありますが、目の前の夫の努力を認め、感謝を忘れないようにしています。 夫にイライラするのは夫が悪いからだと思い込んでいた私にとって、自分自身に問題があるという指摘は意外で心に刺さるものでした。占いの信ぴょう性は置いておいて、自分とは距離があり、異なる意見を持った他人に相談してみると、意外な解決の糸口が見つかるものだなと感動した出来事でした。これまで私は悩みをひとりで抱えがちだったのですが、これからはもっと気軽に他人に相談してみようと考えています。 著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。
2023年01月08日私は子どもが3人いる専業主婦です。現在、1番上の子は小学校に通っていますが、3歳、1歳の子は幼稚園入園前なのでずっと一緒にいます。毎日子どもの相手ばかりでイライラすることもしばしば。今回はそのなかで気づかされたことがあったので、ご紹介します。 余裕のない毎日毎日3歳、1歳の子どもと一緒にいると、イライラすることも多いのが現実。ちょうどパパの出張があって夜もひとりで家事・育児をしなければならないときや、余裕がないときなどはつい声を荒らげてしまいます。 おもちゃが片づいていない、食べこぼしをする、そのたびに「なんでこんなこともできないの!?」「もっとちゃんとして!」と怒ってしまっていました。怒り過ぎるのはよくないと思いつつ、ついきつく言ってしまう自分がいました。 小学生の娘の言葉に「どきっ」あるとき、小学生の姉がおもちゃを散らかしていた弟に「なんでこんなに散らかすの! ちゃんと片づけなさい!」と強い口調で言っていました。弟もいきなり言われた強い口調に泣き出してしまいました。 そのとき私は、「お姉ちゃん、そんなにきつい口調で言わなくてもいいでしょ? やさしく言えばいいでしょ」と小学生の娘に言いました。その言葉を聞いた娘はこう反論しました。「だってママはいつもこう言ってるでしょ?」。その言葉にはっとしました。 言い過ぎたときは素直に「ごめんね」思えば、私はただ自分のイライラを子どもにぶつけていただけなのでは?とそのとき気づきました。きちんと話をして「なぜそれがだめなのか」「どうすればよかったのか」を伝えることが大事だと改めて気づかされました。 とはいえ、私も人間なのでイライラしてしまうときがあります。でも、言い過ぎたときは素直に「ごめんね」と言うようにしました。そうするようになってからは、自然と家の中に笑顔が増えた気がします。 子どもを育てていると思っていましたが、自分自身も子どもたちに育ててもらっているのかなと感じました。これからも、つい言い過ぎてしまうことやイライラしてしまうことがあるかもしれませんが、そのときはこのことを思い出し、一度深呼吸して子どもと対話しようと思います。今後も、子どもたちと一緒にたくさんのことを学んでいきたいです。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ著者:菅谷里奈一女、二男の母。現在第四子目妊娠中。ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、ベビーシッターの資格所得。子育て経験を活かしながら、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆中。
2023年01月06日娘は2歳のとき、髪の毛を洗うのがとても嫌いでした。お風呂に入るのは嫌がらないものの、髪を洗うとなると「ヤダ!」。仮に洗うことができても今度は流すときになって「ヤダ!」。そんな娘にうんざりしてママ友に相談したところ、予期せぬ提案が返ってきました。お風呂の時間は娘との格闘娘は2歳のとき、一度シャンプーが目に入って痛い思いをしてから、髪の毛を洗うのが嫌いになってしまいました。毎回お風呂の時間は、髪を洗いたくない娘と何とかして髪を洗い終えたい私の格闘。 あまりにも毎回嫌がるので、歌を歌ったり、私が楽しそうに髪の毛を洗ってみたり、思いつく限りの対策を試みましたが、どれも効果は1回限り。翌日にはリセットされて、やはり髪を洗いたくない娘との格闘の日々でした。 ママ友からの予期せぬ提案お風呂タイムを思うだけで「今日も髪の毛洗うの嫌がられるのかぁ……」と気持ちが沈む毎日だった私。解決策が見つからないでいたとき、公園で一緒に遊んでいた同い年のMちゃんのママに、「Mちゃんって髪の毛洗うの嫌がらない?」と聞いてみました。すると「うちは大丈夫かなぁ」との返事。「そうだよねぇ」となんとなく肩を落とすと、「娘ちゃん洗うの嫌がるの? じゃあ毎日洗わなくてもいいんじゃない?」とMちゃんのママが言うのです。 予想外の提案に、「えぇ?!」と驚く私。Mちゃんママは「さすがに夏は毎日のほうがいいと思うけど、今は冬だし、そんなに嫌がるなら1日おきでもいいんじゃないかな……ってテレビでやってた気がするよ」と言います。 目から鱗…Mちゃんママの提案を受けて、さっそくその日から娘の髪を洗う頻度を2日に1回に変えてみました。娘には「今日は洗わなくてもいいけど、明日は髪の毛を洗うからね」と説明。髪を洗う日は相変わらず嫌がりましたし、洗わなければいけない日に「今日も髪の毛洗わない!」と駄々をこねることがあったものの、毎日洗っていたときよりもずいぶん私の気持ちはラクに。 冬の間はずっと2日に1回で済ませていましたが、フケやかゆみといったトラブルはありませんでした。あのときママ友に相談してよかったと心から思いました。 髪を洗うのは毎日のことだったので、お風呂の時間を思うだけで憂うつでした。ずっと毎日洗わなくてはと思っていましたが、場合によっては無理をしないということも必要なのだと今回感じました。相談したことで自分では見つけられなかった改善方法が見つかり、ママ友には感謝しかありません。夏を迎えるころには娘も少し髪を洗うことに慣れ、日々のお風呂も随分ラクになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年01月05日現在私は小学生の息子2人を育てています。息子たちはこれまでたくさんのかわいい言い間違いをし、私たち夫婦をほっこりさせてくれました。そんな中でも、今でも時々思い出しては、クスッと笑ってしまう、次男のエピソードをお話しします。次男はなんでも長男のまねっこ当時2歳だった次男は、なんでも6歳の長男のまねをしたがりました。兄が好きなおもちゃは弟も好き。兄がする遊びは、ルールがわからなくても一緒に遊びたいようです。 長男の動きをまねして、言うこともまねします。長男が何かしたり、言ったりしたあとは「〇〇(次男の名前)もーーー!」と言うのがいつもの流れでした。 「僕」を卒業した長男長男は当時、自分のことを「僕」もしくは自分の名前で呼んでいました。しかし、幼稚園で覚えてきたのか、いつの間にか「俺」を使うようになったのです。お兄ちゃんとはいえ、まだまだ幼い長男が少しカッコつけて「俺」と言う姿はとてもかわいらしく、私は「俺」を使うようになった理由を聞いてみたくなりました。 予想通り幼稚園のお友だちが使っていたようで、長男は「お兄ちゃんになると僕って言わないみたい。お兄ちゃんは俺って言ってもいいらしいよ」と言いました。 さっそく次男も挑戦!ここでまねをせずにはいられない次男。ところがうまく言えず「ありぇ? ありぇ?」と苦戦していました。しかし、「俺」は自分のことを言うんだ!ということは理解できた様子。長男が「おやつ食べたい」言うと、次男もさっそくいつもの「〇〇もー!」と言おうとしますが……、「お、お、おいもー!」。おいも?? 「おいも食べるー!」と次男。次男は「俺も」がうまく言えず「おいも」と言ってしまうのです。そのため次男が、長男のまねをして「おいも食べるー!」と言うたびに、周りの人から「次男くんはお芋を持ってきたの?」「次男くん、お芋が好きなんだね!」と勘違いされます。その後も次男は長男が何か言うたびに「おいも! おいも!」と主張を続けます。長男も思わず「次男くんは俺みたいにお兄ちゃんになりたかったんだろうけれど……、お兄ちゃんじゃなくて、お野菜になっちゃったね!」と言いました。私も夫も「そうだね」と言い、かわいい次男の言い間違いを3人で微笑ましく思っていました。 次男はその後も数々の言い間違いをして、家族を笑わせてくれました。すっかり成長した次男ですが、「俺も!」と言うたびに、昔を思い出します。小学生になった今でも「高菜チャーハン」を「田中チャーハン」と間違い続けています。たくさんのクスッと笑える思い出をくれる次男にいつも感謝しながら、これからも楽しんでいきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年01月05日ある日、「幼稚園へ行きたくない」と泣き出した4歳の息子。息子は泣きながら理由を説明してくれて、お友だちに言われた言葉に傷ついていることが分かりました。しかし、同時にその原因は息子にあることが分かったのです……!!友だちから遊ばないと言われた理由は……!夏休み中、突然息子が「幼稚園へ行きたくない」と泣き始めました。夏休みは息子と一緒に自宅で過ごしていたのですが、急にそんなふうに泣き出すなんて、何か理由があるに違いないと私は思いました。 理由を聞くと「△△くんから、よだれが出てるから〇〇とはもう遊ばない、ごめんねって言われたんだ」と涙ながらに訴える息子。夏休みに入ってから約2週間、息子はずっとこんな悲しい気持を抱えていたのかと考えると、私も思わず涙が出てきました。 4歳でもよだれが出続けている息子たしかに、息子は4歳でも集中したり、笑いすぎたりすると口が大きく開いてしまってよだれが出てきてしまうタイプです。これまで、「よだれゴックンしようね~」と声かけはしてきましたが、なかなか直すことができずにいました。 コロナ禍で飛沫に気を遣っている家庭の子どもからしたら、とても不潔なものに思えたのかもしれません。どのように対応すればよいのか、考えました。 よだれを出さない練習をすることに親子でしっかり向き合うことで、息子は「よだれを出さないよう意識すること」と「友だちに嫌なことを言われたときの対応」を学ぶ良い機会だと感じました。 「よだれが出てるから遊ばないって言われたなら、よだれを出さない練習をしよう、遊べない理由がなくなるでしょ?」と息子に言うと「わかった!」と息子本人もよだれを出さないように意識することに前向きな反応を見せました。 息子に起きた変化は……前向きになったとはいえ、実際には「よだれを出さないように意識すること」は、息子にとってはとても難しいことのようでした。息子はテレビやブロック遊び、本を読んでいるときなど、なにかに集中しているとどうしても口が開いてしまって、よだれが出てしまいます。 よだれを出さないように意識させるために、私が息子を見てよだれが出そうなタイミングで「よだれ、ゴックンしようね」と、その都度息子に伝えるという地道なトレーニングを続けました。そして徐々にですが、息子は集中しているときでもよだれを飲み込めるようになってきたのです。 「友だちに嫌なことを言われたときの対応」に関しては、自分の気持ちと相手にどうしてほしいのかを言葉で伝える練習をしました。始業式の日は、息子に「△△くんに、遊んでくれるか自分で聞いてきてね、応援してる」と伝えました。 始業式の日、私は息子が自分で問題に対処できたかドキドキしながら自宅で待ちました。息子は帰宅すると「△△くん、これからずっと一緒に遊んでくれるって!」と満面の笑みで私に教えてくれました。ひとつのつらい経験を自分で乗り越えられた自信が表情に出ているような気がして、私も誇らしい気持ちになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石垣 まり5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
2023年01月04日長女を出産後、しばらくは寝不足や慣れない育児で疲れ切った日々でした。そのため私自身、夫とのセックスを考えられない期間が続きました。ですが、長女が大きくなって少し余裕が出てくると、自然と夫とのセックスについて考えるように。しかし、思わぬ理由で夫に拒否されてしまったのです……。夫に求められず、ホッとしていた日々第1子となる長女を出産後、しばらくは育児に悪戦苦闘する毎日で、夫とのセックスは皆無。助かったのが、私が育児に追われている間、夫からセックスについての話題すら出ることがなかったことでした。そのときは「夫くんなりに気を遣ってくれているのかな?」と、セックスのことを話題にしないのは、夫のやさしさなのだと勝手に思い込み、「正直助かる」と思っていました。しかし長女が1歳にもなれば私も育児に慣れ、余裕が出てきたことで、自然と夫とのセックスについても考えられるように。それでもまだ夫から求められることがなかったので、自分から夫を誘ってみたのですが……。 私から求めたら、夫が拒否!子どもを寝かしつけたあと、夫と2人になり、それとなく誘ってみました。しかし、夫から返ってきた返事は、「ごめん、俺できない」とまさかの拒否! 夫がずっと我慢していると思い込んでいた私にとって、夫がセックスにNOと言うのは非常に衝撃的でした。夫は「愛情がなくなったわけじゃないけれど……」と言葉を濁します。私は夫の煮え切らない態度に納得できず、「ちゃんと説明して」と詰め寄りました。すると夫はためらいながら「だって、出産のときに切ったじゃん。その後もすごい痛そうだったし……、正直怖いよ」と真剣な顔で言いました。 思わず笑った! 拒否の理由夫は出産時に会陰切開したことと、その傷が腫れて私が痛がっていたときの印象がとても強かったよう。予想外の理由を聞き、「とっくに治っている1年前の傷をまだ気にしていたなんて……」と思わずクスッと笑ってしまいました。 それでも夫は「笑うなよ」と真剣な表情。夫なりに真面目に考えていたんだな、とうれしくもなりました。その後、夫の気持ちを考え無理のない範囲で触れ合うようにし、ほどなくしてセックスレスの期間は終わりました。 夫から拒否されたときはとてもショックでした。理由を聞いたあと、夫が「痛くないの? 本当に大丈夫?」とおっかなびっくり私に触れてくるたびに、「だからもう痛くないんだって!」と笑ってしまった私。それでも、私の体を気遣ってくれた夫のやさしさに触れ、今までよりも夫婦の絆は深まったような気がします。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年01月03日息子が2歳のときに、「わが子かわいさのあまり暴走するママ」と出会いました。このママとの出来事がきっかけで一時期はママ友を作ることが恐くなってしまったのです。息子が15歳になった今は笑い話ですが、悩み、落ち込み、苛立ち、対処に困ったことを今でも覚えています。 女の子のほうがかわいいという偏見私の息子が2歳のときに、保育園で同じクラスになった女の子、Hちゃんのママ。ママ同士も同い年ということがわかり、息子とHちゃんを連れてランチに行ったときのことです。ランチに行く前は気づかなかった、Hちゃんママの本性を知ることになりました……。Hちゃんママは息子がいる私に向かって「絶対に男の子より女の子のほうがかわいいよね!」と悪気もなく話し始めたのです。 私もはじめは「女の子は洋服とかおもちゃもかわいいしねー」と話を合わせていましたが、男の子をもつ私に「女の子のかわいさ」をずっと話し続けるHちゃんママにだんだん嫌気がさしてきました。「無神経な人だな」というのが私の本音。ランチに行く前は気づかなかったのですが、長い時間話をしたことで、少しずつHちゃんママの本性が出てきたのです。 かわいそうな息子Hちゃんママの自宅に招かれお邪魔したときは、Hちゃんママの「わが子ばかりかわいがる言動」に驚愕しました。見慣れない女の子のおもちゃに興味津々の息子だったのですが、「ごめんね、◯◯君は持ってきた自分のおもちゃで遊んでくれるかな? 女の子のおもちゃで遊んでも、きっとおもしろくないと思うよ?」と、息子がHちゃんのおもちゃを触ることにいい顔をしなかったのです。 2歳の息子は、なぜ目の前にあるおもちゃで遊べないのか当然理解できず、だだをこね始めました。するとHちゃんママは私に「しつけって小さいうちが大事っていうからね! 頑張らないとね!」と苦笑いで言ってきたのです。「ごめん、ぐずっているから帰るね」とすぐに私は帰りました。そして誓ったのです。2度とHちゃんママの自宅には行かないと。 最後の交流となった日Hちゃんママの数々の言動に不満をもちながらも、ママ友とはうまく付き合っていかなければならないと思っていました。私の家なら息子も伸び伸び遊べるのではないかと思った私は、誘いを断り続けていたHちゃんママを自宅に呼ぶことにしました。 すると、Hちゃんは、息子のおもちゃを独占。息子が「貸して」と言ってもHちゃんは貸してくれず、息子は自分のおもちゃでさえ遊べなくなって泣いてしまいました。そんな様子を見てHちゃんママは言ったのです。「◯◯君はすぐ泣いちゃうんだね……。やっぱり男の子の育児って大変そうだね! 私2人目も絶対女の子がいい!」と。 我慢の限界が来た私は、それ以来、プライベートでは距離を置くことにしました。無理して付き合うのは自分にも子どもにも、そして相手にも良くないことだと思ったからです。人それぞれ考えは違うものだと私は思います。子どもも大人も、相手が嫌な気持ちになることはしてはいけないと、改めて感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ムチコ著者:市谷 千春17才男の子、15才男の子と女の子、13才男の子、4才女の子のママ。夫と5人の子どもたちとの7人暮らし。介護職。女性の美容や暮らしが主な関心テーマ。
2023年01月02日私が住んでいる地域の主な交通手段は車です。しかし、1歳半の息子はチャイルドシートが大嫌い。毎回車に乗るときは、お菓子で落ち着かせたり、人形を使ってその気にさせたりしながら、なんとか座らせています。そんな息子の様子を愚痴ったときの夫の反応に、思わずイラっとしてしまい……。車に乗るときは毎回、格闘!?息子は1歳を過ぎたあたりから、チャイルドシートが大嫌いになりました。車に乗るときには、毎回逃げる息子をなんとか捕まえ、あの手この手で着席させます。車を使わないとスーパーにも行けない地域なので、私は日常的に息子のチャイルドシート嫌いに悩まされていました。 可能な限り息子の気持ちに寄り添い、急いでいないときには息子の気持ちが向くまで30分待つことも。ただ、いつもできるわけではなく、急いでいるときは泣く息子をチャイルドシートに押し込む形になることもありました。夫に愚痴ると返ってきたのは正論!息子がチャイルドシートに座るのを嫌がるので、普段の買い物では「あっちのお店も寄りたいけど、もう一回座らせるのはしんどいからやめておこう」と諦めることも。そんな状況が続いたある日、夫との会話の中で息子のチャイルドシート嫌いの話になりました。 私は日々頭を悩まされていることもあって、「正直、たった5分の距離だったら、抱っこひもに入れたまま運転したいくらい!」など、夫にたくさん愚痴をこぼしました。すると夫は「は? 息子の命とその場のラク、どっちが大事だと思ってるの?」と正論で怒ってきたのです。 やったこともないくせに! と思い…私は、実際に抱っこひもで抱っこしたまま車を運転しようと思ったことはありません。そう思うくらい、しんどいのだという話をしたのに、正論で返してきた夫。私は思わず、心の中で「自分でチャイルドシートに乗せたこともないくせに!」と、いつも息子の世話を私に押し付ける夫にイラッとしてしまいました。 後日、家族でおでかけをするとき、夫に「私もうしんどいわ。夫くん、今日は私が運転するから、息子を座らせるの、お願いするね」と言って任せてみることに。 四苦八苦する夫に、私はニヤリ私の愚痴に正論で返した一件があったからか、拒否することなく、夫はこの日のチャイルドシート係に。息子はいつも通り大泣きでチャイルドシートに座るのを嫌がり、夫はいつまでも着席を拒否する息子に四苦八苦していました。 そんな中、夫が「ちょっとそこまで移動するだけだから、抱っこでいいんじゃない?」と言うので、「ね、そう思っちゃうくらい大変だよねぇ。でも義務だからねぇ」と返した私。「うん、これを毎回はキツい……」と再び頑張る夫を見て、内心スカッとした私でした。 夫が自分の言葉を覚えていたかどうかは確認していませんが、大変さを実感してくれたのは確かです。私は、本当に毎回のおでかけが大変で疲れていたので、「そうだよね、大変だよね」と共感してほしかっただけ。それが少しでも夫に伝わっていればいいなと思います。 ※6歳未満の乳幼児を自動車に乗せるときは、チャイルドシートの着用が義務づけられています。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年01月02日私には現在7歳と4歳の息子がいます。もともと2歳差で子どもを産みたかったのですが、息子は抱っこが大好き。私は常に息子を抱っこしていたため、ここで妊娠するとおなかにも負担がかかるのでは、と考えました。息子の気持ちを尊重し、2歳差での妊娠を断念したのです。2人目が欲しくて焦る私と抱っこをせがむ息子現在7歳の息子が、まだ1歳になったばかりのころ。2歳差で2人目が欲しいと考えていた私は、そろそろ妊活を始めなければと思っていました。ですが、長男はとにかく抱っこが大好き。生後9カ月で歩けるようになったので、1歳を迎えるころには小走りができるぐらいにまで成長していました。 それでもお散歩も抱っこ、寝かしつけも抱っこ、家の中で過ごしているときもすぐに抱っこをしてほしがるほど。しかもパパではだめ、ママでないと泣くという状況だったのです。 私はパパの抱っこも嫌がらないようになってもらおうと、夫に相談しました。夫も息子に泣かれるのはつらかったようで、息子の機嫌がいいときに何度も抱っこにチャレンジ。しかし状況は変わらず、私以外の抱っこは嫌がっている状態でした。 悩んだ結果2人目は…長男が抱っこ大好きだからといって、2人目を妊娠できないわけではありません。しかしすでに2人目を妊娠している友人から、「1人目を頻繁に抱っこしていたら、おなかがよく張るようになった」という話を聞いていました。 それならやはり2人目の妊活はもう少し待ったほうがいいのではないかと考え、今まで通り長男の気持ちを尊重し、存分に抱っこしてあげるようにしていました。 後悔はしていない!長男が2歳半になったころ、突然抱っこを要求することが少なくなってきました。何かきっかけがあったわけではないので理由はわかりませんが、2人目にチャレンジするなら今がベストタイミングだと考えた私は、夫にも相談することに。 すると夫も私と同じ考えだったようで、「今ならそこまで〇〇(息子の名前)に我慢させることもないんじゃないかな?」と言ってくれ、妊活にチャレンジすることになりました。 その後、長男が3歳になってすぐ2人目を妊娠。結果的に4歳差になってしまいましたが、私は長男の気持ちを尊重したことに後悔はしていません。あんなに抱っこを求めてもらえるのは子どもが小さいうちだけだと思うので、無理に2人目にチャレンジせず、ゆったりとした気持ちで長男に向き合うことができて、本当によかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年01月02日長女が年中さんのころ、クラスに馴染めておらず、私はいつも心配ばかりしていました。そして育児書を読み漁っていた時期、たまたま会った友人のお母さんに言われた言葉でハッと我に返ることができたのです。 クラスに馴染めない長女長女は内向的で友だちができるのに時間がかかるタイプです。当時はひとりっ子だったので、家で子どもは長女しかおらず、お友だちとの関わり方がわからないのかなと私はいつも心配していました。 「幼稚園に行きたくない」と泣く日も多く、初めての育児で不安が募るばかりの私。図書館に行っては育児書コーナーの前にかじりつき、どの本も自分に問いかけているかのように感じられました。 育児書を読み漁る私「ひとりっ子の育て方」「心を強くする子に育てる方法」などの類の本はいつも家にありました。「うちの子はこの本に書いてることができていないから友だちができにくいのかな」「こうしたら心が強くなるんだ」など、育児書を読んで長女と照らし合わせたり、育児書通りに実践したりしていました。 もちろんそれでもすぐにうまくはいかず、また次の育児書を借りに図書館に行く……、そんな日々を繰り返していた気がします。 ハッとして泣きそうになった友人の母の言葉ある日、長女を幼稚園に送った後、学生時代から仲の良い友人の家に遊びに行きました。そこで子育てのことをいろいろ話していると、友人のお母さんが立ち寄り、久しぶりに3人でお茶をすることに。友人のお母さんは数年前に引退した、元保育士さんです。 長女のことや育児書のことを話していると、友人のお母さんは、「育児書なんかより○○ちゃんのことを見てあげなよ。育児書には○○ちゃんのこと書いてないでしょ」と言いました。その言葉に私はハッとし、泣きそうになったのを覚えています。 「育児書に長女のことは書いていない」。どうしてこんな当たり前のことに気付かなかったんだろうと思いました。育児書がよくないわけではもちろんなく、参考にするのはいいと思っています。でも、それから私は育児書を読むより長女と向き合い、長女が家では居心地良くいられるように楽しく一緒に遊ぶことを意識するようになりました。そうすることで長女らしくいられたのか、長女の笑顔が増え、私も自然に笑顔が増えたような気がします。 現在小学4年生の長女は、お友だちもいますが1人の時間もほしいのか、あっさりした友だち付き合いをしています。「そんなに悩まなくても大丈夫だよ」とあのころの自分に言ってあげたいです。 著者:石井ゆうき9歳と2歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。お金にまつわることに興味があり、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2023年01月01日わが家の長女は幼稚園の年中さんです。ある日の夜、急に「嫌なことがあった」と悲しげに言い出した長女。何があったのか尋ねてみると、長女が体験したある出来事を話してくれました。その出来事を聞いて私はビックリ……。長女が悲しそうに話した嫌な出来事とは……ある日夕ごはんを食べているときに、長女が急に「今日ね、幼稚園で嫌なことがあったんだ……」と言いました。どうしたのか尋ねてみると、クラスのお友だちが急に叩いてきて、やめてと言ってもなかなかやめてくれなかったとのこと。 そのときの長女の表情がとても悲しそうで今にも泣きそうだったので、それほど嫌だったのだろうなと思いました。あんなに悲しそうに幼稚園の話をすることは初めてだったので少し驚きましたが、ちゃんと嫌だったことを私に話してくれたことはすごくうれしかったです。 娘がとった対応に感動叩かれてなかなかやめてくれなかったとき、どのようにしたのか聞いてみると、友だちに言ってもやめてくれなかったから、隣のクラスの先生に言いに行ったらやめてくれたとのことでした。そのときちょうど担任の先生は不在だったようです。 自分で解決しようとしたこと、うまくいかなくて周りに助けを求められたことはとても良かったよ! と長女に話しました。親としては、娘が叩かれたことは悲しいけれど、自分で対応しようとした姿に成長を感じました。 幼稚園は小さな社会!長女は引っ込み思案で、なかなか自分の思ったことを周りに言えないタイプだと思っていたので、集団生活をするなかでそこが一番気になっていた点でした。しかし、親から離れてお友だちや先生と過ごすなかでたくさん成長し、自分でしっかりSOSが出せるようになったことは、とても大きな成長だなと思います。 見えないけれど、親から離れて自分なりの社会で生活していくなかで、これからも多くの経験をして、人として成長してほしいと願うばかりです。 幼稚園に通う前はいつも一緒にいたので、娘がどんな経験をしているかほぼ把握していました。そのときとは違って幼稚園に行っている間は娘がどうしているのか見えません。親としては不安な気持ちはあるものの、親と離れた場所だからこそ子どもにとって新しい経験に出会え、成長する機会でもあるのだと考えれば、うれしくも思います。これから親から離れて過ごす時間が多くなりますが、幼稚園という集団生活で自分が生き抜く力をつけていってほしいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2023年01月01日4年前に結婚のためフランスに移住した私。夫同士が幼なじみで、近所に住んでいるあるママ友は、移住当初からよくしてくれていました。しかし、キャラも違い言葉の壁もあって、どう付き合えばよいか悩んでいたところ、1年半ほど音信不通に。偶然会ってもあいさつ程度でほぼ交流がありません。そんな中、共通の知り合いの結婚式に呼ばれた私。なんと、披露宴でママ友と同じテーブルになってしまったのです……! やさしくしてくれるママ友移住当初、私はフランス語もできない上に家族も知り合いもいなくて、近所に住んでいる夫同士が幼なじみのママ友が唯一頼れる存在でした。移住してすぐ妊娠し、育児に何を買って揃えたらいいのかわからなかったとき、そのママ友はすぐに自宅にある使用していない育児用品一式を、私に持ってきてくれたのです。 そのやさしさはとても助かったのですが、もともと見た目もキャラも違う上、言葉もわからなくて、私自身はどうやって彼女と仲良くなればいいのか悩んでいました。 さらに距離ができる私とママ友そんな中、私が苦手だと感じていることが彼女に伝わったのか、会う機会がだんだん減っていき、気づけば音信不通に。しかしある日、私の住んでいる地域のお祭りで、ばったり彼女に出会ってしまったのです。 でも、彼女とはあいさつ程度で、彼女の夫と少し話したぐらい。再度「やっぱり苦手だな。彼女も私を避けている」と感じ、もうあんまり会いたくないとさえ感じました。その後もあるイベントで顔を合わせたけれど、私も彼女もお互い話そうとはしませんでした。 気づけば意気投合それから数カ月後、彼女一家も来る予定の知り合いの結婚式に、私は家族で参加しました。その披露宴でまさかの同じテーブルに! 私はなんだか気まずさもあって「最悪!」と、つい思ってしまいました。 しかし、実際披露宴が始まってお酒が入るとなんとなくお互い会話をし始め、気づけば子育ての中での夫への不満で意気投合! 2人で大盛り上がりしたのです。それから、ようやくお互いの壁がなくなり、今では近所に住む仲良しのママ友の1人となりました。 苦手意識のせいで、音信不通になっていたママ友と私。私のフランス語が上達したことと、顔を合わせてゆっくり会話をする機会がもてたことで、お互いを理解し合うことができました。結婚式のおかげで大事なママ友が1人増えて、よかったなと思っています。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年12月30日私は最初の妊娠で「ガルガル期」という言葉を初めて知りました。ガルガル期とは、母親が産後、子どもを守るために、本能的に特定の人や物を寄せ付けなくなる時期のことだそう。知ったときには、「まさかそんな動物みたいな感情にはならないでしょ!」と思っていた私。しかし産後すぐの私に、ガルガル期は本当にやってきました。それはそれは想像以上に苦しくて、壮絶な7カ月間だったのです。妊娠中からずっと支えてくれた義家族私は24歳で双子を妊娠しました。義家族もとても喜んでくれて、常に私の体を気にかけてくれていました。初めての妊娠はつわりがひどく、おなかもどんどん大きくなってきたので、妊娠中期で仕事ができなくなりました。それからは家で安静にしていたつもりだったのですが、妊娠26週のときに突然の腹痛で、夜間に病院へ運ばれたのです。病院で義母は、私のおなかや背中を一晩中さすっていてくれました。結局私は妊娠27週目に切迫早産で入院。義母は毎日顔を見せにきてくれて、時々私の好きな料理を作ってきてくれました。 産後直後から神経質になってしまった私孤独な2カ月の入院生活も、義家族と夫によって乗り越えられました。そして妊娠37週、無事に元気な双子を出産できたのですが……。産後の私に大きな変化があらわれました。私は突然、極度の神経質になってしまったのです。イライラの矛先が最初に向いたのは、産後の手続きをしに病室に来てくれた、保険会社の人でした。いつもお世話になっているはずなのに、なぜか拒否感があり、子どもたちにも触らせたくないという思いが込み上げたのです。その場はひたすら自分の気持ちを抑えてしのぎました。 義家族と過ごした壮絶な半年間…退院後は当分の間、義実家で暮らすことになりました。私と双子のために、部屋も整えて迎えてくれました。しかし私の神経質さは、義家族にも向いてしまったのです。まず、私が子どもを寄せ付けたくなかったのは、義実家で飼っている犬でした。鳴き声や足音、子どもに近づく姿がどうしても許せなくなってしまったのです。また、義両親が子どもの頬にキスをすることも嫌でした。今はうれしいことだと感じるのに、そのころは本当に耐えられなかったのです。他にも、義家族が子どもに与えてくれる物も一つひとつ気になってしまうほどでした。私は7カ月で限界が来てしまい、家に戻ることに……。サポートが少ない中での育児はとても大変でしたが、その半面、私の神経質さは徐々に落ち着いていきました。 周りの理解で乗り越えられたガルガル期義実家にいた7カ月間は、私にとって本当につらかったです。自分でも感情のコントロールができず、周りの人を傷つけたこともありました。しかし振り返れば、ペットのことも食べ物のことも、私が嫌ということに対し、義家族は全力で考慮してくれていたなと感じます。 わがままな私に、一生懸命に向き合って寄り添ってくれたことは、6年経った今でも感謝しきれません。産後の寝られない毎日や、慣れない環境での慣れない育児が、自分を神経質にしてしまっていたのだと、時間がたった今なら理解できます。そしてあの神経質な日々が、ガルガル期と呼ばれるものだったのだと、あとになってわかりました。 私が経験して思ったのは、ガルガル期は母親の本能の問題だけではないということです。初めてのことだらけの母親にとって、心の余裕の持ち方すらわからないのです。私はそのことに、ガルガル期が終わってから気づきました。「なんとかなる」「大丈夫」と思える余裕があったら、もう少しあの7カ月間を楽しめたのかなと、今になって思います。 監修/助産師 松田玲子著者:桜 七瀬6歳双子の男の子と3歳の男の子、夫の5人家族。看護師資格を持っている。趣味はアンテリア雑貨や住宅公園巡り。読書や英会話の勉強も時間を見つけては続けている。
2022年12月29日NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、2021年度のサステナビリティ活動をとりまとめた「NTTコミュニケーションズグループ サステナビリティレポート2022(以下 本レポート)」を、2022年12月23日に公開しました。NTT Comグループは、新ドコモグループの法人事業を担う企業として、社会・産業DXを推進し、さまざまなステークホルダーの皆さまとの共創を通じて、環境問題の解決と企業の持続的成長につながるサステナビリティ活動を推進していきます。1. 背景2022年7月にドコモグループ新体制がスタートし、新たな法人事業ブランド「ドコモビジネス」のもと、法人事業がNTT Comに統合されました。本レポートでは、新ドコモグループの中期的な取り組みや体制に加え、NTT Comグループが「サステナビリティ基本方針 ( )」に示した「サステナブルな未来の実現に向けた社会課題の解決・新たな価値の創発」をめざしてチャレンジする、さまざまな取り組みを紹介しています。2.本レポートの概要本レポートでは、NTT Comグループの「サステナビリティ基本方針 ( )」における4つの重点領域である「社会」「環境」「人材」「ガバナンス」の4つの柱に沿って、各分野の取り組みを紹介しています。その他、様々なステークホルダー皆さまのニーズ・関心にお応えできるよう、多方面に渡るNTT Comグループの活動を掲載しています。【私たちの事業を通じた社会課題の解決】NTT Comグループで実践している共創による価値創造の推進や、AIを活用したプラント運転支援ソリューション、GX(Green Transformation)への取り組み、ビジネス・ワークスタイル変革を担うセキュリティソリューション、畜産DXによる地域創生への貢献事例を紹介しています。【NTT Comグループのサステナビリティ】「サステナビリティ基本方針」と重点領域・重点活動項目、サステナビリティマネジメント体制や、SDGsとバリューチェーンとの関わりなどについてご紹介しています。【2021年度の活動実績】[1] 社会:社会と未来をつなぐDXの推進、限界を突破するイノベーションの推進、ICTのトランスフォーメーション、コーポレートシチズンシップの推進など、多面的に取り組んでいる諸活動について紹介しています。[2] 地球:脱炭素社会の推進、循環型社会の推進に加え、自然との共生や環境汚染の防止など、社会全体の環境負荷の削減への貢献など、環境問題の解決と経済発展の両立をめざしたさまざまな取り組みについて紹介しています。[3] 人材:人材の育成、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、人権の尊重など、社員のWell-being実現のための先進的な施策について紹介しています。[4] ガバナンス:サステナブルな未来の実現に貢献し続けるため、コンプライアンス・リスクマネジメントの徹底やバリューチェーン・パートナーシップの充実、情報セキュリティの継続的強化に向けた取り組みについて紹介しています。3.閲覧方法NTT Comのオフィシャルサイトから閲覧できます。日本語版PDFダウンロードURL: 英語版については、2023年3月に、以下のURLにて公開する予定です。 NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。 NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日新型コロナウイルスが流行して2年以上が経過し、中止されていたイベントやお祭りがようやく人数制限なしで開催されるようになりました。夫が仕事のため、私は5歳の息子と3歳の娘を連れて、いわゆるワンオペでお祭りに向かいました。2年ぶりのお祭りということでテンションが上がる子どもたち。娘に至ってはほぼ初めてのお祭りです。私自身も久しぶりのお祭りにワクワクしていました。しかし、2人の子どもを連れてのワンオペはなかなか難しい面も。けれどもそんな私たちを、若い人たちが助けてくれたのです……! 人ごみに埋もれてしまう息子お祭りでは鮮やかな台車が次々に町中を巡行。沿道は多くの人で賑わっていました。私1人では娘を抱っこするので精一杯で、息子は人ごみに埋もれてしまい、台車を見ることができません。近くに見晴らし台があり、20代前半くらいのお兄さんが1人で見ていました。 私は「すみません。この子も一緒にいいですか?」と声をかけました。するとお兄さんは「いいですよ。さぁ登っておいで!」と息子を抱き上げてくれたのです。さらに息子が落ちないようにずっと支えて見てくれていました。 娘の鼻水に気付かずにいると…お兄さんにお礼を言い、別の場所に移動しました。今度は座れる場所でジュースを飲みながらお祭りを見ていたときです。娘が鼻水をダラダラ流していました。私はそれに気付かずに息子との会話に夢中。 すると横に座っていた10代くらいの2人組のお姉さんが、私に声をかけてサッとティッシュを出し娘にどうぞと渡してくれました。私がお姉さんにお礼を言うと、お姉さんたちは「いいですよ。かわいい~」と言ってやさしく子どもたちに微笑んでくれました。 寒くなってきたらお祭りは夜まで続き、夜はライトアップされてまた美しい台車を見ることができます。しかし、日中と夜では寒暖差が激しく、寒さに耐えられず私は子どもたちに「帰るよ」と言いました。しかし、子どもたちは「まだお祭り見たい!」と帰ろうとしません。 すると隣りに座っていた若いカップルが「これ使ってください」とブランケットを貸してくれたのです。私はお礼を言って早速子どもたちにブランケットを羽織らせました。フワフワで温かいブランケットと同じくらいに温かいカップルの心づかいにとても救われました。 今回助けてくれた方たちはみなさんオシャレでイマドキの若者といった風貌でした。ワンオペで困っていた私に、どの方も当たり前のように自然に手助けしてくれてほっこり。おかげでお祭りを最後まで子どもたちと楽しむことができました。わが子たちもこんな若者になってほしいと思ったエピソードです。 著者:都 うめこ4歳男児と2歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2022年12月23日わが家には4人の子どもがいるため、保育園には長年通っていて送迎には慣れていました。しかし、次女が3歳で、私が次男を妊娠中でもう臨月というときに、あわや事故になりそうな出来事が起こりました。私はパニックになり、過呼吸になってしまったのです……!いつものように保育園から帰るはずが長男から長年お世話になっている保育園は大きな公園のすぐ横にあり、保育園を出ると公園の駐車場があります。いつもは通り過ぎるだけの道ですが、その日は前の車が駐車場に入ろうとしていたため、止まっていると、道路上でその車がどんどんバックしてきたのです。 距離を取っていたものの近づいてくるので、私は後ろを確認しました。すると、後ろには他の車が止まっています。若干パニックになりながらも、私はクラクションを鳴らすことしかできませんでした。 事故にはならずも発作が……隣には次女、私はおなかの大きい状態で、もうぶつからないことを祈るしかありませんでした。クラクションを鳴らしていると、どうやらその車と待ち合わせをしていた人が気づき、ぶつかる寸前で車は止まりました。私はドキドキが止まらずそのまま過呼吸に。次女の手をにぎりながらも動けずにいました。 するとクラクションの音を聞いた保育園の先生が駆けつけてきてくれて、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたのです。運転できる状態ではなかった私を後部座席に移動させて、車を安全なところに移動させてくれました。 先生の対応に感謝しばらくして発作はおさまったものの、私はそれからというもの、運転が怖くなってしまいました。すると主任の先生が園長先生と2人で来てくれて、わが家まで運転して送ってくれることに。次の日はちょうど妊婦健診だったので、おなかの子の無事を確認し、先生方にもお礼を伝えました。そのとき、うちの連絡先を相手の方に教えていいか聞かれ、後日、相手の方がお詫びに来ました。 ぶつかりそうになった相手は保育園児の祖父で、お迎えにきたもののチャイルドシートを積んでいなかったので、それをもらうために公園で園児のママである娘さんと待ち合わせしていたのだそうです。娘さんの車を見つけ、行き過ぎたため後方を確認せずにバックをしたということでした。後方を確認しなかったため、私に発作が起きていることにも気づかなかったようです。保育園に預けているママが申し訳なさそうでした。 クラクションの音を聞いて飛び出してきてくれ、対応してくださった先生には感謝しかありません。次男は無事に生まれ、今もその保育園にお世話になっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月22日フランスで3歳と1歳の男の子を育てている私。夫の家族は関係性が複雑で疎遠、私の両親は日本に在住しています。そのため、子どもを誰かに預けることが難しく、なんとか夫婦2人で乗り切ってきました。しかし、最近は子どもたちが成長するに伴い、子どもの同伴が難しい用事が増え、預け先に困ることが増えています。そんな中、私は周りの人を見ては傷つき、友人との会話で落ち込み葛藤するのです。他人を羨ましく感じる私次男が2歳になる来年に仕事を始めたいと考えている私。しかし、実際は仕事の都合で休みが不定期な夫の協力が難しく、どうやって子育てと仕事を両立していけばいいか悩んでいます。 そんな中、スーパーへ子どもたちと一緒に買い物へ出かけると、いつも孫と買い物を楽しむ祖父母の姿を多く見かけ、「祖父母がいると、両親に時間ができていいな」「子どもたちもおじいちゃん、おばあちゃんと過ごせて楽しそう」と羨ましい気持ちになるのでした。 ママ友との会話でも落ち込み…夏休みの過ごし方の話題が出ると、ママ友からは「子どもたちはおばあちゃんの家に2週間行って楽しかったみたいよ」「子どもがいない間に夫婦2人で旅行しちゃった」という内容を毎年のように聞きます。 そのたびに私は「うちは祖父母がいないから、子どもたちと一緒に〇〇(旅行先の場所)へ行ったよ」と言うくらい。私は毎年、この内容の会話をするとわが子に申し訳ない気持ちになって悲しくなります。 ふと思い出した、姉の言葉私は、祖父母の協力がある家庭は乳幼児の子どもがいても順風満帆に生活を楽しんでいるように見えて、勝手につらい気持ちになっていました。「子どもたちが小さいからと、諦めてばかりの生活なのに」と思っていた矢先、姑の協力がある姉の言葉を思い出しました。 「子どもが小さいうちはなかなか動けないよ。でも、子どもの成長とともに状況は良くなるから」と言っていたのです。私は「今できることを一生懸命やるしかない」という前向きな気持ちになれました。 ないものを探しては落ち込んでいた私。しかし、姉の言葉を思い出して「子どもが乳幼児期の家庭は、祖父母の協力があったとしても育児が中心であることはきっと同じ。時期が来ればもう少し動けるようになるから、今を一生懸命に頑張ろう」と思えるようになりました。これからも夫婦で協力しながらやっていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年12月21日無職のままシングルマザーになり、看護師になるべく看護学校の受験にまっしぐらだった私。当時2歳にもなっていない娘に、たくさん寂しい思いをさせてしまいました。表に出さないだけで、娘はずっと寂しいと感じていたはず。これからの育児の教訓にしようと思った出来事です。無職のままシングルマザーになりました私は娘が1歳のときに離婚して、シングルマザーになりました。元夫からDV被害を受けていたので離婚準備がしっかりとできないまま離婚し、当時は無職。娘を出産したときに助産師という職業を初めて知り、女性でこんなに活躍できる仕事があるんだ!と強く憧れを持ちました。 しかし「まぁ子ども育てながら学校通って国家資格受験って無理だよね……その前に学校受験と学費と生活費って問題山積みだし」とすぐに諦め、何か資格をとらなくては!とワードやエクセル、医療事務の資格を取ってみましたが就職活動がまったくうまくいきませんでした。 母からの提案「看護師になってみたら?」そんなとき、母親から「助産師になるには看護師の資格も必要だし、看護師どう? このまま実家に住んでていいし、学費なんかのお金は出世払いでいいよ」と提案がありました。「いやいやそんなに簡単に言わないでよ」と思いましたが、看護師は国家資格。給料も高い。 もし娘が将来大きくなって、行きたい学校にお金の問題で通わせられなかったら……と心配になり、看護師の一般的な給料や働き方について調べてみるとどんどん興味がわいてきました。そして一大決心し、看護学校を受験することに。 しっかりと確保したい勉強時間看護学校を受験するには独学では難しそうだったので、看護学校受験専門の予備校に通い始めました。朝娘を保育園に送って予備校に行き、夕方また保育園に迎えに行くサイクル。家に帰ってからも、娘を寝かせたあとはまた勉強。 看護学校は滑り止めも含めて4校受験し、受験1カ月前は最後の追い込みでさらに勉強時間を増やしました。保育園のお迎えから寝かしつけまでの娘のお世話を両親に依頼し、私は予備校が終わった時間からそのままファミレスに行き日付が変わるまで勉強の日々。 受験最終日の子どもの様子当時1歳10カ月だった娘は大のママっ子でしたが、看護学校受験前の追い込み時期で夜に私がいないことにまったくぐずったりしなかったそうです。ですが4校目の受験を終えた日の夜、娘を寝かしつけるときに、娘があお向けになった私の体の上に乗ってシクシクと泣いていました。 娘が眠りについたので体から下ろそうとすると、泣きわめいて起きてしまうので娘を体の上に乗せたまま朝を迎える、ということが1週間続いたのです。「表に出さないだけでずっと寂しい思いをさせていたんだね、ごめんね」と何度も娘に謝りました。 娘の立場になって考えると、明らかに寂しいと感じる状況だったのに看護学校の受験のことで頭がいっぱいで、娘のことを十分に構ってあげられなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。その後は看護学校に合格して国家資格も無事取得し、現在は看護師として働いています。多忙な毎日ですが、あのときの後悔を忘れずに娘との時間を大切にしていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな12歳女の子と2歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年12月21日わが家の子どもたちは姉と弟の2人姉弟です。私は上の子が使う物は赤ちゃんのころから、下の子のときにも使えるように選んで大事にとっておいていました。ところが、上の子は4歳くらいから、ピンクやフリフリのレースなど、よりかわいらしい物を好むように。もうお下がりはできなくなると思っていましたが……。できるだけお下がりへわが家には7歳の娘と4歳の息子がいます。私は上の子が赤ちゃんのころから、2人目のことを考え、洋服や育児グッズなど、なるべく男女どちらでも使える物を選んでいました。例えば、色は黄色やモノトーン、柄は無地やボーダーなどです。 上の子が大きくなって使わなくなると、汚れのないきれいな物を厳選し、引き出しのお下がり専用スペースへ保管。それらが下の子にちょうどよくなると、再び出してきて使うようにしていました。 ピンク&フリフリブームの到来!上の子は4歳くらいになると、女の子のキャラクターやお姫さまへの憧れで、フリフリのレースがついた物や、リボンがたくさんついた物などを好むようになりました。洋服だけでなく、肌着や靴下も全部フリフリ。上着や靴も、どこか1つでもかわいいポイントがないと使ってくれませんでした。 色はピンクが一番好きで、一緒に服を買いに行ってもモノトーンやシンプルな服は眼中になし。タンスの中はほとんどピンクで、服に名前をつけるシールでさえ、ピンクじゃないと嫌だと言っていました。ピンク&フリフリブームは5歳になるころ落ち着き始め、小学生になるころには終了。その後、短い水色ブームを経由し、今はモノトーンや無地など、シンプルな物を好むようになりました。 下の子にもこだわりが…下の子は現在4歳。一応とっておいたピンクの服を見せると、「これは着ないよー」と、当たり前じゃんという顔で下の子が言いました。私はそうだよね、と思いながら一緒に新しい物を選んで買っています。すると、それまでお下がりが当たり前だった息子にも、だんだんこだわりが出てきました。 色は青や緑を好み、柄も大好きな乗り物や恐竜など、よりかっこいい物を選ぶように。経済的にはお下がりのほうがありがたいのですが、子どもたちが楽しそうに好きな物を選ぶのを見ていると、男女の姉弟ってこういうものなんだな、と思いました。 女の子だからピンク、男の子だから青と決まっているわけではないのに、子どもたちが選ぶときっぱり分かれるのが不思議でした。最近はまたユニセックスな物が増えてきて、お下がりにとっておくことができています。数年後、下の子が使ってくれることを願いながら、なるべくきれいにして引き出しにしまっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年12月20日同じマンションに住むAさんは、子どもの年齢が一緒なことからすぐに仲良くなりました。Aさんは社交的な性格で、最初は同じマンションに仲の良いママがいることをうれしく思っていました。しかし、Aさんは距離が近くなるにつれて、まるで私のことを監視するような発言をするようになり……。同じマンションで意気投合!Aさんと私は同じマンションに住んでいて、子どもの誕生日が4日違いということもあり、お互いの家を頻繁に行き来するほど仲良くなりました。家ではお互い化粧もせず部屋着で遊ぶことが多く、気を遣わず話せるママ友ができてうれしかったです。 しかしAさんは、徐々に私の交友関係や毎日のスケジュールを聞いてくるようになりました。駐輪場に私の自転車がないと「今日は自転車がなかったけど、どこに出かけてたの? 誰かと会っていたの?」と言われたり、毎日のように朝になると「おはよう! 今日の予定は何かある?」と連絡がきたり、監視されているようで私はだんだんAさんと遊ぶのが苦痛に感じてきました。 「いつもボロい部屋着ばかり着てるよね」Aさんの発言を苦痛には感じていたものの、同じマンションに住んでいるためAさんとの関係を遮断することはできずにいました。ある日、公園でママ友数名で子どもたちを遊ばせていたところ、たまたまAさんも子どもを連れて公園へ遊びに来ました。 ママ友たちが私の服装に対して「おしゃれだね」と褒めてくれたときに、近くにいたAさんが「家ではボロい部屋着ばかり着てるのに、外ではちゃんとおしゃれするんだね」と笑いながら私に言ったのです。ほかのママ友たちが慌てて「家だと適当な服になっちゃうよね」とフォローしてくれましたが、私はみんなの前で恥をかいた気分でした。 ママ友との距離感の大切さAさんは私がほかのママ友と仲良く話していたのが気に食わなかったのか、それとも悪気なく口にしただけの発言なのかはわかりません。しかしその後も、私がほかのママ友と遊んでいるのを見かけると「あの人は誰?」という連絡が、Aさんから毎回のようにありました。そのほかにも、私の服装に対して「今日はちゃんとした服着てるけど、予定があるの?」などと聞かれ、ついに我慢の限界……! これ以上Aさんと距離が近くなりすぎるとトラブルになる予感がしました。私は気まずくなるのを覚悟で、誘われても「忙しい」と断り、徐々にAさんと距離をおくようになりました。 ママ友との距離のとり方は難しく、今回のように距離が近くなりすぎると遠慮がなくなってしまい、お互いに嫌な思いをすることもあることを学びました。これからはママ友ができても、ほどよい距離感を大事にして、必要以上に深く付き合い過ぎないように気をつけたいと思います。 著者:城ゆりこ4歳の女の子と1歳男の子のママ。転勤族になり田舎から都会暮らしへ。現在ワンオペ育児に奮闘中。
2022年12月19日現在8歳となる次男と末っ子の長女は2歳差の兄妹です。昔からいつもケンカばかりで、特に次男は妹に対して日々いじわるばかりしています。しかし、いざとなったら頼りになる、やさしい一面も持っているのです……!妹に対する次男の振る舞い方とは?長男と次男の年の差は5歳。年上の長男が次男に譲ってあげることが多いので、長男と次男は基本的にケンカにはなりません。しかし、次男は妹に対していじわるばかり。妹が遊んでいるおもちゃを奪ったり、妹が失敗したときには「やーい、やーい」とはやし立てたりすることもしばしば。さらに次男は、カッとなって妹を叩いてしまうこともあります。 一方、娘はとても甘えじょうず。娘が私や夫、長男に甘える姿を見て、次男はヤキモチを焼いているのかもしれないと思い、私は積極的に次男とスキンシップをとるように努めていますが、状況の改善には至らず困っていました。 妹のピンチ!いじわる次男の対応は?ある日、家に溜まった段ボールを回収施設へ出すため、車で出かけたときのことです。娘と次男は後部座席に座りました。段ボールは大量でトランクだけでは載せきれず、座席の間にも立てかけて積み込むことに。 子どもたちの前を避けて積んだのですが、車がカーブを曲がった瞬間、紐で束ねた段ボールがチャイルドシートに座っている娘のほうへ倒れてしまいました。段ボールは重いため、娘は自分でどけることができません。もちろん私は運転中で対応不可。すると、次男が小さな体で段ボールを持ち上げて、どけてくれたのです。 本当は妹思いの心やさしいお兄ちゃんまたある日、庭で遊んでいるはずの娘の姿が、部屋の中からは見えなくなったことがありました。普段から家の敷地からは出ないよう娘に指導していた私。娘は言いつけを守り、家の敷地内に限って遊んでいたので、私はさほど心配しているわけではありませんでした。 しかし、次男は私の「あれ、どこに行ったかな?」の独り言を聞いて、遊ぶ手を止めて何も言わず庭へ。次男はしばらくすると部屋に戻ってきて、何事もなかったかのように遊び始めました。次男は妹を心配して庭へ確認しに行ってくれたのでした。 兄妹ゲンカが多く、妹に対していじわるばかりする次男ですが、妹を心配する気持ちはきちんと持っており、やさしい一面を垣間見ることが度々あります。普段はいじわるな次男でも、いざとなったら頼もしいお兄ちゃん。やさしい子に育ってくれていることに対してうれしく感じています。ただ、きょうだいの中で真ん中の子どもは親にかまってもらう時間が少なくなってしまう傾向にあると思うので、次男に愛情が伝わるようなコミュニケーションを大切にしていきたいと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:福田ひろみ2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、8歳、6歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。
2022年12月17日私には8歳と4歳の娘がいます。最近、長女は人類や宇宙の始まり、人間の生死についてなど、生の神秘について興味と疑問を持ち始めました。寝る前に話しているとき、さまざまな疑問をぶつけてきますが、先日、「どうやったら赤ちゃんはできるの?」と質問されました。そのときの様子や、私の対応をお伝えしたいと思います。ついに長女からあの質問が…今までも女性の体の変化や赤ちゃんについて話をしたことはありましたが、「どうやったら赤ちゃんはできるの?」と直球で聞かれたことは初めてでした。聞かれたとき、私は「ついに親が戸惑うあの質問がきた!」と思いました。長女はもう小学校3年生。コウノトリが赤ちゃんを運んでくるのではなく、本当のことを話したほうがよいかなと感じました。 そこで私は「おちんちんからタネみたいなものが出て、それが女の人の体に入ったら、赤ちゃんができるんだよ」と回答。すると娘はさらに「どうやって種を入れるの?」と質問を重ねてきました。 絵本を借りてみることにどうやって説明すればよいのか私は悩みました。そのときは「うーん、ハグして仲良くしたらかな」と曖昧に伝えたのですが、せっかく興味を持ったこの機会にきちんと伝えたいと思いました。そこで、私は性教育に関する絵本を何冊か借りて読んであげることに。 そのことを世間話として小児科医のママ友に話したところ、彼女は子どもが幼稚園のころ、いやらしいという気持ちを持つ前に絵本を読み聞かせて説明したと言っていました。私は5歳の次女には早いのかなと思い、今回は長女にだけと思っていましたが、それを聞いた私は同じタイミングで次女にも性について話をしてみることにしました。 娘たちに読み聞かせた性教育の絵本読んであげた絵本は『わたしのはなし』と『あかちゃんがうまれるまで』。『わたしのはなし』はプライベートゾーンや自分の心と体を守ることの大切さについて、『あかちゃんがうまれるまで』は精子や卵子、性行為についても描かれています。 読んであげると、長女は性行為については「気持ち悪い」と言っていましたが、赤ちゃんができる過程は理解できたようです。次女は幼稚園で「パンツが見えないように気をつける」と言っていました。2人とも興味津々できちんと最後まで聞いてくれました。 「どうやったら赤ちゃんはできるの?」と聞かれたときは、どう説明してよいかわかりませんでした。正確なことを淡々と伝える自信がなかったので、きちんとした情報を伝えてくれる絵本を読み聞かせたことはすごくよかったと思います。娘たちは、まだすべてを理解できていないと思うので、もう少し大きくなってから再び読んであげたいと思います。 著者:小川恵子8歳と4歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年12月16日ある日2人の子どもたちを連れてバスに乗ることにした私。しかし長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまったため、1人でバスに乗せるのは難しいと感じました。悩みながらも思い切ってバスの運転手さんに助けを求めました。すると……。どうやってバスに乗る?私は持病があり、定期的に総合病院に通院しています。ある通院日、どうしても夫が休みを取れず、私は3歳と1歳の息子たちを病院へ連れて行くことに。病院での待ち時間は長く、診察が終わるころには、長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまっていました。 私は駅までバスに乗って帰ろうと考えていましたが、次男を抱っこひもに入れたままではベビーカーを持ち上げることができません。また、畳まずにベビーカーを乗せることで他の乗客の迷惑になるのではという思いもあり、バスに乗るべきか悩みました。 運転手さんに助けを求めたところ……悩んでいる間にバスが到着。私は思い切って開いた扉から運転手さんに向かって「すみません、ベビーカーを持ち上げるのを手伝ってもらえませんか?」と声を掛けました。 すると運転手さんが返事をする前に、乗客たちが4、5人立ち上がり、私たちがバスに乗車するのを手伝ってくれたのです。「この座席にベビーカーを固定できるみたいですよ」と教えてくれる人もいました。降りるときも「手伝います」と声を掛けてもらえたので、私たちは問題なく駅までたどり着くことができました。 「助けてって言っていいのよ!」バスを降りてから、私は手伝ってくれた人たちに心からお礼を言いました。すると1人の年配の女性が、「気軽に周りに助けてって言っていいのよ! 言ってもらったほうがこっちも手を貸しやすいわ」と笑顔で返してくれたのです。 私は周囲の人たちの親切とその温かい言葉にとてもうれしい気持ちになりました。バスに乗る前はベビーカーを畳まずに乗車することで他の人に迷惑をかけるかもしれないという気持ちもありましたが、思い切って声を掛けてよかったと思いました。 「気軽に助けてって言っていいのよ」という女性の言葉で、私の心は軽くなりました。人に迷惑をかけないことは大切ですが、自分の力でできないことは周囲に協力を求めても良いのだと感じたからです。もちろん手伝ってもらったらしっかりお礼を言うことが大切だと思います。子どもたちにも、「してほしいことは言葉にする。そしてお礼を言う」と日々教えています。著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2022年12月14日現在3歳の長男は、1歳6カ月のころ突然食わず嫌いが激しくなり、私や夫を悩ませていました。どんな料理でも、見た目が嫌いだと思ったら、まったく口に運んでくれないのです。特に形を残した野菜や果物は一切食べてくれず、私は長男の栄養面を心配してばかりの日々。そんな長男の良いお手本になってくれたのは、現在1歳の次男でした。食わず嫌いがひどく栄養面が心配…離乳食は特に好き嫌いなく、何でも食べていた長男。しかし1歳6カ月のころ、急に食わず嫌いが激しくなりました。どんな料理も見た目で嫌いだと判断すると、一切口に運ぼうとしないのです。 私は「ひと口だけ食べてみようよ」「お母さんも食べているよ」といろいろな声かけをしましたが、効果はなし。特に形を残した野菜や果物は絶対にダメで、刻んだりすりおろしたりして汁物やご飯に混ぜることでしか食べてくれず、私は「このままだと栄養が偏ってしまうのでは……」と悩んでばかりいました。 次男に影響され、長男が成長!長男が1歳9カ月のときに次男が生まれました。次男は生後5カ月から離乳食を開始しましたが、とにかくたくさん食べる子で、出したごはんは必ず完食するほどです。生後10カ月のときには、長男と違って煮ただけの野菜や小さく切った果物もぺろりと食べていたので、私と夫は兄弟でこうも違うのかと驚きました。 すると、それを見ていた当時2歳7カ月の長男にも変化が出てきたのです。次男の食べている食材を指さして「自分も食べる」と言い、自ら口に入れるようになりました。 今では食わず嫌いはほとんどなし!食べてみたらおいしいということがわかったのか、長男は苦手だった形を残した野菜や果物をどんどん克服していきました。もちろん中には味が苦手という食材もありますが、今では自分から「にんじん食べたい」「今日はトマトがいい」などと教えてくれます。 長男は現在、幼稚園に通っていますが、給食も積極的に食べているようです。入園前は食べ慣れないものや初めて食べる料理は拒否するのではないかと心配していたので、担任の先生から給食の様子を聞いて私はホッとしました。 長男は、同世代の子がおいしそうに食べていると自分も食べてみようと思うのかもしれません。次男がたくさん食べていることが、長男のための良いお手本になったのでしょう。「おいしいね」「ねー」と声をかけながらごはんを食べている息子たちを見ると、兄弟はこうしてお互いの良い面を吸収し合って成長していくのではないかと感じます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2022年12月14日娘が幼稚園年長のときのクラスが同じで知り合ったママ友は、近所に住んでいて、たまにスーパーで会い、立ち話をする仲でした。ある日、ママ友から家に遊びに来てねと誘われ、娘も連れて遊びに行くことに。その日は、ママ友の家にはママ友の母親もいました。同居はしておらず隣の市に住んでおり頻繁に行き来をしている様子でした。モヤモヤが残るママ友宅での出来事ママ友宅で娘はママ友の子どもと楽しく過ごせたようなのですが、私はモヤモヤとした感情が残りました。事前にママ友から母親が自宅に遊びに来ているという話はなく、ママ友の母親が話の中心となり、その内容はほとんどママ友の母親の職場の愚痴だったからです。 私はママ友の母親とは初対面。会話をしていても遠慮をしてしまい、仕事の愚痴を聞かされても良いアドバイスもできませんでした。そのため、楽しく過ごせたとは言い難い時間になってしまったのです。しかし、私は今回たまたまママ友の母親がママ友宅に来ていたのだろうと考えることにしました。 またもやママ友の母親が!?数週間経ったあと、ママ友と幼稚園の行事で会いました。このあとの予定を聞かれ、用事がなければ自宅に遊びに来ませんか? と誘われたのです。先日のママ友の母親の一件のことが頭をよぎりましたが、ママ友とは話が合うのでもっと話がしたいと思い、私は娘を連れて遊びに行くことにしました。 ママ友宅に到着すると、ママ友の母親がいました。ママ友の母親は歓迎をしてくれましたが、再度モヤモヤとした感情が私を襲ってきたのです。 ママ友に本心を告げてみた……今回も、ママ友の母親が話の中心となり、ママ友の母親の職場や旦那さんに対する愚痴を聞いて過ごしました。私はママ友の母親の話題に対して返答に困り、話が弾みません。 次回は、ママ友と2人でゆっくり話がしたいと思った私は、その夜、ママ友にその旨をメッセージで送ることにしました。ママ友は私の2人で話したいという気持ちは理解してくれましたが、ママ友の母親が頻繁にママ友宅に遊びに来ているので、2人で話すのは難しいかもしれないという返事でした。 ママ友の態度がよそよそしくなるママ友宅で2人で話せないのなら、私の自宅で話すのはどうですか?と提案したのですが、なぜか返信がありません。数日経ったあと、もう一度聞いてみたのですが、ママ友からは「考えてみるね」のひと言でした。 その後も、ママ友とはスーパーで出会うこともあるのですが、あいさつだけで、以前のように立ち話をしなくなりました。私は、なんとなくママ友の態度がよそよそしくなり、話を早く切り上げようとする様子を感じています。 あれからママ友から自宅に招かれることはありません。私がママ友と2人で話したいと言った一件から関係が変わりました。ママ友とはこれからも話の合う友人としてお付き合いを続けたかったのですが、正直に伝えすぎて、気を悪くさせてしまったのかもしれません。ママ友とは以前のような関係ではなくなってしまいましたが、あいさつだけでも続けて、いつかまた以前のように話せるといいなと思っています。著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2022年12月14日私は5歳の息子を保育園へ預け、フルタイムで働いています。保育園の送迎は時間に追われていることが多く、他のママたちとはあいさつをする程度の関わりです。ところが最近2人目を妊娠し、産休に入ったことで、送迎の時間に余裕ができました。送迎時間が重なるママさんとは話をする機会が増え、うれしいことにママ友が増えたのですが、同時に苦手なママさんができてしまいました。 「息子くんは喧嘩が強い」笑顔で言うママ産休に入ってからは、息子を少し早めの時間にお迎えに行っています。私のおなかが大きいことで、今まであいさつをする程度だったママたちが「2人目ですか! おめでとうございます」と声をかけてくださることもよくあります。 そんな中、突然「うちの子がいつも、息子くんは喧嘩が強いと言ってるんですよ~」と話しかけてこられるママさんが1人いました。息子が喧嘩が強いなんて初めて言われ驚いた私は、そのママさんの子どもに嫌な思いをさせるようなトラブルがあったのか聞きました。けれども「いつもうちの子が言ってます」としか答えていただけませんでした。 他にも次々と私と息子のことに言及され…その後、何の話の脈略もなく「最近〇〇くんや△△ちゃん(同じクラスのお友だち)のお母さんと仲が良いですよね?」と聞かれました。私は「妊娠中なのでみなさんお気づかいの言葉をくださって、そこから立ち話をすることはありますね」と答えましたが、その先の会話は特に続かず。 さらにそのママさんは、なぜか息子が最近習い事を始めたことを知っていて、「その習い事は息子くんには向いていない」と言うなど、発言や質問の意図がよくわからない会話が続きました。「なぜそのようなことを仰るのですか?」と聞いても笑顔でスルーされるのです。 なるほど! イヤミだったのか!その場面を近くで見ていたママ友が、後から声をかけてくれました。「あの方はいつもイヤミを言うことで有名なの。気にすることないよ」とのこと。詳しく聞くと、一度でも自分の子どもと喧嘩をしたお友だちのママには、イヤミで攻撃することがあるそうです。 保育園の先生からは以前、「保育園での子ども同士の喧嘩は、多くの場合はどちらが悪いということはなく、お互い様だ」と聞いたことがあります。また、どちらか一方的な喧嘩や、お友だちを叩くなどがあった場合、先生から親へ必ず連絡されることになっています。私がイヤミを言われる理由なんてある!?と疑問に感じてしまいました。 後日、担任の先生と懇談の機会があったため、息子は日常的にお友だちとのトラブルがないか聞いたところ、先生はまったくないと仰っていました。「もしあったら必ずお母さんにご報告しますよ」とのこと。正直そのママさんと顔を合わせるたびに、何か言われるのかと不安が残っています。でもこれからはお迎え時間を少しずらして、なるべく気にせずに過ごしていこうと思います。 著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2022年12月13日私は小学生の娘と幼稚園児の息子の母です。おしゃべりと本を読むのが大好きな4歳の息子は、しゃべり始めたのが早かったためか、間違えて覚えている言葉や言い間違いが多くありました。それがかわいくて、家族はほっこりしていたのですが、あることをきっかけにその間違いがきれいに直ってしまい……。息子の成長がうれしい反面、ちょっと寂しい気持ちになったエピソードをご紹介します。「口から生まれてきた」?おしゃべりな息子4歳の息子は、おしゃべりが大好きで、話し始めたら止まりません。話し始めたのも早く、1歳になるころにはいくつかの短い単語を話せていましたが、言い間違いや間違えて覚えている言葉も多くありました。 また、特定の文字が言いにくいようで、例えば「き」がつく言葉は「ち」になる、というようなこともありました。それらがかわいいので、家族はあえて教えたり正しく直したりすることはしないできたのです。 ある日突然、息子の言葉に変化が!?幼稚園に入って先生やお友だちと話すようになったら、自然と正しい言葉を覚えていくかな?と思っていましたが、入園後も息子の言い間違いは直ることなく、相変わらず。かわいさそのままで、内心ホッとしていたのですが……。 息子が年中になったある日突然、これまで間違ってしゃべっていた単語を、息子が正しく言っているのに気がつきました。ついこの間まで間違っていたのに、先生が直したのかな? それともお友だち?と思って息子に聞いてみたところ、息子からは思いもよらない返事が返ってきたのです。 それは、「文字が読めるようになったからわかったんだよ」。 読めるようになったから気づいた!息子は少し前から、プリント学習の教室に通い始めていました。「大好きなお姉ちゃんと同じ習い事をしたい」と言うので、まだ早いかなと思いながらも始めてみましたが、やはり気持ちが向かない日も多く、なかなか先に進みません。 でも、繰り返しプリントに取り組むうちに、いつの間にか文字を読めるようになっていたのです。そして、本が大好きな息子は自分で絵本を読むようになり、その中で自分の言葉の言い間違いに気づいていったようでした。 子どもの言い間違いは今だけのかわいさ。遅かれ早かれ直っていったとは思いますが、もう少しそのかわいさを楽しんでいたかったな、プリント学習をさせるのはもう少しあとでもよかったかな……と思ってしまいました。子どもの成長を寂しく感じてしまうときもありますが、今だけのかわいさを胸に焼き付け、子どもの成長を素直に喜びながら、子育てを楽しんでいけたらと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月13日