ずっと楽しみにしていた幼稚園に娘が入園し、笑顔で登園していたのも束の間、ある日突然「幼稚園に行きたくない」と登園を嫌がり、大泣きするようになりました。日に日に登園拒否が酷くなり、そんな娘を見送ることがつらくなる毎日。また幼稚園を楽しめるようになってほしいと願って、娘が再び笑顔で登園できるようになるまで、私が毎日試行錯誤で取り組んだ対処法をお伝えします。子どもの気持ちを共感して受け止める最初に実践したのが、とにかく娘の気持ちを聞くことです。「なんで幼稚園に行きたくないの?」と娘に聞くと、「ママと離れたくないから」「幼稚園、楽しくないから」と少しずつ自分の気持ちを伝えてくれるようになりました。 「そうだよね、ママと離れたら寂しくなるよね、ママも○○ちゃんと離れたら寂しくなったよ」「明日はきっと今日より楽しいことが待っているよ」と、気持ちを共感して娘をとにかくギュッと抱きしめてあげると、徐々に落ち着くようになりました。 幼稚園の様子を先生に確認次に実践した対処法が、幼稚園の様子を先生に連絡ノートを使って直接確認することです。先生に娘の園の様子を確認すると、外遊びや昼食の時間は友だちと楽しく過ごしているけれど、室内遊びになるとママを思い出して寂しくて泣いてしまうことがわかりました。 そこで、娘が帰宅したら外遊びやお弁当の話を中心に聞いて、とにかく幼稚園の楽しかったことを思い出せるような声掛けを続けながら、家での様子を先生に伝えて、連携を取りながら娘の様子を見守りました。 幼稚園のお楽しみを作るお弁当を楽しみにしている娘。毎日リクエストを聞いて、可能なものは作りました。たこさんウィンナーや卵焼き、コロッケなどお気に入りのおかずが入ったお弁当箱をかばんに詰めると、娘も自然と笑顔に! 昼食の時間を楽しみにしながら登園するようになりました。 そして、効果があったもう1つの方法が、絆創膏を手足に貼り、元気が出るお守り代わりにしたことです。娘が幼稚園で涙が出そうなとき、ママが作ってくれた絆創膏パワーでニコニコになれたよと話してくれました。 1カ月続いた娘の登園拒否ですが、娘の気持ちを受け止め、園で楽しかったことをたくさん話し、お楽しみのお弁当とオリジナルお守りを作り続けた結果、再び笑顔で登園できるようになりました。幼稚園に行きたくないと嫌がる娘を送り出すことは私にとって心苦しいことでしたが、再び笑顔で通う姿をイメージしながら、試行錯誤で対処法を見つけ出し、根気強く継続することが大切だと学びました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!監修/助産師REIKO著者:渡辺あや3歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。
2022年08月07日自分で考える力やコミュニケーション力など、人間性を高めることがサッカーの上達にもつながる、とする「ライフスキルプログラム」をサカイクキャンプで導入しています。慶應義塾大学准教授の東海林祐子先生の監修によるプログラムは、参加した子どもたち自身、「考える力がついた」「声が出せるようになった」など、サッカー面でも成長を感じています。その内容に賛同してくれるプロチームも増えつつあり、これまでに野球の西武ライオンズとのコラボキャンプを開催。この夏もセレッソ大阪のアカデミーコーチたちとサカイクキャンプコーチによるコラボキャンプを開催します。今回は、どうして人間性を高めることがサッカー面での成長につながるのか、改めてご紹介します。■「ライフスキル」を身につけることでスポーツの結果が変わる今回のセレッソ大阪×サカイクのコラボキャンプ開催に当たり、担当コーチたちにライフスキル指導をしてくれた慶応義塾大学准教授の東海林先生は、かつてサカイクのインタビューにこう答えてくれました。「私が過去やってきた研究では、ライフスキルのレベルが高い選手の方がより高いレベルで活躍している選手が多いという結果が出ています。たとえば陸上競技の選手たちですが、インカレなど全国大会に出場するAグループと都道府県大会の出場にとどまるBグループでは、Aグループの選手たちの方がライフスキルのレベルが高いことがデータとして現れています」最近ではサッカー上達のために「人間力」が必要であるとして、自主性やマナーなど心を育てる指導を行っているチームも増えていますが、それを裏付ける結果があることを教えてくれました。どんなスポーツにおいても「上達するために課題を見つけ、どう解決すべきか」を自分で積極的にできる選手と指導者に頼りっぱなしの選手とでは成長に違いが出るのは共通のようです。ただ、育成年代の子どもたちは「何をどうすれば上達ができるのか」という経験が少ないため、解決策を見つける材料をあまり持っていません。だからこそ、指導者の存在が重要なのです。サカイクでは東海林先生のアドバイスを受け、2017年のキャンプからライフスキルプログラムを導入。初日と3日目にアンケートを取った結果、5つのライフスキル(考える力、リーダーシップ、感謝の心、チャレンジ、コミュニケーション)に変化が現れました。出典:上達のために必要なのは「こうしなさい」ではない!課題に気づき、考える力をつける指導とは【2022夏休み通い開催】セレッソ大阪×サカイクSummer Camp>>■3日間の体験で「プレーの流れを読む力」がつく今回開催するセレッソ大阪とのコラボキャンプでは、元日本代表で「ドーハの悲劇」を経験した勝矢寿延コーチをはじめとするセレッソ大阪のスクールコーチたちと、サカイクキャンプのヘッドコーチである菊池健太コーチが「サッカーの技術向上」と「人としての土台作り」を指導します。キャンプでは、風間八宏さんが提唱する止める・蹴る・運ぶなどの基本技術を軸とした、セレッソアカデミーとしてのトレーニングメソッドを取り入れたサッカーの技術向上と、自分の現在地を知り、サッカーへの思考を深める「サカイクサッカーノート(※)」を使ってのライフスキル講習で「人としての土台作り」を行います。実際にノートを書いてもらい、初日と3日目でどんなふうに変わったか可視化できるので、参加した子どもたち自身が成長を実感することができるのが特長です。セレッソ大阪のスカウトとして活動していた勝矢コーチは、ライフスキルプログラムがサッカーの上達にも繋がると語ります。「サッカーは常に状況を判断して、プレーを選択していくスポーツです。ボールの展開であったり、プレーの流れを読む力は、すごく大切です。先を読んでプレーすることも、考える力につながりますよね」また、「試合に向けた気持ちの準備や用具の準備ができる子は、将来的に伸びていく子が多かった」という経験を通じて、今回の参加者に「5つのライフスキルのように、人間として成長する上での気づきも与えられたらと思っています」と意気込みを語ってくれました。開催場所は、普段はセレッソ大阪のホーム、ヨドコウ桜スタジアムです。憧れの選手たちが試合をするピッチで、この夏サッカーと人間力を高める体験をしてみませんか。<スクール・アカデミー割引あり>セレッソ大阪とのコラボキャンプの詳細・お申込みはこちら>>※E-3ショップで販売しているサッカーノートとは異なる、ライフスキルプログラムを導入したサカイクキャンプ参加者のみに渡されるサッカーノート【2022夏休み通い開催】セレッソ大阪×サカイクSummer Camp>>window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag(’js’, new Date()); gtag(’config’, ’AW-966008133’);gtag(’event’, ’conversion’, { ’send_to’: ’AW-966008133/ztHsCNzBn8cDEMW60MwD’, ’value’: 1.0, ’currency’: ’JPY’, ’aw_remarketing_only’: true });
2022年08月04日転勤族のわが家は、夫の転勤に伴い日本各地を引っ越しながら生活していました。まだ新型コロナが流行していなかった約2年半前、そんなわが家にまた転勤のお知らせが。なんと今回は海外への転勤! 私が2人の子どもを育てる母として選んだのは、「孤育て」の道でした。夫と離れて暮らすこと、子どもたちの気持ち、私自身の気持ちを考えて夫婦でどのように決断するに至ったかお話しします。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 激務の夫の海外転勤に私は…!?サラリーマンの夫は転勤が多く、わが家は転勤族。夫の転勤はいつも突然決まり、結婚してから2年おきに違う都道府県へ引っ越しています。子どもが0歳・2歳のころ、また転勤の知らせがきました。 行先はなんと海外! いつもは文句を言わずに転勤先へついて行っていた私でしたが、今回は今までと事情が違います。保育園にもまだ通っていない子どもたちを連れて海外暮らしを始めるというのは、私には想像がつきませんでした。 夫と真剣に話し合い夫は今回も当然、家族で転勤先に引っ越すと決めていたよう。私はそんな夫に、どのようにして自分の不安な気持ちを理解してもらおうか悩みました。まずは私が海外転勤について行くことに悩む気持ちがあることを伝え、夫はどうしたいのかを聞きました。 真剣にお互いの気持ちを伝え合い、2人で妥協点をさぐる日々。夫から「子どもにパパのいない生活させるのはかわいそう」と言われたことで、家族一緒にいることが一番かもしれない、そのために私が無理をする必要があるのかも……と悩みました。 “孤育て”の道を選んでみると…夫との話し合いの結果、日中子どもの世話をしている私の意見を尊重してくれることに。子どもを保育園に入れることもできない海外は、子育ての負担が大きすぎるから、保育園に入れられる日本で子育てしたいと望みました。 夫について行かず、子どもたちを日本で育てる“孤育て”を選んだのです。実際に孤育ての生活が始まると、苦労が多かったです。しかし、「言葉も通じない知らない土地で、1日中自宅保育するよりはましだ」と自分に言い聞かせていました。 家族一緒に生活するのが当たり前だと思っている夫に、ついて行かない選択肢があることを伝えるのはかわいそうだと思って一度はためらいました。しかし、私も自分の不安や子育ての負担ばかり増えるのは嫌だったのです。この選択が私たち家族にとってよかったのかはまだわかりません。今回の経験を通して、夫と2人で家族のあり方の理想を語り合えたことはいい経験になりました。 著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2022年08月03日長野県に移り住んだのは、ちょうど7年前のこと。以前は、神奈川の自宅から東京の会社まで往復3時間、満員電車に揺られての通勤の日々。深夜残業も多く、これでは生きるために仕事をしているのか、仕事のために生きているのかわからない……。妻と話し合い、自然に近い環境で自分たちのペースで暮らそうと地方への移住を決意。移り住んで2年目に子どもが生まれたのですが……。 育児休業は休暇じゃない移住者ゆえ、私も妻も両親が遠くに住んでいることから、夫婦だけの子育て。妻の負担を考え、私は半年間の育児休業を取ることに。産後まもなく子どもが母乳をうまく吸えずに粉ミルクに切り替えることになりました。 私ひとりで子どもを見る時間も多く、家事をしながらのおむつ交換やミルク作り、夜泣き対応にもうヘトヘト。ようやく眠ってくれたかと思い、ベッドに寝かせるとスイッチが入ったように泣き出し……。育児休業は休暇じゃないと痛感しました。 ある出会いが……町の広報誌に載っていた弓道教室の参加者募集の記事。興味を持った妻は気分転換にと通うことに。週1回、弓を手に的を目掛けて意識を集中。子育ての疲れと不安で暗かった妻の顔が少し明るくなりました。ある時、妻は弓道場に通う初老の女性に出会いました。彼女も移住者で隣村に住んでいる方でした。何度か会ううちに親しくなり、時々、わが家に絵本やおかずを持ってきてくれるように。いつも息を切らせながら自転車に乗って急な坂道を上ってやって来ます。彼女には東京に住む息子夫婦と孫がいるそうです。 もう1人のおばあちゃんやがて子どもは保育園に入り、少し子育ても落ち着いてきました。妻は弓道場に通わなくなりましたが、その後も隣村の女性との交流は続いています。コロナ禍前のこと、あるとき、保育園の祖父母参観の知らせが。 私たちの両親は遠くから来ることが難しく、どうしたものかと、その女性に話すと、「それなら私が行くわ!」 とおばあちゃん役を買って出てくれました。保育園側も了承。きっと保育園の先生には本当の祖母のように映ったでしょう。後日、女性は息子の保育園での様子をにこやかに話してくれました。 もうすぐ小学校の入学を控える息子。自然豊かな環境でのびのびと育っています。ライフスタイルや家族のあり方が変わる中、血縁だけでない新しい家族のカタチがあります。移住先で出会った“もう1人のおばあちゃん”。彼女はペダルをこいで坂道を上ります。 “もう1人の孫”に会うために。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 著者:鈴木俊輔元出版社勤務。長野県に移住して、地域おこし協力隊に。任期中に子どもが生まれ、育児休業を取得。ローカル紙の記者やニュースメディアサイトの副編集長を経て、現在はフリーライターとして活動中。
2022年08月02日わが家の長男は2歳になるちょっと前に弟が生まれ、現在お兄ちゃん歴1年半の3歳6カ月。お兄ちゃんになって1年半にもなるのに、弟へのいじわるがなかなか直らず悩んでいました。次男を預けて長男との2人時間を作ることもあるのですが、それでもやっぱり変わらず……。ですが、あることのおかげで弟への対応が大幅に改善されたのです。長男と初! 2人だけでプチ旅行を決行!それは長男と2人で1泊2日のプチ旅行でした。4月から幼稚園に入園することが決まった3歳6カ月の長男。幼稚園に入るとなかなか平日に時間がとれないだろうと、長男と2人でプチ旅行を計画したのです。 次男はまだ夜泣きをすることもあるので不安もありましたが、私の母の強いすすめがあって母に次男を預け、決行することができました。コロナ禍ということもあり、観光地などへは行かず公園メインでしたが、私自身も久しぶりのプチ旅行。ドキドキワクワクしながら準備をしたものでした。 旅行中よく長男が口にしていた言葉に感動長男とのプチ旅行は、電車に乗りたいという本人の希望で車ではなく電車で行きました。そこで驚いたのは電車の中で頻繁に次男の心配をしていたこと。「○○くん(次男の名前)、泣いてないかなぁ」「○○くん、一緒に連れてくればよかったねぇ」「○○くん、何して遊んでるかなぁ」などなど。普段一緒にいていつも喧嘩ばかりなのに、次男のことを心配する気持ちがあったことにびっくり。 出発前に私が心配する言葉をよく口にしていたので、まねしているだけかもしれないと思いましたが、弟の心配は旅行中ずっと続きました。長男は次男の分といってお土産なども選んでくれて、私はなんだかとてもうれしい気持ちになりました。 帰宅後、長男のやさしい対応にびっくり!私は、旅行を通じて少しでも弟へのいじわるが減ればいいな……とちょっとだけ期待して帰宅しました。するとその期待どおり、 帰宅してから、長男と次男がとても仲良く遊んでいるのです! 長男は次男に絵本を読んであげたり、お菓子を開けてくれたり……。私は2人をほほえましく見ていました。 長男はあんなに次男に対していじわるをしていたけれど、本当は次男のことが大好きで2日間離れただけでもさみしかったんだなと思いました。次男も2日ぶりにお兄ちゃんと会えてとてもうれしそうでした。旅行を通じてお互いがよりいい方向に成長できたなと実感できました。 旅行から帰宅して1カ月ほどたちますが、いじわるや喧嘩がゼロになったわけではありません。ですが、前よりぐっと回数が減ったような気がします。長男が次男への思いやりの気持ちが増えたのは間違いないです。長男と次男、いつも一緒にいるのが当たり前になっていましたが、お互いが少しだけ離れることも大切なんだなとわかった旅行でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年08月02日私が産後1番困ったのは、義母からの「家にお手伝いに行こうか?」という言葉。義母にとってはお手伝いのつもりでも、家にこられる側としては家事の手も抜けず逆に負担に感じていました。でも、義母としては「よかれ」と思ってのこと。それをマイナスに捉えたくないと思った私は、自分の負担を軽減しつつ義母の顔を立てるWin-Winの方法を探しました!※コロナ禍前の体験談です。 産後、急に始まった「お手伝い」私と義母は、今までお盆やお正月などのイベントや何か用事があるときに会うくらいの間柄。同じ市内に住んでいますが、1~2カ月会う予定がないなんてことはザラでした。そんな義母との関係が変わったのが産後。退院後、自宅にきた際に月1~2回のお手伝いを提案してきたのです。 私は、その場では「助かります~! 」と喜んではみせたものの、頭の中は「急に月1以上会わないといけなくなるなんて……」とプチパニックになってしまいました。 まずは「子どもと遊んで」と伝えてみるせっかくの義母のお手伝いですが、今までの関係が希薄すぎて掃除も洗濯も頼みづらく、何をお願いすればいいのか正直わかりません。さんざん迷ったあげく、家事をさぼっているのがバレないように義母に「子どもと遊んでもらえるとうれしい」と伝えてみました。 もちろん、「わざわざきてもらっておいて家事をしてもらうのは悪いな」という気持ちもあっての提案だったのですが、それはかえって義母を傷つけてしまったようで……。結局、一緒に遊んではもらえましたが、少し浮かない顔で帰っていく義母にちょっと胸が痛みました。 「簡単な家事」を手伝ってもらう寂しそうに帰っていった義母の姿が頭から離れなかった私は、夫に相談しましたが「面倒をみるのが好きな人だから何でも手伝ってもらったら?」と言われてしまい……。何でもって言われても、せっかく来てもらう義母に重労働をしてもらうのは気乗りしなかった私は、結局、じゅうたんのコロコロやお皿洗いなど義母の肉体的に負担の少ないお手伝いをお願いすることにしました。 でも「いつもこんなに汚いのかしら? 」なんて思われるのが嫌で、義母のお手伝いのために前もって掃除をするという手間が増えてしまい……。私は「何のためのお手伝いなのだろう? 」と疑問に思うようになりました。 最強! 「夫と子どもと一緒におでかけ」掃除が苦手な身としては、「なんとか義母に外でしてもらえるお手伝いを」といつも考えていました。そんなとき、ふと義母・夫・子どもと3人でおでかけしてもらうことを思いつきました。おでかけなら家の中は多少荒れていても大丈夫ですし、買い物などの用事を組みこめば義母の顔も立てられます。 しかも、ゴロゴロしている夫もいなくなるので、イラッとがまとめて解消できます。結果は大成功。帰ってきた義母は疲れて見えたものの充実している感じで、昼寝明けの頭で「お願いしてよかった」と、ぼんやりと思いました。 「一緒におでかけ」は、結局2回に1回くらいの頻度でお願いするようになりました。毎回になってしまうとさすがに義母もつらそうなので、お手伝いの半分は家で私も一緒に頑張ろうかと思っています。「してほしいことははっきり言ってもらったほうが助かる」というのは義母の言葉。その言葉を鵜呑みにするわけにはいきませんが、うまく伝えていけられれば義母の気持ちともうまく付き合えるような気がしています。 著者:谷口 ともみ6歳のわんぱく男児、1歳の泣き虫女児を育てているワンオペママ。広告代理店での勤務経験や出産・育児経験、趣味(旅行、アロマテラピー、アウトドア等)を生かしてライターとして活動中。
2022年08月02日わが家は子どもに対して、勝負ごとで手加減せず本気でのぞむ方針。それに比べて、ママ友の家庭は何でも子どもを1位にしてあげる方針でした。ある日、子育て方針の違うママ友に、かけっこ勝負でうちの夫が本気で怒られてしまいました……。 最初は頼りにしていたママ友わが家には9歳と1歳の姉妹がいます。長女が年長のころのお話です。幼稚園で同じ学年の男の子のママと仲良くなり、家を行き来することもありました。とても教育熱心なママで、子育てに対してのビジョンが明確な感じがしました。当時の私は初めての子育てで自信がなかったこともあり、そのママ友の話に興味津々。 ママ友の息子くんはスポーツ万能でいつもかけっこは1位、マラソンも1位、球技も得意です。そのうえ、絵なども賞を取るほど。ママ友は毎日息子君の走る練習に付き合ってあげたり、絵画教室を探し出し習わせてあげたりと、息子くんのことを第一に考えてあげている姿に私はいつも感心していました。 かけっこ対決とある週末、ママ友親子がわが家へ遊びに来ました。その日は夫もいたので、外でかけっこをすることに。まずわが家の長女、私、ママ友で走りました。わが家は「上には上がいる」ということを教える方針なので、子どもだからといって手加減はしません。なぜなら、大人が本気を出したほうが、大人が熱くなる姿に子どもも楽しめるのではないかと思っているからです。このときは私が勝ち、長女は悔しそうでした。 私は「その悔しい気持ちがあればもっと速くなれるから大丈夫大丈夫。また頑張ろうね」と長女をフォローしました。次に、夫、ママ友の息子くんで走りました。夫は普段自分の娘と勝負をするときのように手加減をしなかったので息子くんに勝つと、息子くんは今までに見たこともないくらいに泣いて暴れだしました。 夫、ママ友に怒られるそんな息子くんの姿に私たち家族は驚きながらも、夫が泣きじゃくっている息子くんに「ごめんね」と言いました。しかし聞く耳を持ちません。するとママ友が夫に「うちの大事な○○を泣かすなんて。これで自信をなくしたらどうしてくれるの? 普通は子どもに勝たせてあげるでしょ」と怒って言いました。 私はこのママ友の言葉で一気に自分の心が引いていくのを感じました。それまでは方針に違いはあってもママ友を慕っていただけに、とても残念な気持ちでいっぱいになったのを覚えています。 この一件で私はママ友とは連絡を減らし、少し距離をとるようになりました。子育てに対する考え方は家庭によってさまざまです。どちらが正しいも間違っているも私はないと思います。今回、私の家も、わが家の方針で手加減なしで競走してしまったことは見直さないといけないのかもしれません。しかし、ママ友とはお互いの考えが違っても尊重し合える関係になりたかったです。 関連記事:共感するママ多し!?実は、保育園ですれ違うママの中に、話したこともないし仲良くないけれどキライなママが…!?ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:石井ゆうき9歳と1歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年07月31日私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産。実家は遠方のためほとんど頼ることができず、初めての育児に戸惑う毎日でした。息子が生後10カ月のころから、すぐ叩いてしまうことをやめさせるために、何をすれば正解なのかわからず悩んでいました。そんな時期に息子と実家へ帰省することに。実母から言われた何気ない言葉が引っかかり、悔しく悲しい思いをした体験をご紹介します。 生後10カ月ごろから叩くようになった息子生後10カ月ごろから息子は私の顔を叩いたり、髪の毛を引っ張ったりするようになりました。「だめ! 痛い、痛いよ」と注意しても息子はへへっと笑い、叩くのが悪いことだとは思っていないような反応。 全力で泣きまねをすると今度は息子が泣いてしまい、いけないことだとわかってくれたかなと思ったのも束の間、またすぐに顔を強い力で叩いてきます。児童館では、息子が他の子に指1本触れないよう神経を研ぎ澄ましていました。私の育て方が悪いのではと悩み、検索魔になってしまう日も……。 息子と姉の子どもを比べる実母息子が1歳の誕生日を迎えたばかりのころ、息子と実家に帰省しました。姉も5歳と2歳の子どもを連れてちょうど実家に帰ってきていました。息子は私の母や父、姉も叩いてしまい、何か気に食わないことがあると激しくかんしゃくを起こすことも。その様子を見た実母は「お姉ちゃんの子どもはこんなこと1度もしなかったよ」と、帰省中に何度も何度も言ってくるのです。 そのときの私は神経質になっていたこともあり、母の言葉は「あなたのの育て方が悪いから……」と言われているように感じてしまったのです。悔しくてとても悲しい気持ちが何日も続きました。 月齢や子どもによって違うのが当たり前!現在息子は1歳7カ月になりました。1歳2カ月のころから少しずつ言葉がわかるようになり、叩いてはいけないということも理解してくれました。今でも何か嫌なことがあると肩を叩いてくることがありますが、ごめんねと謝るポーズをして叩いた肩をよしよししてくれます。 母に限らず、私自身も何かと周りの子と息子を比べてしまうことがありましたが、今はみんな違って当たり前と思えるようになりました。 これからくるイヤイヤ期で、また息子の育児について悩むことがあるかもしれませんが、「今はそういう時期なんだ」と割り切って、ひとりで悩みを抱えすぎないようにしようと思っています。また、今回の体験を反面教師に、悪気がなくとも誰かと比べるような言動には気をつけようと思ったのでした。 イラストレーター/ライコミ 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年07月31日家の近所の公園に1歳半の息子とよく遊びに行きます。公園のすぐ隣には池があり、そこまで深くはありませんが、足を滑らせると溺れる危険性があります。雨が降った次の日には水かさも増すため、子どもをひとりで遊ばせるのは危険だなと思っていました。他のママたちも同じ考えのようで、自分の子どもは自分で見るのが暗黙のルールのような公園でした。しかしある日、子どもだけで遊ばせるママ友が現れたのです……。え!?子どもだけで公園にある日、小学校低学年らしき女の子と未就学児の男の子の2人だけで公園で遊ぶ姿を発見。周りを見渡しても、ママらしき人は見当たりません。6月の蒸し暑い日で、小学生のお姉ちゃんが弟に「お茶飲む?」と聞くなどママの代わりにお世話をしているような状態でした。 私は自分の子どもを見ることで精一杯でしたが、他のママ友たちは自分の3~5歳のお子さんを見ながら、その子たちが池に近付かないよう一緒に遊んであげていました。しかし、よその子の面倒を見ている隙に自分の子どもが池に近づいてしまい、他のママ友がフォロー。さらにフォローしたママ友の子どもが危険な遊びをしてしまい他のママ友がフォロー……と、いつも平和な公園が負のループに陥ったのです。 私はよその子どものお世話係?次の日、いつものように息子と公園に行くと、ママ友Aさんと会いました。公園のお友だちで唯一同い年の子を持つ同士ということもあり、特に仲良しのママ友です。Aさんと話しているとき、前日子どもたちだけで遊んでいた子2人を連れて、とてもおしゃれなキラキラママがAさんのところへ。どうやらキラキラママのBさんは、最近引っ越してきた方で、Aさんと友人になったそう。Bさんの子どもは、小学校2年生と年中さんでした。 軽く話したあとみんなで遊んでいると、突然AさんとBさんはトイレに行きたいと、子どもを置いて2人で行ってしまったのです。私は自分の子どものことで精一杯で困っていると、見兼ねた他のママ友が助けにきてくれました。AさんとBさんはすぐ戻って来ましたが、開口一番「この子たちはママが居なくても大丈夫な子だから」と言われ、「そんなことなかったけど」と伝えても、まったくピンときていないような反応でした。 関わらないことを決心!帰宅後、夫にその出来事を話すと「相手の子どもが万が一けがをしたときに責任とれないから、関わらないほうがいい。何より息子が一番の被害者になり兼ねない」と言われ、AさんとBさんとは関わらないようにしようと決心。 次の日、2人にあいさつはするものの、一緒に遊ぶことは極力避けました。しかし、自意識過剰かもしれませんが、2人は自然と私のところに寄ってくるのです。このままだと、またよその子の面倒を見ることになってしまうかもしれないと思い、持参していたボールを遠くへ転がし息子に追いかけさせ、自然とその場からフェードアウト。 また次の日は、息子が乗った手押し車を押して一周してくると言い、その場から離れました。そんなことを何日も続けていると、ママ友2人との交流は自然と減っていったのです。 その後、息子と同い年の子を持つママ友Aさんが、Bさんの子どもたちの面倒も見ているのを見かけて驚きました。もちろんBさんは公園に居ません。しかし、私も他のママ友たちもBさんの子どもたちの面倒を見ないようになったからなのか、最近はBさんも親子で公園へ来るようになりホッとしています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年07月31日ある日、仕事中の夫から発熱したと連絡が! ちょうど仕事が終わったので家に帰り、夫を病院へ送りました。そのとき、息子と娘は保育園に通っていたのですが、夫の病気がうつるかもしれないので、夫と子どもたちを一緒に車に乗せたくなかった私。義母に子どもたちをお願いすることにしました。けれど最終的に義母と夫を怒らせてしまったのです……。 夫が発熱! 病院へ息子が5歳、娘が3歳のときのことです。2人を保育園に預け、私は仕事に行っていました。仕事も終わり携帯を見ると夫から、「熱があるから病院へ行きたい」と連絡が……。当時はコロナウイルス流行前で、インフルエンザが流行っていた時期。扁桃腺の弱い夫は高熱が出てきたようなのです。 すぐ家に帰り、まずは夫を病院へ連れて行きました。そして子どもたちに夫の病気がうつるかもしれないと考え、義母に連絡し、保育園のお迎え後は義実家で子どもたちを見ていてもらいたいと伝えました。 まさかのすれ違い!?夫を病院に送り、診てもらっている間に保育園に子どもたちをお迎えに行きました。そして子どもたちを連れて義実家へ行くと連絡しておいたはずでしたが義母が不在。しばらく待っていると夫から病院が終わったと連絡があり、もう一度義母に連絡すると保育園にお迎えに行っていたと言うのです。 「私が保育園にお迎えに行って、その後連れて行きます」と伝えていたはずが、義母のなかでは自分がお迎えに行って、家で子どもたちを見ておくということになっていたようでした。義母は「お迎えに行ってと言ったじゃない?」と怒りながら家に帰ってきました。私に言いたいことがたくさんあるようでしたが、まずは子どもたちをお願いして夫を迎えに行くことに。 夫は歩いて自宅へ結局夫はインフルエンザでした。熱で具合も悪い夫は早く自宅に帰りたかったのか、「来るのが遅い!」と怒ってなんと自宅方面へ歩いて帰っていました。途中で見つけたので車に乗せましたが、具合も悪いうえに機嫌も悪くなり自宅に戻ると布団にもぐって寝込んでしまうことに……。夫が寝てから、子どもたちを義実家に迎えに行き、義母に状況説明をして、私の伝え方が悪かったと謝りました。 夫と子どもたちを一緒に狭い車内に乗せると、うつってしまうかもと思い行動したことでした。しかし、夫と義母を怒らせてしまうことに。 今思えば、きちんと情報を義母と共有できていれば、こういったことは起こらなかったと思います。体調が悪いなか歩かせてしまった夫については、本当に申し訳ないことをしたなと思いました。この経験をきっかけに、いざというとき冷静になることが大切だなと思うようになりました。今後は、どう行動すればベストなのか段取りを考えてしっかり伝えてから行動したいと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月30日子ども好きで積極的に育児に参加してくれる夫。1歳の息子といつも仲良く遊んでくれて、ありがたい限り。でもそんな夫に対して、私はひとつ気になることが……。夫は時々、息子を足で触ることがあるのです。夫本人に悪気はなく、息子も嫌がってはいないのですが、まだ小さな息子を足で触ることにどうしても違和感がある私。止めてほしいとお願いしても取り合ってくれない夫の“足技” に悩んでいます。急いでいるときには息子が邪魔になる?夫の“足技” を初めて目撃したのは、夫が出勤前に身支度をしていたときでした。その日はいつもより起きるのが遅かったようで、夫は少し慌てながらシャワーを浴び、着替えなどをしていました。一方の息子は、家の中を動き回るパパの後ろをハイハイでついて回り、洗面所の中にも入って行きました。すると夫は足元にからみつく息子を足で追い払い、洗面所の引き戸を閉めてしまったのです。 それを見た私は「急いでいるのはわかるけれど、足で息子を触るのは止めて!」とはっきり言いました。しかし私の口調がきつかったのもあり、夫は謝るどころか逆ギレ。息子が洗面所に入るのを止めなかった私のことを責めました。今思うとお互い様なのですが、そのときは理不尽に怒る夫に心底腹が立ちました。 遊びの延長で足が出ることも別の日にも、息子はきゃっきゃと笑いながら夫の足元にからみついていました。夫は椅子に座ってテーブルで食事中。その最中も息子に話しかけ、相手をしてくれていました。そこまでは微笑ましい光景だったのですが……。息子を楽しませるためか、足で息子の頭を触りだしたのです。 息子は嫌がる様子もなく、むしろ遊んでもらえて喜んでいましたが、それを見ていた私は再び怒りモードに。しかし夫は「男の子はこのくらい大丈夫だよ」と取り合ってくれません。さらに私が家にいない日にも、指しゃぶりをしながら床に寝転ぶ息子の口元に夫が足を押しつけているのを、私の母が見て驚いていました。 息子が将来まねをすることが一番怖い夫は悪気があって足を使っているわけではありませんし、息子も嫌がっている様子はありません。夫と息子には、このまま仲の良い親子でいてほしいと私は思っています。でも、小さな子どもに足で触れる光景をどうしても受け入れられないのも本音。息子は保育園に通っていないので、今は家族以外の人と接する機会が少ないですが、数年後が心配で……。 これから友だちと遊ぶようになったとき、夫のまねをして他人を悪気なく足で触ってしまう恐れがあります。それを嫌がる人がいるかもしれません。そして見ている人が、嫌な気持ちになることもあるはず。だから夫には、先々のことまで考えて息子との接し方を考えてほしいのです。夫の“足技” は果たして封印されるのかどうか、これからも見守っていきたいと思います。 育児に協力的で息子からも愛されている夫の、足を使った触れ合いがどうしても気になってしまう私。息子と夫の楽しげな雰囲気に水を差したくはないものの、何気ない夫のしぐさが悪いお手本になっているように感じます。それを息子が将来まねしないように、夫には根気強くお願いしていきたいと思っています。 著者:おかもとえみ1歳男児、0歳女児のママ。接客業や事務職、広告制作会社を経て現在は主婦ライター。ずぼらでマイペースな子ども好き。
2022年07月30日ある日公園で出会った親子連れ。初対面ながら、子ども同士が仲良く遊びだしたこともあり、私たち母親同士もしばらくおしゃべりしました。お互い子どもの言葉の遅れに悩んでいるという共通点もあり、初対面とは思えないくらい話が盛り上がったのですが……。 療育かと思ったら…子どもの発達が気になっているという話でしばらく盛り上がっていたのですが、「今通っているセミナーに一緒に行ってみない?」という相手の方のひと言で、雲行きが怪しくなってきました。 最初は療育のようなものかな、と思ったのですが、話を聞くに従って専門的なものではなく、どちらかというと宗教的なものだと感じ取れたからです。私は宗教的なものには一切興味がなかったので、「そろそろお昼ごはんだから」と逃げるように公園を去りました。 翌日、郵便受けに手紙が!「勧誘がしつこいかもしれないから、連絡先を交換しないでよかったな」と思ったのもつかの間。翌日ポストに相手の方からの手紙が入っていました。中には「連絡先を交換し忘れたので書いておきます」というメッセージと一緒に、相手のLINEのIDが書かれています。 どうして家がわかったのかと最初は疑問だったのですが、そういえば最初に会ったときに「ご近所なんですか?」と聞かれ、「あの通りの赤い屋根の家なんですよ」という会話が……。なんてことのないやり取りの中で、私は家が特定できるような情報を教えてしまっていたのです。 思い切って連絡手紙を無視しようかとも思いましたが、家も知られていて、これから公園で会う可能性も十分にあります。きちんと断っておかないと逆にトラブルになる気がしたので、勇気を出して相手に連絡し、誘われたセミナーの類には一切興味がない旨をしっかりと伝えました。 ただ、相手の方も同じ悩みを持つ私を助けたい気持ちが強すぎただけで悪意はないように思えたので、「また公園で会ったら、一緒に遊んでくださいね」と締めくくりました。 その後は一度返信がありましたが、幸いしつこい勧誘などはなく、それっきり相手の方と公園で会うこともありませんでした。ただこのときは、たまたま相手が悪い人ではなかったというだけで、十分トラブルになりえる状況だったと思います。それ以降会って間もない人に家の場所がわかるような話はしないようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:近藤美弥子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月28日平日、2児のワンオペ育児で疲労しきった私の癒やし。それは、仕事から帰ってきた夫にその日あった話を聞いてもらい、「お疲れさま」とねぎらってもらうことでした。ところが夫の態度がある日を境に変化して、夜の時間も雰囲気が悪くなり……。話を聞いてもらえない私は、だんだんと不満がたまっていきました。ワンオペ育児、私は頑張っている!私は現在専業主婦として、7歳と生後8カ月の年の差兄弟を育てています。平日は会社員をしている夫が不在のなかで、ほとんどのすべての育児を私がこなす状況。とはいっても、主婦の仕事は子育てだけではありません。 小学生の長男の宿題を見たり配布物の確認をしたり、それに加えて0歳の次男はまだまだずっと手がかかる状況。日々を大量の家事と子育てに費やし、ようやく週末を迎える……そんな毎日。とにかく、身も心も疲れていました。 話を聞いてほしいのに…夫の態度が変化?私の平日の楽しみといえば、夫が帰宅して子どもたちが寝てからの大人の時間。話し相手がいない私は、夜にまとめてその日にあった子どもの話などを聞いてもらって、疲れを発散していました。ところがあるときを境に、夫は少しずつ変わっていきました。顔が暗く、ため息が多い様子で、私もそんな夫に話をしづらくなってしまい……。 「どうして疲れた私に、そんな態度を見せるの?」「仕事だけをしているあなたと、私は違うのに……」と、私の心のなかでは夫を心配する気持ちよりも、そんな不満が膨らんでいきました。 ある日、長男と夫から…そしていつの間にか迎えた私の誕生日。自分でもすっかりそんなことは忘れていました。ところが、当日にそわそわしている長男と夫。突然、長男から「はい、これあげる」と1枚の絵を渡されました。そこには私の似顔絵とともに『おかあさんいつもありがとう』と長男からのメッセージが! 驚いている私に夫が「これも」と、おいしそうなケーキをプレゼントしてくれました。どうやら長男と夫は数日前から密かにこの計画を立てていたようで、サプライズの成功に2人は顔を見合わせて笑っていました。 驚きのサプライズに涙2人からのプレゼントに、私はうれし涙が止まりませんでした。すると夫が、「いつも子育てに家のことまで、ありがとう。お疲れさま」とひと言。この言葉に私は、頑張りを聞いて褒めてほしかっただけの自分が恥ずかしくなりました。 夫だって仕事でつらいこともあるはずです。そんななかいつも頑張ってくれていたのに、私は自分のことでいっぱいになって気にかけることができなかった……自分を恥ずかしく感じました。 夫が一時期元気がなかったのは仕事でのミスが原因で、疲れた顔をした私にそんな話もできずに黙って抱えていたことを聞かされました。お互いにどんな小さな思いでも伝えあっていたら、もっとお互いを労ることができたと思います。自分のことだけでなく、日ごろから「ありがとう」の気持ちを忘れずに過ごしたいと感じた出来事でした。 著者:岡田 ちえこ離婚→再婚を経てステップファミリーとなったポジティブママ。「ゆるく・楽しく」をモットーに7歳、0歳の息子と共に過ごす日々のなかで感じたことをお伝えしていきます。
2022年07月28日幼稚園に入園してから同じバス停の仲良しグループの友だちと遊ぶのが大好きになった娘。バスで帰ってくると毎日毎日一緒に遊びたがり、私もできる限り娘の遊びを優先するようにしていました。すると自然に「子どもの友だち遊び」を尊重する方針をとっているほかの家庭の友だち数人と仲良くなり、親密になっていきました……。] 毎日でも友だちと遊びたい娘娘はバスで幼稚園から帰ってくると必ずと言っていいほど友だちと遊びたがり、週に3、4日は一緒に遊んでいました。 同じバス停の家庭のなかには子どもが遊びたいと言っても、家の方針や都合で頻繁には遊ばせない家庭もありました。しかし、良い友だち関係を育んでほしいという思いもあり、わが家はできる限り、遊びたいという娘の思いを優先するようにしていたのです。自然に「子どもの友だち遊び」を尊重する方針をとっているほかの家庭の友だち数人と仲良くなり、親密になっていきました。 娘の友だち遊びを優先するために…バスから降りると娘と友だちは、そのままバス停やマンションのキッズルームで、ときには、一度家に帰ってから公園や誰かの家で遊んでいました。一度遊び始めればたやすく帰ることはできず、夕方まで帰れないこともしょっちゅう。そのため、娘が帰ってくる14時半ごろまでにはすべての家事を終わらせる日々でした。 帰りが遅くなっても大丈夫なように夕飯も最後のひと手間を加えれば食べられる状態にして、用事も極力入れないようにしていました。いつも一緒に遊ぶメンバーのほかのご家庭もそうしていたようなので、仲間意識もあり、わが家もそうしなければという思いもありました。 習い事を始めてもそんなふうに過ごすうち、子どもたちはものすごい仲間意識を持ち、次第に友だちと過ごすことが最優先になっていきました。年中になると習い事をする子も増えましたが、帰宅後と習い事までの隙間時間にも遊び、習い事が終わったあとにも遊ぶような毎日。また、夕方そろそろ帰る時間かなというころに、習い事を終えた子が遊びに加わると、その子がかわいそうだからともう30分~1時間延長して遊ぶ流れになるのです。 帰る時間が遅くなれば夜はバタバタで、時間的余裕がなく私がイライラしてしまうこともしょっちゅうでした。当時まだ1歳に満たない息子がいたわが家には、その生活を負担に感じることも多くあったのです。 「遊びたい」を優先してぐったりの私ここまでして娘の遊びを優先する必要があるのかと感じることもよくありました。息子が生まれたばかりで娘も不安定な時期だったので、なるべく娘の要望には応えてあげたいと努力していましたが、週4で長い降園後の友だち遊びに付き合うのは正直ハード。 休みの日に家族で出かけようという場面でも、駅への道で友だちの誰かに会えば、友だちと遊びたがる娘を優先して予定を変更するということも。友だち遊びが週4以上になる週も多々あり、そんなときには私はもうぐったりでした。 成長とともに友だちと遊びたい熱は落ち着き、小学校に上がった今は、娘はバランスよく友だちと遊べるようになりました。当時を振り返ると、遊びのスケジュールがとてもハードな毎日で、母親がストレスを溜めてまで優先させる必要はなかったのではないかと感じます。しかし、多くの時間を友だちと共有し唯一無二のような友人関係が築けたことは娘にとってはよかったと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年07月25日2歳半のころの息子は、イヤイヤ期真っただ中。特に私と夫を悩ませたのは、お風呂上がりのお着替え拒否です。着替え自体はもうじょうずにできるのに、なかなか自分からは服を着てくれません。冬の寒い日でも、お風呂上りはすっぽんぽん。何度「着替えて」とお願いしても着替えてくれず、無理やり着替えさせることもしばしば……。そんなある日、私と夫の取った方法で、息子は楽しみながら、着替えができるようになりました。息子のお着替え拒否に悩む日々イヤイヤ期真っ最中だった2歳半の息子。ごはんも着替えもお出かけも、まずは「イヤイヤ」。この時期には当たり前のことだとわかってはいますが、私も夫も、同じことを何度も注意する毎日に疲れてしまっていました。特に手を焼いたのが、お着替え拒否。 冬の寒い時期になっても、お風呂上がりにいつまでもすっぽんぽんのまま遊んでいました。息子が自分でじょうずに服を着替えられると私はわかっているので、なるべく自分で着替えさせたいのに、何度声をかけても、着替えてくれません。 ある日のお風呂上がりの出来事その日、息子は夫とお風呂に入り、上がったところでした。私は息子の体を拭いて、保湿クリームを塗ります。その後息子の服を出して「さあお着替えしよう」と、息子に声をかけました。いつものことですが、息子は服を着替えようとせず、裸のままおもちゃで遊び始めました。 そのタイミングで、夫がお風呂から出てきたのですが、夫は着替えを用意するのを忘れ、全裸でした。息子は普段ならお風呂の中でしか見られない夫の裸を見て大興奮!「パパ、裸~!」と喜んでいます。 「お着替え競争」で楽しくお着替え!夫がパンツをはき始めたとき、私は特に深く考えずに「あ、パパはお着替えできてるね! まだ裸の人は誰だ~?」と息子に話しかけました。すると息子の顔つきが変わり、急いで服を着始めたのです。ここぞとばかりに夫が「パパのほうが早いぞ~」と息子に競争をしかけました。 こうなるともううれしくてたまらない息子。「ぼくのほうが早い!!」と夢中で着替え終わりました。夫が「息子くんのほうが早かった! すごいね!」と褒めると、なんとも得意げな表情。その日からお風呂上がりの「お着替え競争」は私たち家族の定番になりました。 偶然ではありますが、私と夫の連係プレーで編み出された「お着替え競争」。半年たった今も、しばしば白熱した競争が繰り広げられ、最近では息子が自分から着替えてくれることも多くなってきています。頭ごなしに叱って、親の言うことを聞かせようとするだけでなく、ちょっとした遊び心を持って子どもに寄り添うのも大切だなと感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:淡河なつめ1児の母。司書として東京の図書館に勤務していたが、Uターン移住を機に、フリーランスのライターに転向。死産と流産の経験がある。
2022年07月24日私の住む下の階の住人は、週1回の掃除機の音にもクレームを入れる中年女性でした。子どもが生まれたら今後はもっと生活音が増えると考え、私は里帰り出産から戻ったタイミングで子どもを連れてあいさつに行き、和解をしました。しかし、平穏な日々はそう簡単には戻ってこず、次の対策として私がとった行動についてお話しします。わが子と過ごす、久しぶりの平穏な日々私が仕事をしていたころ、掃除機をかける頻度は週末1回でした。しかし、子どもを産んでからは「きれいな部屋を保つため、せめて3日に1回は掃除したい」という思いがありました。 下の階へあいさつに行って、お互いに騒音やクレームについて謝りました。無事に和解でき、「勇気を出して行ってよかった! これからは掃除機で掃除できる」と安堵しました。あいさつから3カ月程度は、初めての育児に悪戦苦闘しながらも、久しぶりに平穏な日々を過ごすことができました。 再び襲来! 下の階のクレーマー住人ある日、掃除機をかけているとピンポーンとチャイム。インターホンの画面に映っていたのは下の階の女性でした。「なんで!?」という思いとともに、私の心拍数は急上昇。「掃除機がうるさいし、かけている時間が長い」とのクレームでした。 私は子どもの世話をしながらの掃除となり、長くなってしまったことを謝罪しました。女性が去ると、それまで寝ていた子どもが目覚めて泣き始めました。「クレームにおびえる生活がまた再開だ」と考えるととてもショックで、子どもを抱きながら、私も涙が止まりませんでした。 できる限りの対策をしてみよう!その日から度々クレームが届くようになり、そのたびに掃除は中断。そこでクレームが届くようになって3週間後から、できる限りの防音対策を試してみることにしました。まずは掃除機を買い替えることに。 家電量販店の店員に相談し、サンプル品を実際に使ってみて、販売している掃除機の中で一番静かな掃除機を購入しました。そしてフローリングの部屋には厚さのあるコルクマットを全面に敷き詰めることに。マットを敷きながら、「こんなトラブルがなかったら必要のない出費だったのに」と考えると、悔しい気持ちでした。 対策をとった後の生活は…?掃除機を新調してコルクマットを敷いたとはいえ、掃除機をかけるときは短時間でさっとかけることを意識。特にコルクマットを敷いていない廊下や洗面所は子どもが泣き始めたとしても、よほどのことがなければ掃除を優先して一気に終了させました。 時にはインターホンが鳴っていないか気にし過ぎるあまり、掃除機の音に交じってチャイムの空耳が聞こえることも……。しかし、とった対策はバッチリ! 掃除機をかけても、クレームは届かなくなりました。 育児用品の準備で出費がかさむ中、新しい掃除機やコルクマットの代金は思わぬ出費でした。しかし、そのおかげで掃除機をかけてもクレームは届かなくなりました。初めての育児で時間的にも精神的にも時間がない中、ストレスなく生活するためには、必要な出費。購入して正解だったと考えています。 著者:福田ひろみ2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、7歳、5歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。
2022年07月23日アドット・コミュニケーション株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:戸田 久実、HP: )は、14冊目となる著書『アサーティブ・コミュニケーション』(日本経済新聞出版)を2022年7月20日に刊行します。アサーティブ・コミュニケーション 表紙著者の戸田 久実は、「アサーティブ・コミュニケーション」や「アンガーマネジメント」をテーマに研修・講演に登壇し、講師歴29年、いままでにのべ22万人を指導してきました。テレビをはじめ、ビジネス誌、女性誌、専門雑誌など、さまざまな媒体で取材に応じてきた実績があり、誰でもすぐに実践できるアドバイスには定評があります。本書は発売から9刷と着実に版を重ねている「アンガーマネジメント」を、さらに実践していくためのコミュニケーション方法を紹介しています。研修企業では、アサーティブ・コミュニケーションを身につけることで自分もラクになり、チームや組織の結束が自然と増し、生産性も向上すると好評です。株式会社 東京商工リサーチが企業を対象に実施した、民間企業におけるテレワーク導入調査によると、コロナ禍前は17.6%だったところから、2回目の緊急事態宣言時には38.4%という結果になっています。また、東京都産業労働局の調べでは、都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は56.4%です。全国的に見ても、新たな働き方に対応し、定着しつつあることがわかります。ただ、テレワークは、直接対面でやりとりを行うわけではない分、コミュニケーションのとりづらさや、ずれを感じているという相談が増えているのも事実です。また、2022年4月からは、大企業に続いて中小企業でもパワハラ防止法が施行されました。その結果、パワハラを意識するあまりチーム内でのコミュニケーションの課題を抱えている組織も少なくありません。そんななか、著者の研修では、アサーティブ・コミュニケーションを学び「伝え方、向き合い方を変えたことで、相手の反応にも変化がみられ、関係性がよくなった」「自分の伝え方のクセやネガティブな思い込みに気づくことができた」といった、声を多数いただいています。本書では、研修で行っているトレーニング方法はもちろんのこと、日常でもアサーティブ・コミュニケーションを取り入れていただけるように、・仕事(上司と部下、クレーム対応、女性の産休・育児について)・プライベート(夫婦、親子関係)といった、さまざまな実際に現場で見聞きした事例を紹介しています。【参考資料】著者:戸田 久実戸田 久実(とだ・くみ)アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 理事立教大学卒業後、大手企業勤務を経て研修講師に。銀行・生保・製薬・通信・総合商社などの大手民間企業や官公庁で「伝わるコミュニケーション」をテーマに研修や講演を実施。対象は新入社員から管理職、役員まで幅広い。講師歴は29年。「アンガーマネジメント」「アサーティブコミュニケーション」「アドラー心理学」をベースとした「言葉がけ」に特化するコミュニケーション指導に定評があり、これまでのべ指導数は、22万人に及ぶ。近年では、大手新聞社主催のフォーラムへの登壇やテレビ、ラジオ出演など、さらに活躍の場を広げている。著書に『アンガーマネジメント』(日経文庫)『怒りの扱い方大全』(日本経済新聞出版)『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』『アドラー流 たった1分で伝わる言い方』『いつも怒っている人も うまく怒れない人も 図解アンガーマネジメント』(以上、かんき出版)、『働く女の品格 30歳から伸びる50のルール』(毎日新聞出版)『マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント』(日本能率協会マネジメントセンター)『「あとから怒りがわいてくる人」のための処方箋』(新星出版社)など主なメディア出演『スーパーJチャンネル(テレビ朝日)』『スッキリ(日本テレビ)』『あさチャン!(TBSテレビ)』『グッとラック!(TBSテレビ)』。雑誌掲載は、『THE21(PHP研究所)』『日経ウーマン(日経BP)』『PRESIDENT WOMAN(プレジデント社)』『LEE(集英社)』『美ST(光文社)』『an・an(マガジンハウス)』『美人百花(角川春樹事務所)』『Tarzan(マガジンハウス)』『クロワッサン(マガジンハウス)』『オレンジページ(株式会社オレンジページ)』『プレジデント Family (プレジデント社)』『サンキュ!(ベネッセコーポレーション)』『GINGER(幻冬舎)』『AERA with Kids(朝日新聞出版)』『Domani(小学館)』などがある。【書籍情報】書名 : 『アサーティブ・コミュニケーション』著者 : 戸田 久実(とだ くみ)定価 : 990円(税込)発売日 : 2022年7月20日出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版ページ数 : 240ページ販売サイト: 【本書の目次】第1章 アサーティブ・コミュニケーションとは1 なぜアサーティブ・コミュニケーションが重要なのか2 情報共有だけでなく、感情や価値観のすり合わせが必要な時代3 自分自身の自己表現の仕方を振り返る4 アンガーマネジメントとの関係5 アンガーマネジメントの手法を取り入れる第2章 アサーティブになるための準備1 相手をコントロールしない、過度な謙遜をしない2 「相互信頼」のつくり方3 上下関係を意識しすぎて萎縮しない4 復唱できるくらいに「傾聴」する5 「同意」できなくても「理解」はする6 コミュニケーションのゴールは、アサーティブに伝えること第3章 アンコンシャスバイアスの影響に気づく1 アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)とは?2 アンコンシャスバイアスが、人との行き違いを生む3 思い込みがハラスメントに発展してしまうことも……4 過去の対人関係からくるネガティビティバイアスが、人とわかり合うことを阻む5 自分の「当たり前」「常識」を無意識に他者に押しつけていないかほか第4章 アサーティブな表現のポイント1 ときには「言わない」という選択をしてもいい2 伝えたいゴールは明確か~ゴールがぶれていないかを振り返る~3 伝えたいことは、書き出しながら整理する4 客観的事実と主観を分けて伝える5 相手と共通認識を得られる言語を選ぶ6 伝える内容と態度の不一致は相手を戸惑わせる第5章 ケース別対応例1 攻撃的な相手に、どう伝えればいいか2 取引先からの無理なお願いを断るとき3 権威ある人の発言を根拠に、意見を押し通してくる人への対応4 攻撃している自覚がない相手に応じるとき5 攻撃的な人と対話をするときほか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月20日私が保育士で1歳児クラスの担任をしていたころ、子どもらしく素直で、泣いている子を慰めたりするやさしくて甘えん坊なかわいい女の子がいました。でも少しやんちゃなところがあり、それを気にしているからか、その子のお母さんはいつも私たちに謝り暗い顔で帰ることが多く……。そこで私は、その子の良い面をお母さんに伝えるため、あることをしてみたのです!「いつもすみません」お迎えの時間になると子どもたちの顔は一気に明るくなります。ですが、その子のお母さんはいつも暗い顔をしていて、今日あった出来事を話すと、「いつも本当にすみません」と言って頭を下げながら、急いで帰ってしまいました。 次第に忘れ物も多くなり、心配になった私は、お迎えのときに少し時間をいただきお母さんと2人で話すことにしました。 家での様子を聞くと…まず、家庭でのお子さんの様子を聞くと、「家でも保育園と変わらずやんちゃで言うことを聞いてくれなくて困っている」とお母さんは言いました。続けて「自営業で帰ってからも仕事に追われ、遊んであげられていない罪悪感もあり、さらに保育園でのお友達とのトラブルや生活の様子を聞くと本当に申し訳なくて仕方がない」と言い、謝られてしまいました。 私たちは保育園での生活を伝える際は、トラブル発生時以外はその子が成長したところやかわいかったことなどを主に伝えていますが、そのお母さんにはその話すらも先生たちに気をつかわせていると思っていたようなのです。 百聞は一見に如かずそんなお母さんの話を聞いて、私はその子の素敵なところ、やさしいところ、かわいいところを園のデジカメのムービーで記録し、お迎えのときにお母さんに見せることにしました。 見終わったお母さんの目には涙が溢れていました。私は「保育園での生活は親のそばを離れているので子どもが本当に安心できる場所ではないと思いますが、そこで家と変わりなく過ごしてくれていることが私たちにとってはとてもうれしいです」とお母さんに伝えると、「ありがとうございます!」とお母さんは言い、親子仲良く帰っていきました。 私も親になってから気づきましたが、子どもが園で迷惑をかけていないかなど、悪いところばかりに目が行きがちです。しかし保育園にはさまざまな子が集団生活をしていて、どんな子にも必ずいいところがあります。保育士はその子の成長を促すことも仕事ですし、育児に家事にお仕事を頑張っているお母さんが一番大変なはずなので、申し訳ないと思わないで!と思いました。 監修/助産師REIKO著者:桜田 かのん1歳女児のママであり、元保育士。現在2人目を妊娠中。離乳食コーディネーターの資格を取得し、保育士の経験も生かしながら自身の体験談を執筆している。
2022年07月19日お話できない赤ちゃんの気持ちをもっと知りたい!と思った私は、独学で学んだベビーサインを娘に教え始めました。娘に私の気持ちを伝えるときも、言葉と同時にサインを見せると伝わりやすく感じます。私が教えたサインのなかで、娘が覚えやすかったもの、覚えてくれてよかったと思うものをご紹介します。おすすめベビーサイン1:おむつ 「おむつ」のサインは、両手で自分の下腹部をポンポンと叩きます。おむつ交換のときに、「おしっこ(うんち)した? おむつ替えようか!」と声をかけながら、サインを見せました。 0歳のころから「おしっこ(うんち)が出たら、ママに教える」ということが習慣化すると、後のトイレトレーニングの手助けになりました。娘にとっては動きが簡単で覚えやすかったようで、生後11カ月ごろにサインが出せるようになりました。 おすすめベビーサイン2:飲み物 「飲み物」のサインは、人差し指を立て、口角に当てます。マグやコップを差し出して、「飲む?」と聞きながらサインを見せます。サインができなくても、マグを持つなどして、のどが乾いたと伝えることもできました。 暑い時期、「さっきあげたばかりなのに!?」というタイミングで娘がサインを出してくれて、とても助かったことがあります。 おすすめベビーサイン3:もっと 「もっと」のサインは、胸の前で両手をすぼめ、指先同士をトントンと合わせます。「もっと食べる?」「もっと遊ぶ?」など、「もっと」の言葉と同時にサインを見せます。 娘はこのサインを覚えてから、グズる回数が減ったように感じます。もっと何かしたいとき、グズらなくても伝えられるようになったからだと思います。さまざまなシーンで使えて便利なサインでした。 ベビーサインは、日々のコミュニケーションのなかに少し手の動作をつけるだけ。手軽に挑戦できるコミュニケーション方法です。赤ちゃんとの新たなコミュニケーションを楽しむつもりで取り入れていました。 監修/助産師REIKO著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在二人目妊活中。
2022年07月19日私は9歳と1歳の姉妹を持つ母です。内向的な長女は、小学校に上がるまで家族以外に「ありがとう」をなかなか言えませんでした。なにかもらっても黙ったままの長女に私は「なんて言うの?」と言い、言えないと「どうして言えないの?」と責めていました。しかし、叔母と長女のやりとりを見て、私は激しく後悔しました……。いつも通り長女は「ありがとう」が言えなかったのですが、私はあることに気付いたのです。「ありがとう」を言えない長女長女は家族には自然に「ありがとう」を言えるのですが、小学校に上がるまで家族以外にはなかなか言えませんでした。例えば、近所の人からお菓子をもらうとき、長女は何も言わないし受け取ろうともしません。 私が「なんて言うの?」と言っても長女は黙ったままなので、相手の方が「いいよいいよ~食べてね」と気を遣って長女に渡してくれました。こういった場面のあとは、私は長女に「何かもらったらお礼を言わないと。どうして言えないの?」といつも責めるように言っていました。 お正月の出来事わが家は毎年お正月になると、親戚の家に皆で集まり新年のあいさつをし、共に食事をします。長女が年長のころのお正月も集まりがありました。その際、もちろんお年玉の受け渡しもするのですが、毎年そのやりとりに緊張感を持っていた私。 この日は親戚の家に行く道中で「○○はもう年長さんなんだから、何かをもらったらありがとうを伝えるのわかってるよね?」と私は長女に念押ししました。そして親戚の家であいさつをし、お年玉の受け渡しが始まりました。 叔母の言葉元小学校教諭の私の叔母が「はいどうぞ」と長女にお年玉をくれました。しかし長女はいつものように黙ったまま受け取ろうとしません。そのうえ、普段人前では泣かない長女が急に泣き始めました。すると叔母は「○○ちゃんはほんまにありがとうと思ってるけど、恥ずかしくて言われへんだけやんなぁ。おばちゃんわかってるよ」とやさしく言ってくれました。 その言葉を聞いて恥ずかしくなった私。道中に「ありがとう」を念押しした理由は、 長女のためでなく、自分自身が「ちゃんと子どものしつけをできている母親」に見られたかったからだと気づいたのです。長女に泣くほどプレッシャーをかけていたことに、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 叔母はたまにしか会わないのに長女の気持ちを汲み取ってくれていました。私はいつも一緒にいるのにそれができていなかったと反省。「ごめんね」しか言う言葉がありませんでした。それからの私は世間体よりも長女の気持ちを考えるようになりました。現在の長女は「ありがとう」だけでなく、初対面の方ともあいさつを交わせるようになっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき9歳と2歳の女の子のママ。秘書として時短勤務。お金にまつわることに興味があり、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年07月17日フランスで2児の子育てをしている私は、仕事人間だった義父の息子に対する一言一言がストレスでした。1歳半で歩き出し、もうすぐ3歳になる長男はバイリンガル教育中の影響もあるためか言葉は遅く、おむつもとれていません。そんな長男に、義父は会うといつも「お前は本当にノロいな! もっと喋らなきゃ。おむつをつけて幼稚園に行くのか」と意地悪に長男をからかうのです。我慢できなくなった私はついに義父に物申してしまいました……!長男の様子長男の性格は穏やかで、いつも周りをよく見て観察しています。もうすぐ3歳ですが、お友だちや私たち親の行動を観察してマネすることはあっても「ぼくもしなきゃ!」と焦ることはなく、いつもマイペース。 もうすぐ幼稚園が始まるのに、おむつがなかなか外れなくて焦っている私があれこれ努力する様子を見て、ケラケラ笑っています。言葉はフランス語と日本語の2カ国語教育のせいか、まだあいまいで理解できる単語も少ないです。 許せない義父の言葉そんな長男に義父は今までも「まだ歩かないのか! 同い年の従弟はもう歩いているぞ」と歩き始める1歳半まで言い続けました。そして、今では「まだこんにちはも言えないの? 教えなきゃダメだ」「3歳になってまだおむつなんて。幼稚園ではおむつつけてくれないぞ」と、会うたびに長男をからかうように声をかけるのです。 私は「義父がこの子を育てているわけではないのに。しょっちゅう会うわけでもないのに嫌味がひどい」と以前から不満をもっていました。そして……。 大反撃の私夫の実家に遊びに行ったとき、長男をからかう義父に私は不満が爆発してしまいました。そして義父に、「保育士さんが、歩き始める平均年齢は生後16カ月から18カ月と言っていました。幼稚園の面談でも、多くの子どもが幼稚園に通うようになっておむつが外れると聞きました。言葉もうちは2カ国語で育てているから息子は覚えづらいんだと思います。成長は早ければいいということではなく、息子は息子のペースで育ってますから」と反撃しました。 すると義父は、「いやいや、かわいくて言ってるだけだから」と言葉を濁していました。私は思っていたことが伝えられて心がスッキリした気がしました。 今までの義父の言葉に対する不満が大爆発した私。毎回マイナスの言葉を長男にかける義父が許せませんでした。かわいくてからかうという義父の気持ちも、わからなくもないけれど、そのたびに息子が傷ついてしまいます。今回、保育士さんが言っていたと、専門家の知識を伝えると、結局義父は育児に詳しくはなく、他の身近な子どもと比べて言っているだけだと改めて気づきました。それ以降、義父は長男に対する言葉に気をつけてくれるようになり、マイナスなことは言わなくなり、平和に過ごせています。はっきり自分の意見を言うことも大切だと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年07月12日旦那さんの仕事やわが子の習い事にも、よく意見してくる過干渉な義父の存在に悩んでいたママ。ついに限界がきたママは、ある日思い切って、自分の思っていることを伝えることに。すると、事態が好転することになったという体験談です。 訪問がいつも急!週末の予定は1カ月ほど前に聞かれます。1カ月先の予定なんて決まっていないことが多いほか、子どもが小さいと急に予定が決まることもあります。それでも「予定がまだ決まっていない」と答えると、すごい勢いでうちの週末の予定を勝手に決めてきます。 また、帰る予定がない週末や平日の夕方でも、わが家に遊びにくると決めたら、絶対にやってきます。「今から30分後に行きます」といきなり連絡がくるので、こちらが「用事で出ています」と言うと、居場所を聞いて私たちの出先までやってくることもあるほどです。 夫の仕事や子どもの教育にも口出しをする義父は娘の習い事や、夫の仕事のことにも口出しをしてきます。娘をベビースイミングに習わせたときは「義実家の近くのスイミングスクールにしたほうがいい」とだいぶおすすめされました。最近では、2人目問題にもズカズカと口を出してきます。私は2人目不妊で不妊治療をしています。それでも「今はコロナ禍で出生率が低いので受験の倍率が低いから、早くつくったほうがいい」と会うたびに言われて、こちらもげんなりしています。 はっきり言うことで過干渉を緩和娘が1歳くらいのころに、こちらの都合を無視しての過干渉に嫌気がさし、夫に相談して本人に言うことにしました。話し合いのときは緊張しましたが、義父もこちらの話を真剣に聞いてくれて、理解してくれました。 話し合いをしてからも、過干渉が直っていない部分もありますが、今では「またお義父さん、干渉癖が出ているよ」と笑いながらつっこめるような仲になっているので、正直に話してよかったなと思っています。 たしかに過干渉で面倒なことも多いのですが、過干渉とは言い方を替えれば「夫や孫が心配」ということだと、最近では割り切って考えるようにしています。干渉されて嫌な気分になることもありますが、こちらが育児で大変なときには肉体的にも金銭的にも援助をしてもらっているので、こちらも感謝の気持ちを持って接するように心掛けています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:河井あやの1児の母。営業職をしていたが出産を機に離職。現在は家事・育児の合間に英語教室を開催。自身の体験をもとに、主に家事、育児、教育に関する記事を執筆している。
2022年07月10日息子は年少クラスから幼稚園に入園しました。親から見てもマイペースな息子。また、おもちゃの貸し借りでは思い通りにならないとかんしゃくを起こす始末。私は息子が初めての集団生活にうまく馴染めるのかが気がかりでした。入園して半年が経ったころ、異年齢保育がはじまりました。3学年まとめてクラス分けをするというものです。すると息子は……。 入園当時はとにかくマイペース息子が幼稚園に入園する前に私が抱えていた心配事は、初めての集団生活でお友だちとうまく馴染めるのか? ということでした。入園前までの1年間は新型コロナウイルスの影響により自粛生活が続いていたこともあり、同世代のお友だちとコミュニケーションをとる機会も少なかったのです。 もちろんみんな同じ状況下ではありましたが、息子の性格はかなりマイペース。おもちゃの貸し借りも思い通りにならないと、かんしゃくを起こすことも……。幼稚園で集団生活を学ぶことで、成長に繋がればいいなと思っていました。 少しずつ息子に変化が…入園して半年が過ぎたころ、それまで幼稚園のことを聞いても様子をあまり話してくれなかった息子の口から、お友だちの名前がよく出てくるようになりました。そして通わせている幼稚園では、このころから異年齢保育という3学年まとめてクラス分けをし、きょうだいのように接するという保育が始まりました。 すると息子は「お兄ちゃんと手をつないでお散歩したの」「お兄ちゃんはこんなことができたの」と、幼稚園での様子を楽しそうに話してくれるようになったのです。 その変化は習いごとでも幼稚園の生活で少し心の成長があったことをうれしく思っていたころ、その変化は習いごとのスイミングでも見られたのです。さまざまな年齢の子どもたちがコーチと一緒にレッスンを受けているなか、自分よりも小さな女の子の手をひいて歩く息子の姿が……。 レッスンが終わったあとに話を聞くと、プールサイドで準備をするときに自ら小さい子の手を引き、やさしく話しかけていたとのことでした。コーチから「今日はお兄ちゃんとして頑張っていたね!」と褒められ喜んでいる息子を見て、自分がしてもらってうれしかったことを、今度は自分がやろうと思ってくれていることに大きな成長を感じました。 幼稚園でお友だちにうまく馴染むことができるのか? と心配していたことは取り越し苦労だったなと感じるほど、半年の間に息子はたくさん学び成長していました。もちろんまだまだ子育ての不安は尽きないけれど、息子の心の成長をしっかり見届けて、良いところはたくさん褒めてあげたいと感じた出来事でした。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年07月09日嫁姑問題なんて私には関係ないと思っていました。義母とはなんだかんだうまくいっていましたし、子どもの面倒も積極的に見てくれて本当に助かった場面が多かったからです。しかし、いつの間にか私は義母の言動がいちいち気になってしまい、モヤっとしながら過ごしていることに気がつきました。私が、義母ともしかして合わないかもしれないと思ったエピソードをお話しします。難易度高すぎ!2人同時の寝かしつけ上の子が1歳4カ月のとき、年子で下の子が生まれました。里帰り中の実家では、上の子を寝かしつけている間、下の子は母に抱っこしてもらうように。2人同時ではなく、一人ひとりを寝かしつけていたのです。しかし、自宅に戻ってからはひとりで2人の寝かしつけをしなければなりません。 夫は仕事が忙しく帰りが遅いため、子どもたちが泣き叫んでも誰も助けにきてくれない状態。「どうやって2人の寝かしつけをしようか」と頭と抱えてしまいました。そこで、上の子にはしばらくおしゃぶりと育児用のミルクでセルフねんねをしてもらうことにしました。 気づいたら1歳半になっていたおしゃぶりの使用月齢は1歳半まででしたが、上の子が1歳7カ月になっても相変わらず私は寝かしつけにおしゃぶりを使用していました。ある日、義母が孫に会いにきたとき、「まだおしゃぶり使っているの?」と言われてぎくっと思いましたが、言われたときは反論せずに、その場を丸く収めるよう義母に共感するように対応しました。 私だってやめさせられるのなら早めにやめさせたいと思っていましたが、なかなか下の子の睡眠リズムが整わず、下の子は上の子と同時に寝なかったのです。そのため、下の子が騒ぐ前に上の子をどれだけ早く寝かせるかがひとりで2人の寝かしつけをするポイントでした。 ミルクも指摘され、寝かしつけに意気消沈義母の発言をきっかけにおしゃぶりは卒業と決意し、早めに寝させるために、上の子の寝かしつけには育児用ミルクをあげるだけにしました。しかしある日、台所にあった哺乳びんを見た義母に、「まだミルクあげているの?」と指摘されてしまったのです。義母の発言に、正直いい加減にしてよと思ってしまったのですが、「フォローアップミルクを飲ませています」とお伝えしました。 義母のひと言で、私はワンオペでの寝かしつけに自信をなくしてしまいました。たしかに、1歳7カ月の子どもはミルク卒業の時期かもしれません。しかし、私にとって育児用ミルクはおしゃぶりなしのワンオペの寝かしつけの術だったので、こちらの事情もあるのに!と悲しくなってしまいました。 義母の発言にびくびくするように上の子が1歳8カ月になり、下の子の睡眠のリズムが整ってきたタイミングで寝る前の育児用ミルクを卒業しました。下の子は育児用ミルクで寝てくれるようになり、最初のときよりは2人同時の寝かしつけがラクになりました。 しかし、生後6カ月の下の子に対して「ハイハイはそろそろ?」や、上の子に対して「トイレひとりでできるようになるといいわよね」などの義母の発言がいちいち気になり、ストレスに。大変なときにこちらの事情も知らずに正論をぶつけられると、心が折れます。今は少し義母と距離を置いて、夫もいるときに義母にきてもらうようにしています。 嫁姑問題は、ささいなひと言からも起きるんだなと悲しくなりました。義母は何気なく言っていて、悪気はないと思います。しかし、「正論でうまく進まないのが子育てなんです」と義母に伝えたくなることもあります。今は義母とのやりとりは夫にお願いして、わが家にきてもらう頻度を月1と減らすことにしました。おかげで義母とはいい距離感を保てて付き合いやすくなったような気がします。 著者:安斎みさき1歳4カ月差の年子を育てるワンオペママ。転勤族。金融関係や大手薬局で働いた経験を生かして、子育てや金融そして美容ジャンルのライターとして活動中。
2022年07月06日保育士の中田馨さんが、実際にやっているイヤイヤ期のかわしワザ【お食事編】を教えてくれました。「苦手な食べ物を食べない」イヤイヤ星人、「椅子に座らない」イヤイヤ星人など4パターンに分けて詳しく解説!こんにちは、保育士の中田馨です。「実際に保育士がしている、イヤイヤ期のテーマ別の対応方法」のうち、今回は「食事でイヤイヤ星人」をお届けします。 食事でイヤイヤする子への対応方法1日3回やってくる食事。子どものことを考えていろいろな食材を使ったり工夫しながら料理を作るのに、ひと口も食べずに「イヤ!」と言ってプイっと横を向いてしまうなんて経験をしたことがあるのではないでしょうか? ひと口でも多く食べてほしいのが親心ですが、頑なに口を開いてくれないとどうすることもできません。無理やり口に入れるわけにもいきませんので、悩むママも多いことでしょう。 食事でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は以下の4つです。1.食べない食材があっても良しとしよう!2.食事には決まりがあると伝える3.十分に甘えさせる4.ある程度子どもの思いを尊重するでは、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 苦手な食べ物をひと口も食べないイヤイヤ星人苦手な食べ物をひと口も食べてくれないイヤイヤ星人はとっても多いものです。私の保育所のイヤイヤ期の子どもたちは全員がそうと言ってもいいくらい。例えば、きのこが苦手な子の場合、きのこ単体ではもちろん食べません。えのきと一緒に数種類の野菜を汁物にしたら、じょうずにえのきだけをよけて食べます。ハンバーグにしいたけを練り込めば、その香りに感づいて食べてくれません。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか? まずは「食べない食材があっても良しとしよう!」と思うことです。苦手な食材の1つや2つ大人もあると思います。なので、苦手な食材が多少あっても問題ありません。まずは、えのきが入っているのに汁物を食べようという意欲がある子どもを認めます。「今は、きのこを食べなくてもいいや」と思いましょう。 とはいえ、将来的に食べてほしいと思うなら、子どもが苦手な食材も定期的に食卓に出して、その存在を見せ続けます。親が「おいしい!」と食べているところを見せることが大切です。 椅子に座らないイヤイヤ星人食事中にすぐに椅子から逃げ出したり立ち歩いたりする子がいます。つい追いかけてしまいたくなるところですが、それはNG。食事のマナーとして、立ち歩いて食べるのはよくありませんが、それよりも立って歩いて食べているときに、食べ物を喉に引っ掛けてしまうことのほうが怖いのです。このようなイヤイヤ星人には「食事には決まりがあるんだよ」ということを伝えます。例えば、食事は座って食べるということもその1つ。座らないと食べさせないという家ルールをつくってしまうのです。 追いかけて食べさせると「歩いて食べてもOKなんだ」という認識になりますので要注意です。また、椅子から逃げ出した子どもに対して「待て待てー!」など大きなリアクションで対応すると、子どもはママに反応してもらって楽しいと思ってしまいますので、座らせるときは「椅子に座るよ」っと淡々と対応しましょう。 自分で食べられるのに食べさせてほしいイヤイヤ星人手づかみ食べもスプーンやフォークなどを使って食べることもできるのに、急に「ママ、食べさせて!」と自分で食べなくなる子がいます。ママとしては、「もう、自分で食べられるでしょ?」と思うことでしょう。このようなイヤイヤ星人には、十分に甘えさせましょう。ママに「食べさせて!」と言ってくるのは今だけの話です。子どもが成長するなかでは、心の充電がたくさん必要な時期があります。充電の方法はその子によって違います。この子の場合は、食事の時間に出てきたのかもしれません。ママが食べさせてあげたとしても、「じゃあ、自分でもひとさじ食べてみよう」と誘うのはもちろんOKです。 スプーンもまだなのにお箸で食べたがるイヤイヤ星人まだ、手づかみ食べがメインでスプーンすらうまく使えないのに、パパやママの様子を見て「お箸が使いたい!」と言ってお箸を持ちたがる子がいます。持たせなかったら大泣きするので、持たせていいものか悩むところです。 このようなイヤイヤ星人には、ある程度子どもの思いを尊重しましょう。ある程度というのは、子ども用の短いお箸を用意して持たせるのはOKです。食具に興味を持つことは頼もしいものです。ただ、お箸は子ども用のものを必ず大人がそばで見守りながら食べてください。 イヤイヤ期全般に言えることですが、子どもがイヤイヤ言い出したらすぐに解決することはできません。いつもの3〜4倍は時間がかかるかなと大らかな気持ちで対応しましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年07月06日私は6歳と3歳の男児を育てています。長男が昨年度まで通っていた認定こども園に、少し距離を置いているママ友がいました。やっと出会えた同い年のママ友と、私が距離を置こうと思ったのは、そのママ友のとある発言がきっかけでした。やっと出会えた同い年のママ友私は20代の後半に出産したのですが、自宅近くの支援センターや長男が1歳のときに通い始めた保育園では、自分と同い年のママと知り合うことがありませんでした。そんななか、長男が3歳のときに保育園から認定こども園に転園。 そこで、やっと同い年のママと出会うことができました。もちろん出産したのも同じ年齢なので、健康の悩みや昔流行ったものの話なども合うため、送り迎えのときに会えると、会話が盛り上がることがしばしばありました。 ママ友の発言に違和感私は長男を体操教室に通わせ始めました。周辺では評判が良くて、有名な体操教室です。あるとき、そのママ友に「体操教室始めたんだ」と報告すると、「え、遠いじゃん。うちは無理」と言われたのです。 私は誘ったわけではなかったのですが、誘ったように聞こえたのかなと思い、「送り迎えは大変だよ」と話を合わせました。確かに、わが家やこども園からだと、自転車で15分ほどかかり、送り迎えが面倒と感じる距離ではありましたが、私はその会話をしたときに、少しだけ違和感を覚えました。 繰り返される否定的な言葉後日、私が在宅の仕事に転職した話をすると、ママ友は「在宅の仕事? 人と会わない仕事なんて無理」と否定してきたのです。私のなかで違和感はさらに大きくなりました。もちろん、同じ仕事をしようと誘ったわけではありません。 習い事や仕事について、なぜ否定されなければならないのか、私にはまったくわかりませんでした。その後も、私が子どもの虫歯予防にあめの制限をしていることも、「意味ないよね」などと言われ、否定されることが多いと感じてしまうように。もしかしたら、私の思い過ごしだったのかもしれませんが、次第にそのママ友と話すのが嫌になってしまいました。 送り迎えで会わない限りは話す機会がない状態だったので、送り迎えの時間を少しずらして会わないようにし、無事卒園を迎えました。職場の同僚や家族と違って、ママ友は毎日会って話せるわけではないので、数少ない会話だけで、悪い印象が残ってしまう危険性もあるなと感じました。また、この出来事が教訓となり、私自身も話す機会が少ないママ友には、安易にマイナスな内容の発言をしないよう心がけています。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年07月05日長女が2歳のとき、次女が生まれました。全体的に発達がゆっくりで、3歳を過ぎても2語が出なかった長女に対し、次女はとにかく成長が早く、1歳後半には2語文を話すように。手遊びや踊りなども堂々としていて、周りから褒められることが多い次女を横目に、長女はだんだんと自信をなくしていっているようでした……。妹ばかり褒められるおっとりして少し人見知りの長女とは違い、次女は物怖じしない性格で、とにかく目立つのが大好き。長女が3歳だったころ通っていた児童教室でのことです。 長女は恥ずかしがって私の後ろで隠れていることが多かったのですが、1歳の次女は教室の一番目立つところで踊ったり、手遊びのときは先生と一緒にお手本をやったりしていました。そんな次女は周りから褒められることが多く、それに比例するように長女は縮こまっていきました。 「お姉ちゃんのおかげだよ」ある日の児童教室の帰りに長女がぽつり。「次女ちゃん、ぜんぶじょうず、ねー……」。悲しそうな様子にさすがに「何とかしなければ」と思いました。 「そんなことないよ」「長女ちゃんもじょうずよ」と答えようとしましたが、どれも児童教室での2人の様子からしたら、とってつけたような慰めに聞こえてしまいます。考えたあげく、私が思いついた言葉が「うん、お姉ちゃんのおかげだよ」でした。 家ではしっかり者の長女長女は私の言葉に不思議そうな顔をします。私は続けて、「次女がおしゃべりや踊りがじょうずなのは、長女がいっぱい一緒に遊んであげてるからだよ。次女は一緒に遊んでくれるお姉ちゃんのことが大好きだから、お姉ちゃんと一緒のことしたくって頑張ってるんじゃないのかな」と。 実際、家では長女もよく踊ったりおしゃべりしたりしていました。また、次女が大好きな長女は、私よりもたくさん次女に話しかけたり、手遊び歌で遊んであげたりすることもありました。 姉妹の関係性が変化その後、次女が褒められるたびに「長女が教えてあげたからだね」と長女を持ち上げていると、長女は少しずつ自信を取り戻していきました。そして、「教えること」に自信を持った長女に次女は尊敬の眼差しを向けるようになり、何かにつけて「お姉ちゃんに教えてもらったんだ!」と言うように。 長女の自信が次女の尊敬に繋がり、尊敬されたことを感じた長女はより次女のお世話に力を入れるようになって、2人ともが褒められる、という良い循環ができあがりました。 今では長女は7歳、次女は5歳になりました。自身の成績は振るわないまでも、次女にひらがなやカタカナ、足し算などをどんどん覚えさせていく長女は私より「教える才能」があるように思います。これからも姉妹2人、互いに切磋琢磨しながら成長していってほしいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年07月04日私には少し堅物の兄がいます。長女が2歳のころに新婚の兄夫婦と旅行に行ったのですが、そのとき兄から厳しいことをいろいろと言われてしまいました。小さな子どもを連れていた私にとってはとてもショックな出来事でした……。考えの古い堅物の兄私から見ると兄は昔から、考えが少し古いのでは? と思うようなところがあります。たとえば、結婚したら夫は仕事、妻は家を守るもの。妻は3歩下がって夫に意見するな、というような感じです。 それが正しいか間違っているかなどの問題は別として、自分の考えは絶対! というような頑固なところに、家族は昔から手を焼いていました。 旅行中に兄に言われたこと1娘が2歳になりたてのころ、私と娘と新婚の兄夫婦の4人で特急電車に乗って旅行に出かけました。娘は行きの車内でずっとおりこうにしていたのですが、まもなく目的地に着くというころで、眠くなってグズってしまったのです。 どうしようと焦ったものの、荷物をまとめなくてはならないし、小さな声で泣いているだけだし……と、私は娘を抱っこひもに入れてあやしながら荷物をまとめ始めました。 すると向かいに座っていた兄が突然、怒って「まわりに迷惑だろう! 早くデッキに移動しろ!」と言ってきたのです。半泣きになりながら私は、慌てて荷物をまとめて持ってデッキに移動したのを覚えています。 旅行中に兄に言われたこと2電車を降りて歩き始めると、今度は兄に「歩き方が偉そう」と言われました。抱っこひもで子どもを抱っこすると私は、どうしても背中を反っておなかを突き出したような姿勢になってしまっています。それが兄には偉そうな態度に見えてしまったようです。 そんなことを考えたこともなかったので、驚くとともにショックでした。それからしばらくは自分の歩き方が気になってしまい、余計におかしな歩きをしてしまっていたように思います。 パパになった兄は今旅行先は温泉旅館だったのですが、朝ごはんの会場やロビーなどで娘が少しでも歩き回ると兄に注意されてしまうので、旅行中は兄の厳しさにまいってしまいました。旅行自体は楽しかったのですが、兄の言葉はその後もずっと心に引っかかっていました。 その後兄夫婦にも子どもが生まれ、兄も今や子煩悩なパパです。子どもとは大人の思い通りにはならないものということがわかったようで、多少のことでは口うるさく言わなくなりました。 旅行中の兄の言葉は当時の私にはショックで、子どもがいないから親の大変さがわからないんだ! と思ってしまったこともありましたが、立場や状況が違うと感じ方が違うのは仕方のないことかもしれません。相手の考えを拒絶するのではなく、それぞれがお互いの立場や状況を想像して、相手に歩み寄った考え方ができたら良いのかなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月02日フランスに移住して3年。2歳と生後5カ月の男の子を育てている私。私の親族や友だちは日本にいるため、夫が仕事に行っている日は、子どもたちと私の3人のみで過ごしています。そのうえ、去年から続くコロナ禍でさらに外出が減り、人に会うことも減りました。そのせいかわかりませんが、2歳半になる長男は超人見知り……。他人に会うたび「まだ人見知りね」と言われ、落ち込んでいました。 フランスの子育て事情フランスでは産後3カ月から仕事復帰する方が多く、赤ちゃんは生後間もない時期から他人に預けられます。私のように、幼稚園に行くまで自宅で子どもを育てている方は少なく、早い時期から社会に出ているため、比較的他人に慣れて育っている子どもが多い印象です。 また、家族の付き合いが濃いフランス社会では、子どもを祖父や祖母に頻繁に預けることもまれではありません。赤ちゃんの時期から親と離れて過ごす時間が多いフランスの子どもたちは、他人を怖がる子が少ないように感じています。 私の子育て環境や事情そんななか、私は専業主婦で親族も友だちもみんな日本。義両親も遠方で友だちはほとんどおらず、誰かに会いに出かけることも少ないのです。また、私のように仕事をしていないと保育園へ入れることも難しく、ベビーシッターは費用が高い……。 社会との関わりがほとんどないため、他人に出会う機会が少ないからか、長男は超人見知り。2歳半になっても愛想よくあいさつができない長男を見るたび「私のせいだ」と毎回落ち込んでしまいます。 ママ友に相談すると…長男の様子と私の環境をママ友に話してみると、ママ友は「環境は人それぞれ事情があるから仕方ない。でも子どもは幼稚園に行けばすぐ馴染むから焦らなくても大丈夫」と言ってくれました。 私は自分にないものを探しては、子どもたちに「いい環境を与えてあげられなくてごめんね」と自分を責めていたことに気づきました。「ないものはないんだから仕方ない。私ができることを一生懸命与えてあげたらいい」と改めて思いました。 私の場合、他人の恵まれた環境を見るたびに、自分を責めたり落ち込んだりしていました。しかし、落ち込んでいても始まらないし、私ができることで子どもたちを幸せにしてあげられたらそれで充分ではないか、と今では思います。子どもの成長を見守りながら、精一杯愛して楽しんで子育てをしていけたらいいなと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年07月01日現在小学生の娘が幼稚園に入園したころ、幼稚園の委員に立候補しました。娘のためと思って委員のお仕事を頑張っていることを、夫も理解してくれていると思っていました。そんなある日、夫のひと言で、実は気持ちがすれ違っていたことに気づいたのです……。妊娠中から娘を溺愛していたパパ夫と結婚してから5年、待望の長女が生まれました。妊娠中から娘を溺愛していて、私が出かけるときは、おなかの赤ちゃんと離れるのをさみしがったくらいです。生まれてからはもちろん、自営業で多忙のなかでも、在宅ワークなのをいいことにちょくちょく休憩を入れては、娘を眺めていました。 私も娘がかわいくて仕方がなかったので、親バカ対決のようなことをしていた覚えがあります。娘の初めての寝返りやハイハイなど、成長の喜びも共有していました。夫との付き合いは学生のころからだったこともあり、私はすっかり、娘に対する気持ちは夫も私も同じ、と思い込んでいたのです。 幼稚園に入園して委員に立候補娘が幼稚園に入園してすぐの保護者会で、委員を決めることになりました。人見知りな性格なので勇気がいりましたが、思い切って立候補しました。というのも、なかなか決まらない空気に耐えかねて、思わず手を挙げてしまったのです。でも、立候補したことを後悔はしていませんでした。委員をすればわが子の園での様子がよくわかる、と聞いていたからです。 大変なときもあるかもしれないけれど、園での娘の様子を報告できるし、夫も応援してくれるだろうと思っていました。でも、委員になったことを伝えたとき、夫はいい反応をしませんでした。 委員としての時間が家事に影響するように委員の会議や作業は基本的には保育中でしたが、時期によっては家での作業が発生することもありました。委員をやるからにはしっかり役に立ちたい!と思う私は、力が入りすぎてしまうこともあったかもしれません。 ただでさえ、娘が幼稚園に預けているときに帰宅できない日は、家事が滞りがちなのですが、娘の寝たあとなど、普段なら残りの家事をする時間に委員の作業をしてしまうこともありました。でも、今は仕方がない。それが娘のため、ひいては娘を溺愛している夫のためでもある、と思っていたのです。 習い事のお手伝いも引き受けたら…そんなある日、娘を習い事に送っていったところ、発表会の当日楽屋でお手伝いをしてくれる保護者が足りなくて先生が困っているという話を聞きました。このお手伝いも、娘の様子を間近で見られるというもの。もともと困っている人を放っておけない性格である私は、「よかったらやりますよ」と申し出ました。 それを夫に伝えたところ、急に不機嫌になり、「これ以上やるの?」と言ったのです。それまで口に出して言われなかったので気づかなかったのですが、ここのところ家事が疎かになりがちなことを、夫は不満に思っていたようでした。 私は、育児に関することを頑張ることは夫のためでもあると思っていたし、ワンオペ育児で家事も育児もすべて任されていたので、多少好きにやらせてもらってもいいだろうと思っていました。でも、育児に関する考え方はパパとママでは全然違うということに気付かされました。これからは、小さなことでもきちんと話し合ってから決めようと反省した出来事です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年06月30日